最後で展開が変わったニューダンガンロンパV3 (14)

Chapter6及び本編のネタバレ注意になります。

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Chapter6、最原の視点・・・

最原「すべてが嘘、すべてが無意味、今までやってきた事も、今まで背負ってきたものも、今までの想いも・・・」

そう思った僕の視界は急に真っ暗になった・・・

最原「当然だよね。今までのことが全部無かった事になる、そうとも感じてるからね・・・」

?「最原くん」

最原「えっ!?」

周りが真っ暗なところ。僕に声をかけ、頭をあげた僕の前に立っていたのは・・・

赤松「久しぶりだね、最原くん」

最原「赤松さんっ、どうして!?」

赤松「それは気にするところじゃないよ。それよりもここにいるってことは最原くんは学級裁判に負けた・・・そう思っているからだよね?」

最原「赤松さん、僕は最初の事件で赤松さんを完全にクロだと思ってしまった。そして、あの事件の後、僕は赤松さんの分や殺されたり、おしおきされた皆の分まで生きて外に出るために頑張り続けてきた。悲しくつらい真実が待っていようと、それでも僕は前に進み続けた。だけど、最後の最後で本当の真実の前に挫け、結局は誰も救う事が出来ないまま終わろうとしていた。いや、終わってしまったんだ!!」

赤松「・・・・・」

最原「ごめん、赤松さん。最初の事件の時もだけど、僕は君の想いを背負ったのに結局は何にも変えることが出来なくt赤松「真実から目をそらさないで!」

最原「えっ!?」

赤松「最原くんはそんな真実も目をそらそうとしてるの? 私と約束したよね、もう真実から逃げ出さないって!」

最原「でも・・・」

赤松「たとえどんな真実が待っていようと最原くんは乗り越えて来たんだよね? そんな君がここで諦めたら私の約束も今までの君の頑張りだって本当の意味で無意味に終わっちゃうんだよ?」

最原「でも赤松さん、僕は今までの真実には立ち向かって来た、結末だって恐れずに向かって行った。けど、今回の真実はあまりに酷過ぎるよ!!!」

赤松「酷だから、どうしたって言うの?」

最原「えっ!?」

赤松「酷だったら、そんな真実前向きに変えちゃえばいいんだよ!」

最原「真実を変えるってそんな無茶な!? それにどう真実を変えれば・・・」

赤松「それだったらどう真実を変えられるか、答えを導き出せばいいんだよ、仲間の力を借りてね! 君は一人じゃない・・・周りには残った仲間が、コロシアイを乗り越えて信頼で繋がった仲間がいるんでしょ?」

最原「・・・・・」

赤松「あっ、こんな私の言葉なんかが最原くんを元気づけられるわけはないって思ってるけd最原「うぅん、こんなとかなんかじゃないよ、赤松さん!」

赤松「えっ?」

最原「ありがとう、赤松さん。少しだけ、元気が出てきたよ・・・。またあの時みたいに君に元気と勇気付けられたね。」

赤松「元気が出たなら、ここにいる場合じゃないよね? だったら頑張って最原くん、今の君なら何だって出来る、どんな酷な真実だって必ず変えられるはずだよ!!! 」ニコッ♪

最原「うん。本当にありがとう・・・赤松さん」スッー!

僕の視界は元の場所へと戻される・・・。

春川の視点・・・

春川「百田を好きになった想い・・・それが嘘の設定だって言うの? この、想いさえも・・・それさえも嘘だって言うのっ!?」

そう思った私の視界は暗くなった・・・

春川「当然かな。想いが作られたものだって、言われればそう感じるしかないからね・・・」

?「ハルマキ」

春川「えっ?」

周りが暗い場所。うつむいていた私に声をかけ、私は頭をあげた。そこに立っていたのは・・・

百田「どうした、ハルマキ? 辛気臭せぇ顔なんかしてよぉ!」

春川「百田っ!? 一体、どうして? あんたは確か・・・」

百田「んなちいせぇ事なんてどうでもいいぜ! それより、おめぇがここにいるって事は学級裁判でまた嫌なことでもあったんだな。」

春川「百田、私は、死ぬ前のあんたに自分の想いを打ち明けた。人を好きになったのは初めてだって・・・。けど、そんな想いも感情さえも作られた設定だって、なんて・・・。」

