【モバマス】楓さんで安価 二軒目 (228)

楓さんで安価をもらって書きたいと思います
エッチなのとグロいのはちょっと書けません……
皆さんの思う楓さんを教えてくださいな

二軒目だけど、まだまだ飲むよー

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517925181

やったぜ

よしきた

酔乙女の暖簾(シュランズ・ゲート)の選択か…乙

おつおつ

>>1
ベタ甘すぎたから口直し系楓さん期待

【モバマス】楓さんで安価
【モバマス】楓さんで安価 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515156470/)


一応、前スレ

>>7 ありがとうございます

二軒目ですが、変わらないペースでお付き合い頂ければ嬉しいです
私は今日も飲みながらまったり書きたいと思います
それでは>>11の楓さんどうぞー

猟師

異世界人

ミュータント

ガンマン

ミュータントな楓さんですか
ちょっと書いてみます

私はお酒が好きです

しょっちゅう飲んでいる印象があると思います

けれど、それは私の体質にも関係があることで

お酒を摂取しないと、私の本来の姿が出てしまうという問題があるから

私はお酒を飲まざるを得ないんです

あ、のん兵衛の言い訳とか思ってませんか? 

決してそのようなことはないです、ええ

あれはグラビア撮影の前日だったでしょうか

私もアイドルとしての意識はちゃんと持っているつもりです

飲みのお誘いがありましたが、私はお酒抜きということでお付き合いすることになりました

ああ、美味しいおつまみがあるのにお酒が飲めない……

そんな風に葛藤している時でした

いつもの居酒屋さんの前で、とても大きな音

まるで車が何かにぶつかったような音がしました

店にいた人たちが一斉に音がした場所へ向かいました

外へ出ると、乗用車が電柱へとぶつかっています

運転席に男性、そして助手席には女性

二人とも頭から血を流してぐったりとしています

車からは何かの液体が漏れていて、誰かがこういったのが聞こえました

おい、ガソリンが漏れてるんじゃないか? 引火したら大惨事だぞ、と

早く乗っている人を助けないといけない、そう思った時です

心臓が痛いくらい激しく鼓動して、私の体の内側から何か熱いものが沸き上がるのを感じました

それと体中に走る鈍い痛み……マストレさんの地獄の特訓をした後に筋肉痛

それを何倍にもしたような痛みが体を襲い、けれど、それは少しの間だけでした

痛みが消えた後は、体中に力が満ち溢れて今なら何でもできそうな気分です

助けないと……私の足は勝手に車へと近づいていきます

ドアは……開かない、ぶつかった衝撃でフレームが歪んでしまったのでしょうか

今は一刻を争う事態、私は思いっきり力を込めてドアを引っ張ると

がこんという音と共にドアごと引っこ抜いちゃいました

車を壊しちゃった……いえ、今は置いておきましょう

今は乗っている方を助けるのが優先です

「大丈夫ですか?」

私は声をかけますが、二人の反応はありませんでした

今はぬいぐるみくらいの重さに感じる二人をぽんぽんと外へ投げ出します

「川島さん、救急車を」

「ええ、わかったわ」

さすが川島さん、こんな時でも冷静です

「楓ちゃん、二人とも命に別状はないみたいよ」

「そう、ですか……よかったです」

川島さんの言葉を聞いて安心しましたが、私の中に疑問が一つ

一体私の体はどうしてしまったのか?

