【ゆるキャン△】リン「ラジオでも聴くか」 (26)

・ゆるキャン△SS

・原作準拠

・キャラ崩壊注意

・分かる人には分かるネタ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1525524455

――本栖湖キャンプ場――

リン(ここでキャンプするのも久しぶりだな、原付の免許とってから遠出ばっかりしてたし・・・)

リン(夜の富士山か、確かに良い眺めだよな)

リン「・・・ラジオでも聴くか、知ってる番組もやってないし適当に・・・」

~~♪

??『みなさんこんばんは、週末いかがお過ごしですか?』

???『先週に引き続き、今週も生放送でお送りしてます。しかも今週はついに・・・』


リン「ん?なんかこの声聞き覚えが・・・」


??『おぉっとその話はタイトルコールの後で』

???『そうだった、という訳で!』

???『千明と』

??『恵那の』

千明・恵那『『オールナイトツカぽ~~ん!!』』


リン「はぁ!?」

リン「え、何?本当にあの二人?」


千明『えー、という訳で今週も始まりました、千明と恵那のオールナイトツカぽん』

恵那『この番組は本栖高校をキーステーションに』


リン「学校からかよ」


恵那『本栖湖周辺一局ネットでお送りしてます』


リン「超ローカルじゃねぇか、キー局もなにも無いだろ」


千明『いや~しかし今週はついにあの人がゲストに!』

恵那『ねー、ついにだよ。楽しみにしてた方も多いんじゃないでしょうか』

千明『では紹介・・・』

恵那『の前に、まずは一曲』

千明『引っ張んのかよ』

恵那『まあまあ、えーラジオネーム“ビール大好き”さんのリクエストで、Jackson5のI Want You Back』

千明『なぜそのチョイス』

~~♪

リン「なんだこれ、なでしこ知ってるかな」ポチポチ

リン「・・・既読もつかないな、寝てる時間じゃ無いと思うけど・・・」


恵那『さて、お待たせしました』

千明『本日のゲスト、あの!各務原なでしこさんでーす!』

なでしこ『か、各務原なでしこです』


リン「お前も出てんのかよ!」


千明『いやぁついにあのなでしこさんが登場したわけですが』


リン「どのなでしこだよ」


なでしこ『よ、よろしくお願いします・・・』

千明『おやぁ、なでしこさん緊張してますねぇ』

なでしこ『うん、ラジオとか初めてだし』

恵那『そんななでしこちゃんの緊張を解すために用意したお菓子があります』

なでしこ『えっ、お菓子!?』

千明『北欧のお菓子でアルミサッシとかいうグミだ』

恵那『サルミアッキね』


リン「おいそれ・・・」

なでしこ『へぇー、いいの?食べても』

千明『いいぞぉ~、遠慮なくいってくれ』

なでしこ『いただきま~す』パクッ

なでしこ『・・・』モグモグ

恵那『ど、どお?』

なでしこ『うん、おいひいよ』ムグムグ

千明『えっ?』

恵那『えっ?』


リン「えっ?」


なでしこ『えっ?』

恵那『あれっ?世界一不味いお菓子って聞いてたんだけど・・・』

なでしこ『えっ?ほーなの?ちょっとクセがあるけどおいひいよ』ムグムグ

恵那『おかしいなー、ネットでゴムタイヤみたいな味って書いてあったんだけど』パクッ

千明『まぁネットの情報なんてあてにならないって事だな』パクッ

恵那『ふぐっ!』

千明『んがくっく!』

なでしこ『ど、どーしたの?』

千明『ちょっとクセどころかクセしかないだろこれ!』

恵那『見た目もゴムタイヤだったけど味もゴムタイヤだよゴムタイヤ食べた事無いけど!ガッちゃんでも食べないよ!』

千明『例えが古いぞ』

リン「自爆したか、というか凄いななでしこ」


千明『はぁ、酷い目にあったぜ・・・気を取り直しておたより行くか』

恵那『そだね、えーっとメールでいただきました、ラジオネーム“大きいほうの仔犬”さん』

恵那『“千明さん、恵那さん、なでしこさんこんばんは、毎月楽しく聴いています”』

千明『いや毎週やってるから、なんで四回に一回しか聴いてないんだよ』

恵那『“今回はあのなでしこさんがゲストということで、楽しみでしゃっくりが止まりません”』

千明『どんな体質だ』

恵那『“なでしこさんは最近山梨に引っ越して来たそうですが、引っ越しの時のエピソードなどあったら教えて下さい”だって』

千明『なるほど』

恵那『あ、あと追伸“三人とも頑張ってなぁ~”だそうです』

千明『最後に正体を明かしていくスタイルww』


リン「これ犬山さんだろ、おもいっきり身内じゃねぇか」


千明『だそうだが、浜松から引っ越して来たんだっけ?』

なでしこ『うん、浜名湖の近く』

恵那『エピソードって事だけど』

なでしこ『うーん、エピソードかぁ・・・あ、そうだ、浜松にいた頃ね、天気が良いと遠くに小さく富士山が見えたんだ』

千明『ふむ』

なでしこ『でね、山梨に引っ越して来る途中でおっきい富士山が見れるかなって楽しみにしてたんだけど、助手席で寝ちゃって見れなくって・・・』

恵那『清水のインターの辺りかな?身延道入っちゃうと山で見えないよね』

なでしこ『で、見れなかったってお姉ちゃんに言ったら、本栖湖まで行けば千円札と同じ富士山が見られるって言われて自転車で見に行ったんだけど』

千明『引っ越し当日にか』

恵那『行動力あるなぁ』

なでしこ『でも本栖湖に着いたら富士山曇っててやっぱり見れなくて、疲れてベンチで寝てたら真っ暗になっちゃって遭難しそうになっちゃって・・・』

千明『そうなのか』

恵那『そうだったんだ』

なでしこ『・・・』

千明『・・・』

恵那『・・・』

なでしこ『うん、そうなn
千明『はい、次のおたよりー』ガシッ

なでしこ『』ムグッ

恵那『今度はお葉書で、ラジオネーム“ラシーンドライバー”さんから』

恵那『“こんばんは。毎週楽しく拝見しています”』

千明『いやラジオだから』

恵那『“千明さんの変顔はいつ見ても最高ですね”』

千明『えっ?何、ほんとに見てんの?』キョロキョロ

恵那『“冗談はさておき”』

千明『心臓に悪いわ』

恵那『“実は私の飼っている犬の事で相談があります”』

なでしこ『わんこ?』

恵那『“物凄く食い意地が張っている子で、目の前に食べ物が有ると際限なく食べてしまいます”』

恵那『“以前食べ過ぎて太った時は無理やり運動させて痩せさせたのですが、このままではまた元通りになってしまいます。どのようにしつけたらいいかご意見を聞かせて下さい”だって』

