ちひろ「そこに3人のアイドルがいますよね?」武内P「…」 (704)


ちひろ「一人だけ好きなアイドルを連れていっても良いですよ」


卯月「ガンバリマス!」

凛「フーン」

未央「イエーイ」


武内P「…」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1462971662


【カントー地方 マサラタウン 346プロアイドル研究所】

卯月「よろしくお願いします!!」

武内P「…」

武内P「…」ヨシヨシ

卯月「エヘヘ//」♡


「…」


【うづき】 【性格:がんばりや】

【タイプ:ノーマル】【特性:???】 

【技:たいあたり なきごえ】


ちひろ「プロデューサーさんには私のお手伝いとして、このアイドル図鑑を完成させてもらいます」

ちひろ「また各所にあるジムに挑戦して、プロデューサーとしての実力を磨いてください」

ちひろ「今年中に8つのジムバッチを集めることが出来れば、毎年開かれているアイマスリーグに参加することもできますよ」

ちひろ「それじゃあ、頑張ってきてください!」


武内P「…」


【マサラタウン】

赤羽根P「おっ、センカワ博士からアイドルを貰ったのか?」

赤羽根P「久しぶりに帰ってきたけど、ちょうど良いタイミングだったな」

赤羽根P「俺もオトナシ博士から貰った頃を思い出すよ」

武内P「…?」

赤羽根P「いいぞ、出てこい春香」ポーン

春香「ヴァイ!!」


【天海春香】 【性格:うっかりや】

【タイプ:ノーマル】【特性:ノーマルスキン】


赤羽根P「そうだ、餞別にこれをやるよ」


武内Pは【こだわりハチマキ】を貰った


赤羽根P「これからジムを巡るつもりなら、持っておいて損は無いだろ」

武内P「…」

赤羽根P「あぁ、これから頑張れよ」

赤羽根P「じゃあな!」


【2番道路】


<ガサガサッ


武内P「…!」

凛「待ちなよ」


あっ、野生?の凛が飛び出してきた!


武内P「…」


武内Pは逃げ出した!


凛「逃げないでよ」


しかし回りこまれてしまった!
仕方ない、いけっ卯月!


卯月「ガンバリマス!!」


卯月「ぶいっ!」エヘ顔ダブルピース


卯月のなぎごえ!


凛「…」コフッ


凛に計算できないダメージ、凛は倒れた!


武内P「…」

凛「…」キッ


凛のにらめつける!
しかし武内Pには効果がないようだ…


武内P「…」

凛「…」プルプル

凛「…」ウルッ


武内P「…」

武内P「…」スッ

凛「!」

凛「…」

凛「まぁ悪く無いかな」ギュッ


【マサラタウン】

ちひろ「あら、凛ちゃんおかえりなさい」

凛「!?」

武内P「…」


凛「ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙」グイグイグイグイ

武内P「…」

凛「…」グイグイ

武内P「…」

凛「…」ポロポロ


ちひろ「凛ちゃんがここまでなつくなんて珍しいですね」

ちひろ「分かりました、特別にもう一人連れて行っても良いですよ」

凛「!」パァ

武内P「…?」

ちひろ「その代わり、ちゃんと育ててあげてくださいね?」

武内P「…」

武内P「はい」


【りん】【性格:さみしがり】

【タイプ:みず】【特性:げきりゅう】 

【技:ひっかく にらめつける けたぐり】


ちひろ「そうだ、ついでにこの子もお願いします」


武内Pはちひろから【たまご】を預かった


ちひろ「このたまごは最近ホウエン地方で見つかったものらしいです」

ちひろ「ここでじっとしているよりいろんな場所に連れて行った方が良さそうですし、お願いしますね」


たまご<ヤミニノマレヨ


武内P「…」


ちひろ「それと…旅先で賞金を貰うことがあると思います」

ちひろ「プロデューサーさんが全て持っていると、ライブバトルで負けた時のリスクが大きくなりますよね?」


敗北=所持金の半分を相手に渡す


ちひろ「なので、賞金の【いくらか】を私が貯金しておきますね」

武内P「…」


【2番道路】

武内P「…」


みく「ふしゃー!ここから先は通さないにゃー」


あっ!野生のみくが飛び出してきた!!

武内Pはぴにゃこら太人形を使った!


みく「な、なんにゃこの人形は…」


武内Pは逃げ出した!


【トキワシティ】

店員「あ、君もしかしてマサラタウンから…」

武内P「…」

店員「ひっ、なな何でもないです」

武内P「…」


爺「あー腰が痛くて動けないわー、マジ無理だわー」

武内P「…」

爺「さーて帰ってテレビでも見るかの」

武内P「…」


【現在ジムリーダーは留守にしております】


武内P「…」


律子(な、何者…?)


<ザワザワザワワ…


武内P「…」

卯月「元気出してください!」

凛「…」キッ


<ウワリンチャンカワイイ…


武内P「…」ペコッ

凛「…」フンスッ

卯月「プロデューサーさん、笑顔ですよ笑顔!」

武内P「…」ニ゙コッ

卯月「あー」

たまご<マガマシキレイキヲカンジル…


【トキワの森】

<ミーンミーンウサミーン

卯月「何か聞こえますね」

凛「セミかな?」


【ニビシティ】

卯月「あっ、町が見えてきましたよ!」

凛「あそこがそのジムってところがある町?」

武内P「…」コクッ

卯月「うぅ、緊張してきました…」

凛「それで、何か作戦とかあるの?」

武内P「…」


【ニビシティ ニビジム】

今西部長「おーっす、未来のチャンピオン」

今西部長「ここのジムはいわタイプ…つまりロックなアイドルがたくさんおる」

今西部長「その迫力に負けないよう気を付けるんだよ」

武内P「…」


タケシ「よく来たな、俺はニビジムのジムリーダー、タケシ」

タケシ「ロックなアイドルをこよなく愛するハードな男だ」

タケシ「逃げるなら今のうちだが…?」

武内P「…」

タケシ「…ふっ、負けると分かっていても挑むか」

タケシ「いいだろう、その挑戦受けて立つ!!」


タケシ「勝負は2vs2、レベル統一でアイドルの交代はチャレンジャーのみに許される」

タケシ「俺の先発は…こいつだ!!」

<ポーン

涼「さぁ、どこからでもかかってきな!」

武内P「…」

卯月「ガンバリマス!」

タケシ「試合開始!!」


卯月「うぇええい!!」


卯月のたいあたり!
こうかはいまひとつのようだ


タケシ「ノーマルタイプの技は岩タイプに対して半減される、覚えておくことだ」

武内P「…」

タケシ「涼、ハイパーボイスだ!!」


涼「アタシの歌を聞きな!!」

タケシ「涼の特性はフリーズスキン、ノーマルタイプの技をこおりタイプに変化させ…」

タケシ「その威力を1.3倍にする!!」


<アアアアアアアアアアアアアアア♪


卯月「ヾ(*´∀`*)ノ」

タケシ「タイプ一致含めて約2倍…決まったな」


武内P「…っ」

卯月「だ、大丈夫です…まだやれます!」

武内P「…」

卯月「で、でも…」

武内P「…」

卯月「…分かりました」


もどれっ!うづき!
いけっ!りん!


凛「…」ズズズ

涼「…へぇ、なかなか良い目してるじゃないか」

涼「いいよ、先攻は譲ってやる…来な!」

凛「…ふっ!!」

涼「なっ、その技は…!?」


凛のけたぐり!
こうかはばつぐんだ!!

涼はたおれた!


涼「まさか…アタシが堕とされるとはね」


タケシ「何!?凛が【けたぐり】だと…?」

タケシ「確か凛は【けたぐり】を自力で覚えなかったはず…これはやられた」

タケシ「水タイプなら【フリーズドライ】でどうにでもなると甘く見ていた俺のミスだな」

タケシ「…いいだろう、俺の切り札を出す時が来たようだ」

タケシ「こいっ、夏樹ィィ!!!」


夏樹「はいよ、任せとけって」


夏樹「…いいね、久しぶりに熱いバトルが出来そうだ」

夏樹「アンタ、『覚悟が出来てる人間』だろ?」

武内P「…」

夏樹「良い目だ、最高にロックだぜ」

夏樹「それに、そっちの相棒も準備万端だな」

凛「…」ズズズ


タケシ「涼はいわ/こおりタイプで格闘が4倍…硬さが売りの岩タイプもこれは耐えられん」

タケシ「だが、夏樹はいわ/ドラゴンタイプ…先ほどのようにはいかないぞ!」

武内P「…」

凛「…大丈夫」

武内P「!」

凛「勝つよ、プロデューサー」

武内P「…」

武内P「はい」


タケシ「夏樹!お前が一番ロックであることを証明してくれ!【もろはのずつき】だ!!」

夏樹「了解」

武内P「…!」

凛「…ここ!」


プロデューサースキル【かわせ】発動、的確に指示を行い相手の必中以外の技を一試合中一度だけ回避する


タケシ「良いセンスだ、だが次はもうないぞ!」


武内P「…」

凛「うん、まぁ…それしか出来ないもんね」

凛「…いくよ」

凛「蒼の蹴りを受けよ!!」

<ズオッ


夏樹「…」

夏樹「はは、こだわってんな?」

凛「…」

夏樹「だがその程度なら、受け切れる!」


凛→夏樹(72.6%~86.6%)確定2発


凛「はあっ!!」

きゅうしょにあたった!

夏樹「!」


こうかはばつぐんだ!

凛→夏樹(109.5%~129.9%)急所確定1発


夏樹は倒れた!


夏樹「…あーあ、何かあっさり負けちまったな」

夏樹「急所でも1発は耐えられたんだが、その装備はいただけないね」

凛「…ま、これも戦略だから」

夏樹「そうだな、してやられてたぜ」

夏樹「今後のアンタたちの成長が楽しみだ」


タケシ「やるな、俺の負けだ」

タケシ「勝者の証として、このグレーバッチと…使い捨てじゃなくなったワザマシンを送ろう」

タケシ「中身は【いわなだれ】!ひるみ効果が期待できる岩タイプの物理技だ」

タケシ「なお、命中率は【90】…高いと思うか微妙だと思うかはお前次第だな」

武内P「…」

タケシ「そうだよな、【90】って大事な時に外れるよな…ん?」


涼「そうそう、そんな感じだよ」

卯月「あ~♪」

涼「やっぱりアタシの見込み通りだったね、アンタはもっと強くなれる…アタシが保証してやるよ」

卯月「ありがとうございます!!」


卯月は【ハイパーボイス】を涼から教わった


タケシ「うんうん、同じアイドル同士切磋琢磨する…いい関係だ」

武内P「…はい」

タケシ「どうだ、俺たちも何かやらないか?」

武内P「…」

タケシ「…そうか、先を急ぐのか」

タケシ「また近くに寄ったら会いに来てくれ、歓迎するよ」


凛「まずは一勝…かな?たぶん一発でも貰ってたらアウトだったし、手加減がなければ負けてたかもね」

卯月「すみません、何も役に立てなくて…」

武内P「…」

卯月「…そうですね、確かにいい経験になりました」

卯月「島村卯月、次はもっとガンバリマス!!」


【おつきみやま】


<ミミミンミミミンウーサミン、ミミミンミミミンウーサミン


卯月「何か声が聞こえますね」

凛「…ウサギ?」


ロケット団員「おい、そこのお前!」

武内P「…?」

ロケット団員「怪しいやつだな、この辺で虹色の石を…」

ロケット団員(って良く見たらでかっ!顔こわっ!)

ロケット団員「や、やっぱり何でもないです…」ススス

武内P「…」


りかけいのおとこ「ななな何だアンタはこっちくるなああああ!!」

武内P「…」

りかけいのおとこ「うわあああああああああ」ドタドタ


化石<沈む沈むズボボボボボ


武内P「…」


【4番道路】

格闘家A「お前に教えることは何もないな」

格闘家B「あぁ、免許皆伝だ」

武内P「…」


【ハナダシティ】

ジョーイ「ど、どうぞ…奥の部屋に」

武内P「…」


卯月「うーん…どうすればいいですかね?」

凛「別にいいんじゃない?(変な虫がつかなくて)」

たまご<クク…ヤハリヒトミヲモツモノ


【ハナダシティ 個室】

卯月「次は水タイプのジムみたいですね、ガンバリマス!!」

凛「前みたいに弱点を突いてごり押しは出来ないけど、どうするの?」

武内P「…」

凛「…とりあえずレッスン?まぁ基本だよね(さすプロ)」

卯月「そろそろどなたか仲間にしても良いかもしれませんね」


凛「いや、それはまだいいんじゃないかな」

卯月「そうですか?」

凛「ほら…たまごの世話もあるし」


武内P「…」キュキュッ

たまご<あ^~


卯月「それもそうですね、今はまだ2人で頑張りましょう!」

凛「うんうん」


<ドンドンドンッ

たまご<ピィッ!?

武内P「…?」

<バンッ

早苗「警察よ(インパルス片桐)」

卯月「ふぁ!?」

凛「な、何…?」


早苗「…」ジー

武内P「…」

早苗「被疑者、確保」ガチャッ

武内P「…」

凛「は?」

卯月「えええ!?」


早苗「立ちなさい、話は署で聞くわ」

武内P「いいえ」

早苗「拒否権はないわ、さぁ立って」

武内P「…」

早苗「犯人は皆そういうのよ、さぁ早く行くわよ」

凛「待ちなよ」オオオ

早苗「何、国家権力に逆らうつもり?」

凛「私(達)のプロデューサーが何したのか知らないけど、まずは話くらい聞いたら?」


早苗「その必要はないわ、どう見ても(顔つきが)カタギじゃないもの」

卯月「え、えっと…人を見た目で判断するのはどうかと…」

早苗「いいのよ、警察だから」

卯月「えぇ…」

凛「…」スッ


ジュンサー「早苗何してるの!?」


早苗「ああ警部補、被疑者を確保し…」

ジュンサー「誰が勝手に捕まえてって頼んだのよ!早く解放しなさい!」

早苗「ちっ」

ジュンサー「すみませんうちのアイドルが…お怪我はありませんか?」

武内P「…はい」


卯月「近くの民家で…泥棒?」

ジュンサー「えぇ、私達はその犯人を捜していたの…うちの早苗が迷惑かけてごめんなさいね」

早苗「いやーまさか町に入った時に受けてた職質の時間と泥棒の犯行時間が一致するだなんて、あなたツいてるわね」

武内P「…」


ジュンサー「このようなことが二度とないよう、全警察署及び警備員に懇意にするよう連絡しておきますので…どうかお許しを」

早苗「ま、今度会ったら飲みにでも行きましょう!お姉さんがおごってあげるわ」

ジュンサー「こらっ!」

早苗「キャー」パタパタ

ジュンサー「はぁ…では、失礼します」


今日はここまで
続きは明日の22時に書ければ


【ゴールデンボールブリッジ】

赤羽根P「よっ、奇遇だな!」

武内P「…」

赤羽根P「お前もマサキに用事があるのか?」

武内P「…?」

赤羽根P「マサキって言うのはこの先にある家に住んでるドルオタで、アイドルのトレード環境を牛耳っているすごいやつだよ」

赤羽根P「会ってみたらどうだ?」


武内P「…」

赤羽根P「あぁ、俺はちょっと気になることがあってな」

赤羽根P「…お前は、961プロって知ってるか?」

武内P「…?」

赤羽根P「いや、知らないならいいんだ」

赤羽根P「じゃあ俺は行くよ、マサキに会うならよろしく言っといてくれ」

武内P「…」


たんぱんこぞう「ひえっ…」

大人のお姉さん「ど、どうぞお通りください…」

王子「もうだめだ…おしまいだぁ…」

間島P「ダブルバイセップス!!(いかく)」

やまおとこ「うほっ…」

武内P「…」


男「よくぞ金玉橋最強の5人衆を倒した、その景品を与えよう!!」

武内P「…」

男「これはきんのたま、売れば高く売れるぞぉ!」

男「あと、一応伝えておくけど…」

男「おじさんのきんのたまだからね!」


【マサキのいえ】

マサキ「せいいっぱーい、かがやくー…(cv.中居)」フリフリ

武内P「…」

マサキ「んー違うなーここのステップは…」

マサキ「って誰やお前は!人がダンスレッスンしとるというのに」

武内P「…」

マサキ「なんやあいつの知りあいか、焦って損したわ」

マサキ「わいはマサキ、見ての通りどこにでもおるドルオタや」


マサキ「まぁせっかく来たんや、茶でも飲んでけ」

マサキ「あっ、ビデオでも見るか?この前のアイドルコンテストは最高でなぁ…」

武内P「…」

マサキ「まぁそんな遠慮すんなや、この男の娘がまた最高にエr…」

凛「…」スッ


【ハナダシティ ハナダのどうくつ前】

赤羽根P「…どうだ貴音?」

貴音「…以前に感じた強力な威圧感は、無くなっているようです」

赤羽根P「…そうか」

貴音「あなた様、やはりこれは…」

赤羽根P「確定じゃないけど、可能性は高い」

赤羽根P「行こう、嫌な予感がする」

貴音「…はい」


【マサキのいえの前】

マサキ「じゃ、じゃあジム戦頑張りや」ボロッ

凛「…」フンスッ

マサキ「ハナダジムのジムリーダーは雨パの使い手や、なかなか手強いで」

マサキ「相手のペースに呑まれないよう、気を付けることやな」

武内P「…」


【5番道路】

凛「いやぁ…カスミは強敵だったね」

卯月「まさか特性で雨を降らせるアイドルがいるとは思いませんでした」

凛「色々あったけど、ジム戦は卯月の活躍で勝つことが出来たよ、ありがとう」

武内P「…」

卯月「そ、そんな…私よりも凛ちゃんの方が頑張っていましたよ」

凛「この分だと進化が近いのかも」

卯月「進化…?」


武内P「…」

卯月「アイドルとして、次の段階に進むこと…ですか」

凛「自分だけの現実(目標)を掴むことが条件何だって」

卯月「アイドルとしての…目標?」

武内P「…」

卯月「…そうですね、焦らず一歩ずつガンバリマス!!」


みく「…あぁ!?やっと見つけたにゃ!!」

武内P「…」

みく「さぁ!今度こそみくと勝負して貰うにゃ!そしてみくに勝ったら仲間にするにゃ!!」

武内P「…」


武内Pは志希のしっぽを使った!

武内Pは逃げ出した!


