戦の世にに安価でタイムスリップしてみた【安価あり】 (58)

なぜか物置で数百冊ほどの歴史参考書(織豊時代多数)が見つかったのでこれを参考にし、安価SSをしようと思います。

タイムスリップする時代は安土桃山時代、もっと詳しく言うなら織豊時代と限定します。

安価については最初は主人公の設定と、どの偉人と共にストーリーを進めるを決め、基本的には選択肢と安価で物語が進みます。
主人公の老化については老化しないように考慮します。

更新ペースは参考書を読みながらの週1、2回予定です!

注意事項!
・このssに出てくる歴史についてはさまざまな諸説がありますので絶対正しいとは限りませんのでご注意ください。
・そして偉人のキャラ設定などはなるべく歴史書物を参考にします。
・歴史の改変は選択肢によって存在します。嫌いな方はすみません!
・ずっと同じ偉人だと皆様が飽きてしまったり、ネタが尽きかねないので途中で偉人変更イベントありです。

まずは主人公の設定です。
1.名前と性別
2.性格
3.その他何かありましたらお書きください

それでは人が集まるか分かりませんがまずは安価↓1でお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516367773

安価早速ありがとうございます!
タイトルミスってたのに今気づきましたが建て直すのは失礼なので継続します!

それでは
持田信玄(男)
餅が好き

で行きます

次は肝心のどの偉人のストーリーを追うかです。
また分岐点で偉人変更がありますのでご安心を。
偉人は織豊時代と限定します

それでは安価↓1

参考書などを確認しましたが、武田信玄はギリギリ範囲のようですね。
それではまずは武田信玄からスタートです

武田信玄の参考書をしっかりと読んでからスタートしたいので1月22日にSSを始めたいと思います!

皆様ここまで安価協力ありがとうございました!
22日までお待ちください!

聞いただけで安価したわけではないんです。すいませんが安価は>>6でお願いします

>>8
そうだったんですね!
それでは要望通り島津義久でいきます。

初心者ですが偉人達に失礼がないように、あとは失踪しないように頑張っていきますのでよろしくお願いします

今武田信玄の資料を読んでる1に質問、歴史にiFはありませんがもし、武田信玄が病に倒れかったら
徳川家康と織田信長を撃破して京都に上洛出来た思いますか? 1の勝手な想像で良いので聞かせてください

>>13

島津義久に変わったので途中までしか信玄に関する物は読めていませんが、信長を討ち取るのは無理だったと思いますね。

あくまでも憶測なのですが、あのまま攻め続けても戦力差や籠城により武田軍の兵糧が尽きて撤退の未来は変わらないのかなと思います。

ですが、おそらく信玄ならば武田家滅亡はなかったと思います。
長くなりましたが、私が読んで思った感想でした

目が覚めると、オレは4人の男に囲まれていた。

歳久「く、くせ者じゃぁぁぁぁあッ!!」

義弘「まさかこんな堂々と部屋に入ってくるとは…肝が座ってやがるなこの忍びは…」

家久「殺すか兄者…?」

義久「……待て。話を聞いてやろう」

この状況がどういう状況かまったく理解できなかった。

確か家で餅を食ってた最中に喉を詰まらせて意識を失って…それから…

ダメだ…!何も思い出せない!

とりあえずこいつは誰だ!?

オレの部屋にいたはずなのに何この和風な部屋?

うん。やっぱり気になる…このちょんまげにヒゲの男達は誰だ!?

持田「え、えーと…すみませんが貴方方はどなた様でしょうか…?」

家久「…やはり殺させてくれ兄者」

義弘「こんな貧弱な男、オレに任せておけ」

持田「いやいやいや!何だかすみませんすみません!」

なんでオレ土下座してんの!?

見ず知らずのおっさん4人に殺すぞってこれ事件現場じゃん!?

