注意事項
・モバPはのクズ度は普通くらい





モバP（俺の名はモバP。超凄腕プロデューサーで、12人ものアイドルを一度にプロデュースしている）

モバP（今日は担当アイドルの木村夏樹と工藤忍、他部署のアイドル何人かが出演する音楽ロックライブの泊りがけの引率をしている」

モバP（宿泊宿の温泉は男湯、女湯、混浴の3種類。俺はなんとしても混浴に入るため、子供のように駄々をこねている最中だ……）

モバP（だってよぉ……担当アイドルと裸の付き合いをしてこそのプロデューサーだろ？こんなチャンスをスルーできるわけがねぇ）

モバP（プライド、プロデューサーとしての尊厳、全て捨ててでもこいつらと温泉入ってやるぜ！）


モバP「なあいいだろ忍に夏樹よぉ！？混浴は水着着用だし恥ずかしくねぇって！！」ﾊｧﾊｧ

夏樹「おいおい、アタシらアイドルだぜ？炎上しちまうよ」

紗枝（他部署）「うちらは先に女子風呂へ入るどすえー」

周子（他部署）「がんば周子ー」

忍「あっ！？待って紗枝ちゃん周子さん！置いて行かないで！？助けて！！」

モバP「俺は自分を曲げねぇよ！！夏樹、忍頼む！！俺と混浴入ってくれ！」

忍「うぅ……混浴はさすがに恥ずかしいよぉ……」ｶｧｱ

夏樹「ぶれない姿勢はロックだとは思うけどさ……」

モバP「忍！熱出した時俺が看病したろ！？その時身体拭いてやったの忘れたか！？」

忍「えええええ！！！？初耳だよ！！！熱出して意識なかったアタシに何してんの！？」

モバP「夏樹！！お前俺を自宅に招いた時裸も同然で出迎えてくれたろ！？忘れたのか！？」

夏樹「あれは家だからだよ。公然の場ではさすがにそんなことしないって」

モバP「やだやだやだやだ！！！混浴入るもん混浴入るもん！！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀｼﾞﾀﾊﾞﾀ

忍「もぉ、勘弁してよプロデューサーさん……」

夏樹「はぁ、仕方ねえ、腹括るしかないか……」







モバP「………」ﾆﾔﾘ

混浴


モバP「うへへへ……」ﾋﾞﾝﾋﾞﾝ

夏樹「こっち見んなよ、今のアンタ、ロックの方向性間違えてるぜ」

忍「うぅ～、水着とはいえ恥ずかしすぎる……どうかあんまり人いませんように……」


ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

忍「あれ？誰もいない？」

夏樹「ほんとだな。混浴だからてっきり男で溢れてるのかと思ってたぜ」

モバP「今日のために混浴貸し切りにしてんだよ」ｷﾘｯ

夏樹「おいおい、駄々をこねる前にそれを先に言ってくれりゃまだ潔く腹くくれたのにさ」

忍「よかったー……これならまだプロデューサーさんのセクハラを我慢すればいいだけだからマシだよ……」

夏樹「ふぅー、秋を独り占め、とまでは行かないけど、仲間と入る温泉もまた違った魂のシャウトがあるね」

忍「夏樹ちゃん、冷静だね……アタシは心臓バクバクしてるよ……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

モバP「どれどれ……」ｻﾜｯ

忍「きゃっ！！？もぉ！！胸触ってこないで！！」

夏樹「裸の付き合いとまでは行かねぇけど、プロデューサーさんとはそれなりに長い付き合いだからな。もう慣れたさ」

モバP「そんなこと言って、俺と混浴入るの期待してたんだろ？」ｻﾜｯ

夏樹「んっ……期待はしてねぇけど、こうなるんじゃないかって予想はしてたよ……」

モバP「まぁでも、混浴入りたいってのは俺の私情だが、お前らをねぎらいたい気持ちは本当だぜ？」ｻﾜｻﾜ

夏樹「ははっ、胸触りながら言っても説得力も欠片もねーな」

忍「そうだよ！セクハラ反対！断固反対！」

モバP「まぁまぁ、そう言うなって。俺はセクハラで愛情表現してんだよ」

モバP「身体での付き合いがありゃ心も繋がるってよく言うだろ？」ｻﾜｻﾜｻﾜｻﾜ

夏樹「アンタとはハートは繋がってるとは思ってるけどさ、セクハラのおかげじゃないぜ？」

忍「そうだよ……ちゃんとアタシたちのこと真剣に考えてプロデュースしてくれてるから。じゃなきゃ訴えてるよ……」

モバP「ま、ともかく、夏樹も忍もお疲れさん」ｷﾞｭｯ

夏樹「……ま、たまにはアンタの道に付き合ってやるのも悪くないか」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

忍「うん……プロデューサーさんも、いつもありがとうね……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

モバP「いやー、茨城はいいところだな。最高の思い出になったぜ」

夏樹「そうだろ？都会のレールでは少し劣るけど、それでもアタシのロックを育ててくれた大切な土地さ」

夏樹「忍も、気に入ってくれたか？」

忍「もちろん！混浴で恥ずかしいけど温泉も気持ちいいし、景色もいいし」

モバP「ライブも大成功したしな」

忍「夏樹ちゃんのギター、相変わらずかっこよかったな～」

夏樹「おう、ありがとな。忍の歌声にも熱い魂を感じたよ」

モバP「お疲れ様のボディータッチもはかどるぜ」ｻﾜｻﾜ

忍「きゃっ！もぉ……下はダメだよ、プロデューサーさん♡」

夏樹「アンタもぶれねぇな……」

モバP「夏樹、忍、ちんこ洗ってくれよ」

忍「やだ」

夏樹「無理」

モバP「そんなこと言わずにさぁ～見てくれよこのイキり勃つエベレストをよぉ～水着越しだけどビンビンだぜ？」

夏樹「うわっ！！やめろ！！そんなもん向けてくんな！！」

忍「きゃあああ！！！最っ低！！せっかくいい雰囲気で3人でライブの感傷に浸ってたのに！！」

モバP「そう言うなってｗそうだなぁ、どっちの顔にちんこ押し当てようかなーｗ」

夏樹「すまねぇ忍、犠牲になってくれ！！」ｽｯ

忍「あっ！！夏樹ちゃんひどい！！アタシを盾にしないでっ！！」

モバP「オラッ！！忍っ！！これが俺のロックだっ！！！」ｸﾞｲｯ

忍「きゃあああああっ！！！夏樹ちゃん覚えてろー！！」

モバP「オラオラっ、逃がねぇぞ忍～ｗ」ｸﾞｲｯｸﾞｲｯ

忍「ひえぇえええ！！プロデューサーさんなんかと混浴入るんじゃなかった！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

夏樹（すまねぇ忍、アタシはいまのうちに身体を洗ってくるぜ……）

モバP「おっと、逃がさねぇって言ったろ？夏樹」ｶﾞｼｯ

夏樹「ひっ！！？」

モバP「オラオラっ！！ちんこビンタの舞だっ！！！」ﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝｯ

夏樹「おわあっ！！！やめっ、そんなロックは受け入れられねぇって！！！」

忍「………」ｽｯ

夏樹「し、忍……？」

忍「夏樹ちゃんの裏切り者ーーーー！！」ｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｮ

夏樹「ぎゃぁああ！！ごめんっ！ごめんっ！！アタシが悪かったからっ！！」

その頃、都内のマック


李衣菜「……………」ｽﾞｰﾝ

きらり「李衣菜ちゃん落ち込んでるにぃ☆」

李衣菜「……温泉ロックライブ……行きたかった……ステージでエアギターしたかった……」ｽﾞｰﾝ

杏「いーじゃん、少し多めにお休み貰えたって思えばさ」

李衣菜「よくないよぉ……なつきちが行ってるのに、せっかくのロックな舞台だったのに……」

李衣菜「なんで私じゃなくて忍ちゃんなんだよぉおお！！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

きらり「李衣菜ちゃん、そんなにナゲット食べたらお腹壊しちゃうゆ？」

李衣菜「うっ！！！ナゲットが喉にっ！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

きらり「にょわっ！！たいへんたいへーんっ！はい、李衣菜ちゃん、コーラ！！」

杏「まったくもう困ったもんだね李衣菜にも」ｽﾏﾎﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

杏「ん……？」


杏（まとめサイトに面白そうなリンクがある……なになに？茨城の「出劣捨旅館」の女湯生中継？）


杏「ねえきらり、李衣菜。夏樹と忍ちゃんのライブ会場の旅館ってどこだっけ？」

きらり「えっと……どこだっけ？きらりわかんなーい☆」

李衣菜「確か出劣捨旅館って名前だったような……」

杏「え……」ｽﾏﾎﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

杏「あ、出劣捨旅館の女湯の状況がストリーミング配信されてる……」

きらり「にょわっ！？」

李衣菜「え……？もしかして今日のやつ……？」

杏「うん、今日のやつだ、リアルライブらしいし。これプロデューサーに伝えておいた方がいいよね」

その頃、出劣捨旅館

モバP「ふぅ、いい湯だった」ﾂﾔﾂﾔ

夏樹「温泉でガラにもなくはしゃいじまったよ」ﾎｸﾎｸ

忍「どっと疲れたよ……プロデューサーさんがあそこまでゲスな大人だったなんて……」ﾎｸﾎｸ

モバP「ははっ、忍だって夏樹にコチョコチョしてたじゃねーか」

夏樹「そうだぞ忍、裏切りはロックじゃねーよ」

忍「先に裏切ったの夏樹ちゃんじゃんー！」ﾌﾟﾝｽｶ

モバP「ん？李衣菜から着信がきてんな」

夏樹「あー、だりーの奴、最後までこのライブに行きたいって言ってたからな」

忍「今日のプロデューサーさんみたいだったよね、李衣菜ちゃん」

モバP「もしもし、李衣菜、どうした？何かあったか？」

李衣菜『大変！大変だよプロデューサーさん！出劣捨旅館の女湯がライブストリーミングで配信されてる！』

モバP「ファッ！！？」

夏樹「おいおいだりー、そんなバレバレな嘘……」

李衣菜『ほんとなんだよ！！今URL送るから！なつきちも忍ちゃんも女湯に入っちゃだめだよ！！』

夏樹「URL、これか……」ｽﾏﾎﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

忍「うわっ！！ほんとに女湯が映し出されてる……」

夏樹「おいおい、しゃれになってねーよ。こんなゲスいことする奴本当にいるんだな……」

忍「あっ、女湯にいる人がこっちに気付いたよ！？」

夏樹「景色が変わった、カメラを持っていた奴が逃げたのかね」

忍「ていうか、アタシたち女湯に入ってたらこの画面に映し出されてたのかな……」ｻｧｰ

夏樹「考えて見ればそうだよな……やべぇ、一気にのぼせ上った気持ちが冷めちまったぜ……」ｻｧｰ


モバP「……まさか、本当に盗撮犯がこの旅館にいるとはな」

夏樹「！！？」

忍「え？プロデューサーさん、もしかして知ってたの？」

モバP「……知ってたってわけじゃないけど、お前らがここの旅館でライブするのはこっちが告知してたから、盗撮には充分注意するよう上から言われてたんだよ」

モバP「でもさ、もし女湯で忍や夏樹が盗撮や暴行されたら手の打ちようがないだろ？俺は女湯に入れないし……」

夏樹「じゃ、じゃあアンタ、もしかして……」

モバP「ああ、お前らが女湯に入らないよう、わざわざ混浴を貸し切りにして人芝居打って駄々をこねたんだよ」ﾆﾀｧ

忍「プ、プロデューサーさん……！」

忍「ご、ごめんプロデューサーさんっ！！アタシ、プロデューサーさんが変態だから混浴に入りたいって駄々こねてたのかと……」

夏樹「アタシもだ、全然気づかなかった……すまねぇ、プロデューサーさん……！」

モバP「いいんだっ！！お前らが危険の可能性があった女湯に入らなかっただけで、それだけでいいんだっ！！」ｷﾞｭｯ

忍「プロデューサーさん、やっぱりすごいよ……アタシたちのこと、ちゃんと考えてくれてたんだね……」ｷﾞｭｯ

夏樹「ああ、アンタがアタシのプロデューサーで本当によかった、背中を任せていてよかった……」ｷﾞｭｯ

モバP「とりあえず女湯盗撮犯が捕まるのはもう時間の問題だろう、とりあえず部屋に戻ろ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

モバP「それでもやっぱり防犯上の意味で危険はあると思うから、今日は俺もお前らの部屋で寝るぞ？」

忍「うん……ありがとう、プロデューサーさん……♡」ｷﾞｭｰ

夏樹「そうだな、なんだかんだで、アンタが一緒だとアタシも安心するよ……♡」ｷﾞｭｰ






モバP「ﾆﾔﾘ」

モバP（女湯が盗撮されてることなんて予想できるわけがない）

モバP（俺はとにかく夏樹と忍と女湯に入りたかったがために、死ぬ気で駄々をこねたんだ……）

モバP（でも、たまたま盗撮犯が現れてくれたからよかったぜ……俺が担当アイドルを守るって名目上で混浴に入りたかったのだとこいつらに思わせることができたんだからな）

モバP（おかげで夏樹と忍と同じ部屋で寝れる。ここいらでこいつらを本気で堕として……フヒヒっ……）

モバP（これは神が俺にプレゼントしてくれたチャンスだ。ありがとう！盗撮犯さんっ！！）

モバP（今日、俺は夏樹と忍で童貞を捨てるっ！！！）







夏樹と忍は今回のことを受けてモバPをさらに信用するようになり、この日、モバPに処女を捧げた。
モバPは性の悦びを知りプロデューサーとして一皮剥けたのであった。
半年後、夏樹と忍をはじめ担当アイドル全員をトップアイドルへと導くのだが、それはまた別のお話。

終わりです。


なつきちSSR化おめでとう！忍にもいい感じのSR来てめっちゃ嬉しいです！！
最初はなつきちだけのSS書いてたんですがSRが忍ってことに気づいて慌てて忍も突っ込みました。気づけてよかった。
なつきちも忍も好きですよ。混浴に入ってちんこ押し付けたりイチャイチャしたりしたい……とりあえず読んでくださりありがとうございました。


過去作直近5つです


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