【ダンガンロンパV3】王馬「ロボット差別王にオレはなる!!V3 」 (400)

        !注意!

※ネタバレあるかもしれないです

※紅鮭の世界だけどもう10日以上続いてます

※安価で行動します

※キャラが崩壊する場合があります



1スレ目
【ニューダンガンロンパV3】王馬「ロボット差別王にオレはなる!!」【安価】
【ニューダンガンロンパV3】王馬「ロボット差別王にオレはなる!!」【安価】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493203817/)

2スレ目
【ダンガンロンパV3】王馬「ロボット差別王にオレはなる!!その2だよー」【安価】
【ダンガンロンパV3】王馬「ロボット差別王にオレはなる!!その2だよー」【安価】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1501587573/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516524021

     ☆現在の仲良し度☆

      絆のカケラ 恋愛フラッグ
赤松楓     6      ―
天海蘭太郎   6      ―
入間美兎    6      ―
キーボ     6      ―
獄原ゴン太   6      ―
最原終一    6      ―
白銀つむぎ   6      ―  
真宮寺是清   6      ―
茶柱転子    6      ―
東条斬美    6      ―
春川魔姫    6      ―
星竜馬     6      ―
百田解斗    6      ―
夢野秘密子   6      6
夜長アンジー  6      ―

現在の日にち

☆27日目☆

王馬小吉
Lv.100 ランク: ロボット差別王

☆現在のモノクマメダル:190枚
☆現在のコイン:1028枚

☆現在の所持品
          
鉄屑         ロボット探知器

蝶ネクタイ型変声機  腕時計型麻酔銃  
ケチャップ      机上トラベル紀行     
ソーイングセット   猿の手   
ネイルブラシ    
過剰に踊るはにわ   
どこでもパラソル   ダークベルト

モノ甚平

王馬「さーて、ここまでのあらすじだよー」

王馬「といっても、話すことなんてほとんどないんだけどね…」

王馬「だってロボット差別してただけだし」

キーボ「しなくていいんですが」

王馬「ま、簡単に言うとロボット差別の果てにオレとキーボはマブダチになったんだよ!」

キーボ「ま、マブダチだなんて…」テレッ

王馬「照れるところじゃないんだけど」

夢野「王馬よ…」ヌッ

王馬「うわ、びっくりした。なに?夢野ちゃん」

夢野「ウウ、ウチとその、カッポゥ…になったことを忘れておらんかのぅ!?なぁ!」

キーボ「カップルの発音いいですね」

王馬「え?そうだっけ?」

夢野「んあああ!忘れるとは何事じゃー!!」

王馬「嘘に決まってんじゃん!ちゃんと覚えてるって」

夢野「そ、それならよい…じゃあの」テクテク

王馬(なにしにきたの?)

キーボ「…で、今は運動会のリレー終了直後というわけです」

王馬「で、運動会…ってなるのも変な話だけどね」

キーボ「リレーは青組が1位、黄組が2位、白組が3位、赤組が4位、でしたね」

王馬「運動会も残すは閉会式のみだよ」

王馬「以上、ここまでのあらすじでしたー!まったねー」

キーボ「あらすじになってるんでしょうか…そもそも必要なんでしょうか…」

鉄屑『さぁ、組対抗リレーはこれで終わりです。本日のプログラムはこれで全て終わりました』

鉄屑『今こちらで集計をしているのでみんなは運動場に集まってねー!』



鉄屑『閉会式です』

鉄屑『まずは、結果発表です!リレーの得点は1位から、20点、15点、10点、5点だよ』

鉄屑『そして栄えある第1位は…!』

鉄屑『ドゥルルルルルルルル…』

王馬「ひとりドゥルルか」

赤松「もうちょっと頑張ったドゥルルしようよ…」

王馬「まぁロボットだから無理でしょ」

赤松「…確かにそうかもしれないね」

キーボ「ボクにドゥルルルルができないと言いたいですか?まぁできませんけどね!」

白銀「キーボ君、ドゥルルできないんだ…」

最原(ドゥルルってなんだ…?)

鉄屑『ドゥルルルルルル…デンッ!!』

鉄屑『得点81点!白組だー!!』

キーボ「やりましたっ!やりましたよ!」

星「…おめでとさん」

ゴン太「おめでとう!!」パチパチ

白銀「おめでとうラッシュの始まりかな?なーんて…おめでとう!」パチパチ

王馬「おめでとー、キーボは全然活躍してなかったけどねー」

キーボ「そんなことはありません!」

最原「うん、頑張ってくれてありがとう」

アンジー「にゃははー神さまのおかげだねー!」

夢野「んあ…じゃが、神さまのおかげだけではなかろう?」

アンジー「…うん、そうだね。終一と魔姫とキーボも頑張ってくれたよねー!」

春川「…ふふ、騒ぎすぎだよ」

百田「やったな、ハルマキ!」

春川「あんたは悔しくないの?」

百田「ん?まぁ…少しはな。だが、オレの助手が優勝なんだ、嬉しくねーわけねーだろ?」

春川「………ありがと」カミイジイジ

東条「今夜の食事はいつもより豪華にしましょう」

茶柱「わぁ、ほんとですか!?」

真宮寺「東条さんも疲れているだろうに…平気なのかい?」

東条「えぇ。せっかくの運動会なんだしいつも以上に張り切って作らせてもらうわ」

王馬「わーい、ママのご馳走楽しみだなー!」

入間「はーあ…優勝じゃなくてガッカリだぜ…」

天海「まぁまぁ、楽しかったからいいじゃないっすか」

赤松「そうだよ!それにまだ、私たちの順位はまだ分かんないんだからさ!」

鉄屑『そうだよ…えっと2位は…72点の青組だよ!』

天海「お、やったっすね!リレーのおかげっすよきっと」

入間「ひゃっはー!オレ様のおかげだな!おい、カス共感謝しろよ!」

王馬「じゃ、3位の発表いってよ」

入間「え、祝ってくれないの?なんで?」

赤松「もう…入間さんだけで勝ち取ったわけじゃないでしょ。みんなのおかげ!」

赤松「はい、私のあとに続いて!みんなのおかげ!はい!」

入間「み、みんなのおかげ……なんでこんなことになってんのぉ…」

赤松「それでよし!」ナデナデ

入間「い、いひひ…撫でてもらったぁ…」

百田「オメーらそれでいいのか……?」ドンビキ

新スレ乙
待ってました!

鉄屑『続いて3位は赤組!得点は63点だよ!』

夢野「まぁこんなもんかのぅ」

夢野「それよりウチは足がパンパンじゃ。誰かおんぶしてくれんかのぅ」

東条「どうぞ」シュッ

夢野「んあー…ママ…」グタァ

星「ママじゃねーだろ…」

真宮寺「なんとも微笑ましい光景だネ」

星「そうだな…」

真宮寺「ククク…」

星(…?なんかこいつの目…危ないような…気のせいか?)

東条「ふふ…今夜はご馳走にしましょう」

夢野「ママのご馳走じゃー!」

星「おいおい…あんまり甘えるなよ?」

真宮寺「完全に親子だネ」


鉄屑『4位は黄組、60点!惜しかったね!』

白銀「いや…地味に全然惜しくないけど…王馬君贔屓が激しくないかな?」

茶柱「転子は悔しいですが、この黄組で運動会ができて良かったと思っていますよ」

ゴン太「ゴン太もだよ!みんなありがとう!」

王馬「にしし、茶柱ちゃんがそんなこと言うなんて珍しいね!オレびっくりだよ」

茶柱「…あなたは本当に1度痛い目にあいたいみたいですね?」ゴキッゴキッ

ゴン太「お、王馬君、謝った方が…」

白銀「いつもみたいに嘘だよーって!早く!」

王馬「嘘だよー!っていうのも嘘だけど!」

茶柱「キエエエエイ!!」ドッテーン

茶柱「ふっ…またつまらぬものを投げてしまいました」

白銀「あ、あはは…でも、わたしもこのメンバーでできて楽しかったよ」

茶柱「ええ。これでおしまいかと思うと若干寂しいですね…次は夢野さんと同じ組になりたいです」

ゴン太「うんう…うん?」

王馬「言った側から寂しさを感じなくなってるんだけど」

鉄屑『えーっとそろそろ授賞式に移っていい?』

鉄屑『じゃあ各組団長は前へ!』

鉄屑『まずは白組、1位おめでとう』

パチパチパチパチ

キーボ「想像以上に嬉しいものですね…!」

春川「優勝旗とトロフィーか…最原、どっちか持ってよ」

最原「うん、じゃあ…優勝旗で」

アンジー「わーいわーい!優勝旗だー、いい布使ってるねー切っていい?」

キーボ「ダメですよ!」

アンジー「あらら、ざんねーん」

百田「オレは…助手達が立派になって嬉しいぜ…」ウッウッ

王馬「こうして助手達は無事に巣立っていったのでした、ちゃんちゃん」

最原「僕はまだ助手でいいよ。ね、春川さん」

春川「…うん」

百田「オメーら…!」ウル…

鉄屑『じゃあ次は青組さんだよ』

パチパチパチパチ

百田「おっと、オレらか…やったぜ、テメーら!」

赤松「やったね!百田くん、似合ってるよ」

百田「そうか?まぁオレは宇宙に轟くもも」

入間「豚に真珠だな!」

百田「遮るな!そしてオレは宇宙に轟く百田解斗だ!トロフィーが似合って当然だ!」

天海「はは、どこに飾るっすかね…」

赤松「食堂とかどうかな?みんな見ることができるよ」

百田「お、そりゃいいかもな!」

入間「金メダルは渡さねーぞ!?」

百田「オメーはもうそれでいいよ…」

天海「なんでそんなに金メダルを気に入ってるんすかね?」

>>9
ありがとうございます!
新スレでもよろしくお願いします

今日はここでおしまいにします、くますみー

鉄屑『次は赤組だよ、はいどーぞ』

パチパチパチパチ

真宮寺「ありがとう…」

夢野「ウチにも抱かせてくれんかのぅ」

東条「じゃあ夢野さん下ろすわよ?」ヨッコラセ

夢野「んあー…立つのはめんどいのぅ」

星「あんたそれでいいのか…」

真宮寺「ククク…さァ、どうぞ」

夢野「んあ~これがトロフィーか、ちっちゃくて可愛いのぅ」

星「まるで赤ちゃんを扱っているみたいだな…ってツッコミは野暮か?」

東条「そうね、野暮かもしれないわ」

星「そうかよ…」

真宮寺「ククク…良かったネ」

夢野「うむ」

王馬(なにをしてるんだろ、あの人たち)

鉄屑『最後は黄組だよ、どぞー』

茶柱「なんだかちっちゃいですね…」

王馬「あるだけましだよ!オレなんてトロフィーもらったことないもん」

ゴン太「じゃあ今回もらえて良かったね!」

白銀「なんだか嘘っぽいなぁ…」

茶柱「…そもそも誰が用意したんですか?生徒会のみなさんですか?」

白銀「わたしは用意してないけど…」

王馬「オレもだよ」

白銀「じゃあ地味にモノクマかもね…」

ゴン太「なんだか微妙な気持ちになったよ…」

茶柱「…確かに、そう考えると素直に喜べませんね…」

王馬「まぁいいじゃん、いいじゃん!気にすんなって、オレがもらってあげるから」

ゴン太「そうだね!」

白銀「地味に王馬君が独占することになってない?」

茶柱「あなたには絶対に渡しません!」

王馬「えーなんでだよー!」



王馬(その後閉会式はあっという間に終わった)

王馬(校長の話とかないし鉄屑がいつの間にか司会になってたせいでグダグダで終ったんだよねー)

王馬(で、今は…)

赤松「では白組の優勝を祝して…」

「「かんぱーい!」」

王馬(食堂で東条ちゃんが作ったご馳走を囲んでパーティをしている最中だ)

王馬「ねーねーキーボ、そのチキン分けてよ、どうせ栄養分にならないんだからさ」

キーボ「断ります。確かに栄養分にはなりませんが、せっかく食べることができるようになったのにもったいないです!」

王馬「えー、栄養分にならない方がもったいないと思うけどなー」

王馬「ねーそうは思わない、赤松ちゃん!」

赤松「なんで私にふるの…?」

赤松「…キーボくん、気にせず食べなって!王馬くんの言うことはほっといていいよ」

王馬「ひどいなー、赤松ちゃんは。オレはキーボのことを思って言ってるのに」

キーボ「ありがとうございます!赤松さんはやはり優しいですね!」

最原「…だけど、高級な肉とかだったら少しもったいないかもしれないね…」

赤松「さ、最原くん!」

キーボ「…うっうぅ…最原クンひどいです!」タタター

最原「え、なんで僕だけなの?王馬くんもけっこうひどいこと言ってたのに…」

王馬「意図して言うのと無自覚で言うのはまたダメージが違うんだね、うんうん」

最原「えぇ…?」

赤松「あ、あはは…ほんとに意識して言ったわけじゃないんだね…」





王馬(さーて、せっかくだし誰かと一緒に食べようかな?)モグモグ

>>20と一緒に食べよう

夢野

王馬「夢野ちゃーん」モグモグ

夢野「んあ…」ムグムグ

王馬「ひどいよッ!オレを差し置いて先に一人で食べてるなんて!」ムグムグ

夢野「むぐむぐ…ゴックン。…いや、お主も既に食べておるではないか」

王馬「しかも、アジの開きだなんて…共食いはどうかと思うよ?」

夢野「食っておらんわ!肉じゃ肉!」

王馬「共食いは否定しないんだね。…全く、魚類が紛れ込んでたなんて笑えないよ」

夢野「共食いでもないわー!」

王馬「にしし、全部嘘だよー!」

夢野「当然じゃ!!…全く」

王馬「それはそうと、夢野ちゃん足は大丈夫?」

夢野「…珍しいのぅ、お主が心配なんて」

王馬「そりゃ心配くらいするよ」

夢野「王馬…」

王馬「だって今日陸に上がったばかりなんでしょ?」

夢野「いい加減キレるぞ」

王馬「嘘だって!リレーでけっこう頑張ってたから足、筋肉痛でしょ?東条ちゃんにもおぶってもらってたし」スッ

夢野「んあーそうなのじゃ。実は今もけっこう痛くてのぅ」

王馬「ふーん、なんか食べたいものある?取ってこようか?」モグモグ

夢野「いや、まだ肉が…」

夢野「んあ?」

王馬「どうしたの?」モグモグ

夢野「さっきまでここにあった肉がないのじゃ…ってお主!」

王馬「妖精さんが食べたんじゃないの?」モグモグゲフー

夢野「お主が食ったな!許さんぞ!」

王馬「ごめん、ごめん」

夢野「ごめんで済むなら警察はいらんのじゃー!さっさと代わりの肉を取ってこんか!」プンプン

王馬「はいはい」スタスタ

王馬「はい、どーぞ」コトン

夢野「うむ、よくやったぞ」

王馬「改めましていっただっきまーす」モグモグ

夢野「……」モグモグ

王馬「……」モグモグ

夢野「……」モグモグ チラ

王馬「ん?オレの顔になんかついてる?」

夢野「…いや、なにも付いとらんぞ?」

王馬「えーホントに?嘘ついてないー?」

夢野「付いとらんぞ…ぷぷ」

王馬「えー、ホントに付いてないよね?なんか不安なんだけど…」サワサワ

王馬「…くっそー、やっぱ付いてないじゃん!」

夢野「かーかっかっか!ウチの魔法でまんまと騙されおったな!」

王馬「……」

王馬「……夢野ちゃんこそソース付いてるじゃん」

夢野「んあ?そんなわけなかろう」

王馬「にしし、ホントだよ」スッ

夢野「んあっ!?」ビクッ

王馬「ほらとれた」

夢野「んあ…確かに。ホントについておったのか…」

王馬「……」ペロ

夢野「んああ!?」

王馬「……これって間接キスかなのかな?」

夢野「んあああああ!?そそ、それは…!」

王馬「…なんてね、これはオレの肉のソースだよ。さっき騙されたお返し!」

夢野「なな、なんじゃと!?」

王馬「…これも嘘かもしれないけどね」

夢野「ん、んああ…」コンラン

王馬(しばらく夢野ちゃんと話ながら肉を食べた!)



王馬(さて、もう少し誰かと話そうかな?)

>>25と話そうかな

星「…」モグモグ

王馬「星ちゃん!」

星「…ん、あんたか」モグモグ

王馬「そんな隅っこで食べてないでもっとパーティの真ん中で踊りながら食べようよ」

星「…断る」

王馬「じゃ、オレも隅っこで食ーべよっと」ヨッコイショ

星「いいのか?夢野と一緒に食べてなくて」

王馬「あー、夢野ちゃんのとなりは茶柱ちゃんに奪われちゃって」

星「そうかい……ま、恋人との時間も大事にしろよ?」

王馬「え?」

星「ずっと側にいられるわけじゃねーんだ……」

王馬「……うん」

王馬(星ちゃんは、遠い昔を思い出すようにオレに言った…)

王馬(…なんか湿っぽくなっちゃったな)

王馬「星ちゃん、今日はいい試合だったね」

星「ん…?あぁ、騎馬戦か」

星「…………」

星「…あれ、いい試合だったか?」

王馬「全米が鼻で笑うような、いい試合だったじゃん!」

星「最悪の試合じゃねーか……」

星「やれやれ、自分の力不足を感じたよ」

王馬「オレも背不足を感じたなー」

星「………………」

王馬「…」

王馬(あちゃー星ちゃんはもっと背不足を感じてるね、そうだよね!)

王馬「星ちゃん、ちょっと待ってて!」タタタ

星「…?なんだ?」

王馬「お待たせー」タタタ

星「…なにを持ってきたんだ?見たところ飲み物のようだが」

王馬「ホットミルク」

星「……」

王馬「はい」スッ

星「……」スッ

王馬「…は~美味しいねー」ゴクゴク

星「…そーだな」ゴクゴク

王馬「オレ決めたよ」ガタン

星「なんだ急に立ち上がって」

王馬「オレ、いやオレたち!」

星(もうすでに嫌な予感がするぞ)

王馬「身長伸ばそうズを結成しよう!」

星「語呂が悪すぎだろ」

王馬「それは分かってるさ!」

王馬「でもオレたちこのまま低身長ズでいいの!?」

星「なんでもかんでもズをつければいいってもんじゃねーぞ」

王馬「オレはそんなの嫌だ!女子より低いなんて笑えないよ!」

星(だったら俺はどうなるんだよ…)

王馬「一緒に牛乳飲んで背を伸ばそう!そしてゴン太を見下ろそう!」

星「いや、さすがに獄原を越えるのは無理じゃねーか…?」

王馬「にしし!やる前から諦めるなんて星ちゃんらしくないよ?星ちゃんはその程度の男だったの?」

星「…言ってくれるじゃねーか」カチーン

星「だったら組んでやろうじゃねーか、そのなんとかズってやつ」

王馬「身長伸ばそうズね」

星「…ふん、だがな王馬。まさか牛乳飲むだけで終わるんじゃねーだろうな?」

王馬「え?」

星「適度な運動も必要だろ。…というわけで付き合ってもらうぞ、俺の運動にな。結成したんだからあんたも付き合うだろ?」ニヤ

王馬「え、えー…星ちゃん、目がマジだよ?」

星「ふ…明日から楽しみだなぁ?な?」

王馬「……あはは!そうだね、オレすっげー楽しみだなーワクワクするなー!」

星「はは…よく言うぜ」


王馬(しばらく星ちゃんとどうやったら背が伸びるか話し合った)

天海「…じゃ、そろそろお開きにするっすかね」

赤松「楽しかったね!」

白銀「東条さん、片付け手伝うよ」

東条「平気よ、みんなはゆっくり休んで頂戴」

王馬「じゃあお言葉に甘えて。おやすみー」

百田「テメーはもうちっと遠慮ってもんを知った方がいいぞ…」

王馬(…こうして食堂をあとにしたオレは部屋に戻った)

鉄屑「とーちゃん、お疲れー」

王馬「うん」

王馬(ここ最近は運動会に夢中になってて忘れてたけど…)

王馬(オレ…いや、オレたちはいつここから出られるのだろう)

王馬「……」フワァ

王馬(うーん、布団にもぐったら眠気が……もう寝よう)スースー

鉄屑「おやすみ、とーちゃん」

…一方その頃

最原「…赤松さん」

赤松「最原くん。…なに?」

最原「改まって話がしたいんだ」

赤松「!う、うん、いいよ」

最原「えっと、どうしようか。どこで話そう…」

赤松「じゃあ、私の研究教室来る?」

最原「いいの?」

赤松「うん!…それに、あそこなら誰にも聞かれないよ?それなら恥ずかしくないでしょ」

最原「あ…うん、ちょっと誰かに聞かれると恥ずかしいからありがたい、です」

赤松「私は別にいいんだけどね?」

最原「ご、ごめん…」



最原「改めまして…赤松さん。僕はキミが好きです」

最原「僕と…付き合ってください!」バッ

赤松「…うん、私も好きだよ。これから…よろしくね」ギュウ

最原「…うん」ニコ

赤松「……ふふ」ニコ



最原「…僕たち、いつ卒業できるんだろう」

赤松「確か…キーボくんと王馬くんが変なライトを使ったら、モノクマが視聴率とれないと延長って言っていた記憶を思い出したんだっけ?」

最原「うん、彼らによるとそうだね。今のところ誰も卒業してないし、言ってることは正しいと思うけど」

赤松「私達にはそんな記憶はないけどね。っていうか、そんなことができる機械を持ってるなんてモノクマは一体なんなんだろう…」

最原「結局、分からないことだらけだよね。いつ出ることができるかも分からない」

赤松「…私達は見世物じゃない。視聴率とかどうでもいいよ。…でも、視聴率が問題なら全員恋人にならないだめなのかな…」

最原「もしそうだったらキーボくんはどうするんだろう…」

赤松「……え、そのせいじゃない…よね?」

最原「さすがにないと思うけど…」

赤松「だ、だよね。だったら最初から連れてこなければいい話だもんね」

最原「恋愛バラエティとか言ってるのにキーボくんの存在がけっこう謎なんだよね」

赤松「…恋愛、できるのかなぁ…当初の予定だったらどうなってたんだろう。確か10日で卒業でしょう?ダメだったら留年するの?」

最原「…男嫌いの茶柱さんと卒業…とか?」

赤松「茶柱さんもキーボさんはセーフです!…って言ってたね」

最原「…だけど中々想像できないな…あのふたりが恋人なんて」

赤松「うん。……あれっ、私達なんの話してたっけ?」

最原「…そろそろ寄宿舎に戻ろうか」

赤松「…そうだね」

…一方その頃②

東条「…悪いわね、天海君。片付けを手伝ってもらっちゃって」

天海「いや、いいんすよ。俺が一応生徒会長なんで」

東条(…関係あるのかしら?)

天海「じゃ、俺はこれで」スタスタ

東条「ええ。ありがとう」




天海「……今日も図書室、行くっすかね。何かが変わるわけでもないでしょうけど」




「………」キョロキョロ

「………」ガチャ

「………」バタン

東条「…ふぅ、戸締まりはこれでよしと」

東条(さすがに今日は少し疲れたわね、早く寝ましょう…あら?)

バタン

東条(今誰か女子トイレに入っていったわね…誰が入ったかは見えなかったけれど)

東条(こんな時間にわざわざ校舎内のトイレを使うなんて…誰か校舎に残っていたのかしら)

東条「…」

東条(…まぁ、詮索するわけではないけれど、私もトイレに行ってから寄宿舎に戻りましょう)

東条(万が一……万が一、男子が入っていたら由々しき事態だものね…)

ガチャ バタン

東条(あら?誰もいない…?個室も全て空いている…。男子トイレの方だったのかしら、いえ、そんなはずは…)

東条「…………気のせい、かしら」ボソ

東条「………」スタスタ クルッ

東条(やっぱり誰もいないわよね)

東条「…………」ガチャ

東条(気のせい、で済ませていいのかしら…)バタン




ゴゴゴゴゴ…

天海「ふぅ」

天海(相変わらず、この扉は開かねーっすね)スッ

天海(しかもなんのためにあるのか未だに不明、と)

天海(もしかして出口?ここが開いたらみんなで出れるんすかね?……考えたってさっぱりわかんねーっすよ)コンコン

天海(やっぱり”特典”と何か関係あるんすかね…)ゲシッゲシッ

天海(でも、こんなところに連れてこられてなにか危険なことをやらされるのかと思いきやなんにも起きないし……”特典”はあんまあてになんねーっすね)ガンッガンッ

天海(いや、あてにならなくてよかった…?)ドンドンドンドン

天海「………」グルグル

天海(…そして俺の才能は、未だにさっぱり思い出せない。誰も信用できない、自分すらも信用できない……)

天海(…って最初のころは思ってたっすけど、今は違うっすね。いや、自分が信じられないのは変わらないっすけど)

天海「…」

天海(なーんてことをここ最近ずっと考えてるっすね…この扉のことを言おうか迷って…)

天海(言ってしまったら、今の日常や関係が全部壊れるんじゃないかと怖くなって…)

天海「…はぁ」

天海(……ここに来てもなんにも変わらないか)

天海(ここに来ると、ついいろんなことを考えてしまって嫌になるっす)

天海(…そして毎日同じようなことを考えて、考えてもなんにも分からない…)

天海「…なんで図書室なんかに毎日行ってるんすかね」

シーン…

天海「……はぁ」

天海(…とりあえず今日も収穫なし、と。帰るっすかね)スタスタ




コンコン ゲシッゲシッ ガンッガンッ ドンドンドンドン

「…天海君、うるさいなぁ」

マザーモノクマ「うぷぷ、いくらやっても無駄なのにね」

「ま、それは置いといて。はぁ…今後の展開どうしようかなぁ」

マザーモノクマ「もうダラダラグダグダでいいんじゃないの?」

「飽きちゃうよ!」

マザーモノクマ「ん~確かに。視聴者は一回は延長望んだけど、さすがに飽きてきちゃったみたいだね」

「…ん?一回はってどういうこと?」

マザーモノクマ「…あぁ。なんでもないよ」

「……」

「……わたしとしてはそろそろ終わらせ時だと思うんだよね。コロシアイ始めちゃう?なーんて」

マザーモノクマ「でも今さらコロシアイなんて真宮寺クン以外しないと思うよ?」

「だよね、地味に仲良しこよしだもんね」

「…はぁ…じゃあ彼はもうロボット差別王なんだから、そろそろ卒業させちゃおうよ」

マザーモノクマ「…ん~そだね。キリがいい日に卒業させちゃおっか」

「うん、そうしよ、そうしよ!ちょっとした刺激にさ。今回の主人公である彼がいなくなったその後…って続けよう」

「まぁコロシアイに比べてたら面白さは雲泥の差だけどね」

「はぁ…どうしようかなぁ…どうやったらコロシアイなしで面白くなるんだろう。うーん…難しいなぁ。ダンガンロンパがしたいよぉ…ちょっと1からやり直そうかな」ポチポチ テッテレー

マザーモノクマ「うぷぷ…」

☆28日目☆

Lv.100 ランク: ロボット差別王

☆現在のモノクマメダル:190枚
☆現在のコイン:1028枚

☆現在の所持品
          
鉄屑         ロボット探知器

蝶ネクタイ型変声機  腕時計型麻酔銃  
ケチャップ      机上トラベル紀行     
ソーイングセット   猿の手   
ネイルブラシ    
過剰に踊るはにわ   
どこでもパラソル   ダークベルト

モノ甚平

王馬「あー、朝か…」

王馬「……」

王馬(地味に筋肉痛だ)



王馬「さて、と」

王馬(とりあえず>>39(場所)に行こうかな)

食堂

鉄屑「とーちゃん、どっか行くの?」

王馬「んー?」

グー…

鉄屑「おなかすいてるの?」

王馬「…食堂行ってくる」

鉄屑「行ってらっしゃーい」



-食堂-

王馬(まだ朝早いから、誰とも出会わなかったな)

ガチャ

王馬「おはよー!」

>>41「おはよう」

>>42「おはよー」

斬美さん

百田

東条「王馬君、今日はどんなメニューがいいかしら」

王馬「うーん…和食で!」

東条「分かったわ、すぐに用意するわね」スタスタ

王馬「東条ちゃんはいいとして…」チラ

百田「…あ?」

王馬「百田ちゃんがこんな朝早く珍しいじゃん!」

百田「別に珍しくもなんともねーよ。いつも通りだ、いつも通り」

王馬「へー髪の毛のセットに時間がかかるから早く起きたんだね」

百田「んなこと言ってねーよ!」

東条「お待たせ」コト

王馬「わーい、ママの手料理だ、いっただっきまーす」

百田「いつから東条はテメーのママになったんだよ…」

東条「けっこう前からよ。もう慣れたわ」トオイメ

王馬「ね?」

百田「なにが、ね?だ!」

東条「…しばらく他の人は来なさそうね。私も一緒に食事をとってもいいかしら」

王馬「うんべふひいーほ」モグモグ

百田「口に入れたまましゃべんなよ」

王馬「東条ちゃん、まだ朝ごはん食べてなかったの?」

東条「ええ、百田君が予定よりも早く来たから急いで準備をしていたの」

百田「わりぃな、東条。早く目が覚めちまってよ」

東条「私も今朝は起きるのが少し遅かったら…ごめんなさいね」

王馬「もう!百田ちゃんはそのツンツンヘアーを折る勢いで土下座しなよっ!」

百田「しねーよ!」

東条「しなくていいわよ。折れたら大変だもの」

百田「いや、普通折れねーぞ?東条、大丈夫か?」

王馬「わっかんないかなー、今のはメイドジョークだよ。ね?」

百田「そうなのか…すまねーな、大丈夫かとか聞いて」

東条「…………」モグモグ

王馬「あ、これはジョークが恥ずかしくてなかったことにしている顔だね」

百田「…オレはもう忘れたぞー」

王馬「残念!百田ちゃんのツンツンヘアーは凶器になるくらい硬いからちょっとやそっとじゃ折れないよ!」

百田「忘れろって!つーか、凶器になる分けねーだろうが!」

東条「ふぅ、ご馳走さま」

王馬「え、食べるの早いね。もうちょっとゆっくり食べなよ」

百田「よく噛むのは大事だぞ」

東条「…あんまり食事に時間をとりたくないのよ」

王馬「ふーん、そっか」

百田「そういや東条は誰かの手料理とか食ったことあんのか?」

王馬「さすがにあるでしょ。オレのお婆ちゃんの手料理とかさ」

百田「東条がママだから、東条のおふくろはテメーのばぁちゃんってか?いつまで続いてんだその設定は」

東条「誰かの手料理…物心ついたころにはメイドだったから…小学生くらいから食べてないかもしれないわね」

百田「おいおいまじかよ…今度オレが作ってやろうか?」

王馬「止めなよ、百田ちゃん」

王馬「百田ちゃんが料理を作ったところでキッチンがダークマターまみれになるのは関の山だよ」

百田「なるかよッ!」

東条「百田君…もしあなたが料理があまり上手でないならあまりキッチンには入らないで頂戴」

百田「東条?勘違いするなよ?オレは人並みに料理はできるからな?」

王馬「なんでそんなにキッチンに入ってほしくないの?」

東条「以前、誰かがキッチンを使用したあと、とても汚れていたのよ…メイドとしてあれは許せないわ」

百田「ったく誰がそんなことしやがったんだ?」

王馬「オレだよ」

東条「そう…じゃあ1回、痛い目にあった方がいいかもしれないわね」ゴキゴキ

王馬「嘘に決まってんじゃん!本気にしないで!」

東条「そう…ならいいのよ」スゥ

百田「オメーは1回痛い目にあったほうがいいと思うぞ」

王馬「え……ママァッ!百田ちゃんがツンツンヘアーでオレを殺そうとするよー!!」

東条「…王馬君、朝だから少し静かにして頂戴」

百田「だからこの髪は凶器じゃねーって!!」

東条「百田君も一々王馬君の言葉を相手にしていたら身が持たないわよ」

百田「ぐっ…それもそうだな」

王馬「そーだそーだ!」

百田「オメーのせいだろ!」

東条「駄目ねこれは…」

王馬(しばらく食事を楽しんだ!)



王馬(さて次はなにしようか)

>>47 なにする?

夢野と一緒にキーボのところに遊びに行く

あぁ…キーボがロ差される未来が見える…

>>48
…未来予知かな!?

今エンディング書き進めているんですけど想像以上に長くなってます…
なるべく矛盾がないよう頑張ります…そしてss自体は2月か3月中には終わる予定

では更新再開です

王馬「よしっ、まずは夢野ちゃん探しだね」

夢野「…」テクテク

王馬「あ、いた!おーい、夢野ちゃーん!」タタタ

夢野「…んあ?王馬かどうし」

王馬「さぁ、行こう!レッツゴー!」タタタタ

夢野「んああ!?」ズルズルズル

ピンポピンポピンポピンポーン

王馬「まだかな、まだかなー」

夢野「なんじゃ…キーボのところへ遊びに行くなら早く言わんか…」

夢野「いきなり連れてかれるから、何事かと思ったぞ」

王馬「ごめん、ごめん!…あ、そろそろ来るかも、夢野ちゃん前出て」グイグイ

夢野「んあああ!?」

ガチャ

キーボ「…夢野さん、と王馬クン?」

王馬「夢野ちゃんがキーボと遊びたいんだって。んで、ピンポン連打してたんだよ」

王馬「…夢野ちゃんがね!」

夢野「んあっ!?なにもかも虚構ではないか!」

キーボ「あのー…結局キミたちは何がしたいんですか?」

王馬「あぁ、キーボと遊びたいんだよ、それはホント」

キーボ「まぁ…夢野さんもいるなら構いませんよ」

王馬「えーオレだけだったら嫌だったの?ちょっとひどくなーい?」

夢野「散々ロボット差別しておったら仕方ないじゃろ」

キーボ「キミもですがね…で、なにして遊ぶんですか?」

王馬「キーボの部屋でババ抜きしよう!」

キーボ「ボクの部屋でですか!?…というか、ボクトランプなんて持っていませんけど

夢野「ふっふっふ…ここで魔法使いというわけじゃ!」カーッカッカッカ

王馬「あ、オレ持ってるよ」スッ ジャーン!

キーボ「どこから出したんですか…」

王馬「……え、それ聞くの?キーボってロボなのに変態だったんだね…変態は入間ちゃんだけで充分だよ」

キーボ「どこに締まってたんですか!汚れてませんよね!?」

王馬「ロボの癖になに入間ちゃんみたいな妄想してんの?ポケットから出しただけだよ?」

夢野「んあー!!ウチの出番を食うでない!」

王馬「安心して、オレアジの開きは嫌いだから食べないよ」

夢野「んあ!?」

王馬「…嘘だけどね!」

夢野「んああ!?」

キーボ「…早く入ってくれませんか」



王馬「よし。じゃあ配るよー」

夢野「ちょっと待てい!」

キーボ「どうしたんですか?」

夢野「お主が配ると絶対何か仕掛けるじゃろ。やっぱりウチのトランプでウチが配るわい」

王馬「…正直マジシャンの夢野ちゃんの方が信用できないんだけど」

夢野「んあ!?魔法使いじゃ!」

キーボ「そこですか?…ボクとしては王馬クンのトランプを使って夢野さん配ればいい思います」

王馬「じゃ、オレもそれでいいよ。はい、夢野ちゃん」スッ

夢野「やれやれ…それで手を打ってやるわい。正直、王馬のトランプも信用できぬがな」シュッシュッ

キーボ「ありがとうございます。えーっと……あ、揃った」ポイ

王馬(おっといきなりオレがババか)

王馬「…じゃ、キーボがオレの引いてよ」

キーボ「勝手に決めるんですか。…まぁ別にいいですけど」

夢野「で、お主がウチのカードを引いて、ウチがキーボのカードを引くんじゃな」

王馬「…にしし、じゃキーボから引いてってね」ニヤ

キーボ「……」スゥ

王馬「…」笑顔

キーボ「……」スゥ

王馬「…」泣き顔

キーボ「…」スゥ

王馬「…」スライム

キーボ「………」アセダラダラ

夢野「…はよせんかい!そしてなぜロボットのくせに汗を流しておるのじゃ!」

王馬「そうだよ、早くしなよ~」ニヤ

キーボ「うう~……えいっ!」シュッ

キーボ「………うっ!!」ガーン

夢野「…お主、ロボットのくせに分かりやすすぎじゃろ…」

王馬「あはははは!最初っからババを引くなんて…!しかもロボなのにポーカーフェイスも下手くそだなんて…あははは!!」ゲラゲラ

キーボ「…むぐぐぅ~………!」

王馬「じゃ、夢野ちゃんの引くね。…お、揃ったラッキー」ポイッ

夢野「んあ~…次はウチが引く番か。嫌じゃのぅ…」

キーボ「……どうぞ」

夢野「なぜ1枚だけ上に出しとるんじゃ」

キーボ「……さ、さぁ?」ピュ~

王馬「いや、ロボは口笛吹けないだろ」

夢野「ふっふっふ…これがババなんじゃろ。ロボがウチを騙すなんて千年早いのじゃ!ウチは端っこを引くぞ!」

キーボ「!」パァ

夢野「…と見せかけて、上に出しとるこれが普通のカードなんじゃろ」スッ

キーボ「…!!」ガーン

夢野「ふっ…やはりのぅ。キーボにババ抜きはまだ早かったかのぅ?」

キーボ「うぐぐぐ~…!!」



王馬「…はい、上がりー!」

夢野「んあ~…キーボとウチの一騎討ちか」

キーボ「結局ババ全然移動しなかったんですけど…」

キーボ「さぁ、夢野さん引いてください!」

夢野「2枚のうちどちらかがババか…」ゴク

王馬「ふむふむ…」ジィ

キーボ「ちょ、王馬クン、教えないでくださいよ!?」

王馬「教えないよ?へぇ、そっちがババか~」

キーボ「ちょっと……!」アセ

夢野「……」スゥ チラ

王馬「…」プスークスクス

キーボ「…」アセダラダラ

夢野「…んあ」スゥ チラ

王馬「…」

キーボ「…」アセダラダラ

王馬「…それ引いちゃう?」

キーボ「王馬クン!」

夢野「…こっちにするぞ…」

王馬「あ、負けた方が罰ゲームとして変顔ね」

夢野「…んああああ!?」シュッ

夢野「……!」チラ~…

夢野「やった、やったぞー!あがりじゃー!」

キーボ「…」チーン

王馬「じゃあキーボ、変顔ね」


キーボ「え…いつものキミの嘘じゃないんですか?」

王馬「…あ、ごめん。元から変顔だったね」

キーボ「!?」

夢野「いや…表情変わらんのではないか?」

キーボ「!?!?」

王馬「あーそれもそうだね。じゃあ罰ゲーム免除で」

夢野「よかったの、キーボ」

キーボ「…」ブルブル

キーボ「もう1回勝負です!次こそはキミたちのどちらかに変顔させてみせます!!」

王馬(…その後もババ抜きを楽しんだ!)

王馬(…結局キーボが負けてばかりだったけどね!夢野ちゃんも何回か変顔を披露したよ!)



王馬(さて昼過ぎになったわけだけど)

>>57(人物のところor場所)に行くか

茶柱

王馬「茶柱ちゃんのところにでも行ってみようか」

―茶柱の研究教室―

王馬「…」ソロリ

茶柱「………はっ」

茶柱「キエエエエイ!」ドドドド

王馬「うわぁっ!」ヒョイ

茶柱「ちっ避けられてしまいましたか」

王馬「入った瞬間仕掛けてくるなんてひどいよー」

茶柱「へん、あなたは男死なんですから当然です」

王馬「…ところで昨日の運動会で転んだ怪我はもう大丈夫?」

茶柱「へ?…えぇ、少し痛みますがもう平気です」

王馬「そっかーなら良かったよ。あ、嘘じゃないよ?」

茶柱「…まぁホントだと受け取っておいてあげます。ところで今から転子は訓練を行うのですが」

王馬「…じゃあオレはこれでー…」ガシィッ

茶柱「…王馬さんも一緒に訓練しましょう?」ニコォ 

王馬「……はい」ガシィ…

王馬(しばらく茶柱ちゃんと訓練させられた!!)

茶柱「ふぅ…」

王馬(…なんか声を掛けようか)

王馬「茶柱ちゃん」

茶柱「はい?」

王馬「>>59

えいっえいっ 怒った?

やめとけww死ぬぞwww

>>60
王馬「オレが死んだら>>60ちゃんがオレの墓を作ってね…」

キーボ「なんてこと頼んでるんですか」

王馬「あとドイツにいるオレの両親に愛してるって伝えてほしいな」

キーボ「ドイツにご両親がいるんですか!?」

王馬「えーっと、そうだ、あとオレの飼ってる101匹のワンちゃんに毎日餌をあげてくれる?」

キーボ「絶対嘘ですよね!?ホントだとしても頼みすぎですよ!」

王馬「あとオレの老後の介護よろしく」

キーボ「生きてるじゃないですか!」


再開します!

王馬「えいっえいっ」

茶柱「…………………………」イラァ

王馬「怒った?」

茶柱「……………………………」ススス

王馬「!?」ガシッ フワッ

茶柱「キエエエエエエエエエエエイ!!!!!!」

王馬「うわっ、うわぁっ!?」ドッテーン

茶柱「もっかいキエエエエエエエエエエエイ!!!!!」ブンブン

王馬「いだ!いだだだだ!」ドッテーン

茶柱「さらにキエエエエエエエエエエエイ!!!!」ブンブンポキ

王馬「今なんかやばい音し、いだだだっ!!?」バキバキ

茶柱「とどめのキエエエエエエエエエエイ!!!!!!」ブンブンドゴオッ

王馬「ギブ!ギブ!ギブ!!」バシバシ

茶柱「フーッフーッ…!!」

王馬「」ピクピク

茶柱「転子は今…キレています!」

王馬「見て…わかる…よ」ピクピク

茶柱「…どうやらあなたには、心の特訓が必要なようですね!」

王馬「必要…ない…と思うよ。見ての通り、体動かないしさ…心うんぬん言ってる場合じゃ思うんだよね…」ピクピク

茶柱「いいえ、このままでは夢野さんを任せられません!」

王馬「…ふー、いたた」ヨッコラセ

茶柱「なんだ起き上がれるじゃないですか、もう一発投げましょうか?」

王馬「遠慮しとくよ。……安心して、茶柱ちゃん。夢野ちゃんのことは泥舟に乗った気持ちで任せてよ!」

茶柱「沈むじゃないですか!」

茶柱「まったくあなたは…!」プンスコ ベシッ

王馬「いつつ…叩かないでよ。一方的な暴力だよ…そ、それより自分の心配したら?」ヒリヒリ

茶柱「…へっ?」

王馬「にしし…いつ出れるか分からないけどさ、もしかしたら全員カップルにならないと出れない!みたいな条件じゃないと出られないかもしれないじゃん?」

茶柱「…あー、そんな意味不明な企画ありましたね。忘れてました」

王馬「で!…茶柱ちゃんはいい相手を見つけた?」

茶柱「……見つけてましたよ」

王馬「男死!?だれだれ!?」キラキラ

茶柱「は?またぶん投げますよ?」

王馬「ごめんなさい」

茶柱「…あなただって分かってるくせに」ジト-

王馬「…」

茶柱「…でも転子の気持ちはきっとそういう気持ちじゃなかったと思うんです」

茶柱「仮に転子がそういう気持ちだったとしても…転子は、彼女が幸せならそれでいいんです」

茶柱「夢野さんが幸せだったら…それで」

王馬「…絶対幸せにするよ」

茶柱「当然です!転子にそれを誓わない限り交際は許しませんから!」

茶柱「あと性転換することも必須条件です!」

王馬「だから、キミはお父さんか!」

茶柱「誰がお父さんですか!男死と一緒にしないでくださいって!」

王馬「じゃあお義父さん?」

茶柱「いや、漢字を変えても男死であることには変わりないですからね」

王馬「ところで50代とか60代の男にも男死っていうの?」

茶柱「本当突然ですね…男死には男死です」

王馬「でも若いと男子と男死の語呂がいいけど、50代で男子はないと思うんだよね」

茶柱「…どうでもいいところに突っ込むんですね」

王馬「正直オレも心底どうでもいい」

茶柱「…あの、性転換から話を逸らそうとしても無駄ですからね?」

王馬「…バレた?」

茶柱「バレバレです」

王馬「じゃあオレはこれで……って痛いよ、茶柱ちゃん!」ガシィッ

茶柱「いえ、今後の性転換についてきっちり話をしておきましょう」ガッシリ

王馬「なんかさっきと流れが似てない?」

茶柱「気のせいですよ。まだ体も痛いでしょうし、ゆっくりしていってはどうですか?」ニコォ

王馬(誰のせいで痛いと思ってるんだ…ってオレのせいか!)

