サーバル「ジャパリ風俗!? すごーい!」 (15)



かばん「ねえねえサーバルちゃん! アルパカさんが新しいお店を始めたんだって!」

サーバル「そうなの!? どんなお店!?」

かばん「うん!『ジャパリ風俗』って言うらしいよ!」

サーバル「ジャ、ジャパリ風俗……? なにそれ? どんなお店なの?」

かばん「なんでも、お客さんと仲良くするお店なんだって!」

サーバル「そうなの!? うわー楽しそう! さっそく行ってみようよかばんちゃん!」

かばん「うん! サーバルちゃん!」

サーバル「……うーん」

かばん「ん? どうしたのサーバルちゃん」

サーバル「いや、なんか……嫌な予感がするっていうか……IQは高いくせに下半身がセルリアンなフレンズの同人ノリ特有の闇に引きずり込まれつつある気がするっていうか……」

かばん「気のせいだよサーバルちゃん!」

サーバル「そうだね! 行こっか!」

※IQは高いくせに下半身がセルリアンなフレンズ特有のテンションギャグです

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~ようこそ! ジャパリ風俗へ!~


テカテカ ギラギラ テカテカ ギラギラ


かばん「すごーい! キラキラしてるね!」

サーバル「ひいっ!? 楽しいジャパリパークの一画に『龍が如く』の神室町みたいな夜の街が出来ちゃってるよお! こ、こんなのジャパリパークじゃないよお!」

かばん「よーし! さっそく行ってみようか! サーバルちゃん!」

サーバル「やめとこうかばんちゃん! これ確実にお金とお酒が大好きなフレンズが考えたアレな奴だよ! けもフレの世界観が台無しになっちゃうよお!」

かばん「もー、今日のサーバルちゃん変だよ? さっきからよくわかんない言葉ばっかり使ってるし」

サーバル「野生の防衛本能だよ! とにかく逃げよう! けもフレは児童向けのイメージが大事なんだからこんなお仕事は事務所NGだよぉ!」



アルパカ「おんやあ? かばんちゃんでねーの!」ヒラヒラ

かばん「あ、アルパカさん!」

サーバル「ひいい! アルパカ、なんで赤いドレスなの!? しかも肩は出てるしヒラヒラしてるし、完全にお水のお姉さんだよお!」

アルパカ「なんかねえ? 博士が『今こそ全国の大きいフレンズにアピールできるコーデで勝負だ!』ってー」ヒラヒラ

サーバル「2重の意味で大衆に迎合しないでよ博士ぇ! コーデバトルはそんな嫌らしいものじゃないよお! ネクソンを見習ってよお!」



アルパカ「まあまあ、ゆっくりしてってよお。アルコールしかないけどねえ」ドクドク

サーバル「うわああああ! 和やかなジャパリカフェのお茶が全部純度40パーセント超のウイスキーに変わってるよお! 一口で意識がブッ飛びそうだよお!」

かばん「うわあー! すごい強烈な匂いだけど美味しそー!」

アルパカ「ささ、どーぞどーぞー」ドックドック

サーバル「駄目ええええ!!! かばんちゃんやめて! かばんちゃんが飲んでいいものじゃないよお!」



ビーバー「パンピーやろーがサタデナーイ♪」キュイーンガリガリ

プレーリー「ランバダおどっちゃってダサくなーい♪」キュイーン┣¨┣¨┣¨┣¨

サーバル「ひいいいい! ビーバーとプレーリーが『龍が如く』のテーマを歌いながらジャパリパークに神室町を広げてるよお!」

ビーバー「あ、サーバルさん……こんにちは……」ぺこり

プレーリー「どうだ! すごいだろこれ! えっへんっ!」ふんす!

