【プリパラ】のん「そういえば、ちりって誕生日いつなの?」 (22)

ちり「はあ?なんであなた方に誕生日なんか教えなければなりませんの?」

のん「だって、同じチームメイトだし」

ペッパー「あたいもお祝いしたい!」

ちり「結構ですわ。下々のアイドルに祝われる必要はありませんわ」

のん「えぇ……」

ペッパー「あたい祝いたい……」

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ちり「私はこれで失礼しますわ、今日は用事がありますので」ガタッ

のん「うん、わかった」

のん「はぁ……ちりってプリパラの中だとああだからなあ」

ペッパー「そうだな……」





ペッパー「ちなみにあたいの誕生日は2月9日だぞ」

のん「それ前にも聞いた」

~ちりの家~

ちり「はわわ~、そうじゃないんです~><」クルクルクルクル

ちり「本当はみんなにお祝いしてもらいたいのに、あれじゃ全く意味がないですー!」

ちり「うぅ、私どうすればいいんだろ……」

テロンテロン

ちり「誰から……?」ピッ

ちり「もしもし?」

のん『あ、ちり?』

ちり「のんー!」

のん『もう急に大声ださないでよー』

ちり「あ、ごめんなさい!」

のん『まあいいけどさ』

のん『で、ちりの誕生日っていつなの?』

ちり「今月の15日です……」

のん『15日?!それってもうすぐじゃん!』

ちり「はわわ、すみません!」

のん『……まあ、でもよかった』

ちり「え?」

のん『誕生日の後だったらおめでとうって言えるのが来年になっちゃうから』

ちり「それもそうですよね、えへへ」

のん『じゃ、聞きたかったのはそれだけだから、また明日ね!』

ちり「はい、また明日!」ピッ

ちり「よかった……」

ちり「のんが何プレゼントしてくれるのか楽しみです~」

テロンテロン

ちり「今度は誰ですか?」ピッ

ペッパー『ちりー!』

ちり「ペッパー?!」

ペッパー『あたいもちりのこと気になって電話してみた!』

ちり「ありがとです!」

ペッパー『のんから聞いたぞ、誕生日もうすぐなのか?』

ちり「はい!」

ペッパー『あたいもプレゼント持ってくるからな!』

ちり「ありがとう、ペッパー!」

ペッパー『それじゃ、またな、ちり!」

ちり「はい!またね、ペッパー!」ピッ

ちり「えへへ、嬉しいです~」

【当日】

ちり「はわわ、先に行ってるからゆっくりプリパラに来てって言われましたけど……」

ちり「一体何をするんでしょうか……」

ピロピロン

ちり「全くこの私に何をしようっていいますのよ」

のん「あ、ちり!」

ペッパー「ちり!」

ちり「ちょっとこれはどういうことかしら?」

のん「普通にちりの誕生日会だけど」

ペッパー「そうそう!」

ちり「頼んでなんかいませんけど?」

のん「ま、いいからいいから!じゃあ、ペッパー!」

ペッパー「わかった!」

ちり「え、一体何をする気ですの?」

ペッパー「ウホ!」ギュッ

ちり「な、何事ですの!急に手を繋いで!」

のん「もう慌てないの!」ギュッ

ちり「えっ」

のん「ほら、行くよ!」

ペッパー「ウホー!」

ちり「ちょっと!普通に歩きますから!離しなさい!」

のん「そしたら、ちりどっか行っちゃうでしょー!」

のん「はあ、やっと着いた……」

ペッパー「のん、もう汗かいてる」

のん「ペッパーはむしろよく平気だよね……」ハアハア

ペッパー「サパンナはもっと厳しい!」

のん「まあ、それはわかるけどさ……」ハアハア

ちり「……ウ-ン」

ペッパー「ちり、ダメみたい」

のん「とりあえず起こさないとね……」

ちり「……うーん、ここはどこかしら?」

パ-ン

ちり「?!」

のんペッパー「「ちり、お誕生日おめでとう(ウホ)!」」

ちり「ちょ、別に頼んでなんかいませんわよ!」

のん「まあまあいいからここに座って!」

のん「はい、ケーキだよ。私たちが頑張って作ったんだー」

ペッパー「食べたい……」

のん「まだ食べちゃダメ!」

ちり「早くしてくれます?」

のん「わかったから、とりあえずろうそくに(不思議な力で)火をつけて……」

ちり「消せばいいんですわよね」

ペッパー「ちょっと待った!」

ちり「今度はなんですの?」

ペッパー「のん!」

のん「うん!」

「「はっぴばーすでいとぅーゆー♪ はっぴばーすでいとぅーゆー♪」」

ちり「……」

「「はっぴばーすでいでぃあ ちーりー♪ はっぴばーすでいとぅーゆー♪」」

ちり「……」

のん「改めてお誕生日おめでとう!」パチパチパチパチ

ペッパー「おめでとう!ちり!」パチパチパチパチ

ちり「……」

のん「じゃあちり、火消して?」

ちり「……」

のん「ちり?」

ちり「……」グスッ

ペッパー「ちり、泣いてる?」

ちり「なんで私涙出てるんですの?訳がわかりませんわね」

のん「……」

のん「ちりってさ、今までお誕生日どうしてたの?」

ちり「……お父さまとお祖母様と一緒に」

のん「友達は?」

ちり「……」

のん「そっか。じゃあその涙は嬉し涙だね」

ちり「な、私がそんなことで泣くわけ」

ペッパー「素直になる、大事!」

ちり「……」

ちり「……その通り、ですわね」

ちり「家族とはお祝いしましたけど、友達とは一度もありませんから」

ちり「だからその……」

のん「ん?」

ちり「ありがとう、ございます、わ……」

のん「ちりもかわいいところあるじゃーん」

ペッパー「うんうん!」

ちり「ええい!かしこまりなさい!」

ちり「とにかくさっさと火を消して、このケーキ食べますわよ!」

ペッパー「うっほほー!やっと食えるー!」

のん「そうだね!ケーキ食べよっか。じゃあちり消して!」

ちり「言われてなくても消しますわよ!ふーっ」

ペッパー「よーし!ケーキ食う!」

のん「ちょっとペッパー!今から切るから待ちなさい!」

ちり「不潔ですわよ!やめなさい!」

終わりです、なるべく明るくしました
書いてる途中で今日のプリパラ見ちゃったのであー……って感じですが

ちりちゃんはいつアニメでデレるの!!

おつおつ

可愛くて良い話だ

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