【ガルパン】男子戦車道です! (935)


※ss初投稿です。不慣れですがご了承下さい。
※序盤男ばかりでホモが湧きます。
※時系列とか考えてません。
※≫1の戦車の知識はガルパンとWoTからのものしかありません。
※このスレでは聖グロリアーナ女学院戦をする予定です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464009928

 私立御舞等高校。東京都秋葉原に所在する優秀なおまいらを輩出する男子校。もしくはその学園艦である。この学校は頭が良いわけでもなく、悪くもなく、歴史もそれほどなく、特に特徴のない学校だ。そして本日、この学校の校長室に呼び出された生徒がいた。

コンコン

俺「失礼しまーす」

校長「来たか…」

この鋭い眼光を放つ老人が本校の校長である。

校長「君はなぜ呼び出されたかわかっているかね?」

俺「ん?そうですね…思い当たることが百数個あります。」

校長「…例えば?」

俺「学校の放送でくるみ☆ぽ○ちおを流した事、図書室でエロ同人博覧会をやったこと、先生のスマホを全て硯にすり替えたこと、授業中にエロ本読んだこと、写真部と協力して『ドキッ!男だらけの大水泳大会写真集!ポロリもあるよ!』を作って有明で販売したこと、教頭のAVコレクションを体育館にて公開大放送…まだ言いますか?」

この主人公、こういう人間である。

校長「いや、それくらいでいい。………あと教頭先生の私物に関しては私が直々に確認しておこう。」

俺「三本目の企画モノがお薦めです。」

校長「集中力二倍にして確認しておこう。あくまでも確認を、だ。…そうじゃない。いや、それもあるのだが今回の件は別だ。」

俺「えぇ?説教受ける以外で呼び出し食らうようなことはしてないはずですが…」

校長「君は自分の進路を考えているか?」

俺「いきなりですね…。普通に適当な大学に進学したいと思ってます。」

校長「…この成績で大学いけるとでも?」

そういうと校長は彼のテストの回答を並べた。のび太君並みの点数が立ち並ぶ。

俺「うっ…」

校長「成績がコレの上に素行は悪い。」

俺「素行が悪いとは失礼な!ただ少し変態が出ちゃっただけじゃないですか!」

校長「君の変態は出ちゃった程度じゃない!巨大な噴水レベルだ!」

俺「噴水だなんて…校長、男同士とはいえセクハラですよ?」

校長「どう想像したらそうなる!君の思考回路がアクロバティックなだけだ!」

俺「それに俺を噴水レベルだなんて過小評価が過ぎます。弾道ミサイル並みです」

校長「威張るな!」

俺「勿論、アッチもね?」

校長「男子校だからか!男子校だからこんなに下ネタが酷いのか!」

俺「まぁまぁ、血圧上がりますよ?」

校長「誰のせいだ!……まぁいい、話が進まん。とにかくこのままでは大学進学は無理だ。」

俺「そんな!校長…俺は…どうしても大学に生きたいんです!!」

校長(こ、こいつ、なんて純粋でやる気の溢れる目をしているんだ…全身からやる気が満ち溢れている!私はてっきりこいつのこと勉強にやる気のないエロガキだと思っていたが、そんなことはないのかもしれない…もしかしたら心を入れ替えて勉強を)

俺「まだ働きたくないでござるぅぅぅぅ!!」

校長「あ、やっぱ駄目だわ」

俺「そして大学にいってちょっとエロいサークル入ってエロい学生生活を送るんだぁ!!」

校長「…それ私の前で言う?」

俺「…そんなわけで大学行きたいです。」

校長「一応、その望みを叶えられるかもしれないが…」

俺「本当ですか!?」

校長「正直、お前を大学進学させたら駄目な気がする。」



俺「そんな殺生な!オナシャス!何でもしますから!」

校長「淫夢に媚びるな…」

俺「それで!どうすれば大学いけるんですか!」

校長「うーん、本当にコイツでいいんだろうか…まぁいいか。」



校長「男子戦車道を始めないか?」


俺「せんしゃどう?それって女のスポーツじゃないですか?」

校長「確かに女性の方が主流だな。しかし男子チアリーディングや男子薙刀があるように男子戦車道も存在はする。競技人口は少ないがな。」

俺「ふーん…それで?」

校長「二年後に大規模な戦車道の世界大会があることは知っているか?」

俺「ええ、知ってますよ。ちょくちょくテレビで取り上げられてますね。」

校長「それに向けて全日本戦車道連盟はある発表をした。簡単にいうと、戦車道の国際大会に乗じて男子の戦車道の普及させたい。しかし男子戦車道を行っている高校は少ない。そこで新たに戦車道を始める学校には助成金を出すから協力してくれる学校を募集する。」

俺「ほうほう。」

校長「はっきり言って我が校の経営はカツカツだ。そこでこの助成金はかなり嬉しい。超格安で我が校を宣伝できるチャンスだからな。」

俺「それと俺の進学になんの関係が?」

校長「簡単だ、今大学は戦車道選手を求めている。そして戦車道連盟はこれから男子戦車道をどんどん推していくそうだ。そこでお前が戦車道で名前を残せばどうなる?」

俺「…あっちから声がかかってくる?」

校長「そうだ。例えあっちから声がかからなくても重要なステータスになるぞ。」

俺「うーん、でもなぁ…めんどくさいなぁ…」

校長「もっと頭を使え。」


俺「と言うと?」

校長「現在、戦車道の競技人口は大幅に女子に傾いている」

俺「そうですね。」

校長「そうなると助成金で競技人口が増えるまでは男子同士の練習試合は難しい」

俺「まあ今現在男子が戦車道やってる高校なんてほぼ無いですからね。」

校長「となると必然的に対戦相手は女子校となる」

俺「…っ!?まさか!!」

校長「やっとわかったか」

俺「他校の女子との触れ合いが多くなる!!」

校長「その通りだ。」

俺「もしかしたら他校の美少女とお近づきになれる!」

校長「なれるなれる」

俺「他校の美少女と付き合える!」

校長「付き合える付き合える」

俺「高校在学中に童貞卒業できる!」

校長「できるできる」

俺「その上進学も!」

校長「できるできる」

俺「わっかりましたぁ!!俺戦車道やります!!」

校長「おお、よく言ってくれた!それでは今日の放課後、校庭に来てくれ!」

校長(ちょろい)

俺「了解で……ん?他のメンバーはどうするんですか?俺一人じゃ出来ませんよね?」

校長「そこは安心しろ。ちゃんと声をかけてある。問題児ばかりだが…」

俺「問題児ばかり…」

校長「生徒会長も快く引き受けてくれたしな。」

俺「うへっ…生徒会長…俺苦手なんだよな…」

校長「他校の美少女」ボソッ

俺「やったるでい!!何が何でもやったるでい!!」


こうして俺君の戦車道生活は始まった!

そして放課後…

俺「お、集まってる!」

ワイワイガヤガヤ

??「おお!俺氏ではないですか!」

俺「おお!キモオタじゃないか!」

キモオタ君は俺君のクラスメートだ。名前通り少々アレな外見をしているが至って標準的なおまいらである。

キモオタ「俺氏も校長に呼び出されたかのですか?」

俺「ああ、推薦枠と女の子がいっぺんに手に入るらしいからな!」

??「…別にそういう訳ではな
いだろう」

俺「おお、ネクラ。お前も呼ばれたのか!」

このネクラ君もクラスメート。前髪で目が隠れてるし言葉も少ないので根暗と呼ばれているが、れっきとした変態である。

俺「お前らも推薦と女子狙いか?」

キモオタ「そうでありますよ!受験勉強している暇があるならその時間をアイドルの追っかけに使いたいでありますしなぁ!」ブホホ

ネクラ「…戦車道の隊長はレベルが高い…。ケイ様の生足が見られるなら、なんだってする…。」ニヤ…

俺「うん、相変わらずの変態っぷりだな!」

キモオタ「それはもちろん。我々は御舞等の生徒ですからな!」

御舞等高校の校風、変態が多い。

キモオタ「そういえば、あっちにも俺氏の知り合いがいますぞ」

俺「ん?お、漫研の奴らか」

チビ「先輩!こんにちはです!」

チビ、漫画研究会の一年生でエロ同人作家である。外見的には小動物のようで年上のお姉様からモテそうだが、変態過ぎるためモテない。

チビ「前日の展示会ではお世話になりました!」

俺「おう、こっちもいいもん見せてもらった。」

もちろん以前のエロ同人博覧会in図書室の話である。

俺「いい眺めだったなぁ…いちめんに広がるエロ本…。」

トリップしてらっしゃる。

??「俺サン!」

俺「はっ!…チョウか…」

チョウ「コンニチハ、です!」

中国から来た留学生、チョウくん。このss唯一の美少年。街を歩けば逆ナンされるレベルだが本人はそういうものに興味が無い。…女装させるととても可愛いのでムサい男子高の癒やしとなっている。

俺「おお!チョウ!お前はどうしてここに?」

チョウ「ハイ!校長センセーから日本の文化を学べるいい機会だと聞きましタ!」
 
俺「おお、そうか」
俺(…コイツに“日本の伝統的な文化の体験”を称してメイド服を着させよう…上手くいきそうだ…男の娘…ジュルリ)

チョウくん、逃げろ…

チョウ「トコロデ、アッチになにやら不穏ナ会話をしている人たちがいるのですが」

俺「あ?…あ、うん。あいつらね…」

チョウ「様子を見てきてくれませンカ?」

俺「あ~うん、わかった…多分心配ないけど…」

俺「おーい、黒部ぇ!」

クロウ「黒部と呼ぶな!我が名はダークサイドクロウ!この世に混沌を齎す者だ!」

黒いマントにシルバーアクセ、腕に巻かれた包帯、なんとなくかっこ良さげな単語を並べてダサくなったソウルネーム。言わずと知れたある病気の感染者集団のリーダーである。

クロウ「…なんの用だ、ホワイトリキッド」

俺「いい加減俺のこと白い粘液(ホワイトリキッド)って呼ぶのやめてくれない?」

クロウ「自分で名乗ったのだろう」

俺「…あの時は何か気が違ってたんだ…」

モブ厨二「なら色欲の白とかどうだろうか?」

俺「白い液体から離れて!?」

なんでもかんでも下ネタに繋げる。それが男子高校生。

ネクラ「…これで登場人物パートは終わったか…」

俺「メタ発言は止めろ。最近は嫌われる風潮だ。」


??「おいおい、俺を忘れてもらっちゃあ困るぜ?」

俺「!?」

ふと見るとベンチに若い男が座っていた。

うほっ!いい男!

そう思って見ていると突然その男は俺の見ている前でツナギのホックをはずしはじめたのだ…!

阿部「やらないか」

俺「やりませんよ?」

…………………………

阿部「やらないか」

俺「やりません。」

………………………………

阿部「やらn」

俺「俺ノンケなんで」

阿部「俺はノンケだって構わないで食っちまう人間なんだぜ?」

俺「知りません。」

彼こそが我が校の生徒会長、阿部会長だ。とても高校生とは思えない大きな体をしていていい男子生徒を次々に食っちまういい男である。いつも青いツナギを着ている。某くそみそなテクニックを披露するホモ漫画のキャラクターとは別人である。別人ったら別人なのである。

俺「だから苦手なんだ……」

外面的にも内面的にもいい男なので生徒から慕われている。ただガチホモである。

俺「ひょっとして、今回参加するのって全員生徒会の人ですか?」

阿部「ん?そうだ。」

生徒会の面々
『ンアアアア!イキスギィ!アァン?アンカケチャーハン?』

俺「……はぁ」

チョウ「??」

俺「あぁ…チョウは留学して来たばかりだから知らないんだな。」

チョウ「どういうことデスカ?」

俺「うちの生徒会、全員ガチホモなんだ」

チョウ「ガチ……ホ?」

俺「あ、うん。気にしないで。純粋な男の娘でいて。」

チョウ「うぅ…ニホンゴ、難シイ…」

御舞等高校生徒会、通称『精徒会』。今日も元気に活動中♂です。

校長「集まってるか!!」

俺「お、校長!やっと来た!」

~点呼中~

校長「よし、全員集まってるな!」

キモオタ「それでは遂に我々の戦車の登場でありますな!」ハァハァ

校長「うむ、それでは御披露目といこう。こっちへこい。」

校長に連れられ、いつの間にかできていたガレージに案内される。

校長「まずは一両目!」

ガラガラガラガラ

ガレージから大きな戦車が現れる。ちなみに操縦しているのは情報科の田口先生(42)趣味はゴルフ。

一同「おお!」

校長「ソ連の駆逐戦車、SU-85だ!」

俺「おお!強そう」

阿部「…いいモノ持ってるじゃないか。」

キモオタ「強力な砲を持った戦車ですな!」

ネクラ「その代わり砲塔ないけどね」

俺「すげぇ!これならどんなチームにも勝てる!」

チョウ「早く次の戦車ヲ!」

校長「…わかった」

俺「ん?なんで自信なさげなんだ?」

校長「…次いくぞ!」

ガラガラガラガラ

俺「あれ?ちょっとちっちゃい」

校長「一式中戦車チヘだ!」

俺「チヘ…?さっきのより弱そう」

校長「失礼な!日本の戦車だぞ!」

キモオタ「まぁシャーマンを倒せるレベルではありますな」

ネクラ「まぁチハよりはマシか…?」


チハたん「」


クロウ「強いのか?弱いのか?よくわからんぞ」

校長「次いくぞ次!」

ガラガラガラガラ

校長「M3軽戦車中国軍仕様!」

チョウ「おお!中国!」

ネクラ「…M3ってアメリカの戦車だよね?」

キモオタ「チハと戦った戦車ですな。なお結果は…」


チハたん「」


校長「本家より安かったんだ!」

俺「…コピー品が安いのと同じかな…?」

校長「コピーじゃないし!次!」

ガラガラガラガラ

校長「ルノー乙型戦車!」

クロウ「…乙?」

校長「かつて日本軍がフランスから買った戦車だ。」

俺「これも安かったからか?」

校長「……次!」

ガラガラガラガラ 

校長「Ⅱ号戦車!」

チョウ「…小さいデスネ」

俺「…校長?なんか最初の戦車から確実にグレードが下がってるんですが?」

校長「…そんなにお金貰えなかった…」

俺「で、次は?」

校長「ない!五両!」

俺「…五両で戦えと!?」

校長「あ、安心しろ!なんか活躍すると追加でお金もらえるらしいから!」

俺「とは言ってもこの五両で活躍しろって…」

校長「あ、今度戦う練習試合相手が数合わせてくれるらしいぞ」

俺「お、そりゃ良心的。どこの学校ですか?」

校長「聖グロリアーナ女学院」

俺「…」

キモオタ「…」

ネクラ「…オワタ」

クロウ「…?」 

俺「めっちゃ強豪じゃないですか!!」

校長「ちなみに試合の日は一週間後な。」

俺「短っ!なおさら勝てねぇ!」

校長「それじゃあチームとリーダー決めといてくれ!それじゃ仕事あるんで!」スタコラサッサ

俺「あ、まちやがれ!」

……………………

俺「…隊長どうする?」

キモオタ「これは俺氏で決まりですな。」

俺「え、なんで?」

ネクラ「だって…全員のこと知ってた。多分コミュ力高い」

俺「まあ全員知り合いだけどさ…会長もいるぞ?」  

阿部「俺は気にしない。」

チョウ「じゃあ決まりデ!」

俺「お、おう…」

隊長はぱっぱと決まり、

俺「じゃあ、とりあえず…どの戦車乗るか決めようか…」

ネクラ「ティーガーとかのでかい戦車期待してた…」

キモオタ「小さい戦車をバカにしちゃいけないですよ!?」

チョウ「あ、ボクはM3がイイデス」

俺「あ、うん、わかった。」

キモオタ「しょうがないですね。くじ引きで決めましょうか…」

俺「まぁ、そうなるな…」

試合当日!

各々の戦車の前で待機中

俺「遂に試合の日だ!この一週間我々は様々なものを犠牲にしてきて練習したぁ!!」

キモオタ「犠牲は主にアニメ、マンガ、ニコ動、2chですな」

チョウ「大したもの犠牲にシテマセンネ」

俺「まあそこら辺は気にしない!ほら、そろそろ聖グロがくるぞ!」



BGM ブリティッシュ・グレナディアーズ行進曲

ダージリン「…」スラァ

ネクラ「おお…本物のダージリン様だ…」ハァハァ

キモオタ「お綺麗でありますな!」ハァハァ

俺「お前ら自重しろよ!」鼻血ダバダバ

阿部「…女に興味は無い。」

    ~止血中~

俺「急な申し込みに応じていただきありがとうございます!」

ダージリン「構いませんことよ。我々聖グロリアーナ女学院は例え相手が誰であろうと正々堂々と騎士道精神で応じさせていただきますわ。それが男子でも。」

キモオタ「Foooooooooo!」ハァハァ

チョウ「カッコイいいデスネ!」

ダージリン「……」

俺「あ、あんまり気にしないで下さい…」

俺(あぁ…踏まれたい…) 

クロウ「そういえば相手チームみんな紅茶飲んでるな…なんでだ?」

チョウ「イギリスをモチーフにしてますからネ。」

阿部「そういえば、うちのチームにも紅茶に詳しい奴がいるぞ?」 

俺「え?そんな人いたっけ?」

阿部「ああ、いるぞ?おーい!こっちにこーい!」

奥のSU-85の中からガタイのいい人影がこっちに近づいてくる。



810「おまたせ!アイスティーしかなかったけd」

俺「誰かコイツを黙らせろ!!」

ワーワー!ギャーギャー!オォン!アォン!ンアッー!

コイツに喋らせたら何かが危ない…

聖グロ「………」

※『』の部分は通信ごしの会話です。


試合開始前

俺「それじゃあ始めるぞ!練習の成果を見せてやる!」

阿部『その前に一応、作戦の確認をしたほうがいいんじゃないか?』

俺「ん、それもそうですね。………あんたら、本当にこのチーム名でいいのか?」

チョウ『完璧デス!』

クロウ『我らに相応しい名前だ』

チビ『最高です!』

阿部『むしろこれ以外に有り得ない』

俺「…まぁいいけど…ええと…今回は5対5の殲滅戦だ。作戦としてはこう。まず軽戦車、中戦車が相手を誘い出して、潜伏したSU-85で倒す。うちのチームの強みは囮がいっぱいいることだからな!」

ネクラ「それは果たして強みなのだろうか…」

クロウ『それで、個別にはどう動くんだ?』

俺「…これ、チーム名本当に言わなきゃだめ?」

総員『ダメ』

俺「…最初は俺率いるニーソチームのチヘが敵車両を発見、砲撃してエリアDまで移動。エリアDは高台な。エリアDではくそみそチーム、阿部会長のSU-85で待ち伏せしていて。チョウのM3、ヤムチャチーム、チビのⅡ号、触手チームとクロウ率いるルノー乙、えぇと…チームナイトメアドラグニクスはくそみそチームの補佐をして。」

……

俺「やっぱりチーム名おかしいだろ!」

クロウ『カッコいいだろう?』

俺「だせぇよ!なんだよおまえらのネーミングセンス!かつてこんなに志気が上がらないチーム名なかったよ!」

チビ『ニーソチームの先輩に言われたくないですよ!』

俺「お前らの触手よりはまだマニアックじゃない!」

阿部『俺達はいいよな?』

俺「くそみそも嫌ですよ!」

チョウ「一応みんなも知ってるような中国語にシタンダケド…」

俺「縁起が悪い!!絶対“ヤムチャしやがって…”とか言われるよ!」

キモオタ「…まあ決めてしまいましたし、別に支障はないでしょう…ナイトメアドラグニクスに関しては長いのでナイトと略させてもらいますが…」

俺「…ま、まあな…。本当にいいのか…?」

御舞等高校戦車道チーム

ニーソチーム
一式中戦車チヘ
車長兼通信士 俺 砲手 キモオタ 操縦士 ネクラ 装填手 モブ

くそみそチーム
SU-85
車長兼通信士 阿部 砲手 810 操縦士 モブホモ 装填手 ホモモブ

ヤムチャチーム
M3軽戦車中国軍仕様
車長 チョウ 他モブ

ナイトチーム
ルノー乙型戦車
車長ダーククリムゾン(黒部)
他厨二モブ

触手チーム
Ⅱ号戦車
車長 チビその他モブ漫画家

…え?モブが多いって?こんな大人数、全員名前つけたら作者の俺が覚えられるわけないじゃないか!

明日、試合のシーンを上げます!

※今回のフィールドはアニメ第四話の聖グロ戦のフィールドから大洗の市街地を抜いたものだとご想像下さい。

チビ『先輩…』

俺「どうした?」

チビ『今回の囮作戦、なんといいますか…』

俺「安易っていいたいんだろ?」

チビ『え、あ、…はい。』

俺「流石にあんな強豪校にこれだけで勝てるとは思ってない。」

チビ『え゙…』

俺「そこで俺はこんな奇策を考えた」

阿部『奇策?』

俺「いいか?俺達の勝機は“俺達が初心者”であることだ。」

ネクラ「…初心者であることが勝機?」

俺「戦車道を長くやっている奴らは発想も戦車道の定石を守る。なら俺達は定石を持っているか?」

810『…(持って)ないです。』

俺「そして俺達は男子高校生だ。俺達男子高校生以上に発想、つまり妄想が得意な人間はいるか?」

キモオタ「ブフォ!いませんなww」

俺「妄想においては俺たちは無敵!いいか!これから作戦を説明する!」

俺「各車の隊長、全員パンツを脱げ!」



全員『………………………………ハァ?』

俺「“純白のおぱんつ作戦”だ!」

審判「試合開始!!」

俺「いくぞ!パンツ」

阿部『アッー!』

ゲイ『フォーー!』

クロウ『くっだらねぇ!!』

ネクラ「これがやりたかっただけだろ……」



ダージリン「…前車前進」

ゴトゴトゴトゴトゴトゴトゴトゴト

この一瞬でわかる両校の品の違い。

~というわけで偵察~

俺「すげえな…あんな速さで隊列が乱れてない…」

キモオタ「こっちの砲では向こうの正面装甲は抜けません。どうしますか?」



俺「そこは性欲でカバーかな?」

キモオタ「……はい!」



ネクラ「待て、そこは原作的に“戦術と腕かな”じゃないのか…」

俺「だって俺達男子高校生だし。あとメタ発言乙です。」

ネクラ「……」

俺「大和魂のほうが良かった?」

ネクラ「よくないよ…」

俺「そんじゃ、ジョーク挟んで緊張解いたところでいきますか!」

カラコロカラコロカラコロカラコロ


俺「敵、前方より接近中、砲撃準備!」

モブ「装填完了です!」

俺「キモオタ、当てられるか?」

キモオタ「…距離、810」


810『ンアッー!』


キモオタ「…余裕で当てられます!」 

俺「目標、チャーチル歩兵戦車!」

………

俺「撃てぇ!!」

ドォォン!

弾は一直線に飛んでいき…

カァァァン!!

キモオタ「ふっ…命中であります…」

俺「案の定弾かれたけどな、引き付けながら逃げるよ、ネクラ!」

ネクラ「了解…」

ダージリン「当てて来ましたわね…」

オレンジペコ「少し甘く見ていたかも知れません。どうしますか?」

ダージリン「こちらもお相手しますわ。全車、前方のチヘを攻撃」

ギギギギ



俺「おぉ!狙ってきたぞぉ!発進!」

ドォン!ドォン!ドォン!

俺「ええ…と、できる限りジグザグ走行をして攻撃を受けないようにして!向こうの主砲だと紙装甲のチヘじゃ一撃でやられる!」

ネクラ「…了解」

キモオタ「うっひゃぁ!揺れますなぁ!!」



ダージリン「我が校はどんな走りをしようと、紅茶を一滴たりとも零しはしない…」



俺「うわっ!スポドリこぼした!!」

キモオタ「馬鹿!なんでフタあけといたんですか!」

俺「うわ、ズボンびっちゃびちゃ…」

一方そのころ御舞等の様子は


阿部「お前、かわいい顔してるな…やらないか?」

チョウ「エ?…ナ、何ヲ?」

チビ「…うーん、チャーチルを擬人化した場合受け?攻め?」

漫画家モブ「うーん…誘い受け?」

チビ「それだ!」

クロウ「やはりこのルノー乙も我々に相応しい名前が必要だと思う。」

厨二モブ「やはりナイトメアは必要だろうな…」

俺『もしもし!敵さんを連れてきたぞ!予想到着時間あと三分!』

阿部「アッー…っと、ニーソチームから連絡だ!全員持ち場につけぇ!」

クロウ「え、もうなのか?早すぎる…」

810「おい早く動けよ、あくしろよ」

クロウ「…了解」

俺「あと600mで射程内!間違って俺撃つんじゃないぞ!」

阿部『了解だ…最初に出てくるのは撃たない。』

前方からチヘが飛び出してくる

俺「オーケー!全員準備いいn」

クロウ『突撃ぃぃぃぃ!!』

高台から飛び出すルノー乙!

俺「って馬鹿ぁ!」

クロウ『いくぞナイトメアデュラハン!!敵を全部焼き払え!』

俺「馬鹿!厨二病特有の“あれ?俺めっちゃ強いんじゃね?根拠ないけど”を発揮するんじゃない!!」

クロウ『撃ちまくれぇ!!』



オレンジペコ「…何故か飛び出して来ましたよ?」

ダージリン「撃ち抜いてやりなさい。」


クロウ『お命頂戴!』


ダージリン「撃ちなさい」

ズドーン!

クロウ『突げk』

ドーン!………シュコッ!

白旗が飛び出る。

俺「ほんっとあの馬鹿…」

阿部『どうする?』 

俺「…一回、一斉に砲撃!くそみそ以外は装甲抜けないから全車履帯を狙って!」

全員『了解!』

俺「全車、撃てぇ!」

ドドドン!!

阿部『外した!』

チョウ『弾かれたマシタ!』

チビ『外しました!』

俺「まあしょうがないか…一端撤退!若干予定が狂ったけど、あの作戦やるぞ!」

俺「これより“純白のおぱんつ作戦”を開始する!」

審判「試合開始!!」

俺「いくぞ!パンツ」

阿部『アッー!』

ゲイ『フォーー!』

クロウ『くっだらねぇ!!』

ネクラ「これがやりたかっただけだろ……」



ダージリン「…前車前進」

ゴトゴトゴトゴトゴトゴトゴトゴト

この一瞬でわかる両校の品の違い。



~というわけで偵察~

俺「すげえな…あんな速さで隊列が乱れてない…」

キモオタ「こっちの砲では向こうの正面装甲は抜けません。どうしますか?」



俺「そこは性欲でカバーかな?」

キモオタ「……はい!」



ネクラ「待て、そこは原作的に“戦術と腕かな”じゃないのか…」

俺「だって俺達男子高校生だし。あとメタ発言乙です。」

ネクラ「……」

俺「大和魂のほうが良かった?」

ネクラ「よくないよ…」

俺「そんじゃ、ジョーク挟んで緊張解いたところでいきますか!」

カラコロカラコロカラコロカラコロ


俺「敵、前方より接近中、砲撃準備!」

モブ「装填完了です!」

俺「キモオタ、当てられるか?」

キモオタ「…距離、810」


810『ンアッー!』


キモオタ「…余裕で当てられます!」 

俺「目標、チャーチル歩兵戦車!」

………

俺「撃てぇ!!」

ドォォン!

弾は一直線に飛んでいき…

カァァァン!!

キモオタ「ふっ…命中であります…」

俺「案の定弾かれたけどな、引き付けながら逃げるよ、ネクラ!」

ネクラ「了解…」

すいません。上のやつは間違いです…

ダージリン「逃げたわね…追撃するわよ。マチルダ二両は私と一緒に行動、他二両は敵車両を探し出して」



俺「俺達の奇策!見せてやる!全員全速力で持ち場に移動!」 

全員『了解!』

聖グロ1『……あの、隊長』

ダージリン「どうかしたの?」

聖グロ1『500mほど先に敵車両を発見しました』

ダージリン「…!…そう、ならば撃ちなさい」

聖グロ1『いや、あのなんといいますか…』

ダージリン「どうしたの?はっきりいいなさい」

聖グロ1『あの…どうやらぬかるみにはまったようで…無理やり抜けようとしたのか、エンジンから煙出して止まってます。…あ、白旗上がりました』

チヘ「プシュー」チーン

ダージリン「…はぁ?」

聖グロ2『隊長!こっちも白旗が上がった車両を発見!』

Ⅱ号「…」チーン

ダージリン「」

オレンジペコ「自爆…ですか…?」

ダージリン「ええと…特に何の工夫もせずに三両撃破してしまいましたわ…」

オレンジペコ「…え…えと」

聖グロ『…どうします?』

ダージリン「…一端集合して他を探しましょう。まだSU-85も見つかってないことですし…」



聖グロ1「集合だそうよ!車両旋回!」
ゴトゴトゴトゴト



俺「よし!今だ!500m先、ケツにぶち込んでやれ!」

キモオタ「了解!」

俺「てぇ!!」

ドォォォン!



聖グロ1「…へ?」
ズガァァン!…パシュ!
白旗が上がった

チビ「全速力!敵戦車の側面にくっつけ!」

漫画家モブ「了解!」

ゴトゴトゴトゴト!!

聖グロ2「は!?」

ぴとっ!

Ⅱ号がマチルダの側面にくっつく

聖グロ2「バカな!?白旗があがっていたはずじゃ!?」

チビ「いつからこれが白旗だと錯覚していた!」

聖グロ「は!?」

チビ「そんなことはどうでもいい!くらえ軽戦車流必殺技!」

チビ「だいしゅきホールド!!」


だいしゅきホールドとは!
WoTプレイヤーなら誰もが知っている軽戦車の必殺技である!軽戦車が敵の側面にピタリとくっついて砲撃を繰り返す!大きな敵は俯角が取れないので反撃が出来ないのだ!

聖グロ2「離れろぉ!!」

チビ「だが断る!撃て撃て撃て撃てぇ!触手の如く絡みつけ!」

ドンドンドンドン!

聖グロ「嫌ぁぁ!!こんなちみっこい戦車にやられる!」

チビ「いけぇぇぇぇぇ!!」

ドォン!

パシュ!

白旗が上がった

聖グロ「なんで…!?」

聖グロ1「なんでアンタたち生きてるのよ!確かに白旗が上がってたはず…」

俺「ああ、すまない!これ白旗じゃないんだ!」

聖グロ「は?」



俺「これ俺のパンツなんだ!」



純白の白ブリーフを上に掲げる

聖グロ「………はぁ!?」

時は遡って作戦説明のとき


俺「各車隊長、全員パンツを脱げ!」

ネクラ「…なんで?遂に露出症が発症した?」

俺「ちゃうちゃう、これを棒に引っ掛けて走行不能を演出する」

チビ「白旗の代わりにするってこと!?」

チョウ「そ、それは流石に無理なんじゃないカナ?」

俺「なんで?」

チョウ「ヘッ?それは…形的にも無理があるし…ネェ?」

俺「…お前ら、人間って生き物は第一に何を見て物を認識すると思う?」

阿部「認識?」

チビ「うーん…どういうことですか?」

810「(わから)ないです。」

俺「答えは色。昔、こんな実験があった。その実験はあるデパートのトイレを使って行われた。」

阿部「…トイレ…?」

俺「実験の内容は、トイレの男女マーク、あれをデザインは変えずに色だけを反対に変えたら人はどういった行動をとるのか、というアホらしいものだった」

ネクラ「結果は?」

俺「男性は全員青色をした女子トイレへ、女子は全員赤色をした男子トイレに向かった。一切の迷いなく。」

阿部「…ほぅ?」

俺「つまり形よりも色を優先したんだな。あと青は男、赤は女っていう固定観念もその結果の一因だ。」


俺「つまり戦車から出ている白旗は負けの印という固定観念を持っている、そして敵を発見してその他のことに注意力が無くなっている奴らなら俺達が走行不能だと錯覚するはず!…まあ多少はパンツに細工して旗っぽくみせるけどな」  

クロウ「…それならパンツなんて使わずに普通の旗持ってきたほうが良かったんじゃないか?」

俺「俺達は白旗を上げるんじゃない。塗れてしまったパンツを乾かすだけなんだ。濡れたパンツを乾かしていたら偶然相手がそれを白旗と錯覚してしまっただけなんだ」

チョウ「…」

キモオタ「おお!実に御舞等らしい変態的な作戦ですな!」

ネクラ「…なあ俺」

俺「なんだ?」

ネクラ「聖グロの騎士道ってなんだっけ」

俺「そんなもん犬に喰わせとけ」

既に男子戦車道の先人がいらっしゃったのですか!早速その作品見て来ます!

聖グロ「そ、そんなの反則でしょ!」

俺「うーん?少なくとも『試合中、濡れてしまったパンツを乾かしてはならない』みたいな文はなかったはずだぜ?」

聖グロ「もっと正々堂々戦いなさいよ!」

俺「馬鹿モン!たった一週間の急造チームで正々堂々なんてやったら試合にならないくらい一瞬でやられるに決まってるだろ!!」

聖グロ「情けない!」

聖グロ1『攻撃を受け走行不能!チヘが動きました!』

聖グロ2『こちらも走行不能!やられました!』

ダージリン「な…!」

ティーカップが落ちる

パリーン

ダージリン「お、おやりになる…でもここまでy」

ズドーン!!

ダージリン「!?」

オレンジペコ「…!?前方敵車両!SU-85です!」

聖グロ3「くっ、マチルダⅡ被弾!」

ダージリン「まだ動ける!?」

聖グロ「なんとか大丈夫です!」

阿部「ところで俺の主砲を見てくれ。こいつをどう思う?」

810「 暴れんなよ、暴れんな…」

810が慎重に二発目照準を合わせる


ダージリン「前方の車両を攻撃!」




阿部「発射アッーーーー!!」

810「ンアッーーーー!」

どっかアッーん!

ダージリン「撃ちなさい!!」

ズドーン!

二つの砲弾が交差する。

聖グロ3「くっ…!」
ガコォン!…パシュ!

阿部「アッーーーー!」
810「 ンアッー!(迫真)」
ガコォン!…パシュ!

くそみそチームが放った砲弾は敵のマチルダⅡに命中し撃破、しかしダージリンのチャーチルが放った一撃がSU-85に命中。


阿部「…ぶち込まれちまった…」

810「 まぁ、多少はね?」

現在、御舞等高校三両
      対
 聖グロリアーナ女学院二両

御舞等、優勢

ダージリン「予想外だわ…まさかこんなことになるなんて…」

オレンジペコ「隊長、撃破したSU-85から人が出てきました。」 

ダージリン「?」

オレンジペコ「何かを手に持っていますね…」

ダージリン「…グラス」

オレンジペコ「何を意味しているのでしょう?」

ダージリン「あれは…アイスティー…?…まさか!」

オレンジペコ「どういうことですか?」

ダージリン「あの男のアイスティーをよく見なさい」
っ双眼鏡  

オレンジペコ「…?」

ダージリン「並々に注がれている…そしてあの中に入っている氷を見なさい」

オレンジペコ「…だいぶ溶けていますね」

ダージリン「あれを見るにおそらく試合開始前、もしくは直後に注がれたものでしょう…」

オレンジペコ「それが何か…まさか…!?」



ダージリン「あの男、紅茶を一滴も零していない!」



ダージリン「あの行動は、どんな運転をしようと、そして弾が命中しようと紅茶をこぼさなかったということを示している!」

オレンジペコ「わ、我々だってどんな運転をしようと…」

床に落ちて割れたティーカップを見る

ダージリン「くっ…!」

オレンジペコ(あんなに悔しそうなダージリン様、初めて見た…)

ダージリン「絶対に勝ちますわよ…」ゴゴゴ

俺「はぁ…どうするかなぁ…」

チョウ『へ?』

俺「正直これからどうするか、あんまり考えてなかった」

チビ『えぇ~』

俺「うーん………あ!」

チョウ『どうしまシタカ?』

俺「ネクラ、このフィールドに大きい崖ってあるか?」

ネクラ「え?さっきの高台以外…?」

俺「出来ればあれより大きいのがいいな。The 崖って感じのやつ」

ネクラ「あるよ…ここから7kmくらい先にある」

俺「おーけー!そこで最終決戦といこう」

チョウ『そこに移動しまスカ?』

俺「ああ。今回の作戦の要はヤムチャチームにある。頼むぞ」

チョウ『 我知道了!』

俺「これより“ラピュタ作戦”を開始するぞ!」

俺「というわけで俺達は囮だ。」

ゴトゴトゴトゴト

キモオタ「囮なら快速な軽戦車のはずなんですがなぁ…」ブヒブヒ

俺「しょうがないだろ?ラピュタ作戦の要は軽戦車なんだから」

ネクラ「…でもこれ、撃たれたら終了だよね…」

俺「だから敵を先に発見するために装填手のモブ君(マサイ族)に周囲警戒をしてもらってるんだろ?」

モブ改めて、マサイ「いませんね……」

俺「いないなぁ…」

ドォン!

俺「!?急停車!!」

ズドン!

ほんの数メートル先に着弾する

俺「あっぶねぇ!」

マサイ「右方、800m先、敵車両二!」

俺「全速前進!!」

ネクラ「了解……!」

俺「おいマサイ!発見遅れてるじゃないか!」

マサイ「だって僕、マサイ族だけど視力1.2ですし!」

俺「ちょっと目がいい日本人と同じじゃねーか!!」

マサイ「だって日本のゲームが面白すぎるんですもん!」

俺「…なんのゲームだ?」

マサイ「東方とマイクラを少々」

俺「東方なんか目悪くなるに決まって」

ズドーン!

俺「あっぶねぇ!」

キモオタ「追って来てます!」 

俺「走行間射撃なんてそうそう当たらない!ジグザグに動いて逃げ続けろ!」

ネクラ「了解…!」

俺「目的地の崖の下に到着するぞ!全員準備いいな!」

チビ『いつでもいけます!』

チョウ『覚悟決めまシタ!』



聖グロ4「追い込みましたわ!」

ダージリン「…後ろにあるのは大きな崖。壁になって逃げ場はない!」  


俺「煙幕弾!発射ぁ!!」

ズドン!

濃い煙幕が立ち込める!

聖グロ4「無駄よ!場所はわかってる!撃てぇ!」

ドン!スカァン!

金属に当たる音がする

聖グロ「よし!」

ダージリン「まだ油断しないで!」

警戒をする中、少しずつ煙が晴れる

チヘ「…」プシュー

そこには白旗の上がったチヘがいた。

聖グロ「やりましたわ!」

ダージリン「待って、またダミーという可能性が」

聖グロ4「ちゃんと四角い白旗です!」

ダージリン「良かった…」

チビ「油断大敵!」

岩陰からⅡ号の突撃!

聖グロ「なっ!」  

ダージリン「来ると…思っていましまわ!撃ちなさい!!」

ドォン!

チビ「神回避っ!」ズササササ!!

Ⅱ号が見事なドリフトをキメる!

チビ「うちの操縦士は…自動車部と兼部してるんだぁ!!」

操縦士「キメるぜヘアピンカーブゥ!」

チビ「本日二回目のだいしゅきホールドぉ!!」

ガチャン!

チビ「あ…」

戦車で猛スピードを出し、ドリフトをすると起こること。それは、

チビ「履帯外れたぁ!!」

こうなる。

聖グロ「貰ったぁぁ!!」

ズドーン!…パシュ!

Ⅱ号戦闘不能!

チビ「ここで決めたらかっこよかったのにぃ!!」

聖グロ「やりましたわ!これであと一ry」



ズドン!…パシュ!


聖グロ「…へ?」

聖グロリアーナ女学院、最後のマチルダ、戦闘不能。

ダージリン「な…なんでまだ動けるの……!白旗は本物だったはず…」

チヘ「…」シュー

チヘが砲口から煙を出している。



俺「白旗は本物?いいかよく聞け!俺の今日の下着は…」

俺「ふんどしだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」



ダージリン「何ですって!?」

俺「この作戦のためにわざわざふんどしを穿いて来たんだよ!」

ダージリン「なんてお下劣な!」

俺「それが御舞等のやり方だぁぁ!!」

ネクラ「…ふんどし…長かったからだいぶ切ったけどな…」

キモオタ「…俺氏、帰りはノーパンですなww」

俺「……ちょっと興奮した」

ネクラ「この変態…!」

俺「ふんどしなら元々旗っぽいから騙しやすかったな」  

キモオタ「…なんでふんどし持ってるんですかね…」

俺「いつかふんどしプレイを…」

ネクラ「ほんと、この変態…!」

ダージリン「それにさっき、確かに着弾した音が!」

俺「あ、ああ、あれは完全に運だった。へたしたらあそこでやられてたな。一応弾を弾きやすいように車体の角度は調節したけどな…」

ダージリン「…っ!」

俺「…さてと、それじゃあ最終決戦といきましょうか…ダージリン様?」

ダージリン「…行きますわよ。」

俺「一騎打ちだ!突撃するぞ!」

ダージリン「向かいうちなさい!」

俺「発進!」ブゥゥゥン!

ダージリン「前進!」

俺「突撃ぃぃぃぃぃ!」



俺「と見せかけて全力で回避ぃぃ!!」

ズササササササササ!!

ダージリン「…!素直じゃない相手ですわね!撃ちなさい!」
ズドーン!

放たれた弾はまっすぐにチヘに飛んで行き…

ズガァァァァン!

キモオタ「…俺氏!」



キモオタ「砲身に命中しました!使い物になりません!」

俺「動ければどうってことない!どうやら俺たちは軍神様に愛されてるようだぞ!」

俺「“ラピュタ作戦”開始!チャーチルに突進しろ!」

ネクラ「了解……!!」

ブゥゥゥン!

ズガァン!

チャーチルが崖の下まで押される!

ダージリン「そんな突進ではやられませんわ!早く次弾装填!」

オレンジペコ「りょ、了か…」

俺「親方ぁ!!」

ダージリン「!?」

突如俺が叫んだ!

俺「空から男の娘がぁぁ!!」




ダージリン「な、何を言って……まさか!」

ここは崖の下。後ろは断崖絶壁。敵はいないはず。だが、

俺「崖の上ならどうだろうね!」

ダージリン「しまった!」

チョウ「突撃!」

崖から飛び降りるM3!

チョウ「これが、中華民族の!心意気ダァァァァァァ!!」

M3がチャーチルに迫る!というか落下する!

ダージリン「え…ええええええ!?」

ドッガシャーーン!!

土ぼこりが辺りに舞い上がった


M3行動不能!

チャーチル歩兵戦車行動不能!

聖グロリアーナ女学院、全車行動不能!

審判「よって、御舞等高校の勝利です!」

M3「……」カパッ!

