一輝「君のパンツを見たから僕のも見せる!」ユリス「くたばれド変態」 (12)


ユリス「咲き誇れ!!六弁の爆焔花!」

一輝「えっ、ちょっと待ってよ、それはマズ―――!」


―――――


一輝(すごい火力だったなぁ……この人並みの伐刀者じゃない)

ユリス「ほう?今のを躱すとはやるじゃないか、ド変態のクセに」

一輝「いや、何と言いますか僕にもさっぱりワケが分からなくて」

一輝(どういうことだろう……確か新しいルームメイトが来るっていうのは聞いてたけどまさか女の子だったなんて)

ユリス「お前名前は?」

一輝「……黒鉄一輝だよ」

ユリス「聞かない名だな……まぁいい」

ユリス「その逃げ足に免じて少し本気で相手してやる」

一輝「え?」

ユリス「不撓の証たる赤蓮の下に、我ユリス=アレクシア・フォン・リースフェルトは」

ユリス「汝黒鉄一輝への決闘を申請する!」

一輝「ど、どうしてもやるしかないのかな?」

ユリス「……」

ユリス「おいお前、校章はどうした?」

一輝「校章なら制服についてるじゃないか」

ユリス「何を言って……はっ!」

ユリス(よ、よく見るとコイツ星導館の制服ではないな)

ユリス(かと言って他のアスタリスクのどの制服にも該当しない……)

ユリス「お前は一体誰なんだ!?」

一輝「ええー、今更それを聞くの……?」

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ユリス「お前はアスタリスクの学生ではないのか?!」

一輝「ええと、アスタリスクってまずなに?」

ユリス「……私を舐めているのか?」

一輝「い、いやいや当方は至って真面目でそんなつもりは!」

一輝「怖い顔しないで、ほら笑顔笑顔!」ニコッ

ユリス「……ああ、そうか」

ユリス「なるほど……把握した」

一輝(意外に素直?)ホッ

ユリス「星導館どころかアスタリスクの学生すらない者が女子寮に侵入し」

一輝「ん?」

ユリス「かつ人の下着を見て自分の下着を見せつけてくる痴漢野郎を撃退した、といえば決闘でなくとも筋は通るな」

一輝「んん?」

男A「おい、"華焔の魔女"じゃん!!」

男B「マジかよ!"冒頭の十二人"の決闘が見られるぞ!」

女A「相手は誰?」

男C「"在名祭祇書"には乗ってないけど……ていうかあの制服どこのだ?」

ユリス「丁度ギャラリーも集まってきたことだ……じっくり焼いてその後ゆるりと捕えてやろう」

一輝「ホワイ!?」

ユリス「咲き誇れ!鋭槍の白炎花!」

一輝「うわっ!?ちょ、ちょ!ちょっと待って、話を聞いて!」

ユリス「くどい!」

一輝(炎の鉄砲百合って、この人本気で殺しにかかってるじゃないか)ゾクッ

一輝(何が何だがホントに分からないけどやらなきゃコッチがやられる!)


一輝「来てくれ、インテツ――――――!」

ユリス「!?」

ユリス(あいつ今どこから剣を……)

一輝「僕の最弱を以て、君の最強を打ち破る!」

なぜか一輝が綾斗と入れ替わりでアスタリスクに来てしまったおはなし
明日からボチボチ投下していきますゆえ

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