【遊戯王】主人公「開拓地をデュエルで発展させる」【安価・コンマ】 (1000)



・ オリジナルの厨二な遊戯王世界で生きていくスレの第三期です

・ 登場人物等の設定・行動などを安価によって決定

・ ADVゲーム形式で進行。デュエルはほぼオート。判定によって勝敗を決定


1期最初
【遊戯王】主人公「荒れ果てた世界でデュエルする」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「荒れ果てた世界でデュエルする」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1414331266/)

2期最初
【遊戯王】主人公「海上都市のデュエリスト」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「海上都市のデュエリスト」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424529542/)

前スレ
【遊戯王】主人公「開拓地のデュエル開拓事情」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「開拓地のデュエル開拓事情」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442751471/)



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1445427497

主人公のステータス

名前:氷山静
性別:女
年齢:23
職業:ギャング(表向きには酒場のマスター)
特徴:冷静で冷徹。口数が少なく、顔立ちも中性的に整っている。
感情を表に出すようなことも少なく、かつ、言葉足らずで不言実行を地で行くタイプのため、他人に勘違いされやすい。
とかく他人を引っ張っていく姉御肌。とはいえ他人を気にする余裕もあり、気遣いはできる方。
自分自身の中に確固たる価値観を持ち、悪と認めた人間に対しては容赦をしない。
爆発物について造詣が深い。そうした関係から可燃物であるアルコールへの知識も深く、これを活かして酒場を営んでいる。
何故か帯刀しているように見えるが、あくまでこれは彼女専用のデュエルディスク(殺傷能力有)。
こうした印象とは異なるが、人前を離れるとペットを溺愛している姿が見られる。
所持デッキ
【インフェルニティ】
【サイバー・ドラゴン】

【運命力】:2+1  【戦略】:7  【洞察力】:10  【精神力】:3+1  【構築】:1

特殊能力
「地獄八景亡者戯」……【運命力】に+1の補正
「紅蓮獄華」……【精神力】に+1の補正


◆ 交流度

・グレイ:12
・南春雷士郎:8
・獅子神猟子:7
・伊賀忍:8
・カウロ・マグネ:9
・赤間カイ:7
・聖ツルキ:7
・法華津芳香:12
・石ノ森巌:5
・虹ノ樹木華煉:9



デュエル時の勝敗決定方法

● 基本値は一律【20】、キャップは常に【90%】とする。なお、常時最低【50%】の勝率を保証。

● デュエリストごとにステータスを設け、その数値の差によって基本値から足し引きされる。

●  ステータスには5つの項目を設け、デュエル前に2つを選び取ってそれらを比較する。
   ・全て上限値は【10】。デュエルの前にこれらの内2つを抜き出して比較する。
   ・主人公側が相手側のステータスを超えていた場合、数値【1】ごとに基本値に【5%】が加算される。
   ・相手側が主人公側のステータスを超えていた場合、数値【1】ごとに基本値から【3%】が引かれる。

● ステータスは人物の持つ【特殊能力】によって補強される。
   ・特殊能力を所有している場合に限り、ステータスの上限値を超えることができる。

● 最後に、主人公側の勝利要素について適切なものを書き込んでください。
(例:主人公のデッキを敵は知らないはずだから奇襲ができるはず)を書き込んでいただきます。
 その事柄が適切と思われる場合に基本値に数値を足していき、最終的に算出された数値をもとに判定を行います。

 この際、判定に使用する数字は0~99までの指定された数字と
 >>1が該当するレスに設定したトリップに隠した数値を合計した数値になります。
 この際、100の位は切り捨てられ(指定した数字が65、トリップの数字が70だった場合135だが、この場合35として扱う)、
 先に設定された数値以下の数値になった場合に勝利、という形式となります。

 なお、要素について正確ならば+10、多少外れた指摘ならば+5、違うと判断された場合は±0となります。

登場人物募集時のテンプレ

********
名前:
性別:
年齢:
職業:
特徴:
デッキ:
********



以上テンプレ
しばらくしたらこちらで始めます

おられますか


猟子「悩め悩め。若者は悩むもんだっ、と」

静「………………」


>自分たちもそれなりに若者のはずだが


芳香「そうね」

静「………………」


◇ 資材:■■□□□
○ 治安:53
□ 発展:16

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
4.治安維持
5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

↓2



◆ 資材収集所


巌「…………それで、これが……妻の写真だ」

ツルキ「お? へぇー……なんか気が強そうだな」

巌「ああ……強い。人間としても……な……」

巌「……そこに惚れたんだ。そういうところが……いい」

ツルキ「ベタ惚れだなイワさん」

巌「あぁ……俺なんかには持ったいないくらいだ……」


◆ 資材収集判定

01~10 : 0
11~70 : 1
71~95 : 2
96~99 : ???