みく「ごろにゃー♡」


【クチバシティ】

武内P「…」

卯月「わぁ…見てください凛ちゃん、海ですよ!」

凛「うん、蒼いね…」

たまご<シャクネツノゴウカガワガミヲコガス


【アイドル大好きクラブ】

爺「はぁはぁ…かおるちゃんが…かわいくて…すばらし…!」

武内P「…」

爺「それにな…になちゃんも…ちかちゃんは…まいちゃんやゆきみちゃんは惜しいがの」

武内P「…」

凛「…」ジャキッ


凛「ロリコン、死すべし…慈悲は無い」

武内P「…」

卯月「あはは…」


<ボーーーーー


卯月「あっ、大きな船が近づいてきますよ」


【サント・アンヌ号】

MJ「…ん?」


凛「…」


MJ「…悪くない(イッシュから戻ってきたらめっちゃ蒼い子見つけた嬉しい)」


<ツカツカツカツカ

武内P「…?」

MJ「君、その子は君のアイドルか?」

武内P「…はい」

MJ「そうか、名前は?」

武内P「…」

MJ「りん…素晴らしい、良い響きだ」

MJ「良ければ私のアイドルとトレードしないか?君の望むアイドルを提供しよう」


武内P「…」

MJ「なに?その気はない…だと?」

武内P「…」

凛「…」テレテレ

MJ「…ふむ、私のアイドルの強さを見ても同じことが言えるか、いや、言えるはずがない」

武内P「…」

MJ「さぁ、ライブバトルを始めようか」


奏「ここまで、ね」


卯月「ガ、ガンバリ…マス」

凛「…まだ、まだ負けてない」ググッ


奏「…残念だけど、今回はあなた達の負けよ」

凛「…」

奏「経験値が同じなら…分からなかったかもしれないわ、腕を磨いてまた戦いましょう」

奏「あなた達はもっと輝ける、期待してるから」


MJ「その程度か、笑わせる」

MJ「鍛え方が甘い、これはプロデューサーとしての君の実力不足だ」

武内P「…」


武内Pの手元には戦えるアイドルがいない!
武内Pは目の前が真っ白に…


たまご<トキハキタ!


【おや……?】

ら「…」

らん「……」

蘭子「契約に応じ、魔力を解き放つときが来た!」

蘭子「我が名は神崎蘭子、禁忌の姿を解放し、この地に舞い降りた堕天使」

蘭子「さぁ、宴の始まりよ!ナァーッハハハハ!」


MJ「こんげんのはどう」

奏「良いの?」

MJ「かまわん、やれ」


ギュオオオ、ズドンッ!


蘭子「イタイッ!」


こうかはいまひとつのようだ

蘭子は倒れた!


蘭子「ビエー!」

武内P「…」ヨシヨシ


MJ「多少イレギュラーが起きたが、当然の結果だな」

MJ「君の育て方ではいつまで経っても灰被りのままだ」

武内P「…」

MJ「もっと統一性のあるパーティ、もしくは種族値の高いアイドルに切り替えたらどうだ?」

武内P「…」

MJ「…アイドルの個性を尊重する?絆の力?」

MJ「くだらない、そんな考えでは勝利を掴むことなどできはしない」


武内P「…」

MJ「…面白い、そこまで言うなら今年のアイマスリーグを勝ちあがって来い」

MJ「アイマスリーグで優勝した者のみが、四天王へと挑戦できる権利を得ることができる」

MJ「私は四天王の一人、ミシロ」

MJ「君の挑戦を楽しみにしている」


卯月「ゴメンナサイ…」

卯月「次はもっとガンバリマス!!」

卯月「それでもだめなら、もっともっとガンバリマス!!」

卯月「だから…」

武内P「…」

卯月「…ただ頑張るだけじゃ、ダメ?」

卯月「な、ならどうすれば…」


武内P「…」ギュッ

卯月「一緒に…?」

卯月「!」

卯月「はい!島村卯月、プロデューサーさんと一緒に頑張ります!!」♡♡


卯月は【あまえる】ことを覚えた


【卯月】 【性格:がんばりや】

【タイプ:ノーマル】【特性:???】 

【技:たいあたり なきごえ ハイパーボイス あまえる】


凛「…」

武内P「…」

凛「…」

武内P「…」

凛「…悔しい」

凛「何も、出来なかった」


凛「あのおばさんのアイドル…レベルとか技の差じゃなくて、次元そのものが違う気がした」

凛「今のままじゃ絶対に敵わない…でも」

武内P「!」

凛「何か、掴めて来た気がする…私の目指すべきアイドルとしての道」

凛「見てて、プロデューサー…必ず越えてみせるから」

武内P「…はい」


【凛】 【性格:さみしがり】

【タイプ:みず】 【特性:げきりゅう】 

【技:きりさく にらみつける けたぐり ??????・???】


蘭子「フフ、我が下僕よ…降臨の時!」

武内P「…?」

蘭子「我が言霊は読み解けぬと…?」

蘭子「…ムゥ」

蘭子「魂の解放はまだ遠いようね」

武内P「…」


【らんこ】【性格:おくびょう】

【タイプ:あく/ドラゴン】【特性:はりきり】 

【技:かみつく ほえる りゅうのいかり】


武内P「…」

卯月「はい、皆で一緒にアイマスリーグを目指しましょう!」

凛「うん、皆で頑張ろう」

蘭子「魂の輝きを見せるわ!」

武内P「…」ニコッ


【クチバジム】

マチス「ユーの勝ちデース、ナイスデース」

武内P「…」

マチス「歪みねぇな」


【11番道路】

武内P「…」

「ハタラキタクナーイ」

武内P「…」

「インゼイセイカツシターイ」

武内P「…」

「えっ、それマジ?」

武内P「はい」

「く、詳しい話を聞かせてもらおうじゃないか」


【あんず】【性格:きまぐれ】

【タイプ:ノーマル】【特性:なまけ】 

【技:ねむる なまける ねごと あくび 】


杏「ってことで、よろしくー」

卯月「よろしくお願いします!」

凛(また♀…)

蘭子「創成の時!」

杏「…中二病?いや、邪気眼か」

蘭子「…?」


杏「んじゃおやすみー」スヤァ

武内P「…」

杏「えー…杏は働きたくないんだけど」

武内P「…」

杏「何それ?飴玉?…そんなもので懐柔されるほど杏は甘くないよ?」

武内P「…」

杏「頑張ったらあげるって…いや、だからそんな飴くらいじゃ…」


卯月「お、おいしいですこの飴!プロデューサーさんが作ったんですか?」

武内P「はい」

凛「舐めるたびに味が変わるなんて…不思議だね」

蘭子「甘美なるひと時…」ウットリ


杏「…」


今日はここまで
続きは明日の22時に書ければ


【シオンタウン】

フジ老人「そうか、君はセンカワ君の…」

フジ老人「昔を思い出すねぇ…ちょうど3年前、オトナシ君の手伝いで来た彼に助けてもらったんだよ」

武内P「…?」

フジ老人「うむ、あの時ロケット団に捕まったわしを助けてくれての…」

フジ老人「今ではすっかり立派になって、一人前のプロデューサーじゃよ」


【???】

赤羽根P「見つけましたよ、黒井社長」

黒井「…ふん、どこの鼠が入り込んだかと思えば…やはり貴様か」

赤羽根P「ロケット団が復活したと聞きました…あなたが関係しているんでしょう?」

黒井「さて?何のことだかさっぱり分からんな」

赤羽根P「…ハナダのどうくつにいたアイドルを、どこへ?」

黒井「…鼠かと思っていたが、うるさい蠅だったようだ」

<パチンッ


赤羽根P「…!」


??「…」


黒井「冥土の土産にもう一つ良いものを見せてやろう」スッ

赤羽根P「その石は…!?」

黒井「これが、メガシンカだ」


<キュィィィィン、ドンッ!!!


【シオンタウン】

フジ老人「次はヤマブキシティを抜けてタマムシシティに行くといい、その後は行きたいジムに行くといい」

フジ老人「君の旅の幸運を祈るよ」

武内P「…」ペコッ


卯月「優しいおじいさんでしたね」

杏「でもああいう人に限って昔色々やってたりするんだよ」

蘭子「秘められし過去が…?」

凛「こら、変な詮索しない」

杏「へーい」


【8番道路】

警備員「あっ、ジュンサーさんから話は聞いていますのでどうぞお通りください」

武内P「…」


杏「何、犯罪でも犯したの?」

卯月「いえ、職質や冤罪だけですよ」

蘭子「ふふ…まさに反逆者」


【タマムシシティ】

卯月「わぁ、ここも都会ですね」

杏「デパートにゲーセン…ふぅん、まぁそこそこかなぁ」

凛「草タイプのジム…か、またあまり活躍出来なさそうかな」

蘭子「再び祝祭が開かれ…私の独壇場が幕を開けるわ」


武内P「…」カキカキ

祝祭=ライブバトル?、独壇場=タイプ相性的に有利なことを喜んでいる?


【タマムシジム】

エリカ「流石殿方、お強いですね…」

エリカ「ですが、私の輝子の戦法は完璧です」

エリカ「降参なさっても構いませんよ?」

輝子「ヒャーハハハ!!!きーのこ、きのこ…元気なこ…」


卯月「Zzz…」

凛「Zzz…」

蘭子「冥界への扉が…Zzz」


武内P「…」


武内P「…」

杏「えー、もう杏の出番?」

武内P「…」

杏「でもなぁ、本気出すのは疲れるしなー」

武内P「…」

杏「…」

杏「はあ…後で例の飴玉、作ってよね」


【全ステータスを公開します】


【杏】【性格:きまぐれ】

【タイプ:ノーマル】【特性:なまけ】

【種族値:80/80/80/55/55/90】 

【技:ねむる なまける ねごと あくび 】etc.


エリカ「あなたの手持ちでは輝子に勝てませんよ」

輝子「ふぁさぁ…」


相手の輝子のキノコのほうし!


杏「Zzz…」

武内P「…」


エリカ「例え起きた瞬間に一撃を加えられても、ポイズンヒールですぐに回復します」

エリカ「まぁ、それ以前にあなたのパーティはかくとうタイプに弱すぎます」

エリカ「諦めてひこうタイプかほのおタイプのアイドルを捕まえてから来た方が…」


杏はぐうぐう眠っている…

杏は【ねごと】をつかった!

杏の【スキルスワップ】!


エリカ「…え?」


輝子「あぁぁ…、き、きのこ…」特性:なまけ

杏(まぁ必要ないけど、とりあえずもらっとこ)特性:ポイズンヒール

エリカ「スキルスワップ?まさか、アイドルの特性を入れ替えるという…あの」


輝子「キノコ…キノコ…」ゴフッ


輝子はなまけている!
輝子はどくのダメージを受けている!


杏「Zzz…」チリンチリン


杏の【いやしのすず】!


手持ちのアイドルの状態異常がすべて回復した!


エリカ「ま、待って下さい…あなた、いったいいくつの技を?」

杏「さぁ?覚えてる技なら使えるけど」

エリカ「…」

エリカ「あの、交代しても良いですか?」

審判「…」フルフル

エリカ「」


エリカ「…まさか、あのような方法で突破されるとは思いませんでした」

エリカ「それにその後のサイクル回しも見事です、少々私が素直過ぎたのもアレでしたが…」

エリカ「この経験を活かして、次はもっとエグい作戦を練りますね」

武内P「…」


杏「さぁ、飴玉はよ!」ドヤァ

武内P「…」

杏「な、なに?やることやったし正当な報酬を要求してるだけじゃん」

武内P「…」ヨシヨシ

杏「……あのさぁ、別にそういうのは求めてないんだけど」

杏「…」

杏「…むぅ」


杏「アメウマー」ダラダラ

武内P「…」

凛「…プロデューサーも疲れるだろうし、そろそろ降りたら?」

杏「えーいいじゃん、杏軽いし余裕だよね?」

武内P「…はい」

凛「…」

卯月「皆仲良しですね!」


【サイクリングロード】

卯月「こ、怖そうな人たちがたくさんいますね…」

杏「怖さなら負けてないから大丈夫大丈夫」笑

武内P「…」

卯月「あの番長さんみたいな人もアイドルなんでしょうか?」

凛「だとしたら色々と凄いね」

蘭子「…夜露死苦?難儀な言の葉…」


【セキチクジム】

杏「忍者って卑怯な手ばっかりでまるで使えないよね(笑)」


杏のちょうはつ!


あやめ「ムキー!!」


あやめは【ちょうはつ】されてみがわりが出せない!


杏「汚いなさすが忍者きたない」


あやめ「忍者に対する侮辱…許せません!!」


【へんげんじざい】 あやめのタイプが水タイプになった!

あやめの【みずしゅりけん】!!

3回あたった!


杏「イタタ…まぁ後は任せたよー」


杏はなまけている!


アンズ「ぐぐぐ…私の負けよ、父上に何て言えば…」

武内P「…」

アンズ「途中まではうまくいってたんだけど…忍者らしく【受けループ】とか組みたいなぁ」

杏「仮に組んだとしてもジムリーダーは交代できないじゃん」

アンズ「あっ」


【14番道路】

凛「残るジムもあと3つ…この調子ならいけそうだね」

卯月「そうですね、皆で力を合わせて頑張りましょう!」

蘭子「ふふふ…造作もなきこと」


杏「…」


杏(今のところ何とかなってるけど、たぶん今のままじゃいつか詰むだろうなぁ)

杏(ジムリーダーにも言われてたけど、かくとうタイプの一貫性が良すぎるし、後の仲間をどうするつもりなんだろ…)

<今日こそ仲間にするにゃー!!!

杏(リーグ一回戦敗退とかの方が楽できそうだけど…それじゃあ不労所得を得るまでもっと時間かかりそうだし)

<え、ハンバーグ?食べるにゃー♡
<禁断の果実!深紅の秘薬を!…け、ケチャップ!ケチャップで!

杏(…そういえば、道民…じゃなくて、シンオウ地方に一人強い子がいたような…)

杏「…よし」


今日はここまでで
続きは今日の22時に書ければ
菜々さん七位おめでとう


杏「ってことで、杏、有休休暇もらいまーす」

杏「まぁたぶん最後のジム戦までには戻ると思うから、それまで頑張ってねー」

武内P「…」


杏は【そらをとぶ】をつかった!


卯月「杏ちゃんがいなくても大丈夫でしょうか…?」

武内P「…」

卯月「…そうですね、皆で力を合わせれば何とかなりますよね!」

蘭子(皆で心を…一つにすれば)


【ヤマブキシティ】

凛「ここが6番目のジム…何だろうけど、どっち?」

卯月「左がかくとうタイプのジムで、右がエスパータイプのジムですか」

蘭子「ふふ…我に任せるといい」

凛「蘭子やる気じゃん、エスパータイプの方は任せるね」

蘭子「うむ!」


【かくとうどうじょう】

からておう「まさか我らがノーマルタイプによって半壊させられるとは…深読みし過ぎたか」

卯月「えへへ…強気な行動が勝因でした!」

武内P「…」

有香「押忍!フェアリー技を警戒し過ぎたのが敗因でしたね…」

からておう「まさかひこうタイプやエスパータイプすらいないとはな」

からておう「完敗だ!悔しいが勝者である君にこのアイドルを託そう!!」


きらり「にょわ~☆みんな、ハピハピしよーね!」


【全ステータスを公開します】


【諸星きらり】 【性格:むじゃき】

【タイプ:かくとう】【特性:こんじょう】 

【種族値:105/140/95/55/65/45】

【技:ドレインパンチ マッハパンチ はたきおとす かみなりパンチ】


きらり「よろしくだにぃ~☆」

卯月「よろしくお願いします!」

凛「ま、また女の子…」

蘭子(お、大きい…)

きらり「…!」

きらり「うぇへへ、お名前聞いてもいーい?」

蘭子「えっ、あっ…その、あの…」


蘭子「…」チラッ

武内P「…」コクッ

蘭子「…」

蘭子「ふふ、我が名は神崎蘭子…血の盟約に従い舞い降りた堕天使」

蘭子「いずれ魔王へと覚醒し魂の解放を行う者よ」

きらり「うきゃー☆かっこいいにぃ!!」


凛「す、すごい…蘭子語に全く動じないなんて」

卯月「きらりちゃん蘭子ちゃんが何を言っているのか分かっているんでしょうか?」

凛「…いや、たぶん分かってないけど、何となくで合わせているんじゃないかな」

卯月「きらりちゃんすごいです!」


武内P「…」


【ヤマブキジム】

サイキッカー「ここはエスパータイプのジム、かくとうタイプで挑むとはなんと愚かな…」

サイキッカー「身の程を知れぇ!!」

きらり「にょわー(物理)!!」

歌鈴「はぶっ!!」


きらりは【はたきおとす】をつかった!
相手の歌鈴のオボンの実をはたきおとした!
歌鈴は倒れた!


サイキッカー「ホグワーッツ!!!」


芳乃「あげるのでしてー」


相手の芳乃の【トリック】!

芳乃はおたがいの道具を入れ替えた!

卯月は【こだわりスカーフ】を手に入れた!


卯月「ええ!?」


芳乃「見えましてー」


相手の芳乃の【みらいよち】!


イタコ「ほほほ…さぁてどう攻略するのかの?」

武内P「…」


ナツメ「来たのね…」

武内P「…」

ナツメ「あなたが来ることは3年前から分かっていたわ、そしてライブバトルを仕掛けてくることも」

ナツメ「…あまりバトルは好きじゃないのだけれど、仕方ないわね」

ナツメ「私のエスパー能力、見せてあげるわ!」


蘭子「ふふ…造作もない」

武内P「…」

ナツメ「…やるわね、でもここまでは予想通り」

ナツメ「むしろ2人倒せたこの状況は私にとって最高の状態」

ナツメ「そして…この子が私の切り札、(自称)最強のエスパーアイドル」

ナツメ「行きなさい、ユッコ!」


裕子「さいきっくパワー全開!!行きますよぉー!」


ナツメ「…あくタイプが発見されてから、エスパー最強の名は過去のものとなってしまったわ」

ナツメ「けど、私がその対策をしていないはずがないでしょう」

ナツメ「見せてあげなさい、ユッコ!あなたの特訓の成果…命中率100%の必殺技!」


ユッコ「さいきっくぅ…パワアアアア!!!」


裕子のきあいだま!


武内P「…!」

プロデューサースキル【かわせ】使用、絶妙なタイミングで回避指示を…


裕子「ムムムーン!まがれぇぇえええ!!」クンッ

蘭子「!?」


謎のパワーで必中だ!


武内P「!」


こうかはばつぐんだ!!


裕子→蘭子【87%~103.4%】乱数一発


蘭子「…ぐ、うぅ」

ナツメ「耐えた…?けど、その身体ではもう限界のはず…」

武内P「!」

武内P「…」チラッ

武内P「…」

武内P「!!」バンッ


凛「プロデューサーが…!」

卯月「データ(手帳)を捨てた…!?」


武内P「…!」

蘭子「…え?」

武内P「………」

蘭子「そ、その言葉は…」

武内P「…」コクッ

蘭子「…!!」


蘭子「よかろう、我がしもべ…いや、我が友よ!」

蘭子「今こそ、闇の眷属たる刻に終わりを告げ、魂を共鳴させるとき!!」

武内P「はい!」

蘭子「封じられし12の翼、無垢なる翼は黒く染まり…」

蘭子「真の魔王への覚醒が!」ゴゴゴゴゴ


<バサッ!!!!


