【ガルパン】戦車道女子最大トーナメント (42)

王大河「さあ!本日はここ大洗女子学園・学園艦甲板下特設闘技場よりお送りします、
戦車道女子最大トーナメント!一番強い戦車道女子は誰だ!内外から集まった16名の
選手が雌雄を決しようとしています!実況はわたくし王大河、解説は戦車道連盟理事長・
児玉七郎さん、文科省学園艦教育局局長・辻廉太さんをお呼びしております。よろしく
お願いします」

理事長「よろしくお願いします」

役人「こんなことに意味があるとは思えない」

理事長「いきなり何言い出すんですかあんたは」

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王大河「ちょっと!そんな悲しいこと言わないでくださいよ!意味なら立派にありますって!
この観客の数を見てください!これだけでもすごい収益ですよ!それにDVDの制作と販売とか、
ケーブルテレビのペイパービュー放送とかいろんな利権が…」

理事長「うわぁ…生臭い話になってきたなぁ…」

王大河「それに、大きな声では言えませんが、勝利者とか優勝者を当てるトトカルチョで校内のブックメーカーが…」

理事長「おいおい、まずいでしょそれ」

王大河「ではここでルールの説明を。1ラウンド5分で5ラウンドを戦い、インターバルは1分、ラウンド内で
決着がつかない場合はジャッジの判定で勝敗を決します。基本的には立ち技・組み技何でもありですが、後方から
の打撃、ダウンした相手への攻撃、髪の毛を引っ張る、目つぶし、噛みつき、その他レフェリーが危険と判断した
行為は禁止です。予選を第1ブロック、第2ブロックに分け、それぞれ8人の選手が戦って更にその勝者同士が
雌雄を決するという流れになります」

王大河「では選手の紹介を。第1ブロック参加者は50音順に、五十鈴華、逸見エリカ、カエサル、カルパッチョ、
澤梓、西住みほ、ねこにゃー、丸山紗希の8名、第2ブロックはこれまた50音順に磯辺典子、ケイ、園みどり子、
ナオミ、西絹代、西住まほ、ノンナ、ぴよたんの8名となります」

王大河「さあ、ここでリングアナウンサーの生徒会広報・河嶋桃さんから開会のアナウンスが始まります」

桃「ではこれより戦車道女子最大トーナメントの開催を宣言します!まずは主催者である角谷杏会長からの
訓示を賜ります!」

杏「みんなー、始めちゃっていいよー」

桃「あの…、それだけですか?」

杏「うん、そうだよ」

理事長「相変わらず簡単な挨拶ですねえ…」

桃「気を取り直しまして、これより予選第1ブロック、1回戦第1試合を開始いたします!
赤コーナー、リアルでも強いぞ!猫田・自演乙☆・ねこにゃー!続きまして青コーナー、
熊本が生んだ黒森峰の人食いワニ!逸見エリカ!」


王大河「さあ、始まりました1回戦第1試合、まずねこにゃーこと猫田選手ですが、身長168cm、
格闘スタイルはテコンドー、筋トレでつけた驚異的な身体能力を格闘ゲームで覚えたテコンドーの技に
活かし、ゲーセンで絡んできたヤンキーを一撃で粉砕、女版ホーリーランドの異名を取ります。
対して逸見エリカ選手ですが、身長159cm、趣味のボクササイズが高じてボクシングジムに通うようになり、今では
ジム所属のプロボクサーやインターカレッジ出場予定の大学生選手のスパーリングパートナーを務め、
戦車道からボクシングへの転向も噂されています」