百田「・・・・・・」

春川「私は、今の自分が分からないんだよ! 百田を好きになった自分が、フィクションの存在になった自分が、今の自分が誰さえだってもう分からn百田「不可能なことだってやり遂げれば可能に変わる!」

春川「えっ?」

百田「ハルマキ、おめぇはまた真実から逃げるのか? おめぇは言っただろ、もう真実から逃げねぇってよ!」

春川「設定なんだよ、設定! あんたへの想いも、今の自分自身も設定でしかないんだって!!!」

百田「それがどうした?」

春川「はっ?」

百田「設定が、どうとか俺は難しい事はよく分かんねぇけどよ。たった一つ言えることはハルマキ、おめぇがこれからどうするかってことだろ!!」

春川「・・・・・・」

百田「設定がなんだ、偽者の想いがなんだ、自分がなんだ・・・そんなもん、まるごと受け入れて自分の手で変えちまえ!」

春川「でも、今更そんなことを変えるなんて・・・」

百田「だからこそ不可能を可能に変える時だ。おめぇには終一や夢野、キーボって仲間がいるんだろ? だったら、今いる仲間を、そんで自分自身を信じてみろ!!! 今があるのが真実だったら、その真実をどうしたいか、自分の答えを自分で出してみろ!!」

春川「百田・・・・」

百田「もう一回行ってこい、ハルマキ! おめぇが元の場所に戻って、自分の答えを終一たちに打ち明けろ!!!」

春川「分かったよ、百田。私、逃げないでやってみるよ!」スッー!

私の視界は元の場所へと戻される・・・。

夢野の視点・・・

夢野「ではっ、転子はどうなるんじゃ!? ウチをあれだけ慕っていてくれたのは・・・」

そう思ったウチの視界は暗くなった・・・

夢野「当然かのう。転子がウチを慕っていたことが設定だ、なんて言われればそう感じるからのう・・・」

?「夢野さん」

夢野「えっ?」

周りが暗い場所で、ウチは声を掛けられ、頭をあげた。そこに立っていたのは・・・

茶柱「お久しぶりですね、夢野さん」

夢野「おぉっ、転子よ。どうしてお主がここにっ!?」

茶柱「今はどうだっていいじゃありませんか! それより、ここにいるという事は学級裁判でつらい思いをなされたんですね・・・」

夢野「転子よ、お主をウチを慕っていたのも、ウチを褒め称えたのも、ウチに尽くそうとしてくれたのも全部、設定なんじゃろ!? さすれば、ウチは死んだお主の想いとどう向き合っていったらいいんじゃ?」

茶柱「・・・・・」

夢野「ウチはこれからどうすればいいんじゃ!? ウチは、今まで転子やアンジーの想いを引き継いで前向きになり、二人の分まで生きて外に出る事を目指していたというのに・・・。それが無理だと言うのなら、ウチh茶柱「夢野さんも泣いたり笑ったり怒ったりして心の柔軟をしましょう!」

夢野「えっ?」

茶柱「覚えてますよね、夢野さん? 転子は言ったじゃありませんか、心の柔軟をしましょうって!」

夢野「お、お主は一体、何を言って・・・?」

茶柱「夢野さんは転子の助言通り、心の柔軟をしながら前向きに努力していますが、今の夢野さんには足りないものがあります。」

夢野「た、足りないもの?」

茶柱「勇気ですよ、夢野さん。今の夢野さんに足りないのは勇気です」

夢野「勇気・・・。じゃが、心の柔軟に、なぜ勇気が?」

茶柱「心の柔軟に必要なのは喜怒哀楽の感情だけじゃありません・・・時には誰かのために、重要な時にこそ瞬時に判断できる「勇気」も柔軟に入るとは思いませんか! 人には戦わなければならない時だってありますから、それに必要なのは勇気じゃありませんか。夢野さんはどんな時でも優柔不断なところもありましたし、そろそろ勇気を見せてはいかがでしょうか?」

夢野「・・・・・」

茶柱「それとこれだけは言わせて頂きますが、転子は夢野さんの事、本当に慕っています!!! これからも陰で転子は夢野さんをずっと見守っていますから・・・だから、夢野さんも勇気を持って真実に立ち向かってください! そして、夢野さんの勇気ある答えを出して、転子との絆が嘘ではない事を証明してください!!」

夢野「転子・・・・。分かったぞ。ウチはやってやるぞ!!」

アンジー「その意気だ、秘密子ー! ファイト、ファイト、ファイトー♪」スッ!

茶柱「うわっ、アンジーさん。いきなり出てこないでください、びっくりするじゃありませんかっ!?」

夢野「なんじゃ、アンジーもおったのか。相変わらず、ブレないのう、お主は・・・。じゃが、さっきの声援だけは感謝するぞ、アンジーよ!」スッー!

ウチの視界は元の場所へと戻される・・・。

キーボの視点・・・

ボクの視界は今、真っ暗になっている・・・

キーボ「今まで困っている時はいつも内なる声が導いてくれました・・・」

?「おい、キーボ!」

キーボ「その声は入間さん、ですね」

入間「ヒャヒャヒャヒャ、流石にオレ様だと分かったか!」

キーボ「そんな声は入間さん以外にいませんよ。それより、ここに姿を現したのはなぜですか?」

入間「決まってんだろ、オレ様が何もせずに終われるかっての!! テメェの励ましとある事を伝えに来たんだよ。」

キーボ「励ましはともかくとして、伝えたい事とはなんでしょうか?」

入間「励ましがどうでもいいなんて、軽くあしらわれたのは流石にショックだぜっ!?」ズーン

キーボ「・・・・・」

入間「分かった、言うよ! 実はな、テメェの内なる声の正体はな・・・」ゴニョゴニョ

キーボ「そ、それは本当ですかっ!?」

入間「あぁ、だからテメェが今生き残っているゴキブリ共を救いたいなら、「救済」って奴をオレ様が選んでもいいんだぜ?」

キーボ「そんなことが可能なんですかっ!?」

入間「あぁ、もちろんだぜ! むしろ、オレ様は黄金の脳細胞を誇る美人過ぎる大天才だぜ。そんなもん、一分くらいの簡単な改良をすれば、朝飯前だっつーの!!!」

キーボ「分かりました。救済を選べばボクは迷いなく干渉が出来そうなら、入間さんお願いします!」

入間「任せろ。そうだ、キーボ。ついでに言っとくが、オレ様が手伝えるのはここまでだからよ・・・後はテメェの力だけで何とかしな!」

キーボ「はい」

入間「それとオレ様は・・・テメェと一緒に過ごせて、その・・・まぁ楽しかったぜっ///」カァッー

キーボ「ボクもです♪」ニコッ

入間「なっ、い、いいからっ/// さっそく取り掛かるぞ、すぐに準備しとけよな!」

キーボ「はい♪」スッー

入間さんのある改良をしてもらい、ボクの視界は元の場所へと戻される・・・。

裁判の中盤辺り・・・

白銀(コスプレ)「希望は伝染するんだ」

キーボの後ろにいる幻影の入間「言ってやれ、キーボ!」

キーボ「希望で終わるべき、それでも・・・(break)。ボクは視聴者が望むような希望は認めません!」

最原の後ろにいる幻影の赤松「最原くん、真実を変える答えは見つかったよね?」

最原「そうだ。僕は希望でも絶望でも終わらせない、希望も絶望も外の世界も否定する! そして、僕はまず外の世界を変えるためにここでコロシアイを終わらせてみせる・・・だから、この投票を放棄する!」

白銀(コスプレ)「投票放棄は命を捨てること・・・ここで無駄死にする気か?」

最原「捨てるんじゃない、この命は僕らの武器なんだ! 僕らはこの武器で外の世界と戦うんだ!」

夢野の後ろにいる幻影の茶柱「夢野さん、勇気を持って答えを出してください!」

夢野「最原よ、ウチは決めたぞ! 命を使う・・・ウチが終わらせるんじゃ!!!」同意!

夢野「ウチはこの命を見せ物なんかの為に使ってやらんぞ! 転子やアンジー、他の犠牲者たちの弔いのために、ウチはウチの命を武器にこのコロシアイを終わらせてみせるっ!」

白銀(コスプレ)「あいつらの分まで生きる事だろ?」

最原「このフィクションから現実を変えるんだ! 僕らがダンガンロンパを終わらせるんだ!」

春川の後ろにいる幻影の百田「ハルマキっ、ありのままの答えを出してみろ!」

春川「最原、私も決めたよ! 命を使う・・・私は私を信じる!!!」同意!

春川「私は自分の気持ちを信じるよ。それにフィクションから現実を変えることが出来れば、それはただのフィクションじゃなくなる・・・あいつらの命にも意味があったって事になる。きっと、私のこの想いも!」

最原「これで全員、決まったみたいだね! 絶対に止めてみせるっ、こんなコロシアイはもう2度と繰り返させないっ!!」

白銀「コロシアイは、ダンガンロンパは絶対に終わらせないよ! モノクマっ!!」

モノクマ「はい、来ましたっー!」

モノクマはキーを出して差し込んだ・・・変形型裁判場になった。

最原「議論スクラムに持ち込む気かっ!?」

春川「でも、ここで立ち止まる訳にはいかないよね?」

夢野「そうじゃ、ウチらでこのゲームを終わらせるために・・・」

キーボ「この議論、絶対に勝ちましょう!」

     議論スクラム

議題 ダンガンロンパは終わらせるべきか?

終わらせない!       終わらせる!

白銀(コスプレ)      キーボ

白銀(コスプレ)      夢野

白銀(コスプレ)      春川

白銀            最原

議論開始!

白銀(コスプレ)「フィクションが世界を変えられるわけないよ!」

最原「キーボくん」

キーボ「フィクションだって、変えられるモノはあるはずです!」

白銀(コスプレ)「コロシアイは最高のエンターテイメントだよ!」

最原「夢野さん」

夢野「もう、ウチらの命を見世物になんかさせんわい!」

白銀(コスプレ)「投票放棄で無駄死になんて最悪なオチだよ!」

最原「春川さん」

春川「無駄死にじゃない。私はこの命で世界を変える!」

白銀「ダンガンロンパは終わらないよ!」

最原「僕が」

最原「皆でダンガンロンパを終わらせるんだ!」

CROUCH BIND、SET! 「終わらせる!」(賛成派)が押し切って・・・

キーボ・夢野・春川・最原「「「「これが(ボク)・(ウチ)・(私)・(僕)の答えだっ!!!!」」」」全論破!

