【けものフレンズ】キタキツネ「これって…げぇむの中!?」 (31)

???「…きなさい。………ツネ」

キタキツネ「(んん…誰だろう…。誰かがボクを呼んでる……?)」

???「起きなさい、勇者キタキツネ!」

キタキツネ「………んぇ?」

???「はぁ…やっと起きた」

キタキツネ「ふぁ…おはようギンギツネ。あれ……ここどこ」

ギンギツネ「まったく寝ぼけているの?ここははじまりのむらよ。それより早く準備なさい」

キタキツネ「はじまりのむら…?準備…?」

ギンギツネ「ちょっと本当に大丈夫?あなたはこれから魔王を倒す旅に出るのよ」

キタキツネ「えぇ…何でそんな恐ろしい事を…」

ギンギツネ「そんなのあなたが勇者だからに決まってるじゃない」

キタキツネ「(…このコテコテの設定といい世界観といいもしかしてボクげぇむの世界に迷い混んじゃった…?)」

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キタキツネ「…という事はボク魔王を倒さないと元の世界に戻れないの…?」

ギンギツネ「元の世界?よく分からないけどまぁ確かに魔王を倒さないと元の平和な世界には戻れないわね」

キタキツネ「そういう意味じゃないんだけど…」

ギンギツネ「この世界は長い間セーラー服派の魔王タヌキ軍とブレザー派のキツネ軍の間で争いが続いてきたの」

ギンギツネ「でも残念ながら私達キツネ側は先の争いで負けてしまって今も刻一刻とこの世界の毛皮は全てセーラー服になり代わろうとしているわ」

ギンギツネ「だからあなたは勇者としてそれを止める義務がある……って聞いてるの!?」

キタキツネ「………むにゃ?聞いてるよ。ギンギツネが実はセーラー服派だったんでしょ」

ギンギツネ「全然聞いてないじゃない!!」

キタキツネ「ボクここでだらだらしてるから勇者はギンギツネに任せるよ」

ギンギツネ「あなたねぇ……」

キタキツネ「だって今から仲間を集めてレベルを上げてさいきょーの装備を揃えてって…」

キタキツネ「そんな面倒臭い事面倒臭がり屋のボクが面倒臭がらずに出来るはずないじゃん」

ギンギツネ「何回面倒臭いって言うのよ…」

キタキツネ「そんな訳だから勇者キタキツネの冒険はここでおしまい…ふぁ」

ギンギツネ「(始まってすらいない)」

ギンギツネ「い、い、か、ら、準備しなさい!!」

キタキツネ「えーやだー!大人になるとRPGはだるいんだよー」

ギンギツネ「あなたまだ子どもでしょう」

キタキツネ「そもそも子どもにそんな世界の命運を賭ける方がどうかしてるよ…」

ギンギツネ「…あら?何か外が騒がしいわね」

キタキツネ「嫌な予感が…」

ギンギツネ「とにかく行ってみましょう」


ギンギツネがなかまになった!▼

キタキツネ「うわ…何これ。セルリアンがいっぱいいるぅ…」

ギンギツネ「…きっと魔王の仕業に違いないわ。来るわよ!!」



セルリアン(小)Aがあらわれた!▼
セルリアン(小)Bがあらわれた!▼
セルリアン(小)Cがあらわれた!▼



キタキツネ「うぅ…こんなにたくさんどうやって倒せばいいの…?」

ギンギツネ「大丈夫よ。落ち着いて、まず目の前の一匹を倒す事に集中しなさい」

キタキツネ「わ、分かった…!」



キタキツネの こうげき!▼
セルリアン(小)Aに 29のダメージ!▼
セルリアン(小)Aを たおした!▼



キタキツネ「凄い…ボクセルリアン倒しちゃった…?」

ギンギツネ「その調子よ。さぁ今度は私の番よ!」


ギンギツネは  特製セルリアン破壊爆弾を  つかった!▼
ぜんたいに 102の ダメージ!▼
まもののむれを やっつけた!▼

キタキツネ「やった…全部倒した!」

ギンギツネ「やるじゃないキタキツネ!」

キタキツネ「任せて…げぇむで鍛えてるから……あっ!?ギンギツネうしろ!!」

ギンギツネ「…え?きゃあ!?」

セルリアン「~~~~~」ピョンピョン

キタキツネ「よくもギンギツネを…!てい…!!」



パカァーン!!