手の中にある車の残骸を軽く握ると、それは飴細工のようにくにゃりと形を変えます

私はそれを眺めて、体が震えているのを感じました

「体の調子がおかしい? 楓さん、今絶好調じゃないですか」

私が相談すると、プロデューサーは笑って一蹴しました

……もう、そういうことじゃないのに

期待いていた返事ではなくて、私が膨れていると

「火事場の馬鹿力ってやつじゃないですか? 表彰されるし、ニュースでも取り上げられるし、良いことづくめですよ」

そんなにプラス方面だけに考えられる貴方は凄いと思いますよ

「そうかもしれません、じゃあ失礼します」

プロデューサーに話をしていても埒が明かないと思った私は、気持ちを切り替えようと屋上へ向かいました



「おや、楓さんか」

屋上には飛鳥ちゃんが黄昏ていました

レザージャケットを着てますけど、寒くないのかしら

「ああ、この恰好か。おしゃれは我慢って言うだろう?」

「……そうね」

私の考えがばれちゃったのかな、この子は意外と鋭いのかも

「高い所は良いね、セカイが一段上がったみたいで気持ちが良い」

景色が良いってこと? このプロダクションのビルはそんなに高くないけど

「飲むかい?」

飛鳥ちゃんが差し出してきたのは、ほかほかと湯気を立てる水筒

「こんな日はコーヒーが美味しいんだ。世知辛さと苦みはよく似てるし」

「じゃあ頂きます」

水筒を受け取り、口に含む

あ、これ美味しい……けど、飛鳥ちゃんブラック飲めたっけ

「あ、今ボクが飲めないとか思っただろう」

「うう……これ美味しいわね」

誤魔化すように笑顔を作った

「高い所から見下ろしていると、自分がちっぽけに感じるんだ」

飛鳥ちゃんは私の言葉を待たずに続ける

「なんて自分は小さい存在なんだってね。けれど、ボクはボク。変りも存在しない」

わかるようでわからないような……でも、今の私には聞く価値があるかも

「周りなんてどうでも良い。ボクはこのままボクでありたい」

まるで私の気持ちを代弁するような飛鳥ちゃんの言葉に、私の心は動いた

「ありがとう、飛鳥ちゃん」

抱きしめると、飛鳥ちゃんは顔を赤くして口をぱくぱくさせている

貴女の言葉で私の在り方がわかったような気がするわ

先日の飛鳥ちゃんの言葉で私の気持ちは決まった気がする

自分でも訳が分からないけど、力があるのなら良いことに使ったほうが良い気がする

そんなことを考えていると、事務所に向かう途中に聞いたサイレンの音を聞いた

目を凝らしてみると、建物から火が上っている

力が湧いてくる、困っている人を助けるための力が

迷っている暇があれば、勝手に動く体に任せてしまえばいい

災害支援アイドルとかも良いかも……

なんてくだらない事を思いながら、私は助けを待つ人へと急いだ



おしまい

読んでくれた方に感謝を
今日はこれでおしまいです

続きはまた明日―

乙乙ー

おつ

こんばんは、それでは再開します
>>30の楓さんどうぞ

ファッションモデル

風俗嬢
無理なら保安官

投稿してなんですが、風俗嬢はエロに入るかもしれないので保安官優先でお願いします

ちょっとストレートすぎちゃうので、保安官な楓さんで

「いらっしゃい」

来客を知らせる鈴の音が聞こえた、ちらりと視線を送ると、胸に付けたバッジが目を引いた

なんだ、いつもの酔っぱらい保安官じゃねえか

「こんにちは、マスター。バーボンを頂けますか?」

「昼間っから好きだねぇ……」

安物のバーボンの瓶とグラスを差し出すと、そいつは鼻歌を歌いながらテーブルへと持っていく

おうおう、嬉しそうに飲んでやがる。保安官ってのは酒場で飲むのがお仕事なのかねぇ

こんなくそったれな町にはお似合いの保安官だよ、まったく

この町には正義なんてもんは存在しないし、法律なんてもんもない

金と暴力。この二つが法律みたいなもんだ

金を持っている奴は相手を黙らせ、言う事を聞かせる

腕っぷしの強い奴は相手を叩きのめし、言う事を聞かせる

単純だからこそ、この二つの力に抵抗することはできない

「なにかつまむものはないですか?」

「干し肉くらいしかないな」

この保安官に期待なんてしちゃいけねぇ、いや、誰かに期待なんてできないんだ

二度目の来客を知らせる鈴の音が店に響く

なんだ、今度はは随分と大人数だな。十人は軽く超えている

「お、お前がここのマスターでs……マスターか?」

おいおい、とんだ大物が出てきやがった

「そうですよ、美穂の姉貴」

こいつは組織の№2

「ちょっとお掃除が足りてないんじゃないですか?」

№3までいやがる、いったい俺が何をしたって言うんだ


「お、おい! 最近上納金がすくないd……すくないぞ」

P C Sのトップ、小日向美穂が恐ろしい表情で俺を睨む

「そんなこと言われましても……あれで精一杯なんです」

これ以上金をむしられたら生活できなくなっちまう

「どうしますか? 響子ちゃん」

島村卯月が五十嵐響子へと、にやにやしながら聞いた

五十嵐は、窓のサッシに指を這わせた後、その指にふぅっと息を吐いた

「ちょっと汚いので、『お掃除』しちゃいましょう!」

可愛い顔して、何て恐ろしいこと言いやがるんだ……

「今度来るときまでに、よ、用意しておくんでs……だぞ!」

豪快に笑いながら、P C Sの連中を引き連れて帰ろうとした時だ

「おい見てみn……見てみろよ! 保安官様が昼から良い気分になってm……てるぜ!」

「これはP C Sの皆さん、気を付けて帰ってくださいね」

馬鹿にされているのに、保安官はひらひらと手を振ってやつらを見送った

「はぁ……どうすりゃいいんだ」

保安官をちらりと見てみるが……いや駄目だ、こいつは頼りにならない

「ほら、もう店じまいだ。帰ってくれ」

「んん……様子をみましょうかね、洋酒だけに」

けらけらと笑う酔っぱらいのケツを蹴って、ご退店願った

はぁ、他に頼りになる奴なんていなし一体どうしたらいい……

「お父さん、どうしたでごぜーますか?」

娘の仁奈が心配そうな顔をして、店の奥から出てきた

「まだ起きていたのか? なんでもないから、そろそろ寝るんだ」

「はーい、おやすみなさい。……お父さんも早く寝なきゃいけねーですよ」

ああ、と答えながら仁奈の頭を撫でた

あれからしばらく雨が続き、ようやく天気が回復した日のことだ

「いらっしゃ……ちょっと早すぎやしませんか?」

P C Sの奴らだ。全員腰に銃を着けてやがる

「早いか遅いかは俺がきめm……きめる! お、お前らやっちまえ!」

小日向が手で合図を送ると、一斉に下っ端たちが店を荒らし始めた

まずい。一人が店の奥に行けることに気付きやがった、あそこには仁奈がいるってのに

「姉貴、子供を見つけました」

俺の不安は的中してしまった。仁奈は乱暴に取り押さえられ、今にも泣きそうな顔をしている

「頼む、俺ならどうなってもいい。仁奈だけは助けてくれ」

こいつは妻が残してくれた大事な愛娘なんだ、こいつは幸せにしてやらないといけないんだ

「このとおりだ、頼む」

頭を地面につけて、頼みこみ……が、こいつらにはそんなもの通用しなかった

小日向のブーツが俺の後頭部を踏み、靴底を使ってご丁寧にブラッシングしやがる

「お涙ちょうだいってか? そんなものは見飽きてるんでs……だ! あ、上は見ちゃ駄目ですよ?」

短いスカートを抑えながら、小日向が凶悪な声で言った

ああ、もうだめだ……すまないヘレン、君との約束は守れなかったよ

仁奈が連れていかれるのをただ見ているだけ……と思った時

一発の銃声が店に響く

「きゃあっ」

そして仁奈を抑えていたP C Sのやつが悲鳴を上げて倒れた

「パパー!」

「仁奈、無事だったか……」

一体誰が助けてくれたんだ? 店の中に目をやると、テーブルにいる奴が銃を構えていた

片手には酒が入ったグラス、そしてもう片方に銃を構えた女

「保安官、あんた……」

「しずかにお酒が飲みたいだけですよ、私は」

にやっと笑うと、目で狙わずに、手だけで狙いをつけてP C Sのやつらを片付けていく

今は普段の時はお父さんで今は緊張で菓子を思い出して「パパ」と言ってしまったにしよう(提案)

シリンダーを開け、薬莢を地面に落としてから弾丸を補充していく

それも酒を飲みながら、ゆっくりとだ

それもそのはず、もう残るのは幹部三人だけだからだ

「う、卯月ちゃんどうしよう」

「えっと、響子ちゃんお願いします」

「わ、私? ……が、頑張りますっ!」

何やら三人でひそひそとやっているようだが……

「さぁ……だれが私の相手をしてくれるんですか?」

カウボーイハットを銃口で押し上げ、保安官がにやりと笑った

「わ、私が相手です!」

№3の五十嵐が包丁を持って接近戦をしかける

「お料理(意味深)得意なんですっ」

可愛らしい声で意味深なことを言いながら、保安官に突撃し、その体に包丁が刺さ……らなかった

革のジャケットだけを上手く刺させて、包丁を絡めとった後は強烈な蹴りをお見舞いした

五十嵐がすっとび、壁にぶつかることでようやく止まったようだ

「きゅう……」

五十嵐は目を回している、これでしばらくは意識は回復しないだろう

残るは№1と2、こいつらは厄介だが、もしかしたらこの保安官なら……

「行くよ、卯月ちゃん!」

「はい、美穂ちゃん!」

二人の声が重なり、保安官の右と左に分かれた

これは左右からの挟撃か。いくら保安官が凄腕と言っても2人同時にはきついのではないか

「さぁ、私たちに泣いて謝っt……謝れ!」

「そうです、謝るのは誰だってできます」

保安官を中心に綺麗に右左から銃を構えた二人が、引き金に手をかける

「お酒はこぼすのだけは避けないと……」

保安官が何を思ったのか、酒の入ったグラスを空中に投げた

二人が同時に引き金を引く前に

二丁の銃を構えた保安官のほうが早かった

「ばぁん♪」

二丁同時に放たれた弾丸が、二人の銃を同時に落とした

「おっと、お酒もちゃんとキャッチしないと……」

銃をしまい、落ちてくるグラスを無事にキャッチできたようだ

「逃げるなら今のうちですよ? 今度はチーズみたいに穴だらけになっても知りませんから」

椅子に座り、酒をグラスに注ぎながら言う保安官の目は笑ってはいなかった

保安官の言葉を聞いて、P C Sのやつらが逃げ出していく

「んー……お仕事の後の一杯は格別ですね」

ぐいっとグラスを傾け、ご機嫌そうに息を吐いた

「すまない、助かった。今日は俺の奢りだ」

「あら、いいんですか? じゃあお言葉に甘えさせてもらいます」

仁奈も助けてくれた保安官を気に入ったようだ、膝の上に座りにこりとほほ笑んでいる

「おねーさん、ありがとうですよ」

「たまたまですよ、たまたま」

仁奈の頭を撫でる保安官の目は優しく、頬を赤く染めた表情はとても魅力的に見えた




おしまい

読んでくれた方に感謝を
今日はこれでおしまいです


悪役が悪役出来てなくてかわいい。
というかこれでガチャイベントしてくれたら4桁万円突っ込む自信あり。

前スレの>>1000は叶えられない?
泡姫はアウトすぎる?

>>50 Rのほうなら書きたいと思いますが、こっちの板だと止めておきたいと思います
その単語でイメージが強く、誤魔化しがきかないないのでごめんなさい……

それでは再開します、では>>54の楓さんどうぞー

ギャンブラー

バイク整備中

オールで居酒屋・バーはしご中

異世界人

オールで居酒屋、バーはしご中な楓さんですか
ちょっと書いてみます

今日もお疲れ様でした

明日はオフだし、今日も早くお仕事が終わったので、飲みに行っちゃいましょうか

そうだ、たまには誰も誘わずに一人で飲んでみましょう

そうと決まればよるの町に突撃です。おー♪

始めはなんでもある居酒屋にしましょうか、ビールから日本酒、洋酒までだいたい揃ってますし

軽いジャブから、変幻自在なフックまで対応してくれるお店です

この辺りは入ったことがないお店ばかりなので、私の直感で決めることにしました

「いらっしゃいませ! お1人様ですか? カウンターでもよろしいでしょうか?」

「はい、大丈夫です」

元気のいい声でカウンターへと案内されました

どうやら串焼きのお店みたいですね

香ばしい煙と匂い、そして店員さんの手さばきが素晴らしくて、期待できます

そして、メニューを開いてみると、アカとキイロという珍しいお酒の種類

聞くと、アカは焼酎をワインで、キイロは梅割りのようです

「じゃあアカとレバー、それにハツと煮込みをお願いします」

珍しいお酒と定番のメニュー、これなら外れても大丈夫なはず

串をどんどんと焼いていく店員さんを見ていると、アカと煮込みが運ばれてきました

ロックでいただくみたいですが、頼めばソーダ割りもできるそうです

「いただきます」

まずは煮込みを一口……うん、美味しいですね

煮込みって色々な具材の味があって、とても楽しいですよね

煮込みを飲みこんでから、アカのロックを一口

これは、ペースを考えないと効いちゃうかもしれません

少しするとレバーとハツが運ばれてきます

レバーはたれで、ハツは塩で注文しました

まずはハツの塩を頂きます

……うん、歯ごたえも良いし、塩の加減が絶妙ですね

しょっぱく感じるぎりぎりの所、お酒を飲んで丁度いいと思えるバランスです

はぁ……串物ってお酒に本当に合いますね、ご飯も合うとは思いますがやっぱりお酒です

上機嫌でハツを食べ終わって、今度はレバーの串へと手を伸ばしました

レバーのたれ、炭で焼かれたたれの匂いが香ばしいです

まずは一口……もっちりしたレバーの食感と、独特の風味

噛めば噛むほど味わえる、お酒にもってこいの部位だと思います

医食同源だなんて中国では言うみたいですが、ちょっとわかる気がします

こうやってレバーを食べて、お酒を飲む

気持ち程度ですけど、肝臓の機能が上がる気がしますもの

もちろん、科学的な根拠はないですけど、酒飲みはそのくらいで良いんですよ

ふぅ……美味しかった

煮込みもレバーもハツも、単品で十分に美味しかったですが

お酒を合わせるとそれ以上の美味しさを発揮してくれました

これはリピートしたお店が一つ増えましたね

今度は皆を連れてまた来ましょう

「お会計お願いします」

ふぅ……美味しかった

煮込みもレバーもハツも、単品で十分に美味しかったですが

お酒を合わせるとそれ以上の美味しさを発揮してくれました

これはリピートしたお店が一つ増えましたね

今度は皆を連れてまた来ましょう

「お会計お願いします」

店員さんに指でバッテンマークを示して、お会計を済ませる

……えっ? お会計間違っていませんか? 

私が予想していたよりだいぶ少なくて焦ってしまいました

ううむ……恐るべし、ですね

ふぅ……美味しかった

煮込みもレバーもハツも、単品で十分に美味しかったですが

お酒を合わせるとそれ以上の美味しさを発揮してくれました

これはリピートしたお店が一つ増えましたね

今度は皆を連れてまた来ましょう

「お会計お願いします」

店員さんに指でバッテンマークを示して、お会計を済ませる

……えっ? お会計間違っていませんか? 

