【FGO】幻想郷【東方】 (23)

???-和室(正午頃)

巫女服の少女『くそっ、このままだとジリ貧じゃない。なにか良い考えはないの?』

胡散臭い少女『無茶言わないでちょうだい。こんなおかしな状況でぽいぽい名案が湧くほどぶっ壊れキャラしてないわ』

巫女服の少女『いやいや、あんたは誰もが認めるぶっ壊れキャラでしょ! 無理でも何か捻り出しなさいよ!』

胡散臭い少女『自分と同レベルのぶっ壊れを何体も相手に出来るほどのぶっ壊れじゃないって意味よ。そりゃあ、あれが一、二体ならなんとかなるけれど? 七体は流石に、ねぇ……今の全勢力で挑んでも良くて皆殺し、最悪の場合は…………』

巫女服の少女『ちょっ、そこで黙んじゃないわよ!余計怖いじゃない!』

胡散臭い少女『そう喚かないでちょうだい。全く。あれの力を見くびって対応が遅れたのは認めましょう』

胡散臭い少女『しかし。秘策連発とは行かないけれど、手は打ちました。塵も積もればなんとやら。まずは些細な、けれど取っておきの嫌がらせから始めましょうか』ニヤリ

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カルデア-食堂(朝)

ぐだ「いやー、おか……エミヤの料理はいつも美味しなあ」モグモグ

マシュ「はい、今日のフレンチトーストもとっても美味しいです。今度作り方を教えてもらってもよろしいでしょうか、おか……エミヤ先輩」モグモグ

エミヤ「君たちの間では私をオカンと呼ぶのが流行っているのか?……何はともあれ、口に合ったようで何より。レシピは特別難しいものでは無いし、いつでも教えよう。マシュならすぐに作れるようになれるだろう」

マシュ「でしたらエミヤ先輩のお暇な時にでも教えて下さい」

ぐだ「じゃあ俺も教えてもらおうかなー」

エミヤ「マスターも?」

ぐだ「日本に帰ったらいずれ自炊しないといけなくなるからね」アハハ

エミヤ「なるほど。であれば、今日のお昼にでも二人で来ればいい。特別何かやることがあるという訳でもないだろう?」

ぐだ「んーそうだね。じゃあそうしようかな。ね、マシュ」

マシュ「はい、ではお昼に食堂に集合ということでよろしいでしょうか」

エミヤ「構わないよ」

ぐだ「ふぅ、ごちそうさまでした」

マシュ「ごちそうさまでした」

エミヤ「お粗末様。皿は私が下げよう」カチャカチャ

ぐだ「ありがとうエミヤ。マシュはこれからメディカルチェックだっけ?」

マシュ「はい、先輩はお部屋に戻られますか?」

ぐだ「特に何もすることないし、そうだね」

マシュ「では、お昼前にまた伺いますね」

ぐだ「オッケー」

マシュ「それでは行ってきます、先輩」ニコッ

ぐだ「行ってらっしゃーい」ノシ

ぐだ「エミヤー、俺一回部屋に戻るよ。お昼楽しみにしてるねー」

エミヤ「了解した。ああそれと」

ぐだ「?」

エミヤ「食事の後にすぐ横になっては駄目だぞ、マスター。身体に悪いからな。特に最近は……」ペラペラ

ぐだ「よし、戻ろ」

エミヤ「……何も予定がないなら昼までに軽い運動をおすすめ、ってマスター?」マスターイナイ

エミヤ「なんでさ」(´・ω・`)

カルデア-マイルーム(10時頃)

ぐだ(この本面白いなー)ペラッ

ぐだ「…………」ペラッ

ぐだ「…………ふふっ」

ぐだ「…………」ペラッ

ぐだ「…………」ペラッ

ぐだ( ̄□ヾ)ファ

ぐだ(うーん、少し眠くなってきちゃったな。マシュが来るまでまだ時間があるだろうし、少し横になろう)

ぐだ「…………」zzz

『あなたはこれから危険な目に遭うでしょう。ですが、幻想郷を守るためにはこれしかないのです』

ぐだ「…………ぅんん」zzz















???『ミ ィ ツ ケ タ ァ』

カルデア-管制室(正午頃)

ホームズ「さて──」

ホームズ「常々、ミスターセキノには昏睡癖でもあるのではと思ってはいたのだが……」

ダ・ヴィンチ「ホームズ」

ホームズ「ほんの冗談だよ。沈みきった空気を少しでも和らげようという、私なりの気遣いだったのだけどね」

ダ・ヴィンチ「今回の件に関して言えば冗談を言っている暇は無いと思うんだけど?それとも、君には我らのマスターがどうにかなったのかもう分かっているのかな?」

ホームズ「……残念ながら、サッパリだよ。昏睡状態であれば話が早かったんだけれどね。レイシフトの記録は無し。監視カメラの映像を見ても、彼は部屋から出たようには思えない」