王馬(…その後性転換をひたすら勧められた…!!もちろん断ったよ?)



王馬(さて、夜になったけど)

>>66 誰かに会いに行くorどっかに行く
(※人物や場所によっては会えなかったり行けなかったりする)

つむぎ

>>51
夢野「ふっふっふ…ここで魔法使いというわけじゃ!」カーッカッカッカ

夢野「ふっふっふ…ここで魔法使いの出番というわけじゃ!」カーッカッカッカ

>>61
茶柱「本当突然ですね…男死には男死です」

茶柱「本当突然ですね…男死は男死です」

今さらな訂正です。多分ホントはもっと訂正ある

王馬「白銀ちゃんにでも会いに行ってみようか」

王馬(そしてイタズラでもしよう)ニヤ

ピンポーン…シーン

王馬「居留守かな?」

ピンポーン…シーン

王馬「…いないのか。じゃあ研究教室かな」

―白銀の研究教室―

ガチャ

王馬「トリックオアトリートメント!」

シーン

王馬「…いないじゃん!」

王馬(おっかしいなー5階に来るまでに他んとこもちらーと探したのに)

王馬(寝てたのかな?でもまだ19時だよ?)

王馬「あの毎日夜更かししてそうな白銀ちゃんが寝てるなんて、思えないんだけどなー」

王馬「どっか隠れてる?ここ広いもんなー」ゴソゴソ



王馬(その後も白銀ちゃんを探したけど見つからなかった)

>>69 引き続き探すor諦めて部屋に戻る

探す

>>68 また訂正
王馬「トリックオアトリートメント!」

王馬「トリックオアトリート!」

王馬「よし、まだ探そう。このままだとオレの気が済まない!」グッ


~その頃白銀は~

マザーモノクマ「うぷぷ…」

王馬『いないじゃん!』

白銀「…あらあら、王馬君。そんなにわたしのこと探してくれるなんてね。地味に嬉しいよ」

王馬『あの毎日夜更かししてそうな白銀ちゃんが寝てるなんて、思えないんだけどなー』

白銀「その通り!わたしは毎晩今後の展開に頭を悩ませてるんだよ!」

王馬『どっか隠れてる?ここ広いもんなー』ゴソゴソ

白銀「ちょ、あんまり探らないで!」

マザーモノクマ「あーあ、散らかっちゃったね」

白銀「あ、あ~…!!そこはダメ!そこも!!うぅ~…」

―食堂―

王馬「うーん」パカッ

ゴミ箱「」プーン

王馬「いないな」パタン スタスタ

白銀(むしろなぜそこにいると思ったのか)

東条「…」

王馬「ここはどうかな?」パカッ

冷蔵庫「」ヒンヤリ

王馬「やっぱいない」パタン

白銀(わたしは食料じゃないんだけどなぁ)

東条「……」

王馬「どこにいるのかな~…」テクテク

東条「…………」

東条「…私は突っ込まないわよ」ボソ

白銀(わたしが突っ込んでるから平気だよ!)

―AVルーム―

王馬「うーん、ぼっちでアニメ見てると思ったけど違ったか」

白銀(わたしをなんだと思ってるの…)

―図書室―

ガチャ

天海「!?」ビクッ

天海「王馬君…」

王馬「あれ、天海ちゃんこんなところでなにしてんの?」

白銀(危なかったね~天海君。もう少しで隠し扉がばれちゃうところだったよ)

天海「…ちょっと本を探してたんすよ」

王馬「ふーん…じゃあ目当ての本はこの本棚のへんにあるんだね」

天海「え?」

王馬「だって、天海ちゃんこの辺にいたし、この本棚の前だけ本の山が全然ないから」

天海「…」

王馬「本を探して整理してたら、きれいになっちゃったのかなー…って」

天海「…はい、そんなとこっすよ」

王馬「にしし…やっぱり!で、目当ての本は見つかった?」

天海「それがまだなんすよ。置いてあるジャンルがバラバラで探すのに一苦労っす。もう何日も探してるんすよ…」

王馬「へーそれは大変だね」

天海「…ところで」

王馬「ん?」

天海「王馬君はどうしてここへ…?」

王馬「…どうしてだと思う?」

天海「…さぁ、わかんねーっすよ」

王馬「にしし!正解は白銀ちゃんを探してる、でしたー!」

天海「白銀さんを?…残念っすけど見てないっすね」

白銀(惜しいところまでは来てるよ!)

王馬「そっかー残念、じゃあオレはもう行くよ。ばいばーい」

天海「はい、おやすみっす…」

ガチャ バタン

天海「…ふぅ」

王馬「……」

王馬(なんか怪しい。…けどまぁいっか)



王馬「……」ジー

女子トイレ「」

白銀(入っちゃう?禁断の扉を開けちゃう?)

マザーモノクマ(王馬クン一回入ったことあるよ?)

白銀(なん…だと…)

王馬「…」キョロキョロ

王馬「…」ジー

王馬(あんだけ探したのにいない!もうここしか考えられないよ)ジー

白銀(白銀ちゃん、うん●こしてるなーとか思われているのかな)

王馬(白銀ちゃんうんこしてんのかな…だったら入らない方がいいかな)

王馬「うーん」

白銀(…あれ、地味にわたしピンチ?)

マザーモノクマ(うぷぷ!見つかったらピンチかもねー!)

白銀(トイレは今誰もいない…ちょっと戻る!)

マザーモノクマ(ばったり出くわしたらどうするの?)

白銀(…ど、どうしよう、適当に言い訳かな…うん…でも…あー、どうしよ…)アセダラ―

王馬(…女子トイレ入っちゃう?)

>>75 入るか入らないか(どっちを選んでも>>75のコンマが90以下で女子に見つかる)

今日はここまでにします、くますみー

入ろう

王馬「…よし、入ろう」

白銀(入っちゃうの!?)

マザーモノクマ(うぷぷ…王馬クンも大胆だねぇ)

ガチャ…

王馬「……誰も入っていないみたいだね」チラチラ

王馬(前入ったときは確か最原ちゃんとキーボがいたんだっけ。だからあんまりじろじろ見てなかったんだけど…)

王馬「………」キョロ

王馬(おっといけない。これ以上調べると誰かに見つかるかも…そして変態の烙印を押される…!)

白銀(見つけませんように見つけませんように見つけませんようにさっさと出ていってー!)

王馬(でもなんか気にな――)

パタパタパタ…!!

夢野「…も、漏れる…!」

赤松「落ち着いて夢野さん、あとちょっとだから!」

王馬「!?」ササッ パタン

王馬(夢野ちゃんに赤松ちゃん!?なんで…ってここ女子トイレだった!!)

王馬(そして…まずい。思わず隠れてしまった、一番奥の個室に)

夢野「んあー!」バタン!!

王馬(……オレは聞いてしまうのか…)チーン

ポチ ジョー…(※歌姫)

王馬(……水の音?)チラ

歌姫ボタン「」

王馬(もしかしてこれ…?)

王馬「……」ソローポチ

ジョー…

王馬(…水の音…なるほど、女子トイレにはこんな機能があるのか…)フーム

王馬「……!」…ハッ

王馬(…オレ、なにしてんだ?こんなのただの変態じゃん…)ドヨーン

赤松「あれ、よく見たら他にも誰か入ってたんだね」

王馬「…!!」ドキッ

王馬(ま、まずい…!)

夢野「ふぅ…んあ?赤松どうしたんじゃ?」パタン ジャー

赤松「いや…あそこ。誰か入っているみたいでさ」

夢野「本当じゃ。おーい、誰じゃー?」

王馬「………」ドキドキ

赤松「待ってよ、体調悪いのかもしれないしあんまり声かけない方がいいんじゃない?」

夢野「じゃが、もし中でぶっ倒れていたらもっとまずいのではないか?」

赤松「それもそうか…おーい、返事できそう?」コンコン

王馬「………」アセ

白銀(…ふぅ、もう大丈夫そうかな…王馬君…いいやつだったよ…)

赤松「…まさかホントに倒れてる?」

赤松「いやでも待って…さっき水の音聞こえてきたよ?夢野さんが入ったあとから」

夢野「んあ…じゃあ中で動けるということじゃな?」

王馬(くそ!興味本意で押したのが仇になった…!)

夢野「…おい、大丈夫かの!?悪ふざけはやめい!」ドンドン

王馬(悪ふざけじゃない…!白銀ちゃんを探していただけなんだ!どっか行って…!)

赤松「ねぇ…上から覗くよ?」

王馬(なん…だと…)

赤松「…あと10秒したら、覗くから…返事できないんだったら、ドア叩くとかでもしてほしいんだけど…」

夢野「…倒れておらんよな」

王馬「……」

王馬(…なんでこんなことに…)

>>79 どうしよう…?
(※女子に見つかるのは確定しています)

のぞこうとする赤松がはまるのを待つ

上からではなく下からのぞくのか…
じゃあはまって動けなくなった赤松ちゃんのパンツをのぞきますね

>>80 転子ちゃんに通報しますた


赤松「…うーん」

夢野「んあ?覗かんのか?」

赤松「いや…さすがに上から覗くのは悪いかな~って」

王馬(まさか…)

夢野「…まさか下から覗くなどと言わんよな?」

赤松「えっ?そのまさかだけど?」

夢野「なんじゃとー!?」

王馬(…でもこれはチャンスだ。下から覗くなんて限界があるだろうし)

王馬(それに…赤松ちゃんには悪いけどはまるかもしれないし)

王馬(下の方にけっこう隙間があったのは運が良かったかもね)

夢野「赤松よ…ここはトイレじゃぞ…?」

赤松「分かってるよ…でも大丈夫。私まだシャワー浴びてないから」

夢野「そういう問題なのか!?」

王馬(そういう問題じゃないと思うよ)

赤松「…ねぇ、知ってる?」

王馬(…ん?)

夢野「んあ…な、なんじゃ突然」

赤松「教室の床ってトイレの床より汚いんだよ」

王馬(!?)

夢野「んあー!?なんじゃとー!?」

赤松「…まぁ、私がまだ小さいときに教えてもらったからホントかどうかは分かんないけどね…」

夢野「だ、だとしても…知りとうなかったわい…」

赤松「…じゃあ私は覗くね」

夢野「…分かった。せめてこの布を下に敷け」スッ

赤松「でもこれ夢野さんのマントなんじゃ…」

夢野「いいんじゃ…同じ女子としてお主が女子トイレに寝そべるのをただ見ているだけというのは我慢ならん」

夢野「…それにあとで洗えばよいじゃろ?」ニカッ

赤松「…ありがとう、夢野さん」

王馬(なんかごめんふたりとも…)

赤松「…よし!」

王馬(おっと靴でバレないように便器の上に乗っておこう)トン…

赤松「…んー?」グイ

夢野「どうじゃ?」

赤松「あれ、靴見えないんだけど…」

夢野「んあ!?ここまできて誰もおらぬパターンか!?」

赤松「いや…影が見える。誰かはいるよ。…便器の上に乗ってるのかな?」

夢野「ますます状況が分からんようになってきたぞ!中にいる誰か!お主、倒れておるわけじゃないんじゃな!?」

王馬「…」アセ

夢野「んあー!なんなんじゃ一体!まさか男子が入っておるのか!?」

王馬「…」ギクッ

赤松「もっと覗いてみる…」グイグイ

夢野「…はまらんように気を付けるんじゃぞ」

王馬(赤松ちゃんの頭が入ってきたー!!)

赤松「ん…んー…?あとちょっと…」

王馬(…やばいやばいやばい)

赤松「……よし、上を見れ…ッ!?」

王馬(バレた!?)

夢野「どうした!?」

赤松「はまっちゃった…かも」

夢野「なんじゃと!?大丈夫か!?」

赤松「大丈夫じゃないかも…上もあんまりよく見えないし…」グググ

王馬(バレてないみたいだ…赤松ちゃん、ゴメン…)ホッ

夢野「だ、誰か呼んでくる!」

赤松「ご、ごめん…」グググ

王馬(あれ、状況悪化してない?)

王馬(いやこの隙に逃げ出そう!上から!)スッ

赤松「どうせはまったんだから…もうちょっと…」グググ

赤松「…っていうか誰かいるよね!?まさかホントに男の子なの!?」グググ

王馬(ごめん、赤松ちゃん!)

赤松「あとちょっと…!」グググ!!

王馬「…」ピョン!

赤松「よし、上見えた…って誰もいない?」

王馬(あっぶな~…)ヒヤヒヤ

王馬(でも今のうちに…!)ダッ

タタタ ガチャ!

王馬(よしっ…………ん?)

夢野「ん、んあ…?」

東条「……王馬君?」

王馬「…………」アセダラー

赤松「え、王馬くんいるの?」

東条「どういうことかしら?なぜ貴方が女子トイレから…?」ゴゴゴゴゴ

王馬「夢野ちゃんが慌てて出てきたからどうしたのかな~って」

赤松「絶対嘘でしょ!だったら声かけてよ!」ジタバタ

夢野「お主…女子トイレにおったな!!?んあーなんという男じゃ!見損なったぞ!」

王馬「それより赤松ちゃん助けようよ」

東条「…分かったわ、話はあとにしましょう。…もし、逃げたりでもしたらどういう理由かに関わらず全員にばらすわよ。いいわね?」ゴゴゴゴゴ

王馬「…はい」



グイグイ

赤松「い、いたた…」グググ

夢野「んあー…結局また王馬を女子トイレに入れてしまっておるのぅ」

王馬「ごめんって!」

東条「…思いっきりはまっているわね…」

王馬「…赤松ちゃん、もうちょっと頭下げて」

赤松「王馬くんに言われると少しムカつくけど…分かったよ」

夢野「せーので引っ張るぞ!せーの!」

グググ スッポーン!!

赤松「や、やっと抜けたぁ…」

東条「…とりあえずシャワーを浴びてきたらどうかしら?」

赤松「そうする…王馬くん、あとでたーっぷり話を聞かせてもらうからね!?」ジトー

王馬「…はーい」

夢野「…じゃ、移動するかの。女子トイレで話すわけにもいかんじゃろ」

東条「食堂で話しましょう。事情聴取よ」

王馬「あははーまるで犯罪者みただねー」

夢野「犯罪者じゃろ。女子トイレに入ったんじゃから」

東条「ええ、そうね。王馬君。覚悟しておきなさい」

王馬「……はい」ズーン

―食堂―

王馬「…ってわけなんだよ」

夢野「怪しいのぅ…」

東条「…」

赤松「…ホントなの?」

王馬「ホントだって。なんなら明日にでも天海ちゃんに聞いてみてよ」

王馬「オレが白銀ちゃんを探してたって言ってくれると思うよ」

赤松「そこまで言うなら…分かったよ。でも女子トイレに入るなんてやっぱりダメだよ?」

夢野「そうじゃぞ、見つけたのがウチらだったから良かったものも、転子や春川などに見つかっておったらお主もう死んでおるぞ?」

王馬「…すいませんでした」

東条「…王馬君、ひとつ聞きたいのだけれど」

王馬「え、なに?」

東条「貴方…昨日の夜も女子トイレに入ってなかった?」

王馬「はぁ!?」

夢野「んあ!?前科ありか!?」

赤松「…」ジトー

王馬「入ってるわけないじゃん!大体昨日は部屋に戻ってすぐ寝たっての!」

東条「…そう。分かったわ」

赤松「…でもなんでそんなことを?」

東条「昨晩誰かが女子トイレに入るところを見たのよ。…でも中には誰もいなかった」

夢野「どういうことじゃ?」

東条「…分からないわ。…でも王馬君の言うことは信じるわ、今までの付き合いがあるもの」

王馬「東条ちゃん…!」キラキラ

赤松「まぁ、白銀さんを必死に探してたっていうなら私も今回は黙っててあげるよ」

赤松「見つからなかったら心配だもんね」

王馬「赤松ちゃん…!」キラキラ

夢野「…まぁ、今回だけは不問にしてやろう」

王馬「夢野ちゃん…!」キラキラ

王馬「みんなありがとう!」


東条「で、今回の罰はどうしましょうか」

王馬「え」

赤松「そうだなぁ…なにがいいかな?」

夢野「校舎回りを100周走るなどどうじゃ?」

王馬「ちょ、ちょっと待って、罰ってなにさ!?」

東条「白銀さんを探していたという理由があったけれど女子トイレに入ったことには変わりないわ」

赤松「…あのね、女の子は女子トイレに入ってほしくないものなんだよ?それこそ今回は良かったけどさ」

夢野「罰があるのは当然じゃ」

王馬「…分かったよ、どんな罰でも受け入れるよ」

>>89 王馬への罰

1日嘘をつかない

東条「…話し合った結果、貴方への罰が決まったわ」

王馬「…」ゴクリ

夢野「1日嘘をつかない、が罰じゃ」

王馬「…けっこうきついねー」

赤松「あ、今からだからね」

王馬「…分かったよ」



赤松「そういえば…結局、白銀さんは見つかってないんだよね?」

王馬「そうだね、何時間も探し回ったのになー」

夢野「…で、挙げ句の果てに女子トイレに入ったんじゃな」

王馬「悪かったって…」

東条「体調が優れないのかもしれないわね。明日、聞いておくわ」

王馬「結局部屋にいたのかなー、ホントがっかりだよ。完全な無駄足じゃん」

赤松「まぁ見つからなかったものは仕方ないよ」

王馬「…ま、そうだね。もう探す気もしないしオレは部屋に戻るよ」

夢野「そうじゃな、ウチも眠くなってきたわい」

赤松「私はピアノ弾いてこようかな…」

王馬「今、23時なのに元気だね…じゃ、おやすみ」

東条「おやすみなさい」

白銀「…すぅ、すぅ…」

白銀「すぅ…はっ!今何時!?」

マザーモノクマ「4時24分だよ」

白銀「もう朝!?王馬君が女子トイレに入って赤松さんたちに見つかりそうになってから寝落ちしちゃってた…!」

マザーモノクマ「うぷぷ中々面白かったよー?」

白銀「あぁ…見れなくて残念…」

白銀「録画は…」

マザーモノクマ「してるわけないじゃん!」

白銀「だよね…ってわたしそろそろ戻らなきゃ!」

白銀「モノクマ、今は大丈夫そう?」

マザーモノクマ「うん、でも東条さんがもう部屋で起きてるから気を付けてね」

白銀「わかった!」

白銀「…あ、今日の夜は3アニメ見ながら絶女やるから用意しといてね!」タッタッター

マザーモノクマ「…ボクをなんだと思ってるのさ」

☆29日目☆

Lv.100 ランク: ロボット差別王

☆現在のモノクマメダル:190枚
☆現在のコイン:1028枚

☆現在の所持品
          
鉄屑         ロボット探知器

蝶ネクタイ型変声機  腕時計型麻酔銃  
ケチャップ      机上トラベル紀行     
ソーイングセット   猿の手   
ネイルブラシ    
過剰に踊るはにわ   
どこでもパラソル   ダークベルト

モノ甚平

王馬「…あ、朝か」

王馬「今日は1日嘘つけないんだよね…」

王馬「にしし、楽し…ひとりでも嘘ついたらダメなのかな…」

鉄屑「とーちゃん大丈夫?」

王馬「大丈夫じゃないかも」

王馬(まぁ女子トイレに入ったのが悪いよね…)



王馬(さて…)

>>93 どこに行くか

今日はここまでにします、くますみー
(一週間以上ほど更新できないかもです)

食堂

王馬(食堂行くか…)

鉄屑「とーちゃん、いってらっしゃーい」

王馬「はいはーい」


―食堂―

王馬「おっはよー!」

>>95「おはよう」

>>96「おはよ」

春川

百田

百田「今日も早いんだな」モグモグ

王馬「まーね。…ふーん」ジー

春川「…なにジロジロ見てるわけ?」

王馬「いやー別にー?」

春川「…変なやつ。ま、いつもか」モグモグ

王馬「相変わらずオレには冷たいなぁ、春川ちゃんは!」

春川「…」ムシ

百田「オメーの普段の行動のせいじゃねーか?」

王馬「うーん…?オレはいいことしかやってな」

東条「王馬君」ヌゥッ…

王馬「ゲッ、東条ちゃん…」

百田「?なんで東条にビビってんだ?」モグモグ

春川「さぁ…」

東条「王馬君、昨日のこと――」

王馬「はい、オレは普段から嘘をついてばかりです!」ピシッ

百田「急にどうしたんだ!?」

春川「気持ち悪い…」モグモグ

東条「…どうやら忘れているわけではないようね」

王馬「覚えてるってば。…あ、オレ今日は洋食で」

東条「…分かったわ。私の見ていないところでも嘘はつかないようにね」ボソ

王馬「はぁい…」スタスタ

王馬「隣いい?」

春川「やだ」

王馬「じゃあまん前いこーっと」スタスタ

百田「いや、オレがいるだろーが!」

王馬「じゃあその隣!」ストン

百田「ったく黙って座れねーのかよ」

東条「はい、どうぞ」コト スタスタ

王馬「ありがとー。いっただっきまーす!」ムシャムシャ

春川「…あんたさもうちょっと、綺麗に食べたら?」

王馬「オレは子供じゃありませーん!保育士さんは黙っててくださーい」

春川「…」

王馬「…あ、ホントは保育士じゃないんだっけ?」ニヤァ

百田「…!テメー…!」

春川「いいよ百田。…本当のことだし」

王馬「…ホントにみんなに言ったんだね、自分が暗殺者だって」

春川「うん」

王馬「そのわりには、みんないつも通りだったねー。いつ打ち明けたの?オレ全然気付かなかったよ。ホントだよ?」

百田「運動会前だよ。な、ハルマキ」

春川「…うん。なんかさ、意外なんだけど怖がる人、いなかったんだよね…一部を除いて、だけど」

王馬「ああ。入間ちゃんとか?」

春川「あいつはかなり面倒だったね…」

百田「2時間くらい話したな…」シミジミ

王馬「一体何があったのさ…」

春川「…話すのも嫌になる」ウンザリ

王馬(ホントに何があったの!?)

春川「…でも、大体のやつは驚きながらも受け入れてくれた」

春川「今までの私を知ってるから本当の才能なんて関係ないって言ったやつもいたよ」

王馬(きっと赤松ちゃんあたりだろうな…)

王馬「まぁ…良かったじゃん」

春川「……!?」

百田「!?」

王馬「なんで春川ちゃんも百田ちゃんも驚いた顔してるの!?」


春川「だって…良かったね、とかあんたの言う台詞じゃないし…」ドンビキ

百田「…悪いもんでも食ったか?あ、いつもの嘘か?」

王馬「食べてないし嘘でもない。っていうか今日嘘ついたらママにしばかれちゃうんだよねー」ヤレヤレ

春川「ああ、それでさっき東条にびびってたんだね」

百田「まじか…一体オメーなにしたんだよ…」

王馬(口が裂けても言えないよ)

百田「ま、テメーがなにやったかなんてどうでもいいか」

百田「…というわけで!ハルマキは無事、こうして立派に成長したわけだ!」

春川「………」リボンイジイジ

百田「だからハルマキの才能のことでこいつをからかったりなんだりするのはもう止めろよ?」

王馬「分かったよ」ソクトウ

春川「…随分あっさりだね」

王馬「…オレのイメージってどうなってんだろうなぁ…」

百田「なんつーかよ…オメーも最初の頃と違う感じがするぜ。今みたいによ、もっと素直になったらどうだ?」

春川「それはそれで気持ち悪いけどね」フッ

王馬「だからひどいよ、ハルマキちゃん!」

春川「あんたがハルマキって言うな」ギロッ

王馬「あはは、お熱いねー!」

王馬「…でも、オレは素直になんてなるつもりはないよ?だってそんなのつまらないでしょ?」ニシシ

百田「…そうかよ。じゃ、勝手にしろ」

王馬「勝手にしまーす!」

王馬(しばらく春川ちゃんと百田ちゃんと一緒に食事をとった!)



王馬(昼前か…さーてと、次は何しようか?)

>>101 なにする?

夢野とデート

王馬「夢野ちゃんとデートするか…」

…ピンポーン …ガチャ

夢野「んあー王馬か。…デ、デートの誘いか?」テレテレ

王馬「よく分かったね、さすが魔法使いじゃん!」

夢野「…う、うむ、魔法でお主の心を読んだのじゃ!」

王馬「…じゃあオレの気持ち、丸わかりなんだね。少し恥ずかしいな…」

王馬(まぁオレの心とか読めてないと思うけど)

夢野「んあ?お主、そんなこと言うキャラじゃったか?」

王馬「…今日嘘つけないから思ったことを言ったまでだよ?」

夢野「…あぁ、そんな罰あったのぅ。お主意外と律儀なんじゃな」フッ

王馬「こんなのオレらしくないよ。あーあ早く終わんないかな」

夢野「まぁ確かにお主らしくはないな」

夢野「じゃが嘘をつくお主も、今のお主もどっちも王馬じゃ。…どっちの王馬もウチは好きじゃぞ?」テレ

王馬「…………」

夢野「な、なんじゃい、急に黙りおって」

王馬「え、照れただけだよ?」ケロッ

夢野「んあ!?分かりにくいのぅ!」

王馬「夢野ちゃんに言われたくないよ。それより早くデート行こうよ!どっか行きたいところある?」

夢野「んあ…誤魔化しおったな?…そうじゃな、お主の行きたいところでいいぞ?」

王馬「そう?うーん、じゃあ…」

>>103 どこに行こうか?

中庭

王馬「じゃあ中庭行こうか、藤棚の下のところにさ」

夢野「うむ、わかったぞ」



王馬「ここさ、ずっと藤が咲いてるよね」

夢野「実はウチがマナを分けてやっておるのじゃ」

夢野「じゃからこうして、いつまでも元気に咲いておるというわけじゃな」フッフッフ

王馬「んー偽物なのかなー?」ピョンピョン

夢野「人の話を聞けい!」

王馬「えー、いいじゃん確かめてみようよ!」ピョン

夢野「ベンチの上に立つとは行儀が悪いのぅ…」

王馬「んー…?」

夢野「どうなんじゃ」

王馬「…」プチッ

夢野「今プチって」

王馬「…」スタッ! スタスタ

夢野「んあ?なんじゃ無言で近寄ってきおって――」

王馬「はい」スッ 

夢野「んあ?」ポトリ

王馬「あは、中々漫画みたいに頭に花をつける、なんてできないね」

夢野「んあ…お主、意外とそういう漫画見ておるんじゃな?」

王馬「え、そこ?…見てないよ、あんなのありきたりな話ばっかでつまんないし」

夢野「思いきり見ておるではないか!」スッ

夢野「ふむ…本物なんじゃな」ジー

王馬「みたいだね。藤ってこんなに長く咲くんだねー」

夢野「ウチは詳しくないんじゃが…そうなのか?」

王馬「オレの組織が潜んでいた場所には藤なんて咲いてなかったからね、いつが時期なのかとか、どのくらい咲いているのかとか知らないんだよ」

夢野「う、嘘臭いのぅ…」

王馬「…でも、本物ならプレゼントしなくても良かったかも」

夢野「なぜじゃ?」

王馬「だってせっかくプレゼントしたのに枯れちゃったら嫌でしょ?捨てられるだろうし」

夢野「んあ…確かに枯れてしまうじゃろうが、ウチはお主からもらったものなら――」

王馬「あーあ、せっかくオレのイメージカラーだから夢野ちゃんにプレゼントしようと思ったのに。残念だなー」

夢野「…はっ!ウチはもう少しで王馬色に染まるところじゃったのか!?」ドキドキ

王馬「……そうだよ?」

夢野「…な、な!まさか本気じゃったのか!?」

王馬「にしし、言ったでしょ?今日は嘘つかないって!」

王馬「じゃ、それはもう返してもらおうかな」スゥ

夢野「い、嫌じゃ!」

王馬「えーなんで?どうせ捨てちゃうんでしょ?」

王馬「今度は見る度にオレのこと思い出すような、もっとインパクトのあるものプレゼントするからさ、返してよ」

夢野「見る度に思い出す…とは、今日はやけに積極的じゃな。…お主のプレゼントはインパクトが強すぎてそうで若干怖いがのぅ」

夢野「…じゃなくて!いいんじゃ、枯れても大事にするんじゃ。捨てなどせん」

王馬「えー枯れちゃってもいいの?」

夢野「お、お主には乙女心が分からんじゃろうがな、デートで貰ったものは大事にしたいんじゃ…」テレテレ

王馬「ふーん、そっかー。さすがのオレでも、乙女心までは分かんなかったよ!じゃ、大事にしてよね」

夢野「もちろんじゃ。…ふふ」ニコニコ

王馬「…」

王馬「…うーん」キョロキョロ

王馬(よーし誰もいないね)

王馬「夢野ちゃん」

夢野「んあ?」

王馬「最後に今日のデートのとっておきのプレゼントをあげるね」

夢野「なに?まだ用意しておったのか?…なんだか悪いのぅ。ウチもなにか……」

王馬「じゃ、目を瞑って?」

夢野「んあ?ま、まさか、目を閉じている間に落書きなどせんよな…?」プルプル

王馬「しないから早く」

夢野「う、うむ…」スゥ…

王馬「じゃ、オレからのプレゼントだよ」

王馬「…秘密子ちゃん」スゥッ…

チュ…

夢野「………………んあ?」

王馬「にしし!受け取ってもらえた?オレのプレゼント!…あ、オレも貰っちゃったね!たはー、参っちゃうねー!」

夢野「……随分、早口じゃな。さてはお主、照れておるな?」

王馬「そういう秘密子ちゃんこそ顔真っ赤じゃーん!」

夢野「…うぅ…やはり、照れるもの…じゃのぅ。名前で呼ばれたり、き、きす…すると言うのは…」カァ…

王馬(………ホント、参っちゃうなぁ)

王馬(…しばらく秘密子ちゃんと一緒に過ごした!)



王馬(…さて、今は昼過ぎか)

>>108 誰かに会いに行くorどこかに行くorなにかする

発明品の設計図を書く

王馬「あ、そうだ!」ポンッ

王馬「発明品の設計図でも書こう!」

王馬(そしてなにか、つまらなくないものでも書けたら作ろう)

王馬(…あ、違った。入間ちゃんに作らせよう、だった)



王馬「……よっこらせ、と」ドサッ

王馬(倉庫から段ボールに大量の紙を入れて持ってきた!あとペンも用意したよ!)フイー

王馬「さーてと!」キュポッ カキカキ

カキカキ…

王馬「んー…なんか微妙!」ポイッ

カキカキカキカキ…

王馬「にしし!こんなにビーム出たら楽しいだろうなー!」キラキラ

カキカキカキカキカキカキ…

王馬「これキーボに装着できないかな…」フーム

…カキカキ

王馬「…ん、もうこんな時間か」チラッ

王馬(このくらいにしておこうかな。けっこう書いたな…発明できそうなものから無理そうなものまで)

王馬「…よし早速入間ちゃんに作らせに行こう!」

王馬「うーん、どれを作らせようかなー…あ、この煙玉はぜひともキーボに使いたいから作らせよっと」パラパラ

王馬「あとは…この発明品なんかいいかもね」ペラ

>>110 どんな発明品?

天気を操作できる機械

―入間の研究教室―

ガラッ

王馬「入間ちゃんいるー?」

入間「あぁ?なんだ、ツルショタか。オレ様に抜いてもらいにきたのか?」

入間「しゃーねぇなぁ…ほらそこ座れよ…えっと口がいい?手がいい?それとも」

王馬「は?違うに決まってるじゃん。キミのその残念な頭はなんとかならないの?」

入間「抜いてもらいにじゃないなら何しに来たんだよ」

王馬「実はねこれを開発してほしいんだー」ペラ

入間「なんだこれ…発明品の設計図か?お前こんなの書いてたのか」

入間「ケッ、見た目通り頭ん中も子供のまんまなんだな!」

入間「きっとテメーもフニャチンなんだろ?オレ様が特別にたたせてやらぁっ!」

王馬「高校生にもなっていつまでも寒い下ネタを言ってる入間ちゃんには言われたくないなー」

王馬「ねぇ入間ちゃんってホントに高校生?小学生…いや、赤ちゃんから人生やり直した方がいいんじゃない?」

入間「オレ様の人生全否定!?」ビクンビクン

王馬「いいから早くそれ見てよ」

入間「は、はいぃ……。えっと…煙玉に…は?天気を操作する機械?」

王馬「できるよね?」

入間「煙玉はともかく…天気なんて大規模なもんは無理だっつーの!」

王馬「えー学園の中だけでも無理なわけ?」

入間「それなら…まぁ、ギリ可能かもな」

王馬「じゃ、明日の朝までに完成させてね」

入間「え、オレ様の睡眠時間は…?見返りは…?まさかタダ働きじゃねーだろうな!?」

王馬「そっか…入間ちゃんならできると思ったんだけど無理なんだね…」

入間「え?別に無理ってわけじゃ…ただ見返りがほしいってだけで…」

王馬「じゃあね…もうキミには会わないよ」スタスタ

入間「ま、待ちやがれ!なんでもう会わねーんだよ!?おかしいだろっ!」

王馬「え?だって、使えない部下…っていうか雑用か…なんていらないでしょ?」

入間「いつオレ様がテメーの部下になった!?」

王馬「えー忘れちゃったの?頭は小学生並みなのに記憶力は老人並みだなんて…全くどこが灰色の脳細胞なんだか」ハァ

入間「…あ、なんか前に確かそんな話したかも…」

入間「…ちっ。わ、分かったよぉ…タダ働きでいいから…もう会わない、なんて言わないでよぉ…」

王馬「ホント!?にしし、嬉しいなー。じゃあよろしくねー」スタスタ

ガチャバタン

入間「………なんかオレ様いいように使われてねーか…?」ズーン

王馬(にしし、その通りだよ!)コソッ



王馬(もう夜か…)

王馬(もう少しで嘘をつけない1日ともおさらばだよ)

王馬(さーてなにしようかな?)

>>113 誰かに会いに行くorどこかに行くorなにかする(※人物によっては会えない)

赤松

王馬「赤松ちゃんに会おうか」



王馬(しばらく赤松ちゃんを探していると…)

♪~…

王馬「…ん?ピアノの音?」

王馬(ピアノの音と言えば赤松ちゃん。赤松ちゃんと言えば…研究教室だね)

―赤松の研究教室―

赤松「……」♪~♪~

赤松「……ふぅ」♪~

パチパチパチパチ

赤松「えっ!?」ビクッ

王馬「いやーさすがだねー!オレ、音楽にはくわしくないけどなんていうか心にグッと来る感じだったよ!」

赤松「ありがとう…でも王馬くんが言うとなんだか…」

王馬「え、オレが褒めても嘘臭いって?にしし!そうだね、でも今日は嘘つけないんだよ?」

赤松「あ、そうだったね。じゃあ今のはキミの本心なんだね」

王馬「…まぁ一応」

赤松「…ふふ、なんだか嬉しいな」

王馬「なんで?オレの本心が聞けたから?」

赤松「それもあるけど……。ね、王馬くんもう一度私の演奏を聞いてくれないかな?」

王馬「喜んで!タダで超高校級のピアニストの演奏が聞ける機会なんて滅多にないしねー」

赤松「別に私はお金を稼ぐために弾いてるんじゃないよ…さ、そこに座って」



赤松「……」♪~

王馬「…」

赤松「はい、おしまい。聞いてくれてありがとう」

王馬「にしし、オレみたいな悪の組織の総統なんかにはもったいない演奏だったね!」パチパチ

赤松「もー、今日は嘘つかないんじゃなかったの?」

王馬「ん?ついてないよ?」

赤松「……はぁ、っていうかキミは悪の組織とか総統とか言うけどそんなことないじゃんか」

王馬「えーなんでー?」

赤松「…私はね、私の演奏でいろんな人を笑顔にしたいんだ」

赤松「演奏が終わってみんなの笑顔を見るとね、すっごく嬉しいの」

赤松「形は違うけど…王馬くんも私と一緒なんじゃないかな」

王馬「んー?オレと赤松ちゃんの何が一緒なのさ」

赤松「嘘をついてみんなの笑顔を見たいってところ…だよ」

王馬「そんなの赤松ちゃんの勝手な妄想じゃないの?」

赤松「…そうかな?キミは嘘をついてみんなを困らせることもあるけど、傷つけるようなことはしないでしょ。なんだかんだでみんなを楽しませてるよね」

王馬「へぇ、だからオレのことも善人だって言いたいの?…残念だけどそれは違うよ」

赤松「え?」

王馬「オレは完全な善人なんかじゃない。っていうか完全な善人なんかいない。赤松ちゃんも分かってるでしょ?」

王馬「…今は平和だからこんな風だけどさ、きっとこれが…そうコロシアイなんかだったら、オレはきっと誰であろうと利用しただろうね」

赤松「そんなこと…」

王馬「うん。そんなことないかもしれないね?」

赤松「…は?」

王馬「結局、分かんないんだよ。そのときにならないとさ。今はこういう状況だからこういうオレだけど」

王馬「違う状況だったら違うオレかもしれない。赤松ちゃん、キミもね」

赤松「私はずっとこのままだよ」

王馬「にしし、どうだろうね?案外、キミ自身も知らないような大きい爆弾抱えてたりして…?」

赤松「………王馬くん、話を逸らそうとしてるでしょ」

王馬「あらら、ばれちゃった?」

赤松「…確かにキミの言うとおり完全な善人なんかいないよ。私だってそう。でもさ、どういう風に思うかは私の勝手でしょ?」

赤松「だから私は勝手にこう思うよ。キミは善人でもないけど、悪人でもない、嘘をよくつくちょっと困った人…だってね」

王馬「…ま、勝手にしたら」

赤松「うん、勝手にする」

王馬「…」

赤松「…あー、あのさ」

王馬「なに?」

赤松「全然関係ないんだけど…さっきの演奏は100点満点じゃなかったから、今度もう1回聞いてほしいんだよね」

王馬「…オレ的には100点だったけど?」

赤松「最近モヤモヤしちゃってさ…ここから出れないし。それで完璧な演奏できなかったんだよ。だから、お願い!」パチッ

王馬「ああそう…納得いってないんだ…分かったよ。でも今度聞かせてもらうときは外に出たあとだからね!」

赤松「ありがとね…実は今日もよく寝れなくてここに来てたんだ。キミと話せてちょっとスッキリした」

王馬「そっかー…ところで赤松ちゃん、今何時?」

赤松「今は…あ、日付越えちゃってるね…って、もしかして…!」

王馬「そう!1日嘘をつかないって約束はけっこう前に過ぎちゃってたんだー!」

赤松「い、いつから…!?」

王馬「さぁ?オレ時間見てないからわかんないなー」

赤松「私もピアノの演奏に集中すると時間忘れちゃって正確に把握してない…!」

王馬「にしし!ホントピアノバカだねー!」

赤松「…あのさ、さっきの話全部嘘…とかじゃないよね?」

王馬「え?どうだろうね?オレ忘れっぽいからなー」

赤松「王馬くん!!」プンプン

王馬「おー怖い怖い!逃げろー!」ビューン

赤松「あっ!…もう」



王馬(赤松ちゃんに文句を言われる前に部屋に戻った…今日はもう寝よう…)

…その頃白銀は

白銀「うーん…ここ地味に大変だなぁ。」ピコピコ…

ゲーム『壊れろっ!』ビュンッ

テレビ『つい…やってしまったよ』

マザーモノクマ「うぷぷ!でた、名セリフ!」

白銀「3アニメもそろそろ終わりだね~賛否両論だけどわたしはけっこう好きだよ。戦闘シーンもよかったし……っあ”!」ピコピコ

マザーモノクマ「どしたの?」

白銀「ヤラレチャッタ」

白銀「…だけど負けたときにこまるちゃんがモノクマに食べられたり、引きずられていくシーンは中々興奮するよね…」ハァハァ

マザーモノクマ「そうだね」棒

白銀「………」

白銀「うーん…戦闘…モノクマ…クライマックス……そうだ!」

白銀「ねぇモノクマ…あのね…」

白銀「…」ゴニョゴニョ

マザーモノクマ「え?うん、分かったよ。でも随分急だね」

白銀「実はずっとどうしようかなーって考えてたんだ。で、明日はちょうど30日目だからもういいかなって…ね」

白銀「で、あとは…」ゴニョゴニョ

マザーモノクマ「え?必要なの?しかもそんなに多く…」

白銀「いいから。これも地味にクライマックスのためなんだよ?」

マザーモノクマ「…まぁすぐできるけどさ」

マザーモノクマ「…ん?ねぇちょっと見て」

白銀「なに?…へぇ。やっぱりますます明日で終わらせないといけないみたいだね」

マザーモノクマ「そうだね。破壊なんてされたらたまったもんじゃないよ」

白銀「……そーだ!」ピコーン

白銀「あのね…」ゴニョゴニョ

マザーモノクマ「またゴニョゴニョかよ。…え、そんなことして大丈夫?」

白銀「いいのいいの!そっちの方が盛り上がるって!早速手配しといてね。いつやってもらうかはわたしが指示を出すから」

マザーモノクマ「はいはい…」

白銀「…我ながらいい案…絶望的だな…」ゾクゾク

マザーモノクマ「全く…オモチャで遊ぶ子供みたいだねぇ」ヤレヤレ

白銀「作戦は明日決行!最高のクライマックスを演出してみせるよ!ふふ…」

☆30日目☆

王馬「朝か。昨日…ってか今日は遅く寝たから眠いなー…」フワァ

鉄屑「モノナミンV3飲む?」スッ

鉄屑「あ、メガモノシャキV3の方がいいかな?」

王馬「…どっちもいらないや」



王馬(さてと)

王馬(とりあえず食堂に行くか…)


―食堂―

王馬「おはよー」ガチャ

>>121「…おはよう」

>>122「おはよう!」

東条

最原

王馬「へぇ、最原ちゃんがこんなに早く起きるなんて今日は台風がきちゃうね!」

最原「来るわけないだろ…」

東条「王馬君、今日は何がいいかしら?」

王馬「えーっと、カツカレー!なーんて嘘――」

東条「分かったわ」スタスタ

王馬「だよーって…ちょ、東条ちゃん!?」

最原「朝からよくカツカレーなんて食べれるね…」モグモグ

王馬「嘘に決まってるじゃん!あーあ、嘘だよキャンセルされちゃった…っていうか朝からカレーなんてあるのかな?」

最原「どんな不可能だってやり遂げてしまえば可能に変わるよ」モグモグ

王馬「カツカレーなのに話が壮大過ぎない?」



東条「お待たせ」コト

王馬「わぁ立派なカツカレー!いただきまーす!」ガツガツ

東条「…最原君、さっきの話はまたあとにしましょうか。王馬君も来たことだし」

王馬「?」ガツガツ

最原「あ…いいよ、別に。王馬くんなら聞かれても困……りそうだけど」

東条「ならいいけれど…」

王馬「え、なになに?なんの話?オレもしかして邪魔だった?」

最原「うん……あ、そんなことないよ!」

王馬「もっと心の声を隠す努力しようよ」

東条「…で、どうしましょうか。私はやはりラッピングをした方がいいと思うわ」

最原「だよね…東条さん、もしよかったらやり方教えてもらってもいいかな?」

東条「ええ、もちろんよ」

王馬「オレも混ぜてよー、赤松ちゃんへのプレゼントの話でしょー?」

最原「なっ、なんで分かったのさ!?」

東条「まぁラッピングといったら、プレゼントだものね…」

王馬「プレゼントといえば赤松ちゃん!…でしょ?」

最原「……うぅ」

王馬「で、何をプレゼントするの!?」キラキラ

最原「倉庫で見つけた、これだよ」ゴソ…

王馬「ふーん、試験管の中に薔薇が入ってるんだ」

東条「イン・ビトロ・ローズと言うのよ、女性へのプレゼントにはピッタリね」

王馬「こんなのあったんだねー知らなかったよ」

東条「…それにしても何度見ても綺麗ね。赤松さんの喜ぶ顔が目に浮かぶわ」

最原「そ…そうかな」テレッ

王馬「ふむふむ。それを今からラッピングするところなんだね」キラキラ

東条「ええ、そうよ」

王馬「そして、そして!どうやって渡せばいいか分からないから東条ちゃんに指南を受けてる最中なんだね!」キラキラ

最原「そ、そうだよ……悪い?」ハァ

王馬「ううん、全然悪くないよ?童貞の最原ちゃんに初めて彼女ができて、初めてちゃんとしたプレゼントを渡すんだからそりゃ何も分かんなくて当然だよねー!」

最原「なっ…!お、王馬くんだってど――」ムッ

東条「…コホン!」

最原「…あっ!」

王馬「んー?」

東条「…そういう話は男の子同士でしてくれないかしら?」ジトー

王馬「はーい、ごめんなさーい」ケロリ

最原「ごめん……」

東条「話を戻すわよ。万が一、割れるなんてことのないように、きちんと梱包しておかないとね」

王馬「プチプチの出番だね!ついでにプチプチにも何か細工をしておくといいよ!プチプチひとつひとつに文字を書いて手紙にするとかね!」

最原「…発想は悪くはないと思うけど、読むのが大変じゃないかな…」

東条「今回は初めてなのだから、そこまで大きなサプライズはいらないんじゃないかしら」

王馬「にしし、そうだね。プロポーズのときのために派手なサプライズはとっておかないとねー!」ニヤニヤ

最原「プっ、プロポーズって!」カァ

東条「…王馬君がいると話が進まないわね…」

最原「あ、そろそろ時間が…ラッピングの仕方だけでも教えてもらえるかな?」

東条「ええ。といっても、そう難しくはないからすぐに覚えられると思うわ。……そうだ、王馬君も一緒に覚えたらどうかしら?」

王馬「……えっ、オレも?」

東条「ええ。貴方にも恋人がいるんですもの。いつかプレゼントを渡す日もくるでしょう?…渡さない、なんて嘘は言わせないわよ」フフッ

王馬「うっ…そりゃ、いつかは渡す予定だけどさ…」

最原「…そうだよ。僕のことばかりからかっていないで少しは自分のことも考えろよ」

王馬「…むっ」ムス

王馬「ちょっと最原ちゃん、急に強気になるのはどうなのさ?…あのことばらしちゃってもいいの?…女子トイ」

東条「……?」

最原「わーわー!悪かったって!もう言わないから…!」

東条「何の話か知らないけど……早くしないと誰か来てしまうわよ」ヤレヤレ

最原「あ…うん、ごめんね…」

王馬「どれどれ。オレも教わるとしますかねー」

東条「まずここをこうして…」



王馬(…しばらく東条ちゃんにプレゼントのラッピングの仕方やコツを教わった!)



王馬(昼前か…そうだ。入間ちゃんに頼んだ発明品を取りに行こうか)



―入間の研究教室―

ガチャッ

王馬「おーい入間ちゃーん……って」

入間「スースー」チーン

王馬「寝てる…」

入間「…スースー」

王馬「ちゃんと発明したのかな…発明品は…っと。ああ、これだね」

王馬「煙玉に、天候を操作する機械。うん、注文通りだね」ゴソゴソ

王馬(どちらもけっこう小型だね。機械は掃除機くらいの大きさ。煙玉はエレクトボムより一回り小さいくらいのサイズで持ち運びに苦労することはなさそうだ)ゴソゴソ

王馬「おっ使い方まで丁寧に書いてあるじゃん」ゴソゴソ

王馬「なになに…煙玉は上のボタンを押したら5秒後に発動。天候の方は…雨なら雨、雪なら雪ボタンを押すことで、機械の半径500m以内の天気が変わる、但し一時間で元の天候に戻る…か」

王馬「……」チラ

入間「グーグー」zzz…

王馬「…ま、雑用でも労るくらいしてあげるよ」毛布ソッ…

入間「…あぁん、そこはらめぇ…!」ビクッ

王馬(………毛布かけて損した気がする)



王馬(…とりあえず中庭にこの機械を運んできたけど)

>>128 天候を操作する機械を使うかどうか。使うならどの天候にするか(現在は晴れ)

じゃあ台風で

王馬「せっかくだし使ってみようか」

王馬「どーれーにーしーよー…ん?」

王馬(このマークは…台風かな?)

王馬「にしし…どうせ天気を変えるなら、台風だよね」ポチッ

王馬(オレがボタンを押すと同時に、辺りは段々暗くなり…)

ポツ…ポツ…ザァ…ザーッ!

王馬(雨が降り始めた)

王馬(そして…)

ドゴォンッ!!!

王馬「うわ、光ったー!」

王馬(…なんと雷まで鳴り始めた)

王馬(…さすがに濡れるのは嫌なので校舎の下に駆け込んで、雨宿りをすることにした。…ホントはこの台風に遭遇した人の反応を見たいだけなんだけどさ)

王馬「…あはは!この機械…いや、入間ちゃんってば、すごいなんてレベルじゃないよねー」

王馬(あっさり天候を変えてしまうなんて…まぁ1時間だけなんだけどさ)

王馬「…………」ボー

王馬(…それにしても誰もいないな)

王馬(なんて思いながら、ぼんやりと雨が降るのを10分程眺めていると…)

…ピチャピチャッ!!

王馬(向こうから誰かが走ってくるのが見えた)

>>130 誰?(※キーボ、入間、白銀以外)

真宮寺

真宮寺「…全く…なぜ急に……。おや?」タッタッタ

王馬「や、真宮寺ちゃん!」

王馬「いやぁ、困っちゃうよねー。急に台風が来ちゃうなんてさ!」ケラケラ

真宮寺「……なぜ、台風だと断言しているんだい?ゲリラ豪雨の可能性だってあるでしョ?」

王馬「えー?それは…なんでだろ?」キョトン

真宮寺「…もしかして。急に大雨が降ったり雷が鳴り出したのって…キミのせいなのかい?」

王馬「……」

王馬「あーあ…バレちゃった?そうなんだよね、こんな天気になっちゃったのはオレのせいなんだー」

王馬「…それにしても真宮寺ちゃんの推理はすごいね!最原ちゃんにも負けないレベルだよ!」キラキラ

真宮寺「…よく言うヨ。どうせわざとなんでしョ?」

王馬「いや、そんなことないよ?せっかく雨を降らしたんだから濡れた女の子がやって来て、あわよくばあんなところやそんなところを見たり…」

王馬「って期待してたのに、そんなラッキースケベと程遠い真宮寺ちゃんがやって来て残念なんて、そんなことは全然ないよ!?」

真宮寺「…絶対そんなことあるネ」

王馬「にしし!でもさー真宮寺ちゃんだって見たいでしょ?」

真宮寺「何をサ?」

王馬「濡れていろいろ透けた女子」

真宮寺「いや…別に興味ないネ」

王馬「なんで!?濡れて透けた女子は男のロマンでしょ!?」

真宮寺「…それはキミの話でしョ。キミの趣味と僕の趣味は違うんだヨ…」

真宮寺「ま、キミの言っていることが本当か嘘かということは僕には分からないけどネ」

王馬「ちぇ。つれないの」

王馬「ま、ホントはそんなの期待してないよ。だってみんなそんな服なんて着てないもん」

真宮寺「……確かにそうだネ」

王馬「あ…でも、スカートが足にピッタリくっつくのは悪くないかも?」

真宮寺「…そういうものなのかい?」

王馬「あと濡れた髪の毛もいつもと違っていいかもね」ウンウン

真宮寺「ふーん、キミはそういうことに興味があるんだネ」


王馬「…そういう真宮寺ちゃんは全然興味なさそうだね」

真宮寺「…そう見える?」

王馬「まさか」

真宮寺「おっと勘違いしてもらっては困るネ」

王馬「ホ、ホント?そんなこと言ってかわいい顔のオレを狙ってないよね…?」ブルブル

真宮寺「自分でかわいい顔って…っていうか前に言わなかったっけ?」

王馬「心に決めた人いるんでしょ?覚えてるに決まってるじゃーん!」

真宮寺「…………」

王馬「その人がいるから他の女の子には興味ないって?いい心掛けだねー!」

真宮寺「当然だヨ…」

ザー…

王馬(真宮寺ちゃんは雨を見つめながら遠い目をしていた)

真宮寺「雨、カ」

王馬「何か思い出でもあるの?」

真宮寺「まぁネ」

王馬「へー気になるなー。なれそめ聞かせてよ!」

真宮寺「…大した話じゃないヨ?」

王馬「いーから、いーから!」ウキウキ

真宮寺「…はぁ、まぁいいけどサ。彼女と僕はその日、一緒に出かけようとしていたんだ。彼女は珍しく調子が良くてネ」

王馬(病気…なのかな?)

真宮寺「…で、朝からいろいろ準備してたんだけど、雨が降り始めてしまって。体調を崩してもいけないと思ったんだけど彼女はそれでも行くと言ったんだ」

真宮寺「…それで以前から興味があった歴史的建造物のあるところに行って歩いたり…まァいつものフィールドワークみたいにその土地のことを調べたりしてたんだヨ。それだけサ」

真宮寺「…あのあと、彼女が体調を崩しちゃって申し訳なかったんだけどネ」

王馬「…ふーん、その彼女さんは民族学に理解があるんだね?」

真宮寺「そうだヨ、元々興味を持つきっかけになったのも彼女だしネ」

王馬「そっかー…じゃ、ここから早く出れるといいねー!」

真宮寺「そうだネ…僕にはやらないといけないこともあるわけだし」

王馬「やらないといけないこと?」

真宮寺「ククク…秘密だヨ。…実はサ、正直に言うとここにいるのもそんなに悪い気分ではないんだ」

王馬「えー、こんなところが気に入ったわけ?」

真宮寺「そうじゃないヨ…ただ」

真宮寺「……」ボソ

ピカッ…ドゴォンッ!!

王馬「うわっ!また光った!…真宮寺ちゃん、なんて言ったの?」

真宮寺「…うん?みんなを観察できて興味深い…と言っただけだヨ…」

王馬「…ふーんそっか!」

王馬(嘘だな。…でも聞いても、ホントのことは言わないだろうね)

王馬「……っと、そろそろ1時間か」

真宮寺「どうかしたのかい?」

王馬「あぁ実は…」

王馬(機械のことについて説明した)

真宮寺「へェ、入間さんが…ネ」

王馬「うん、だからそろそろ止むと思うよ…それにしても誰もいなかったなー真宮寺ちゃん以外。つまんないのー」

真宮寺「…みんな屋内にいたんだろうネ、雨が降っているのは窓から見えるし、そうでなくても雷が鳴っていたしネ」

王馬「そもそも気づいていない人もいるだろうしねーせっかく降らせたのになー!」ガッカリ

真宮寺「こっちとしては迷惑だったけどネ…」



王馬(雨が止むまで真宮寺ちゃんと話した…)



王馬(昼になった…誰かと遊ぼうか?)

>>135 誰に会いに行こうか(人によっては会えない)

夢野

王馬「夢野ちゃんのところに遊びに行こ――」

ピンポーン

王馬「誰か来ちゃった。…はいはーい、誰ですかー」ガチャ

夢野「ウチじゃ」モジモジ

王馬「あれ、夢野ちゃん!奇遇だねーオレも今、夢野ちゃんに会いたいなーって思ってたんだよ」

夢野「…そ、そうなのか?」パァ…

王馬(あれ、どうせ嘘じゃろーとか言わないんだ。普通に嬉しがっちゃってるし)

夢野「きょ、今日はじゃな、ウチからデートに誘いに来たのじゃ」モジモジ

王馬「これまた奇遇だねー!オレもデートを申し込もうと思ってたんだよ!」

夢野「そうか、ではウチとデートしてくれるな?」

王馬「当たり前でしょ!で、どこ行きたい?っていってもあんまり行くとこないよねー」

夢野「今日は行きたいところがあるんじゃ…そこでも良いかのぅ?」

王馬「ん?分かったよ、んじゃエスコートよろしくねー」

夢野「それはそれでおかしい気がするが…まぁよいか」

王馬(行きたいところがあるという夢野ちゃんに付いていくと…)

―夢野の研究教室―

夢野「…ふぅ、大丈夫、大丈夫じゃ」ヒッヒッフー

王馬「なんでラマーズ法?…まさか妊娠…!?浮気なんてしてないよね!?」ウワーン

夢野「んあ!?し、しとらんわ!誰が王馬以外の子など産むか!そんなの死んでも嫌じゃっ!」プンスカ

王馬「……そ、そう…ごめんね、変なこと言って」

夢野「んあ…分かっておるなら別によい」

王馬「………」ジー

夢野「ど、どうしたんじゃ?そんなにウチの顔がかわいいか?」テレッ

王馬「そうじゃな…いや、そうだけど、そういう意味じゃなくって。夢野ちゃんってさ、たまに大胆なこと言うよねーそんなにオレのこと好きなんだ?」ニヤニヤ

夢野「………はっ」

夢野「…………」カァ

王馬「……あのさ、話戻すけどなんでここに来たかったの?」

夢野「そ、そうじゃ!実はのぅ!お主のためにマジカルショーを開こうと思ってのぅ!!」アワアワ

王馬「へぇ、マジカルショーか。観客はオレだけなの?」

夢野「うむ…思い返してみれば今までお主からたくさんプレゼントを貰っておったじゃろ?」

夢野「じゃからウチからも何かお返しがしたくてのぅ。マジカルショーが一番ウチらしいプレゼントじゃと思ったのじゃ」

王馬「…にしし!ありがと。じゃあ超高校級の魔法使いのショーを堪能させてもらうよ」

夢野「うむ!ではそこに座っておれ」



夢野「ではまず、ウチがこの箱に入るからそこの剣で穴に刺してくれんかのぅ?」

王馬「これだね。オッケー任せて!」シャキーン

夢野「…もうちょっとこう抵抗とかせんのか…」ハァ スタスタ ガチャ パタン

王馬「んじゃ、刺すよー」グサッ グサッ グサッ

夢野『遠慮ないのぅ!!』

王馬「全部刺しちゃうよー!早くしないとぐっちゃぐっちゃになっちゃうよー!」グサッ グサグサ

シーン…

王馬「あれ?夢野ちゃん?」

シーーン…

王馬「まっ、まさか…!?開けるよ!?断っても開けるからね!絶対開けるからね!!ふりじゃないからね!!!」ガチャ

カラッポ

王馬「…ま、当然いないよね。定番だもんねー」カタトントン

王馬「ん?」クルリ

パァンッ!!

王馬「うわっ!?」

ハト「ポッポー!」パタパタ

王馬「ハト?」

夢野「かーっかっかっか!脱出魔法、大成功じゃ!」

王馬「すっげー!いつのまに後ろに移動したの!?リレミト!?テレポ!?」キラキラ

夢野「ふっふっふ…驚くのはこれからじゃぞ?」



王馬(しばらく夢野ちゃんのマジカルショーを楽しんだ!)

夢野「…では、本日最後の魔法じゃ。ここに紙があるじゃろ?なんの変哲もないただの紙じゃ」

王馬「うんうん、そうだね」

夢野「…では、この紙を丸めるぞ…」

夢野「ここでウチが特別な魔法を唱える…ちちんぷいぷい…」

王馬「そんな典型的な魔法なの?」

夢野「…で、魔法を唱えた後に、この丸めた紙に手を突っ込むと…」ズボッ

夢野「んあ?何かあるのぅ…これは…」ゴソゴソ

夢野「んあ!?なんとツキミソウではないかー!!」ビックリ

王馬「なんだってー!?」ビックリ

夢野「…これはお主にやる」スッ

王馬「え、オレに?…ありがとう」

夢野「…これで今日のマジカルショーは終わりじゃ」

夢野「実は先程の魔法はな、ウチの特別な魔法なんじゃ。なにせウチが初めて習得した魔法じゃからな…ママやパパは目をひんむいて驚いておったわい」

王馬(初めて覚えたマジックなんだね。そして優しい両親を持ったんだね~)ウンウン

夢野「この魔法があったからこそウチは師匠に会えた…みなに…お主に会えたのじゃ」

王馬「その魔法さまさまだね」

夢野「…うむ。…あぁそうじゃ、お主に渡したその花…造花じゃがな、ツキミソウといってお主の誕生花なんじゃ」

王馬「へぇ…それは知らなかったな」

夢野「でのぅ、花言葉が『移り気』なんじゃ。…なんだかお主みたいじゃろ?」

王馬「『移り気』って…オレが節操ないって言いたいの!?」ウワーン

夢野「そういうわけではないぞ…お主は子供みたいにウロチョロしてそれっぽくないか?」

王馬「え、オレってそういう風に見えてんの?」

夢野「実はのぅ、もうひとつ花言葉があるんじゃ。…それは『無言の愛情』」

夢野「本当はお主を表す言葉かもしれんが、今日はウチがこの花をプレゼントすることでウチの気持ちを込めるのじゃ」スッ

王馬「え?夢野ちゃ――」

夢野「好きじゃぞ、王馬」チュッ

王馬「………………えっ?」

夢野「…こ、この前のお返しじゃ。ウチの…プレゼント、じゃ」カァ…

王馬「………やっぱ、今日大胆だね」

夢野「たまには見返してやりたかったからのぅ!」フンス

王馬「…そ。じゃ、オレも特大のプレゼント用意しとくね…ここから出たあと、その恐怖に怯え続けるといいよ!」

夢野「なぜ恐怖なんじゃ…というか、プレゼントが欲しいから、お主にプレゼントを渡したのではないのじゃがな…まぁよいか。楽しみにしておくぞ」

王馬「うんうん!それまで耳の穴かっぽじって待っといてね!」

夢野「…なぜ耳の穴をかっぽじる必要があるんじゃ?おかしいじゃろ…」

王馬「えー真面目に答えないでよ!嘘に決まってるじゃん!」

夢野「やれやれ…そんなこと分かっておるわい」



王馬(…しばらく夢野ちゃんと過ごした!)

今日はここまでにします
そして明日からエンディングに入ります
ただ、長いです。そしてまだ書き終わってない…(絶望)
くますみなさい

今回も楽しかったー
しかし真宮寺はやっぱり不気味だなwww

エンディング楽しみ
でも終わってしまう寂しさもある

>>142
実際、真宮寺が雨の向こうからずぶ濡れでククク…とか言いながらやって来たら、かなり不気味でしょうね…

>>143
ありがとうございます!ここまで長くなった上に、エンディングも長くなりそうですが、最後まで楽しんでいただけたら幸いです



王馬(夜か…さてなにしようか――)

ピンポーン

王馬「ん?誰かな」ガチャ

キーボ「王馬クン、お久しぶりです!…今時間はありますか?」

王馬「キーボか…確かに久しぶりだね。時間はあるけど…なにさ急に?」

キーボ「それならよかったです!えっと…まずは外に出ましょう」

王馬「…?わかったよ」



王馬「こんな夜に連れ出して…何する気!?」

キーボ「何もしませんよ…ただ、見てほしいだけです」

王馬「見る?何を?ロボのち●こ?」

キーボ「違いますよっ!!」

キーボ「全く…いいですか?よーく見ていてください!」

王馬「ん?」

キーボ「フッフッフ…」

ウィーン ガチャ ガチャ!!  チャキーン!!

王馬「!?」

武装キーボ「フッフッフ………」

武装キーボ「どうですかッ!」ドヤァ!

王馬「………………」アゼン

キーボ「…あ、あれ?」

王馬「キーボ……」プルプル

キーボ「は、はい」

王馬「お前……今、最高にかっけーよ!」キラキラキラ

キーボ「ほ、本当ですか!?」パァァ

王馬「もっとよく見せて!うわー、すげー!どうなってんだこれ!羽ついてるじゃん!」ベタベタ

キーボ「自分で取り付けて飛べるようにしたんです!」フッフーン

王馬「ねーねーオレを乗せて飛べないの?」キラキラ 

キーボ「あぁ…その、ボク、腰が弱いんですよね…だから王馬クンを乗せることは現状厳しいです」

王馬「…えー、ロボなのに?」ガッカリ

キーボ「スイマセン」ショボン

王馬「ま、いーや。…ねぇねぇ、この腕のやつなに?」キラキラ

キーボ「これですか?これはですね…ふっふっふー、ちょっと待ってくださいね」ウィーン

王馬「?」

キーボ「誰もいないようですね…せっかくですし、あの檻に向かって…狙いよし。ではいきます!」

王馬「お?まさか…まさかーッ!?」ウキウキ

ドゴォン!!! シュー…

キーボ「どうですか!?」フッフー

王馬「ロケットパンチだーッ!すっげー!」キラキラ

キーボ「そうでしょう!すごいでしょう!!」ドヤァ

王馬「あとはあとは!?他にも機能あるの!?」ウキウキ

キーボ「ふっふっふ、あとはですね…」ドヤドヤ



王馬(武装キーボのいろんな機能を見せてもらった!!)

王馬「たはー!まさかオレが生きている間にこんなすごいロボに出会えるなんてねー!」マンゾク

キーボ「最初から会っていたじゃないですか、すごいロボット」

王馬「え?どれのこと?…まさか、キーボ?…あの頃のキーボはポンコツだったじゃんか」ヤレヤレ

キーボ「う…確かに否定できない部分もありますが…」

王馬「でも今はカッコいい。…やるじゃん、キーボ」

キーボ「…ありがとうございます」

キーボ「ボクは明日、この学園やあの檻を調査してみます。ここから出られるかもしれないから…」

王馬「へー…まぁそんだけ改造したんだから当然といえば当然だね」

王馬「そういえばいつから改造してたの?ここ最近見かけなかったのってずっと改造をしてたから?」

キーボ「ええ。実は昨晩には改造は終わっていたのですが、今日は微調整とボクの以前のデータのバックアップをとっていたので時間がなくなってしまったんです」

王馬「バックアップ…ねぇ。ロボのくせにまめだな」

キーボ「ロボのくせには余計です」ムムッ

キーボ「…本当は明日みなさんにお披露目しようと思っていたんですけど、キミに一番に見てもらいたくなったんです」

キーボ「…キミのおかげでボクの”超高校級のロボット”という才能を受け入れることができたから。…だから、キミにこの姿を見せることができてよかった」

王馬「…うん、ホントにカッコいい。これは嘘じゃないよ、ホントだよ?」

キーボ「…ありがとうございます。…必ず、ここから出ましょう。立派になったボクを博士に見てもらわないといけませんしね」

王馬「にしし、そうだね。きっと博士も驚くよ!息子…いや、ロボの改造っぷりに歓喜するだろうね!」

キーボ「…ええ!…あ、息子で構いませんよ?あと成長と言ってください」

王馬「はいはい成長成長。ところで、あの檻はびくともしないんだね」

キーボ「…相当頑丈なようですね。脱出は不可能かもしれませんが、この力があればモノクマやモノクマーズを倒すことだってできるでしょう」グッ

キーボ「ボク達はいつまでもこんなところにいるわけにはいきません。彼らは今のところ害はなさそうですが、いつ危険な存在になるか分からないですしね」

王馬「今のところ一番の脅威はキーボかもしれないけどねー」

キーボ「ボ、ボクは大丈夫です!…多分。それより…」

王馬「ん?」

キーボ「モノクマ達を倒して外に出ることができればいいのですが…そこが不安なんです」

王馬「…そうだね。今まで平和にのんきにここで過ごしてきたオレらはあいつらの手札を知らなさすぎるかもね」

キーボ「…ですが、絶対に負けません!きっとみなさんもここを出たいという気持ちは同じはずです!」

王馬「…一部はそうじゃないかもしれないけどね」

キーボ「えぇっ!?…あ、いつもの嘘ですね!」

王馬(ところがどっこいホントなんだよなー…真宮寺ちゃんとかなんか怪しかったし)

キーボ「…そうだ。明日みんなで話し合ってみませんか?ボクひとりだけで行動を起こしても仕方がありませんし」

王馬「あ、訂正しないと。キーボはひとりじゃなくて1体だよね」

キーボ「訂正しなくていいですよ!」

王馬「まぁ、その案には賛成だよ。そろそろ1ヵ月たって、業を煮やしている人もいるだろうしね」

キーボ「ええ。では明日みんなで話し合いましょう。きっと協力してくれるはずです、仲間なんですから!」

王馬「うん。…そうだ、キーボ。いくらスペアがあるっていっても、無茶はだめだよ?」

キーボ「ええ。ボクには何体も秘密のスペアが…って、ボクにスペアなんてありません!!」

王馬「なんで急にボケたのさ。…うん、知ってるよ、嘘だし。…スペアなんてないから気を付けろってこと」

キーボ「…はい。ではボクは明日に向けてもう少し調整をしてきます、おやすみなさい」

王馬「うん。おやすみ」

王馬(そのまま部屋に戻った…)

王馬「ただいまーっと……あらら」ガチャ

グチャァ…

王馬(随分汚れてきたな…なんか無性に気になってきた)

王馬(…ちょっと掃除
でもするか…夜だけど)

王馬「鉄屑、ちょっと外に出てて」

鉄屑「分かったよ!」テテテ



王馬「よい…しょっと。ふぃー。こんなもんかな?」

王馬「あ、オレがいつのまにか作ってほったらかしてたビックリ箱だ」スッ

王馬(それに…これは……)スッ

ミョン!!!

モノクマ「王馬クン、遅くなったけどおめでとう!」

王馬「うわああああ!?モノクマああああ!?」

モノクマ「ず、随分驚くんだね…」

王馬「うわあああああ!」シュッ

ボンッ!!ピカァ… 

モノクマ「え、ちょ、なに!?」

ビヨーン ビヨーン

モノクマ「…なにこれ?」

王馬「にしし、オレ特製のビックリ箱だよ!」

モノクマ「もう!ボクが突然現れて驚いたからってビックリ箱はないよ!」

王馬「にしし、ごめんねー」

モノクマ「まぁいいけどさ…」

王馬(まさか急にこいつが来るなんてねー…でも)

モノクマ「ん?どうしたのさ」

王馬「いや、なんでもないよ?」

モノクマ「キミに用があるんだ。今時間ある?」

王馬「どうせ、時間ないって言っても、一方的に言うんでしょー?」

モノクマ「うぷぷ、バレた?」

王馬「でもなんで急に来たのさ?」

モノクマ「あぁ、なんとなくだよ。…今後の展開考えると、そろそろ頃合いだしね」

王馬「ふぅん…」

王馬「ま、いっか。手短に頼むよー?」

モノクマ「はいはーい」

モノクマ「この度は、キミがロボット差別王になる、という長年の宿願を果たしたことを誠に嬉しく思います!」

王馬「ん?ちょっと待って。ロボット差別王って何?」

モノクマ「え?ロボット差別王はロボット差別王だよ。キミ、今までロボット差別してきたでしょ?」

王馬「してないよ?だってあれはオレなりのコミュニケーションだからね!」

モノクマ「う、嘘でしょ!?」

王馬「うん、嘘だよー」

モノクマ「なーんだ、嘘かー安心したよー…って嘘つくんじゃありません!!全くもう…」

王馬「でもさー、ロボット差別王なんて、どういう基準で決めているの?オレ適当に言ってただけだよ?」

モノクマ「ああ、キミには見えないだけで数値化してたんだよ」

王馬「へー数値化してたんだ!例えば、ロボット差別1回につき、経験値1とかそういう感じ?」

モノクマ「そうそう!レベルごとにレベルアップするための経験値が決まっていたんだよ」

王馬「…あのアクセサリーも関係あるわけ?入間ちゃんに作ってもらったアクセサリー」

モノクマ「そうそう、2倍とかチート過ぎだろ!いや、そうでもないか。あれがなかったら、長引きすぎて、マンネリ化してたかもしれないからね!」

王馬「じゃあ、たまにあったご褒美ってやつも、なんか関係あるの?あの使えない道具とかさ」

モノクマ「使えないって…。そうだよ、大体想像ついていると思うけど一定レベルになったらご褒美をあげてたんだ!モチベアップしたでしょ?」

王馬「いや、ほとんど使ってないよ?」

モノクマ「そ、そんな…」ガーン

王馬「で、ロボット差別王になったからなんだっていうの?」

モノクマ「ああ、卒業していいよ」

王馬「卒業?」

王馬「ああ、そっか。じゃあ10日目にオレたちが卒業できなかったのって、オレがロボット差別王とやらになってなかったせいなんだね?」

モノクマ「そうだね。中途半端な結末なんて視聴者も望んでいないでしょ?」

王馬「なんか、気に入らないなー。それって、オレはゲームの登場人物みたいに遊ばれていたってことでしょ?」

王馬「オレの行動を勝手に数値化してさー、気に入らないったらありゃしないよ」

王馬「オレ、ゲームで遊ぶのは好きだけど、遊ばれるの大っ嫌いなんだよね。まぁ知っててこんなことしたんでしょ?」

モノクマ「うぷぷ…うぷぷぷぷぷ…」

王馬「…何が可笑しいのさ?」

モノクマ「可笑しいに決まってるじゃん!だってオマエときたら”ゲームの登場人物みたい”、”オレの行動”って!うぷぷ…」

モノクマ「オマエはゲームの登場人物じゃないって保証できるの?」

モノクマ「オマエの行動が、オマエの選択している行動だって保証できるの?」

王馬「……なるほどね」

王馬(確かに…そうかもしれないね)

王馬(正直、否定できないところもある)

王馬(オレは嘘つきだしどれがホントのオレで、どれがホントの気持ちか分からないこともある)

王馬(…だけど!今までのみんなと過ごした時間や…あの気持ちは”嘘”じゃない!)

王馬(そして、今まで培ったロボット差別の力も…”嘘”じゃない!!)

王馬(お前がそこまで言うなら…お前の言う”ロボット差別王”の力…見せてやるよっ!!)

モノクマ「あれ、聞こえなかった?じゃあもう一度言ってあげる!」

モノクマ「オマエはゲームの登場人物じゃないって保証できるの?」

モノクマ「オマエの行動が、オマエの選択している行動だって保証できるの?」

王馬「…………」

王馬「…あは、あはははは!」

モノクマ「…なに、壊れたの?どーせそれも嘘―――――」








王馬「それは違うねッ!」

パリーン!!!!






モノクマ「……え?」ビクッ

モノクマ「…あれ…おかしいな…なんか、変な…いや、今はこれをどうにかしないと」ボソ

モノクマ「何が違うっていうのさ!」ムッキー!!

王馬「じゃあ逆に言わせてもらうけどさ、お前の存在ってまるでフィクションみたいだよね?」

モノクマ「えっ?」

王馬「オレみたいに、血の通った人間ならともかく…お前みたいな血も涙もないロボットの方が余程、フィクションぽいって言ってんの!」↑1

ドゴォッ!!

モノクマ「……だーから!オマエラだってフィクションみたいじゃない!”超高校級”ってなんだよ全くぅ!」

王馬「オレたちの才能は唯一無二の本物だよ。例えフィクションでも。…それに引き換え、モノクマはどうせスペアがいっぱいあるんでしょ?」↑10

ドゴォッ!!

モノクマ「そうだよ?」

王馬「ふぅん…じゃあお前を壊しちゃってもいいよね?モノクマはただの心もないロボットだしさ」↑100

ドゴォッ!!

モノクマ「別にいいよ。ボクたちの意識は全て共有されてるし、今のボクが壊れてもまた別のボクが出てくるもんねー」ミシ…

王馬「へぇ…でもそれってロボットだから可能なんだよね?やっぱ、お前の方がフィクションっぽいなぁ。オレ、今までお前みたいなロボって見たことないしー」

モノクマ「まだ言うの!?しつこいなぁ!フィクション、フィクションしつこいってあんだけ叩かれたばっかだろうが!」ミシ

王馬(なんの話だよ)

王馬(………)

王馬「そういえばさ、モノクマってどうやってスペア作るの?」

王馬「…あぁ、ごめん。たった1体でオレの部屋にノコノコやってくるくらい残念なロボットだから、お前だけじゃスペアも作れないのかな?」↑100

ドゴォッ!!

モノクマ「さ、さぁねー」ミシ

モノクマ(うぷぷ…ボクはあいつさえいれば、あいつが言えば、何度でも復活できるんだよー!」ミシ…

王馬「はぁ…声駄々漏れだよ?思考回路までおかしくなったのか知らないけど余計なことまで口走っちゃったみたいだね」

モノクマ「え?…こ、声にでてた!?」

王馬「思いっきりね。…ねぇ、あいつって誰?…もしかして、首謀者かなにかでもいるのかな?…ここに…オレたちの中に、さ?」

モノクマ「そんなの、い、いるわけないじゃん!」ミシ

王馬「そうだよね!ロボのくせにそんなミスするわけないもんね。もっと頭いいはずだよねー?」ニヤニヤ↑1000

モノクマ「く…」ミシ

王馬「でも、これで分かったかな。お前は人間がいないとダメなんだね。人間がいないと復活さえできない哀れなロボ…」↑10000

王馬「結局、ロボットなんか人間の下で働いてりゃいいのさ!どうせ、お前は特に使えないロボットなんだからねっ!お前の子供の方が余程使えるってのー!」↑100000

ドゴォッ!!!

モノクマ「怒ったクマー!!いい加減に……あ…れ?」バキッ

モノクマ「ぐ…ぐ…!!…なんで…動け…な」ギシギシ

王馬「どうしたの?反論しないの?…じゃあ、もうちょっとだけお話してあげよっか」

王馬「お前はさっきこう言ったよね?」

モノクマ『オマエの行動が、オマエの選択している行動だって保証できるの?』

王馬「そっくりそのまま、お前に返すよ」

王馬「お前さ、AIで動いてるとかいうけど…所詮計算されたものなんじゃないの?」↑1000000

モノクマ「オマエ…AIを舐めてるんじゃない?…AIはそんな陳腐なもんじゃない…もっとすごいんだぞー!」ガオー ギシギシ

王馬「うんうん、確かにお前のAIもすごいね。わぁすごーい(棒)」

王馬「でも、キーボ見てたら、お前の方がしょぼく感じるなぁ…」

モノクマ「はぁ?あんな、ポンコツよりしょぼいって!?怒るクマよ!?もう怒ってるけど!」ギシギシ

王馬「確かに技術はすごいと思うよ?お前の方がスペア作り放題だしね!」

モノクマ「でしょお?もっと褒めていんだよ?」ギシギシ

王馬「でも、お前とキーボには決定的に違うところがある…分かる?」

モノクマ「………?」ギシギシ

王馬「あいつには、命があるんだよ」

モノクマ「はぁ?命?あいつに?あんなただのロボットに?」ギシギシ

王馬「お前は所詮、ロボットだ。スペアがあるから、安心しきって、完全に自分が壊れるなんて考えてもいなんだろうね…」↑10000000

モノクマ「………」ギシッミシッ

王馬「でも、キーボには命がある。散々、ロボット差別してきたオレが言うんだ、間違いないよ」

モノクマ「そのキーボクンが…首謀者の可能性もあるじゃん…!」ミシシッ

王馬「あんなポンコツに首謀者なんて無理だよ。そもそも人じゃないし。首謀ロボになっちゃうよ…あぁ、ところでやっぱり首謀者いるんだね?ま、それはもういいか」

モノクマ「……!!」ミシシッ

王馬「…というわけで、モノクマには、オレが直々に命の大切さを教えてあげるよ!」

モノクマ「え?」ギシミシ

王馬「うーん、そうだな。…一回さ、壊れてみて命について考えてみたらどう?」スッ

モノクマ「そ…それは…!?」ギシッミシッ

王馬「にしし…じゃーん、入間ちゃん特製の”エレクトハンマー”でーす!」

モノクマ「!?」ギシッミシッ

王馬「ちょっとでしゃばり過ぎたモノクマちゃんには、一回退場してもらうよ!」

王馬「そもそも、今、オレの部屋に来たのが間違いだったんだよ…お前は来るタイミングが悪かった」

王馬「そしてロボの癖にオレが”エレクトハンマー”持ってることも知らなかった…ホーント、バカだよねー!」↑100000000

王馬「それとも、オレには使えっこないって油断してたとか?これまたバカだよねー!」

モノクマ「そ…そんなことしたら、ただで済まないよ!?」ギシッミシッ

王馬「ああ、死後のことなら安心してよ。お前はオレが手厚く葬ってやるからさ!プレス機で潰すとか、ね!にしし…ロボにふさわしい最期じゃん」↑1000000000

モノクマ「……!!」ギシッミシッ ダラダラ

王馬「あはっ、ロボのくせに汗とか出るんだ?どういう仕組みなんだろう?貯水でもしてんの?」↑10000000000

モノクマ「そ、のくら、い、避ける…もんね!」ギシギシ

王馬「やれるもんならやってみれば?…っていうか、気づいてないわけないよね。さっきから自分の体に起こってる異変にさ」

モノクマ「クッ…」ギシップシュッ

王馬「それじゃあ、答え会わせしようか!えーっと、お前がオレの部屋に来る、ちょっと前のことだよ」



王馬『ただいまーっと……あらら』

グチャァ…

王馬《随分汚れてきたな…なんか無性に気になってきた》

王馬《…ちょっと掃除でもするか…夜だけど》

王馬『鉄屑、ちょっと外に出てて』

鉄屑『分かったよ!』テテテ



王馬『よい…しょっと。ふぃー。こんなもんかな?』

王馬『あ、オレがいつのまにか作ってほったらかしてたビックリ箱だ』スッ

王馬《それに…これは……》スッ

ミョン!!!

モノクマ『王馬クン、遅くなったけどおめでとう!』

王馬『うわああああ!?モノクマああああ!?』

モノクマ『ず、随分驚くんだね…』

王馬『うわあああああ!』シュッ

ボンッ!!ピカァ… 

モノクマ『え、ちょ、なに!?』



王馬「あのね、掃除してたら偶然”エレクトボム”が見つかったんだ」

王馬「知ってる?エレクトボム。効果は…まぁなんとなく察してるよね」

王馬「で、それが”たまたま”発動しちゃったあとにお前が運悪く来ちゃったんだよ」

王馬「まぁ、もちろん嘘なんだけどねー!っていうのも嘘かもね!にしし、どっちだと思う?」

モノクマ「……」ギロッ プスプス

王馬「そんなに睨まないでよ、怖いなぁ。…ところでロボって不運とかあるの?うーん、気になるなー」↑100000000000

モノクマ「クっ…」ギシギシプシュッ

王馬「ま、こういうわけで、電子機器のお前は、か弱いオレよりさらに弱いわけなのでしたー!」

モノクマ「おマエ…ゼったい、ユ…ゆルさ」ギシッミシッ

王馬「はいはい、ポンコツロボットはお役御免だよー。話が長引いちゃったし、そろそろ終わろうねー」スッ…

モノクマ「…!!」ギシッミシップシュッポー

王馬(オレはエレクトハンマーを構え…)スゥッ

王馬「最後に言わせてもらうよ…オレは嘘つきだからさ、別に自分がゲームの登場人物でもフィクションでも構わないんだよ」

王馬「だって、フィクションはさ…”嘘”ってことでしょ?オレにピッタリだと思わない?むしろ憧れちゃうよ」

モノクマ「…………」ギシギシプシュッ

王馬「……なぁんて!全部嘘なんだけどね!」

王馬(モノクマに向かって降り下ろす…!)

王馬「これで……終わりだッ!ただの鉄屑になりなッ!!」↑∞

ブンッ!!

モノクマ「…ッ!!」

ガシャーン!!

モノクマ「あ……ぐっ」バキッ ガシャッ



     《《〈完全論破!!〉》》



……ピコン…プシュッ……ピーピー……ピーーーーーーー……ボガァン!!

今日はここまでにします
くますみー

いよいよクライマックスって感じだなー

>>162
ようやくクライマックスです!
3スレ目になってからあんまりロボット差別してないけど…

では更新再開です

モノクマだったもの「」

王馬「たはー!クソロボはぶっ壊すに限るねー!」フイー

王馬「……でも、意外とあっけないな」

王馬(これで完全に喧嘩を売っちゃったわけだ)

王馬(だけど、あのまま卒業するわけには行かなかったし、不可抗力なんだよっ!…嘘だけどね)スタスタ ガラッ

モノクマだったもの「」ゴロン

王馬「……っと汚ね…」ガラッ

王馬「…ん?なんだこれ…なんかのスイッチかな?」

王馬「こいつが持ってたものだし、ろくでもないものかもしれないけど…一応、取っておくか」

王馬(布でくるんで…と)クルッ

モノクマだったもの「」

王馬「にしし…無様だね!なんかムカツクからもう一回殴っておこうっと!」

ブンッ! グシャア…

王馬「ふー、すっきりすっきり!」

王馬(あとはこれをどうするか…と、ホントにいるかどうか分からないけど首謀者の存在が問題か…)ウーン

王馬(…まぁモノクマなんて元々いなかったようなもんだし、エレクトボム使っておいたし、最低でも今日中は気付かれないかな……多分?)ウーン

王馬「うーん…うーん……よし、もう少し粉砕しよう!関係ないけど!」ポンッ

ゴンッグシャアゴンッグシャアゴンッグシャアゴンッグシャア……



鉄屑(モノクマ)「」

王馬「あーあ、すっかり鉄屑になっちゃって…悲しいね、涙が出そうだよ…嘘だけど」

王馬「さぁてと、汚いからさっさと捨てなきゃな」

王馬「あとは…このスイッチだけど。どうするかな…」

ガチャ…

王馬「…ッ!?」

王馬(まさか…もうモノクマが復活したのか?)

鉄屑「あれ?それなに?」トコトコ

王馬「…ああ、なんだ。鉄屑か」

鉄屑「これ、なーに?」ジー

王馬「これは…」

鉄屑「っていうか…ここ、なんか空気悪くない?オイラ、なんか気持ち悪くなってきた…」ウッ

王馬「…!鉄屑、調子悪いなら、それを直す方法あるよ?」

鉄屑「え?なぁに?」

王馬「そこに落ちてる、てつく…じゃないや。粉を食べたら直るよ」

鉄屑「ほんと!?」

王馬「全部残さず、食べるんだぞ!」

鉄屑「うん、オイラ、お残ししないよ!」バクバクバク

鉄屑(モノクマ)「」ウッソーン…

王馬(親を食う息子…すごい絵面だ。まぁロボだから、なんにも思わないけど)



鉄屑「ご馳走さまでした!なんか調子よくなってきた気がするよ!」フイー

王馬「そう!ならよかったよ!息子の幸せが一番だからね!」

王馬(鉄屑が鉄屑食ってる間、エレクトボムの効能が切れたんだろう…結構時間がたっていたみたいだ)

王馬「今からどうするかな…」

鉄屑「?」

王馬(とりあえずエレクトボムふたつは持って…ハンマーは一旦置いておこy)

王馬(…このスイッチは、今から入間ちゃんに解析してもらうか)

王馬「ちょっと出てくるね」

鉄屑「いってらー」



ピンポーン…シーン

王馬「いない…研究教室かな?」

―入間の研究教室―

入間「なんだよ…こんな時間に。さっきから、これの調子が悪くてオレ様は機嫌がわりぃんだよ…」

これ「」ブインブイン…

王馬「ちょっとー…そんなグロいもん見せないでよ。グロいのは入間ちゃんの顔だけで十分さ」

入間「ひぅ…いきなり、顔面バカにされたぁ…。え、嘘だよね?嘘なんだよね?オレ様の顔がグロいわけないよね??」

王馬「は?ホントに決まってんじゃーん。それよりさ、そんなオモチャで遊んでる暇あったらこれ解析してよ」

入間「あ?なんだこりゃあ?なんのスイッチなんだ?」

王馬「何か分かったら苦労しないよ。それが分かんないから、解析頼んでんじゃん。そんなことも分からないの?顔面肉便器ちゃんはさぁ…」ヤレヤレ

入間「が、顔面…肉便器ぃ…!?そんなにあたしの顔ってひどかったの…!?」ガーン

王馬「じゃ、よろしくね。間違っても押したりしないでよ。爆発する可能性だってあるんだからね」

入間「はぁ!?そんなもの任せんじゃねーよ!人類の宝であるオレ様の頭脳がなくなってもいいってのか!?」アセアセ

王馬「え…っと、どこが人類の宝なの?10字以内でわかりやすく説明して?」キョトン

入間「」

入間「…もうアタシ…イクぅ…」トボトボ 

王馬「ばいばーい」

王馬(入間ちゃんはトボトボと研究教室の中に戻っていった)

王馬「さて、スイッチは入間ちゃんに任せて、オレはさっさと寝よう」

王馬(そう思って大階段を登ろうとしたら)

『こらー!!!』

王馬「!?」

ドシンドシンドシンドシン!!!

エグイサルピンク『ちょっとキサマー!』

王馬(オレの後ろにエグイサルが現れた。…鉄屑以外のモノクマーズ全てが)

王馬「あれれー、エグイサルがこんなに集まっちゃっていったいどうしたのさ?」

エグイサルブルー『どうしたもこうしたもないぜッ!キサマが父ちゃんをぶっ殺したこと知ってるんだからなッ!!生命反応の受信が途切れたんだよ!』

エグイサルグリーン『オイラ…悲シイ』

エグイサルイエロー『そんでキサマを制裁しにきたっちゅうわけや』

エグイサルピンク『お父ちゃんへ手を出すのは禁止されているのよ…?』

王馬「ふーん、制裁ってなに?」

エグイサルイエロー『こういうことや』

王馬(エグイサルがこちらに腕を向けてきたと思ったら)

パァンッ!!



春川「!」ムクッ

春川(銃声?音から、発砲は外…寄宿舎から少し離れた場所か)

春川(誰が?なぜ?…とりあえず外に…)

ガチャ

春川「!」

東条「春川さん」

星「…よう」

春川(部屋から出ると、東条と星がいた。行動が早いんだな…)

春川「東条、星。あんたたちも目が覚めたんだね…あの銃声で」

東条「えぇ、一刻も早く状況を把握しないと。場合によってはみんなを避難させなければならないかもしれないわ」

星「…とりあえず俺と東条で外を見に行く。あんたはここにいるやつらを起こしてくれ」

春川(確かに眠ったまま気付かないのが一番危険か)

春川「分かった、あとで私も行くよ」

東条「よろしくね」タタタ

春川(私は起こして回るか…っていうかそもそもあいつら起きるの?)

春川(…まぁ扉叩けばいいか)


王馬「い…っつ」ズキッ

王馬(発砲音のあと、頬に痛みを感じて手を当てると、手にベットリ血がついていた…)タラ…

エグイサルピンク『ねぇ…やっぱりグロいしこれは止めない?』

エグイサルグリーン『オ父チャンノウラミ…』

パァン パァン!!

王馬「……ぐっ!」ズキッ!

王馬(今度は、腕に…)タラ…

王馬「…へぇ…図体でかいくせにけっこう狙撃うまいんだね。痛い…じゃん…」ズキズキ

エグイサルブルー『ヘルイェー!その減らず口を黙らせてやるぜェ!』

パァン!!

王馬「あ……ぐぅ…」ズキズキズキッ!

エグイサルピンク『でろでろでろでろ…』

エグイサルイエロー『で、何回撃つんや?』

エグイサルグリーン『王馬クンハ嘘ツキ…針千本飲マス…』

エグイサルピンク『つまり千回!?王馬クンが穴ぼこになっちゃうわよぉ!!』

王馬「にしし…早く決めてよねー…」



春川(みんなを起こした。とりあえずここにいるのは)

赤松「銃声…また聞こえたね…」ブルッ

最原「地響きのような音も少し聞こえる…もしかしてエグイサル?」

百田「エグイサル?なんであいつらが…」

夢野「んあ…」プルプル

茶柱「夢野さん…安心してください、女子は転子が守りますから」

ゴン太「じゃあ男子はゴン太が守るよ!」

春川(こいつら6人)

春川(東条と星は今外)

春川(入間、キーボ、白銀、真宮寺、夜長、天海…あとあいつもいない)

春川「……」

春川(……じっとしてるの、落ち着かないな…)ソワソワ

春川「…私がちょっと外見てくるからあんたたちはそこでじっとしてて」タタタ

百田「おい、ハルマキ!勝手に…!…くそっ、何が起こってやがる…」




王馬(段々、痛みが増してきた…)

王馬(これは…少し不味い状況かもね)

エグイサルグリーン『モウ撃ッテイイ?』

エグイサルブルー『ヘルイェー!モノダムゥ!テメーにやらせねーよ!』

エグイサルグリーン『オ父チャンノ仇ハオイラガトル』

エグイサルブルー『うるせーぞ!』

エグイサルピンク『こんなときまで喧嘩しないでよー!!』

王馬「へぇ…ロボット同士でも……兄弟、喧嘩とかするんだ…ね」ボソッ

王馬(今のうちに逃げる…のは無理か。どうせ囲まれる)

エグイサルイエロー『じゃあワイが勝手にやるでー?ちゃーんと千回、耐えるんやで?』スッ

王馬「くっ…」

王馬(情けない…)

王馬(ホントに情けないんだけど)

王馬(向けられた銃口に、オレは思わず目を瞑ってしまった)ギュッ…

ドシンッ パァン カァンッ!!

今日はここまでにします、くますみー
ダンロン霧切読まなきゃ…

ダンロン霧切、次で終わっちゃうのかなぁ…なんて思いながら更新再開です

ドシンッ パァン カァンッ!!

王馬「………?」

王馬(……痛く、ない…?)

エグイサルイエロー『なっ!?』

『やめて…やめてよー!!』

王馬「………え?」パチッ

王馬(目を開けるとそこには…)

エグイサルレッド『とーちゃんをこれ以上いじめるなー!!』

王馬「鉄屑……?」




春川(外に出ると大階段の方から騒ぎ声が聞こえてきた)

春川「あっちか…!」タッタッタ

春川(…いた!)

春川「東条!星!とりあえず、いるやつらだけ起こしてきた。今は寄宿舎で待機中」タッタッタ

東条「分かったわ。…あそこに王馬君がいるの。後で私達は救出に向かうわ」

春川(エグイサルがいる…それに王馬も?なんで…それより)

春川「…突っ込む気?」

ドシンッ パァン カァンッ!!

エグイサルイエロー『なっ!?』

エグイサルレッド『やめて…やめてよー!!』

エグイサルレッド『とーちゃんをこれ以上いじめるなー!!」』

春川「!」

星「行くぞ、東条!」タッタッタ

東条「えぇ!」タッタッタ

春川「!そういうことね、気を付けなよ!!」

東条「もちろんよ!」タッタッタ

春川(エグイサルレッドが盾になってる隙に救出か。正直あいつのことなんかどうでもいいけど…)

春川「私は…とりあえず戻るか」タッタッタ



エグイサルピンク『モノタロウ!?そこをどいて!王馬クンはお父ちゃんを殺したのよ!?』

エグイサルレッド『嫌だ!オイラのとーちゃんはとーちゃんだけなんだ!』

エグイサルグリーン『モノタロウ、ソコヲドイテ』

パァン パァン パァン 

王馬(鉄屑が身…というかエグイサルを呈してオレを…)

エグイサルレッド『とーちゃん!早く逃げて!!』

王馬「だけど…」

星「王馬!」タタタ

東条「王馬君!!」タタタ

王馬「…えっ?」クル

東条「王馬君、大丈夫!?」タッタッタ

星「わりぃ、すぐに来てやれなくて…!」タッタッタ

王馬「東条ちゃんに星ちゃん、どうして…」

東条「理由はあと、とにかく今は避難を…!」

王馬「……。だったら、入間ちゃんの研究教室に…ぐっ」ズキッ

星「歩けるか?」

王馬「足はやられてないから、平気…いでっ!?と、東条ちゃん!?なんでオレを持ち上げてんの!?」ヒョイ

東条「ごめんなさい、今はとにかく一刻も早くこの場から退避しないと。入間さんの研究教室ね?」タタタタ

王馬「あ…鉄屑!」クルッ

エグイサルレッド『とーちゃんは…オイラが守るんだ!』

星「あいつ…俺らに銃弾が当たらないように壁に…」タタタタ

東条「だけど、4対1、そう長くは持たないかもしれないわ…何か抵抗する術は…」タタタタ

王馬「…!前ッ!」

ドシン!!

エグイサルグリーン『逃ガサナイ…』

東条「くっ…」

星「あんたらは先に行け!」

王馬「でも、星ちゃん!」

星「俺は大丈夫だ。それに俺だけじゃないさ」

ビューン

東条「え?…あれは!」

王馬(向こうからなにか飛んでくる……あっちにあるのはキーボの研究教室!!!)

チョドォォン!!!

エグイサルグリーン『ク…』グラッ

「みなさん!無事ですか!?」ビュオーン

東条「キーボ君!あなた…」

キーボ「ボクが空から攻撃します!星クンは相手を撹乱してください!」

星「あぁ!」

王馬「キーボ…!」

キーボ「王馬クン、ボクはようやくみなさんの役に立つことができます。だからキミはキミにできることをしてください」ニコッ

王馬「…分かった。星ちゃん、キーボ!死ぬなよ!あのクソロボと違って、スペアなんてないんだからさ!」

東条「行くわよ、王馬君!」タタタタ

王馬「うん!」

エグイサルグリーン『待ッテ…』

星「おっと、行かせねーぜ?」

キーボ「ボクたちが相手です!」

エグイサルグリーン『…王馬クンノ味方ヲスルナラ容赦ハシナイヨ』



―入間の研究教室―

ガララッ!! ピシィッ!!
 
入間「ひぃぃぃ!?来るなぁ!!」ビクビク

東条「安心して、入間さん。私達よ」

入間「へ?な、なんだオメーらか…さっきから銃撃音が聞こえるしよぉ…外を見たらエグイサルどもがいるしよぉ…一体なにが起こってるんだよ…?」

王馬「それは……っつつ」ズキッ

東条「…手当てをしながら話しましょう。王馬君、そこのソファに座って」スッ

入間「オレ様のソファなんだけど…っていうかなんで怪我してんだ?」

王馬「ああ。星ちゃんと殴りあいしたんだよー」

入間「まじかよ…あいつ、やっぱり殺人者なんだな…」

東条「全く…こんなときまで嘘をつかないで」

王馬(それからオレは、モノクマをぶっ壊したこと、スイッチを落としたこと、などを簡潔に話した)

王馬「…いたたっ!いだいっ!」ズキズキ

東条「王馬君、今は我慢して。…はい、これでおしまいよ。あまり動かないように」ギュッ

王馬「いってー……はーい分かったよ。じゃ、次は東条ちゃんの話を聞かせてもらえる?」

東条「ええ。…数十分前に私と星君と春川さんは1発目の銃声で目が覚めたの」

東条「とりあえず春川さんは寝ているみんなを起こしに行ってもらって、私と星君は外の様子を見に行くことにしたの。そしたら…」

-----

東条『あれは、エグイサルね。一体なにが…』

星『…おい、あそこにいるの……!』

東条『!なぜ、王馬君が!?』

エグイサルピンク『ねぇ…やっぱりグロいしこれは止めない?』

エグイサルグリーン『オ父チャンノウラミ…』

パァン パァン!!

王馬『……ぐっ!』


星『王馬!…ちっ、今行っても共倒れか…!』

東条『……私が行くわ。平気よ、今までこういうことは何度もあったもの』スッ…

星『待て、あいつらは人間じゃねーんだぞ。ましてや4体だ、相手が違いすぎる』ガシッ

東条『…………。そうね、少し動揺していたわ。必ず機会があるはず…』


王馬『…へぇ…けっこう…狙撃うまいんだね。痛いじゃん…』

エグイサルブルー『ヘルイェー!その減らず口を黙らせてやるぜ!』

パァン!!

王馬『あ……ぐぅ…』

星『くそ…』

東条『……!あれは!』

鉄屑『え?え?どうなってるの?』アタフタ

東条『あれは鉄屑?どうしてここに…』

星『…そんなのどうでもいい!おい、鉄屑!』

鉄屑『あ、星クン、東条さん!ねぇ、銃声が聞こえたから外に出たんだけど、なんでエグイサルがあんなに集まっているの?』

東条『王馬君が襲われているの。貴方、彼を助けることはできないかした?』

鉄屑『とーちゃんが!?す、すぐ助ける!待ってて、とーちゃん!!』タッタッタ

東条『鉄屑が現れたらモノクマーズも多少は動揺するでしょう、その隙に…』

星『分かった』

春川『東条!星!とりあえず、いるやつらだけ起こしてきた。今は寄宿舎で待機中』タッタッタ

東条『分かったわ、あそこに王馬君がいるの。後で私達は救出に向かうわ』

春川『…突っ込む気?』

ドシンッ パァン カァンッ!!

エグイサルレッド『とーちゃんをこれ以上いじめるなー!!』

春川『!』

星『行くぞ、東条!』タッタッタ

東条『えぇ!』タッタッタ

春川『!そういうことね、気を付けなよ!!』

東条『もちろんよ!』タッタッタ

-----

今日はここまでにします
くますみー


鉄屑ほんと好き

>>183
鉄屑「わーい、オイラ好きって言われちゃった!嬉しいなぁ」

王馬「良かったねー」

鉄屑「うん!」

最原(元はモノタロウって名前だったのに、いつのまにか鉄屑って名前が定着したな…)

最原(まぁロボットだし名前なんてどうだっていいのかもな)


6章の反論ショーダウンの鉄屑が地味に好きです
では更新再開

王馬「なるほどね…」

東条「だから、今春川さんたちがどうしているか分からないわ」

東条「どこかに避難したか…もしかしたら襲われている可能性だってある」

王馬「そっか…」



――王馬たちが入間の研究教室にいる頃春川たちは…

春川「……」タタタ

百田「ハルマキ!…ったく勝手に一人で飛び出んな!」

春川「ごめん…」

赤松「…春川さん、何が起きているの?」

春川「…」

春川(…外の様子を話した)

最原「そんなことが…でもなんで王馬くんが襲われているんだ?」

春川「どうせあいつのことだから、またなにかやらかしたんでしょ」

赤松「だ、大丈夫かな…!助けに行った方が…」

茶柱「ダメです!危険ですよ!」

春川「うん、茶柱の言う通り。あんたが行っても、足を引っ張るだけ」

赤松「でも…!」

春川「他にやること、あるんじゃないの」

赤松「へ…?」

百田「そうか。他のやつらを探すことだな?」

春川「そう」

最原「外の音は聞いているかもしれないけど、状況を把握しきれてないかもしれないからね…」

夢野「ここにいないのは…入間、白銀、真宮寺、天海、アンジー、キーボか…」

春川「…だけど今動くのは危険だよ」

百田「…じっとしてろってのか?」

春川「もう少し話し合った方がいいと思う。もし行くなら誰がどこに行くか決めないと。はぐれたら元も子もない」

百田「…………」

最原「…エグイサルが王馬くんを襲う…相当の理由がないと…」ブツブツ

ゴン太「モノクマがどう動くかも分からないもんね…でも、ゴン太、モノクマにも立ち向かってみせるよ!」

最原「モノクマ…そうか、モノクマが原因かもしれないよ!」

赤松「どういうこと?」

最原「推測に過ぎないんだけど、モノクマになにかあったんじゃないかな。例えば壊れちゃったとか。余程のことがない限りエグイサルが動くことはないと思うんだよね」

夢野「…王馬のやつがモノクマをぶっ壊した逆恨みか…確かにやつならやりそうじゃのぅ」

最原「…でも、今はとにかくここにいないみんな探しに行かないと…」

百田「…ハルマキ、オレはやっぱり行くぜ。エグイサルは外にいるんだろ?校舎内を探すんだったら問題ねーはずだ」

春川「だったら、私も一緒に…」

百田「いや、オメーはここにいてくれ。冷静に判断してくれるやつが必要だろ」

春川「………分かった」

赤松「私も行くよ!」

ゴン太「ゴン太も…!」

最原「待って、僕が一緒に行くよ」

百田「終一!」

赤松「でも…」

最原「僕と百田くんを信じて、きっと大丈夫だから」

赤松「……」

百田「そうだ、終一はいざというときはやる男だぜ?それにオメーらはここにいた方がいい」

百田「万が一…ないとは思うが、あったらいけねーからな。リーダーは助手の安全を一番に考えねーとな」

茶柱「転子はあなたの助手ではありませんがね!」

赤松「……分かった。信じてるからね。…ふたりとも気を付けてね」

百田「あぁ!…ハルマキ、オレたちは地下から順番に探そうと思う」

春川「分かった、私もあとで絶対行くから。…いざとなったら大声で呼んで」

百田「ま、そうならねーことを祈ってるぜ」スタスタ

最原「行ってくるね」スタスタ

赤松「いってらっしゃい……最原くん、百田くん」

茶柱「お気をつけて…!」

夢野「ずっこけたりせぬようにな!」

茶柱「大丈夫、ですよね。きっと…アンジーさんたち、何か起こってるから寄宿舎に帰ってこないわけじゃないですよね」

夢野「そうじゃ、きっとアンジーは創作中に違いないぞ。他の者は…音を聞いて身を潜めておるだけじゃ!」

ゴン太「ゴン太…心配になってきちゃったよ…」

春川「……」

春川「…私、外見張っとく」タタタ

ゴン太「あ…ゴン太も行くよ。女性をひとりにはできないからね」



入間「なぁ…外でキーボと星が、エグイサルとヤりあってるんだろ?あいつらは大丈夫なのか?」

ドゴォンッ

入間「ひぅぅ!?」

王馬「…うん、早くなんとかしないとね。ね、入間ちゃん、ここにエレクトハンマーない?」

入間「あ?あれはテメーにやっただろ?」

王馬「えー何個も作ってないのー?入間ちゃんのことだから護身用に作ってるもんだと思ったけど」

入間「ギクゥ…実は…ひとつだけ、オレ様用にあるけど…」

王馬「やっぱりねー!」

東条「入間さん…私も援護に回りたいから貸してくれるとありがたいのだけれど」

入間「ちっ、わぁったよ……ほらよ」ポイッ

東条「じゃあ、先に私は行くわ」タタタ

王馬「オレは部屋にエレクトハンマーがあるからそれを回収できたらいいんだけど…」

入間「オレ様はー……」

王馬「あのスイッチの解析、よろしくねー!」タタタ

入間「ええっ、オレ様をひとりにするなよぉっ…!」ビクビク

王馬(と、東条ちゃんの後を追って勢いよく外に飛び出すと)

エグイサルグリーン「」プシュー

モノダム「アワワワワワ」

王馬「……もうぶっ壊してるじゃん」

東条「私が外に出たとき、ちょうどエグイサルがとどめをさされていたわ…」

東条「星君とキーボ君は他のエグイサルを壊しに行ったわ。あっち、ほら見えるでしょ?」

王馬(確かに階段の前でドンパチやってるのが見えるな)

東条「私はモノダムをどうするかあなたに聞こうと思って…どうする?」

モノダム「」ガクガク

王馬「捕虜だね」

モノダム「!!!」

東条「そう。壊さなくてよかったわ」

モノダム「」プルプル

王馬「グルグル巻きにして…っと。いーい、モノダム。なんかしたらこれですぐぶっ壊すからね?」

王馬「…お前も死にたくないだろ?お前のお父ちゃんみたいにさ…」

モノダム「」コクンコクン

王馬「…じゃ、行こう、オレは多分役にたてないと思うけど…」

東条「…安心して、あなたは私が必ず守るわ」タタタ

王馬(こんなこと言ってる場合じゃないけど男としては守られるのって悲しいなぁ…)



ドゴォン!!

ゴン太「やっぱりゴン太も行った方が…」

春川「気持ちは分かるけど、東条たちを信じよう」

ゴン太「…うん」

春川「安心しなって。東条も星も人間離れしてるんだから」

春川「いざってときに私たちがいないと、ここにいるあいつらも不安でしょ」

ゴン太「…うん、でもここにいないみんなのことも気になって…百田君たちも」

春川「…大丈夫。ただで死ぬようなやつらじゃない」

春川「それにあっちは…なんだっけ。鉄屑?もいたし…エグイサルに乗ってさ」

ゴン太「鉄屑君も?じゃあ大丈夫なのかな…キーボ君もいるみたいだしね」

春川「え、キーボも?」

ゴン太「うん、さっきから飛んでるでしょ?」

春川「あぁちらちら見えるけど…あれキーボだったんだ?」

ゴン太「うん。キーボ君ってお空飛べたんだね…」

春川「…確かに」

ドゴォン!! チュドォンッ!!

ゴン太「……」ソワソワ



王馬「おーい、星ちゃーん!キーボー!!」

ドゴォンッ ドゴォンッ!!

王馬「!?」

エグイサルイエロー『キュウ』バタン

エグイサルブルー『ヘルイェー!!』ドシンドシン

星「おい、キーボ!こっち頼むっ!」シュンッ

キーボ「分かりました!」

ドゴォンッ

エグイサルブルー『うわあああ!!』

エグイサルレッド『よしあと一体!』

エグイサルピンク『モノタロウぅ、止めてよぉ…なんでアタイたちを攻撃するのよぉ…』

ドゴォンッ

エグイサルピンク『きゃああああ!問答無用ねぇっ!!』

キーボ「とどめです!」

チュドオオオン!!!

エグイサルピンク『』ドゴォンッ

星「…よう王馬、東条。こっちは片付いたぞ。ん?…なんだそりゃあ?」

東条「エレクトハンマーよ。…必要なかったみたいだけれど。…私は春川さんたちの様子を見てくるわ」タッタッタ



ゴン太「…大丈夫かなぁ…」ソワソワ

春川「……」

ゴン太「…でもなんか静かになったね」

バタバタバタ…

春川「?」

東条「春川さん!獄原君!」

ゴン太「東条さん!」

東条「こっちに被害は…」

春川「ないよ」

東条「…さっき、いる人だけ起こしたと言っていたわね、もしかして全員揃っているわけではないの?」

ゴン太「うん、だから百田君と最原君が他のみんなを探しに行ったんだ」

春川「…あんたがここに来たってことはもうエグイサルは全部ぶっ壊したってことでしょ?だったらもう…」

ドゴォンッ!!   

ゴン太「…え?」

チュドォンッ!!

東条「…ッ!」タタタ

ゴン太「東条さん!?」

春川「あんたはそこにいて!」タタタ



王馬「平気?怪我は…」

星「なぁに、かすり傷さ。まだまだ動ける」

王馬「…よくかすり傷で済んだね…」

キーボ「王馬クンこそ傷は平気なんですか!?」

王馬「ん、とりあえず応急措置はしてもらったから今んとこ平気」

キーボ「よかった…」ホッ

ドシィンッ

エグイサルレッド『とーちゃん!オイラ頑張ったよ!』

王馬「うん、えらいえらい」

エグイサルレッド『やったー!とーちゃんに褒められたー!』

王馬「お前はかわんないな…」

キーボ「えっとこのあとどうしましょう?エグイサルはみな殲滅しましたが」

王馬「そうだなぁ」フム

王馬(とりあえず入間ちゃんのスイッチの解析を待つかな?…モノクマが持ってたからには重要なもの…か、ホントにただのガラクタの場合もありそうだけど)

『ぐす…しんじ…たの…に』

王馬「…?」クルッ

エグイサルピンク『許さないわ!あなたがモノタロウをタブらかしたのね!!』チャカッ

王馬「…ッ!」

王馬(まだ動けたのか!こんな至近距離から狙われたら…!!)

星「まずい、よけ……ッ!」

キーボ「王馬クンッ!!」

エグイサルピンク『最大威力で…木っ端微塵にしてやるわぁ!』ビュオオオオン

ドゴォンッ!!

今日はここまでにします
くますみー



――外で星やキーボがエグイサルと戦っている頃、百田たちは校舎で寄宿舎にいないメンバーを探そうとしていた

百田「さぁてと、まずは地下から探すんだよな」

最原「うん、そうだね」

百田「っと、図書室とゲームルームがあるな。どっちから行く?ま、どっちから調べてもあんま変わんねーだろうがな」

最原「ビデオを見ている人がいるかもしれないし…AVルームの方から探そうか」

百田「おう分かったぜ」



最原「…ゲームルームにはいないか」

ガチャ

百田「んで、AVルームにも誰もいねーっと」

百田「うし、次は図書室だな」スタスタ

ガチャ

百田「図書室にもいねーみたいだな」

最原「うん、そうだ……ん?」

…レカ…

最原「いや、ちょっと待って」

百田「ん?どうした?」

最原「なにか聞こえない?」

「……か…」

百田「な、なんだ!?まさか…幽霊かぁッ!?」

最原「それは違うと思うよ…こっちからか?」スタスタスタ

「…れか……すけ」

百田「おい、終一…どこ行ってんだよ!?呪われちまうぞ!?」ヒィィッ

最原「…なんでここだけ本の量が多いんだ?」ジー

百田「お、おい…なんで動いてねーか、この本の山」ビクビク

最原「……もしかして本に埋まってる!?」バッ

百田「死体がか!?」

最原「それは桜の下」ガサゴソ

ゴソゴソ…ガサッ!!

最原「ん?」

バサァッ!! …ウッ…

百田「手がァーっ!!?出て、手が…!あぁ……」フラァ

最原「やっぱり埋まってるんだ!」ガサゴソガサゴソ

「…ぷはぁ!」バザァ

百田「うわああああぁぁぁ!!出たぁ!!」ヒィィッ

最原「…百田くん、幽霊じゃないよ?」

「ひでーっすよ…人を幽霊扱いなんて…」ホコリ パッパッ

百田「て、テメーは…天海!?」

天海「ふぅ…上からバサバサーって本が落ちてきて埋まってしまったんすよ」

天海「ほんと参っちゃうっすよね」

最原「いろんな意味でよく無事だったね…」

天海「キミ達が来てくれて助かったす……」

天海「けど、キミたちはどうしてここに来たんすか?こんな夜遅くに」

最原(なんだ?急に天海君が疑うような目付きに…)

百田「あぁ、それがな…」

最原(天海くんにこれまでの事情を話した)



天海「…なるほど。そんなことがあったんすか。全然気付かなかったっすよ」

最原「…天海くん。今度は僕が聞く番だよ。キミはどうしてここにいたの?……本を探していただけ?」

天海「…はは、参ったっすね。さっき俺が探るような聞き方したから、お返しっすか?」

最原「………」ジッ

天海「俺はここに本を…本を探しにきただけっす」

最原「…そっか」

百田「…天海、オメーなにか怖がってねーか?」

最原「…?」

天海「…どういう意味っすか」

百田「なーんか、そういう気がしただけだ。オレの気のせいかもしれねーけどよ」

天海「……」

百田「オレはオメーが何を言っても信じるからな。それだけは忘れんな」

天海「百田君……」

百田「うっし、じゃあ他のやつら探しに行こうぜ!」

最原「そうだね。天海くんも一緒に行こう」

天海「分かったっす」



天海「…王馬君たちは大丈夫なんすかね」

最原「星くんや東条さんもいるし、聞いた話だと鉄屑も協力しているみたいだから大丈夫…と信じたいね」

百田「大丈夫だ、殺しても死ななそうなやつらだしな。特に王馬のヤローなんかはよ」

天海「…そうっすね」



エグイサルピンク『最大威力で…木っ端微塵にしてやるわぁ!』ビュオオオオン

王馬(……!)

エグイサルレッド『とーちゃん!!』

ドゴォンッ!!

エグイサルレッド『……………』プシュー…

王馬「鉄屑………」

エグイサルピンク『なんで…なんで庇ったのよぉっ!』

キーボ「もう…動かないでください!」

チュドォンッ!! 

エグイサルピンク『きゃああ!』ドガァンッ

王馬「鉄屑……鉄屑!!」ガラガラ

王馬(ボロボロの鉄屑になったエグイサルの中から必死に鉄屑を探す)ゴソゴソ

星「くそっ…俺が油断していたばかりに…!」ゴソゴソ

「とー……ちゃ…」

王馬「鉄屑!?…あ」ゴソ

王馬(そこには頭だけになった鉄屑が転がっていた…)

鉄屑「とーちゃん…大丈夫?無事?」

王馬「無事だよ、お前のおかげで…」

キーボ「鉄屑…!」

鉄屑「よか……った」スッ

王馬(鉄屑は静かに目を閉じた…)

星「…」

キーボ「…」グスン

王馬「ロボットで、よかったね。後で入間ちゃんに直させるよ」

鉄屑「…スースー」

星「…寝てるだけ、なのか?」

キーボ「…へ?」

王馬「うん、エネルギーを消耗しすぎたみたい」

キーボ「ぼ、ボクの涙を返してください!」

王馬「お前泣かないだろ!」

キーボ「そうでした…」シュン

東条「みんな!…よかった、無事で…」タタタ

春川「今の爆音は?」タタタ

王馬「…ちょっといろいろあって。鉄屑が身代わりになってくれた。あとで修理でしてもらうよ」

春川「…修理して大丈夫なの?そいつモノクマーズなんでしょ?」

王馬「まぁオレのいいなりだし平気でしょ。ヤバそうだったら入間ちゃんにその辺なんとかしてもらうよ」

王馬「ところで…みんなは無事?」

東条「それが…全員ではないのよ。校舎内かどこかにいるみたい」

春川「百田と最原が校舎の方を探しに行ったよ」

星「とりあえず、人数確認した方がいいな。寄宿舎に集まるか」

キーボ「あ、ボク入間さんを呼んできます」ビューン

王馬「やっと集合できそうだね」



キーボ「入間さん!入間さん!」

入間「ひう!なんだ、キーボかよ…おどかすんじゃねーよ!」

キーボ「す、すいません…」

入間「…テメー無事だったのか?」

キーボ「え?えぇ、まぁ…」

入間「ま、そんな大層な武装しておいてぶっ壊れちまったら間抜けだもんな!」ホッ

キーボ「…そ、そうですね」

入間「エグイサルはもう全部やっつけたんだろ?」

キーボ「はい!中にいたモノクマーズも全部縛り上げました」

入間「甘ぇな…全部ぶっ壊しちまえばいいのによ」

キーボ「まぁ一応です。……今は寄宿舎に集まろうとしているところです。外は安全ですし、行きましょう」

入間「あー…待て。このスイッチの解析がまだ終わりそうにないんだよ」チャカチャカ

キーボ「スイッチ…ですか?」

入間「ああ。なんでもモノクマが落としたっつーんだが……」

入間「今んとこ分かったのはこのスイッチを押すと、なにかしらの機械が作動するみてーってことだけだ」

キーボ「なにかしらの機械とは?」

入間「多分エレベーターか、なんかだろうよ」

入間「で、そいつが起動すると…聞いて驚け!自動的に何かが開く仕組みになってるんだ!」

キーボ「えっと…何が開くんですか?」

入間「ケッ、わかんねーのかよ、なんかの扉だよ!と・び・ら!」

キーボ「扉…まさか、出口ですか!?」

入間「ああ。こんだけ厳重なんだ。その可能性はたけーだろ」チャカチャカ

キーボ「…モノクマが持っている時点であまり厳重ではない気もしますが」

入間「んなことオレ様が知るかよ!調べた結果そうなってんだから仕方ねーだろ!」

入間「そんで今は、作動する機械と扉がどこにあるかを調べているところだ。このモノクマパッドのマップデータを使ってな」チャカチャカ

キーボ「どうして今すぐ押さないんですか?押せばどこにあるか分かるんじゃないですか?」

入間「どこで起動するかわかんねーんだぞ。もし他のバカ共がそれに巻き込まれでもして責任を取れとか言われたらめんどくせーだろ」

入間「…それにまだ、何が起動するか分かっただけで、他に何が起こるか分かったわけじゃねー爆破でもされたら困る」

キーボ「さすがですね、入間さん!………ん?」バチ…

入間「やっぱりオレ様たちが今まで行ったところに出口はねーみたいだな…。ま、当然か」チャカチャカ

訂正 

>>203
入間「そんで今は、作動する機械と扉がどこにあるかを調べているところだ。このモノクマパッドのマップデータを使ってな」チャカチャカ

入間「そんで今は、作動する機械と扉がどこにあるかを調べているところだ。このモノパッドのマップデータを使ってな」チャカチャカ

キーボ「…ッ?ぁ…え、えぇ、そうですね。どうしてマップのデータを…使用するんですか……?」バチ

入間「あ?特に理由はねーよ…マップで表示された方が分かりやすいだろーが」

キーボ「…そう、です…か」バチッ

入間「ケケッ、せっかくだしテメーにも分かるように仕組みを説明してやるか!」

入間「まずマップのデータである卵子にだな…」

キーボ「………ッ!?さっきから…ボク……どう…」バチバ…

入間「このスイッチがいっぱい出す精子を受精させて、マップに出口の場所を表示させようとしてんだよ!わぁったか?」チャカチャカ

キーボ「……はぁ、はぁ…………グッ!?……ァ…」バチバチ

入間「ま、テメーは子作りなんてしねーからわかんねーか!」チャカチャカ

キーボ「……………………」バチバチ

入間「…?おい、キーボ…どうした、なんで無視すんだよ」クルッ

入間「…?おい、テメー…」

キーボ「………………ボ、クは…」バチバチ



ゴン太「あ!王馬君…良かった無事…じゃない!?その包帯は!?大丈夫なの!?」

王馬「んー?星ちゃんと殴りあっちゃってさ」スタスタ 
ゴン太「な、殴りあいはダメだよ!」

春川「嘘に決まってんじゃん…」

ガラ

夢野「んあ!?…お主、怪我しておるのか!?…平気なのか!?」

王馬「あは、まあいろいろあってね」

王馬(今まで起こったことを話した…)

赤松「じゃあ…もうモノクマはいないってこと!?良かった…だったらこんなところ早く出ようよ!」

春川「どうやって?出口がどこにあるかも分からないのに?」

赤松「そ、そうだった…」

王馬「出口を知ってるかもしれないモノクマもオレが壊しちゃったしねー」

夢野「んあ…ではどうするんじゃ!?いつまでもこんなところにはおれんぞ!」

赤松「み、みんなで頑張って出口を探そうよ!私達ならできるよ、きっと!」

王馬「うーん、その心配はないかもよ」

茶柱「どうしてですか?」

王馬「モノクマに脅して聞けばいいじゃん」

東条「モノクマは壊れたんじゃなかったのかしら?」

王馬「モノクマが言ってたんだよね」

モノクマ《うぷぷ…ボクはあいつさえいれば、あいつが言えば、何度でも復活できるんだよー!』ミシ…

王馬「って」

茶柱「で、でも今のところモノクマは現れていませんよね?」

星「まだ作られてねーだけかもしれねーがな」

王馬「オレが壊したから、スペアがあったら、怒ってオレんとこにすぐ来そうもんだけど…来ないってことは、その可能性が高そうだね」

夢野「だったら、アンジーたちが無事であると確認したらもう寝ても大丈夫じゃな」

夢野「ふわぁ…安心したらトイレに行きたくなってきたわい」

夢野「…アンジーたちを探さねばならんし校舎内のトイレを使おうかのぅ」

茶柱「でしたら転子がお供しましょう!では行って参ります!」

王馬「あ!ちょっとま…あーあ、行っちゃった」

王馬(スペア…来ないよね、安心のはず…だよね)



スタスタ…

最原「…せっかく1階に戻ったんだから外の様子少し見る?」

百田「…そうだな…そういや、音聞こえねーな。さっきまで、ドンパチ聞こえたのによ」

天海「…決着がついたんすかね?」

最原(まさかなにかあったんじゃ…)

最原(…やっぱり、赤松さんたちを寄宿舎に残したのは失敗だったかな。校舎の方が安心だっただろうか…)

最原(…でも、下手に動くと危険だし…春川さんやゴン太くん。茶柱さんもいるし向こうの方が安全だよな)

最原(でも…)

天海「最原君、一度寄宿舎に戻りましょう」

最原「え?」

天海「心配なんでしょう?赤松さんたちのこと」

最原「…うん、ごめん。まだ天海くんしか見つけてないのに」

百田「大丈夫だ、終一。とりあえず天海が無事だったことの報告だ!」

最原「……うん」

天海「じゃあ行------」

「きゃうわああああああ!?」

「きゃあああああ!?」

最原「!?」

百田「なんだ!?」

天海「あっちから聞こえたっす!」

タタタタ!! 

ガシャッ!! …ドシッ …バタッ

百田「音が聞こえるな、2階からか!?」

最原「…ん?」

女子トイレ「」キィ~…

最原(女子トイレの扉が…飽きっぱなし?)

最原(いやそんなこと今はどうでもいい…!)

百田「おい、終い……」クルッ

百田「ッ!?……後ろ!あぶねぇっ!!」

最原「…え!?」クルッ

モノクマ「がおーッ!!」ドーン!!

最原「………ッ!?」

モノクマ「うおりゃっ」ザシュッ!

最原「うわぁっ!?」ズッコケル

モノクマ「お?」カラブリ

百田「大丈夫か終一!?こっちだ早く!」

最原「う、うん!でもさっきの悲鳴は…」

天海「とりあえず逃げるっすよ!モノクマがあっちに行くことが一番最悪っす!」

最原「……ッ」コクン

百田「食堂に入るぞ!」

バタバタ…ガチャバタン!! 

天海「入ってくるっすかね…?」

ドンッドンッ ズシャッ!! 

最原「壊してでも入るつもりなのか……」

百田「クソッ、こうなりゃ力ずくでぶっ壊すか…!」

天海「じゃあ俺はフライパンで殴るっす」スッ

最原(いつの間に…あとで東条さんに怒られそうとか言ってる場合じゃないな)

百田「オレはイスで…!」

最原「えっと僕は…」

百田「終一、オメーは横から扉を開けてくれ。で、あいつが飛び込んできたところを…」

天海「俺たちがゴチンとやるっす」グッ

最原「………分かった」

最原(正直かなり不安だし、テラスから逃げることもできるっちゃできる…)

最原(だけどもしも、他のみんなが…赤松さんが危険な目に遭ったら…)

最原(それなら僕が怪我をする方が断然ましだ!!)

最原「じゃあ3、2、1で開けるよ」

百田「3、2、1だな。せいとか言わないんだな」

最原「…言わないよ。じゃあ行くよ3…」

天海「……」スッ

最原「2…」

百田「…」スッ

最原「1ッ!」ガチャ!!

モノクマ「がおーっ!!」バッ!!

百田「うおおおおッ!!」ガキィンッ!!

モノクマ「うわー」ズシャッ

天海「とどめ!」ガコォンッ!!

モノクマ「うぼぁ」バキィッ!!

百田「やったか!?」

モノクマ「」チーン

最原「動かない…みたいだね」

最原(でもなんでモノクマが…いやそれよりも今は…)

天海「さっきの悲鳴が聞こえたところに戻りましょう!」

百田「あぁそうだな!」

最原(考えるのはあと…だな)

タタタタ…

今日はここまでにします、くますみー

--数分前、夢野と茶柱は他の仲間を探しに校舎内に向かっていた

夢野「う~漏れる、漏れる…」タタタ

茶柱「大丈夫です!トイレはすぐそこですよ!」

夢野「着いた!」

茶柱「はい!転子は外で待っていますね」

夢野「うむ」

ガチャバタン

夢野(ふ~やれやれ、漏れるかと思ったわい)

ガチャ

夢野(…ふぅ)ペタン

……ガチャ

夢野「ん?転子、入ってきたのかー?」

シーン

夢野(……んあ?おかしいのぅ、確かに音が聞こえたんじゃが)

「ゆ、夢野さん?夢野さんなの?」

夢野「んあああああ!?」

茶柱「どうしました、夢野さん!!…って」ガチャ

白銀「あ、あはは…わたしだよ」

茶柱「白銀さん!?ここにいたんですね!」

夢野「んあ!?そこに白銀がいるのか!?」

白銀「うん、わたしもトイレにいたんだ。地味に驚かせちゃったみたいだね、ごめん」

夢野「んあ…全くあと少し早かったらチビったではすまんかったぞ」ガラガラジョー

茶柱「しかしどうして白銀さんがここに?」

白銀「…研究教室でコスプレの衣装作ってて、寄宿舎に戻ろうとしたら外で銃声が聞こえてね…。怖くなって咄嗟にトイレに隠れちゃったんだよ」

夢野「…それで今までここにおったというわけか。じゃが安心せい!もう脅威は去ったぞ!」

茶柱「かくかくしかじかというわけです」

白銀「え?そうなの?………そっか、よかったぁ」

茶柱「これでとりあえず安心ですね!他の人も探しに行きましょう」

白銀「……うん、そうだね」

夢野「最原たちと合流できればいいんじゃがのぅ」

茶柱「そうですね。まずは1階を探してみましょうか?」

白銀「うーん、最原君たちはもう1階を探し終わっちゃったかもしれないから2階はどう?」

夢野「ううむ、それもそうじゃのぅ。では2階に行くとするか」
ガチャバタン

茶柱「アンジーさんや入間さんも無事だといいのですが」

白銀「相変わらず男子に厳しいね…」

コツコツコツ…

夢野「2階には誰かいるかのぅ。アンジーや真宮寺じゃったら4階におりそうじゃが」

茶柱「研究教室ですね!では早速…」

ガチャ…

夢野「んあ?」

白銀「どうしたの?」

夢野「いや…今どこかの扉が開くような音が聞こえた気がしたんじゃが」

タタタ…

茶柱「…すいません。転子には聞こえませんでした」

白銀「わたしも……なんか別の音なら地味に聞こえるけど」

タタタタタタ

夢野「…なんか近づいておらんか?」

茶柱「誰か走ってるんでしょうか…」

「……」コツコツ…

白銀「階段から…聞こえる…?だ、誰かいるの…?」

「…ぷぷ、うぷぷ…」

茶柱「こ、この声は………!?」

モノクマ「ガオオーッ!!」タタタタ

茶柱「きゃうわああああああ!?」

白銀「きゃあああああ!?」

夢野(もも、モノクマが、爪を構えて……こっちに………)

夢野「あ…あ…」ブルブル

モノクマ「ガオオ!!」タタタタ

茶柱「……ッは!早く!早く、逃げましょう!」

白銀「でもどこに…?」ガクガク

夢野「…ぁ、あぁ…」ブルブル

茶柱「…!夢野さん、すいません!」ガシッ

夢野「…………んあッ!?」ブルブル

茶柱「とりあえず室内へ!あそこの教室に…!」

モノクマ「うおりゃあッ!」

茶柱「………なッ!?」

茶柱(いつの間にかこんなに接近していたなんて…!夢野さんはなんとしても転子が守ります!!)ギュウウ

夢野「て、てん…!」ギュウ

白銀「茶柱さんッ!」ドンッ

モノクマ「うぷぷ!!」ザクッ

白銀「きゃっ……」ズシャッ

白銀「あ、う……うぅ」

茶柱「ぁ…白銀さん…!?この…ッ!」ゲシッ

モノクマ「うわー」ドテッ

茶柱「夢野さんはそこで座っていてください。必ず転子があれを壊します…!」ソッ

夢野「て、転子?」ペタン

モノクマ「うぷぷ!」キラーン

白銀「う、うぅ…」

茶柱「……成敗します!」タタタタ

モノクマ「うおりゃあ!」シュッ

茶柱「遅いです!」シュッ

茶柱(モノクマの攻撃を避け、後ろに回り…!)

茶柱「キエエエエエイ!!」

モノクマ「わぁー」ドテーン

茶柱(モノクマを投げ飛ばす!)

茶柱(そして怯んだところを…!)

茶柱「このッ!このッ!!」ゲシッゲシッバキッグシャァッ

茶柱(徹底的に壊します…!女子を傷つけた罰はなによりも重いのです!!)バキャァッ

モノクマ「」プシュー

訂正
>>215
茶柱「アンジーさんや入間さんも無事だといいのですが」

茶柱「アンジーさん、無事だといいのですが」

この時点で入間の無事を知っているのにおかしなことになってました

茶柱「…壊れましたか?」ツンツン

白銀「ちゃ、茶柱さん…さすがだね」

茶柱「白銀さん無事で---」ガバッ

茶柱「うわ!?」

夢野「…」ガシッ

茶柱「ゆ、夢野さん?」

夢野「ううぅ…転子ぉ~無事で、無事でなによりじゃ…!!」グスグス

茶柱「夢野さん…」ギュッ

白銀「あらあら…ここが百合フィールドかな…っいつつちょ」

夢野「んあ!すまぬ、白銀!怪我をしていたのだったな!」

茶柱「…は!すいません、転子、白銀さんをお守りすることができませんでした…」シュン

白銀「い、いいんだよ。わたしが好きで庇ったんだから。それに左腕かすっただけだし」

夢野「待っておれ…今、ウチの魔法で---」

「おーい!」

茶柱「…はっ!?誰ですか!」バッ

天海「俺たちっすよ!」タタタ

百田「おい、白銀怪我してるじゃねーか!」

白銀「…まぁ地味な怪我だから」

百田「地味だろーと怪我は怪我だ!立てるか?」

白銀「さすがに立てるよ、ありがとう百田君」

最原「この残骸…もしかして、キミたちもモノクマに襲われたの?」

夢野「そうじゃ…それを転子が素手で倒してくれたのじゃ」

最原「す、素手で……」

茶柱「そんなことより早く手当てをしないと!」

百田「そうだ、モノクマがウロウロしているのが分かった以上早く、他のやつらを見つけねーとな」

最原「今見つかってないのは、入間さん、キーボくん、真宮寺くん、アンジーさんだね」

茶柱「あ、入間さんとキーボさんは外の方にいるみたいですよ!」

天海「とりあえずそっちで何があったか教えてほしいっす」

白銀「あー…と地味に手当てもお願いしていいかな?」

茶柱「そうですね!モノクマにも注意しないと…」

茶柱(救急セットのある倉庫に向かいがてら最原さんたちが、校舎に行ったあとのことを説明しました)

茶柱(白銀さんは天海さんに手当てしてもらいました。…本当は嫌なのですが転子はこういうことに慣れていないので上手く手当てができなかったんです……)ショボン

白銀「…ありがとう、天海君」

天海「とりあえず最低限のことしかやってないんで後で東条さんに見てもらってくださいね」

百田「…エグイサルは全部ぶっ壊れたんだな」ホッ

最原「…でもモノクマが現れるようになったのか…」

夢野「…うむ」ブルブル

最原(夢野さん、震えているな…それもそうだよな。今まで危険なんて一切ない生活を送ってきたんだから)

茶柱「…転子はアンジーさんが心配です。今すぐ探しに行きたいのですが」

百田「だったらオレも行くぜ」

茶柱「…は?なぜ男死が?」

百田「いや…真宮寺のやつも捜さねーといけねーだろ」

茶柱「あぁ…別に忘れていたわけではありませんよ」

天海「待ってください」

白銀「どうしたの?」

天海「危険っすよ、いくらなんでも。さっきはお互い3対1で済んだっすけど今度もし集団で襲ってきたらどうするんすか?」

百田「それは…」

茶柱「全部転子が凪ぎ払います!」

夢野「ダメじゃ!転子にもしものことがあったらウチは…」

茶柱「夢野さん…ですが、転子はアンジーさんが危ない目にあっているかもしれないと思うと、ここでじっとしていられないのです」

茶柱「彼女の言動はおかしいところが多いですがそれでも仲間です」

茶柱「…もう誰にも傷ついてほしくないんです……もちろん、真宮寺さんも男死ですがそれは同じです」

天海「茶柱さん……」

白銀「わ、わたしもじっとしてられないよ!わたしも…!」

夢野「お主は怪我をしておるじゃろ!」

百田「わぁったよ…だが、白銀と夢野はここにいろ」

百田も女子を危険な目には会わせたくねーからな…本当はテメーもなんだぞ、茶柱」

茶柱「転子はあなたより強いのでお構い無く」キッパリ

百田「ぐっ…」

百田(否定できねー…こいつ素手で倒したもんな…それに対してオレはイスで、しかも天海と一緒に倒したしな…)

夢野「…転子」

茶柱「そろそろ行きましょう。大丈夫ですよ、夢野さん」ニコリ

最原「…待って、やっぱり僕も行く」

茶柱「悪いことは言いません。貧弱男死はじっとしていた方が身のためです」

最原「……」グサッ

最原(もう既に悪いこと言っているよな…)胸を痛めるポーズ

最原「……僕がここにいても役に立たないよ。もしモノクマが来てもここなら倒せる道具がいっぱいあるし、隠れられる」ゴソゴソ

天海「だったら俺が行くっすよ」

最原「…天海くんはここにいた方がいいよ。僕より頼りがいがあるでしょ?」ゴソゴソ

夢野「うむ」

最原(即答…)グサッ

白銀「…なんかごめん」

最原(こっちもなんかごめん)

最原「それに僕なんかでも、いないよりはいた方がいいかもしれないよ。一応…これも持っていくし」ジャーン

百田「さっきから用意していたのはこれか…」

茶柱「ええと…砲丸に、砲丸を入れる鞄ですか。…そもそも投げることはできるんですか?」

最原「あはは…一応男子だから」

最原(……いざとなったら囮になるし)

百田「終一、囮になるとか考えんじゃねーぞ?」

最原「え?」

百田「もっと自分を大事にしろよ。いいな?」

茶柱「そうですよ。あなたみたいな男死でも……死なれたら困るんです」

最原「…分かったよ」

天海「じゃあ…行くんすね?」

百田「ああ」

茶柱「天海さん」

茶柱「夢野さんと白銀さんのこと、よろしくお願いします」

天海「分かりました」

夢野「またあとでの!…絶対じゃぞ!」

白銀「気を付けて…!」

最原「うん、じゃあ行ってきます」

百田「…よし、なんにもいねーぞ」キョロキョロ

茶柱「一気に行きましょう!」

ガチャ…バタン タッタッタ…

夢野「んあ…」

白銀「大丈夫、絶対大丈夫だよ」

天海「とりあえずいざってときのために隠れるスペースでも探しましょうか?」

天海「あと、何か護身用の武器を…」

白銀「うーん、模擬刀とかないかなぁ…」

夢野「そういえば真宮寺の研究教室にそんなのあった気がするのぅ」シミジミ

白銀「あ、そうだバリケードとかどう?定番だよね!」

天海「なんの定番か知らないっすけどいいかもしれないっすね」

今日はここまで。くますみー

――外でいろいろ起こっている頃アンジーは…

-4階-

アンジー「あぁっ!んんっ…ぁ…いいよぉ…神さま……んっ」ヌリヌリ

アンジー「ぁ……ん?……ありゃ、神さま寝ちゃった?」

アンジー「うーん、もう寄宿舎に戻ろっかなー」テクテク

テクテク フッ…

「………」

アンジー「およ?誰ー?」

真宮寺「僕だヨ…」ヌッ

アンジー「なんだ是清かー」

真宮寺「研究教室で創作中かい?」

アンジー「そだよ。でも神さまがもう寝ちゃったからアンジーも寝るんだー」

真宮寺「僕も寄宿舎に戻るところだヨ」

アンジー「そっかー!じゃあ一緒に戻ろ?」

テクテク コツコツコツ…

ドゴォンッ!!

真宮寺「おや…?」

アンジー「すごい音だったねー神さまのくしゃみかな」

真宮寺「いや、どちらかと言うと、爆撃音のような感じだったヨ」

ドゴォンッ!!

真宮寺「また聞こえたネ…外かな?」

アンジー「あ、そこの窓から見てみよ!」
タッタッタ

アンジー「んーエグイサルっぽいのが見えるねー」ジー

真宮寺「…誰かを襲っているのかもしれないネ」

アンジー「誰かを?なんでかなー?」

真宮寺「さァ…」

アンジー「うーん…神さま、どうしたらいいですか…」

真宮寺「神さまは寝てるんじゃなかったのかい?」

アンジー「なるなるー!祈るんだねー」

真宮寺「…起きたんだネ」

アンジー「よーし、戻るぞー!」

真宮寺「え?そっちは4階だヨ?」

アンジー「え?だって外に出たら危ないでしょ?」タッタッタ

真宮寺「………」フム

真宮寺(心配だし僕も行こうかな)

真宮寺(機会があったら…いや、今殺ったらすぐにバレてしまうカ。みんな起きているだろうし…)



真宮寺「やァ、失礼するヨ。僕も一緒にいていいかな?」

アンジー「ん?是清も一緒に祈るの?だったらいいよー、一緒にお祈りしよー」

真宮寺(しないけどネ)



アンジー「…」

真宮寺「…」ジィ…



アンジー「神さま……えっと誰か分かんないけど安らかに逝けますように」

真宮寺(勝手に誰かを殺しちゃってるヨ…)



アンジー「………ぐー」

真宮寺(…寝てない?)



アンジー「……むにゃむにゃ」バタン

真宮寺「………」スタスタ

アンジー「……んぅ~……」

真宮寺「…………」ジー

アンジー「……ん」

真宮寺(……やっぱり今は止めておこう)

タッタッタ…

真宮寺「…ン?」

ガオー…タッタッタ…ガチャ…タッタッタ…ガチャ!!

タッタッタタッタッタ

真宮寺(何か近づいて…)

ガチャッ!!!

モノクマ「がおー」

真宮寺「……!」

アンジー「…んー…」ゴロン

真宮寺(夜長さん、少し借りるヨ)スッ

モノクマ「がおー!!」バッ

真宮寺「……おっと…」ブンッ

モノクマ「がお?」バキィ

真宮寺「………動きが単調過ぎるネ」ブンッ バキィ

モノクマ「が…あ」ピクピク

モノクマ「」プシュー

真宮寺「ふゥ…全くなんなんだろうネ、僕はまだなにもしてないんだけどなァ」

アンジー「んぅ~……う?」

真宮寺「あ、起きたかい?」

アンジー「それモノクマ…?是清、モノクマなんて作れたんだー…?」ムニャムニャ

真宮寺「…違うヨ、夜長さん。突然モノクマがやって来て襲いかかってきたんだヨ」

アンジー「…………」ポケー

アンジー「あれま!それはビックリだねー」

真宮寺「…で、モノクマを破壊するのにキミの彫刻刀を借りたヨ。ごめんネ、勝手に使っちゃって」スッ

アンジー「んー別にいいよー神さまと是清がアンジーを守ってくれたからねー」スチャッ

真宮寺「神さまも…カ。さて、これからどうしようカ」

アンジー「鍵を掛けて引きこもろー!」

真宮寺「…そうだネ、ここは鍵を掛けることができるし下手に動くよりはましかな」

アンジー「はい、戸締まりオッケー!にゃははー神っちゃてるね」ガチャ ガチャ

真宮寺「………」フム

真宮寺「夜長さん、僕とこんな密室で怖くないのかい?ほら、僕ってこんな見た目でしョ?よく怖がられるんだよネ」

アンジー「ん?別に怖くないよーアンジーは中々いいセンスだと思うぞー?」

真宮寺「ンー服のセンスの問題じゃないと思うんだけど…ま、いいカ」



ドンドンドン!!!カリカリカリ…

アンジー「…はぁ、うるさいねー」

真宮寺「そうだネ」

真宮寺(さっきからモノクマが来て入ろうとしている…が、鍵を掛けているから入れないみたいだ)

真宮寺(それでも、無理矢理入ろうとしているみたいだネ。ま、無駄なんだけどネ)

アンジー「これじゃゆっくり寝られないなー」ゴロン

アンジー「寝れない、寝れな…………」

真宮寺「…夜長さん?」

アンジー「すぅ…」スヤァ

真宮寺「ぐっすり寝てるネ」

真宮寺(しばらくこのままここで過ごすことになりそうだネ…)

今日はここまでにします。くますみー

アンジーの身に2つの危険が迫る...

塩強いな

>>235
ア、アンジーには神さまがついてるから…(汗)

>>236
塩だからネ(謎理論)
正直、真宮寺と転子はちょっと強くしすぎたかもしれないです…

遅くなりましたが更新再開です



春川「…そういえば入間はまだなの?」

ゴン太「あれ、キーボ君もいないよね?」

星「キーボは入間のところに行ったはずだが…」

王馬「仕方ないな、ちょっと見てく----」

「誰かああああ!!」

「「!?」」

赤松「今の…入間さんの声…!?」

タタタ! バンッ!!

入間「………はぁ、はぁ…」

ゴン太「入間さん!?」

入間「はぁはぁ…だ、誰か…あいつを…あいつを止めてくれ!」ゼェゼェ

ゴン太「落ち着いて、入間さん!あいつって誰!?エグイサル!?」

入間「違う…ちげーんだよぉ…あいつだ…」

王馬(………まさか)

入間「……キーボ…だよ」


―――数分前

キーボ「……………………」バチバチ

入間「…?おい、キーボ…どうした、なんで無視すんだよ」クルッ

キーボ「…う、うぅ…」ガクッ

入間「…?おい、キーボ?」

キーボ「………………ボ、クは…う、うぅ…あ」バチバチ

入間「大丈夫か?エグイサルとヤりあってどっかヤられちまったのか?」

キーボ「………ぁ」バチッ

入間「…おい、聞いてんのか?」

キーボ「…………」

キーボ「……データ消去開始」

入間「……………は?」

キーボ「データ消去率5%」

入間「…ロ、ロボットでも冗談とか、言えんだな……」ブルブル

キーボ「データ消去率10%」

入間「……は?ま、まさか…ハッキングか…!?」

入間「……クソッ!」カチャカチャ ブチッ

キーボ「データ消去率15%」ブチッ

入間「これで、なんとか…!」カタカタカタタターン

キーボ「データしょうky……グッ!?」ガガッ

入間「戻ったか!?」

キーボ「い…るま、さ……ん?」ガガガ

入間「クソッ、一体どっからハッキングしてやがる…!」カタカタカタ

キーボ「だ…めです、も……まにあい……ませ………」バチッバチッ

入間「……はっ、オレ様は天才なんだ、間に合うに決まってんだろ…!それに、こんな貴重なロボット…手放せるかッ!」カタカタカタッターン

キーボ「………う」

入間「どうだ!?これで少しは楽になったろ!?安心しろすぐにオレ様が戻してや―――」

キーボ「…入間さん。やっぱりボクは……消されて、しま…うよ…うです」

入間「んなことさせねーって言ってんだろッ!!」カタカタカタ

キーボ「なにかの…ウイ…ルスが…ボクの中に……」ガガガッ

入間「は、ウイルスだと!?」

キーボ「そうなったら、ボクはあなたを襲…て…しま……う………」バチッ

入間「うるせー!」カタカタ

キーボ「だ、から……にげ…てく……い」バチッ

入間「嫌に決まってんだろ……!誰がテメーの言うことなんざ聞くもんか!」カタカタカタ

キーボ「だったら…こわ…し………」バチッ

キーボ「……ぁ……」ブチンッ

入間「…キーボ?おい、キーボ!?…クソッ!」ガチャンッ!!

入間「なんで………1回、データ消去が開始されちまったらもうダメなのか……?オレ様には…なんにもできねーっていうのかよ…!」バンッ

キーボ「データ消去率50%」ガガガ

入間(あいつ…ウイルスって…。襲うって…言ってたな…このままじゃ…オレ様は……)

入間(逃げる……いや、こいつは今武装してる……だったら)

入間「………壊せって、言ったよな…キーボ。そうだよ。今は無防備だし…所詮、ロボット……ただのロボットだ、そうだ…」スゥッ

入間「………」ブルブル



キーボ『入間さん!今日はボクに食事の機能を付けてくださりありがとうございます!』

入間『メンテナンスのついでだし、いろいろいじってみたかったから別に構わねーよ。オメーのデータもいろいろとれたしな…ふふ、やっぱりキーボ最高だよぉ…』フヘヘ

キーボ『そ、そうですか……。あの、これからもメンテナンスをお願いしてもいいですか?』

入間『なんだ?オレ様のテクにはまっちまったか!?』

キーボ『は、はい……ボクの人生の中で一番気持ちいいメンテナンスえした…』テレ

入間『え…そ、そんな反応するの?……わぁったよ、いつでも来いよ』

キーボ『いいんですか!?ありがとうございます、入間さん!』ギュッ

入間『!?きゅ、急に手を握るな!壊すぞ!』

キーボ『えぇっ!?』



入間「……」



入間『なぁ、キーボ』カチャカチャ

キーボ『なんですか?』

入間『お前ってち●こ付いてねーんだよな?』

キーボ『…ななな、なんですか急に!?ハレンチです!』マッカッカー

入間『なぁ、オレ様が付けてやろうか?』キラーン

キーボ『え、えと…その手に持っているは…』

入間『オレ様特製のロボ用ち●こだ』

キーボ『!?』

入間『でかさはこんなもんで十分だろ。…ああ、安心しろ。女をイカせるだけじゃねー…テメーもイケるようにしてやっからよ!』

キーボ『!?』

入間『だが、さすがのオレ様での精液は作れねーからなぁ…水でいいか?』

キーボ『そそそ、そんなのボクには必要ありません!!』

入間『あぁ!?オレ様がわざわざこれを作ってやったってのにいらねーのかよ!?』

キーボ『そもそも頼んでませんよ!お断りです!』

入間『チッ』

キーボ『チッってなんですかチッって!…というか、入間さん』ガシッ

入間『ふえっ!?』

キーボ『女性がその…ち、…卑猥な言葉を連呼するのはいかがなものかと思います』

入間『テメーはち●こも言えねーのかよ…』

キーボ『ぐぐ…そんな卑猥な言葉は学習してないんです!じゃなくて!』

キーボ『入間さんは素敵な女性なんですから、そういうことは言わない方がいいと思いますよ?』

入間『はん、そいつは無理な話だな。ほんとの自分を隠してまで生きるなんてやってらんねーよ。ま、ロボットにはわかんねーだろうがな』

キーボ『…そういうものですか。人間というのはやはり難しいですね…』

キーボ『………ふむ』

入間『どうした?ショートしたか?』

キーボ『いえ…確かに、入間さんはそのままでいいかもしれませんね』

入間『な、なんだよ急に…』

キーボ『考えてみたんです。下ネタを言わない、暴言を吐かない入間さんを』

入間『……なんかそれはそれでイラっとくるな』

キーボ『そのような入間さんを想像した結果、やはりボクは普段の入間さんが好きだと再認識しました』

入間『……へっ?』

キーボ『なぜでしょうね…一般的な理想像とは遠いのに普段の入間さんの方がいいと思ったんです』

入間『…テメーはMか?』

キーボ『M…とはなんでしょう?それよりこう思うのはおかしいことなのでしょうか?』

入間『…ケッ、んなもん知るかよ。…ただ』

キーボ『?』

入間『あり……サンキュー。ちょっと嬉しかったぜ…』

キーボ『なぜ嬉しいんですか?』キョトン

入間『だあーー!ムカつくヤローだな!今日はもうメンテナンスしてやんねー!!』

キーボ『ええ、なんでですか!!?…人間って難しいです…』ショボン



入間「……」

入間「…………」

キーボ「………」ガガガ

入間「…無理だ。そんなの」

キーボ「………」ウィーン

入間「無理に決まってんだろ…」

キーボ「………」ガガッ

キーボ「続いて殲滅モードをインストール……」ウィーン

入間「無理に決まってんだろうがあッ!ちくしょおッ!!」

キーボ「…」

キーボ「インストール完了」

入間「…ッ!?」

キーボ「…」

キーボ「殲滅対象者発見。直ちに排除します」ウィーン

入間「や…だ」ブルブル

入間(なんで…なんで急にこんなことに、昨日まで平和だったのにさっきまでキーボ普通だったのになんでなんでなんでなんで)

キーボ「……」スチャッ

入間(なん…で…死にたくない…)

キーボ「……っ!?」

パァンッ!

入間「………ッう」

入間「………え…?痛くない?」パチッ

キーボ「…ぐぅ……にげ…って言ったの……に…」

入間「…キーボ?おいキーボ!!」

キーボ「あと…60秒で……も、う…」

入間「そんな…」

キーボ「だからにげて……くだ…さ」

入間「そんなの―――」

キーボ「にげて!!」

入間「………!!」

入間「……」クルッタッタッタ…

キーボ「………」ニコ

…タタタタ

入間「…れか」タタタ

入間「誰かああああ!!」タタタ



入間「…ってわけ……だ」ブルブル

王馬「…………」

赤松「そんな…なんで、キーボくんが…」

春川「…何かに操作されてるの?」

星「…理由は後回しだ、今はあいつを止めねーと」

春川「どうやったら止まるかも分からないのに?」

赤松「それは…」

星「…俺が行く。最悪あいつを…」

ゴン太「だ、だめだよ!だめだよ、そんなの…」

王馬「だったらオレも行く」

東条「王馬君…」

入間「…テメーなんかじゃすぐ殺られちまうぞ。今のあいつは武装してんだぞ」

王馬「でも行く。だってあいつが武装したのは…きっとオレがきっかけだったから」

王馬「…オレのせいで、今こんなことになったかもしれないから。オレが責任取らないとね、これでも悪の総統だしさ」

王馬「…」タッタッタ

赤松「王馬くん、どこ行くの!?え…2階?」

入間「かっこつけときながらなんで部屋に逃げてんだ、あいつ!」

王馬「違うっての!」タタタ ガチャ

王馬「エレクトハンマー、エレクトハンマー…あった」ガチャ タタタ

ゴン太「えっと、そのハンマーは?」

王馬「ん?対ロボット兵器だよ!」

赤松「こ、壊しちゃうの!?」

王馬「…大丈夫、大丈夫!だってロボだし!」

赤松「そういう問題じゃ…」

星「そうならねーようにするさ。じゃあ行くぞ。俺はこいつを持っていく」

王馬「ラケットか…うん」

ゴン太「待って!ゴン太も行くよ。キーボ君は仲間なんだ!絶対に元に戻してみせるよ!」フンッ!

王馬「よし」ガラッ

モノクマ「あ!みっけ!がおーっ!」タタタタ

ピシャッ

王馬「…」

星「…なんで閉めた?」

王馬「…モノクマがいる、多分スペア」

東条「なんですって?だったら校舎内にいるみんなは…!」

ゴン太「と、とりあえずモノクマを壊さなきゃ!」タタタ

赤松「あ、ゴン太くん!?」

ガラッ! タタタタッ!!

モノクマ「がおー!!」

ゴン太「ふんっ!」バキイッ

モノクマ「」プシュー

入間「い、一撃かよ…」

モノクマ「「「見つけたぞー!」」」タタター

東条「…!今度は3体、校舎から来てるわ!」

星「まだいやがるのか!」

キーボ「…」ビューン

赤松「…?」

赤松「あ……!?あっち!…あれ!キーボくんがこっちに来てるよ!何かを探しているみたいだけど…」

東条「…私がモノクマを迎え撃つわ、私にはハンマーがあるから平気よ。だからあなたたちはキーボ君を!」

ゴン太「で、でも…!」

春川「私もモノクマ壊しに行く。安心しなよ、あれくらいすぐ壊せる」

王馬「分かった!」

入間「オ、オレ様は隠れてるぞ!?」

キーボ「…………」キョロキョロ

キーボ「…!」

王馬「あ、こっち見た。おーい」ブンブン

入間「なんで手ぇ振ってんだよ!?」

キーボ「殲滅対象者7名発見。直ちに排除します」ブイーン

赤松「…!」

赤松「わ、私だって…!」

春川「あんたは入間と一緒に隠れてなって!いても足手まといだよ」タタタ

赤松「…うぅ…」

入間「行くぞ、バカ松!」グイッ

赤松「ま、待って。王馬くん、キーボくんのことなんだけど」

王馬「え、なに?」

星「…先に行ってるぞ!」タタタ

赤松「キーボくんね、うなじのところにボタンがあるの。それを押したら緊急停止するの」

王馬「…そんなボタンあったの?全然知らなかったよ」

赤松「……私にはなんにもできないからせめてこれだけは伝えようと思って。…気を付けてね、王馬くん」

王馬「うん、ありがとう赤松ちゃん!」タタタ

モノクマ「がおー!」

東条「王馬君たちの方へは行かせないわよ!」バッ

入間「ひぃ!は、早く逃げるぞ赤松!!」グイグイ

赤松「うん。…ごめんね、みんな」タタタ

今日はここまでにします。くますみー

――王馬達に危機が迫っている頃、最原達はというとアンジー、真宮寺のふたりを探していた…


百田「とりあえず2階を片っ端から探すか…!」

最原「あ、ちょっと待って。少し話ながら探してもいいかな?」

茶柱「別にいいですけど」

最原(2階を捜索しながら僕の気になっていることを話そう)

最原「実は…トイレが気になるんだ」

茶柱「……はぁ?」

最原「茶柱さん、さっきキミは女子トイレで白銀さんを見つけたと言ったね」

茶柱「そうですが…それがなにか?」

最原「……トイレから出たあと、扉は閉めた?」

茶柱「ええ。転子ではなく夢野さんですが、確かに閉まっているところは見ましたよ」

最原「……」

百田「それがどうしたんだよ?」

最原「僕たちが茶柱さんたちの悲鳴を聞いて2階に向かおうとしたとき、女子トイレの扉が開いていたんだ」

茶柱「状況的に誰かが使った…というわけではないですよね?寄宿舎にもトイレはありますし」

百田「そうだな…。じゃあなんだ?まさか…勝手に開いたのか…!?」ガクブル

最原「いや、多分それは違うと思うよ。…話を戻すと、そのことに気付いて、トイレの先で僕が立ち止まっていたら…」

最原「突然モノクマが現れたんだ」

百田「あ、ああ、そういやそうだったな。あんときは危なかったぜ」

最原「百田くん、モノクマが現れる瞬間は見た?」

百田「…あ?いや、現れる瞬間は見てねーな。いつにまにか、終一の後ろにいた…ってもしかして」

茶柱「まさか、女子トイレから現れたんですか!?」

最原「…あくまで推測だけどね」

最原「開いていた扉……突然背後から襲ってきたモノクマ……きっと最初に扉を開けたモノクマが茶柱さんたちを襲ったんだ」

茶柱「なな、なんて最低なクマなんですか…!」

百田「いや、待て。おかしくねーか!?なんでモノクマが女子トイレから出てくるんだよ、あそこにモノクマ製造機でもあるってか!?あんな狭いところにか!?」

最原「それは分からない…だからあとで調べてみないと。モノクマが出てきたのかどうかを確かめる意味でもね」

最原「モノクマが現れる元をなんとかしないと、ずっと現れ続ける可能性だってあるでしょ?」

百田「確かに無限に湧き続けられたら、こっちの体力が持たねーもんな…」

茶柱「女子トイレを調べるんですか!?そんなの転子が許しません!」

最原「…だよね。だから茶柱さんとか東条さんに―――」

茶柱「………といいたいところですが、あなたは真面目に話しているんですよね?真剣にこの状況をなんとかしたいと思っているんですよね?」

最原「当たり前だよ」

茶柱「…でしたら今回は特別に許可を出します。あなたが調べないと分からないことあるかもしれませんし」

最原「…ありがとう。…2階は誰もいなかったね」

百田「次は3階だな。…すれ違いになてねーといいんだが」



―倉庫―

天海「…っし、バリケードはこんなもんでいいっすかね?」

夢野「うむ、これならモノクマも入ってこれぬじゃろう」

白銀「はぁ…なんていうかゾンビが襲ってくるような恐怖を味あわされてる気分だよ…」

白銀「っていうか忘れかけてたけど、ここ地味に学校だし…わたしたち高校生だし…これなんてがっこうぐらし?」

夢野「何を言っておるんじゃ」

天海「…はは、だったら銃でも探すっすかね?」

夢野「あったとしても撃てんじゃろ…」

白銀「もしかしてハワイで親父に教わってたり!?」キラキラ

天海「はい?」



百田「3階もいなかったな…っつーことは次は」

最原「4階、だね」

百田「…………………」

茶柱「…百田さん?」

百田「…ん?別に怖い訳じゃねーぞ?夜の校舎なんて別になんでもねーだろ」ブルブル

茶柱「…………」

最原(怖いんだな…)

最原「…行こう」

百田「…ここは視界がわりーな…回りに気を付けろ」

ギシッ

百田「うおおおお!?」

茶柱「床が軋んだだけじゃないですか…」

最原「…いや、待って」

ギシッ…ギシッ…ドンドンドン

百田「ひいい!?なんか叩く音が聞こえるぞ!!」

茶柱「…まさか、モノクマですか!?」

最原「アンジーさんか真宮寺くんが隠れているのかもしれない!」

百田「…そうか、アンジーの研究教室だな!?」

茶柱「アンジーさんの研究教室は鍵をかけることができますもんね!」

最原「…何体いるか分からないけどそっと行こう…」

ギシギシ…ドンドンドンドン!!!

茶柱「研究教室はあの曲がり角の先ですが…段々音が大きくなっていますね、やはりあそこに…」ゴクリ

百田「よしオレが様子を見てく――」

茶柱「転子が見てきますね」ソロ~

百田「…………」

最原(百田くん…どんまい)

茶柱「………」

茶柱「……」ソロ~

最原「…あ、戻ってきた」

茶柱「モノクマは入り口前に3体います。ですが入り口はふたつあるので裏口の方にいる可能性もあります」ボソボソ

百田「そうか、厄介だな…一気に突撃して破壊するか?今はオレ達に気づいてねーみたいだし」

最原「…そうだね。行くなら早く行かないと。後ろから挟み撃ちでもされたら終わりだからね」

茶柱「では行きましょう!転子が奇襲をかけますので援護をお願いします!」

百田「おう!」椅子装備

最原「うん」砲丸装備

最原(…百田くん、椅子なのか)

茶柱「では行きますよ!」タタタ

モノクマ「およっ?みーつけた!!がおー!」タタタ

茶柱「キエエエエエイ!」バキィッ

モノクマ「あーん」ドゴォンッ

茶柱「1体撃破です!」

モノクマ「がおー!」

百田「へっ!茶柱の背中はオレが守るぜ!」ブンッ!!バキ

モノクマ「…がおー!」ミシッ

百田「うげぇっ!まだ動くのか!?」

最原「…えいっ!」ブンッ!!バキィッ

モノクマ「あーん」ドゴォンッ

百田「お、よくやったな終一!たまには手柄を譲ってやらねーとな!」

最原「あ、ありがとう…?」

茶柱「男死!無駄話が多すぎです!」

最原「あ…ごめん」

茶柱「その間にこちらはもう1体撃破しましたよ!」フンス

モノクマ「」プシュー

百田「…さすがだな」

茶柱「アンジーさーん!もう大丈夫ですよー!」ドンドン

タタタ…

茶柱「ん?」

モノクマ「みつけたぞ~がおおおー!」タタタ

最原「ッ!まだいたのか!」

百田「茶柱!危ねぇっ!!」

茶柱「お茶の子です!」バキィッ

モノクマ「」プシュー

百田「…まじでオレら必要だったか?」

最原(…茶柱さんってあんなに強かったんだな…)

茶柱「アンジーさーん!転子ですよー!」ドンドンドン

ガチャ…

真宮寺「やァ」

茶柱「」

ガチャバタンッ!!!

最原「ちょ、茶柱さん!?」

茶柱「…アンジーさんはここにはいないようですね、では5階へ行きましょうか」スタスタ

百田「アンジーはいなくても真宮寺がいただろーが!」

茶柱「勝手にアンジーさんの研究教室に閉じ籠っていた男死のことなど知りません!」

ガチャ

真宮寺「ククク…まさか閉められるとは思ってもいなかったヨ」

茶柱「キエエエエイ!男死に用などありません!転子はアンジーさんを探さねば――」

アンジー「じゃあアンジーならいいのかー?」ヒョイ

茶柱「へっ!?」

最原「アンジーさん!ふたりで隠れてたんだね!」

百田「ふたりとも無事で良かったぜ!つーことは…これで全員無事ってことが分かったってことだな!」

茶柱「…密室に…男女が…ふたり?」プルプル

茶柱「真宮寺さん…まさかとは思いますが。アンジーさんに何か変なことはしていませんよね…?」プルプル

真宮寺「まさか」

アンジー「寝ていただけだよー?」

茶柱「ねてっ…!?だ、男死ッ!覚悟!」ボキッボキッ

アンジー「転子なんで怒ってるのー?」

真宮寺「おやおや…」

最原(なんでそんなに冷静なんだ、真宮寺くん…!)

最原(キミの命は今、危険にさらされているんだぞ!?)

最原「待って、茶柱さん!今はとにかくみんなと集まろう!」アワアワ

百田「そうだ、早く安心させてやらねーとな!」アワアワ

茶柱「…くっ…分かりましたよっ!」プンスコ

真宮寺「ククク…友人のためにここまでやってきて、モノクマ倒すなんて…茶柱さんは素晴らしいネ…!

茶柱「…キエエエエエイ!」

最原「なんで僕なの!?」ドッテーン

真宮寺「おっと…僕はただキミを褒めただけだヨ?」

百田「オメーは黙ってろ…茶柱も落ち着け…!」

茶柱「ふー…ふー…はぁ」

最原「い、いってて…」

茶柱「…アンジーさん、本当に大丈夫なんですよね?」

アンジー「うん!むしろ是清はアンジーを助けてくれたよ?」

茶柱「…じゃあ…いいです。夢野さんを安心させるためにも早く戻りましょう」スタスタ

アンジー「もっちもちー!」タッタッタ

百田「終一、大丈夫か…?」

最原「大丈夫じゃない…かも。…なんで僕なの…?」

真宮寺「…なんかごめんネ。最原君」

最原「……」

最原(理不尽だ…そう思いながらさっさと先に進む、彼女達を追いかけた…)


今日はここまで
書き溜めがなくなってきて地味にピンチです。くますみー…

続き楽しみにしてます!無理はしないでくださいね

理不尽に転子に投げられる最原見てかごのこの時にキーボが「最原クンは酷い人ですね」って言った場面思い出したwww

>>260 訂正
真宮寺「ククク…友人のためにここまでやってきて、モノクマを倒すなんて…茶柱さんは素晴らしいネ…!

真宮寺「ククク…友人のためにここまでやってきて、モノクマを倒すなんて…茶柱さんは素晴らしいネ…!」

>>262 
ありがとうございます!無理のない範囲で頑張ります。

>>263
実はその場面意識しました。あのやりとりかなり好きです。キーボが歌う酷い音程のかごのこも聞いてみたかったです

更新しようと思ったらカメムシが突然ぶーんて出てきてちびりかけた(夢野並感)
ロボのキーボはカメムシの臭いを感じることはないでしょうし羨ましい限りです。
では更新再開



キーボ「…」ウィーン ガシャッ!

ドゴォンッ!!!

王馬「…くそっ!」ゴロッ

ゴン太「大丈夫、王馬君!?」

王馬「ん、なんとか」

星「くらえ…ッ!」パコンッ!

キーボ「…」ビューン シュッ

星「ちっ、空中を動き回って当てられねーな……せめて攻撃してくるあの手だけでも壊せりゃいいんだがな」

ゴン太「だったらゴン太がジャンプして…!」ピョンッ!

キーボ「……」ビュンッ

ゴン太「うわぁっ!?避けられた…!?」ドテッ

星「あぶねーぞ!気を付けろ」

ゴン太「うん…ごめんね」

王馬「………敵に回すと厄介なロボだな…」

キーボ「…」ビュンッ ビュンッ

王馬「くそ、ロボの癖にビュンビュン虫みたいに飛び回りやがって!」チッ

ゴン太「虫さんはあんな飛び方しないよ!」

王馬「はいはい…」

キーボ「…」ビューン ドゴォン

王馬(…とりあえず動き回って厄介な…翼の部分を壊そう。あれを壊せば少しは有利になるはずだ)

王馬「星ちゃん、ゴン太!とりあえ翼を壊してみない?」

星「そうしたいのは山々だが動き回ってどうにも…」

ゴン太「…どうしよう、無理矢理もいでみる!?」

キーボ「…」ビュンッ ウィーン スチャッ

ゴン太「…!ま、またゴン太達を狙って…!」

王馬「……」

王馬(飛んでいるキーボに見下ろされる形にはなるけど、位置的にはキーボの前に星ちゃんとオレが、うしろにはゴン太がいる)

王馬(そしてキーボは今星ちゃんとオレに向かって攻撃をしようと、その手についているキーボガンを向けている……ん?)

ゴン太「一か八か!…えいっ!」ジャンプ!

星「ゴン太!」

ゴン太「あ、あとちょっとで届――」

キーボ「…………ッ!?」クルッ ビュンッ

ゴン太「うわっ!」ドテッ

星「大丈夫か、ゴン太!」

ゴン太「う、うん…」

王馬(ゴン太がキーボの真後ろにくるまで、キーボはゴン太の存在に気づかなかった…)

王馬(…もしかして視界に入らなかったら気付かないのかな。ロボットだけど後ろに目がついてる、なんてことはさすがにないか)

王馬(でもそれならなんとか隙をついて攻撃できるかもしれない…でも一旦隠れてその機会を狙った方がいいか)

王馬「…ふたりとも。あの大階段の下まで下りて、建物内に隠れてみよう」

ゴン太「隠れるの?えっと…あの変なモノクマの銅像があるところ?」

王馬「うん」

星「分かった。走るぞ」

王馬「よし、ゴン太!オレを担げ!」

ゴン太「分かった!」ヒョイ

星「…あんたそれでいいのか」

王馬「にしし、一応怪我人なんでね!…よし、ダッシュ!」ビシ!

タタタ!!

キーボ「…」ブイーン

王馬「追ってきてるな…それなら!くらえ、煙玉!」ポチ ボンッ

モクモクモク…

キーボ「…!?」

王馬(やっぱりキーボの目はそんなに高性能じゃなかったな。煙のせいでオレ達を見失ったみたいだ)

星「よく煙玉なんて持ってたな…」

王馬「にしし、悪の総統必須アイテムだよ!今のうちに!」

タタタタ…バタン!

ゴン太「ふぅ、なんとか着いたね…」ヨッコラセ

王馬「ありがと、ゴン太」

星「でもどうして隠れたりしたんだ?」

王馬「あれ、見て」ソロリ ガチャ…

キーボ「…」ウロウロウロ

ゴン太「…?キーボ君、中まで入ってこないね。…もしかしてゴン太達が視界から見えなくなったから、追ってこないのかな?」

王馬「その通り!でも声で見つかっちゃうかもしれないから小声でね!」ボソボソ

ゴン太「分かった!!」超小声

星「…だからここに逃げたのか。下手したら東条たちのところに行くかもしれねーから」

王馬「そういうこと。…そうだ。さっき赤松ちゃんから聞いたんだけど、キーボのうなじにはキーボの活動を止めるスイッチがついてるらしいよー」

星「じゃあそいつを押せば、あいつを壊さずにすむな」

ゴン太「だけど、キーボ君は飛び回ってるから難しそうだね…」

王馬「うん。で、作戦なんだけどさ……」


赤松「みんな大丈夫かな…」

入間「ケッ…バカは死なねーだろ」

赤松「もうっこんなときくらい…ん?なにこれ?」スッ

鉄屑「」

入間「鉄屑だろ?」

赤松「鉄屑?…あ、元モノタロウか!」

入間「暇だし、スイッチの解析のついでにこいつも修理してやっか」カチャカチャ

赤松「スイッチ?」

入間「あぁ、これはだな――」カクカクシカジカ



赤松「…じゃあそれを押したら出口が見つかるかもしれないんだね!」グイグイ

赤松「みんなで出れるかもしれないんだね!!」グイグイ キラキラ

入間「そ、そんなに近寄るなよぉ……」

赤松「それにしてもちょっと入間さんのこと見直しちゃった」

入間「はぁっ!?オレ様は見直される覚えなんてねーぞ!オレ様で抜かれる覚えはあるんだけどね…?」モジモジ

赤松「何言ってるの…?」

赤松「そうじゃなくてさ、入間さんが安易にスイッチを押さないで危険物がないかちゃんとチェックしてくれてるってことを見直したんだよ」

入間「はぁ?言っただろーが!下手になんか起こったら、めんどくせーのはオレ様だって!テメーはそんなことこ覚えらんねーんだな!」

赤松「むぅ……覚えてるよ!バカにしないでくれる?」

入間「ケッ、バカ松なんかに付き合ってらんねーぜ!オレ様は部屋であんなことやそんなことやっとくからな!入ってくんなよ、ぜってー入ってくんなよ!?」

タタタ…ガチャバタンッ!!

赤松「…行っちゃった」

赤松「…はぁ、入間さんの才能はすごいんだからもうちょっとその性格をなんとかすればいいのになぁ…」ヤレヤレ

ガチャ!!!

赤松「!?」

入間「…………」

赤松「い、入間さん?忘れ物でもした?」

入間「……はい…て…」

赤松「肺…?手…?」

入間「テメーも入ってこいよぉっ!!…あたし、ひとりじゃ不安なんだよぉ…」グスグス

赤松「え、えぇ……」

赤松(…なんだかんだで不安でいっぱいなんだね、入間さんも…)

赤松「はいはい分かったよ…」スタスタ



東条「…ふんっ!」バキッ

モノクマ「あーん」ベキッ

春川「あのさ…さっきから思ってたんだけど、こいつら弱くない?」バキッ

モノクマ「ぐえー」ベキッ

東条「そうね、だけど戦闘に慣れていない人では破壊に苦労すると思うわ」バキッ

モノクマ「いやー」

春川「…ま、それもそうか。…よし、これでおしま――」

モノクマ「「「「「がおー!」」」」」タッタッタ

春川「………」

東条「…増えたわね」

春川「はぁ…5体か」

東条「春川さん、貴方ナイフひとつで平気かしら?私だけエレクトハンマーを使うというのも…」

春川「ん…大丈夫。あいつらの左目、あれ狙ったら一発で壊れるんだよ」

東条「あら、そんな弱点があったの?気付かなかったわ」

春川「さっき気づいた。…来るよ」

……バキッバキッバキッ!!!グシャァ…

東条「これでおしまいかしら」

春川「さすがに5体はちょっと大変だったね」フゥ

東条「えぇ、ちょこまかと動いて狙いが定めにくかったわ…けれど、動きがそもそも遅いからそんなに問題なかったわ」

春川「同感。あいつら動き遅すぎ」

春川「…………」ジッ…

東条「春川さん?」

東条(校舎の方をじっと見ているけれど……)

春川「…百田たち、大丈夫かな。モノクマに襲われてないかな…」

東条(…あぁ、心配なのね。私もそうだもの。……でも)

東条「…探しに行くのは――」

春川「分かってる。赤松たちが寄宿舎いるし、一人で動くのも危険だよね」

春川「それに…あいつなら、あいつらなら…大丈夫」

東条「…信じているのね」

春川「……まぁね」リボンイジイジ

東条「…ふふ」

東条(…なんだか微笑ましいわ。子供を持ったらこんな気持ちになるのかしらね)

東条「…それにしても、モノクマは全て校舎から出てきたわね」

春川「校舎にスペアを作る機械があるってこと?」

東条「………」フーム

春川「もしそうなら一体どこで作られてるんだか…何体いるか分かんないし、自動で作られているなら大本をぶっ壊した方が早いよね」

東条「そうね…だけど、自動で作られていたら、もっと大勢でやってくるんじゃないかしら?」

東条「どのくらいの時間でモノクマが作られるか私には分からないから、あくまで推測だけれどね」

春川「それもそうか…ま、数に限りがあるなら全部ぶっ壊せばいいだけの話だよね」

東条「…頼もしいわね」



王馬「うん。で、作戦なんだけどさ……」

王馬「まずキーボがこっちに気づかないうちに、背後から星ちゃんがボールでキーボの羽の部分を壊す。…できそう?」

星「当てるのは問題ねーが…テニスボールじゃ、ちと強度が足りねぇかもしれねーな」

ゴン太「あ、じゃあこの変なモノクマ銅像の手のところを使ったら?」

王馬「…確かに良さそうだけどさ。それをどうやってちぎるのさ?まさか素手でー…とか言わないよね?」

ゴン太「ゴン太に任せて!」フンッ

王馬「え」

ボキィッ!!!

星「……」アゼン

ゴン太「もう一個も!」フンッ!

ボキィッ!!!

王馬「……わぁ、すごーい、ゴン太…」パチパチ

ゴン太「ホント?ゴン太、あんまり役に立ててないから嬉しいよ!」

星「十分役に立ってるさ…で、こいつでキーボを撃ち落としてそのあとうなじのスイッチを押すんだな」

ゴン太「じゃあゴン太はキーボ君は暴れないように抑えるよ!」

王馬「うん、任せた。…あ、そうだ。スイッチ押したらキーボガンも壊しとこうか…これで」スッ

ゴン太「エレクトハンマーだね」

王馬「うん。よし、作戦会議は大雑把だけどおしまいだよ。じゃあ…まずはよろしく。星ちゃん」

星「任せろ。後ろを向いた隙に…」ガチャ

星「……」ゴゴゴ

ゴン太「星君…ものすごく集中してるね」超小声

キーボ「……」クルッ キョロキョロ

星「今だッ!」シュッ バコォンッ!!!

バキィッ!!

キーボ「…!?」

星「まだまだ俺の腕も鈍ってねぇみてーだな」フッ

キーボ「………くっ」ヒューン ガシャンッ!!!

王馬「よし!行くぞ、ゴン太!」タタタ

ゴン太「うん!!」

キーボ「……!」ウィー…

ゴン太「キーボ君!じっとして…!」ハガイジメ

キーボ「…ッ!ッ!!」ジタバタ

王馬「………」ジッ

星「王馬、早く―――」

王馬「キーボ」

キーボ「…ッ!…ッ!!!」ジタバタ

王馬「……ロボの癖に、魚みたいにじたばたするんだね」↑1

キーボ「…ッ!?」ガーン…

星「お、おい、王馬…?」

王馬「あれ、ロボットのくせに驚くんだ?」↑1

キーボ「ロボット差別を感知!ロボット差別を感知ッ!!」ジタバタジタバタ

ゴン太「ちょっと暴れないで、キーボ君!王馬君、早く止めてよ!」

王馬「止めるけどその前にこいつに言いたいことがあるんだよ」

ゴン太「……大事なこと、なんだね?」

王馬「…」コクン

ゴン太「分かった。だったらゴン太、頑張ってキーボ君を抑えておくよ。キーボ君あんまり力ないし」

キーボ「……………」

王馬「ありがとゴン太。…ねぇ、キーボ。お前はロボットであることを受け入れてそれでも人間になりたい、人間に近付きたいって思ったんでしょ?」

王馬「……人間の真似したロボットの癖にさぁッ!!」↑1

キーボ「ロボットさべ……ッ!?」

キーボ「……グッ…!」ショート

キーボ「…………」ピタッ

星「動きが止まった?」

王馬「それなのにこんな風にオレらを襲ってさ、ロボットがそんなことして許されるはずないんだよ」

キーボ「……オ…ウマク…」

星「…キーボ!?おい、しっかりしろ!」

王馬「…でもね、もっと許されないのは…キーボをこんな風にしたやつだ。オレは絶対にそいつを許さない」

星「………」

キーボ「王…まク、ボ…ク、ハ…」

王馬「…またいつかロボット差別してやるからさ、早く元のキーボに戻ってよね。お前がいないとつまんないしさ」

キーボ「…ロボ…ト差べツは、しな……イ…で、くだ…サ…」

ゴン太「キーボ君…しっかり…!」グスッ

キーボ「……すミ、ま…………アト、の……こ…ハ」

王馬「うん、あとのことはオレ達に任せてゆっくり緊急停止しときなよ」

キーボ「………」ニコ…

王馬「うなじ…あった、これだね」ポチッ

キーボ「ッ……」シュー…

星「止まった…のか?」

ゴン太「もう攻撃してこないの?」

キーボ「………」

王馬「…この危ないロボットパンチだかキーボガンを破壊してと」バキィッ

ゴン太「あわわ…キーボ君の腕が…」

キーボ「……」

王馬「人間と違って、もいでも平気だし大丈夫大丈夫」

ゴン太「そっか!」

王馬「…あ、アンテナも破壊しとこう、これのせいでハッキングされたのかもしれないし」バキィッ

ゴン太「……最後、いつものキーボ君だったよね?」

星「ああ。あのときロボット差別に反応して、元に戻ったように見えた…狙ってやったのか?」

王馬「ううん、全然?まさかホントにロボット差別に反応してくれるとは思わなかったよ」

星「まさか無計画とはな…やれやれだぜ」

王馬「いやぁ、危なかったねー!一歩間違えれば、オレ死んじゃってたかも!」

ゴン太「いきなり王馬君がロボット差別するからゴン太びっくりしちゃったよ…」

ゴン太「でも、キーボ君はもう大丈夫なんだよね…?」

星「…根本的に解決したわけじゃねーんだろ?またいつ暴走するか分からねー…入間に直してもらえるといいんだが」

ゴン太「そ、そっか…」シュン

王馬(入間ちゃんの話では…データを消去されたって…でも、あのときは確かに…)



キーボ『王…まク、ボ…ク、ハ…』

キーボ『…ロボ…ト差べツは、しな……イ…で、くだ…サ…』

キーボ『……すミ、ま…………アト、の……こ…ハ』

キーボ『………』ニコ…



王馬(いつものキーボだった。もしかしたら奇跡………はないな。奇跡なんてありえない)

王馬(…まさか、データは完全に消去されてない、とか?…だけど…消されたのは間違いない、はず)チラ

キーボ「……」

王馬「……」

星「…っと、そろそろ戻らねーとな。東条や春川もモノクマ共と戦ってるだろうしな」

ゴン太「そうだね!じゃあ、キーボ君はゴン太が担ぐよ!」ヨッコラセ

王馬「あ、あのキーボを軽々と…」

今日はここまでにします

久々にロボット差別をしたくなり、ちょっとした番外編的なものを書いたので投下します
本編には無関係です

ロボット差別王~番外編~


王馬「え、真宮寺ちゃんが花粉症になったって?」

キーボ「ええ。ですよね、真宮寺クン?」

真宮寺「……」コクン

王馬「へえ…」ニヤニヤ

真宮寺(キーボ君…なぜ僕が花粉症だということを、よりにもよって王馬君にバラしたいんだい?キミは本当に空気が読めないんだネ)鼻水ズズズ

王馬「ねーねー真宮寺ちゃん!」

真宮寺(ククク……やはり人間とロボットは思考回路が違うのかなァ。今まで人間観察しか行ってなかったから実に興味深いヨ……)目ゴシゴシ

王馬「そのマスクじゃ、息苦しくない?鼻水垂れて口まで伝って気持ち悪くならない?っていうか垂れるまでもなく、鼻に密着してるから鼻水がマスクに染みない??」

キーボ「失礼ですよ、王馬クン…」

王馬「えー?だって気になるんだもーん!」

真宮寺(まァだからといって、キーボ君を観察しようとは思わないけど。だってロボットだし。…やっぱり観察するなた人間だよネ。人間の方が…いい、よ………へ、へ……)

真宮寺「くしゅんっ!」ベチョッ

真宮寺「………」ベトォ……

王馬「あーあ!今のくしゃみで間違いなく、マスクに鼻水と涎がベチョッてくっついたね!」ビシィッ!

真宮寺「…………………」

王馬「つまり今、真宮寺ちゃんの口回りはすっげー汚いってことだ!うわーよく平気でいられるね真宮寺ちゃん!」ビシィッ!

真宮寺「……………………………」ゴゴゴ

王馬「まぁ、ロボットのキー坊は鼻水も涎もくしゃみも出ないから関係ないだろうけどねー!」

キーボ「!?」

王馬「あ、そもそもロボは花粉症にならないか……ごめんね?」

キーボ「結局ロボット差別ですか!?」プンスコ

真宮寺「王馬君、キーボ君」ゴゴゴゴゴゴ

王馬「ん?」

キーボ「はい?」

真宮寺「……神経を抜き取るヨ?」

キーボ「なんでボクもなんですか!?」

王馬「そりゃキー坊が、真宮寺ちゃんが花粉症だっていう事実をオレに伝えたからだよ。伝えなきゃ、オレが真宮寺ちゃんをからかうことだってなかったのにさ~」

キーボ「そ、そうなんですか……すいません、真宮寺クン。キミの気持ちも考えず彼に伝えてしまって…」

真宮寺「いや、もういいんだヨ」

王馬「え、許したってこと?じゃあオレだけ神経抜かれんの?ひどいよー!」

真宮寺「いや、許したわけではないヨ」

キーボ「へっ?」

真宮寺「だって…そもそもキーボ君には神経がないじゃないカ」

キーボ「」

王馬「あははははは!そりゃそーだ!」ゲラゲラ

真宮寺「…」ズズズ

キーボ「まさか真宮寺クンまでロボット差別するなんて……ロボット差別が段々伝染してきているような気がします…キミのせいですよ王馬クン…」ズーン

王馬「あっはっはっはっは!」ゲラゲラ


王馬はしばらく笑っていたが、真宮寺に神経を抜き取られそうになったので、すたこらさっさと逃げたとさ

王馬に逃げられた真宮寺はキーボ内の回路かコードを抜こうかと思ったが壊れたら面倒なので止めたとさ

そんな扱いをされたキーボはしばらく落ち込んでいたが、ロボット差別を撲滅しようとよりいっそう強く決心したとさ

―完―

番外編おしまい。楽しんでいただけましたら幸いです
実際、真宮寺が花粉症になったら面白いと思います
それではくますみー

才囚学園に花粉が飛んでるかは置いといて
キーボは花粉が詰まっても入間ちゃんにメンテしてもらえるから羨ましいよね

>>280
入間ちゃんが花粉症だったら大変なことになりますね…キーボはロボットだからなんともないけど
(花粉がついたキーボってザラザラしたり若干黄ばんでいたりするのだろうか…)

では更新再開です

王馬(キーボを連れて寄宿舎に戻った)

王馬(東条ちゃん達はもうモノクマを殲滅させたようで寄宿舎の前でオレ達を待っていたようだ)

東条「…よかった、無事で」

星「そっちもご苦労さん」

王馬「でもなんか残骸多くない?」

春川「あぁ、あれから増えちゃってさ、あいつら」

ゴン太「えぇっ!大丈夫だった!?怪我はない!?」

東条「大丈夫、平気よ」

ゴン太「そっか…ごめんね、ゴン太は紳士なのに女性に戦わせちゃって…」

春川「慣れてる」

東条「私もよ」

ゴン太「…そっか」

王馬(確かに慣れてそうだ…)

赤松「…あ!みんな無事なんだね!よかった……あ、キーボくんは…」

王馬「……」

入間「…キーボ……」ソッ

キーボ「…………」

入間「…くそっ、すぐに直してやるからな…」

ゴン太「直せる…?」

入間「ぶっ楽勝に決まってんだろ!…早速今から…!」

春川「あのさ…」

入間「あぁ?なんだよ、まな板女!」

春川「こんなときに…自分勝手で悪いんだけどさ……百田たちを探しに行って、いい?大丈夫だって分かってるけどやっぱり――」

王馬「うん、それに賛成だね!」

春川「…王馬、あんたどういう風の吹き回し?」

王馬「ひどいなー。…オレも心配なんだよ、夢野ちゃん達がね。だから一緒に行く」

春川「……」

赤松「私も行きたい…けど、反対するよね」

春川「王馬はともかくあんたはピアニスト、でしょ。大人しく鍵盤叩いてなよ」

赤松「…うん」ションボリ

赤松「でも…春川さんと王馬くんのふたり…って大丈夫なの?その、いろんな意味で」

王馬「大丈夫、大丈夫!オレ達大親友だもん!」

春川「…………」ギロ

赤松「すごく心配なんだけど…」

星「…だったら、俺も行くぜ。それなら安心だろ?」

王馬「星ちゃん!さっすがオレの大親友!」

春川「……赤松、これでいいでしょ?」

赤松「…うん。みんな仲良くするんだよ?」

春川「それは無理」

東条「決まったかしら?…こっちのことは任せて頂戴、必ず守ってみせるわ」

ゴン太「ゴン太は紳士なんだ!たとえ何が来ても絶対にみんなを守るよ!」

入間「…オレ様はスイッチの解析に鉄屑にキーボの修理に忙しすぎてぶっ倒れそうだが、やることはやっといてやるよ」

赤松「…私に何かできることない?入間さん」

入間「あぁ?テメーなんかにできることなんかねーよ!……まぁ?強いて言うなら…部品がどっかいかねーように見といてくれ」プイ

赤松「うん分かった!…みんな気を付けてね、春川さん…最原くんのこと、お願いしてもいいかな?」

春川「…」コクン

赤松「ありがとう、春川さん!」

王馬「…よし、行こう」ガチャ タッタッタ

モノクマ「がおー!」

王馬「またモノクマかよ!?一体何体いるわけー?」

星「…ちっ」

東条「ここは私達に任せて頂戴!」ブンッ

モノクマ「」ゴシャァッ

ゴン太「ここはゴン太が守るんだ!」

春川「あいつらに任せて…行こう」

星「…真正面から突破するのは厳しそうだな」

王馬「うーん…あ、そうだ!テラスから回って入ろうよ、モノクマがいないかもだし」

春川「…そだね」

星「いねーといいがな。…あっちは…よし何もいねーみてーだ、行けるぞ」

王馬「じゃ、今のうちに…!」

タタタ…ガチャ…

王馬「食堂の中は大丈夫みたいだね…なんかゴチャってしてるけど…ん?なんか声聞こえない?食堂の外からさ」タタタ

春川「本当だ…もしかしてあいつら近くに?」タタタ

星「全員無事だといいんだがな…」タタタ

ガチャッ!!

――数分前、最原達はアンジー、真宮寺を発見したあと、天海達が隠れている倉庫へ向かっていた

―倉庫―

コンコン

「…誰っすか?」

最原「僕だよ」

天海「最原君っすか。ちょっと待ってください、バリケード作ったんすよ」

百田「バリケードなんて作ってたのか」

白銀「バリケードはゾンビ物で基本だからね!」フンス

百田「ゾンビなんてここにはいねーぞ!?」ビクビク

真宮寺「…ゾンビは置いといて…まァ、効果的ではあるよネ。相手がモノクマであろうとなんだろうとサ」

天海「よ…っと。これでよし」ガラ

夢野「…転子?大丈夫か?怪我などしとらんじゃろうな?」ヒョコ

茶柱「夢野さん!えぇ、転子は無事ですよ!アンジーさんもこの通り、ご無事ですよ!」

アンジー「やっはー秘密子!」

夢野「おお、アンジー!みな無事でなによりじゃ!」

白銀「よかった…!本当に!」

百田「茶柱のやつ、結局素手でモノクマぶっ壊したんだよな…」

最原「彼女のネオ合気道は僕たちの想像以上に強いものだったんだね…」シミジミ

天海「とりあえず一旦中に入ってくださ――」

ガチャッ!!

最原「…ッ!?」クルッ

「わぁっ!!」

最原「え!?…ってキミ達は…!」

アンジー「あれま!これはびっくりだねー」

王馬「やっほー驚いた?やっぱりいたんだねー。元気にしてるー?」

春川「…百田!…みんな!無事だったんだね…」ホッ

百田「ハルマキに星に王馬!テメーらなんでここに!?」

王馬「春川ちゃんが百田ちゃんを心配して――」ゴチンッ

王馬「って~~!?いきなり叩かないでよ、春川ちゃん!」プンプン

春川「…」

最原「と、とにかく……キミ達も無事だったんだね…本当に良かった」

夢野「王馬……」

王馬「ごめんね、夢野ちゃん。モノクマなんかがいるって分かってたら危険な目に合わせなかったのに」

夢野「ウチは平気じゃ。いざとなったら必殺の魔法をぶちかませばよいのじゃからな」

王馬「…茶柱ちゃん、キミが守ってくれたのかな。…ありがとうね」

茶柱「…当然です。転子の使命は女子を守ることなのですから」

白銀「……」

天海「これで全員無事ってことがわかったんすかね?」

真宮寺「そうだネ……とりあえず全員集まった方がいいのかな?」

短いですが今日はここまでにします。くますみー

更新再開します

春川「…うん、そうだね。外でもいろいろあったしさ…」

アンジー「アンジーはさっきから何がなんだか訳がわからないよー。だから説明がほしいなー誰か説明してくれないかなー」ブンブン

王馬(…これまでに起こったことを簡単に説明した)

百田「キーボが…!?くそ…」

王馬「…とにかくさー今は戻らない?」

春川「うん、そうだね。あいつらも待ってるし…」

最原「あ…ちょっといいかな?」

茶柱「…もしかして、先程の件のことですか?」

夢野「んあ?なんの話じゃ?」

百田「モノクマがどっから湧いてるかっつー話だ」

春川「…どこかに製造する機械でもあるの?」

最原「おそらくね…」

白銀「なるほど!永遠に湧かれても困るし大本を断つんだね!」

天海「……あれ?そういえば、さっきからあんまり襲ってこないっすね。もしかして、モノクマは何体いるか決まってるんじゃないんすか?」

星「確かにさっき見たときも、数が減っていたような…」

アンジー「主は言いました…今すぐ調べるべきでげす、と」

夢野「そうじゃな…今は春川や星もいるしおそらく平気じゃろ。護衛魔法はウチに任せるがよい」フンス

茶柱「転子もいますよ!」グイグイ

夢野「んあーグイグイ来るでない…」

白銀「ちょっと不安だけど…行くしかないよね…」

王馬「そうと決まれば早速レッツゴー!だね」


―女子トイレ前―

天海「ドアが開いてるっすね」

最原「……」観察

最原「…!やっぱりモノクマはこの中からやって来たんだ!」タタタ

真宮寺「証拠でもあったのかい?」

最原「これを見て」ピシッ

王馬「扉の内側にモノクマの爪痕か…これでもかってくらいハッキリと痕がついてるね」

最原「扉の外側に同じような痕はないね…やっぱり中から…。あのさ、茶柱さん…中に入っても…って、え!?」

茶柱「がるるる…仕方が…!ありま…!せんね…ッ!!」ジリジリ

最原「さっきは納得してくれたのに、なんでそんなに威嚇してるのさ!?」

茶柱「頭では分かっているのですが、転子は自分の体が押さえられません!」ムググ

最原「なんとかして!」

茶柱「難しいです…最原さん、今すぐ性転換できませんか!?」

最原「無理に決まってるだろ!」

茶柱「……ふーっ、ふーっ…ならば、転子が頑張って体を押さえてますので、どうぞご自由に調べてください」ニコ

最原「なんか怖いな……えっとお邪魔します」スタスタ

百田「……終一、後は任せたぜ」グッ

最原(…なんだか複雑な気分だ)

アンジー「にゃははー!転子の覇気はすごいねー!」

王馬「最原ちゃん、残念だったね。調べ終わったあと、理不尽に投げ飛ばされる光景が目に浮かぶよ」

星「おい…いつモノクマが襲ってくるかわからねー。調べるなら早い方がいいぞ」

白銀「確かに、ここまで静かだと地味に気味が悪いよね…」

夢野「これではおちおちトイレにも行けんのぅ」

百田「だったらオレも特攻するか!その方があんぜ――グフッ」ドスッ

春川「どさくさに紛れて入ろうとしないで」

百田「いてーよ……」

王馬「たはー!百田ちゃんまでもが変態だったとはねー!これにはオレもビックリだよ!」

夢野(よく言うわい…)

百田「うるせー!調査が目的だ!やましい気持ちなんて一切ねーよ!」

最原「…」スタスタ

最原「……ん、用具入れが開いてる…?」

最原「……え?なにこれ」

白銀「珍百景!?」

茶柱「どうかしましたか!?…はえっ!?なんですかこれは!?」

アンジー「なになにー?見えないよー」ピョン

王馬「見ーせーてー!」ピョン

白銀「王馬君、地味に入っちゃってるし!」

王馬「いいから、いいから!」ピョンピョン

最原「……」フム

王馬「あ、見えた!へー隠し通路なんてあったんだー!」

春川「隠し通路…?」

真宮寺「へェ…それは驚きだネ」

天海「………!まさか…」ボソ

白銀「……」

夢野「して、その先は何があるんじゃ?」

最原「…地下へと続く通路が見えるよ。モノクマの姿は…今は見えないね」

春川「ふーん…じゃああいつらに数に限りがあるってのは間違ってないのかもしれないね」

春川「こんな場所を私達が見つけたって知ったら、あいつら黙ってなさそうだし」

夢野「も、もしやその先は出口に繋がっておるのではないか!?」

アンジー「ってことはーモノクマは外からやって来たの?」

春川「…行けば分かる。なんなら今行く?」

真宮寺「そうだネ…だけどまずはこの情報や今までの情報を全員で共有した方がいいんじゃないかな?」

白銀「でもその間に閉ざされちゃったりしたら…」

天海「………………」

春川「…やっぱ行くだけ行ってみようよ」

百田「ああ、目の前にあるチャンスをみすみす逃すわけにはいかねーぜ」

百田「行かないで後悔するより行って後悔する方がましだ」

星「だがこの人数でゾロゾロ行くのは危険じゃねーか?」

最原「…そうだね、11人もいるとかえって危険かもしれない…」

王馬「んじゃ、さっさと行きたいチームと帰りたいチーム決めようよ。あ、オレは行くよ。だってつまらなくなさそうだしねー!」

春川「私は当然行くよ」

百田「助手が行くのにリーダーが行かねーわけには行かねーぜ!」

最原「僕も行くよ。きちんと自分の目で見届けたいからね」

アンジー「アンジーは戻るねー。小吉達が行けば問題ないって神さまも言ってるしねー」

白銀「わたしは怖いから寄宿舎に戻ってるよ…それに地味に役に立たないだろうしね」

真宮寺「…僕も観察させてもらいところだけど…今は状況を把握したいし戻ろうかな」

夢野「ウチも戻るとするかのぅ…これ以上人数が増えても困るじゃろ?」

王馬「まぁ半々くらいがちょうどいいだろうね」

夢野「じゃあ戻る。…王馬、気を付けるんじゃぞ」

王馬「分かってるって!オレは100万回殺しても死なない男だよ?」

茶柱「では、転子も夢野さん達にお供します。女子のみなさんは安心してください!」

天海「……」

最原「…天海くんはどうするの?さっきから何か考えているようだけど」

天海「……俺も行くっす。確めたいことがあるんで」

星「俺はどうするかな…そっちの戦力は大丈夫か?」

春川「…今のとこモノクマの気配は感じないし、こっちは大丈夫。ナイフあるしね」スッ

王馬「オレもエレクトハンマーがまだギリ使えそうだから大丈夫かなー」スッ

星「そうか。最原と百田と天海は?」

最原「砲丸」スッ

白銀「……」

百田「食堂の椅子」グッ 

茶柱「……」

天海「えーっと……頭脳?」

星「…………」

アンジー「モノクマ相手に頭脳戦するのかー?」

真宮寺「なんか段々頼りなくなって……いや、なんでもないヨ」

白銀「ほぼ言っちゃってるよね…」

王馬「まぁこっちは大丈夫だって。戦力だってこんだけ話しているのにあいつらぜーんぜん来ないでしょ?安全、安全!」

星「…じゃあ、俺も寄宿舎に戻るか。無理すんなよ?」グッ 

王馬「任せといて」グッ

アンジー「じゃあアンジー達はもどろー!」タッタッタ

百田「あいつは全く自分のペースを崩さねーな…」

真宮寺「…ひとりで行くと危ないヨ」スタスタ

茶柱「くれぐれも女子トイレ内を物色しないように!夢野さん、行きましょう」スタスタ

夢野「んあ…じゃあまた後でのぅ」スタスタ

王馬(こうして夢野ちゃん達は寄宿舎に戻っていった)

春川「…行くよ」

王馬(顔を見合わせて静かにうなずき、春川ちゃんを先頭に通路へ足を踏み入れた)

春川「…」コツ…

王馬(何が起こるか分からない通路を進んでいく…)コツ…

百田「…」ゴクリ

王馬(もしかしたらモノクマやエグイサルより、もっとヤバイやつがいるかもしれない…)コツ…

最原「…」コツ…

王馬(もしかしたら首謀者が向こう側から突然やって来てオレ達を皆殺しにするかもしれない)コツ…

天海「…………」コツ…

王馬(地下へと進んでいるからか、少しひんやりした空気。一歩進むごとに増す緊張感)コツ…

王馬(そんな中オレは)

王馬「…………にしし」

王馬(こんな状況がつまらなくないと、心の底から感じていた)


今日はここまでにします、くますみー

いよいよだな…

>>296
いよいよ…ですが、その前に星視点です

では更新再開です

――王馬達が隠し通路を進んでいる間、星達は寄宿舎で待つ東条達の元へ向かっていた。


星「東条、ゴン太!」タッタッタ

東条「…星君、それにみんな!」

ゴン太「みんな無事だったんだね!よかったぁ…」タッタッタ

茶柱「あ…白銀さんが怪我を負っているんです!手当てはしてもらったのですが…一応見てもらえますか?」

東条「大変だわ、さぁ寄宿舎に入って。急いで傷の具合をみましょう」

白銀「ありがとう…」

ガチャ

東条「赤松さん、入間さん。負傷者もいるけれど、みんな無事だったわ」

赤松「本当!?あぁ、よかった…!」

入間「ケケッ、悪運だけはいいんだな!」

赤松「なんだかんだ寂しかったくせに。さっきまでだって部屋にこもって作業してたのに結局部屋の外で作業してたじゃん」

入間「んなことねーよ!キーボやら鉄屑やら増えすぎて場所がなくなっただけだっつーの!」

夢野「んあ?なぜキーボがそのような姿になっておるんじゃ?」

赤松「話せば長くなるよ…」

東条「傷の手当てをしながら説明するわ」

白銀「地味に器用だね…って東条さんだから当然か。朝飯前だよね」




星(とりあえず全員でおおまかに情報を共有した)

星(詳しいこと、気になることはこれから話し合う。まずはキーボについてだ)

星(突然キーボが俺達を襲うようになったことについて簡単に説明した)

アンジー「はえーまさか、キーボがメッカメカになってたなんてねー」

真宮寺「改造…ねェ。どうりで最近、あまり姿を見かけなかったわけだヨ」

茶柱「ですが、なぜ突然襲ってくるようになったのでしょう?」

入間「ハッキング、かもしれねーな」

ゴン太「はっきんぐ?」

入間「あいつの体を隅々まで調べてみたらよ。今はぶっ壊されちまってたが、キーボのアンテナがなにかを受信した形跡が残ってたんだ」

赤松「そんなことまで分かるの?こ
こ、研究教室でもないのに」

入間「オレ様の部屋にいろいろ常備してっからな!あんなものやこんなものまで…」エヘヘ

夢野「一体何を…いや、聞かぬ方がよいな」

ゴン太「ええと、その…はっきんぐでキーボ君が悪いものを受信したってこと?そのせいでゴン太達を襲っちゃったの?」

入間「ん~…まぁ、そういうことだな。頭の悪いデカチンも少しは理解できるようになったみたいだな!」

ゴン太「ありがとう!」

白銀「お礼を言うところじゃないからね…!」

東条「…だけどどこからハッキングされたの?」

白銀「…ここにそんなことができる人はいるとは思えないし…あ、入間さんなら可能なのかな?」

入間「はぁぁ!?なんでオレ様がキーボをハッキングして、キーボに襲われなきゃいけねーんだ!意味わかんねーのはテメーの眼鏡だけにしとけ!この眼鏡ブス!」

白銀「眼鏡ブスはさすがにひどいよ…眼鏡とったら、わたし化けるんだからね?」

星「…まぁ、普通はそんな自殺行為はしねーな」

赤松「入間さん、ある意味普通じゃないけどね……」

白銀「…そうだよね。ごめん、入間さん。となると、一帯どこからハッキングされたんだろう…」

入間「くわしいことは研究教室で調べてみねーとわかんねーよ。現時点ではな」

真宮寺「…そのキーボ君のことだけど。モノクマが急に王馬君の元を訪れたり、エグイサルが王馬君を襲ったりモノクマが大量に現れて僕たちを襲ってきたりしたことと関係があるのかな?」

アンジー「襲われてばっかだねー。でもその答えはもう神さまが出してるよ?」

白銀「え、神さまが?なんて言ってるの?」

アンジー「盛り上げたかったんだろうって言ってるぞー!」

白銀「………………」

茶柱「へ?盛り上げる…?誰がですか?」

アンジー「アンジー達をここに閉じ込めてる人だよ」

アンジー「だってモノクマは言ってたよね?これは恋愛バラエティだって。視聴率とりたいとかそんなこと。だから盛り上げるためにこんなことしたんだよ」

真宮寺「フム…確かに有り得そうではあるネ。ここ最近、運動会以外は目立ってイベントとかもなかったしサ」

赤松「…視聴率をとりたいから、盛り上げるために襲ったの!?イベントとして!?」

赤松「私達は見世物じゃないんだよ!?…最低だよ!」

白銀「で、でもこれを見ている人にとっては見世物…なのかな…許せないけどさ…」

赤松「そんなことって…!」

星「赤松、落ち着け。まだそう決まったわけじゃねーだろ。気持ちは分かるが冷静にならねーと見えなくなるものだってあるんだぜ」

赤松「………」

赤松「…そうだね。ごめん」

東条「…なぜ一連の事件が起きたのかは分からないわ。手がかりが少ない以上ここで議論しても仕方のないことよ」

ゴン太「そうだよね…ここまでいろんなことが起こっている以上偶然ではないんだろうけど…」

赤松「…………」

夢野「そういえば、先程スイッチがどうとか言っておったがあれはどうなったんじゃ?」

入間「ああ、あれか…あれはまだ解析途中だ」

東条「けれどさっきから、ずっと解析を行っていたわよね?」

入間「あのなぁ、こちとらキーボやら鉄屑の修理で忙しいんだよ!」

東条「…そうね、ごめんなさい。だったら、そろそろ休憩を取った方がいいんじゃないかしら?」

入間「あ?今何時だ?」

星「…朝の6時だ」

入間「いつの間にそんな時間になってたんだよ!」ガーン

茶柱「転子はまだ動けますよ!」フンス

入間「あのなぁ…こっちはテメーみてーな脳まで筋肉じゃねーんだぞ…」ヤレヤレ

入間「しかも、一睡もしてねーんだよ!おまけに2徹だ、2徹!ふざけんな!」

ゴン太「お、落ち着いて入間さん!肌が荒れちゃうよ!」

白銀「問題はそこじゃないと思うけど…」

真宮寺「通りでいつもより暴言が多いと思ったヨ」

赤松「いつも通りじゃない?」

真宮寺「…………」

真宮寺「あァ、それもそうだネ」

入間「どいつもこいつもーッ!!」ムッキー!!

東条「入間さん」ガシッ

入間「…ふぇ?」

東条「寝ましょう。私が子守唄を歌ってあげるから」ヨッコイショ

入間「あ、あぁん!無理矢理(部屋に)入れちゃうの…!?」ズルズル

ガチャ パタン…

赤松「東条さんに連れてかれちゃった…」

白銀「わたしも地味に眠くなってきちゃった…」フワァ

東条「だったら一旦休息を取ることをオススメするわ」ガチャ

茶柱「寝かしつけるの早いですね!?」

東条「隠し通路を調べているという王馬君達には悪いけれど…今はモノクマ達もやって来なくなったし、取れるときに休息を取っておくべきだと思うわ」

東条「そうね…10時頃になったらまた集まりましょう。寝る人は遠慮なく寝て頂戴。時間になったら私が起こしにいくから」

赤松「本格的にお母さんみたいになってきたよ…!」

白銀「だったらお言葉に甘えて…おやすみなさ~い…」スタスタ

夢野「ではウチも寝るとするかのぅ…」フワァ

茶柱「で、でしたら転子も共に…!」ハァハァ

夢野「お主さっきまだ動けると言っておったではないか」スタスタ ガチャバタン

茶柱「ぬがあああ!数分前の転子!恨みますよぉ…!!」

赤松「どっちみちダメだったんじゃないかな…」

真宮寺「じゃあ僕も少し休憩してこようかな…」

星(残ったのは東条、赤松、夜長、茶柱、ゴン太か)

星「あんたは眠くないのか?」

アンジー「ん?アンジーは避難してるときにぐっすり寝たから平気なのだー!」

茶柱「よく眠れましたね…モノクマが襲ってくるかもしれないというのに」

東条「赤松さんは大丈夫なの?」

赤松「…うん。大丈夫だよ!寝ることも忘れてピアノ弾いてたこともあるくらいだし!」

東条「そう…時間はわりとあるのだからいつでも休んでね」

ゴン太「そういう東条さんは大丈夫なの?」

東条「ええ。ちょっと外を見てくるわ、じっとしていると落ち着かないし」

ゴン太「あ、だったらゴン太がやるよ!ゴン太は紳士なんだよ?東条さんは女性なんだから休憩して!」タッタッタ

東条「ちょっと待っ……行ってしまったわ」

星「ゴン太らしいじゃねーか。あいつの言葉に甘えて今は休憩をしたらどうだ?」

東条「休憩…?そんな言葉は私の辞書にないわ」コンワク

星「じゃあ追加しろ」

東条「…………」

アンジー「……」グー

アンジー「アンジー、お腹空いてきたかもー…」グゥ

茶柱「モノクマとの戦闘でけっこう体力使いましたしね…」グー

東条「…軽食を作りに行きましょうか?モノクマもいないようだし…」

茶柱「ですが、もしものことがあったら…」

東条「私なら平気よ。それに少し働きたい気分なの」

茶柱「ですが…!」

赤松「あ…ちょっと待って!私にいい考えがあるんだ!」

東条「いい考え?」

赤松「うん。えっと、茶柱さんちょっと手伝ってくれない?私の部屋に来てほしいんだ」タッタッタ

茶柱「もちろんです!」タッタッタ

東条「…私が手伝いたかったわ…」ウズウズ

星(うずうずしてるな…)



赤松「ん…しょ…っと!」ドサッ

赤松「はい、まずは飲み物だよ!飲みたい人は遠慮なく飲んで」

星(赤松が重そうに段ボールを抱えてきた)

星「飲み物?」ノゾキコミ

星(…と覗きこんでみると)

星「大量のウーロン茶だと…?それに他の飲み物もたくさん…なんでこんなもんが部屋に?」

赤松「ガチャだよ」

星「…は?」

赤松「ガチャ」キリッ

星「…そ、そうか…」

星(ガチャやりすぎだろ)

アンジー「じゃあアンジーは不死の酒フリーにしよーっと!」プシュ
茶柱「え?それってお酒では…」

アンジー「んぐ、んぐ…ぷはぁ!」

茶柱「なんのためらいもなく飲んじゃいましたね!?」

赤松「ノンアルコールだから平気だよ」

アンジー「…にゃはは~れんこも飲もうよ~?」フラフラ

茶柱「思いっきり酔っぱらってますが!?」

赤松「え!?」

東条「…おかしいわね」

赤松「うーん…場酔いってやつかな?飲ませるんじゃなかった…」

アンジー「にゃはは~転子ぉ~」ギュウ

茶柱「はう!?て、転子には夢野さんが…!」ギュウギュウ

赤松「えーっと、食べ物の方も見てほしいんだけど…」

東条「どれど…!?」ギュ

アンジー「斬美~」ギュウ

東条「夜長さん…離れてくれないかしら……」

アンジー「んぅ~?聞こえないなぁ~にゃはは~」フラー

赤松「アンジーさんが男性だったらセクハラで訴えられてるよ!?」

茶柱「そういう問題じゃないと思いますが…」

星「…ゴン太にも何か渡してくる」ゴソゴソ タタタ ガチャ

茶柱「あっ、星さん、絡まれる前に逃げましたね!?」

ゴン太「あれ、星君。どうしたの?」

星「赤松が飲み物やらなんやら大量に持ってたんだ。どれかいるか?」

ゴン太「わぁ、ありがとう!ええっと…」

ゴン太「あ、ごめん!ゴン太、ここにある飲み物全部苦手なんだ…」ショボン

ゴン太「ごめんね…喉が乾いたらあそこの水道で水を飲むよ」

星「…そうか。まぁだれにだって好き嫌いはあるさ。食べ物はどうだ?」

ゴン太「…あ!うさぎりんごだ!」

星「好きなのか?」

ゴン太「うん!虫さんがね!」

星「…あんたの食いたいもんはねーのか?」

ゴン太「え?ゴン太の……うーん…なんだか変わったものばかりだね…」

星「…確かにそうだな」

ゴン太「じゃあ…この水切りヨーグルトもらおうかな…あと、うさぎりんごもたくさんもらうね」

ゴン太「りんご美味しいなぁ」ムッシャムッシャ

星「…よかったな」

星(…虫さんが好きなんじゃなかったんのかよ、という突っ込みは野暮か?)

ゴン太「後で赤松さんにお礼を言わないと…星君もありがとうね」ムシャァ

星「ああ、外の見張り頼んだぞ」

ゴン太「うん!」

星(…と中に戻ると)

アンジー「にゃはは~おーい転子ぉ!もういっぱぁ~い」ニヘラ

茶柱「もうこれ以上は駄目ですってば!っていうかこれ、ほんとにノンアルですよね!?」

アンジー「いいからぁ~」ギュウ

茶柱「はうあ!?」

赤松「茶柱さ~ん、私にもついでぇ~」ムギュ

茶柱「あうぅ……んっ!?なんで赤松さんまで酔ってるんですか!?」ゴーン

東条「……………星君。これ、本当にノンアルコールなのかしら…」ゴクゴク

星「そう書いてあるが…ってあんたも飲んでるのか。平気なのか?」

東条「ええ。……平気よ。それより掃除しないと…」シャカシャカ

星(そう言いながら東条は歯磨きを始めた)

星(なぜ歯磨き?どこからそのセットは取り出した?掃除……確かに歯の掃除はしているな、うん)グルグル

星(…じゃねーよ!……あんたも酔ってるだろ。これってノンアルじゃなかったのか?もしくはあんたら、疲れてるのか?)グルグル

アンジー「転子~…いい胸してるなー!」モミ

茶柱「きゃう!?あああ、アンジーさんセクハラです!!」カァァ

赤松「ぐへへ~お嬢ちゃん、スカートめくっちゃうぞ~」ペラ

茶柱「はぅあ!?赤松さん、セクハラ親父ですか!?」ガーン

東条「掃除、掃除…」シャカシャカ

星「……」

星(ここが地獄か)ズーン

今日はここまでにします、くますみー

地獄というより天国じゃね?と思ったけどそういえば星さんにエロ本見せた時も渋い顔されたな…

ノンアルコールって言っても実際は0.5%くらい入ってたりするし
疲れてると酔いやすくなる。だからおかしくないな

>>306 訂正
星(…虫さんが好きなんじゃなかったんのかよ、という突っ込みは野暮か?)

星(…虫さんが好きなんじゃなかったのかよ、という突っ込みは野暮か?)


>>309
軽い気持ちでえっちな本を読もうかを選択して後悔した思い出…

>>310
そうです!だからおかしくないです!!(ごり押し)

では更新再開です



王馬「…………にしし」

百田「…なに笑ってんだよ、テメーはよ」

王馬「え?ワクワクするなぁって」

百田「ワクワクだと…?」

王馬「先に何があるか分からない。何が出るか分からない。ね、ワクワクするでしょ?」

王馬「それにほら…ここ、幽霊とか出そうじゃん…?」

最原「そうかなぁ…どっかっていうとゾンビ…あ」

百田「ゆゆ、幽霊だとぉ!?ゾンビだとぉ!?」バッ

春川「なっ…!?」ギュウ

百田「こ、こんなところにいるわけねーだろ!!」

春川「………ッ!」プルプル

最原「ちょっと、百田くん!何度過ちを繰り返すの!?」

王馬(何回も春川ちゃんに抱きついてるのか…)

天海「…転んだりしたら危ないっすよ?」

春川「ふざっ、けないで!」ドゴォッ

百田「ごふっ…!」

春川「はーっ、はーっ…!」カァァ

王馬「ねぇ早く行こうよ」

天海「王馬君のせいっすよね?」

王馬「え、なんのこと?」

最原「ホントやめてよ…」

王馬「オレは空気を和ませようとしただけだよ?むしろ褒め称えてよね!」

春川「…」バシッ

王馬「なんで叩くのさ!」ヒリヒリ

春川「叩いてって言ったからだけど…」

王馬「称えてって言ったんだけど!ひどい聞き間違いだよ!」

天海「こらこら兄弟喧嘩は止めるっす」

春川「は?誰がこんなやつと兄弟だって?殺されたいの?」ギロ

最原「火に油を注いでどうするんだよ…」

春川「…早く行こうよ」スタスタ

百田「おいひとりで行くな、ハルマキ!」

コツコツ…

王馬(長い通路の先…そこは)

王馬「扉?」

百田「出口か!?」

天海「……………」

最原「開きそう?」

春川「うん、多分ね。よっ…っと」

ゴゴゴゴゴ

王馬(扉の先に足を踏み入れる。そこは…)

最原「…なんだ、この悪趣味な部屋は…」ボソ

王馬(悪趣味。その言葉が確かにピッタリくるかもしれない)

王馬(派手な壁、飾り、ソファ。全然オレの趣味じゃないよ。まぁオレの趣味なんて関係ないだろうけど)

春川「…こんな部屋があったなんてね」

百田「出口じゃねーみてーだな」ガッカリ

王馬「あーあ、ガッカリだよね…」

百田「…そうだな。だが、調べてみればきっと何か手がかりを見つけることができるはずだ!」

王馬「時々、百田ちゃんのその呑気さが羨ましくなるよ」

百田「誰が呑気だって!?」

王馬(怒鳴ってくる百田ちゃんを無視してその辺を物色しようと思ったが)

春川「……」ジー

王馬「やっぱそれ気になるよねー」

王馬(赤い布が被せられた”それ”はこの部屋において異常なほどの存在感を放っていた)

王馬「モノクマ製造機ってどこにあるのかなー?怪しいところにありそうだよねー?」

百田「もしかしてこれがそうなのか…?」

最原「いかにも…って感じだね」

春川「布、取るよ?」バサッ

王馬「もう取ってんじゃん…って」

マザーモノクマ「きゃーー!!春川さんのエッチー!!」

百田「モノクマだと!?いや…頭だけ…なのか?」

春川「……」スゥ

最原「待って!まだ壊さないで!」アセアセ

春川「分かってる。こいつを脅すだけ」

マザーモノクマ「怖いよー」ウエーン

王馬「…で、お前はなんなの?」

マザーモノクマ「なんなの?今、なんなのとおっしゃいましたね!?」

マザーモノクマ「よくぞ聞いてくれました!ボクはすべてのモノクマの祖となる存在なのです!そしてマザーモノクマという特別な名前が与えられているのだー!」

百田「…ってことはやっぱり、テメーがスペアを作ってたんだな!?」

マザーモノクマ「うん、そうだよ!ほら、背後に素晴らしい機械が見えるでしょ?」

マザーモノクマ「これでモノクマの型を作って、ボクの思考をコピーするんだよ」

天海「…なんでそんなにあっさり情報を教えるんすか?」

マザーモノクマ「んー?あえて言うなら…盛り上げるため、かな

春川「…私達をここに連れてきた目的は?」

マザーモノクマ「最初に言ったでしょ?恋愛バラエティうんぬんだよ」

春川「それは変わらない…か。じゃあ誰が連れてきたわけ?」

マザーモノクマ「さぁねー!そもそもそんな人いるのかな~?」

春川「…ちっ」

王馬「その辺のことは意地でも教えないつもりみたいだね。じゃあ代わりに今夜起こったことについて聞かせてもらおうか」

王馬「じゃないと問答無用でぶっ壊すよ。…春川ちゃんが!」

春川「は?あんたの言うことなんて聞くわけないじゃん」

王馬「え!?そんな!前世で交わしたかもしれない血の契り的ななにかを忘れたっていうの!?」

百田「テメーも覚えてねーじゃねーか…っていうか、嘘だろーが」

王馬「嘘じゃないって!」

百田「いや嘘だろ!」

王馬「ホントだって!」

春川「そんなことしてる場合じゃないでしょ…」

マザーモノクマ「こらこら喧嘩しない、しない!」

マザーモノクマ「分かったよ、答えてあげる!」

最原「…ずいぶんあっさり答えるんだな?」

マザーモノクマ「まぁそれくらいなら別に問題ないしね!ノープロブレムなのだー!」

最原「…じゃあまず僕から聞こうか。大量のモノクマを製造して外に出るよう命令を下したのはお前か?」

マザーモノクマ「イエス!」

春川「じゃあそいつらを私達を襲わせたのもあんた?」

マザーモノクマ「Yes!」

百田「ちっ…!とんでもねーことしやがる…怪我人だって出たんだぞ!?」

百田「なんでこんなことしやがった!?」

マザーモノクマ「うぷぷ…盛り上げるために決まってんじゃーん!」

天海「……一体誰が盛り上げようとしてるんすか?俺としてはそこが一番気になるんすけどね」

マザーモノクマ「あのさぁ、ゆとり世代じゃないんだから自分で考えようよ」ヤレヤレ

王馬「分かった!じゃあ考えてみるね!うーん、誰だろうな~」

王馬「…あ、関係ないけどオレの部屋に来てぶっ壊されたことも覚えてんの?」

マザーモノクマ「あぁ、あれね。もちろん覚えているよ。うぷぷ、あのときは痛かったんだよ?」

マザーモノクマ「まぁ、大量に出産したときの痛みに比べれば、かわいいもんだったけどね!」

春川「大量に出産?…やっぱりモノクマの数は限られてたんだね」

マザーモノクマ「うん、まぁね。とりあえず20体くらいで産むのやめたんだ」

マザーモノクマ「子育ての費用もバカにならないし、大学までちゃんと行かせてあげたいからね」

春川「バカらしい…全部ぶっ壊したっていうのにさ」

王馬「……でもさ、いつものモノクマと今回の大量のモノクマってなんか、普段のモノクマと違う感じしたんだよね」

天海「違う…?」

王馬「なんていうか……そう、知能がない感じ?だって、がおーとかそんなことしか言ってなかったでしょ?」

最原「…確かにそうだね。攻撃に特化しただけのロボットって感じだった」

百田「オレらを見ただけで襲ってきやがったもんな…」

マザーモノクマ「うぷぷ…実は…」

マザーモノクマ「………」

春川「言いたいことあるならさっさと言いなよ」

マザーモノクマ「…うっうっ…実は…我が子にもっと強くなってほしかったんだ…!」

天海「強く…っすか?」

マザーモノクマ「…だって長男は王馬クンにあっさり壊されちゃったでしょ?」

マザーモノクマ「だからボクは…次に産まれてくる子達はもっと元気に育ってほしいと願ったんだよ」

春川「そんな前置きいらないよ、壊されたいの?」

マザーモノクマ「せっかちだなぁ……ボクはね、愛を込めたんだ、とびっきりの愛をね」

春川「……はぁ?」

百田「愛だと?わけわかんねーこと言ってんじゃねーよ」

王馬「っていうか、ロボに愛なんてあるわけないじゃん」

マザーモノクマ「むかー!あるに決まってるでしょ!ボクは愛を込めたの!」

最原「ロボットであるモノクマに愛なんてないだろうし…隠語?」

王馬「じゃあ適当に言っていこう!えーと、水!」

マザーモノクマ「ぶっぶー!」

天海「電気っすかね?」

マザーモノクマ「ぶっぶー!!」

王馬「ヒントちょーだい!」

最原「なんでクイズみたいになってるんだよ…」

マザーモノクマ「えーヒントー?いいよ!」

百田「あっさりヒント出すのかよ」

マザーモノクマ「キミ達、スマホ持ってる?…ほら、なんとかバスターとか入れてない?」

百田「…おい、まさかよ。コンピュータウイルス…なんてこたぁねーよな?」

マザーモノクマ「うぷぷ、正解!ピンポンピンポーン!」

王馬(ウイルス…?なんか聞き覚えがあるような…どこで聞いたんだっけ)

王馬(………!)

王馬(そうだ。入間ちゃんがキーボのことを話しているときに、言っていたんだ…!)


キーボ『なにかの…ウイ…ルスが…ボクの中に……』ガガガッ


王馬(もしかして…キーボも?)

春川「コンピュータウイルス、か…」

百田「…オレも感染したことあるぜ。オレんときはパソコンの画面がおかしくなっちまったんだよな」シミジミ

王馬「へー、なんで感染したの?」

百田「…あ?そ、そりゃまぁ……」

百田「…」

王馬「んーどうしたの?言えないの?」

百田「べ、別になんだっていいだろーが!オメーには関係ねーよ」

王馬「にしし!オレには分かるよー。エッチなサイト見たんでしょー!」

百田「!?」

春川「ッ!?」

最原「…………」

天海「……」

王馬「あらら図星だった?百田ちゃんってば見た目通りムッツリだなぁ」

百田「みみみっ、見てねーよ!オレがそんなの見るわけねーだろーが!」

春川「………………」ジロ

百田「ハルマキもそんな目で見んじゃねーよ!オレのこと疑ってんのか!?」

春川「………別に、あんただって男だもんね」プイッ

百田「思いっきり疑ってるじゃねーか………まぁいい。…よくねーけどな」

百田「で…マザーモノクマは今回大量に作ったモノクマ共にウイルスを感染させた…ってことでいいんだよな?」

春川「でも、そんなウイルスなんて本当にあるわけ?」

春川「そいつが嘘ついてる可能性だってあるよね?」

天海「その可能性はあるっすけど…エグイサルとかモノクマがいるくらいっすからそんなウイルスが作られてもおかしくないかもしれないっすよ?」

春川「まぁ……そうか。ここでは今までの常識が通用しない時もあるもんね」

王馬「ホント参っちゃうよね、ウイルスなんてさぁ」

王馬「オレ達は人間だったからいいけど…人間じゃなかったらどうなってたか分かったもんじゃないよ」

王馬「…ねーモノクマー?」

マザーモノクマ「……んー?どういうことかな?」

王馬「あはは、やだなー。しらばっくれないでよ、ロボットの癖に」

春川「あんた、さっきから何が言いたいの?」

王馬「あぁ、オレ思ったんだよねー。モノクマにウイルスが効くなら他にも効きそうなやつがいるんじゃないかってさ」

王馬「キーボとか……さ」

マザーモノクマ「……」

春川「もしかして…キーボがおかしくなったのは、こいつが原因なわけ?」

百田「おい、どうなんだモノクマ!」

王馬「沈黙は肯定とみなすよー?」

マザーモノクマ「……」

百田「…入間が調べたら、原因だって分かるかもしれないし、ここで黙ってても仕方ないと思うぞ?」

王馬「あはは、そうだね!入間ちゃんってほんっと便利だねー!」

最原「そういう言い方はどうかと思うけど……その通りだよ」

百田「…さっさと吐いちまった方が楽になるぜ?」

王馬「ロボットだから楽とか感じないだろうけどねー」

百田「だーっ!いちいちうっせーな、テメーはよ!」

春川「…壊されたくなかったら、答えなよ」スッ

マザーモノクマ「あーはいはい分かったよ。入間さんが調べるまでもないよ。だって同じウイルスが検出されるだろうしね」

天海「それはキミがキーボ君にウイルスを送り込んだ…ってことでいいんすね?」

マザーモノクマ「愛だって!…まぁキーボクンはボクの子供でもなんでもない赤の他ロボなんだけど、愛は平等だから…ね?」

天海「…」

百田「くそっ、ムカつくヤローだぜ…!」

天海「…………だけど、どうしてこんなに情報を…」ブツブツ

天海「…なんかきな臭いっすね」ブツブツ

王馬「……」

王馬(……他に聞き出す情報を…あ)

王馬(…そうだ。ちょっとモノクマのスペアでも作らせてみようかな、ホントかどうか分かんないし)

王馬「ねぇねぇ、モノクマ!試しにスペア1個作ってみてよ」

百田「なんで作らんすんだよ?また襲いかかってきたらどーすんだ?」

王馬「オレとしては、いろいろ確認したいんだよね。製造できるのかとかウイルスのこととかさ」

最原「そうだね…嘘を言ってる可能性もあるし一応、確認はしておきたいな」

マザーモノクマ「…」

最原「…作らないのか?」

マザーモノクマ「愛もないのに産めるわけないじゃない!」

王馬「は?ロボに愛とかあると思ってんの?いいから産めよ」

マザーモノクマ「…」

春川「さっさと産んでみなよ。すぐにぶっ壊すけどね」

マザーモノクマ「…」

天海「……産んでください」

マザーモノクマ「…」

最原「どうしたんだ?産めって言ってるんだ、聞こえないのか?」

マザーモノクマ「あぁんもう、しつこいなぁ!産んだ後の事とか考えてるの!?無責任に産めだなんて言わないでよっ!」

百田「いいから産めっつってんだろーが!」

マザーモノクマ「嫌でーす!」

春川「ちっ…」

最原「…………」フム

王馬(結局その後も何回も産むように言ったけど、マザーモノクマはモノクマを産まなかった…)



マザーモノクマ「そんなに産ませたいの……?でも、あなたたちには屈しないわ!」ゼーゼー

王馬「はぁ、ダメみたいだね。諦めようか」

最原「…えっと他に聞くことはあるかな?」

春川「…あるけど、どうせこいつが答えないことだろうから私はもういいよ」ハァ

天海「俺としても聞きたいことはあるっすけど…才能のこととか。ま、どうせ答えないでしょうね」

百田「おいオメーら――-」

王馬「みんなそんなに簡単に諦めたらダメだよ!」

百田「!?」

王馬「せっかくここまで来たんだからもう少し頑張ろうよ!」

春川「…悪いけどあんたに励ましの言葉を言われても、嘘臭くにしか感じないよ」

王馬「あはは、ひどいなー。オレだって傷付くときくらいあるんだからね?」

春川「……」

百田「…だが、そいつの言う通りだ。せっかくこいつを追い詰めたんだから聞けることは徹底的に聞かねーとな」

最原「…そうだね。僕達にできることをやろう」

春川「……ん」コクン

王馬「あーあ、みんな百田ちゃんの言うことには聞くんだね。全く、オレも嫌われたもんだよ」

天海「なんだかんだ、そんなことはないと思うっすよ」

王馬「うーん…天海ちゃんに言われてもなんか嬉しくないなぁ…」

天海「なんで……」ガーン

王馬「いやなんかもう、いろいろと?…いや、そんなことより」

王馬「モノクマ!他の質問にも答えてくれない?」

マザーモノクマ「…えー?」

王馬「…オレらのおかげで今日すっごい盛り上がったでしょ?ちょっとはサービスしてくれてもいいんじゃないのー?」

百田「このままじゃフェアじゃねーだろ。勝手に襲ってきたりしてよ」

マザーモノクマ「んー……」

最原「王馬くんがモノクマを壊してエグイサルが襲いかかってきことをぬきにしても、大量のモノクマを僕達に襲わせたことは納得がいかないぞ」

マザーモノクマ「うーーーーーん……」

天海「そんなことした理由が”盛り上げたいから”って主張したいなら、俺達は別にそれでもいいんすよ?」

春川「だけどそれに釣り合うくらいの情報はくれたっていいんじゃない?確かにあんたの製造の仕方とかは分かったけどさ…これだけじゃ、まだ足りないよ」

王馬「こっちは怪我人出てるし、キーボだって直るか分かんないくらいの被害は出てるんだよ?」

マザーモノクマ「…ん”ん”~~」

王馬「それにさ…情報を提供して、またオレ達が動く方が喜ぶんじゃないの?…視聴者とやらはさ」

マザーモノクマ「……」

マザーモノクマ「はぁ、なんでこんなときだけ息がぴったりなんだか……ま、いっか」

マザーモノクマ「はいはい分かったよ。教えられることは教えてあげる」

王馬「わーいありがと!」

マザーモノクマ「これで盛り上がるっていうならね。それに生徒の情熱に答えてあげるのが先生の役割だしさ」

天海「……ホントっすかね?」ボソ

マザーモノクマ「ん?天海クン、なんか言った?」

天海「や、別に何も言ってねーっすよ」

王馬「じゃあ早速聞くけど、ここって出口どこにあるの?ああ、この部屋からじゃなくてこの学園からってことね」

マザーモノクマ「ざーんねん!そんなの教えられるわけないじゃん!」

春川「さすがに答えないか…」

マザーモノクマ「答えは与えないよ。でもヒントはもう与えてあるでしょ?」

王馬「ヒント…もしかして、あのスイッチのこと?」

マザーモノクマ「そうそう、それ。オマエラああいうの好きでしょ?先生に質問するだけじゃなくて自分でも考えてみなよ」

王馬「うん分かったよ!」

王馬(まぁスイッチの解析は全部入間ちゃんにやらせてるけどね!)

最原「…僕もお前に聞きたいことがある。お前が答えるかどうかは分からないけどな…」

マザーモノクマ「うんうん。何かな?とりあえずレッツ質問!カモン!」

最原「………」

最原「首謀者は…いるのか?」

マザーモノクマ「首謀…者?うーん、コロシアイでもないのにそんなの探して意味があるの?」

天海「意味ならあるっすよ。だってそいつがキミを介してモノクマで俺達を襲わせた可能性が高いんすから」

天海「今までの質問だって全部キミがやったって言ってたっすけど、キミだってロボットなんすから、その裏にはキミに指示を与えた必ず首謀者がいるはずっす」

天海「まさか全部自分で考えて行動…なんて言わないっすよね」

王馬「そいつがキーボみたいに高性能なロボットならその可能性もあるかもしれないけど……ま、首謀者はいるだろうね」

マザーモノクマ「…………」

マザーモノクマ「…ま、いっか。最後だし?こっちもこき使われてちょっとイライラしてたし?ヒントくらいならあげるよ」

百田「また盛り上げるため…ってやつか?はん、皮肉なもんだな。オレらがやることなすこと全部テメーにとっちゃあ好都合ってわけだ」

マザーモノクマ「うぷぷ…まぁいいじゃん、いいじゃん。ウィンウィンな関係ってやつだよ、よく聞くでしょ?」

百田「ちっ…どこがだよ」

マザーモノクマ「うぷぷ…!オマエラが探している人物はー…」

最原「…」ゴクリ

マザーモノクマ「頻繁にこの部屋を訪れているよ!」

今日はここまでにします

この辺のくだりでは、マザーモノクマとか隠し部屋等、細かいところを作者が完全に把握しきれていない場合があります……すいません
なるべくそうならないように、チェックしたいと思います。くますみー

最原「!」

春川「頻繁に…?ってことはやっぱり首謀者はいるんだ。それが聞けただけで十分だよ」

春川「そいつをどうにかすればこんなふざけたところでの生活も終わるんでしょ?」ギロ

マザーモノクマ「やーん!そんなに睨まないでよー」

最原「………」

最原「頻繁に…ってことはずっとここにいるわけじゃないんだな?」

マザーモノクマ「うぷぷ……まぁ言葉通りに受け取ってよ」

王馬(頻繁…)

王馬「……。…ねぇ、先生!もう1個質問するよ」

王馬「…さっきの話をちょいと蒸し返すようになって悪いんだけど、出口の場所は教えなくていいから、出口がひとつかどうかだけ教えてくれない?」

マザーモノクマ「えーそれはちょっとなぁ…」

王馬「残念だなぁ。二度と産めない体になっちゃうね…」スッ

マザーモノクマ「止めて!お腹の子には手を出さないで!」

王馬「じゃあ答えてくれるんだね?」

マザーモノクマ「…………」

最原(モノクマがロボットだから大丈夫だけど言葉だけ聞くと完全にアウトだな…)

マザーモノクマ「あぁんもう…特別だよ?」

マザーモノクマ「出口はひとつ…だよ」

王馬「…にしし、ありがと」

百田「つーことは…出口はあるってことだな!」

百田「もうこいつが、オレらの卒業を許すのを待たなくていいってことだなっ!!」

百田「…ぜってー見つけてやる!んで、こんなところからはおさらばだ!」

春川「…………………」

春川「うん…そうだね」

王馬「ま、オレが聞いたのはそれを確かめるだけじゃないけどね」

春川「…どういうこと?」

天海「……」

最原「入間さんが今、スイッチの解析中なんだよね?出口の場所とその出現方法によっては首謀者の手がかりになるかもしれないんだ」

百田「それがどうしたんだ?」

最原「…ごめん、今はまだ推測だから話せない。…僕の予想が当たらないことを願っているけど」

王馬「…ま、覚悟はしといた方がいいかもねー」

百田「…?」

百田「ま、とりあえず聞ける情報は聞けたな」

春川「逆にペラペラ話しすぎて気味が悪いくらいだよ」

天海「…そうっすね。そこんとこもちょっと気になるっすけど…どうせ盛り上げるの一点張りでしょうね」

王馬「……」

王馬「あ、モノクマさぁ」

マザーモノクマ「なに?」

王馬「オレが首謀者なのになんでモノクマ産んでくれなかったの?」

春川「え?」

百田「…はっ!?」

マザーモノクマ「…は?なに言ってるの?」

王馬「だーかーらー!首謀者はオレなのに!どうしてモノクマを1体も産んでくれないのさ!」プンスコ

百田「ちょ、ちょっと待て!テメーが首謀者ってどういうことだ!?」

王馬「どうしたもこうしたもないよ。オレが大量のモノクマをけしかけてキミらを襲わせたってことだよ」

百田「なにバカなこと言ってんだ!こんなときまで嘘つくんじゃねーよ!」

王馬「オレが嘘つくわけないでしょ!キミはオレの何を見てたっていうの!?」

春川「あんたが嘘つきってところなら散々見てきたけど?」ギロ

マザーモノクマ「第一、キミにモノクマを産めるわけないじゃない!」

マザーモノクマ「だってボクには声紋認証が組み込まれていて、本人の声でしか産めないんだから!」

王馬「へーそうなんだ!それは知らなかったなー」キラキラ

マザーモノクマ「え?…はっ、言ってしまった!!」

百田「…はぁっ!?」

最原「キミが首謀者っていうのはやっぱり嘘なんだね」
王馬「うん、そうだよ!モノクマがオレの部屋に来たときに…」

モノクマ《うぷぷ…ボクはあいつさえいれば、あいつが言えば、何度でも復活できるんだよー!』ミシ…

王馬「って言ってたからちょっと嘘ついてみたんだ!そしたらまんまと喋ってくれたね!」

王馬「…ま、わざと話に乗って、うっかり喋ったのかもしれないけどさー。ねーモノクマー?」

天海「…そうかもしれませんね」

マザーモノクマ「うぷぷ…いやぁ参った参った…」

マザーモノクマ「まぁ聞いてくれたら答えたんだけどね?」

王馬「えーじゃあ余計な芝居しちゃったなー」

王馬「ま、いいや!というわけで、百田ちゃん、見事騙されてくれてありがとう!」ニコニコ

百田「ふざけんな!テメー、ついていい嘘と悪い嘘があるぞ!」

王馬「ごめんって!」

春川「……」ベシッ

王馬「…~っ!!痛いよ、春川ちゃん…」

春川「…ふん」

王馬「……でもこれで確実な証拠を掴むことができるようになったね!」

王馬「こいつは首謀者の声じゃないとモノクマを産めない。ってことは、首謀者を特定する材料になるわけだ」

春川「…そういえば、さっき私達全員こいつに産めって言ったよね?」

最原「ってことは、この5人の中に首謀者はいないんだね」ホッ

百田「ん?なんでオレらの中に首謀者がいるって考えてんだ?首謀者はどっかに隠れている第三者だろ?」

王馬「全くおめでたい頭だねー。まぁ別にいいけどさ」

百田「何が言いてーんだよ…」

天海「俺達の中に…16人の中に、首謀者がいるかもしれないってことっすよ」

百田「…は?」

春川「私達の中に…?なんでそうなるわけ?」

王馬「さっきマザーモノクマが言ってたでしょ。首謀者は”頻繁に”この部屋を訪れているって」

最原「つまり…ずっとこの部屋にいるってわけじゃないんだ。だったらなぜ首謀者はずっとこの部屋にいないんだろう」

百田「それは…定期的に出口を通して外に出ているからじゃねーか?」

最原「それだと僕たちに見つかってしまう可能性もあるよね。この部屋にいる方がずっと安全だよ」

春川「人目につきにくい夜に活動している可能性は?」

王馬「わりと夜ふらふら動いてるやつもいるし、そもそも隠し部屋の外に出ること自体がリスクの高いことだよね?」

百田「出口がここにあるかもしれねーじゃねーか」

天海「確かにそうっすね。入間さんがスイッチの解析を終わらせたらハッキリするっす」

百田「だったらオレ達の中に首謀者なんて……!」

天海「でも、もっとハッキリさせる方法があるっす」

百田「…?なんだよ、その方法って」

天海「みんなに、マザーモノクマに産めって言ってもらうんすよ」

百田「…首謀者だったら、モノクマを産むってか?」

百田「……仲間を疑えって言うのかよ…!オレは、オレ達の中に首謀者がいるなんて信じねーぞ!」

最原「………」

王馬「でもさー首謀者がオレ達の中にいたまま外に出るのは危険でしょ?だったらハッキリさせた方がみんなのためだよ」

百田「だがっ…!!」

王馬「ところでさー、百田ちゃんは首謀者のことをどう思う?」

百田「どうって…そりゃムカついてるぜ。閉じ込めやがったりモノクマでオレらを殺そうとしやがったりしたしな」

王馬「やっぱり百田ちゃんもオレと同じ気持ちなんだね!嬉しいな~実は、オレもこんなことした首謀者がムカつくんだよねー!」

百田「だからどうしたってんだよ…」

王馬「にししし………」

春川「…なんで笑ってるわけ?」

王馬「いや、なんとなく?なんかオレがすっかり悪者みたいな感じになってきたからおかしくってさ。ホントに悪いのは首謀者なのにね?」

最原「……」

王馬「……キーボのことは話したよね?」

百田「ウイルスに感染してテメーらを襲ったんだろ?」

王馬「あとは?」

百田「あとは…データを消されちまったって…言ってたな」

王馬「キーボがそんな風になったのは首謀者のせいだとしたら?ウイルスに感染するのはロボットだから仕方ないとしてデータまで消す必要なんてないよね?」

王馬「それなのにキーボのデータは消された。これって殺されたようなもんだよね」

王馬「キーボ自体は直っても、オレ達との記録はもう戻らないかもしれないんだからさー」

百田「…ッ」

王馬「それにモノクマのことだってそうだよ。たまたま無事だっただけでもしかしたら誰か殺されていた可能性だってある」

王馬「ねぇ……百田ちゃん。それでもキミは首謀者を許せるの?もし首謀者が見つかったらどうするの?」

百田「……」

百田「…………」

王馬「答えてよ、百田ちゃん。オレはキミの答えが聞いてみたいなー」

春川「答える必要なんてない」

王馬「あ、部外者は黙っててくれる?今オレはキミとじゃなくて百田ちゃんと話してるんだ。それに首謀者の処遇を決めるのも大事でしょ?」

春川「……ッ!」ブチッ

天海「春川さん、落ち着くっす…」

王馬「百田ちゃん、返答はまだー?」

百田「…」

王馬「あらら、まだ考え中みたいだね。じゃあ他の人に聞いとこうかな、はい最原ちゃん!」

最原「僕…?僕は……第三者だったら許せない…けど」

最原「僕達16人の中にいるとしたら………まだちょっと分からないよ…」

最原(僕は本当に…真実を暴いていいんだろうか……そのせいで、また誰かが…)

最原「………」

王馬「自分で首謀者の話題をモノクマに振っておきながらそんな答え?ま、いっか次、春川ちゃん!」

春川「答える義理なんてない」

王馬「ひどいな~首謀者を半殺しにする、くらい言ってくれると思ったのに。んじゃ次天海ちゃん」

天海「首謀者が見つかったらどうするか…っすか。俺だけじゃ決められねーっすね。みんなで意見を出し合って決めるっす」

王馬「へー思ったより平和主義なんだね、天海ちゃんは!」

天海「思ったよりは余計っす」

王馬「……で、百田ちゃんは答え出た?」

百田「ああ。待たせてわりーな」

王馬「にしし、じゃ聞かせてもらおうか」

百田「オレ達の…16人の中に、首謀者なんているわけねー」

王馬「え?まだ言うんだー。まぁその可能性だって一応あるんだけどさー?」

百田「オメーがどう言おうと、オレはそう信じてる。…オメーらも、外にいるあいつらも信じてるぜ」

最原「百田くん……」

王馬「ふーん。でもさ、そうやって信じてて裏切られたらどうすんの?」

百田「そんときは……信じたオレが悪かったと思えばいい」

王馬「んでんで?そのあとどうすんの?泣き寝入りでもすんの?」

百田「……」

春川「あんたいい加減に…!」バッ

百田「大丈夫だ、ハルマキ」

春川「……!」

百田「オレが泣き寝入りなんてするわけねーだろ?」

百田「…もし、もしもだ。オレ達の中に首謀者がいたとしたら…」

百田「…オレが、オレがそいつを一発殴って目ぇ覚まさせてやる!」

王馬「……………」

王馬「……は?」

百田「目ぇ覚まさせて!反省させてやるッ!!」

王馬「……」

王馬「…………」

百田「なんか言ったらどうだ」

王馬「なんか」

百田「そういう意味じゃねーよ!」

王馬「にしし!嘘だって!たうんうん!やっぱキミはつまらなくないよ!」

百田「はっ、テメーに褒められても嬉しくもなんともねーな」

王馬「あはは、ひどいなー」

最原「…話は終わったかな?」

王馬「ん?ま、一応ね」

最原「だったらそろそろ部屋の中を調べない?」

王馬「………」

百田「そういやそーだな…マザーモノクマの話を聞いただけで終わりじゃなかったな」

天海「…春川さんなんてもうその辺あさり始めたっすよ」

王馬「え?」

春川「…」ゴソゴソ

王馬「あらら…じゃあオレも負けないように調べないとねー!よーし負けないぞー!!」フンス

百田「オレも調べるか…っと王馬。テメーよー…」

王馬「…なに?」

百田「オメーって…ホントピュアなやつだな!もうちっと素直になったらどうだ?…なんてな!」スタスタ

王馬「は?オレがピュア?何言って……」

王馬「…言いたいことだけ言ってさっさと行っちゃったよ。オレがピュアなんてありえないよねー最原ちゃん?」ハァ

最原「さぁ…案外当たっているかもしれないよ?」スタスタ

王馬「最原ちゃんならまともなこと言ってくれるかと思ったのに、何言ってるわけー?」ヤレヤレ

天海「はは…じゃあそろそろ真面目に調べましょうか」

王馬「はぁ…そーだね」

王馬(こうしてオレ達は隠し部屋の中を調べ始めた)

天海「俺は通路の方を確認してくるっす。位置とか確認したいんで」スタスタ

百田「あ、おい!…ったく一人で行きやがって」

最原「まぁ一本道だし大丈夫だと思うよ」

王馬(天海ちゃんは通路を調べに行ったみたいだ…とりあえず先に調べ始めていた春川ちゃんに話を聞いてみるか)スタスタ

春川「ん?…王馬か。やっと話終わったんだね」

春川「……」ジッ

王馬「やだな、いくらオレの顔がかわいいからってそんなに見つめられると照れるよ」

春川「やっぱあんたってクソヤローだね」

王馬「クソヤローって…ひどくない?」

春川「だってそうでしょ」

王馬(クソヤローとかピュアとか…なんか散々だな、オレの評価。ま、しかたないか)

王馬「…それより何か見つけた?」

春川「ゴミ箱調べようと思ってさ、なんか入ってるかもしれないし」ゴソゴソ

春川「よし、ゴミ袋取り出せた。…けっこう重いな」

王馬「うわ、すっげー溜まってるじゃん…」

最原「どうしたの?…ゴミ袋?」

春川「ああ、最原か。あんたゴミ漁るの得意でしょ、手伝ってよ」

最原「な、なんで得意ってことになってるんだよ……いくら探偵だからってそんなことは」

王馬「生ゴミを漁ろうか」

最原「…!!」ギクゥッ

王馬「一緒に調べよっか?」ニコニコ

最原「…うん」

春川「とりあえずどっかにゴミ出そうか」

王馬「…そうだね。あ、じゃあそこの机に出そうよ」

春川「うん」

春川(春川ちゃん、最原ちゃんと一緒に机の上にゴミを出した」

最原「…なんだこれ?」

春川「…意味分かんない」ハァ

王馬(机の上に出されたゴミは…)

王馬(ほぼ全てが、白い紙をグシャグシャと丸めたもので…野球ボールを一回り大きくしたくらいの大きさだね。2、30個くらいはあるな)

王馬(そして他のゴミはというと…)

最原「ロボビタンC?」

王馬(有名な栄養ドリンクの空ビンが20本だった)

王馬(…ゴミはそれだけだった)

最原「……」ガサガサ

王馬(突然最原ちゃんはグシャグシャ丸められた白い紙のゴミを手に取ると、それを開き始めた)

春川「…なにしてるの?」

最原「いや、もしかしたらこの紙に何か書かれていないかな…って」ガシャガシャ

王馬「なるほど。木の葉を隠すなら森の中ってことだね!」

最原「それはなんか違うと思う……なんにも書いてないな」ガシャ…

春川「ふーん…じゃあ地道にやっていくか」

王馬「面白そうだからオレも手伝うよ」

王馬(数はそれほど多くないから数分でその作業は終わった)

春川「…で、成果なしと」

最原「あはは…ごめんね。どうやら予想は外れちゃったみたいだ」

王馬「………」

王馬(ホントに何もないのかな?)

王馬(そう思ってゴミ箱をよく観察してみた)

王馬(ゴミ箱はゴミを入れる部分と…さっき春川ちゃんがゴミ袋を取り出すために外した、上の蓋の部分とに分けられている)

王馬(蓋か…)

王馬(何気なく蓋をもちあげて裏の部分を見てみると)ヒョイ

王馬「…!」

王馬「最原ちゃん、春川ちゃんこれ見て!」

最原「え?……裏にビニール袋が貼り付けられてる…?」

春川「…これが本当に隠したかった物なの?」

王馬「さぁ…フェイクのフェイクかもね」ベリベリ

王馬「えーっと中身はーっと……あらら」ゴソゴソ

春川「…またグシャグシャになった紙じゃん。今度はさっきより少ないけど」

王馬「…はー残念!全部開いてもなんにもなし、と!」ポイー

最原「…僕たちをおちょくってるのか…?」

王馬「本当に隠したい物はどこか別の場所にあるのかもねー」

最原「そもそも隠したい物なんてあるのかとすら思ってきたよ……」

春川「そうだね…」

王馬(その後もゴミ箱をくわしく調べたり、紙に何か書かれたりなんだりしてないか調べたが成果は得られなかった)

王馬(いつまでもゴミ箱を調べているわけにもいかないな……)

最原「そろそろ他のところも調べようか?」

春川「…そうだね。いつまでもゴミ箱なんか調べてるわけにはいかないし」

百田「よぉ、そっちは随分熱心に調べてたみたいだが、なんか見つかったか?」スタスタ

王馬「残念だけど、文字通りゴミしか見つからなかったよ」ヤレヤレ

最原「ごめんね…」

百田「気にすんなって!そんなこともあるだろ」

王馬(他のところをもう一度調べるのも面倒だし百田ちゃんに話を聞くか)

王馬「百田ちゃんは何か見つけたの?」

百田「見つけたっちゃ見つけたが…これなんだけどよ」

春川「これって粘着テープクリーナー?」

王馬「コロコロだね」

春川「…どっちもいいじゃん」

百田「ああ…だが残りがほとんどねーんだよな。こんなんじゃ掃除してもすぐなくなっちまうぜ」

王馬「へー。じゃあもう捨てちゃおうよ」

百田「いや、まだ使えるだろ」

最原「………」

最原「…」バッ

春川「最原…あんたいきなりどうしたの?」

王馬(突然最原ちゃんが床を調べ始めた……)

王馬「なに?埃でも探してるの?最原ちゃんの大好物だもんね、埃」

最原「そんなわけないだろ………うーん、ないな」

王馬「埃が?今度、東条ちゃんに頼んで集めてもらっとくよ」

最原「余計なことしなくていいよ…じゃなくて、埃もだけど……髪の毛がないんだよ」

春川「髪の毛?」

百田「この粘着テープクリーナーで髪の毛やゴミを取ったかもしれねーてことか?」

最原「掃除機を使った可能性もあるけど…なんか引っ掛かってさ。一応調べようと思って」ゴソゴソ

春川「…私も手伝うよ」ゴソゴソ

最原「ありがとう、春川さん」

王馬「んじゃ、オレは他んとこ――」ガシッ

百田「オメーも手伝え」ニカッ

王馬「………えー」

王馬(オレも手伝うことになった…全く……服が汚れたじゃんか…嘘だけど)

最原「うーん…僕達の靴に付いていたと考えられる砂粒しか見つからないな…」

王馬「っていうかそもそも首謀者が目出し帽を被ってたり、ハゲだったりロボットだったりしたら髪の毛落ちないかもよ?」

最原「そうだね…うーん、粘着テープが見つかれば確実なんだけどな…」

王馬「そう簡単にはいかないよねー、あー疲れちゃった。ちょっと休憩ー」ボフッ

春川「……百田は私達がゴミ箱を調べている間に隅々まで探したんでしょ?粘着テープのゴミはなかったんだよね?」

百田「ああ、だが見つけられたのは粘着テープクリーナーだけだ」

春川「だったら首謀者が私達の行けないところに捨てたのかもね…」

最原「まだ探していないところか……ん?」キョロキョロ

王馬「はー、ねっむ……今何時なんだろ…」ゴロゴロ

最原「…ソファ」ボソ

王馬「…ん?」

春川「え?」

最原「ソファの中に、ないかな」

百田「おいおいさすがにそれは…」

最原「…昔、推理小説で読んだんだ」

最原「詳細は省くけど、探偵も女の子が座っていた椅子の中に犯人が潜んでいた…って。粘着テープは人間の体よりも何倍も小さい。隠すのは簡単なはず…だよ」

百田「…マジか。まぁ調べないよりは調べた方がいいか…」

王馬「そーだね。じゃあ早速破こうか、春川ちゃんよろしく~」グッ

春川「あんたに指図されるとムカつくけど……分かったよ」ビリ

王馬「ちょ、オレまだ座ってるんですけど!」ピョン

春川「…スポンジ、すごく出てくるんだけど」モフモフ

百田「ここまでくりゃ、あとは掻き出すだけだ!」ザクサク

王馬「スポンジまみれじゃん!」

最原「あ…空洞がある!…何かあるな」

王馬「……袋だ。中身は…」ガサゴソ

王馬「…?……破片?」

最原「破片?…粘着テープじゃないのか…」ガッカリ

王馬「あ、これよく見たらPSVitaの破片だ!間違いないよ!オレは筋金入りのゲーマーだからね、嘘だけど!」

百田「はぁ?嘘くせーな…」

王馬「あ、PSVitaの破片ってのはホントだよ。一応使ったことあるし」

百田「そうかよ。だが、なんでまたPSVitaなんかの破片がこんなかに……この小さい破片はなんだ?チップみてーだが」ゴソゴソ

王馬「あー…何かのゲームソフトだね。これも粉砕されて何のソフトかは分かんないけどさ」

王馬「…あーあ、遊べると思ったのになー。ガッカリだよ」

春川「遊んでる場合じゃないでしょ」ゴソゴソ

春川「…あ、こっちにもまだ袋あるじゃん。もっと探しなよ、そんなゲームなんか見てる暇あったらさ」ゴソゴソ

天海「おーい、そっちはどうっすか?」タッタッタ

最原「あっ天海くん!実はかくかくしかじかなんだよ」

王馬「かくかくしかじかって便利だな~」

天海「そうなんすか…すみませんがこっちは成果なしっす…」

春川「まぁこっちもこれしか成果ないし……っていうかこれも成果と言えるかどうか分かんないよ。ゲームの破片だけだしさ」

春川「それにこっちは…ほら見てみなよ。もう一個の袋の中にあったもの……意味不明なんだけど」

王馬「なになに?」

天海「また粉々になった何かっすね…」

春川「これは無事だけどね」スッ

百田「これは…ポータブルブルーレイDVDプレーヤー…か?」

春川「これで再生して、見てたってとこかな。肝心の中身は分かんないけどね」

天海「じゃあ、粉々になっていたのはDVDかもしれないっすね」

最原「だけど、これ以上は何も見つけられそうにないな…スポンジ全部出したけど何もないし」

王馬「はーあ、こっちのソファは、はずれだね」

天海「もうひとつのソファも調べるっすかね…」

ビリッ!ビリブチッ!!

王馬「あ、奥にまたビニール袋があるよ。うーん届かないな…」グググ…

百田「ったく、どこから入れてんだか…」

最原「背もたれと座る部分の境目の隙間からじゃないかな…あの隙間けっこう手とか入るし」

王馬「オレもそう思うなー…あとちょっと…」グググ…

春川「ふーん…ソファってどういう構造してるわけ?」

王馬「構造は知らないけど…オレ、小さい頃によくソファの隙間から色ペンとかを入れてたんだよね~」グググ

百田「テメーはなにしてんだよ…」

天海「無邪気っすね~」ニコニコ

最原「え…そう?普通に迷惑じゃない?」

春川「だからなに?小さい頃からクソヤローだったってだけの話じゃん」

王馬「……。んで、そのソファを動かしたら、なんか中からガラガラ聞こえた時があったから…」グググ

王馬「このビニール袋をこの中に入れた奴も、同じようにしたんじゃないのって話をしたかっただけだよ!それだけ!」グググ

春川「へぇそう。それよりビニール袋はまだとれないの?」

王馬「いくらなんでも冷たすぎでしょ…ま、キミにどう思われようがどうでもいいけどさ……っと、やっと取れたよ」

王馬「んーと、中身は……」

王馬「…おーっと、粘着テープだよ!」

百田「粘着テープクリーナーのか!?」

王馬「うん、さすがに嘘つかないよ。あ、くっついてるんだけどめんどくさいから百田ちゃん剥がしてね。オレはビニール袋取るのに疲れたからさ」ヒョイ

百田「なんでオレなんだよ!…くそ、引っ付いて剥がしにくいな…」グイグイ

王馬「力仕事は脳筋の百田ちゃんか春川ちゃんがピッタリでしょ?」

春川「………」

王馬「あはは、睨まないでよー。忘れかけてたけど、オレも一応怪我人だからね。あー痛いなー」

春川「…」イラァ

天海「殺意が隠しきれてないっすよ」ドウドウ

百田「くそっ、あとちょ…っと!」ベリィッ!

百田「うっしゃ剥がれた!……」

百田「…………ッ!?」

王馬「見せて見せてー……へぇ、これは……」

王馬(みんなの視線が百田ちゃんの手の中にある粘着テープに集まった)

春川「………え?これ…って」

王馬(そして時が止まった……ような気がする)

最原「…そんな………」

王馬(みんな瞬時にこの粘着テープにくっついている、”あるもの”が持つ意味の重大さに気付いたのだろう)

天海「……………」

王馬(それについて指摘するのが躊躇われたのか知らないけど、みんな黙っていた。真実を知るのが怖かったのかな?)

マザーモノクマ「うぷぷぷぷ…」

王馬(オレが話を切り出してもよかったんだけど、なんとなくオレが非難の的になりそうだったので黙っていた)

王馬(…そしてそんな感じで、しばらくたった頃。ようやく……)

百田「………髪の毛…だ、髪の毛が……くっついてる」ポツリ

王馬(百田ちゃんが呆然と呟いた)

最原「……」

王馬(そう、この粘着テープには髪の毛が数本付着していた。長さはうねったり、曲がったりしてるから分かりづらいけど、かなり長いだろう……そして、色もハッキリ分かる)

春川「……」

王馬(該当する人物は一人だけ)

王馬(ま、何はともあれ百田ちゃんがボソッと呟いてくれたので、オレもそれに乗っかることにしよう)

王馬(いつまでも、このまま現実から目をそらしても仕方ないもんね!)

王馬「うん……かなり長いねー、しかも髪の毛の色までハッキリ分かるよ。えーとこの長さで、この色は……」

王馬「うーん…誰だったっけな~?なーんか見覚えあるな~?」

最原「……ッ」

王馬「えーと、首謀者はオレ達16人の中にいる可能性が高いんだよね。んでこんな髪の毛をしてるのは~…」

王馬「あー!思い出した!…一致するのはひとりだけだね。そして、オレ達の知っている人物だ」

百田「……嘘、だろ…?」

王馬「みんなもホントは気付いてるんでしょ?黙ってるだけでしょ?それとも心に嘘ついてるのかな?」

春川「……」

王馬「ねぇ…嘘は嫌いなんでしょ。だったらさ…さっさとこの現実を受け入れようよ」

天海「………首謀者は…」

天海「首謀者は……白銀さん……?」

春川「待って」

王馬「ん?」

春川「…嘘の、可能性はないの?」

王馬(静まり返った隠し部屋で春川ちゃんが不意に呟いた)

春川「誰かが……白銀の髪の毛を採取してここに隠したって可能性だってあるよね?」

王馬「へー珍しいね、あの春川ちゃんが擁護するなんて。情でも沸いちゃった?」

春川「あんたは黙ってて…!」

百田「そ、そうだ!白銀が首謀者なわけねーだろ!な、終一!?」

最原「白銀さんは女子だ。女子トイレからここに訪れるのは難しいことじゃないよ」

百田「だからって、まだ白銀が首謀者って決まったわけじゃねーだろ!?」

百田「ハルマキも言っただろ!これが嘘の証拠かもしれねーって!」

最原「……そ、それは…」

最原「……」

王馬「あのさー!」

百田「…なんだよっ!?」

王馬「議論はあとでしようよ?」

百田「……はぁっ!?」

天海「…………そう、っすね」

天海「さっきも同じようなことを言ったと思うっすけど、ここで議論しても答えは出ないと思うっす」

百田「……くそ」

天海「…それより確実な証拠を取ればいい。それだけの話ですよね?」

最原「…マザーモノクマの、声紋認証システムだね…」

王馬「白銀ちゃんが首謀者なのか」

王馬「それとも他の誰かが首謀者なのか」

王馬「はたまた第三者が首謀者なのか……が分かるんだね!」

王馬「そしてそれは確実な証拠となって首謀者を追い詰めることになるんだよ…」ニヤ

王馬「ま、今んとこ一番怪しいのは白銀ちゃんだけどねー」

百田「くそッ…!」

百田「……だが。オレは……オレは信じるぞ、最後までな…」

王馬(………)



百田『オメーがどう言おうと、オレはそう信じてる。…オメーらも、あいつらも信じてるぜ』

最原『百田くん……』

王馬『ふーん。でもさ、そうやって信じてて裏切られたらどうすんの?』

百田『そんときは……信じたオレが悪かったと思えばいい』



百田『…もし、もしもだ。オレ達の中に首謀者がいたとしたら…』

百田『…オレが、オレがそいつを一発殴って目ぇ覚まさせてやる!』



王馬(なんて言ってたけど、キミはその場面に直面したらどうするんだろうね?)

王馬(キミがどんな風に行動するのか楽しみにしてるよ、百田ちゃん)

王馬「にしし…」

百田「なに笑ってんだよ」

王馬「にしし…いや、別に?うん、好きにすればいいよ!」

百田「…ああ。好きにするぜ」

天海「じゃあ…一旦この話は置いておきましょう」

王馬(その言葉にみんなが頷いた)

今日はここまでにします。くますみー



星(ノンアルコールであるはずの不死の酒フリーで酔った赤松、東条、
夜長)

星(俺と茶柱はなんとかそいつらを鎮めていようとしていた…)

星(ちなみに途中でゴン太が騒動を聞き付けて寄宿舎の中に戻ってきたが…)

ゴン太「な、なんだか騒がしいけど大丈夫…?」ガチャ

星「ゴ、ゴン太…」

東条「……」ズーン

ゴン太「東条さん大丈夫!?お腹痛いの!?」

東条「メイドの身なのに酔ってしまうなんて………私はメイド失格ね」ズーン

ゴン太「そんなことないよ!東条さんは立派なメイドさんだよ!」アタフタ

東条「これ…ノンアルコールなのに…?」ズーン

ゴン太「え、えっと…」

星「…そっとしておいてやろう」ポン

ゴン太「う、うん…」

赤松「茶柱さん、スカートめくらせて?」キリッ

ゴン太「!?」

茶柱「真顔で言っても駄目です」

アンジー「転子~……アンジーとドロドロに溶けちゃおう?」サワサワ

ゴン太「!?!?」目隠し

星「ゴン太…わりぃが外出といてくれないか?」

ゴン太「う、うん…」タッタッター

星(…ゴン太の目には毒かもしれないので外に避難させた)

茶柱「嫌ですよ!というかなんで急に転子にアプローチするようになったんですか!!」

アンジー「ん~…目が合ったから?」

茶柱「そんな理由ですか!?」ゴーン

茶柱「と、とにかく!赤松さんもアンジーさんも寝てください!」グイグイ

赤松「分かったよ~…今度スカートめくらせてね?」スタスタ

茶柱「嫌です」

アンジー「んぅ~…」スタスタ

茶柱「…あの、ふたりともスタスタ歩いてますけど本当に酔ってるんですよね…?」ジトー

赤松「…」ガチャ

アンジー「…」スタスタ スゥー…

茶柱「いやいやいやいや」ガシッ

赤松「…ん?なに?」

茶柱「なに?じゃありませんよ!アンジーさんが赤松さんの部屋に、思いっきり入ろうとしてますけど!?気づいていますか!?」

アンジー「気のせいだって神さまが言ってるよー?」

赤松「……らしいよ?」ポケー

茶柱「あ、眠たくて気付いてないんですね。とりあえず、赤松さんは寝ましょうね、はい、おやすみなさーい…」グイグイ

赤松「ん、おやすみ~…」ガチャバタン

バターンッ!! ウッ…

茶柱「……………」

星(赤松のやつ…部屋に入って即、ぶっ倒れたのか…?鼻とか大丈夫か?)

アンジー「じゃあアンジーは楓とドロドロに…」スタス…

茶柱「え、もう心変わりしちゃったんですか……?」

アンジー「あれ、転子。やっぱりアンジーが良かったのー?」ニヤー

茶柱「そ、そういうわけではありませんが…」アタフタ

アンジー「神さまの前で嘘ついちゃダメだよ~素直になろーよ……ね?」スリスリナデナデ

茶柱「きゃうわ!?」ゾワワー

星「…」

星(……俺はどうすればいいんだ)

茶柱「え、え、…うぅ~……」

東条「……………」ズーン

アンジー「アンジーと一緒に…神っちゃ………」コックリコックリ

アンジー「お…う……くー…くー…」コテン

茶柱「あぅあ………う?」

星「…寝たようだな」

茶柱「み、みたいですね…。ふぅ、危なかったです……」

星(……なにがだ?)

茶柱「このままアンジーさんも寝かせてきます、えっと東条さんは…」アンジーダッコ

アンジー「んぅ…」クークー

東条「………」ズーン

茶柱「…星さんなら信用できますし、東条さんのことお願いしますね」スタスタ

星「ああ」

星(しかしあの茶柱が許可を出すとはな……明日はっていうか今日は大嵐か…?)

東条「…………」ウトウト

星「おい、東条…」

東条「…なにかしら」ウトウト

星「あんたちょっと疲れてんだろ。少しは休め。休まねーとできることもできなくなっちまうぞ?」

東条「…ふふ」

星「…?」

東条「…星君も王気遣ってくれるのね。…王馬君みたいに」

星「…王馬が、か?」ピクッ

東条「ええ。以前、メイドとして働いてばかりの私を気遣ってか、私を映画に誘ってくれたの」ウトウト

東条「…彼の気持ちが本当かどうかは分からなかったけれど…嬉しかったわ」ウトウト

星「……」

東条「王馬君…大丈夫かしら。他のみんなだって。やらなければならないことだってたくさんあるし…私はこんなところで休んでいる場合じゃないわ…」

東条「それなのに、ノンアルコールのお酒で酔って、しかも迷惑をかけてしまうなんて…メイド失格ね」

星「…」

星「…こんなとき、俺は王馬や赤松や百田じゃねーから…あんたを励ます言葉は言えねー」

東条「……」

星「…だが、俺にも言えることくらいはある……」

東条「………?」ウトウト

星「…誰だって間違えたり失敗することくらいある。俺だってそうだ、間違って後悔して…このザマだ」

星「俺はもう間違いだらけで戻れねーところまで来ちまった。…そんな俺にしてみれば、あんたの失敗はまだ可愛いもんだぜ」

星「失敗してもあんたはまだ前に進めるんだ。あんたには未来がある」

東条「……」

星「だから…そう簡単にメイド失格だなんて言うな。あんたは立派なメイドだ」

東条「………」

東条「……ありがとう。弱音を吐いてごめんなさいね」

星「たまには弱音くらい吐け。それに…俺はあんたが弱音を吐くことのできる人間でありたい」

星「運動会のときも言ったろ…あんたは俺の”大切な人”だって」

東条「…!」

星「あんたには別の”大切な人”がいるかもしれねーがよ…」

星「…弱音くらい、いつでも吐いていいんだぞ」

東条「…星君。あなたも、みんなも私にとっては大切な人よ。…だけど」コックリ…コックリ…

東条「ありがとうね………」ニコ

東条「……」スースー

星「…寝たか」

星「やれやれ、俺としたことがつい喋りすぎちまったな…俺も酔っちまってたのかもな」

東条「……」スースー

星「さて、どうしたもんかね」

茶柱「転子がお連れしますよ」スタスタ

星「…!あんたいつから…」

茶柱「あなたが東条さんに休めと言った辺りからです」

星「…ほぼ全部じゃねーか。あんた、戻ってくるの早いな」

茶柱「星さんのことを信用していますが、一応です。男死はどんなきっかけで狼に化けるか分かりませんからね」

星「……」

茶柱「…東条さんもあなたも、もう少し素直になればいいのに」

星「ふっ、酒が入れば少しは素直になるかもな」

茶柱「未成年のうちは飲酒禁止です」

星「分かってるさ」

茶柱「…あなたも少し疲れているんじゃありませんか?」

星「…そう、見えるか?」

茶柱「えぇ」

星「参ったな…テニスをしなくなってから、思ったよりも体力が落ちているみたいだ」

茶柱「でしたらあなたも休憩をするべきでしょう」

茶柱「転子が外を見張っていますから、あなたとゴン太さんは休んでいてください」

星「だが…」

茶柱「勘違いしないでください!転子だってずっと見張っているつもりはありませんよ!交代交代に決まっています!」

星「…わりぃな」

茶柱「女子を守るためです!決して男死と和解したわけではないので、そこのところはよくわきまえてください」

星「…ああ」

茶柱「はっ!うっかりしてました!東条さんをお部屋までお連れしなければ!」

茶柱「女子をこんな固い床の上で寝かせるわけにはいきませんからね!」

星「あぁ、ゆっくり寝かせてやってくれ」

茶柱「もちろんです」ヨッコラセ スタスタ

星「俺はっと…」スタスタ ガチャ

ゴン太「あ、星君どうしたの?」

星「交代交代で見張るってことになってな。あんたは休んでろ」

ゴン太「ゴン太は平気だよ!」フンス

茶柱「心は平気でも身体は疲れているものです!」ババッ

星(来るの早いな…)

茶柱「さぁふたりと早く休んでください!さぁさぁ!」

星「…だとよ」

ゴン太「分かったよ…茶柱さん、何かあったらすぐにゴン太を呼んでね?」

茶柱「そんなことはないと思いますが……分かりました」

星「…頼んだぞ」

ゴン太「じゃあゴン太はちょっと寝るね…」スースー

星(もう寝てるぜ…しかも床で)

星「…」

星(俺も少し仮眠をとるか)

星(そうして壁に寄りかかり、ゆっくり瞼を閉じた…)

今日はここまでにします、くますみー



天海「この部屋で調べないといけないところが、あともう一ヶ所あるはずっすよね?」

王馬(首謀者の話は一旦置いておくことにしたあと、天海ちゃんがそう切り出した)

天海「少なくとも俺はまだ調べてないところがあるっす」

王馬「どこどこー?」

天海「あれっす」ビシッ!

最原「…ドアだね」

春川「百田、あんた調べてないの?」

百田「あ?オレはだな、粘着テープクリーナーの他になにか物はないかと探してて…」

百田「……」

王馬「つまり調べてないんだね」

百田「…すまん」

春川「いいよ、一緒に調べよう」

王馬「でも調べた瞬間ボンッ!とかならない?…てわけで最原ちゃん、よろしく」

最原「え?僕?…なんでいっつも僕なんだ…」スタスタ

天海「と言いながらやってくれるのが最原君のいいところっすよ。俺も行くから安心してください」

最原「…そう言われるとますます不安なんだけど…本当に爆発とかしないよな?」観察…

王馬「まぁ大丈夫じゃない?ほらオレがベタベタ触ってもなんともないしさー」ベタベタ

最原「そうだね…っておい!」

王馬「ん?」

最原「キミも調べてるじゃないか!」

春川「最原、そんなやつの言うこと気にしてたらあんたの胃がもたないよ」

最原「…それもそうだね」

百田「…これ、どこに繋がってるんだろうな?やっぱ外か?」

王馬「そうだといいねー」ベタベタ

天海「……」

天海「開けてみればハッキリするっすよ。だってこれ鍵とかなんにもついてないっすから」

春川「ほんとだ…じゃあ私達にも開けられるってことだよね?」

天海「はい。…じゃあ俺が開けるっすよ、いいっすね?」

王馬「どうぞどうぞどうぞ!」

最原「……」

天海「……」ガララ

王馬「あれ?ただの壁?」

百田「なんだよ…」ガッカリ

天海「いえ、きっとフェイクっす。本当はこの奥の壁が…」

王馬(そう呟くと天海ちゃんは、壁に体重をかけた)

天海「よ……っと」グググ

ゴゴゴゴ…

王馬(するとゆっくりと壁は動き始め……)

百田「…動いた!?」

天海「………」グググ

王馬(天海ちゃんがさらに体重をかけると、その壁は扉のように奥へ開いていった)

ゴゴゴゴゴ…

春川「…え?ここって…」

天海「…………やっぱり、そうだったんすか」

最原「図書室…」

王馬「へーまさか図書室と繋がっていたなんてねー」スタスタ

王馬(早速、扉の向こうへと足を踏み入れた。といっても、ただの見慣れた図書室だけど)

最原「…この本棚は隠し扉になっていたんだね…天海くんが最初に開いた扉を隠すための」スタスタ

王馬「だからこの本棚の周辺だけ本が全然積まれてなかったんだねー」

ゴゴゴゴゴ…

王馬「ん?」

最原「あっ、本棚が閉まっていってる!」

王馬「へー勝手に閉まるんだ」

天海「おっと…俺が押さえておくっすよ」

百田「わりぃな」

春川「…隠し部屋の方から図書室に出るには、鍵は必要ないみたいだけど」

春川「図書室から隠し部屋に入るためには鍵…ここはカードが必要なんだね」

王馬(扉の横にあるカードリーダーに目を向けながら春川ちゃんが呟いた)

天海「今は開いてるっすけど…本棚が閉まったらそこの扉も閉まっちゃうかもしれませんね」

王馬「…で、そのカードを持ってるのは首謀者ってわけだね。首謀者以外に考えられないだろうし」

最原「…でもなんで図書室なんかと繋がっているんだろう」

王馬「それは考えても仕方ないよ。どーせ意味わかんない理由でしょ」

最原「…そうなのかな」

王馬「それよりー、オレが気になるのは…天海ちゃんだよ」

天海「……」

百田「は?なんでだよ」

春川「…それは、私もちょっと気になってた。あんたの様子、さっきからなんか変だよ」

王馬「特に女子トイレで隠し通路を見つけたあたりからねー」

最原「…もしかして、僕と百田くんが図書室でキミを見つけたのも、関係ある?」

王馬「少なくとも、天海ちゃんは隠し扉のことを知っていた。そうでしょ?さっき扉が開いたときやっぱりって言ってたし」

天海「…………俺は」

百田「天海」

百田「さっきも、オメーをここで見つけたときも言ったがよ」

百田「オレはオメーを信じてる。オメーが何を言っても信じるぜ」

天海「…百田君」

百田「だから、怖がるな。恐れるな。なんでも言ってみろ!オレがどーんと受け止めてやるからよ!」

春川「…百田はしつこいよ。ここで言っといた方が身のためだと思うけど?」

天海「春川さん…」

最原「…それに、保険をかけるわけじゃないけど…僕達は首謀者じゃないことは確かだ」

最原「僕も百田くんと同じだしね。…僕はキミを信じてるからさ、キミも僕達を…自分自身を信じてほしい」

天海「最原君…」

王馬「にしし!天海ちゃん!」

王馬「そろそろ、自分と他人との壁、取っ払ってもいいんじゃない?」

王馬「オレは別にいいけどさ、百田ちゃんが自爆してでもその壁ぶっ壊そうとしてるし、自分で壊した方が早いんじゃないかなー?」

天海「王馬君…」

百田「自爆なんでするわけねーだろ!するならダイナマイトだ!」

王馬「いや。それも意味不明なんだけど」

春川「そもそも壁なんて目に見えないんだけど…こいつが勝手に作ってるだけじゃん」

最原「それは春川さんもだったけどね」

春川「……」プイ

天海「…みんな…ありがとうございます」

天海「俺…みんなのことも自分のことも信じて、ちゃんと言うっす」

天海「俺の知ってる真実を……!」

百田「おうっ!」

今日はここまでにします。くますみー

王馬「………」

王馬「で、どこで話そっか?天海ちゃんが本棚を押さえたまま?面白い絵面だからオレはそれで構わないけど」

天海「さすがにこのままはちょっと…だけど手を離したら隠し扉閉まっちゃうっすよね」

春川「…隠し部屋の中でいいんじゃない?見張ったままの方がいいだろうし…」

春川「…それにほら、もしかしたら首謀者がやって来るかもしれないしさ」

最原「だったらそっちで話そうか」

天海「そうっすね」

王馬「あーあ、ソファがあったらゆっくり座れたんだけどなー。全く誰がビリビリに破ったんだか」スタスタ

百田「オレらだろーが…」

ゴゴゴゴゴ…

ガチャン!

王馬(本棚はゆっくりしまっていき、その後手前の扉も閉まった)

天海「じゃあまず…どっから話しましょうか」

王馬「天海ちゃんの才能とか?」

天海「それは本当に思い出せないんすよ」

天海「俺の家族のこととか、どんな思い出があるとかそういうことは思い出せるんすけど…」

最原「それは僕も少し聞いたことがあるね」

春川「じゃあ、自分の才能のことだけピンポイントで思い出せないってこと?」

天海「はい。…そのことと関係あるのが…これかもしれません」スッ

王馬(そう言うと、天海ちゃんはどこからか何かを取りだし、机の上に置いた)

王馬「モノパッド?」

百田「これがどうしたんだ?オレらのと一緒だろ?」

天海「いえ…これはモノパッドじゃないんすよ」ススッ

王馬(天海ちゃんが、真っ黒な画面のパッドをタッチすると、パッドが起動し画面に文字が浮かび上がった)


■■■特典


最原「…特典?しかもこの黒塗りっぽくなってるのはなんだろう」

天海「分かんないっす…最初から黒塗りみたくなってたんすよ」

王馬「文字化けって感じでもなさそうだね。まるで誰かが意図的にこの部分を読めなくしたって感じだよ」

春川「…あんたはこれをいつから持っていたの?」

天海「最初から…俺がこの学園で目覚めたときからっす。みんなはモノパッドだけ持っていたんでしょうけど、俺はモノパッドと、なんとか特典…と書かれたふたつのパッドを持っていたんすよ」

天海「当然、みんなもふたつ持ってるのかと思ってたら、モノパッドしか持っていないみたいだし…」

天海「俺はほら、自分の才能も思い出せないからもう…いろいろと混乱しちゃったんすよ」

天海「打ち明ければよかったんすけど、最初の頃は、みんなも自分すらも信用できなくて…結局ここまでずるずる引きずってしまったんす…」

天海「本当に…すいません」ペコリ

百田「天海、よく話してくれたな!だが、もう安心しろ。オレ達がついてるぞ!」ガシッ

百田「オメーはもう一人で悩まなくていいんだ!」グッ

最原「キミの才能だっていつか思い出せるよ。…僕も手伝う、やくそくするよ」

天海「…ッ。ありがとう…ございます」

王馬「で、肝心の中身はー?まさか、なんたら特典って表示されるだけじゃないよね?」

天海「もちろんっす。…えっとまずこれを見てください」ススッ

天海(と、天海ちゃんが再びタッチすると)

春川「これって…学園の地図?」

天海「はい。みんなと同じものっす」

百田「だが特にオレ達のと違いは……。………!?これは…」ススッ

最原「隠し部屋が地図に載ってる…。そうか、それで天海くんは隠し扉の存在も知ってたんだね」

天海「そういうことっす」

王馬「でもさーなんで何回も図書室なんかに行ってたの?多分…だけど、何回も図書室に行ってたよね?」

王馬「たまたまかもだけど、前にオレが図書室に行ったとき、天海ちゃんいたし」

天海「…はい、何回も行ってました。なんとか、扉を開けられないか、悩みに悩んでたんす」

天海「…意味、なかったすけどね。だって、カードがないと入れないし、そんなカードは当然だけどどこにも見当たらないし…」

最原「…」ススッ

春川「どうしたの?」

最原「天海くん、このモノパッドには女子トイレに繋がっている隠し通路は載っていないんだね」ジッ…

天海「…そうっす。だからあの隠し通路を発見したとき驚いたと同時にこう思ったんす。…もしかして、ここに繋がっているんじゃないかって」

天海「通路は地下へと向かっていたし、図書室も地下だったから…。…まぁ出口であってほしかったすけどね」

王馬「天海ちゃんの特典にも載ってない…まさに正真正銘の隠し通路だったってわけね」

春川「それで…地図以外にはなにか載ってないわけ?」

天海「まだあるっす。これが一番、謎なんすけど…」ススッ

王馬(そう言って天海ちゃんがパッドにタッチすると…文章が浮かび上がった)

王馬(文章…といってもそれはほぼ読めないくらい、さっきのなんとか特典と同じように黒塗りされていたんだけどね)

百田「これもか…」

王馬(その文章とは…)




■■■■■を終わらせるヒント

この学園の中に、■■■■■を■■だ■■■が■■■■■。

■■■■■チャンスは、■■■■■■■■■■■となるタイミングだ。

その時、■■■■■■■■■■■にある■■■■へと■■■。

このヒントが真実である■■■■■■■■■■■■■。

キミが■■■■■■■■■■”■■■■■■”についてだ。

この情報は信じられる人間とだけ共有しろ。

その■■■■キミの■■■■■■。

天海蘭太郎より


春川「…全然読めないね」

最原「最初からこうだったの?」

天海「…」コクン

王馬「なーんか雑な隠し方な気がするけど…ま、このくらいの方が逆に天海ちゃんの不安を煽ってよかったのかもしれないね」

王馬「中途半端に文章が残ってるところとかあるしさ」

天海「…この情報は信じられる人間とだけ共有しろ、か。文章の黒塗りがないなら未だしも、こんな状態で信じられるわけないっすよ」

王馬「っていうか、一番気になるところって天海蘭太郎よりってところだよね」

最原「キミが書いた記憶は当然ないんだよね?」

天海「はい。ほんとに俺が書いたすら怪しいっすけどね」

春川「もし本当だとしたら、過去からのメッセージってことになるけど…」

百田「どうして過去の天海がこんなことしたのか謎だし、パッドを用意したのはモノクマっぽいからさらに謎だな…」

天海「…だから俺は俺が信用できなかった。もしかしたら、俺は記憶を失っているだけでここにみんなを誘拐した張本人なのかもしれない」

天海「とんでもない大悪党なのかもしれない…毎日そう思ってました」

王馬「ま、とりあえず天海ちゃんは首謀者じゃないんだからちょっとは肩の力抜きなよ!」

天海「…」

天海「そうっすね」

春川「…結局、このパッドに載っていることはこれだけなの?」

天海「はい。…なんかあんまり役に立つようなことは載ってなかったんすけど、これだけっす……」

天海「だけど、みんなに伝えることで少し心が軽くなった…本当にありがとうございます」ペコリ

百田「気にすんなって!」

王馬「そう言えば、天海ちゃんはこのことを他のみんなにも言うの?」

天海「伝えるっす。首謀者がいるかしれないけど…信じるって決めたんで」

王馬「ふーん…なんかさ、みんなよく出会って1か月ちょいの他人を信じられるよね」

王馬「誰かが首謀者だったりなんだりするかもしれないのにさ…オレにはそれこそ信じられないよ」

天海「…だけど、俺は今度こそみんなを信じようって決めました」

天海「信じて裏切られる可能性だってあるけど…誰も信じないよりはずっとましっす」

王馬「ふーん。成長したもんだね、天海ちゃんも」

百田「王馬、オメーはそうだろうな……まぁオメーの言うことも分からなくはねー」

百田「…だがな、信じねーとできねーことだってあるんだよ」

百田「オメーだって夢野を信じたから夢野と恋人になったんだろ?…だったら、そんなこと言うんじゃねーよ」

王馬「…………」

王馬「そうだね。確かに、ここでみんなと過ごすうちに、段々と信じていたかもしれない。みんなのことを」

王馬「…首謀者がいるかもしれないって思い始めるまでは、ね」

最原「…」

王馬「それからはオレはずっと、みんなを疑い続けてきたよ」

王馬「中には疑うのがほーんのちょびっと嫌な人もいたけどさ、そんなことで妥協するオレじゃないんだよねー」

王馬「でもさー…それは探偵の最原ちゃんも一緒なんじゃないの?」

王馬「今だってそうだ。ずっとそのことについて考えているんじゃないの?」

王馬「誰かが……あの人が、オレ達を裏切り続けていたんじゃないか…って、疑っているんじゃないの?」

最原「それは--」

春川「ちょっと」

王馬「ん?なに?」

春川「また余計なことペラペラ言って私達を惑わせるつもり?」

王馬「えー別にいいじゃん!ただ気になったから聞いてみただけだよ?惑わせるつもりなんてないよー?」

王馬「ほら、意見交換も大事でしょ?キミ達が信じあってるなら恐れず自分の意見も言わないとね!」

春川「…」

春川「もうあんたはどうせ変わんないだろうから、とやかくは言わないけどさ」

春川「……私達の団結を壊すのだけは…それだけは止めて」

王馬「にしし…団結、ねぇ」

春川「…なに、私がそういうこと言ったら変?そんなの分かってるよ」プイ

王馬「そんなことないよ?春川ちゃんも成長したなぁ~って思っただけ」

百田「当たり前だ。オレの助手で成長しねーやつなんているわけねーよ!ハルマキはもっと自信を持てよ、な?」

春川「うん」

王馬「まぁ安心してよ!みんなの団結を壊す気はないからさ!」ニコニコ

春川「……最原。ごめん、遮って。もう黙ってるから」

最原「…え、あぁ…うん」

王馬「で、なんの話していたっけ?オレって忘れっぽいんだよねー」

最原「僕が誰かを疑っているって話だよ」

王馬「ああそう、それそれ。で、どうなの?」

最原「…………」

最原「そうだね、疑っているよ」

百田「終一……!」

王馬「やっぱりね」

最原「…でもね」

王馬「ん?」

最原「でも信じる」

王馬「それって矛盾してない?」

最原「そうかもしれないね……でも、完全に矛盾しているわけじゃないって僕は思うんだ」

最原「きっと僕は、信じたいから疑うんだ」

天海「…信じたいから…疑う」

最原「うまく言えないんだけど…その人を信じたい気持ちがないと、疑ってもこんなに悲しい気持ちにならないと思う」

最原「だから僕は…疑うけど、信じる。疑っているけどそれ以上に信じたい気持ちが強いから」

最原「疑うだけじゃ…真実は見えないから」

王馬「……」

王馬「そっか」

王馬「それが最原ちゃんの意見、か。中々つまらなくなかったよ、うん」

最原「なんで上から目線なんだよ……」

最原「…でもさ、本当はみんなを信じたいのは、キミも一緒なんじゃないの?」

王馬「…は?」

最原「みんなを信じているからこそ、こうして一々つっかかって場を乱してくるんじゃないの?みんなの気持ちを確かめたくてさ」

春川「それ…意味分かんないんだけど。こいつがやってること普通に迷惑だし」

王馬「そうだよ、オレってすっげー迷惑じゃん!」

百田「自分で言うかよ…」

最原「でも王馬くんが煽ると大体みんな感情的になって、反論するでしょ?感情的ってことは本当の気持ちに近い…すなわち嘘じゃないってこと」

王馬「……なにそれ」

最原「…かなーと思ったんだけど」

天海「確かにそうかもしれませんね。…ここまでくるとただの手のかかる弟みたいですし」

百田「言われてるぞ、王馬」

王馬「……はは」

王馬「あははは!それはないよ!最原ちゃんも思ったより大したことないねー!」

王馬「ホントさ…オレが本当はいいやつ~みたいに捉えようとしているなら止めた方がいいよ」

王馬「本当のオレなんか他人に分かるわけないよ。自分だってどれが本当の自分なのか分からないんだからさ」

王馬「こうであってほしいっていう勝手な妄想を、押し付けるのは止めてよねー」

最原「…そうだね。まぁこれは僕の推測でどう思おうと勝手だし、好きにするよ」

王馬「はいはいどーぞー」ヤレヤレ

春川「…私は最原がなんと言おうとあんたがクソヤローって認識は覆らないから」

王馬「はいはい」

天海「じゃあ俺は弟として…」

王馬「はいはいって言うと思った?気持ち悪いからそれは止めてねー」

百田「だったら、オレがオメーの兄貴になろうか?天海」

天海「うーん。それも悪くない……?」

王馬「えぇ……なんでもありなわけ?」

天海「いやいや、あくまで妹か弟かなんで!すいません!」ブルブル

春川「………」

百田「そ、そうか…」

ここまでにします、くますみー

信じる事と疑う事は結構重要なテーマだったもんね…

>>376
そうですね。でもどちらか一方を捨てたら真実が見えないこともあるんですよね、難しいテーマっす…

では更新再開です

王馬「………そういえばさ、急に話は変わるんだけど」

百田「どうした」

王馬「いや、今まで特に気にしてなかったんだけど…首謀者がオレ達のこと監視してる可能性ってあるよね…」

春川「…今さらって感じもするけど」

最原「強烈な出来事が多すぎて失念していた…」

天海「監視してるかどうかは分かりませんが、バラエティ…とか言っていたはずだからどこかにカメラがあるはずっすよね」

王馬「そんな隠しカメラ、見つけたことある人いる?いないよねー!」

王馬「だってそんなの見つけたら、絶対報告するもんね!」

百田「そうだな…確かに見たことねーな」

春川「バラエティ…とか言うわりに、カメラマンとかもいないしね」

最原「バラエティであることが本当だとしたら、放送していないわけはないよね」

王馬「そうだね。だって、誰にも見られていないバラエティなんて、ロケットパンチを打てないロボットと同じくらい意味ないしねー」

春川「どこかにカメラがあることは間違いない。でも誰も見つけたことはない……か」

天海「じゃあ、見えないくらい小さいカメラがあちこちあるのかもしれませんね」

王馬「なるほど、確かにあり得そうだね。ねーその辺どーなのさ?モノクマー」

マザーモノクマ「これは企業秘密なんだよね。残念!」

最原「…散々情報を流していたのにだんまりか?」

マザーモノクマ「だってオマエラ目に見えるものしか信じないでしょ?」

春川「それって…天海の言う通り、目に見えないくらい小さいカメラがあるってこと?」

マザーモノクマ「さぁどうでしょう?」

王馬「どちらにせよ、見つけられない時点でどうしようもないよねー」

春川「目に見えないくらい小さいなら見つけようがないしね…壊しようもないよ」

百田「どっかにカメラがあると思うと気味が悪ぃが…しかたねーか」

最原「……」

最原「…これからどうする?もう少し話し合ってみる?」

天海「…俺は話し合いたいっす。いろんな意見が聞けると思うんで」

百田「だったら、外にいるやつらとも話し合った方がいいんじゃねーか?」

王馬「ダメだよ、百田ちゃん。話し合いにならないやつだっているでしょ?一々突っかかってきたりするやつとかさ」

春川「あんたもたいして変わんないけどね」

王馬「こんな風にさ!」

春川「…………………」

最原「そんな人いな…………いるか」

王馬「入間ちゃんとかねー!…それにあんまり人が多いと収集つかなくなりそうだし」

百田「あんま納得できねーが…まぁいいか」

王馬「んで、結局天海ちゃんに関しては謎だらけだよねー」

王馬「なんで才能を思い出せないのか謎。天海ちゃんだけに与えられたパッドもなんか中途半端で謎」

王馬「いやー参った、参った!こりゃどうしたもんかねー」

天海「…」

最原「心配しないで、天海くん。どんな才能だろうとキミはキミ、でしょ?」

天海「…そうっすね」

百田「なーんかヒントがあればなー…天海、もうちっとこれいじってもいいか?」

天海「どうぞ好きにしてください」

百田「おう。…秘密のパスワードとか入れたりしたらなんか起こんねーかな…」ポチポチ

春川「それだったらパスワード入れる場所もあるんじゃないの?」

百田「それも隠してるとかどうだ?」ポチポチ

春川「…そうだとしたら面倒だね」

王馬(春川ちゃんと百田ちゃんは天海ちゃんのパッドを調べ始めた)

最原「じゃあ僕たちは…少し話し合いをしてみようか。話してみたら何か分かるかもしれないし」

天海「そうっすね、王馬君もいるし斬新な発想が出てくるかもしれないっす」

王馬「えーオレも話さなきゃいけないの?うーん…じゃあ天海ちゃんの才能は”超高校級のシスコン”でいいよ。もしくは”変態”」

天海「……………」

最原「やっぱり僕らだけで話そう」

王馬「えー仲間外れはひどいよー!」プンプン

王馬(その後話し合ったけど、どれもこれも可能性ばかりで、あまりいい結果は得られなかった)

王馬(それもそうだよね。この学園にはあまりにも手がかりが少なすぎるし)

王馬(でも何か少しでもヒントがあれば……)

王馬「…んー………。あ!研究教室はどうなの?天海ちゃん」

王馬「オレ、興味ないから行ったことないんだけど、どんな感じ?大体、その才能の特徴を表しているよね」

天海「それが…実は……」

王馬「え、なに?なんかヤバイもんでもあるの?妹の写真が壁一面に貼られているとか」

天海「違うっすよ。…いまだに改装中の札があって……入れないんす」ズーン

王馬「改装…って。そんなのありなわけ!?」

最原「…何かを隠しているようにしか思えないよね。天海くんの記憶、パッド、研究教室といいさ」

天海「…俺の存在はイレギュラーなんすかね。本当は、俺はここにいたらいけないんじゃ…」

王馬「イレギュラー……か」

王馬(もしかしたらイレギュラーなのは天海ちゃんじゃなくて………このバラエティの企画自体……だったりしてね)

最原「それはないんじゃないかな。だって僕たちは男女8人ずつで16人……………いや、違う」ハッ

王馬「そうだよ。男7人、女8人、ロボ1体なんだよ!」ビシッ

天海「………」

最原「そうなると本当のイレギュラーは……キーボくん!?」ヒラメイタァ!

最原「…なわけないか。いや、イレギュラーには違いないんだけど…ロボットだし」

天海「フォローになってないっすよ…!…やっぱ、俺はイレギュラーなんじゃ…」

百田「なーに言ってんだ、天海……いや、蘭太郎!」ガシッ

天海「…へ?」

百田「蘭太郎。今日からオメーはオレの助手だ!」

天海「………」

天海「ええっ!?」

王馬(あ、これめんどくさいやつだ。絶対めんどくさいやつ始まった)

百田「オメーは、少しずつ治っていってるみたいだが才能の記憶がないせいで、あんまり自分に自信がねーみてーだな」

天海「自信と言われると微妙っすけど……まぁ、信じたい気持ちが強いっすけど、それ以上に不安な気持ちが多いから当たらずとも遠からずって感じっすね」

百田「だったらオレの助手になるといい!ほら、見ろ。終一とハルマキを」

百田「オレの助手はいろいろなメソッドに基づいたあれやこれなトレーニングで、体力的にも精神的にもこんなに立派な助手になったぞ!」エッヘン

王馬「なんの宣伝?胡散臭いにも程があるよ」ハァ

天海「……」ジー

最原「え、えっと…」

春川「なにじろじろ見てるの…」

天海「確かに…悪くない…」ボソ

王馬「え、何が?」

百田「そうだ!オメーは自信がねーんだったら、自信がつきすぎて有り余るくらいの自信を身につければいい!オレ達と一緒にな!」

王馬(ごり押しかよ)

天海「百田君…いや、リーダー!」キラキラ

王馬「えぇ…?」

春川「…私達のトレーニングは厳しいよ?」

王馬「春川ちゃん…?」

天海「平気っす!体力には自信あるんで!」

最原「これからよろしく」ガシッ

王馬(この助手達、なんで急にノリノリになってんの…?)

天海「よろしくお願いします!最原君と春川さんの方が先輩だから…先輩って呼んだ方がいいっすかね?」

百田「お、いいかもな!」

王馬「急展開過ぎてついていけませーん!あとオレ、ツッコミ担当じゃないんだけどー!」

最原「それは…なんか恥ずかしいからいいよ」

天海「先輩も悪くないっすよ?ね、最原先輩、ハルマキ先輩」

春川「……ハルマキって言うな」ムスー

最原「やっぱ止めて…」

百田「悪くねーと思うがな!」

王馬「うわー…疎外感半端なーい…で?いつまで続くの、この茶番は」

天海「茶番じゃないっす。俺はリーダーのおかげで、自分に足りないものが分かったんす」

天海「それは……兄貴っす!」

王馬「……オレ、もう帰っていいかな」

春川「…奇遇だね。私もそう思ってた」

王馬(さっきまでノリノリだったくせに何言ってるの…)

ここまでにします

数ヶ月後そこには才囚学園のメンバー全員を助手にした百田の姿がっ!ww

>>384
やり遂げちまえば可能に変わりそうですね!

更新再開です

王馬「変なのー。春川ちゃんはあっち側だと思ってたんだけど、違ったんだね」

春川「さすがにああいうのは疲れる」ハァ

春川「あんたさ、どうせ自分もお兄ちゃんがほしいとかそういうのでしょ」

天海「ハルマキ先輩…それは違うっすよ!!」ビシィ!

春川「ちょっと…先輩もハルマキも止めてよ…」ジロ

天海「俺は”兄”を極めたいんす!」ギュ…!!

王馬「…………」

春川「…」

最原「???」

百田「…そうか…」ウンウン

天海「それに、さっきのリーダーの言葉に救われたんです…」

王馬(それだけ言っておけば、まだましだったのにね)

百田「そうかそうか!」ニッコニッコ

王馬(そのまま百田ちゃんと天海ちゃんは肩を組んだ…)

春川「………」ジー

王馬(春川ちゃん羨ましそうだな…あ、そうだ)

王馬「ねーねー百田ちゃん!なんで最原ちゃんと天海ちゃんは下の名前で呼ぶのに春川ちゃんはあだ名なの?」

百田「あ?」

春川「…!?」

最原「一応女性だからじゃないの?」

春川「一応ってなに…?」グググ

最原「あたたたた!?ごめ、ごめん!耳引っ張らないで…!」

百田「んーなんでだろうな……そうだな、気付いたらこうなってた!」アハハ

春川「…………」

百田「でもまぁ…統一した方がいいかもな、平等に」

春川「えっ」

王馬「…」ニヤニヤ

最原(大丈夫かな…いろんな意味で)

王馬「…じゃあさーちょっと助手点呼してみてよ!」ニヤァ

百田「おう!じゃあ…助手1号、終一!」

最原「あ…はい!」

王馬(1号…?)

百田「次。助手2号…」

春川「……」ドキドキ

王馬(絶対普通にハルマキって言っちゃうパターンだ!絶対そうだ!!)フンス

百田「魔姫!」

春川「……ハ、ハイ」カァァ

王馬(普通に呼んじゃったー…つまんねー)

百田「助手3号、蘭太郎!」

天海「はい!」ピシッ

百田「よし、点呼終了だ!」

王馬(すっげー普通に終わっちゃったよ)

王馬(しばらくそんな茶番が続いた…)



最原「…ふわ」アクビ

王馬「眠くなってきちゃったねー、今何時?」

百田「…ちょっと待てよ……」スッ

百田「うおっ…もう8時だぜ」

春川「…え、もうそんな時間?」

天海「結局、一睡もしてないっすね」

王馬「オレもだよ!全くどっかのロボットのせいでさ!」ジロー

マザーモノクマ「んー?」

最原「……なんかそう思ったら、急に、眠く…」フラー

春川「しっかりしなって。探偵なんだからさ」

百田「そうだぞ。あんパンと牛乳持って張り込んだりするんだろ?」

最原「探偵にどんなイメージ持ってるの…?」

天海「じゃあそろそろ戻りましょうかね?…話し合いも終わったことですし」

王馬(終盤は意味のない茶番だったけどね!)

王馬「でも誰かここ見張ってないとねー、少なくともふたりくらい」

春川「じゃあ私が残る。…慣れてるから平気」

百田「魔姫が残るっつーならオレも残るぜ」

王馬(あ、そのままなんだ)チラ

春川「………」カァ

王馬「春川ちゃんはオレのファインプレーに感謝してほしいよね!」ウィンク

春川「………意味分かんない」

百田「何の話だ?あいつ魔姫になんかしたのか?」

春川「な、なんでもない」

王馬(急に名前よく呼ぶようになったな…)

王馬(それにしても…男女がふたりで見張りか…)

王馬「男と女、密室。何も起きないはずがなく…」

百田「あ?」

春川「…ば、バカじゃないのッ!」ゴチン!

王馬「いって……!拳は止めてよ!血が吹き出ちゃうじゃんか!」ジーン…

天海「なんかこうして見ると、王馬君とハルマキ先輩って姉弟みたいっすね。兄弟喧嘩はだめっすよ?」

春川「誰がこいつと兄弟だ!っていうか先輩は止めて…!」

王馬「悪いけどオレもお断り~」

百田「…や、そもそも密室じゃねーし…何も起こんねーだろ?意味分かんねーよ」

春川「…………」

最原(春川さん、何とも言えない顔をしてるな…)

天海「じゃあ、ここは任せていいっすか?リーダー、ハルマキ先輩」

春川「…ん。いや、だから先輩は止めてって」コクン

百田「おう!…あ、だけど後で飯かなんか持ってきてくれると嬉しいぜ!」

最原「分かった、持ってくるよ。…みんなも連れてきた方がいいのかな?」

天海「そうっすね…。だけど、まずはしっかり休息を取ることが大事っす。判断力が鈍って大事なことが見えなくなったら困りますからね」

最原「判断力……うん、そうだね」

王馬「オレは睡眠もとりたいし、早く戻ろ~ってかどっから戻る?図書室?」

天海「女子トイレから戻るのはさすがに気が引けるっすね……」

春川「入るときは?本棚、開けといた方がいい?」

百田「だが、押さえとかねーと動き出すんじゃねーか?」

春川「うーん……」

最原「まぁ、また女子トイレから入ればいいし…」

春川「………あんた、それでいいわけ?」ジトー

最原「…え、何が?」

王馬「さらっととんでもないこと言うよねー、最原ちゃんは!」

最原「…何がダメなんだろう」ウーム

百田「さぁ…?」

春川「女子トイレに入るのに、なんの罪悪感も抵抗もないわけ…?」ボソ

天海「まぁまぁ…とにかく、一旦戻るっす。女子のみなさんには申し訳ないっすけど、また女子トイレから入らせてもらうっす」

春川「まぁあんたは最原と違って、下心とかなさそうだもんね、安心できるよ」

最原「僕は安心できないの!?」ガーン

春川「……冗談だよ」

最原「…ほっ」

春川「多分」

最原「多分…!?」ガーン

最原「っていうか女子に先に行ってもらって、図書室の扉を開けてもらえばいいんじゃないかな?」

天海「あぁ、それもそうっすね」

春川「私としてはそっちの方がいいよ」

王馬「ねーもうどっちでもいいでしょ?オレはもう戻るよー」スタスタ 

天海「よろしくお願いします、リーダー」イチレイ

百田「おう!」

最原「何かあったらすぐに戻ってね」

春川「大丈夫だよ、私がいるし」

王馬「わぁお、頼りになるぅ~!」ニッコニコ

春川「…」ギロ

王馬「わー怖い!さっさとでよーっと!」タタタ

王馬「よいしょ…っと」グググ

ゴゴゴゴゴ

王馬(こうしてオレと最原ちゃんと天海ちゃんは隠し部屋から図書室に出た)

王馬「ぷはぁー!久々のシャバの空気だぜ!」

最原「ここ室内だけど…」

王馬「当たり前じゃん。なに言ってるの?」

最原「……………」

ゴゴゴゴゴ

王馬(後ろを振り返ると、本棚が閉まっていっていた)

王馬「…さ、戻ろ」



王馬「ぷはぁー!今度の今度こそシャバの空気だー!」

王馬(外に出ると辺りはすっかり明るくなっていた…)

今日はここまでにします
3月中に終わらなかった挙げ句更新遅くて申し訳ないです…

―おまけ 助手のロボ―


王馬「助手ってロボでもなれるの?」

キーボ「王馬クン!?それはロボット差別ですか!?」

夢野「んあー…助手のロボなど、いざというときに自爆する役目しかないじゃろう…」

キーボ「自爆なんてしませんよ!?…ロボットでも助手にくらいなれます!!」

最原「それは違うぞ!!」パリーン

キーボ「え…っと、最原クン?」

王馬「へー、それってなにか根拠はあるの?」

最原「王馬くん、G○○gleで『助手 意味』で調べてみて」ピシッ

夢野「隠しきれておらんぞ…」

王馬「分かったよ!……こ、これは!?」ポチットナ!

最原「…一番最初に出てきた意味はなんだった?」

王馬「仕事の手助けをする……”人”……!?」

最初「…そう、キーボくんは人じゃない。つまり助手にはなれないんだ!」ビシィ

キーボ「…ボ、ボクは普通のロボットではありません!ほら人のような指!腕!その他もろもろ!!」

王馬「ポンコツのキー坊に仕事の手助けなんてできるはずないよ!運動能力が高いわけでも知能がずば抜けて高いってわけでもないのにさ!」

キーボ「うっ…うぅっ…」ズーン…

夢野「…ここまで、じゃな」

最原「そうだね…じゃあ僕達は百田くんのところへ行くから、キミは部屋で充電しておくといいよ」スタスタスタ

夢野「うむ…それがお主にとっても幸せなことじゃろう」スタスタスタ

王馬「ロボに幸せとか感じないでしょ」スタスタスタ

キーボ「ひどい…あんまりです…」グスグス…



……

………

キーボ「…という夢を見たんです」

王馬「え…ロボが夢を…?」

おまけ ―完―

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom