昔、とても働き者のロバがいました。
毎日、重い袋を粉引き小屋へ運んで一生懸命働いていました。けれども、だんだん歳をとって仕事が思うように出来なくなってしまいました。
「この役立たず、出て行け」
ご主人に追い出されたロバには行くあてなどありません。
そこで、ブレーメンという町にむかって歩いていきました。
その町の音楽隊に入れてもらえるかもしれないと思ったからです。
ロバ「はあ、本当にワシなんかが入れるのだろうか…」
しばらく行きますと、一匹の>>2が道に寝転がっていました。
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ふたなり
ふたなり「ああっ、だめっ、とめられないよぉ…♡」
なんとも可愛らしいふたなり娘が転がっていました。
ロバ「おやおや、可憐なお方だ。チンポも生えている。どうしたんだいこんな所で」
ふたなり「ええっと、私、>>7で…本当にどうすれば良いか……」
ロバ「ふむふむ」
ふたなり娘(鶏)だから需要が無い
ふたなり鶏「鶏だから需要がないんです……」
ロバ「ほほぉ…まぁ、所詮獣だからの。一部の性癖にはとてつもない需要はあるとは思うのだがなあ……」
ロバ「それなら、どうだい。ワシはこれからブレーメンヘ行って、あの町の音楽師になろうと思っているところだが、きみも一緒に行って音楽隊に雇ってもらったらどうだ。」
ふたなり鶏「本当ですか!?やりますやります!」
ふたなり娘(鶏)がメンバーに加わりました。
二匹がしばらく歩いていくと、今度は>>10に会いました。
ショタ犬
ショタ犬「アゥゥゥゥ……」
ロバ「おぉ!!!なんともまぁ母性本能をくすぐるワンちゃんではないか!」
ふたなり鶏「そこのボクー♡こんなところに寝転がってどうしたの~?」
ショタ犬「ええっと、ボクは>>13で…」
89歳の老犬
再開
ショタ犬(89)「ぼくは実は老犬で……」
ロバ「こりゃあたまげたのぉ」
ふたなり鶏「爺……」
ロバ「いや、なんじゃろうな。89歳でショタって概念は。若作りってことかのぉ。」
ふたなり鶏「どうしますかロバさん。こいつ連れていきますか」
ロバ「んー……このまま野垂れ死なせるのもバツが悪いし、連れていくとしよう。おーい爺さん」
ショタ犬(89)「ぼくはショタです。」
ロバ「やっぱ嫌じゃの」
ショタ犬(89)が仲間に加わりました
ロバ「もう3人か、あと一人くらいいれば軽い音楽隊は自分たちだけで作れそうじゃのぉ。」
ロバ「にしても……」
ふたなり鶏「コケッコケッ」ギンギン
ショタ犬(89)「クゥ~ン……」
ロバ「地獄絵図じゃあ」
3匹が歩いていると、>>22に辿り着きました。>>22の前では>>24が鳴いていました。
楽器店
上
ロバ「楽器店じゃ」
ふたなり鶏「ですねえ」
ショタ犬(89)「すごい寂れてますね…」
ロバ「まさに雄鶏ではなく閑古鳥が鳴いとるわ…」
ふたなり鶏「え?」
ロバ「アンタは下半身が雄鶏だからのお。」
ショタ犬(89)「ロバさんロバさん、ここらで音楽団に入るための楽器ぐらいは揃えておいたほうが良いんじゃないですか?」
ロバ「そうじゃの、値段はちと気になるところじゃがこんな店だし閉店セールぐらいはしとるじゃろ。おーい店長!」
>>27「はい~」
安価修正 >>29
イケメン
イケメン「はい!いらっしゃいませ!どちらの楽器をお求めでしょうか!」
ふたなり鶏「あら嫌だイケメン!嫌いじゃないわ!」
ショタ犬(89)「(あの鶏のキャラわかんねえなあ)」
ロバ「あー…そうじゃの、これがええわ」