俺「チョウ!大丈夫か!」

チョウ「はい!怪我人はいません!ニホンの技術は凄いですネ!」

俺「まあ高さ考えてギリギリ怪我しない範囲だったこの作戦やったんだけどさ…」

チョウ「全部計算の内ってヤツデスネ!カッコイいデス!」

俺「おう!誉めろ!」

キモオタ「…俺氏…喜んでるところ悪いですが…これからやることがありますな?」

俺「デスヨネー、こんだけルール的にグレーで汚い戦い方したからな…キモオタ、無線の用意して」

キモオタ「了解であります」


俺「あー、あー、御舞等高校チーム全員に告ぐ!聞こえてるな!」

阿部『ああ、聞こえてるぞ!』

チビ『バッチリです!』

クロウ『ああ!』
 


俺「今回我々はクッソ汚い、下劣な、そしてルール的にグレーな戦法で戦い、そして勝利した!後はわかるな!」


俺『全員、聖グロリアーナ女学院の皆様に謝罪用意!!』


全員『誠に申し訳御座いませんでしたぁぁぁぁぁ!!!!』

戦車の上、待機場所、レッカー車の上、場所は関係なく全員見事な、美しい土下座であった。

待機場所にて

俺「全員、見事な土下座だった!」 

キモオタ「このまま土下座道極めますか?」

俺「絶対に嫌だ…!」

クロウ「なんだろう、俺の脳内に何かが語りかけてくる…“勝てばよかろうなのだぁぁ!!”」

チビ「あなたそもそも、あの作戦やる前に真っ先にやられたでしょう…」

チョウ「俺サン!ダージリンサンがこっちに向かってきます!」

俺「え…土下座もう一発…か?」

ネクラ「ぶん殴られるに一票」

阿部「俺は掘られると思うぞ」

チビ「そんなことしたら先輩が喜んじゃうと思います」

俺「ちょっと黙ってて!?」



ダージリン「あなたが隊長さんね?」

俺「は、ハイソウデス!!」ガチガチ

ダージリン「あら、戦っているときはあんなに饒舌だったのに、随分緊張してるわね?」ゴゴゴゴ

俺「ヒィ!」

俺(やばい絶対怒ってらっしゃるオーラがすごいもん絶対スタンドとか出てるよオラオラ言いながら殴ってくるよ怖い怖い怖い怖い!!)

俺「…」シロメ~

キモオタ「俺氏気絶してる!?」

ダージリン「…」ペチペチ

ダージリンは俺の頬を叩いて気付けをする

俺「はっ!」

ダージリン「起きましたか?」

俺「うっ…は、はい…」

ダージリン「…」フフッ

俺(笑った…怒って…ない?)

ダージリン「…楽しかったですよ」ボソッ

俺「…え?」


俺「なんか紅茶が届いた…」

キモオタ「すごいですよ!聖グロリアーナ女学院は好敵手と認めた相手にしかティーセットを贈らないのですよ!」

チョウ「というコトは好敵手と認めラレタ…?」

ネクラ「あの戦法で…?」

俺「まあ何しろそんなに怒ってなくてよかった!みんなでこのお茶飲もうぜ!」

阿部「ならあいつの出番だな…」

810「アイスティーでいいかな?」

俺「そうだな…もう暑いからな、アイスティーにしてくれ…」

810「サッー!(迫真)」

俺「やっぱり駄目だ!俺が淹れる!!」

ダージリン「面白い戦い方をする人たちだったわね」

オレンジペコ「色々と突っ込みたいところはありましたが…」

ダージリン「こんな格言を知ってる?…イギリス人は恋と戦争には手段を選ばない」

オレンジペコ「…」

ダージリン「上には上がいたのね…」

オレンジペコ「真似はしないで下さいね」

 
ダージリン「えっ?」 

オレンジペコ「えっ?」

聖グロ編はこれで終了です。次はサンダース編のつもりですがあくまでも予定。全く考えてないから。

すみません、あげられませんでした…試合直前まで書き上げたら一度上げます

ちょっと書いたので上げます

聖グロ戦から一週間後、陸地の戦車カフェにて!

俺「えー、とりあえず一週間前の試合、お疲れ様!色々とあったがなんとかあの強豪聖グロリアーナ女学院に勝利することができた!」

キモオタ「もう何回祝ったかわかりませんな!」

ネクラ「5次会までやったしね…」

キモオタ「今日は6次会ですか?」

俺「いや、違う。ちょいと大変なことが起きてだな…」

キモオタ「大変なこと?」

俺「まあケーキ食いながら話すよ。」

キモオタ「モグモグモグモグ」

キモオタはスイーツ系男子。よって[ピザ]である。

ネクラ「…」ズズズ

マサイ「…」パクバク

俺「あ、マサイいたんだ」

マサイ「いましたよ!ニーソチームの装填手にして聖グロ戦後半でモブから昇格して名前を貰ったマサイはここにいますよ!」

俺「ツッコミついでの自己紹介ありがとう」

彼はマサイ君。俺率いるニーソチームの装填手である。その名の通りマサイ族だが日本に来てからというものゲーム三昧で視力は1.2まで落ちている。

キモオタ「それで、大変なこととはなんですか?」

俺「ああ、それがだな…これを見てくれ」

俺はバックから何かを出した

ドサササササササ!!

ネクラ「うわ…何これ、手紙?」

俺「これ全部試合の申し込みだ」

キモオタ「えぇ…手紙で山できるほど来たんですか…」

ネクラ「コアラの森学園…マジノ女学院にBC自由学園…」

俺「俺たち、ぽっと出なのに聖グロ倒しちゃっただろ?それで名前が売れて…」

マサイ「こんなに試合の申し込みが来た…と」

俺「戦車道連盟も乗り気でな…男子戦車道普及のために、試合の支援と中継とかも考えてるらしい」

ネクラ「それってもはや…練習試合じゃない…」

俺「そう。練習試合じゃないだろ?どうやらめんどくさいから俺達を公式戦に出すつもりらしいんだ」

キモオタ「どういうことですか?」

俺「今度大々的な戦車道大会があるらしい。元々女子だけが出場する予定だったんだが、そこに俺達をぶっこむつもりらしい…」

ネクラ「…それって、あのテレビとかで中継してるあれ?」

俺「今までのそれとは違うらしい。あれだ、野球だって甲子園だけが大会じゃないだろ?」

一同納得

俺「という訳でこの大会に出場することが決まり、一回戦対戦相手が送られて来ました!」

俺はスマホを見せる

ネクラ「!」

マサイ「どこの学校ですか…」


俺「ええと…サンダース大学付属高校?」

キモオタ「おお!サンダースですか!」

俺「有名?」

キモオタ「戦車の保有数全国一位のリッチな高校ですな!」

ネクラ「…ケイ様!!」

俺「そういえば前に言ってたな」

ネクラ「ケイ様の太ももは超一級品…遂に生ケイ様!」

俺「お、おう…ネクラがいつになくやる気だ…」

ネクラ「サンダース…ケイ様…太もも…フフッ」

俺「お、おう…こいつヤバいな…」

次の日の放課後

俺「と、言うわけで」

俺「サンダース潜入作戦のお時間です!」パフパフ

やる気のないパフパフラッパが戦車用ガレージに響く

チビ「潜入?」

俺「そう、潜入。試合前の偵察は認められてるからな」

ネクラ「…でもここもサンダースも陸上じゃなくて学園艦、簡単に潜入は出来ない…」

俺「コンビニ船に紛れ込んだ猛者がいてだな…」

阿部「俺達もそうするのか?」

俺「いや、違う。俺達の学校が秋葉原の学園艦であることを利用するんだ」

キモオタ「…?」

俺「この御舞等高校は別名浮かぶ秋葉原なんて呼ばれてる。秋葉原にあるものはここにもあるからな。」

クロウ「まあそうだな」

俺「そんでこの学園艦は時々近くの学園艦に機械の部品とか書籍とかを輸出したりする」

チョウ「つまりそれに紛れ込むというわけデスネ!」

俺「そういうこと。既に船舶課の奴らには話をつけてある」

キモオタ「おお、準備万端ですね!」

俺「俺の言うとおりにしなければお前のツイッターのアカウントをばらす、と脅したら協力してくれたよ?」

ネクラ「うわ…最悪だ…」

俺「というわけで潜入するメンバーを決めまーす」

キモオタ「一人はチョウ氏で決定ですな」

チョウ「へ!?僕!?」

チョウはなかなかの美少年である。女装させたら女の子そのものだろう。

俺「あと一人くらいは欲しいんだよなぁ…」

阿部「うちのチームに女の子説が出るような奴がいるぞ?」

俺「え、くそみそチームにそんな人いたっけ…?」

阿部「おーい、こっちにこーい!」

するとSU-85の中から人が近づいてきた。

810「おまたせ!アイスティーしかなk」

俺「そんなことだろうと思ってたよ!やっぱり810先輩女の子説かよ!!」

キモオタ「ここは俺氏でいいんじゃないですかね…?」

俺「なんで俺!?」

キモオタ「線も細いですし…何より潜入には慣れてるでしょう?」

俺「何で知ってる!?」

キモオタ「有名ですぞ?俺氏は去年、黒森峰の文化祭にチケットも持ってないのに忍び込んで大量の美人生徒の撮影をしていたことは」

俺「うっ!…ちゃ、ちゃんと同意を取ってから撮影したからな!」

ネクラ「ちなみに過去に潜入したことがある学校は…?」

俺「…黒森峰、プラウダ、アンツィオ、聖グロ、マジノ、継続、知波単」

チビ「もはやプロですね!」

俺「いや、でも俺が潜入してるのはいつも文化祭とかの時だから!女装とかしたことないかr」

ガラガラガラガラ!

ガレージのシャッターが勢いよく開く!

??「女装と言ったわね!」

そこにはク○ス松村を若くしたような男がいた。

俺「あなたは…美術部部長のオネェさん!?」

オネェ「女装しちゃうの!?しちゃうの!?」

俺「いや、俺は別に…」

チビ「そうです!先輩とチョウ君は他校に潜入するのに女装が必要なんです!」

俺「あ!?こらチビお前!」

チビ「先輩…先輩がやらないとしたら次に名前が上がるのは僕なんですよ…」

俺「お前裏切りやがっ」

オネェ「それじゃあ行くわよ!」

俺「はっ!?」ガシッ

チョウ「え、チョット!?」ガシッ

オネェ「大丈夫よ!ちゃんと可愛くしてあげるから!」

俺「全然大丈夫じゃな…アイエエエエェェェェェェ!!」

キモオタ「……」

一時間後……

チョウ「……」モジモジ

俺「…」///

花も恥じらう美少女が二人いた

オネェ「ふぅ…いい仕事させて貰ったわ!二人ともお肌が綺麗だから化粧の乗りがいいのよね!足も細いから良かったわ!濃いめのストッキングはいていけばあとは大丈夫!」


キモオタ「…」ゴクリ

ネクラ「…」ゴクリ

クロウ「…」ゴクリ

チビ「…」ゴクリ

阿部「…」チッ



俺「お前ら生唾飲み込んでるんじゃねぇよ!!」

チョウ「やめてクダサイ!」

ネクラ「俺、黙って。今、お前は黙ればそれだけで二、三回ヌける。」

俺「お願いだから俺をオカズにしないで下さい!!」
 
チビ「これが…リアル男の娘…」

俺「視姦するな!」

チビ「げぶらっ!」

美しいハイキックが炸裂

ネクラ「ちっ…下着はトランクスかよ…」

俺「俺に何を期待してるんだよ!」

阿部「女に興味は無い…」

チョウ「なんだろう…複雑デス」

そんなわけで、

俺「とりあえずサンダース付属高校の校門まで来ました」

チョウ「ここまでくるのも大変でデシタネ…」

俺「まさかダンボール被ってリアルスネークさんやるとは思わなかった」

女装男子(サンダース制服ver)が2人潜入していた。

俺「それじゃあ行きましょうか!」

チョウ「俺サン…なんでこの格好で堂々と出来るんデスカ?」

俺「この格好がなんか快感になってきたから」
 
チョウ「ヘンタイッ!」



俺「俺は作戦のミーティングに潜入してくるから、チョウはそのうちに戦車見てきて」

チョウ「了解デス…」

俺「堂々としてな。恥ずかしがってると怪しいぞ?」

チョウ「うぅ…」


本当にこの④が生きがい…

サンダースのガレージにて

チョウ「今は全体ミーティングをしているハズだから…誰も…いないデスネ…」

どこからどうみても立派なサンダースの生徒である。

チョウ「ええと、ボクは戦車の種類トカあんまりわからないノデ、写真を撮っておきます!」

ぱしゃ!ぱしゃ!

チョウ「…オ?この戦車、他のより鼻が長いデスネ…」

チョウ「これがファイアフライってやつデスカネ?」

ぱしゃ!ぱしゃ!

チョウ「大分撮りましたネ…さて、次は…」

ガレージの外から声が聞こえてきた

サンダース女子「ごめん!ちょっとガレージに忘れ物!」

チョウ「!?」

チョウ(マズい!どこかに隠れなきゃ…!……この戦車の中でイイヤ!)

パカッ……ガチャン!

チョウ(この戦車に彼女の忘れ物がありませんようニ…!)

ガラガラガラガラ

ガレージのシャッターが開く

チョウ(コッチにこないデぇ!!)

サンダース女子『…ああ、あったあった!ごめーん、おまたせ!』

チョウ「……………ふぅ…」

チョウ「事なき得ましタ……ん?この戦車…」

チョウ「見慣れない機械デスネ…普通の無線の機械とも違いマス……」

ぱしゃ!

チョウ「ウーン……?」

チョウ「あ…車長の席に何か挟まってマス」

そこには隠し撮りされたであろう青年の写真があった

チョウ「…誰ですカネ?ん?裏に何か書いてアル」

愛しのタカシ、そう書いてあった

他の写真も全て隠し撮りされたものであった。

チョウ「……これは…このまえチビサンが言っていた、やんでれ、というヤツなのデハ…」

チョウ「一応これも写真に残しときましょう…」

ぱしゃ!ぱしゃ!

俺「さて、そろそろミーティングが始まる…お、前に3人出てきた…」

アリサ「これより一回戦出場車両を発表する」

俺「お、早速」

アリサ「ファイアフライ1両、シャーマンA176㎜砲搭載1両、75㎜砲搭載8両」

俺(やっぱりファイアフライは入ってくるのね…)

ケイ「次はフラッグ車を決めるよ!OK?」

生徒「イエーーーーイ!!」

俺「イエーーーーイ!!」(裏声)

俺(歓声で声が聞こえねぇ…えぇと…あの写真は…A1 76㎜か。つまりフラッグ車はA1 76㎜か)

ケイ「何か質問はある?」

俺「ハーイ!」(裏声)

ケイ「そこのあなた!どうしたの?」 

俺「小隊編成はどうするんですか?」(裏声)

ケイ「いい質問ね!三両で一小隊の一個中隊にするわ!」

俺「フラッグ車の護衛は?」(裏声)

ケイ「ナッシング!」

俺「敵にはSU-85がいますが…」(裏声)

ケイ「大丈夫!あんな敵、一両でも全滅させられるわ!」

俺(あんな敵…ねぇ…)

俺「さて、そろそろミーティングが始まる…お、前に3人出てきた…」

アリサ「これより一回戦出場車両を発表する」

俺「お、早速」

アリサ「ファイアフライ1両、シャーマンA176㎜砲搭載1両、75㎜砲搭載8両」

俺(やっぱりファイアフライは入ってくるのね…)

ケイ「次はフラッグ車を決めるよ!OK?」

生徒「イエーーーーイ!!」

俺「イエーーーーイ!!」(裏声)

俺(歓声で声が聞こえねぇ…えぇと…あの写真は…A1 76㎜か。つまりフラッグ車はA1 76㎜か)

ケイ「何か質問はある?」

俺「ハーイ!」(裏声)

ケイ「そこのあなた!どうしたの?」 

俺「小隊編成はどうするんですか?」(裏声)

ケイ「いい質問ね!三両で一小隊の一個中隊にするわ!」

俺「フラッグ車の護衛は?」(裏声)

ケイ「ナッシング!」

俺「敵にはSU-85がいますが…」(裏声)

ケイ「大丈夫!あんな敵、一両でも全滅させられるわ!」

俺(あんな敵…ねぇ…)

俺「それでは最後に一つだけ」(裏声)



俺「今日のパンツの色は何色ですか?」(地声)



ケイ「水い…はぁ?」

俺「なるほどなるほど」

ナオミ「お、男!?」

アリサ「何者!?」

俺「それじゃあ名乗らせてもらいましょー!」

そう言うと俺は壇上に駆け上がる!



俺「どうも!今度お相手させてもらう御舞等高校の隊長、俺と申します!よろしくぅ!」



アリサ「は、はぁ!?」

ナオミ「何故こんなところに…!?」

俺「何故って…そりゃ女装してきたからな。案外バレなかった」

長めのウィッグを外す

サンダース女子1「へ、変態だ…」

サンダース女子2「変態っ!」

俺「おいお前ら!全国の女装趣味の方に謝れ!」

ケイ「……ププ…アハ!HAHAHAHAHAHA!!」

アリサ「隊長!何笑ってるんですか!情報が漏れてしまったんですよ!」

ケイ「まあいいじゃない!それにしてもあなた、なかなか面白いわね!」  

俺「お褒めに預かり光栄ですよ、ケイ隊長」

ケイ「どう?サンダース訪問ついでにうちの学食でも寄っていく?ステーキもハンバーガーもあるわよ?」

俺「是非ともご馳走になりたいけど…お隣のお二人さんに捕まっちゃいそうだから遠慮しときます」

アリサ「ぐぬぬ…」

ナオミ「……」

俺「それじゃ、捕まえられないうちにお暇します!」ダッ!

全力ダッシュ!

ナオミ「捕まえろ!」

俺「うお!追ってきた!」

俺は携帯を取り出す

俺「チョウ!そっちの調査終わった?」

チョウ『終わりマシタ!……なんか走ってます?』

俺「あ、うん。堂々と名乗り出たら追われた」

チョウ『バカじゃないですカ!?』

俺「そんな訳で撤退急いで」

チョウ『そんな訳って!あ、ちょ』ブチッ!

俺「次は航海課に連絡か…」

プルルルル

俺「おっす!」

航海「おい、俺!いつになったら出発するんだ!早くしろ!」

俺「あ、もう出航しちゃって!」

航海「は?お前まだ来てないだろ!」

俺「いいからいいから」

航海「…お前の考えることは本当によくわからん…」



チョウ「俺サン!」

俺「お、チョウ!来たか!」

チョウ「来たか、じゃないデスヨ!」

サンダース『待てぇぇぇ!!』

俺「なあチョウ…美女に追いかけられるって楽しくないか?」

チョウ「僕は楽しくナイ!」

俺「さて、そろそろ外に出るぞ」

チョウ「やっと…って船、出航してるじゃないデスカ!」

俺「チョウ、飛び乗るぞ!」

チョウ「はぁ!?」

俺「早くしろ!まだギリギリジャンプで飛び乗れる!うおおおおおお!」

チョウ「もうヤケクソダァァァァァ!」

ぴょーーーん!

スタッ!

俺「ギリギリセーフ!」

チョウ「危なかったデスヨ!!間に合わなかったらどうしたンデスカ!」

俺「おっ、そうだな(適当)」

チョウ「誤魔化スナ!」

サンダース『コラー!戻ってこーい!』

俺「それでは皆さん!試合の日にまた会いましょー!」

御舞等高校ガレージにて

キモオタ「そんな正体ばらしちゃったら作戦変えられちゃうかもしれないじゃないですか!」

チビ「なんでそんな事を!」

俺「え~、だってケイ隊長の下着の色知りたかったんだもん」

ネクラ「俺、グッジョブ」

俺「それに今回の作戦には相手を攪乱する目的もあったしね」

クロウ「攪乱?」

俺「だって作戦会議に敵の隊長が紛れてたって知ったら動揺するだろ?」

チビ「作戦練り直されたらどうするんですか!」

俺「作戦と下着、どっちが大事だ!!」

チビ「作戦であって欲しかった!」

試合当日!

俺「全員準備いいか!」 

チビ「オッケーです!」

チョウ「是!」

阿部「いつでもイケるぜ…」 

クロウ「…愚問」

俺「それじゃ各車待機!」



チビ「さて、〆切が近いからここでも描かなきゃ…」

クロウ「貴様、よくこんなところでその絵を描けるな…」

阿部「やらないか」

810「ンアアアア!!」

チョウ「…!?俺サン!サンダースの人が2人、コッチに!」

俺「お、お客様か?」

俺「どーも、先日はお世話になりました」

アリサ「お世話って…」

ナオミ「勝手に来ただけでしょう?」

俺「そうともいう。で?何の用?」

ナオミ「前回いらしたときはゆっくり出来なかったようなので、交流も兼ねて食事でもどうですか?」

俺「お、デートのお誘いかな?」

ナオミ「違います」キッパリ

俺「ちょっとくらいノってくれてもいいのに…」

俺「…すげぇ」

キモオタ「屋台どころが散髪車にシャワー車までありますね…」

俺「この経済力があればうちももっと戦車買えるんだけどなぁ…」

ケイ「Hey隊長さん!」

俺「おー、ケイ隊長!お招きどーも!」

ケイ「この前はご馳走出来なかったからね、何でも好きなもの食べていって!」

俺「じゃ、お言葉に甘えて…って言う前にあいつら食べてるんだよねぇ…」

キモオタ「モグモグモグモグ」

ネクラ「モグモグモグモグ」

阿部「モグモグモグモグ」

810「イグイグイグイグ!」

チビ「モグモグモグモグ」

ケイ「oh…見事な食べっぷりね…」

俺「お前ら食い過ぎると試合中吐くぞ!?」

審判「これより、サンダース大学付属高校と御舞等高校の試合を開始します!」

ケイ「よろしくね!」

俺「よろしく!」

審判「試合開始!」



ケイ「前進前進!ガンガンいくよ!」



俺「我々の戦車は相手に対して火力も走行も数も劣る。今回はフラッグ戦だからなんとかフラッグ車をSU-85の前に引きずりだして叩くぞ」

チビ『つまり今回も軽戦車が囮ですか?』

俺「ま、そうなるな。うちのフラッグはM3だから護衛に二両つける。まずはチヘとSU-85が護衛でルノー乙とⅡ号が偵察。」

チビ『SU-85の方が強いんですが…フラッグ車はM3で良かったんですか?』

俺「SU-85は自由に動かしたいからな…チヘがフラッグ車をやるってのも考えたけど…やっぱり俺が一番無茶するべきだからさ」

チョウ『ナルホド…』

俺「お前は責任重大だぞ?」

チョウ『了解です!』

俺「さて、そんじゃ動きますか!ナイトは東、触手は西に偵察!くそみそとニーソはヤムチャと共に待機!」

森の中にて


クロウ「今回は真っ先にやられはしないぞ!」

厨二モブ「ふっ…私の魔眼があれば敵など一瞬で」

クロウ「敵車両発見!シャーマン三両!」

厨二モブ「」

クロウ「よーし!一端てった」

ドーン!

クロウ「!?」

厨二モブ「後方からも敵が!…こっちも三両!?」

クロウ「隊長ぅ!助けてぇぇ!」

俺『んな!六両に囲まれた!?ナイト!全力で西に撤退!援軍としてうちとくそみそを送る!』

阿部「了解!」

クロウ「ククク…のこのこと誘き出されて…」

厨二モブ「気を確かに!絶体絶命なのは我々だ!」

クロウ「やめろ!俺は現実が嫌いだ!」

俺『大変だ!この森にあと三両発見!このまま進むと九両に囲まれるぞ!!』

クロウ「…我が生涯に…一片の悔い無し!」

俺『ここであきらめるなよ!西に方向を転換!そこから700m先で合流できる!』

クロウ「承知!」

アリサ「西に700m…ね…隊長、西に二両回して下さい。そっちに逃げます」

ケイ「了解!」

俺「ナイトチーム!」

クロウ『なんとか無事だ!』

俺「よし!逃げるぞ!」

ドォン!

俺「んなっ!?敵車両二両!?」

クロウ『馬鹿な!ドンピシャで待ち伏せだと!?』

阿部『どうする?』

俺「うーん…まだ使いたくなかったんだけどな…煙幕弾用意!」

がちゃこん!

マサイ「オーケーです!」

俺「うてぇ!」

ぼかん!

俺「突っ切れ!」

クロウ『進め!!』

ぶぅぅぅぅぅん!!

俺「セーフ!」

クロウ『当然だ…』

阿部『危うくイッちまうところだったぜ…』

俺「…何がだよ」

アリサ「チッ!」

ケイ「ドンマイ、アリサ。深追いNGよ!」



俺「それにしても敵の読みはすげぇな…完全に読まれてた」

キモオタ「まるで我々の通信を聞いていたみたいですね!」

俺「そうだな…」

ネクラ「…本当に聞いてるかも知れない」

俺「どういうことだ?」

ネクラ「さっき森を出たときに、そらにちらっと見えたものがある。」

俺「なんだ?」

かぱっ!

ハッチを開け、空を見上げる

俺「……ありゃなんだ…アドバルーン…?」

キモオタ「…まさかあのバルーンに通信傍受機を仕掛けているのでは!?」

俺「…ずる!」

ネクラ「お前が言うな、外道策士」

キモオタ「それでどうするんですか?このままでは通信は使えませんよ?」

俺「とりあえずあれを壊そうか……」

ネクラ「どうした?」

俺「…いいこと思いついた」ニコォ

御舞等って普通に戦車道やらせるよりリボンの武士のタンカスロンやらせたほうが強い気がする…

≫122

アスパラ「この栄光あるBC自由学園を━━戦車道をなめるな!」

俺「栄光がなんだ伝統がなんだ!そんなもんで勝ちは得られないんだよ!!」

ドォン!

フラッグ車撃破!御舞等高校の勝利!

俺「男は…性欲で団結できるんだよ…」

>>123
返信できてなかった…恥ずかし…

アリサ「…もう一度…敵の通信を…」

ジジジ…ジジ…

俺『さぁて今回も始まりました!セクハラジオの時間でぇす!』

クロウ『いえええい!!』

アリサ「!?」

チョウ『…いきなりなんデスカ?』

俺『この放送はサンダース大学付属高校のアリサたんの提供でお送りしておりまーす』

アリサ「な、通信傍受がバレた!?」

俺『さて、それではこのセクハラジオの人気コーナーに行きましょう!』

クロウ『題して、アリサたんに○○したい!のコーナーだ!』

俺『このコーナーはサンダース大学付属高校のアリサたんにしたいこと、させたいことをバンバン出していくコーナーです!』

クロウ『流石は血気盛んなヤリたい盛りの男子高校生!本人が聞いたら発狂物の際どいネタがバンバン出てくるでしょう!』

俺『とても楽しみです!はてさてトップバッターは誰かな!』

チビ『はいはーい!同人誌作家のボクの出番ですね!』

俺『おおっと!これは楽しみだ!』

チビ『まずは腕をくさ』

ブチッ!!

アリサ「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

サンダース「どうしたんですか!!?」

>>122
俺「ざますとかスネ夫のママかよ」とか俺「身体が伸びた!キメェ!」みたいな感じで

…上に書いたネタをBC自由学園戦でやれば良かった!

>>127
俺「…ヒロインがザマス口調って萌えるか?」

チビ「ザマスで萌やすのはレベル高すぎますよ!」

ネクラ「萌えないザマス…」

俺「萌えない女に慈悲はない!容赦なく行くぞ!」

全員『おお!』

ガルパンあんま知らなかったけどこのss読んでて興味出てきた

>>130
その言葉、最高に嬉しいです!!

【悲報】俺くん率いるニーソチーム、戦車の重量的にタンカスロン参加出来ない

>>131
あ、ID変わったのでわかりにくいですが>>1です

トリップってこれでいいんですかね?これが初投稿なんでよくわからん…

俺「っと…そろそろいいかな?」

チビ『でその瞬間にXXXをXXXしてXXXXXすることで…』

俺「もういいぞ。作戦は終了した」

チビ『え、これただのエロ話じゃ無かったんですか?』

俺「ああ。通信傍受されてたから傍受出来ない状況を作った」

ケイ「…うまく逃げられたわね…」

地図を広げながらサンダースの生徒が言う

サンダース「隊長、恐らく敵は一度集合すると思います。そして集合するとしたらこの地点が最良と考えます」

ケイ「オウ、ナイスな推理ね!」

サンダース「我々はここに二両囮を出し、左右から挟み撃ちにする、というのはどうでしょうか?」

ケイ「なるほど…じゃあそれで行きましょうか!」

チビ『通信傍受なんてされてたんですか!?』

チョウ『確かにあんな通信を傍受出来ませんヨネ…』

俺「それじゃあ次の作戦にいくぞ!この作戦は触手チームが要だ!」

チビ『り、了解です!!』

上のレス、順番間違えました。反対です

チビ『九両が別れました。二両がニーソチームとくそみそがいるジャンクションに向かってます。残りは4、3に別れて挟み撃ちをする模様』

俺「了解!」



サンダース「もうすぐジャンクションよ!気をつけて!」

サンダース2「了解!」



チビ『射程内に入ります。3、2……』


俺「撃てぇ!!」

阿部『アッーーー♂』

ドォン!ドォン!!


サンダース「は?」

サンダース2「ジーザス!」

ズドンズドン!……パシュ!パシュ!

俺「よし!二両撃破!本隊が来る前に逃げるぞ!」

阿部『了解』

ケイ「Why!?二両撃破!?どういうこと!?」

ナオミ「隊長、一度集合した方がよさそうです」

ケイ「そうね…全車一度集合!」

チビ『敵全車が隊長車に集まってる…ナイトチーム、隠れて下さい。そっちに三両行きます。』

クロウ「了解!!」

チビ『無理はしないで下さいよ。三両相手はキツいと思います。』

クロウ「了解だ!」

クロウ「名誉挽回だ!行くぞ!」

厨二モブ『おぉ!!』

チビ『話聴いてました!?』

サンダース4「急げ!集合だ!」

サンダース5「周辺の警戒の手を抜くなよ!」

サンダース6「了か」

ドォン!…パシュ!

サンダース4「な、やられた!
ルノーだ!ルノーがいるぞ!」

サンダース5「何!?」



クロウ「一つ喰った!」


サンダース4「なめるな!」ドォン!



クロウ「発進!」ヒュン!

紙一重で回避する!

クロウ「くっつけ!」

ガツン!



サンダース5「ちょこまかと!」

サンダース4「やめなさい!不用意に撃ったら…」

ドォン!…パシュ!

サンダース5「あ…」

サンダース4「あ…」

サンダースの五番車が四番車を撃ち抜いた!

クロウ「計画通り!」

厨二モブ「ぴったりくっついていれば片方だけ撃つのは簡単ではない!」

サンダース5「すいません!ごめんなさい!」

サンダース4「馬鹿っ!謝ってる暇があるなら応戦しなさ」

ドォン!…パシュ!

サンダース5「あ…」



御舞等高校対サンダース大学付属高校

現在5対5。

ナオミ「くっ…」

ケイ「…やってくれるじゃない!」

アリサ「まるであっちも通信傍受をしているかのよう…」

ナオミ「まるでこちらの動きを見ているようだ…………はっ!?」

ケイ「ナオミ、どうしたの!?」

ナオミ「隊長、あれを見て下さい!」

ケイ「…アドバルーン?」

アリサ「!?」

アリサ(あれって通信傍受機を打ち上げるのに使ったバルーンじゃない!)

ナオミ「あれに人がぶら下がってます!」

ケイ「WAO!あれで空から私達を見ているの!?」

作戦実行時、ニーソ(俺)と触手(チビ)が合流

俺「よし!今からくもじぃ作戦を始めるぞ!あのアドバルーンを利用する!」

チビ「どうするんですか?」

俺「これを使う」

チビ「…ガムテープ?」

俺「ダクトテープ。アメリカ人が愛用する超強力万能ガムテープと考えてくれ」

チビ「そんなものをどこで…」

俺「アマゾンで買った。昔読んだ小説に感化されて買ったけど使う日がくるとは…」

チビ「それで?」

俺「チヘに備え付けられてるワイヤーを石ころに付ける。それをダクトテープで鳥もちみたいにする。これをぶんなげてアドバルーンのワイヤーに引っ掛ける。そんで通信傍受機を地上まで下ろしまして」

チビ「ほうほう」

俺「それをワイヤーとロープを使ってチビをくくりつける」

チビ「なるほ…へ?」

俺「チビが飛ばされないようにしっかりとワイヤーをⅡ号に固定すれば完成!名付けてチビレーダー!」

チビ「え、ちょっと!?」

俺「テイクオフ!」

チビ「そんなぁぁぁぁ!!」

今日は寝ます。明日サンダース戦決着!

チビ『やっとフラッグ車を発見した!東の方の森の中にいる!』

俺「よし!一番近いナイトチームが誘き出して!」

クロウ『了解!』

俺「ニーソとくそみそはヤムチャを守りながら攻撃に入る。触手は空から警戒しながら合流して!ファイアフライがこないうちに一斉に攻撃して片を付けるよ!」

全員『了解!』

チビ『先輩!すんごい怖いんですけど!そろそろ降りたいです!』

俺「試合が終わったら降ろしてやる!」

チビ「殺生な!」

クロウ「うてぇ!」

ドォン!カァン!

アリサ「チッ!場所がバレた!」

生徒「どうしますか!」

アリサ「あんな戦車余裕で倒せる!」

ドォン!

生徒「後ろからSU-85が!?」

アリサ「なっ!仕方ない!一旦逃げるのよ!」

チビ『フラッグ車が森を抜ける!』

俺「すまん!!四両で追って!」

チョウ『なぜデスカ!?』

俺「本隊の足止めが必要だ!」

チビ『無茶です!半数とはいえ五両いるんですよ!一瞬でやられます!』

俺「策はある。それに今回はフラッグ戦だ。ファイアフライの間合いに入られたらお終いだぞ!俺にかま」

チビ「それ以上は死亡フラグ!」

俺「……とにかく四両でフラッグを叩け!」

全員『…了解!』

生徒「森を抜けます!」

アリサ「よし!本隊の方へ…」

ドォン!ドンドンドォン!

アリサ「ストップ!ストップ!よけてっ!」

森を抜けて左側にM3とⅡ号、後ろにSU-85とルノー乙。

4対1

アリサ「嫌ぁぁ!!お、御舞等四車、こちらにむかってきます!!」

ケイ『あのアドバルーンのせいね!』

アリサ「無線傍受機を使われたのかと…」

ケイ『なっ、あれあなたのだったの!?』

アリサ「すいません!」

ケイ『バッカモーーン!!ズルするからこうなるのよ!いいから逃げなさい!』

アリサ「い、イエス、マム!」

クロウ「撃て!撃て!ドンドン撃て!」

810「暴れんな…暴れんなよ…」

チビ「撃てぇ!」

漫画家モブ「当たらないです!」

チビ「もっと狙え!」

漫画家モブ「無茶言わないで下さいよ!走行間射撃なんてそうそう当たらない上に僕たちだいしゅきホールドしか出来ないんですよ!」

チビ「というか怖い!この速度で風船に吊されてるとか超怖い!」

アリサ「このタフなシャーマンがあんな雑魚連中にやられる訳がない!所詮失敗作と火力不足の集団よ」

ズガァン!

アリサ「きゃあ!なにしてるの!早く撃ち返しなさい!」

生徒「でも当たりません!」
 
アリサ「何よあの雑魚戦車!小さすぎて当たらないじゃない!」

チビ「まずい!本隊が来る!ファイアフライが来る!」

阿部「くそっ!」

チョウ「俺サン!!」


ケイ『アリサ!もう少しで到着するわよ!』

アリサ「よっし!!ほら見なさい!あんた達みたいなクソ戦車なんてもう終わりよ!」

俺「いくぞ!一秒でも長く生き延び、一両でも多く足止めする!」

俺「“筆箱作戦”を開始する!」

ネクラ「なんで筆箱…?」

俺「昔、象に踏まれても壊れない筆箱があったんだよ!ほら、ファイアフライって象っぽいだろ?鼻とか」

キモオタ「ドイツにエレファントという戦車が」

俺「うるさい!いくぞ!」

ケイ「これで挟み撃ちよ!」

生徒『隊長!後ろからチヘがっ!きゃぁ!!』

ケイ「な…!」

生徒『履帯が切断されました!』

俺「むしろ近距離の方が相手は撃ってこない!」

ギャリギャリギャリ!

チヘのトリッキーな運転に地面が履帯が削れる!



ケイ「全員落ち着いて対処して!」

ナオミ「了解!」


俺「次も榴弾!とにかく履帯を切る!」


ドォン!

生徒「こっちも履帯をやられました!」

ケイ「くっ…!」

ギャリギャリギャリ!

ネクラ「これ以上は無理…!履帯が外れる!」

俺「わかった!最後に一回だけ全速力でターン!キモオタ!あそこを狙え!絶対に当てろ!」

キモオタ「了解であります!」

ギャリギャリギャリ!ジャララララ!

履帯が外れる!

俺「撃てぇぇぇ!!」



ケイ「これで…終わりよ!」

ドドォン!

砲声が重なる!

パシュ!

チヘ、行動不能!



ケイ「各車被害状況の報告!」

生徒「シャーマン、履帯が外れました!」

生徒「こっちもです!」

ケイ「くっ…ナオミは!?」

ナオミ「…主砲大破。……砲撃不能…」

ケイ「そんな……!」

俺「知ってるか?チヘってシャーマンに対抗するために作られた戦車なのに、初期型のシャーマンしか抜けないんだって…」

キモオタ「…悲しすぎますな」

ネクラ「…つまり大戦後期に作られたファイアフライは抜けない…と」

俺「でも履帯は切ることができるし、榴弾で主砲壊しちゃえば戦闘不能には出来なくてもほとんど倒せちゃうんだよなぁ…」

ネクラ「…あの走りをして主砲に当てるキモオタは化物だよ」

キモオタ「光栄です」

俺「さて、後は頼んだぞ!」

アリサ「ファイアフライが…やられた…」

生徒「そんな!」

アリサ「ま、負けるはずないあんな雑魚戦車相手に負けるはずないシャーマンは世界一のベストセラー戦車あんなのに負けるはずないのよいざとなれば私にはタケシがついてるタケシが助けてくれるタケ」

生徒「錯乱しないで下さい!…ってきゃぁ!」

不幸にも大きな岩に乗り上げてしまった!

阿部「貰った!イケぇ!!」

810「ンアッーー!(迫真)」

どぉぉぉん!!

ズガァン!…パシュ!

アリサ「う…そ」

サンダース大学付属高校フラッグ車走行不能!御舞等高校の勝利!




全員『よっしゃぁぁぁぁぁ!!』

御舞等高校が秋葉原で市街戦やったら強いだろうなぁ…

この大会終わったら書きます。

ケイ「エキサイティング!いい試合だったわ!」

俺「こちらこそ!下手したら開始すぐに囲まれてやられてたかもしれませんでした」

ケイ「ごめんね、盗み聞きなんてして」

俺「いえいえ、むしろ利用したのでよかったです。あ、全然嫌みなんかじゃなく!」

ケイ「それにしても、うちももっと鍛え直さないとね。軽戦車一両に三両やられたり、四両もいたのに攪乱されてファイアフライを失うなんてね」

俺「あれもほとんど運でした。」

ケイ「運も実力のうちってやつよ!私たちに勝ったんだから、必ず優勝しなさいよね!」

俺「はい!」

ケイ「ところで…そっちのメンバーが私をずっと見つめてるのは気のせい?」

ネクラ「」じぃ~~~

キモオタ「」ハナジブー

チビ「」カリカリカリカリ

俺「き、気のせいです気のせい!」

ケイ「ならいいけど…」

俺(俺達、あなたの胸と太ももに釘付けです、なんて言えるか!!)

ケイ「それじゃあね!」

アリサ「…」

ナオミ「…」

ケイ「みんな頑張ったわよ…それに全部終わった訳じゃないでしょ!戦車道の大会は他にもあるんだから!」

アリサ「隊長…」

ケイ「アリサは後で反省会ね」

アリサ「」シロメ~

俺「さて、帰りますか!」

キモオタ「二回戦進出ですな!」

ネクラ「…俺、ちょっといいか」

俺「なんだ?」

ネクラ「二回戦で戦う前にやらなきゃいけないことがある」

俺「…あぁ、今回の試合で気づいた」

チビ「なんですか?」



俺「圧倒的に戦車が足りない!!」



To be continue…

アンツィオ戦考えるの難易度高い…

我が愛しのドゥーチェを書くために今全力でアイデアをひねり出しました。書いてきます

ボーイズ&パンツァーOVA第一話「マノバシ・ウォー!」

俺「この話は>>1がいいアイデアが浮かばないときのための間延ばしのために書き溜められた話だ。しょーもない話やメタ発言をバンバンやっていくぞ!」

キモオタ「…」

ネクラ「こんなことやってるなら続きを書けよ…」

俺「>>1曰わく“アンツィオと大洗はそもそも相手が奇策使ってくるから考えるのが難しすぎる”とのこと。多分この話はアンツィオの前に来るだろうな」

(※現実になりました)

俺「そんなわけでドンドン間延ばししていくぞ!今更だけどキャラクター紹介!モチーフは>>1が勝手に想像して書いてるだけだから皆さんは気にせずキャラ像を妄想してください!」

キモオタ「…」パフパフ

俺…御舞等高校の隊長。ニーソチームの車長。奇策士。奇策は立てられるけど普通の作戦は立てられない。モチーフは皆さんの想像するよくいるラノベの主人公からヒロインを抜いて性欲を強めたもの。

キモオタ…ニーソチームの砲手。このssが始まってから一度も砲撃を外していない必中の砲手。外見モチーフは秋葉原によくいるテンプレのキモオタ。中身は「[田島「チ○コ破裂するっ!」]マスター黒沢」に出てくるアフロの人。

ネクラ…ニーソチームの操縦士。操縦がうまい。実はマリオカート全国一位という裏設定がある。モチーフはあんこうチームの操縦士冷泉麻子。性欲が強い。

マサイ…ニーソチームの装填手。マサイ族という強烈なキャラを持ってるが周りが濃いため存在感がない。一応名前をつけたけど出番は少ないしモチーフもない。

チビ…触手チーム車長。常識人の皮を被った変態。下も皮が被っている。漫研部員。息をするように二次元エロ画像を生み出すため重宝されている。モチーフはエンジェルビーツの大山。性欲が強い。

チョウ…ヤムチャチーム車長。中国製爽やか美少年。おそらく唯一の常識人。一件ひ弱だが必要なら崖から戦車で飛び降りるクソ度胸の持ち主。モチーフは小池徹平。

阿部…くそみそチーム車長。重戦車だって構わず喰っちまういい男。ガチホモ。よく俺やチョウを誘惑する。モチーフは言わずもがな。性欲が強い。

810…くっそ汚い24歳学生。聖グロ戦でアイスティーネタをするためだけに登場させた。モチーフは言わずもがな。性欲が強い。

ゲイ…聖グロ戦で一回だけセリフがあった。フォー!と叫ぶ。モチーフは某ハードゲイ(妻子持ち)性欲が強い。

クロウ…ナイトチーム車長。ビックマウスでかませ犬…になる予定だったがサンダース戦で三両撃破という大活躍を見せる。キャラが定まらない。モチーフはダークフレイムマスター(冨樫優太)性欲が強い。

俺「…性欲強すぎるだろ!?」

ネクラ「俺のモチーフが麻子さんとかファンに殺される…」ブルブル

キモオタ「私が常識人認定されていないことに抗議する!」

失敗したから再投下。すごいどうでもいい部分だけど一応

俺…御舞等高校の隊長。ニーソチームの車長。奇策士。奇策は立てられるけど普通の作戦は立てられない。モチーフは皆さんの想像するよくいるラノベの主人公からヒロインを抜いて性欲を強めたもの。

キモオタ…ニーソチームの砲手。このssが始まってから一度も砲撃を外していない必中の砲手。外見モチーフは秋葉原によくいるテンプレのキモオタ。中身は「オナニーマスター黒沢」に出てくるアフロの人。

ネクラ…ニーソチームの操縦士。操縦がうまい。実はマリオカート全国一位という裏設定がある。モチーフはあんこうチームの操縦士冷泉麻子。性欲が強い。

マサイ…ニーソチームの装填手。マサイ族という強烈なキャラを持ってるが周りが濃いため存在感がない。一応名前をつけたけど出番は少ないしモチーフもない。

チビ…触手チーム車長。常識人の皮を被った変態。下も皮が被っている。漫研部員。息をするように二次元エロ画像を生み出すため重宝されている。モチーフはエンジェルビーツの大山。性欲が強い。

チョウ…ヤムチャチーム車長。中国製爽やか美少年。おそらく唯一の常識人。一件ひ弱だが必要なら崖から戦車で飛び降りるクソ度胸の持ち主。モチーフは小池徹平。

阿部…くそみそチーム車長。重戦車だって構わず喰っちまういい男。ガチホモ。よく俺やチョウを誘惑する。モチーフは言わずもがな。性欲が強い。

810…くっそ汚い24歳学生。聖グロ戦でアイスティーネタをするためだけに登場させた。モチーフは言わずもがな。性欲が強い。

ゲイ…聖グロ戦で一回だけセリフがあった。フォー!と叫ぶ。モチーフは某ハードゲイ(妻子持ち)性欲が強い。

クロウ…ナイトチーム車長。ビックマウスでかませ犬…になる予定だったがサンダース戦で三両撃破という大活躍を見せる。キャラが定まらない。モチーフはダークフレイムマスター(冨樫優太)性欲が強い。

サンダース戦の二日後

俺「そろそろ新しい戦車を手に入れ、戦力増強したい!」

チビ「先輩…まだ金が貯まってないです」

俺「知ってる!だから考えてるんだ!」

キモオタ「…いつもみたいにぱぱぱ~っと奇策で戦車手に入れて下さいよ…」

俺「そんなことできる訳な……出来ないこともない…出来ないこともない!!」

ネクラ「…どうするの?」

俺「それはだな…」


俺「DO☆GE☆ZA だぁぁぁ!!」

俺「戦車を!下さい!」

ダージリン「いきなりですわね!」

チビ「戦車を…下さい…」

オレンジペコ「なんか感情込めてきましたね」

クロウ「ダージリン先生…先生が…したいです…」

ダージリン「勝手にやればいいんじゃないかしら?」

俺「というわけで戦車を下さい」

ダージリン「どういうわけか説明してからにしていただけませんか?」

誤字った。

クロウ「ダージリン先生…戦車が…したいです…」

に、心の中で訂正して下さい…

なに!?ダージリン先生としたいだと!!?

>>186
阿部「それは俺が許せないな」

クロウ「あ、ちょ、やめろ!いや、やめてくださ」

クロウ「アッーーー!」

俺「ご存知の通り、うちの戦車は五輌のみ。少しでも戦力の増強がしたいのです。そこで!」

俺「我が校に友好校供与をして欲しいのです!」

ダージリン「…友好校供与、レンドリースですか…」

レンドリースとは仲のいい学校同士が戦車を融通したりすることである。

俺「是非ともよろしくお願いします!」

ダージリン「うーん…」

俺「お願いします!戦車を下さい!なんでもしますから!!」



ダージリン「ん?今なんでもするって言ったわよね?」


俺「え……あの…?ダー様?そのネタは乙女がやるものでは…」

ダージリン「ネタではありません。オレンジペコ、アッサム。連れて行きなさい」

オレンジペコ「了解です」ガシッ

アッサム「さあ、こっちへ」ガシッ

俺「え、あ、ちょっと待って止めて?え………アッー!」

チビ「あ、えぇと…」

ダージリン「戦車をレンドリースするのはいいとしますが、私たちはサンダースやプラウダのように戦車が有り余っているわけではありません。なので、もう使っていない軽戦車となりますがよろしいでしょうか?」

チビ「あ、はい…あの~先輩は?」

ダージリン「3日ほど借ります」

俺『いや、ちょっとそれは止めて!それは駄目だから!あ、ちょぉ!ンアッーー!』

クロウ「…大丈夫なのか?」

ダージリン「…大丈夫なはずです…多分…」

クロウ「…大丈夫なのか?」

ダージリン「…大丈夫なはずです…多分…」

俺『助けてくれぇぇぇぇ!!』

ダージリン「それではこちらがガレージです」

チビ「先輩…今までありがとうございました」

俺『おいこらチビぃ!!見捨てるなぁぁ!!』

クロウ「戦車、見に行こうか…」

俺『クロウてめぇ!!』

オレンジペコ『往生際が悪いです。覚悟をきめてください』

俺『ペコさん!?それは駄目だって!』

チビ「なんでしょう、捉え方によっては先輩は今幸せなんじゃ無いでしょうか?」

クロウ「その通りだ…」

ダージリン「これが今回あなた達にレンドリースするバレンタイン歩兵戦車です。2ポンド砲は強力とは言えませんが足まわりが壊れにくく、改造の幅が広いです。」

チビ「おお!」

クロウ「実に御舞等らしい戦車だ。うまく改造すれば作戦の幅が広がるな…」

チビ「後はこれに乗る人を探さないと…」

クロウ「それは学校に戻ってからだな」

チビ「それじゃ、ありがとうございました!このお礼は隊長からということで!」

ダージリン「ええ」ニコォ

隊長が何をされるかは考えないことにした。

今日はこれにて。明日新キャラ&アンツィオ偵察!(予定)

聖グロリアーナ女学院、午後3時

ダージリン「ティータイムよ。メイドさん、よろしく」

アッサム「今日はジンジャーナッツが食べたいわ…」



俺「か、かしこまりました…」プルプル



そこにはメイド服を着た俺がっ!

俺「あの~ダージリン様…」

ダージリン「なんですか、メイドさん?」

俺「俺、なんでメイドなんでしょう。せめて執事とかにはならなかったんですかね…?」

ダージリン「あら?女装が得意だとケイから聞いたのだけど」

俺「得意ではないですからね!?」

ローズヒップ「ほら、さっさとして下さいませ!」

俺「はぁい…只今…」

俺の女装スキルとメイドスキルが向上した!

俺「はぁ…」コポコポ

同日、御舞等高校生徒会室

チビ「只今戻りました!…イカ臭っ!」

クロウ「おえっ…」

阿部「悪いな、今日はいっぱい取り締まり(意味深)をしたからな」

チビ「何を取り締まってたんですか!?」

阿部「そりゃぁ風紀…」

チビ「ですよね…」

阿部「と、ケツの穴」

チビ「アウトぉぉぉ!!」

阿部「今日の取り締まり(意味深)は締まりがよかったな」

クロウ「聞きたくない!そんな呪いの呪文聞きたくない!」

阿部「ところで、まだ奥に取り締まらないといけない奴らがいるんだが…」

チビ「やめてくださ…」

キュピーン!

チビ「阿部会長!ちょっとその人達に会わせて下さい!」

阿部「なにぃ?お前もやりたいのか?いいよいいよ、存分にヤるといい」

チビ「違いますよ!?」

不良「あ、あんだよお前らぁ!」

子分「うぅ…」プルプル

舎弟「ぶ、ぶっ飛ばすぞっ!」

チビ「あなたは不良さん!?…なんかいつもの覇気がないですが…」

不良さんはこの御舞等には珍しい不良である。

阿部「こいつらの前で3人ほど掘ったからな」

不良「…」プルプル

チビ「いつもオラオラな不良さんが震えてる…」

不良さんは金髪にピアスである。ちなみに子分は青髪、舎弟は坊主である。

チビ「あなた達に提案があります」

不良「あ、あんだよ…」

チビ「僕達と一緒に戦車道をやってくれませんか?」

子分「はぁ?」

舎弟「戦車道ぅ?」

不良「そんな女の遊びなんかやるか!」

チビ「そうですか…それは残念です。阿部会長」

阿部「ところで俺のキンタマを見てくれ、コイツをどう思う?」

阿部さんがおもむろに逞しく反りだったナニを取り出す。ちなみにソッチの用語でキンタマは男性器全体を指すらしい。

不良「ひぃ!!」

チビ「僕達と戦車道をやるかここで貞操を失うか、選んで下さい」

阿部「やらないか」

不良「わ、わ、わかった!やる!」

阿部「わかった、それじゃケツを出せ」

不良「そうじゃない!そっちじゃない!戦車道をやる!やってやる!!」

阿部「…チッ」

チビ「それではようこそ!御舞等高校戦車道チームへ!」

クロウ「…お前、容赦ないな…」

チビ「外道、奇策は先輩譲りです」

チビ「これがあなた達に乗ってもらう戦車、バレンタイン歩兵戦車です」

不良「お、おう…」

チビ「操作の説明をするのでひとまず乗り込んで下さい」

舎弟「なんでこんなことを……」

チビ「貞操」

阿部「やらな」

舎弟「さあやるぞ戦車道!!」

チビ「いいですね!初めてにしては操縦が上手いです!」

子分「そ、そうか…」

チビ「次は撃ってみましょうか。あっちにいるSU-85を狙って下さい」

阿部「おう!どんとこい!」

不良「え、えと、標準を合わせて…おい舎弟、これってどうやって標準合わせるんだ?」

舎弟「えぇ~、わかんないっすよ。適当に真ん中に合わせりゃいいんじゃないっすか?」

不良「こうか?」

ドォン!

チビ「残念、ハズレです。ちょっと練習しましょうか。まず標準にある三角形を見て下さい」

不良「お、おう…」

不良さんチームの厳しい練習が始まる!

チビ「安易に稜線を越えないで!」

ズドーン

不良’s『ギャー!』ガキィン!

チビ「ちゃんと遮蔽物を活用するっ!」ズドーン

不良’s『うぎゃぁぁ!!』ガキィン!

チビ「避けて見て下さい!」
ズドーン

不良’s『んぎゃぁぁぁ!』ガキィン!

一方そのころ…

ジャブジャブ

俺「…」

メイド姿で皿洗いする俺の姿が。

俺「…この格好なら…女子更衣室に忍び込めるかな…」

オレンジペコ「ていっ」ガッ!

俺「あうっ!」

オレンジペコ「馬鹿なこと言ってないで仕事して下さい」

俺「…」ジャブジャブ

俺(ペコたんええ匂いやなぁ!!)

スンスンハァハァスンスンハァハァスンスンハァハァスンスンハァハァ

オレンジペコ「…ていっ!」

俺「あうっ!」

場所は戻って御舞等高校

不良「あンの野郎…偉そうに命令しやがって…」

子分「本当っすよ!一発かましてきてやりましょうか!」

舎弟「ぶっ飛ばしてやりましょう!」

不良「黙ればお前ら…」

子分「兄貴も…って、え?」

不良「ぶん殴るんじゃねぇ…コイツであのチビを一泡噴かせてやるんだよ!」ガンッ!

戦車を叩く

不良「もうわかった。次は外さねぇ…子分!」

子分「へ、へい!」

不良「俺が合図したら急ブレーキを踏め」

子分「お、おっす!」

不良「舎弟!」

舎弟「うっす!」

不良「チビ達が撃ってから次を撃つまでの時間を計れ」

舎弟「うっす!」


不良「あの生意気なチビにブチ込んでやるぞ!」

子分・舎弟「押忍!」

チビ「もう一回いきますよ!」

不良「きやがれ!」


フィールドは遮蔽物のないだだっ広い荒地。チビ率いるⅡ号、触手チームvs不良率いるバレンタイン、不良チーム(仮)

不良「いくぞ!次は勝つ!」

チビ「お、雰囲気が変わった?」

不良「お前ら魂込めろ!」

子分「押忍!」

舎弟「押忍!」

チビ『それじゃあ1対1の模擬戦を始めます』

不良「かかってこい!」

ぶぅぅぅぅぅぅん!

不良「とにかく全速力!」

………

不良「右折!」

子分「うっす!」ズザサザ!

ドンドンドン!

スカァン!カンッ!

Ⅱ号の砲撃を一発回避、二発は弾いた!

不良「いまだ!回り込め!」

子分「あいさー!」

ガタガタガタガタ!

不良「…………」


チビ「撃て!」ドン!

不良「停車ぁ!!」

ギギィ!!

紙一重で回避する

不良「いけぇ!!」

ドォン!

停車と同時に放たれた弾は一直線にⅡ号に飛んでいき…

ズガァン!

命中!


不良’s『よっしゃぁぁぁぁ!!』

子分「勝ちましたよ!」

舎弟「兄貴かっけぇっす!」

不良「当たり前だ!けど、子分が俺の指示通りに運転してくれて、舎弟が撃ってくるタイミング計ってくれた。俺達3人で勝ったんだ!」

子分「兄貴…」

舎弟「感動ッス!」

チビ「すごいですよ3人とも!始めたばかりなのにこんなにすぐ戦えるなんて!」

不良「ふんっ!当然だな」

チビ「それじゃあ今度の試合もバッチリですね!」

子分「おうよ!この3人ならどんな奴でも倒しちまうぜ!」

チビ「それでは次の試合用にバレンタインにこの装備を付けたいと思います」

不良「なんだこりゃ?」

チビ「少ないお金絞って買ったんですから使いこなして下さいよ?これはですね───」

不良「お前ら…」

子分「どうしたんすか?」

舎弟「真剣な顔して。兄貴らしくもない」

不良「俺たちは今までなんの努力もせずに生きてきたな…」

子分「…」

舎弟「そうすね…」

不良「でも俺ぁ今日思ったんだ。人に認められるっつーことは思ったより悪くねぇなって」

子分「…うっす!」

舎弟「わかるっす!」

不良「…ガチで努力して、ガチでやってやろうぜ、戦車道!」

子分・舎弟『うっす!!』

一方そのころ…

ダージリン「あら、そろそろティータイムの時間ですわ」

俺「こちらでございます」

アッサム「今日のおやつは…」

俺「こちらでございます」

ダージリン「…随分手際が良くなったわね…」

オレンジペコ「それではいただきましょうか…」

ダージリン「…」コクッ

ダージリン「…!!」

俺「本日は俺特製ロイアルミルクティーでございます…茶葉の一つ一つまでこだわり抜き、ミルクも厳選いたしました。時間の誤差もコンマ以下の完璧なタイミングで淹れさせていただきました。お味は如何でしよう?」

ダージリン「せ、聖グロリアーナ女学院の…紅茶文化が…完敗した…」

オレンジペコ「な、なんて完成度…」

アッサム「淹れるときにどうしても残ってしまう雑味が…一切無い…」


俺は紅茶道を極めていた。

ヤンキーはホモ、はっきりわかんだね。明日こそアンツィオやる。明日こそドゥーチェを書く

俺「ただいま!」

チビ「お帰りなさ……なんでメイド姿…」

俺「……何も聞かないでくれ」

チョウ「聖グロぐらしはどうでしたか?」

俺「…なんか最後引き止められた…専属紅茶係に任命されそうになった」

チビ「…女子に囲まれる職場ですよ。良かったですね」

俺「そのかわりずっとメイドだぞ?」

チビ「…遠慮しときます」

俺「それで…そこにいる不良さんは?」

不良「あぁん?なんだこの変態は?」

子分「ナメてんのか?」

チビ「新しいメンバーです」

俺「怖いんだけど」

チビ「貞操、って言うと大人しくなります」

不良「ゴチャゴチャうっせえよ!このメイド男はモンなんだよ!」

俺「俺はここの隊長だ。よろしくな!」

不良「あぁ?こんな変態が隊長ぅ?」

舎弟「こんな奴が隊長なら兄貴が隊長やったほうがいいっすよ!」

子分「そっすよそっすよ!」

俺「…まぁ少しくらい調子乗ってるほうが大胆な戦いにはいいかもな…」

チビ「不良さん…あんまり喧嘩売らないほうがいいですよ?多分この人のチーム、うちで一番強いですから」

不良「うるせぇ!こんな変態にまけねぇよ」

俺「…やっぱり鼻へし折っといたほうがいいかもな…」

チビ「…戦車、用意しときますね」

さっきと同じフィールド

不良「うらぁ!いくぜ!」

舎弟「おっす!」

子分「やってやりましょう!」



俺「距離1500m。当てれる?」

キモオタ「…相手は停車してる…余裕でありますな」

ネクラ「…容赦ないね」

俺「一応隊長と隊長車の威厳は見せないとな。尊敬しろとは言えないけど、メンバーに信頼されないとやってられないだろ?」

キモオタ「その通りですな」

俺「そんじゃ、撃て!」
どぉん!!

不良「え?」

ドカギィィィン!…パシュ!

チビ「不良さんチーム(仮)、戦闘不能!」

不良「ちくしょう!もういっかいだ!!」

不良’s『うわー!』ガキィン!…パシュ!

不良’s『いやぁ!!』ガコォン!…パシュ!

不良’s『上から!?』ガコォン!

………見事全敗

不良「え?」

ドカギィィィン!…パシュ!

チビ「不良さんチーム(仮)、戦闘不能!」

不良「ちくしょう!もういっかいだ!!」

不良’s『うわー!』ガキィン!…パシュ!

不良’s『いやぁ!!』ガコォン!…パシュ!

不良’s『上から!?』ガコォン!

………見事全敗

俺「それじゃあ次の対戦相手を発表するぞ!」

チョウ「オオ!」

ババン!

俺「アンツィオ高校だ!」

キモオタ「アンツィオですか!」

ネクラ「イタリア人が創設したイタリア風の学園艦だな…」

俺「というわけで今回も潜入でーす!」

チョウ「…また女装デスカ?」

俺「いや、今回はしなくていいぞ。そして今回は正面から乗り込む!」

クロウ「…それ潜入か?」

俺「細かいことは気にしない」

俺「さあやってきたぞ!アンツィオ高校!」

本日の偵察メンバー
俺、チョウ、クロウの3人

クロウ「なんで入校証があるんだ…」

俺「ここの校長とは一年前潜入したときに意気投合してなぁ」

チョウ「…」

俺「女性の素晴らしさについて語り合ったら、何時でも来ていいって言われた」

クロウ「…エロは人を繋ぐな」

チョウ「…うわぁ!」

クロウ「これが“ローマよりローマ”って言われる所以か…」

コロッセオとか普通にあるし

チョウ「屋台がいっぱいデスネ!」

俺「ここのメシは旨いし安いぞ?」

クロウ「ところで、俺よ…」

俺「うん…」



俺「めっちゃ注目されてるな…」



アンツィオ生徒「…」じ~

俺「…お…なんだ…」ジリジリ

生徒「お兄さん達…お昼ご飯食べた?」

チョウ「え…食べてないデスケド…」

生徒「!!」キュピーン!

アンツィオ女子の目が輝く!

女子1「そこのイケメンのお兄さんうちのピザは美味しいよ!」

女子2「ハンバーグ!うちはハンバーグ!食べ応えあるよ!男子なんだからいっぱい食べるだろ!!」

女子3「食後はミラノ風ジェラートに決まりだよ!ほらっ!こっちこっち!!」

俺「うわわわ!?」

クロウ「人の波がぁ!」

チョウ「なんとイウ商売意欲!!」

俺「クロウ!ここは俺達に任せていけぇ!!ここで食べてこいつらを食い止める!」

チョウ「俺サン!僕今月お小遣いキツいんですケド!!」

俺「女子に囲まれて食えるんだ!ありがたく金を払え!」

チョウ「仕送りがぁ!!」

俺「とりあえずピザ一枚!チーズ二倍で!パスタ!?食う!ペスカトーレ!」

チョウ「もうヤケクソだぁ!ドンとコイっ!」

クロウ「すまない!今度なんか奢るから今は耐えてくれ…!(金銭的に)」

戦いには犠牲が必要なのだ…(金銭的に)

クロウ「はぁ…はぁ…どこだ!戦車道の店!もしくは戦車!」

ペパロニ「おにーさん!アンツィオ名物鉄板ナポリタンだよ!これは食べていかなきゃ損だよ!」

クロウ「すまん、先を急いで…あ、この屋台戦車の形している…ここが戦車道チームの店か…」

ペパロニ「どうしたのおにーさん?」

クロウ「いや、何でもない。おすすめのやつをくれ」

ペパロニ「はいよっ!」

おおう…一瞬怒りそうになって混乱した後めっちゃ嬉しくなりました。ありがとうございます!

今のところ決勝戦までにあと二輌増やしたいと思ってます。一輌はあるイカレてる重戦車に決めてるんですがあと一輌決まってません。もしリクエストがあればその中から気に入ったやつを出します。

あ、ドイツの玉戦車みたいに資料が無い戦車とかマウス、カール自走臼砲みたいなチート過ぎる戦車は多分採用しないです…

M4A1シャーマンで

AMX ELC bis はどうかな?

>>229
チハたん「」プルプル

チヘたん「」プルプル

>>230
なにこの子!軽戦車なのに逞しいモノをもってらっしゃる!?

今読み直して気づいた。サンダース戦、アリサの好きな人の名前が間違ってる…タケシ誰だよ…ニビシティのジムリーダーかよ…

ペパロニ「はいよっ!鉄板ナポリタン!300万リラだ!」

クロウ「300…万リラ!?」

ちなみにこれを書いてる現在のレートで言うと300万リラは1億1000万円ほど。

クロウ「えぇと…300円でいいのだろうか…?」

ペパロニ「あ、うん…ドゥーチェにはウケたんだけどなぁ…」

モグモグモグモグモグモグモグモグ

クロウ「う、うまいっ!」

ペパロニ「だろ?」

クロウ「ところで、この屋台戦車の形してるけど…戦車道のチームの人?」

ペパロニ「おっ!その通り!」

クロウ(この子から情報抜けるか…?)

クロウ「と、言うことは今度の試合にも出るのか?」

ペパロニ「もちろん!今やってる大会は全国大会の前哨戦なんて呼ばれてるからな!アンチョビ姉さんも張り切ってるよ!あ、アンチョビ姉さんってのはうちの隊長な」

クロウ(初めて聞いた…この大会そんな意味があったんだ…)

この大会は全国大会の前哨戦と言われていて、ここで活躍したチームは全国大会でも活躍すると言われている。戦車道内のゴールデングローブ賞。以上、後付け設定でした。

ペパロニ「まあ次の相手には負けないけどな!なんてったってうちには秘密兵器があるからな!」

クロウ「秘密兵器?」

ペパロニ「おう!聴いて驚け!うちは遂に重戦車を買ったんだ!名前は……えぇと…P…なんだっけ?」

クロウ「えぇ…覚えてないのかよ…」

ペパロニ「まあ名前なんてどうでもいい!Pなんとかがあれば次の対戦相手なんて簡単に勝てる!…ええと、お、お…」

クロウ「御舞等高校」

ペパロニ「そうそれ!…ん?なんでそんなにスラスラ出てきたんだ?」

クロウ「うっ…」

クロウ(バレたか…)

ペパロニ「お兄さん通だねぇ!」バンバン

クロウ(アホの子で良かった)

クロウ「ところでその秘密兵器ってやつはどこにあるんだ?」

ペパロニ「今アンチョビ姉さんが動かしてるから…多分コロッセオにあるんじゃないか?」

クロウ「なるほど…ありがとう!次の試合頑張れ!」 

ペパロニ「おうっ!」

クロウ(コロッセオね……)

え?全国大会前なのになんでP40があるのかって?察しのいいガキは嫌いだよ……

マウスvsオイ車とか面白そうwwただ奴らに運用出来る財力があるのか…

>>1のアイデアと暇な時間が尽きない限り続けたいと思っているので、今回の大会で出せなくてもいつかはやりたいとは思ってます。超重量対決とかタンカスロンとか

俺「クローウ!」モグモグ

クロウ「おお、切り抜けてきたのか!」

俺「ここは東海道の宿場町かっ!」

クロウ「すまない、日本史はさっぱりなんだ」

俺「そんで?なんか情報は?」

クロウ「秘密兵器があるんだとよ。コロッセオの中にある」

俺「了解!チョウ、いくぞ」

チョウ「疲れマシタ…」

俺「お、CV33!普通に走ってるんだな」

俺「無駄に作り込まれてるな…」

チョウ「このコロッセオで体育の授業とかもするらしいデスヨ」

俺「ここで体操服…時代がよくわからなくなってくる…」

クロウ「そろそろ出るぞ!」

アンチョビ「見ろ!これが我がアンツィオの秘密兵器だ!!」

生徒「おおお!!」

俺「おお!…すまん、この戦車知らない…」

チョウ「ええと…イタリアの重戦車、P40デスネ!レアな戦車デス!」

クロウ(あの子、Pまでは合ってたんだな)

アンチョビ「はっ!」

アンチョビがポーズを決める!

生徒「おおー!」パシャパシャ

俺「おおー!」パシャパシャパシャパシャ

クロウ「…お前って奴は…」パシャ

チョウ「と、言いつつ撮るんデスネ…」

アンチョビ「まあ、これさえあれば御舞等など一捻り、全国大会も楽勝だ!」

生徒『ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!』

俺「ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」

クロウ「お前…」

俺「はっ!俺としたことがつい!」

チョウ「いや、キャラ通りデショウ…」

とりあえず今日はこんなもんで。また書いてきます

アンチョビ「ん?今聞き慣れない声が……って!あぁぁぁ!!」

俺「あ、バレた」

アンチョビ「お前ら!御舞等の奴らだろ!?」

チョウ「オマエラ、オマイラ…」

クロウ「混ざるな…」

俺「そうだ!俺達が御舞等だ!」

チョウ「僕達がお前ら…」

クロウ「おーい、チョウが混乱してるぞー」

アンチョビ「どうしてこんな所に!」

俺「えぇと…メシ食いに」

チョウ「偵察デショ」

俺「まあそんな感じ」

アンチョビ「ひ、秘密兵器の情報がぁ…」

クロウ「オムナポリタンの女の子が普通に教えてくれたけど?」

アンチョビ「え……ペパロニか!!他校の生徒にはあれほど秘密にしろと言ったのに!!」

クロウ「あ、ペパロニって言うんだ、あの子」

アンチョビ「ええい!知られてしまったのなら無事には帰さん!」

俺「…正直ここに住んでもいい」

チョウ「…ご飯美味しいデスシネ」

アンチョビ「え、えぇ~」

クロウ「じゃあどうするの?帰さないだけじゃ効かないぞ?」

アンチョビ「ご、拷問とか?」

俺「例えば?」ハァハァ

クロウ「お前は何を期待しているんだ」

アンチョビ「ええと…手足を縛って…」

俺「縛って?」



アンチョビ「目の前でパスタを美味しそうに食べるとか?」



俺「発想がかわええ!!!」

クロウ「飯テロか!確かにキツいが…」

アンチョビ「え、えぇと…」

俺「…その手に持ってる鞭は使わないのか?」

アンチョビ「…人のこと叩いた事ないし…」///

俺「どうしようこの子天使だ」

チョウ「鞭で叩いたことのある人の方が少数派デス…」

俺「さて、そろそろ帰るか」

アンチョビ「この流れで帰るか普通!?」

俺「いや、この後普通に練習あるし」

アンチョビ「こっちは何も解決してないんだが!?」

俺「え、まだ俺の拷問について考えるの?」

アンチョビ「当然だ!」

俺「当然なのか!?」

きっと家で格好つけてペチペチやってるんだよ。…可愛くね?

そこは名古屋育ちのドゥーチェだからね?…そしてえげつねぇなイタリア…

クロウ(ああ、論点がズレてる…)

チョウ「どうしましょう、このままじゃ泥試合デスヨ!」

クロウ「落ち着け、この学校はノリと勢いが凄い学校だ!それを利用するんだ!」

チョウ「ドウヤッテ!?」

クロウ「こうするんだよ!」

クロウ「ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」

チョウ「エ!?ナンデ!?」

クロウ「いいから!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」

チョウ「え、エェ…ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」

二人『ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!』

生徒「お、そうだ!なんだか知らないがドゥーチェを応援しないと!」

生徒「そうだそうだ!」

生徒「ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」

生徒『ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!』

アンチョビ「な、なんだお前らぁ!?」

俺「ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」

クロウ「俺、帰るぞ」

俺「ドゥーチ…はっ!いつの間に!」

チョウ「そういうのイインデ!」

クロウ「それじゃあなぁ!」

俺「さよーならー!」

アンチョビ「コラ!かえってこーい!」

生徒『ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!』

アンチョビ「お前ら静かにしろぉぉぉ!!」

試合当日!

俺「全員準備OKか?」

チビ「OKです!」

阿部「いつでもイケるぜ」

チョウ「了!」

クロウ「問題ない」

不良「おっす!」

俺「今回の戦いの要はお前たちだからな!頑張れよ、キヨハラチーム!」

不良「押忍!!」

不良→番長→清原という図式である。

ちなみに今日のフラッグ車はチヘ。今回の作戦の要は軽戦車なので俺が引き受けたのである。

アンチョビ「たのもーー!」



俺「お、千代美さん!」

アンチョビ「千代美と呼ぶな!アンチョビと呼べ!もしくはドゥーチェ!」

俺「それで、何か用か?」

アンチョビ「試合前の挨拶だよ。この前会ったときは挨拶どころじゃなかったからな」

俺「ああ、うん…そだね…」

アンチョビ「私はアンツィオ高校のドゥーチェ・アンチョビ」

チョウ「戦車道の人はみんなソウルネーム持ってるんデスカネ…」

クロウ「聖グロも紅茶の名前だったしな…」

チビ「先輩はないんですか?ソウルネーム」

俺「えぇ…考えたことない……テナルディ軍曹?」

クロウ「何故あえて不名誉な名前を選ぶ…」

テナルディ軍曹は戦場を徘徊して金目の物を漁る盗賊である。ちなみに軍人ではない。それどころか実在しない。

俺「歴史は苦手だ!有名な軍人とか全然知らない!」

クロウ「思いつかないなら俺が考えてやろう」

俺「お前の考える名前ダサいからやだ」

クロウ「がーん」

俺「もう普通でいいよ!御舞等高校隊長の俺だ!よろしくな!」

アンチョビ「私達は相手が男だろうが女だろうが負けない!じゃなかった、勝つ!今日は正々堂々勝負だ!」

俺「おう!よろしく!」

ファンファーレが鳴る…


ヒュー…ポン!

花火が鳴った


俺「出撃ぃ!!」

全員『応っ!』

アンチョビ「Avante!」



アンチョビ「いけいけ!どこまでも進め!勝利を持ち得る者がパスタを持ち帰る!」

ペパロニ「最高っすよアンチョビ姐さん!お前らもたもたすんじゃねぇぞ!」

生徒『おぉーーー!!』

ペパロニ「このペパロニに続けぇ!地獄の果てまで進めぇ!!」

アンチョビ「よし!このままマカロニ作戦開始!」

ペパロニ「オーケー!マカロニ特盛りでいくぜ!」

俺「よし!軽戦車軍団!“同人誌作戦”を開始する!」

チビ『了解!』

チョウ『了解!』

クロウ『了解だ!』

不良『押忍!』

ペパロニ「てめぇら急げ!この作戦はスピードが命だ!」

彼女達が取り出したのは木製のデコイだ。このデコイを相手チームが通るであろう十字路に設置、これで敵に『大量の敵が十字路に配置されている』と思わせ、足止めさせる。足止めされた敵を機動力を駆使して囲んで殲滅する、という作戦であった。

ペパロニ「戦いってのは火力じゃねぇ。おつむの使い方さ!」

一方、御舞等高校の“同人誌作戦”は…

俺『お前ら!この作戦はスピードが命だ!』

彼らが取り出したのは木製のデコイだ。このデコイを相手チームが通るであろう十字路に設置、これで敵に『大量の敵が十字路に配置されている』と思わせ、足止めさせる。足止めされた敵を機動力を駆使して囲んで殲滅する、という作戦であった。

俺「これが御舞等のやり方だぁ!」

つまり何が言いたいかというと…



作戦がガッツリ被ったのである


ペパロニ「ハッハッハッ!今頃あいつらビビって十字路で立ち往生してるぜ!」

チビ「ハッハッハッ!今頃相手はビビって十字路で立ち往生してますね!」



生徒「大変ですペパロニ姐さん!前にルノーが!」

ペパロニ「は?なんでバレてんだ!?」


厨二モブ「大変だ!前にCV33が5輌!」

クロウ「へ!?なんでバレてんだ!?」



ペパロニ「まあいいや!アンツィオの機動力についてこられるかってーの!」

クロウ「まあいい!この前のシャーマン3輌に比べれば楽勝だ!」

とりあえず今日はこんなもんで。アンチョビも俺も奇策師だからね。こんなこともあるんだねぇ…

不良「敵二輌発見!…えぇと…あいつ何だっけ?」

子分「セモベンテっていう駆逐戦車っすよ!砲塔が無い分砲の威力が強いんす!」

舎弟「あいつがここにいると言うことは…作戦がバレたんじゃないか!?」

不良「なにぃ!?」

チビ『あ、不良さん!見られた!』

不良「な、どうする!?」

アンチョビ「おいペパロニ!マカロニ作戦はどうした!?」


俺「おいクロウ!同人誌作戦はどうなってる!?」


ペパロニ『今敵と交戦中っす!ばれちまいました!』

クロウ『今敵と交戦中!作戦バレた!』



アンチョビ・俺『何ぃぃぃぃ!?』


アンチョビ「おい!出動だ!敵はこっちに来てるぞ!」

カルパッチョ「はい!」


俺「しょうがない!真ん中を突っ切ってフラッグを叩く!ヤムチャとくそみそは俺を守りながら突撃!俺を囮にするぞ!」

不良『俺とチビはどうすんすか!?』

俺「撃ちながら撒いて!」

不良『了解!』

チョウ「俺サン!前を見テ!」

俺「はぁ!?なんだあれ!?」


阿部「デコイが向かい合ってる…な」

俺「嘘だろ!?作戦被ってる!?」

チョウ「相手も完璧に同じ作戦とか有り得ないデショウ!?」

阿部「奇策師、奇策に溺れたな」

俺「奇策師は奇策に溺れないって聞いたんだけどなぁ!!……ん?」



アンチョビ「マカロニ作戦が破られるなんて!なんて鋭い連中なんだ!…む?」

森の道で

この瞬間、二人の隊長がすれ違う…!


アンチョビ「なっ!?全車停止!敵フラッグ車発見!」

カルパッチョ「SU-85は任せて下さい!隊長はフラッグ車を!」

俺「敵フラッグ発見!」



阿部「あのいいモノ持ってる駆逐戦車はまかせろ!隊長はフラッグを追え!」

俺「よろしく頼む!」



阿部「旋回急げ!押しのけろ!」


カルパッチョ「駆逐戦車同士の勝負…装填のスピードが鍵になる!」

クロウ「くそっ!当てでも当てても復活してきやがる!」

厨二モブ「あいつらゾンビかよ!」

どぉん!

クロウ「命中!」

またCV33が飛び出してくる!

厨二モブ「また復活した!」

ペパロニ「お前ら行くぞ!」

生徒「はい!」

ルノー乙がCV33に囲まれる!

ペパロニ「Spara!」

ダダダダダ!

厨二モブ「いたたたたた!!」

クロウ「痛い!地味に痛い!」

厨二モブ「気を確かに!別にルノーとシンクロしてるわけじゃないからな!?俺達は痛くない!」

クロウ「う、おう…それにしても何故こんなにCV33が出てくる…」

クロウ「…そうかわかったぞ!あいつら白旗出てない車両を立て直してるんだ!」

厨二「軽さで威力を殺してるのか!!」

クロウ「ならウィークポイントを狙い撃つしか……この速度で走行間射撃とか無理だろ!?」

厨二「やるしかないでしょ!?」

俺「不良!撒けたか!?」

不良『全部チビに押しつけてきた!』

チビ『助けて!本当助けて!』

俺「わかった!合流するぞ!」

不良『了解!』

チビ『無視ですか!?』

俺「チビはできる限り遠くにセモベンテを誘導して!」

チビ『り、了解!』

クロウ「くっそ!的が小さい!」

厨二「クロウ!隊長ならどんな風に敵を倒すか考えろ!発想の転換だ!」

クロウ「俺ならどうやって敵を倒すか……外道…奇策………あ、」



クロウ「体当たりで段差から突き落とそうぜ」

クロウ「気合い入れろ!」

厨二「おう!」

クロウ「いち、にの、さん!」

ずがん!!

生徒「うわ!?体当たり!?」

生徒「うわわわ!!?」

ひゅーーズドーン!…パシュ!

クロウ「よっしゃ!次はあいつた!」

ずがん!!

生徒「いやぁぁ!!」

ひゅーーズドーン!…パシュ!

クロウ「これいけるぞ!」

アンチョビ「今だ!フラッグ車もらった!」

どぉん!

俺「ヤバい!」

チョウ『ヤラセルカ!!』

俺「チョウ!?」

ぶぅぅぅん!!

M3がチヘに被さる!

ずがん!!…パシュ!

M3走行不能!

チョウは自分が身代わりとなりフラッグ車を守ったのだ!

チョウ『うぅ…やられマシタ…』

俺「チョウ!怪我はないか!?」

チョウ『大丈夫デス!後は頼みます!』

俺「すまない!後は任せろ!」

アンチョビ「よし!1輌撃破!フラッグ車は裸!勝てるぞ!この大会で勝って、全国大会でも勝つ!アンツィオは弱くない!じゃなかった!強い!」


ペパロニ『すいませんアンチョビ姐さん!CV33が3輌やられた!』

アンチョビ「って…なんだって!?い、一端フラッグ車の所に集合!体勢を立て直す!」

俺「撃て!」

キモオタ「了解!」どぉん!


生徒「ぐえっ!」パシュ!

アンチョビ「ああ!こっちのCVもやられた!」



不良『すまねぇ!遅れた!』

俺「よし!よく来た!この森を抜けたら何にもない土地があるからそこで決着つけるぞ!」

不良『了解!』

アンチョビ「開けた土地に出た……ってフラッグ車がいない!?って逃げてる!?」

そこにいたのはバレンタイン歩兵戦車だけだった。チヘは森の中に逃げ帰っている。


アンチョビ「バレンタインの砲ならP40の正面装甲は抜けない!あいつを倒して集合!今度こそフラッグ車を叩くぞ!」

不良「いくぞお前ら!ビビったら終わりだかんな!」

子分「腹くくりました!」

舎弟「しゃぁ!行きましょう!」

不良「砲塔旋回!」

ギギギギギ

不良「突撃!」

子分「押忍!」

アンチョビ「は!?あいつら何を考えてるんだ!?」

バレンタインはP40に向かって突撃を始めた。だが、砲塔を180°回してP40と正反対に砲口を向けながら

アンチョビ「初心者で操縦に不慣れなのか…?」

アンチョビ「まあいい!どっちにしてもバレンタインじゃこっちの装甲は抜けない!そしてこっちの砲ならどこでも抜ける!正面から撃ち抜いてやる!」

アンチョビ「Spara!」

不良「いくぞ!ビビるなよ!フルスロットル!」

子分「うおおおおおお!!」

不良「舎弟!」

舎弟「スイッチオン!」



どがぁぁぁん!!

バレンタインの後方に爆発が起こる!


アンチョビ「…は?」


戦車が、空を飛んだ!

不良「これが俺たちの、天空飛翔だ!!」

アンチョビ「嘘だろぉぉぉぉ!!?」

~回想~

時は戻ってチビとの練習の時

チビ「これが新しい装備です」

不良「…なんだこれ?」

チビ「これはですね…ロケットブースターです」

不良「は?」

チビ「昔、塹壕によって戦車が進めない、なんてことが多々あったんです」

不良「まあそうだな」

チビ「そのときイギリス軍が考えたのが、軽戦車の後ろにロケットブースターしこたまつけて塹壕飛び越えようぜ、っていう作戦です。」

不良「それが…これだと」

チビ「そう、バレンタイン歩兵ジャンピング戦車です。ただこれ、下手したら着地のときにひっくり返っちゃうんですよね」

不良「どうするんだよ」

チビ「びびって下手に速度下げると逆に失敗するんで速度下げないで下さい」

不良「わかった!」

~回想終わり~

不良「着地!」どぉん!

アンチョビ「P40を飛び越えた!?……はっ!?」

不良「砲は既にお前に向いてる!」

そう!不良が突撃前に砲塔を回したのは、敵を飛び越えたときに、すぐ背後を撃てるようにするためだった!

アンチョビ「何ぃぃぃ!?」

不良「例え相手が重戦車だろうとエンジンを撃ち抜けば倒せる!」

どぉん!

アンチョビ「うわぁぁ!」

ズガァァァン!!…パシュ!


アンツィオ高校、フラッグ車走行不能!勝者!御舞等高校!!

不良「よっしゃぁ!!」

俺「二回戦突破ぁぁぁ!!」

P40は性能的に中戦車、という突っ込みは無しの方向で。ドゥーチェが重戦車と言うのならそれは重戦車なのである。

今までセモベンテが最大火力だったチームから見ればP40は革命ですからねぇ…

アンチョビ「あぁー!勝てると思ったんだけどなぁ!おめでとう!」

俺「ありがと、うちもチョウがいなかったら負けてた…」

アンチョビ「優勝しろよ?応援してるからな!だよな!」

生徒『うおおおお!!』

俺「どうしようアンツィオ高校が天使すぎるんだが」

クロウ「メンバー全員が勝者を応援出来るとか…本当凄いなこの学校…」

アンチョビ「うちの自慢の生徒だからな!」フフン!

アンチョビ「さてと…お前ら準備に取りかかれ!」

生徒『おおおおお!!』

俺「え?何が始まるの…?」

アンチョビ「ふっ…諸君!試合だけが戦車道じゃない!試合に関わった選手、スタッフを労う…これがアンツィオの流儀だ!」

全員『おおおお!!』

貧乏学生歓喜!!

チョウ「食費が!浮ク!」

不良「野郎共!食い尽くせ!」

阿部「俺は他人のメシだって構わないで喰っちまう人間なんだぜ?」

クロウ「と、いいつつ俺のピザ取らないで下さい」

俺「…ごめん、うちの奴ら一切遠慮ないからな…」

アンチョビ「いいんだ、むしろドンドン食べろ!」

俺「それじゃあ…遠慮無く!」

アンチョビ「それにしても驚いたなぁ」

俺「ん?何が?」モグモグ

アンチョビ「まさか戦車が飛ぶなんてなぁ…」

俺「ああ、あれな!たまたま戦車道ショップで見つけたんだ。レアなんだって」

アンチョビ「あんなもの売ってるのか…まあ戦車で飛ぶなんてバレンタインくらいのものだと思うけどな!」

俺「まあそうだな!いくら軽戦車でも飛ぶなんてな!ハハハ!」

この時アンチョビは知らなかった。今後自分も戦車で飛ぶことになろうとは…



アンチョビ「………ん?」モグモグ

アンツィオ編はこれで終了です!次は小ネタ挟んでからのプラウダ戦!

今一瞬にして番外編書いてきた

ボーイズ&パンツァーOVA二話、『ギジンカ・ウォー!』

ある日の練習後…

チビ「先輩先輩、これ知ってますか?」

俺「ん?あぁ…モンストか。俺やってないからよく知らないぞ?」

チビ「このゲームですね、なんと兵器が擬人化されてるんです!」

俺「戦車を擬人化…ミリタリー×擬人化…それって艦こ…」

クロウ「それ以上はいけない」

俺「どれどれ…ほぅ…チャーチルにマチルダ…ティーガーもいるな…あ、これはⅣ号か…」

キモオタ「まあうちの戦車はなさそうですな!」

俺「みんなメジャーな戦車ってわけじゃないからね~」

チヘ「」チョンチョン

俺「ん?」

チヘ「…」モジモジ

俺「ええと…こちらにいるドジッ子風メガネ美少女はどちら様かな…?」

チヘ「あの…チヘです…ご主人様…」

俺「ああ、なんだ、チヘか!そうかそうか……って、えええええ!?」

俺「はぁ!?どういうことだ!?」

クロウ「そ、そういえば!!」

俺「どうしたんだクロウ!何か思い当たるのか!?」

クロウ「今日の朝、黒スーツでサングラスをかけたじいさんに会った気がする…」

俺「馬鹿野郎!それはタモリさんだよ!なんで逃げないんだよ!お陰で世にも奇妙な世界に巻き込まれちゃったじゃないか!」

クロウ「だってまさかタモさんがいるとは思わないじゃないか!」

俺「くそっ!まさか本当に世にも奇妙なことになってしまうとは…」

チヘ「あ、あのぅ…なんか…すいません…」

俺「大丈夫だ、チヘたんは何も悪くない。強いて言うならタモさんとタモさんから逃げなかったクロウが悪い」

チビ「待って下さい!チヘが擬人化されたと言うことは他の戦車も…」

バレンタイン「Hey!わたしのでばんネ!」

不良「うわぁ!?バレンタインが女になった!?」

チビ「バレンタインは金髪幼女ですか…」

バレンタイン「オニーサン!」

不良「おわわっ!何だよ!」

俺「…ロリコン!」

不良「違う!そしてこの状況を説明してくれ!」

Ⅱ号「もう!わたしをむしするなんて!ちゃんとふくじゅーしなさい!」

クロウ「Ⅱ号は高飛車な幼女…軽戦車は幼女なのか…」

チョウ「M3はどうなるんデスカネ?うちのは中国仕様なんデスケド…?」


M3「きんぐまちゃんだよ!よろしくねぇ!」

俺「金熊ちゃん?」

チョウ「中国でこのM3は金門之熊って呼ばれてたんです!だからきんぐまちゃんナンデスネ!」

俺「なるほど。確かに金髪なのにチャイナドレスだな。そしてチャイナドレス幼女ってなんか危ないな」

阿部「うちのSU-85はどうだろうか?」

SU-85「何ガンつけてんだよ?あぁん?粛清すんぞコラぁ!?」

俺「SU-85は男勝りのお姉さんか」

阿部「男じゃないのか…」

SU-85「あぁ?うっせえよこの粗チン!」

阿部「そうか…ところで俺のキンタマを見てくれ、こいつをどう思う?」

SU-85「な、なに見せてやがる!?つーかおめぇらのせいであたしの車内がイカ臭えんだよ!」

俺「なにしてるんだよ阿部さん…」

クロウ「じゃあルノー乙はフランスと日本のハーフなのか!?」

俺「まあ、きっと可愛い幼女なのかだろうな」

クロウ「俺は別にロリコンじゃないが、可愛い子だといいな」

チビ「見てみましょうか!」

クロウ「ドキドキ…」

ルノー乙「ミーはルノー乙ザンス」

クロウ「……」

三枚の出っ歯でつり目の男であった。

ルノー乙「シェー!」

クロウ「…」

ルノー乙…フランスから買った日本戦車

イヤミ…フランス帰りの日本人

クロウ「……………」




クロウ「なんでだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」










クロウ「はっ!…夢か……」


おしまい

今思いついて勢いで書いた。反省はしているが後悔はしていない。

自走砲なんて大嫌いだ。そんな1日でした

アンツィオ戦の次の日!

俺「全員お疲れ様!今日は1日戦車の整備と修理だ!」

御舞等高校の戦車は自動車工を目指す阿部さんと自動車部(弱小)によって管理されています。

俺「チヘたん~今回もありがとな~」ゴシゴシ

阿部「俺、ちょっといいか?」

俺「なんですか?やりませんよ?」

阿部「いや、そういうことじゃない。こいつを見てくれ」

俺「なにこれ…ヘッツァー改造キッド?」

阿部「これは38tをヘッツァーに改造出来る、というものだ。」

俺「凄いな。足まわりが似てるってだけでこんなに改造出来るんだ」

阿部「俺はこれに近しいことがやりたい。このSU-85をSU-100に改造したいと思っているんだがどうだろうか?」

俺「まあSU-85と100には外見的には大して差がないから改造出来るかもしれないな。金は?」

阿部「各部活から義援金を頂いた」

俺「正当な手段だろうな…?」

阿部「安心しろ。各部活の部長はもう俺のテクニックが無ければ生きていけない体だ」ボロン

俺「聞きたくなかった!!」

阿部「まあそれは冗談として、戦力強化は必要だ。」

俺「んで、それはどこに売ってるんだ?」

阿部「ここにある」

俺「何々?戦車道ショップ、えんたーみっしょん?」

阿部「秋葉原にある戦車道ショップだ。ディープな店だから多分あると思う。俺は修理で手を離せないから買ってきて欲しい」

俺「了解。ここ一週間は停泊の予定ないからなぁ…今から大発、動かせるかなぁ…」

チビ「…どうせまた脅すんでしょ?」

俺「…あくまでご協力願うだけな」

※大発=大発動挺
輸送船からの揚陸作業や上陸船に用いた、現代でいうところの「上陸用舟艇」。戦車を運ぶためにも使われた。普通の大発ではSU-85は運べないのできっと特大大発か超大大発あたりを使っていると思われる。ちなみにダイハツドウテイというが車のダイハツとも童貞とも関係無い。

俺「と、言うわけで。輸送船かして!」

船舶「またかよ!サンダースのときだって無理したのにこれ以上」

俺「ツイッ」

船舶「オーケー!何とかしよう!」

最強の切り札、ツイッターのアカウント。

俺「帰ってきたぜ!あっきはっばらーーー!!!」

キモオタ「はいはい、戦車道ショップを探しますよ」

俺「ちょっとアニメイト行きたい」

チビ「アニメイトもとらのあなもあっとまーくカフェもセガも学園艦にあるでしょ!」

俺「違うんだよ!本場の雰囲気をだなぁ!」

キモオタ「俺氏、アニメイトに関しては本店は」

チビ「いいですから!ほら!戦車道ショップにいくんでしょ!」

大中小と妙にバランスのとれた三人組、秋葉原に上陸

秋葉原某ジャンク通り

俺「ここか…」

キモオタ「思ったより小さいですね」

チビ「いざ!」



おっさん「…いらっしゃ…!?」

チビ「先輩…なんか店主さんが目を見開いてこっち見てるんですけど…」

俺「そりゃ、男の客なんてそうそういないからな…」

キモオタ「すいません、戦車の改造をお願いしたいのですが…」

おっさん「あ、ああ…どの戦車を改造するんだね」

俺「ソ連のSU-85です。それをSU-100にして下さい」

おっさん「SU-85に男で戦車道…君達まさか御舞等高校の戦車道チームか!?」

俺「あ、はい、そうですけど…」

おっさん「やっぱりか!」

俺「どうして知ってるんですか?」

おっさん「ファンなんだよ!遂に男のロマンがわかる戦車道チームが現れてくれたんだ!応援しない訳がない!」

俺「は、はぁ…」

おっさん「ちょっと待ってな!準備してくる!」

俺「あ、どうも…」

チビ「ファンなんていたんですねぇ。何でだろう…」

キモオタ「昔から戦車道は女子のものでしたからなぁ…しかしかつて戦車に乗っていたのは男!男のいるところにはロマンがあるのですよ!」

俺「まぁ応援してくれるってのは嬉しいものだな」

キモオタ「で、ありますな」

戦車道ショップ、えんたーみっしょん地下ガレージにて

おっさん「それで、こいつを改造するんだね」

俺「はい」

おっさん「ふむふむ…なるほど、少しくたびれているが……実に丁寧な整備。いいメカニックだ」

俺「阿部会長……本当に凄い人だったんだな…」

おっさん「少し中がイカ臭いが…」

俺「阿部会長……本当中でナニやってるんだ…」

おっさん「まあいい。久々に腕がなるいい戦車だ。」

俺「どこくらいかかりますか?」

おっさん「超高速でやって2日で終わらせる」

俺「思ったより早いですね!」

おっさん「またすぐに試合だろう?早く仕上げねばな」

俺「ありがとうございます!」

キモオタ「後は消耗品の購入ですな」

チビ「練習用の砲弾がもう少しで切れます。あとⅡ号の弾も少ないです」

俺「了解、じゃあそれを買って一旦帰るか」



おっさん「ちょっと待ってくれ!」

俺「はい?」

おっさん「あんた達に見てもらいたいものがある。ついてきてくれ来てくれ」

俺「見せたいもの?」

チビ「…阿部会長ならここで『コイツをどう思う?』とか聞いてくるところですが…」

キモオタ「それは阿部氏だけであります…」

俺「お前ら阿部会長恐怖症過ぎるだろ…」

とりあえず今日はこんなもので。まずい全然書いてない…

もぐもぐ

おっさん「これを見てほしい」

そこにあったのは一輌の戦車だった。

俺「これは…?」

おっさん「MX製ELC戦車改良型。かつての俺の相棒だ」

俺「かつての…相棒?」

おっさん「俺も昔は戦車道をやっていてね」

キモオタ「昔は今以上に競技人口が少なかったと聞きましたが…」

おっさん「それでもいたんだよ。女の武芸に命を懸ける、バカな男がな…」

俺「…」

おっさん「懐かしいなぁ…仲間と一緒にコイツで戦った日を昨日のように思い出せる」

チビ「…」

おっさん「それでな、野試合を重ねて名前を売っていって、ある時大会に出ようって話になったんだ。そりゃ死に物狂いで練習して、整備もこれ以上ないほどに頑張ったさ」

キモオタ「そんなことがあったんですか…」

おっさん「でもな、俺達はその大会に出られなかった」

チビ「なんでですか!?」


俺「男だから…ですか?」

おっさん「その通りさ…奴らは戦車道を乙女の嗜みとしか見ていなかった。あくまで女子戦車道としてしか大会を開いていなかったんだ。男なんて門前払いだったよ。」

俺「…」

おっさん「懐かしいなぁ…仲間と一緒にコイツで戦った日を昨日のように思い出せる」

チビ「…」

おっさん「それでな、野試合を重ねて名前を売っていって、ある時大会に出ようって話になったんだ。そりゃ死に物狂いで練習して、整備もこれ以上ないほどに頑張ったさ」

キモオタ「そんなことがあったんですか…」

おっさん「でもな、俺達はその大会に出られなかった」

チビ「なんでですか!?」


俺「男だから…ですか?」

おっさん「その通りさ…奴らは戦車道を乙女の嗜みとしか見ていなかった。あくまで女子戦車道としてしか大会を開いていなかったんだ。男なんて門前払いだったよ。」

俺「…」

すいません、間違えました

おっさん「でも今は違う…あんた達みたいに、男だって戦車道をやれるんだ!」

キモオタ「…」

おっさん「お願いがある。俺はもう戦車に乗れるような年でもない。こいつに…ELCにもう一度夢を見させてやってくれないか…?」

三人『!?』

おっさん「こいつを、君達と一緒に戦わせてやってほしい」

俺「本当にいいんですか?」

おっさん「ああ!もちろんだ!むしろ君達に使って欲しい!」

チビ「…凄い話ですね…」

おっさん「こいつは装甲は薄いが機動力があって、なにより軽戦車の範囲を超えた90㎜砲は中戦車、場合によっては重戦車をも喰う化物だ」

俺「す、すげぇ…」

おっさん「ただし砲塔が限定旋回だ。癖のある奴だがよろしく頼む」

俺「わかりました!こいつに勝利を見せてやります!」

おっさん「ああ!期待してるぞ!」

キモオタ「あのー、盛り上がってる所大変失礼なのですが」

俺「なんだよ、今男のロマンを確かめあってるんだよ」

キモオタ「ELCって戦後車両ですよ?」

俺「…へ?」

おっさん「…あ」

キモオタ「1956年の計画で生まれた戦後車両ですな」

チビ「…もしかしておっさんが大会に出られなかったのって…男だからじゃなくて、単にレギュレーション違反だったからじゃ…」

おっさん「」ダラダラ

おっさんが脂汗をかき始める

俺「え、ええと…」

おっさん「……コイツ、どうしようか…」

俺「…」



全員、『お前戦車道ショップの店主がその間違えしちゃいけないだろ』というツッコミをしない優しさは持っていた

毎日必死で戦車を調べてます…今度映画でも見ようかな…

俺「…改造だ」

チビ「?」

俺「ELCを戦前戦中の車両に改造しちゃえばいいんだよ!ほら!38tをヘッツァーに改造出来るんだ!これが出来ないわけがない!最初のヘッツァーのくだりはフラグだったんだよ!」

最後のほう、震え声である。

俺「全員改造出来そうな戦車を調べろ!軽戦車から探せばなんとかなるだろ!」

おっさん「…改造の準備してくる…」

チビ「おっさん…心折れてる…」

おっさん、ごめんなさい…俺の知識不足のためにこんなキャラになってしまって…

俺「……おっさん…この戦車にELCのパーツ使えるか…?」

おっさん「え、そりゃ出来ないことはないけど…本当にそれでいいのかい?言っておくけど攻撃力皆無で紙装甲だよ?そりゃあずば抜けてるとは言えるけど…」

俺「いや、いい。コイツなら御舞等高校にぴったりだ…」

おっさん「任せなさい!ほぼ総とっかえになるが…コイツが生きるならそれでいい!」

俺「頼んだぞおっさん!」

おっさん「ああ!」

キモオタ「」

チビ「」

不安でしかない二人であった。

二日後…

俺「おっさん!戦車取りにきたぞ!」

おっさん「おうっ!完璧に仕上げてある!これだ!」

そこにはしっかりと改造されたSU-85改め、SU-100があった!

おっさん「主砲の威力も向上したし装甲も厚くなったぞ!」

俺「よしっ!…それでおっさん、例のブツは?」

おっさん「…こっちだ」

ガレージの更に奥に連れて行かれる

キモオタ「…本当にまともな戦車なんでしょうね?」

俺「大丈夫」

チビ「…」

おっさん「こいつだ!!」


Ⅰ号戦車があらわれた!

キモオタ「…俺氏?」

俺「ハイ、ナンデショウカ…?」

キモオタ「ぺらっぺらな装甲に豆鉄砲じゃないですかぁぁ!!」

俺「あぁん?お前軽戦車バカにしてんのかおい?」

キモオタ「バカにはしてませんよ!?ただ何故そのチョイス!?」

俺「Ⅰ号は軽い装甲だろ?そいつに強力なエンジンを載せれば速度がずば抜けるだろ?偵察に持って来いだ!」

チビ「うーん…一理あるような…ないような…」

俺「いいの!これでいいの!」

キモオタ「…まぁないよりはましですか…ね」

ペラペラ紙装甲に有能なエンジンを積んで超速いⅠ号戦車の完成です!これでよかったのだろうか…

御舞等高校ガレージ

俺「と、言うわけで新しい戦車が手に入った」

チョウ「いいですね!」

クロウ「ありがたや、ありがたや」

阿部「で、誰に乗ってもらうんだ?」

俺「ああ、目星はつけてる」

チビ「え?誰ですか?」

俺「アイツだよ…」

俺「というわけで、戦車に乗ってくれ」

航海「なんでだよっ!」

俺「人手が足りない、でも使える駒がいる、答えは自ずと決まっているだろ?」

航海「お前にとって俺は駒かよ!」

俺「ツイッタ」

航海「何なりとお申し付け下さい、ご主人様」

チビ(駒だ…)

航海「糞ぅ!!」

俺「俺は悪くない、全ては現役女子高生を装って恥ずかしいツイートをしているコイツが悪い」

航海「ああああああああ!!」

俺「外見は硬派なのになぁ?こんな硬派な男がJKになりすましてるなんて知れたら大変だなぁ?」

航海「私はあなた様の奴隷で御座います」

チョウ「外道…」

チビ「鬼畜…」

俺「というわけでⅠ号には航海科チーム(仮)に乗ってもらいます」

航海「よろしく!」

チビ「あれ?元気になってる」

航海「やるからにはやる気出さないとな!」

俺「単位の話したらやる気がめっちゃあがった」

航海「やめろぉ!」

好青年と見せかけて小物、航海くんが仲間になりました。



1号C型かな?

>>366
強いて言うならⅠ号C型風ですかね?中身がアレなので

俺「そんで、次の対戦相手が決まりました!!」

キモオタ「おおー」

俺「次はプラウダ高校だ!」

ネクラ「プラウダか…あそこは物量が凄いからな…」

俺「サンダースにも負けないくらい多いからな、あの学校」

チビ「今回は15対15。こっちはⅠ号を含めて7輌…相手の編成を知りたいですね」

クロウ「また偵察行くのか?」

航海「それは無理だ」

クロウ「なんで?」

航海「御舞等とプラウダの今の距離が遠すぎる。輸送船行って帰ってくるまでに試合が始まってるよ」

俺「うーん…どうしようかなぁ……あ」

チョウ「どうしました?」

俺「あいつに聞こうぜ!」

アンチョビ「で、なんでうちに来た?」

俺「お前試合ある度に出店出してるだろ?プラウダの情報も色々持ってるんじゃないかな、と思って」

アンチョビ「…ご注文は?」

俺「この店で一番いい物を」

アンチョビ「Si!お代は?」

俺「そうだな、お前の好きそうな恋愛小説3冊ほど貸してやろう」

アンチョビ「な…!?な、な、なんで知ってる!?誰にもその趣味は言ってないはず…!」

俺「某Pパロニさんから情報は常に漏れてる」

アンチョビ「ペパロニぃぃぃぃぃ!!」

俺「…」ニヤニヤ

アンチョビ「言うなよ!誰にも言うなよ!!」

俺「Si」ニヤリ

アンチョビ「うぅ…」

俺「…それじゃ教えて」モグモグ

アンチョビ「緊張感は無いのか…まあいい。プラウダ高校は青森の女子校、去年の優勝校だ。」

俺「知ってる。あの黒森峰を破ったって話だからな。あと戦車の数もサンダースに次いで多いって聞いた」

アンチョビ「流石にそこまでは知ってるか…それじゃあ戦力的な話をするぞ」

俺「おう」

アンチョビ「プラウダ高校の強さは指揮官にある。隊長カチューシャと副隊長ノンナの指揮は強力だ。カチューシャは重厚で堅実な作戦を立て、ノンナがその補佐をする。そして同時に優秀な砲手でもある」

俺「なるほど」

アンチョビ「そして隊員たちも隊長の指揮によく従う。信頼関係が上手くいっている証拠だな」

俺「なるほどね…戦術的には?」

アンチョビ「基本的には集団で密集して数で押し潰すスチームローラー作戦だな」

俺「集団で行動か…なんの戦車が出るかわかるか?」

アンチョビ「前の試合では
T34/76中戦車が7輌、T34/85中戦車が6輌、JS-2スターリン重戦車が一輌、KV-2ギガント重砲兵戦車一輌、って感じだな」

俺「うーん、やっぱ強いな…かーべーたんとか本当怖い…」

アンチョビ「次のフィールドは?」

俺「雪上…」

アンチョビ「プラウダの得意分野だな…」

俺「速攻でフラッグ車を叩くしかないか…持久戦してもジリ貧だしな…」

アンチョビ「まぁそうなるな…」

俺「…とりあえずわかった。ありがとな」

アンチョビ「どういたしまして。それで…報酬の方は…」

俺「次ここに来たときな」

アンチョビ「試合終わったらすぐ来い!」

俺「りょーかい、りょーかい」

俺「それじゃあ当日まで練習するぞ!」

全員『はいっ!』

俺「特に航海!初心者だからと言って敵は容赦してくれないからな!バシバシ指導するぞ!」

航海「おうっ!」

俺「それじゃ、練習開始!」

明日こそプラウダ戦に入る…はず。そしてドゥーチェは天使です

プラウダ戦当日!

俺「寒っ!!」

キモオタ「や~、ものすごい雪ですねぇ」

ネクラ「運転しにくいな」

俺「完全にプラウダのホームって感じだな…」

チョウ「俺サン…なんかくそみそチームの皆さんが雪で棒と玉を作り始めました…」

俺「ああ、 どうせネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲 だろ。完成度高い…」



阿部「いいモノが出来たな」

810「(この完成度)やべぇよ、やべぇよ」



天に反りたつガチの逸物である。


俺「止めろ馬鹿やろう!!」

ずばーん!

俺の見事な跳び蹴りが炸裂!たくましい逸物が粉々に!

阿部「アッー!お前!何をする!」

俺「黙れ歩くセクハラ!」

阿部「おま、仮にも先輩に向かって!ケツを向けろ!」

俺「絶対やだ!そして今に関しては俺が隊長だ!俺が一番偉い!」

810「エロいっ!」

俺「纏わりつくなぁ!!」

ギャーギャー!ワーワー!

ちょっとだけ書いたので投下。それではおやすみなさい…

チョウ「俺サン!プラウダの生徒サンが来まシタ!」

俺「お、ありゃカチューシャ隊長とノンナ副隊長じゃないか」


カチューシャが自信ありげな顔でこちらに近づく

カチューシャ「…クク…ププ!アハハハハ!このカチューシャを笑わすためにこんな戦車用意したの?」



俺(ロリっ子だ…)

キモオタ(ロリでありますな)

ネクラ(ロリだな)

クロウ(ロリータ…)

チビ(ロリですね…)


カチューシャの煽りなんて聞いちゃいない変態共

俺「はっ!危ない!ロリータの魔力に意識を持って行かれるところだった!」

カチューシャ「はぁ?何を言ってるの?」

俺「気にしないで…まあ、今日はよろしく!」

握手するため手を出す

カチューシャ「…ノンナ!」

するとノンナはいきなりカチューシャを肩車した

カチューシャ「いい?あなた達はカチューシャよりすべてが下なの!戦車も技術も身長もね!」

俺「性欲も?」

カチューシャ「せーよ…?よくわからないけどあなた達より下なものはないわ!」

俺「なるほ……ひぅ!?」

俺(なんだこの寒気は…射抜くような殺気…まさか…下にいるノンナ副隊長!?)

ノンナ「」ゴゴゴゴゴ

俺「」プルプルプル

俺(ヤバいあの目はヤバい!過去に人を5、6人はヤっちゃってる目だ…!)

カチューシャ「まあいいわ!今日はあなた達を完全に叩き潰してやるわ!覚悟することね!」

俺「既に殺されそうだけどね☆」

カチューシャ「行くわよノンナ!じゃあね~ピロシキ~」

ノンナ「」ゴゴゴゴゴ

俺「…」ブルブルブル

カチューシャのエセロシア語にも突っ込む余裕がない俺

チビ「先輩、ご冥福をお祈りします…」

俺「俺、この試合中に殺されるよね…あれは怒らせちゃいけない人だったよね…」

ネクラ「ここに紙とペンがある。遺書を書いておけ」

俺「…前略、父さん、母さん、妹よ…あなた達がこれを見ているころには僕はそれはそれは惨い方法で殺されているでしょう…」

クロウ「さて!プラウダの敵意は全てアイツに向いたと言っても過言じゃない!全員安心して戦えるぞ!」

全員『いええええい!!』

俺「やめろお前ら!」

いつかやる秋葉原市街戦のためにアキバ練り歩いてるんですけど、どのくらいの広さがあれば戦車道できるんですかねぇ…情報求ム

試合開始!

プラウダ高校側

カチューシャ「あいつらにやられた車両は全員シベリア送り25ルーブルよ!」

ノンナ「日の当たらない教室で25日間の補習、ですね」

カチューシャ「いくわよ!あえてフラッグ車だけ残して後は全部殲滅してやる!力の違いを見せつけてやるんだから!」

生徒『 Ураааааааа!!』

ノンナ「Расцветали яблони и груши Поплыли туманы над рекой♪」

カチューシャ「 Выходила на берег Катюша На высокий берег на крутой♪」

ロシア民謡、カチューシャを熱唱中であった


御舞等側

俺「そういえばプラウダ高校って試合中に一体感を高めるために歌を歌うんだって」

チビ『ああ、なんか聞いたことあります!カチューシャでしたっけ?』

クロウ『隊長と同じ名前だな…』

不良『俺らも何か歌うか?』

俺「歌うっていっても何を?」

阿部『おいおい、俺達にぴったりの歌があるだろ?』

俺「え、あったっけ?そんなの」

阿部『多分御舞等の生徒なら殆どが歌えるはずだ』

俺「じゃあそれを歌ってみるか!」

全員『やらないか、やららないか、やら、やらかいかい恋って思いは止められない♪』

俺「もっと漢(オトコ)チック、パワー♂きらりんりん、ちょっと危険な、か♂ん♂じ☆」

阿部「やらないか(合いの手)」



クロウ「絶対選曲間違えた!」

阿部「何を言っている、志気が上がるだろ?」

クロウ「どこが!?」

生徒「敵は全車北東方面に、変な歌を歌いながら移動。時速、約20キロ」



カチューシャ「ふーん、一気に攻めようってわけ?生意気な…ノンナ!」

ノンナ「わかってます」



※これから御舞等高校は罠にはめられます。華麗なはまり様をお楽しみ下さい

大学選抜戦が楽しみだぜ!

いや~最初に考えたのがプラウダ戦だったから黒森峰くらいで終わりにしようかな、と考えてたら妄想が暴走しましたww最近はスピンオフに手を出してあれこれ考えてます

俺「凄く、凄く…大きいです…男心チャーンス♪」

チョウ「前方、敵三輌発見!」

俺「わかった!全車警戒!」

俺「砲撃用意!くそみそ、射撃!」

阿部『応っ!』

ドォン!…ズガン!…パシュ!

俺「キモオタ!撃て!」

キモオタ「了解!」

ドォン!…ズガン!…パシュ!

俺「よしっ!二輌撃破!」

チビ『先輩!一輌、向こうに逃げました!』

俺「全車追撃!!」

クロウ『逃がすなぁ!!』ドォン!

チョウ『なんで逃げてるんデスカネ?』

クロウ「俺達が全車で追ってるからじゃないか?」

チョウ『そうですヨネ!』

※罠だからです

クロウ『前方に敵5輌!フラッグ車発見!』

チビ『フラッグ車発見!?』

阿部『これは勝ったな!』(慢心)

不良『フラッグ車さえ倒せば!』

ドォン!ドンドン!ドドン!

チビ『敵が撤退していきます!』

クロウ『俺達に恐れをなしたか!』

※罠だからです

チョウ『敵は前方の廃村に撤退していきマス!』

航海『全速前進ヨーソロー!!』

阿部『突撃ぃ!!』

不良『カチ込みだぁぁ!!』

※廃村に突撃しましたが、罠です

俺「撃てぇ!!」

ドォン!

敵フラッグ車、T-76は回避!

チビ『当たれぇぇ!!』

俺「あのさ…上手く行き過ぎじゃないか?」

キモオタ「…やっぱり思いました?」

ネクラ「…これってさ」



俺「罠じゃね?」

※正解です

今日はここまでで。全く書きだめてないので進行スピードがゆっくりですが、許して下さい何でもしますから!

ん?今なんでも(ry
最初スレ見たときはTSUEEEEものだと思ったけど別にそんなことはなかったぜ!

めっちゃ面白いです、続き楽しみです

>>395
嬉しいです!ありがとうございます!

俺「な!?」

クロウ『どうした!?』ドォン!

俺「後方に敵が!」

チビ『9時の方向に敵が!?』


クロウ『ええと…これは…』

阿部『囲まれたな…』

ドォン!ドォン!ドォン!

不良『撃ってきたぞぉ!?』

航海『ぎゃぁぁぁ!!』

ドォン!ドォン!

敵の砲撃が御舞等を狙う!

阿部『俺!どうする!?』

俺「う…うーん…どうするか……あ」

チョウ『なんですか!?』

俺「全車右に方向転換!あの頑丈そうな建物に立てこもる!」

不良『あれか!了解!』

航海『離脱ぅぅぅ!!』

俺「走れぇぇぇ!!」

全車が大きな建物に一直線に走る!

航海『入るぞぉ!』

クロウ『俺も入った!』

続いてくそみそ、ヤムチャ、キヨハラが建物に入る

チビ『うわぁぁ!!履帯が切られた!!』

俺「そのまま押し込む!!」

チヘがⅡ号の車体を建物に押し込む!

ガコォン!ガガガガガガ!

DAT落ちって何…?

あ、解除できた

ドォン!ドドォン!ドォン!ドドドォン!………

俺「砲撃が止んだ……?」

チョウ「俺サン…プラウダの生徒がこっちにやってきマス」

俺「…ん?」



生徒「カチューシャ隊長からの伝令を預かってまいりました。『降伏しなさい。土下座すれば許してあげる』だそうです」

俺「…」

チビ「先輩?まさか『幼女に土下座させられて見下されるのも悪くないかもしれない』なんて考えてませんよね?」

俺「お前はエスパーか?」

チビ「変態!!」

生徒「隊長は心が広いので三時間は待ってあげる、と仰っています。それでは」

俺「ナメプ乙でーす。気をつけてお帰りくださーい」

チョウ「…先輩、余裕デスネ」

俺「余裕じゃないから余裕を装ってるんだよ…どうしようかなぁ…どうする?土下座する?」

クロウ「いくら我々が土下座ニストといえど、勝負を投げ出すのはやだな…」

阿部「やるならトコトンヤる。それが男ってもんだろ?」

不良「不本意だけど、阿部会長に賛成だな」

俺「皆も抗戦するってことでいい?」

全員『はいっ!』

俺「それじゃ作戦会議に入るぞ!各車隊長は集まって!他の奴らは出来る範囲で戦車の修理!」

プラウダ側では…

カチューシャ「降伏する 条件に、うちの学校の草むしりと麦踏みとジャガイモ掘りを追加したらどうかしら?」

ボルシチを食べながらまったりしていた

ノンナ「…三時間の猶予を与えたのはお腹が空いていたからですね?」

カチューシャ「違うわよ!カチューシャの心が広いから!シベリア平原のようにね!」

ノンナ「広くても寒そうです…」

まさに母と子のようである

俺「と、いうわけで、作戦会議!」

チビ「どうやってこの包囲網を突破しますか…」

俺「見えてる範囲だけで六輌か…」

阿部「偵察にいこう。俺が行ってくる」

810「お、そうだな(便乗)」

キモオタ「なら私もいってまいります。デブは寒さに強いのです」

ネクラ「3人はキリが悪いな…俺も行こう…」

俺「よし、頼んだ!二班に別れて偵察!」

阿部「さっきみたいになんか歌いながら歩くか」

810「あぁ~いいっすね~」



阿部「胸元に淡白のあなたの子種ぞ残りに♪」

阿部「唇に芳(かぐわ)しき糸を引く香りは栗の花♪いたずらに尻を抱え 頼り無き穴を満たしゆく ♪」

810「(その歌、知ら)ないです」

キモオタ「あれが…フラッグの76……」 

ネクラ「そのそばにKV-2か…フラッグを狙いにきたところを狙い撃つ…と」

キモオタ「なるほど…」カリカリ

ネクラ「それにしても完全に包囲されてるな…どうする?」

キモオタ「建物から見て左が少し薄いですから、そこを突く…って感じですかね…」

ネクラ「うーん…絶望的…」


キモオタ「それにしても…」

ネクラ「なんかボルシチ食べてるな、敵…」

キモオタ「…コサックダンスって本当にやるんですね…」

ネクラ「さすがロシア風の学校…」

キモオタ「…寒いですね」

ネクラ「…そうだな」



阿部「寒いだろう?温めてやるぜ」

810「アォン!オォン!ンアッーー!!」

プラウダ生徒「……」

阿部「帰還した!」

キモオタ「同じく!」

俺「お疲れさん!敵の様子は?」

キモオタ「こんな感じです」

キモオタが敵の位置を示した地図を差し出す

参考画像
http://i.imgur.com/NzBuHSQ.jpg

俺「ふーん……」



俺「ガバガバじゃん」



キモオタ「は?」

阿部「…完全に囲まれてるぞ?」

俺「普通に穴あるじゃん、包囲網」

ネクラ「地図の右のこと?…穴って言うより…わざと開けてるようにしか見えない」

俺「阿部会長!」

阿部「なんだ?」

俺「…穴を掘るのは得意か?」

阿部会長は一瞬きょとんとしたあと不敵に笑う

阿部「…もちろんだ」ニヤリ



俺「よーし!これより“肛門爆裂作戦”を開始する!全員俺の話を聞け!」

明日反撃スタート!…の、つもりです…

この画像、アニメから持ってきたやつです…

不良「…寒い」

子分「兄貴の…テンションが…」

舎弟「低い…」

チビ「寒い…」

キモオタ「プラウダの生徒はボルシチ食べてました…」

チョウ「あったかそうデスネ…」

阿部「俺もあったかい牛乳なら…」

クロウ「全力でノーサンキューだ」

航海「…ぐぅ」

俺「航海!寝るな!寝たら死ぬぞ!」

ネクラ「これから反撃っていうのに…志気が上がらない…」

不良「隊長…なんとかしてくれ…」

俺「えぇ~。何すればいいんだ…」

俺「あー、あー。全員よく聞け!」

チビ「ん?」



俺「我々は美少女が好きだ!」



全員『!?』

俺「幼なじみ系が好きだ!ロリっ子が好きだ!お姉さんが好きだ!無表情系が好きだ!お嬢様が好きだ!男の娘が好きだ!とにかく女の子が大好きだ!!」

阿部「ちなみに俺はいい男が大好きだ!」

俺「二次元、三次元!もしくは2.5次元!各々自分の想う嫁はいると思う!俺だってそうだ!」

俺「しかし!お前ら!その心の嫁に今のその姿を見せることが出来るのか!端っこに追いやられて敵からナメプされているこの情けない状況を見せることが出来るのか!」

全員『!?』

俺「立ち上がれ御舞等高校!おまいらの魂を見せて見ろ!誇り高き嫁に自らの魂を捧げよ!!復唱!!」

俺「いつも心に嫁の笑顔を!」



全員『いつも心に嫁の笑顔を!』


俺「御舞等!御舞等!御舞等!御舞等!御舞等!御舞等!」

全員『御舞等!御舞等!御舞等!御舞等!御舞等!』

プラウダ生徒「…あ、あの~タイムリミットです…」

俺「御舞等!御舞等!御舞等!御舞等!」

プラウダ生徒「あの!!タイムリミットですっ!!」

俺「御舞等!御舞等!」

プラウダ生徒「話を…聞けっ!!」

俺「げふぅ!!」

カチューシャ「…で?土下座?」

ノンナ「いえ、降伏はしないようです」

カチューシャ「そう…待った甲斐がないわね…さっさと片付けてお家に帰るわよ」



俺「全員準備いいか!!」

全員『応っ!』

俺「いくぞぉぉぉ!!」

一斉にエンジンがかかる!

俺「壁をブチ抜けぇぇぇ!!」

ドォンドドドォン!!

ガラガラガラカラ!!



カチューシャ「な!?」

ノンナ「建物の壁を破壊した……!?」

建物の後ろの壁を破壊して全車で逃走!

俺「フハハハハ!正面から出てくると誰が言った!SU-100とチヘで榴弾撃てば壁は抜けるんだよぉ!!」

航海「全力で離脱ぅ!」

Ⅰ号が物凄い速さで走り去る!

俺「フラッグ車のルノー乙を守りつつ前進!尻は俺が務める!」

クロウ『了解!』

カチューシャ「な……追いなさい!」

ノンナ「ただ建物からうまく抜け出しただけで逃げ切れるとでも思っているのでしょうか…?」

カチューシャ「雪上での運転でカチューシャ達にはかなわないわ!」


プラウダ生徒「隊長!建物にチヘが残っています!」

カチューシャ「あら?どこか故障でもして逃げられなかったのかしら?」

プラウダ生徒「追撃します!」

T-76二輌がチヘに近づく!



俺「よしっ!見つかったな!50m撤退!ギリギリまで引きつけろ…」

ネクラ「了解…」

本日はこれにて。…今の今までフラッグ車を決めていなかった…

プラウダ1「進めぇ!!」

プラウダ2「建物に入る?」

プラウダ1「構わない!建物を突っ切りなさい!」

プラウダ「了解!」



T-76が建物に入る

プラウダ1「…あれ?」

プラウダ2「隊長、建物に砲弾が積んであります……整備中に忘れたのかな?」

カチューシャ『おっちょこちょいな連中ね』

ノンナ『……違うっ!あなた達!今すぐそこを離れて!』

プラウダ1「へ?」

俺「撃てぇ!!」

ズドォン!!

チヘの砲弾は建物に詰まれた砲弾━━━大量の榴弾へとまっすぐに飛んでいく!


ドガァァァァン!!

ガラガラガラカラ!!


俺「爆破解体大成功!!」

キモオタ「敵を建物の下敷きにしてついでに煙幕も貼れる!」

ネクラ「お陰で榴弾全然ないけどな…」

俺「それは後で考える!とりあえず逃げるぞ!」

俺「逃走成功!」

クロウ『よっしゃぁ!』

阿部『当たり前だ』

俺「とりあえず北方の森に身を隠す!航海!」

航海「はいよ!」

俺「航海は敵の偵察!戦闘はしないで見つかったら逃げてこい。Ⅰ号改の足なら捕まらない」

航海「了解!」

カチューシャ「くぅ~~!!ちょこまかと逃げ回って!全車で追いなさい!!」

生徒『フラッグ車もですか?』

カチューシャ「アホか!アンタは冬眠した羆並みに大人しくしてなさい!!」

生徒「了解です!」


航海「こちら後悔チーム、なんか凄い量で行動してます!」

クロウ『なんかいつも後悔してそうなチーム名だな』

航海「うるせー!」

俺『物量で押しつぶす、プラウダお得意のスチームローラー作戦だな…フラッグ車は?』

航海「いない。あとKV-2もいないな」

俺『かーべーたんがフラッグ車守ってるのかな…後悔チームはさっきの廃村に偵察にいって』

後悔「了解!」

俺「つまり今フラッグ車の護衛はKV-2しかいないわけだ…チャンスだな」

チビ『とはいっても、あの砲で撃たれたら全員一発アウトなんですよねぇ…怖いなぁ…』

不良『隊長、俺に任せてもらってもいいですか?』

俺「不良?何かアイデアがあるのか?」

不良「ええ、俺達とバレンタインにしか出来ない攻撃があります」

俺「…よし、聞かせてくれ」

航海「こちら後悔チーム、フラッグ車発見!家の影でまったりお茶飲んでる!あとその近辺にKV-2!」

俺『了解!フラッグ車を使った囮作戦をやるぞ!多少危険だけどなんとか耐えてくれ!くそみそとキヨハラは廃村に向かって!ニーソ、触手、ヤムチャでナイトチームを守りつつ逃げる!後悔は速力を生かして敵をおちょくれ!』

全員『了解!』



俺「勝つぞ!」

全員『応っ!』

プラウダ「前方敵車両発見!1式、Ⅱ号、M3、ルノー…フラッグ車です!」

カチューシャ「ノコノコと出てきたわね…結局プラウダの追跡には適わなかったってことね!全車攻撃!」

ノンナ「三輌足りませんが…」

カチューシャ「たった三輌のザコ戦車じゃ何もできやしないわ!」



俺「チビ!ついてきてるのは何輌?」

チビ「六輌!」

俺「残ってるのは十輌でフラッグとKV-2はここにはいないから行方不明は二輌か…その中にJS-2はいる?鼻の長いいかにも強そうな奴!」

チビ「いません!」

俺「見えてない分怖いな…周辺警戒を怠らないように!」

航海『了解!そろそろ出るか?』

俺「頼む!」

航海「守るも攻めるも黒鉄の~浮かべる城ぞ頼みなる~♪」

ぶぉぉぉぉぉぉぉん!


 
プラウダ「隊長!後方からⅠ号がっ!」

カチューシャ「なんで!?」

プラウダ「戦車なのに軍艦マーチ歌ってるのがなんかムカつく!!」



航海「うるせぇ!こちとら元々船舶課なんだよ!」どぉん!

カァン!

当然のごとく弾は弾かれる

カチューシャ「何してるの!早く倒しなさい!」

プラウダ「無駄に速くて当たりません!!」

カチューシャ「ここは雪上!なれてない相手がそんなに速く動けるはずが無…」



船舶「全速前進!」

ぶぉぉぉぉぉぉぉん!



プラウダ「時速約50km!」

カチューシャ「そんな馬鹿な!整地ならまだしもここは雪上よ!?」

航海「ウェーイwwww」

カチューシャ「ムカつく!!」

航海「食らえ!」ドォン!

カァン!

俺「うん、効果的に敵を引きつけてるな」

キモオタ「若干煽りすぎな感じもしますけどね…」



航海『我に追いつく敵機無しwwww』

俺「お前はどこの彩雲だ!!」

ネクラ「ちょっと調子乗りすぎじゃないか…?」

俺「確かに危ういな…」

航海「速きこと、Ⅰ号のごとし、ですwww」

俺「そろそろ落ち着け!」

航海「どうせⅠ号に当てられる奴なんかいな」

ドォン!……パシュ!

Ⅰ号、走行不能!

俺「言ったそばから!!」



ノンナ「……」

JS-2が砲口から煙を噴く

今日はここまで!明日プラウダ戦決着!…したい(願望)

俺「うわぁぁ!!JS-2が来た!?狙撃されてる!?」

クロウ『……ヤバいよね?』

俺「やばいよ!?しかもあの距離から時速50㎞のⅠ号撃ち抜いてるからな!」

チビ『阿部会長!不良さん!早くフラッグ倒して!!』



阿部「フラッグ車発見!今から攻撃開始する!」

俺『こっちはそんなに長く保たない!KV-2に気をつけながら出来るだけ早く倒してくれ!』

不良『了解!』

プラウダ「こちらフラッグ車!発見されちゃいました!そちらに合流してもいいですか!というか合流させて下さい!」

カチューシャ『単独で雪原に出たらいい的になるだけでしょ!』

ノンナ『時間を稼いで下さい…ほんの少しの時間を頂ければ必ず仕留めます』

カチューシャ『そういうことよ!チャカチャカ逃げ回って時間を稼ぎなさい!頼れる同志の前に引きずりだしてもいいのよ!』

KV-2「」ゴゴゴゴゴゴ

俺「ルノーを守れ!」

チビ「僕達が後ろに回ります!」

俺「…すまない」

チビ「任せて下さ…」

ドォン!!

チビ「ぎゃぁぁぁぁ!!」

パシュ!



Ⅱ号、走行不能!!

俺「任せたそばから!!」

阿部「出たっ!KV-2!」

不良「避けるぞ!せーの!」

ズドォォォン!!

上手く回避する!

不良「阿部会長は敵の左に!俺は右に回ります!」

阿部「わかった!」

ニーナ「再装填いそげぇ!はやぐしろぉ!」

プラウダ「どっちを狙う!?」

ニーナ「SUを狙え!どうせバレンタインじゃ抜げん!」

砲塔がSU-100に向かって回る!



不良「かかった!!子分!」

子分「押忍!」

ザザザザザ!!!

バレンタインがドリフトで側面を取る!

子分「雪上はよく滑るぜ!」

不良「舎弟!」

舎弟「準備オーケーっす!!」

不良「いくぞぉ!!ロケットブゥゥゥゥスト!!」

ズドォォォォン!!

バレンタインが宙に浮かび…

不良’s『うわぁぁぁぁ!』

ズガァァァァァン!

KV-2の砲塔に後ろから直撃!



ニーナ「…へ?」


バタァァァン!!…パシュ!


不良「ただでさえバランスの悪いKV-2が砲塔回したときにバレンタインで上部を押したら、そりゃ倒れるわな!」

阿部「おい!危うく下敷きだったぞ!」

不良「後でなんか奢るから許してくれや、会長!」

阿部「…ケツを引き締めて待ってやがれ」

不良「それは勘弁!」

俺「怖ええええええ!!」

ドォン!ドォン!

チョウ『阿部会長早く倒シテ!!』

ドォォォォン!

俺「チョウ!俺がやられたらすぐルノー乙の後ろにつけ!」

チョウ『は?』

俺「アーディオース!」

ズドーーン!!…パシュ!

チヘ、走行不能!!

チョウ『俺サン!!』

俺「いいからフラッグ車守れ!そして当たらないことを祈れ!」

チョウ『…了!!』

ドォン!

チョウ『うぅ!!』バスン!

クロウ『くそっ!!ジリ貧!』




阿部「くそっ!追いつかねぇ!!」

不良「阿部会長!建物ブチ抜いて当てられるか!?」

阿部「………やってみよう!!」

ノンナ「…」

ドォン!ドォン!ドォン!

ノンナ「…これで、終わりです…」

ドォォォン!!




チョウ「うわぁぁぁぁ!」

ドォン!…パシュ!

チョウ「クロウサン!!後は頼みます!!何とか逃げて下サイ!!」

クロウ『了解!!』

カチューシャ「ノンナ!敵のフラッグ車は丸裸よ!」

ノンナ「次で決めます…次発装填…」



不良「阿部会長!前方の木造の家!!あれ抜けるか!?」

阿部「810!絶対当てろ!!」

810「そうだな!」



ノンナ「…撃て……!」

ドォォォォォン!!

JS-2が放った砲弾は真っ直ぐルノー乙に飛んでいき━━━━━




阿部「撃てぇぇぇぇぇ!!」

810「ンアッーーーー!!」

ドォォン!!

SU-100が放った砲弾は建物を抜いてフラッグ車に飛んでいき━━━━━━



ズドォォォォン!!!


……パシュ!

同時に命中し、同時に白旗が上がる!

俺「どっちが先だ!!」

カチューシャ「どっちが先に当てたの!?」

クロウ「この勝負、0.1秒でも先に当てた方が勝ちだ!!」

ザワザワザワザワザワザワザワザワ

審判「現在確認中です!少々お待ち下さい!!」


俺「頼む…!」

カチューシャ「か、カチューシャ達が負けるはずない!」

ノンナ「……」



審判「結果が出ました!!」

阿部「きた!!」

チビ「どっちですか!」

審判「只今の試合……」

俺「……」

カチューシャ「…………」



審判「プラウダ、T34が先に行動不能!」



審判「よって勝者、御舞等高校!!」



俺「あぶねぇぇぇぇぇ!!!」

阿部「よしっ!!」


あの試合で僕はアヒルさんに惚れた

カチューシャ「な……!?……うっ…うぅ…」

ポロポロと涙を零す

ノンナ「…どうぞ」

ハンカチを差し出すノンナ

カチューシャ「な、泣いてないわよっ!!」ブビーー!

俺「……勝ったな」

ネクラ「…ああ、勝ったな」

クロウ「やられたかとおもった……」

チョウ「阿部会長ナイスですネ!」

阿部「本当に当たって良かった!」



ザッザッザッザッ

チョウ「俺サン…カチューシャ隊長 on the ノンナさんが来ました…」

俺「おう…」

カチューシャ「わざと包囲網に穴開けて待ち構えてたのに…まさか建物を壊すなんて思わなかったわ…」

全員、目元が腫れていることには突っ込まないくらいの優しさは持っている

俺「いや~、とは言っても俺達負けそうでしたよ?あの時一気に攻勢かけられてたら負けてましたしね…」

カチューシャ「それは…」

俺「え?」

カチューシャ「何でもない!……い、言っとくけど、悔しくなんかないから!!」

チビ(悔しそうだなぁ…)

カチューシャ「ノンナ!」

ノンナ「…はい」

カチューシャはノンナから降りる

カチューシャ「…はい」

そして手を差し出した

俺「…」ギュ

そして両者の握手!!

カチューシャ「行くわよ、ノンナ」

ノンナ「少々お待ちを…」

俺「ん?ノンナさん?」

ツカツカと俺に歩み寄るノンナ。そしてこう言った



ノンナ「試合前のこと、許してませんからね?」ゴゴゴゴゴゴ

完全に忘れていたが、俺のイタズラの件であった。

俺「」シロメ~

チョウ「俺サンの意識ガァァァ!!」

クロウ「こいつっ!?呼吸してない!!」

キモオタ「ええ!?」

ノンナ「行きましょうか…」

カチューシャ「え?あ、でも向こうの隊ちょ」

ノンナ「行きましょうか…」

カチューシャ「…うん」



不良「隊長ぅ!!目を開けろ!!」

航海「俺ぇ!!」

阿部「こうなったら俺が人工呼吸を…」

俺「いらないっ!!」

チョウ「あ、起きた…」

阿部「…チッ」

俺「舌打ちするなぁぁぁ!!」

プラウダ戦、これにて終了!爽やかに終われないのがこの主人公です。

プラウダ戦の次の日…

御舞等高校ガレージにて…

俺「遂に決勝だ…」

キモオタ「初出場でここまでこれるとは思いませんでしたな…」

ネクラ「次の対戦相手は?」

俺「黒森峰女学園…流石に全員知ってるな?」

クロウ「強豪、王者、最強、九年連続優勝、去年アクシデントがあって負けたが、それさえなければ勝ってたなんて言われてるな」

俺「その通り。しかも相手の隊長は西住まほ。西住流の家元の娘だ。」

チビ「強そうですね…粉蜜柑」

俺「実際強い…。参加する戦車も強力なものばかりだ…」

チョウ「…で、何をやってるんデスカ?」



俺「重戦車を呼び寄せる儀式」

クロウが書いた謎の魔法陣を囲んでメンバーが踊っているこの状況。気が違っているとしか思えない

チビ「あの子会いたやあの海越えて、頭の灯りは愛の証♪」

クロウ「やーれんソーランソーランソーランソーランソーラン!」

阿部「やらないか~やららないか、やら、やらかいかい♪」

あんこう音頭、ソーラン節、やらないか(阿部ダンサーズ)などそれぞれ謎の踊りを踊っている

チョウ「…いや、こんなので重戦車なんて手に入らないデスカラネ!!」

俺「しょうがないじゃないか!!万策尽きたんだよ!」

チョウ「万策?」

俺「相手は超強い…そろそろ本気で重戦車が必要だ。だけど流石に重戦車をレンドリースしてくれる学校はなかった…資金もないから買えない…だから奇跡にすがった!」

クロウ「俺!祈りが足りないぞ!」

チョウ「ああ…思い出されたかのようにクロウサンの厨二病設定がっ!」



??「お困りのようだな!!」

俺「そ、その声は!!」

キモオタ「聖グロ戦前にちょっとだけ出てきてそれから出番が0の校長先生!!」

校長「そうだ!最初の戦車の紹介から一切の出番がなくて最近若干寂しい校長だ!」

俺「で、その校長がなんの用だ?」

校長「火力不足に悩んでいると聞いてな…ついに私の出番が来た…と」

俺「何か手があるのか…」

校長「重戦車が欲しいのだろう?…それなら、ある!!」

俺「何ぃ!?」

校長「この学園艦のどこかに眠っているという伝説の重戦車がな…」

俺「…それは…どこにあるんだ」ゴクリ

校長「それはな…」



校長「学校の地下にあった」



俺「…はぁ?」

校長「この学校で戦車道始めてからいろいろ学校の資料調べたら…発見した」

俺「…あのさ」

校長「ん?」

俺「最初から調べておけよっ!!!!」ズガッ!

校長「な、殴ったな!?親父にも殴られたことがないのに!」

俺「うるせぇよ校長!!そんなものあるなら軽戦車軍団で頑張る必要もなかったじゃないか!!」

校長「いや……重戦車はお前らにはまだ早すぎるかなと…そう判断したんだ」キリッ

俺「人の目を見て言え!」

校長「というか私校長…生徒に殴られるって…」

俺「そんなことより!その戦車の元に案内しろ!!」

校長「……はい」

御舞等高校グラウンド

校長「見ろ!これが御舞等高校の最終兵器だ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

俺「こ、これは!!」

チョウ「見たことない戦車デス…」



校長「SMK重戦車だ!!」


重戦車とか言ってT-35とかTOG2とか来たらどうするんだ


http://i.imgur.com/nZdE9SH.jpg

>>467
当たらずも遠からず…

予定ではイギリスのインディペンデントだった…

キモオタ「多砲塔戦車…!」

クロウ「格好いいな!多砲塔戦車!」

ネクラ「というか…でかいな…」

俺「…むしろいいのか…強力な戦車を導入しようとすると大抵アクシデントが起こるぞ…ELC事件のときみたいに…」

キモオタ「ええと…この戦車は主砲が強い、装甲も厚い…」

俺「強いじゃん!絶対良からぬことが起こる!」

キモオタ「そのかわり足まわりが悪いです」

俺「よしっ!欠陥がある!!」

ネクラ「欠陥で喜ぶなよ…」

クロウ「…さてと、これに誰が乗るんだ…」

俺「足まわりが弱いんだろ?出来れば試合中でも上手く応急処置ができるやつがいいな…」

チビ「と、なると阿部会長ですか?」

阿部「こんな何本も生えてて回るチンコがあってたまるか!俺は乗らんぞ!」

ネクラ「すごいな…阿部さんって戦車のことをチンコだと思ってるのか…」

俺「だから駆逐戦車に乗ってるのか…」

チョウ「それで…誰が乗るんですか…」



??「アタシ達の出番ね!」

俺「そ、その声は!」

キモオタ「サンダース戦のときにちょっとだけ出てきた美術部部長のオネェさん!!」

オネェ「ふっ…乙女のたしなみに御舞等高校の乙女が参戦よ!」

俺「でも初心者に重戦車、しかもクセの強い多砲塔戦車を扱えるのか…?」

オカマ「ふふふ…これでもアタシは中学までは戦車道をやっていたのよ!」

クロウ「何ぃ!?」

オカマ「まぁ性別がアレだから締め出されちゃったけどね…」

俺「オネェさん…」

オカマ「でもね!今回は違う!御舞等高校の生徒として!乙女のたしなみを出来るの!確かに本当にアタシがもう一度戦車道を始めていいのか迷っていたところはあった…だからこんなに時間がかかって、決勝前になっちゃったけど…それでも、アタシを迎えてくれるかしら…」

俺「もちろん!」

クロウ「それより、メンバーがそろうか?SMKはデフォルトで7人の搭乗員が必要だぞ?」

オネェ「それに関しては問題無いわよ!」

オネェさんが手を叩くと後ろからゾロゾロとメンバーが集まる!

オカマ’s『オネェのコミュ力、舐めちゃいけないわよ!!』

色々と濃いメンバーが集まる!

俺「こ、濃い…」

今日はこんなもので。欠陥戦車、変態戦車ばかり乗るのが御舞等高校

ヒロイン?知らないなぁ

俺「さて、と…重戦車が手に入ったとはいえこっちが不利であることに変わりは無い…」

キモオタ「相手の情報は?」

俺「おそらくティーガーやらパンターやらを使ってくるだろうな。アンチョビの情報だとフラッグ車はティーガーⅠだって。」

ネクラ「…」

俺「他に前の試合で確認出来たのはヤークトティーガー、ヤークトパンター、Ⅳ号駆逐ってところかな」

キモオタ「うーん……強い…」

俺「それにもう一つ、あっちは秘密兵器を持ってるらしい」

クロウ「秘密兵器…絶対ヤバいやつだよな…」

チョウ「潜入はするんデスカ?」

俺「今からは無理だな…でもそのかわりに行く場所はある」

ネクラ「?」

俺「西住流本家に乗り込むぞ!」

キモオタ「…はぁ?」

俺「西住流について知るためには西住流そのものを見に行く必要があるからな!」

航海「…まさか、また…」

俺「航海!大発持って来い!!」

航海「…ですよねー…はぁ…」

俺「というわけで、ニーソチームin西住流本家!」

キモオタ「本当に来たんですね…」

俺「敵の戦い方を知るには本物を見るのが一番だからな!」

ネクラ「…見るだけのつもりならチヘはいらないだろう?…戦るつもりだな?」

俺「…ノーコメ」



俺「たのもー」

ガタガタガタガタガタガタ

西住流「!?」

正門から戦車で乗り込む!

俺「見学に来ました~」

キモオタ「見学って態度じゃない…」

本日はこんなもんで。明日、vs西住流!

眼鏡「ええと…入門希望かしら?」

俺「ええと…じゃあそんな感じで」

眼鏡「…困るのよねぇ。あなた達みたいな勘違いしてるにわかは西住流にはいらないの…しかも男…」

俺「…」イラァ☆

ネクラ(一応大会で決勝に出るんだけどなぁ…)

キモオタ(あんまり確認してないのかも知れないですね)

眼鏡「戦車道はね、乙女のたしなみなの。あなた達みたいな…」

俺「ほぅ…そんな男子に戦車で負けたら恥ですもんねぇ…そりゃ戦いたくないですわぁ……だからそんなに口論に持ち込むんですね?」

眼鏡「なっ!?」

俺「いや?男子なんかに負けたら恥ずかしいですからねぇ?しかも天下の西住流が…逃げてもしょうがないですよぉ?」

眼鏡「…私が…逃げる……?いいわよ!ボコボコにしてあげる!ついてきなさい!」

俺(計画通り)ニタァ

西住流戦車演習場

キモオタ「…相手の戦車、Ⅳ号D型ですね」

眼鏡「この演習場を使っての一対一のタイマンよ。文句ある?」

俺「ティーガーとかパンターとか使わなくていいんですかぁ?」

眼鏡「あんた達を倒すのにそんな戦車いらないわよっ!!それにそんな失敗作で西住流に勝てるとでも思ってるの?」

俺「思ってますよぉ?それより、こんだけ啖呵切って負けたら恥ずかしいですねぇ?」ニヤニヤ

眼鏡「ムキィィィ!!」

キモオタ「煽りますねぇ…」

俺「あのお高く止まった感じが嫌いだ。それと個人的に西住流が好きじゃない」

ネクラ「その心は?」

俺「去年の黒森峰対プラウダ戦を見たことあるか?」

キモオタ「ああ…あの事件のことですか…川に落ちた仲間を助けにいったらその隙を突かれて十年連続優勝を逃したって…」

俺「そう、そのこと。あと後色々調べたんだけどよ、その助けに行った子、副隊長だったんだけど、戦車道辞めたんだって」

ネクラ「…色々嫌な想像が働くな。……西住流は必ず勝つための戦車道、だったよな」

キモオタ「…当たりもきつかったでしょうね…」

俺「そういう話聞くとなーんかいけ好かないんだよなぁ……」

キモオタ「それにしても意外ですね。そういうことに影響されない人だと思ってました」

俺「…その子が可愛かった。それだけ」

ネクラ「やっぱりそういうことかよ…!」

眼鏡「ムキィィィ!!あいつら!雑魚のくせに人を馬鹿にしやがって!」

ぶりっ子「まぁ~私達なら~余裕で勝っちゃうんですけどね♡」

クール系「…あの人達…この前の試あ」

眼鏡「あんな雑魚!西住流にかなう筈無いわよ!ほら、さっさと出撃!」

クール系「……了解」

相手チームはリトルアーミーに登場する、三突に乗っていた西住流門下生をイメージしています。

確かに最近女子でも出来る作戦ばかりかも知れないですね……初心に帰らねば……

俺「さて、相手は西住流、黒森峰戦の練習だぞ!」

キモオタ「どんな作戦で行きますか?」

俺「そうだな……今日アレ持ってきた?」

キモオタ「アレ?…ああ!バルーンデコイ!」

ネクラ「俺…それ知らない…」

俺「美術部に協力して貰って作ってる新しいデコイ。アンツィオ戦のときに使った木製のハリボテじゃ後ろから見られたらすぐバレるだろ?」

キモオタ「だからリアルな戦車の形をしたバルーンに美術部がペイントしてよりリアルなデコイを作るんです」

俺「結構リアルなんだぜ?遠目から見たら絶対わからない」

キモオタ「…まあ作るのが難しすぎてルノー乙型しか出来てないんですけどね…」

ネクラ「ふーん…」

俺「しっ!」

ゴガガガガガガガ

キモオタ「…エンジン音ですね」

ネクラ「どうする?」

ガガガガ……ガガ…

キモオタ「止まった…?」

俺「ヤバい!うってくる!」

ネクラ「なっ!?」

ズガァァン!!

俺「二撃目くるぞ!発進!」

ガガガガ!

ズガァァン!!

俺「うわっ!ジャストミート!?」

チヘが隠れていた茂みが形を無くす!

ぶりっ子「うーん、よけられちゃったぁ♡」

眼鏡「ちゃったぁ♡じゃないわよ!何外してるのこのへたっぴ!」

ぶりっ子「あぁん?メガネザルに言われたくないわ?」

眼鏡「あ?」

俺「流石西住流!なんて射撃技術!お見それしましたぁ!!」

キモオタ「さっきいけ好かないとか言ってませんでしたっけ!?」

俺「舐めてたね!こんなに速攻で見つけてきて撃ってくるとは思わなかったね!」

ネクラ「馬鹿言ってる場合じゃないよ…どうするの?」

俺「そうだな…相手のいる方向に撃ちかえして」

キモオタ「了解!」

俺「撃てぇ!!」

ドォン!

俺「ネクラ、木の間をジグザグに動きながら相手に近づいて」

ネクラ「ん」

俺「キモオタ、狙いは履帯、壊して」

キモオタ「了解!」

ぶりっ子「当たんない~♡」

眼鏡「真面目にやれ下手くそ!」

ぶりっ子「ああん?もっとマシな指示してから文句言えやクソメガネぇ!」

クール系「…」グイッ!

ガガガガ!!

眼鏡「ちょ!今狙撃中!」

クール系「ここで戦車から放り出されたくなければ喧嘩はやめて、まともに戦って下さい」ゴゴゴゴゴゴ

眼鏡「…はい」

ぶりっ子「…はい」

キモオタ「捕捉…」

俺「撃てっ!!」

ドォン!



眼鏡「フルブレーキッ!!」

クール系「…んっ!」

ギャギャギャギャギャギャ!

ドゴォン!

弾が外れる!



ネクラ「あのチームの車長と操縦士…やる…とっさの判断でよけた…」

キモオタ「久々に外しました…」

俺「キモオタは試合じゃ命中率100%だったからな…」

キモオタ「次は外しません…!」

俺「うーん、でも普通に戦っても勝てそうにないな…」

ネクラ「どうする?」

俺「そうだな…ちょっと外出ていいか?」

ネクラ「なんで?」

俺「機銃使う。キモオタは牽制でどこでもいいから当てて。ネクラにはちょっとやってもらいたいことがある」

ネクラ「やってほしいこと?」

俺「俺の言うとおりに走ってくれ。やりたいことがある」

キモオタ「やりたいこと?」



俺「知ってるか?丸太って最強の武器らしいぜ?」


とりあえず今日はここまで。この戦いはまだちょっと男子感は無いかもしれないです…

みほは、いなくて大洗は廃校ということか。

>>503
後付け設定ですが、時系列はみほが戦車道をやめてから大洗に転校するまでの間となっています。この大会の終了後にアニメが始まるので大洗は廃校になりません!安心して下さい!順調にいけば大学選抜戦もやりたいですしね…

眼鏡「そんなへなちょこな砲撃じゃ抜けないわよっ!」

ドォン!カァン!ドォン!カァン!

眼鏡「ん?一式から誰か出てきた?機銃?」

タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ!

二十連射!

しかし弾は明後日の方向に飛んでいく…

ぶりっ子「機銃、全然当たりませんね~♡」

眼鏡「ふんっ…口ほどにもないわね」

クール系「何か…おかしい…」




クール系「……違うっ!!」 

眼鏡「え?」


ぎ……ぎぎぎ…

バダーン!!

Ⅳ号の前に生えていた木が倒れる!

俺「次っ!!」

タタタタタタタタタタタタ!

ぎぎぎ…ぎぎぎ…バダーン!!

俺「木倒した!乗り越えられる前にできる限り接近!」

ネクラ「了解…!」

ブロロロロロロロ!!

全速力でⅣ号に突撃する!

眼鏡「一式が来るぞ!速く砲塔回せっ!!」

ぶりっ子「んぬぬぬぬぅ!!」

俺「十分近づいた!撃て!」

キモオタ「この距離なら流石に外しもしないし弾かれもしないっ!!」

ドォン!

ズガァァン!!……パシュ!

白旗が上がる!


俺「…ふぅ」

キモオタ「流石…ですね。射撃も操縦も練度が高かった…」

ネクラ「確かに、強いな」



眼鏡「うそ…」

ぶりっ子「なんであんな雑魚戦車に…」

眼鏡「あんたが外したからっ!」

ぶりっ子「ああん?アンタがちゃんと指令出さないからでしょ!?」

クール系「…黙れ」ゴゴゴ

二人『…はい』

俺「ありがとうございました!」

クール系「ええ、こちらこそ…」

俺「ところで、後ろでお互いの足を踏み合ってる二人は」

眼鏡「…」ゲシゲシ

ぶりっ子「…」ゲシゲシ

クール系「気にしないでほしい。それより、あなた達は御舞等高校の生徒?」

俺「お、正解。よく知ってましたね」

クール系「決勝で黒森峰と戦うらしいからね。まあ、あいつらは知らなかったようだけど…」

二人『うっ…』

俺「まあ西住流の強さがわかってよかった……あと簡単に挑発に乗ってくれてよかった」ボソッ

眼鏡「うっ…」

ぶりっ子「プー!クスクス」

眼鏡「あぁん?」

ぶりっ子「あ?」

ボコスカボコスカ

俺「多分君達の敗因、チームワークだよ……」

クール系「………はぁ」

切りが悪かったのでちょっとだけ上げました。今度こそ今日はおしまいです。明日、あの人が登場!!

今回は男が強かったと言うより相手が他より弱かったのか、大分呆気なく終わった気がするゾ

あと大洗と男チームの試合も見てみたい……みたくない?

>>510
大洗戦、書きたいです!

??「……何事ですか?」

眼鏡「い、家元!!」

ぶりっ子「師範代…!?」

しほ「こちらの方々は何者でしょうか?」

俺「どうも、御舞等高校から来ました、俺と申します」

キモオタ「同じくキモオタ」

ネクラ「…ネクラ」

しほ「…ああ、あの…。それで?何をしにいらしたのですか?」

俺「少し西住流というものを学びに。そこにいる門下生の人が相手をしてくれましたよ?」

しほ「ほう…それにしても戦車持参とは穏やかじゃないですね……」

しほは演習場の方に目を向ける

俺(…一戦やったのバレてるか)

しほ「それで?どうだったんですか?」

眼鏡「う…」

俺「いや~なかなか勉強になりました!流石は西住流って感じですね!」

しほ「………」

Ⅳ号とチヘの方を見やる

キモオタ(確かに戦車の状況を見れば勝ち負けはわかりますな…)

しほ「…まあいいでしょう…………邪道に負けたあの子達には少し“話し合い”が必要ですが」

三人『!?』

何を話し合うのかはある程度察しがつく



俺「その場合、大多数の門下生と“話し合い”が必要になりそうですねぇ?」



キモオタ「俺氏!?」

しほ「…何が言いたいのでしょうか?」

俺「そのままの意味ですよ」

しほ「今までの試合、一応は見ましたが……西住流にその邪道で勝てるとでも?」

俺「今までの試合、一応は見ましたが……停滞した強さでいつまでも勝ち続けられるとでも?犠牲を省みずに戦い続けるのですか?」

しほ「西住流は何があっても前へ進む流派。強きこと、勝つことを尊ぶのが伝統。犠牲なくして、大きな勝利を得ることは出来ないのです」

俺「そして、あの優秀な副隊長を犠牲にした、と」

しほ「…当然です。勝利を求めるのに甘さは不要」

俺「…やっぱり話はあいませんね」

しほ「あなたのような経験のない初心者にはわからないでしょうね」

俺「…次の黒森峰戦、覚悟して下さい」

しほ「…邪道は叩き潰すのみです」



俺「人の道を外れて、何が戦車道だ……」


…………………………………………

俺「帰るぞ」

キモオタ「…はい、皆さん、失礼しました」

ネクラ「……」

しほ「…まほが帰ってきたら伝えなさい」

眼鏡「は、はいっ!」



しほ「王者の戦いを見せてやりなさい。そして、道を正してやりなさい」



俺「キモオタ、ネクラ」

キモオタ「…何ですか?」

ネクラ「…なんだ?」




俺「勢いであんなこと言っちまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」




キモオタ「はぁ!?」

ネクラ「へ!?」

俺「どうしよう!家元に喧嘩売っちまったよ!!どうすんだよ!!」

キモオタ「知りませんよ!というか何も考えずにあんなこといったんですか!?」

俺「あああああ!そうだよ!やべぇよ!やべぇよ!」

ネクラ「さっきまでの余裕っぷりはなんだったんだ…?」

俺「余裕なわけないだろ!?あの人めっちゃ怖い!目が怖い!視線で殺される!!」

ネクラ「本当…お前って奴は…」

俺「危うく漏らすところだったよ!!」

キモオタ「安心して下さい。パンツは常備してありますから!」

俺「漏らしてはいないからな!あーーー!!やっちまったぁぁぁぁ!!」

格好良くなれない。それがこの主人公。

ネクラ「と、言うわけでこの馬鹿が不用意に喧嘩ふっかけたせいで相手チームの殺る気スイッチがONだ…」

チビ「うわ~」

俺「うるせぇ!やっちゃったものはしょうがないだろ!!そんなことより練習!」

不良「隊長、例の作戦のことですが…」

俺「お、完成したか?」

不良「ばっちりです!」

ネクラ「俺…その作戦、正気?」

俺「俺が今まで正気だったことがあるか?」

ネクラ「はぁ…」

続いて黒森峰戦!…の前に番外編、何故、特になんの成績も残していない御舞等高校は廃校にならなかったのかに迫る過去編をお送りします

ボーイズ&パンツァーOVA第三話『ハイコウ・ウォー!』


文部省にて…


阿部「…廃校?」

役人「ええ、政府は維持費のかかる学園艦の統廃合を進める計画を立てていまして、御舞等高校は特に実績も無く生徒数も減少傾向にある。」

阿部「それで…廃校…と」

810「(認められ)ないです!!」

役人「ええ、今認められなくても今年度中に認めてもらえれば結構ですので」

沈黙が流れる…

阿部「役人さんよ…」

役人「なんでしょうか?」

阿部「御舞等高校がどこの学園艦か忘れてないか?」

役人「…?」

阿部「失礼する」

ガチャン

阿部は落ち着いた様子で部屋を出る

役人「なんなんだ…?まあいい、どうせ何も出来やしない…」

部下「た、大変です!」

役人「どうした?」

部下「こ、これを見て下さい!!」

役人「どれどれ…」

それは新聞であった

役人「……御舞等高校アイドル部が廃校を阻止すべくラブ○イブの出場!?ふ、ふざけている!!というかあそこ男子校だろう!!」

部下「それが人気なんですよ!」

役人「なんで!?」

部下「それだけないんです!」

役人「仮面被ったアイドルがチェーンソー振り回して暴動!?世紀のマッドサイエンティストの襲来!?」

部下「秋葉原だ…御舞等高校を廃校にするということは秋葉原を敵にするということだったんだ!!」

役人「じょ、状況の確認を…!」

自室に取り付けられたパソコンを開くが…

役人「な、なんだこれは!!」

ぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽ ぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽ ぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽ

役人「な、なんなんだ!!」

部下「…これは…」

部下はスマホで検索を始める…!

部下「…なんだこれは…!!…ま、祭…?…あ………ああ……………」

役人「ど、どうしたんだ!」

部下「2ちゃんねらー……です………び、VIPPER………VIPPERが動き始めました!!!」

役人「な、なんなんだ一体!!」

部下「VIPPER達によって政府のサーバーが落ちました!!」

役人「オタクとニートの集団が何故……!!」

部下「で、電話なら通じるはずです!」

役人「そ、そうだな…はやく上司に連絡を…」

プルルルルルルル

役人「上司さん!今大変なことが…」

上司『に、逃げろ…!奴が来るぞ…!』

役人「上司さん!?」

上司『奴は…お前を狙っている…!早くっ!!逃げるんだ!』

役人「や、奴とは!?」

上司『いいから早くっ!…』

??『暴れんなよ…暴れんなよ…』

上司『やめろ…くるな…くるな……』



上司『アッーーーーー!!』



役人「上司さん!?」

ツーツーツーツー

役人「何が起こっているんだ…奴…とは…」

ドンドン!

扉から力強いノックが聞こえる

役人「な、何者だ!」

返事はない

ドンドンドンドンドンドン!!

役人「ひ、ひぃ!!し、しかし!か、鍵はついている…!!」

ドンドンドンドンドンドンドンドン!!

……………カチャリ

役人「か、鍵が開いた…」

扉はゆっくりと開き…



その隙間から……



奴は現れる……









阿部「やらないか」







役人「アッーーーーーー!!!!!!!」



こうして御舞等高校の廃校は免れたのである

試合当日!!

俺「今日は決勝!相手は王者、黒森峰!気合い入れていくぞ!」

全員『おお!!』

俺「よーし!各員戦車の整備を続けてくれ!」



キモオタ「なんとか秘密兵器の完成も間に合いましたね!」

俺「ああ!これで作戦の幅が広がる」



俺「で!」

俺「あなた達は何をしてるんですかねぇぇぇぇ!!!」

ダージリン「何って」

ケイ「言われても」

アンチョビ「見ての通り」

カチューシャ「出店を出してるだけよ!」



俺「何故!!」

ダージリン「ケイとアンチョビが屋台をやっているのを見て、面白そうだなと思いましたの」

カチューシャ「屋台は頼れる同志がすぐに用意してくれたわ!」

俺「折角試合見にきてくれたなら挨拶くらいしてほしいなと思うのはおこがましいでしょうかねぇ!!!?」

アンチョビ「それなら…」チョイチョイ

アンチョビが手招きをする

俺「お、なんだ?」

アンチョビ「まあ座れ」ギギギ

進められたら椅子に座る

俺「おう…」



アンチョビ「お客さん、ご注文は?」



俺「金を払えと!?」

ダージリン「30分フリードリンクで500円ですわ」

俺「ここはメイドカフェか何かですか!?」

カチューシャ「今ならプラス10000円でカチューシャがあなたを下僕にしてあげる!」

俺「財産と人権を同時に奪ってきた!?」

ケイ「サンダースの反省会への出席も可能よっ!」

俺「ひゃっほう!胃潰瘍は免れないぜっ!」

その扱いの酷さに、いずれ出会うであろうどこかの隊長さんに嫉妬する俺であった。




ちなみに金は払った。後悔はしていない

30分で500円なら1日24000円。一週間で168000円か…出そう。

選手の整列が始まる

審判「隊長、副隊長、前へ!」

俺「…」ザッザッ

阿部「…」ザッザッ



まほ「…」ザッザッ

エリカ「」ザッザッ



エリカ「ふーん、あんた達が相手?見るからに弱そうなチームね」

俺「…」

エリカ「まぐれで勝ってきただけで調子に乗らないでよね」

俺「…戦車道にまぐれ無し。あるのは実力のみ。確か西住流の言葉だったよな?」

エリカ「な…」

俺「戦車道は礼に始まり礼に終わる競技。最初の挨拶でいきなり煽ってくるというのは相手への敬意が欠如しているように見えるが、どうだ?」

エリカ「……」



ネクラ(お前が言うな)

キモオタ(同感であります)

チビ(プラウダ戦でいきなりセクハラかました先輩は言えませんよね…)

阿部(言えないな)

クロウ(相手がお前のことよく知らなくてよかったな)

エリカ「あ…あんたねぇ!!」

まほ「エリカ…」

エリカ「隊長!」

まほ「すまない、うちのメンバーが失礼した」

俺「…いえいえ」ニヤ…

エリカ「…っ!」

ここで御舞等高校と黒森峰女学園の戦力を見ていきましょう

御舞等高校

SU-100(フラッグ車)くそみそチーム

一式中戦車チヘ(隊長車)ニーソチーム

Ⅱ号戦車 触手チーム

M3軽戦車中国仕様 ヤムチャチーム

ルノー乙型戦車 ナイトチーム

バレンタイン歩兵戦車 キヨハラチーム

Ⅰ号戦車C型風 後悔チーム

SMK重戦車 KABAさんチーム



黒森峰女学園


Ⅵ号重戦車ティーガーⅠ(フラッグ車) 

Ⅵ号重戦車ティーガーⅡ(ケーニヒスティーガー)×2

Ⅴ号G型中戦車パンター×6

Ⅳ号駆逐中戦車ラング×6 

Ⅴ号駆逐中戦車ヤークトパンター

Ⅵ号駆逐重戦車ヤークトティーガー

駆逐重戦車エレファント(フェルディナンド)

Ⅲ号中戦車J型

秘密兵器???(超強い)



戦力差絶望的だね。勝てる気がしないね。

あと秘密兵器って何だろうね(白目)

友人にこのssのネタが書いてあるメモ見られたけど気にしないぜひゃっはぁ!「…パンツで戦車倒すって何……?」とか聞かれたけどガン無視だぜひゃっはぁ!

審判「両校、挨拶!」

俺「よろしくお願いします!」

全員『よろしくお願いします!』



エリカ「……見てなさいよ」

俺(うひょー!目が怖い…!)

俺「…チヘたん、今日も頼むぞ」

キモオタ「よろしくお願いします!」

ネクラ「……よろしく」

マサイ「頑張って行きましょう!!」



俺「お前誰だ?」

マサイ「あなたのチームの装填手であるマサイですよ!?」

俺「すまん、出番がないから忘れてた」

マサイ「ひどいっ!!」

俺「恐らく相手は火力に物を言わせて速攻で片を付けにくる。俺達試合開始すぐに移動を開始、自分達が有利な場所に逃げる」

クロウ「有利な場所?」

俺「今回はチビ戦車が得意なフィールドがあるからな!なおかつSMKなら対応出来る場所が」

オネェ「火力なら任せなさい!」

俺「期待してるぞ!それじゃ、お前らいくぞ!!」



まほ「これより決勝戦だ。相手は始めて対するチームだが、油断はするな。迅速に行動しろ。グデーリアンは言った。厚い皮膚より速い足、と。ゆくぞ!」



ヒューーーー……


パポン!!

花火が上がった!



俺「パンツ!」

阿部『アッーー!』

ゲイ『フォーーー!!』

チビ『よりにもよって決勝戦でなんでその掛け声なんですかぁぁぁ!!!』

俺「全車隊列を崩さずに前進、敵は強いが落ち着いていくぞー」

航海『まあ相手との距離は遠いし当分接触はしないだろうな』

チビ『航海さん、それってフラグなんじゃ……』



ドォォォォン!!

チビ『やっぱりぃ!!?』

ドォン!ドンドン!ドォン!

俺「あいつら森をショートカットしてきやがった!!全車ジグザグに動いて回避っ!!」

ドォン!ドンドンドンドン!ドォン!

俺「んぎゃぁぁ!!流石黒森峰ぇ!!?」

生徒「前方二時方向、フラッグ車SU-100を発見」

エリカ「よし、標準を合わせろ。一発で終わらせてあげる…」



俺「みんな!!少々早いがあの作戦やるぞ!」

全員『了解!』

俺「全員煙幕用意っ!!“縁日作戦”!バルーンドッグ展開!」

ボフンボフン!!ボフボフボフン!!

煙幕弾と戦車後部から出る煙幕によってあたりが煙に包まれる!



生徒「敵フラッグ見失いました!!」

エリカ「チッ!煙幕なんて忍者か何か!?」

まほ『落ち着け、今日は風が強い。煙幕はすぐに晴れるだろう。落ち着いて待て』

エリカ「了解!!」

本日はこんなもので。作戦名で作戦内容の察しがつきそう…

俺「クロウ…頼むぞ!」

クロウ『了解!!』

俺「ナイトチーム以外は東の森に進んでくれ!ナイトは作戦終了後、目的地にて合流!各員健闘を祈る!」

全員『了解!』



生徒「煙幕、晴れます!」

エリカ「くっ……逃げられたか…?………ん?」

煙幕が晴れたその一瞬、エリカは敵のⅠ号と一式を見た

エリカ「逃げるのが少し遅かったみたいね!敵は“西の森”に進んだ!追いなさい!」

生徒「了解!」

エリカのティーガーⅡ、そしてパンター二輌が先陣を切って追い、その後から全車輌が後を追う。

俺「黒森峰は量と火力で敵を撃破していくはずだから、多分下手に分隊せずに攻撃に回ってる全車で“俺達”を追うだろうな」

チビ『その間に僕達は移動を続ける、と』

俺「そういうこと。後はクロウ達の無事を祈るって感じだな。あいつならなんとか出来るとは思うけど…」




クロウ「厨二!追ってきてるか!?」

厨二「ああ!恐ろしいほどにな!」

クロウ「了解!そろそろ頃合いだな…バルーンドッグを放て!!」

厨二「了解!!」

厨二はルノー乙の後ろについていたロープを切断する!

生徒「敵車両発見しました!!」

まほ『わかった…攻撃開始』

エリカ「……待ってください!様子がおかしいです!」

まほ『どういうことだ?』

エリカ「エンジン音もしなければ動きもしない…」

生徒「…まさか」

エリカ「偽物!精巧に作られたデコイです!!」

まほ『騙されたか……私達はまだ奴らを侮っていたのかもしれないな……』

エリカ「…っ」

パンターが一輌、デコイに近づく

生徒『……これは…金属に見えるのはペイントで本当は風船のようですね』




クロウ「今だ!撃てぇ!!」

ドォン!

砲弾は真っ直ぐ敵……ではなく風船デコイに向かっていき…

生徒『へ!?』

砲弾がデコイを割る━━━



ドガァァァァァァァァァン!!



デコイが大爆発を起こす!!




クロウ「よしっ!逃げるぞ!」

厨二「ういよっ!」


エリカ「なっ……!?」

まほ『何が起きた…報告をしなさい』

エリカ「敵のデコイが爆発を起こしました!現在状況確認中です!」

先程のパンターからの報告を受ける

生徒『白旗は出ていませんか、履帯に少しダメージを受けました!あとエンジンから変な音がします!』

エリカ「……認めたくないけど…やるじゃない…」

チビ『あのー、僕のⅡ号型のバルーンがアホみたいな大爆発を起こしたんですけど…何をやったんですか?』

俺「ああ、バルーンの中に圧縮火薬とネジとか釘とか入れて、空気に気化ガソリン混ぜた」

チビ『Ⅱ号ぅぅぅ!!酷い!』

阿部『それにしても、あれだけの爆発でも戦車は動けるんだな…白旗は確認出来なかったらしい』

俺「実は爆発だけなら大した威力にならないんだよね。もちろん熱いから生身の人間はアウトだけど戦車は多少の炎なら耐えるし。一応攻撃力あげるためにネジとか釘とか混ぜたけど…大したダメージじゃないだろうな」

航海『爆弾の周りにネジとか…テロリストかよ…』

…黒森峰戦の内容、詳しいところ忘れたので見直してきます。パンターとかどうやって倒したんだっけ………

俺「とりあえずナイトは見つからないように移動。あの爆発なら土埃がうまく働いて逃げやすいだろ」

クロウ『了解』

俺「それじゃ今から2つの小隊に分けるぞ。ニーソ、ヤムチャ、触手、KABAはこっちで敵の数を少しでも減らす。ナイト、キヨハラ、くそみそは目的地、市街地に向かってくれ。後悔は走り回って偵察。少々危険な作戦だけど頼むぞ!」

全員『応っ!!』


本隊攻撃隊

チヘ、M3、Ⅱ号、SMK

陣地占拠隊

ルノー乙、バレンタイン、SU-100

偵察

Ⅰ号

俺「航海!黒森峰の状況は?」

航海『分隊した。パンター五輌がサーチ&デストロイ。他はゆっくり動いてるな。下手に動き回っても戦車にダメージを与えるだけだと判断したんだろう。ちなみに本隊の守りは固そうなだぞ』

俺「サンキュー。偵察を続けてくれ。俺達はパンター隊を叩く」

チビ『どうするんですか?』

俺「全力で『やべぇよ…やべぇよ…!』っていう演技をしながら逃げるんだよ!淫夢厨なら当たり前だよなぁ?」

チョウ『つまり囮デスネ…』

生徒「前方に敵三輌発見!!」

一式のハッチが開く

俺「やべぇよ…やべぇよ!!逃げろぉぉぉ!!」

生徒「相手は驚いてるぞ!追えぇ!!」

一式、Ⅱ号、M3が逃げ出す!

ドォン!ドンドン!…カァン!カンカン!

生徒「そんな貧弱な砲撃、効かないわよっ!!」



俺「固いなぁ…」

チビ『これからどうするんですか!!』

俺「500m先の橋まで逃げろ!」

チョウ『パンター六輌の追撃とか怖すぎマス!!』

俺「耐えろっ!」 

生徒『相手は防戦一方です!必ず仕留めて見せます!』

エリカ「何よ…口ほどにもないじゃない…」

まほ「…おかしいな、何故火力のない戦車で固まっていた…」

エリカ「まさか…罠…?」



頑丈そうな石橋にさしかかる

俺「橋を渡れっ!!」

チビ『急げぇぇ!!』

チョウ『パンター怖いっ!!』

三輌が渡りきる!

生徒「追いなさい!!」

生徒2『…なんだか怪しくない?』

生徒「こんなに混乱してるのに?」

俺『やべぇよ!!逃げろぉぉぉ!!速くっ!!』

チョウ『お終いダァ!!』

チビ『ヘルプミーソフトミー!!』



生徒2『…ガチね』

生徒『でしょ?』

俺「橋にさしかかるぞ!準備いいか?」

オネェ『もちろん!』

その橋がかかる谷の底にはSMKが待機していた!

俺「3…2……」


俺「撃てぇぇぇぇ!!」

オネェ『一番二番同時砲撃!撃てぇぇ!!』

一幸『せおいなげぇぇぇ!!』

亜衣『めっちゃホリデェェェェェ!!』

二つの砲から放たれた弾は橋に飛んでいき……


どがぁぁぁぁん!!ガラガラガラガラ!

生徒2『うわぁぁぁぁぁ!!』

橋が崩れる!

生徒「…へ?」

ただ一輌渡り切ったパンターが呆然とする

パンターが三輌落下!

生徒「やられたっ!!」

俺「今だぁ!!突撃っ!」

チヘがパンターに体当たりを仕掛ける!

ズガァァン!!

生徒「いやぁぁぁぁぁぁ!!」

渡りきったパンターも谷底へ!

パシュ!パシュ!パシュ!パシュ!



パンター四輌撃破!

現在8対16!

エリカ「四輌同時撃破!?」

まほ「やられたか……」

三号生徒『隊長!フラッグ車発見しました!市街地に向かってます!』

まほ「わかった。全車市街地へ向かえ」

全員『了解!』

エリカ「…市街地にはアレがある…私達が行くまでもないかもね…」

まほ「念には念をいれる」

エリカ「わかってます!」

チビ『よしっ!一気に撃破したぞ!』

俺「よし!ずらかるぞ!そのまま市街地に向かう!」

チビ『了か』

チョウ『チビさん危ナイっ!!』

チビ『へ?』

ズガァァン!!…パシュ!

俺「チビィィィ!!」

チョウ『まだ一輌生き残ってマス!』

俺「ちっ!まともに戦っても勝てないから逃げるぞ!幸い橋は落としたから追ってこられない!」

チビ『すいません…油断したばかりに…』

俺「気にするな!」

阿部「よし!市街地についたぞ!」

不良『隊長ももう少しで到着します!ここに向かう経路にある橋を壊したので足止めもしたそうッス』

クロウ『…ただ、Ⅱ号がやられたか………ん?』

不良『前方に敵Ⅲ号発見!』

阿部「Ⅲ号なら押し切れる!追うぞ!」

ガタガタガタガタ!

路地を曲がる

阿部「発見!撃てぇ!」

ドカァン!

ずがん!…パシュ!

Ⅲ号撃破!

不良『よしっ!』

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

クロウ『ん…なんだあれ…壁が移動して出てきた…』

阿部「……違うっ!巨大な戦車だっ!!」

不良『んな馬鹿なっ!!デカすぎるだろっ!?』

俺『すまない!少し遅れた……ってなんだありゃぁぁぁぁぁ!!』

チョウ『ば、化物戦車だぁぁぁ!!』

キモオタ「ま、マウスですっ!!超重戦車マウスですよ!!」

俺「あんな化物勝てるかぁぁぁぁ!!」

ネクラ「ちなみにこのチヘの約百倍重いぞ」

クロウ『どうするんだ!!』

俺「………そうかっ!!わかったぞ!!俺達が奴に対抗出来る手段がっ!」

クロウ『なんだって!それは!?』



俺「逃げるんだよォォォォォ!」

クロウ『お前はどこのJOJOだああああああ!!』


チョウ『クロウさん!砲がこっちに向きまシタ!』

クロウ『え!フラッグ車は!?』

チョウ『もうこの路地から逃げました!』

クロウ『そりゃ良かった…じゃねぇよ!たしゅけ』

ドガァァァァァァァァァン!!

