ちひろ「ポケットアイドルモンスター」 (175)


ちひろ「お疲れ様です、プロデューサーさん。お仕事は順調ですか?」

「…はい」

ちひろ「それは何よりです。大変だとは思いますが、頑張って下さいね」

ちひろ「あ、そういえばミシロ常務から辞令が出ていましたよ」

「…?」

ちひろ「全ての手持ちアイドルを預け、単身でジョウト地方へ出張、だそうです」

「」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495966436


――――1ヶ月後

【クチバシティ 港】

凛「ン゙ン゙ン゙ン゙!!!」ジタバタ

奈緒「いやもう諦めろって凛、船出ちゃっただろ?」ググッ

凛「まだ追いつける」

奈緒「だーかーら追いついてどうするんだよ?プロデューサーさん困るだろう?」

凛「…」

奈緒「そ、そんな悲しい顔するなよぉ…私だって好きで言ってるじゃないんだぞ…」


加蓮「ほらほら、プロデューサー手を振ってるよ?かえさなくていいの?」

凛「…」ノシ

加蓮「向こうでジム戦巡りしたら帰ってくるんでしょ?それまでの辛抱じゃん」

凛「いつまでかかるの?」

加蓮「うーん…他にもお仕事あるって言ってたし、一年くらいかな?」

凛「」


卯月「行っちゃいましたね…プロデューサーさん」

未央「いやーまさかジョウト地方に事業拡大とは…すごい会社だよねぇ」

蘭子「我が友…天の鎖を受けなければ良いが…」

卯月「そうですね、また逮捕されないと良いですが」

未央「え?プロデューサーってそんな危険人物だったの!?」


杏「はー、ようやくだらだら生活に戻れるよ」

きらり「もー杏ちゃん?そうやっていつまでも強がりはダメダメ☆」

杏「だからそんなんじゃないってばー、もう…」

きらり「それに!Pちゃんがいない間はきらりが杏ちゃんのことばっちり見ててあげるよぉ!」

杏「うへー」


【船内】

「…」カサッ

君に頼みたい仕事は2つ、それらを全てクリアしてからカントー地方に戻るように

①ジョウト地方のレベルを確認するため、ジムを制覇すること

②346の名に相応しいアイドルをスカウトすること

以上だ

「…」


<ガタンガタンッ

「…?」

【荷物室】

「…」ギィ

??「んぐ!んぐぐ…で、出られないにゃあ…!」

??「もう船は出たみたいだし、早くPチャンに合流しないとぉ…!」ググッ

「…」


<ガタッ

??「うにゃ!?い、今何か音が…あわわ…誰か来たんじゃ…」

「…前川さん?」

みく「ふぁ!?そ、その声はPチャン!!良かったぁ…他の人だったら海に放り投げられてたにゃあ…」

みく「ってそれよりここから出してー!荷物に紛れて乗り込んだのはいいけど、中から出られないにゃ!」

「…」


みく「ぷはー!!娑婆の空気はうまいにゃー!」

「…どうしてここに?」

みく「どうしてって、Pチャンがいつまでたっても迎えに来てくれないからこっちから仲間になりに来たのにゃ!」

みく「そしたら一人でジョウト地方に行くって話を先月センカワ博士から聞いて、みくは閃いたのにゃ」

みく「手持ちのアイドルを連れて行けないなら、向こうで仲間になればいいと!」

「…」

みく「どうにゃ?みく頭いいにゃ!」ドニャア


みく「そ れ に!こう見えてみくはジョウト地方の出身なのにゃ!」

みく「旅の道案内も出来るしー!強くてかわいい猫チャンアイドルだしー」

みく「もうこれはスカウトするしかないにゃあ!」テッテレー

「…」

みく「…え?何で無言で真顔?え?え?」

みく「い、いやいや待ってにゃ!こんな優良物件他にはな、ないにゃ?」

「…」


「…分かりました」

みく「お願いにゃあ…何でも…ん?ほ、ほんと!?」

「はい」

みく「ぃやったにゃああああああ!!!」

みく「やっと、やっとみくもデビューできるにゃあ…」

みく「…Pチャン!これからよろしくにゃ!」


【アイドル図鑑を起動します】

前川みく 分類:まじめ系ネコ型アイドル

高さ:152cm 重さ:45kg

タイプ:ノーマル 特性:テクニシャン

説明:しっぽと耳は本物らしい。え、耳が4つあるって?
   …君のような勘のいいガキは嫌いにゃ


前作
ちひろ「そこに3人のアイドルがいますよね?」
ちひろ「そこに3人のアイドルがいますよね?」武内P「…」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462971662/)

 前作のあらすじ

・カントー地方のジム巡り

・道中で卯月・凛・蘭子・杏・きらり・未央を仲間にする

・美城常務とイチャイチャ、裏で赤羽根Pは黒ちゃんとイチャイチャ

・公式戦(ジム戦・大会)不敗で優勝、四天王に挑む

・最後の四天王である美城常務を倒し、目標達成。プロダクションとアイドルを託される

・日々の業務に奮闘 →>>1


【ワカバタウン】

みく「つ い た にゃー!!」

みく「ここはジョウト地方始まりの町と言われるワカバタウンにゃ!」

みく「思えばみくにとってはカントー地方に行く前に最後に寄った町だにゃあ…」

みく「あれから一年、流石に何も変わらな…」


「ま、待って下さい!!そのアイドルは…!」


みく「にゃ?何だろ…あっちは研究所があったはずだけど」


みく「どうしたのー?って、ジョウト地方のセンカワ博士じゃないかにゃ?」

ちひろ「え、みくちゃん?…それにあなたは、346プロのプロデューサーさんですよね?」

「…はい」

ちひろ「初めまして、いつも従姉妹がお世話になっております。ジョウト地方のセンカワです」

「初めまして、よろしくお願いします」

みく「それで、さっきの声は何にゃ?誰か走って行ったみたいだけど…」


ちひろ「それが、研究所で捕獲していたアイドルが謎の人物に連れ去られてしまって…」

みく「にゃ!?それって泥棒にゃ!!は、はやく警察に連絡しないと!」

みく「…あれ、『捕獲』?『所属』じゃなくて?」

ちひろ「ええ…その子は人間に危害を加えたということで、うちの研究所で捕まえていたアイドルなんです」

ちひろ「近々警察に引き渡されるはずだったんですが、その子を先ほどの人物が急に現れて連れ去って行って…」

みく「うーん…その子の仲間とか?」

ちひろ「分かりません…とにかく、私は警察へ通報しますね。少々お待ちください」


みく「でも今から通報してたら絶対間に合わないよね…?」

「…」

みく「そうにゃ!みく達で追いかけて捕まえるにゃ!!」

「…危険です」

みく「でも放っておけないにゃ!大丈夫、みくは強いからPチャンを守ってあげるにゃ!」

「…」


【ヨシノシティ 近くの茂み】

みく「たまたま近くにいた芳乃チャンのお告げだと、この辺にゃ…?」

「…」ガサッ

みく「銀髪でサングラス、ホストのような恰好をしていたってセンカワ博士は言ってたけど、そんな怪しい人物いるかにゃ」

「…これは」

みく「うにゃ?この木…殴った後のようなものがあるにゃ」


みく「もしかして、その怪しい人物が…?」

<ドゴォッ

「…!」

みく「にゃ!この音…Pチャン!」

「行ってみましょう」


【ヨシノシティ 近隣の森】

みく「…居たにゃ!!銀髪でサングラス…それに、あの黒髪ロングのアイドルは…!」

??「あ?っち、もう追手が来たのかよ…」

??P「あーあぁ、お前が素直に俺の言うこと聞いてりゃー今頃トンズラ出来てたろーによぉ」

??「うるせぇ、誰がてめーの言うことなんて聞くか!」

みく「な、何か喧嘩してる…でもチャンスにゃ!行くよPチャン!」

「…はい」


みく「見つけたにゃ!大人しくお縄につくにゃ!」

??「はっ、面白れぇ…やれるもんならやってみろよ!」

??P「おいおい正気か?見ろよ相手のプロデューサー…どう見てもカタギには見えねぇぜ?」

??P「ありゃマジモンのヤーサンだって」

??「鏡みてこい、そんで二度とアタシの前に出てくんな」

みく「やっぱり仲が悪いみたいにゃ…これなら楽勝にゃ!」

「…油断せずに行きましょう」


【アイドル図鑑を起動します】

向井拓海 分類:ヤンキーアイドル

高さ:163cm 重さ:53kg

タイプ:かくとう 特性:かたやぶり

説明:天上天下、喧嘩上等、特攻隊長向井拓海!アイドルなんてくだらねぇ…
    絶対にやらねぇからな、やらないからな!!


内匠P「プロデューサー同士目が合った…てことはライブバトルだな!」

内匠P「よし行け拓海!俺のために頑張れ!」

拓海「あぁ?ふざんけんなてめぇが売られた喧嘩だろうが、てめぇがやれ」

内匠P「ほー、つまり逃げるんだな?」

拓海「あ゙あ゙?」

内匠P「形だけとはいえ、今は俺がお前のプロデューサーだ」

内匠P「お前が戦わなかったら、俺は強制的に負けになっちまう」

内匠P「かー天下の特攻隊長様が、戦わずに敗北とは…情けないねぇ」


内匠P:月刊少年チャンピオンにて連載中「アイドルマスター シンデレラガールズ WILD WIND GIRL」のプロデューサー
     詳しくはpixiv百科事典参照
http://download1.getuploader.com/g/sssokuhouvip/134/CrMK9zhVUAEj5DO.jpg


拓海「」ダンッ

内匠P「…」

拓海「…上等だ、乗ってやるよその挑発」

拓海「オラァッ!!てめぇらがどこのどいつだか知らねぇが、どっからでもかかってきやがれ!!」

みく「先手必勝!行くにゃ!!」


みくの【ひっかく】こうげき!


拓海「は?」ガシッ


みく「んにゃ!?は、はーなーすにゃー!」

拓海「…おい、今のは何だ?まさかそんなこうげきでアタシを倒すつもりだったのか?」

みく「え?い、今のは様子見にゃ!次は凄いのをお見舞いしてやるにゃ!」

拓海「そうか、なら安心した…じゃあアタシの番だな」


拓海の【スカイアッパー】!!


みく「ってちょおおお!!??」バッ


拓海「っち、外したか…」

みく「な、なんてことするにゃ!!みくにかくとうタイプの技は厳禁にゃあ!!」

拓海「知ったことかよ、アタシにはこれしかないんだ…恨むなら自分のタイプを恨むんだな」バンッ

みく「あ、あわわ…あんなの食らったら一発でやられちゃうにゃ、どうしようPチャン…」

「…」

内匠P「おやおや~?さっきまでの勢いはどうしたよ、随分と弱気じゃねーか」

内匠P「これはいきなり逃走資金ゲットか?くくっ…」

みく「ぐぐぐ…言わせておけばー!」


「…前川さん、聞いてください」

みく「にゃ…?」

みく「…分かったにゃ!何とかやってみるにゃ!」

「お願いします」


拓海「どうした、土下座のやり方でも教わったのか?」

みく「…」スッ

拓海「あ?おいおいまさか本当に…」

みく「なんてにゃ!!」キラッ


みくは【すなかけ】をつかった!
拓海は命中率が下がった


拓海「なっ!?」


拓海「ぶっ、てめ!!」

みく「まだまだ!!に゙ゃあ゙あ゙あ゙!!!」


みくの【なきごえ】こうげき!
拓海は攻撃が下がった


拓海「ぐっ、なんだこの声、力が…」

みく「さぁいくにゃいくにゃ!!」シャキーン


みくの【ひっかく】こうげき!


<ズバッ、ズババッ

拓海「んな攻撃効くかよ!!オラッ!!」


拓海の【メガトンパンチ】!


みく「どこ狙ってるにゃ?そこじゃないにゃー」

拓海「てめぇ…ちょこちょこ鬱陶しく動きやがって」


内匠P「おい拓海、そんな大技じゃなくて小技も…」

拓海「うるせぇ!アタシに指図するな!!」

拓海「アタシは…アタシのやり方で勝つ!!」

拓海「黙ってみてろ!」

内匠P「…分かった、好きにしろ」


拓海「………」

みく「うにゃにゃにゃにゃ!!」バババッ

拓海「…1つ、教えてやるよ」

拓海「攻撃のスピード、回避のタイミング、どっちも完璧だ」

拓海「きっと、後ろの奴の指示が優秀なんだろうな…だけど」

「…」

拓海「それだけじゃアタシは倒せない」


みく「これで!」

「…待って下さい!」

みく「…!」

拓海「おせぇ」

みく「……!!」

拓海「…いい攻撃だった、だがそれだけだ」

拓海「恨むならてめぇの耐久を恨むんだな」


拓海の【カウンター】、受けたダメージを倍にして返す


<ドサッ

「前川さん…!」

拓海「さて、応援を呼ばれても癪だ…少し眠ってて貰うぞ」

「…!」

みく(…あれ、何で…?)

みく(やだ、駄目…)

みく(Pチャンを守るって…約束したのに!)

みく(…みくは!)


内匠P「…おい拓海!」

拓海「あ?」

みく「…」

拓海「何だ、もう立ち上がったのか、そのまま寝てりゃあ楽だったのによぉ」

拓海「いいぜ、何度でも叩きのめしてやる!どこからでもかかって…」

<ブワッ


拓海(…何だ?急に風が強く…)

拓海「…?」

拓海「は?どこに消え」

内匠P「拓海!上だ!!」

拓海「…!」


みく「にゃあああああ!!!」


みくの【か ぜ お こ し】


拓海「な、にぃ…!」

拓海(ふざけんな…これが【かぜおこし】だと?ほとんど【ぼうふう】じゃねーか!)

拓海「第一、てめぇにこんな技が使えるはずが…!」


みく「…負けない!!」

拓海「…!」


拓海(ちくしょう、かわせ…ねぇ)

拓海(アタシは…こんなところで…)

拓海「……」

拓海「…?」

内匠P「行くぞ、拓海」

拓海「あぁ?何言ってんだ、勝負はまだ…」


みく「…」

拓海「…ちっ、そういうことかよ」

拓海「こんな中途半端な決着は認めねぇ、勝負は引き分けだ」

拓海「そいつが目覚めたら伝えろ、いいな」クルッ

「…」

内匠P「おいおいどこ行くんだ、傷の手当が先だろーが」


<うるせぇ、着いてくんな
<だーから俺はお前のプロデューサーになったんだって…

「…」

【プロデューサーは目の前が真っ暗になった…】


【ワカバタウン 研究所】

みく「う、うぅ…魚、魚はだめにゃあ…」

「…」

みく「イカも海老も…はっ!!ここはどこみくはだれ?」

「前川さん、良かった…!」

みく「Pチャン!あ、あれ…みく達、どうして…」

「…」


みく「…そっか、みく負けちゃったのにゃ」

みく「ごめんなさい、Pチャン…約束、守れなかった」

「いいえ、前川さんは約束を破ってなどいません」

「前川さんのおかげで、無傷でここに戻ってくることができました」

「ありがとうございます」

みく「Pチャン…」


みく「…うん」

みく「みく、もっと頑張るにゃ!」

みく「いっぱいレッスンして、もっと強くなって、Pチャンの助けになるにゃ!」

みく「だから…これからもよろしくにゃ!」

「…はい、一緒に頑張りましょう」

みく「うん!」


ちひろ「みくちゃん、目が覚めたんですね」

みく「センカワ博士…ごめんなさいにゃ、犯人もアイドルも逃がしちゃって」

ちひろ「いえいえ、お二人が無事に戻って来られて本当に良かったです」

ちひろ「犯人たちのことは警察に連絡したので、お二人は気にしないで下さい」

みく「う、うーん…とりあえず分かったにゃ」

ちひろ「それよりも、ミシロ常務のお仕事の方を進めた方がいいと思いますよ」


ちひろ「ここから一番近いジムは…キキョウシティのキキョウジムですね」

ちひろ「ひこうタイプのアイドルを好むハヤトという人物がジムリーダーをしています」

みく「ひこうタイプ…まぁまだマシにゃ」

ちひろ「ちょっと性格に難がありますが、悪い方ではないので気を悪くしないでください」

みく「よーし!早速行くにゃPチャン!」

「…大丈夫ですか?まだ休んだ方が」

みく「みくはもう大丈夫にゃ!それより遅れた分を取り戻さないと」


ちひろ「出発のタイミングはお任せしますが、一つお願いがあります」

ちひろ「こちらにあるのは世にも珍しいアイドルの卵なのですが…」

みく「いや、もう世界中で見つかってるにゃ、ついでにアイドルは151人以上いるにゃ」

ちひろ「このたまご、ヒワダタウンで見つかったのですが…なかなか孵らなくて」

みく「流されたにゃ…」


ちひろ「良ければ、一緒に連れていってあげてくれませんか?」

「…分かりました」スッ

「…?」

おや……?

みく「にゃ?」

ちひろ「あら…」

<ピキッ

「これは…」


一旦ここまで
しばらく書き溜めします


【次回予告】

『まだ見ぬ強敵たち』

「僕の幸子があああああああああああああ」

「いっけー☆ヘラくん!!」

「及川牧場の牛乳は最高です~」


『新たなる仲間?』

「ここ…出るって噂なんだぁ…私が!!!」

「みかんちゃんがみっかんねぇ…フフッ」

「ち、チョップ、です。えい」ドゴォォォオオオオオオオオオ


『展開するsideストーリー』

「…おい、せめて笑えよ!」

「よろしくぽよ~、難しいことはぜーんぶ任せるね☆」

「まったく、いつになったら警察署に戻れるのかしら…」


みく「ポケマス!」


「…」

みく「にゃにゃ!?」

ちひろ「まぁ…」


楓「…ん、…?」

楓「…え、っと…おはようございます?」

「…おはようございます」


ちひろ「…驚きました、まさか高垣楓さんだったとは」

ちひろ「それに、あれだけ様々な方法で孵化させようとして失敗したのに、まさかこんな簡単に…」


楓「…不思議ですね、こうしてお会いするのは初めてなはずのなのに…」

楓「とても、安心できる気がして…つい出てきてしまいました」

楓「どうしてでしょう?」

「…」

楓「…」


みく(…ん?何にゃこれ…)

みく(おかしいにゃ…いきなり出てきた大人の女性がPチャンとすっごくいい雰囲気にゃ)

みく(あれーみくのヒロイン力がクライシスしてるような…)


みく「…と、ところでPチャン!生まれてきたこの子、連れて行くのかにゃ?」

「…そうですね、ついてきて頂けますか?」

楓「…はい、私で良ければ」

みく「うんまぁそうだよねー」


みく「仕方ないにゃぁ…ここは先輩であるみくが面倒見てあげるにゃあ!!」

楓「あ、はい…お願いしますね、みくちゃん」

みく「み、みくちゃん…?みくは先輩にゃ!ちゃんと敬うにゃあ」

楓「はい、みくさん」

みく「…な、何かすごく違和感にゃ。やっぱりみくちゃんでいいにゃ…」

楓「ふふっ…面白い方ですね」

「…そうですね」


【アイドル図鑑を起動します】

高垣楓 分類:お酒好きアイドル

高さ:171cm 重さ:49kg

タイプ:こおり 特性:マイペース

説明:ちょっとだけ人見知りで口下手なところがあるとのこと

    でも特別な人には心を開いていろんな面を見せてくれる
    お酒の席なら饒舌になれるかもしれませんよ?
    …たぶん飲みたいだけです


ちひろ「では、お気を付けて」

「はい」

みく「また来るにゃー」

楓「お世話になりました、行ってきますね」

ちひろ「はい、お元気で」


【31番道路】

みく「ちょっとでも活躍してみくのいい所をアピールするにゃ!」

<ガサッ

みく「さぁ、どっからでもかかってくるにゃあ!」


智絵里「ヒッ、た、食べないでください!」


みく「食べないにゃ!?」


【アイドル図鑑を起動します】

緒方智絵里 分類:天使系アイドル

高さ:153cm 重さ:42kg

タイプ:くさ 特性:ようりょくそ

説明:よく草むらでクローバーを探している

    大人しく、臆病で、戦いを好まない優しい性格
    こんな私ですけど、見捨てないでくださいね…


「…一緒に、旅をしてみませんか?」

智絵里「…え?」

「あなたの中に可能性を感じました、プロデュースさせて頂けないでしょうか?」

智絵里「わ、私…ですか?」

「はい」

智絵里「でも、私引っ込み思案で…ダメな子ですよ?」

「変われます、あなたにその気があれば、きっと」

智絵里「…」


智絵里「…本当に、私でいいんですか?」

「いいえ、あなたがいいんです」

智絵里「…こんな私ですけど」

智絵里「よ、よろしくお願いいます…!」


【やったー!智絵里をスカウトしたぞ!!】


みく「知ってたにゃ、まぁよろしくにゃあ」

楓「私も最近スカウトされたばかりなので、新人同士頑張りましょうね」

智絵里「は、はい!頑張ります!」


【キキョウシティ】

みく「つ い た にゃー」

みく「ここが古い建物が並ぶ町、キキョウシティにゃあ」

みく「まぁ古い建物ならエンジュシティにもあってぇ…」

智絵里「あ、あのみくちゃん…プロデューサーさん先に行ってるよ?」

みく「うにゃ!?ま、待つにゃ人の話はちゃんと聞くにゃー!!」


【キキョウジム】

今西部長「おーっす未来のチャンピオン!!」

今西部長「ここは鳥系アイドルが集まるひこうタイプのジムだよ」

今西部長「草タイプや虫タイプのアイドルは苦戦を強いられるだろうねぇ」

智絵里「…うぅ」

今西部長「では、頑張りたまえ!!」


ハヤト「ほう…チャレンジャーが来たと聞いていたが、なかなかいい面構えじゃないか」

「…」

ハヤト「僕の名前はハヤト、このジムのジムリーダーだ」

ハヤト「早速だが名刺を頂戴する…ふむ、今回が初めての挑戦か」

「(ジョウト地方では)そうです」

ハヤト「では使用アイドルは2人で、レベルは10に統一されるよう設定しよう」

ハヤト「これにより、レベルの高いアイドルがいても全員レベル10になる」

ハヤト「強いアイドルを連れてきて無双しよう…とか考えていたなら残念ながら無効だ」

「…」


ハヤト(おまけに、レベル10以下のアイドルはそのままだし、レベル10以上のアイドルの努力値もそのままだ)

ハヤト(このルール…俺に有利!!)

ハヤト(弱点である電気タイプの対策は完璧だし、不利な岩タイプへの攻撃手段も用意した)

ハヤト(とうさんから預かったアイドルで、無様な負けは許されないからな…)

ハヤト(悪いとは思うが、ジムリーダーとして初めてのライブバトル…勝たせてもらうぞ!)

「…」


ハヤト「…ば、馬鹿な…お、俺の…僕の…」

ハヤト「僕の幸子があああああああああああああ」


幸子「…やられるボクも、カワ…イ…イ…」ガクッ

楓「…ふぅ、何とか上手くいきましたね」


智絵里「す、すごいです…たった3ターンで終わっちゃいました」

みく「…あれ!?みくの出番は!!」


ハヤト「…な、なんだそのアイドルは!?こおりタイプのアイドルだと…」

ハヤト「…いや、それ以前に…アイドルの実力よりもお前の指示…どう考えても初心者のそれじゃない!!」

ハヤト「お前は一体何者なんだ!!」

みく「ふっふっふ、驚くにゃかれ…Pチャンは去年のアイマスリーグセキエイ大会の優勝者…さらに!」

みく「四天王を全員たおした現カントー地方のチャンピオンなのにゃああああああ!!」ドニャア

ハヤト「…何…だと…!?」


楓「まぁ、それは…」

楓「凄いことなのかしら?」

みく「あ、当たり前にゃ!?アイマスリーグの本戦に出るだけでもコウシエンに出るくらい凄いことなのにゃ!!」

智絵里「…わ、私そんなすごい人にスカウトされてたんだ…」

楓「そうだったんですか…ところで、コウシエンとは?」

みく「にゃああ!コウシエンって言うのはー…」


ハヤト「…そういえば、どこかで見た顔だと思えば…昨年のセキエイ大会の優勝者だったのか」

ハヤト「てっきり俺は、指名手配のそっくりさんかと…」

「…」

ハヤト「…ふっ、自分のことだけを注意し、相手のことを見ていなかった時点で、俺の負けだったか」

ハヤト「ありがとうチャンピオン、あなたがなぜジョウトに来たか知らないが、いい勉強になった」

ハヤト「このお礼はいずれさせてもらうとして…このバッチを送ろう」

【ウイングバッチを手に入れた!】


【キキョウシティ】

みく「…みくの出番全くなかったけど、とりあえずおめでとにゃPチャン、楓さん!」

智絵里「お、おめでとうございます!」

楓「ありがとうございます、これもプロデューサーの指示のおかげですね」

「いえ、高垣さんの実力かと」

楓「いえいえ、プロデューサーの…」

みく「っていつまでやるつもりにゃ!次のジムはみくが活躍するにゃあー!!」


【36番道路】

~♪

みく「にゃ?ギターの音?」

楓「…結構な人が集まっていますね」

智絵里「ライブ、ですか?」

みく「うーんここからじゃ見えないけどたぶんそうっぽいにゃ、にしても通行の邪魔にゃ」

「…南にも行く必要があるので、こちらから行きましょう」


【つながりのどうくつ】

楓「…暗くて見えにくいですね」

みく「にゃはっは、みくは猫目だからばっちり見えるにゃあ!」

みく「怖かったら掴まっていいよ?」

楓「そうですか?では遠慮なく」ギュッ

みく「いやーみくは有能にゃあ、Pチャンもどうかにゃ?」

「こちらです、足元に気を付けて」

智絵里「は、はい…ありがとうございます//」ギュッ

みく「…流石Pチャン、懐中電灯とか準備万端にゃ」


【ヒワダタウン】

みく「つ い た にゃー」

楓「…どこか懐かしい感じがしますね、アイドルになる前はここに住んでいたのかもしれません」

「…センカワ博士がここで高垣さんを見つけたとおっしゃっていたので、そうかもしれせんね」

楓「そうですか…あっ、あのお店…確か美味しいお酒が飲めたような」

楓「プロデューサー?もし良ければ、一緒に飲みに…」

みく「はいはいとりあえず休めるとこ探してからにゃ」


??「はぁはぁ…お、おいそこのお前さん達!」


智絵里「は、はい?どうしましたか…?」

??「この辺りで黒髪のねーちゃんと、銀髪のグラサンを見んかったか?!」

「…!」

みく「そ、それってあいつらにゃ!!お爺さんあいつらに何かされたの?」

??「知っとるのか!何でもいい…教えてくれ!」

??「彼らはわしの恩人なんや!」

みく「…え!?」


【ガンテツの家】

ガンテツ「…なるほど、やっぱり逃げ出しとったんか…」

みく「それで、一体何があったのにゃ?センカワ博士は詳しい事情は知らないって言ってたにゃ」

ガンテツ「…数日前、この町に怪しげな黒ずくめの男たちがうろつくようになってな」

ガンテツ「わしはそいつらが何かヤバいことをしでかすと思い、ずっとつけとったんや」

ガンテツ「そしたら案の定、その黒ずくめ達は森に住むアイドル達のしっぽを狙っとったわ!」

楓「…しっぽ、ですか?」


「…まさか、しっぽを切って売るつもりで…」

ガンテツ「いや、そいつらはアイドルのしっぽに顔をスリスリするのが好きな異常者でな」

ガンテツ「無理やり捕まえたアイドルに顔をスリスリさせとったわ」

みく「ヒェッ、なんておそろしいやつらにゃ…」

ガンテツ「わしはそのうらやま…卑劣な行為を止めるべく、単身でそいつらに挑んだんや」

ガンテツ「…結果はこの顔のあざを見れば分かる通り、返り討ちにあって気を失いそうになったそん時や」

ガンテツ「黒髪のねーちゃんが助けてくれたんわ」


【数日前 ウバメの森】


拓海「…たく、西にはどんなやつらがいるかと思えば…」

拓海「てめぇらみたいな変態しかいねぇのか、あぁ?」

乃々「た、助けてほしいんですけど…」

黒ずくめの男A「変態だと?一体どこにいるんだ?」スリスリ

黒ずくめの男B「さぁ?地面で寝てる爺さんじゃないか?」スリスリ

ガンテツ「…ぐ、ぬぅ…」

拓海「…こんな爺さん殴って楽しいか?自分より弱いやつを虐めて楽しいか?」

拓海「マジでクズだなてめぇら」


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      ハ:::`ー´::::}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

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       ヽ::::::',::::::::::<_/}     ∧::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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         从,,从、r"iiii、、;;;;''"~'-、,, ,,、 '~~~iiiii,,

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  从从 ::::::    ::::::::::i ||||||''i iiiiiiiii |;;;、-',,
 ii||| i  :::::     :::: :::i| |||||i iiiii|| /'"iiiii
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黒ずくめの男Aだった人「ほげぇえええええええええええ!!!」グシャ

黒ずくめの男B「ど、同士ー!!て、てめぇまさかそのナリでアイドルなのか!?」

黒ずくめの男B「ち、ちくしょう!いけっ、志希!!」

<ポーンッ

志希「ふにゃー…うん?お仕事?」

黒ずくめの男B「そうだ、あいつを叩きのめせ!!」

拓海「はっ…上等だ、どっからでもかかってこい!!」


みく「じゃ、じゃあ…おじいさんを助けるために?」

ガンテツ「そうや、あのねーちゃんは襲われとったアイドルの子とわしを助けるために戦ってくれたんや」

「…銀髪の方はその時いなかったのですか?」

ガンテツ「あぁ、はじめはな…その後黒髪のねーちゃんは、黒ずくめの男のアイドルに苦戦するんや」

ガンテツ「銀髪のにーちゃんが来たのはその時やったわ」


拓海「…てめぇ、妙なクスリ使いやがって…!!」

志希「ほんとは状態異常を3つ同時に付与させたいんだけどぉ」

志希「まだ2つしか付けられないんだよね~」

黒ずくめの男B「はっは~!残念だったなぁヤンキー女…さぁて俺はモフモフに戻るとし」


内匠P「ほい」

内匠Pは【なんでもなおし】をつかった


黒ずくめの男B「ファーw、何すんだアンタ!?」


内匠P「いや、何か楽しそうだったからつい」

内匠P「幸せそうなやつ見てるとぶち壊したくならねぇか?」

黒ずくめの男B「確かに、激しく同意」

内匠P「だろ?それがブ男と美少女だったらなおさらだ」

内匠P「だから仕方ねぇよ」

黒ずくめの男B「あぁ、それならしょうが…なくねぇよ!?誰がブ男だ!!」


内匠P「そんなことより、いいのかあっちを放っておいて」

黒ずくめの男B「…あ?」

志希「むきゅー」

拓海「…来るのが分かってたら…躱すことなんざ、余裕なんだよ」ゼェ…ハァ…

黒ずくめの男B「…やべ」

黒ずくめの男B「逃げるんだよおおお…」

拓海「うおら!!」

<ドゴォォォォォォォォ


黒ずくめの男Bだった人「」

内匠P「ヒュ‐…いいパンチじゃねーの」

拓海「うるせぇ、余計なことしやがって…アタシ一人でも十分勝てた!」

内匠P「そうか、それは悪いことしたな」

乃々「…あああ、あの…」

拓海「あ?」

乃々「ヒッ…その、あの…」

拓海「…」

乃々「……助けてくれて、ありがとう…」


拓海「…勘違いするな、てめぇを助けたわけじゃねぇ」

拓海「今回はたまたま助かったかもしれねぇが、次もそうとは限らねぇ」

拓海「自分の身くらい自分で守れ」

乃々「で、でも…森久保は力もすばやさもなくて…」

拓海「力がなければ逃げればいい、それすらできないって言うなら…」

拓海「助けてくれる仲間(ダチ)を作れ」


乃々「仲間…?」

拓海「どんなやつでも得意なことと苦手なことはある、だからお互いに助け合って生きてんだ」

拓海「てめぇにもあるはずだろ、自分にしかできないことがよ」

乃々「…」

拓海「…分かったらとっとと失せろ!またこいつらみたいなやつに絡まれてぇのか!?」

乃々「ひうっ!ご、ごめんなさいぃ…」

拓海「…チッ、イライラするぜまったく…」


内匠P「ハハハ、良いなお前気に行ったぜ!」

拓海「あ?まだいたのかてめぇ…」

内匠P「そうつれないこと言うなよ、ちょっとは助けてやっただろう?」

内匠P「そのお礼にこれから夜の街でも…」スッ

<ボコォッ

内匠P「」チーン

拓海「アタシに気安く触るな」

ガンテツ(こいつアホやな…)


拓海「はー…そろそろ帰るか」

ガンテツ(くっ、意識が…せめて、礼の一つでも言わな…)

拓海「…おい爺さん、いつまで…」


<ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


拓海「…なんだ?この音…」


早苗「みーつけた!」ズサー


拓海「げぇ、ポリ公…はぁ、まぁちょうどいい…そこで伸びてる爺さんを」


<ガシャ

拓海「…ん?」

早苗「被疑者、確保!」

拓海「はぁ!?おいアタシは…」

早苗「言い訳は署で聞くわ、大丈夫!悪いようにはしないから!!」

拓海「ふっざけんな!何が何でも逃げ」

早苗「おいたは…ダメよ♪」キュッ

拓海「」


ガンテツ(ま、待ってくれ…そのねーちゃんは…)


【ガンテツの家】

ガンテツ「…そこから先は気を失って分からん、気が付いたら病院のベットで寝取ったわ」

ガンテツ「わしは起きて早々に警察に向かった、ねーちゃんが捕まっとるかもしれんかったからな」

ガンテツ「だが、コガネシティの警察署にねーちゃんはおらず、アイドル研究所に身柄を移されたと言われたんや」

ガンテツ「わしはねーちゃんの無実と助けてくれた事実を話したが、管轄外だから対応できないとぬかしおった」

みく「流石は自分の担当しか守らないことで有名なジョウト警察にゃ」


ガンテツ「ところが、や」

ガンテツ「意気消沈して帰ってきたら、村人の一人が件のねーちゃんと銀髪の男が森を歩いとるのを見たと言っとってな」

ガンテツ「少しでも情報を集めようと、アンタらにも話しかけたというわけや」

「…事情は分かりました、この件をセンカワ博士に話して彼らの無実を証明して頂きます」

ガンテツ「ほ、ほんまか!?」

「はい、少々お待ちください」


ちひろ『なるほど、そういうことだったんですね』

ちひろ『私の方には「カントー地方のアイドル候補はウチの担当外』としか言われてなかったので、事情が分かって助かりました』

ちひろ『警察の方には私から連絡しておきますので、ガンテツさんによろしくお伝えください』

「ありがとうございます」

ちひろ『いえいえ、こちらこそ助かりました。これからも気をつけて旅を続けてくださいね』

ちひろ『それでは、ご健闘をお祈りしています』


ガンテツ「ありがとう、ありがとう…これで少しは気が楽になった」

ガンテツ「もし彼らに旅先で会うことがあれば、ぜひお礼がしたいので会いに来てほしいと伝えてくれ」

「分かりました」

ガンテツ「それと…大したものではないが、これを受け取って欲しい」

ガンテツ「わしからの心ばかりの礼だ、使ってくれ」


【スカウトボールを貰った】


みく「いやーいいことすると気持ち良いにゃあ」

みく「これで心置きなくリベンジ出来るってもんにゃ!」

智絵里「…その、話を聞いただけだと怖い人たちだけど…本当は良い人なのかな?」

楓「どうでしょう?相手の内面は見えませんから…会って話してみないと分かりませんね」

みく「さぁ!どんどん強くなるためにジム戦に行くにゃー!!」


【ヒワダジム】

ツクシ「やぁ、よく来たねチャレンジャー。ぼくはツクシ、このジムのジムリーダーだ」

ツクシ「歩く虫アイドル大百科の異名を持つぼくに、勝つことができるかな?」

みく「虫アイドルってなんにゃ…そんなの聞いたことないにゃあ」

ツクシ「それはもちろん…頼んだよ莉嘉!!」

莉嘉「はいはーい☆いっけーヘラくん!!」

ヘラクロス「ヘラクロ!!」

みく「ちょいちょーい!?」


みく「おかしいにゃ!まず莉嘉ちゃんが虫タイプじゃないし、何か乗ってるし!?」

ツクシ「いやーホントは2つ目のジム戦なら莉嘉は使わないんだけど、チャンピオンが相手なら使わざるおえない」

ツクシ「急きょ虫取り大会の運営から帰ってきてもらったよ」

みく「おのれキキョウジムのジムリーダー…お礼とはこのことかにゃ」

莉嘉「よーし、ヘラくんメガシンカだー☆」

メガヘラクロス「ヘラクロッ!!」

みく「こんなの勝てるかにゃあああああ!!」


みく「…か、勝った…にゃ」ドサッ

ツクシ「まさか莉嘉とヘラクロスが倒されるなんて…流石はカントー地方の現チャンピオン」

ツクシ「しかしその前川、ひこうタイプの技が使えるとはね…驚きだよ」

「…まだ、自由に出せる訳ではないようですが」

ツクシ「そうなのかい?今後の成長が楽しみだね」


みく「う、うーん…後半あまり覚えてないけど、勝てたの?」

楓「はい、みくちゃんの活躍で大勝利ですよ」

智絵里「す、凄かったです…インファイトを受けたのにかぜおこしでダメージを軽減するなんて…」

みく「そうなの?全然記憶にないけど…Pチャン、みくは役に立てたにゃ?」

「はい、前川さんのおかげでつかめた勝利だと思います」

みく「…なら良かったにゃ!次はもっと頑張るから、期待しててにゃん!」


【ウバメの森】

みく「さぁここもサクッと攻略して、どんどん強くなってやるにゃあ!」

<ガサッ

乃々「ヒッ、殺さないでほしいんですけど…」

みく「そんなことしないにゃ!?」

乃々「ひぃい、た、た…」

乃々「助けて下さいいいいいいいいい!!!」


<ガサッ

「…緒方さん、後ろに!」

智絵里「…え?ひゃう…!」ドタッ

<ズサァァァ

美玲「ちっ、外したか…大丈夫かノノ!」

乃々「…は、はいぃ…」

美玲「ノノを虐めるやつは許さないぞ…ノノはウチが守る!!」


みく「別にいじめるつもりはないけど、そっちがやる気なら相手になってやるにゃあ!!」

楓「手を出したのはそちらが先ですよ、智絵里ちゃんは下がっていてください」

智絵里「は、はい…」

美玲「いくぞ!!ウチから離れるなよノノ!!」

乃々「…も、森久保も…怖いですけど…うう!!」


智絵里(…私、守ってもらってばっかり…)

智絵里(せっかくアイドルになって、プロデューサーさんに拾ってもらって…)

智絵里(これじゃあ…アイドルになる前と何も…)

<…

智絵里「…?」

智絵里(今、何か…嫌な感じ…)

智絵里(……右?)


<スッ

智絵里「…!プロデューサーさん!!!」ドンッ

「…!?」

<バサァ

智絵里「ケホッ…これ、【キノコのほうし】…」

輝子「…あれ、外したか…フヒッ」


輝子「いい感じに出られたと思ったけど…残念」

輝子「でも、どのみちこれで…」

智絵里(今、みくちゃんも楓さんも戦ってる…私しか…)

智絵里(私が、プロデューサーさんを守らなきゃ!!)

智絵里「…ち、チョップ、です!」

智絵里の【はっぱカッター】!

輝子「ンヒ!?」

効果はいまひとつのようだ…


輝子「眠らない…そっか、草タイプ…」

智絵里「プロデューサーさん、すみません…私にも指示を下さい!」

智絵里「私も、プロデューサーさんの役に立ちたいんです!」

「…分かりました、お願いします!」

智絵里「…はい!」


美玲「ぐ…やばっ、押されてきてる…ノノ、大丈夫か!」

乃々「…やっぱり、むぅーりぃ…」

美玲「くそっ、ショーコの奇襲も失敗したみたいだし…ここは逃げるしかない」

美玲「ノノ!ショーコ!合図を出したら一斉に散らばるんだ!!」

美玲「いつもの場所に…集合だぞ!」

乃々「…わ、分かりました…」

輝子「りょーかい」

美玲「いくぞ!!」

美玲の【バークアウト】!!


みく「にゃ!?まだこんな力が残ってるなんて…」

楓「…砂煙で見えませんが、逃げ…」

智絵里「ま、まだです!楓さん直上!!」

楓「…っ」

<ザンッ

美玲「…ふぅぅ」

みく「ま、まだ残ってたのにゃ…」


美玲「当たり前だ、お前たちが追撃する可能性があったからな」

美玲「さぁ、どっからでもかかってこい…!ウチは最後まで戦うぞ!!」

「…待って下さい、私たちに戦闘の意志はありません」

美玲「信用できるか!ウチが、ウチが皆を守るんだ…!」

美玲「あああああああ!!!」


みく「これは…倒さないとダメそうにゃ」

楓「…仕方ありませんね」

智絵里「…待って下さい」

みく「智絵里ちゃん…?」


美玲「くらえ!!」

智絵里「…!」

美玲の【あくのはどう】!!

智絵里の【エナジーボール】!!

美玲「この…っ!」

智絵里「…っ」


『…何で、ウチを助けたんだ』

『…森久保は、力も勇気もないですけど…これくらいなら出来ますから』

『誰も助けてくれなんて頼んでないのに…まったく、お節介なやつだなぁ』

『…うぅ』

『…でも』

『ありがとう』


美玲「…」

美玲「…?」

智絵里「…誰かを守りたいって気持ち、よく分かります」

智絵里「あなたも…本当は、戦いたくないんですよね?」

美玲(あぁ、何かやりにくいと思ったら…)

智絵里「…退いてください、きっと…」

美玲(似てるんだな、ノノに)

智絵里「…心配してると思います」


乃々「み、美玲さん…!」

輝子「おぉ…良かった、無事だった…」

美玲「…うん、2人も無事で…」

乃々「…美玲さん」

美玲「お、おう…大丈夫か、さっきから顔色が良くないぞ」

乃々「森久保は…おこ久保なんですけど…」

美玲「…えと、逃げるって言ったのにウチだけ残ったことでか?」


乃々「…」

美玲「わ、悪かったって…でも、誰かが殿しないと全滅する可能性も…」

乃々「…」

美玲「ごめんなさい」

輝子「…でも、よく逃げきれたな…」

美玲「ん、まぁ…何だ」

美玲「ノノのおかげ…かな」

乃々「…?」


<もうすぐ出口にゃー

「…ありがとうございます、緒方さんのおかげで丸く収まりました」

智絵里「い、いえ…私は何も…あの子が分かってくれただけですから…」

智絵里「…プロデューサーさん、私…」

「…?」

智絵里「まだまだ足りないところばかりですけど…これからも、見捨てないでくれますか?」

「…はい、私はあなた達のプロデューサーですから」

智絵里「…はい!」


【36番道路】

李衣菜「ちょ、ちょっと何!?いきなり襲い掛かってくるなんて!」

夏樹「乱入なんてやることが派手じゃないか、ロックだなアンタら」

李衣菜「え?そ、そうだね!相手になるよ!」


拓海「うるせぇ、とっととそこをどけって言ってんだよ!」

里奈「まぁまぁたくみん、ここはアイドルらしくライブバトルで決めたら?」

拓海「アタシはアイドルになったつもりはねぇ、あとたくみん言うな!」

内匠P「どのみち倒さなきゃ通れなさそうだし、いい機会だ、2人で行ってこい」

里奈「あ、いーじゃんそれ♪いこったくみん、初デュオぽよ~」

拓海「なっ、勝負はステゴロタイマンって…おい引っ張るな!」


【コガネシティ】

みく「つ い た にゃ^-^」

みく「ここがみくの生まれ故郷!西で一番大きな町、コガネシティにゃ!」

みく「お店はたくさんあるし、娯楽も色々あるし、大抵のことはここで何でもできるにゃ!」

楓「いいですねぇ…あ、あのお店とか美味しい焼き鳥が食べられそうですけど、どうですか?」

智絵里「あ、あの…向こうにお花屋さんがあったんですけど、一緒に…」

みく「にゃ!?み、みくも!みくも行きたいとこあるにゃ!連れてってー」

「…」


【コガネゲームコーナー】

??「欲しいモノを目の前においてボタンを叩かせる!これはひどい装置だな!」

??「まるでバナナを前にお預けを食らったサルのようだ!アハハッ!」チャリンチャリン


みく「良く見ておくにゃ、あれがギャンブルにハマる人の特徴にゃ」

智絵里「は、はい…」


【ちかつうろ】

みく「ここも雰囲気変わったにゃあ…向こうに写真屋とかできてるし」

楓「まぁ、美容室ですか…プロデューサー?行ってきてもいいですか?」

「…えぇ、私はあちらのカンポー屋で二日酔い防止の薬を貰ってきますので」

智絵里「あ、あの…このしんじゅ相場より安いですけど、これって盗…」


【コガネジム】

アカネ「ウチの雫は最強なんや!【まるくなる】からの【ころがる】で威力は2倍!相手は死ぬ!」

アカネ「もしダメージを受けても【ミルクのみ】で回復!君の負けや…」

雫「及川牧場の牛乳は最高です~」ゴッキュゴッキュ

みく「だ、だめにゃPチャン…これじゃあ削り切れないにゃあ」

「…高垣さん、お願いできますか?」

楓「はい、アレですね…任せてください」


アカネ「ん~?氷タイプのアイドル…君、舐めとるんか?」

「…」

アカネ「まぁええわ、いてこましたれ雫ぅ!!」

雫「ごろごろ~♪」

楓「確かに、岩タイプの技は嫌ですね…」

楓「でも、その技で勝利のセリフは…言わせませんよ」

楓は【こごえるかぜ】を使った!