ロバの楽器 >>32
ふたなり鶏の楽器 >>33
ショタ犬の楽器 >>34
ぬ
エレクトーン
人間オルガン
尺八
ロバ「ワシはエレクトーンにするか」
ふたなり鶏「私は人間オルガン♡」
ショタ犬「ボクは尺八にします」
イケメン「へぇ!中々COOLなチョイスじゃないか!特にそのオルガンは俺の自信作なんだ!上手に使ってくれよ!」
ロバ「ワシには悪趣味にしか見えんがのぉ……それじゃあ店長、お代はいくらかね」
イケメン「んー、別にいいよ。店もなんとなく出しただけでもう閉めるし。タダだよタダ。」
ロバ「おお、ありがたいのお。」
イケメン「応援してるぜー」
ふたなり鶏「♪」ポロォン
「アァァァァァァ」
ロバ「・・・・・・」
ショタ犬(89)「ポヒー」
ロバ「そろそろブレーメンに着く頃かの」
ふたなり鶏「早かったですね」
ショタ犬(89)「でも気づいてるんじゃないですか?」
ロバ「勿論。ワシらに楽団の入団は無理じゃ。」
ふたなり鶏「この容姿と楽器ですからねえ」
ロバ「大体アンタのせいじゃな。こうなったら自分たちだけで楽団を作るんじゃ!」
ショタ犬(89)「メンバーは何人ぐらいで?」
ロバ「そうじゃのぉ…本格的に一楽団を作るとすると4人が最低だが…。ざっと見積もって>>40人ぐらいは欲しいわい」
ぬ
6
ロバ「ざっと見積もって6人くらいじゃの」
ふたなり鶏「じゃああと3人ぐらいで結成できるんですね!」
ロバ「出来ればもっと欲しいんじゃが、楽器の問題とかもあるしのお。そこら辺は予算次第じゃ。でも、ワシらと音楽やりたいなんて変人そうそうおるわけないがのぉ…」
ショタ犬(89)「見つかりませんかねえあと3人」
ロバ「そんな簡単に見つかるわけな……」
>>43「話は聞きました!」
>>44「私たちもその楽団に入れてください!」
>>45「頼みます!」
ロバ「来た!!!」
ふたなり美少女
紳士的なゴリラ
威圧感のある亀
ふたなり美少女「あ、あの…私たちも参加出来ないでしょうか…」
ロバ「しょ、正真正銘のふたなり美少女じゃーーーーーーーーーーーー!!!!」
ふたなり鶏「う…嘘……私以外にも…本当にいたなんて……うぅ…・・・・この日をどんなに待っていたか…」
紳士的なゴリラ「貴方達の音楽にかける情熱に動かされました。私でよければ是非力になりたい。」
ショタ犬(89)「情熱とかのシーンあったかなあ。」
威圧感のある亀「今日からワイらは仲間や。爺さん、これからよろしく頼むぜ。」
ロバ「おお。こちらこそじゃ!それじゃあ早速楽器を用意せねば」
紳士的なゴリラ「ふっ、甘く見てもらっては困りますね。私達は既に自分たちの楽器を用意しているんですよ。」
ロバ「なんと!楽器を用意してるとなれば雇う金も減るしもう少しメンバーを増やせそうじゃ!」
ショタ犬(89)「それで、あなた方の楽器は?」
ふたなり美少女の楽器 >>47
ゴリラの楽器 >>48
亀の楽器 >>49
ボイスパーカッション
ボンゴ
ブブゼラ
ふたなり美少女「私の楽器は自分の声です!こう見えてもボイパが得意なんで、全体の調律は任せてください!」
ロバ「まさに今時じゃの」
紳士的なゴリラ「私はタルコンガ…じゃなかった、ボンゴです。ほら、イメージ通りでしょう?」
威圧感のある亀「ワイはブブゼラや。あのブームの時から大事にしとるんや。」
ロバ「それじゃあメンバーも揃ったことだし、一回合わせるとするぞ!」
皆「おーーーー!!!!」
その後はワシらの練習が続いたのじゃが…
ロバ「ジャンジャンジャン」
ふたなり美少女「ンパッ、ンパッ、ブンブンブン」
ロバ「なんじゃそのボイパは!どうせハモネプかユーチューバーに影響されて始めたんじゃろー!」
ふたなり美少女「すいませんっ!」
ゴリラ「ドゴゴゴドゴゴゴドゴゴゴドゴゴゴドゴゴゴ」
ロバ「ゴリラ君は叩く力が強すぎるのぉ…もう少しパワーを抑えるんじゃ」
ショタ犬「ポヒー」
亀「ブゥゥゥー」
ロバ「あのコンビはなんとかなるじゃろ。だが問題は……」
ふたなり鶏「ドー♪」
「いぃぃぃぃ」
ふたなり鶏「レー♪」
「いゃあああああ」
ロバ「あの楽器だけはどうにかならんかのぉ!?」
ロバ「うーん、まだ何か足りない気がするのお」
ショタ犬(89)「もう少し音の密度が欲しいですねー」
ロバ「ここは一気に楽器持ち前提で10人くらい募集かけてみるかの」
ふたなり鶏「10人!?」
ロバ「大丈夫じゃ。そこはオーディション式だし、初期メンバーの6人は外さないつもりじゃぞ。」
紳士的なゴリラ「では早速募集をかけてみましょうか」
ふたなり鶏「可愛い子来るといいわぁ」
そして数日後、彼らのもとに総勢10人程度の加入希望者が集まってきました。
>>54~>>63「ここが最近出来たっていう音楽団か…」
今日はここまで。
ハーピー
たらばがに
……試験会場
ロバ「それでは三組毎に審査という形で行かせて頂きますわい。ではハーピーさん、イリオモテヤマネコさん、ガリガリのライオンさんこちらへ」
ハーピー「よろしくお願いします~」
イリオモテヤマネコ「お手柔らかにお願いします。自分、天然記念物なんで。」
ガリガリのライオン「ア……ヨロシクオネガイシマス…」
紳士的なゴリラ「見た感じハーピーさんがビジュアル的には映える印象でしょうか。イリオモテヤマネコさんの貴重さで押し出すのも捨てがたい。」
ショタ犬(89)「しかしハーピーさんの手じゃ演奏は無理なのでは?」
ハーピー「あっ、それについてなら心配無用です。足で琴とかピアノとか演奏できますよ!」
ロバ「ほうほう、それは面白い。イリオモテ君は?」
イリオモテヤマネコ「うーん、今んとこ尺八とかそこら辺の簡単な奴しか無理ですね。でも覚えは早いほうだと思いますよ。」
威圧的な亀「伸びしろアリって訳か。んでそこのガリガリ君」
ガリガリのライオン「ウワアアアアアアアアアア怖いよおおおおお!!!!!許してください!!!!」
威圧的な亀「・・・・・・」
ロバ「…演奏できる楽器は?」
ガリガリのライオン「ムリですよムリムリムリムリ!!!!演奏なんてムリですよ!!!」
ロバ「何故来た」
ショタ犬(89)「それでは次の三組さんお入りください」
サキュバス「ハ~イ♡」
異形の怪物「・・・」
モンゴリアンデスワーム「ウニウニウニ」
ロバ「これもう一択じゃないかなあ。」
サキュバス「アタシは管楽器とかそこら辺が得意分野だわ♡」
威圧的な亀「"管楽器"……!さすがサキュバス、咥えるのはお手の物って訳か…」
紳士的なゴリラ「いや~淫乱淫乱」
サキュバス「何なら練習後のケアも……♡」
ロバ「」ビクンビクン
ゴリラ「」ビクンビクン
亀「」ビクン
ショタ犬(89)「」ビクンビクン
ふたなり美少女「」ビクンビクン
モンゴリアンデスワーム「ウニウニ」
ふたなり鶏「…」
ショタ犬(89)「・・・女には興味はない、と?」
ふたなり鶏「Yes」
異形の怪物「…」
ロバ「・・・・・・そこの異形の方」
異形の怪物「・・・・・・ベース」
モンゴリアンデスワーム「ウニウニウニ」
ロバ「これ程までに演奏できる要素がない生物も珍しいのお。とりあえず演奏できる楽」
ふたなり鶏「そんな事よりアンタいつになったら見つかるのよ!!!!!」
モンゴリアンデスワーム「!!!???」ウニウニ
紳士的なゴリラ「そうだ・・・!そういえばモンゴリアンデスワームはゴビ砂漠周辺に生息しているとだけ言われていて、未だに見つかっていない・・・!」
ショタ犬(89)「じゃあここにいるモンゴリアンデスワームって…!?」
モンゴリアンデスワーム「……ウニッ」シュワァァァ
ロバ「段々存在が消えかかってきとるのお」
ロバ「最後は残りの4人一気に審査するわい」
インコ「オネガイシマス」
ストロングザ武道「グロロロロー」
にんげん「よろしくお願いします。」
たらばがに「チョッキンチョッキン」
ロバ「インコ君は無難にボーカルかのお」
インコ「ボーカル、ボーカル」
ふたなり鶏「でも2匹も鳥類いるのってくどくないですか?」
ロバ「うーんそれもそうじゃのお」
インコ「ソレモソウジャノオ」
ロバ「そこの剣道着のお方は」
ストロングザ武道「呼んだか?」
ロバ「ヒイッ」
ストロングザ武道「演奏できる楽器であったな?完璧超人たるもの全てにおいて完璧であるのだ!故に死角など無い!全ての楽器の演奏術を身につけておる!貴様ら下等動物とは違うのだーーーーーー!!!!」
ショタ犬(89)「こ、怖い!」
にんげん「人間ですので、大体いけます。」
ロバ「得意不得意とかあるでしょーに」
たらばがに「うーん、この腕だから大体楽器を傷つけてしまうかもしれません。でも音楽に対する情熱なら誰にだって負けません!」
ロバ「その意気込みこそ一番じゃ!」
ロバ「(まぁいざとなったら一番美味しく食えそうだしの)」
紳士的なゴリラ「これにて全ての審査を終了致します。皆さん控室にて一時休憩なさってください。お疲れ様でした。」
「お疲れ様でしたー」
ロバ「どれも粒ぞろいじゃったの。」
ふたなり鶏「そうでしたね。こっから…3人でしたか。選び出すんですよね。」
ロバ「うむ。非常に迷うところじゃが……よし決めた!彼らを選抜しよう!」
オーディション合格者
>>68 >>69 >>70
ハーピー
ガリガリのライオン
武道さん
ロバ「合格者は……ハーピーさん、ガリガリのライオン、ストロングザ武道の三名じゃ!」
ハーピー「やったぁ♪」
ガリガリのライオン「えっ…ボクなんかが本当に!?」
ストロングザ武道「グロロロロ。当然の結果よ。」
サキュバス「あーん!自信あったのにー!」
イリオモテヤマネコ「祝福しよう。だって自分、天然記念物だから。」
異形の怪物「・・・グッジョブ」
モンゴリアンデスワームだった何か「」
たらばがに「頑張って下さいね!」
オウム「ガンバレヨー」
ロバ「それじゃあ9人が揃ったところでまずはあの一軒家で乾杯じゃー!」
ショタ犬(89)「…おや、どうやらもう家の人間が夕食時らしいですね」
ハーピー「んー、それにしてはなんか様子がおかしいですね…」
ふたなり美少女「あっ!あの恰好ってもしかして泥棒なんじゃ…」
紳士的なゴリラ「あの風呂敷の中に高価な家具が沢山積まれていますね…これは間違いなくクロでしょう。」
威圧感のある亀「どうするロバさん?突入するか?」
ロバ「いや待て、ここはワシらが一斉に鳴くか演奏してで泥棒達を追い出すんじゃ!」
ロバ「いっせーの…」
ストロングザ武道「完武・兜砕きーーーーー!!!!」
泥棒「ぐええええええ!!!」
ロバ「終わってた」
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