高森藍子「私の属性?」橘ありす「パッションですよね?」 (20)

短め
オチなしヤマなし
若干のキャラ崩壊あり

ゆるふわ3人娘シリーズ13作目です

1作目
高森藍子「料理を教えて欲しい?」橘ありす「はい」
高森藍子「料理を教えて欲しい?」橘ありす「はい」 - SSまとめ速報
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前作
佐久間まゆ「ありすちゃんが観察するそうです」高森藍子「何をですか?」
佐久間まゆ「ありすちゃんが観察するそうです」高森藍子「何をですか?」 - SSまとめ速報
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新年1作目
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1484823026

ありす「藍子さんはうちの事務所の貴重なパッション枠ですからね」

藍子「クールの子達多いですよね……それでまゆちゃん、急にどうしたんですか?」

佐久間まゆ「いえ、特に理由はないんですけど、ふとユニットのことを考えてたら藍子ちゃんはパッションだったなぁって」

ありす「ユニット……あぁ、ポジティブパッションですか」

まゆ「藍子ちゃんいつもゆったりしてますけど、やっぱりパッションなんだなぁと」

藍子「えーと、ありがとうございます?」

ありす「たしかに藍子さんは普段はパッションというよりかクールですよね」

まゆ「え?何言ってるんですかキュートですよ」

藍子(あっ、これ長くなるやつですね)

ありす「わかってないですねまゆさんは……」

まゆ「ありすちゃんこそその目は節穴ですかぁ?」

ありす「ならば私が証明してみせましょう、藍子さんはクールだということを」

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五十嵐響子「えっと……これはなんなんでしょう?」

塩見周子「さぁ貼った貼ったー今のオッズはこうなってるよー」


橘ありす:1.1倍
佐久間まゆ:10倍


響子「オッズってなんですか!?というかこのオッズ差はなんなんですか!?」

周子「細かいことは気にしない!どっちが勝つと思う?」

響子「勝つか……?そうですね、ありすちゃんでしょうか……?」

周子「はい、じゃあこうなるね」


橘ありす:1.09倍
佐久間まゆ:11倍


響子「あの、これってなにをかけてるんですか?」

周子「ん?給料」

響子「えぇ!?」

周子「冗談冗談、事務所に置いてあるおやつ用のお菓子とか、あとはたまにプロデューサーが買って来るスイーツとか?」

響子「はぁ……」

周子「それをポイント制にして、こうやってかけるわけ」

響子「……怒られないんですか?」

周子「逆に怒られないと思う?」

響子「怒られますよね」

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ありす「では、はじめましょうか」

まゆ「うけてたちますよぉ」



響子「……」

藍子「どうかしましたか?」

響子「あの……これって、藍子ちゃんの属性がキュートかクールかで言い争ってるんですよね?」

周子「みたいだね」

響子「藍子ちゃんはパッションでは……?」

藍子「それは言わないであげてください………」

ありす「ではまず私から、藍子さんがクールであることを証明しましょう」

ありす「第一に、クールとはどういう人を指すのか、そこからはじめましょうか」

ありす「この事務所でクール……その中でも売れっ子といえばやはり美優さん、周子さん、奏さんでしょう……」※独自設定です

ありす「そんなみなさんから読み取るクール……一つは『美しさ』でしょう」

周子「ほー、つまりあたしが美しいと?」

ありす「黙っててください」

周子「辛辣ぅ」

ありす「美優さんに関しては言うまでもないでしょう。女性としては高い身長と落ち着いた雰囲気」

ありす「まさに大人の美しい女性というのにふさわしい……それが美優さんです」

ありす「奏さんは歳不相応の落ち着きとミステリアスな雰囲気……可愛いではなく美しいと呼ばせるそのカリスマ性です」

響子(ありすちゃん熱弁ですね)
藍子(ありすちゃんにとって憧れの人たちですから)

ありす「周子さんは……まぁ、言わなくていいでしょう」

周子「へこむわぁ~」

ありす「……クールであるということは『美しい』こと以上に人に憧れられる対象であるってことなんです」

ありす「『美しい』ということはその中の一要素でしかありません他にもたくさんの要素があります、リーダーシップやカッコよさ……挙げていけばキリがありません」

ありす「では第二に本題、藍子さんがクールに属する理由を」

藍子(パッションですけどね)
響子(パッションですよね)
周子(パッションだよね)

ありす「藍子さんがクールである理由……それは『冷静さ』と『美しさ』です」

ありす「先ほど述べた美しさ、これは藍子さんにも当てはまります」

響子「美しさ……?どちらかといえば藍子ちゃんは可愛さだと思うんですけど……」

ありす「甘いですよ響子さん、この前発売したショートケーキ味焼きそばよりも甘いです」

響子「なんですかそれ!?」

ありす「皆さんは先入観に囚われすぎなんですよ……藍子さんの真骨頂は、『美しさ』……なぜそれがわからないのですか」

響子(スルーされた)
周子(安定のスルー)

ありす「共演した私が証人です」

藍子「共演……?もしかして、アインフェリアの時?」

ありす「その通りです」

周子「あー確かに、あの時の藍子ちゃんはキリッとしてたし、カッコいいとか綺麗系だったかも」

ありす「ふふん、アインフェリアはクールなユニットですからね、当然です」

響子(何でありすちゃんが得意げなんでしょう)
周子(自分もメンバーだからじゃない?)
響子(なるほど……)

