モバP「まゆについて」まゆ「パンダについて」 (32)

勘違いネタ、つまり某お笑いコンビの二番煎じです。
あと時事ネタも下ネタも含んでおります。

次レスから始めさせていただきます。

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──事務所


モバP(疲れた……)

まゆ「そういえばPさん。パンダのニュース知ってますかぁ?」

モバP(最近、自分でも働きすぎだと思う……)

まゆ「上野動物園でパンダの子供が産まれたそうですよ?」

モバP(アイドルと話すときもどことなく上の空で会話を聞けてないことが多い)

まゆ「まゆ、テレビで見たんですけどパンダの子供がニャアニャア鳴いていてかわいいんですよぉ? だから──」

モバP(まったく関係ないが最近性欲も溜まっている)


まゆ「まゆと一緒に、行きませんかぁ?」

モバP「……へ?」

モバP(……また意識が飛んでた。けど話を聞いてなかったとは言いにくいな。特にまゆ相手だと……)

モバP(とにかくなんて言ってた? 確か……子供とか、産むとか……)

モバP(あと最後に……「まゆと一緒に、イきませんかぁ?」って……ま、まさか!?)

モバP「ど、どうしてそんな急に?」

まゆ「だって……Pさん、最近お疲れみたいでしたから」

モバP(確かに最近疲れてその反動で性欲が高まっている。けど……!)

モバP「それとこれとは話が別だ! 確かに疲れてるけどお前は担当アイドルだしな」

まゆ「……! プロデューサーだからとかアイドルだからとかは関係ありません! Pさんはまゆと行きたくないんですかぁ?」

モバP「そ、それは……。俺だって男だ。興奮はする」

まゆ(男の子だからってパンダを見に行くのに興奮するだなんて……Pさんもなかなか子供なんですねぇ)

モバP「ぶっちゃけ興奮しすぎて寝てるところを襲おうとしたこともあったんだ……」

まゆ「襲う!? せ、性的にですか!?」

モバP「……ああ」

まゆ(えっ!? あ、相手はパンダなんですよ!? そ、そんなの──!?)

モバP(この機会に全部ぶっちゃけてしまおう。このままじゃプロデュースにも支障を来すかもしれないし……)

モバP「い、いや! 実際襲ったわけじゃないんだ! そこはプロデューサーとして何度も自制した!」

まゆ「それ以前に人間として自制してください!」

モバP「あ、ああ。そうだよな。いきなり襲うなんて人間として最低だよな……」

まゆ「いきなりとかいう問題じゃありませんよぉ!」

モバP「そ、そうか……。そうだよな……」

モバP「この際言わせてもらうとさ、この前の撮影で男が近づいていたときに正直嫉妬してたんだ」

モバP(あの俳優はまゆをそういう目で見ている風だったとはいえ、俺はプロデューサーとしてではなく一人の男として……)

まゆ「嫉妬……そこまで……」

まゆ(この前の撮影って動物園のパンダの映像ですよね。撮影されたパンダの様子もしっかり見ていたんですね……。そんなに愛の深い……)

モバP「俺にはその男が獣のようにしか見えなかったんだ」

まゆ「その通りですからね」

モバP「なに!? ってことはあの後、何かされてたのか!」

まゆ「え……? それは、その……。子供を妊娠したころだったんじゃ///」

まゆ(動物の話とはいえ、口にするのは少し恥ずかしいです///)

モバP「…………は……? …………う……そ……だろ……」ガタガタ

まゆ「ショック受けすぎですよ! 連日ニュースでやってましたよ!」

モバP「お、お、俺は……そん……なの…………見てな──」

モバP「──ハッ! それよりその子供はどうしたんだ! 年齢的に問題が……」

まゆ「え?無事、産まれましたよぉ?」

モバP「ピニャァァァァァ!?!?」

まゆ「だから連日ニュースでやってましたって!」

モバP「そりゃバッシングの嵐でしょうがあああ!?」

まゆ「え? 普通に祝福されてましたよ?」

モバP「どうしちまったんだ! 日本!」

モバP「許せねえ……。こんな小さな体に無理させるなんて……! その男は今どこにいるんだ!」

まゆ「えっと……普通に檻の中だと思いますよぉ?」

モバP「そりゃそうだ! この国にも良心は残ってたんだ! けど直接罰せないのが余計憎い!」

モバP「で、でも子供はどうしたんだ? 産んだんだろ?」

まゆ「子供も多分檻の中ですよぉ?」

モバP「やっぱりこの国は終わりだぁぁ!!」

まゆ「その子供が気になるから一緒に行きましょうって誘ってるんですよぉ!」

モバP「まゆ……。そんなチェーンメールの未亡人みたいになってしまって……。寂しさを紛らわすために……」ウッ

まゆ「……確かにまゆも寂しいですけど、Pさんも寂しいんじゃないですかぁ? ずっと働き詰めで夜も一人っきりで残業して……」

まゆ(だから動物園に誘ったはずなのにPさんにそんな性癖があったなんて……)

モバP「た、確かに寂しい……。ずっと会えてなかったからな」

まゆ「だから、一緒に行きませんかぁ? 私はPさんのその(動物に対しての)認められない愛を否定したりしませんよぉ?」

モバP「そうか……。俺の(人妻に対しての)認められない愛を許してくれるのか……」

まゆ「……はい」

モバP「…………そうか」

モバP「…………」

モバP「…………やっぱり駄目だ」

まゆ「……そう、ですか」

モバP「人妻を寝とるなんて真似、俺にはできない……!」

まゆ「だからそれ以前の問題ですけどね!」

まゆ(というか見に行ったらやっぱり襲っちゃうんですか!?)

モバP「ただ……せめて相手のことだけは教えてほしい!きちんと任せられるかどうか……!」

まゆ「は、はい。えっと……確か名前はリーリーって……」

モバP「国際結婚!? ……ま、まあ愛に国籍の壁なんてないよな」

まゆ「種族の壁を取り払っておいて今さらですねぇ」

モバP「……で、いくつなんだ?ちゃんと責任の取れる年齢なのか?」

まゆ「たしか11歳って……」

モバP「はぁ!? いやいやあり得ないだろ! 国が許さないって!」

まゆ「そ、そんなことないと思いますよぉ? 国全体がお祝いしてると思いますけど……」

モバP「もうやだ! 俺外国に住む!」

まゆ「それにむしろ推奨されてると思います」

モバP「いくら少子化だからってダメだろ!」

まゆ「関心が高まるように交尾動画も公開していたようですし……」


モバP「 」マッシロ

まゆ「ぴ、Pさん? 大丈夫ですか?」

モバP「……あ、ああ……。今現在、産むところだったがどうやら恒温動物だったことが幸いしたようだった……」ピヨピヨ

まゆ「 」

まゆ(ああ!Pさんが混乱している!
 ……けどこんな形だとしてもPさんにとっては思い人、いや思い熊を寝取られたようなものですし……。
 まゆだってPさんが誰かと結婚したら……シタラ……あああああ)

まゆ(……はっ! 意識が飛んでました!
 とにかく辛いだろうけどPさんに現実を認識させて元に戻さないと!)

まゆ「Pさん! これを見てください!」スマホソウサー

モバP「こ、これはアンドロメダ星雲!」

まゆ「違います! これは夫の画像です!」

モバP「え? オットセイ?」

まゆ「だから違います! よく見てください!」

モバP「いやいや、どっからどう見てもオット……セ……イ……」


モバP「 」アゼン


モバP「……まゆ。確認するけどホントにこれが夫の画像なんだよな」

まゆ「はい。残念ながら」

モバP「まゆ……。結婚はいい。ショタも百歩譲って許そう。だけど──」

モバP「パンダはダメだろ! パンダは! せめて人間相手だ!」

まゆ「もはやPさんの中で人間とパンダのカップリングは常識なんですかぁ!?」

モバP「……は? それはお前だろ! これがお前含めた日本国民の常識なんだろ! これを祝福なんて!」

まゆ「いや! だから! …………って、つまりはどういうことなんですかぁ……? まゆもだんだんわからなくなって来ました……」

モバP「日本は間違っている! 共謀罪どうこうの前にこの常識をどうにかしろーーーーぉ!!」


~誤解解決中~


モバP「な、なんだ。パンダの話か……」ホッ

まゆ「あ、あの……! まゆも誤解を産むようなことを言ってしまい///」

モバP「す、すまん! 意識が朦朧としててつい……! 実際、性欲も溜まってたし……ってこれもセクハラか!?」

まゆ「…………あの」

モバP「? どうした? ……訴訟だけは勘弁してくれるとありがたい」

まゆ「そ、そうじゃなくて……」


まゆ「その……Pさんが溜まっているなら、まゆも……手伝いますよ?」

おわりです。
田舎に住んでる俺が上野動物園の猫熊のことなんて知るか!そんな気持ちを込めて書きました。
 
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