入間「できたぞ最原!好感度測定メーターだ!」 (235)

ネタバレあり


入間「くれぐれも悪用するんじゃねーぞ!」

最原「ええ??要らないよ??」

入間「な、なんだよぅ?俺様の発明だぞ?」

最原「じゃあ一応貰うだけ貰っておくけど??」

最原(とは言ってもせっかく貰ったんだし使ってみたいよな)

最原(なになに?0~99までの数字が表示されて、それがそのまま僕への好感度なのか)

最原(まずは適当に安価下の人でも見てみるか)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1486296701

文字化けしてる...


最原「百田くん!」

百田「終一じゃねーか。ん?何だよその機械。」

最原「ちょっと待っててね...」

最原「百田くんからの好感度は......っと」

安価下のコンマが百田からの好感度

最原「51......可もなく不可もなく、だって!?」

百田「どうしたんだよ最原。何もないのなら俺は行くぞ?」

百田「じゃあな」

最原「も、百田くん!」

最原(どういうことだ...急に呼び方も戻ったし、今まではどこかに行くのなら僕も誘っていた...)

最原(もっとこの機械のことを知る必要があるな)

最原(次は安価下の人の好感度を測定しよう)

最原「キーボくん!」

キーボ「おや、最原クンじゃないですか。どうしたんです?」

最原「ちょっと試したいことがあってさ...動かないでね。」

最原(さっきと同じようにキーボくんに狙いを定めてスイッチを押す。)

キーボ「珍しい機械ですね。どこで手に入れたんですか?......いえ、別に親近感を持っているというわけではありませんが。」

最原(あれ?おかしいぞ。数値が表示されない......)

キーボ「最原クン?」

最原「そうか!キーボくんがロボットだから反応しないんだ!」

キーボ「何ですかいきなり!ロボットさべ...」
最原「ごめんキーボくん僕急いでるから!」

キーボ「......」

キーボ「ロボット差別は止めてください......」

キーボ「............最原クン、何だったんでしょうか。」


最原「次は安価下の人だ!」

最原「春川さん!」

春川「...どうしたの?今日は百田は一緒じゃないんだね。」

最原「ちょっと色々あってね。」

最原(さて、春川さんの好感度は、っと。)

安価下のコンマで判定


最原「76......そこそこ仲のいい友達、くらいかな。あんまり変わらないや。」

春川「何?その機械。キーボ?」

最原「キーボくんはこんな形じゃないよ......入間さんの発明品なんだってさ。」

春川「へぇ。どうせロクな物じゃないだろうね。」

最原「まあ、いつもはああだけど入間さんの才能は本物だから...」

春川「何かあっても私は知らないからね。」

最原「肝に命じておくよ......」

最原(その後は春川さんと別れ、次のターゲットを探すことにした。)

最原「安価下の人だ!」

最原「東条さん!」

東条「あら、最原くん。何か依頼かしら?」

最原「依頼って程でもないけどね。ちょっとそこに立っててくれるかな。」

東条「了解したわ。」

最原(東条さんは皆に優しいけど、実際のところどうなんだろう...)

安価下コンマで判定

最原「84!?かなり高いな......」

東条「ご主人様?どうかなさいました?」

最原「ご、ご主人様!?」

東条「あなたに何かあるのであればメイドである私が責任を持って解決しなくてはなりません。さあ、何なりとご命令を。」

最原「ちょ、ちょっと!どうしたのさいきなり!」

東条「......冗談よ。」

最原「へ?」

東条「私だって冗談くらい言うわ。もちろん、それなりに親睦が深まった相手や依頼主にとって必要な場合のみだけれど。」

最原(僕らのこの学園生活が始まってからまだ1週間も経っていない。)

最原(それなのに東条さんは僕と親睦が深まったと言っている...)

最原(確信を持つためにももう1人くらい試してみよう)

最原「あそこにいる安価下の人にしよう」

最原「赤松さん!」

赤松「あれ、最原くん!どうしたの?」

最原「ちょっと試したいことがあってさ。協力してくれるかな?」

赤松「もちろん!」

最原「じゃあそのまま動かないでね...」

安価下コンマで判定

最原「96...!」

最原「僕の推測通りならこれは......!!」

赤松「最原......いや、終一、くん。」

最原「あああああああああ赤松さん!?」

最原(赤松さんは艶かしい瞳で僕の元へ向かってくるとその両腕を僕の背中に回し頭を僕の胸に押し付け、彼女の髪から漂う豊潤な匂いが僕の嗅覚を刺激し正常な思考回路を奪い始めることによって生じる理性と本能の戦いが今僕の中で繰り広げられて、というか赤松さんの胸が当たってマズイこれはマズイ柔らかすぎて僕のアンテナが非常に大変なことに!!!!)

赤松「......楓って呼んでくれないかな。」

最原「かかかっかかかかっかっかかかか!!」

赤松「もう、最原くんたら。......やっぱり私からじゃないとダメかぁ。」

最原「うわっ!」

最原(今度は僕の身体を赤松さんが押し倒した。その上に彼女が乗ることで先程までは触覚で感じでいた赤松さんの身体を僕は視覚的に感知することになり、そのまま赤松さんの手が僕のアンテナへと......)

赤松「......終一くんのアンテナ、凄いことになってる。」

最原「ここここれは不可抗力というか......!!!」

最原(赤松の手が......僕のアンテナへと......!)



東条「......あの、ごめんなさい。ここは食堂だし、まだ私もここにいるのだけれど......まだ続けたいかしら?」

赤松「え」
最原「え」

東条「......こんな環境だし、衛生上も良くないわ。どうしてもというのなら個室でお願いしたいのだけれど。」

赤松「ご、ごめんなさい!!!」

最原(赤松さんは顔を真っ赤にして東条さんに謝ると、全速力でこの場から去って行った。)

最原「少し残ね......いや、なんでもない。でもこれでわかった。」

最原「この機械は好感度を測定するんじゃない。」

最原「対象の好感度をランダムに操作する機械なんだ!」

東条「最原くん?あなたも反省するべきなのよ?」

最原「あ、ごめんなさい東条さん」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

最原「東条さんにきつく指導されてしまった...」

最原(さて、この機械はこれからどうしよう。)

最原(......まだちょっと遊んでもいいかな?)

1.もうやめて入間に返す
2.まだ続ける

安価下



最原「ここで止めたら今までの皆の意志が無駄になる!」

最原「そんなものはない?知らないよ!」

最原「安価下の人の好感度を操作してやる!」

最原「茶柱さん!」

茶柱「おや最原さんですか。男死のくせに転子を呼び止めるとは、よっぽどの事情なんでしょうね?」

最原「まあ、騙されたと思って協力してくれないかな。ちょっとそこに立っててね。」

茶柱「いいですけど、卑劣なことをしようとしているのなら例え神が許しても転子が許しませんからね!」

最原(茶柱さん......いつも男死嫌いだからどうなるか想像もつかないな...)

安価下コンマで判定

最原「23......だと」

茶柱「......もう良いですか?何もないみたいですし、段々腹が立ってきました。」

最原「ま、待ってよ茶柱さん!」

茶柱「話しかけられるのも不快です!やはり男死は悪!次転子に干渉すればネオ合気道で極めます!」

最原「そんな!......あっ」

茶柱「きええええええええええ!!」

最原「うわあああああああああ!!」



最原(いつもより男死嫌いの激しい茶柱さんのネオ合気道によって吹っ飛ばされた僕はその後しばらく気を失ってしまった)

最原(だけどまだ動ける。次は安価下の人の好感度だ。)

最原「夢野さん!」

夢野「んあ?なんじゃ最原。魔法のことでも聞きに来たか?」

最原「そうじゃなくて...ちょっと協力して欲しいんだ。」

夢野「めんどいことならウチはやらんぞ?」

最原「大丈夫。そこで立ってるだけでいいから、さ。」

最原(さて、夢野の好感度はどうなる...)

安価下コンマで判定

最原「74。まずまずかな。」

夢野「んあー?もう良いのか?」

最原「うん。ありがとう。」

夢野「そうかそうか。最原よ、お主はこの後何か予定はあるか?」

最原「いや、ないけど......どうして?」

夢野「実は転子にウチの秘伝の魔法をお披露目する約束をしているのじゃが、お主もいればもっと楽しかろうと思ってな。」

最原「ちゃ、茶柱さんとか......それは遠慮しておくよ。」

最原(会った瞬間にまた気絶させられてはたまったものじゃない。)

夢野「んあー......仕方ないのう。気が向いたらいつでも来て良いからな?」

最原(夢野さんとは普段より仲良くなれた感じがするな)

最原(さて、次は...)

安価下

最原「王馬くん!」

王馬「やっほー最原ちゃん。あれ、良いもの持ってるじゃん。」

最原「え?好感度メーターのこと知ってるの?」

王馬「へー!それ好感度メーターなんだ!つまらなくない機械だね!」

最原「は、嵌められた......!」

王馬「にっししー。ま、別に何かわかったところでどうこうするつもりは無いよ。それ、使ってみれば?」

最原「......じゃあ、遠慮なく。」

安価下コンマで判定

最原「30......」

王馬「結果が出たみたいだね。ま、オレは別に興味ないし、何とでも思えばいいよ。」

王馬「良く考えてみれば、最原ちゃんって結構つまらないしね。」

最原「ま、待ってよ王馬くん!」

王馬「仕方ないな。まだ何かあるなら聞いてあげるよ。」

最原「えっと...」
王馬「嘘だよー!オレが最原ちゃんの話なんて聞くわけないじゃーん!」

王馬「じゃあねー!」

最原「......結局からかわれることはいつもと変わらないような気がするな。」

次の人を安価下

最原「真宮寺くん!」

真宮寺「おや、最原くん。どうしたんだい?」

最原「不意打ち好感度測定ビーム!!」

真宮寺「よくわからないけど唐突だネ...」

最原「ずっと同じことやってると飽きちゃって。」

最原「さて、真宮寺くんの好感度はっと」

安価下コンマで判定

最原「38...低いなぁ」

真宮寺「......奇行は終わったってことでいいんだネ?」

最原「あ、ごめん。いきなり。」

真宮寺「まあ、別に怒りはしないけど......場所と人をもっと考えてもいいと思うヨ。」

最原「肝に命じておくよ......」

真宮寺「......姉さんにも悪影響になるかもしれないしネ。」

最原「え?何か言った?」

真宮寺「気にしなくていいヨ。じゃあ、僕は食堂にでも行かせてもらうヨ......」

最原(真宮寺はちょっと怖かったな。)

最原「さて、次だ次!」

安価下

アンジー了解です。
一旦落ちます。続きはまた明日。

最原「アンジーさん!」

アンジー「やっはー!終一どうしたー?」

最原「ちょっと協力してほしいことがあってさ。いいかな?」

アンジー「もっちもちー!神様も終一の頼みなら聞くって言ってるよー!」

最原「じゃあお言葉に甘えて......」

判定を安価下コンマ

最原「97......これは......」

アンジー「にゃははははー!終一~!」

最原「あ、アンジーさん!?」

アンジー「終一は可愛いねー。神ってるねー。撫で撫でしてあげる。」

最原「ちょ、恥ずかしいって......」

最原(この機械を使い続けた理由に、こんな展開を期待した部分も確かにあるけど!)

アンジー「むぎゅー!終一どうしたー?」

最原(当たってるんだって......!いざとなるとやっぱり恥ずかしいにも程がある......!)

アンジー「終一はアンジーのものだからねー。絶対どこにも行っちゃダメだよ?」

最原「な、何だって!?」

アンジー「終一はアンジーと一生一緒にいれば幸せになれるって神様も言ってる。......破ったらバチが当たるよ?」

最原「え、えっと......」

最原「ごめんアンジーさん!僕トイレに行ってくる!」

アンジー「......すぐ帰って来てね?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

最原「はあ...はあ...!」

最原「さすがに好感度が高すぎるのも怖いよ......」

最原「まあ、かと言ってここで止めたりしないけどね。」

最原「次の人は安価下の人だ!」

最原「入間さん!」

入間「何だダサイ原?この俺様に用事か......って、それ俺様が作ってやったメカじゃねーか!」

最原「うん。入間さんにも試してみようと思ってさ。」

入間「まあ使わせるつもりで渡したんだし別に構わねーけどよ......何だ......その......俺様に使うのは......」

最原「どうかしたの?」

入間「うううう、うるせえ!何でもねーよこの腐れ童貞!いいからさっさとしやがれ!」

最原「な、何だかよくわからないけどわかったよ!」

安価下のコンマで判定

最原「61、か。」

入間「終わったか?結果は...61か!どうせエロエロ思春期なテメーはこの美人すぎる天才、入間美兎様の好感度をあげていやらしいことでもしようと思ってたんだろ!残念だったなひゃーっひゃっひゃっひゃ!」

最原「元々の好感度と同じ数値が出ちゃうとつまらないよね、この機械。」

入間「そんなこと言うなよぉ......それに俺様はその機械の影響を受けるまで、テメーにベタ惚れだったんだからな?」

最原「えっ......」

入間「まあもうどうでもいいけどな。さっきまでの俺様の思惑は失敗に終わったわけだ!」

最原「ど、どういうこと?」

入間「元々は完全な好感度操作メーターを作って最原の俺様に対する好感度を上げてやるって算段だったんだ。」

入間「だけどその過程で、ランダムで相手の好感度が決定するメーターができちまったからな。仕方ねーから実験っつー口実でテメーとの接点をなるべく多く作ろうってしたわけだ。」

入間「さっき好感度メーターの操作を受けることを良しとしたのは、まあちょっとしたギャンブル感覚だけどな。断りきれそうになかったし。」

入間「けど、もう今の俺様にとっちゃどうでもいい話だけどな!むしろ何でこんな冴えない優男なんかに惚れてたんだかわかんねーぜ!」

入間「おっと、発明品は好きに使っていいからな!くれぐれも悪用するんじゃ......これはもう言ったな。くれぐれもエロいことに使うんじゃねーぞ!ひゃっひゃっひゃ!」


最原「............」

最原「入間、さん...」

最原「そうだ...この機械は人の気持ちを簡単に操作してしまうんだ......」

最原「僕は、これを使い続けてもいいのか......?」

最原「............」

最原「いいか。まだ使ってない人もいるし。」

最原「よし!じゃあ次の人は安価下だ!」

最原「白銀さん!」

白銀「最原くん。どうしたの?」

最原「ちょっとね。そこにいてて。」

白銀「う、うん......なんか私の導入が1番地味じゃない......?」

最原「メタ話はダメだよ。」

安価下のコンマで判定

98確認しました。続きはまた明日。
極端に高い数値は多いのに低い数値出なさすぎじゃない......?

投稿遅くなってしまい申し訳ありません。
少しですが続けます。

最原「98......」

白銀「ふふ...ふふふふふふふ......」

最原「ああもう!ここから先の展開は予想できた!逃げるに限る!白銀さんの隠れ巨乳に包まれたら逃げられる自信が無い!!」

白銀「へえ......そんなこと考えてたんだぁ......最原くん意外と変態さんなんだね......」

最原(そういうと白銀さんは何処から出したのか、紫色の制服とハサミを身につけ......)

ジェノ(白銀)「逃っがさないわよおおおおおダーリン?!!」

最原「えええええええええ!?」

最原(何だかわからないけど白銀さんの姿が急に変わって僕の方へ全速力で向かって来る!速い!!)

最原「ど、どこにそんな力が......!」

ジェノ(白銀)「ていっ!」

最原(逃げる僕の顔のすぐ横に、研ぎ澄まされたハサミが飛んで来た)

最原「なっ......!」

ジェノ(白銀)「悪いわね終一タン......!」

戦刃(白銀)「私のコスプレって、完全再現でさ......」

辺古山(白銀)「完全再現とは、もはやそのキャラクターそのものだ。」

大神(白銀)「故にキャラの身体能力まで再現できるのだ......フンッ!!」

最原「か、壁に穴が、あばばばば......」

白銀「と、言うわけで......大人しく私に捕まってね?」

白銀「大丈夫......初めては優しくしてあげるから......」

白銀「ああ......これが愛......2次元じゃなくてリアルに愛を感じたのは初めてだよぉ......!!」

最原「ひ、ひいいいいいい!!!」

最原(もはや絶体絶命だ......!)

最原(こんな、こんなところで終わってしまうのか............?)

「「それは違うよ!」」

白銀「だ、誰!?」

「......助けを呼ぶあの人の旋律が聞こえた。彼が奏でる音を、私は汚させない!」

「主は言いました......彼に危険が及んでいると。神様的にここは行かねばならないと。」

赤松「最原くん!助けに来たよ!」

アンジー「終一!アンジーがついてるからねー!」

最原「君たちは......!!」

最原(僕が操作した好感度で高い値を叩き出した2人......そうだ、僕がやって来た行為は決して無駄じゃなかったんだ!!)

白銀「あなた達に、何ができると言うのっ!!最原くんは渡さないんだから!!」

アンジー「あー!つむぎの後ろに黒髪赤目の神様がいるよー!」

白銀「えっ本当に!?」

赤松「今だよ最原くん!ここは私たちに任せて逃げて!」

赤松「私は、君を信じてるからさ!」

最原「赤松さん、アンジーさん......本当にありがとう!!」

白銀「ああっ、しまった!」

アンジー「むふふー、ここは通さないよー?」

赤松「私たちは負けないんだから......」

白銀「くっ......!笑っていられるのも今のうちよ......!」

白銀(カムクラ)「あなた達にはここで眠ってもらいますから......ツマラナイ......」

赤松「......愛の力は何にも屈さないって、証明してみせる!!」


最原(......遠くで激しい打撃音が響いている。)

最原(......2人の想い、絶対無駄にしない!)

最原(............)

最原「さて、そろそろ次の人を探そうか。」

最原「こんな面白いことやめられるわけないしね。残りはゴン太くん、天海くん、星くんかな?」

最原「安価下の人から行こう。」

最原「星くん!」

星「何だ?最原か。俺には関わらない方がいいと忠告したはずだが......」

最原「まぁまぁ。ちょっとそこに立っててくれるだけでいいからさ。」

星「よくわからねえが......仕方ない。いいぜ。」


安価下のコンマで判定

最原「41か......」

星「もう済んだか?」

最原「う、うん。ごめんね時間取らせちゃって。」

星「別にいいさ。ただ、軽率な行動を取りすぎると、お前は破滅に向かうだろうよ。」

最原「......どういう意味?」

星「今日の学園の様子を見てたら嫌でもわかるさ。......気をつけることだな。」

星「じゃあな。何度も言うが、もう俺には関わるな。」

最原「星くん............」

最原「......ま、いいか。ここまで来たら最後までやり通そう。」

最原「次は安価下の人だ。」

最原「天海くん!」

天海「最原君じゃないっすか。どうしたんすか?おや、その機械は......?」

最原「入間さんの発明品でね。色々試してるんだ。」

天海「なるほど。そういうことなら協力するっす。......爆発とか、しないっすよね?」

最原「さすがにそれはないよ......」

安価下のコンマで判定

最原「58......」

天海「どうっすか?何かありました?」

最原「何かあると言うよりは何もない、だね......」

天海「ちょっとその機械、俺にも見せてください。」

最原「うーん......まあ別にいいか。はい。」

天海「ふーん......これ、どういう機械なんすか?」

最原「相手の好感度をランダムで操作する、って物らしいよ。」

天海「なるほど。それで俺の最原くんへの好感度が58になったと。今までの人はどうだったんすか?」

最原「えっと......茶柱さんや王馬くん、真宮寺くんが低めで、星くん百田くん入間さんが普通、夢野さんと春川さんに東条さんが高め、......アンジーさんと白銀さん、赤松さんは極端に高かったよ......」

天海「キーボくんとゴン太くんがまだなんすね?」

最原「いや、キーボくんは試しても効果が無かったんだ。」

最原「でも、どうしてそんなことを?」

天海「......いや、もう手遅れかもしれないっすけど。」

天海「せめて最後のゴン太くんだけでも、やめた方がいいと思うっす。」

天海「俺はちょっと確かめたいことがあるんで、もう行くっすけど......」

天海「忠告はしたっすよ。ゴン太を見つけても、その機械は使わない方がいいっす。」


最原(そう言い残すと、天海くんはどこかへ行ってしまった。)

最原「星くんと言い、どういう意味なんだろう......」

最原「まあ、普通にゴン太くんにも使うよね。」

最原「じゃあ、行こうか。」

最原「ゴン太くん!」

ゴン太「あれ?最原くん、どうしたの?」

最原「ちょっとそこでじっとしていてくれるかな?すぐ終わるからさ。」

ゴン太「わかった!写真か何か?」

最原「違うけど、何かあるわけじゃないから大丈夫だよ。」

安価下のコンマで判定

最原「83、それなりに高いね。」

最原「これくらいの値だったら無事に終われそうかな。」

ゴン太「最原くん!」

最原「どうしたの?いきなり大きな声なんて出して。」

ゴン太「いつもありがとう!」

最原「え......?」

ゴン太「最原くんはゴン太にとって、虫さんと同じくらい本当に良いお友達だよ!」

最原「あ、ありがとう......そんなに大したことはしてないけどね......」

最原(大したことどころか何もしていないけど、まあいいか。)

ゴン太「それでね、ゴン太考えたんだ。最原くんにどうやったらお礼ができるかなって。」

ゴン太「でもゴン太に出来ることって少ないから......考えたのが『虫さんでなごもう会』なんだ!」

最原「............」

ゴン太「あんなに優しい虫さんが嫌いな人なんていないもんね!だから今から一緒に行こう!」

最原「え、えっと......実はこの後約束があって......!」

ゴン太「あっ......そっか。ごめんね!最原くんの都合も考えずに勝手に決めちゃって!」

最原「い、いいんだよ!じゃあもう僕は行くからさ!王馬くん辺りを誘ってみればいいんじゃないかな?」

ゴン太「わかった!そうするよ!」

最原「............」

最原「............ふぅ、危なかった。」

最原「何故かわからないけど、あの会には参加してはいけない......そんなお告げが来た気がする。」

最原「さて、もう全員終わっちゃったな。」

最原「なかなか楽しめたし、入間さんのところに行って皆を戻してもらおう。」

最原「入間さん!」

入間「あーん?どうした粗チン?俺様のパンツでも拝みに来たか?」

最原「そんなんじゃないって......この発明品、もう皆に試し終えちゃったし、そろそろ戻してもらおうかなって。」

入間「戻すぅ?何を?」

最原「いや、だから......皆の好感度を操作しちゃったでしょ?それを元の状態にして欲しいんだよ。」

入間「はぁ?言ってる意味が理解できねーぞ?」

最原「ど、どういうこと......」

天海「......最原くん。やっぱり君はあの機械を使うべきじゃなかったんっす。」

最原「あれ、天海くんもいたんだ?」

最原「それに使うべきじゃなかったって......どうして?」

天海「さっき入間さんから聞き出したんすよ。」

天海「その機械の影響をリセットする方法は無い、らしいっす。」

最原「え......?」

入間「当ったり前だろうが!何で俺様が自分の発明を無かったことにする物なんざ作らなきゃならねーんだよ!」

最原「い、いやそれは困るよ!どうせ戻せるからと思って皆にやっちゃったのに......!」

入間「ひぃぃぃぃ......そんなに怒るなよぉ......ちょっとしたイタズラみたいなもんなんだぞ?可愛い可愛いイタズラだぞ?」

天海「最原くん。理解したっすか?」

天海「俺や入間さんみたいに無難な数値が表示された人たちはまだいいっす。」

天海「問題は、極端に高い数値の人たち......」

最原「まさか、僕は............」




最原「残りの学園生活で、あの人たちから逃げ続けなければいけない......?」

入間「ひゃーっひゃっひゃっひゃ!!いいじゃねーか!ハーレム4Pってか!」

天海「......それを最原くんが良しとするのなら、真面目な話選択肢の1つでがあるっす。」

最原「僕は............そんなことはできない!」

最原「僕のせいで......僕が勝手なことをしたせいで赤松さん、アンジーさん、白銀さんはああなっているんだ。」

最原「そんな洗脳みたいな状態で受け入れたら......彼女たちに申し訳がない......」

天海「最原くんならそう言うと思ってたっす。」

入間「ケッ!馬鹿なヤローだぜ。せっかく童貞卒業のチャンスだってのによ。」

入間「......だけどよぉ、実際どうするんだ?3人も相手だと最原なんてすぐに折れちまうぞ?」

天海「簡単っすよ。もう一回好感度メーターを使って、普通の値になるまで繰り返せばいいんす。」

最原「そうか、それなら......」

入間「そいつは無理だぞ?あのメーター、何度も使った最原ならわかるだろうが、好感度を操作するには近くの距離にいる対象に一定時間じっとして貰わなくちゃいけねーからな。」

最原「......今の3人が僕を目の前にしてじっとしてるわけが無いよね。」

天海「ちょっと......これは俺らだけじゃ厳しいみたいっすね......」

天海「何人かで協力して押さえつけることができれば、おそらく可能だとは思うっす。」

入間「女の愛を舐めんじゃねーぞ!ああいう周りが見えてない奴らは何をしでかすかわからねぇからな!押さえつけるにしても危険だろうさ!」

最原「そんな危険な役目を、誰かに頼まなきゃいけないってことだね......」

天海「1人1人相手にするとして、最原くんが囮とならなきゃいけないんで......俺と入間さんと、もう1人くらいは欲しいっすね。」

入間「あぁん?俺様も押さえつけるメンバー内定かよ!?」

天海「君の発明品が発端っすからね。悪いけど協力して貰うっす。」

入間「チッ......仕方ねぇな!!この美人過ぎる天才、入間美兎様の力をどうしても借りたいってわけだな!」

最原「......天海くんは、いいの?」

天海「乗りかかった船っすからね。ここで協力しない方が後味悪いっす。」

最原「ありがとう......僕のために......」

天海「いいんすよ。それじゃあ、もう1人協力してくれそうな人に交渉に行きましょう。」


安価下の人物(最原、天海、入間、夜長、白銀、赤松以外)のところへ。好感度が高いほど協力してくれる確率が高くなります。

最原「百田くん!」

百田「ん?最原に天海に入間?珍しい組み合わせだな。」

最原「ちょっと協力して欲しいことがあるんだ。」

入間「男3人に女は俺様だけ......まさかこの状況は......」

天海「入間さんは話がややこしくなるんで黙っててください。」

天海「かくかくしかじかなんで、彼女たちを抑える手助けをしてくれないっすかね?」

百田「おー......そうだな......」

百田の好感度:51
安価下のコンマが51以下で成功。

04 成功

百田「よっしゃ!その頼み、引き受けた!」

最原「百田くん......!」

天海「感謝するっす。こんな危険なことに協力してくれて。」

百田「仲間がピンチなんだ!むしろ協力させてくれ!」

入間「ともかく、これで4人揃ったわけだ!最原が囮となってあいつらの誰か1人を引きつけ、その隙に俺様たちが押さえつける。そこですかさず最原がメーターを起動!だな!完璧だ!」

天海「大まかに言えばそんな感じっすね。」

最原「それで......最初は誰からにするの?」

百田「その3人だったらまずは1番安全そうな赤松がいいんじゃないか?」

天海「そうっすね。じゃあ赤松さんのところに最原くんは行ってください。俺らは隙を見て飛びかかるんで。」

最原「わかった。頑張って!」

最原「えっと......赤松さんはっと。」

最原(モノクマから支給された電子生徒手帳には、ここにいる皆の現在地が表示される。)

最原「............っ!」

入間「どうした最原?処女がデカチン見たような顔して。」

天海「それもしかして鳩が豆鉄砲を食ったようって言いたいんすか......?」

百田「生徒手帳に何かあるのか?」

最原「あの3人、まだ同じ場所にいる......!これじゃあ1人1人を相手にするのは無理だ!」

天海「......しまった。その可能性を忘れていたっす。」

入間「でも最原の話だと、あいつらは戦ってたんだろ?まだ終わんねーのかよ?」

最原「......わからない。でも、どうにかして分断しないと.....」

天海「......どうやら、まだ協力者を募る必要がありそうっすね。」

天海「3人を別々の場所にっすから......あと2人は必要っす。」

百田「なかなか大規模になってきたな......んで、今度は誰を誘うんだ?」

安価下の人物を誘いに行きます。
また好感度で成功率変動。

最原「東条さんに頼みに行こう。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最原「東条さん!」

東条「あら、こんなに大勢でどうしたのかしら。」

天海「ちょっと頼みたいことがあるんす。」

東条「依頼、ということね。まずは内容を聞かせてちょうだい。話はそれからよ。」

最原「かくかくしかじかで......」

東条「理解したわ。そうね......」


安価下のコンマが84以下で依頼を引き受けてくれるよ!

36 成功

東条「わかったわ。その依頼、引き受けましょう。」

最原「ありがとう、東条さん。」

百田「これであと1人だな!」

入間「乱交パーティにどんどん近づいてるじゃねぇか!その調子だ!」

天海「とりあえず、もう1人の協力者を探すっすよ。」

安価下で人物指定

春川「あんたら揃いも揃って何やってんの?」

百田「おぉ、ハルマキ!」

天海「いい所に来てくれたっすね。」

春川「は?何が?」

百田「実はかくかくしかじかでよぉ......お前の力が必要なんだ。」

春川「えー......」

安価下コンマが76以下で成功

09 成功

春川「......仕方ない。力を貸してあげるよ。」

春川「バカやらかした最原のためにもね。」

最原「ご、ごめん......」

百田「へへっ、やっぱりハルマキはいい奴だな!」

春川「だからハルマキはやめて。」

東条「とにかく、これで必要な人数は集まったのね?」

天海「そういう事になるっすね。あとは東条さんと春川さんに3人の中の2人をそれぞれどこかへ連れ出して欲しいんす。」

最原「それと、1人目を元に戻せた時点ですぐ次に取り掛かるから、その時は取りおさえるのにも協力して欲しい。」

東条「わかったわ。任せてちょうだい。」

春川「なるべくさっさと済ませてよ......?」

最原(赤松さん、アンジーさん、白銀さんは僕の個室の前に集まって会話をしているようだった。)

最原(彼女たちの姿はボロボロで......歴戦の勇者のようだった。)

白銀「だからね、最原くんの萌えポイントは照れた時に下を向いて恥ずかしそうにするあの表情で......」

赤松「わかる!わかるよ!!なんと言うか、エロ可愛すぎて抱きしめたくなる......!」

アンジー「独り占めはダメだよ楓ー。せっかく3人で協力して終一を可愛がるために協定を結んだんだから。......破ったら地獄に落ちるかもね。」

最原(こんな会話でさえなければ......!!)

入間「チッ......下品なヤローどもだぜ。」

春川「......あんたが言うの?」

天海「......まずは東条さん、任せたっすよ。」

東条「了解したわ。」

東条「......あら、3人とも、そんな所で何をしているのかしら?」

赤松「あ、東条さん!最原くん見なかった?」

東条「いいえ、見ていないけど......彼に何か用事かしら?」

白銀「監禁...じゃない、まあちょっとした集会みたいなものだよ。」

最原(今監禁って聞こえたんだけど)

東条「そう......力になれなくてごめんなさいね。それなのにこちらからお願いするのも申し訳ないのだけれど......」

アンジー「斬美が頼みごとー?珍しいねー?」

東条「......どうしても私にはできない事なのよ。今日の晩御飯、何がいいか百田くんに尋ねたのだけど、おでんを要求されてしまって......」

最原(百田くん......そんな事言ったの?)

百田(いや、俺は知らねーぞ?)

天海(流れるように嘘をついてるっすね、東条さん......)

白銀「おでんかぁ、季節的にも良いよね。でもそれがどうしたの?」

東条「......こんにゃく。」

赤松「え?」

東条「こんにゃくが......切れないのよ......!」

アンジー「なんとー!それはびっくりだねー!」

東条「だから誰かに手伝って欲しいの......良いかしら?」

白銀「じゃ、じゃあ私が行くよ......2人とも、最原くんが来たらちゃんと教えてね?」

赤松「勿論だよ。安心して言って来て。」

アンジー「にゃはははー!ばいばーい!」

東条「ごめんなさいね白銀さん。」

白銀「大丈夫だよ!石川五ェ門もこんにゃくは切れなかったって噂はあるしね!」

最原「......行ったね。さすが東条さんだ。」

入間「なあ、今東条が連れてった白銀から取り押さえちゃダメなのか?その方が人手もあるぞ?」

天海「声を荒げられでもしたら面倒っすからね。他の2人が来る可能性もあるんで、やっぱりそれぞれに見張りがいる状態の方がいいっすよ。」

百田「んじゃ、次はハルマキだな!頑張ってこいよ!」

春川「はぁ......わかったよ。」

今日はこの辺りで一旦終わります。
次回はハルマキのお誘いからです。

当初はこんなに長くなる予定は無かったのに......
それもこれも全部コンマって奴のせいなんだ!!

ではお疲れ様でした。

春川「ねぇ、ちょっといい?」

赤松「春川さん、どうしたの?」

春川「......恋愛相談。」

アンジー「あれま!魔姫が恋愛相談?意外だねー神ってるねー!」

百田(......よく聞こえないんだが、ハルマキはどういう口実で誘い出そうとしてるんだ?)

最原(僕にもわからないや......)

赤松「私聞きたい聞きたい!春川さんの......あ、待って。その相手ってまさか最原くんじゃあ無いよね?」

アンジー「もしそうだったら容赦はしないからねー?にゃはははー!」

春川「......安心しなよ。違う人だから。」

赤松「おおお!テンション上がっちゃうね!誰なの誰なの?」

春川「こんな個室の前じゃいつ人が来るかわからないからさ......赤松、あんたの研究室に連れてってよ。」

赤松「わかった!!あ、アンジーさん......ここは頼んだよ!最原が来たらしっかり捕まえておいてね!」

アンジー「はいはーい!ぐっばいならー!」

春川「じゃ、さっさと行くよ。」

赤松「うん!楽しみだなぁ春川さんの好きな人!!」

春川「バカ、声がでかい!」

百田(なるほど、ハルマキは好きな人の話で誘い出したのか?)

天海(なかなかいい手っすね。......本当の恋愛相談もできるでしょうし。)

百田(へ?)

天海(聞かなかったことにしてください。)

最原「とにかくこれで3人の分断に成功だ!」

入間「よっしゃ!突撃だ!」

天海「作戦を忘れないでください。声を出されたら面倒なんで、あくまで不意打ちっすよ。」

天海「というわけで、囮の最原くんは頑張ってください。」

最原「う、うん......」

百田「っしゃあ!行ってこい!」

「そんなところで何をしてるのかなー?」

アンジー「終一、みーつけた。」


最原「あ、アンジーさん!?」

百田「し、しまった!」

入間「テメーが大きい声出し過ぎなんだよ!!」

天海「君もっすよ!ああもう、こうなったら無理矢理にでも取り押さえるっす!」

天海「最原くんはメーターを!」

最原「わかった!」

アンジー「にゃはははー!............アンジーの邪魔をするんだね?」

アンジー「なら容赦はしないよ!皆は神様の生贄となるのだー!!」

安価下のコンマが80以下で取り押さえに成功

天海「大人しくするっす!」

入間「へっへっへ......すぐにイかせてやるからさぁ......」

百田「今だ最原!」

アンジー「んー!!んー!!」モゴモゴ

最原「もう一度、この好感度メーターで!!」

安価下のコンマで好感度変動

最原「84......!」

天海「高いけど妥協......するっすか。東条さんも同じくらいですし。」

入間「チッ、つまんねーなぁ。もっと遊んでやろうかとも思ったのによ。」

百田「じゃあもうこいつは離してやってもいいな。」

アンジー「ぷへっ」

アンジー「あー苦しかった!何するのー!」

最原「ご、ごめんねアンジーさん。大丈夫?」

アンジー「んー?大丈夫大丈夫ー!終一の顔見たら元気出て来たよー!」

アンジー「えーい、抱きついちゃえ!」

最原「わわっ、アンジーさん!?」

アンジー「へへー安心するねー」

天海「......まあ、マシにはなったっすかね?」

アンジー「さっきまでのアンジーはちょっとおかしかったねー。神様もごめんって言ってるよー。」

百田「自覚はあるんだな。ま、ひとまず解決してよかったぜ。」

アンジー「それでー?大体の事情は察したけど、これからどうするのー?」

天海「できればアンジーさんにも協力して欲しいっすね。」

最原「僕が巻き込んでしまったのに申し訳ないんだけど......どうかな?」

アンジー「んー?そうだねー...」

安価下のコンマが84以下でアンジーが仲間に加わります

アンジー「オッケーオッケー!終一の頼みなら大歓迎だよー!」

最原「ありがとう!」

入間「なかなか大所帯になって来たな!」

百田「よっし!この調子でバンバン行くぜ!」

天海「残るは赤松さんと白銀さんっすね......」

アンジー「2人とも終一のことになると目をギラギラさせてたからねー。大変だと思うよー?」

最原「どっちから取り掛かろうか...」

赤松or白銀
安価下



最原「白銀さんから行こう。彼女の才能は危険だから早めになんとかしないと。」

天海「......あのコスプレっすね。」

アンジー「さすがにあれは怖かったねー......つむぎが本気を出せば簡単に私たちを殺せたと思うよー?」

アンジー「さすがに学級裁判を起こすわけにはいかなかったから、自制したみたいだけどねー。」

入間「たかがコスプレでとんでもないことになってんなぁ......」

百田「とにかくビビってても仕方ねー!覚悟決めんぞ!」

東条「ごめんなさいね。こんにゃく以外にも色々と手伝ってもらって。」

白銀「いいんだよ。東条さんの役に立てて私は嬉しいからさ。」

白銀「その代わり、東条さんには最原くん捕獲作戦を依頼しちゃおうかな?」

東条「......さすがにそれは受けれないわ。最原くんの気持ちを無視しているもの。」

白銀「......ふーん。」


最原(く、空気が重い!)

天海(だけどこのまま奇襲をかけてコスプレする暇を与えなければいけるっす!)

アンジー(行けるかなー?どうかなー?)

入間(俺様そろそろ面倒になって来たんだけど......)

百田(さすがに元凶なんだから責任持てよ?)


安価下のコンマが80以下で奇襲成功

百田「おらっ!」

入間「捕まえたぜ!」

アンジー「グッド!グッドグッドグッド!」

天海「あの、アンジーさんも見てないで手伝ってください。」

東条「......どうやらアンジーさんの方は成功したようね。」

白銀「......!」

白銀「あなた達、グルだったのね!」

白銀「許さない、許さない許さない許さない!!」

白銀「最原くんは誰にも渡さないんだからあああああ!!」

最原「くっ......凄い迫力だ。」

最原「ごめんね。巻き込んでしまって。」

最原「......すぐ元に戻してあげるよ。」


安価下のコンマで好感度変動

最原「20......」

白銀「............」

最原「だ、大丈夫?白銀さ......」

白銀「うん。大丈夫。今までごめんね。それじゃあ。」

入間「ひゅう......俺様の発明品とはいえ、あの変わり様はすげぇな......」

最原「そ、その。白銀も良かったら僕たちと一緒に......」

白銀「ごめん。本当にごめん。君と一緒に行動するとか無いから。......なるべく今後も近寄らないで欲しいかな。」

最原「..................ごめん。」

百田「............女って怖いな。」

天海「そうっすね............」

東条「今回の件に関しては最原くんに非があるのだから仕方ないと言えば仕方ないでしょうけどね。」

東条「さて、最後は赤松さんかしら?」

アンジー「にゃはははー!最後はもう楽勝だねー!」

入間「こんだけ人数がいりゃあもう負ける気はしねーな!さっさと赤松にブチ込むぞ!」

最原「見えて来た。あそこが赤松さんの研究............し、つ?」

天海「あの人影は............」

東条「茶柱さんと白銀さんね。......まさか。」

入間「お、おい?こっちに気がついたぞ?」

茶柱「おやおやぁ?皆さんお揃いのようで。」

茶柱「突然ですが、後ろで縮こまってる最原さんを渡して頂けませんかねぇ?」

茶柱「白銀さんから話を聞いたところ、最原さんに好き勝手されて非常に迷惑したとかなんとか。」

茶柱「そんな人は男死の風上にも置けません!ここで転子が成敗して差し上げます!」

突如目の前に現れた茶柱転子!好感度が高い人が敵にになるのならこが低い人も当然敵でしょう!
こんな状況で最原たちは無事に赤松の元へ辿り着けるのか!
そしてハルマキの恋愛相談の行方は!?

次回!『茶柱のパンチラ』!
お楽しみに!

こがって何だ。好感度が、です。
というわけで続きはまた次回。お疲れ様です。

入間「前回までのあらすじを説明してやるぜ!俺様の超天才的な発明により、周りから自分への好感度をいやらしく弄り回したダサイ原!特に好感度が高くなっちまったバカ松、棒長、フェラ銀はこんな童貞野郎にヤンデレモード発動!」

入間「そこでクサイ原がどーしてもって言うから俺様と天海、百田に東条、そして春川が協力してやったのさ!」

入間「暴走した奴らを俺様の活躍で取り押さえ、再度好感度を設定することで赤松と夜長も仲間になった!」

入間「だけど白銀に関しちゃ、再設定した好感度が低くなりすぎちまったんだ!」

入間「そして白銀は最原の一連の悪行を茶柱に報告!そしてソイツが今まさに俺様たちの前に立ちはだかる壁!ド貧乳だけにな!」

入間「ひゃーっひゃっひゃっひゃ!こんなカス、俺様にかかれば瞬殺だぜ!」

入間「え?そもそも俺様の発明品が無ければこんな事態になってなかったって?」

入間「わ、悪かったよぉ……だから怒るなってぇ……」




最原「さっきから一番後ろに隠れて何やってるのさ……」

東条「赤松さんはまだ好感度を再設定していないから仲間になっていないはずじゃないかしら……?」

入間「………わ、わざとだよ!テメーらが忘れてんじゃねーかって試しただけだ!!」



すみません自分で書いてて間違えました訂正します!

茶柱「なぜ女子の皆さんが最原さんの味方をしているのです!」

東条「落ち着いて、茶柱さん。あなたが今ここで私たちの邪魔をすることに何の意味があるというの?」

百田「そうだそうだ!俺らは赤松を正常に戻そうとしてだな……!」

茶柱「……そこの男死は、女子に不快な思いをさせました!成敗する理由などこれだけで十分です!」

茶柱「一度過ちを犯した人間は、ネオ合気道に目覚めて心を入れ替えるまで再犯を繰り返すものなのです!」

茶柱「それとも、最原さんは確実に赤松さんを元に戻せる保証があるのですか?」

最原「そ、それは……!」

天海「正論っすね。赤松さん……いや、それだけじゃないっす。皆の元の好感度がわからない以上、再設定した好感度では元々の本人と同じとは言えない」

天海「俺らは赤松さんを『元の赤松さんらしきもの』に変えようとしているだけっす」

茶柱「……やはり、そうなんですね」

茶柱「夢野さんも、会話の中で最原さんの名前をよく出すようになりました。これは今までは無かったことです」

茶柱「そんな、周りを引っ掻き回して楽しんでいたような最原さんに、転子はもうこれ以上何かさせるわけにはいかないんです!」

春川「……はぁ」

春川「だからって今の赤松をそのままにする方が危険だよ」

百田「そうだ!力づくでもここは通らせてもらうぜ!」

東条「悪いけれど、依頼は確実にこなさせてもらうわ。メイドだもの」

入間「この数相手に勝てると思うなよ!?ケッケッケ!」

天海「最原くん、行くっすよ」

最原「うん……」

最原「これが、今の僕にできる罪滅ぼしなんだ………!」


安価下のコンマが80以下で全員無事に茶柱撃退。81以上で最原以外撃沈

最原「そん、な……」

茶柱「……転子をあまり舐めないでください」

茶柱「この程度で負けるようなら、転子は超高校級の合気道家だなんて呼ばれていませんよ」

百田「こいつ……こんなに強かったのか……」

天海「ちょっと、これは想定が、い……っす」

東条「最原、くん……ごめ、んなさい……依頼……果たせなくて……!」

春川(……手加減しようにも隙がない!殺すわけにはいかないし……!)

入間「もうやだぁ!アタシおうち帰る!」

茶柱「あとは、最原さんだけですね」

茶柱「さぁ、構えてください。それくらいは待っててあげましょう」

茶柱「……その機械もろとも粉々にしますから」

最原(本当に……こんなところで終わってしまうのか?)

最原(待てよ……機械?)

最原(…………賭けになるけど、茶柱さんにまたこれを使ってもいいかもしれない)

最原(ただ、それだけの隙が今の茶柱さんにあるとは……)




アンジー「諦めちゃダメだよ、終一!」

茶柱「アンジーさん!?一体どこから……くっ!」

最原「そういえば、一緒にいたはずなのにさっきからいつの間にかどこかへ……」

アンジー「こういうときのために潜んでたのだー!神様のお告げだよー!ほら、アンジーが転子を掴んでてあげる!」

茶柱「こ、こんなのすぐに引きはがせます……!」

アンジー「こしょこしょこしょー!」

茶柱「んっ……!や、やめ、そこは……!くっ、ふふ、ふふふふ!」

アンジー「今だよ!」

最原「アンジーさん……ありがとう!」


安価下のコンマで茶柱の好感度再設定

よくよく考えたら春川さんは今赤松さんと恋バナしてたからこの場にいないね!全て最原君の妄想の春川さんです!


最原「な……04……!?」

最原「今までで一番の最低値じゃないか!!」

茶柱「……そうですか、そうやってまた機械で人を好き勝手操ろうとしたんですね」

アンジ―「あ、あれー?こしょこしょー、こしょこしょー……」

茶柱「すみませんアンジーさん、もう転子の中は怒りで一杯でして。笑いなんて全く起きませんよ」

アンジ―「そ、そっかー!神ってるねー……」

茶柱「さて、最原さん。覚悟はいいですね?」

最原(僕は……僕は諦めるわけにはいかない!!)

最原(だけど、どうすれば……!)






……声が聞こえました。

あなたの選択を教えてください。






この状況を救済しますか?

『はい』 『いいえ』
 ↑





キーボ「……内なる声は言った。僕がすべきことはこの状況の救済だって!」

キーボ「助けに来ましたよ、最原クン!!」

最原「キーボ、くん……!!!」

キーボ「大方の事情は理解しています。……なぜかはわかりませんが、内なる声がボクに教えてくれました」

キーボ「だから、ボクはキミを助けます!」

茶柱「……いきなり何かと思えば、キーボさんですか」

茶柱「筋力は力持ちの老人並み、体重が重いからスピードも出ないし、武術の心得があるわけでもない」

茶柱「そんな冴えないロボットであるあなたに、何ができるんです……?」

キーボ「確かに、僕は冴えないロボットでしかありません」

キーボ「だけど、ロボットだからできることもあるんですよ」

キーボ「これを見てください」

茶柱「これは……ただの写真じゃないですか。これが何だと言うんです?」

最原(キーボくんが取り出したのは、皆が床に倒れ伏し、茶柱さんが僕に向かって鬼のような形相で構えている写真だった)

キーボ「……夢野さんに見せたら、どう思うでしょうかね」

茶柱「………!!!」

キーボ「茶柱さんが皆さんを一方的に暴力でなぎ倒し、今にも最原くんに襲い掛かろうとしている……」

キーボ「これを彼女が良しとするとも思えません。ましてや今の夢野さんは最原くんへの好感度が高いはずです」

茶柱「卑怯な……!」

キーボ「僕は一つも嘘は言っていません。卑怯と言うよりむしろ正当な交渉だと思われます」

キーボ「あなたが超高校級の合気道家として皆さんを倒したのと同じように、ボクは超高校級のロボットとしてあなたを追い詰めます!」

キーボ「さあ、この写真を夢野さんに見せて嫌われたくなかったら、今すぐこの場から手を引いてください!」

茶柱「転子は……転子は……!!」


安価下のコンマが90以下で交渉成立

茶柱「…………」

茶柱「わかりました。交渉に応じます」

茶柱「でも……最原さん。その代わりにお願いがあります」

最原「……何かな?」

茶柱「赤松さんを絶対に傷つけないと、約束してください」

最原「わかった。……約束するよ」

茶柱「確かにその言葉聞きましたからね。……では」

最原(そして茶柱さんは去って行った。………ごめんなさい。そして、ありがとう。茶柱さん)

キーボ「なんとかなりましたね。喜ばしいことです」

アンジ―「転子怖かったよー……」

最原「キーボくん、本当に助かったよ。感謝してもしきれないくらいだ」

キーボ「これくらい当然ですよ。それより、行くんでしょう?赤松さんのところへ」

最原「もちろんだよ」

アンジ―「でもでもー、皆倒れちゃってるけど平気なのー?」

アンジー「残ったメンバーで楓を確実に取り押さえられるかなー?」

キーボ「ボクは力の面ではお手伝いをすることは難しいでしょうから……赤松さんを取り押さえるのにまたもう一人いた方がいいかもしれません」

最原「そっか……春川さんがいるとはいえ、危険なことには変わりないもんね」

最原「でもさすがにこれ以上多くの人を巻き込むのも気が引けるし、どうしようか……」


1.このまま最原、アンジー、キーボ、(春川)で挑む
2.夢野(74)、王馬(30)、真宮寺(38)、星(41)ゴン太(83)(カッコ内は好感度)の中から誰かに協力要請する
3.その他の行動指定(あまりに脈絡がないものは安価下に流れます)








(すみません安価下の指定です書き忘れました)

最原「ゴン太くんにもやっぱり協力してもらおう」

キーボ「一番好感度が高く、尚且つもっとも力が強いですからね。合理的な判断です」

アンジ―「そうと決まればれっつらごー!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ゴン太「え?ゴン太に協力を?」

最原「うん……どうかな?」

ゴン太「うーん……」



安価下のコンマが83以下で協力了承

それにしても写真かぁ、その発想はなかったな。てっきり強化版キーボが茶柱と…。

55 成功

ゴン太「わかったよ!赤松さんを取り押さえるなんて気が引けるけど、それが皆のためになるならやるよ!」

最原「ありがとう、ゴン太くん」

アンジ―「これで百人力だねー!やったー!」

キーボ「とにかく早く赤松さんのところへ向かいましょう。いつまで春川さんが恋バナを続けていられるかわかりませんので」

最原「そうだね。じゃあ急ごうか!」

今回はひとまずここで終了です。続きはまた次回、VS赤松からです。


……転子さん強すぎません?
最初はちょっとしたお邪魔キャラの予定だったのに……キーボを出す予定なんてこれっぽっちも無かったのに……
転子撃退失敗まではいいとして、その後の好感度で50くらいになったらうまいこと和解させるつもりだったのに……

>>206
強化版キーボも考えたんですが、その後の展開が全部キーボに任せれば解決してしまいそうだったのでこうなりました。


そして赤松の仲間入りに、いないはずの春川と、連続でミスしてしまいすみません。以後気を付けます。

最原「着いた。ここが赤松さんの研究室だ」

アンジ―「一気に突入して楓をガシッと捕まえるんだねー!」

キーボ「こちらにはゴン太クンもいますから、きっと今回は余裕でしょう」

ゴン太「ゴン太、頑張るよ!」

最原「じゃあ、開けるよ……!」

最原(ドアをゆっくりと開けると、そこには楽しそうに談笑している春川さんと赤松さんの姿があった)

春川「……!」

最原(春川さんがどうやらこちらに気が付いたらしい。このまま皆で赤松さんを取り押さえれば……!)

春川「最原……ごめん」

最原「え?」

赤松「あ!最原くんだ!えへへへへへぇ……早くこっちにおいでよ……」

赤松「……あーダメ!我慢できない!私のものになれー!」

アンジ―「きゃー!襲い掛かって来たよー!」

キーボ「ゴン太クン!任せました!」

ゴン太「うん!ごめんね、赤松さ……!?」

春川「獄原、あんたの相手は私だよ」

最原「春川、さん……?」

ゴン太「春川さん、ダメだよ!赤松さんが最原くんのところに行っちゃうよ!」

春川「……私は赤松の味方をすることにしたの。悪いけどここは通さない」

最原「どうして……!」

赤松「ふふ……教えてあげる」

赤松「あのね、私たちは恋愛同盟を組んだの!」

赤松「私が最原くんへの抑えきれない愛を語ったら、春川さんは私に共感してくれた!」

赤松「好きな人を想う気持ちは春川さんも同じだったみたいだしね……!」

春川「……赤松の恋路を応援することで、私の、その、……恋、みたいなものもサポートしてくれる約束で私たちは協力することにしたんだよ」

春川「今の赤松は本当に最原が好きなんだよ。……それを捻じ曲げるのは、何かが違うって私は思った」

春川「だから悪いけど、私はあんた達の敵になる」

最原「春川さん……好きな人いたのか……!」

キーボ「そこに注目するんですか!?」

アンジ―「ちょいちょーい!どうするのこれー?」

ゴン太「ゴメン!赤松さんの方は3人で何とかしてくれないかな……!」

ゴン太「そっちのサポートをしている暇は無さそうだよ……力になりたいのに……!」

春川「ゴン太を連れてくるのは計算外だったね」

春川「だけど、弱小ロボットに小柄な夜長だけで今の赤松を抑えられるかな……?」

赤松「愛の力は無限大なんだよ!」

赤松「というか!最原くんはナヨナヨしてないから!すっごくカッコよくて頼りがいがあるんだから!!」

春川「そういう意味で言ったらももt……アイツの方が断然いいと思うけど?」

赤松「だーかーら!最原くんの良さは普段とのギャップにあって……」

最原(赤松さんの注意が春川さんにいった!今しかない!)

最原「キーボくん!アンジーさん!」

キーボ「はい!」

アンジ―「任せてー!」

安価下のコンマが75以下で拘束成功

アンジ―「とりゃー!」

キーボ「最原クン、今です!」

赤松「くっ……放してよ!私はただ最原くんが好きなだけなのに……!」

最原「……ゴメン。赤松さん」

最原「すぐに終わらせるから」

安価下のコンマで好感度再設定

最原「54……やった」

春川「赤松ー!!!」

赤松「あれ……私、今までどうして………」

赤松「最原、くん……?」

キーボ「……これで解決、ですか」

アンジ―「悲しい事件だったねー」

赤松「あれ、最原くん……どうしたの?」

赤松「どうして泣いているの?」

最原「え……?」

最原「あれ、本当だ。何でだろうな、アハハ……」

春川「………最原」

最原「あ、春川さんも、ごめん……」

春川「私は別にいいよ……ただ、赤松は本当にあんたを好きだっただけなんだよ?」

春川「それだけは……忘れないであげな」

赤松「え?え?」

最原「うん……わかったよ」

赤松「よ、よくわからないけど……皆、元気出して!」

赤松「そうだ!ちょうど私の研究室だからピアノでも聞かせてあげるよ!」

ゴン太「やった!ゴン太、赤松さんのピアノの音大好きなんだ!」

最原「そうだね。赤松さん、お願い」

赤松「よーし!張り切っちゃうぞー!」

最原(赤松さんが奏でるピアノの音はとても美しく……心が安らぐような音色だった)

最原(一連の事件での僕の疲れは一瞬で癒され、心地良い気分に包まれる)

最原(……今回の事件における僕の責任はとても大きい)

最原(人の心を変えてしまう……それはとても恐ろしいことだった)

最原(もう二度とこんな過ちは犯さない)

最原(そんな思いを胸に秘め、僕はその日眠りについた)

最原(そして数週間が経った)

最原「それにしてもあの後は大変だったな……茶柱さんには会うたびに投げ飛ばされるわ、白銀さんには無視されるわ……」

最原「他の皆もやっぱり以前とは違ったから過ごしてて違和感があったし……」

最原「だけど」


茶柱「おや、最原さん!おはようございます!今日もネオ合気道をその身に叩きこんで差し上げましょう!」

白銀「さすがに毎日はダメだって……気を付けてね、最原くん?」

百田「おう、終一!今日もトレーニングするぞ!」

星「フン、朝から騒がしい奴らだぜ……最原の迷惑も考えてやれ」

王馬「やっほー最原ちゃん!今日も一緒につまらなくないことしちゃおっか!」

真宮寺「そうだ、最原くん。君にぴったりの面白い民俗学の話があるんだけどネ……」

入間「お、おぅ……最原、今日はバレンタインだろ?俺様が後でチョコやるから、待ってろよ……?」

アンジ―「主は言いました。そのチョコには美羽の毛が入っていると」

東条「入間さん、そんなものを人に食べさせるのはよくないわ。私が全員平等にチョコは作ってあげたのだから栄養バランスから考えてこれ以上はもうダメよ」

夢野「んあー……最原か。挨拶するのも面倒じゃ……ウチは眠い」


キーボ「なんだか、皆さん普通に戻ってませんか……?」

春川「だよね。どういうことなの、最原?」

最原「僕にもわからないよ……ただ、皆と今まで通り普通に接していたらこうなったっていうか……」

天海「……そうか。そういうことだったんっすね」

ゴン太「え?どうしたの?」

天海「元々好感度メーターで設定した好感度は、特に何かエピソードがあってその好感度になったわけじゃないっすよね?」

天海「相手を急に嫌いになる理由、もしくは急に好きになる理由が無かった場合……その好感度は一時的なものなんじゃないっすか?」

天海「そして最原くんは今まで通り皆と接していたから、元々あるべき姿の好感度に徐々に修正されていった」

天海「そもそも好感度って、その人と接していたら変動するもんですから」

最原「じゃあ……別にわざわざ無理してメーターを使って再設定しなくても……」

春川「時間をかければ元に戻っていた……ってことだろうね」

キーボ「とんだ茶番でしたね」

最原「そ、そんな……」

ゴン太「で、でも!一件落着って感じでゴン太はいいと思うな!」

天海「全く、本当に人騒がせでしたね」

最原「ご、ごめんなさい……」

春川「……じゃあ、あれもそういうことだったんだね」

最原「え?」

春川「今朝、赤松に頼まれたんだよ」

春川「最原を研究室に呼んでくれないか、って。今も待ってると思うから行ってきな」

最原「赤松さんが……?わかった、ありがとう」

赤松「あ、来てくれたんだね最原くん」

最原「赤松さん、どうしたの?こんなところで」

赤松「あのね、ちょっと渡したいものがあってさ」

最原「渡したいもの……?」

赤松「この間の事件のこと、皆から色々聞いてさ」

赤松「発端は確かに最原くんだったけど……その後、私たちを元に戻そうと一生懸命奮闘してくれてたんでしょ?」

赤松「それで………ちょっと、カッコいいなって」

赤松「………だから、ハッピーバレンタイン!だよ、最原くん!」

最原「これは……チョコ?ぼ、僕に?」

赤松「へへ、ちょっと照れくさいけどね」

赤松「受け取ってくれると嬉しいな」

最原「ありがとう……赤松さん」

最原(赤松さんの持つチョコに手を伸ばす。そして彼女の手に触れたとき)

赤松「……えいっ」

最原「っ!?」

最原(赤松さんが僕の手を引っ張り、顔を近づけ……)

最原(次の瞬間、僕の唇はやわらかい感触に包まれた)

最原「あ、赤松さん……!」

赤松「じゃ、じゃあね!また後で!///」

最原「…………な、ななななな……」

最原(そして赤松さんは顔を真っ赤にして去って行った。)

最原「……チョコ、大事に食べよう」

最原(……あの一連の事件は、偽の好感度、嘘で塗り固めたものだったかもしれない)

最原(だけど、嘘から始まった物語だとしても、今の気持ちは……)



最原(きっと、嘘なんかじゃない)

これにて完結です
結末も展開も何も決まっていないSSでしたが、なんとかまとめることができてよかったです。
そして一日遅れのバレンタインオチでしたが許してください

ちなみにあの後顔を真っ赤にして皆のところに帰った赤松さんは全員にニヤニヤ顔で迎えられます!ドンマイ!

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