千明『なるほど、犬飼ってるといえば恵那だけど』

なでしこ『あ、ちくわ!この前ゲストで出てたよね』


リン「ゲストで出たのか!」


千明『あれは盛り上がったよな』

なでしこ『神回だったよねぇ』


リン「どんなだったかすげぇ気になる」


恵那『うーん、しつけかぁ。ちくわ良い子でいうことよく聞くし、あんまり手間かかんないんだよねー』

千明『なでしこ的にはどうだ?』

なでしこ『えっ私?えぇっと、やっぱり食べ過ぎちゃうのはその子にも良くないし、心を鬼にして厳しくした方が良いんじゃないかな』

千明『うむ、なるほど』ニヤッ

恵那『あー、ごっめーん!私お葉書読み間違えてたあ(棒)』

千明『えー何やってんだよお(棒)』

恵那『さっき“私の飼ってる犬”って言っちゃったけど、“私の妹”の間違いだったー♪』

なでしこ『えっ』

千明『おいおい頼むぜぇ~☆』

なでしこ『ちょ、ちょっと見せて・・・これうちの住所・・・っていうかこの字お姉ちゃん!?』

千明『はい、という訳でなでしこの姉ちゃんは厳しくしつけてやるように』

恵那『本人了承済みだよ』

なでしこ『え、えぇっ!?』


リン「完全にハメられてるな」

リン「・・・メール送ってみるか」ポチポチ


千明『さてそろそろ』

恵那『そだね、次のコーナ・・・え、メール?これ読めばいいの?・・・おぉっとこれはww』

千明『どうした?』

恵那『えー、ラジオネーム“ソロキャンプ中”さんから』


リン「え゛っ」


恵那『“こんばんは、二人がラジオやってるの知らなかった。あとなでしこいじられすぎ”って事だけど・・・』

千明『ラジオネームがこれでこの文面、知ってる人だな』

恵那『知ってる人だね』


リン「まさか読まれるとは・・・」


なでしこ『えっ、まさかこれリ
千明『おっとぉ、なでしこストップ!』ガシッ

なでしこ『』ムグッ

千明『迂闊に個人名を出すなよ~』

恵那『そうそう、個人情報的なアレはちゃんとアレしないとアレだよ』


リン「ざっくりすぎるだろ」

千明『あ、でも聴いてるとなると次のコーナーどうする?』

恵那『あぁー、どうしよっか・・・やめとく?』


リン「?」


なでしこ『えっ、あのコーナーやらないの?』

恵那『そっか、なでしこちゃん楽しみにしてたもんね』

千明『人気コーナーだし、やっぱやんないわけにもいかんだろぉ』

恵那『だね!ってわけで』

千明『“しまりんのカッコいいとこカワイイとこ”のコーナー!』

なでしこ『わ~~~♪』


リン「はあぁああぁぁっ??!ちょ、え、な、何だよそのコーナー!?」


恵那『やー、やっぱやっとかないとねー』

なでしこ『毎週楽しみにしてたから、参加できてうれしいよぅ』

リン「いや、ちょ、待てっておい!」ピッ プルルル


恵那『じゃあ早速・・・え、何?今度は私のスマホ?・・・ブフッ、リンから着信ww』

千明『マジかww、マイク付けて持ってくるスタッフマジ有能、おい繋げ繋げ』

恵那『もしもしリンー?どーしたの?』

リン『どーしたの?じゃないわ!何やってんだよ!』

恵那『え、ラジオ』

リン『じゃなくて今のコーナーだよ!』

恵那『えーこのコーナーは、時にクール、時にかわいいリンの魅力を、余すところなくお伝えしていくコーナーです』

リン『コーナー始める風に説明すんな!』

恵那『なでしこちゃんこのコーナーの大ファンなんだよ』

千明『それどころかネタの提供もしてくれてるしな!』

なでしこ『えへへ///』

リン『今照れる流れじゃ無いだろ絶対!』

千明『グッズも人気だぞ』

リン『グッズまであんのか!さっきのざっくりな個人情報云々はどこ行ったんだよ!』