ホームズ「ああ、本当に。昏睡してくれていた方がまだマシだったんだけれどね。まさか──」

ホームズ「カルデア内から綺麗さっぱり消えてしまうなんて。これは所謂、神隠しと言うやつなのかな?」

ダ・ヴィンチ「…………」

ホームズ「彼が何らかの事件に巻き込まれたのは確かだろう。が、通信が通じない今、私達にはどうすることも出来ない。出来ることと言えば、彼が自力で助かることを願うぐらいだ」

取り敢えずここまで。昼頃にまた投下します。書き溜めをしていないのでゆっくり進行です

???-森(正午)

ぐだ「!?」ガバッ

ぐだ「……」キョロキョロ

ぐだ(ここは一体……。確か部屋で眠くなったから横になっていたら、女の子の声が聞こえてきて、それで……)

???「ようやくお目覚めのようですね」

ぐだ「?」キョロキョロ

???「こちらですよ」ポンポン

ぐだ「うわぁ!」

???「あらあらまあまあ、そんなに驚かなくてもいいでは無いですか。今まで貴方を守っていたのは私ですのに」

ぐだ(着物の、女の子?)

ぐだ「君は一体? ここは? 守っていたというのはどういう……」

着物の少女「今起こっている異変の事をご存知でない? 随分と幸せな辺境に住んでいたのですね」ハテ

着物の少女「まあいいでしょう。それでは手短に説明を……おや、いい所に来てくださいましたね」フリカエル

影のような何か「────」ケタケタケタ

ぐだ「!?」

ぐだ(あれはシャドウサーバント? いや、でもあれは何かが違う、ような……)

着物の少女「ではあれを使って説明しましょう。出来損ないをいくら消費したところであの子も怒らないでしょうし」

着物の少女「万が一何かがあってはいけないので、私の後ろにいて下さい」

着物の少女「間違えて貴方まで殺してしまうかもですから」ニヤリ

影のような何か「────」

着物の少女「ふぅ、危なげなく勝利ー」ワーイ

ぐだ(何が起きたんだ?影がこちらに数歩近づいただけで、動かなく……この子はサーヴァントなのか?)

着物の少女「と、こういう事なのです」

ぐだ「どういうこと!?」

着物の少女「ですから。現在進行形で、幻想郷はあの影のようなモノに侵略されているんです」

着物の少女「本来であれば異変解決は博麗の巫女の仕事なのですが、あれは今結界の維持で手一杯の状態ですから」

ぐだ(分からない言葉だらけで頭が痛くなってきたぞう!)

ぐだ「……」グダオハコンランシテイル

着物の少女「どうかしましたか?」

ぐだ「……一つ聞いてもいいかな」

着物の少女「はい、なんでしょう?」ニコニコ

ぐだ「君はサーヴァントなの?」

着物の少女「………………そうですか貴方が」ボソボソ

ぐだ「?」

着物の少女「……いえ、お気になさらず。コホン。はい、その通りです、カルデアのマスター。クラスはアサシン。名は西行寺幽々子。どうか気楽に……」ニコニコ

幽々子「幽々子ちゃんとお呼びください」ニコニコ

幻想郷-何処かの森(数分後)
徒歩にて事情説明中

幽々子「……と、幻想郷の成り立ちと大まかな地理の説明は以上です」

幽々子「それにしても、まさか貴方がカルデアのマスターだったとは。召喚された時から会ってみたいと思っていたんですよ」

ぐだ「俺のことを知ってるの?」

幽々子「ええ」ニコッ

幽々子「人類最後のマスターにして、人理救済を成し遂げた者。事細かに、という訳ではありませんが、召喚時に貴方の状況はある程度与えられています」

ぐだ「そうなんだ。そう言えば幽々子ちゃんって日本人?」

幽々子「はい、正真正銘の日本生まれ。小野小町も裸足で逃げ出す大和撫子です」エッヘン

ぐだ「えーと、西行寺幽々子なんて歴史上の人物は聞いたことが無いんだけど……失礼だけど、幽々子ちゃんはどうやって英霊に?」

幽々子「なるほど、道理で先程から距離があると思っていたのです。立香様の警戒も当然の事、そこまで申し訳なさそうにしなくても大丈夫ですよ」

幽々子「ええ、私は本来英霊になれるような存在ではありません。詳しくは分からないのですが、私は幻想郷でのみサーヴァントとして現界することができるようです」

幽々子「」前、私の周りでは多くの人間が死んでいきました。どんなに健康な者も、私と関わると突然死んでしまうのです。この呪いのような力のせいで、人間の里どころか幻想郷中で恐れられていたので、その事で召喚されるのに必要な条件をギリギリ満たしたのではないか、と私は考えています」

