エルヴィン「…」獣の巨人「…」 (12)


※原作18巻の続き


獣の巨人「…」ズウウウンッ


エルヴィン「我々は互いに望んでいる…ここで決着をつけようと」


エレン「…」

ミカサ「…」

アルミン「…」


鎧の巨人「…」


リヴァイ「…」


エルヴィン「人類と巨人ども…どちらが生きてどちらが死ぬか」



獣の巨人「…」


エルヴィン「我々と巨人どもの頭脳戦の始まりだぁ!!」

アルミン「よし、僕にも任せてください!」

エルヴィン「まだまだ彼等巨人にもカードがあるかも知れんが…こちらもまだ策は30個くらいな」

リヴァイ「30個か」

エルヴィン「30個だ」



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獣の巨人「アアアアアッ!!!」ズウウウンッ


┣¨┣¨┣¨┣¨ドド!!


アルミン「巨人数体が突撃してきました!!」

リヴァイ「俺が行くか?」

エルヴィン「まだだ……さて、まずは一枚目の手札を明かそう」



エルヴィン「ピクシス司令!!お願いします!!」


ピクシス「任せい、エルヴィン!」シュバッ

エレン「え、ピクシス司令来てたの!?」

ミカサ「気づかなかった…」


ライナー(ピクシス司令?エルヴィン団長…何をするつもりだ?)


ピクシス「巨人ども!わしに、ちゅうううもおおおく!!!」

ジャン「な…何をするってんだ!?」


ピクシス「はああああああ…っ!!」


ピ~ ヒャラ~


サシャ「なんですか!?どこからともなく音楽が!?」

コニー「うわ、みんな!ピクシス司令が…!」


ライナー「!?」



ピクシス「これが巨人避け踊り…別名キタ○タ踊りですぞー!!」ピ~ヒャラ~


獣の巨人「!!?」


リヴァイ「…」



ピクシス「さああ!皆さんも一緒に踊ってくだされ~!!」シュバババババ

ピ~ヒャラ~

巨人「…」シュバババババ


ミカサ「巨人達が踊り始めた!?」


ライナー(な…!いきなり他作品ネタを持ってくるとかありかよ!?)



エルヴィン「ふ…こんなものは序の口だ。この程度で驚かれては困るな」

ベルトルト(なんか外が凄い事になってるな…)

獣の巨人「ふん、この程度ならば想定内よ」

ベルトルト(そうなの!?)

ライナー(くっ、少しビビったが、俺には効かん。効かなければただの変なジジイの踊りだ!!)


ピクシス「巨人がキタキタ~!!」



鎧の巨人「…」ズシンズシンズシン!!


エルヴィン「ライナーが来たか」


ピクシス「鎧がキタキタ~!!」

リヴァイ「ちょっとそこのジジイがうるせぇんだが」

エルヴィン「我慢しろ」


アルミン「ライナーは僕に任せてください。扱い方は僕がよく知っています」

エルヴィン「ああ、任せる」


ライナー(ふん、何をするつもりか知らんが…)


アルミン「ヒイイイちゃあああん!!!」

ライナー(…ヒーちゃん?)



アルミン「さあ、みんなも一緒に!」

ミカサ「え!?」

ジャン「俺達も!?」

エレン「まあ、アルミンが言うなら…」

アルミン「せ~のっ!」



「ヒイイイちゃあああん!!!」






「はーーーい!!!」

ギュウウウンッ!!!

ライナー(!?)

獣の巨人(新手か!?)



ヒューン………スタッ!!


ヒストリア「呼んだ?ヒーロー、ヒロイン、ヒート、低めな身長、人に優しい、久しぶりの登場、姫、ヒーちゃんことヒストリアだよ!!」

エレン「ヒストリア!?何やってんだよ!?」

ミカサ「頭文字ヒがいっぱい…」

ライナー(クリスタ!?ふん…俺を惑わすつもりだろうが甘く見るなよ。クリスタを無視して他を狙えばいいだけだ…)


ヒストリア「ライナー!」バシュッ

ライナー(!?)







ヒストリア「…あのね…ずっと言いたいことがあったの…」


ライナー(惑わされるな、惑わされるな、惑わされるな…)



ヒストリア「結婚しよ」



鎧の巨人「グヴォアッ!!?」


エレン「鎧の巨人が変な声出したぞ!?」

アルミン「ふっ、よほど効いたみたいだね」



ヒストリア「結婚しよ」

ライナー(惑わされるな…これは、アルミンの作戦だ…惑わされるな…)

鎧の巨人「ケッコ…シタイ…」

ライナー(あああ!俺の巨人が俺の本音を喋っちまってる!!)


ヒストリア「初めて見たときからずっと愛してたの」棒読み

ヒストリア「結婚して!!!」ギュッ


ライナー(ぐ…おっ…)

ヒストリア「ライナーの体ってカチカチなのね…」

ライナー「それは鎧の巨人だ!!」



獣の巨人(ならばこちらも伏せていたカードを使う時だな)

獣の巨人「行け!!」


アルミン「!!」



「ヒストリア!!」


ヒストリア「!え!?」


エレン「あいつは…!」


ユミル「お前は私とライナー…どっちが大事なんだ!!」


ヒストリア「ユミル!?」


獣の巨人「くくく…さて、どう反撃する?」

ユミル「ヒストリア…私とこっちに来い」

ヒストリア「う…っ」


獣の巨人(今ユミルは俺に弱味を握られ逆らえない状態だ、さあ、どうする?)


エレン「何やってんだよ、ユミル!こっちに戻って来い!!」

ヒストリア「そうだよ、敵対するなんて嫌だよ!」

ユミル「…すまん…私は今あいつに逆らえないんだ」

ヒストリア「…!!」

ユミル「私と来い、ヒストリア」

ヒストリア「…」


ライナー(知らない内にユミルも手駒にしていたのか…さすがは戦士長だ)


リヴァイ「ちっ…めんどくせぇ事になったな」

エルヴィン「…これは想定外だったな…」

アルミン「いや」

エルヴィン「なに?」



アルミン「想定内ですよ」ニヤッ

リヴァイ「!?」



ヒストリア「…そんなの、選べないよ…」

ユミル「!」


ヒストリア「そんなの選べないよ。私は、ただ…」

ヒストリア「みんなが平和に暮らせる世界が欲しい!ユミルについていったら、みんなを見捨てる事になる!それは出来ない!」

ユミル「…そうか…」

ヒストリア「でも、ユミルとも敵対したくない…」

ユミル「…」


ジャン「じゃあ、どうすんだよ?」

ヒストリア「え?」

ジャン「あ?」

ヒストリア「今なんて言ったの?」

ジャン「じゃあ、どうすんだよって言ったんだよ」

ヒストリア「ジャーンドースンだよ?」

ジャン「は?」

ヒストリア「ジャンドスンだよ」

ジャン「…」

ユミル「…」

ヒストリア「ジャン、ドッスンだよ」



ドッスン「ドスウウウウウンッ!!!」



ユミル「意味わかんねぇよ!!!」ビシッ

ドッスン「ドスウウウウウンッ!!」

巨人「ウギャアアア」


獣の巨人「!?」



エレン「ジャンが…なんか変な石みたいな奴になってしまった…」

アルミン「ドッスンだよ」

ミカサ「頭が痛い…」

リヴァイ「おい、地味につえーぞ、あいつ」

エルヴィン「ああ、無知性巨人を蹴散らしている」



ヒストリア「…ユミル…私たち壁内人類はここまでやれるようになったんだよ…」ポンッ

ユミル「…」

ドッスン「ドスウウウウウンッ!!!」


ヒストリア「だから安心して!獣の巨人なんか恐れないで私たちのところに戻って来て!!!」

ユミル「…」



ピクシス「キタキタ~!!」シュバババババ
ピ~ヒャラ~


ユミル「…もう頭がついていかんが…そうだな。お前達ならやれるかも知れん。というかどうでもよくなった」

アルミン「よし、ユミルは再び味方に引き入れた!!」



獣の巨人「ちいっ!!」

獣の巨人「仕方ない…もう少し後に出す予定だったが、こちらも本気で行かせてもらおう」ガシッ
↑ベルトルトの入った樽を掴む

ベルトルト(!?)

獣の巨人「いけえ!ベルトルト!君に決めた!!!」ブンッ



アルミン「樽を投げてきました!!」

エルヴィン「総員、離れろ!!」


ボオオオオオンッ!!!




超大型巨人「オオオオオオ!!!!!」ドオオオオオ



アルミン「出たな!ベルトルトめ!」



ジャン「はあ…はあ…何してたんだ、俺…」フラッ

ヒストリア「あ、ジャン戻ったの?」

エルヴィン「総員、立体機動でかかれ!!」

リヴァイ「了解」バシュッ


ミカサ「超大型巨人は動きが遅い…的が大きいだけ」ギュイイイッ


獣の巨人「…」ニヤッ


アルミン「!!ダメだ、みんな離れろ!!」

ミカサ「え!?」


ダダダダダダダダダダ!!!

ジャン「うわ!?あぶねぇ!!」サッ

ハンジ「なんだ!?マシンガン!?」



エルヴィン「…奴か…」



四足歩行巨人「…」シュウウウ



リヴァイ「奴の背中には武器まで背負ってあるのか」


鎧の巨人「オオオオオオ!!!」ドオオオオオ!!


エレン「うわ!!!」ザザッ

ミカサ「エレン!!」


アルミン「知性巨人三体の連携攻撃か…強い!」


獣の巨人「ふふふ…これぞ、死の旋風、デス・ゲイルズだ」

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