私が予想していたよりだいぶ少なくて焦ってしまいました

ううむ……恐るべし、ですね

そんなに飲んだつもりはないですが、あのアカは効きますね

頭がふわふわとして、とてもいい気分です

公園で少し休憩しましょうか

ちょうどベンチがある公園を見つけたので、そこで休憩をすることにしました

ふぅ……まだ冬の寒さが残っているのに、私の体は熱く火照り、じんわりと汗ばんでいる

どうしましょうかね、もう帰って寝ちゃいましょうか、それとも……

そんなことを思っていると、缶ビール片手に、軽快に歩いている子を発見しました

「楓さん? 何してるんですか?」

ビールを一口含んだ後に、友紀ちゃんが私にそう聞いて来た

「1人で居酒屋を探索してたの」

「そっかー、美味しいとこありました?」

いつも笑顔の友紀ちゃんはとても楽しそう

「美味しいとこ探しに行きましょうか」

ええ、そうしましょう♪ 一人も良いですけど、そろそろ相手が欲しいと思ってたんです

「ま、まって! その前にこれ飲んじゃうから」

友紀ちゃんは持っていたビールを一気に呷りました

「ぷはぁっ! お待たせ、お付き合いしますよっ」

缶をぺこりと潰して、友紀ちゃんが元気に声を出します

まだ寒さを十分に感じさせる気温なのに、友紀ちゃんはそれを全く感じさせません

「これが若さ、なんでしょうか……」

「なにか言った?」

いいえ、と私は首を横に振りました

「じゃあ行きましょう」

「はーいっ」

私と並んであるく友紀ちゃん

「……こうして歩いてみると、友紀ちゃんも結構身長高いのね」

どうも子供みたいな印象を受けれしまうけれど、友紀ちゃんは背が高いほうだと思う

「そう? 楓さんのほうがもっと高いし、うらやましいかな」

私を見上げる友紀ちゃんの頭に、私は自分の頭を重ねてみました

「歩きにくい……」

「私は楽しいですよ♪」

友紀ちゃんの歩幅に合わせて、私も歩く

かくかくと頭が上下に動いちゃうけど、なにか楽しく感じる

「あ、お酒飲めそうなこと見っけ! はいてみよー」

「あら、逃げられちゃいましたか。残念」

私は笑いながら、友紀ちゃんの後をゆっくりと追いました

「えっと、バーだよね。ここ」

「ええ、バーみたいですね」

居酒屋よりも、しっとりと落ち着いた雰囲気

けれど、そこまでオーセンティックではないカジュアルなバーです

「あたし、もっとワイワイ飲めるところかなって思って……」

「たまにはいいんじゃないですか?」

友紀ちゃんも大人なんですから、こういう場を体験しておくもの良いと思います

「うーん……そうだね、たまにはいっか」

「そうです。お酒はどこで飲んでも美味しいですから」

友紀ちゃんがメニューをぱらぱらとめくった後に、ちょっと渋い顔をした

「メニューのあるお酒の名前と味が一致しなくて怖い」

ああ、なるほど。カクテルって名前は聞いたことあっても味がわからないのはよくあること

「じゃあここは私に任せてもらえませんか?」

私のほうが大人ですし、ここはお姉さんなところを見せちゃいますよ



「飲みやすいところだと、スクリュードライバーやロングアイランドアイスティーがいいかも」

「スクリュードライバーは聞いたことあるけど、ロングティー何とかは聞いたことないや」

「じゃあ私がロングアイランドアイスティーを頼むので、友紀ちゃんはスクリュードライバーで良いですか?」

私がそう言うと、友紀ちゃんはこくりと頷いた

バーテンダーさんに頼むと、友紀ちゃんはおお……とバーテンダーさんの動作を見ている

そして差し出されたカクテルが私たちの前に並ぶ

「それでは、乾杯」

「かんぱいっ!」

今日初めての乾杯を友紀ちゃんと交わした

「あ、おいしい……」

一口飲んだ友紀ちゃんがまじまじとグラスを見つめ、言う

「こちらも飲んでみますか?」

「いいの? それじゃあお言葉に甘えて」

グラスを傾け、友紀ちゃんの喉がこくりと動く

「紅茶の味がする、これって紅茶のカクテルなの?」

「いえ、紅茶は一切使ってないですよ」

名前からして、紅茶を使っているように思っちゃうけど、このカクテルはお酒だけでこの風味を出している

「へぇ、魔法みたいだね! それに美味しいし♪」

気に入ったみたいで、友紀ちゃんがそれを飲み干した

「次はどうしますか?」

「私はこれ」

友紀ちゃんはロングアイランドアイスティーを頼み、私はマティーニを頼んだ

私はドライなのが好みなので、バーテンダーさんにそれを伝え作ってもらう

なかにはリンススタイルとかがあるみたいだけど、私はもう少し普通に飲みたい

行き過ぎてしまうと、どうも純粋に楽しめない気がして、敬遠しちゃう

飲みやすいカクテルはだいたいやべーやつ

「やっぱりおいしいー!」

友紀ちゃんはカクテルをごくごくと飲んでいる

「ゆ、友紀ちゃん? そんなに急がなくても……」

「だいじょぶだいじょぶ! あたしは大人なんだからっ」

とろんとした目で、ぷはっと息を吐く友紀ちゃん

「なら良いんですけど……無理はしないでね?」

「わかってるってー♪」

これは、わかってなさそうな返事です……

カクテルをまるでジュースみたいに飲み干していく友紀ちゃん

素直に凄いわねーって思いますけど、これはちょっとペースが速すぎかな、とも

「まだまだのむろー!」

ろれつも回らなくなってきてる気がします

「友紀ちゃん、ちょっとお水飲みましょう?」

私がそう言っても、友紀ちゃんは首を横に振るだけ

「やら! 今良いことらの、せんしゅこーらいとかむりっ!」

これは完全に出来上がっちゃってますね

友紀ちゃんに聞こえないように、バーテンダーさんに呟く

「あの、タクシーを呼んでおいて頂けますか?」

バーテンダーさんは友紀ちゃんにちらりと視線を送り、それから笑って頷いた

「友紀ちゃん、もう少しゆっくり飲みましょうか。ね?」

「かえれさんらおそいんらよ、あらしらはやうない!」

うん、私が悪かったわ。ごめんね友紀ちゃん

私が謝ると、友紀ちゃんはぽやぽやとした表情でカクテルを飲み干した

「友紀ちゃん、そろそろかえりましょうか」

「……まら飲みらい……」

ええ、素直に聞いてくれるとは思ってません

「じゃあ私の家で飲みなおしましょうか」

「……かえれさんのいれ? ならいくっ」

はい、これでお持ち帰り完了ですね

家に着いたらお水飲ませて寝てもらいましょう

「一人で歩けますか?」

「らいじょーぶっ!」

酔っぱらいは言葉と行動が一致しないのでお気を付けくださいね

ふらふらと歩く友紀ちゃんの体を抑えて、肩を貸してあげます

「かえれさん、いいにおするれー♪」

お酒の匂いしかしないと思いますけど、ありがとうございます

友紀ちゃんを抱えお店の外にでると、そこはうっすらと霧がかかりながらも、朝日を感じる時間

午前様を通り越して、朝帰りですか……

今日は帰ったらすぐに寝て、起きたらお肌のケアですかね

時間は有限、何時までも若いままではいられないことを最近知りました

「ほら、タクシーまでもう少しですよ」

「うーん……はぁい」

むにゃむにゃと口を動かしますが、足が全然動いてません

「友紀ちゃん、ほらっ! 足を動かしてっ」

引きずるようにして友紀ちゃんを動かします

「かえれさんごーいんらー、きゃっつのよばんにろう?」

私はアイドルだけで手いっぱいですから

ずりずりと少しずつ友紀ちゃんを引きずって、ようやくタクシーに着く

ふぅ……これで私の家まで帰れる

運転手さんに行き先を告げるころには、友紀ちゃんが寝息を立てていた

……これは降ろすのにも時間がかかりますね





おしまい

読んでくれた方に感謝を
ごめんなさい、時間かかりました
とりあえずおしまいです、夕方か夜には再開します

おつです

楓さんきっついのばっかりすすめるからwww
ところで泡姫ってなんぞ?

ぼちぼち再開します
それでは>>88の楓さんどうぞ

女忍者

お医者さん

異世界人

吸血鬼

こどもになってしまった

異世界人な楓さんですか
ちょっと書いてみます

働く魔王様を連想した

仕事終わりの帰り道、いつもの公園を通り過ぎて

通り過ぎ……ることができなかった

ベンチに横たわる女性が目に入った、こんな時間に女性がだ

もしかして病気か何かに巻き込まれてしまったのかもしれない、そう思った俺は

「すみません、どうかなさいました?」

俺の声をきくやいなや、女性がむくりと起き上がり

「―――、―――」

聞いたことのない言葉で俺に詰め寄った

「―――、―――……」

何やら必死に伝えようとしているみたいだけど

「――、――――!」

悲しいかな、俺にはこの女性が何を言っているかがさっぱりわからない

「――……」

女性の言葉の勢いがなくなっていき、しまいには顔を抑えて泣き出してしまった

「あ、あの……」

もう一度、この女性に声をかけようとすると

ぐうぅ……と大きな音が女性のほうから聞こえた

女性はお腹を抑えながら、俺を見上げる

その表情は恥ずかしさと不安さが入り混じったような、そんな気がした

「もしかして、お腹すいてんの?」

俺が女性を真似して、お腹を抑えながら聞いてみる

女性は俺のジェスチャーで何か察したのだろう、首をぶんぶんと縦に振った

お腹がいっぱいになれば落ち着くし、警戒心も少しは溶けるかもしれない

しかしまぁ、この女性は一体何者なのだろうか

容姿と恰好は日本人みたいだけど、言葉が根本的に違うみたいだ

「おー、すごい食べっぷりだ」

公園に一番近かったのが、居酒屋チェーンの店だったのでそこに入る

それから、白飯とおかずを何品か頼んで様子を見る予定だった……のだが

「――――♪」

空になった茶碗を掲げて女性が何か喋った

これはおかわりってことでいいのだろうか? メニューの白飯を見せるとこくりと頷いた

白飯を頼むついでにおかずも追加で頼んでおくか

唐揚げと卵焼き、これが外れたらショックだが、きっと大丈夫なはずだ

フォークを器用に使い、ほっけの身を上手に食べている

……女性の食べっぷりを見ていると、俺も何だか腹が減ってきた

「すみませーん! 生中と揚げ出し豆腐、それと枝豆ください」

はーいと威勢の良い声が聞こえ、しばらくすると俺が頼んだものが運ばれてきた

「―――?」

フォークの動きをぴたりと止めて、女性が俺の生中のグラスを見つめる

どうやら、女性は黄金色の飲み物が気になるようだ

「飲んでみる?」

グラスを差し出すと、女性は両手でそれを掴み

「―――」

何かを言った後、グラスに口をつけて傾けた

女性の喉がビールを飲み干していくたびにこくこくと動く

おいおい……このままじゃ全部飲み干してしまうんじゃ

「―――!」

女性は空になったグラスをテーブルへ、置くとふぅ、と息を吐いた

「―――、―――」

桜色のなった頬に手を添えて、何か呟いている

「……もう一杯飲む?」

俺がグラスを見せると、女性が頷くと思ったが、女性のきれいな指がメニューにある日本酒を指した

へぇ、本能的にこれも酒だと察したのだろうか

こんな美人さんと酒を飲む機会もないし、今夜は飲んじまうか!

俺は冷とおちょこを二つ頼み、女性にお酌のやり方を教えることにした

ジェスチャーだけだが、意外と何とかなった

ぱっと見は初めてのお酌とは思われまい

「おお、ありがとう。じゃあお返し」

俺のおちょこに丁度いいくらいの量が注がれて、俺がお酌を返す番だ

「おっと……これくらいかな」

「―――」

女性が何か言った後にほほ笑んだ

……やっぱり美人さんだよなぁ、放っておくのも勿体なし……

おちょこを傾け、日本酒を飲んでいる女性に考えを巡らせる

さて、俺はこの女性に恩を売った形になるんだけど

ほうっと息を吐く女性がこちらの視線に気が付いて、首を傾げた

何分言葉がわからないのがネックだよな、変に怪しまれて抵抗されたら俺の身も危ない

これは社会的な意味でだけど。んー、スカウトって形でうちで保護できれば一番いいよなぁ

「ねぇ、うちで保護されてみない?」

試しに行ってみるが、女性は首を傾げたままだ

はぁ……こりゃジェスチャーじゃ説明できないよ

二人でお銚子を四本ほど開けたころ

明日のこともあるし、そろそろお開きにしようかなと思う

最後まで良い考えが浮かばなかったけれど、何とかしてみるしかない

俺はお腹いっぱいであることと、建物で眠ることを何とか体で表現してみる

初めは「なにしてんだこいつ?」みたいな細い目で俺を見ていたが

理解してくれたのか、こくこくと頷いてくれた

こりゃ、もしかしたらもしかするかもしれない

お会計が済んだ俺たちは店から出て、向かい合う

「事務所に行って、仮眠室を使ってもらうよ。オッケー?」

再びジェスチャーをして、これからの行動を教える

「俺は危険な奴じゃないし、他の人間も危険じゃない」

これはジェスチャーできなかったら、とりあえず真剣な面持ちと声で

「嫌なことやわからないことがあったらすぐに教えて。あと、できれば叫ぶのはなしで」

ターザンみたいなジェスチャーで伝わったかな……

「じゃあ行こうか」

事務所の方向へと振り向き、いざという時にスーツの袖をきゅっと摘ままれた

「どうしたの?」

女性は俺のスーツを掴んだまま、申し訳なさそうな顔をしている

「―――」

もじもじとした仕草と、上目遣いがずるい

「―――、――――」

そして、俺に深々とお辞儀をした

……そうか、これはきっと感謝を表しているんだろう

そっかそっか、俺にありがとうって伝いたいんだ

「大丈夫、困ったときはお互い様だから」

お互い様どころか、アイドルの卵が手に入れば御の字だ

「さ、外は寒いから早く行こう」

俺の言葉に女性がにこりとほほ笑み、スーツを掴んだまま後を着いてくる




おしまい

読んでくれた方に感謝を
今日はこれでおしまいです


なんか中途半端というかこの後の楓さんはどうなる?感がある

乙。続きが気になるなあこれ

それでは再開します
>>112の楓さんどうぞー

くノ一

パイロット

霊感少女(……少女?まあ少女で)

Pとは幼馴染

世紀末な

うっそだろ
どこに潜んでるんや

かわいい

>>112
少女は19歳までだから楓さんの年齢が若返る可能性

霊感……少女な楓さんですか
ちょっと書いてみます

私は小さいころから何かが見えていた

「何か」と例えたのは、他の言葉で例えることができなかったから

あるものは渦を巻いていたり、物体みたいなものだったり、そして、ヒトのようなものだったり

何かが見えた日は一人で眠るのが怖くて、お母さんの布団に潜りこんでいた

「大丈夫、お母さんがいれば怖くないからね」

お母さんの腕に包まれて、頭を撫でられていると、怖さがどこかへ飛んでいってしまったっけ

お母さんが言うには高垣の家はそういうお家なんだって

たまに私みたいに色々見えてしまう人が生まれるって言ってた

私の目の色が違うのもそのせいだって言ってたけど、難しくてわかんない

「でもね、悪いことばかりじゃないと思うわ」

お母さんは私を慰める言葉を探していたのかもしれない

「この綺麗な瞳、これを褒めてくれる人がいた時は、その人を大切にしてあげて」

「うん、わかった」

お母さんが褒めてくれた。うん、ちゃんと言う事を聞かなくちゃ

私は自分で体験したことや、見えたものことを友達に話すこともあった

それは嘘なんてない本当のことだったのに、私は皆から嘘つき呼ばわりされた

「そんなあるわけないだろ」「お母さんに聞いたら、そんなのないって言ってたぞ」

このくらいなら私も全然傷つかなかったけど

「そういや、お前の目って色が違くて気持ち悪いな」

この言葉は子供心に効いた、それはもうぐっさりと抉られた

言われた瞬間に涙が出てきて、言ってきた男の子をぽかぽかと叩いた記憶がある

その日は泣きすぎたせいなのか、具合が悪くなって早退した

「何かあったの?」

迎えに来てくれたお母さんが私にそう聞いてくれたけど

「ううん、何でもない……」

お母さんに心配かけたくないって思って、泣くのも我慢してそう答えた



「みんなのばか……わたし、うそついてないのに」

私は家に着くとすぐに布団にもぐりこんだ

そして掛け布団を頭まで被って、布団の中で丸まった

なんかもっけ思い出したわ

>>50
そもそも書いてないくせに傲慢だな

あのことがあってから、友達と何を話して良いのかわからなくなった

前まで仲良く遊んでいた友達も、何か私のことを思ってるんじゃないのかな? なんて考えちゃって距離が空いちゃう

でも、仲良くなったところで私が本当の事を話すと気持ち悪がられるし、これで良いのかも

なんて思う自分もいたりして、ちょっと複雑だったり

そんな生活が続いて、小学五年生になった時だったと思う

一人の男の子が私のクラスに転校してきた

クラスの中でも身長が一番高かった私より、もっと大きな男の子

転校生、それだけでクラスの皆からもてはやされる、それに体も大きいから尚更

休み時間は転校生を皆でかこんでたっけ

私はそれを遠くから眺めてるだけ。近づいたら皆が気持ち悪がっちゃうし、転校生にも迷惑かかっちゃうかもしんない

前髪伸びちゃったなぁ、けど、目がちょうど隠れるしこのままでもいっか

前髪をくるくると手で巻いて遊んでいると、誰かが机の前に立っているのに気付いた

また男子に何か言われるのかな? 嫌だな……

けど、私の予想ははずれることになった

「俺、○○って言うんだ。よろしく」

大きな体だけど、控えめな声

何でほっぺが赤いのかはわかんないけど、私と仲良くなりたいってことで良いのかな?

「うん、私は高垣楓。よろしくね」

私がそう答えると、○○君は笑顔になって握手してきたっけ

体も大きいと、手も大きいんだって思った

○○君はそれから何かと私に話しかけてくれるようになった

お家のことや兄弟のこと、飼っているわんちゃんのこと

大きな体をめいっぱい使って、面白くお話してくれるから、私は笑顔にされちゃった

私は凄く楽しいんだけど、それ以外にちょっと心配になることがあった

それは、○○君も私みたいに仲間外れになっちゃうんじゃないかってこと

「ねぇ、もう私に話しかけないほうが良いよ」

私が○○君にそう言うと、驚いた顔をして手に持っていたプリントを全部落としちゃった

「え、なんで?」

○○君の顔はとても悲しそうだった、逆になんで?

「私に構ってると、他の子に嫌われちゃうよ」

「……」

嫌われる。何故かは説明していないけど、なんか説明するのも嫌だった

「ふぅん、そっか」

○○君は何か分かったような顔をした後

「わかった。ライバルいたほうが燃えるし、大丈夫だよ!」

なに言ってるのこの子? 全然だいじょばない

ある日のこと、○○君が帰る時にいないことに気付いた

おかしいな、一緒に帰る約束してたはずだけど……

十分待ってもやってこない。お家のことで帰っちゃったのかも

私も帰ることにしよう。そう思った時にクラスの男子とすれ違った

「なぁ、本当に大丈夫かな?」「大丈夫だって、ちょっと暗いだけだろ」「けどさ、あそこは入っちゃ駄目だって……」

この単語でぴんときた。ああ、そうか……これも私のせいだもんね

私はランドセルを背負いなおして、目的地を目指して走り出した

暗くて、入っちゃ駄目な場所……校舎裏の開かずの教室

開かずなんて言ってるけど、ただ立て付けが悪いだけらしい

そこに○○君がいるはず、なんだけど……ちょっと嫌な予感がする

私は開かずの教室に行ったことはないんだけど、この気持ち悪い感じは久しぶり

「○○君、いるの?」

ドアの前から中にいるであろう○○君に声をかける

「楓ちゃん……?」

返事が返ってきてほっとした。待っててね、今開けてあげるから

えっと……昔の鍵だから、この金属の奴を捻れば開くのかな?

指で掴む部分が丸く加工されてる所を捻ってみる

ぎぃぎぃと金属が擦れる嫌な音と一緒に、少しずつ回り始めた

最後の一回りがとても重かったけど、力いっぱい回す

ばきんって音がしたけど、今はきにしないでおこう

今は○○君のほうがゆーせんだよね?

これもまた開けにくい扉を開けて中に入ると、大きな体を小さくしている○○君を見つけた

「大丈夫? どっか痛いとこない?」

私がそう言うと、○○君は

「へいき……でも、俺暗いとこ苦手でさ」

あはは、と笑う○○君を見て、私は思わず吹き出しちゃった

「私よりおっきいのに、変なの!」

「う、うるさいな! 苦手なもんは苦手なの」

○○君も元気が出てきたみたいだし、もう帰ろう

外も暗くなってきたし、お母さんが心配しちゃう

ちょっと気を許した時だった

ぞわって体中に鳥肌が立つ、そして気持ち悪くなって立っていられなくなった

「楓ちゃん!」

○○君が私を抱えてくれた

「ここ、出よう……」

吐いちゃいそうなのを我慢して、○○君の肩を借りて扉まで歩く

もう少し、もう少しでお外に出られる

ようやく扉に手が届いて、扉を開け……られなかった

接着剤で止められたみたいにびくともしない

「なんだよこれ! くそっ、開けよ!!」

○○君が開けようと必死になってるけど、これは力じゃ無理な奴だ

私たちが扉を開けようとしてるなか、後ろのほうから「何か」の気配がした

どす黒くて、とっても怖くて、私たちを憎んでいる。そう思わせる「何か」

それがどんどんと大きくなって、それが私たちに近づいてくる

「ごめんね」

私は○○君を突き飛ばした

私は「何か」と一緒に扉に叩きつけられた

……とっても痛い、お母さんに叩かれた時よりもずっと

すごい重いものに乗っかられてるような感じがして、体がぺちゃんこになっちゃいそう

○○君は大丈夫かな? ものすごく痛いはずなのに、なんでこんなに余裕があるんだろ

視線を移すと、○○君は座り込んで体がぷるぷるって震えてた

怖いもんね、仕方ないよ。私だっておんなじだもん

今日のお夕飯は何だろ? ハンバーグとかだと嬉しいな

お母さんの顔が浮かんできて、そんなことを思った

ずっと痛いのも嫌だから、いっそのこと……

私が諦めムードに入ろうとした時、○○君が立ち上がった

そして私の手を握ると、私を「何か」から守るように自分の体を盾にした

「いてえ……母さんにぶたれるより痛いね」

顔に汗を浮かべながらも笑顔を作る○○君

あはは、私と同じこと思い浮かべてる。はぁ……そろそろ帰らないとお互い叱られちゃうね?

「○○君、跳ね返さなくていいから、これをずらしたいの」

首を動かして、右側とジェスチャーする

「わかった、じゃあいくよ。いっせーのー……せっ!」

○○君の合図で体に力を入れながら「何か」をずらす

するりと体に感触を残していきながら、「何か」が通り過ぎて、それから壁へすごい音と一緒にぶつかるのがわかった

「いくよ、手ぇ掴んで」

私は頷いて、○○君の手を掴んだ

扉は……さっきの衝撃で簡単に開けることができた

私たちは校門まで走った、後ろを決して振り向かないで

苦しい、心臓がばくばくして死んじゃいそう

「はぁ……ふぅ、楓ちゃん大丈夫?」

○○君はもう平気みたい。男の子って凄いな

私はまだ呼吸が酷くて、手を挙げて待ってってした

「うん、平気になったら言って」

よいしょっと○○君が地べたに座って、お行儀悪いけど私もそれも真似することにした

すぅ、はぁ……すぅ、はぁ

うん、もうそろそろ平気かな

「さっきはありがとう」

私は○○君と向かい合ってお礼を言う

「ううん、俺のほうこそありがとう」

手をぶんふんと振りながら、○○君もお礼を返す

「さっきの何だったのかな?」

「私もよくわかんない」

それからお互い無言になって、○○君が口を開いた

「とにかく楓ちゃんに怪我がなくて良かったよ」

うん……もとはと言えば私が助けに行ったような気がするけど

んー、あ……そうだ

「いたた、足が痛い」

わざとらしく足を抑えてかがむ

「だ、大丈夫? 肩貸すよ」

私はこの時、男の子の扱いがわかったような気がしました

ほんとは全然痛くないので、手を引っ張ってもらうことにした

太陽が少しずつ落ちていく坂道を二人で歩く

「ねぇ、何で私に話しかけてきたの?」

「え? それ言わないと駄目?」

私が言った途端、急に顔を赤くした○○君。うん、これは夕日のせいじゃない

「あー……ええとさ、目が綺麗だなって思ったんだ」

「私の目が?」

「そ、ながーい前髪から見えた時、綺麗だってね」

面と向かって、恥ずかしがることもなく、○○君は私にそう伝えた

そんなにストレートなの、ずるい……

けど、そっか

お母さんにも褒められた目を、同じように褒めてくれる人がいるんだ……

ほんのちょっぴり……ううん、結構嬉しいかも

「顔が赤いけど、どうしたの?」

○○君が私の顔を覗き込んで、そう言った

「夕日のせいだと思うよ、それに近いから」

ふいっと顔を背けて、私の顔を見られないようにした

もう少しだけ、前髪切ってみようかな

そんな事を思いながら、私たちは歩く



おしまい

読んでくれた方に感謝を
楓さんの小さい時ってどんな感じだったんだろ?
私的には目を気にして前髪が長かったんじゃないかなーと

誰か書いてくださいお願いします!


夜もしてくださるのかな?

21時頃に安価をもらいたいと思います

再開します
それでは>>150の楓さんどうぞ

モバマス交流会お疲れ様でした

ふぐ刺し

月読

パイロットスーツ

巨大娘

旅館の女将

やっぱ、時間指定されたらダメだわ

>>153
おめえ他のスレでも自分が安価取れないからって文句つけてたな失せろよ

どうせ早耶Pだからほっとけ

>>154
文句じゃなくて「自分は取れないわ」というレスなだけ

終わってて草

>>156
それを書き込む理由は?同情でもしろと?
大概にしろよ取れない人なんてお前だけじゃねえだろクソが

すみません、窮屈な安価スレではありますがお付き合い頂ければ幸いです

パイロットスーツな楓さんですね
ちょっと書いてみます

すいません、>>1。自分が考えなしのコメントをしたばっかりに……

メインで荒らしてたスレがエタったからこっちにやってきたのね

>>161
もう書き込むなよ…

>>161間違えたゴメン

>>160お前が出ると荒れるな

やっぱ安価スレって一度変なのが来るとすぐこうなるのか

>>160
荒らしに来てんだろ消えろよ
てめえに安価取られなくて良かったわ心底腹立つ

また安価スレが早耶Pの被害に遭うのか

勘違いされているのも嫌だから言うけれど、その早耶Pじゃないよ?
そもそもアイマスの安価スレここ以外参加していないし……

結果的に荒らしでこのスレを荒らしてしまったなら謝る。本当にごめん。ROMする

早耶Pは特定の荒らしじゃなくて荒らし自体の総称だぞ

>>167
書き込むなよ
アイマス以外の安価スレは参加してるもんな、気に入らないキャラのターンだとまだ終わらないの?とか自分が場面展開の安価取らないと取れなかったって水指すもんな
一生ROMってろクソガキ

「楓さん、どうしたんですか?」

ぴっちりと体を包むスーツみたいなもの、胸には05とナンバリングしてある

そして、赤いフレームの眼鏡……?

「ワンコ君、君良い匂いするね」

志希……じゃなくて、ああ! わかった

「エヴァだ、エヴァのパイロットスーツですね」

ハスハスと志希ばりに匂いを嗅ぐ楓さんが頷いた

>>168
うそつけっ! 松原推しの人が
様々なスレを荒らしまくってた
からこう呼ぶんだろうに(--#)

>>171
そうだよ。荒らしまくってたから荒らし=早耶Pになった
今や艦これやオリジナルの安価スレでも早耶P=荒らしが通じるよ

人が安価取ってここまで不愉快にさせるのは才能だと思うわ
とある魔術の禁書目録でもいるし本当に嫌いだわ

「楓さん、どうしたんですか?」

なんて表現したらいいんだろうか

酸素ボンベみたいなものに、あまりぴったりしていない制服みたいな恰好

それになにより、このむせる感じ……

「冗談はなしだ、私ははクソまじめな女だ」

いやいや、貴女は冗談大好きでしょ?

「ボトムズですね、わかりましたよ」

確かにこの人なら、異能生存体でもおかしくないかもしれない

「……ああっ! 小っちゃいアーマードトルーパーで遊ばないでください」

早耶が荒らしのおもちゃって話はもうどうでもいいよ

「楓さん、どうしたんですか?」

肩や手の甲に待ち針みたいな感じのがついて、エヴァみたいなぴっちりしたスーツ

何だろう、このガイナ立ちが偉く似合いそうなガンダムに乗ってそうな感じ……

「私の右手がとどろき叫ぶ! おちょ……勝利を掴めととどろき叫ぶぅ」

あーはいはい! ゴッドフィンガーってね

「いくぞ、ド○ン!」

「はい、師匠!」

うん、どっちかって言うとレイン枠じゃないのかな

「楓さん、どうしたんですか?」

レオタードに白いTシャツを羽織ってる

それにハチマキみたいなものを巻いているけど

「お姉さま。アレを使うわ!」

「ええ! よくってよ」

お姉さま……って、翠じゃねーか!

お前何でこんな格好してんだよ

「あの、楓さん? そろそろ着替えてきてもよろしいですか?」

行っておいで翠、俺が後で楓さんに言っておくからさ

「どうしたんですか、楓さん?」

何だかアンニュイな表情をして、立ち尽くしている楓さん

頭の両脇になんかついていて、意外と露出が高いなこの恰好

「君は知るだろう……」

……はいはい、知ってます知ってます

「一樹……」

俺の名前違いますからね? と言うかカノン……いや、遠見ポジションな気がする

これは良いロボ

スーツ姿で楓さんが正座している

「か、楓さん?」

「ネタが切れちゃいました……」

なにこのデジャブ、あれー? 

「今回はパイロットスーツ……ですよね?」

こくりと楓さんが頷く

「そうですね、では最後に良いですか?」

「ビッグ・オー、ショータイム♪」

その掛け声が聞こえると、地震と思えるほどの揺れが起こり

事務所の天井がぱかりと割れた

これは交渉してる暇があるのだろうか?

というか、そっちがその気がないような気がする

「ビッグ・オー、アクション♪」

ああ、これはサドンインパクトな流れなのかな?

何だか凄い衝撃と共に、俺は一つだけ思うことがあった

……のあさんがドロシー役はちょっと厳し……あれ、意外といける?



おしまい

読んでくれた方に感謝を
ネタが切れました、ごめんなさい
短いですが、今日はおしまいです

おつ

お疲れ様でした!
また明日?もよろしくです

ぼちぼち再開したいと思います
それでは>>187の楓さんどうぞー

柑橘系

ヘアヌードモデル

レズ

多重人格

バナナの皮で足を滑らせて2週間の入院中

早い…

ゴミみたいな安価しかねえな

早耶Pが湧いて来たスレはもうだめだな

>>192
どんな安価するつもりだったの?