ぐだ「……ごめん、嫌な事を思い出させたね」

幽々子「…………ふふっ、立香様はお優しい方なのですね」

ぐだ「そ、そんな事ないよ」アセアセ

幽々子「いいえ、そんな事あるんです。貴方が世界を救えた理由が分かったような気がします」

ぐだ「それは、サーヴァントの皆が力を貸してくれたからだよ」

幽々子「その方達も優しい立香様だから力を貸したのだと思います」

ぐだ「そんな褒めても何も出ないよ?」アハハ

幽々子「私は思ったままを言っているだけですよ」ニコッ

今日はこれだけになります。すいません。一応1日1レスはするつもりです

ぐだ「それにしても襲って来たあの影はなんだったの?」

幽々子「それは私にも分かりません。ただ一つ言えることは、あれが幻想郷で起こっている異変の原因だということです」

ぐだ「でも、そこまで強くなかったよね。とても幽々子ちゃんの言う異変?、の原因になるとは思えないけど……」

幽々子「あれは雑魚ですから。あれとは比べ物にならないような強さの影が七体いるんです。それらが弱い影達を率いて異変を起こしているようです」

ぐだ「七体も……被害はどれだけ出てるの?」

幽々子「人間の里や妖怪の山は既に陥落しています。人も妖怪も、あれらは皆殺しにしようとしているようです。現在は生き残りが有力な者の元に集まり抵抗しているようです。今向かっているのもその者達の拠点の一つなんですよ」

ぐだ「そうなんだ。少しでも無事ならいいけど」

幽々子「それは……そうですね。ええ、その通りです」

ぐだ「?」

幽々子「………………」

ぐだ「幽々子ちゃ」

幽々子「静かに」

ぐだ「?……あれは、人間?」

幽々子「いいえ、あれも影達です。格が上がるほど輪郭がハッキリとして来るのです」

ぐだ「そうなの? 普通の人っぽいけど」

幽々子「目を凝らして見てください。輪郭が少しぼやけて見えるでしょう」ブゥン

ぐだ「言われてみると、確かにそうだね」

幽々子「私には少々手が余りますね。死に誘う程度の能力と言っても限度がありますから」

ぐだ「それじゃあ迂回しよう」

幽々子「ええ、そうですね」








幽々子「何ともお早い登場ね、紫」ボソッ

ぐだ「それにしても襲って来たあの影はなんだったの?」

幽々子「それは私にも分かりません。ただ一つ言えることは、あれが幻想郷で起こっている異変の原因だということです」

ぐだ「でも、そこまで強くなかったよね。とても幽々子ちゃんの言う異変?、の原因になるとは思えないけど……」

幽々子「あれは雑魚ですから。あれとは比べ物にならないような強さの影が七体いるんです。それらが弱い影達を率いて異変を起こしているようです」

ぐだ「七体も……被害はどれだけ出てるの?」

幽々子「人間の里や妖怪の山は既に陥落しています。人も妖怪も、あれらは皆殺しにしようとしているようです。現在は生き残りが有力な者の元に集まり抵抗しているようです。今向かっているのもその者達の拠点の一つなんですよ」

ぐだ「そうなんだ。少しでも無事ならいいけど」

幽々子「それは……そうですね。ええ、その通りです」

ぐだ「?」

幽々子「………………」

ぐだ「幽々子ちゃ」

幽々子「静かに」

ぐだ「?……あれは、人間?」

幽々子「いいえ、あれも影達です。格が上がるほど輪郭がハッキリとして来るのです」

ぐだ「そうなの? 普通の人っぽいけど」

幽々子「目を凝らして見てください。輪郭が少しぼやけて見えるでしょう」ブゥン

ぐだ「言われてみると、確かにそうだね」

幽々子「私には少々手が余りますね。死に誘う程度の能力と言っても限度がありますから」

ぐだ「それじゃあ迂回しよう」

幽々子「ええ、そうですね」










幽々子「貴女にしてはお早い登場ね、紫」ボソッ

幻想郷-妖怪の森(ぐだと同時刻)

チャイナドレスの少女「本当にこちらなのですか?」

胡散臭い少女「ええ、確かにこの辺りのはずよ。クソっ、結界の維持に気を取られて、介入を許すなんて!」

チャイナドレスの少女「確かに普段の貴女なら考えられませんね。まあ、それだけ状況が切羽詰まってるってことですか」

胡散臭い少女「確かにサボり魔の貴女に手を借りるくらいには切羽詰まってるわね」

チャイナドレスの少女「……なんなら、その並行世界から連れてきたっていう人間は放っておけばいいじゃないですか。何も出来ないただの人間なのでしょう?」

胡散臭い少女「確かに彼自体は無力よ。彼は英霊を束ね、世界を救ったことがある。その事実は私達にはとても重要なことなの。貴女に説明しても分からないでしょうけど?」

チャイナドレスの少女「そう噛み付かないで下さいよ。でしたら私達も……」チラッ

胡散臭い少女「……何よ?」

チャイナドレスの少女「天下のスキマ妖怪も、本当に切羽詰まっていると見えますね」

胡散臭い少女「だから何なのよ!」

チャイナドレスの少女「あれを」ユビサシ

胡散臭い少女「……人間の、足跡」

チャイナドレス「ええ、しかも二つですね。見たところ男と女。辺りに漂う匂いは人間のものだけですが……」

胡散臭い少女「ええ、今になって気づいたわ。この辺りの妖気がとても濃い。これは……」

チャイナドレス「どうやら貴女のご友人に先を越されたようですね」

胡散臭い少女「……足跡はまだ新しい。急ぎましょう。手遅れになる前に……」

書くのが遅くてすまない。会話が不自然ですまない。
今日はここまでです。

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