キタキツネ「だ、大丈夫ギンギツネ…!?」

ギンギツネ「うぅ…私はもう駄目みたい……」

キタキツネ「しっかりして…!これくらいの傷なら回復すれば…」

ギンギツネ「うぅ…私はもう駄目みたい……」

キタキツネ「(あっ、これ強制イベントだ)」

ギンギツネ「どうか私の仇を取って…この…世界を平和に………」ガクッ

キタキツネ「ギンギツネ…?ギンギツネー!!」

ギンギツネ「…あ、あとここから先にライオンの統治する大きな街があるからまずはそこを目指すといいわ………」ガクッ

キタキツネ「ギンギツネ…?ギンギツネー!!」

ギンギツネ「…それと安いからって変な物を買うと後で大変な目に遭うからくれぐれも………」




・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・





~おうと らいおんきんぐだむ~

キタキツネ「結局心配性のギンギツネはあの後一時間近く小言を呟きながら逝ってしまった…」

キタキツネ「ちゃんと安心して眠れるようにしっかり土に埋めてきたしギンギツネのむくろはいずれこの大地と一体になるだろう……」

キタキツネ「(棺桶が重いから連れてこなかったなんて言えない)」

キタキツネ「一応言われた通り王都まで来てみたけど…」

キタキツネ「すごい……。今までつーでぃーでしか見た事無かった背景や街並みがこんなに間近で見られるなんて…」

キタキツネ「綺麗だなぁ…。げぇむも進化したらいつかこういう風に出来るようになる日が来るのかな」

サーバル「私はサーバル!ここは王都ライオンキングダムだよ!」

キタキツネ「うわっ!?話しかけてないのに急に喋りだした」

サーバル「………」

キタキツネ「と思ったら急に黙った…」

キタキツネ「あの~……?」

サーバル「私はサーバル!ここは王都ライオンキングダムだよ!」

キタキツネ「(あのサーバルがむらびとAみたいになってる)」

サーバル「あなたこの辺じゃあまり見ない顔だけどどこから来たの?」

キタキツネ「あ、えと…ボク勇者で今魔王を倒す旅の途中なんだ」

サーバル「すっごーい!あなた勇者なの!?初めて見たよ~」

キタキツネ「え、そうかな…。うぇへへ……」

サーバル「ねぇねぇ!その旅、わたしもついていってもいいかな!?」

キタキツネ「え…でも危険だよ?何があるか分からないし…」

サーバル「大丈夫!私夜行性だから!」

キタキツネ「(いみがわからない)」

キタキツネ「(でも今はひとりでも多く仲間が欲しいしサーバルなら前衛を任せてボクは安心して“楽な”後衛に回れるかも…)」

キタキツネ「うん…じゃあお願いしようかな」

サーバル「ありがとう!それじゃあ早速街の中を案内するよ!行こ行こ!」


サーバルが なかまになった!▼

サーバル「ガーイド!ガーイド!まちなかガーイドー!」

キタキツネ「うわぁ…おっきい建物がこんなにたくさん…」

サーバル「広くて素敵な街でしょ!ここなら何でも揃っちゃうよ」

サーバル「あ、ここのお店なんかどうかな?」

キタキツネ「ここは…よろず屋?」

サーバル「とにかく入ってみよう!」

~よろずや~

パンサーカメレオン「パンサーカメレオンのよろず屋にようこそでござる」

サーバル「うわぁ~すっごーい!色んなものが置いてあるね」

パンサーカメレオン「今日は何をお探しでござるか?」

キタキツネ「えっと…ボクたちこれから魔王を倒しに行くんだけど」

パンサーカメレオン「なんと!という事は勇者様ご一行という事でござるか。その様な方がわざわざ拙者のような日陰者の店を訪ねてくれるとは恐悦至極でござる」

キタキツネ「い、いやぁそれほどでもあるかな」

キタキツネ「(あれ…勇者も思ったより悪くないかも…?)」

サーバル「ねぇねぇ!これなんかどうかな!?」

パンサーカメレオン「おっ、お目が高いでござるね。それはサンドスターで作られた鎧でそれを身に着けるとサンドスターの消費を半分に抑える事が出来るのでござる」

キタキツネ「すごいね…。そんなものがあるんだ」

パンサーカメレオン「ちなみにそれは500,000ジャパリコインでござる」

キタキツネ「(た、高い……)サーバル、あんまり無闇に触らない方が…」

サーバル「うみゃ?」ツルッ

キタキツネ「あ」



パカァーン!!



パンサーカメレオン「だ、大事な売り物が……」

サーバル「ご、ごめんね。そんなつもりじゃ…」

パンサーカメレオン「…許さんでござるぅ~~~!!!!!」



パンサーカメレオンの こうげき!▼
サーバルに 999の ダメージ!▼
サーバルは しんでしまった!▼



キタキツネ「………え?」

パンサーカメレオン「勇者一行だか何だか知らないでござるが逃がさんでござるよ!!」



パンサーカメレオンの かげぶんしんのじゅつ!▼
パンサーカメレオンBが あらわれた!▼
パンサーカメレオンCが あらわれた!▼
パンサーカメレオンDが あらわれた!▼
パンサーカメレオンEが あらわれた!▼
パンサーカメレオンFが…



キタキツネ「ご、ごめんなさーい!!」

~きょうかい~

キタキツネ「…大丈夫?サーバル」

サーバル「大丈夫大丈夫!お陰で生き返ったよ!」

キタキツネ「(まさかカメレオンを怒らせるとあんなに怖かったなんて)」

サーバル「これからどうしよっか?」

キタキツネ「う~ん…」

キタキツネ「(サーバルの蘇生でお金も使い果たしちゃったしここら辺で雑魚狩りをするにしても序盤じゃ大した金額にはならなそうだしなぁ…)」

キタキツネ「(かと言って今の状態で魔王に挑むのは自殺行為だし…正直こんな状態でこれから勇者を続けていくとか考えられない)」

キタキツネ「(…ん?勇者?続ける?………そうだ!)」

キタキツネ「…ねぇサーバル。ボクの代わりに勇者になってみない?」

サーバル「え、私が!?でもなれるの?」

キタキツネ「うん。ボクにいい考えがあるんだ」

~だぁましんでん~

キタキツネ「うぅ…どうして………」

サーバル「残念だったね…。勇者はてんしょく?出来ないんだって」

キタキツネ「世知辛い…ボクはただ単に遊び人になってこの異世界ライフを満喫しようと思っただけなのに…」

サーバル「じゃあ私が代わりになってあげるね!」

キタキツネ「あっ!?サーバル待って…!」



サーバルは 遊び人になった!▼



キタキツネ「うぅ…頼みの綱だったサーバルが遊び人になったせいでパーティの戦力が…」

キタキツネ「もうおしまいだ…ボクが勇者なんて最初から出来る訳なかったんだ…」








???「…待ちなさい!!」

キタキツネ「…だれ?」

???「…まったく勇者一行が神殿に向かったって聞いたからまさかとは思ったけどやっぱりあなただったのね」

キタキツネ「えっ!?ギンギツネ!?」

ギンギツネ「久しぶりね…キタキツネ」

サーバル「キタキツネの知り合い?」

キタキツネ「う、うん…知り合いというか旅立つ前に死別したというか……」

ギンギツネ「ちょっと!?勝手に殺さないでくれる!?」

キタキツネ「ご、ごめん……うわッ土臭い!?」

ギンギツネ「コンッ!?」

サーバル「すんすん…ホントだー!それによく見たら身体中土だらけ!」

キタキツネ「そ、そうだよ……ギンギツネはボクがこの手で確かに葬ったはず…。なのに何で……」

ギンギツネ「だ、だからあれは…」

サーバル「分かった!あなたもしかしてゾンビのフレンズ!?」

ギンギツネ「違うわ!!」

ギンギツネ「…まったく。あなたが早とちりして勝手に土に埋めたせいで散々な目に遭ったんだから…」

キタキツネ「ご、ごめん…。でも生きてて良かった」

ギンギツネ「…勝手に死人扱いしておいてよく言うわ」

サーバル「でもやったねキタキツネ!これで仲間が増えるよ!」

キタキツネ「う、うん…!ギンギツネがいれば百人力だよ」

ギンギツネ「はいはい…。でも再会を喜んでいる暇はないわ。こうしている間にも世界は魔王の手によって刻一刻と変わろうとしているのだから」

サーバル「そっか…じゃあ早くやっつけないと!」

ギンギツネ「待って。今の私達が行っても返り討ちに遭うだけよ。まずは街に戻って態勢を立て直しましょう」

キタキツネ「態勢を立て直すって…具体的には?」

ギンギツネ「そうね…。せっかくさんにんいるんだし買い物と情報収集で分担しましょう」