取れなかった奴の負け惜しみだろ触んな

二刀流で取ったやつがイキんな

昨日ので完全に目を付けられたっぽいな

と単発が言っております

飛行機ビュンビュンで草
飛行場かなにか?

ヘアヌードモデルな楓さんですか
これはアウトなようなセーフなような気もしますが、ぼかしますよ?
ちょっと書いてみます

多分、グレーだな

無理せんでええんやで?
安価取った人間どう見てもアレな感じだし

現役アイドルも(売れなくなってきたら)やってるからへーきへーき

他の現行安価スレでも二刀流で取ってる形跡あるし

モデルの仕事を引き受けて欲しいと、プロデューサーに言われました

「モデルのお仕事なら慣れていますし、大丈夫です」

なんて軽く返事をしてしまったけど、それがどういうモデルなのかを聞いておけばよかったですね

プロデューサーはぺこぺこと頭を下げて、私にお願いをするばかり

可哀想になって、そのお話を受けたという気持ちもありますけど

やっぱり、プロデューサーがとってきたお仕事なら、気持ちよく引き受けたいと思います

楓、トランザムは使うなよ

「あ、あの……これはモデルのお仕事ですよね?」

私は恐る恐るプロデューサーに確認をする

「ええ、女性限定のモデルのお仕事ですね」

女性限定ですか……それは理解できたのですが衣装はどこでしょうか?

私に与えられたのは、真っ白いシーツだけ

何だか嫌な予感がするのですが、プロデューサー?

あの、顔を合わせてくれないところが不安を掻き立てます……

女性のアシスタントの方に案内されたのは少し狭い空間

窓には黒いカーテンで目張りがしてあって、外からは中を見れないようにしてあるみたいです

そこまで厳重に外を警戒するのはなんでだろう?

と、思っていたのですが、理由は至極簡単なもので、ヌードモデルの高垣楓を女子美大生が描く

とういうものだったようですね

……すみません、私は自分の体を安売りした覚えはないのですが……ああ、プロデューサーの! ふぅん……なるほど

恨みの対象が増えた所で、私もそのお店のスタッフになるように言われました

女性のアシスタントの方に案内されたのは少し狭い空間

窓には黒いカーテンで目張りがしてあって、外からは中を見れないようにしてあるみたいです

そこまで厳重に外を警戒するのはなんでだろう?

と、思っていたのですが、理由は至極簡単なもので、ヌードモデルの高垣楓を女子美大生が描く

とういうものだったようですね

……すみません、私は自分の体を安売りした覚えはないのですが……ああ、プロデューサーの! ふぅん……なるほど

ぺこぺこしてたのはこのためだったんですか、へえ……

私はどす黒い感情を隠しつつ、アシスタントさんに手を引かれました

すみません、眠くなってしまったので寝ます
明日のお昼ころに再開したいと思います

それと、私が煽られるのは別に構いませんが、他の方を煽ったり等の行為は好きではありません
私のスレはこちらのお願いを聞いてくれればどんな安価でも書ききります
けれど、こちらのお願いを無視したり、他の方を煽ったり等は無視できません
生意気とは存じますが、ご了承いただければと思います

ノーコメントとしつつ今日も乙

結局は触れないほうがいいと思いつつ乙

飲みすぎて感情的になってしまいました
お酒はほどほどにしないと駄目ですね

それでは再開します

部屋の中央にある質素な造りの台

そこにまず座るように指示されました

そこだけ間接照明でぼんやりと照らされています

……こちらからは見えないけど、あちらからは見えてるんだろうな

一方的なものってなんだか嫌な気持ち

はぁ、私どうなっちゃうんだろう……絵を描くだけで終わるのかな?

さっきまでプロデューサーにどう文句を言うかしか考えていなかったけど

今は無事に帰れることしか頭にない

うん? こんな状況なんだから、もう無事ってわけじゃないのかも

今更こんなこと思ったって無駄だったみたい

そう思うと、ちょっとおかしくなって一人で笑っちゃった

それにしても、ここはちょっと寒い……

こっちはシーツ…今は水着も着てはいますけど、これだけじゃ耐えられない

心も体も冷えていくなか、自分の体を抱きしめる

全然温かくならないけど、気持ちの問題ってことで

これ終わったら温かいものでも食べに行って、お酒も少し飲んで……

自分を誤魔化すように、楽しいことを考えてはぐらかそうと思ったけど、やっぱり駄目

誰かの足音が近づいてきて、私の前でぴたりと止まった

私は身構えるけど、相手はお盆に乗った何かを私に手渡す

これは……カップヌードル?

フタの隙間から湯気と良い匂いが立ち上る

なんでカップヌードルなのかしら、意味がわからない

けど……これを食べたらとても温まりそう

カップヌードルと一緒に手渡されたお箸を右手に持って、左手でカップヌードルのフタをはがす

さきほどよりも良い匂いが鼻をくすぐって、私は我慢できなくなってスープの中で泳ぐ麺をお箸で捕まえる

良かった、まだお湯を入れたばかりかと思ったけど、この感じは三分よりちょっと早めの麺の感触

いただきます、と心の中で言ってから麺を一気に啜る

うん……凄い美味しいってわけじゃないけど、安心する味

誰もが一度は食べたことがあるだろう、スタンダードな味

この不思議な食感のお肉みたいなのも、ふにゃふにゃした卵みたいなのも良い味だしてる

これを麺と一緒に啜ってもくもくと食べ続ける

気付けば麺を食べ終えて、スープも完飲してた

ふぅ……ご馳走様でした

お腹いっぱいになったし、体も温まった

よし、もうこれは仕方ないと割り切ることにしましょう

「はい、お疲れ様でした」

「えっ……?」

「いやあ、良い絵が取れましたよ」

これは一体どういうことなんでしょうか?

相手方は満足したような物言いですが、こっちはちんぷんかんぷんです

ま、まさか…w

「楓さん、お疲れ様でした」

いつの間にかプロデューサーもこの場にいた

しかも笑顔で私に近づいてくる

「プロデューサー、これはどういうことですか?」

そ、その……ヌードモデルのお仕事って聞いていたと思うんですけど

「ええ、そうですよ。ヌードルモデルのお仕事です」

「ヌード……ル?」

いけない……声が上ずっちゃった

「ええ、こういう飲食系のは楓さんのイメージを壊してしまうかもと思ったんですけどね」

ぽかんとしているであろう私に、プロデューサーが言葉を続ける

「あんなに美味しそうに食べる楓さんは新鮮でしたね! こっち関係でも仕事取ってきます」

「はぁ……そうですか」

つまりこれは私が最初から勘違いしていたってことかしら

プロデューサーがあんなに謝ってきたのも、私のイメージが壊れるかもしれないってことで……

でもでも、あんな表情と態度するのは紛らわしいです。それにヌードルモデルって初めて聞きましたよ?

ああ……なんか恥ずかしくなってきました

「プロデューサー、私これだけじゃ足りません。美味しいラーメン連れて行ってくださいね」

私を勘違いさせたプロデューサーには色々と奢らせちゃいます





おしまい

うん、こういうオチ好きだよw

読んでくれた方に感謝を
今回もたくさん安価を出してくれてありがとうございます

まだ書きたいところですが、これで終了とさせて頂きます
また読んで頂く機会があればよろしくお願いします

そう来たかwおつおつ

終了か。お疲れさまでしたー

乙!楽しませてもらった!
オマケで>>144書いてくれても良いのよ?

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