【安価】魔法少女 (110)

とある過去のスレの提供でお送りします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520608662

オリキャラを募集します
下を埋めて書いて下さい。なお極力避けたいのですが、調整や修正が入る事がありますがご了承下さい



【名前】
漢字を使う場合ふりがなを書いて下さい

【年齢】
12~18まで

【武器】
複数扱うこともできますがその分練度やスペックが下がります

【性格】
性格でスペックは変わりません

【容姿】
身長や髪型、その他特徴

【交流】
キャラクター同士の交流の設定です
まず、交流可/不可を書いて下さい
その後に、他の魔法少女との交流があれば書いて下さい(ただし、『交流可』となっているキャラクターのみ)
姉妹等の設定も可とします

【名前】覇浪 鬼帝(はなみ きてぃ)
【年齢】17
【武器】拳、木刀
【性格】猫っぽい、ツンデレ(9:1)
【容姿】目つきが鋭く茶髪を赤いリボンでサイドポニーに纏めている
普段着はスカジャン姿

【名前】
坂崎 焔(さかざき ほむら)
【年齢】
12
【武器】
格闘(炎めいた紅蓮のオーラを纏わせた徒手空拳)
【性格】
明朗闊達、考えるより先に行動するタイプ。ボクっ子
妹思いな優しいお姉ちゃんだが、やたらとお姉ちゃんぶりたがる背伸びしたがりな一面も
【容姿】
茶髪ショート、動きやすい服装を好む
戦闘時には髪色が燃え上がるような紅蓮へと変わる
【交流】
交流可
明るく人懐っこい性格から友達は多い



【名前】
坂崎 海(さかざき うみ)
【年齢】
12
【武器】
特になし(戦闘は苦手)
彼女と手を繋いだ者は肉体の自然治癒力が高まり、大抵の傷はすぐに癒えてしまう
【性格】
やや気弱だが、他者の痛みがわかる心優しい性格
【容姿】
焔とは鏡で写したように瓜二つ
魔力を行使している際は髪色が大海を思わせる青に変わる
【交流】
交流可
引っ込み思案な性格で、自分から知らない人に話しかけようとしない


一人で二人投稿するのが反則でしたら、焔のみでお願いします

書き忘れてた…
年齢とかでわかるとは思いますが、焔と海は双子の姉妹です(焔が姉)

ええ…二連続同値は凄いね

以外の…選択肢の中から選ばれたのかな?
それとも投稿キャラ全体かな?まあそれはおいおい明かされるか


今更だけどsageとるぞ
別にsagaで進行するのは強制じゃないが


選ばれなかった子もチョイ役とかで出たりするのかな
期待

本日も22時ころから再開します


>>65
ご指摘ありがとうございます

それでは始めます。

【誰かの古い記憶】


「…」

「わたしの、たいせつなともだち…」

「たったひとりの…わたしのともだち…」

「どうして、どうして…」


「しんでしまったの…?」


「つらいよ…あいたいよ…」

「ずっといっしょだって、やくそく、したのに…」

「…」

「…ゆるせない」

「わたし、みつけてみせるから。──をころしたひとを、かならず…!」

【第1章 選択】


今でも変身するたび、初めての時を思い出す。
湧き上がる力に対する高揚感、恐怖をかき消す勇気、自分が人でなくなっていくような恐怖。それら全てが、今もこうして体を駆け巡る。

変身を終え、戦いの前の瞑想をしていると私のパートナーから声をかけられた。


「村正ー、今日はどうすんの?お説教どおり、お行儀よく2人でブチのめす?」

千景「…」

「…村正?」

千景「…」

「シカトすんなし」ペシッ

千景「あたっ」


結界に入る前はいつも瞑想をしているのに、このバカパートナーは全く学習しない奴だ。それとも、ワザと邪魔をしてるのだろうか?

視線で文句を付けるが、きょとんとして私の返事を待っている。
放っておいていいことはないので、瞑想を諦め相手をしてやる事にした。


千景「別にどっちでも…あっでも今日は幹部達はこっちに見回りには来ないはずだし、別々でいいんじゃないかしら?」

「あっそうなの?じゃ、あたしは学校側のほういくね」

千景「わかったわ。頑張ってねはなみん」

覇浪「はなみん言うなし。じゃ行くわ」


そう言うと覇浪は行動を開始し、あっという間に姿を消した。それにしても、いつ見ても素早いな…

準備も整っているので、私の方も行動を開始する。
今日はどんな奴が相手かな、と想像しながら結界の中へと入っていった。

結界へのアクセスには2~3分ほど時間が掛かる。これは何でも複数の階層で構成されているからだそうだ。…これがゲームなら、ローディングに時間かかりすぎだって文句をつけているところだ。

魔法少女は原則として、ペアでの戦闘を義務付けられている。これはもちろん、魔物との戦いが危険であるからだ。

しかし、私と覇浪はそれぞれこの町で最強。いや、魔法少女全体で見ても最上位クラスなのだ。それこそ、幹部達にだって負けないだろう。

なので私たちは、最上位クラスの二人が固まって一緒に戦うのは非効率だと考えて、バラバラで戦っている。先日の幹部達からのお説教はその件だ。

あれこれ考えているうちに結界へのアクセスが完了した。早速ゲートを開き、中の魔物を探す。

結界は、発生地点から数キロの範囲の姿をコピーして、別空間に作り出す仕組みのものなので、結界の中はあまり外とは景観が変わらない。


千景「…」キョロキョロ

千景「…あっいた」


今回の魔物は…低級のカニに似た姿のヤツだった。本気を出さなくても一撃で倒せるだろう。オマケにこちらに気づいていない。

私は、特に作戦を立てることはせず、一気に接近した。


魔物「…!」

千景「…」スパッ


刀の一閃で、魔物は生命活動を停止した。…いや生き物かどうかはよくわからないけど。
刀には汚れ一つ付かず、その美しい刃を光らせていた。


パチパチパチ…


刀を納め、結界から出ようとすると、遠慮がちな拍手が聞こえてきた。…嫌な予感がする。

「いやぁいつ見てもお見事ですこと」

千景「…」

「…その『うわぁ…』っていうお顔やめていただけます?」

千景「神楽坂はどうしてここにいるのかしら?」

神楽坂「…はぁ、相変わらず年上に敬語も使えないのねぇ」

千景「年上に見えない」

神楽坂「お黙りなさい!」


神楽坂霧子…本部で幹部を務める3人の魔法少女の内の一人である。私たちに目をつけている。
いいとこのお嬢様…らしい。

私をキッと睨みながら、コツコツと足音を立ててこちらに歩いてくる。顔立ちが可愛らしいので、威厳はない。少し面白い。


神楽坂「…」フンス

千景「…ンフ」

神楽坂「あっ!今笑いましたわね!私を見て笑いましたわね!」

千景「いやっ…笑って、ない」

神楽坂「ぐぬぬ…まぁ?この神楽坂霧子は寛大ですからねぇ?いいでしょう!べ!つ!に!」

神楽坂「それより!困るんですけどねぇ?先日指導したばかりなのに、決まりを破っていただいては!」

千景「はぁ…」

神楽坂「他の娘達にも示しがつきませんのよ?あなた達はお強いのですから、自覚を持った立ち振る舞いをして頂きたいですわねぇ~?」

千景「…お説教の為に、予定変更をしてまでここに来たのかしら?」

神楽坂「お説教はついでですわ。本題は…あなた個人への任務ですわ」

千景「私個人への?」

神楽坂「そうですわね。まずは、事案の概要を説明しなくてはいけませんね」

千景「はぁ」

神楽坂「魔物がこちらの世界に直接来られないのは、結界のおかげだということはもちろん知っていますわよね?」

千景「まあなんとなく」

神楽坂「魔物がこちらの世界に侵攻するには、結界を破壊するしかないのです。結界を破壊されれば当然、本部で感知しますわ」

神楽坂「しかし、先週、現実世界に魔物の存在を確認しましたの。結界を破壊された形跡は無いのに、ですわ」

千景「えっ」


現実世界に、魔物…?
にわかには信じられないが…


神楽坂「存在の確認された魔物は既に我々幹部の手で討伐済みですが、今回の事件はそれでは済む話では当然ありませんの」

神楽坂「…」

神楽坂「原因を追求する為、私達は、何度も検証を重ねて、あらゆる事態を想定してみましたが、考えられるのはただ一つだけになりましたわ」

神楽坂「それは、魔法少女による手引き、ですわ」

千景「…」

千景「…信じられない。それに、魔法少女が結界にアクセスした瞬間を狙えば破壊せず突破できるんじゃ無いかしら?」

神楽坂「それは無理ですわね。なぜなら結界は複数の階層から構成されていて、全てがオープンの状態になる事は構造上ありえないから、ですわ」

千景「じゃあ本当に?魔法少女が魔物に寝返ったと?」

神楽坂「…本部はそう判断していますわ。そして、貴女への依頼というのは…」

千景「その魔法少女を探すこと」

神楽坂「ご名答」

千景「…何故私に?本部では探さないのかしら?」

神楽坂「もちろん本部でも捜査致しますわ。何故貴女なのか?それは…」

神楽坂「高い実力、強い正義感、沈着冷静で高い判断力を有しているからですわ」

千景「…もし、私が断ったら?」

神楽坂「断るはずありませんもの。そんな心配はしてませんわよ」

千景「もちろん、これは機密事項なのよね?」

神楽坂「当たり前ですわ。パートナーである覇浪にも、ですわよ?」

千景「…」

千景「わかったわ。やれるだけやってみるけど、あまり期待はしないでほしいわね」

神楽坂「き!た!い!しているわ。近々また詳しい説明をしにきますわね。それでは、ごきげんよう」


そう言うと彼女は結界から出て行ってしまった。一人取り残された結界の中で、思慮を巡らせる。


千景(魔法少女の裏切り者を探せ、か。信じられないけど放っては置けないものね)

千景(…)

千景(やるしかないか)


半信半疑の心を抱えて、黒髪の魔法少女は帰路に着いた。

本日はここまでです。遅くまでお付き合い頂きありがとうございました。

次回から安価を出していきたいと思います。

本日22時ころから再開します

すみません遅刻ですね。
それでは始めます。

帰路に着いた私は、神楽坂霧子からの依頼について考えていた。とりわけ、依頼の他言無用…葉浪に対しても秘密にせよという点についてだ。

依頼をこなす上で、単独でやるよりも効率的だし、葉浪は他の魔法少女との交流が多いという点でも、葉浪がいた方がいいのは間違いない。問題は…


千景「…葉浪が今回の件の犯人という可能性、よね」


私達は単独で行動する事が多かった。当然、私は葉浪の行動を全て把握している訳じゃない。むしろ、単独行動の多さから、犯人である可能性の方が高いのかもしれない。


千景(…あれ?なにかしら。何か引っかかるわね。なんだろうこの違和感)



【自由安価】
千景が感じた違和感とは?
>>下3まで (ある程度時間が経っても埋まらなければ進行します)

本部は自分が犯人である可能性は考えていないのか?

違和感かぁ
覇浪じゃなくて葉浪になってることかな

という冗談はさておき、なぜ千景だけに話してその上覇浪には他言無用なのかってことかね
二人で動けって先日命令されたばかりなのにね
常識的に考えれば本部から見て千景はシロで覇浪はグレーもしくはクロ扱いって思うのが筋だと思うけど、だったら一言あってもおかしくないはずなのになぁ

勝手に決まりを破って別行動するような自分に依頼するのはおかしい。(少なくとも判断力が高いと評価する訳がない)

>>87
ご指摘ありがとうございます。
葉浪ではなく覇浪でした。すみません。


千景が感じた違和感とは?
一つ選んで下さい
1.>>85
2.>>87
3.>>88

>>下4まで、コンマの高いもの

すみません寝落ちです…
夕方ころから再開します。

それでは始めます

【安価2が選択されました】


千景(…そうだ)

千景(何故覇浪にも秘密にするのかしら?ついこの間、単独行動を咎められたばかりなのに?)

千景(確か、魔物の存在を確認したのは先週と言ってたわよね?多分指導されるより前の話のはず…)

千景(それに、私がシロで残りの魔法少女が全てグレーなら、本部の覇浪に対する考えを教えてくれてもいいのに…)

千景(…)

千景「どちらにせよ、今は慎重に行動する必要があるわね」


考えを巡らせていると、いつの間にか家についていた。疑問と違和感は止まないが、後日の詳しい説明を待って、今日のところは寝るとしよう。

そう思って、部屋のドアを開けると、ベットで覇浪が寝ていた。


覇浪「…スー…スー」

千景「はぁ、またか」


覇浪はたまに、勝手に私の部屋で泊まる。…毎回泊めている私はお人好しなのかも…?

 

千景(覇浪、か…)

千景(やっぱり話した方がいいのかしら?)


【安価】
覇浪に今回の依頼について話す?
1.話す
2.話さない

>>下3まで、コンマの高いもの
 

【話さない】


千景(…いや、やめておこう。今はまだ時期尚早よね)

千景「とりあえず…おきなさい!」ガバッ

覇浪「うぐっ!」ビクッ

千景「おはよう」

覇浪「…おは。おやすみ」

千景「待ちなさい。あなたこの間も泊まったばかりじゃないの」

覇浪「いいじゃんむらまさー。それより腹減った」

千景「ご飯までたかる気なのかしら…?仕方のない娘ね」

覇浪「いえーい!…あっと、そっちは誰か来た?」

千景「ん?ああ、私の方は神楽坂がきたわね。覇浪の方は?」

覇浪「あたしの方はくぐっち。なんかめっちゃ脅された」

千景「脅された?」

覇浪「うん。なんかいろいろ言ってた。全く、なんで単独行動なんかでそこまで怒るかね?そっちは?」

千景「…うん、同じ感じ」

覇浪「ふーん…あっ!そうそう、何かついでに頼みごとされたんだよね~」

千景「!」

千景「た、頼みごとって?」

覇浪「え?いやなんか新人の指導を任された」

千景「新人?」

覇浪「うん。…あれ?ってことは私達ペア解散?」

千景「そうなるのかしら?」

覇浪「う~ん…」

千景「どうしたのよそんな難しい顔して。もしかして、私と別れるの嫌?」

覇浪「そ、そんなんじゃないし!ってか村正はどうなんだよ!何も聞いてないの?」

千景「私は…そうね、特に新人の指導のことなんて聞いてないわね」

覇浪「あれ?そうなの?じゃあ村正は別の仕事任されるのかもね。次期幹部とか」

千景「それはないわよ」

千景「それにしても…あなたに新人の教育ねぇ」

覇浪「あんだよ?文句あっか?」

千景「いえ、適任かもと思って」

覇浪「え、そう?」

千景「意外に面倒見がいいし、空気も読めるし、厳しくできるしね」

覇浪「ふふっん!まぁ、あたしにかかればどんなゴミクズでもあっという間に強くなるよ」

千景「まぁ私が教えたほうがよく育つと重くけど」

覇浪「コミュ力低すぎてダメでしょ」

千景「ぐ…それより、ご飯食べるんでしょ?何か作るわよ」

覇浪「ハンバーグ!からあげ!」

千景「子どもか!」ペシ


その後、私はリクエスト通りハンバーグとからあげを作ってやった。こういう時は、一人暮らしで良かったと思う。
ご飯を食べて腹が膨れた覇浪は、さっさとシャワーをしてベットで寝てしまった。(片付けを手伝うという発想はないらしい)

家事も寝る支度も済ませた私は、ベットのど真ん中で寝ている覇浪を乱暴に端にずらして、布団に入った。


千景(…)

千景(やっぱり、こいつが犯人じゃない。全然証拠もないけど、なんとなくそう思う)

千景(いや…そうあってほしいと私が思っているだけか)

千景(詳細な説明を受けてからじゃないと、まだ何もできないし、考えるのはやめよう)

覇浪「…」


やはり、戦った後はどんなに楽勝でも疲れがでる。ほら今も…
意識が転がり落ちていくようだ…


千景「…」

 

今日はここまでにします。
全然安価出せませんでしたね…

お付き合いいただき、ありがとうございました。

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