↓1



巌「………………よし」

ツルキ「お? ど、どしたんイワさん」

巌「……妻の顔を見ていたら……元気になってきた」

ツルキ「シモが?」

巌「……そうだ」

ツルキ「ほあっ!?」

巌「…………妻のことを考えて身を滾らせない男など……男ではないな」

ツルキ「お、おお……そ、そっか」

巌「子供のために働く……いいぞ」

ツルキ「…………ヨメ馬鹿だねぇ、イワさん。勿論いい意味でだけどよ」

巌「…………ありがとう」


◆ 資材量が変動しました
◇ 資材:■■□□□→■■■■□


◇ 資材:■■■■□
○ 治安:53
□ 発展:16

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
4.治安維持
5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

↓2

◆ 治安維持に際して行う活動を選択してください

1.見回り
2.模擬戦
3.カチコミ
4.その他

↓2



◆ 外


静「………………」 スタスタ

グレイ「静さーん」

静「…………」 クル

グレイ「歩くの早いですよぉ。はぁ、はぁ」

静「…………」 ゴメンネ

グレイ「いいですよっ。わたしも歩くのおそかったですし。それじゃ、行きましょう!」

静「………………」 コク


ザッ、ザッ、ザッ……


グレイ「はぁー……さむさむ」

静「………………」 ファサ


>静のコートの中にでも入る?


グレイ「あっ……えと……いいですか?」

静「………………」 コク

グレイ「それじゃあ、ちょっとだけ……んしょ」 ポフッ



グレイ「はぁー……あったかい」

静「………………」 ナデリ

グレイ「あぅ。くすぐったいですよぉ」

静「…………」 クス

カサッ

静「…………?」


少年「…………」

少女「…………」


静「…………」


>物陰から男の子と女の子がこちらを見ている……


グレイ「? どうしたんですか?」

静「…………」

グレイ「あ。あっちに」

少年「! おい……」 タタッ

少女「うん……」 タッ

グレイ「あっ」


>見る間に二人の子供は静たちの視界から去っていった……



グレイ「静さん、何も悪いことしてないのに……」

静「…………」


>いいや。あれでいい。ああでなくてはならない
>ギャングとは、恐れるべきものだ
>恐れ、憎んで軽蔑して
>……近づきすらしないのが


おばさん「あ。あらあら~静ちゃん! まぁまぁまぁ、どうしたの、グレイちゃんも一緒に!」

静「………………」

グレイ「あ、こんにちは、おばさん!」

静「…………」


>見回り


おばさん「ご苦労さまねぇ。お茶持ってきましょうか!」

静「…………」 フルフル

おばさん「遠慮なんていいじゃないもぉ~静ちゃんったら! おほほ」

グレイ「静さん」

静「…………」

グレイ「ギャングってこわいものじゃ」

静「………………」


>ああいう人は別



おばさん「ほーら、どうぞ! あったまるよ!」

静「…………」 スッ

グレイ「あ、わたしが先にですか?」

おばさん「そうだね、ほらグレイちゃん、どうぞ!」

グレイ「あっ、はい! いただきます!」

静「…………」


>どうしたの?


おばさん「窓から外見たら見かけてねえ」

静「…………」ハァ

グレイ「そ、それだけですか?」

おばさん「やぁだよぉそれだけなんて! 静ちゃんとグレイちゃんが寒そうにしてたし」

おばさん「それに……ほら、グレイちゃんには……言ってないだろう?」

静「…………」

グレイ「?」



おばさん「この子ったら! まーギャング憎しでギャングを潰すためのギャング立ち上げるのはいいけど」

おばさん「そこから先を考えすぎちゃってねえ! 子供たちがギャング……」

おばさん「静ちゃんたちも含めてみんな『怖いものだと教え込んでおいてくれ』とさ!」

グレイ「えー!? どういうことですか、静さん!」

静「………………」


>まかり


おばさん「『まかり間違ってもギャングなんて愚かなものに憧れを抱かせないで』だとさ!」

おばさん「笑っちゃうよねぇ、自分が憧れさせるようなことしてるっていうのに!」

静「………………」

グレイ「静さんったら……」

おばさん「だから、ね。ほら。グレイちゃんもあんまりショゲてないで!」

おばさん「オバチャンみたいに分かる人は分かるんだから! ね!」

グレイ「はいっ」



おばさん「それじゃあ、そろそろ帰るわねぇ。静ちゃん、今度何か御馳走してね」

静「…………」 コク

グレイ「あ、お元気で、です!」

おばさん「はい、お元気で。いい子ね~ウフフ」

静「………………」

グレイ「静さん」

静「……?」

グレイ「いつかは分かってくれますよね?」

静「………………」


>いつかは


グレイ「ですよねっ」

静「……………………」 コク


◆ 数値が変動しました
○ 治安:53→58

今日はこんなところで

主人公だからあんまり描写は無いけど街の人間からの感情ってこんなよーって感じで
明日は埋めネタやりたいので適当に何か希望などありましたらどうぞ

あーそっか、新キャラ要るな
とりあえずそれに関してはこっちのスレでお願いします
あとついでにもうちょっと敵キャラ欲しいんでそこは前スレ残り10くらいになったらそこでやるかも

精霊が見えるキャラの縛り無い
前スレで募集する敵キャラってとこで言うと、
基本的な設定以外は弄り回す可能性が高いってことだけ承知いただければ

おっけー。では早速

名前:不和 炎(ふわ ほむら)
性別:女
年齢:14
職業:無し
特徴:黒いロングヘアーに黒い着物、そしてハイライトの灯らない死んだ魚のような濁った目が特徴の少女。自傷癖があり、腕はいつも赤く染まった包帯でぐるぐる巻きにされている。卑屈でやたらとネガティブだが、別に悪人と言う訳でもなく、一途で尽くすタイプ。精霊を見ることができ、静のリベンジャーに一目惚れした。
デッキ:【不知火】

ちょっと>>33早漏ではござらんか
だいいちまだ募集始めてないし、ゾロ目出た記念なんだから採用するにしても一人限度だよ!!
とりあえず前スレ埋め終わったらぼしうするからそれまで待ってくだち……

だいぶ遅いけど適当に前スレに埋めネタ投げてきます

唐突だけど精霊可視キャラ採用は>>43
外れてもリサイクルの可能性はあるから気になさるな

名前: 天野 ゆらり(あまの ゆらり)
性別: 女
年齢: 24
職業: 情報屋
特徴:独特の雰囲気を持っていて、誰とでもいつの間にか話していて、いつの間にかいろいろな事を話している。ある日、他のギャングと話していた事を他のギャングに話したらお金をくれたので、情報屋を始めた。結構危ないことをしているが、自覚はない。かわいいものならなんでも愛でる。あと胸はあります。
精霊:ハネクリボー 主人に拾われてからすごく懐いており、また、ゆらりもかわいいから気に入って専用デッキまで組んだ。ちなみに、主人に危険が迫るとレベル9、危険が目の前にあるとレベル10に変化する。この特性はゆらりが情報屋ができている一つの要因となっている。
デッキ:天使族軸ハネクリボー

申し訳ない、ちょっと野暮用っていうか現在進行形なんだけど
私用のため本編はちょい明日に延期でお願いします
小ネタの方はしばらくしたら前スレに投げてきます

はセ
終わらせて寝て起きたら全部埋まっとる……
とりあえず鮭さんはデーモンでカイと被ってるんで変更できれば頼み申す

というかハナから設定盛ってる人いるけど改変したり更に盛ったり前提になるかんな!

たぶん20時からやります

しら
そん

デーモンつながりだから使わせたけどやっぱマズったか
堕落にでも変更お願いします
それとちょい夕食なんで判定だけ


◆ コンマ判定:襲撃の有無
   コンマ30以下で襲撃あり

↓1

バスブレさんバスブレさん
貴様の隣にいるそれは何だ

遅れたけどそろそろやります


◆ 酒場

ツルキ「元キン元キン、八百長してたってマジなん?」

カイ「しておらんわ!」

ツルキ「だってネットにそういうこと書いてるぜ」

カイ「キングを辞めて以降そういう書き込みが激増してな」

静「…………」


>権威が失墜したらあることないこと書き立てる
>よくある話ではある


ツルキ「でもこないだデュエルディスク使わないでデュエルしてた時ルールミスしてなかったっけか」

カイ「あれはあのカード使わずとも手札の時点で勝てていたからいいのだ」

ツルキ「その理屈ずっけぇ」


◇ 資材:■■■■□
○ 治安:58
□ 発展:16

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
4.治安維持
5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

↓2

◆ 発展の方法について選択してください
   (参考:【遊戯王】主人公「開拓地のデュエル開拓事情」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442751471/194))

1.前回の続き(アイドル)
2.【不審者への対応】
3.【名物】
4.【支社募集中】
5.【都市の大会への出場】
6.その他(再安価で再度候補を)

↓3




◆ 酒場


静「………………」


>遠征して、大会に出てチャーチルのことを宣伝しよう


雷士郎「はあ」

猟子「皆で行くのか?」

静「…………」 フルフル


>流石に身内大会にするわけにもいくまい
>しかも、こちらの人員が出払っている隙を突いてくる可能性もある


猟子「ま、確かにな。てことは」

雷士郎「何人かを選出して向かわせることになりますね」

静「…………」 コク


>出るのは一人でもいいし、二人くらい出してもいい
>例えばタッグ、ということも視野には入るが


雷士郎「では、誰に出てもらいます? 候補地も選定しないと……」

静「…………」


◆ 候補地を選択してください

1.城塞都市「ピタゴラス」
2.海上都市「ガンガリティア」近縁
3.チャーチル近郊
4.その他

↓2



静「…………」


>海上都市「ガンガリティア」が、チャーチル近郊の港町に停泊しているらしい
>今ならあの都市の人も参加しているかもしれない


雷士郎「なるほど……でしたら、登録はしておきますね」

猟子「てぇことは、【ガンガリティアの人間とチャーチルの人間の両方が参加する可能性がある】ってこったな」

雷士郎「もしかすると【ほかのギャングチームの人間もいる】かもしれません」

雷士郎「もっとも、その場合治安維持に貢献できるかもしれませんが……」

猟子「んじゃ、大会参加者決めっか」


◆ 大会への参加者を選出してください

   参加に際して少々問題があるような場合は事前にアナウンスいたします。
   なお、参加候補は【1~2名】、【タッグかシングルかを明記】してください

↓3



静「………………」


>グレイと一緒に出てくる


雷士郎「グレイと?」

猟子「何だお前虐殺でもする気か」

静「…………」


>流石にそんなつもりはない


雷士郎「あ……そうだ。ルールなんですが」


1.準決勝戦までコンマ判定
2.デッキは事前に決定
3.16組トーナメントの勝ち抜き戦(全4試合)
4.発展度は「準決勝到達」が基準
5.1回戦敗退は0、2回戦敗退で微減、決勝戦勝利で倍増


雷士郎「ということです」

静「………………」 コク

雷士郎「では、今のうちにデッキを選択しておいてください」


◆ デッキを選択してください
   なお、タッグ相手のグレイのデッキは【クリフォート】です

1.【インフェルニティ】
2.【サイバー・ドラゴン】


↓1~ 3票



静「…………」 スッ


>この間入手した【サイバー・ドラゴン】デッキを使おうと思う


猟子「容赦な」

雷士郎「ま、まあ、大会ですしね……では、この方針で登録してきます」

静「………………」 コク



◆ その後しばらくして / チャーチル近郊・港町


グレイ「わぁー!」 タタタタッ

静「…………」


>ここもまだ寒波の影響はあるし、路面は凍結してるし、走ると危ない……


リベンジャー『マーマーいいじゃねェかよォ! そもそもグレイはなかなかアァゥタァ出られねえんだぜェ?』

リベンジャー『ハシャぐのも無理ねえだろ、シィズカァ』

静「………………」

グレイ「あ、静さん! あっちのあの、大きいのは何ですか?」

静「…………」


>あれがガンガリティア
>今回の大会の協賛となった、ある意味で「国」とさえ呼べる海上都市だ


グレイ「ほんとにおっきぃ……すごいですね!」

静「…………」 クス



リベンジャー『シズカァ。ところでオマエラァ以外の参加者についちゃ調べねえでいいのかヨォ』

静「………………」


>パンフレットを開き、対戦する可能性のある相手を確認する
>一回戦は、この街に住んでいるチーム。特筆すべきところは無いが
>友人同士で出る記念大会、という趣で、チームワークに関しては良い方だろう
>そして、2回戦以降――――――決勝戦で当たる可能性のある相手に
>あの、ガレオス・ガレオンの名があった


リベンジャー『オォイオイオイオイオイ、穏やかじゃあねえなぁッ!』

静「………………」

グレイ「どうしたんですか、静さんとリベちゃん」

静「………………」 スッ

グレイ「! ガレオス・ガレオン……」

静「………………」


>警戒するに越したことはなさそうだ


グレイ「そうですね……でも、その前に決勝まで勝ち抜かないと、ですよ、静さん」

静「………………」 コク


◆ 一回戦の試合判定を行います
   既定のレス数以内にコンマ40以下が出たら勝利です

↓1~5


◆ 会場 / 一回戦


グレイ「それじゃあ……《クリフォート・ディスク》でダイレクトアタックです!」

少年2「くっ……だが! オレは《イージーチューニング》を発動して……」

静「…………」 バッ


《リミッター解除/Limiter Removal》
速攻魔法(制限カード)
このカードの発動時に自分フィールド上に表側表示で存在する
全ての機械族モンスターは、ターン終了時まで攻撃力が倍になる。
このターンのエンドフェイズ時、この効果を受けたモンスターを全て破壊する。


少年1「くそっ! そんな……」

少年2「うわあああっ!」 LP:2000→0


ピィ―――――――!!


グレイ「やりました、静さん! 勝ちましたよっ!」

静「…………」 ニッ

少年(?)2「く、くっそぉ……こんなところで……」 ファサァ

少年1「ん? あれ、な、何だよその髪の毛」

少年2→少女「あっ、こ、これは!」

少年「まさかお前女だったのか!?」

少女「こっ、これは……その!」

静「………………」


>何やら将来雷士郎に起こり得そうなラブコメ状態を展開している彼らだが
>次の試合を始める邪魔になりかねないので、グレイと二人でまず控室まで連れて行った……


◆ 一回戦を突破しました。続いて、二回戦の判定を行います
   規定の数以内に【75以上】を出してください

↓1~5



グレイ「まさか、あんなエピソードがあるなんて……」

静「………………」 ホロリ


>幼いころに家庭の事情で別れることになってしまった二人
>女の子の方は最近になってこの街に戻ってきたという
>しかし、一度別離したものだから再会したとはいえ、そのことを言い出しづらい……
>それなら、まず男の子としてもう一度出会って、この大会で優勝したら自分はあの時の女の子だと打ち明けよう……
>そんな思惑があったらしい。見事に打ち砕かれてしまったが……


グレイ「け、結果オーライですよね?」

静「………………」 ウーン


>とはいえバレてしまったことには仕方ないし事実は変えられない
>あの後、自分はその時の女の子だと告白して――――という結末を見ることとなった


怜奈「あのぉ、そろそろデュエルを始めてもいいですか?」

レラ『こっちも待ちくたびれてるんだけど~!!』

亜鈴「……はぁ……何でわざわざこんな大会になんて」

怜奈「お兄さんが斡旋してくれたのよぉ」

エミリア『ユー君がねー……へー』

亜鈴「……まったく、出るからにはやるけれど。フォローはしますよ、先輩」

怜奈「ありがとー。ところで」

グレイ「あっ、す、すみません!」

静「………………」

リベンジャー『ギャハハハッ!! あちらさんはソートーにぎやかじゃあねえかッ!』


>どうやら精霊のことが見える二人のペアのようだ
>なんとかして勝てるように頑張らないと……



◆ その後


《キメラテック・オーバー・ドラゴン/Chimeratech Overdragon》
融合・効果モンスター
星9/闇属性/機械族/攻 ?/守 ?
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが融合召喚に成功した時、このカード以外の自分フィールド上のカードを全て墓地へ送る。
このカードの元々の攻撃力・守備力はこのカードの融合素材としたモンスターの数×800ポイントになる。
このカードは融合素材としたモンスターの数だけ相手モンスターを攻撃できる。