クロウ『ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!』

ズドガァァァァン!!……パシュ!

ルノー乙、走行不能!

クロウ「ポルシェ博士マジ許さねぇ!!」

チョウ『クロウサン!怪我は!』

クロウ『ないっ!!その前に早く逃げろ!』

今日はここまでで。明日vsマウス!


俺「撃てっ!!」

ドォン!カァン!

俺「そりゃ抜けないよね…」

ドガァァァァァァァァァン!!

俺「回避っ!!」

ギャリリリリ!

俺「全車一斉攻撃!」

ドガドガドガドガァァァン!!

シュゥゥゥゥゥ……

ダメージを受けた様子はない

俺「建物に隠れろっ!!」

ズドガァァァァン!!

建物が跡形もなく消え去る

俺「あの化物に対抗出来るのなんてSMKくらいだろっ!!オネェさん!今どこ!!」

オネェ『今向かってる!!この戦車足が遅いのよっ!!』

俺「SMKの助けは見込めない……重戦車無しでどうする……」

不良『隊長!今こそあの作戦をやるべきときでは!?』

俺「あの作戦……あの作戦…かっ!!…相手はマウス…ちょうどいい……全員アレやるぞ!!」

チョウ『…本気でアレやるんデスカ…?』

阿部「やるしかないだろう…」




俺「作戦名“喧嘩上等”を開始するっ!!」



マウス生徒「あいつ等、どこに隠れた…ちょこまかと逃げてばかりで………」

エリカ『でもこれで二輌倒して相手の残り車両は六輌。こちらは十六輌…』

まほ『フラッグ車を叩かなければ意味がない…』

エリカ『…油断は出来ませんね』

まほ『…ああ。奴らは常識では考えられない奇想天外な作戦でここまで登りつめてきた……』

エリカ『でも、どうやってもマウス相手じゃ……』

マウス生徒「あの戦車の砲ではマウスは抜けないですよね!」ギャリリ

マウス生徒「ん?今変な音が…」

ギャリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!

マウス生徒「ん?………はぁ!?」

エリカ『どうしたの!?』 







俺「“待”ってたぜェ…!!この“瞬間(とき)”をよォ!!」







参考画像
http://i.imgur.com/7YRlD9q.jpg

マウス生徒「り、リーゼントで特攻服を着た奴が来ました!!」

エリカ『はぁ!?』



パラリラパラリラ!!

騒音を鳴らし、“御舞等参上!”の文字が踊る旗をはためかせ、バッチリリーゼントを決めた特攻服を着た男が俺である

不良「俺達はもう野球なんかやらねぇって言ってるだろ、川藤!」

チョウ「不良サン…それ暴走族じゃ無いデス…」

何故かメンバーの全員がリーゼントである。

阿部「…ぬんっ!」

俺「阿部会長!?確かに上半身脱いで腹にサラシ巻いてって言いましたけど、下も脱げとは言ってませんからね!?」

阿部「何人たりとも俺のモノは止められねぇ!!」

俺「やめろ!戦車から乗り出すな!色々な問題で失格になる!………いやモノにサラシを巻けとは言ってないっ!!」

マウス生徒「ぎゃぁぁぁ!変態と暴走族が同時にっ!!」

俺「お、奴さんビビってんじゃねぇか?」

不良「シャバイ奴らだなぁ……あぁん?」

チョウ「えぇと…チョット待って下サイ、台本確認するノデ……ええと…“ヒャハハハハハ!たっぷりかわいがってやろうぜぇ?”」

810「あくしろよ、ヨツンヴァインになるんだよ」

俺「全員!アレ持ったか!?」

不良「隊長…じゃなかった、総長!さっさとやっちまいましょうよ!」

俺「そうだな!いくぞぉ!!」

オラァァァァァァァァ!!



マウス生徒「う、うう撃てぇ!!」

ズドガァァァァン!!

ズガァァン!!…

阿部「回避っ!!!」

俺「進めぇぇぇぇ」パラリラパラリラ

阿部「うおおおおおお!!」ギャリリリリリリリリリリリ!

SU-100がマウスの横につく

俺「これで俯角がとれないから撃たれないな!」

不良「うおおおおおお!!」

マウス生徒「な、近すぎて俯角がとれないっ!!」

俺「チビ戦車だからなぁ!!」

マウス生徒「だ、だけどそのチビ戦車じゃ0距離でもマウスは抜けない!」

不良「なあ?不良っていったらやっぱり木刀とかメリケンサックとかだよなぁ?」

マウス生徒「はぁ?いきなりなによ?」

不良「でもなぁ…こんなのも…使うんだぜ?」

すると不良は戦車の中から瓶を取り出した

マウス生徒「…なんだそれ」



不良「火炎瓶」



俺「全員火炎瓶投げつけろぉぉぉ!!」

全員『うぇーい!!』

マウス生徒「はぁ!?ちょ、お前らやめろ!」

マウス生徒「はぁ!?ちょ、お前らやめろ!」

瓶に燃料のガソリンを入れて投擲し続ける!ちなみに火炎瓶は冬戦争でフィンランド軍が実際に使用したれっきとした武器である。

俺「おりゃおりゃおりゃおりゃ!!!」ポイッパリーンポイッパリーン

阿部「ぬんっ!!」バリリーン

チョウ「先輩、この予備燃料も入れますカ?」

俺「おお、一斗缶!ぶちこめー」

ガッシャーン!

不良「オラオラオラオラ!!」がっしゃぁぁぁん!!

俺「なんでも入れろー」

ガラガラガラガラガチャンガチャンゴロゴロゴロ

マウス生徒「やめろぉぉ!……いや、待てよ、ただガソリンに引火させて爆発させたとしてもマウスを倒せるような爆発が生まれるとは考えにくい…あれ?こいつらのやってること…意味ないんじゃ…」

俺「…なんて思ってるかもな。確かにさっきのバルーンデコイ爆弾は戦車に大きなダメージは与えられなかったな…だけど!俺達の狙いはこっちだ!!」

俺は機銃の弾を大量にスリットに投げ込む!

俺「気づかなかったのか?さっきから俺達がスリットを狙って火炎瓶を投げていることにっ!」

阿部「全員離脱っ!!」

ギャギャギャギャ!!

全車が高速でマウスから離れる!

俺「いくぞ!撃てぇ!!」

ドォン!

チヘから放たれた砲弾はマウスへと飛んでいき、装甲に到達、火花を散らす

火花は表面についたガソリンを辿り急速に燃え上がる

そして炎はスリットへと進み中へと侵入

その爆風により、中の機銃の弾がマウスの中を暴れまわる!!

ガガガガガガガガガ!!



俺「マウスはいくら装甲が厚くても、流石に中のパーツにまで装甲つけられないよねぇ!!」


弾がマウスのエンジンを貫いた



……パシュ!


俺「よっしゃぁぁぁぁぁぁ!!マウス撃破ぁぁ!!」



観客「おおおおおおおおおおおおおおお!!!」

おっさん「マウスを喰ったぁぁぁぁぁぁぁ!!」

戦車道ショップのおっさん大歓喜

アニメ本編でサンダース戦のときにアヒルさんチームが投擲武器使ってたから火炎瓶を使ってもなんの問題もないよねっ(満面の笑み)

女の子がはぁ!?ちょ、お前らやめろ!はアカン

>>585
よし、じゃあ俺くんの奇策で解決してもらおう

俺「なるほど、そういうことならこうすればいいんだ!」


マウス生徒(CV 吉岡 麻耶)

俺「アンチョビの声なら逆に萌えるな!」

万事解決ですねっ!………すいません、次からは気をつけます…………

俺「残念ながら喜んでる場合てまはないんだよなぁ…全員よく聞け!」

いつになく真剣な声に雰囲気が重くなる

俺「向こうは残り15輌、こっちの残りは6輌。戦力差は未だ絶望的だ。」

全員『…』

俺「だが、この戦いはフラッグ車を倒せば終わる!フラッグさえ取ってしまえばいいんだ!いいか!これより最後の作戦に移る!」

ぽろっ!

俺のリーゼントカツラが落ちる

チョウ『…ぷ…』

俺「笑うなっ!聞けっ!!今いいところ!」

キモオタ「ブフォ!しまりませんなぁ!」

ネクラ「俺らしいけどねぇ」

俺「うるせぇ!!これより最終作戦“アイドル作戦”を開始するっ!!」

オネェ『KABAさんチーム只今参上!遅れて悪いわね!』

俺「もうマウス撃破しちゃったぞ?」

オネェ『うるさいわねぇ…重戦車の苦悩をもっと知りなさい!』

俺「予算的にに無理があるな!」

航海『こちら後悔チーム。敵が隊列組んでやってきたぞ。』

俺「予想到着時間は?」

後悔『約三分ってところだな』

俺「誘導出来るか?」

後悔『やってみる』

俺「オネェさん、出番だ!ニーソはこれより最終作戦の準備に入る!他の車両は敵を攪乱、俺の合図があったら全力で離脱っ!!」



俺「いくぞ!」


全員『応っ!!』


後悔「ヘイヘイ!お姉さま方!こっちだよ!」

ドンドン!

生徒「敵発見」

後悔「撃て撃て!こっちが勝ってるのは連写と速力だけだ!最大限にいかせ!」

ドンドン!カァン!カァン!

Ⅰ号は少し速度を上げる

後悔「敵三輌ついてきた!ティーガーⅡ、パンター二輌の合計三輌!出来る限り遠くに誘導する!」

阿部「敵車両発見、恐ろしい数だな」

チョウ『出来る限り戦力分散しないとですね……』

オネェ『後悔チームだけでなく、私達も敵の挑発が重要ね…』

ドォン!ドォン!

不良『撃ってきた…』

くそみそ「市街地ぐるぐる回りながら逃げるぞ」

チョウ『ボクは後続を相手シマス!おそらく相手はエレファントやヤークト。駆逐戦車ならなんとか引きつけられるかもしれまセン!』

阿部「頼んだ!」

航海「撃て撃て撃て!!」

カァン!カァン!カァン!

航海「敵車両に接近!」

パンターの側面にくっつき0距離で射撃する

スガァン!

航海「ヘイヘイヘイヘイ!」

生徒「ムカつくぅ!!チビ戦車の癖にぃ!!」

航海「挑発がてらもっとスピード出してみるか!」

モブ「これスピードどのくらい出るんですかね?」

航海「壊したくないからフルスロットルはしたことないけど、Ⅰ号C型は整地ならたしか時速78キロ出たはず。でもコイツならギリギリまでエンジン強化したから…」



航海「恐らく100キロ出せる」



生徒「何よあのスピードと小回り!全然当たらないじゃない!!」

ドォン!ドォン!ドォン!

三輌で追って撃つが弾は外れる



航海「まあ履帯の強度とかエンジンの調子とか考えて現実は70キロ前後で走るんだけどねぇ…」

もちろんこれでも普通の戦車のスピードではない

今日はここまでで。そろそろゲスいことがやりたくなってきた…

チョウ「…後続車両、エレファント発見、攻撃シマス!」ドォン!

M3は路地を飛び出しエレファントに砲撃する!

カァン!

常識ならここで軽戦車の速力を生かし回り込むところだが

チョウ「くっつけ!」

あえて動かず敵の正面に留まる。

チョウ「敵の砲身を避けてくっつけば撃たれはシナイ!」



生徒「…攻撃させないだけならいい作戦だけど…どうやってもスチュアートじゃエレファントの正面は抜けない!!押しのけろっ!!」



モブ「チョウ!これからどうする!!抜けないぞ!」

するとチョウはなんてことないように言う



チョウ「何もボク達が抜く必要はありませんヨネ?」


チョウ「オネェさん!」

オネェ『はいよっ!!』

ドォォォォン!

ズガァァァン!!

SMKの砲撃がエレファントの横っ腹に炸裂っ!!

生徒「な、なんで……?」

チョウ「プラウダ戦で阿部会長がやったことをオネェさんに練習してもらいまシタ。ボク達はほんの少し止められれば良かったんデス」

SMKは家屋を貫いてエレファントを狙ったのだった

阿部「次右折!その次も右折!次左折!」

不良『阿部会長!ヤバい!前方からラング!ここ道細いから避けられない!!』

阿部「何ぃ!?」



生徒「フラッグ車発見!ここで仕留めます!!」

ラングがSUを狙う!



阿部「道なら自分で作るっ!!右折!!」

SU-100は横にあった柵を踏み潰す!



生徒「なっ!?弾道修正っ!」

車長「焦るなっ!右に寄りすぎ!」

生徒「うっ!」ドォン!



弾はSU-100の車体を少し逸れ…

ズガン!

阿部「くそっ!すまない俺!砲身損傷!カスっただけだから砲撃は可能だが精密射撃が出来ないっ!」

俺『な!?……解決策は後で考える!とりあえず準備は出来たから敵を撒けっ!!』



俺「どうする…今回の作戦はSU-100が要だ…SMKに代役を頼むか…しかしSMKは敵の足止めをしないといけないし…」

不良『隊長、要するにSU-100がフラッグ車に弾を当てられればいいんすよね?』

俺「まあそうだが…遠くから撃てないとなると…」

不良『なら近づいて撃てばいい』

俺「そんなの近づく前に撃たれる」

不良『一か八かの賭けですが…撃たれる前に近づける方法があります…』

俺「教えてくれ、どうする?」

航海『こちら後悔チーム、今からそっち向かうぞ』

俺「…おい、敵はどうした…!」

後悔「市街地出てもついてきたから適当に沼地に沈めてきた。水のあるところでの戦いで船舶課に勝る者はいない!」

俺「知らない内に大戦果あげてやがる!?…まあいい、出来る限り早めに帰ってきてくれ。これから敵を分断する。オネェさん、出番だ」

オネェ『はいよっ!』

チョウ『俺サン!ヤークトに見つかっタ…!』

俺「押さえ込めるか!?」

チョウ『いえ……』

俺「それでも御舞等の生徒か!」

チョウ『そういうコトでなく…』




チョウ『倒します』




チョウの目が鈍く輝く…


まほ『ここでフラッグを叩く、全車集まれ…!』

生徒「了解!急ぐわよ!」

ヤークトティーガーの生徒が力強く指令する

生徒「進めっ!」



チョウ「撃てっ!」ドォン!

スカン!

M3の砲撃は弾かれる!

生徒「M3スチュアート発見!」

車長がハッチから飛び出す!

チョウ「スチュアートじゃないシ!金門之熊ダシ!!」

曲がり角を曲がる!

生徒「追えっ!」

ヤークトティーガーも追うように曲がる…

チョウ「全速後退っ!!」

ズガン!

M3がヤークトティーガーの側面にくっつく

生徒「なっ!押しのけなさい」




チョウ「動くなッ!!」



生徒「何を言……ッ!?」

チョウ「動くなと言っているだろう……」

チョウは普段の気弱な表情を消し去り、冷酷な笑みを浮かべる

その手は改造により車体上部に取り付けられたブローニングM1919重機関銃を掴んでいた

生徒「な…なによ…?そんなので脅したって」

バババババ!!

生徒「ひっ…!?」

銃弾がヤークト車長のすぐ真横を通る

チョウ「…僕達は勝利に手段は選ばないんですよ」

冷たい口調で語りかける

チョウ「だから例え“事故”であなたに銃弾が当たっても何も気にしないんです」

ダダダッ!!

今度はハッチの真横を撃つ

生徒「ひぃッ!?」

チョウ「“事故”ならしょうがないですよねぇ!!」

ダダダッ!!

チョウ「手元が狂ってあなたの頭を撃っちゃいそうですよ!!」

瞳孔が開き、眼球が揺れる

生徒「ひ…いぃ…」

チョウ「何を恐れてるんですか?楽しみましょうよ!楽しみましょうよ!楽しみマショうよ楽シミまショウヨ楽死みまショウヨタノシミマショウヨォォォォォォ!!!」

チョウは気が狂ったかのように叫び声を上げ機銃を乱射する!!

チョウ「ヒャハハハハハハハハハハハ!!!!」

生徒「…ぁ…ぁ………」

生徒は気絶してしまったようである

チョウ「今っ!!」

いきなりチョウがいつもの調子に戻り、M3が急発進!

どぉん!

履帯を切断!

チョウ「いけっ!」

ダダダダダダダダダ!!

観測装置だけを狙い機銃を撃つ!

操縦士「ひぃっ!!」

チョウ「安全は保証されていても目の前に銃弾がきたら怖いですよねぇ…」

モブ「……さっきのお前の方が怖いよ」

チョウ「いいから倒しテッ!」

モブ「了解…!」

ヤークトの後ろに回り込んで弱点を撃ち続ける!!

パシュ!

ヤークトティーガー撃破!

モブ「チョウ、一応聞くけど…さっきのクレイジーなトリガーハッピー野郎は素じゃ…ないよな?」

チョウ「まさかっ!全部演技デス!」

モブ「…今日のベストオブゲス野郎は…お前だよ…」

チョウ「…少し脅しすぎましたかネ…」

モブ「…あの子がこれからも戦車道を続けられることを祈る」

今日はここまでで。多分今までで一番ゲスだと思います。まさに外道

俺「…もしかしてチョウ…俺よりえげつないんじゃないか」

チョウ『酷いッ!』

俺「通信で会話聞いてたけどあれ怖すぎるからな!?相手チビってると思うぞ!?」

チビ『失禁プレイと聞いて』

俺「お前…やられたのに復活するなよ…」

チビ『同人誌作家魂に火を付けた先輩が悪いです。いいですか?まず同人誌における放尿プレ』

ブチッ!

現在、御舞等六輌、黒森峰十輌

オネェ『準備オーケーよ』

俺「すまん、損な役回りやらせて」

オネェ『働き次第によれば最高の役回りよ』

俺「…悪い」

オネェ『それじゃあ、行くわよ』

チョウ「いつでもいけマス」

俺「突撃っ!!」

ぶぉぉぉぉぉん!!

チョウ「撃てッ!当てるつもりで撃てッ!」ダダダダダダ!

チョウ自身も機銃を乱射しながら突撃する!

エリカ「自暴自棄にでもなったのかしら?撃ちなさい!」

ドォン!!!ドンドン!

敵戦車の集中砲火を受ける!

チョウ「回避ッ!一秒でも長く引きつけろッ!」

オネェ「いくわよ!」

M3が暴れる方向の逆からSMKが飛び出す!

オネェ「一番、二番砲同時攻撃っ!撃てぇ!!」

ドドォン!!…パシュパシュ!

後続のラング二輌撃破!

まほ「そのくらい予測済みだ、エリカ」

エリカ「了解です!」

ティーガーⅡの砲が既にSMKの方を向いていた

エリカ「撃てぇ!!」

ドドォン!!

ガキィン!

ティーガーⅡの弾を弾く!

オネェ「効かないわ!二番砲!前方ヤークトパンター!撃てっ!」

一幸「どんだけぇぇぇぇ!」

ドォン!!…パシュ!

ヤークトパンター撃破!

オネェ「一番砲!目標フラッグ車!撃てぇ!」



エリカ「西住流を…黒森峰を嘗めるなっ!!」



ティーガーⅡの砲撃がSMKの一番砲を捉えるっ!

エリカ「装填急いで!SMKに回り込んで!」

ティーガーⅡがSMKに回り込み側面を狙う!

ドォン!……パシュ!

SMK重戦車、走行不能!



オネェ「フラッグから離れたわね…?」

エリカ「ま、まさか!?」

オネェ「やりなさいっ!!」

まほ「左十字路、SU発見…!」

突如左の十字路にSU-100が現れる

俺『いけっ!!』

SU-100がティーガーⅠを狙う!

まほ「砲撃用意…!」

ティーガーⅠもすぐさま標準を合わせる!



砲が向かい合う…



まほ「撃て…!!」


ドォォォン!

2つの砲声が重なる!



ティーガーⅠの8.8㎝弾がSU-100に真っ直ぐ飛んでいく…



SU-100の“75㎜弾”がティーガーⅠへ真っ直ぐ飛んでいく…



ズガァァァン!!

ティーガーⅠの履帯が切断される!

SU-100はティーガーⅠの砲撃をまともに受けた

……パシュ!!

白旗の上がる音がする

エリカ「…ふぅ、良かった、まさかフラッグ車が来てるとは………でも私達の勝利…」



審判「“一式中戦車”、走行不能っ!!」



エリカ「は!?」

まほ「まさか!?」



砲撃を受けていたのはSU-100ではなくチヘであった

生徒「これは…デコイ!!?」

チヘはデコイに穴を開けて、SU-100を装いティーガーⅠと向かい合ったのだった!

阿部「いくぞぉぉぉぉぉ!!」

ギャギャギャギャギャ!!

そして、本当のSU-100とバレンタインが右の道から現れる!

まほ「砲塔旋回急げ…!!」



生徒「私が撃ちます!」

標準を合わせる…

生徒「撃てっ!」



阿部「不良!いくぞ、ケツにこいっ!!」

不良「その表現やめろっ!!」

SU-100の後ろにバレンタインがぴったりとくっつく

不良「これが俺達の!」

阿部「ジェットストリームアタックだっ!!」

舎弟「ブースターON!!」

ドゴォォン!!

阿部「アッーーーーーー!!!」

バレンタインは普段斜め下に向いているロケットブースターを水平に固定し、前方への急激な加速を可能にした。その加速でSU-100を押すことにより有り得ないスピードで相手に近づけるのである!


ティーガーⅠの砲塔の旋回の完了と砲身が壊れたSU-100の射程圏に入るタイミングはほぼ同じ…

エリカ「隊長っ!!私が倒します!!」

エリカがSU-100を狙う



エリカ「撃てっ!!」



航海「させるかぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ズガァァァン!!



エリカ「な!?」

戻ってきたⅠ号による体当たりである!

その速度、およそ120キロ

…パシュ!パシュ!

ティーガーⅡ、Ⅰ号戦車、走行不能

阿部「うおおおおおおおおおおおおお!!」

まほ「っ!」

SU-100が射程圏に入る!


阿部「撃てぇ!!」

まほ「撃て!」

ドォン!ドォン!

二つの砲声は続けて響き…


ズガァァァン!!


両車は激突する…!!!



煙が視界を奪う…

俺「どっちだ!」

エリカ「どっち!!?」


徐々に煙は晴れ…



白旗が見える……




























審判「御舞等高校フラッグ車、SU-100走行不能!よってこの試合、黒森峰女学園の勝利!!」


白旗が上がったのはSU-100であった

本日はここまで!

俺「……あ~……」

キモオタ「…やられましたな」

ネクラ「……」

俺「くっそぉぉぉぉ!!」




観客「御舞等高校ーー!!よくやったぞぉ!!」

観客「最後の特攻!すごかったぞ!!」

おっさん「よくやったぁ!!御舞等ぁぁぁ!!!」

観客からの声援が響き渡る!




オレンジペコ「彼らは試合には負けましたが……」

ダージリン「魅せたのは、彼らだったわね」



ケイ「エキサイティング!!燃える戦いだったわね!今度うちも真似しましょ!」

アリサ「嫌ですよあんな無茶な戦い!」

ナオミ「…まあ、心臓がいくつあっても足りないわね」



ペパロニ「すげぇっすよ!黒森峰とあそこまでやり合うなんて!」

カルパッチョ「初出場でここまで…」

アンチョビ「あいつらうちのマカロニ作戦パクったな!!?……まぁいいか、いいもの見れたし」



カチューシャ「何よっ!カチューシャに勝ったなら優勝しなさいよっ!!」

ノンナ「はいはい、でも彼らも引けを取っていなかったでしょう?」

カチューシャ「…そうだけど……まあいいわ!次会ったら御舞等も黒森峰もギッタギタにしてやるんだから!」




まほ「……これは…!?」

阿部「…何も言わなくていい」

まほ「っ!しかしっ!」

阿部「うるせぇ!へ俺に口答えしたければいい男になって帰ってこい!」

まほ「…………」

そして、二人は向かいあい、言う…



まほ・阿部『次は勝つ』

俺「歓声は嬉しい……が!でも負けたぁぁぁぁ!」

キモオタ「…俺氏、西住流に散々喧嘩売ってからのコレですからね」

俺「言うなっ!!言わないでくれ!」

ネクラ「…まあ初出場で二位は悪くない」

チビ「悪くないですけど…」

クロウ「“人の道を外れて何が戦車道だ”」キリッ

俺「やめろっ!!というか何で知ってるんだ!!」

航海「キモオタから話を聞いた。くっさいセリフ吐いてるって」

オネェ「私はかっこいいと思うわよ?」

俺「嬉しくないっ!」

しほ「まほ、よくやりました」

まほ「……」

しほ「まほ?」

まほ「お母様……私は…負けました」

しほ「…どういうことですか?」

まほ「最後の撃ち合いのとき、先に撃ったのはSUでした…」

しほ「…しかし、白旗が上がったのはSU-100でしょう」

まほ「確かにそうです。しかし…ティーガーⅠも白旗が上がっていました」

しほ「どういうことですか…?」

まほ「ティーガーの白旗は砲身の横と車体の裏にあります。……そしてその場所はSU-100の砲身の下にありました」

しほ「…」

まほ「砲身が白旗を邪魔しただけで、ティーガーも白旗が上がっていました。どちらが先に上がったかはわかりませんが……」

しほ「……」

まほ「……」

しほ「まほ、次は勝ちなさい、完膚無きまでに」

まほ「……はい」

全員『…はぁ』

俺「おいお前らっ!意気消沈するな!さっきまでの俺弄りはどうした!」

チョウ「…はぁ」

チビ「虚勢張ってたんですよねぇ…はぁ」

俺「溜め息つくな!まだ試合はあるだろ!!」

クロウ「…試合?」

俺「3ヶ月後!第63回戦車道全国大会!いいか!そこで俺達は黒森峰にリベンジする!いいな!」

不敵な笑みと共に叫ぶ!

チョウ「リベンジ…」

クロウ「リベンジ!」

俺「一時の負けは負けじゃない!!練習して!各々の技量を伸ばして!もう一度戦う!いいな!」

全員『おおーーーー!!!』












キモオタ「あの~盛り上がってるところ悪いんですが…」





キモオタ「その大会、まだ男子の出場は認められてません」




俺「……へ?」

キモオタ「流石に連盟も、国内最高峰の大会に男子戦車道を適応出来なかったんでしょうねぇ…」

俺「嘘やろ……」

キモオタ「ほんとです」






俺「ちくしょぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

散々煽った西住流に負け、大会にも出られないいいとこなしの俺くんなのでありました

俺「ああ!もう!お前ら帰るぞ!!」

阿部「…そうだな」

チョウ「デスネ」

クロウ「やることはまだあるしな…」

チビ「戦車直さないとですしね!」

不良「新しい特攻服も作らないとな!」

航海「ところで…俺のツイッターのアカウントはどうなるんだろうか…」

オネェ「帰ったらパーティーね!私料理しちゃうわよ!」

ネクラ「この大会もあっという間だったな…」

キモオタ「俺氏、帰ったら何をするんですか?」

俺「そうだな…」

マサイ「2ちゃんで騒いで」

キモオタ「ニコ道見て」

ネクラ「エロ動画見て」

俺「戦車、乗るか!」



810「お、そうだな!」

俺「何でお前が締めるんだよぉぉぉぉぉ!!!!!」

アォン!オォン!ンアッー!

夕日に照らされる後ろ姿に、野獣の咆哮が響き渡る。最後の最後まで締まらない御舞等高校。彼らは今もどこかで、バカ騒ぎしながら戦車に乗っているだろう




俺「あれ?俺何のために戦車道始めたんだっけ?」


悲報、ここまでヒロイン無し

大会編、これにて終了です!やはり黒森峰を倒すのは大洗の役目だと思ったのでこの結果となりました。…再戦の口述のために本当の結果はうやむやにしましたが……

とにかく!こんな拙い文章のバカSSにここまで付き合って下さり本当にありがとうございました!

……まだ大学選抜戦、書くんですけどねボソッ

先に大学選抜戦の予告!

俺「何ぃ!?SKMが修理出来ない!?」


俺「誰だ助成金勝手に使った奴は!?」


俺「……え、俺、愛里寿たんと戦えないの……え?あの化物と戦えって言うの…待て、無茶だ…無理無理無理無理!!」



果たして御舞等と戦う化物とは一体!?(白目)

御舞等高校新戦車も登場!

劇場版男子戦車道です!カミングスーン!

と、こんな感じで

別ss書いてたから更新は少し遅めです

大会の後…

俺「助成金のお時間だぁぁぁぁ!!」

全員『うおおおおおおおおおお!!!』

俺「この前の大会の活躍によって多額の助成金が振り込まれることになった!!」

航海「初出場、準優勝だからな!」

俺「金額は詳しくは言えないが、重戦車が買えるぞぉぉぉ!!」

全員『うええええええい!!』

俺「何買う!?何買う!?ティーガーとかいっちゃう!?」

キモオタ「マウスは無理でもかなりいい戦車買えますよ!」

クロウ「いや、むしろ中戦車を増やして輌数稼ごう!」

阿部「すまないが、一ついいか?」

俺「どうした安倍会長」




阿部「このままだとSKMの修理が出来ない」



俺「…は?」

阿部「設備が足りないんだ。このクレーンだと、折れる」

俺「…それじゃあ設備買おうぜ、金ならあるんだ金ならぁ!!」

チビ「先輩、顔が悪いです」

阿部「ええと…計算してみた結果、このくらいかかる」

試算がかかれた紙を渡す

俺「…………………高けぇ……」

阿部「ちなみに修理費はこっちな」

俺「……高けぇ」

阿部「今後の蓄えも残すとして、使えるのはこのくらいだな」

俺「……重戦車とか夢のまた夢じゃねぇかよおおおおおお!!」



御舞等高校は本日も平常運転の貧乏暮らしです

チビ「使い道は追々考えるとして、練習試合の準備もしないと」

クロウ「名前なんだっけ?」

キモオタ「知波単高校です。千葉の学園艦ですよ」

俺「習志野演習場を使わせて貰えるらしいぞ」

クロウ「あそこか…」

キモオタ「過去に得意の突撃戦法で準決勝まで進出したらしいですが…最近の結果は芳しくないようですね…」

俺「この前の大会は?」

キモオタ「一回戦でコアラの森学園に勝利、二回戦でポンプルに敗れています」

俺「うーん、全部あんまり知らないなぁ…」

ネクラ「だが……油断は出来ない相手だな。突撃慣れしているわけだし…」

オネェ「私達はどうするの?SKMは?」

阿部「ちょいと間に合わないかも知れないな…」

すると俺が電話を取り出す

俺「あー、もしもし?俺俺、いや俺々詐欺じゃないから、俺だって!いやそうじゃなくて俺!いや!だから俺だって!一人称の俺じゃなくて名前としての俺!」

チビ「先輩が何か苦労してますね…」

チョウ「…可哀想に」

俺「あーそうそう、その俺、御舞等の隊長の俺。やっとわかってくれたか…」

阿部「解決したようだな…」

俺「単刀直入に言うと、戦車貸して。何でもいいから」

俺「あ~うん、わかってるって、レンタル料としてパスタ茹でるから。働くから、な?………………お前の好きな恋愛小説バラすぞ?」

??『━━━━━━━━!!?』

電話越しの悲痛な叫び声が聞こえる

俺「はーい、じゃあよろしくね~」パタン

オネェ「…なんで彼にヒロインが現れないのかわかった気がするわ……」

俺「うるせー、そんなことより戦車貸してもらえるって。これでメンバー全員出れる!KABAさんチームはそれに乗って」

オネェ「了解よ」

俺「当日までに馴れといてくれ。重戦車とは勝手が違うから」

俺君にとってアンチョビは友達みたいな感じかも知れないですね。まあ奴のことだから性的な目では見てるでしょうけど…

試合当日!

俺「習志野演習場上陸っ!」

キモオタ「久し振りに来ましたなぁ!」

クロウ「ん?来たことあるのか?」

キモオタ「昔、自衛隊の降下訓練始めに来たことがあるんですよ」



降下訓練始めめっちゃ寒いけどすげぇオススメ。夏祭りも楽しい。



チョウ「そろそろ時間デスネ…」

オネェ「お、あっちの隊長が来たみたいよ!」

絹代「知波単学園隊長の西であります!本日は試合を受けていただきありがとう御座います!」

俺「おう!こちらこそよろしく!」

チビ「…全国大会出れないから割と暇なんですよね~うち」

クロウ「練習試合なら何時でも付き合えるからな!」

俺「そーいうわけだ!お互い有意義な試合にしよう」

絹代「了解であります!」

西隊長の谷間をこいつらの目に晒したくねえ……

>>647
俺(西隊長の胸の谷間?見てるに決まってるだろう?)ジー

チビ「」ジー

クロウ「」ジー

航海「」ジー

阿部「…顧問の先生(♂)はいないのか?」

オネェ「新任の可愛い先生(♂)は?」

今日はここまでで!西隊長って可愛いですよねー

それなんてエロゲ?

阿部「今回の作戦はどうする?」

俺「知波単学園は一斉突撃、肉薄射撃を得意としている。突撃戦法が特徴的だな」

チビ「それならどうするんですか?」

俺「遠距離からの攻撃的かな?ただ、いくらチハとはいえ、うちの軽戦車で遠距離狙撃なんてしても抜けないしな」

チョウ「なら軽戦車隊は?」

俺「俺とクロウが囮になるから他は迂回して囲んで」

不良「了解!」



福田「隊長!今回の作戦は?」

細見「そんなの決まっているだろう」

玉田「突撃あるのみ!!」

絹代「いくぞ!!」




絹代「吶喊!!」

殲滅戦ルール

知波単学園

九七式中戦車チハ(旧新砲塔)×6

九五式軽戦車ハ号×4


御舞等高校

一式中戦車チヘ

SU-100

M3軽戦車

ルノー乙型戦車

Ⅱ号戦車

バレンタイン歩兵戦車

Ⅰ号戦車

CV33×3

試合開始っ!!


オネェ「突撃ぃ!」

一幸「どんだけー!」

俺「問題はCV33がうまく使えるかどうかだよな…」

アンチョビを脅して借りたCV33はKABAさんチームが使っている。

航海『こちら後悔チーム。相手は全車で前進している』

俺「偵察ご苦労。くそみそチームは距離1000mから1500mの間から狙撃。出来るだけ遠くから撃って」

阿部「了解!」

俺「それじゃ俺達は前進だな」

クロウ『ところで、俺』

俺「ん?なんだ?」

クロウ「西隊長ってさ……エロいな」

俺「ああ、あの胸元な……健全な高校生男児としてみれば…たまらん」

クロウ「……ああ、俺のリヴァイアサンが天に登っ」

ズガァン!!

クロウ「ぎゃー!被弾!」

俺「前方に知波単全車発見!畜生あの胸も作戦の内かっ!!」

クロウ「一杯食わされたぜ!」

BGM…雪の進軍


絹代「御舞等隊長車発見!」

玉田「突撃ぃぃぃ!!」

福田「続けぇ!!」



俺「うわー!チハ軍団とはいえ数がえげつねぇ!!」

クロウ『誘導だ!いそげ!』

ドォン!ドォン!

俺「回避っ!」

ドゴォン!

クロウ『阿部会長!そろそろ射程圏に入るぞ!』

阿部『距離1200……やってみる…810!撃てぇ!』

810『ンアッー!』

ドォン!

生徒「突げk」

ズガァン!!…パシュ!

知波単、九七式中戦車走行不能!

俺「…えぇ……」

クロウ『……』

チビ『先輩、もうちょっとで包囲網完成しますよ』

俺「…あ、うん、囲んで」



玉田「隊長!囲まれました!」

細見「これはもう突撃しかありませんぞ!」

生徒「潔く散りましょうぞ!」

三人『突撃ぃぃぃぃ!!』

絹代「お、お前ら待て!…あ、まあいいか!吶喊!」

俺「………あ、うん。全車、攻撃」

阿部『了解!』

チョウ『了!』

航海『了解!』

オネェ『わかったわ!』

チビ『了解!』

クロウ『…了解』

俺「…うてー」

ドンドンドンドンドォン!ドォン!ドガガガガ!ダダダダ!

……パシュ!パシュパシュパシュ!

俺「………………………………キモオタ、撃て」

キモオタ「……了解」

ドォン!!



絹代「進め!楔を穿て!!……ん?」

ズガァァァァン!!!…パシュ!



俺「………」

クロウ『……………』



俺「予想を遥かに超える酷さっ!!」



御舞等高校、史上初の圧勝

絹代「本日はありがとう御座い」

俺「挨拶なんぞしてる場合かぁぁぁぁぁぁ!!!」

絹代「へ!?いや、戦車道は礼に始まり礼に終わ」

俺「お前らがやってるのは戦車道なのか!!?突撃だろぉ!!」

絹代「……」

俺「何故突撃なのか!狙撃されてるのに!そりゃ囲まれますわ!!」

絹代「う……」


俺君全力の説教は日が暮れるまでかかったという

俺「……」

チビ「お疲れ様です…」

俺「まさかあそこまで突撃しかしないとは思わなかった……」

クロウ「……」

全員無言であった…



福田「隊長…」

絹代「…」ドヨーン  

玉田「西隊長…お疲れ様です」  
絹代「ああ……しかし!今回、貴重な意見をいただいた!我々の突撃では勝ちを得ることは出来ない!」

細見「な!伝統の突撃戦法を捨てるということですか!?」

玉田「納得出来ない!」

福田「どういうことでありますか!」

絹代「……我々は今までの突撃を捨て………」

全員『……』ゴクリ





絹代「今の突撃を超える突撃、超突撃を目指すっ!!!」





全員『おおおおおおお!!!』



そして知波単学園の突撃は加速していく……

ボーイズ&パンツァーOVA第四話『クロウニン・ウォー!』



クロウ「よぉ!初期の中二病設定が忘れ去られ、特徴が消え去ったクロウだぜ!」

クロウがルノー乙から顔を出し、誰かに話しかける

クロウ「今回は色々と愚痴を言いたいと思う。ところで君達、ルノー乙がどんな戦車か知っているか?」


http://i.imgur.com/RjXRIYk.jpg

クロウ「これがルノー乙だ。元々はフランスの軽戦車で、ルノーFT-17という名前だった」

クロウ「このルノーFT-17は車体前部に操縦席、隔壁に仕切られた後部にエンジンを配置、360°回転可能な旋回砲塔を車体上部に載せるという第一次世界大戦当時としては革新的な構造を採用した戦車だ」

クロウ「これが以後の戦車の基本となったため、現代戦車のひな型と呼ばれる傑作戦車だ!」

クロウ「…………とはいえ、一次大戦では良かったが二次大戦の戦車がはこびる戦車道ではどうしても力不足は否めないな」

クロウ「例えば、この戦車二人乗りなんだが操縦士は厨二モブがやってて車長、砲手、装填手、通信士は俺がやってる」

クロウ「………かなりキツい。しかもこの当時の戦車は通信機器を載せてなかったから機器を載せた今、超狭い」

クロウ「後はスピードな。軽戦車にしては装甲が厚いこの戦車、防御力があるのは良い。だけどまだ未改造のとき、聖グロ戦のとき、」



クロウ「最高時速7.7キロしかでないんだぜ?」



クロウ「あの時ダージリン様はなんて思ったんだろうな。ちっこい戦車がノロノロ向かってきたなんてな…今思うと超恥ずかしい」

クロウ「まあ今はエンジン改造して25キロ前後は出せるんだけどな!それにコイツもなかなか味があるし!」カンカン!

クロウは笑顔でピカピカに磨き上げられたらルノー乙を叩く

クロウ「ルノー乙に関してはまあいい。強さなど大和魂でなんとでもなる」

クロウ「問題はオレのキャラだ」

クロウ「オレ、忘れられてるんじゃないかな…」

クロウ「いや、サンダース以来大きな戦果は無いけど、描写されてるところ以外では割と頑張ってるんだよ?」

クロウ「俺の野郎は偵察だ盗撮だとか言って隊長としての仕事サボるし、阿部会長は生徒会の仕事あるし」

クロウ「チームの管理とか練習の指示とか全部オレやってるんだよ」

クロウ「…はぁ」

クロウ「…後さ、アンツィオ戦の時にオレが妙にペパロニを気になってる描写があったと思う。………気になってないと言えば嘘になる」

クロウ「で、黒森峰戦の前に応援に来てくれたペパロニに会ったのよ、そうしたらこう言うわけ」



ペパロニ「あ、えぇと…誰だっけ?……ああ!御舞等の…ええと……確か……ああ!ジョズエか!」



クロウ「ジョズエって誰だよっ!!一文字も会ってないよっ!!何者だよジョズエぇ!!」

クロウ「……いや、何かもう、本当何でもいいんで…」


クロウ「救いを…下さい…」




※ヒロインが現れる可能性はないです(無慈悲)

おまけ

俺「日本戦車使うならせめて五式くらいよこせっ!!」


※嫌です。戦車の性能で俺TUEEEEEは許しません


航海「はいふりssなら俺が主人公!」

※ないです


阿部「やらないか」


※嫌です

※緊急企画!西隊長のおっぱいを触ろう!※

チビ「結論から言うと、ボクはおっぱいを触りたいんです」

俺「…まあそうだな」

チビ「ボクはエロ同人誌作家ですが残念なことにチェリーボーイです」

俺「そうだな」

チビ「というわけでおっぱいを触りたいと思います」

俺「…誰の?」

チビ「西隊長のおっぱいです。彼女の服装は揉みやすく、サイズもなかなかです」

俺「確かにそうだ。さて、ターゲットが決まったところで、問題はどのように揉むか、ということだ」

チビ「そこが難しいですよね…いかに自然に揉むか…」

俺「上手くラッキースケベを演出せねばならない……」

チビ「如何にして揉むか…」

俺「チビ、発想を転換するんだ。俺達がどのように揉むかではない。西隊長がどのように胸を揉まれるかを考えるんだ」

チビ「……どのように胸を揉まれるか」

俺「考えろ…考えるんだ…」

チビ「おっぱい…おっぱい…ぱいおつ…」

俺「相手が動いて結果的におっぱいを揉む、という状況に持ち込むには…」

チビ「罠を仕掛け、待ち伏せる……」

俺「…………それだ」

俺「問題はどのような罠を仕掛けるか…」

チビ「ラブコメや漫画を見るに、転んだ拍子に、って展開がベターですね」

俺「…転ばせる…か…でもそれをしたら西隊長が怪我をする可能性がある」

チビ「いえ、その転んだ先に窪みを作ります」

俺「…続けろ」

チビ「その溝の底に寝そべって待ち伏せします。転んだ西隊長を受け止めると共に胸を揉みます」

俺「なるほど、いい作戦だ。なら俺はその溝をカモフラージュしよう」

チビ「…後は計画を綿密に固め、知波単に出向くだけですね」

俺「それでは作戦を開始する…」



俺「パンツァーフォーッ!!」

俺「と、言うわけで知波単学園に到着」

チビ「これよりマシュマロ作戦に入ります」

俺「まずはワイヤーを足元にセット、その先にチビが寝そべれる位の深さに掘った溝。チビがそこに手をワキワキさせながらスタンバイ。後は西隊長が練習を終えて帰ってくるのを待つだけだ」

チビ「…遂に…この手に…おっぱいが……」ワキワキ

俺「…チビ…来たぞ…」

チビ「…はい」

西隊長が罠へと近づく…

俺「…3…2」

チビ「…ドキドキ…」

俺「いt………え、ちょ……なんで…」

チビ「え……なんですか…」

俺「チビ……」

ギギッ!

ワイヤーに誰かが引っかかり軋む

チビ「…へ?」

バターン!