千明『安心しろ、島根ワイナリーのゆるキャラ“しまりん”のグッズだからその辺は問題ないぞ』

リン『逆に詐欺にならないかそれ!?』

千明『わかったわかった、今週で終わりにすっから』

リン『当たり前だ、・・・ん?今週?』

恵那『じゃあ今週で最後ということでとっておきの奴を・・・』

リン『おいやめろ』

恵那『中学二年の夏の話なんだけど』

リン『おおぉぉいぃ!ば、コラ、マジでやめろぉぉぉ!』

恵那『あはは、ごめんごめん』

リン『はぁ・・・はぁ・・・まったく』

千明『どんな話なんだ・・・』

なでしこ『恵那ちゃん、後で教えてね』ヒソヒソ

恵那『こっそりね』ボソボソ

リン『おい聞こえてるぞそこぉ!』

千明『あ、そうだ、せっかくだししまりんも番組参加してってくれよ』

リン『はぁ?なんで私が』

千明『いやぁ最近リスナーがボケ倒すようになっちゃって、あたし一人じゃツッコミきれないんだわ』

リン『人を勝手にツッコミ要員にするな』

千明『いーじゃん、どうせ聴きながら色々ツッコんでたんだろ?』

リン『・・・』

千明『沈黙は肯定ということで良いな?次のおたよりだけでいいからさ』

恵那『なでしこちゃん・・・』ヒソヒソ

なでしこ『え、うん・・・リンちゃん、一緒にラジオやろうよ!』

リン『う、・・・ま、まぁいいけど』

千明『チョロいな』

恵那『チョロいね』

リン『黙れお前ら』

恵那『ちょうどメールが来たって、えーとラジオネーム“小さいほうの仔犬”さんから』

千明『・・・あぁ』

恵那『“恵那さん、ゲストのなでしこさん、しまりんさん、あとまな板メガネこんばんは”』

千明『喧嘩売ってんのかオラァ!お前よりはあるわ!』

恵那『“小学生相手に張り合うとか悲しいまな板メガネですね”』

リン『おい先読みされてるぞ』

千明『くっ、あいつ今度会ったら泣かす』

恵那『“今回はあのなでしこさんだけでなく、しまりんさんまで参加されるということで、嬉しくてしゃっくりが止まりません”』

リン『またか』

千明『だからどんな体質だよ』

なでしこ『しゃっくりには柿のヘタを煎じて飲むと良いんじゃよ』

リン・千明『『田舎のおばあちゃんか』』

恵那『おぉハモった、“しまりんさんはよくソロキャンプをされるそうですが、夜外に一人で居て怖く無いですか?何か恐怖体験などあったら教えて下さい”だって』

なでしこ『夜一人って確かに怖いよねぇ』

リン『いや、慣れてるし別に』

恵那『恐怖体験とかって』

リン『それも別に・・・・・・、四・・・いやアレは・・・』

千明『なんか有ったか?』

リン『え、え~っと、そうだな・・・本栖湖でキャンプしてたら知らない女が泣きながら追いかけて来たことが・・・』

なでしこ『えっ!なにそれ怖い!』

リン『お前だよ』

なでしこ『あ、あの時の?』

恵那『さっき言ってた遭難しかけた時だね』

なでしこ『そうn
千明『しまりんが助けてやったのか?』ガシッ

なでしこ『』ムグッ

リン『暗くて怖くて帰れないって言うし、スマホ
も忘れた上に引っ越したばかりで家の番号も分かんないとかって・・・』

千明『このポンコツ感』

リン『結局お姉さんの番号覚えてたから、私のスマホでかけて迎えに来てもらったんだよね』

なでしこ『リンちゃんのおかげで助かったんだぁ、カレーめん分けてもらったし、なんか頼れるオーラが溢れててカッコよかったっていうか』

リン『なんだよそれ///』

千明『あれ、結局しまりんのカッコいいとこの話になってね?』

恵那『ホントだ。・・・え、曲行かないと?結構押してるんだって』

千明『しまりんが乱入してきたせいだな』

リン『私が悪いみたいに言うな』

恵那『ラジオネーム“日本酒大好き”さんのリクエストでShiney Daysです』

千明『しまりんはここまでか』

恵那『リンありがとねー』

なでしこ『じゃあねぇ~リンちゃん』

~~♪

恵那「いやーありがとね、リン」

千明「おかげでめっちゃメールが来てるぞ」

リン「はぁ、なんで私まで・・・何なんだこの番組、というかさっきのコーナーのこt
恵那「あ、CM明けちゃうからまた今度ねー」

リン「おい」

なでしこ「リンちゃん、キャンプ楽しんでねぇ」

リン「すでに大分乱された気がするんだが・・・」


千明『さて、次のおたよりは?』

恵那『ラジオネーム“もっと大きいほうの仔犬”さんから。“拝啓、寒さの緩む季節となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか”』

千明『・・・おおぅ』

恵那『“9時前には眠くなる老体に鞭打って毎週拝聴しております”』

千明『つっこみにくいわぁ~』

恵那『“最近、孫がスーパーでアルバイトを始めたのですが、しっかりやれているのか、心配でしゃっくりが止まりません”』

千明『・・・・・・遺伝したの眉毛だけじゃないのか』

恵那『“皆様のアルバイトでの出来事等お聞かせ願えますか?”だって』

千明『色々気になったがあえてスルーするとして』

恵那『うん』

千明『恵那となでしこ一緒にアルバイトやってたよな』

恵那『年末年始の郵便局のやつね』

なでしこ『一緒は一緒だけど私は配達で恵那ちゃんは仕分けだったから、仕事は別だったよね』

恵那『室内で出来る仕分けの仕事は早い者勝ちになっちゃうからね』

なでしこ『でも配達も楽しかったよ~、途中にかわいいわんこが居たし』

千明『恵那は今バイトしてないのか?』

恵那『うん、休みの日はごろごろしてたいし』

千明『怠惰な奴め。なでしこは次のバイト始めたんだよな』

なでしこ『おそばやさんでね、みんないい人だし楽しいよ』

恵那『それは良かったねぇ』

なでしこ『あとまかないも美味しいし』

千明『やっぱりそれか』

なでしこ『でもねぇ、帰る途中でみのぶまんじゅう売ってるからつい買っちゃって』エヘヘ

千明『あぁ~、これはなでしこの姉ちゃんに頑張って貰わなきゃだな』

なでしこ『はっ!?そーだった!』

千明『本人の為にも厳しく、だったな』

なでしこ『ふぎゅう』

恵那『さてさて、そろそろ終わりになりますが・・・』

千明『もう終わりか、なんかあっという間だったな、しまりんの乱入もあったし』


リン「だから私のせいみたく言うな」


恵那『ゲストのなでしこちゃんどうでした?』

なでしこ『え、うん、楽しかったよ~』

千明『また来てくれよ』

なでしこ『うん!』

恵那『では最後の曲、ラジオネーム“ラム酒らいふき”さんのリクエストでふゆびよりです』

恵那『という訳でお相手は斉藤恵那と』

千明『大垣千明と、ゲストの』

なでしこ『各務原なでしこでした』

千明・恵那・なでしこ『『『また来週~』』』

~~♪

リン「終わったか、・・・結局何だったんだこの番組」

ヴーッヴーッ

リン「ん?着信・・・もしもし」

千明「あ、もしもしリン?来週末って暇かー?」

リン「・・・全力で断るっ!」

――end――

以上になります

書いてから気付いたのですが、リンちゃんはスマホでラジオ聴いてるから、ラジオ聴きながら電話かけれないような・・・
ま、まぁ細かいことは気にしないってことで

ちなみにサルミアッキのくだりは、以前書いたSSがまとめサイトに載った際に「なでしこならサルミアッキ食ってもおいひい!と言ってくれそう」とコメントがついたのて、まんま使わせていただきました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom