京子「耳たぶの味」あかり「ちょ、ちょっと京子ちゃん!?」 (35)




〜ごらく部〜



京子「よっすー!やあやあ皆の衆、京子ちゃんのご登場だ!」

あかり「」すーすー



京子「――なんだ、あかりだけか…。しかも寝息まで立ててぐっすり寝てる…」

あかり「」すーすー

京子(あかりの寝顔、可愛いなあ)

あかり「」すーすー

京子(しかし今日は大してあったかくもないのに、こんなところで寝ちゃって風邪ひかないかな」

あかり「」すーすー

京子(しょうがない、ここはこの京子ちゃんが一肌脱ぐか!)

あかり「」すーすー



ぴとっ

京子(こうやってそばに寄れば、あかりもあったかかろう!)

あかり「」すーすー

京子「ふふっ」

あかり「」すーすー

京子「……」







あかり「」すーすー

京子「」すーすー





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464538364






あかり「……ん……」

京子「」すーすー

あかり「……京子ちゃん?」

京子「」すーすー

あかり(寝ちゃってる……?)


京子「あかりぃ」

あかり(寝言かなぁ)

京子「あかりぃ……それ……舐めさせて……」ぐいっ

あかり(!!??)



京子「えへへ……」ぺろっ

あかり「ひゃっ//んっ、んあっ//」

京子「あかり……」ぺろぺろ

あかり(あかりの、耳たぶを……!?)

京子「おいしい……」ぺろっ

あかり「きょ、京子ちゃ、ぁぁっ//」

京子「かわいい……」

あかり(ううっ、くすぐったい……それにすごく恥ずかしいよぉ〜〜……!!)






京子「……んんぅ……」

あかり「きょ、京子ちゃん……?」

京子「……はっ!?あ、あかり、私はいったい何を……」

あかり「〜〜//」

京子「どうした、あかり!?」

あかり「あのね、京子ちゃんはあかりの……」

京子「あかりの、何?」



あかり「み、耳たぶを舐めてたんだよぉ……」



京子「あれ、それって私の夢の中の話じゃん」







あかり「えっ」




京子「あかりの耳たぶが甘そうだなって思って、つい舐めちゃったんだ」

あかり「えっ//」

京子「めっちゃ美味しかったなー」



あかり「〜〜〜〜//」





がらっ

結衣「みんな、お待たせ――って、あかりどうしたの?」

あかり「」ぷしゅー

京子「なんか、私が寝ぼけてあかりの耳たぶを舐めちゃって」

結衣「は?」

京子「そしたら恥ずかしそうにしちゃって」

結衣「き、今日はいつにも増して意味が分からないことを言うな」

京子「そんなことよりさ、結衣も舐めてみてよ。あかりの耳たぶ」

結衣「いや、お前は何を言ってるんだよ。――あかり、大丈夫?京子に何か言ってやって」

あかり「――え、えっと」

京子「あかり、いいでしょ?1回だけ」

あかり「う、い、1回だけなら……」

結衣「えっ」

あかり「あっ」




京子「さ、早く早く」

結衣(何で断らなかったんだろう……)

あかり(あかり、何で断らなかったんだろう……)

結衣「あかり、嫌だったら嫌って言ってね?」

あかり「う、うん//」






ぺろっ

あかり「ふ、んぅっ//」

結衣(あれ、これは……)

京子「ふふ、結衣、どう?」

結衣(確かに、甘い……)ぺろぺろ

あかり「あっ、あっ//」

結衣「……」ぺろぺろ

あかり「あっ、あぁっ//」

京子「おおう、これはまた随分とお熱だなあ」

あかり「ゆ、結衣ちゃん、んんっ//」

結衣「あかり、かわいい」

あかり「はぁっ、あっ//」







結衣「……あ……。ごめんあかり、つい夢中に……」

あかり「う、ううん……」






がらっ

ちなつ「こんにちはー」

結衣「ち、ちなつちゃん」

京子「ちなつちゃん、遅かったねー」

ちなつ「ちょっと図書室に用事があって……ところであかりちゃんはなんで顔を赤らめてるんですか?」

京子「いや、実はね――」

結衣「京子、それは言わないほうが……」

京子「あかりの耳たぶから不思議な味がするもんだから、つい舐めてたんだ」

あかり「きょ、京子ちゃん!//」







ちなつ「あー、甘くてかわいらしい味がしますもんね。私、分かります」



あかり「ええっ!!?//どういうこと!!?!?」


京子「ひょっとしてちなつちゃん、舐めたことあるの?」

ちなつ「はい。初めてあかりちゃんのお家にお泊まりしたとき、寝ぼけて口にくわえたら甘かったので」

あかり(あの日はやけに眠りが浅かった気がしたけど、そういうことだったんだ……)

ちなつ「実はそのときから、お泊まり会の度にあかりちゃんの耳たぶを味わってて」

あかり「は、初耳だよぉ!!??!」

京子「……ってことはちなつちゃんは、私らよりずっとあかりの耳を舐めてるってことか」ずいっ

あかり「ちょ、京子ちゃん……!?」


京子「よーし、あかり」ぎゅっ



ぺろっ



あかり「きゃっ//」

京子「あかり、もうちょっとだけ耳たぶ舐めさせてよ」

あかり「え、えっ//」



ぺろっ



結衣「ごめん、あかり」

あかり「あっ//結衣ちゃん、までっ//」

結衣「私も、もう少し……」



ぺろっ

ぺろっ



あかり「んっあっ、あぁっ//2人とも、ちょっとっ、落ち着いてよぉ!//」





END






――

――――――

――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――――





ちなつ「初めてのお泊まりだったけど、今日は楽しかったなー」

あかり「そう?それならよかったよぉ。じゃあ、電気消すねぇ」

ちなつ「うん。おやすみ、あかりちゃん」

あかり「ちなつちゃん、おやすみっ」



ちなつ(なんだか、あかりちゃんと一緒にいると体内時計もあかりちゃんに合ってきちゃう気がするなあ)

あかり「……」

ちなつ(ま、今日はいっか。それにきっと、早く寝たらそのぶん早起きできるだろうし)





???「……♪……♪」

ちなつ(ん…?誰の声だろう)

???「人の耳たぶが生八つ橋みたいだなんて……これは試したいわね♪」

ちなつ(へえ、そうなんだ)

あかり「」すーすー



ちなつ(自分じゃわかんないや)



あかり「」すーすー



ちなつ(……)



あかり「」すーすー


ちなつ(……ちょっとだけ、試してみてもいいかなあ)



あかり「」すーすー




ちなつ「……」



ぺろっ



あかり「……っぁ……」

ちなつ「……!!」


あかり「……」

ちなつ(起こしちゃった……かな……)



あかり「」すーすー

ちなつ(大丈夫、か……)


あかり「」すーすー



ちなつ(なんか不思議……、クセになっちゃいそう……。それに――)



あかり「」すーすー



ちなつ(とっても、甘い気がする……)



あかり「」すーすー

ちなつ(もう1回、いいかなあ)







ぺろっ


あかり「……んぅ……」

ちなつ(ふんわりしたこの味……)

ぺろっ、ぺろっ

あかり「……あっ……っう……」

ちなつ(あかりちゃん、かわいい……)



ぺろぺろ

あかり「……ふぅっ……ぅあ……」

ちなつ(やだ、やみつきになっちゃう……)

ぺろぺろっ

あかり「……んんっ……んぁっ……」



――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――

――――――

――


京子「なるほどね」

結衣「そんなことが……」

あかり「……ぁっ、ぁっ、お話、聞きながら、ぁぅ、舐めないでよっ、ぅうん//」



焦ってHTML化依頼出しちゃったけど、そのあとに続きが浮かんでそれを書くなんて初めてだ
特にタイトルに他意はあるわけでもないけどタイトル詐欺になってる気も若干するんで結京あかでもう少し書くかもしれないです、もし間に合わなかったら申し訳ない




〜別の日のごらく部〜





がらっ



あかり「」すーすー

結衣(……あれ)

あかり「」すーすー

結衣(あかりしかいないのか。しかもまた寝てる)

あかり「」すーすー

結衣(この間あんなことがあったってのに、あかりも結構無防備だなあ)

あかり「」すーすー

結衣(……)

あかり「」すーすー

結衣(なんか)

あかり「」すーすー

結衣(また、舐めたくなってきちゃったな)


あかり「」すーすー

結衣(……起こして、聞いたほうがいいかな……)

あかり「」すーすー

結衣(でももし嫌だって言われちゃったらどうしようかな……)