理事長「いやあ、第1試合から好カードのようですねえ」

役人「この手の格闘物でボクシングとテコンドーってどっちも噛ませ犬の雑魚扱いでしょ?
まあ前座にはちょうどいいんじゃないですか?」

理事長「思ってても口に出しちゃダメでしょ…」

エリカ「おい!聞こえてるぞゴルぁぁぁ!」

ねこにゃー「後で憶えとけにゃー!」

理事長「あーあ、知らないよ?逸見さん気が荒いので有名だし」

王大河「蝶野亜美レフェリーからのチェックも終わり、いよいよ第1ラウンドのゴングです!」

理事長「静かな立ち上がりですね、ねこにゃー選手はティックピョソギの構え、逸見選手はデトロイトスタイルです。
最初はお互いに様子見というところでしょうか」

王大河「おっと!ここでねこにゃー選手が仕掛けました!回し蹴りがクリーンヒットです!逸見選手、後ろに吹っ飛びました!」

理事長「いや、あれはちゃんとガードしてますね、当たると同時に後ろに飛んで威力を殺したようです」

亜美「ノーダウン、スタンド!」

王大河「蝶野レフェリー、ダウンではなくスリップと判断したようです。ねこにゃー選手、ニュートラルコーナーに戻ることなく
試合続行です」

王大河「逸見選手、構えが変わりましたね」

理事長「デトロイトスタイルからピーカブーに変わりましたね。ねこにゃー選手の攻撃に予想外の
威力があったので、防備を固めたということでしょうか」


エリカ(ガードの上からでもこの衝撃…、咄嗟に後ろに飛んで避けたけど、まともに食らったら…)

ねこにゃー(手応え有り、いけるにゃー!)

王大河「ねこにゃー選手、一気に距離を詰めます!ローキックを狙いましたが…」

理事長「これは読まれてましたねえ、逆に懐に入られてしまいました」

王大河「逸見選手、零距離からのショートフック!」

理事長「これはいけませんねえ、こめかみに命中しました」

王大河「ねこにゃー選手ダウン!蝶野レフェリー、カウントに入ります!頭を振ってなんとか立とうとしますが…、
ダメです!立てません!カウント10!1ラウンド2分56秒、逸見エリカ選手のKO勝ちです!」

理事長「いやあ、第1試合から白熱した展開でしたねえ」

役人「うーん、今日、私、有給扱いなんですよねえ、忙しいのに。大洗から出る謝礼も微々たるもんですし、
もうちょっとなんとかならんもんですかねえ」

王大河「誰もそんなこと聞いてません」

理事長「公務員がギャラもらったらまずいでしょ」

エリカ「バカの一つ覚えね、こっちがボクサーだってわかると、立ち技のヤツらは必ずローキックで来るし、
組み技のヤツらは大抵タックルで来るわ。何で来るかわかってたら対処は簡単よ。スピードもパワーも悪くなかった
けど、セオリー通りにやり過ぎたのがあんたの敗因よ」

ねこにゃー「うぐぐ…、無念…」


次回、第2試合、カエサルVS紗希につづく

理事長「それにしてもねこにゃー選手、殴られてメガネが飛んでましたが大丈夫でしょうか?
女性なんだからヘッドギアくらい着けるべきだと思うんですが…」

王大河「ご安心ください!各選手は特殊なカーボンでコーティングされていて死んだり大怪我したり
しない設定になってますから!」

理事長「本当かなあ…」

王大河「さあ、続きまして1回戦第2試合、カエサル選手対丸山紗希選手の試合が始まります!」

王大河「赤コーナーよりカエサルこと、鈴木貴子選手の入場です!セコンドのエルヴィンさんを従え、
古代ローマの拳闘士のコスチュームでやってきました!カエサル選手、身長165cm、格闘スタイルは
レスリング。装填手として鍛えた腕力をレスリングに応用、かなりの腕前とのことです」

役人「うーん、レスリングなら古代ローマ風より古代ギリシャ風の方がよかったですねえ、古代ギリシャでは
拳闘士は基本的には全裸だったそうですから」

王大河「…」

理事長「おい」

王大河「そして、青コーナーよりセコンドの阪口桂利奈さんとともに丸山紗希選手の入場です!2人とも
学校の制服のままですが…、丸山選手、身長150cm、格闘スタイルは…超能力!?」

理事長「えっ」

役人「えっ」

王大河「手元の資料にはそう書いてありますね、さあセコンドアウト、レフェリーのチェックに入りましたが
蝶野レフェリー、明らかに戸惑ってますねえ」

理事長「そりゃそうでしょ、レスリング対超能力って…、第2試合からとんでもないカードになりましたねえ」

王大河「さあここで第1ラウンドのゴングです!カエサル選手、フリースタイルの低い構え、それに対し丸山選手は
無構えの棒立ちです!」

理事長「何をしてくるのかわからない相手ほどやりにくい者はありませんからねえ、カエサル選手、内心では
かなり焦ってるんじゃないでしょうか」

王大河「おっと!ここでカエサル選手が仕掛けました!タックルにいこうとしましたが…、
動きが止まりましたね。ああっ!どうしたんでしょう!喉を押さえて苦しんでいます!」

理事長「あの…、カエサル選手、宙に浮いてません?」

王大河「カエサル選手、明らかに空中に浮揚しています!まるでダース・ベイダーに睨まれたモフ・ターキンのようです!
ここで蝶野レフェリーが割って入りました!カエサル選手、意識喪失のようです!ああっ!丸山選手も倒れました!
ダブルノックダウンです!」

理事長「これってダブルノックダウンって言うのかなあ…」

王大河「2人とも医務室へ運ばれました。ここで河嶋桃リングアナからこの試合についてジャッジの判定が告げられます」

桃「えー、このカエサル対丸山紗希の試合ですが、両者とも意識喪失、続行不能につき没収試合となりました!」

王大河「ここで没収試合との判断が下されましたが…」

理事長「となると2回戦第1試合の逸見エリカ選手の相手はどうなるんでしょうか」

桃「2回戦第1試合ですが、主催者より急遽リザーブの補欠選手の招聘がなされました。紅茶の園からやって来た刺客・ダージリン!」

王大河「2回戦第1試合に、あのダー様の登場です!」

理事長「いやあ、思わぬ補欠選手の登場というのはこういうワンデイトーナメントの醍醐味ですね」

王大河「ここでカエサル、丸山紗希両選手の情報が入ってきました。カエサル選手は意識を回復、
大事には至らなかったようです。丸山選手はなお昏睡状態が続いています。セコンドの阪口さんの
話では、エネルギーを使い果たしたので丸1日は目が覚めないのではとのことです」

理事長「まるで実写版レインボーマンみたいですねえ」

王大河「さすが初老のおっさん!言うことが古いです!」

役人「そうですよ、レインボーマンと言えばやはりレインボーセブンのデザインがダさいアニメ版でしょう。
私もスレ主と同じく幼い頃は日曜日のお昼はマクロスとのコンボを楽しみにしてまして」

王大河「誰もそんなこと聞いてませんって、おっさん連中はこれだから…」

次回、第3試合、華VSカルパッチョにつづく

王大河「ここで選手たちにうれしいお知らせがあります、大洗町の商工会と観光協会の協賛により、
優勝者への賞品が学園艦特製クオカード5千円分から、賞金100万円に変更されました!」

理事長「変わりかたが極端だなあ…、ていうか、あの人たちクオカード5千円分のために血みどろの
死闘を繰り広げてたんですか?」

王大河「1回戦第3試合、五十鈴華、カルパッチョ両選手の入場です!まずは赤コーナー、セコンドの武部沙織さんを
伴い、五十鈴華選手が道着の袴姿でやってきました。五十鈴選手、身長163cm、格闘スタイルは合気道。幼い頃から
集中力を養うために華道の余技として五十鈴流合気道を嗜んでいたとのことです」

理事長「合気道には格闘技としての他に姿勢を正し呼吸を整える健康法としての側面もありますからねえ」

役人「それよりセコンドの方が派手なのが気になりますが」

王大河「続きまして青コーナーよりペパロニさんとドゥーチェ・アンチョビを引き連れてカルパッチョ選手の入場です!
格闘スタイルはカエサル選手と同じくレスリング。コスチュームもやはり古代ローマの拳闘士スタイルです!」

