二宮飛鳥「き、キミのハートを狙い撃ち……だぞ?」 (10)

心「ついに戻ってきたあああぁぁ!!」

梨沙「うわびっくりした! なによ急に」

心「正月太りで微妙に増えてた体重が元に戻ったの!」

梨沙「正月って……もう4月も終わりよ? ていうか、そもそも太ってるようには見えなかったけど……」

心「………」

心「梨沙ちゃん、ひとつ大事なことを教えたげる♪」

梨沙「なに?」

心「オトナのオンナは……グラム単位の体重の変化を見逃さないんだぞ☆」

梨沙「マジ?」

心「マジ。本気と書いてマジ」

梨沙「そうなんだ。だったらアタシも体重に敏感にならないとね!」

心「ま、梨沙ちゃんは細いからもっと食べたほうがいいと思うけどね♪」


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ガチャリ


飛鳥「おはよう」

梨沙「23グラム増えてる!」

飛鳥「わ、びっくりした。突然なんだ」

心「あてずっぽうに答えるのはなしだぞ~」

梨沙「あ、あてずっぽうじゃないし! 乙女の勘だし!」

心「それをあてずっぽうって言うのよん♪」

梨沙「ぐぬ」

飛鳥「よく理解らないけど、今日もふたりは元気そうだね」

心「はぁとは無事にフェーズ1にたどり着いたからねぇ」

飛鳥「フェーズ1?」

梨沙「ダイエット成功したんだって」

飛鳥「へぇ。じゃあ、フェーズ2は?」

心「トップアイドル☆」

梨沙「一気に飛びすぎでしょ! フェーズ2で終わってない?」

心「いやいや、フェーズ2の先もちゃーんとあるよ?」

飛鳥「あるんだ」

心「ね、プロデューサー?」

P「はい?」←デスクで作業中

心「ねっ! ねっ! フェーズ2の先もはぁととプロデューサーの道は続いていくもんね♪」

P「は、はぁ……心さんがあるって言うなら、あるんじゃないですか?」

心「よし言質とった」ボソリ

P「今怖いこと言いませんでした!?」

梨沙「アタシにとってのフェーズ3は総理大臣かしら」

飛鳥「キミもキミで段階飛びすぎだと思うよ」

心「まあ、なにはともあれ! はぁとも日々進化してるってこと♪」

心「この前の撮影で、また一段と色気出せるようになった気がするし! うふん♪」

梨沙「この前のって、あの魔法使いの?」

飛鳥「秘匿された洋館に住む魔法使い……写真を見せてもらったけど、ファンシーな雰囲気の中に妖艶さを感じたよ」

心「迷い込んだアナタのハートを即ゲッチュ……どう? なかなか決まってるっしょ☆ オトナならではのせくすぃー☆」

梨沙「むむ。アタシだって前にやった怪盗役でファンのハートをわしづかみしたんだから」

梨沙「出会った瞬間アナタはもう盗まれているわ! このアタシに……ハートをね♪」キュピーン

心「おー、やるじゃん♪」

梨沙「でしょ♪」

心「はぁとも梨沙ちゃんも、殺し文句をうまく使っていかないとね♪」

心「てことで、あとは……」チラ

梨沙「あとは……」チラ

飛鳥「なぜボクを見る」

梨沙「だって、ここまで来たらねぇ?」

心「飛鳥ちゃんのオトコを撃ち抜く殺し文句、聞いてみたーい♪」

飛鳥「いきなり言われてもな……」

心「ほらほら、実験台のプロデューサー連れてきたから」

P「ちょっと、俺まだやることが……」ズルズル

梨沙「飛鳥の演技の幅を広げるチャンスよ?」

P「あぁ、なるほど」

飛鳥「おい、簡単にほだされるな」

心「はい、飛鳥ちゃんどーぞ☆」

飛鳥「……仕方ないな」

飛鳥「………」

飛鳥「き、キミのハートを狙い撃ち……だぞ?」

飛鳥「……待て、今のはナシだ。やり直しを要求する」

梨沙「言う側が照れてどうするのよ」

心「勇気出していこーぜ☆」

P「結構きゅんときたな……」

梨沙「って、意外と効果ある?」

心「プロデューサー、こういうのが好みなんだ……メモっとこ」

飛鳥「狩らせてもらおう、キミの心臓を!」

梨沙「殺し文句っていうか普通に息の根止めそうなセリフね」

翌日


飛鳥「………っ、このっ!」

梨沙「あっ、あぶなっ! セーフセーフ……あぁぁぁ! セーフ!」


心「おっ、梨沙ちゃんレースゲームすると自分の身体も傾くタイプだな~?」

梨沙「勝手に動いちゃうのよっ!」グワングワン

飛鳥「よし、抜いた!」

梨沙「あーっ、あと少しでゴールなのに!」

飛鳥「フッ、今回はボクの勝ち……なっ!?」

心「あ、バナナで滑った」

飛鳥「誰だこんなところにバナナを置いたのは!」

梨沙「アンタ一周前に置いてなかった?」

飛鳥「ボクか……!」

梨沙「その隙にゴール!! アタシの勝ちね!」

飛鳥「くっ……コンピューターにも抜かれて5位か」

心「楽しそうだね♪」

梨沙「最近飛鳥がレースゲームにハマってるらしいから、アタシも付き合ってたの」

飛鳥「なんとか勝率は5割以上をキープしているけれど……なかなか難しいな」

梨沙「そのうち勝率も逆転しちゃうかも~?」

心「飛鳥ちゃん、レースゲーム苦手な感じ?」

飛鳥「あえて正直に言うが、うまくはない」

梨沙「あえなくても正直に言いなさいよ」

心「そっかそっか♪ じゃ、はぁとが一肌脱いてあげる!」

飛鳥「え?」

心「完成☆ アスカ・シン二人羽織☆」

梨沙「飛鳥の後ろからハートさんが手を伸ばしてサポートする感じね」

飛鳥「逆にやりづらいだろう、これ」

心「まーまー、やってみなくちゃわからないって♪」

飛鳥「まあ、一度くらいならいいけど」

梨沙「じゃあスタートするわよ」ポチ

心「はぁとにおまかせ♪ 本物の車の免許だって持ってるんだから♪」

飛鳥「それは頼もしいことだね」

心「感情がこもってないぞー、14歳」カチカチ

飛鳥「………」

心「見よ、この華麗なドリフトを☆」

梨沙「わ、攻めるわね」

飛鳥「………」


ボインボイン


飛鳥(背中から弾力の圧迫を感じて集中できない……)

飛鳥(この人、スリーサイズを公表していないけれど……やはり大物だ)

心「ん、どしたの飛鳥ちゃん?」

飛鳥「その……当たってる」

心「? トゲゾー?」

飛鳥「ゲームのほうじゃなくて」

心「……あぁ! いいじゃんこのくらい、減るもんじゃないし♪」

飛鳥「そ、そういうものなのか……?」

心「あててんのよ☆してもいいくらいだし」

飛鳥「む……か、寛容だな。心さんは」

心「だって女の子同士でしょ?」

飛鳥「いや女の『子』ではないだろう」

心「なんでそこだけ冷静にツッコむかな~かわいくないぞ14歳!」

梨沙「どうでもいいけど、漫才やってる間に芝生に突っ込みそうになってるわよ」

心「いいのいいのいつも運転してる時こんなもんだし♪」

梨沙「え、そうなの!? 危なくない!?」

心「プロデューサーははぁとの運転する車乗ったことあるよね? 感想どうぞ☆」

P「できれば一生助手席に縛り付けておきたいと思いました」

心「それって愛の告白? いやん☆」

P「頭スウィーティーですか」

飛鳥「ちょっと心さん、逆走してる! スティックから手を離してくれ!」

梨沙「なーにやってるんだか……って、ああ!? 誰よこんなとこにバナナ置いたの!」

梨沙「アタシだ!!」

飛鳥「自己解決が早いね、梨沙」



その後


梨沙「うーーーん!! 疲れた! でも楽しかった!」

心「かなり白熱したね~♪ こんなにゲームしたの久し振り♪」

飛鳥「楽しんでもらえたのならよかった、のかな」

心「飛鳥ちゃん、なんだかんだで最後の方はうまくなってたんじゃない?」

飛鳥「誰かさんの密着指導のおかげかもしれないね。ただ、上達具合で言えば梨沙の方が上かな」

梨沙「アタシ?」

飛鳥「あぁ。ボクはある程度このゲームに慣れていたけれど、キミは違うだろう」

梨沙「ま、やるからには勝ったほうが面白いしね。だから全力でやったわ!」

飛鳥「ふふっ。そうやって、なんにでも一生懸命になれるのはキミのいいところだ」

飛鳥「たとえるなら、そう。宝石のように純粋で、光煌めく心の持ち主だ、キミは」

梨沙「ほ、宝石……」

心「あれ? 梨沙ちゃん照れてる?」

梨沙「て、照れてないし!」

飛鳥「フッ、可愛いな」

梨沙「あ〜〜もう!!」

翌日


梨沙「それでアタシは思ったのよ。『飛鳥は意識してない時の方が殺し文句にキレがある』ってね」

ありす「わかります。私も以前、『ありす』という名前について1分以上褒めちぎられたことがありますし」

梨沙「うわすごっ。やっぱり天然タラシね、飛鳥は」

ありす「タラシですね」

晴「タラシだな」

梨沙ありす「アンタ(あなた)は人のこと言えないでしょう!」

晴「え、なんで?」


おしまい

おわりです。お付き合いいただきありがとうございます
飛鳥にタラシされたい気持ちはあります

シリーズ前作
モバP「的場さんは思春期」

などもよろしくお願いします



飛鳥なら狙撃銃で狙い撃ちできるだろうが

心さんなら散弾銃、ネネなら対戦車ライフル、梨沙なら対艦ミサイルを使いそう

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