義久「落ち着かんかお前ら。すまんな。気の荒い男達で」

うわー…おっさんなのに天使に見えるよこのお方…

義弘「まずは己から名乗るのが筋だ。それとも死ぬつもりでこの島津の領地に忍び込んだのか?」

持田「島津…?」

待てよ…

島津…

どこかで聞いたぞその名前…

確か友達の名前ではなくて…

確か…

持田「島津四兄弟!!!????」

歳久「な、何なんだこの男は!!」

ー島津四兄弟ー

長男島津義久

次男島津義弘

三男島津歳久

四男島津家久

一般人は知ってるか分からないがこの4人は歴史マニアにとっては凄く興奮する4人だ。

日本の歴史上最強の四兄弟とも揶揄され、彼らの武勇伝はいくつもある。

なぜ、名前を聞かれて分かったかと言うとその4人の中心にある戦略図だ。

この戦略図は『耳川の戦い』又の名を『高城河原の戦い』の物であろう。

日向の伊東氏と薩隅日の島津氏との対立から始まり、伊東氏が豊筑肥の大友氏に助けを求めたことから始まった争いが『耳川の戦い』だ。

大友氏の当主、大友義鎮(大友宗麟)はキリスト教を広めるために領土拡大を目論んでいたため、伊東氏が助けを求めてきた事は大友義鎮にとって得な話でしかなかったのだ。

こうして戦いは始まるのだが、戦略図を見ただけで戦名が分かってしまうのはオレが歴史マニアのせいだろう。

気持ち悪い以外の何者でもないため、誰にも話してはこなかったが、まさかこんな事が起こるなんて…!

これってタイムスリップってやつだよな?

いやー…そんな夢みたいなこと…あー…これ夢か…

きっと餅を喉に詰まらせてその後なんやかんやがあって寝てしまったんだろう!

それならばこの状況は納得だ!

持田「先ほどのご無礼失礼いたしました。私の名前は持田…」

ここでオレの本名を言うのはダメだな

信玄なんて言ったら殺される未来しか見えない

ここは偽名を使おう

安価↓1で持田の偽名を作ってください

持田「私の名前は大内玄新と申します」

義久「ほぅ…そうか。で、ここに何しに来た?」

家久「内容によってはもちろん…えへへ…」カチャ…

歳久「おい…刀をしまえ家久」

家久いただきました!

これでこの方々は島津四兄弟で間違いないな!

夢最高ー!!

こんな夢を見たかったんだよ!

さて…

この答えによってはオレは殺されるんだろうなー夢だし

では…

安価↓1で選択肢を選べ!
1.貴方方の命を救いに来たと言う
2.島津家に仕えさせてくださいと土下座をする
3.ポケットに入ってた餅を食べさせてあげるために来たと言う

ポケットに餅…これだ!

持田「この餅を食べていただきたくて持ってまいりました」

義弘「舐めておるのか!!!」

家久「へへ」チャキ

持田「お待ちください」

義弘「待てぬ!!」

持田「島津家はこの餅とまるで同じなのです」

義弘「なに…?」

歳久「どういう意味だ貴様…?」

持田「島津家の結束は誰もが認めています。その結束はカチカチになったこの餅とまるで同じ。しかし熱くなってしまってはその結束はゆるいでしまうのです」

義弘「つまり怒らずにこの餅を食ってしまおうってか?」

持田「その通りです」

義久「面白い男だ…」

義久「……すまぬがしばらく貴様は牢に入れておく」

持田「!!」

義弘「兄者!!それでは下の者に示しが…」

義久「分かっておる。だが、少しこいつの話も聞きとうなった」

家久「何だよ殺さねえのかー…じゃあどうでもいいわ」

歳久「兄者!考えを改める気はないのですか!こやつはもしや大友の手先かも知れませぬぞ!!」

義久「もしこいつの言う通りになるのなら…可能性があるならば聞いてみたいではないか」

義久「一晩様子を見、それによって判断を下す…役立たずであれば拙者自らこいつを斬る」

義弘「……兄者が言うのであれば…」

家久「命拾いしたなー罪人!!」

歳久「その判断は過ちですぞ兄者…!」

なんか分からないけど助かったのか…?

一晩だけ…

ザッザッ

誰か牢に近付いてくる…

寝たふりしてごまかすか。

伊集院「……」

兵「伊集院様、ここにやつが…」

伊集院「うむ…」

伊集院忠棟…!

この後の耳川の戦いにおいてこいつの作戦無視により、何百人もの兵が死んだと聞く。

伊集院「何故このような男を生かしておくのだ…まったく…」

伊集院「殺しておくか」カチャ

マズイ!!

ザッザッ

伊集院「ム…」

ザッザッ

人が来るや否やどこかへ消えた伊集院。

命拾いした~…

しかしあの態度…伊集院は何か企んでいるのか…?

上井「先ほど伊集院殿が来たと思うのだが、知らぬか?」

兵「いえ…存じ上げません」

上井「嘘をつけ。顔にでとる」

兵「え!?」

上井「バレる嘘はやめい。今後出世に響くぞ」

兵「は、ははぁ!!申し訳ございません上井様!」

ザッザッ

上井「こやつか…」

上井覚兼…確か義久の老中だったはずだ。

上井「おい。寝たふりはせんでいい。こちを向け」

バレてたか。

上井「お主のようなやつを義久様は生かしておくとは…わたしには分からん」

持田「確かにそれもそうですね」

上井「フッ。何を馬鹿なことを言っておる。貴様を殺そうと思えばいつでも殺せるのだぞ?」

持田「それも良いですね」

上井「なに?」

持田「上井様のような武士に斬られるのなら本望でございます。出来れば義久様に斬られるのが1番嬉しゅうございます」

上井「肝の座った男だ…それともただのうつけか」

しかし、まるでタイムスリップした主人公みたいだなー…

適当にそれっぽい事を言ったら何とかなるもんだ。

ここからの展開がまったく読めないけど。

上井「名は?」

持田「大内玄信です」

上井「大内。明日、お前の顔と対面する時、生首ではない事を祈っておこう」

ザッザッ

縁起でもない事を言うなー。

でもそうか。

あくまでもオレはあえて生かされている。

夢覚めないでくれー

~翌朝~

オレは部屋の中央に座らされた

周りには島津四兄弟はもちろん、伊集院や上井の家老などたくさんの武士に囲まれていた。

義久「さてと…」

シュッ

義久はオレの目の前に立ち、隣にいた義弘は瞬時に剣を抜き、オレの首元に突きつけて来た

義久「おぬしは何ができる?」

持田「これは…」

選択肢↓1
・「戦略が立てれます」
・「餅を作れます」
・「未来を見通せます」
・「何もできません」

持田「未来を見通せます!」

持田「つまり島津家の未来を知ってるんです!」

ここで強気に出る!

持田「オレに任せてください!!島津の未来を!!!」

その時、立ち上がった瞬間に島津義久を除く全員から殺気を感じた。

まだ生かされている。

泳がしてると言った方が正しいだろう。

義久「歳久、次の戦でこいつを連れて行け。その戦で生き抜けば本物だ」

歳久「…はい」

これから大友氏との抗争が始まる。

オレは…どの立場でこれから過ごすのだろうか。

続く…

今回はここまでです。
参考書読み漁って時間かかりました。
こんな感じでss進めていきます。
次は25日予定です

オレは歳久と共に次の戦に出陣する事となった。

これがどれほど凄いことなのかは分からない。

命の奪い合い。

そんなのやったこともないのだから。

歳久はオレの方を見もせずに前を歩いている。

相当警戒しているのだろう…未だにオレの両手首についてる縄を外してはくれず、さらには横に兵もつける始末。

全くと言っていいほど信用されていないな…

歳久「…次の戦では先陣を切ってもらう。背走をすれば後ろから叩き斬る…いいな?」

なんと恐ろしい事を…しかしその通りだ。

未来を見通せますとか言って逃げる行動なんてしようものなら嘘をついてるのと同じ。

オレが生きる…ってか夢を続けるには前に進むのみだな。

というかそろそろ夢覚めないのか?

絶対朝迎えてるような気がしてならないが…まぁこんな良い夢なんだから時間感覚も遅くなってるんだろうなー。

そして、そのまま歳久と共に梅君ヶ城という場所に向かう事となる。

そこで争いがあるとの事なのだが、歴史上ではそのような争いはないはずだ。

梅君ヶ城…この名前がついたのはその場所に伊東氏の娘の梅が住んでいたからとされている。

伊東氏は大友氏に助けを求めた際に娘の梅までは連れて行かなかったのだ。

それを見かねた島津歳久は梅を連れて梅君ヶ城に住まわせた。

理由はどの参考書にも載っていないが、果たしていかなる理由があったのだろうか。

九州を徒歩で進むとなるとかなりの距離がある。

一応足には自信があったが1日経つと筋肉痛になってきた。

義久が拠点としていた内城(鹿児島県鹿児島市大竜町)から梅君ヶ城(鹿児島県薩摩郡さつま町)は現代なら徒歩10時間ほどで着く。

しかし、どうやらこの時代は道が整備されていないため山道を通って遠回りで向かわなくてはならない。

そろそろオレも限界だった。

そんな時だった。

?「ヒャッハーー!」

山賊だ。

金や食料を持ってそうな人々から全てを奪い去る悪党共である。

もちろん逃げるわけにはいかない。

ここは…

選択肢安価↓1
・真っ向から戦う
・歳久達に任せる
・交渉する
・餅を投げる

持田「私にお任せを!」

山賊「どけぃ貴様!!」

持田「1つ交渉をしませんか?」

山賊「なに?」

持田「私は食料持ちでございます。私が持つこの袋の中にはすべての食料が入っています。これでどうか見逃してはいただけませんか?」

山賊「……よかろう。話がわかる奴がいて良かったな貴様ら」

持田「では…」ザッ

山賊「!」

山賊「待て貴様」

持田「なんですか?」

山賊「これ餅だよな?」

持田「はい。そうです」

山賊「餅で許せると思うか?」

はぁ?餅は高級だぞ…?