キタキツネ「買い物って言ってもボクたちもう一銭も持ってないんだけど…」

ギンギツネ「……はぁ、仕方ないわね」



キタキツネは 3500ジャパリコインを てにいれた!▼

キタキツネ「えっ…!?どうしたのこのお金」

サーバル「うわぁ~たくさんあるね」

ギンギツネ「こんな事もあろうかと用意しておいたのよ。使いなさい」

キタキツネ「で、でも…」

ギンギツネ「いいの。…あなたその様子だと私と別れてから何も買ってないようだし私からのご褒美よ」

ギンギツネ「…と言ってもその程度じゃあまり良いものは買えないでしょうけど」

キタキツネ「ううん…!ありがとうギンギツネ!」

ギンギツネ「で、サーバルは…」

サーバル「…私もう一回よろず屋に行ってくる!」

キタキツネ「えぇっ!?」

サーバル「だって悪い事したのは私の方だしもう一回行ってちゃんと謝ってこないと…」

キタキツネ「で、でもあれはもう話を聞いてくれるような雰囲気じゃ…」

サーバル「大丈夫だよ!ちゃんと心を込めて謝ればきっと許してくれるよ!」

ギンギツネ「…何かよく分からないけれどじゃあキタキツネは買い物、サーバルがよろず屋で私が情報収集という事でいいかしら」

キタキツネ「う、うん」

サーバル「よーし、じゃあ王都に向かってレッツゴー!」

キタキツネ・ギンギツネ「おー!!」



ギンギツネが なかまになった!▼

~おうと らいおんきんぐだむ~

ドングリキツツキ「毎度どうも旦那ぁー!またいつでもお越し下せぇ!」

キタキツネ「うん…これでよし、と。あとは……ん?」

ギンギツネ「そうね……………。こっちは………よ」

キタキツネ「(あれはギンギツネ?)」

キタキツネ「(誰かと話してるのかな?うーん……ここからじゃよく見えない)」

ギンギツネ「まったく…一芝居打つのも楽じゃないわ。まぁこれも作戦のうちだしね」

キタキツネ「(一芝居…?作戦…?何の事だろう)」

ギンギツネ「…分かってる。そっちもくれぐれも気を付けなさい。………それじゃ」

キタキツネ「ギンギツネ…?」

ギンギツネ「あ、あらキタキツネ。随分と早かったわね」

キタキツネ「うん…。今誰と話してたの?」

ギンギツネ「何でもないわ。それより買い物は済んだの?」

キタキツネ「う、うん。……はい、これ」

ギンギツネ「えっ…これって……」

キタキツネ「ボク考えたんだけどやっぱりこれはギンギツネのお金だしギンギツネの為に使うのがいいなって…」

ギンギツネ「キタキツネ…」

キタキツネ「…それにこれなら今度セルリアンの攻撃があっても耐えられると思うし」

ギンギツネ「ありがとうキタキツネ!」ギュッ

キタキツネ「うわっ…く、苦しいよ…」

ギンギツネ「じゃあ早速装備するわね」



ギンギツネは プラチナローブを そうびした!▼
ギンギツネは てぬぐいを そうびした!▼
ギンキツネは びんぞこメガネを そうびした!▼

『まがまがしいBGM~♪゛』

ギンキツネは のろわれてしまった!▼

ギンギツネ「え、なに今の」

キタキツネ「あっ…」

ギンギツネ「あっ…って何よ!!これ呪いの装備じゃない!!」

キタキツネ「い、いや~…すっごく安かったからつい…」

ギンギツネ「つい、じゃないでしょ!!私言ったじゃない安い物には罠があるって!!」

キタキツネ「え?そうだっけ…?」