あかり「」すーすー

結衣(考えただけでヘコむな……)

あかり「」すーすー


結衣(……ええい、やっちゃおう)

あかり「」すーすー

結衣(懲りずに部室で寝ちゃってるあかりもあかりなんだ)

あかり「」すーすー

結衣(のんきに昼寝してたら耳たぶを舐められることもあるんだって、ちゃんと教えるためにも……)

あかり「」すーすー

結衣(……)そっ


ぺろっ



あかり「……ふぁあ……」

結衣(うっ……)

あかり「……ん……」

結衣(やっぱり、かわいい……)あむっ、ぺろっ

あかり「……あっ……」

結衣(……)ぺろぺろ

あかり「……ぁうっ……」


結衣(……ふわふわした味)

あかり「……ひゃ……」

結衣(それに、優しい。……まるで、あかりの性格みたいだな)

あかり「……んっ、んっ……」

結衣「ふふっ」



がらっ

京子「皆の者、面を上げい!京子ちゃんのご登場であるz」

結衣「うわあああああああああああああ」

京子「あああああああああああああああ!」

結衣「しいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!!!!!!」ボソボソ

京子「『しいぃっ!!!』じゃないだろ!!!」


結衣「やめろ!!!!!あかりが起きちゃうだろうが!!!!」ボソボソ

京子「あかりにもちなつちゃんにも私にも無断で舐めてたな!!!!あかりの耳!!!」

結衣「お前とちなつちゃんの許可はいらないだろ!!!!!」

あかり「……んん、京子ちゃん……結衣ちゃん……?」

結衣「ほらあああああああ起きちゃったじゃんかああああああ!!!!!」

京子「あかり!!!結衣がまた耳たぶをぺろぺろしてたんだぞ!!!」

結衣「言うなあああああ!そして私の話を聞けえええええ!!!」



あかり「……えっ」


結衣「ち、違うんだあかり、人がいそうなところで寝るのはよくないからっていうのを伝えたかっただけで」

京子「だったら普通に起こして説明すればいいじゃん!」

結衣「う、うるさい……!」

あかり「//」かあぁっ

京子「ほらー!あかり恥ずかしがってんじゃん!」

結衣「ぐぐぐ……」

京子「こうなったら間を取って私があかりの耳たぶを……」

結衣「どことどこの間だよ!お前も舐めたいだけじゃんか!」

京子「失礼な!あかりに黙ってやった結衣とは一緒にされたくない!」

結衣「むむむ……」

京子「ぬぬぬ……」


あかり「と、とりあえず2人とも、喧嘩はやめてよぉ!//」



京子「そうだ、この際あかりに決めてもらおう!」

あかり「な、何言ってるの京子ちゃん!//」

結衣「受けて立とうじゃないか。あかりはどっちがいい?」

あかり「結衣ちゃんまで……//」

京子「さあ、よく考えて決めるんだ!」

結衣「焦らなくていいからね」



あかり「うう……。あかり、分からないよぉ……。せめてもう少し判断材料があれば……」


京子「じゃあ……」ぺろっ

あかり「ひゃぁっ……!?」

結衣「なっ!おい京子、ズルいぞ!」ぺろっ

あかり「……んぅっ……」

京子「だって『判断材料が』って言うもんだから……」ちゅっ

あかり「うっん//」

結衣「耳たぶにキス……なら私は……!」はむっ

あかり「はぁ、はあっ……//」

京子「甘噛み……やるな……」


がらっ

ちなつ「……あら?もう先輩方ったら、またあかりちゃんに夢中に……」

あかり「あっ、ちなつちゃん!くすぐったくて動けないから助けて!//」

京子「ちなつちゃんも一緒にどう?結衣もやってるよ!」

ちなつ(結衣先輩と一緒……はっ、あかりちゃんの耳を堪能しながら先輩と間接キスまで!!?//」

あかり「ち、ちなつちゃぁん……//」

ちなつ「……あかりちゃん。私も失礼して、久しぶりに」

あかり「そんなぁ!!?//」

今度こそEND

忙しさにやられるとこのくらいの長さでも意外に時間がかかってしまう
生徒会メンバーの要望もあったみたいだけどちょっと厳しいので、もし似たようなものが書きたくなったときにはまた別スレにて

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom