花陽「進路どうしよぉ」 (16)

花陽「はあ…」

凛「かーよちん」

花陽「あっ、凛ちゃん!」

凛「かよちん何してるの?」

花陽「えっとね、実はねこないだ絵里ちゃんと希ちゃんが進路の話をしててね」

凛「進路?」

花陽「うん」


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凛「そうなんだ。あの二人ならどんな大学でも入れそうな気がするけどな~。まあ、凛達はまだまだ先の事だしね」

花陽「うん、そうなんだけど…。私は将来はどんな感じになるのかなって少し気になっちゃって」

凛「え~かよちんはかよちんだよ。今もこの先もずっとかよちんだよ」

花陽「あ、あのね…そう言う事じゃないの。将来どんな職業についてどんな風に暮らすのかなぁって」

凛「なるほど。そう言う事か~」

花陽「凛ちゃんは気になったりしない?」

凛「凛?ん~あんまり考えた事ないけど…とりあえず進級しなきゃとは思ってるよ」

花陽「そ、それは最低条件じゃないかな?どんな大学に行きたいとかどんなお仕事したいとか…」

凛「ん~凛と言えばやっぱりスポーツだから」

花陽「やっぱりスポーツ関連のお仕事?」

凛「うん、そうなるのかなぁ。ドラフトで指名されるのを待とうかなぁ」

花陽「え?そ、それはどうだろ…凛ちゃん野球部じゃないし」

凛「そもそも女の子ってドラフト会議で選ばれるのかなぁ?」

花陽「う~ん。聞いた事ないけど」

凛「だよね~。凛野球得意なんだけどなぁ。まあ、冗談は置いといて」

花陽「よ、良かったぁ。冗談だったんだね」

凛「凛は体育大学に進学するのがいいかなぁ」

花陽「そっかぁ。ちゃんと考えてるんだね」

凛「かよちんはどんなお仕事したいの?」

花陽「えっと…」

凛「かよちんは幼稚園の先生とか向いてそうにゃ」

花陽「え?そうかな?」

凛「うん。かよちん子供に好かれそうな気がするにゃ~」

花陽「確かに、子供と遊ぶのは大好きだよ」

凛「にこちゃんとか穂乃果ちゃんとお話ししてる時凄く楽しそうだもんね」

花陽「え?あ、あの二人は子供じゃないよ」

凛「養ってもらってる内は子供だよ」

花陽「それだと私達も子供だよ。確かに子供だけど…」

凛「でしょ?」

花陽「私の言ってる子供は幼児だよ」

凛「分かってるよ。冗談にゃ~」

花陽「でも、凛ちゃんも子供に好かれそうだよね」

凛「そうかな?でも凛、子供と鬼ごっことかして負けてあげる事出来るかなぁ」

花陽「そ、そこは手加減してあげようよ」

凛「うん。それもそうだね~」

花陽「ほ、他にはないかな?」

凛「え?かよちんに合うお仕事?ん~…そうだなぁ…お嫁さんとかは?」

花陽「あれ?お嫁さん?私に合うお仕事ほかに見つからなかった?」

凛「そんな事はないよ?でも、かよちんってお嫁さんとか凄く似合うだろうなぁ~って思ったんだよ」

花陽「それは…確かに憧れはするけど…」

凛「凛、かよちんが結婚しちゃうのは寂しいけど…凛、かよちんの幸せなら祝えるよ」ウルウル

花陽「あれ?凛ちゃん?私は結婚しないよ?まだ高校生だよ?」

凛「あっ、そうだよね。なんか、かよちんの結婚式を想像したら泣けてきちゃったにゃ」

花陽「そ、そう?ありがとうね、凛ちゃん」

凛「うん。それより、かよちんに合うお仕事だよね?」

花陽「うん。何かあるかな?まだ、幼稚園の先生しか出て来てないけど」

凛「う~ん。やっぱり好きな事をお仕事に出来たら幸せだと思うんだよね」

花陽「好きな事?」

凛「かよちんが好きな物と言えばお米!農業とかどうかな?」

花陽「え?農業?それって農家に嫁ぐって事?」

凛「え?そうなの?」

花陽「だって、そうしないと厳しいと思うけど…それに東京って言うのも厳しいよね?」

凛「そっか。かよちんが東京から出て行っちゃうのは寂しいにゃ…」

花陽「大丈夫だよ?出て行かないよ?」

凛「そっか。じゃあ農業も難しいかぁ…じゃあ、お米マイスターとかはどうかな?」

花陽「お米マイスター?」

凛「うん。お米に熱い情熱のあるかよちんならぴったりにゃ」

花陽「そうだね!確かにいいかもしれない」

凛「あれ?凛、冗談で言ったんだけど…お米マイスターってどんなお仕事するのかな?」

花陽「そうだね…そもそもお米マイスターって多分資格だよね…どんなお仕事に繋がるんだろぉ」

凛「そっか、資格なんだ。あっ!資格!例えばかよちんは食べるのが好きなんだから調理学校に進学して調理師免許を取って調理関係のお仕事に就くとかはどうかな?」

花陽「調理師?」

凛「うん。それで、将来自分のお店を開いてさ。その時もし凛が就職出来てなかったら凛の事も雇ってね?凛お料理は出来ないけど注文を取る事くらいは出来るから」

花陽「え?凛ちゃん…仮にお店を開いてたとしてその時は結構いい歳だと思うんだけど…」

凛「だから、もしもの話だよ。もしも凛が就職してなかったら」

花陽「う、うん。そうだね」

凛「う~ん。後は他に何かあるかなぁ。かよちんが好きな事…やっぱりアイドル?」

花陽「え?私がアイドルなんて無理だよぉ」

凛「いや、かよちん…かよちんは今もアイドルなんだよ?スクールアイドルだってアイドルはアイドルなんだよ?μ'sだってプロにも負けない情熱だってあるんだし本気でラブライブ目指してるんだから」

花陽「う、うん。そうだね…ごめんね?私また弱気な事言っちゃって」

凛「ううん。大丈夫だけど」

花陽「でも、やっぱり私と言えばお米とアイドルなのかな?」

凛「うーん…そうだねぇ。それとも違う角度から攻めてみる?」

花陽「え?違う角度から?」

凛「例えばプロデュース業とかはどうかな?」

花陽「プロデュース業?」

凛「そうだよ!例えばプロのアイドルには優秀なプロデューサーが付き物にゃ」

花陽「うん。それはそうだね」

凛「かよちんがアイドルをプロデュースするんだよ」

花陽「わ、私が?」

凛「だってアイドルが誰よりも好きなかよちんはファンが何を求めてるかもわかるでしょ?スクールアイドルをやってからアイドルの気持ちも分かるしね!」

花陽「確かに…一理あるかも…」

凛「アイドルだけじゃないよ?お米を使った商品のプロデュースとか」

花陽「お米を使った商品のプロデュース?」

凛「うん。お米を使ったデザートをプロデュースしてみたりとかお米の新たな可能性を見つけるんだよ」

花陽「う、うん。なんか凄いね」

凛「でね、その合わせ技で農業系アイドルをプロデュースしてみたり」

花陽「え?農業系アイドル?」

凛「うん。アイドルに農作業をやってもらってそれをテレビ番組の企画にして…」

花陽「待って凛ちゃん。もう居るよ?凛ちゃんが言う農業系アイドルってもういるよ?なんなら建築や珍しい魚を見つけるのも得意なグループがもういるの」

凛「え?そうなの?う~ん、プロデュースも難しいのかなぁ」

花陽「そうだね。今は本当に色んなアイドルがいるからね」

凛「そっかぁ。難しいにゃ~」

花陽「なんか話が物凄く脱線しちゃったね」

凛「え?そうかなぁ?」

花陽「結局私に合うお仕事が全然見つからないよぉ」

凛「う~ん。正直そんなに焦る事はないと思うけどなぁ」

花陽「そうかなぁ」

凛「うん。将来やりたい事なんてそのうち見つかるよ」

花陽「ええ?それで大丈夫かなぁ」

凛「大丈夫だよ。大切な事なんだから焦らずゆっくりやりたい事を探そうよ。その為に高校生活は三年間もあるんだからさ」

花陽「うん。そうだね」

凛「取り敢えず今を後悔しない為にも練習に行くにゃ」

花陽「うん、そうだね」

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