ナツメ「な、なに…?」

裕子「おおっ、さいきっくパワーですね!」


蘭子「……」

蘭子「…ククク、ナーハッハッハッハ!!」バサッ


きらり「うきゃー☆蘭子ちゃん飛んでるぅー!?」

卯月「白と黒の翼…?」

凛(か、かっこいい…)


【全ステータスを公開します】


【神崎蘭子】【性格:おくびょう】

【タイプ:あく/ドラゴン】【特性:ふゆう】 

【種族値:92/105/90/125/90/98】

【技:りゅうせいぐん あくのはどう はねやすめ でんじは】


蘭子「本来ならば、ここで魔王の力を見せつけたいところだが…」

蘭子「いずれ来たる時に備えておくとしよう」

蘭子「闇にのまれよ(特殊)」ブンッ


蘭子のあくのはどう!


裕子「あばばばばば」


こうかはばつぐんだ!

蘭子→裕子【156.5%~184.3%】確定1発

裕子は倒れた!


ナツメ「…おめでとう、あなたの勝ちよ」

ナツメ「この未来は私にも読めなかった、あなたとアイドルの絆が作った全く未知の出来事」

ナツメ「残るジムは二つ、励みなさい」

武内P「…」


裕子「いやー皆さんおみごとでした!その健闘を称えて、私から皆さんに超能力を授けましょう!!」

裕子「ムムム…ムンッ!!」

凛「いや、別に欲しいとは一言も…」

卯月「わわっ、み、見てください!」☆彡

蘭子「…星?」

きらり「きれいだにぃ!」


裕子「おおおやりました!超能力者開発の成功です、今日から貴方もエスパーアイドルですね!」

卯月「えええ!?」

凛「…いやいや、別にタイプは変わってないみたいだけど」

武内P「…」ピッ


卯月は【なきごえ】を忘れて【スピードスター】を覚えた!


裕子「いつかエスパーアイドルユニットを組みましょうねー」ノシ

卯月「あはは…」

凛「残るジムは2つ…突破すればアイマスリーグに挑戦できるんだね」

武内P「…」

きらり「みんなは、あいますりーぐ?に挑戦するのが目的なの?」

蘭子「否、その頂に君臨する四天王の1人を討伐すること、それこそが我らの使命!」

凛(…今度こそ)


【???】

黒井「…くくく、はーはっはっは!」

黒井「タイプ相性?受け?ノンノン…そんなものはこいつの前では無駄無駄無駄ァ!!」

黒井「まさに最強のアイドル!世界は…私の手の中に収まるのだ!!」

赤羽根P「…真!!」

真「はああああ!!」


真のインファイト!


??「…」スッ

真「!」ズバババババッ

真「プロデューサー…あれって【バリアー】なんですかね?」バシュゥゥ


赤羽根P「…みたいだな」

真「僕の攻撃、まるで効いてないみたいですけど」

赤羽根P「困ったな」

真「困りましたね」

黒井「ハァーハッハッハ!!」


黒井「さて、そろそろ終わりにするとしよう…」パチンッ

??「…」

赤羽根P「…本当はあいつのために取っておきたかったんだけど、仕方ないな」

真「そうですね、出し惜しみしてる相手じゃなさそうですし」

黒井「何をこそこそと…」

真「ハアアアアア!」キィィィィィィン

黒井「なに!?その輝き…まさか!」


【ふたごじま】

武内P「…」

船長「お前さん達も大変だねぇ、ジムのためとはいえこんな離れ小島まで来るなんてよ」

凛「確か、火山の噴火で町が無くなったって聞いたけど…」

船長「あぁ、今はふたご島に移動して一生懸命復興中だ」

船長「本土のアイドルも何人か応援に来てくれたりしていてな、本当に助かってるよ」

武内P「…」


卯月「え?グレンタウン復興のお手伝いをするんですか?」

武内P「…?」

きらり「うきゃー☆やるやる、きらりは賛成にぃ!」

蘭子「救済を求める声に祝福を授ける…悪くないわ」

凛「それはいいけど、何をするの?」

武内P「…」


【木材運び】

きらり「にょぉぉわぁああああ!!」ズオッ

男「す、すげぇ…あんな大きな丸太を持ち上げるなんて…」

女「あれがアイドルの力…!?」

きらり「みんなぁ?丸太は持ったかにぃ!!」

男「うおおお俺達もまけてられないぜぇぇ!!」


「「「「わああああああ」」」ドドドドドドドド


【娯楽】

蘭子「グリモワールに己が魂の赴くまま、書き綴るがいい」ドヤァ

「ねぇねぇ、蘭子ちゃんも何か描いてぇ」

蘭子「ふぁ!?え、えっと…それは…」

「わぁ、見て見てぇでごぜーます!」

蘭子「む、むぅ…致し方あるまい」


<わぁ、かわいい!
<天使かなー?


【娯楽2】

<パチパチパチ

卯月「あ、ありがとうございました!」

爺ちゃん「いやぁー卯月ちゃん、歌がうまいねぇ」

卯月「すみません、私歌を歌うことぐらいしかできなくて…」

婆ちゃん「いやいや、卯月ちゃんの歌を聞いていると元気が出て来るよ、ありがとう」

卯月「…そうですか?島村卯月、もっと頑張ります!」


【水確保】

凛「ここでいいんですか?」

おじさん「あぁ、そのタンクに貯めておいてくれ」

凛「分かりました」ズォォォ

おじさん「しっかしアイドルってすげぇな、どこでも水を生み出せるのか?」

凛「いや、どこでもってわけじゃ…」

おじさん「ほーん、まぁ何にせよ水が扱えるアイドルが3人もいてくれるのはありがたい」

おじさん「一人はめざぱ氷で頑張ってくれて、もう一人は…なんだったか」

凛「…3人?」


今日はここまで
続きは今日の22時に書ければ


「…え?もしかして、凛?」

凛「…?」

「やっぱり!おーい奈緒、こっちこっち!」

「んー?いったい何を騒いでるんだ?」

「ほら、この子が最近来たアイドルの…」

凛「…??」


カツラ「うおおーす!グレンタウンにえんも縁もないお前さん達が協力してくれるとは」

カツラ「わしは…わしは猛烈に感動しておる!!」

武内P「…」

カツラ「うっう…本当にありがとう」

カツラ「作業がひと段落すれば、必ずや最高のライブバトルを行おうぞ!!」

武内P「…はい」


凛「…えっと、そっちが加蓮で、こっちが奈緒?」

加蓮「そ、昔会ったことがあるんだけど…」

凛「…ごめん、よく覚えてない」

加蓮「気にしないで、直接話したことはないし」

凛「うん…」

奈緒「え、えっと…凛はプロデューサーと旅をしているんだよな?」

凛「…そうだけど、2人は違うの?」

奈緒「あぁ、あたし達はプロダクションに所属はしているんだけど、まだ担当プロデューサーはいないんだ」


加蓮「毎日レッスンだけしてたんだけど、最近ここに派遣されてきたんだぁ」

奈緒「まだまだ半人前だけど、あたし達でもできることがあるって言われてさ…最初は戸惑ったけど、今は来て良かったと思ってるよ」

凛「…そうなんだ、凄いね」

加蓮「いやぁ、旅をしてる凛には負けるって」

奈緒「な、なぁ…旅ってどんなところに行ったんだ?あたしあんまり出身地から出たことなくてさ…」

加蓮「あ、それは私も気になるなー♪」

凛「うん、いいよ」


武内P「…」

卯月「あっ!プロデューサーさんお疲れ様です!!」

武内P「…」

卯月「どうかされたんですか…?あ、凛ちゃんと…新しいお友達でしょうか?」

武内P「…」

卯月「もうお友達が出来るなんて、凄いです!」


【宿】

武内P「…」

蘭子「決戦は3日後…業火の使い手か」

きらり「うにゅ…熱いのは苦手だにぃ」

卯月「大丈夫ですよ、何て言ってもうちには凛ちゃんがいますから!ね、凛ちゃん」

凛「…え?あぁ、うんそうだね」

武内P「…」


凛「えっと、じゃあそれまでは各々復興の手伝いをすればいいの?」

武内P「はい」

凛「ふーん…そっか」

卯月「凛ちゃんは明日も水確保のお手伝いですか?」

凛「そうだね、たぶんそれが一番重要だろうし」

武内P「…」


【次の日】

加蓮「そういえば、凛の使ってる水技って何なの?」

凛「あぁ…前に強いアイドルと戦った時ひらめいたんだけど、まだ完成してなくて」

加蓮「へー、何か特別な感じがしたからどんな技か楽しみだね」

奈緒「そうだ加蓮、あたし達で凛のその技を完成させてやれないか?」

加蓮「いいじゃんそれ!私もちょうど同じこと考えていたところ」

凛「え?いやでも、二人とも手伝いで疲れてないの?」


加蓮「大丈夫大丈夫、凛のレッスンの手伝いをすれば、私たちのレッスンにもなりそうだし」

奈緒「そうそう、一石二鳥ってやつだな」

凛「…じゃあ、お願いしようかな」

奈緒「よっし、なら早速特訓だな!海岸に行こうか」

凛「…」

加蓮「ほら、行くよ凛」

凛「…うん」


【次の次の日】

奈緒「んー何か違うよなぁ」

加蓮「氷技は完璧になったけど、例の技だけはなかなか上手くいかないね」

凛「…ごめん」

奈緒「何かイメージしながらやってみたらどうだ?武器とか魔法とか」

加蓮「後は何かつぶやきながらとか?気分が乗って上手くいくかもよ」

凛「イメージ、詠唱…」


凛「…で、できた!出来たよ奈緒、加蓮!」

奈緒「あ、あぁ…うん、やったな」

加蓮「ぷっ、くく…凛、かっこよかったよ」

凛「これなら、届くかもしれない…ありがとう二人とも」

加蓮「うんうん、役に立てたなら良かったよ」

奈緒「ま、まぁ何とか時間までに上手くいって良かったな」

加蓮「…そっか、明日か明後日には戻っちゃうんだ」


凛「…うん」

奈緒「寂しくなるなぁ…せっかく仲良くなったのに」

加蓮「だねー」

凛「あ、あのさ…」

<ガサッ

武内P「…」ニュッ

凛「プ、プロデューサー?」


武内P「…?」

凛「えっ、2人をスカウトするの?」

加蓮「あらら、引き抜きかー」

奈緒「ええ!?そ、そんなこと急に言われても…」

加蓮「悪い話じゃないよね、奈緒」

奈緒「そ、そりゃあそうだけど…加蓮?」

加蓮「…」ニコッ

奈緒「…ま、そうだよな」


武内P「…」

凛「ありがとう、プロデューサー」

武内P「…?」

凛「…2人をスカウトしてくれたこと、私が二人と仲良くしてたからだよね?」

武内P「…」

凛「ううん、プロデューサーのせいじゃないよ」

凛「たぶん2人とも誰がスカウトしても断ったとおもう」


凛「前に言ったことがあると思うけど」

凛「見てて、プロデューサー」

凛「これが、3人で作り上げた私の必殺技…」


凛「アイオライト・ブルー!!!」

茜「ボンバァァァァァァァァァァァァ!!!!!」ドゴォォォォッォ


こうかはばつぐんだ!


【全ステータスを公開します】


【渋谷凛】【性格:さみしがり】

【タイプ:みず】【特性:げきりゅう】 

【種族値:85/105/100/79/83/78】

【技:れいとうパンチ アイオライト・ブルー じしん アクアジェット】

・アイオライトブルー…物理版ハイドロカノン


カツラ「うおおー!な、なんだその技はぁぁぁ!?」

カツラ「長くライブバトルをしてきたわしじゃが…その技は初めて見るぞい」

カツラ「ふふ…だが、わしの茜の前では無意味!!」

茜「んぐぐ…まだまだぁぁぁああ!」


相手の茜はきあいのハチマキでもちこたえた!


凛「なっ!?」

武内P「!?」


カツラ「ぐはははは、茜のきあいのハチマキの発動率は50%…そう易々と倒せると思わんことだ」

カツラ「そして…これが過去に多くの相手を一撃で葬り去った伝統のコンボ!」

凛「…っ」


凛は反動で動くことができない!


茜「行きますよ…トライ!!」


相手の茜の…


カツラ「きしかいせい!!」


<ドンッ!!!!


凛(…体が浮いてる)

凛(これは流石に無理かな…)

凛(ごめん皆、プロデューサー)

凛(後は…任せ…)


              ノ 丶   Y _, ノ:::::::/
                ヽ      r イ:::::/
              ー=     j!  ヽ/
                {_ ,.. ィ   ,. ┐
                 |_,..< ,. <ヽ,
               rァ"´ ,. <ニニニ/\
               イl| /ニニニニイニニニ\             ―――!!
                //7jアニニニニ/ニニニニニニニ心、
            レ,/´ニニニ>ニニニニ/ニニニニニヽ
            /イニニニ/ニニニニニニニニニニニニi
              /ニニニ/_ニニニ/ニニニニニニニニl|
          /ニニ/ニニニニニニ!ニニニニニニニニニj
            /ニニ/ニニニニニニニニ|ニニニニニニニニニ}


凛「…」ズサァァァァァ

茜「おおお!!ナイスガッツです!」

カツラ「ば、馬鹿な…威力200のきしかいせいをもろに受けて立っているだと!?」

武内P「…」


プロデューサースキル【たえろ】…アイドルを全力で激励し、HP1でこらえさせる


凛「…1つ、謝らないといけないね」

茜「?」

凛「今度は、本気でいくから」

茜「…!」

 ._..-シ'′ ,ノ./       .,ν          ,/゛ ./   /   ._..-'"゛ _..-'″
../ . l゙   .,i''レ′      ,ノ/゙,,    ,..-'"  /  _../   .,i',゙_z-‐'"  メ し¨¨" ̄ ̄ ̄゛て_ニニ--‐''" ̄ ̄ ̄
 /゛ ./        / ,i〃゙  ,..-'"゛   .,/ン''"゛     .‘゛     . _ノ
'"  ..i |        /  'リ′/      : f'"           _,, -ー'''"゙゙'”
  〃./       /   ./ . /                ,,-._..-'"゛           ______
 / し         〃/  ! ./          ,. /し'"        _z-ー¨¨¨⌒´   ⊇ニニ二二二二
/゛           / /  ,iソ゛       ,..‐/,/     _z─-‐'"                -‐‐ニ二
          " /   i./      . ,..-'"゛ ″    /                      'ヘ;;ーz___  .`''-.,゙'
      〃  /         ./         _..i /                          \   : ゙゙'㍉. `'-、.
     ./.!  !        / ,,/    r'"〃                            `'―'''''^″   .`''-..、
    .i.l",!  i′       i!''/     ./  l′                                   ___
    .,ill |  l  /{         /     ./                                        `\ ̄´                 輝ける菫青よ…
   ./リ ,! ./  }/        i! ._   /                                         ヽ
  .i''i.!   .ll゙          |, .!l.  ,!                                          ミ
  | |    .!     /l、     リ ヽ .l
 ││./ l   ,, /゛│       `'廴                                   'ニー ,,_                   我が手に集い、浄化の力を成せ!
  .l   l .!   .ネ !  |                                          `'-、 .`''-、
  !  l l    ! .}  {                                             \  廴__
  ヽi .||    l、.l /                                               ゙''-、
   |  ″   ∥ .l/                                  -.._、            ゙''-、
、  │    .、 .!|                                         `'、`'-、               ゛
..ヽ、i,,ト    .カ, | l                                         \ ヽ, .i
  .゙!//!    l l ! ヽ、                                   /{         }  ゙'、|し
   l レl    l !ゝ  .!                             / !     l.!イ     {
i   !、.l    ヽ   ㍉.〟                            /  │    ,}|′    }       |{
ヽ   ㍉、    ヽ.  `乂ヽ                    ,i}   /    ,!    ./ ゛     イ      ノ し
、.\   丶 .'ト,  ヽ     ヽ                 _ //  /   /    /       .{   .i| ./  イ
. `-..}      l\ ヽ      `'-..,_           _,,〃 ._..-'"∠z-'"      { ィ  /         イ  /レ    }
〟     .}ヽ,  .ヽ, `'-,ヽ       ´゙¨¨¨¨¨´"゙゙´ ..┴'″           `゛/  /           / _..-゙     /リ
. \     \\  \                                  {し¨´         ~゛        {



                  |:::::::::::に{
                  、:::::::::ノ^
                 (こfiこ))   
                ,〈7八くソ

                 ⌒|   |    ,x 、_____,
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                   |  ノしイ′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..、
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                   jノ |.i.:.:. |.:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.\ `,.ニT丶.:.:.:.\
                   /  从:. ∧:.:.:.:.:.:.:.:|\:.:.:.:.:`'<⌒Yヘ:.:.:.广`:,
                //∧:トニ:.:.:.:.:.:.:.:\_>:.:.:.:.:.:.`'くソ_}:.j   }       __
                      }i|ニjノ><x.:.:.:.:.Vニニ>xくン^jノ、  ′   _ [」::l /:)
                     「三二Y二三x:|ニハ ^⌒\:,⌒\>     (:V::}::!/:/
                     |ニニニi|iニニニニハ   `、)       _У:'ー':/
                    _|ニニニi|iニニニニ7 `、   `^' ‐-  ..z‐-v:::::::::/
              __厂ニ=<^リニニニi|iニニニニ{  `、        ⌒}:::::厶
          __/_にハ,ニニ{ニニ__;j|iニ__ニニ├z_ _,,≧=‐-  -‐=≦::イJ:ノ

        __/_」 ̄}_」ニ|ニニニ≪二TT二≫ニニニ=‐┐\       // }:}
        ,_/ニニ{__/ / \ニ=-___‐-=ニニニニニニ/]|ニニト 、    Ll └'
     __「 ̄ニニ\ぃ    _jし'^⌒  )ニニニ/マ7ニニ广ー<⌒'く
    _」iニニニニニニ\xヘ     \___/   ` --'   _x<レく)__
    「 ̄j辷ニニニ=-‐=ニニ \_/~\  __r┐ 〉、_,. -z.ノニ\ニニニ}
    j/ \_厶ニニニニニニニニニ└=ニニニVニニニニニニニ\_ノ
   i|  __/  \ニニ=‐-=ニニニニニニニニニニニニニニニニ}\

    \厶ヘ   __/L.xくニニニ∠ニニニニニニニニニ/\ニニア7  }
         し'⌒\   _入ニニl7⌒\ニニニニ=-‐ ミニ7  L_/⌒ :,_/
          __ 〈__/l  _ア     辷こニ/   \ `′\   \ /
         /xヘトニ㌻⌒\   ,ハ  ̄ ̄ /)  , -、     〉 ノ^V


カツラ「ぬぅ!かわせ!」

武内P「…!!」


プロデューサースキル【あたれ】発動!的確に攻撃指示を行い、一度だけ技を必中にする!


凛「アイオライト・ブルー!」

茜「ヾ(*´∀`*)ノ」


茜「お、おぉ…」

茜「ナイス…タックルでした」

凛「…これが私の全力だから、倒れてもらわないと困るんだけど」

茜「フフフ…残念ながらそれはむ、む?」

茜「おや?なな、何だか、めまいが…」

茜「…きゅぅ」ドサッ


カツラ「うおおー!よもやわしの熱血パが敗れるとは…完敗だ」

カツラ「残るジムはあと一つだったな、お前さんならきっと全てのバッチを集めることだろう」

カツラ「健闘を祈る!!!」

武内P「…はい!」


加蓮「おめでとう凛、大活躍だったじゃん」

奈緒「結構ひやひやしたけどな…まぁおめでと、凄かったよ」

凛「2人とも…本当にありがとう」

加蓮「この調子ならアイマスリーグ優勝間違いなしでしょ、期待してるからね」

凛「…うん、優勝しなきゃいけない理由もあるし、最善を尽くすよ」

奈緒「そういえば、例の倒さなきゃいけない相手って誰なんだ?」

凛「…奏って言う名前だったような」

加蓮「…へぇ、ちなみに、その子のプロデューサーの名前は?」

凛「えっと…」


奈緒「…はぁぁ、妙な縁があったもんだなぁ」

加蓮「奈緒はどっちの応援をするの?」

奈緒「うーん…」

加蓮「私は、凛を応援しようかな」

奈緒「えぇ…でも特訓に付き合っただけじゃなくて応援までしたら流石にまずくないか?」

加蓮「でもさ、凛が勝ってくれればユニット組みやすいと思うよ?」

奈緒「へ?どういうことだ?」

加蓮「だって、凛のプロデューサーの所属って確か…」


【マサラタウン 346プロアイドル研究所】

<ガチャッ

MJ「失礼する」

ちひろ「お久しぶりです、ミシロ・ジョウム…お変わりはありませんか?」

MJ「問題ない、そちらは?」

ちひろ「私も元気ですよ、研究も順調ですし」

MJ「結構、時間がないので手短に話すが…」

MJ「渋谷凛というアイドルに心当たりは?」


ちひろ「あら、凛ちゃんに会ったんですか?」

MJ「…やはり先日話していた新しいアイドルだったか」

ちひろ「とういうことはプロデューサーさんにも会ったんですね?どうでしたか?」

MJ「甘い男だ、アイドルの個性を尊重するなどと抜かしていた」


ちひろ「プロデューサーさんらしいですね」

MJ「案の定バトルの内容も腑抜けたものだ…あのままではいずれ行き詰まるだろう」

ちひろ「そうですか…って、バトルしたんですか?四天王は公式戦以外のライブバトルを禁止されていたのでは?」

MJ「ほんの戯れだ、それに私は一切戦闘指示を出していない…ゆえにあれはノーカンだ」

ちひろ「相変わらずですね…」


MJ「再び戦うことがあれば、その時は一切の容赦なく潰させてもらう…異論はないな?」

ちひろ「それは構いませんが、再戦…?」

MJ「…もしここに寄ることがあれば、伝えておくように」


ちひろ「…ふふっ、相変わらずですね」


【???】

黒井「ば、馬鹿な…」

赤羽根P「…あなたの負けです黒井社長、時期に警察も来ます…降伏を」

黒井「ふ、ふざけるな!なんだこの結末は、こんな…こんな!!」

黒井「認めん…私は絶対に認めない!!認めんぞ!!!」ザッ

赤羽根P「待て!」

黒井「貴様ら全員必ず復讐してやる!それまで…」


律子「残念ながらそれは叶いませんよ」


黒井「なっ、貴様…なぜこの基地の隠し通路から…」

律子「どうしてでしょうね、亜美!【サイコキネシス】!」

亜美「アイアイサー!」

黒井「うおっ!?」グンッ

<ゴンッ

黒井「」


<ピーポピーポー

律子「全く、オトナシ博士から帰って来たって聞いてみれば…どうして一人で行動したんですか!」

赤羽根P「す、すまん…時間がなさそうだったから」

律子「…皆心配してたんですからね」

赤羽根P「…あぁ、後でしっかりフォローするよ」

律子「はぁ、まぁ何とかなって良かった…とりあえず、私のジムに行きましょう」

律子「ジムでしっかり話を聞かせてもらいますからね!」

赤羽根P「はは、逃げも隠れもしないよ…」


赤羽根P「…そういえば、どうやってあの基地を見つけたんだ?まず分からないと思うんだが…」

律子「あぁ、それに関してなら伝言があります」

赤羽根P「…?」

律子「『借りは返したからな』だそうです」

赤羽根P「…そっか」

律子「さっ、行きますよプロデューサー!」


【21番水道 船内】

みく「ゼー…ハー…や、やっと追いついたにゃ…」ザパッ

凛「また来たの?もういいかげん諦めたら?」

みく「お断りにゃ!今日という今日は絶対に戦ってもらうにゃ!」

凛「…いいよ、なら相手してあげる」

みく「ふにゃ!?ほ、ほんと?」

凛「うん、ちょうど暇だったし」

みく「よーっし!やったるにゃああ!!」


船長「頼むから船を壊さないでくれよー」


<アイオライトブルー!!

<ウニャアアアアアアアアア!!


卯月「凛ちゃん、とっても強くなりましたね!」

武内P「…」

卯月「蘭子ちゃんもきらりちゃんも…それぞれ得意な分野があって、杏ちゃんは何でもできて」

卯月「皆、とってもキラキラしてます!」

黒ちゃんがどんなポケモン使ったか気になるな


卯月「…でも、私はあんまり活躍できてなくて」

卯月「旅を始めてから、そんなに成長もできないで…」

武内P「…」

卯月「…プロデューサーさん、一つ聞いてもいいですか?」

武内P「…?」

卯月「プロデューサーさんは、どうして私を選んでくれたんですか?」

卯月「凛ちゃんでも…未央ちゃんでもなく、どうして私を?」


武内P「笑顔です」

卯月「笑顔…ですか?はい!笑顔だけは自信があります!」ブイッ

卯月「…でも、笑顔なんて誰にでも出来ますよね」

卯月「やっぱり、私には何にも…」

武内P「…」

凛「そんなことない」

卯月「え?」


凛「卯月には、見る人皆を幸せにする笑顔がある」

凛「それは他の人にはマネできない、卯月だけのモノ」

凛「誰にでもできるなんて言わないでよ」

卯月「凛ちゃん…」

凛「…なにより、プロデューサーが笑顔厨だと思ってないと納得できない」ギリッ

卯月「凛ちゃん…?」


凛「ともかく、卯月は焦る必要なんてないんだよ」

凛「私や蘭子みたいに、その時がくればきっと変われるから」

卯月「…」

武内P「…」コクッ

卯月「プロデューサーさん…」

卯月「…はい!島村卯月、信じて頑張ります!」


みく「あ、あのぉ…」


武内P「…?」

みく「み、みくやられちゃったにゃ…悔しいけど、仕方ないから仲間になってやるにゃ!」

武内P「…」

みく「え?その予定はない?検討中?」

みく「そんにゃあ…(涙声」ウルッ


武内P「…」

みく「え?でも次スレがあればみくが主役なの?」

みく「早く言ってにゃあ…(歓喜」


みく「分かったにゃ!みく、待つにゃ!」

みく「トキワの森で待ってるから、必ず迎えに来てね!」


凛「…それは止めといた方がいいんじゃないかな」


今日はここまで
続きは今日の21時に書ければ
時間があればフルバトル、安価とコンマを起用しようかと
よろしければご参加ください

>>309 ヒント:オーバーランク


【マサラタウン】

凛「帰って来たね、長いようで短かったような…」

卯月「そうですね…あっという間でした」

蘭子「うむ!実に充実した…む?」

<ニュワン

杏「おーうまいこと【テレポート】できたできた」

武内P「…」

杏「うん、ただいまー」


凛「お疲れ、予定通りだけど…一人?」

杏「あー…それなんだけど」


きらり「うっきゃー!かわいいにぃいいいい!!!!」ガシッ


杏「こふっ」


こうかはばつぐんだ!


杏「…途中までは一緒に来てたんだけど、カントー地方に入った時くらいにはぐれちゃってさ…」

きらり「♪」ギュー

杏「探したんだけど、どうにも見つからないから諦めてテレポートしたわけ」

卯月「そうなんですか…どこに行っちゃったんでしょう?」

杏「何かおかしな電波拾ってたみたいで、『ミナミィ…ミナミィ…』っていいながら行っちゃった」

凛「…それで、どうするの?杏が連れてきたアイドルを探しに行く?」

武内P「…」


安価↓3

①「えへへっ、お待たせ」

②「みくにいい考えがあるにゃ!」

③「探しにいきましょう」

④その他


武内P「…」

杏「んー?まぁ杏は別にどっちでもいいよ、きらりがいるならたぶん誰でも何とかなるでしょ」

きらり「杏ちゃんいいこいいこ!はぐはぐ~☆」

杏「…あーつーいー」

武内P「…」

凛「え?…まさかそれって」


【マサラタウン 346プロアイドル研究所】

未央「今日も一人でレッスンかー」

未央「しまむーとしぶりん…元気にしてるかな」

未央「あーあ、こんなことなら無理やりでも着いて行けばよかったかなぁ…」


本田未央はアイドルである

しかし、プロデューサーはいない

彼女は今日も研究所のレッスン室で、横ステップを練習している


未央「あれ?何か妙に表が騒がしいような」

未央「…まぁ、私には関係ないか」

<ガチャッ

未央「…?」

レッスン室の扉が開く、鏡に映った扉がゆっくりと音を立て…来訪者を映し出す

―――どこかで、見たことのある顔だ


男は申し訳なさそうに…いや、そのように見えるだけで実は違うかもしれないが

確かにこう言った


「あなたを、プロデュースさせてください」


それはとても身勝手で、傲慢で、とりあえず『えへへっ、お待たせ』と言わせておけば許されると思っているようだったが


未央「うんっ!!」


満面の笑みで、そう答えた


【みお】【性格:ようき(???)】

【タイプ:ほのお】【特性:もうか】 

【技:ひっかく なきごえ ひのこ】


ちひろ「まぁ、プロデューサーさんの貯金も8桁をこえたところですし…その記念ということで」

武内P「…」

ちひろ「でも今からリーグまでに戦えるようになるかどうか…まだジム戦も残っているんですよね?」

ちひろ「やっぱり他の子を起用したほうが…」

武内P「…」スッ

ちひろ「…?」


未央「しまむー!しぶりん!二人とも立派に育って…」ギュー

卯月「わぷ、み、未央ちゃん!」ギュー

凛「く、苦しいって、もう…まぁ、元気そうで良かったよ」

未央「ふっふっふ、当然!未央ちゃんは2人に置いてかれた後も地道にレッスンを重ねていたのだ!」

凛「…その割には技が貧弱なんだけど」

未央「ちっちっち、分かってないなぁしぶりん…大切なのは見た目じゃない、心なんだよ!」

凛「いや、駄目でしょ」


未央「まぁまぁ、私本番に強いタイプだから!その時が来れば都合よく凄い力を発揮するって!」

凛「嫌な予感しかしないんだけど…」

未央「まっ、そんな感じでよろしくね!らんらん、きらりん、杏ちゃん!」

蘭子「ら、らんらん?」

きらり「うん!一緒にハピハピしよーね☆」

杏「うぃーす」


武内P「…」

ちひろ「なるほど、確かにプロデューサーさんの方針を叶えるのには、未央ちゃんは適任ですね」

ちひろ「リーダー…としては少し力不足ですが、縁の下の力持ちとしてなら良い働きをしてくれるでしょう」

ちひろ「…まぁ、それはさておき」

武内P「…」コクッ

ちひろ「次のジムで少しは戦えるよう、地獄の特訓の始まりですね」ニッコリ


未央「」ビクッ


【トキワジム】

赤羽根P「よっ、久しぶりだな」

律子「あ、あなたは…!」

武内P「…」

赤羽根P「お前なら最後のジムまで余裕だと思ってたよ、どれだけ成長したのか…俺も見させてもらうからな」

武内P「…」コクッ

律子「…まさか、プロデューサーだったなんて」

武内P「…?」

律子「い、いえ…何でもないです!」


律子「コホンッ、初めまして…トキワジムジムリーダー、秋月律子と申します」

律子「あなたのことはうちのプロデューサーから良く聞いていますよ、全力でいくので…覚悟してくださいね?」

武内P「…」

律子「ルールは見せ合いからの6vs6、交代はチャレンジャーのみ許されています」

律子「持ち物は自由、ただし同じ道具を持たせることは禁止です」

律子「…さて、それじゃあ始めましょうか!」


武内P     VS    秋月律子

卯月(ノーマル)     伊織(みず/フェアリー)

凛(みず)         亜美(みず/エスパー)

未央(ほのお/ひこう)  あずさ(みず/ゴースト)

蘭子(あく/ドラゴン)  やよい(でんき/ほのお)

きらり(かくとう)     真美(エスパー)

杏(ノーマル)       響(ドラゴン/ひこう)


卯月【技:たいあたり スピードスター ハイパーボイス あまえる】 (特性:???)

凛【技:れいとうパンチ アイオライト・ブルー じしん アクアジェット】 (特性:げきりゅう)

未央【技:オーバーヒート かえんほうしゃ ソーラービーム みがわり】 (特性:もうか)

蘭子【技:りゅうせいぐん あくのはどう はねやすめ でんじは】 (特性:ふゆう)

きらり【技:ドレインパンチ マッハパンチ はたきおとす かみなりパンチ】 (特性:こんじょう)

杏【技:何でも】(特性:なまけ)


今日はここまで
続きは明日の21時に書ければ


努力値はなし、性格補正はあり

プロデューサースキルは一試合につき一回ずつ、相手も使用する
使用する際は技安価と一緒に書いてください

【かわせ】…必中以外の技を回避する
【たえろ】…HP1でこらえる
【あたれ】…技を必中にする(※一撃必殺技を除く)

例:あくのはどう 【たえろ】


卯月【持ち物:きあいのハチマキ】

凛【持ち物:こだわりハチマキ】

未央「持ち物:もくたん】

蘭子【持ち物:ラムの実】

きらり【持ち物:とつげきチョッキ】

杏【持ち物:きあいのタスキ】


変更したい持ち物があれば、なければ【なし】で
メガ石はないです
安価下3

安価下


【持ち物変更しました】

先発アイドル安価↓3

同時に相手の先発アイドルコンマ判定↓3

1~3:真美

4~6:亜美

7~9:伊織

0:響


再安価↓2

こちらの先発アイドルをお願いします


律子「先発は任せたわ、伊織!」

伊織「にひひ、スーパーアイドル伊織ちゃんにまっかせなさい!」


武内P「…!」

蘭子「魂の共鳴を奏でん!」


律子(まずは出し勝ちね…といっても、相手に伊織に強く出れるアイドルはいなさそうだけど)

律子(こちらが交代出来ない以上、相手は常に有利な対面を作ろうとするはず)

律子(交代先は…まぁ考える必要はないか)

律子「小細工は必要ないわ、一発かましなさい伊織!」

伊織「いいわね、そうこなくっちゃ!」


戻れっ、蘭子!

いけっ、未央!


未央「花園は………生きる、輝き」

未央「花園はぁぁぁあああああああああ」バサッ

伊織「えっ、何この子怖い」


相手の伊織のじゃれつく!

<ウーニャー

こうかはいまひとつのようだ

伊織→未央【37.9%~45%】確定3発

未央【残HP60%】


律子「まぁ、安定択の受けとしては悪くないですね…」

律子「ですが、まだ択は続きますよ?どうしますか?」

武内P「…」


安価

①水技読み凛に交代

→②じゃれつく読み強行【ソーラービーム】

③その他良い案


未央「そうだね、花園は私たちの心だよね」ニッコリ


未央は光を吸収した!

相手の伊織のじゃれつく!

こうかはいまひとつのようだ

未央【残HP18%】


律子「強気ですね…」

律子(ここで攻めるということは…おそらく)

伊織「もらったわ!素早さが上だからって舐めないでよねっ」


相手の伊織の【アクアジェット】!


武内P「…!」


未央「…はっ!ここはどこ?私はメアリー…」


プロデューサースキル【たえろ】発動!

未央【残HP1】


伊織「なっ!卑怯よそんなの正々堂々と戦いなさ」

未央「よく分かんないけどとりあえず凸ちゃんにビィィィィム!!」

伊織「凸ちゃん言うなああああああ」

<カッ


伊織「…ケホッ、な…なによ、大したことないじゃない」


未央→伊織【67.4%~80%】

伊織【残HP28%】


律子「……」

武内P「……」


戻れっ、未央!

いけっ、凛!


律子「…安定択に逃げているのは、私の方のようですね」


相手の伊織の【アクアジェット】!

伊織→凛【10%~12.5%】

凛【残HP88%】


凛「覚悟は良い?えっと、凸リン」

凸リン「誰よそれ!」


相手の伊織の【アクアジェット】!

凛【残HP77%】

凛の【じしん】!

凛→伊織【44.5%~52.5%】


伊織「キーッ、覚えてなさいよ!」

伊織は倒れた!


律子「よくやったわ伊織、ゆっくり休んで」

律子(一人は瀕死でもう一人は2割ほど削れた、十分な働きよ伊織)

律子(問題は蘭子だけど…何としてでも【万全な状態】で響を残す必要が出てきたわね)

律子(やよいを出したいところだけど…ここはまず場を整えましょう)

律子「頼んだわよ、真美!」

真美「アラホラサッサー!いおりん二等兵の仇は真美が取るからね…」ビシッ

<誰が二等兵よ!せめて軍曹にしなさーい!


今日はここまで
続きは今日の22時に書ければ


→①とりあえず様子見で【じしん】連打

②後は蘭子で何とかなるだろうし交代

③その他


凛「それは構わないけど…別に、倒してもいいんだよね?」

真美「んっふっふ~↑、それはちょいと考えが甘甘だよ?」


相手の真美の【リフレクター】!


凛「…はやい!」


真美「いたずらに関しちゃー若いもんには負けませんぜ?」

凛「くっ…浅い」


凛の【じしん】!

凛→真美【26.8%~31.5%】

真美【残HP71%】


律子(居座りはともかく、あえて不一致の【じしん】…これはスカーフかハチマキね)

律子(スカーフにしては火力が高すぎる気がするし、ハチマキと読んでいいでしょう)

律子(なら、次は交代するはず…相手が攻めの姿勢ならこちらも!)


戻れっ、凛!

いけっ、蘭子!


蘭子「再臨の刻…!」

律子「読んでたわ、真美!」

真美「オッケーりっちゃん!あれをこうして…び~~~む☆」


相手の真美の【シグナルビーム】!

きゅうしょにあたった!

こうかはばつぐんだ!


蘭子「狂乱の宴ね(なんかわさわさする!)」


真美→蘭子【47.9%~57.4%】

蘭子【残HP48%】


武内P「…!」

律子「よしっ!よくやったわ真美、上出来よ!」

真美「えっへん!もっと褒めても良いよ?」

律子(後は響で押し通せるはず…さて、どうするつもりかしら?)

武内P「…」


武内P「…!」

蘭子「闇に…のまれよ!(お返しです!)」


蘭子のあくのはどう!

相手の真美は【ナモのみ】を使った!

こうかはばつぐんだ!


真美「持ってて良かった半減実!」


蘭子→真美【77.8%~93.9%】半減【38.9%~46.9%】

真美【残HP27%】


相手の真美の【シグナルビーム】!

こうかはばつぐんだ!

真美→蘭子【32.3%~38.3%】

蘭子【残HP13%】


蘭子「む、むぅ…大地の香りがする」クラクラ

真美「土くちゃいね」


律子(ここで【たえろ】をきれば確実に倒せる…けど)

律子(後は他の子に任せるとしましょう)

律子「真美、引き上げよ!最後の仕事をお願い」

真美「りょーかい!真美もう眠くて眠くて…」

<あはっ、美希のマネなの!

<やっぱりモノマネ上手だよな


相手の真美の【あくび】!

蘭子の眠気を誘った!


蘭子「世界の、終わりが近づく…」コックリッコクリ


蘭子の【あくのはどう】!

こうかはばつぐんだ!


真美「やーらーれーたー」


真美は倒れた!


律子「ここがターニングポイント、頼んだわよ亜美!」

亜美「オーキードーキー、いおりんと真美の屍をこえて…亜美、イキマース!」

律子(このまま蘭子で突っ張ってくるか、交代するか…どちらを選んでも詰ませにいきますよ!)

武内P「…」

律子「亜美、アレを展開してちょうだい!」


蘭子の【あくのはどう】!

こうかはばつぐんだ!

蘭子→亜美【78.8%~92.9%】

亜美【残HP17%】


亜美「oh…しかーし、リバースカードオープン!」


相手の亜美は【トリックルーム】をつかった!

相手の亜美は時空をゆがめた!


律子(これで素早さは逆転したわ!加えて…)

蘭子「zzZ…」

律子「蘭子はねむり状態、この勝負もらっ…」

蘭子「…はっ、悠久の眠りにつくところだったわ」


蘭子は持っていた【ラムのみ】で目を覚ました!


律子「…」


律子「いえ、それでも大した問題じゃない…はず!」

律子「もはや亜美の上を取れるアイドルはそういない…何も怖くないわ!」


もどれっ、蘭子!

いけっ、きらり!


きらり「何だか体がとっても軽いにぃ!」


相手の亜美の【れいとうビーム】!

亜美→きらり【18.3%~21.6%】

きらり【残HP79%】


律子「…?」


律子(分からない…ここできらりに交代する理由は?)

律子(上は亜美がとってるはず、2割削れた状態で亜美の【サイコキネシス】を耐えられるはずが…)

律子(……まさか!)


相手の亜美の【サイコキネシス】!

こうかはばつぐんだ!

亜美→きらり【60%~71.1%】

きらり【残HP11%】


律子「…良い耐久してますね、チョッキきらり」


亜美「ふっ…例え亜美がやられても、第二第三の亜美真美がお前を倒」

きらり「キラキラ…かみなりパーンチ☆」ブォン


きらりの【かみなりパンチ】!


亜美「ぎえピィィィィィィィィー!」


亜美は倒れた!


律子(くっ…リフレクターが残っていたとしても、流石に耐えられないわよね)

律子「ごめんなさい亜美、これは私の計算ミス…後で反省会をするわ」

律子「切り替えていくわよ!フォローお願い、やよい!」

やよい「うっうー!任せてください律子さん、勝ったらもやし祭りですね!」

きらり「うきゃー☆なんだかすごそうだにぃ!きらりも一緒にハピハピしてもいーい?」

やよい「はい!一緒に楽しみましょう!」


きらりの【ドレインパンチ】!

きらり→やよい【43.2%~51.2%】

やよい【残HP52%】

相手のやよいから体力を吸い取った!

きらり【残HP35%】


律子(トリックルームが裏目に出たわね…)


やよい「いきますよ~ちょっとビリッてします!」


相手のやよいの【10万ボルト】!

やよい→きらり【31.6%~37.2%】


きらり「うにゅ…ごめんねPちゃん」


きらりは倒れた!


律子(かなりギリギリね…乱数次第で耐えていたかも)

律子(まぁでもこの後は…)


いけっ、凛!


凛「きらりには悪いけど、おいしいところは持っていくね」


凛の【アクアジェット】!

こうかはばつぐんだ!

凛→やよい【59.2%~72%】


やよい「うっうー(低音)」


やよいは倒れた!


律子「お疲れ様、ゆっくり休んでちょうだい」

律子「…お願いします、あずささん!」

あずさ「はい~あらあら、トリックルームきれちゃいましたねぇ」

律子(そう、本当は先にあずささんを出したかったのよね…)

律子(きらりさえいなければ…おそらく【こんじょう】持ちだろうし、天敵もいいところだわ)


律子(凛はこだわっている以上、このまま居座るとは考えにくい)

律子(ここでクッションにするなら…)

武内P「…」

未央「まっ、仕方ないよ!ここは皆のために犠牲になりますかね!」


もどれっ、凛!

いけっ、未央!

相手のあずさの【なみのり】!

こうかはばつぐんだ!

未央は倒れた!


律子(これで2vs4…数だけ見れば劣勢ね)

律子「でも、このまま勝てると思わない方が良いですよ」

律子「ライブバトルは最後まで何が起こるか分からない…昔からずっと言われていることですから」

武内P「…」


いけっ、杏!


杏「働かざること…山のごとし…」


律子(双葉杏…技はもちろん、特性が酷過ぎてどうしようもないぐうたらアイドル)

律子(美希も大概だけど…あの子は本気を出すまでに時間がかかるだけで、やりようはいくらでもある)

律子(いったいどうしてあの子を手持ちにいれているのかしら…)

律子「…考えても始まらないわね、あずささん!」

武内P「…!」

杏「しょうがないにゃあ…」


杏の【ボルテッカー】!!


律子「は?」


杏→あずさ【58.2%~68.5%】

あずさ【残HP34%】

杏は【ボルテッカー】の反動でダメージを受けた!

杏【残HP78%】


律子「なっ、な…はぁ?杏が【ボルテッカー】?そんな技覚えるなんて聞いたことが…!」

律子「…くっ、あずささん大丈夫ですか?」

あずさ「は、はい~何とか…びっくりしましたねぇ」

律子「…そうですね」

あずさ「まぁとりあえず…えいっ!ムカ着火ファイヤー♪」


相手のあずさの【おにび】!

<ボッ

杏はやけどを負った!


杏「あちち…まぁ、十分仕事したよね?」


杏はやけどのダメージを負っている!

杏【残HP66%】

杏はなまけている!


律子「…【たたりめ】が当たりさえすれば」クッ


相手のあずさの【なみのり】!

あずさ→杏【46.4%~54.8%】

杏【残HP12%】


律子(落ち着きなさい律子…やけどを負った以上おそらく次のボルテッカーは耐えられるはず)

律子(回復技を使ってきてもダメージレースはこちらの方が有利…【じこさいせい】は後でも問題ないはず)

律子「あずささん、ここは一気に攻めきりましょう!」

あずさ「はい!いくわよ杏ちゃん?しっかり息継ぎしてね」

杏「ん~?もう海水浴はいいかな、やけども痛いし…後は皆に任せるよ」

律子「あら、素直に落ちてくれるのかしら」

杏「そだね、まぁでも…そっちの手を煩わせるつもりはないよ」

杏「自分でやるから」バッ


杏は【みかづきのまい】を使った!


貴音「!」

雪歩「え!?い、今の技って…」

春香「ワッホイ!」

赤羽根P「…はは、凄いな」

美希「ムー、美希だってやろうと思えばあれくらい出来るの!」

千早「プロデューサー、彼女は荒木さんと同じ技を…?」

赤羽根P「どうだろう、俺には志希とかの【ねこのて】のように見えたけど…どう見ても狙って使ってるよな」

真「とんでもないアイドルもいたもんですね…」

貴音「面妖な…」


律子「その技は…!?」

杏「3年前のアイマスリーグ、いい試合だったよねー」


<ピョンピョンピョン

杏は倒れた!

相手のあずさの【なみのり】!

しかし攻撃は外れた


いけっ、蘭子!

<ピョンピョンピョン


蘭子「浄化の光…感謝するわ!」


蘭子は神秘的な月の光に包まれた!

蘭子のHP・状態異常・技ポイントが全回復した!


律子「……」


蘭子の【あくのはどう】!

蘭子→あずさ【59.4%~72%】

あずさは倒れた!


あずさ「すみません、後は頼みますね…」

律子「えぇ、任せてください」


律子「…本当に、ここまで予想外なライブバトルは久しぶりです」

律子「あの頃を思い出しますね…」

律子「…さて、感傷に浸るは後にしましょうか!」

律子「これが最後の…勝負です!」

律子「頼んだわよ、響!!」


響「はいさい!皆が繋いでくれたこのバトル…自分が勝利を導くさー!」


武内P「…」

蘭子「くくくっ…遂にこの技を使う時が来たようね」

武内P「…」

蘭子「心配は無用、今こそ…真の力を解放させる時!」


【真紅の月を裂く漆黒の劣塔】


蘭子「魔王を讃えし深き漆黒のヴェール!」

蘭子「堕天使は真の魔王に覚醒する!」

<ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

蘭子「黒き翼に舞え!!」


りゅうせいぐんがおそいかかる!!


律子「ここっ!【かわせ】!!」

武内P「…!」


プロデューサースキル【あたれ】発動!


律子(……かかった!)


響「うぎゃぁぁ…なんてね」

蘭子「!…その結界は!?」

響「一回だけのお守りみたいなものさー」


蘭子の【りゅうせいぐん】!

こうかはばつぐんだ!

蘭子→響【108.4%~127.7%】特性により半減【54.2%~63.8%】

響【残HP44%】

蘭子の特攻ががくっと下がった


<響はダンスやってるからな


響「自分は積ませてもらうさー!」


響は【りゅうのまい】をつかった!

響の攻撃とすばやさが上がった!


律子「これで素早さは逆転…覚悟はいいですか?」

武内P「…!」


響「さて、皆の想いを乗せて…いくさー!」

響「うがっぁぁぁあああああああ!!!!!」


相手の響の【げきりん】!


武内P「……!」


プロデューサースキル【かわせ】を…


蘭子「駄目です、プロデューサー」

武内P「!」

蘭子「後は……」


こうかはばつぐんだ!

響→蘭子【186.8%~220.3%】確定一発

蘭子は倒れた!


今日はここまで
続きは今日の22時に書きます


―――ゆっくりでもいいよ

凛ちゃんは、そう言ってくれました

―――でも歩き続けるんだ

プロデューサーさんは、私の背中を押してくれました

―――今はまだ真っ白だけど

やりたいこと、まだ見つかってないけれど

―――見てほしい 知ってほしい みんなに


いけっ、卯月!

律子(【げきりん】は2~3ターン攻撃した後、疲れ果てて混乱する技)

律子(ターンを稼いで凛でワンチャン作るつもり何でしょうけど…残念ながらそれは叶いませんよ)

武内P「…」

律子(響の持ち物は【キーのみ】…この勝負、既に決着がついている!)

律子「響、薙ぎ払いなさい!」

響「ぐるるる…がぁ!!」バッ


卯月「……」


相手の響の【げきりん】!


卯月(プロデューサーさん…凛ちゃん、皆…)

卯月「…!」

卯月「島村卯月、頑張ります!」


―――憧れじゃ終わらせない

―――1歩 近づくんだ

さぁ 今―――


響「!!」ピタッ


律子「この輝き…響!構わずやっちゃいなさい!」

亜美「りっちゃん…相手が変身中は攻撃しちゃいけないんだYo?」

真美「暗黙の了解ですな」

律子「勝てば官軍、ここまで来て負けられらますか!」

真美「うわぁ…ジムリーダーとしてどうなのそれ」

亜美「兄ちゃんが見てるから張り切ってるんじゃない?」

真美「あぁ…(納得)」


響「…駄目だぞ」

律子「え?」

響「攻撃しても意味がないぞ…だって」


卯月にはこうかがないみたいだ…


律子「…」

律子「……フェアリータイプ」


【全ステータスを公開します】


【島村卯月】【性格:がんばりや】

【タイプ:フェアリー】【特性:フェアリースキン】 

【種族値:95/65/65/110/130/60】

【技:ハイパーボイス スピードスター めいそう めざめるパワー(地)】


未央「おぉ、しまむーも特訓の成果が出たんだね!」

凛「ウヅキィ…」

武内P「…」グッ

未央「いっけーしまむー!今こそあの技を使う時だー!」


律子「全く、試合中に進化とか…やってくれますね」

律子(バトルは最後まで何が起こるか分からない…か)


卯月「届いて…私のS(mile)ING!」


卯月の【ハイパーボイス】!

想いは形となり、色を纏い覚醒する!


律子「響…【たえ―――」


律子(…耐えたところで、結果は同じか)

律子(あぁもう…まったく)

律子「私の負けですね」


こうかはばつぐんだ!

卯月→響【86.7%~102.4%】

響は倒れた!


秋月律子とのライブバトルに勝利した!

賞金として【76500円】てにいれた!


【トキワジム もやし祭り】

<本当にもやしだけなんだ…
<でも凄く美味しいです!
<うっうー!たくさん食べてくださいー!


律子「今日のバトルは見事でした、貴方ならアイマスリーグでも良い結果を残せると思います」

赤羽根P「今年もかなりの猛者がエントリーしてるらしいからな、気を緩めず大会まで腕を磨けよ」

武内P「はい!」


赤羽根P「そうだ、大会に挑む餞別として…」


武内Pは【ホンダァナイトY】と【メガメイシイレ】をもらった!


赤羽根P「これはメガストーンと言って、プロデューサーとアイドルが強い絆で結ばれていると使える物…」

赤羽根P「というのは真っ赤な嘘で、別に最近スカウトしたアイドルでも石とキーストーンがあればメガシンカさせられるぞ」

赤羽根P「メガシンカは、戦闘中のみアイドルの力を爆発的に高めることができる特殊な進化で…まぁ実際に見た方が早いかな」

赤羽根P「この石を未央に持たせて、その名刺入れを起動させるんだ」


未央「ん、なんだいプロデューサー?未央ちゃんに何か用かな?」

武内P「…」

未央「この石を持ってればいいの?さらに強くなれるらしいって…本当に?」

未央「まぁあの地獄の特訓をもうしなくて良くなるなら何でもいいけど…とりあえずやってみよっか」


未央の【ホンダァナイト】と武内Pの【メガメイシイレ】が反応した!


未央「おおおおお!?」


<ドンッ!!


【全ステータスを公開します】


【本田未央】【性格:ようき(おくびょう)】

【タイプ:ほのお/ひこう】【特性:もうか】→【特性:ひでり】 

【種族値:78/84/78/109/85/100】→【種族値:78/104/78/159/115/100】

【技:オーバーヒート かえんほうしゃ ソーラービーム みがわり】

※戦闘時のみ性格が【おくびょう】になる


未央「凄いよプロデューサー!力が湧き上がってくるみたい!!」

未央「ありがと!これからもっと役に立つから…期待しててよね!」

武内P「…はい」

未央「おっ、今の顔いいじゃん!初めて会った時はおっそろしい人が来たなぁって思ったけど…」

未央「今のプロデューサー、いい感じだね!」

武内P「…」


きらり「あっ、Pちゃん!一緒に食べゆ?」

凛「思った以上にいけるよ、味付けもシンプルなのに」

やよい「うっう!たくさんあるからいっぱい食べてくださいね!」

伊織「当然よ、やよいのもやし炒めは絶品なんだから、感謝して食べなさいよね」

凛「…なんで伊織がそんな偉そうなの?」


亜美「うぎゃああまた負けたあああ」ガクッ

真美「ちょっと強すぎんよー杏ねーちゃん!」

杏「ふっふっふ…この手のゲームで杏に勝とうなんて、100億光年早いよ」

あずさ「あらあら、光年って距離じゃなかったかしら?」

杏「そうだっけ、まぁ何でもいいよはっはっは!」

亜美真美「ぐぬぬ…もう一回!」


響「まぁだいたいダンスレッスンのおかげだぞ」

蘭子「なるほど…全ては生命の雫を生贄に、試練を超えて与えられるのね」

卯月「えっと、え…?」

響「そうそう、なんくるないなくるない」

蘭子「我が友にも導きを示すとしよう、その先に更なる覚醒が…!」

卯月「???」


赤羽根P「…さてと」

律子「本当にもう行くんですか?」

赤羽根P「あぁ、本来ならまだイッシュ地方にいなくちゃいけないからな」

赤羽根P「まぁそれもあと少しだ、研修が終わったらまた戻ってくるよ」

律子「忙しいですね、貴方も」

赤羽根P「はは、皆には悪いけどもう少し付き合ってもらうさ」


武内P「…」

赤羽根P「お前もな、戻ってきたら…今度は俺とライブバトルをしよう」

律子「私も、今度は対等な条件で…本気でいかせてもらいますよ」キラッ

武内P「…」コクッ

赤羽根P「じゃあまたな!アイマスリーグ…全力で楽しんで来い!」

武内P「…はい!」


卯月「…」

武内P「…?」

卯月「あっ、プロデューサーさん…」

武内P「…」

卯月「えへへ…なかなか寝付けなくて、すみません」


卯月「プロデューサーさん…ありがとうございます」

武内P「…?」

卯月「私…旅の途中で何度も弱音を言って、プロデューサーさんに迷惑をかけましたよね」

卯月「私なんかがアイドルを続けて良いのか…凄く不安でした」

武内P「…」

卯月「でも、プロデューサーさんや皆に支えてもらって…今日まで頑張って来れました」

卯月「本当に、ありがとうございます!」


卯月「…あ、あの!これからも引き続き頑張るために、一つお願いがあるんですけど」

武内P「…?」

卯月「…初めて会った時みたいに、頭を…撫でてくれませんか?」

卯月「あの時も、色々と不安だったんですけど…凄く安心出来たんです」

卯月「だから、そのっ…わぷ!」

武内P「…」

卯月「………えへへ//」


【数週間後】


<ワーワーワーワー、ドンッドンッバンッバンッ


今西部長「えー皆さま大変長らくお待たせ致しました」

今西部長「ただいまより、アイマスリーグセキエイ大会を開催致します!」


<ワァァァァァァァァァァァァァァ


今西部長「厳しい予選を勝ち抜き、見事本戦に参加するプロデューサーはこの15名」

今西部長「そのトーナメントは…このようになりました!」


            武内P─┐                                    ┌─間島P
                  ├───┐                         ┌───┤
.         やまおとこ─┘      │                          │     └─シャア
                          ├─┐                  ┌─┤
                まゆP─┐      │  │                   │  │     ┌─東豪寺麗華
                 ├───┘  │                   │  └───┤
              杉田P─┘         │                   │          └─PaP
                              ├─────┬──────┤
            水島P─┐          │         │         │         
                  ├───┐  │         │         │  ┌────アサミンゴスP
.             泰勇気P─┘      │  │         │         │  │
                         ├─┘         │          └─┤
           尾崎玲子─┐     │             |               │      ┌─グリP
                  ├───┘            |               └───┤
.              315P─┘                    |                     └─CuP
                              ┏──────┓  
                              │   優  勝   │
                              ┗──────┛


今西部長「いやぁ…今年も個性豊かなプロデューサー諸君が集まったようですね」

今西部長「おっと、紹介が遅れました…実況は私今西と、解説役として765プロ研究所のオトナシ博士にお越しいただきました」

今西部長「オトナシ博士、よろしくお願いします」

小鳥「よろしくお願いします」

今西部長「それでは…第一回戦、一斉にスタートです!」


<バァァァァァァン


【一回戦第1試合】

やまおとこ「うほっ、久しぶりだな…」

武内P「…」

やまおとこ「あの時は見惚れてバトルどころじゃなかったが、今回は真面目にヤろうじゃないか」

やまおとこ「ところで…俺が勝ったらお前を好きにする、お前が勝ったら俺を好きにしていいっていうのはどうだ?」

武内P「…」

やまおとこ「つれないじゃないの」ヤレヤレ


武内P vs やまおとこ
 
卯月    愛海

凛     沙理奈

未央    菜帆


本戦のルールは見せ合いから3人選出し、先に相手を倒しきるか時間切れの時の手持ちの数で決まる

お互いの先発は卯月と沙理奈、武内Pが有利の開幕となった

序盤、中盤と武内Pが上手くサイクルを回し、確実にやまおとこを追い込んでいく

事件が起きたのは終盤、体力が少なくなった約一名が突如暴走


「むっひゃーっ、もうガマンできなーいっ!!」


やまおとこの指示を全く聞かずに【ロッククライム】を連発、他の試合にも影響を出す

途中薄幸そうなアイドルが犠牲になったが、最終的にやまおとこの控えにいたアイドルによって粛清される

試合は判定により武内Pの勝利となった


【一回戦第2試合】

まゆPvs杉田P

お互いエースアイドルによる全抜きを得意とする戦法同士の対決となった

それぞれアイドルに向ける情熱は本物であり、一進一退の攻防を繰り広げた

勝負を決めたのは…アイドルからの愛の強さだろうか

2度目の【オーバーヒート】が急所に当たり、まゆPの勝利となった


【一回戦第3試合】

水島Pvs泰勇気P

765プロ所属のプロデューサー同士の対決となり、彼らの身内は大いに盛り上がった

水島P率いるゼノグラシアパと、泰勇気P率いるアケマスパ

どちらも非常に錬度が高く、片方はもはや別次元の生き物のような気もしないでもなかったが勝負は行われた

終盤、裏切りや衝突…愛によって急成長した春香(cv.井口)

しかし、【じしん】の一貫性がばれて一気に劣勢となってしまう

最後まで諦めず戦い続けたが、結果は変わらず…泰勇気Pが勝利した


【一回戦第4試合】

尾崎玲子vs315P

フリーでありながら876プロと繋がりを持つプロデューサー、尾崎玲子

彼女の手持ちは5人と一人少ないが、その一人一人が強力な個性を持ちその穴を埋めていた

対するは新興プロダクションである315プロ所属のプロデューサー、315P

所属するアイドル全てが何らかの理由を抱えてアイドルをやっており、こちらもかなり濃ゆい

勝負は序盤こそ尾崎玲子の有利に動いたものの、ここぞという時にカンの鋭さを発揮させた315P

僅差で315Pが勝利を掴んだ


余談だが、この大会の後315Pにスカウトされた男の娘アイドルがいるとかいないとか…


【一回戦第5試合】

間島Pvsシャア

謎の被り物対決、どちらもアイドルよりもプロデューサーの方が目立つという珍事が起きていた

間島Pの手持ちはアイドル?と呼んでいいのか、どこかで見たことのある小さな生き物集団

一方シャアの手持ちも低年齢なアイドルばかり、この二人は出会うべくして出会ったのかもしれない


勝負もまた接戦も接戦、お互いノーガードの派手な技のラッシュラッシュラッシュ

最後は先に立ちあがった方が勝利という特別ルールまで持ち込まれ、会場を沸かせた

先に立ちあがったのは…


「桃華は私の母になってくれるかも知れなかった女性だ」


勝者、シャア・アズナブル


【一回戦第6試合】

東豪寺麗華vsPaP

アイドルでありながら自らプロデュースを行い、ユニット【魔王エンジェル】のリーダー…東豪寺麗華

彼女は勝利のためなら手段を選ばない卑劣さ、冷徹さを持ち、その行動だけを見れば【悪】と呼べる人物であろう

今回の大会も様々な裏工作を用意し、優勝は確実…


そのはずだった


突如自身の試合会場に乱入してきたアイドルには「む…ニセモノか!?」と一部を凝視しながら言われ

やっと始まった試合では相手のプロデューサーの奇妙な行動により、作戦が悉く失敗

結局裏工作は全て無駄となり、真剣勝負を行うしかなくなってしまった


まともな試合をする準備をしていなかった東豪寺麗華、結果は


「跪け」


まさに【魔王】、小細工が使えないのなら、真正面から相手を叩き潰す

自ら3タテし、勝利を強引につかみ取った


【一回戦第7試合】

アサミンゴスP

レジェンドにより、シード権


【一回戦第8試合】

グリPvsCuP

765プロのプロデューサーでありながら、その立ち位置を詳しく知る者はいない特殊な人物、グリP

片や(一部のアイドルに)鬼畜で謎の幅広い人脈を持ち、なぜかホモ疑惑まで持たれる人物、CuP

存在がふわふわした二人のプロデューサーは、対戦もふわふわとしたものであり

大きな盛り上がりも激しいバトルも特になく、地味な攻防が繰り返された

しかし、その内容は多くのプロデューサーにとって参考になり、動画化され何度も再生された

勝負はCuPが勝った


今西部長「…さて、これで一回戦が全て終了しましたね」

今西部長「オトナシ博士は誰が気になりましたか?」

小鳥「圧倒的パワーを感じた東豪寺麗華さん、それとCuPさんの幸子ちゃんですね」

今西部長「ほほぅ、流石オトナシ博士…目の付け所が素晴らしいですな」

小鳥「いえいえ…(ああいうウザカワイイ子って最高よね)」ダバダバ

今西部長「二回戦は30分後に行われます、それまでしばらくお待ちください」


【観客席 VIP席】

ちひろ「346プロ同士の対決になってしまいましたね…本人たちは知らなさそうですけど」

MJ「…」

ちひろ「この勝負、どちらが勝ちますかね…?」

MJ「ふんっ…ここで敗れるようであれば、そこまでだったというだけの話だ」

ちひろ「…ふふっ」

MJ「何がおかしい」

ちひろ「いえいえ、何でもありませんよ」


【控え室】

凛「まずは一回戦突破だね、次は何事もなくすめばいいけど」

卯月「次の方は…あれ?3人しかエントリーされてないみたいですね…?」

杏「何でも、担当アイドルが大会参加最低数しかプロデュースすることを許してくれないんだってさ」カタカタ

きらり「でもでも、それでも一回戦をとっぱしてるのは凄いにぃ!」

凛「それで、次は誰が出るの?杏は最後まで温存するんだよね?」

武内P「…」

杏「ま、楽が出来るなら何でもいいけどねー」


蘭子「ここは我が蹂躙する時であろう」

凛「まゆを警戒するなら私と蘭子は出た方が良いね、たぶんあのパーティーはまゆ主軸のパーティーだと思うし」

卯月「相手の輝子ちゃん、くさ/どくタイプの方なんですね…私はちょっと厳しそうです」

きらり「きらりもあんまり活躍できそうにないにぃ…ごめんね?」

未央「なら、私が行くしかないね!」

武内P「…」

未央「大丈夫大丈夫、次も大活躍しちゃうから!」

未央「未央ちゃんに任せなさーい☆」


【二回戦第1試合】

武内P vs まゆP

凛     まゆ(ほのお/ゴースト)

未央    輝子(くさ/どく)

蘭子    乃々(みず/じめん)


お互いの先手は蘭子と乃々

じめん技をすかせるアイドルが2人いる状況で、先発の森久保の役割は一つ

一回戦で活躍した未央を削ることである


残念ながら、対面で未央に勝てる見込みはまるでなく、倒すことは夢のまた夢

何より、森久保はかなり育てにくいアイドルであり、万全の状態であっても殴り合いはかなり厳しい


「先発とか…むぅーりー」


何度立っても、ステージの上は震えが止まらない

何度戦っても、相手の方を向いて技を使えない

小さな体に小さな心、彼女に出来ることはかなり少ない


―――でも

岩をばらまくことならできる


相手の乃々の【ステルスロック】!


相手の周りにとがった岩がただよい始めた!


ほとんどハイテンションな状態である(くさ/かくとう)タイプの方と違い、ほぼ陰鬱な状態なのがこっちの輝子である

立ち回りも異なり、小さなダメージを確実に与えてじわじわと削っていく戦法を得意とする


「ふふっ…火気厳禁、ほうし♪ほうし♪きのこのほうし…」

「岩がぁ、キノコがぁ…Zzz」


手持ちに戻れば体力が回復する特性を持ち、補助技も多彩

何とか蘭子の活躍により輝子を倒すが、どくのダメージで蘭子も落とされてしまう

残るは…紅と蒼のアイドルのみとなった


まゆ「うふっ…躱してばかりじゃ勝てませんよ?」

凛「…」


速度・威力を上手く調整しながら撃ちだされる大量の【シャドーボール】と【エナジーボール】

その全てを【アクアジェット】で大きく動きながら回避する

タイプ相性では圧倒的有利にいる凛が防戦一方なのは、実力の差でも練度の差でもない

彼女の腕にあるリボン…その存在がネックであるためだ


凛(たぶんあれは【きあいのタスキ】…一撃で仕留めることは不可能なはず)

武内P「…」


凛(何とかダメージを与えてタスキを潰したいけど…とても近づけない)

凛(このままだと先に消耗するのはこっち、どうしたら…)


まゆ「見ててください…プロデューサーさん」

まゆ「まゆはこの勝負も勝って、プロデューサーさんを優勝させてあげますから…」ニコッ

凛「…つまり、アンタはプロデューサーのためにアイドルやってるってこと?」

まゆ「はい♪」


凛「…ふーん」

凛「なら、負けられないね」


まゆ「どうしました?急に止まって…降参ですか?」

凛「まさか、ただ…少しでも勝つ確率を上げようとしたのを止めただけだよ」

凛「搦め手はなし、この一撃でアンタを倒す」

まゆ「まゆもそっちの方が好きですけど…良いんですか?」


まゆ「負けますよ?」

凛「その言葉、リボンをつけてそっくり返すよ」


フィールドが、煉獄の炎と蒼き水によって支配される

対峙する二人のアイドル、見守る二人のプロデューサー

大気が悲鳴を上げ、天候はくもり…

決着が、着こうとしていた


先に動いたは凛、全力を込めた必殺の一撃を穿つ


凛「アイオライト・ブルー!!!」


遅れてまゆも【オーバーヒート】を放つ…しかし、相性と威力の差がその力を弱める


まゆ(プロデューサーさん…まゆに、力を貸してください!)


アイドルスキル【深紅の絆】発動!

自身の炎技が全て等倍以上になった!


凛「!?」


先ほどまで押していたはずの一撃が、次第に押し返されていく

等倍になったところで、弱点である水に炎が勝てる見込みは小さい

もしも勝つことができるとすれば…その想いは、絆は―――


今西部長「まさしく愛だねぇ」

小鳥「いいですよね…愛って」


凛「ぐ…くっ…」


服が焦げる匂いがする

顔や腕、至る所が燃えるように熱い

いっそ、攻撃を止めてしまった方が楽かもしれない


―――それでも


凛「負けられない…」

凛「プロデューサーに対する想いで…負けたくない!」


そして、何より―――


凛「プロデューサーのためだけに頑張ってるような、アイドルを手段として使ってるアンタに…」


「私なんかがアイドルを続けて良いのか…凄く不安でした」

「でも、プロデューサーさんや皆に支えてもらって…今日まで頑張って来れました」

「本当に、ありがとうございます!」


凛「負けたら顔向けできないから!!」


アイドルスキル【蒼の剣】覚醒!!

水タイプの技が弱点に対して4倍になる!!


凛「……」

まゆ「……」

凛「タスキじゃ、なかったんだね」

まゆ「うふ♪まゆの持ち物は…1つ、だけですよ」グラッ

凛「…そっか」

凛「まぁ、悪くはないかな」


まゆは倒れた!

武内PはまゆPに勝利した!


卯月「凛ちゃん!大丈夫ですか…?」

凛「うん、やけどにはならなかったから大丈夫」

杏「ならまぁ回復だけでいいよね」


杏は【いやしのはどう】を使った!


凛「ん…ありがとう、杏」

武内P「…」

凛「…プロデューサー?」


武内P「…」

凛「えっ、ちょ…目を瞑ってって、何するつもり!?いいよ!」

武内P「…」ヨシヨシ

凛「……」

凛「………ん?」

蘭子「わ、我が友!共有の儀を!!」


未央「…はぁああ」ズーン

卯月「未央ちゃん!次はきっといい感じにいけますよ!」

杏「大活躍…」プフッ

未央「コフッ」

きらり「杏ちゃーん?」

杏「コフッ」


【二回戦第2試合】

水島Pvs315P

雌雄を決したのは、中盤の交代読み交代

真に合わせた出したピエールが場をかき乱し、アスランが怒涛の攻めを見せる

最後は輝がきっちり締め、連携プレーで勝利を勝ち取った


【二回戦第3試合】

シャアvs東豪寺麗華

前回の戦いで色々と吹っ切れた麗華

小細工などを一切用意せず、謎の仮面男を軽く一蹴する予定だった

…が、当然そう簡単に勝利できるほどたやすい相手でもなく

前回のバトルとは打って変わって、攻撃をすると見せかけて補助技を使い

補助技を使うと見せかけて普通に補助技を使ったりと、とにかく搦め手で嫌らしく攻める


相手に交代を強いられることに苛立ちを覚えないはずもなく

ついにしびれを切らしごり押しをしようと一気に攻める麗華


結果は言わずもがな、どれだけ個の能力が高くとも…策にハマった者が勝てるほど、この男は甘くはない

勝利の女神はシャアに微笑んだ


シャア「みりあは私の母になってくれるかも知れなかった女性だ」


敗北を喫した東豪寺麗華

しかし、その顔はとある日から今までの中で

一番満足していたそうだ


【二回戦第4試合】

アサミンゴスPvsCuP

アイマス界の生きる伝説…アサミンゴス

彼女の行動、発言は多くのプロデューサーを魅了し、興奮させた

今大会優勝最有力候補であり、シード権も一回戦の出来レースを無くすためだ

確かな実力を持っているCuP、それでもアサミンゴスPには勝てないだろう

会場にいたほぼすべての人々は、そう考えていた

無論アサミンゴスPも、油断も慢心もしない最強のパーティーを用意してきている

そして大方の予想通り、アサミンゴスPの勝利で終わった


今西部長「…さて、ついに今大会も残る試合は準決勝・3位決定戦・決勝戦のみとなりました」

今西部長「ここで、これまで勝利を重ねてきたプロデューサーの皆さんを改めて紹介したいと思います」

小鳥「皆さん良い顔してますねぇ」

今西部長「まずは一人目、346プロアイドル研究所所属…名前は非公開ということなので伏せさせてもらいます」

小鳥「観客からは、【顔が怖い】【絶対何人かやってる】【ポエム力たったの5か…ゴミめ】などの声が挙がっています」

今西部長「今後の試合も目が離せませんね」


今西部長「二人目、315プロ所属…こちらも名前非公開です」

小鳥「というより、名前どころか性別・年齢などほとんど分からないんですけどね」

今西部長「…今更ですが、もうちょっと情報公開を求めても良いように思います」

今西部長「謎が多い彼?ですが、手持ちのアイドルは全て♂という非常に珍しいパーティであり、注目を集めています」

小鳥「え?この子も男の子なんですか!?」

今西部長「はい」

小鳥「ツいてるんですか!?」ダバダバ

今西部長「はい」


今西部長「3人目に移ります…激闘を繰り広げ、おそらく最も会場を沸かせている人物」

今西部長「仮面の下は何者なのか、シャア・アズナブル選手です」

小鳥「観客からは【ロリコン】【仮面取れ】【発言が意味不明☆】などの声が挙がっていますね」

今西部長「人気の裏返しでしょう、彼のアイドルは全員固有スキル持ちですから…準決勝の結果は全く読めません」

小鳥「どの子もかわいいですよねぇ…」


今西部長「4人目、まぁこの方は改めて説明する必要もないでしょう」

小鳥「今大会唯一の二つ名持ち、【変態淑女】の称号を持つアサミンゴスPですね」

今西部長「彼女はプロデューサーでありながらコガネシティのラジオ塔に度々出演していますからねぇ…」

今西部長「あまり芸能界に詳しくない人でも、名前くらいは聞いたことがあるんじゃないでしょうか」

小鳥「私も何度か共演させてもらってますけど、とても素敵な方ですよ」

今西部長「えぇ、私から見てもお二人は仲良さそうですからね」


今西部長「さぁ準決勝の準備が整ったようです…どのプロデューサーも気合十分、誰が勝ってもおかしくない大勝負!」

今西部長「皆さま、最後まで熱い声援をよろしくお願い致します!」

小鳥「いやぁ本当に誰が優勝するんでしょうね」

今西部長「…ちょっとは解説予想とかされてもいいんですよ?」


【準決勝 Aブロック】

武内P vs 315P

卯月    輝(ほのお/かくとう)

凛      薫(ノーマル)

未央    翼(はがね/ひこう)

杏      咲(エスパー/フェアリー)

蘭子    アスラン(あく)

きらり    ピエール(みず)


【準決勝 Bブロック】

  シャア     vs   アサミンゴスP

桃華(くさ/どく)     千早(こおり)

こずえ(エスパー)   やよい(でんき/ほのお)

千枝(みず)      やよい(みず)

みりあ(ノーマル)   やよい(どく/かくとう)

仁奈(ドラゴン)     やよい(くさ/どく)

巴(かくとう/あく)     やよい(みず/じめん)


【Aブロック】

薫「…プロデューサー、一つ相談がある」

315P「…?」

薫「僕を選出するのは構わないが…あの羽の生えたアイドルとのバトルはさけろ」

薫「なぜか勝てる気がしない」

輝「おいおい、やる前から弱気だなんてお前らしくもないな」

薫「……」

アスラン「ククク…ならば奴と踊るのは我の役目ということだな」

アスラン「おそらく奴は我と同じ闇の一族の末裔…こうして巡り合ったのは運命、いや必然だったということか」

アスラン「よかろう!我が才、我が力、我が詠唱…とくと味わうが良い!!!」


<アーッハッハッハッハッハッハッハ


蘭子「わ、我が友よ…(あの人こわいよぉ…)」ガタガタ

武内P「…」ヨシヨシ

卯月「蘭子ちゃんを怯えさせるなんて…許せません!」

きらり「ちょーっと【ハピハピ☆】して【にょわー☆】ってしてもらうにぃ」

杏「お手々のしわとしわを合わせて…」


<ま、待て!それ以上やると我が封印されし力が…!あ、主!タスケテ主アッー!