サーバル「なんてことしてくれてるの!? ジャパリパークが眠らない街になっちゃうよお!」

ビーバー「なんか……けもフレが流行ってるらしいので……」

プレーリー「客層を広げようってビーバーがな! とりあえずヒトに人気のゲームを参考にしてみたんだ!」

サーバル「なんでよりによって 『龍が如く』 を参考にしたの!? それけもフレから一番遠い作品だよお!」

かばん「すごーい! なんだかお金と暴力が全てを支配しそうな感じになりましたね!」

サーバル「感心してないで止めてよかばんちゃああああああああああん!!!!!!!」



トキ「あら、あなたたちも来たのね」

サーバル「トキ! よかった! トキはこの愛と欲望の風俗街には関わってないんだね!」

トキ「ふふふ、当然よ。私はこの『カラオケスナック・トキ』で夜の街を統べるんだもの」ドーン

サーバル「あああああ駄目だああああああ! トキも完全にドラゴンフレンズになっちゃってるよおおおお!」

かばん「わーすごーい! 一曲歌っていいですか!?」

トキ「ええ、いいわよ」

サーバル「ちょっとかばんちゃん! 今そんなことやってる場合じゃ」


かばん『やーっと晴れたね♪ ぱーっと晴れたね♪ そーして元気になーるね♪』


サーバル「うわあ上手すぎる!? どうしたのかばんちゃんその歌!? ていうか人前で歌うのすごい慣れてるね!」

かばん「えへへ、実はここで働いてた人間だったころ、副業でスクールアイドルのフレンズやってて」

サーバル「さらりと重要なネタバレをしないでよ! まだ考察段階で確定じゃないんだからあ!」

トキ「ああ、確かにゲームでガイドさんやってた頃とμ'sの活動時期被ってたものね」

サーバル「トキもどうでもいい補足しないでよ! まだ何も確定してないんだから考察はやめようよお!」



アルパカ「まあまあ、とりあえず楽しんでってよジャパリ風俗」ぎゅーっ

かばん「うわあっ!? アルパカさん!?」

サーバル「ちょっとアルパカ!? くっつかないでよ草食のくせに!」

アルパカ「ねえかばんちゃ~ん、わたしぃ、あのお酒飲みたいな~」

かばん「わかりました! ドンペリピンクってゆーのください!」

アルパカ「はあ~い♪ ピンドン入りまあ~す♪」

サーバル「うわあああああかばんちゃんがすごい典型的な巻き上げられ方してる! キャバクラ怖すぎるよお!」

アルパカ「では本日のお会計、10万ジャパリまんになりま~す♪」

サーバル「通貨ジャパリまんなの!? な、なんか良かった……最低限の良心は保たれたよ……」

かばん「ごめんなさい、今ジャパリまん3つしかなくて……」

アルパカ「あんれえそーなのぉ? んじゃ3つでいいよお」

サーバル「すごいアバウトだね!? なんか急に安心して来たよお!」



カバ「もー、みんなダメじゃない! もっといやらしさとかエロさを前面に出さないと!」

アルパカ「エロさってなんだあ?」

プレーリー「ビーバー知ってる?」

ビーバー「あ、あう///// し、知らないです//////」


サーバル「カバ! あなただったのね黒幕は! どういうつもりなの!」

カバ「ふふ……最近は大きいフレンズがいっぱい増えたものね。彼らの期待に応えるために、愛と欲望の風俗パークを作ろうと思った……んだけど……」


トキ「ところで結局風俗ってなんだったのかしら? わたしのファン?」

かばん「仲良くすることらしいですよ!」


カバ「……まさかここまでエロとジャパリパークの相性が悪いとは思わなかったわ……完敗ね……」

カバ「最初はちょっとエッチな話にするつもりだったのに……なんで結局テンションギャグにしかならないのかしら……」ガクッ


サーバル「カバ……」

サーバル「カバもつらかったんだね……でも大丈夫だよ……」

サーバル「エッチなSSはきっといつか誰かが書いてくれるよ……きっといつか……誰かが……」



その後、泣き出してしまったカバをなぐさめるためにアルパカのお店でパーティーが開かれた

結局ジャパリ風俗パークはすぐに私が解体させたけど、カラオケだけは楽しいから残すことにした。


カバ「……このお祭りが……いつまでも続けば良いのに……」


みんながSNSで毎日のように『すっごーい!』とか『たーのしー!』とか呟くお祭りも、いつかは終わるだろう。


カバ「だから私は……エッチな需要も満たしたかった……もっと色んな人にフレンズを……」

サーバル「カバ……」


震えるカバの肩を抱きしめる。


サーバル「カバはよくやったよ……大丈夫だよ……4,5月に同人イベもあるらしいし……あとは同人ゴロに期待して任せよう……?」

カバ「うう……サーバル……!」


カバが泣き止むまで、私はカバの肩を抱き続けた。

かばんちゃんの脳トロボイスが、ジャパリパークの夜に静かに染み渡って行った……。

終わり!

大事なのは勢いだと信じて走り出したけど結局風俗要素がほぼ無かったという
けもフレの不真面目なギャグSSが見たかったんや……百合とかじゃなくてもっとこう……


エロを期待して来たセルリアンのみんなはマジでごめん

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