ギンギツネ「しかも何よこれ!?よく見たら“プラチ”ナ“ローブ”じゃなくて“ふらち”な“ろーぷ”じゃない!!」



ふらちなろーぷが ギンギツネのからだを しめつける!▼



ギンギツネ「いだだだだだ!!」

キタキツネ「うわぁ……。公衆の面前でそういうぷれいするとか勇気あるね」

ギンギツネ「何ドン引きしてるのよ!?早く外しなさい!!」

キタキツネ「呪いの装備は教会じゃないと外してくれないよ?」

ギンギツネ「じゃあとにかく教会に…」

キタキツネ「あ、ごめん。さっきのでお金全部使っちゃった」

ギンギツネ「あなたねぇ…!!」

サーバル「あ、キタキツネー!ギンギツネー!」

キタキツネ「…サーバル!?良かった無事だったんだ……って何その装備」

サーバル「カメレオンにごめんねって謝ったらお主の様な者は初めてでござる!って許してくれて、それでお店にある一番強い装備全部貰っちゃったんだ!」

キタキツネ「(くっ…こんな所でも主人公補正を発揮させるとは…)」

サーバル「ところでギンギツネは何やってるの?」

ギンギツネ「あはは……。放っておいてちょうだい」

キタキツネ「これはこういう“おあそび”なんだ」

ギンギツネ「なっ!?誰のせいでこうなったと…」

サーバル「きっこうしばりだね!?負けないんだからー!!」

ギンギツネ「ちょ!?サーバルやめっ!?あふっ」

キタキツネ「あんまり触っちゃだめだよ。びんかんになってるから」

ギンギツネ「なってなーーーーい!!!!」









そして…

~まおうじょう~

サーバル「わーい魔王城だー!」

キタキツネ「うぅ…ついに来てしまった」

ギンギツネ「最終決戦なのよ。もっとしゃきっとしなさい」

キタキツネ「だっておかしいよ…!何でこれから魔王と戦うぞっていうのに…」



キタキツネ Lv:13
E:ひのきのぼう
E:いつものけがわ
E:おふろのおけ
E:おなべのふた



ギンギツネ Lv:37
E:なんでもツクールZZ
E:ふらちなろーぷ
E:てぬぐい
E:びんぞこメガネ



サーバル Lv:58
E:れっぷうのサバンナクロー
E:サンドスターのよろい
E:けんじゃのへし
E:こううんのかみヒコーキ

キタキツネ「…どう考えてもおかしいよ!何で縛りプレイもしてないのにボクだけこんなに弱いの…!?」

ギンギツネ「だ、だってあなた全然戦闘に参加しなかったじゃない!」

キタキツネ「うっ……それは…」

サーバル「でもお陰で私たちは強くなれたよ!」

キタキツネ「………と言うかサーバルは強くなりすぎでしょ…」

サーバル「私今遊び人から賢者に転職したからね!生きとし生ける全ての者に救いの手を差し伸べこの世界を平和に導くのが今の私に課せられた使命だよ」

キタキツネ「う゛っ!?サーバルから後光が……」

ギンギツネ「何て穏やかな笑顔なの……」

キタキツネ「はぁ…。サーバルはボクより勇者してるしギンギツネは相変わらず呪われてるし何このパーティメンバー」

キタキツネ「もはや強制負けイベントでもないのに全滅する未来しか見えない」

ギンギツネ「ま、まぁ死んでもまた挑戦すればいいし…」

キタキツネ「残念だけどボクら全滅してももう蘇生するお金無いよ」

ギンギツネ「どこまで貧乏なのよ…」

サーバル「とにかく進んでみよ!ほら早く!」

キタキツネ「あ、もっと慎重に…」