咲「ごめんねうちのアスランが迷惑かけちゃって☆」

凛「いや、まぁ…別にあの人は何もしてない気がするし謝る必要はないんじゃない?」

凛(むしろ被害が大きいのはそっちの方じゃ…)

咲「あはは、そう言って貰えるとありがたいな♪」


凛「ところで…残るのはアンタ一人だけど、素直に負けを認めてくれそうにないね」

咲「まぁね、あたしにも夢…っていうか、目標があるからさ」

咲「だから、最後まで絶対に諦めないよ!」

凛「…うん」

凛「そういうの、嫌いじゃない!」


【Bブロック】

シャア「まだだ!まだ終わらんよ!」


もどれっ、こずえ!

いけっ、桃華!


シャア「…認めたくないものだな、自分自身の若さ故の過ちというものを」


戦況はアサミンゴスP有利、実力だけならシャアも劣ってはいないが、相手が悪かった

敵はこちらの策以上の策を使い、こちらの力以上の力で押しつぶし、蹂躙してくる


<うっうー!う?ウッウー!うっうー(低音)!おでこサンシャイン!誰がおでこ(ry 高槻さんカワイイ…


ゆえに伝説、決着が着くのはもはや時間の問題だろう


桃華「…安心してくださいまし、Pちゃま」

シャア「!」

桃華「この戦い、赤い彗星が勝ちますわ」

シャア「…」

シャア「桃華は賢いな」


315P「耐えろー!咲ー!!」

薫「無駄だ…この攻撃は水嶋なら確定1発、僕たちの負けだ」

315P「うおおおお!!!」

咲「ピ…カ…ピッカァ!!」
(ユウキリンリン!ゲンキハツラツ!キョウミシンシン!イキヨウヨウ!)

薫「なに!?ギリギリ持ちこたえただと!?」

輝「わかったぞ!咲のやつ、高乱数1になるまで努力値を振っていたな!」

アスラン「わずか2%にかけるとは…クク、流石だサキ」

315P「いっけーー!咲!」


<ワアアアアアアアアアアアア

今西部長「ついにこの時がやってきてしまいました」

今西部長「アイマスリーグセキエイ大会、その決勝戦が行われようとしています」

今西部長「今年も数々の名勝負、プロデューサーとアイドルによる力と技のぶつかり合い」

今西部長「その頂点を決める戦いが、今まさに幕を開けようとしています!」


今西部長「会場右手、346プロアイドル研究所に所属するこの男」

今西部長「バランスの良いパーティー、確かな勝負勘…しかし彼がここまで勝ち進んできたのはそれだけではないでしょう」

今西部長「彼とアイドルとの絆、その強さが勝利に繋がったに違いありません」

今西部長「そんな彼に対する相手、こちらもアイドルとの絆は確かなものでしょう」

今西部長「あの伝説のプロデューサーをも倒し、先ほど二つ名として【赤い彗星】が正式に決定しました」

今西部長「シャア・アズナブル選手です!」


<クビサワリオジサーン
<ソレハエゴダヨ!
<ヨウカイメイシダケデモーオレダーケッコンシテクレー


シャア「…なるほど、確かに素晴らしい腕の持ち主のようだ」

武内P「…」

シャア「だが私には…他の誰よりも負けられない理由がある!」

シャア「見せて貰おうか、346プロのプロデューサーの実力とやらを」


【赤い彗星のシャアが勝負を仕掛けてきた!】

シャア「お手並みは拝見させていただく、いけっ仁奈!」

仁奈「がおー!ドラゴンのきもちになるですよ!!」


スキル【みぎてでわんちゃん ひだりてでぞうさん】発動!

仁奈は特性として【いかく】と【かたやぶり】を手に入れた!


シャア「仁奈は私の娘にしなければならない女性だ」


初手、赤い彗星が繰り出したのは緑の竜

…のコスプレをしたアイドル、市原仁奈

ステータスの高さや技の威力など、様々な要素で優秀でありながらこの固有スキル

シャアが信頼するアイドルの中でもかなりの強さを誇る


そんな彼女の相手をする武内Pのアイドルは、ここまで情報を一切ださなかった隠し玉

初見殺し、双葉杏である


シャア「見たことのないアイドル…新型か!」

仁奈「いくでごぜーますよ!」


相手の仁奈の【げきりん】!

仁奈→杏【73.5%~87%】


杏「こふっ、最近の若者の人間離れェ…」

杏「あー…こんなことなら有休取れば良かった」


武内P「…!」

杏「大丈夫じゃないよ、痛いしお家帰りたい飴舐めたい…もう帰って良い?」

武内P「…」

杏「ですよねー…ま」

杏「お仕事はちゃんとやるよ、プロですから」ドヤァ


杏の【スキルスワップ】!


杏「色々考えてもやっぱりこれが一番なのよね」


仁奈「あーマジやってられねーです…」

シャア「…これはこれでありだな」ウム


杏の十八番、自らの特性【なまけ】を消し相手に押し付ける作戦が突き刺さる

シャアもこれには逃げの一手しか思いつかず、名残惜しそうに交代を選択

二番手として登場したのは、もふもふ動物スタイルの赤城みりあ


みりあ「えへへ、もふもふガード!」


スキル【ふわふわお耳ともふもふシッポ】発動!

周囲に【コットンガード】を展開した!


これがシャアのコンボ、仁奈で相手のこうげきを下げてみりあでさらに防御を固める

全ては物理に弱い彼のエースで全抜きするための準備、多少のイレギュラーはカバーできる技構成にもしている

…そう、相手が多少のイレギュラーであれば


杏「ひこうの通りが良いからとりあえず選んだけど…なるほど、ラッキー♪」


杏の【ブレイブバード】!

杏は【かたやぶり】だ!

相手の周囲にある【コットンガード】を薙ぎ払った!


みりあ「あぁ!?もふもふ…」

シャア「貴様!それが人間のやることか!!」


こうげきが一段階下がった杏の【ブレイブバード】は僅かなダメージではあるが、シャアの作戦を崩すには十分だった

その後も【ちょうはつ】【おいかぜ】【とんぼがえり】など好きなことをするだけして交代


交代先は笑顔の伝道師、幅広いタイプに有利であるこのアイドル


卯月「島村卯月@今日も頑張ります!!」


シャア「…すまない、仁奈」

仁奈「後は任せるでごぜーますよ!」


安易な交代で【めいそう】を積まれることを避け、少しだけ削りを入れ仁奈は倒れた

再び登場したみりあもまた、卯月のPower of Smileの前に敗れた


みりあ「きゅう…」

シャア「ゆっくり休んでくれ、みりあ」


これで3対1、うち2人は削れているとはいえ、最後の1人は全くの無傷

決着は、近い


戦いは劣勢、流れは完全に相手にある

しかし、シャア・アズナブルは落ち着いていた


諦めたのか?――――否、彼はどんな逆境でも戦い続ける男である

では秘策があるのか?――――否、残念ながら彼に出来ることは一つしかない


シャア「桃華、私を導いてくれ!」

桃華「ええ、Pちゃまに勝利を」


桃華「仁奈さん、みりあさん…あなた達の頑張り、無駄にはしませんわ!」


スキル【ローズフルール】発動!

周囲にバラの花びらが漂い始めた!


卯月「わぁ…綺麗ですね」

武内P「…」


桃華「この舞台は私が支配します、ここから先は…私の独壇場ですわ!」


武内P「…」

卯月「はい!後は未央ちゃんに…」

卯月「…あれ?」

武内P「…?」

卯月「ぷ、プロデューサーさん!このバラの花びら、何か…!」


相手の桃華の【ベノムショック】!

こうかはばつぐんだ!

卯月は倒れた!


もどれっ、卯月!

武内P「…」

杏「えー、杏が行くの?そりゃあ【みちずれ】でも勝てるだろうけど…もう十分働いたよね?」

武内P「…」ペコッ

杏「…嫌な予感がするから?」

杏「ふーん、じゃあまぁ行ってみるよ」


いけっ、杏!

杏「…あぁ、うん…これは」コフッ

杏「なんじゃこりゃあ」

武内P「…!」

桃華「言いましたわよね?この舞台は私が支配したと」

杏「…毒はともかく、これって…」


【ローズフルール】…使用後、相手は交代する度に出したアイドルが『もうどく』状態になる

             どく状態のアイドルの『こうげき』『とくこう』『すばやさ』のランクを1段階ずつ下げる
             毒・鋼タイプのアイドルには無効


桃華「さぁ、覚悟はよろしくて?」


杏「一気に厳しくなったねー」

武内P「…はい」

杏「たぶん他にも何か手がありそうな感じだよ、あの顔」

杏「…ここが勝負の分かれ目、どうするのプロデューサー?」

武内P「…」


相手の桃華の【ベノムショック】!


シャア「ベノムショックは相手が毒状態の時、威力が二倍になる技だ!」

桃華「貴女もこれで、落ちてもらいますわ!」


杏「本当にいいの?結構賭けだと思うけど」

武内P「はい」

杏「…そっか、ならまぁやってみるよ」


プロデューサースキル【たえろ】発動!


シャア「なに、【たえろ】だと!?」

桃華「毒状態でこらえたところで、一体何の意味が…その激励、無意味ではなくって?」

杏「…ま、確かにそうだよね」

杏「でもさ」


杏の―――


桃華「!」

杏「こういう手が勝敗を分けたりするんだよ」


―――こうそくスピン!場のあらゆる設置技を弾き飛ばした!


杏→桃華【11.1%~13.3%】

桃華【残HP88%】


桃華「こうそく…スピン?そんな、その技は…」

杏「じゃ、後は任せたから」


杏はどくのダメージを受けている

杏は倒れた!

いけっ、未央!


未央「満を持して未央ちゃん登場!この勝負貰ったぁ!!


桃華「……Pちゃま」

シャア「気にすることは無い、序盤であの子を倒しきれなかった私の責任だ」

シャア「桃華は良くやってくれた、ありがとう」

桃華「…でも、もちろん最後まで諦めませんわよね?」

シャア「無論だ、勝利の栄光をキミに!」


シャア「全力でいかせてもらう!」


プロデューサースキル【早々当たるものではない】発動!

相手の技を気持ちで回避する!


武内P「…!」先行入力【あたれ】発動!


シャア「まだだ!」


プロデューサースキル【ヘルメットがなければ即死だった】発動!

相手の技を中確率で無効化する!


シャア(本来ならば、みりあの【コットンガード】と桃華の【ローズフルール】の相乗効果で、炎技を無効化できるはずだった)

シャア(そのために一度みりあを手持ちに戻し、再び【コットンガード】をはり直したが…上手くいかないものだな)

シャア「……だが」


未央の【オーバーヒート】!

こうかはばつぐんだ!


シャア「悪く無いバトルだった」


桃華は倒れた!


【赤い彗星】シャアとのしょうぶにかった!


<ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア


ちひろ「プロデューサーさん、おめでとうございます」

ちひろ「見事アイマスリーグを優勝しましたね、どのバトルも良い内容でした」

武内P「…」

ちひろ「…さて、優勝して早々ですが、プロデューサーさんには四天王への挑戦権が与えられています」

ちひろ「もちろん、挑まれますよね?」

武内P「…はい!」


【チャンピオンロード】

未央「いやぁ二回戦はちょっと失敗したけど、最後は大活躍!もっと褒めて良いぞ?ん?」

武内P「…」

未央「はっはっは、よきにはからえー」

未央「…」

未央「…なーんて、ほとんど皆のおかげで、私は美味しいところを持っていっただけなんだけどね」

未央「あーあ、もうちょっと活躍したかったなぁ…」


武内P「…」

未央「…」

武内P「…」

未央「あれ、慰めたり励ましたりする流れじゃないの!?」

武内P「…」

未央「…えへへ、まぁあれだよ」

未央「次のバトルも頑張るからさ、その…」

武内P「…」

未央「…!」

未央「うん!」


きらり「にょわー!」ドゴォ

武内P「…」

きらり「おっつおっつバッチシ☆これで通れるにぃ!」

武内P「…」ペコッ

きらり「んーん、全然大丈夫!きらりにお任せぇ!」


きらり「きらりねー、かくとう道場にいた頃は戦ってばっかりだったけど…」

きらり「Pちゃんに拾ってもらってから色んなことをやって、とーっても楽しかったにぃ!」

きらり「ボランティアでお手伝いしたり、浜辺で泳いだり…あっ!お料理とお菓子作りも!」

きらり「どれも今までやったことなくて、ドキドキしたの!」

きらり「ぜーんぶPちゃんのおかげだにぃ☆」

武内P「…」

きらり「これからも色んなお仕事やお話をして、ハピハピ☆していきたいから…」

きらり「まずは、このお山を超えちゃおーね!」

きらり「よぉーし!いっくよぉぉ!!」ググッ


【セキエイ高原 入口】

今西部長「やぁ、よくきたね」

武内P「…」

今西部長「ここまでたどり着けた君に、改めて教えることは何もない」

今西部長「全力でぶつかってきなさい」

武内P「…はい!」


【アイマスリーグ】

順一朗「おぉ、君が今年のアイマスリーグ優勝者だね?ほう…」

武内P「…?」

順一朗「うむ、何といい面構えだ。ピーン(ティン)と来た!君のような人材を求めていたんだ!」

順一朗「ぜひ我が765プロに入社してくれないか?いや、ぜひそうしたまえ」

武内P「…」

順一朗「なに?間に合っている…?そうか…」

順一朗「ならばわが社のアイドル候補生を見てから判断してくれないか!それからでも遅くはないはずだ!」

順一朗「さぁ、この契約書に目を通してくれ!」


765プロの高木社長が勝負を仕掛けてきた!


杏「ねぇねぇプロデューサー、765プロってどのくらいの会社なの?」

武内P「…」

杏「いや、総資産価額とか従業員の数とか売り上げとかの話」

武内P「…」

杏「…ふーん、ならまぁ今のままでいっか」

武内P「…?」

杏「そりゃあいい条件だったら移籍するでしょ、一日でも早く不労所得を手に入れるためにも!」

武内P「…」


杏「だからさ、他の会社のことももっと調べておいてよ、プロデューサー」

武内P「…はい」

杏「しっかりしてよね、プロデューサーだって早く楽して暮らしたいでしょ?」

武内P「…?」

杏「は?杏が移籍する時はプロデューサーも一緒に決まってるじゃん、何言ってるの?」

武内P「…」

杏「ま、今は先のことより目の前のことだよね」

杏「行くよ、プロデューサー」


蘭子「フフフ…終末の日は近い、我らの悲願を達成する時が来ているようね」

武内P「…」

蘭子「悠久の刻を経て、ここから歩むは未知なる領域…覚悟は出来ているわ!」

蘭子「さぁ、我が友よ!万来の喝采を受け、今こそ真の力を解放させる時!」

武内P「…」

蘭子「うむ、共に輝きの向こうへ!」


蘭子『四天王戦…最後にはあの人が待っているんですよね』

武内P『はい、ここまで長い道のりでした』

蘭子『正直、不安でいっぱいだけど…頑張ります!』

蘭子『アイマスリーグの代表として、恥ずかしくないように!』

武内P『えぇ、共に魂を輝かせましょう』

蘭子『はい!一緒に輝きの向こうへ!』


順二朗「やぁやぁ良く来たねぇ、君が今年のアイマスリーグ優勝者か」

順二郎「うーむ良い顔だ、これからのアイドル界を担うにふさわしい面構えだよ」

武内P「…」

順二朗「む?最初の部屋で私と戦っただって?はっはっは、それは従兄弟の順一朗だ」

順二朗「もっとも、私は四天王代理でね…本来ならばあいつがここにいたのだが、いやはや」

順二朗「だが、私も代理を任されている身…簡単に勝てると思わない方が良いぞ?」

順二朗「さぁ、かかってきたまえ!」


765プロの高木社長が勝負を仕掛けてきた!


凛「あの黒い人達、流石四天王って言うだけの実力だったね」

凛「まぁ今の私たちの敵じゃなかったけど」フフン

武内P「…」

凛「この調子であのおばさんも余裕…とかならいいんだけど」

凛「今の状態でも勝てるかどうか、全然わからない…でも」

凛「やるしかないよね?」

武内P「はい」


凛「見てて、プロデューサー」

凛「私が…私達が、プロデューサーをチャンピオンにしてあげるから」

凛「…そ、その後、ちょっとでもいいから、2人で旅を…」

武内P「…?」

凛「…」

凛「何でもない、行こっか」


「そうか、高木達を倒したのか…今年の優勝者は優秀だな」

「実を言うと私が四天王になってから初めての挑戦者でね…去年も一昨年も高木達に敗れたんだよ」

「だから、楽しみで仕方がない…こんな気持ちはあの青年と戦った以来だ」

武内P「…」

「話が長すぎたな、すまない」

「それでは始めようか…頼んだぞ、肇!」


肇「はい!あなた方の実力…見極めさせてもらいます!」


「はぐ!…見事だ」

武内P「…」

「思った通り、君はあの青年とよく似ているな」

「見た目や性格はまるで違うが、アイドルに対する真摯な気持ち…確かに伝わった」

「…行け!そして試してみろ」

「君ならば…彼女に勝てるかもしれない」

武内P「…はい!」


<ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

<ガコン!


MJ「…来たか」

武内P「…」

MJ「まさか本当にここまでたどり着くとは、君を過小評価していたようだ」

MJ「認めよう、君の言うアイドルの個性とやらがもたらす効果というものを」

MJ「だがそれはあくまで一時もの…重要なのは灰被りではなく、城だ」

武内P「…!」


MJ「…やはり君とはどうあっても相容れないようだな」

MJ「まぁいい、このバトルでどちらが正しいか…決着をつけよう」

武内P「…」

MJ「全力でいく、君も出し惜しみはしないことだ」


美城プロダクション常務、MJが勝負を仕掛けてきた!


選出は同時、だが打合せでもしていたかのように、この対面が出来上がる


凛「…」

奏「…」


彼女たちにも驚きや焦りはない、ただただ目の前の現実を受け入れていた


初動も全く同じ、奏は空間に水の塊を出現させ、凛は高速で移動しながら接近していく

建物の中だというのに場には雨が降り始め、それぞれの能力を向上させる

一合、二合…数回の衝撃が空間をを揺らす


奏「すごいじゃない、あの時から随分と強くなったのね」


激しい水と水のぶつかり合い、一見実力は拮抗しているようにも見える


凛「まぁね、その点については感謝してる」


だが実際、ダメージを受けているのは凛のみ

凛はまだ攻撃を一度も当てられていなかった


凛「…」


止まることのない連撃、一撃一撃が恐ろしく重い

効果はいまひとつだろうと、まともに当たってしまえば一気に持っていかれるだろう


――強い


こちらも強くなったとはいえ、それでもまだ追いつけないのか

おそらく、このままだとダメージをほとんど与えられずにやられてしまう


凛「…」ザザッ

凛「なら、ちょっと無理するしかないよね」


武内P「…!」

凛(見てて、プロデューサー…大丈夫、別に全ての能力を使って戦えなくなるとかじゃないし)

凛「ただちょっと、命を懸けるだけだから!」

奏「…あら、あの時の技を見せてくれるのかしら?」

凛「さぁ、どうかな」

奏「楽しみね、私の想像を超えてくれるといいけれど」



凛「はああああああああ!!」


凛の剣に、蒼き炎が宿る

全ての力を込め、ただまっすぐ相手へ向かい突き穿つ


奏「いい技ね、とても素敵よ」

奏「でもその技は私には届かない」


<バシャア!!

数センチ、ギリギリのラインで硬く分厚い水の壁に剣先が止められる


奏「残念、あと少し威力が足りないわね」


鈍い音をたて、徐々に威力を殺させれていく

奏の合図で、周囲に水の波動が唸り、凛に迫る


凛「そうだね、だから…奥の手を使わせてもらうよ」


それは、小さな呟き


凛『蒼穹の果て、私はここにいる』

奏「…!」


圧縮された水圧が、剣を中心に溢れ始める

それは、厚い水の壁の僅かな傷を侵食し

そして―――


凛「ヴォルト・オブ・ヘヴン」


―――弾けて砕けた


<ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!


凛「…」


凛は倒れた!


奏「…全く」

奏「いい笑顔ね」


奏は倒れた!


MJ「なるほど、【だいばくはつ】の亜種技といったところか」

MJ(だがそれだけなら恐らく耐えられたはず、まさか防御値を半減させる効果が…?)

武内P「…」

MJ「…まぁいい、少々予想外だったが問題ない」

MJ「本気を出せ、周子」


周子「はいはーい、ってそれはきついわー」

周子「そんなこと言われたら手を抜けな…」


MJ「…」


周子「あはは…はーい、それじゃ、ちょっと頑張りますか」


二戦目、場に出てきたのはきらりと周子

通常あくタイプかほのおタイプに分類される周子だが、MJの周子は特殊個体であるかくとうタイプ


周子「まっ、そういうわけでちょっとは本気でやってみよーかな?」

きらり「うんうん!やるからには全力でいくにぃ☆」バンッ


早く鋭い一撃の周子と、ゆっくりだが重い一撃のきらり

勝敗は行動を先読みし、必殺の一撃を食らわせたきらりに軍配が上がった


周子「うーん、やっぱ慣れないことはするもんじゃないわー」

きらり「うぇへへ、いい勝負だったにぃ!」

周子「…次は、もう少し上手く立ち回ってみるから、楽しみにしてて」

きらり「うん!約束☆」


MJ(…まだだ、まだ出す時ではない)

MJ(あのアイドルさえ倒せば、私の勝利は確定する)


次にMJが繰り出したしたのは大槻唯、高いステータスのでんきタイプ

残りHPの少ないきらりは唯の【10まんボルト】に倒れ、交代


きらり「にょわわわわわわわ」バリバリバリ

唯「やったかな?」

MJ「…余計な発言をするな」


武内P「…」

蘭子「聖戦の刻…我らの勝利のために!」


交代先は蘭子、でんきタイプに対して有利に動けるのは彼女くらいのものだ


MJ「…めざ氷を切ったのは失敗だったか」


有効打のない唯を下げ、代わりに出てきたのは


フレデリカ「あれ?もう出番なの?」

MJ「まだ舞台は整っていない、とりあえず耐えろ」

フレデリカ「もー人使いが荒いなー、ミッシーこわーい」

ミッシー「…」


蘭子の【あくのはどう】!

こうかはいまひとつのようだ…


武内P「…」


あくタイプの技が半減、見たところかくとうタイプやあくタイプには見えない…となれば


もどれっ、蘭子!

もどれっ、フレデリカ!


武内P「…」

MJ「当然、その交代は読めている」


いけっ、未央!

いけっ、文香!


未央「むむ、もしかして水タイプだったりする?」

文香「…さぁ、どうでしょう?」


武内P「…」コクッ

未央「ええい、みずタイプがどうした!未央ちゃんにはこれがあるもんね!」

文香「…メガシンカ、ですか」


【ひでり】…日差しが強くなった!


未央「これで水技は半減!受け切れるものなら受け止めてみろー!!」


未央は光を吸収した!

未央の【ソーラービーム】!!


文香「…」


<カッ


こうかはばつぐんだ!


未央「よっし決まった!やっぱり1ターンで撃てるのは気持ちいいね!」

武内P「…!」

未央「どしたのプロデューサー?」


文香「…では」


未央「流石に一撃じゃ無理かー、でもそっちに有効打なんてあるはずが」


文香「お返しです」


文香の【ミラーコート】!


未央「ほ?」


MJ「ミラーコートは受けたダメージを倍にして返す技」

文香「当然、受け切れませんよね?」


<グォオオオオオオオオ


未央「…ふっ」

未央「ごめんね、プロデューサー…」

武内P「…!」


プロデューサースキル【たえろ】発動!


未央「!」

武内P「…」

未央「…っ、あああああ!」


プロデューサーの激励に未央は応えた!


未央「…そうだよね、しぶりんやきらりんも頑張ったのに、私だけ一人も倒せずやられるなんて出来ないよね!」

未央「ありがと、プロデューサー!私、頑張るから!!」

武内P「…!」


文香「すみません、美城常務」

MJ「問題ない、使わせたならそれはそれで問題ない」

文香「…はい、後はお任せします」


未央の【ソーラービーム】!

こうかはばつぐんだ!

文香は倒れた!


MJ「次だ、橘」

ありす「クールタチバナ…行きます!」


スキル【in fact】発動!

自身の使った技、タイプ相性(こうかばつぐんなど)を隠すことができる!


ありす「絶対的な存在、それは誰にも考えを悟られないこと…」


相手のありすの【???】!


未央「何かきてるのは分かるのに、何の技なのか分からない…!?」

未央「プロデューサー、気を付けて…!」


未央は倒れた!


武内P「…」

MJ(今の橘は調整を重ね最高のコンディション、並のアイドルでは到底突破することは不可能だろう)

MJ(これを打開できるとすれば…)


杏「なんか誘われてる気がするけど、まぁいっか」


いけっ、杏!


杏「い つ も の」


杏の【スキルスワップ】!


ありす「読んでましたよ!」


相手のありすの【まもる】!
しかしうまく決まらなかった!


ありす「【スキルスワップ】は【まもる】を貫通できない、これで貴方の動きは…あれ?」【特性:???】

杏「なるほどね」【特性:ナイトメア】

ありす「…【まもる】が、優先度で負けた!?」


杏「優先度とか、そういうのいらないよね?もっとのんびりいこうよ」


スキル【ぐうたら王国】発動!

あらゆる優先度+補正を無効化する、-補正はそのまま


ありす「優先度の無効化…?な、なんですかそのでたらめなスキル!?」


MJ(…だとしても、素早さは橘の方が上だったはず)

MJ「まさか、やつの持ち物はスカーフ…」


杏は集中力を高めている!


MJ「…」


ありす「もう、キュートでもパッションでもいいです」


ありすはなまけている!

杏の【きあいパンチ】!


ありす「…ここに旗をたてましょう」コフッ


ありすは倒れた!


MJ「…」

武内P「…」


加蓮「おー流石、上手く弱点を突いたね」コソッ

奈緒「な、なぁ…これってどっちが優勢なんだ?」コソッ

加蓮「うーん、今のところは凛のプロデューサーかなぁ」

奈緒「勝てるかな…あの美城常務に」

加蓮「どうだろうねー、神のみぞ知る…ってところかな」


杏「じゃ、後はよろしくー」


杏は倒れた!


唯「うーん、何とか倒せたけど…ちょっとヤバいよねーこれ」

MJ「…」

唯「でもでも、何か秘策とかあるんでしょ?そろそろ教えてよミッシーちゃん!」

MJ「その呼び方はやめろ」


蘭子「我らに勝利を!」

唯「さて、そう簡単にいくかな?」

蘭子「その自信…虚勢ではあるまいな?」

唯「強がりかどうか…しっかり見届けてよね!」


相手の唯の【ひかりのかべ】!

特殊攻撃に強くなった!


唯「後は任せたよ、フレちゃん!」


蘭子の【あくのはどう】!

唯は倒れた!


MJ「舞台は整った、全力を出せ」


常務スキル【成功は私が保証しよう】発動!

全ステータスを一段階ずつ上昇させる!


フレデリカ「フンフンフフーン、よーしがんばろー!」

蘭子「ここは救済に徹しよう、後続の女神が全てを決するために!」


蘭子の【でんじは】!


フレデリカ「フンフンフ、ふあばばばばば」ビリビリ


MJ「さて、こちらは有利対面…君ならどうする?」

武内P「…」

蘭子(プロデューサー)

武内P「…!」

蘭子(私に考えがあります、ここは耐えましょう!)

武内P「…」コクッ


蘭子の【はねやすめ】!

HPが全回復した!

相手のフレデリカの【めいそう】!

『とくこう』と『とくぼう』が上がった!


MJ「…これで回避率は通常の3分の1、特攻特防は2倍、先ほどから休んでばかりだが…悠長なことだ」

MJ「時計の針は待ってなどくれない、決断を誤ったな」


蘭子「…確かに、刻の流れからは(一部を除き)逃れることはできない」

蘭子「だが、どのような輝き方であっても、無意味なことなど存在しない!」


MJ「…面白い、ならば証明して見せろ」


フレデリカ「必殺、リュヌ・フォルス!!」


フレデリカの手に月の力が宿り始める

一致4倍弱点、おまけに特攻2倍補正…当たれば一たまりもない


対し、こちらの攻撃技は半減と無効技のみ、どうしようもなく不利対面

【ひかりのかべ】は消滅したが、過ぎた時間はあまりにも大きい


―――万事休すか?


蘭子「魔王を讃えし深き漆黒のヴェール!」

蘭子「黒き翼に舞え!!」


りゅうせいぐんがおそいかかる!!


MJ「血迷ったか、竜は妖精を傷つけることはできない」

フレデリカ「…ワーオ、あれってもしかしてもしかする?」


蘭子「我が呪われし右手には炎」

蘭子「我が聖なる左手には氷を…!」バチバチバチ


うちゅうのほうそくがみだれる!


MJ「…これは」


スキル覚醒【我が名はブリュンヒルデ】発動!

任意のタイミングでタイプ相性を逆転させる!


フレデリカ「わわわとっとっと!」ヒョイッヒョイッ


武内P「…!」


先行入力【あたれ】発動!

星の輝きが一点に集中する!


MJ「素晴らしい、これが君の言うアイドルの個性を極限まで高めた結果か」


フレデリカ「おー、綺麗だねぇ(諦め)」ゴゴゴゴゴゴ


MJ「…これだけは使わないでおきたかったが、君に敬意を示し使わせてもらう」

MJ「全アイドルのスキル・特性を…【白紙に戻す】」


【白紙に戻す】…全アイドルに使われているプロデューサースキル・アイドルスキルを無効化する


蘭子「なっ…!」プシュウウ


フレデリカにはこうかがないみたいだ…


MJ「これで君のスキル…タイプ相性を逆転させるという効果は無くなった」

MJ「この勝負…」


フレデリカ「なんだか反則っぽいけど、これも勝負だから…ごめんねー」


相手のフレデリカの【ムーンフォース】!

こうかはばつぐんだ!


蘭子は倒れた!


MJ「私の勝ちだ」


状況は絶望的

MJのスキル【白紙に戻す】はスキルによって得た効果を無効化するもの

つまり、【成功は私が保証しよう】によって上がったステータスは無くなったが、それ以外のものはそのまま

今のフレデリカは、【特攻・特防】二段階上昇、【回避率】6段階上昇

この動ける要塞を突破する方法は…あるのだろうか


MJ「これで私と君のアイドルは一人ずつ、だが君の最後のアイドルは…」


卯月「頑張ります!!」


MJ「…勝負はついたな、以前よりはマシになったとはいえ、今のフレデリカの相手にはならない」

MJ「降参を推奨する」


武内P「…」


卯月「プロデューサーさん」

武内P「…」

卯月「プロデューサーさん!」

武内P「…!」

卯月「まだ、諦めるのは早いです」

卯月「皆が繋いでくれて、ここまで頑張って来たんです」

卯月「最後まで頑張りましょう!!」

武内P「………」

武内P「…」

武内P「はい!」


MJ「…それが君たちの答えか」

MJ「いいだろう、ならばこちらも全力で相手をしよう」

MJ「一切の慢心も、油断も期待しないことだ」


フレデリカ「ふっふっふ、当てられるものなら当ててみろー」ススススス


卯月「し、質量のある残像…!?」


【ハイパーボイス】による範囲攻撃も、いとも簡単に回避されてしまう

こちらは【ムーンフォース】をどんなに上手く躱しても、ダメージは免れない状況

さらに、フレデリカには回復技があるらしく、中途半端なダメージだと回復されてしまう

勝つためには…一撃で可能な限り削り、最後にあの技で決める

分の悪い賭けだが、やるしかない


卯月「…」


卯月の【めいそう】!

『とくこう』と『とくぼう』が上がった!


MJ「当然の選択だな、攻撃が当たりにくい…さらに回復されてしまうのなら、一撃で倒すしかない」

MJ「だが、動きが止まっているぞ」


フレデリカ「そぉい!!」


相手のフレデリカの【ムーンフォース】!


卯月「あぐっ…」


卯月「……」


卯月の【めいそう】!


MJ「さて、いつまでその集中が続くのか…見ものだな」


相手のフレデリカの【ムーンフォース】!


卯月「…っ」


武内P「…」

フレデリカ「フンフンフフーンフンフフー」ヒョイヒョイ


卯月「…はっ、はっ…」


MJ「残念だが、次で終わりのようだ」

MJ「君たちは良く頑張った、もう十分だろう」

武内P「…」

MJ「止めだ、終わらせろ」


卯月「………」


身体にダメージを負いながら、卯月は集中していた

フレデリカの動き、その癖やパターンを読むために、全神経を使う

しかし、卯月にはダメージを受けても思考できるほど強いメンタルはない

そんなことが出来るのは彼の手持ちだと一人くらいのものだ


だが、1人では無理だとしても

2人ならできるかもしれない


武内P・卯月「「!!!」」


その時、2人の意識は確かに一致した


MJ(攻撃指示と攻撃のタイミングが、一致した…だと?)


フレデリカ「ふぇ!?」ヒョイヒョイヒョッ


<ズガガガガガガガ


絶えず移動するフレデリカの着地点を先読みし、あえて技の範囲を大きくせず、一点に集中させる

その一撃は、確かに命中した


フレデリカ「ふっ、馬鹿め…そっちは本体だよ」グフッ


MJ「だが遅い!」


相手のフレデリカの―――


MJ「!」


―――しかし、こうげきははずれた!


MJ「…馬鹿な、命中率100%の技が、回避率に変動がないのに…外れた?」

MJ「一体、どういう…!」

<サラサラッ

MJ「…」


―――ひかりのこな、だと


MJ「ありえない、こんな発動が不安定なものを持たせるなど」

武内P「…」

MJ「…だが、それがこうして勝負に左右する結果を生んだのか」

MJ「…どこまでも私とは違うスタンスだな、君は」


フレデリカ「って何かエピローグみたいだけどまだ終わってないよ!」

フレデリカ「さっきはちょっと読まれちゃったけど、次はもうないから!」

MJ「そうだな…次はもうない」

フレデリカ「そうそう…ん?」

卯月「サイキック…」


卯月は【スピードスター】を使った!


フレデリカ「あっ」キラッ☆


フレデリカは倒れた!

MJとの勝負に勝利した!

賞金として34600円貰った!!


MJ「おめでとう、3年ぶりのチャンピオンの誕生だ」

MJ「しかし、ここはひとつの通過点に過ぎない…これからも励みなさい」

武内P「…はい!」

MJ「…最も、努力しなければならないのは、私も一緒のようだ」

MJ「私は再びイッシュ地方に戻る、その間美城プロのことは君に一任しよう」

武内P「はい…はい?」


ちひろ「おめでとうございます、プロデューサーさん!」

武内P「…」

ちひろ「セキエイ大会優勝、四天王の撃破…長い旅を経て成長されましたね」

ちひろ「私も鼻が高いです」ニッコリ

武内P「…」

ちひろ「あぁ、346プロのアイドル部門を任せられたんですね…まぁそうなる気はしてましたけど」

ちひろ「といっても、まだ出来たばかりの部署ですから、まゆちゃんのプロデューサーさんと…」


加蓮「じゃあファミレスで打ち上げしようよ、うんそれが良いって」

奈緒「それ加蓮がポテト食べたいだけだろ…」


ちひろ「あの二人くらいしかいませんけどね」


ちひろ「これから忙しくなるとは思いますが、プロダクションの発展のため、頑張ってくださいね!」

武内P「…」

ちひろ「…ところでプロデューサーさん、アイドル図鑑はどれだけ埋まりましたか?」

武内P「…!」

ちひろ「まさか、ライブバトルに集中してスカウトを疎かにしたとか…ないですよね?」

ちひろ「ちょっと見せてください」

武内P「…」

ちひろ「…ん?」


武内Pは目の前が真っ白になった…


MJ「君のこれまでの活躍を、この機械に登録しよう」

MJ「これからはクローネのメンバーも上手く育てながら、より一層…」


未央「プロデューサー!ちひろさんが打ち上げおごってくれるって」

武内P「…!?」

蘭子「禁断の果実、魔力を高めるほどのものか…」

凛「プロデューサーの手作りと比べるのは酷だと思うけど」

きらり「杏ちゃんは何食べりゅ?」

杏「甘いもの」



MJ「…あれが私に無くて、彼らにあるものでしょう?」

今西部長「さぁ、どうだろうね」


<ワイワイヨロシクーイチゴパスタハアリマスカ


卯月「プロデューサーさん!」

武内P「…?」

卯月「ここまで、色々と助けて頂いて…本当にありがとうございました!」

卯月「まだまだご迷惑をお掛けすると思いますが…」

武内P「…」

卯月「これからも、プロデュース…」

卯月「よろしくお願いします!!」


武内P「…はい」


ちひろ「とりあえず、カントー地方のアイドル、全てスカウトしてきてくださいね」

武内P「…!?」


以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました

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