山賊「オレが言いたいのはこの袋餅しかねぇじゃねえか!!」

そうか。

餅だけではさすがに飽きるか…オレは飽きないけど。

ブゥン

鎌田「危ねぇぞ!!」ドォン

持田「あぃ!!」ドスン

何者かに突き飛ばされ木に激突。

超痛い。

ブゥン

良時「うお!」

山賊「ぐぁぁぁ!!」グサリ

バタン

祐定「危ないのはそなたの剣だ。もう少しで良時殿の首を刈るところだったぞ」

良時「か、構いません。気にしないでください」

鎌田「ったく…こんな役立たずがいると荷物が増えて仕方がないぜ」

歳久「おい祐定。無事か」

祐定「えぇ。全員無事ですとも」

歳久「それは良かった…政金、あまり無茶をするな」

鎌田「へいへい…」

鎌田政金に木脇祐定、遠矢良時…いずれも歳久に従っていた者達だ。

しかし今の痛み…夢にしては痛すぎたような…

祐定「気をつけなさい。生きてれば必ず報われますよ」

持田「あ、ありがとうございます」

祐定「まぁ…あくまでも生きていればの話ですが…」

冗談に聞こえねえぞその発言。

歳久「良時、悪いが大内を守ってやってくれぬか」

良時「はは!」

良時は参考書では記録にあまり残っていない人物だ。

しかし、弟の良賢が逸話を残しているので相当腕が立つ人物だと推測される。

良時「では向かいましょうか」

持田「あ、はい」

良時「歳久様についていけば何とかなりますから安心してください」

良時のサポートもありながら何とか梅君ヶ城にたどり着いた。

歳久「梅はおるか」

梅「歳久様。梅はここでございます」

松「おじ様~!」

歳久「おぉ!松!しばらく見ない間にまたおおきくなったのではないか?」

梅には前夫の連れ子がいたとされている。

※名前は不詳のため、ここでは松とさせていただきます。

梅「良いのですかここに来て?そろそろ戦が始まるのでは?」

歳久「あぁ…ちょっと用事があってな」

梅「そうですか…」

歳久と梅の間に距離を感じるな…

諸説はあるが、歳久には正室と呼べる女はおらず、梅と悦窓の側室しかいなかったと聞く。

なぜ正室を置かなかったのか…それは本人に聞くしかない。

ていうか本人目の前にいるから聞いて見ようかな?

なーんて思ったりしちゃって!

夢だから夢夢~!

歳久「さて、それでは皆の者休め。今日はここで泊まる」

さて、どう行動するか…

選択肢↓1
・梅と話す
・歳久と話す
・歳久の家臣達と話す

~歳久ルート~

コンコン

歳久「誰だ?」

持田「大内でございます」

歳久「その場で話せ」

中に入れてくれないのかよ。

障子越しで話すか。

持田「歳久様、未来を見るためには歳久様について知らなければなりません」

歳久「何が言いたい?」

持田「どうして梅様をここに?」

歳久「…まだ貴様を信用したわけではない。そんな事話せるか無礼者!」

それもそうか。

まだ何度か話した事ないのに奥さんについて教えてくださいとか失礼にも程があるな。

持田「…では、失礼します」

歳久「……待て」

スッ…

持田「その場でこの先起こる未来を話せ。さすれば一旦信用してやろう」

おそらく島津四兄弟の中では義久の次にまともそうな歳久。

ここで信用を得るのは重要だな。

持田「この先に起こる大友の戦い…勝つのは島津家でございます」

歳久「当然だろう!確定してる事を未来などとほざくな!」

持田「も、申し訳ございません!」

歳久「…もういい。去れ」

持田「はは!」

ヤッベー…選択肢が見えてこなかったぜー…

何とも無難な答えしか導き出せなかった…

またチャンスあるかな。

歳久「……行ったか」

サササッ

祐定「えぇ…どうやら」

歳久「見通した未来…奴の言う事は信じれると思うか?」

祐定「まだ確証は得られませぬな。しかし、面白い男ではあります。義久様が生かしておいたのも少しはわかりますな」

歳久「…祐定。奴に稽古をつけてやれ」

祐定「…歳久様の仰るがままに」

~翌日~

祐定「大内、ちといいか?」

持田「あ、木脇様。どうなされたんですか?」

祐定「そなたに稽古をつけてやろうと思うてな」

持田「本当ですか!?」

祐定「あぁ」

ついに認めてもらえたのか!?

