【デレマス】輝子「智絵里ちゃんたちとの、秋の一幕……」 (12)

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ガチャ
奈緒「おはようございまーっす」

輝子「あ、奈緒さん……。お、おはよう」

智絵里「奈緒ちゃんおはよう」

奈緒「なんだよ二人とも、並んでこたつに入って」

輝子「ど、読書の秋…フヒッ」

智絵里「プロデューサーさんのオススメを二人で見てるの」

奈緒「ふーん。あたしにも後で見せてくれよ」

智絵里「もちろんっ」

奈緒「んじゃあたしは比奈さんに借りたラノベでも読むか……」

輝子「こ、こっちも…いいな」

智絵里「うん、可愛いよね」

奈緒「~~♪」

輝子「お、おぉう……フヒィ」

智絵里「やっぱり凄いね……」

奈緒(二人とも、タブレットで何読んでるんだ? つか、さっき見るって言ってたな)

輝子「あ、これは…昔の、だな……」

智絵里「だねー」

奈緒(昔の? なんかの写真集、とか?)

智絵里「輝子ちゃんはどっちが好き?」

輝子「わ、わたしは1枚目だな……。この、ニッとした笑顔が…いいっ」

智絵里「私は2枚目かな。ほんのり照れが残ってる笑顔が可愛いし、お腹がセクシーだよ?」

輝子「た、確かに。でも、こ、甲乙付けがたい…ぞ」

奈緒「なぁ、さっきから何を見て、る……っておおぉぉぉぉいっっっ!!」

輝子「フヒャアッ!?」

智絵里「ど、どうしたの奈緒ちゃん?」

奈緒「どうしたはこっちのセリフだよっ! なんであたしの昔の衣装の写真見てるんだよっ!!」

智絵里「えっとね、これは今度発売する予定の写真集から奈緒ちゃんの部分だけをピックアップしたの」

輝子「し、親友に何か面白い本が無いか聞いたら、このタブレットを貸してくれて…な」

奈緒「~~~っっっ!!!?」

智絵里「な、奈緒ちゃんも一緒に読む?」

奈緒「読むかんなもーーんっ!!!!」

輝子「も、勿体ない……」

奈緒「ほら、とっととプロデューサーに返してこい!」

智絵里「はーい……」

奈緒「どんだけしょぼくれるんだよ」

輝子「智絵里ちゃんは奈緒さんのツッコミ大好きだから…な」

奈緒「嬉しくねぇ」

智絵里「た、ただいま」

奈緒「おう、お帰り」

智絵里「奈緒ちゃん、ゴメンね?」

奈緒「いいって。元はと言えばプロデューサーの悪ふざけなんだろ?」

輝子「ち、ちょろい……」

奈緒「聞こえてるぞー」

輝子「フヒッ!」

奈緒「お、焼き芋の屋台だ」

智絵里「ほ、ほんとだね」

輝子「め、珍しい……な」

奈緒「なぁ、お金出しあって買わないか?」

智絵里「うんっ」

輝子「だ、誰が行くんだ?」

奈緒「言い出しっぺだしあたしが行くよ」

智絵里「じゃ、じゃあ私お茶を淹れておくね?」

奈緒「おう、頼む。んじゃ行ってくるわ!」

輝子「い、いってらっしゃい……」

5分後

奈緒「ただいまー」

智絵里「お帰りなさい奈緒ちゃん」

輝子「い、いくらだった?」

奈緒「それがさ、行く途中にプロデューサーに芋買うんだって話したらお金くれたんだよ」

智絵里「プロデューサーさん、太っ腹だね」

奈緒「まぁプロデューサーの分も買えってことだったんだけどな。んで、おっちゃんがオマケしてくれたから1人1本あるぞ!」

輝子「ち、ちょっと多い…な」

智絵里「うん…1本は多いよね」

奈緒「そっかぁ。んじゃ半分に割って食べるか。余った分はプロデューサーに渡してさ」

智絵里「そうだね」

奈緒「んじゃ割って、と。あちちち」

輝子「火傷には…気を付けて」

奈緒「おう。はい、輝子の分」

輝子「さ、サンキュー……フヒッ」

奈緒「で、こっちが智絵里の分」

智絵里「ありがと」 

奈緒「んじゃ、いただきまーす」

智絵里「いただきます。あむっ、……甘くて美味しいね」

輝子「だ、だな」

奈緒「レンチンじゃこの味は出せないよなぁ」

輝子「い、芋と言えば……」

智絵里「言えば?」 

輝子「手、手の甲でオナラの音って出せる……?」

奈緒「あぁ、これだろ?」ブゥッ

智絵里「うわぁ、奈緒ちゃん上手! わ、私なんて…」ピゥゥ

奈緒「なんだよその音! そんなのまで可愛いのかよ智絵里は」

智絵里「わ、わざとじゃないよ?」

輝子「ふ、2人とも…ちゃんと音出るんだな……」

奈緒「てことは輝子は出せないのか?」

輝子「う、うん。……ほら」フヒュウ

奈緒「ちゃんと口付けてるか? ほら、こんな感じで」ブウゥッ

輝子「わ、私は肉が無いから、な」

奈緒「いや、関係無いだろ」

輝子「奈緒さんみたいに…ムチムチしてたら音も出るの、かな」

奈緒「そこまでムチムチなんかしてねーよ! 輝子がコツを掴んでないだけだって」

輝子「じゃ、じゃあ私の手の甲で音を出せる……か?」

奈緒「おうとも。ちょっと失礼するな」

ブゥッ カシャッ

奈緒「……なんだ今の音?」

智絵里「…撮っちゃった♪」

奈緒「はぁ?」

輝子「な、奈緒さん…。今の格好、どう見える……?」

奈緒「どうって……、輝子の手を取って甲に口を付けて、音…を……ってまさか!?」

智絵里「奈緒ちゃん、輝子ちゃんにキスしてるみたい…」

奈緒「おぉぉぉいっ!! 何やってんだよ!!!」

輝子「だ、大成功……フヒッ」

奈緒「お前もグルかよっ!」

智絵里「奈緒ちゃんが買いに行ってる間にじゃんけんしたの」

奈緒「したの、じゃねーよ! 今すぐ消せっ!!」

智絵里「いやっ」

奈緒「なら力ずくで……!」

輝子「させない…ぞ!」

奈緒「離せ輝子ぉぉぉ!」

智絵里「ご、ご馳走さまでしたっ!」

奈緒「逃げるな智絵里ぃぃぃ!!」

智絵里「輝子ちゃん、後で絶対に送るからね!」

輝子「た、頼んだ……!」

奈緒「結局こうなるのかよぉぉ!!」

奈緒の写真集(仮)、焼き芋、逃げる智絵里で
芸術、食欲、スポーツの秋はコンプリート出来たはず。
SGC(シャイニングゴッドチェリー)をよろしく。
それでは失礼します。

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