<ビキッ


アカネ「なぁ!?ウチのジムがチョウジタウンのジムみたいにぃ!?さむっ!」

雫「あ~れ~とーまーりーませーん…」ドーン

楓「さぁ、反撃させてもらいます」

アカネ「あ、あかん…雫、体勢を立て直して回復するんや!」

雫「うぅ…痛いですー、こんな時も牛乳を…あれ?」

雫「…凍ってますねぇ」

楓「そのミルクはモー飲めませんよ、ふふっ」

アカネ「ええええええええ!!??」


雫「まぁ、これはこれで」シャリシャリ

アカネ「か、回復が間に合わんへん…」

楓「これで、終わりです」

楓の【フリーズドライ】!!

雫は倒れた


アカネ「う、うわーん!こんな負け方ありえへんわー!!」


アカネ「うっ…ぐす、なんやねんそのアイドル…ありえへんやろ」

「すみません…ジムを元通りにするのを手伝います」

アカネ「ええわそんなん…はぁ、また泣いてしもた」

アカネ「でも、こんなイキイキした楓初めてみたわ。よく懐いとるんやね」

アカネ「大切に育ててあげや」

「…はい」


【しぜんこうえん】

みく「さらばコガネシティ…次帰ってくる時はトップアイドルとして帰ってくるにゃ!」

智絵里「わぁ…綺麗なお花がたくさん、四葉のクローバーもあるかな…」

「…少し休憩していきますか」

楓「いいですね、あちらのベンチでお茶しましょうか」

「…その飲み物は没収です」

楓「あら、残念」


【36番道路】

みく「あ、人混みがなくなってるにゃあ」

智絵里「こ、これで先に進めますね」

楓「…プロデューサー、お気づきですか?」

「…所々、地面や木々が削れてますね」

楓「はい、誰かがここでライブバトルをしたのかと」

「気を付けて進みましょう」


【エンジュシティ】

紗枝「あっちはカネのとう~言うて、伝説のアイドルが3人おったんやけど、961プロがスカウトしてなぁ」

紗枝「一時期それは有名やったんやけど、事務所との関係が悪くなって辞めてしもた」

みく「へーそうなのにゃ」

紗枝「風の噂では315プロって言う事務所に入ったらしいけど、また頑張って欲しいなぁ」


「…」

楓「プロデューサー?先ほどから落ち着かない様子ですが、大丈夫ですか?」

「…はい」

楓「先ほどの荒れた道を気にされているのですか?」

「…それもありますが、この街に入ってから妙に視線を感じて…」

楓「視線…ですか」

「気のせいならいいのですが、高垣さんは感じませんか?」

楓「いえ、私は何も…念のため注意してみますね」

「お願いします」


【エンジュジム】

マツバ「よくきたねチャンピオン、君が来るのを楽しみにしていたよ」

みく「この調子だと全部のジムにばれてそうにゃ…」

マツバ「君がいつ来てもいいようにぼくもしっかりと…うん?」

「…どうされましたか?」

マツバ「あぁいや、一瞬君の手持ちにゴーストタイプのアイドルが視えたような…」

マツバ「どうやら気のせいだったようだ、忘れてくれ」

「…」


雪美「………ふふ」

みく「わぁ…黒いネコチャン…かわいいにゃあ…」フラフラ

みくは混乱している!

みくは【くろいまなざし】によって逃げられない!

マツバ「おっと、せこいとは言わないでくれよ?これも立派な戦術だ」

「…」

みくはのろいのダメージを受けている!

みくは倒れた!

マツバ「悪いね、この勝負ぼくの…!?」


いけっ、智絵里!

智絵里「…」

「…?」

マツバ「待て、誰だそのアイドルは…君のようなゴーストタイプのアイドルは見たことないぞ!」

智絵里「…」

智絵里『ごめんね、少し借りるね』

「…!」

智絵里(くさ/ゴースト) 【特性:おみとおし】


智絵里?『……あ』

雪美「…!」

智絵里?『みぃ つ け た』

雪美「…だめ、逃げて…ペロ…!」

智絵里?の【ゴーストダイブ】!

マツバ「しまった…【ゴーストダイブ】は【ちいさくなる】を使っている相手に必中…それに!」

「…威力を2倍にし、【まもる】すら貫通する…」

雪美「…あ」ドンッ

こうかはばつぐんだ!

雪美は倒れた!


マツバ「いや、見事なライブバトルだった…しかし不思議なこともあるものだ」

智絵里「す、すみません…本当に何も覚えてなくて…」

マツバ「ふむ…ステータスも戻っているようだし、ぼくもまるで見当がつかないな」

マツバ「やはりアイドルの世界は奥が深い!これからもより深く調べていくとしよう!」

みく「ま、何にせよ智絵里ちゃんのおかげで勝てたにゃ!それでokってことにするにゃあ」

楓「そうですね、ありがとうございます智絵里ちゃん」

智絵里「え、えっと…はい」

「…」


【38番道路】

みく「このまま西に行けばアサギシティっていう町に着いて、少し離れたところにあるタンバシティまでがジョウト地方にゃ」

みく「Pチャンの目的だとそこまでで戻ることになるかにゃあ」

「…」

みく「…Pチャン?」

「…え?あ、あぁ…そうですね」

智絵里「プロデューサーさん…大丈夫ですか?何だか疲れているような」

「…いえ、疲れているというか…憑かれているというか…」

智絵里「…?」


【アサギシティ】

みく「へーここがアサギシティかにゃ、みくも来るのは初めてにゃあ」

楓「コガネシティほどではないですが、ここも栄えてますね」

小梅「北の方はそうでもないけど、港の方は外国の船も来るから凄く人が多いんだぁ」

智絵里「へぇ…そうなんですか」

「…」

「…!?」


みく「え、小梅ちゃん?さっきPチャンがスカウトしてたにゃ、忘れたの?」

「…そ、そうでしたか…?」

みく「うん、随分Pチャンに懐いてたけど…どこかで会ったことあるにゃ?」

「…」

みく「まぁいいにゃ、でも忘れないでね!この中じゃみくが一番Pチャンの手持ち歴長いにゃ!だからPチャンとの仲が良いのも…」


小梅「…えへへ」


【アイドル図鑑を起動します】

白坂小梅 分類:ホラーアイドル

高さ:142cm 重さ:34kg

タイプ:ゴースト 特性:おみとおし

説明:ふらふらと色んな場所に消えたり現れたりし、人が驚く姿を見て喜ぶ

    別バージョンにスプラッタ系の小梅もいるらしいが、R指定のため滅多に出れない
    ここ…出るって噂なんだぁ…うん、目と手が隠れて見えない…
    私が!!……普段は大人しくて良い子なんです、はい


【アサギジム】

みく「とりあえず顔出しだけでもと来てみたけど…」

智絵里「…誰もいませんね」

小梅「…うん、人以外ならいるけど」

みく「その情報はいらなかったにゃ…ここにはミカンちゃんっていうジムリーダーがいるはずなんだけど…」

楓「ミカンちゃんがみっかんねぇ、ふふっ…」

「…今西部長も見当たりませんね」

みく「とりあえず、町を探索してみるにゃあ」


【アサギのとうだい】

みく「町の人が言うにはこの灯台の一番上にいるらしいけど…」

小梅「…あ、声が聞こえる」

<ケホッケホッ

<大丈夫…?

「…ここで間違いないようですね」


ミカン「…あなたたちは?」

「初めまして、私はこういうものです」

ミカン「…あぁ、346プロの…ではジム戦を希望されて来られたんですね」

ミカン「…申し訳ありません、ジムリーダーとしてお受けしたいところなのですが、今は…」

楓「町の方にお聞きしました、病気のアイドルを看病されているんですよね」

ミカン「…はい、色々試してみたのですが、なかなかうまくいかず…」

ほたる「…ミカンさん、私のことは気にせず…もう、大丈夫ですから」


ミカン「だ、ダメよ!まだ熱も下がらないのに…」

ほたる「でも、これ以上ここのお仕事を休むわけにはいきません…」

ほたる「せっかく…捨てられた私を拾って頂いたのに…こんなことで…」

ミカン「とにかくダメ!あなたのお仕事も私のことも大丈夫だから…」

ミカン「…すみません、ジムバッチの方はお渡しするので、それでご容赦頂けないでしょうか?」

「…いえ、その必要はありません」

ミカン「…え?」

「それよりも、彼女を治す方法は他にないのですか?」


ミカン「…」

ミカン「ここから少し離れたところにある、タンバシティという町に秘伝の薬という良く効く薬があるそうです」

ミカン「その薬ならあるいは…でも、タンバシティはここから海を越えて行く必要がありまして…」

「その薬なら治る可能性があるのですね、では私たちが行ってきます」

ミカン「い、いえ…そんなこと旅の方にお願いするなんて…」


みく「えーっと、次の船は3時間後かにゃ…」

小梅「船を待つより、私が飛んで行った方がはやい…かも?」

みく「いやいや、みくが泳いだ方がはやいにゃ。実はセキチクシティからふたごじま辺りまで休みなしで泳いだことあるにゃあ」

「…では、前川さんと白坂さんと私でタンバシティまで薬をもらいに行ってきます」

「高垣さんと緒方さんはここでミカンさんのお手伝いをして頂けますか?」

智絵里「は、はい!」

楓「気を付けて下さいね」


ミカン「あ、あの…本当によろしいんですか?」

「困った時はお互い様です、任せください」

ミカン「…」

ミカン「…ありがとうございます!このご恩は必ず…!」

「…では、そうですね」

「お互いベストの状態で、最高のライブにしましょう」


【アサギシティ 港】

みく「にしてもPチャンもかっこいいこと言うにゃあ」

「…プロデューサーとして当然のことをしたまでです」

小梅「でも、なかなか出来ないし…言えないと思う」

みく「うんうん、ところで…Pチャンはどうやって行くつもりなの?」

「…流石に距離がありそうなので、どなたかに船を借りられたら…」

小梅「ううん、こうした方が早い…よ?」フワッ

「…!?」フワッ


みく「にゃにゃ!?Pチャンが浮いたにゃ!?」

小梅「じゃ、このままいくね。しっかり私につかまってね」

「…えっと、あ、はい…」ガシッ

小梅「…ぇへへ」スリスリ

みく「む!い、いやそれならみくも一緒に…!」

小梅「泳いだ方がはやいんだよね?なら、先に行って待っててね」スイー

みく「」

みく「うにゃああああやったるにゃああああああ!!!!」バッシャーンザバザバザバザバ


【タンバシティ】

<ザッパーン

みく「ぜー…はー…ぜー…はー」

みく「お、思ったより距離があったにゃ…」

小梅「わぁ、すごい…本当に速いね」

みく「と、当然にゃ…みくは凄いのにゃ」

「だ、大丈夫ですか…?」

みく「問題ないにゃ…それよりもはやく薬屋を探すにゃ」


【タンバくすりや】

薬屋「なるほど、事情は分かった…だが、この薬はシジマさんの認めた人にしか渡せなくてなぁ」

薬屋「すまんが、シジマさんに話を通してくれんか?」


小梅「シジマさんは、この町のジムリーダー…だね」

みく「うーん、ライブバトルになりそうな予感…楓さんと智絵里ちゃんを連れ来るべきだったかにゃ…」

小梅「たぶん大丈夫だよ?だってこのジムのアイドルは…」


【タンバジム】

シジマ「うおー!【こころのめ】だ!!【こころのめ】で当てるんだああ!!!」

菲菲「無茶言わないで欲しいヨー、だから悪技採用しようって言ったのに…」

シジマ「そんな無粋な技使えるか!漢たるもの技はかくとう技に限るわい!!」

菲菲「あーだめだこりゃだネー」


小梅「…ふふ」


みく「お、恐ろしいものをみたにゃ…」

小梅「さ、これで薬がもらえるね」

<ギャーギャー

「…何か、騒がしいですね」

<警察と不良がドンパチやってるぜ

<おいおいマジかよ勘弁してくれぇ…

みく「…嫌な予感がするにゃ、早く帰らないといけないのに…」


【タンバシティ 北の方】

拓海「ちっ…まさかこんなとこまで追ってくるとはな、しつこいポリ公だ」

内匠P「ジョウトの警察おっかねぇ…」

早苗「それはこっちの台詞よ、こんなところまで追わせて…もう逃がさないんだから!」

里奈「ありゃりゃ~これ修羅場系?マジで逮捕される5秒前?MT5?」

拓海「んなわけねぇだろ、とっととぶっ倒して逃げ切ってやる!」


みく「ちょ、ちょっとちょっと待つにゃあ!!」

拓海「あん?てめぇはいつぞやの猫娘、てめぇまで来やがったのか」

早苗「なにあなた?あの子の知り合い?仲間なら一緒にシメるけど?」

みく「ち、違うにゃあ!!みくたちはどっちの味方でもないし、そもそも何でまだ追われてるにゃ!」

早苗「何でって…あたしは研究所からあの子達が脱走したって聞いてずっと追ってるだけだけど?」

「…その後、警察署の方へ連絡は?」

早苗「そういえばしばらくしてなかったわね…まぁ別にいいわ、ここでまた捕まえれば今度こそ刑事になれるかもしれないし!」

みく「ぜんっぜんよくないにゃ!!今すぐ連絡するにゃあああ!!!」


拓海「…何なんだ?」


早苗「ええええええええ!!!!ご、誤認逮捕…ですって…」

早苗「そ、そんな…おまけにここ数日は…全く関係ない追跡をしてたってこと…?」

早苗「終わった…」ガクッ

内匠P「おいおいどうしてくれんだよ婦警さんよぉ…これは誠意を見せる必要があるんじゃないかぁ?」

早苗「…そうね、あなた達には迷惑をかけたわ」

内匠P「おう、それじゃあさっそくあっちで取引と…」

早苗「だからあなたのアイドルになってあげる!これからは普通なアイドルとして生きてくわ!」

内匠P「…はい?」


みく「ふー、なにはともあれ一件落着かにゃ?」

小梅「良かったね…ガンテツさんも喜びそう」

みく「そうにゃ…あれ?小梅ちゃんにガンテツさんの話したっけ?」

小梅「ううん、あの子が教えてくれたの」

みく「…あの子?どの子?」


拓海「…おい」


みく「にゃ、向井拓海…」

拓海「余計なお世話だった…と言いたいところだが、一応礼は言ってやる」

みく「お礼ならガンテツさんに言うにゃ、みく達は聞いたことを言っただけにゃ」

拓海「…ふん」

みく「それより、これでわだかまりもなくなったことだし…」

みく「またライブバトル、してもらうにゃ」

拓海「はっ…いいぜ、そういうのなら大歓迎だ」

みく「今は急いでるからできないけど、必ず…」スッ

拓海「あぁ、約束だ」スッ

<バシッ


【アサギシティ】

みく「ぜぇ…ぜぇ…結局、帰りも泳いだのにゃ…」

みく「Pチャン達は先に行ってるはずだけど…うまくいったかにゃあ」

<ミカンさん、まだあのアイドルの看病してるそうだぜ

<あの人も人が好過ぎる、このままではミカンさんまで不幸に…

みく「…早く行かなきゃ」


【アサギのとうだい】

「お待たせしました」

ミカン「…!ほ、本当に…持ってきて頂けたんですか?」

小梅「うん、特別な薬だから…少ししか貰えなかったけど」

ミカン「…ありがとうございます、何とお礼をすればいいか…」

「それより、早く飲ませてあげてください」

ミカン「…はい!」

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