ここはそうだな…

選択肢安価↓1
・剣の稽古
・槍の稽古
・素手の稽古
・馬の稽古

持田「馬に…乗りたいのですが?」

祐定「まだ早い」

持田「そんな事は言わずに…」

祐定「私は馬の稽古を教えるとは一言も言うとらん。剣や槍に決まっとるだろ」

祐定「…そこに誰も乗りたがらない馬が一頭おる。好きに練習するがよろしい」

馬の稽古つけてもらえないのかよ!!

祐定「もし乗りこなしたら教えてあげましょう」ザッザッ

何だよそれ…

この馬…めっちゃ汚らしいんだけど…

そりゃ誰も乗りたがらない訳だ

けど…

可哀想だな。

しっかりと洗ってあげたらまだ乗れそうなのに。

なぜこの馬だけこんな目に…

馬「フヒン」

めっちゃ警戒してるな。

これでは近づくのも難しいぞ。

馬「フヒー」

しかし…

夢の中なら乗れるはず!!

ガバ

馬の背中に無理やり乗った瞬間!

馬「フヒーーーーン!」

馬は暴れ馬と化した。

そのままオレは馬から転落。

強い衝撃が頭に走った。

ここで感じた事がある。

これ…夢じゃなくね…?

夢なら今ので覚めるよね?

現実?

リアルタイムスリップ?

馬から落馬で悟るとは思わなかったけど。

おかあさーん!

夢ならば現実のオレを起こしてくれー!!

しかし…

その思いはもちろん届くはずもなく…

落馬した後は恐怖から乗る事はせずに汚らしい馬を洗うことにした。

何度か腹を後ろ足で蹴られて悶え苦しんだが、何とか洗えた。

骨が折れなかったのが奇跡だな…

はぁ~

なんて綺麗な空なんだろうか~

祐定「……面白い男だ…」

続く…

今回はここまででございます。
参考書を読めば読むほど人物背景などが複雑になってきますね…
この後の展開としては耳川の戦いにつながるように進めていきます

次回29日予定です!

結局今日は馬の体を洗うだけで終わってしまった。

体から馬糞の臭いが離れない。

水で洗い流しても取れないのだ。

この時代の風呂にシャンプーやボディーソープなどと言うものは存在しない。

しかも浸かるタイプの風呂でもない。

この時代は行水で体を清潔にしていたらしい。

さらにはシャンプーなどの代わりに米ぬかを使い、体の臭いをとってたとか。

※江戸時代からという諸説もあり

しかもこの時代の人達は毎日風呂に入ると言う文化がないため、オレ1人で水を汲みに行っている。

何とも悲壮感が漂う光景だ…

持田「なんだか昔って色々と不便だったんだなー…」

途中から夢じゃないと認知し始めている自分がいる。

夢だと信じたいが、もう頭が言うことを聞かない。

ここは…豊臣秀吉がいた時代なんだと…

頭はそう頑なに認知していた。

持田「……元に戻り……いや……そうか……」

持田「この時代の偉人達に触れ合えてるオレって幸せ者なんじゃないか…?」

バシャァ

頭に水を被り、頭を冷やした。

持田「そうか…あはは…勘違いしてたのかオレは」

持田「あはははは…はは…」

ガラララ

持田「歳久様!!」

歳久「うるさいぞ。行水くらい静かに浴びろ」

持田「申し訳ございません!」

歳久「ふぅ~…」バシャァ

歳久まさかの行水タイム。

これは歳久様にアピールできるチャンスをもう一度もらえたって認識でいいんだよな?

ならアピールしよう!

↓安価1で歳久に何かアピールしてみよう!

歳久「……」

まったく受けていない…!

歳久「2日後、梅を狙ってここに敵がやってくる…」

持田「!」

歳久「伊東家の者か山賊かは分からん。だが、進軍してきているのは間違いない」

持田「…何故梅様を?」

歳久「梅は伊東家の情報を知っている…それを島津に流すかもしれないと考えれば…」

持田「梅様を殺さずを得ない…という事ですか?」

歳久「そうだ」

持田「そうか…山賊からしてみれば梅を伊東家に引き渡せば報酬がたんまりもらえると考えるはず…つまり誰が梅を襲いにきてもおかしくないというわけですね」

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