あー、イイっすねー。本編でもこういうの欲しかった

裁判後、全員のおしおきタイム・・・

キーボ「一通りの破壊は終わりました。後は自爆で檻を壊すだけですが、その前に最原クン達が生きていることを確認しなければなりません!」

瓦礫の辺り・・・シーン

キーボ「お願いです。もし、内なる声が、視聴者が彼らの生存を望むなら、どうか生きててください、最原クン、春川さん、夢野さん!!」

ある瓦礫の下では・・・

春川「どうやらギリギリ助かっているみたいだね。私は持ち前の丈夫さで何とか気絶しないで済んだけど、夢野と最原は?」

夢野「う、ウーン・・・」

春川「夢野っ!!」

夢野「ハッ!? ここは・・・おっ、春川ではないかっ! お主がいるということはここはあの世かのう?」

春川「違うよっ! 生きてるんだよ、私達は!」

夢野「なんとっ!? では、ここは一体なんじゃ?」

春川「瓦礫の下だよ。私達は、キーボが破壊した学園の瓦礫に巻き込まれたけど、何とか生きてるみたいだよ!」

夢野「そうか。それは良かったが、ところで最原はどこにおるんじゃ?」

春川「夢野の隣。だけど、まだ気絶してるみたいなんだよ」

夢野「おぉっ、ウチの隣で気絶しておったのか! しかし、気絶してるとなると早く起こさねばな!!」

春川「そうだね。とりあえず、呼び掛けてみようか?」

夢野「じゃあ、ウチは魔法で最原を起こすとしようかの!」

最原「・・・・・」

最原の意識・・・

最原「・・・・・」

周りはまたあの時みたいに暗闇だ。あぁ、僕は死んだんだ・・・けど、当然の結果だよね。だって僕は、ダンガンロンパを終わらせると共に皆で最期のおしおきを受けたからね・・・。

赤松「最原くん」

最原「赤松さん。僕は、僕のやり方で真実に辿り着くことが出来た。だから、僕のようやく、君の元n赤松「まだ諦めちゃダメだよ?」

最原「えっ?」

赤松「最原くん、私は嬉しかったよ。最原くんが私の言った通りに自信を持ってくれて、そして真実から目を逸らさないでしっかりと向き合ってくれたことがさ! 後は、残った皆を救うために全てを終わらせようと頑張っていた事も。けど、最原くんはまだここで死ぬ時じゃないよ!!」

最原「ここで死ぬ時じゃ・・・ない?」

赤松「そうだよ。ようやく全ての真実に辿り着いて、ようやくここでの出来事を終わらせることは出来たけど、まだ外へは出ていないよね?」

最原「外に出るって、僕達の居場所はここかもしれないって・・・」

赤松「うぅん、最原くん達のいるべき場所は学園でも、ましてはここでもないよ。外なんだよ、外に出て、本当の真実を見つける・・・新たな一歩を踏み出さなきゃダメでしょ?」

最原「・・・・・」

百田「おらっ、終一。何、考え込んでんだよっ?」

最原「百田くんっ!?」

百田「赤松が言ったように、男がここで諦めるもんじゃねぇ! 終一、おめぇは自分の答えと仲間を信じて、全てに勝ったんだ。だから、ここで死ぬとかは止めろっ、生きて本当の真実を見てこいっ!!!」

最原「だけど・・・」

天海「あららっ、何を躊躇ってるんっすか?」

最原「!?」

入間「テメェ、本当にダ最原になる気かよっ!!」

王馬「にししっ、最原ちゃん。最原ちゃんは、ここで死ぬとか考える程のつまらない人間じゃ、ないよねー?♪」

獄原「最原君はまだ終わりじゃないってゴン太は信じてるよ!」

真宮寺「クックック。キミには生きてもらわないと困るヨ。だってキミや残った仲間たちが、これから先どうなるか、観察の楽しみがなくなるからネ」

茶柱「最原さん、貴方は男死ですが、マシな方なんです。そんな貴方に生きてもらわなければ、転子が承知致しませんよっ! それに転子の代わりに夢野さんを支えていくという、役割も果たしてもらわなければなりませんしね」

東条「最原君、皆のために残った春川さんや夢野さんのと共に生きてここを出てちょうだい。じゃなければ、私や他の皆の犠牲も、全部無駄になるわ!」

星「あんたは俺らの想いを背負ってるんだぜ! だったら、まだ生き続けるのが筋ってもんじゃねぇのか?」

アンジー「主は言いました。終一はまだ死ぬべきじゃない、生きるべき人間だと!」

最原「み、皆・・・。いつの間に!」

僕がそう言うと、目の前に光る扉が出現した。

最原「これはっ、一体っ!?」

赤松「最原くん、元の世界に、元の場所に戻る時だよ・・・この扉をくぐればね!」

最原「・・・・・」

赤松「躊躇う気持ちは分かるよ。けど、君は前に進まなきゃ、ね?」

最原「・・・・・」

赤松「それでも一歩が踏み出せなければ、その時は皆の力を借りればいいんだよ。そうすれば、皆が背中を押してくれるよ!」

百田「赤松の言う通りだ。終一、行け! 俺の助手として、ここから出て、外の世界への一歩を踏み出せ!!」スッ

天海「俺の知ってる最原君なら、出来るはずっすよ!」スッ

入間「ヒャヒャヒャヒャ。本気でバカみたいにあがいてみせろよなっ!」スッ

王馬「最原ちゃん、外に出てもその使える頭で、世界を変えてみせてよー♪」スッ

獄原「ゴン太、ずっと応援してからね」スッ

真宮寺「最原君、これからも陰で観察してるからネ。キミなりの良い人間らしさを外で発揮してネ」スッ

茶柱「夢野さんのこと、お願いします!」スッ

東条「サポートは出来ないけれど、草葉の陰で見守っていくわ。外に出ても頑張ってちょうだい、最原君」スッ

星「最原、俺はあんたと出会えて本当に楽しかったぜ」スッ

アンジー「にゃははー、終一ー。ファイト、ファイト、ファイトー♪」スッ

赤松「最原くん・・・私、ずっと君を信じてるからね。だから、君も私達の分まで真実を見失わないで、その目で見てきてね!」スッ

皆はそれぞれ言い終えると、僕の背中に手をかざす。そう、皆が僕の背中を押してくれている。

最原「皆・・・ありがとう。僕は生きるよ、生きて皆の分まで外に出て、そして自分の目で本当の真実を見るよ!!」

背中を押されると同時に、僕は光る扉に向かって歩き始めた。そこで僕の視界は、途切れた。

最原「ハッ!?」

春川「最原っ!?」

夢野「おぉっ、目が覚めたか!」

最原「夢野さん、春川さん。ここはっ?!」

春川「瓦礫の下だよ。私達は、どうやら助かったみたいだよ」

夢野「キーボのおかげかもしれんのう」

最原「キーボくんがっ? あっ、それよりも早く瓦礫から出よう!」

夢野「うむ、分かったぞ」

春川「そうだね」

ある瓦礫・・・ガタッ!

キーボ「!?、どうやら無事のようですね! 良かったです・・・さて、檻を壊しましょうか!!」カチッ!

エピローグ・・・

春川「ここから外に出られるんだよね? 早く行こうか!」

夢野「うーむ。しかし、緊張するのう。外はどうなっていて、ウチらもこれからどうなるんじゃ?」

最原「これからどうなるかは、僕達次第さ。だけど、今はここを出て、外にある、本当の真実を知らないとね!」

僕達は外へと続く道へと足を踏み入れる・・・

白銀「最原君、最後に言わせてもらうけど、コロシアイに勝って、ダンガンロンパも終わらせたんだから、しっかりと頑張ってよね! じゃないと首謀者としての立場もないからね」

キーボ「最原クン、最後にボクに道を示してくれてありがとうございます。ボクはいなくなりましたが、いつまでも最原クン達の心の中で生き続けています。なので、裁判の時の全てを否定するような覚悟を見せた時みたいに、これからも覚悟も持って進んでください!」

最後に白銀さんとキーボくんの声が聞こえた・・・

最原「フィクションでもいい。だって、皆の想いや絆だけは、フィクションではなく本物だからだ!」

終里

特に展開変わってないような?

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