ありす「そしてもう一つ、『冷静さ』……クールな大人の必須条件とも言えます」

まゆ「『冷静さ』なら奏ちゃんの方が印象的ですけど…」

藍子(あ、やっと喋りましたね)

ありす「確かに奏さんの方が印象的かもしれませんが、藍子さんも負けてはいません」

ありす「知っての通りこの事務所には好き勝手に行動する自由人があまりにも多過ぎます」

周子「誰のことやろうね」

藍子(あなたでしょう……)
響子(あなたですよ……)
まゆ(少なくとも1人はあなたです……)

ありす「藍子さんはその人たちをいつも焦らず手早くまとめています、冷静でなければできませんよ」

周子「………」

ありす「周子さん?どうかしましたか?」

周子「いや、確かにありすちゃんのいうことはもっともだと思うんだけどさ……」

響子「なにかおかしなところありましたか?」

周子「綺麗で、冷静……落ち着いてて人をまとめるのがうまい……」

まゆ「それが?」

周子「クールというよりか、ママ?」

ありす「」
藍子「」

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まゆ「さて……次はまゆですね」

まゆ「藍子ちゃんはキュート……説明するまでもありませんが、その理由をお話しします」

藍子(パッションですよ)
響子(だからパッションですよ)
周子(パッションだけどねー)

まゆ「まず一つめに、柔らかい声です」

ありす「声?」

まゆ「はい、なんでも一部のファンの方はその声を聞いて安眠できるようになったとか」

響子「そんなことが……」

まゆ「他にも癖になる、脳がとろけるなどの情報があるんですよぉ」

周子(それまゆちゃんもだよね)

まゆ「さらに歌声ですね、まるで喋るかのような優しい歌声にお父さん世代からは保護欲がうまれ娘にしたくなるとか」

まゆ「優しげで、可愛がられるその声……キュートらしさの塊です」

まゆ「そして二つめ……ありすちゃんとは反対ですね、容姿の『可愛らしさ』です」

ありす「……藍子さんは美しくないと?」

まゆ「そうは言いませんよぉ、ただそれを超える可愛らしさがあるってことです」

まゆ「さっきありすちゃんが言っていたアインフェリアでの撮影……なんでもお花畑で撮影もあったそうじゃないですか」

ありす「……確かに、ありました」

まゆ「その時ありすちゃんを見ていた藍子ちゃんはまるで慈愛に満ちた天使のようだったと……Pさんから写真をいただきました」

藍子「プロデューサーさんなにしてるんですか!?」

周子「んー……」

響子「周子さん?」

周子「可愛らしくて、歳下の子に対して慈愛に満ちている……」

響子「?」

周子「やっぱりママじゃない?」

まゆ「」
藍子「」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まゆ「さて、では藍子ちゃんに決めてもらいましょうか」

ありす「そうですね」

藍子「自分で決めるんですか……」

藍子「えっと……私はやっぱりパッションなので……引き分け?」

まゆ「……まぁ、いいですよぉ」

ありす「引き分けですか……不本意ですが、未だ私の無敗記録は継続ですね」

周子「でも引き分けってことは、まゆちゃん勝利に一歩近づいたんちゃう?」

まゆ「次は負けませんよぉ」

ありす「のぞむところです」

藍子(次は私のことじゃないといいなぁ)

周子(みんなが忘れてるうちに、賭けになってたポイントをあたしのところにっと……)

三船美優「周子ちゃん」

周子「」

美優「なにを……していたんですか?」

周子「い、いやーなんだろうね」

美優「周子ちゃん」

周子「はい」

美優「私、言いましたよね?賭け事はしてはいけませんって」

周子「……はい」

美優「しかもなんですか、みんなにバレないように自分が一人勝ちしようとしてませんでしたか?」

周子「…………」

美優「周子ちゃん」

周子「はい」

美優「正座」

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ありす「藍子さん、プロデューサーさんから連絡で迎えに行けなくなったから撮影現場まで自分たちで行くようにと」

藍子「そうですか……プロデューサーさんも忙しいですから仕方ないですね」

ありす「時間はまだまだ余裕がありますから、ゆっくりしてから行きましょう」

藍子「んー……ありすちゃん、今日は天気がいいし、歩いていかない?」

ありす「え?歩いてって……近場とはいえ結構距離ありますよ?」

藍子「ふふっ、大丈夫、お散歩しながら行こう?」

ありす「えっと、私は構いませんけど……」

藍子「じゃあまゆちゃん、事務所のお留守番お願いしますね?」

まゆ「はぁい」

美優「ふふっ、やっぱり藍子ちゃんは元気ね……パッションの子らしい……」

周子「今日も平和だねー」

美優「周子ちゃん、お掃除をサボらない」

周子「はい……」



おわり

以上13作目でした。

前作から1ヶ月空いてましたね……実は書きたい作品が色々あってどれも完成していないっていうよくない状態です。
藍子ちゃんはCuらしさとCoらしさを兼ね備えた最強のPaです……藍子ママに優しくされたい、されたくない?
まゆとありすの自論は
まゆ→それっぽいこと
ありす→細かく理論的だけど穴がある
って感じに書いてみました。

次作ですが多分別シリーズ書きます。この作品のメインの子だと藍子しか被らないかなぁと思いますがよろしければそちらもお願いします。

では、読んでくださった方がいらっしゃいましたら百万の感謝を。

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