チビ(あ…人が倒れ込んでくる……あくまでも偶然手が胸の部分へ吸い寄せられる……)

ガチッ!

チビ(ああ、これがおっぱい…!硬く…ガッチリした…逞しい触り心地…………は?なんか想像と違う)

チビ「はぁ?」



阿部「Oh………」


チビ「……………」

俺「ええと……技術指導で…来てたのかな……」



阿部「……誘ってるのかい?」

チビ「いや、え……違…」

阿部「やらないか」




チビ「嫌ぁぁぁぁぁぁアッー!」



俺「悪い事はするものじゃないね☆」

阿部「……やらないか」

俺「タスケテぇぇぇぇぇぇ!!」

知波単戦から3日後

俺「え~先日、戦車道連盟から手紙が届いた」

クロウ「金か?」

俺「そうとも言えるしそうでないとも言える」

チョウ「どういうことデスカ?」

俺「この文章大変長ったらしいので要約すると、“お前らどうせこれから大会も無いしヒマやろ?そんならお前らこれから全国大会出る学校の練習相手になってやれ、そしたらおいちゃんがちょっとだけ小遣いやるで”って感じ」

クロウ「稼ぎ時じゃないか!」

俺「というわけで依頼が来てる学校に行くぞ!」

オネェ「で、どこにいくの?」

俺「そうだな…何人かに別れるか…ニーソ、ナイト、ヤムチャの三チームと、くそみそ、キヨハラ、後悔の三チームで別れる。KABAさんチームはSKMの修理、触手は…同人誌描くんだろ?」

チビ「…すいません」

俺「安心しろ、お前の同人誌がなければ欲求不満が爆発してこの学校の性犯罪者が増える」

チョウ「この学校そんなに不安定なんでスカ…」

俺「それじゃ、クロウ、チョウ。出かけるぞ」

クロウ「どこに行くんだ?」

俺「マジノ女学院。早速練習相手をやりにいくぞ~」

キモオタ「マジノ女学院…名門ながら戦車道の実力は強いとは言えないですね…」

俺「そう、調べたところ防御を主体とした戦法を取るらしい」

ネクラ「重戦車も持ってるらしいな…」

俺「最初の俺らよりはいい条件だろうな…」

マジノ→大洗(の観戦)→やっと大学選抜って感じです。もうしばらくお待ちください

俺「と、いうわけでマジノ女学院についたぞ!」

クロウ「今日も今日とて船舶課に無理してもらって大発を使ったぞ」

チョウ「それじゃ、行きましょうカ!」

駐車スペースに戦車を停め、男共がThe お嬢様校に進入!



マジノ生徒「…」ヒソヒソ

生徒「…」ヒソヒソ

チョウ「…場違いがすごいです」

俺「…何を今更」

クロウ「…侵入、じゃないだけいいだろ」

俺「…で、とりあえず戦車道関連の人と会いたいんだが…」

クロウ「誰かに聞きたいところだけど…」

チョウ「…周りに人がいなくなってしまいまシタ…」

俺「男子に慣れなすぎだろ…」

クロウ「流石お嬢様校…」

俺「何故だろう、興奮してきた」

チョウ「変態ッ!」



??「……うぅ…」グルルルル

チョウ「…顔面蒼白でお腹を押さえてうずくまっている女の子発見デス」

??「…うぅ…いつもの胃薬を忘れましたわ…」

俺「あの…大丈夫ですか…?」

??「だ、大丈夫ですわ…いつものことなので……」ギュルルルル

俺「いや、見るからに駄目そうですけど…」

??「うぅ…」ギュルルルル!

俺「と、とりあえずここ、廊下の真ん中なんで移動しましょう!」

チョウ「見た限り胃が痛いっぽいですね…」

俺「薬とか持ってないですか?」

??「ぶ、部室のロッカーに胃薬がストックしてありますわ」グルルルル

俺「部室ってどこの?」

??「戦車道のガレージのところにありますわ…うぅ…」

クロウ「戦車道?」

俺「戦車道関係者の人発見!」

??「ところであなた方は?」

俺「御舞等高校の俺です!」

クロウ「同じくクロウ」

チョウ「同じくチョウです」

??「あら、御舞等の方々でしたか…いきなりお見苦しいところをお見せしてしまい申し訳御座いません…」

俺「あなたは?」

エクレール「マジノ女学院の隊長、エクレールと申します。本日は我が校へのご協力感謝いた…うぅ…」ギュルルルル!

俺「うん、挨拶後でいいから移動しようか……」

エクレール「…ゴクッ…ゴクッ……ぷはっ………」

俺「大丈夫?」

エクレール「薬も飲みましたし、多分大丈夫ですわ」

俺「そりゃよかった」

クロウ「…そしてペットボトルの飲み口を凝視するのはやめような?」

俺「実行には移してないからセーフ」

エクレール「改めて自己紹介させていただきます。わたくしはマジノ女学院の隊長、エクレールと申します。本日はよろしくお願いします」

エクレールは気品溢れる黒髪の美少女である

俺「じゃあこっちも改めまして、御舞等高校の俺だ。今日は出来る限りのサポートをさせてもらう」

俺は下心溢れる性欲の強い男である

クロウ「とはいっても撃たれ役だけどな」

チョウ「うちの戦術を真似出来るところは少ないですカラネ」

俺「まあとにかく、練習を始めようか。マジノの生徒は?」

??「まだ揃ってませんが、時間にはそろいますわ」

俺「ん?」

フォンデュ「マジノ女学院のフォンデュと申します。お見知り置きを」

丸眼鏡の女子生徒であった

俺「お、よろしく」

俺「それで、練習相手になるわけだが、俺達はどうすればいい?」

エクレール「チームでの機動戦の練習をしたいので相手になってくださいませ」

俺「機動戦?マジノは防御主体って聞いたけど」

エクレール「…色々とありましたのよ」

俺「…まあいいか。戦車持ってくるからちょっと待ってて」



クロウ「で?今回の作戦は?」

俺「練習だから奇策は無し。というかうちの戦法で練習しても練習にならないからな」

チョウ「…まあそうですネ」

最近あんまり奇策、変態作戦が少ないですが許して下さい!なんでも(ry

俺「それじゃ、発進!」

ドドドド!

俺「とりあえず手頃なところで止まって相手の様子を見よう」

クロウ「了解!」



チョウ「…相手チーム発見!ルノーR35!」

クロウ「お!ルノーFT-17!いい趣味してるな!うちのルノー乙お揃いだ!」

俺「よーし、撃ってきたらゆっくり後退しつつ反撃!」

エクレール「こちらスペードブル!敵車両発見!ダイヤブル(FT-17)!クラブブル(R35)、そのまま攻撃!相手を誘い出して!」

生徒「Compris!」



俺「追ってきた追ってきた!最後尾!車種は?」

チョウ『FT-17二輌、R35二輌、ソミュアS35一輌!』

俺「ソミュア…攻走守の三拍子揃った超有能戦車だな…」

クロウ『整地なら40.7キロで走るんだっけ?』

俺「しかもR35が長砲身になってる…俺達スパスパ抜かれるな」

ドォン!ドンドン!

俺「全車ジグザグ走行!」

クロウ『俺~ルノー乙じゃいずれ追いつかれる~』

俺「R35もFT-17も精々20キロ前後しか出ない。隊列崩してまでソミュアが出てくるとは思えないからまだ回避しながら逃げるよ」

エクレール『ガレット!敵全車そちらへ進んでいます!攻撃用意!』

ガレット「…了解」


ガレット「…何が練習相手よ…大したことないじゃない」



俺「うわ…前方に重戦車…」

チョウ『ルノーシャールB1bisデスネ!』

クロウ「…固そう…」

俺「キモオタ、撃てぇ!」

ドォン!…スカァン!

俺「案の定…弾かれたな」

ガレット「…そんなうろたえ弾…効きませんわ!撃て!」

ドォン!!!



俺「回避っ!!」

ネクラ「…んっ!」ギャギャ!!

ズゴォン!

俺「おっそろしい……」

クロウ『後方来てる!挟まれるぞ!』

チョウ「どうします!」

俺「……シャールはこっちで何とかする。ヤムチャとナイトはFT-17を狩れ……クロウ!」

クロウ「なんだ!」

俺「ルノーFT-17の弱点はお前が一番知ってるはずだ」




俺「ルノー使いの格の違いを見せてやれ」



今日はここまで。最近更新少なくてはすいません

クロウ「まずは数を減らさないとな…」

チョウ『先にFT-17から狙いまショウ。FT-17の特徴は?』

クロウ「固い、遅い。あと車長の負担が異常」

チョウ『…あぁ。車長兼砲手兼装填手兼通信手ですもんネ』

クロウ「撃った直後は隙が多い。そのときは砲撃気にせず大胆に攻撃」

チョウ『了解!』

クロウ「あと正面は無駄に固いから側面狙って。M3なら普通に抜けるはず」

チョウ『それじゃ、いきまショウ…』

クロウ「よし、なんとかFT-17に撃たせるぞ!」

生徒「ルノー乙がこっちに!」

生徒『撃てぇ!!』どぉん!



クロウ「正面で受けろっ!」

スカァン!

クロウ「うわぁ…まともに受けるとか重戦車みたいだな…左折!」


生徒「ルノー乙が来た!装填…ッ…」ガダガダガダ!

クロウ「この不整地で!この速度で!まともに装填出来るかな!」

ドォン!…カンッ!

生徒「うぅ…!」

クロウ「…と、回避!」

ドォン!

R35の攻撃を避ける!

クロウ「チョウっ!」

チョウ『はいっ!撃てぇ!』

ドォン!

生徒「キャアッ!」

パシュ!

エクレール「くっ!ダイヤブルがやられた!」

生徒『あっちも同じFT-17のはずなのに!』


チョウ『もう一丁!』ドォン!

カァン!

生徒「くっ!…正面なら…やられない!」

クロウ「そのまま進め!」

ギャリリリリリリ!

M3がそのままFT-17とすれ違う!

生徒「な、砲塔旋…」

チョウ『撃てぇ!』

ドォン!…パシュ!



ルノーFT-17二輌撃破!

エクレール「くっ!流石はあの黒森峰と互角に戦ったチーム!やりますわね…クラブブル!挟みますわよ!」

生徒『Compris!』



俺「…さてと」

ドォン!カァン!

俺「…抜けねぇ」

ネクラ「…あくまで予感なんだけど」

キモオタ「どうしました?」ドォン!カァン!

ネクラ「近い将来、B1bisはどっかのチームに注目を奪われそうな気がする」

キモオタ「何の予感ですか……?」




そど子「…くしゅん!……風邪かしら……?」



俺「キモオタ、履帯狙って。剥き出しだから狙いやすいだろ」

キモオタ「…距離700m…止まってくれれば必ず当てます」

俺「わかった、次弾回避出来たら止まって狙撃」

ネクラ「了解」

キモオタ「せめて500…欲を言えば300mまで近づければ装甲抜けるんですけどね…」

本日はここまで!

ガレット「撃てっ!」

シャールが火を噴く!



俺「フルブレーキッ!」

ドォン!

ネクラ「ん…っ!」ギギギ!

回避成功!

俺「撃てっ!」

キモオタ「っ!!」

ドォン!…ドゴン!

榴弾が履帯に命中し、履帯を破壊する!

ガレット「…ちっ!なんて命中制度ですの…」

俺「今だ!進め!」

ブルォォォォォン!!



クロウ「くっそぉ!やっぱりR35は強いなぁ!」ドン!

チョウ『独特な形のせいで弾が弾かれますネ!』



エクレール「くっ!FT-17とスチュアートでなんでここまで戦えるんですの!?」

生徒「エクレール様!また煙幕が!」

エクレール「…メルドッ!!」

クロウ「チビ戦車の機動戦には煙幕がつきもの。よく学べ!」

チョウ『撃てぇ!!』

ドォン!…パシュ!

R35撃破!




ガレット「履帯が外れた……でも…まだ戦える!撃て!」

ドォン!

俺「回避っ!」



ガレット「回避した先を狙え!」

ドォン!!

シャールは2つの砲を有している…


俺「ま、間に合え!回避っ!」

ネクラ「くっ…!」

ズガァン!

俺「く、駆動輪がやられた!」

ネクラ「ちっ…お互いただの砲台か…」



マサイ「距離、約310m、次弾装填済みです」



俺「マサイ!?」

マサイ「この距離ならギリギリ抜けるはずでしょう?さあ早く!」

キモオタ「外しません…」

俺「…撃てっ!」

キモオタ「っ!!」ドォン!

ガレット「装填急いで!」

ガチャコン!

ガレット「Feu…!」

ドォン!!



ガコォン!!



………パシュ!



ルノーシャールB1bis走行不能!

俺「うっし!」

キモオタ「急いで直さないと!」

ネクラ「いそげー」

俺「駆動輪直すって時間かかるぞ…」

クロウ『俺!助けて!』

俺「どうした?」

クロウ『どうした?じゃない!何とか騙し騙しソミュアと戦ってるけどそろそろキツい!』ドォン!

相手の砲撃の音が聞こえる

チョウ『俺サン加勢できますカ?』

俺「駆動輪壊れたから無理そう。そっちでどうにかして!乙型はともかくM3ならギリギリ抜けるはず!」

チョウ『了!』

クロウ『ともかくって言うなぁ!』

エクレール「くっ…やりますわね…」ギュルル…

フォンデュ『あのM3…速い…』

エクレール「煙幕が晴れたら攻撃を仕掛けますわよ!」




クロウ「…俺がソミュアの動きを止める。チョウ、頼むぞ」

チョウ『了!!』



フォンデュ『煙幕晴れます!』

エクレール「スチュアート発見!Chargeー!!」

ソミュアの砲がM3を捉える…

クロウ「おらぁぁぁぁ!!」

ずがぁぁぁん!!

エクレール「!?」

ルノー乙型がソミュアに体当たりする!

エクレール「くっ!」

大きな隙が生まれる!

チョウ『食らえッ!!』

その隙を使い、ソミュアの横に回り込む!

フォンデュ「させませんわっ!!」

R35がM3を狙う!

チョウ「…っ!」ガチャン!

チョウがM1919を構える

チョウ「撃たせないッ!!」

ダダダダダダダダダダダダ!!

機銃による煙幕!

フォンデュ「…Bon Sang!煙幕ばっかり!撃てぇ!」

ドォン!

弾は外れる!

チョウ「撃てッ!!」

ドォン!

至近距離からの攻撃!



ズガン!……パシュ!



エクレール「……はぁ…やられましたね…」



ソミュアS35、走行不能!

フォンデュ「……くっ!」



クロウ「…さてと、」

チョウ「最後の一仕事…デスカネ?」


フォンデュ「……」



クロウ「いけぇ!」

チョウ「撃てぇ!!」

ドドォン!!

重なる砲声…

パシュ!

R35、走行不能!

今日はここまで。完全に忘れてたけど、一応コイツら黒森峰と互角に戦える位には強いんだよね…

エクレール「本日はありがとうございました」ボロボロ

俺「お、おう…」

エクレール「それで!何かアドバイスを下さいませっ!」

俺「うん……試合中考えたんだけどよ…」

エクレール「…はい」



聖グロ戦、パンツを活用して勝利

サンダース戦、チビを空に飛ばす

アンツィオ戦、戦車を飛ばす

プラウダ戦、建物を解体する

黒森峰戦、ボーソーゾクスタイル




俺(何をアドバイスすればいいんでしょうねぇぇぇぇ!!!)

俺(どうするんだよっ!考えてみれば俺達今までロクな戦い方してねぇよ!マジノにパンツ脱げなんて言えるかっ!!)

エクレール「…あの」

俺「ああ!はいはい!ええっとねぇ…」

俺(どうする…考えろ…考えるんだ…)

俺「パンッ……煙幕をもっと使ってみよう!」

エクレール「ぱん…?」

俺「そこは気にしなくていいから!ほら!乾いてたら土埃上げて走るだけでも十分な煙幕になるから!」

エクレール「…なるほど」

俺「あとR35が折角長砲身なら狙撃も出来るはず!R35が上手く狙撃出来る状況を作る練習も必要だなっ!」

俺(よしっ!それっぽいこと言った!)

エクレール「なるほど…勉強になりましたわ!」

生徒「あのっ!ルノー乙型に乗ってた人ですよね!」

クロウ「ん?そうだよ」

生徒「あ、あのっ!どうやってあんなにスムーズに装填が出来るんでしょうか!…私もFT-17に乗っているのですが……どうしても上手くいかなくて…」

クロウ「」

チョウ「…?どうしたんですカ?クロウサン?」





クロウ(言えない………ずっとジョジョ立ちしてたらいつの間にかインナーマッスルとバランス感覚が鍛えられていて揺れる車内でもスタイリッシュに装填が出来るようになってたとか言えない…そのジョジョ立ちの効果によって余裕が出来て砲手としての仕事も集中出来るようになったとか言えないっ!)

生徒「……あの~」

クロウ(どうする…正直に教えるか…?しかしそんなことをしたらおしとやかなお嬢様がジョジョ立ちしてるとかいう面白すぎる状況が生まれてしまう……)

生徒「あの~」

クロウ(早く答えなければ……)






クロウ「ジョジョ立ちすればいいと思うぞ!」

クロウ(言ってしまったぁぁぁぁぁぁぁ!!)



次の日、マジノ女学院戦車ガレージの前でジョジョ立ちする生徒の姿が目撃されたという…

ルノー乙型でシャーマン三輌撃破とかいうチート技もジョジョ立ちを極めれば可能ということ

御舞等高校にて

俺「何ぃ!?サンダースが負けたぁ!?」

チビ『はいっ!しかもたった五輌に!』

もちろん今開催されている第63回戦車道全国大会の話。チビは現地で試合を観戦していた

チビ『サンダースは僕たちも戦ったあのシャーマン軍団です』

俺「え、サンダースの相手どこだっけ…確か無名だったよな!?」

チビ『はい!大洗女子学園、戦車はⅣ号、三突、38(t)、M3リー、89式の五輌です!』

俺「うちと似たり寄ったりの戦力でよくもまぁ…」

チビ『しかも大洗の隊長が凄いんですよ!』

俺「待って、今調べてる……ええと…大洗女子学園…隊長……西住…みほ…?」

チビ『…』

俺「西住……?みほ……?どっかで聞いたことある気が…」

ポクポクポク……チーン






俺「ああああああああああああああああああああああっ!!!」




俺「黒森峰の元副隊長じゃねぇか!」

チビ『そうですよ!あの西住流家元の娘ですよ!』

俺「あの子まだ戦車道やってたんだ!」

チビ『すごかったですよ!追いかけっこからの最後の狙撃!熱いです!』

俺「後で見る!これは面白くなってきたぞ!」

チビ『というか出たかったっ!!』

俺「それは言わない約束だ…」

チョウ「そういえば昨日エクレールさんが来てたらしいデスネ」

俺「うん、自棄酒ならぬ自棄エスプレッソに付き合わされたよ…あいつの胃腸が悪いのはそれのせいじゃないのか…」

クロス「マジノは一回戦アンツィオに負けたからな…」

俺「機動戦ならあっちに利があるからな…」

キモオタ「アンツィオといえば、次のアンツィオの相手は噂の大洗女子ですな」

俺「ああ…とは言っても俺、大洗についてあんまり知らないんだよな」

キモオタ「調べたところここ数年は活躍どころか大会出場すらしてないですね。昔はかなりの強豪だったらしいですけど…」

俺「戦車を見るに、恵まれた環境って訳じゃなさそうだし…やっぱり隊長の影響でサンダースに勝った部分は大きいのかな?」

キモオタ「はい、大洗女子の隊長車、Ⅳ号の実力は確かな物です。前の聖グロとの練習試合ではマチルダⅡ三輌撃破、チャーチルと1対1に持ち込んだそうです。惜しくも敗れましたが」

俺「正々堂々やってそれはすごいよ、俺達はアレだったからな」

キモオタ「反則ギリギリの騙し討ちですからね…」

俺「ちょっと興味出てきたな。キモオタ、次に大洗と当たるのってどこ?」

キモオタ「アンツィオ高校です」

俺「アンツィオか…アンチョビも気合い入ってたからな…」

ネクラ「偵察、いくか?」

俺「そうだな…あ、そうだ。ついでに小遣い稼ぐか」

キモオタ「小遣い?」

俺「…」ニヤ

大洗vsアンツィオ戦!

俺「と、いうわけでアンツィオ&大洗観戦兼出稼ぎのお時間だぁ!!」

全員『いええええい!!』

アンチョビ「…お前らも出店だすのか!?」

俺「おう!御舞等名物のケバブだ!割と繁盛してるぞ、食ってくか?」

アンチョビ「今はいらん!」

俺「…そんで、相手は今回のダークホース大洗女子な訳だが、意気込みは?」

アンチョビ「相手が西住流だろうが島田流だろうが勝つ!アンツィオは弱くない!じゃなかった、強いということを証明するんだ!」

俺「おう、応援してるぞー」

俺「さて、俺は試合が始まるまでケバブ焼きますか…」

??「あのー」

俺「あ、はい」

俺(お、噂の大洗の制服…応援にきたのか?)

俺「ご注文は?」

??「ケバブピタサンドを10個下さい」

俺「…………10個?」

??「はい、10個」

どうみても細身の女子高生である。10個食べる胃袋があるとは考えにくい

俺(恐らく仲間と食べるんだろうな…)

俺「はーい!ケバブ10個!」

俺「はいお待たせしました!」

??「あら~美味しそうですね~」

俺「ありがとうございましたー!」

俺(…ふぅ………!?)

その少女はケバブを持ったままベンチに座り食べ始めた!

俺(な…奴は一人で食いきるつもりなのか……)

と、考えているうちに二つ目に手をつけている

俺(あ、有り得ない!あんなボリュームあるケバブを一人で10個!?しかも女の子が!有り得ない!!)



数分後…

??「ごちそうさまでした」

俺(…うそ…だろ…)

試合は例のごとくカット



俺「いやー!お疲れ様!」モグモグ

アンチョビ「お前はなんでナチュラルに私達に紛れて料理食べてるんだ?」

俺「まあ気にしなさるな」モグモグ

みほ「あの…ええと…」

俺「あ、自己紹介してないよね。御舞等高校の隊長の俺だ。よろしくな」

みほ「あ、どうも…」

俺「いやー、熱いね!胸熱だね!かっこよかったよ!」

みほ「あ、ありがとうございます…あの~隊長ということは俺さんも戦車道やってるんですか?」

俺「うん、珍しいだろ?男子の戦車道」

優花里「御舞等高校、初めて公式戦に出場した戦車道チームですね!」ニョキ!

みほ「ゆかりさん!?」

俺「おお、覚えてもらってて嬉しい」

優花里「奇想天外な作戦が特徴の学校ですよね!」

俺「…うん、普通じゃないな…」

アンチョビ「普通ロケットブースターで戦車飛ばすか?」

優花里「イギリスのバレンタインですね!」

ヤンヤヤンヤガヤガヤアオンオオンンアッー!

沙織「うわっ!男子がいる!」

華「どこの学校でしょうね?」

沙織「私達のファンかな!どうしようサインとか求められたら~やだも~」

麻子「違うと思うぞ」

沙織「うーん、でもあんまりイケメンじゃないなぁ」

麻子「何気に失礼だ」

華「そういえばあの人、試合前に外でケバブを売ってましたよ」

沙織「え、華まさか試合前に食べたの!?」

華「とは言っても少しだけですよ?」

沙織「わっ!さっきの男子がこっち向いた!え、こっちを見つめてる!?やだも~!」

麻子「いや、沙織のほうを向いてるというより…」

俺「あ!?さっきの大量にケバブ食っていった人だっ!!」

キモオタ「な!?さっき言ってたケバブ10個一気食いの人ですか!?」

俺「間違えない…奴だ…」

みほ「え?華さん!?試合前にそんなに食べてたんですか?」

俺「な、選手なのか!?」

みほ「はい、あんこうチームの砲手です」

俺「な…あんだけ平らげた直後に試合だと……そんな馬鹿な…」





華「あら?」


今日はここまで。大洗女子と初コンタクト!

大洗vsプラウダ戦

俺「ファイトぉぉぉぉ!!」

キモオタ「どっちの応援ですか?」

俺「どっちも…とはいってもこの状況じゃ…プラウダが勝つだろうな…」

現在大洗はプラウダに包囲されている

俺「俺達は壁ブチ抜いたけど…」

キモオタ「大洗が同じことをするとは思えませんねぇ…」






アアアン アン アアアン アン


俺「ん?」

みほ「あの子会いたやあの海超えて♪頭の灯りは愛の証、燃やして焦がしてゆーらゆら♪」



俺「…キモオタ」

キモオタ「はい」

俺「撮れ」

キモオタ「準備出来てます」

ニコンD500が構えられる

パシャ!パシャパシャ!

大洗女子のあんこう音頭は正確に記録に残されるだろう

大洗vs黒森峰戦!


俺「大洗ファイトぉぉぉぉ!!」

クロウ「ファイトぉぉぉぉ!!」

俺「ぶっ潰せぇぇぇぇぇぇぇ!」

全員『アアアンアン!アアアンアン!』

現在、あんこうスーツに身を包んだあんこうもっこり…じゃなくて御舞等高校生徒が踊っている


阿部「アアアンアン!アアアンアッー!」モッコリ!!

810「こっちきてンアッーンアッー!暴れんなよンアッーンアッー!」モッコリ!!



ネクラ「これは通報不可避じゃないか……?」

俺「そうだな」アンコウモッコリ!!

ネクラ「お前もか…!?」

ダージリン「素敵な格好をしてらっしゃいますわね……」

オレンジペコ「…」

俺「おお、ダー様!ペコさん!」

ダージリン「なんでしょう…みほさん達が着れば可愛らしいのに…あなた方が着ると…無性に通報したくなりますわ」

俺「なんでだよ!」

ネクラ「いや、その格好だからだけど…!?」

大洗vsプラウダ戦

俺「ファイトぉぉぉぉ!!」

キモオタ「どっちの応援ですか?」

俺「どっちも…とはいってもこの状況じゃ…プラウダが勝つだろうな…」

現在大洗はプラウダに包囲されている

俺「俺達は壁ブチ抜いたけど…」

キモオタ「大洗が同じことをするとは思えませんねぇ…」

アアアン アン アアアン アン


俺「ん?」

みほ「あの子会いたやあの海超えて♪頭の灯りは愛の証、燃やして焦がしてゆーらゆら♪」



俺「…キモオタ」

キモオタ「はい」

俺「撮れ」

キモオタ「準備出来てます」

ニコンD500が構えられる

パシャ!パシャパシャ!

大洗女子のあんこう音頭は正確に記録に残されるだろう

↑間違えました!

俺「そういえばさ…」

キモオタ「あ、着替えたんですか」

俺「警備員が来たから流石に止めた。阿部会長はまだ逃げてる」

ネクラ「oh…」

俺「それより、アンツィオがいないんだよな」

キモオタ「総統なら来そうなもんですけどね…」

俺「どうしたんだろ?」






アンチョビ「…zzz」




俺「おい見ろよ!チヌたんだぞ!」

キモオタ「おお!我らがチヘたんの後継が!」

ネクラ「アリクイ…」

俺「頑張れぇ!!アリクイさんチーム!!」


ドゴォン!…パシュ!

三式中戦車走行不能!

俺「」

俺「マウス撃破したぁぁぁぁ!!」

キモオタ「89式が!89式が活躍してる!感動です!」

ネクラ「でもヘッツァーが…」

俺「へったぁぁぁぁん!!泣かしてくれるぜぇぇ!!………!?乗ってる人が……ロリ美少女だと…!?」

俺「1対1だ!Ⅳ号とティーガーの一騎打ちだ!!燃えるぅぅ!!」

キモオタ「あのポルシェティーガー!いい仕事しますな!」



俺「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

キモオタ「なんですかあのターン!」

ネクラ「…真似出来るかな…あのターン…」

俺「極力止めよう…予算がいくらあっても足りないよ…」




優勝、大洗女子学園!!

俺「ウオオオオオオオオ!!」

キモオタ「俺氏!勝ちましたよ!大洗があの黒森峰に勝ちましたよぉ!!」

ネクラ「すごい……」



俺「…今から大洗女子のグッズ作るぞ。キモオタ、陸の秋葉原に連絡」

キモオタ「Tシャツ、タオルを始めとする多数のグッズを発注済みです。各チームのマークをラバストにしてみたりしました」

俺「完璧だ……ボロ儲けだよ……」

大洗、無事優勝!御舞等、無事商売成功!













アンチョビ「…ん…んにゅ…」zzz




アンツィオ高校、睡眠!

旧御舞等高校(1969年)

ソ連隊     米国隊
SMK重戦車  T32
KV-1 T29

IS-3 M26パーシング
KV-2   M26パーシング
T-34/85 M4A3E8
T-34/85 M18ヘルキャット
ISU-152    M18ヘルキャット
SU-101    M4
MT-25 T37
A-20 T37



↑誤爆っ!すいません!

数日後…

俺「はぁ~!大洗女子勝って良かったなぁ!」

チョウ「まさか廃校阻止のために戦っていたトハ…」

キモオタ「まあ何にせよ!廃校阻止できて良かったですね!」

俺「ちょうど大洗はエキシビジョンやってるのかな?」

キモオタ「はい、大洗、知波単チームと聖グロ、プラウダチームで戦ったようです。先程決着がついて聖グロ、プラウダチームの勝利だそうです」

俺「まさかあいつらまた突撃したんじゃ…」

キモオタ「正解です」

俺「…はぁ。大丈夫かよ…今度同盟組んでどっかと戦おうなんて話もあるのに……」

ネクラ「勝手に“アレ”使って突撃したりしないか心配だ…」

俺「俺達も金出してるから勝手には使わないだろうけど…」

俺「…はぁ」

キモオタ「どうしましたか?」

俺「いや…この前のサンダース戦でさ…」

キモオタ「…ああ、この前の練習試合、エキシビジョンで大洗と再戦出来なかったケイさんが腹いせに私達をボコりにきた試合ですね」

俺「輌数同じだったからフェアではあったけどさ…あいつらの集中砲火受けてSMKが虫の息なんだよね…」

キモオタ「……」

阿部「SMK?修理にはまだまだ時間かかるぞ?うちは大洗の自動車部じゃないんだ、1日で直せるわけないだろう」

俺「なんでうちの主力はすぐ壊されるんですかねぇ!!」

キモオタ「…御舞等には強すぎるんじゃないですかね…」

俺「火力が…」

キモオタ「まあいいじゃないですか。この先大して大きい試合はないですし」

俺「まあそうだな…」


※あります

後日…電話で


俺「……はぁ!!?大洗が廃校になった!?」

アンチョビ『ああ!廃校の撤回を“検討する”としか言ってない、とか“口約束は約束に入らない”とか屁理屈こねたんだよ!文科省の奴が!』

俺「…ふざけんなあ!!誰だそんなこと言ったクソ野郎は!!」

アンチョビ『私に怒鳴るなよ!』

俺「……すまん」

アンチョビ『…いいんだ。でも…私達は…どうすれば…』

俺「…とりあえず、連絡してくれてありがとう。また何か連絡があったら言ってくれ」

アンチョビ『…ああ』ガチャ

俺「……」

クロウ「…聞こえたぞ」

俺「…俺達には…なにも出来ない」

クロウ「クソッ!汚い!」

阿部「…」

俺「…せっかく優勝出来たのにな」

クロウ「…文科省め……」

さらに数日後…

俺「………なるほどな」

クロウ「どうした…って本当どうした!?そのゲス顔!」

俺「見ろよ…見たきゃ見せてやるよ」

クロウ「なんだいきなりわかりにくい淫夢語録使って…何々?電文?“秋の日の ヴィオロンのため息の ひたぶるに 身にしみて うら悲し”?」

俺「連絡返さないとな…あと知波単学園に連絡してくれ。“アレ”の出番だ」

クロウ「…どういうことだ?」



俺「ちょっとお茶会の時間ってとこかな?」


クロウ「…そりゃ平和なお茶会にはならなそうだな?」

阿部「おいおい、俺にも参加させろよ?」

俺「会長、紅茶は好きだっけ?」




阿部「ああ、熱いミルク ティーがな」ボロン



みほ「……敵を山岳地帯におびき出して…」ブツブツ

愛里寿「…」



審判「ではこれより、大洗女子学園と大学選抜の試合を開始します!礼!」


みほ「おねが…」



??「待ったぁぁぁ!!」




♪パンツァーリート

それは黒森峰女学院だった

まほ「大洗女子学園、西住まほ」

エリカ「同じく逸見エリカ!」

まほ「以下18名、試合に参加する。短期転校の手続きも済ませてある」

しっかりと大洗女子の制服を着用している

みほ「お姉ちゃん…ありがとう!」




♪リパブリック賛歌


ケイ「私達も来たわよ!」

ナオミ「今からチームメイトよ」

アリサ「覚悟なさい!」


♪カチューシャ


カチューシャ「何よ!一番乗り逃しちゃったじゃない!」

ノンナ「御寝坊したのは誰ですか?」

カチューシャ「まあ!来たくてきたわけじゃないんだけどね!」


♪英国擲弾兵


ダージリン「やっぱり試合は何時ものタンクジャケットでやりましょうか」

オレンジペコ「じゃあなんでわざわざ大洗の制服揃えたんですか?」

ダージリン「みんな着てみたかったんですって」


♪フニクリ・フニクラ


アンチョビ「大洗諸君!ノリと勢いとパスタの国から総統参上だぁ!」

ペパロニ「ドゥーチェ!狭い!」

カルパッチョ「たかちゃーん!」



♪Säkkijärven Polkka


アキ「継続高校から転校してきました!…なんだかんだ言って助けてあげるんだね」


ミカ「違う、風と一緒に流れてきたのさ」ポロロン


♪雪の進軍


絹代「知波単学園、22輌推参であります!」

ダージリン「ちょっとあなたのところは四輌よ!」

絹代「な!心違いをしておりました!」



みほ「みんな……」

沙織「待ってみぽりん!知波単の後ろに変な動きをした戦車がっ!」




※奴らが来ます。ご唱和ください

ロシア民謡風の曲が流れる…



や ら な い か


♪やらないか


俺「御舞等高校参上!諸事情によってチヘしかいないけど後で一輌合流するから安心しろ!」

阿部「俺は、大学選抜だろうが構わず喰っちまう人間なんだぜ?」

御舞等高校の凱旋である!



もちろん、大洗女子の制服で


俺(大洗制服)「俺たちの力!見せてやる!」

阿部(大洗制服)「うちの志気がパンパンだぜぇ…」

キモオタ(大洗制服)「…せめて戦車の中に入って下さい」

阿部(大洗制服)「中に入れる?」

クロウ(大洗制服)「止めろ…」

沙織「変態いいいいいいい!」

華「あら、よく似合ってますわね」

沙織「華、その感性おかしいよ?」

ケイ「HAHAHA!また女装?」

俺「うるせぇ!皆が大洗の制服着るっていうから合わせたんだよ!」

俺やクロウ、ネクラあたりは線が細いのでまだいいが、阿部会長やキモオタは完全にアウトである

みほ「あ…はは…」

苦笑である

辻(役人)「おい!試合前の選手補充は認められるのか!しかも戦車を持ってくるなんて!」

理事長「私物なんじゃないですかね?」

辻「じゃああの変態共は何だ!あんな気持ち悪いの認められないぞ!」

理事長「この試合に男子選手を除外する文はありませんよね?それに全国の女装趣味の方を愚弄する発言はおすすめできませんねぇ」

辻「卑怯だぞ!」


♪ 戦車道行進曲!パンツァーフォー!(大洗女子学園)


みほ「…みんな…ありがとう!」




♪学園十色+青と肌色です!


今日はここまで!バラライカは名曲

辻「第一大洗は女子校だろう!」

蝶野「異議を唱えられるのは相手チームのみです」

愛里寿「私達は構いません。試合を始めてください」

辻「くそっ!こうなったら文科省に連絡して…」

チョウ「動かない方がいいですヨ?」ガチャキ

チビ「御舞等高校は戦車道連盟から依頼された“戦車道チームの補助”という依頼の拡大解釈としてここにいます。どうも30対8というのはフェアではないと判断しましたので」

辻「それは流石に無理がっ」

810「これ以上暴れんなよ?」

チョウのM1919、チビのPPSh-41、通称バラライカ、810先輩のモノの銃口が役人に向く

役人「ひっ……!貴様ら……!」

ミーティング…


みほ「この通り、三個中隊を形成します」

ケイ「OK!」

ダージリン「中隊長は?」

みほ「中隊長はお姉ちゃ…西住まほ選手、ケイさん、私」

カチューシャ「西側ばっかりじゃない!」

ノンナ「中隊長をやりたいんですか?」

カチューシャ「私がやらなくてどうするの!」

まほ「…」ギンッ!

鋭い目つき!

カチューシャ「ひっ…こ、今度でいいけど…」

みほ「その代わりカチューシャさんには副隊長をやってもらいます」

カチューシャ「そう!わかった!やってあげる!」

みほ「ダージリンさん、西さんにも副隊長をお願いします」

まほ「大隊長はみほだな」

ケイ「あなたについて行くわ!」

アンチョビ「…それにしても大人しいな、俺?」

俺「ああ…重要なことを考えていてな…」



俺「女の子の人口密度が高いだけある…凄く…いい匂いだ…」クンカクンカ

アンチョビ「変態ぃぃぃ!!」

ブワッ!!

アンチョビが俺を投げ飛ばす!

俺「んぎゃぁぁ!!」

パリーン!

アンチョビ「気にせず続けてくれ」

みほ「え…えぇ…」

窓ガラスが頭に刺さった状態で戻ってくる俺。スルースキルの高い隊長達

西「大隊長殿!部隊名を!」

みほ「えぇと…」


みほ「西住まほチームがひまわり、ケイさんチームがあさがお、私達がたんぽぽでどうでしょうか?」

ダージリン「いいんじゃないかしら?」

桃「作戦はどうする?」


ダージリン「やはり走行間射撃ではないかしら?常に動き続けて撃ち続けるの」

エリカ「楔を打ち込み浸透突破でいくべきよ!」

ケイ「優勢火力ドクトリンじゃない?一輌の所に十輌で攻撃するの」

カチューシャ「二重包囲がいいわ!それで冬まで待つの!殲滅戦は制限時間ないんだし!」

絹代「わたくし様々な可能性を考えましたが、やはり突撃が一番かと」

アンチョビ「とりあえずパスタを茹でてから考えていいか?」

俺「よし、戦車にパンツを取り付けよう。全員今からパンツを脱げっ!」

ダージリン「ペコ、やりなさい」

ペコ「はい、ダージリン様」

俺「何で!?皆好き勝手言ってるのに何で俺だけ!」

ペコ「セクハラですから」

俺「だけどその小さい体で俺に何か出来ると思ってるうええっ!?…げぶぅ!」

パリーン!

ペコは装填手の腕力を遺憾なく発揮し、俺を投げ飛ばす

俺血だらけ、またもや総スルー。

まほ「皆みほに従うと言っただろう。みほ、どうする?」


みほ「はい、ひまわりチームを主力としてたんぽぽ、あさがおが側面を攻撃。連携が取れるようにあまり離れないように注意してください」

俺「そうだよな、この面子でおパンツ作戦やったらカチューシャ隊長のくまさんパンツが目立つもんな」

カチューシャ「ノンナ、殺って」

ノンナ「ダー」

俺「ノンナさん!?ちょっ!肘はそっち側には曲がらないからね!?あ、ちょっ!あっ、アバババババババ!」メキメキメキ

ダージリン「さて、ここからが問題なのだけれど…」



ダージリン「作戦名はどうするのかしら?」



アンチョビ「三方向から攻めるんだから三種のチーズピザ作戦!」

カチューシャ「ビーフストロガノフ作戦がいいわ!」

ダージリン「フィッシュ&チップス&ビネガー作戦」

エリカ「グリューワインとアイスバイン作戦!」

ケイ「フライドチキンステーキwithグレイビーソース作戦がいいわ!」

絹代「なら間を取ってすき焼き作戦」

会長「アンコウ干し芋蛤作戦!」

桃「会長まで参加しないで下さい!」

まほ「好きな食べ物と作戦名は関係ないだろう」

俺「なるほど食べ物じゃなければいいんだな?ならエッチな…」

まほ「話の腰を折るな」

俺「いや、ちょ、まほさん!?密着は嬉しいけどパイルドライバーは洒落にならない!ちょ!ギブギブ……ぐえっ!!」

俺(ry総ス(ry

カチューシャ「じゃあ何がいいのよ?」

まほ「ニュルンベルクとマイスタージンガー作戦。これは三幕のオ」

桃「長いっ!」  

まほ「…大隊長、決めてくれ」

みほ「ごっつん作戦で。突き出して、えいって攻めるので」

エリカ「なにその作戦名、迫力無いわね」

俺「お前ら…満身創痍の俺のことは最後までスルーなのかい?」

まほ「それでいこう」

俺「おーい」

絹代「ごっつんですか!なるほど!」

ケイ「いいんじゃない?」

みほ「それでは右側面がたんぽぽ、左側面があさがお、中央がひまわりで。ごっつん作戦開始します」











みほ「パンツァーフォー!」








俺「……すまない、肩をかしてくれないか?」

ミカ「それは本当に人生に必要なことなのかな?」ポロロン

俺「少なくとも俺には必要だなっ!!」

試合前から満身創痍。我々の業界ではご褒美です

ちなみに御舞等高校は試合開始すぐやられた知波単学園、池田、名倉車(チハ、チハ改)に入ります。すまん二人とも

本日はここまで!

ヒモだから(嘘)

御舞等、知波単あさがお中隊として移動中

アリサ「こちらアリサ、敵影無し」

絹代「こちら知波単御舞等部隊順調に進撃ちゅ…」

ドォンドンドン!

絹代「三時方面より敵襲!」

ダージリン『こちらたんぽぽ。パーシング発見しましたわ。敵は増加中』

俺「チッ!高台取ったひまわりより先にあさがおとたんぽぽ狙ってきたか…」

みほ『たんぽぽ、あさがお各車は前後に移動し、敵の射線に入らないようにしてください!ひまわりが高地を取るまで耐えてください!』

俺「了解!」



まほ「頂上に達した、これよりあさがお、たんぽぽの支援にあたる」

優花里「よし!やりましたね!」

ケイ「こっちも攻撃開始よ!」

ドォン!ドンドン!

絹代「撃て!」ドン!

俺「撃てぇ!」ドォン!カァン!

キモオタ「…相変わらず弾かれますね」

俺「…言うな」

大学選抜車が知波単、御舞等の方へ進む

細見「うわっ!こっちに来た!」

絹代「一歩たりともここを通すな!撃て!」

ケイ「敵はチハタンズの横から突破するつもりよ!守るわよ!」

ナオミ「自分がっ!」

ドォン!ドンドンドンドン!

敵の攻撃がファイアフライに集中する!

ナオミ「くっ!援護不能!援護不能!」

玉田「ならば!突撃だ!」

細見「突撃ぃぃぃ!」

チハが前進する

俺「やめろ!」ギャリリ!

チヘがチハを塞ぐ

俺「今突撃するバカがいるか!」

玉田「しかし!知波単の伝統は突撃にこそ!」

俺「伝統と栄光で勝ちが得られるか大馬鹿者!今日はお前らが負けるだけじゃ済まないんだよ!」

いつになく真面目な俺

玉田「…くっ!」

ケイ「あさがおよりひまわりへ!敵集団に突破された!アリサ、追撃隊の指揮頼むわね」

アリサ「イエスマム!」



カチューシャ「これよりあさがおを援護するわ!準備いい?」

赤星「大丈夫です!」

生徒「射程入りました!」

カチューシャ「よーし、撃て…」

その時…


ドゴォォォォォォン!!


かつてないほどの砲撃が降った!

カチューシャ「な…」

杏「上からすっごい大きいのが降ってきたっぽいけど…気のせいかな?」

桃「気のせいじゃないです!」





カチューシャ、涙の撤退はカット

すまんカチューシャ様


俺「さっきのの音はなんだ!!?噴火!?」

キモオタ「……砲撃です…しかも砲弾はおそらく1トン以上…」

優花里『しかしロケット推進音はしなかった…』

ケイ『…アレは認可されたの?うちが買おうとしたときは審議中だったけど』

ネクラ「間違いない…これだ…」

ネクラがタブレット端末を俺に見せる

俺「ナニコレ?」


ネクラ「カール自走臼砲」



理事長「これを認可させたのはこの試合のためだったのですな!?」

辻「…言いがかりはよしてくださいよ」

理事長「しかしオープントップの車両を戦車としていいのですか?」

辻「考え方次第ですよ…」

みほ『…なんとかしてカールを叩かないと…』

俺「大隊長、あのカール俺たちに倒させてくれないか?」

みほ『俺さん?』

俺「うちの戦車なら倒せる。継続!護衛の相手頼めるか?」

みほ「待って下さい!どうやってカールを倒すんですか?」




俺「…俺達の最終兵器をなめるなよ?」


みほ「━━わかりました。お願いします」

俺「継続、敵の護衛の相手頼めるか?」

ミカ「その作戦は必要なのかな?」

俺「少なくとも面白いものが見れるとは思うぞ?」

ミカ「…それは楽しみだね」ポロロン

俺『頼むぞ?』

阿部「了解、いつでもイケるぜ」

クロウ「問題ないな」

チョウ「良好!」

寺本「大丈夫であります!」

俺『悪いな、狭い上に男ばっかで』

寺本「これは大戦果の予感でありますよ!」パシャ!パシャ!

俺『気にしてなさそうでなにより。ミカ、頼むぞ』

ミカ「…いくよ!」


♪サッキヤルヴェン・ポルカ

BT-42が飛び出す!

選抜「なっ!敵襲!」

地上で継続が無双するその時…


俺「いけ!」

俺の号令がかかる!

選抜「たった一輌で何をしに来た!それじゃあカールは倒せない!」

と、いいつつ撃破されるパーシング

そのとき…

阿部「いくぞぉぉぉぉ!!」

寺本「おおおおおお!!」

絹代「寺本!知波単魂を見せてやれ!」

俺「見ろ!これが俺達御舞等高校と!」

絹代「知波単学園の」

二人『最終兵器だぁぁぁ!!』


選抜「な…なんだあれは!?」

その“戦車”が現れたのは空だった


俺「知波単学園の九五式の車体提供と御舞等と戦車道ショップえんたーみっしょんの魔改造によって生まれた」







二人『特三号戦車クロ!』





寺本「絶景であります!カールが小さく見えるであります!」パシャ!パシャ!

阿部「カール…すごく…おおきいです…」

クロウ「それは阿部さんのセリフじゃないですよ…」

チョウ「狭いデス!元々三人乗りなので暴れないでくだサイ!」

阿部「というわけで最終兵器参上だ!離陸のためにいい斜面探してたら遅れた!」

特三号戦車クロとは!ハ号に羽をくっつけてグライダーとして飛べるようにした戦車である!阿部会長と戦車道ショップのおっさんの改造によって飛行時間は大幅に増えているぞ!

辻「なっ!あれは流石に反則だろう!!」

俺『うるせぇオープントップな上に自動装填装置なんざつけてるカール持ちに言われたくねぇよこの悪トライさん!』

辻「誰が悪トライさんだ!眼鏡と雰囲気が何となく似てるだけだろう!おいアレはどうにかならんのか審判!」

蝶野(…連盟がカール認めちゃった手前アレを反則には出来なかったんだよな…)

審判(そもそも連盟が認めちゃいましたし…)



数日前


??「やらないか」

お偉いさん「アッーーー!」

??「暴れんなよ…」

お偉いさん「ンアッーー!」

??「ブスリ♂」

お偉いさん「歪みねぇな♂」



俺「うちの“説得力”を甘く見たようだな!」

キモオタ「説得力というか」

ネクラ「精力?」

特三号戦車クロ

車長 阿部会長

砲手 チョウ

操縦手 クロウ(ルノー乙の訓練のお陰で全ての役割を担当出来る)

通信手 寺本(知波単学園)

次回!化物戦車VS変態戦車!

http://i.imgur.com/MRvFFCB.jpg
http://i.imgur.com/2MyBXv3.jpg

阿部「車体を下に向けて撃て!」

クロウ「了解ぃ!」ギギギ!

クロウ「カールは装甲を持ってない…どこでも抜けるってのはいいな」

チョウ「的も大きいですしネ!」

クロがカールに穴をあける!

阿部「上昇っ!」

クロウ「了解ぃぃ!」

クロウ「寺本さん!機銃撃って!それでも抜ける!」

寺本「了解でありますぅぅ!」

ダダダダダダダダダ!

阿部「後方の装填装置を狙え!弾撃てなきゃただの不能チ○コだ!」

クロウ「表現の仕方は気になるが確かにそうだな!」

チョウ「クロウさん砲がこっち向いてる!」

クロウ「大丈夫だ!こっちの方が速い!」

カール選抜「くっ!ちょこまかと!」

パーシング選抜「己ぇぇ!」

継続に翻弄されるパーシング。助けは見込めそうに無い

カール選抜「だがクロ車はあくまでもグライダー!時間切れは近い!それまでにカールを破壊し尽くすことは出来ない!」

クロウ「阿部会長!不味い高度が下がってきてる!」

チョウ「まだまだ倒せるメドが立ってないノニ!」

寺本「阿部殿!意見具申よろしいでしょうか!」

阿部「ん?どうした!?」

寺本「このクロなら非常に効果的な攻撃が出来ます!」

阿部「やってみろ!」

寺本「それではクロウ殿!今出来る限り高度を上げて下さい」

クロウ「わかった!」グイイ! 

寺本「そしてクロの正面にカールの側面が来るような位置に移動して下さい」

クロウ「おう…」ギギギ

チョウ「クロウサン…なんでデショウ…今ボクは聖グロ戦のラピュタ作戦を思い出していマス…」

クロウ「ま…まさかな…いくら知波単だって…」




寺本「いやぁ!空からの突撃は初めてでありますな!」





クロウ「やっぱりそうなのかよぉぉぉぉぉぉ!!」

チョウ「駄目デス!洒落にならないデス!」

寺本「西隊長!見ていて下さい!」

クロウ「思いとどまれ!ほら阿部会長もなんとか言って下さい!」

阿部「このクロは特殊カーボンを三層構造にした上に特殊αゲル層を装甲に加え、さらに全員が着ている特殊性ジャケット“アオイツナギ”にはエアバッグが搭載されている。理論上は高度一万メートルから落下しても安全な計算になっている」

クロウ「理論上は安全でも精神的に駄目に決まってるだろぉぉぉ!!」

寺本「吶喊ッッ!!」

その隙に寺本が操縦席を奪う!

クロウ「操縦を奪うなぁぁぁ!」

寺本「最高であります!」

チョウ「もう覚悟決めマシタ!」

クロウ「お前もか!聖グロ戦しかりクソ度胸持ちやがって!俺は認めないぞぉぉぉぉぉぉ!」

クロの身を呈した突撃!


ドゴォォォォォォン!!



カール自走臼砲撃破!

カールにめり込んだ状態でクロも走行不能!

寺本「大戦果で……あります…!」

クロウ「お前絶対許さない…!」

チョウ「死ぬかとオモッタ…」

阿部「はっはっは!男は度胸!何だって試してみるものさ!情けないぞ?」

寺本「その通りでありますよ!」

クロウ「度胸で済ましてたまるか!!」

とりあえず今日はここまで!結果突撃かよっ!!

寺本さんがピンとこない方、彼女が寺本さんです
http://i.imgur.com/TgyN9Xl.jpg

カール撃破後、全車集合シーン

俺「すまん…まさかあのバカ共がカミカゼアタックやるとは思ってなかった…」

みほ「いえいえ…でもクロのお陰でカールを撃破出来ましたから」

俺「本当すまん…それで…次はどうするんだ?」

みほ「あそこに移動します。あそこなら遭遇戦がやりやすくなりますから」

カチューシャ「でもそれじゃ背水の陣になるわ」

みほ「うちはそういう戦い馴れてますんで」

戦場は遊園地跡に移る…



ミフネ作戦後!

なんだかんだで知波単隊と一緒にいる御舞等

絹代「大洗ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ!」

玉田「そろそろ息が苦しいぞ!」

俺「なんで俺達までアヒル被ってるんだ…」

絹代「しかも最強の助っ人を呼んでいる!」

典子「本家参上!」

日本戦車アヒル隊結成!

風船ステージ

俺「風船に紛れて戦う…ねぇ…」

キモオタ「御舞等らしい作戦ですな!」

ネクラ「同時に大洗らしいな」

俺「さてと…ここまで活躍無しだから誰かさんに怒られそうなんだよね…」

キモオタ「誰かさんとは…?」

俺「これでもSS主人公なんだ…一輌くらいは倒さないと怒られる」

キモオタ「メタ発言の方が不味いと思いますけどねぇ!!」

ドゴォン!!…パシュ!

近くに現れたパーシングの横っ腹に攻撃をぶち込む!

パーシング一輌走行不能!

俺「アヒル殿!次はどうする!」

典子「ダブルブロックで固めて!」

俺「了解!いくぞ福田!」

福田「はいであります!せーの!」

ズガァン!

ハ号とチヘでパーシングの砲身を挟み込む!

絹代「おりゃぁぁ!」ドォン!

パシュ!

チハの肉薄射撃!

俺「おっしゃ!二輌撃破!余裕だぜ!」

キモオタ「…大抵事がつつがなく進むと強敵が現れるのが私達の運命だったり…」

絹代「前方に敵発見!」

典子「挟み込むぞ!進め!」

俺「了解……あれは…センチュリオン…!?まずいっ!」

典子「気合いだぁぁぁ!!」

アヒルさん『そーれそれそれ!!』

細見「いけぇ!!」

玉田「進めっ!」

チハ二輌が完璧なタイミングで砲身を固定─────

細見「な…!?」

センチュリオンが急に軌道を変え回避…

ドォン!

細見「ぐあっ!」

シュパッ!

愛里寿「…」

ドォン!

玉田「ぐあっ!」

シュパッ!

ドォン!

福田「うわわ!!」

シュパッ!

絹代「おのれぇぇ!!」

絹代が討ちかかるも…

愛里寿「…右、撃て」

ドォン!…シュパッ!

俺 「ぅゎょぅι゛ょっょぃ…って言ってる場合じゃねぇ!」

センチュリオンの砲口がチヘを狙う!

俺「回避ぃ!」

しかし間に合わない────



その時…


アヒル『どっせぇぇぇぇぇい!!』

八九式の体当たりによってセンチュリオンの向きが少しだけ傾く!

ドォン!

弾はチヘの横を過ぎていった

俺「アヒル殿!」

典子『御舞等っ!コイツ、すごい強い!絶対隊長のところには行かしちゃいけない…足止めするよ!』

俺「……了解!」

典子「バレー部、ふぁいとぉぉぉ!!」

アヒル『そーれそれそれ!!』

愛里寿「…」

典子「Bクイック!」

忍「そーれっ!」

ドォン!

ギュン!

八九式がセンチュリオンの攻撃をギリギリで避ける!

典子「撃て!」

ドォン!カン!

俺「今だ!キモオタ!」

ドォン!スカァン!

チヘの攻撃も弾かれる

そのまま二輌はセンチュリオンの横を通り抜ける!

俺「Uターン!」

八九式とチヘがUターンし、センチュリオンを左右から狙う!

典子「それそれそれ!!」

俺「いけぇぇぇぇぇ!!」

愛里寿「────」


俺「…まずい急停車ッ!!」

センチュリオンが砲をチヘに向け、八九式に車体を向ける

そのままセンチュリオンと八九式が真っ向からぶつかる!

ネクラ「ッ!!」ギャギャギャリリ!

チヘはギリギリのタイミングで攻撃を避けるが…

忍「ぐあっ!」

ズゴォン!!

八九式が吹き飛ばされる!

シュパッ!

八九式中戦車走行不能!

典子『ごめんっ!健闘を祈る!』

俺「…了解!」

とは言っても普通に戦って勝てる相手ではない

俺「引き寄せながら移動する!前進!」

ネクラ「どこに!?」

俺「南!ウエスタンセット!」

ネクラ「了解…!」

今日はここまで!明日愛里寿vs御舞等高校ニーソチーム!

愛里寿「やってやるやってやるやってやるぜ♪イヤなアイツをボコボコに♪喧嘩は売るもの堂々と♪肩で風切り啖呵切る♪」



俺「A41センチュリオン…隊長、島田愛里寿…島田流家元の娘。13歳で大学入れるレベルの天才って何者だよ…」

キモオタ「いや冷静に分析してる場合じゃないですからね!?」

ネクラ「…ぎゃぁ!ヤバい…!強い!」

俺「そういえば!!」

キモオタ「何ですか!?」

俺「昨日幼女が顔に練乳かけられては顔を歪めてる二次元画像を見て、ナニカに目覚めそうになった後ギリギリ踏みとどまったんだが…この気持ちは何だろうか?」

ネクラ「黙れクソロリコン早く捕まれ…!」

ウエスタンセット

俺「よし!これより“陽炎作戦”を開始する!」

マサイ「英語にしてカゲロウプロジ」

ネクラ「それ以上はいけない」

俺「ここのペラい建物を利用するぞ」



愛里寿「…どこに隠れた…?」

ウエスタン風のセットに進入するセンチュリオン

ドゴン!

愛里寿「…!?」

砲声と共に爆発が起こる

建物は薄い木造なので燃え始める

ドゴン!ドゴン!





俺「いいか、!ペラい建物ばっかりだから榴弾撃ち込めばよく燃える!」

ネクラ「マサイ、足元にある一斗缶開けて投げて」

マサイ「了解!」

キモオタ「折角の遮蔽物燃やしちゃっていいんですか?」

俺「いいんだよ!」

ネクラ「搭乗員一人少ないのに毎度狭いな…」

チヘは五人乗りだがニーソチームは俺、キモオタ、ネクラ、マサイの四人である

俺「見ての通り道具で埋め尽くされてるからな!ほら、次の用意!」

愛里寿「……」

ぶぉぉぉぉぉぉん!!

前方の建物の陰からエンジン音が聞こえる…

愛里寿「……前方攻撃準備」

ぶぉん!!

燃える建物の陰からチヘが飛び出す!

愛里寿「撃て!」

ドォン!

センチュリオンが放った砲弾は真っ直ぐチヘに向かい、接触した瞬間───────



ドゴォォォォォォン!!



大爆発を起こす!

愛里寿「……」

ぶぉぉぉぉぉぉん!!

前方の建物の陰からエンジン音が聞こえる…

愛里寿「……前方攻撃準備」

ぶぉん!!

燃える建物の陰からチヘが飛び出す!

愛里寿「撃て!」

ドォン!

センチュリオンが放った砲弾は真っ直ぐチヘに向かい、接触した瞬間───────



ドゴォォォォォォン!!



大爆発を起こす!

↑誤爆すいませんっ!

俺「コンボラぁぁぁぁ!!」

爆炎の中を突っ切りチヘが飛び出す!

俺「黒森峰戦で不発だった爆弾風船デゴイの再利用!」

キモオタ「車のエアバッグと同じ方法で膨らましています!」

俺「大将首もらったぁぁぁ!!」

ドォン!!…スカァン!

弾かれる

俺「もちろん正面は抜けないよねぇ……」

ネクラ「もう一回、紛れるよ」

俺「よろしく!…はぁ…」

愛里寿「…いくら精巧に作られたデコイと言っても…私が気づかないなんて……」

ズザァァァァ!

愛里寿「後ろ…!」

愛里寿はすぐさま後ろに回ったチヘの気配を感じ背後に砲を向ける!

ドォン!!

センチュリオンはチヘを撃ち抜く!

スコォン!

愛里寿「またデコイ…!」

ドォン!!…スカァン!

デコイのある反対側からチヘがセンチュリオンを撃つ

俺「折りたたみ式アルミデコイ!アンツィオが使ってる木製デコイとは違って燃えない!」

また燃え盛る建物に紛れる

愛里寿「…なんで…見極められない…」

例えうまく作られていようとこの程度の距離なら愛里寿は見極められるはずであった

マサイ「隊長!デコイ残り一枚……!」

俺「北中央に設置…!その後建物突っ切って側面に攻撃するぞ!」

ネクラ「了解…!」

俺「…はぁ…はぁ…そろそろ…限界が近いか…」



愛里寿は遂にデコイのトリックに気づいた

愛里寿「まさか……蜃気楼…?」

御舞等は榴弾でウエスタンセットを火の海にすることで空気を暖め、蜃気楼を発生させ、デコイをぼやかしていたのだ!

ぶぉぉぉぉぉぉん!!

愛里寿「…!?前進!」

センチュリオンが急発進!

ズドン!

側面にあった建物からチヘの砲撃!しかし間一髪で外れる

俺「もう一発!」

ドォン!!スカァン!

俺「…退避っ!」

また逃げる…

愛里寿「…はぁ…はぁ……頭が…痛い…」

搭乗員も顔色が悪くなっている…

愛里寿「…まさか…!?」



俺「相手がデコイを見破れないのは蜃気楼だけじゃない…本当はあんまりやりたくなかったけど…ここからが真の陽炎作戦……」

キモオタ「…はぁ…はぁ…」

ネクラ「…本当に最悪の作戦だよ……」

俺「俺達は練度も戦車の性能も相手の隊長車にはかなわない……なら内部から切り崩す……」

このウエスタンセットの炎は火砕流の中も走る戦車には少しのダメージも与えられない。しかし炎は人間に対して熱を使わずとも危害を加える……



俺「この酸欠状態が相手の判断力を奪う……陽炎作戦フェイズ2…搭乗員へのダイレクトアタックだ…はぁ…はぁ…」

キモオタ「こちらにもダメージがある諸刃の剣…」

ネクラ「チキンレースだな……」

俺「しかも相手は女子だ…肺活量なら…負けない…」

愛里寿「…はぁ……はぁ…」

操縦士「隊長…!撤退しましょう!」

愛里寿「…はぁ…はぁ…うぅ…」

装填手「隊長…!?」



俺「恐らくこの火の海から撤退しようとして西側に進む……」

キモオタ「そこを狙い撃つ…と」

ネクラ「…はぁ……はぁ……」

俺「気張っていくぞ……」


ぶぉぉぉぉぉぉん……

俺「……来るぞ…」

キモオタ「…3…2……」






俺「撃てぇ!!」




ドォン!!!



スガァン!!

鋭い金属音が鳴り響く!!

ネクラ「……違うっ!!」

俺「……なっ!?」



チヘが撃ち抜いたものはセンチュリオンではなかった…



俺「…チヘのデコイ…!?」



操縦士「隊長…!?大丈夫ですか!!?」

愛里寿「……はぁ……相手は…恐らく一番近い出口である西に潜んでいる…はぁ…そこを狙って…仕留める……相手の場所をはっきりさせるために……そこのデコイを滑り込ませて…はぁ……」

砲手「隊長………」

俺「しまった……回避ッ!!」

すてにセンチュリオンは砲身をこちらに向けている!!

俺「…こんな状況でも…ここまで見破るのかよ……なんだよ……」



俺「中の人は……化物…か…………」



センチュリオンの砲声を聞くことなく、俺は意識を失った




一式中戦車チヘ、走行不能

今日はここまで!筆者本人がドン引くゲス作戦でした!

医務テント内

俺はベッドで寝ていた

俺「…うぅ………いや、拘束ブルマプレイとかどんだけマニアックなんだよ……まあ美味しくいただくけど……」

チョウ「この人は何を考えてるんですカネ…」

チビ「気絶しながらもエロい事を考えられる先輩すげぇ……」

クロウ「阿部会長、やって」

阿部「や ら な い か」

俺「やらん!」

俺が飛び起きる!無意識下でも貞操の危機を察知したようだ

俺「はっ!」

チョウ「起きましたカ?」

俺「ブルm…試合は!?」

クロウ「おいこら今試合よりもブルマ優先しただろ」

俺「ナニヲイッテイル。ソンナワケナイジャナイカ」

クロウ「教科書のような棒読みだ」

俺「それはさておいて試合どうなった!」

チビ「安心してください!大洗の勝利です!」

俺「…あ~良かったぁぁぁ!!」

再びベッドに倒れ込む

クロウ「大変だったんだぞ!ニーソチーム四人中三人が気絶したからかなり危なかったんだ!」

チョウ「マサイさんがいなかったらどうなっていたか…」

チビ「マサイさんが三人を運んだんですよ!」

奥からマサイが現れる

マサイ「お役にたてましたか?」

俺「マサイ…本当にありがとう…」





俺「恐らくこれからも出番は少ないだろうけど」





マサイ「活躍したのにぃ!!」


阿部「さて!そろそろⅣ号とティーガーが戻ってくるぞ!」

チョウ「ヒーローを迎えに行きましょう!」

チビ「ヒーローというよりヒロインですかね!」

俺「…そうか、Ⅳ号とティーガーが…こうしちゃいられない!ほら!キモオタ!ネクラ!寝てないでいくぞ!」

キモオタ「うぅ…」

ネクラ「おえぇ…」

俺「盛り上がってるぞ!皆騒げぇ!!」

チビ「いええええええええええ!!」

阿部「アッー!」

クロウ「フハハハハ!!我々の勝利だぁ!」

キモオタ「ヒャッホゥ!最高だぜぇ!」

杏「これで廃校はなくなった!」

桃「ふぇぇ……」


ティーガーがⅣ号を牽引して現れる

ダージリン「みほさん、おめでとう」

ケイ「エキサイティン!」

カチューシャ「おめでとっ!」

みほ「皆さん!本当にありがとうございました!」

うぃんうぃんうぃん

人の輪の中に熊の乗り物に乗った愛里寿が現れる

俺「…くま?」

愛里寿「…ヴォイテク」

すると愛里寿は熊から降りてみほに何かを渡す

愛里寿「…私からの勲章よ」

それは限定のボコだった

みほ「ありがとうっ!大切にするね!」

愛里寿「…」///

全員(((可愛い…)))

俺「さぁて!帰るか!」

絹代「え?帰っちゃうんですか!?」

アンチョビ「え、打ち上げとかしないのか!?」

俺「阿呆!お前らはそうかもしれないけど大洗は違うだろ!」

アンチョビ「…ああ!」



俺「帰るんだろ?学校に!」



みほ「………はいっ!」

俺「さてと、俺たちも帰るぞ!」

御舞等も家路に着く…

愛里寿「…ちょっと待って」

愛里寿が俺の服を掴んでいた

俺「…はい?」

愛里寿「…私には何も無し?」

俺「…いや…あの…」

愛里寿「…」

ジト目である

俺「俺達も苦しかったし…痛み分けと言うことで…」

愛里寿「私のほうが辛かった」

俺「…ええと…」



俺「本当に申し訳御座いませんでしたぁぁぁぁぁぁ!!」



13歳の少女に対して本気の土下座である

愛里寿「許さない」

俺「本当に申し訳御座いませんでした!許して下さい!なんでもしますから!!」




愛里寿「ん?今何でもするっていったよね?」




俺「…愛里寿嬢?そのネタは愛里寿嬢のような可愛らしいお嬢様がやることでは」

愛里寿「24時間耐久ボコ…それで許してあげる」

俺「何ですかそれは…」

愛里寿がどこからともなくボコの着ぐるみを差し出す

俺「まさかそれを着て24時間とか……」

愛里寿「連れて行って」

そしてどこからともなく屈強な男たちが現れる

俺「え、やめ、ちょっ!」




俺「誰か助けてぇぇぇぇ!!」



最後までかっこよくなれない俺君。彼は24時間耐久力ボコをのりこえられるのだろうか……



俺「」チーン

おまけ


ボコ「ぼっこぼこにしてやるぜ!」

ボコ「うわっ!何をする!やめろ!」ボコボコボコ

愛里寿「ボコー!頑張れ!」

みほ「ボコー!!」

ボコ「皆の声援がオレの力にとってなるぜ!見てろよー!」

猫「うるせぇ!」ぼごぉ!

ボコ「うわっ!やめろぉ!」ボコボコボコボコボコボコ

ボコ「つ、次こそはあいつらをボコボコにしてやるんだからな!」

愛里寿「おおー!」パチパチ

みほ「すごい!いつもよりボコボコにされる時間が長い!」



俺(ボコ)「愛里寿嬢!そろそろキツい!」

愛里寿「ボコはそんなこと言わない。もう一回やり直し」

俺(ボコ)「嫌ぁぁぁ!!」


俺はボコランドでボコの中の人をやっていた

大学選抜戦終了!きっと俺君はボコの中で灼熱地獄を味わうことでしょう!

えー、とりあえず本編が終了しましたのでここで一区切り!ふぅ疲。ですが!まだまだやりたいことがあります!ボンプルを倒したいし、黒森峰にリベンジしないといけないし何より大洗をスルー出来ません。というわけでこのスレでの本編終了!

ここからちょっと番外編やってスレ埋めてから次スレ、タンカスロン編に続きます!

ボーイズ&パンツァーOVA第五話『ウォーター・ウォー!』



俺「というわけでプールだぁぁぁぁぁぁぁ!」

全員『いええええええええええ!!』



俺「って、盛り上がるわけねぇだろぉぉぉぉぉぉ!!」バシーン!

俺が事前に渡されていた台本を叩きつける!

俺「いいかよく聞け!うちの学校にはな!女子がいねぇんだよぉぉぉ!!」

クロウ「野郎共の水着姿なんてこれっぽっちも興味ねぇんだよぉぉ!」

男たちの魂の叫びであった!

チビ「畜生!陸のプールだったら美女の一人や二人いたっておかしくないのに!!」

俺「し・か・も・だ!お前ら突っ込み所満載なんだよ!クロウ!その水着なんだ!」

クロウ「何って見ての通りホットリミットスーツだけど?」

俺「お前はTMレボリューションか!?生足魅惑のマーメイドなのか!?あとこのネタ読者層に通じないと思うぞっ!!」

俺「次!くそみそチーム!」

阿部「何だ?」

俺「まず阿部会長!お前は水着を着ろ!」

阿部「邪魔だ。どうせ俺達しかいない」

俺「だとしてもだ!おかしいだろひとりだけ全裸とか!」

俺「次!810先輩!あんたは想像通り淫夢三章の再現だな!遠野さんまで連れて来やがって!」

810「溜まってんな~」

俺「ここで再現やめろ!そして俺は遠野じゃねぇ!」

チビ「じゃあ先輩は人の事いえるんですか!何ですかその水着は!」

俺「あぁん!?原作OVA一話で桃ちゃんが着てた水着だよっ!」



全員『お前が一番変態だぁぁ!』




チビ「マジですか!?マジモノですか!?」

クロウ「実物ならうらやま…許さないぞ!」

航海「おいそれをよこせ!」

オネエ(阿部会長…いい体だわぁ)

俺「残念ながらデザインが同じだけだ…実物は手に入らなかった」

クロウ「なんだよ…」

チビ「人騒がせな…」

チョウ「その反応もおかしいですカラネ!?」

俺「はぁ~…やっぱり駄目だ…いまいち盛り上がらない」

キモオタ「やはりプールには女子が必要ということでしょうか?」

ネクラ「…俺に考えがある」

俺「なんだ?」



ネクラ「…他の学園艦に忍び込んでそこのプール入ろう」


……………………………………………………



全員『それだ!』



こうして他の学園艦に乗り込みプールに乱入した御舞等高校

女性用水着着用の男、もはや水着ではなくテープみたいな男、全裸の男。



速攻で逮捕である。

番外編『燃えよSMK』



俺「そういえばさ、校長」

校長「なんだ?」

俺「SMKが学校の地下にあったって言ってたけど地下ってなんだ?ガレージにでもなってたのか?」

校長「いや、ただ広いだけの部屋だった。学園艦の一ブロックが丸々空いていただけだったからな」

俺「うーん、うちのSMKは何者なんだろうか」

校長「一応手掛かりが無いと言えば嘘にはなるな」

俺「手掛かり?」

校長「実はこの学園艦はかなり古いものなんだ」

俺「え?御舞等高校は大して歴史もない学校だろ?なんで?」

校長「御舞等高校がこの学園艦を利用する前に昔廃校になった学校があったんだ」

俺「初耳だな、その学校ってのは?」



校長「秋葉原商業高校。秋商なんて呼ばれてたそうだ」

1969年、秋葉原商業高校

男「…はぁ、うちのチーム…少しは喧嘩が減らない物かねぇ…」

眼鏡「勢力が二分してますからね…」



秋葉原商業高校、略して秋商。ここは当時としては珍しく戦車道チームがある男子校だった。そして女子をも差し置いて相当の実力を持つチームでもある。

男「うちの外交でこうして強力な戦車を手に入れたわけだが…」

このチームは商学科の全力の交渉によってかなり強い戦車を保有している

眼鏡「ソ連戦車チームとアメリカ戦車チームの対立が激しい…と」

男「ここで冷戦を再現するんじゃないよ全く…」



ソ連リーダー「メリケン野郎共をブチ殺せぇぇ!!」ドォン!

米リーダー「あぁん!?イワン共が偉そうな口聞いてんじゃねぇぞ!?」ドォン!

各チームのリーダー同士の戦車による激しい闘争が繰り広げられていた

IS-3とパーシングの一騎打ちである!



デブ「…そろそろ大洗との試合もあるのに」

眼鏡「ネヴァダのアンリミテッドクラスに参加してまた化物になって帰ってきたって聞くけど…」

男「ああ、パットンハイスクール相手に大暴れしてきたとかなんとか…」

ソ連リーダー「ウラァァァ!!」

米リーダー「効くかそんなノーコン弾!」

  

男「…はぁ」

眼鏡「そろそろ止めますか…」

デブ「準備いいですよ」

男「よし!」




男「SMK重戦車!発進!」




ガガガガガガガガガガ!

男「お前らぁぁぁ!少し落ち着けぇぇぇぇ!!」

SMKが二輌の間に躍り出る

米リーダー「げっ!隊長!」

ソ連リーダー「ち、違うんです!ヤンキー共が!」

男「五月蝿い!静かにしてろ!!」

ドドォン!

二門の砲の同時砲撃!

シュパパッ!

IS-3とパーシングは同時に沈黙した

男「……各リーダー」

二人『は、はい!』

男「正座、戦車の上で」

米リーダー「あの…今、炎天下で…だいぶ熱されてるんですけど…」

男「…はぁ?」

…………………………




二人『すいませんでした勘弁してください!!』



男「…はぁ」



大洗、秋商親善試合!

男「おー、久し振り」



月江「久し振り、最近の試合じゃ負け無しだってね?」



彼女は月江。大洗のエースである

男「まあな、戦車の質だけならどこにも負けないよ。…そっちもなかなかいい物に乗ってるじゃないか」

月江「そりゃそうさ!町工場の技術を総結集して作った五式だからね!こいつと一緒にもう一度アンリミテッドクラスに参加するのさ」

男「まあその前に俺達を倒せってな!」

月江「ああ、必ず勝ってやるさ!」

審判「両チーム、礼!」



全員『お願いします!』



現在、御舞等vsプラウダ戦の後…御舞等高校ガレージ

そこにはひとりの老人がいた


??「……」

ガララララ

ガレージのシャッターが開く

俺「あれ?」

??「…ああ、すまない」

俺「…ええと…理事長先生?どうしたんですか?」

老人は御舞等高校の理事長であった

理事長「…ああ、どのように活動しているか少し見学にきたのだよ」

俺「あ~、すいません。今日は練習休みなんです。俺は整備があるんでここにいますけど…」

理事長「そうなのかい…それはそれは…次の試合、決勝戦だってね…頑張ってくれよ…」

俺「…は、はい!」




理事長「…駆逐戦車一輌、中戦車一輌、他は全て軽戦車…ここまでこれたことが凄いな…しかし黒森峰相手にはあまりにも火力不足過ぎる…」

理事長の独り言は誰も聞いていなかったようだ

1969年、大洗対秋商。試合終盤

男「…やっぱりやるな…大洗…」

眼鏡「こちらはフラッグ車である我々一輌のみ…」

男「だけどソ連、米リーダーのIS-3とパーシングの土壇場のコンビネーションで巻き返した…まああの化物には適わなかったけどな…」

デブ「これで五式と我々、フラッグ車同士の一騎打ちとなるわけですな…」

男「中戦車とて侮るなよ!奴らはⅣ号でアンリミテッドクラスを戦い抜いた正真正銘の化物だ!気合い入れていけ!いくぞ!」

全員『応っ!』


月江「…奴らの総大将のお出ましだよ!戦車前進!男共に乙女の本気ってものを見せつけてやるよ!」  

大洗『おおーーー!!!』





ドォン!ドンドン!

男「くそ…相変わらず詰め将棋みたいに完璧に返してきやがる!」

ドォン!

男「装填急げ!撃て!」

ドドォン!

月江「くっ!なかなか堅いね…遮蔽物に隠れつつ側面を取れ!」

操縦士「了解!」

月江「…相変わらず凄い勢いのチームね…」



男「…一番砲を正面に、二番砲を後方に向けて」

ギギギギ…



男「後方、撃てっ!」

ドゴン!

月江「なっ!?」

ギャリッ!

弾が五式を掠る!

月江「相変わらずの鋭い勘めっ!後退!」



男「外したかっ!運のいい奴らめ…!」


一進一退の攻防が続く

男「…次のチャンスで正面から突撃するぞ。危険は多いがこのままじゃ勝てない。幸い正面走行なら抜かれない」

デブ「確実に当てにいくと…」

男「ああ…気合い入れていけ!」



月江「皆、もし奴らが真っ向から勝負を仕掛けてきたらやってほしいことがあるの…難度はかなり高いけど、お願い」

操縦士「どんな運転でもやってやります!」

砲手「次こそ…当てる!」

月江「皆…いくよ!」




男「進めぇ!吶喊!」

SMKが大きく躍り出る

男「操縦士!ビビるなよ!眼鏡、デブ!狙ってけ!」

月江「来たわよ!進め!」



男「一番砲!撃て!」

月江「撃て!回避!」


弾は交差し…

ズガァン!!




眼鏡「一番砲大破!使えません!炎上!炎上!」

一番砲が燃え盛る!



月江「よし避けれた!!」



男「眼鏡は退避!燃えたって構わない!突き進め!」

火を纏ったSMKが五式に突撃する!

男「撃てぇ!!」


月江「今だ!!」



ギャリリリリリリ!!


男「!?」

五式が急速にSMKの側面にまわりこむ!

後に西住みほが行う、あのターンであった!



月江「撃てぇ!」

男「二番砲!撃てぇ!!」



土煙が上がる…






審判「SMK重戦車走行不能!大洗女子学園の勝利!」

一応終わりまで話は考えてます…ただ文章化がものすんごい難しいのです…

現在…

理事長「…あのときは度肝を抜かれたな……負けたが…楽しかった」

理事長が一人呟く

理事長「…大洗の月江は元気だろうか……」

理事長はどこかへと歩き始める

理事長「あの後も…色々あったな…」

1990年……

秋商の隊長は商業を学び、起業。僅か38歳という若さで大企業の代表取締役になった。しかし

男「…どういうことだ」

眼鏡『だから!秋商が廃校になったんだよ!』

男「だからそれがどういうことかって聞いてるんだよ!」

眼鏡『入学率の低下!部活の実績がない!』

男「戦車道はどうなった!」

眼鏡『お前も知らないわけじゃないだろう…男子戦車道の排斥運動!文科省が男子戦車道を公式として認めないんだよ!』

男「そんなもの無能なババア共がギャーギャー騒いでるだけだっただろう!」

眼鏡『その無能なクソババアが今の文科省長官になっちゃったんだよ!』

男「ざけんな!!」

眼鏡『俺に言うな!』ガチャン!

電話が切れる

男「…くそっ!」

隣にいた秘書が男に話しかける

秘書「…はぁ。母校の廃校程度で何を暑くなっているんですか。これから大切な商談が…」



男「黙れそれ以上何か言葉を発すればクビだ」

秘書「は!?」

男「安心しろ、仕事はする…」

秘書「…先方はイタリアの資産家です。通訳は?」

男「いらん。見くびるな」

男「━━━━ということで宜しいでしょうか」

社長「ええ…いい取引が出来そうデスネ」

男(日本語ペラペラじゃないか…)

男「…それではこれで」

社長「まあお待ちナサイ」

男「はい?」

社長「アナタ、少し浮かない顔をしていますネ」

男「…あ、はい…少し私事で悩みがありましてね…」

社長「まだ時間があるなら話してくれませんカ?」

男「へ?」

社長「私は人と話すのが好きでしてね?まあ一番好きなのは女性デスガ」

男「しかしポーロ社長…」

アルベルト「今からは友人としての世間話なのでアルベルトでイイデスヨ?私もアナタの事を名前で呼びますカラ」

男「…それではアルベルトさん…実は…」

アルベルト「ナルホド…つまり母校が廃校になったというコトデスネ?」

男「…はい…でもあそこは…私の大切な場所なんです…何としても守りたい…」

アルベルト「…ボクに考えがアリマス」



そのとき男は思い出した。アルベルト=ポーロはアンツィオ高校の創始者、マリオ=ポーロの一族であることを……

アルベルト「何とか間に合いましたネ」

男「ええ、まだ学園艦が解体される前に抑えられたのでよかったです」

アルベルト「これから学園を創設するわけデスガ…是非とも協力させて欲しいデスネ」

男「アルベルトさん!?何もそこまで…」

アルベルト「あなたは学園艦についてよく知っていますカ?」

男「う…」

アルベルト「それに、あなたのためだけではアリマセン」

男「というと?」

アルベルト「アンツィオ高校は美しく素晴らしい女性を生み出しますが、その素晴らしい女性に見合う男がいなければイケマセン。是非ともいい男を育てる必要があるのデスヨ…私みたいないい男をね」

完璧なウインクをキメる

男「…ありがとう…ございます…」






ちなみにこの時のアルベルトによる出資が現在のアンツィオの貧乏を助長するということは男は知らなかった

アルベルト「名前はドウスルンデスカ?」

男「学校名…全然決めてなかった…」

アルベルト「じゃあ決めてあげましょう」

男「へ?」



アルベルト「御舞等高校、あなたの名前です」



男「なっ!自分の名前!?恥ずかしいんですけど!?」

アルベルト「いいじゃないですか!御舞等高校」

男「勘弁して下さいよ!」

アルベルト「出資しませんよ?」

男「殺生な!」

アルベルト「それより、戦いの始まりはこれからですよ?ヨーゾー?」



御舞等葉蔵、それが男の名前であった



そして現在の御舞等高校理事長、御舞等葉蔵その人である

現在…


葉蔵「さて…仕込みは終わりました…」

葉蔵は校内一階の用具置き場を開ける

葉蔵「校長室にここの隠し扉の地図はおいておきましたし、じきに気づくでしょう…」



隠し階段を下る



葉蔵「…秋商の戦車は廃校と共に殆ど売られてしまいましたが…当時の部員のおつむはよかったようですね…学園艦のブロック一つを丸ごと偽装するとは…」



御舞等高校地下…そこには秋商、隊長車SMK重戦車があった


葉蔵「さて…SMK……私は年老いたが…お前はまだまだ変わらないな…」

葉蔵「…私の後輩がピンチなんだ。どうやら次の試合が強力なんだそうだ…年寄りのの思い出を持ち出すのは良くないと思っていたが……ここで眠っているのはお前も退屈だろう…」




葉蔵「もう一度、夢を見せてくれよ…SMK?」



大会決勝前…黒森峰との試合が迫るこの日、老人の夢が再び動き始めた

そしてその少し後…大洗にて



月江「…何故かしら、今日は少し胸騒ぎがする…まるで若い頃、戦車に乗っていたときみたいな…」

大洗女子学園、元隊長月江は今は大洗に住む一人の老人である

月江「少しお花に水をあげましょうかね……」




ドォン!!!



月江「!?」

砲声が聞こえた…

月江「この音は……」

そして彼女は出会う。新たな伝説の始まりと…





月江「あらⅣ号!久し振りに動いてるのみたわねぇ…!」

SMK編終了!色々自分の未熟さを痛感する話でした…。ちなみに大洗女子隊長、月江さんはアンソロジーで登場してます!

男子戦車道大会ダイジェストです!




俺「…ダイジェストなのか?」

チビ「対戦相手も男なガルパンSSなんて誰が得するんですか?」

俺「……」

チビ「というわけで先日行われた国内初の男子のみの戦車道大会、“第一回池貝杯男子戦車道大会”のダイジェストとお送りします!」

俺「…まあ俺達の学校が戦車道始めたのも連盟が男子戦車道に補助金出したからだからな」

チビ「他の学校もその補助金に釣られて戦車道始めたんですね」

俺「言い方が悪い…」

俺「とりあえず今回の池貝杯について説明するぞ」

チビ「池貝杯は池貝自動車が主催する国内初の男子戦車道大会です。この大会は全国から八校が参加しました。優勝チームには賞金と池貝自動車製戦車道パーツが貰えます」

俺「普段から作っている日本戦車の部品はもちろん海外戦車でもオーダーメイドでパーツを作ってくれるらしいぞ」

俺「一回戦は桂宮高校。神奈川県の高校だ。隊長の名前はマシュー。M4シャーマンとM3リーが主戦力で全ての戦車が黒く塗られている」

チビ「大洗の某カバさんの操縦士が喜びそうな奴らですね」

俺「全車が一輌に集中する優勢火力ドクトリンが特徴的だったな」

チビ「戦力を一点集中して楔を穿ってフラッグを取りましたね」

俺「二回戦は田園都市大学附属高校。隊長のハワードはダージリン様ファンクラブの会員番号2番だそうだ」

チビ「ちなみに1番は西呉王子グローナの隊長だそうです」

俺「田園都市はイギリスに提携校を持っていて、全ての戦車がイギリス戦車だ。隊長車はセンチュリオンだったけど…正直愛里寿嬢のセンチュリオンに比べれば赤子同然だったな…」

チビ「そして決勝戦ですね」

俺「決勝の相手は京成学院分校。千葉の学校だな」

チビ「旧日本軍の鉄道連隊の流れを汲んでいるのか日本戦車に乗っていましたね」

俺「ハルダウン戦法をうまく使いこなした強力なチームだったな」

チビ「特にハルダウンで引き寄せている間にカミ車による強襲作戦には手間取らされましたね…」

俺「流石はウォータースプラッシュの路線…」

チビ「そして隊長の丹羽の四式が強かったですね…」 

俺「まさかSMKがやられるとはな」

チビ「その代わりに足留めが出来て、何とか倒せましたがね…」

俺「というわけで御舞等高校が優勝!」

チビ「大変でしたねー」

俺「なんだろう…優勝したはずににダイジェストだと感動がないな」

チビ「需要が無くなるよりいいです」

俺「……」

チビ「今まで大会もなかった男子戦車道が普及してきたってことでいいことじゃないですか!」

俺「…まあな」

尚、男子戦車道チームの登場の予定はありません!


隊長三人『!?』

アンチョビ「くっ……回避行動!!」

チビ「くそー!どうする!」




??「楔を穿てぇぇ!!」

ドォン!!ドンドン!

ボンプル二輌を撃破し、包囲網に穴をあける!


♪雪の進軍

絹代「知波単学園四輌推参であります!!」

細見「突撃!」

玉田「吶喊!」

福田「二人とも!突撃はまだ駄目であります!」

知波単学園乱入!!


知波単学園
三式軽戦車ケホ(西車)
九五式軽戦車ハ号(福田・細見・玉田車)

誤爆!

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