【モバマスSS】罪な奴 (12)

こんにちわ。今日からライオンズ戦ですね。連勝して最下位脱出に王手をかけてほしいですね。
では、次スレよりスタートしていきます。

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渋谷凛(以下 凛)「――あたしの名前は渋谷凛。この事務所のアイドル第1号」


凛「――普通の花屋の娘の高校生、だったんだけど、プロデューサーにスカウトされてアイドルをやっている」


凛「――でも、アイドルの世界は楽しくて、常に新しい世界を見せてくれている。それが嬉しくて、楽しくて。時には辛いけど、仲間がいるから乗り越えられる」


凛「――そしてまた、今日が始まるんだ。行こう、その先(扉)へ!」


赤ちゃん「オギャー!オギャー!」


モバP「おー。よしよし。次は何だ?ミルク…は2時間前だったな。おしめの交換かな?」


凛「」


バタン


モバP「ちょっと!?誰か来たの!?お願い助けてー!」


凛「――拝啓 母上様。今更ですが、私は入る事務所を間違えたのかもしれません…」


モバP「誰か助けてくれー!」

凛「…プロデューサー」


モバP「おお!凛か。助かったよ。少し手伝ってくれ!」


凛「その前に…。その赤ん坊誰の?」ゴゴゴ


赤ちゃん「オギャーオギャー!」


モバP「もう少し待っててなー。おーよしおよし」


凛「まゆ?智絵理?ゆかり?響子?もしかして卯月!?」


モバP「なんでみんな未成年なんだよ!せめて成人組挙げてけよ!」


凛「ふーん。美優?留美さん?川島さん?でも、可愛いね。よしよし」


赤ちゃん「キャッキャッ!」


モバP「おお。さすが女の子だ」


凛「それで、この子は?」


モバP「この子は兄貴の子なんだよ」


凛「へえ。プロデューサーにお兄さんいたんだ」

モバP「兄貴が今出張でな。義理のお姉さんが体調崩して、俺にお鉢が回ってきたんだ。アイドル事務所は女の子多いから世話してくれそうだって」


凛「そういうことだったんだね。それで今日だけ?」


モバP「兄貴が帰ってくるはずだから。それまでだな。今日はちひろさんも休みだから、正直困っていたんだ」


凛「なるほど。だったらきょうりょ――」


――凛の脳内PC


赤ん坊の世話をする

プロデューサーが喜ぶ

家庭的な一面を見せ付けられる

プロデューサーのあたしに対する株価連日ストップ高

事務所内における恋人争いに制覇勝利!

めだたくゴールイン パパラパー


凛「あたしがやってあげるよ。親戚にもこれくらい子がいるからね」


モバP「正直助かる。今日は外回りがないけど、事務処理が多くてな」


凛「ふふ。まあ、見ててよ」

凛「えっと、少し遊ぼうか。――ねえ。名前ってなんていうの?」


モバP「ああ、~~~っていうんだ」


凛「ふうん。じゃあ、お姉ちゃんとあそぼっか」


凛「♪~」


モバP「――意外に凛って小さい子供遊ぶときは笑顔になるんだ。普段はぶっきらぼうだけど」


モバP「――新しい一面が見れた気がする。少しこの線で新しい企画書でも作ってみるか」


凛「見て。プロデューサー。この子、笑うと可愛いよ」


モバP「どれどれ・本当だ。でもこの笑顔は兄貴そっくりだなあ」


ガチャ


佐久間まゆ(以下 まゆ)「プロデューサーさん。あなたのまゆですよぉ――」


凛・モバP「」


赤ちゃん「キャッキャッ」


まゆ「」


バタリ


モバP「ん?なんか物音が――まゆ!?どうしてそこに?」

凛「――まあ、端から見たら、この子はあたしとプロデューサーの子どもって見られたかもしれないね」


凛「――でも、そう思ってくれたら」トントン


まゆ「りんちゃ~ん…」


凛「わぁ!」


赤ちゃん「オギャー!オギャー!」


モバP「あーあ。ごきげんだったのに、またな泣いちゃったか…よーしよーし」


赤ちゃん「オギャーオギャー!」


凛「ほら、プロデューサー。あたしがやるから。――よーしよーし」


赤ちゃん「オギャーオギャー!」


凛「あ、あれ?さっきはそれで泣き止んだのに…」


まゆ「さっきってことは赤ちゃんに飽きられてしまったんですよぉ。少し失礼します」


まゆ「はーい。まゆですよぉ~」


赤ちゃん「キャッ!キャッ!」


モバP「おお!泣き止んだ。さすがまゆだな」


まゆ「」ドヤァ


凛「ぐぬぬ…」

モバP「ご機嫌になったのか、泣き止んで眠ってしまったな。そこにあるベビーカーに」


まゆ「だめですよぉ。赤ちゃんだって座りっぱなしは体に毒です。きちんと横にできるところで寝かせなきゃだめですよ」


モバP「そうだったな。ありがとう」


まゆ「」ドヤァ


凛「ぐぬぬ…」


赤ちゃん「すやすや…」


凛「赤ちゃんの寝顔って」


まゆ「可愛いですよねぇ」


凛「ねえ。寝顔もプロデューサーのお兄さんにそっくりなの?」


モバP「似てるな。やっぱりって感じだよ」


まゆ「プロデューサーのお兄様…。かっこいいんでしょうねえ…」


モバP「さてと、眠っているうちに仕事済ませないとな」


凛・まゆ「それじゃ、あたしたちはレッスンにいってくるね」


モバP「おうがんばってこいよ」

モバP「静かだな…」カタカタ


赤ちゃん「ふわぁ…。ふわぁぁん!」


モバP「もう終わりか…。今度はどっちだ?」


五十嵐響子(以下 響子)「おはようございます」


モバP「おお!響子。助かった助けてくれ!」


赤ちゃん「オギャー!オギャー!」


響子「プロデューサーさん。赤ん坊?そんな…」フラフラ


モバP「だめー!響子がノックアウトしたら大変なノー!」


――


響子「はい。これでオッケーです!」


赤ちゃん「キャッキャッ」


モバP「おお。オムツの問題だったのか。助かったよ響子」


響子「お役に立てて何よりです!」


モバP「料理系は得意だと知っていたが、家事系もいけるのか」


響子「弟もそうですが、親戚にもこれくらいの子がいたので見よう見まねでやっていたんです」


モバP「そうだったのか。とにかく助かった。ありがとう響子」

響子「…ところで、どうして赤ちゃんがここにいるんですか?もしかして凛ちゃんの――」


モバP「…どうして響子もまゆもまずアイドルの子から疑っていくんだ?この子は俺の兄貴の子だよ」


響子「そうでしたか!プロデューサーさんに子どもができたと思ってびっくりしました」


モバP「まあ。俺も結婚して子ども育ててもいい年ではあるけどな」


響子「うふふ」


響子「――子育てもできるってところを見せなくちゃ」


響子「そろそろミルクの時間じゃないですか?」


モバP「っと、少し待ってな。ミルクは三時間ごとにだから、そろそろその時間だな。作り方あるからやってもらえないか?」


響子「任せてください!」


響子「えっと量は50mlで、人肌程度に温めてっと…できた!」


響子「できましたよ!飲ませてもいいですか?」


モバP「ああ。お願いできるか?」


響子「はい!さあ、ミルクの時間ですよ!」

モバP「――響子が赤ちゃんにミルクを飲ませている。売れっ子アイドルに飲まされてるって少しうらやましいな」


モバP「響子。写真撮ってもいいかな?」


響子「え!?」


モバP「こいつが大きくなったときに言ってやろうかなって。さっき凛とまゆがいたときにもやっておけばよかったな~!」


響子「うーん。この子が大きくなるときには私まだアイドルですかね?」


モバP「いーや。まだまだやってもらうからな!」


響子「…はい!」


モバP「じゃあ、写真撮るぞー」


響子「カメラ目線はいいですよね?」


モバP「そこは任せるぞ」パシャパシャ


響子「なんか恥ずかしいですよ…」


モバP「新しい魅力を発掘させるためだ」


赤ちゃん「ケポ」


響子「もう終わりましたね。でも、この子結構人馴れしてますよね。さっき、まゆちゃんと凜ちゃんが来たんですよね?」


モバP「そうなんだ。普通はすぐ泣くんだけど、人懐っこいな」


響子「プロデューサーになれますね!」


モバP「まあ、俺は別の職を進めるけどな」

赤ちゃん「」スースー


響子「お腹いっぱいなんですね。気持ちよさそうに眠っていますね」


モバP「響子のミルクのあげ方がよかったんだろうな」


響子「そ、そんな…。みんな同じくらいですよ」


モバP「でも、赤ちゃんはやり方によって合う合わないがあるから、少なくとも響子のやり方は合っていたってことだよな」


響子「えへへ…」


久美子「響子ちゃーん。もうすぐロケの時間よ」


響子「わかりました!それでは行ってきますね」


モバP「二人とも気をつけてな!――まったく幸せものだな。お前は」


双葉杏(以下 杏)「おはよー」


諸星きらり(以下 きらり)「おにゃーしゃー!」


モバP「おはよう。きらり、すまんが今日はボリューム落として話してくれ?」


きらり「?」


モバP「兄貴の子ども預かっててな。今響子がミルクあげてちょうど眠ったときなんだ」


きらり「にゃるほど~。赤ちゃん見てもいーい?」


モバP「全然いいぞ」

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