俺がネットの支配者になった話  (11)


俺の名前は··· 電狂(でんきょう)雅人(まさと)

年齢20歳 職業 無職

俺の人生はいままで最悪だった。

小学時代は学校きっての問題児

受験に失敗し中学ではキレやすい俺の性格からか避けられていた。

そのままなんとか高校に入ったがまわりのやつらについていけず中退

中退してからなんやかんやで社会に馴染めずもう20歳になり成人もした。

雅人「本当に·····最悪だった·····」

そう最悪『だった。』




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俺は中退してから趣味でゲームやらアニメやらを作るのに夢中だった。
(売れはしなかった)

そして俺はその最中にとても面白い物を作った。

雅人「こいつさえ····あれば!」

コンピューターウイルスだ。

効果は俺も試していないそしてコンピューターウイルスを作るのはれっきとした犯罪だ。

だがどの道バレるし俺もこいつの効果を試してみたい。

だから俺はこいつを試しに俺が中退した高校のホームページに流してみようと思う。

雅人「········」プルプル
背筋が震える、汗が吹き出る、そして何よりもこんなことをしちゃいけないという理性がある。

だが俺はウイルス(そいつ)をホームページに流すためのボタンを····

雅人「······」ポチッ

押した。

雅人「······くはははは····ははは!」

やったぞ!ついにやった!俺は罪を犯したんだ!
こんなにあっさりできるなんて正直思わなかった。

雅人「····もうこんな時間か···」

興奮や不安を味わいながら俺は眠りについた。

もしかしたら今にでも警察が来るかもしれない。

そんなドキドキと不安でしばらく眠れなかった。




とても騒がしいサイレンの音で目が覚めた。

雅人「·········警察か····」

覚悟はしたつもりだが、不安で全身が震える。

雅人「ちょっとくらい抵抗したっていいだろ。」

不安を少しでも無くそうと
俺はパジャマから私服に着替えてテレビをつける

雅人「なんだこれ····?」

テレビにはとても現実離れした光景が映っていた。


どこかで見たことのある怪物
悲鳴を上げながら次々と死んでいく人間
その怪物を一斉に射撃する警察官やら自衛隊のような人間

テレビ『速報です!現在東京では謎の異形の怪物達が暴れています!』

テレビ『この怪物は都市部の住宅街から発生したものとされ。』

テレビ『市民を守ろうと警察官や自衛隊が必死に倒そうとしていますがまったく効いていません!』

テレビ『これを見ている方は今すぐ避難してください!』

雅人「······今日ニチアサだったか?」

チャンネルを変えてみるがどれもこれもまったく同じ映像が流れている。

だけど····俺はこいつら(怪物)に見覚えがある。

雅人「!?······まさか····」

この妄想が本当だったとしたら···そんな不安と興味で心が震えている

俺はタンスの緑色のノートを開いた。

雅人「こいつを引っ張り出すはめになるとは·····」プルプル

汗だらけの手で深海の恐怖というページを開いた。

深海の恐怖
俺が作ったゲームの一つだ。
このノートの他にも様々なゲームやら漫画やらのアイデアが書かれたノートが数えきれない程ある。
もちろんその数だけ俺が作ったまたは作成中のゲームや漫画がある。


雅人「嘘だろ·······」

確かにテレビに映る怪物は俺の深海の恐怖の雑魚キャラ 魚人だった。

他にもこのノートに乗っているゲームキャラクターが大勢居た。

ファイナル・デビルの 雑魚天使
死の戦場の敵兵
夜露死苦番長の暴走族
スチームボットのストーンファイター
音符戦士の不協ナイト
ビックバードのドラゴン族
ブシドーの雑魚忍者
デリ&バリーのライバル従業員
ハンターXの小型恐竜

雅人「これは··まさか!」

疑問が明らかな確信に変わった。


そう俺のウイルスの効果は·····二次元のキャラクターを三次元に呼び出す力を持っているんだ!

雅人「凄いぞ!こいつは世紀の新発明だ!バーチャルリアリティ顔負けの大発明だ!」

雅人「ハハハハハ!俺は天才だ!俺はたった今!神になった!」

雅人「·········」


雅人「ああああああああああ!」

よく考えろ!俺は今!バイオテロの実行犯(だとしなくてもバイオテロの元を作った)だぞ!

コンピューターウイルスならまだしも俺のウイルスが人を倒す化け物になっちまった!

雅人「ヤベェよ!ヤベェよ!俺は今!猛烈に詰んでいる!」

そのまま部屋をアタフタと駆け回る

雅人「はぁはぁ·····」

汗だくの俺の目の前の一つの物に目が止まる


そうコンピューターのメモリーだ。

こいつにはあの問題の(可能性が高い)ウイルスが入っている

雅人「·········!」

俺はそいつを····パソコンにぶちこんだ

もしかしたら俺がこのまま捕まらない方法があるかもしれない。

雅人「こうなったらやけだぞ!このヤロー!」

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