役人「うーん、やっぱり全裸がいいなあ」

理事長「まだ言ってるよ…」

王大河「さあここで第1ラウンドのゴングです!」

理事長「五十鈴選手は左半身を相手に向ける半身の構え、カルパッチョ選手は態勢をやや高めに構えたグレコローマンスタイル
ですね。カエサル選手は低めに構えたフリースタイルでしたが」

王大河「五十鈴選手は運動は苦手で体力には自信がないということですが」

役人「個人的には五十鈴選手が締め上げられて苦悶に歪む様がぜひ見たいですねえ、あんなに締め上げられるのが似合う人は
他にいませんよ。肌襦袢に腰巻一枚のところに荒縄で縛ったりしたらすごくいいと思いますよ」

王大河「…」

理事長「いい加減にしろ」

王大河「先に仕掛けたのはカルパッチョ選手!高めの態勢からのタックルです!五十鈴選手、間一髪でかわしましたが…、
おや?どうしたんでしょう、カルパッチョ選手、足を抱えて跪きました。ダウンです!」

理事長「五十鈴選手、すれ違いざまにカルパッチョ選手の膝の裏に蹴りを入れてましたね。これは太極拳や古流柔術なんかに
よく見られる技です。五十鈴流合気道というのは蹴足や当身などの打撃技に力を入れている流派のようですね」

王大河「カルパッチョ選手、カウント3で立ち上がりました。続行です!」

理事長「でもかなり痛そうですよ」

王大河「カルパッチョ選手、再び仕掛けましたが…、これはいけません!カウンターを取られました!」

理事長「五十鈴選手、掴みかかってきた手を取って四方投げから肘拉ぎのコンビネーションを決めましたねえ、
投げからの連携技なので蝶野レフェリーはダウン後の攻撃と見なさなかったようです」

王大河「カルパッチョ選手、完全に腕の関節を極められています!これは苦しそう!」

理事長「単純な腕力だけならカルパッチョ選手の方がずっと強いんでしょうが、今はそれが逆に仇になってますねえ。
下手に力を入れたら肩や肘を脱臼しかねませんよ」

王大河「おっと、ここでタップです!タップが入りました!カルパッチョ選手、ギブアップです!第1ラウンド2分30秒、
五十鈴華選手の勝利です!」

理事長「いやあ、相手の力に自分の力を上乗せして送り返すという合気道の真髄を見た気がします」

役人「うーん、やっぱり全裸の方が…」

王大河「…」

理事長「…」

次回、第4試合、みほVS梓につづく

王大河「さあ!これで1回戦最終試合、澤梓選手対西住みほ選手の試合となります!澤梓選手ですが身長151cm、格闘スタイルは
空手(通信教育)!」

役人「通信教育って…、なめてるんでしょうか」

理事長「吉本新喜劇の岡八郎みたいですね」

王大河「おっさんは言うことがいちいち古いです!対する西住みほ選手ですが身長158cm、格闘スタイルは西住流戦車格闘術!
戦車格闘術というのは聞いたことがない格闘技ですがどんなものなんでしょうか?」

理事長「西住流や島田流などでは戦車道における心身の鍛錬のために余技として格闘技を学ぶことがあるんです。まあ、あくまで
余技ですから基本的には身内だけで他流試合などはやらない門外不出のもので、詳細は門下の人にしか明かされないんです」

王大河「赤コーナーより、セコンドの山郷あゆみさんとともに白帯の空手着姿で澤梓選手の入場です!続いて青コーナーより
西住みほ選手がやってきました!『協賛・秋山理髪店』ののぼりも勇ましく、セコンドの秋山優花里さんを連れての登場です!」

王大河「西住みほ選手、戦車格闘術というだけあってコスチュームも普段のパンツァージャケットにミニスカート、
その下にスパッツ着用というスタイルです。ここで第1ラウンドのゴングです!」

王大河「先に仕掛けたのは澤選手!右の正拳突きから左のローキック!更に左のチョップから右の前蹴りというコンビネーションです!」

理事長「きれいな対角線コンビネーションが決まってますねえ、澤選手、相当練習したようです。これは通信教育といってもバカにできませんよ」

王大河「しかし西住みほ選手、華麗なステップで全ての攻撃を難なくかわしています!」

理事長「やはり経験の差でしょうねえ」

王大河「ここで西住みほ選手、反撃に出ました!凄まじい突きと蹴りの連続技です!澤選手、防戦一方!」

理事長「西住流戦車格闘術というのは少林寺拳法や骨法のような日本拳法に近い格闘技のようですね」

王大河「西住みほ選手、一気に間合いを詰めました!ここから何が出るのか…、チョークスリーパーです!
裸絞めが出ました!素早いステップで澤選手の背後に回り両手で締め上げています!」

理事長「これは完全に極まりましたねえ、外すのは難しいですよ」

梓「うぐぐ…」

みほ「梓ちゃん、眠って」

梓(だめ…苦痛には耐えられても快楽には耐えられない…、西住隊長の香りに包まれて、もう…)



王大河「ここで蝶野レフェリーが割って入りました!レフェリーストップです!澤選手、意識喪失の模様です!」

理事長「あの…、なんかものすごく嬉しそうな顔で気絶してるんですが…」

王大河「CSのペイパービュー放送で幸いでした!とても地上波ではお送り出来ないアへ顔です!1ラウンド1分58秒、
西住みほ選手の圧勝です!」



優花里「西住殿!後で私にもアレお願いします!」

みほ「えっ」

次回、2回戦第1試合、エリカVSダージリンにつづく。

理事長「それにしても、先程の西住みほ選手の試合ですが、まず立ち技で打撃を加え、相手が防御を
固めたところで組み技に移行するという、戦車道においても奇襲や陽動作戦を好んで使う彼女ならではの
戦いかたでしたねえ」

王大河「さあ!リング上では2回戦第1試合の準備が整ったようです!赤コーナーからは紅茶の園からの刺客、
ダー様ことダージリン選手の入場です!セコンドのオレンジペコさんを従え、ティーカップ片手にユニオンジャック
をあしらったセパレーツのボディスーツ姿でやってきました!ダージリン選手、身長158cm、格闘スタイルは
バリツとありますが、このバリツというのは一体どういう格闘技なんでしょうか?」

理事長「バーティツが正しい発音だと言われています。これは1900年ごろのイギリスでE・W・バートン‐ライトという人が
講道館柔道や古流柔術、内田流短杖術やフランスのサファーデなどを組み合わせて作った格闘技の流派です。かのシャーロック・ホームズ
も習得していたとも言われ、近代における総合格闘の先駆けとも言える存在です」

王大河「ここで情報が入ってきました。イギリス本国では失流してしまったバリツですが、聖グロリアーナ女学院で生き残り、
学生たちの手によって更にジークンドーなどとも融合して新たな格闘技として蘇ったとのことです」

理事長「逸見エリカ選手もボクサーとしてかなり完成された選手ですが、本格的な総合格闘が相手では苦戦を強いられるんじゃないでしょうか」

王大河「試合開始です!さあ逸見選手、ジャブを繰り出しつつ距離を測っているようですが」

理事長「相手は立ち技組み技なんでもありですからねえ、うかつには近づけないでしょうね」

王大河「逸見選手、右のジャブから左ストレート!きれいなワンツーですが…、おっと!ダージリン選手、足払いを決めました!
逸見選手、転倒です!慌てて立ち上がろうとしますが、ダージリン選手、すかさず組み付きます!」

理事長「逸見選手、まずいですねえ、アームロックが極められそうですよ」

王大河「逸見選手、体を振ってなんとか完全に技が極まるの防いでいますが…」

エリカ(まずいわね…、出来ればみほや隊長に当たるまで温存しておきたかったんだけど…)

王大河「ああっ!逸見選手、膝蹴りを放ちました!ダージリン選手、たまらず離れます!」

理事長「あれはムエタイのチャランボですね、態勢が不完全だったので威力があまり乗っていなかった
ようですが、逸見選手、組み技対策にムエタイを習得していたようですね。今度はダージリン選手が
うかつに近づけなくなりましたよ」

エリカ「どう?まさかこれが来るとは思ってなかったでしょ?」

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