ガチャン



サーバル「あれ?扉が勝手に閉まっちゃったね」

キタキツネ「もしかして…」

ギンギツネ「しまった!セルリアンハウスだわ!!」

サーバル「どうしよう?囲まれちゃったよ!?」

ギンギツネ「…仕方ないわね。キタキツネ、ここは私たちが食い止めるからあなたは先に行って!」

キタキツネ「えぇ!?急に何て事言い出すの…!?」

サーバル「私たちなら心配しなくても大丈夫だよ!」

キタキツネ「いや…むしろボクの事を心配して欲しいというか…。それにボクひとりじゃ無理だよ…!」

ギンギツネ「そうかもしれない…。でもあなたは勇者よ!!あなたがやらないで誰がやるの!?」

キタキツネ「(無理と認められた上に完全に丸投げされた…)」

ギンギツネ「…さぁ、早く!!」

キタキツネ「はぁ…分かったよ」

サーバル「よし、じゃあふたりでパパっとやっつけちゃおっか!」

ギンギツネ「…そうね」



ギンギツネは サーバルに あんみんみーZを つかった!▼



サーバル「ギンギツネ…?どう…して……」

ギンギツネ「…ごめんなさいサーバル。あなたには少しの間眠っていてもらうわ」



バタッ

キタキツネ「はぁ…。ラスボス前にパーティメンバーが抜けて主人公のピンチを助けるという泣きのシーンがどうしてこんな事に…」

キタキツネ「…そしてこの先に待ち構えているであろうラスボスはボクの予感が正しければ恐らく……」

???「…待っていたわ。勇者キタキツネ」

キタキツネ「(あっ…やっぱり)」

???「まさかたったひとりでこの私に挑もうとはね…その勇気だけは認めてあげるわ」

キタキツネ「…ボクをひとりにさせたのはそっちでしょ、ギンギツネ!」

ギンギツネ?「コンッ!?」

ギンギツネ「ど、どうして私の正体が分かったの!?」

キタキツネ「どうしても何もこの流れからしてギンギツネ以外いないし…」

ギンギツネ「おかしいわね…。私のシナリオならここで絶望に顔をうずめるキタキツネを倒してハッピーエンドのはずが…」

キタキツネ「どうでもいいけどそもそも何でギンギツネがセーラー服派のタヌキのボスなの?」

ギンギツネ「そんなの決まっているわ……あなたにセーラー服を着させる為よ!!」

キタキツネ「なんてふらちな動機…」

ギンギツネ「…まぁいいわ。当初の予定からはちょっと外れてしまったけれどここであなたを倒す事に変わりはないのだから」

ギンギツネ「覚悟なさい!!」



まおうギンギツネが あらわれた!▼



キタキツネ「うぅ…やっぱりげぇむとは言えギンギツネとは戦いたくないよ」

ギンギツネ「フフ…。そんな甘い事言っていられるのも今のうちよ」

ギンギツネ「くらいなさい!」



ギンギツネの こうげき!▼
キタキツネに 1の ダメージ!▼



ギンギツネ「!?」

キタキツネ「あいててて…」

ギンギツネ「(私の攻撃が効いていない…!?)」

ギンギツネ「くっ…!!ならこれはどうかしら!?」



ギンギツネは 特製フレンズ破壊爆弾を つかった!▼
ミス! キタキツネは ダメージを うけない!▼



ギンギツネ「ど、どういう事なの……。何で私の攻撃が………」

キタキツネ「………ねぇギンギツネ。ボクが何でここまで戦闘に参加してこなかったか分かる?」

ギンギツネ「そ、そんなのあなたがただ面倒臭がってただけじゃ…」

キタキツネ「はぁ…。だからギンギツネはいつまで経ってもボクに勝てないんだよ」

ギンギツネ「どういう意味よ!?そもそもあなたと戦った事なんて一度も…」

キタキツネ「やだなぁギンギツネ。ボクが“いつ”このげぇむ初めてって言ったの?」

ギンギツネ「え………?」

キタキツネ「このレベルでここまで来られたのはボクが面倒臭がり屋だからでも縛りプレイをしていたからでも、ましてや舐めプなんかでもない」

ギンギツネ「どういう事よ!?」

キタキツネ「知ってた?ギンギツネの強さはボクのレベルに関係してるんだよ。つまりボクが弱ければ弱いほどギンギツネも弱くなる」

ギンギツネ「なっ……!?そんな嘘よ!!」

ギンギツネ「だってそれならあなたと私の差は無いはず…!何故攻撃が効かないの!?」

キタキツネ「それはボクがこれを装備しているからだよ」

ギンギツネ「そっ…それは本物の勇者しか手に入れる事の出来ないさいきょーの装備!!どうしてそれを……」

キタキツネ「これドングリキツツキのお店で預かっておいてもらってたんだ。周回プレイ前提ならアイテムは預けておかないと引き継げないからね」

ギンギツネ「いつの間に………はっ!?まさか街で別れた時に……」

キタキツネ「うん。ギンギツネがせっせと一人芝居してる時に引き出しておいたんだ」

ギンギツネ「それは恥ずかしいから言わないで」

キタキツネ「そしてギンギツネが今装備してるその呪いのアイテムの効果はダメージ倍増全パラメータ半減常時状態異常毎ターンダメージetc……」

ギンギツネ「つまり初めから全てを見通して………」

キタキツネ「うん…。そういう訳だから………ばいばい、ギンギツネ…!!」



キタキツネの こうげき!▼
ギンギツネに 9999の ダメージ!▼
まおうギンギツネを たおした!▼



ギンギツネ「お……おめでとう…。これでこの世界は救われたわ………」

キタキツネ「うん……。これでボクもうにぃとになっていいんだね…?」

ギンギツネ「それは駄目よ…。何故なら私が倒れても第二第三のギンギツネが…」

キタキツネ「そういうのはいいから」

チャラララ~♪



キタキツネ「あ、もうえんどろーるか」

キタキツネ「ギンギツネのこの反応が楽しくてついまた同じルートでクリアしてしまった」

キタキツネ「でももう飽きてきたしそろそろ元の世界に戻りたいかも………ん?」

キタキツネ「よく考えたら何で魔王を倒したのに戻れないんだ………?」

キタキツネ「もしかして………………」







???「ふははははは!!しんのだいまおう参上なのだー!!!」

???「アラーイさーん、まだエンドロール中だよー?」

アライさん「なにぃー!?それを先に言うのだフェネック!」

キタキツネ「………やっぱり」

アライさん「という訳でこの世界のけがわは全てアライさんがセーラー服にしてやるのだ!!」

フェネック「アライさんはやっぱりタヌキだったんだねー」

アライさん「フェネックぅ!?アライさんはタヌキじゃないのだ!!」

キタキツネ「………これだから」










キタキツネ「げぇむはやめられない…!」


はじまりの おわり

最後までご覧頂きありがとうございました。
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