攻 ? / 守 ? →攻 5600/守 5600


静「………………」

亜鈴「先輩。何か防ぐ術はあります?」

怜奈「んん……無いかな!」

エミリア『えー……』

亜鈴「ゴメン、エミリア。そういうことだから」

エミリア『このひとでなしー』

静「――――――ッ」


亜鈴「ッ……く!」 LP:3200→0


ピ―――――――――ッ


怜奈「やっぱり風属性カテと水属性儀式カテじゃあ合わないよねぇ」

亜鈴「えそりゃあそうですともそうなりますとも」


◆ 2回戦を突破しました。続いて、3回戦の判定を行います
   規定の数以内に【20以下】を出してください

↓1~4


◆ ここでちょっとした判定を行います
   50以上で……

↓1



◆ その後


グレイ「それじゃあ、《アポクリフォート・カーネル》で攻撃っ!」

男1「グワーッ!!」 LP:1000→0

男2「ああっ、男1=サンがッ」

静「………………」


>どことなくニンジャ的なアトモスフィアを漂わす二人組を退けた……


グレイ「ふぅー……強かったですねっ」

静「…………」 コク


>まさかあの局面でニンジャとしての矜持を捨てて正面突破に拘るとは思わなかった
>それが有効な場面だということには変わりない以上、そうするよりほかないが
>彼もこの試合で成長できたということなのだろう……


グレイ「……あっ、隣のデュエル! 決勝の相手が決まりますよ!」

静「………………!」



火風「――――――――」

アッシュ「………………」



火風「フッ―――――」

アッシュ「マスター」

火風「何も言わないでいい。アッシュ。いやしかし――――」

有子「では《影依融合》を発動。デッキからビーストと《ペロペロケルペロス》を墓地に送ってシェキナーガを特殊召喚」

有子「ではシェキナーガで攻撃させてもらうよ。ああそうだ、忘れていた」

イース「オーケー、カンチョー! トラピーズのエフェクトでダブルアタック!」

有子「おっとそうだ、更に手札より《神の写し身との接触》を発動して……」

アッシュ「……マスター!」

火風「」(白目) LP:4000→3850→2550→50→0

有子「さて、どうもありがとう。どうも、我々のペアも捨てたものじゃあないらしい」

イース「ていうカ、アレだネ。海底イセキの時と比べるとラクだヨ」

火風「なァぜだぁぁぁぁぁぁぁ!!?」



静「」

グレイ「」




>―――――――――――――――


>――――どうやら、【Em】デッキと【シャドール】デッキのペアらしい
>少々デッキ同士の相性が良くなかったとはいえ……なんだろう

>Emとシャドールという二つのデッキの相性が良すぎる
>あのふたりおかしい



>――――チーム名「ミスカトニック」
>何でも、ガンガリティアの図書館司書と博物館館長のタッグらしい
>その実力は見ての通りである


グレイ「だ、だいじょうぶです! 何とかなりますよ! ……たぶん」

静「………………」 コク


>ああ、だが、しかし
>めっちゃ気が重い


グレイ「……が、がんばりましょう!」

静「…………」


>まあ、実際のところ
>――――「頑張る」以上にできることはない

>なんとか、ベストを尽くしてみるとしよう



◆ 【シャドール】使いの迷宮有子、【Em】使いのイース・エルトダウンとのデュエルが行われます

◆ 判定方法を選択してください

1.通常判定
2.簡易判定

↓1~ 2票


◆ 簡易判定でデュエルを行います。


   今回の基本値は【10】となります。
   静・グレイペアの勝利要素を【明日21時まで】に書き込んでください。
   なお、敗北に際してペナルティは特にありませんが、
   【今回に限り最低値保証はありません】のでご了承ください。

   各キャラクターのデッキのデータは以下の通りです。

静:【サイバー・ドラゴン】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A5%B5%A5%A4%A5%D0%A1%BC%A1%A6%A5%C9%A5%E9%A5%B4%A5%F3%A1%DB

グレイ:【クリフォート】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A5%AF%A5%EA%A5%D5%A5%A9%A1%BC%A5%C8%A1%DB


イース:【Em】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A3%C5%A3%ED%A1%DB

有子:【シャドール】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A5%B7%A5%E3%A5%C9%A1%BC%A5%EB%A1%DB

では、今日はここまで
楽しいわ! 過去の強キャラ登場させて震え上がらせるのが本当に楽しい!(アキ並感)

まあなんだ、特に敗北に関してデメリットも無いし、気楽にどうぞ
何だかんだ言ってここまでも勝ってる感じはあるし

【サイバー・ドラゴン・インフィニティを複数立てることが容易でありシャドールの融合や墓地落としを阻害することで優位に立ち回れる】 +10
【クリフォートのモンスター除去は烈旋によるリリースもしくは
 アーカイブによるバウンスが主であり、シャドールの墓地発動効果やヒグルミを発動させずに除去できる】 +10
【クリフォートは特殊召喚を主としたテーマではないためエルシャドール・ミドラーシュの効果に制限されにくい】 +10
【純Emはその展開力をヒグルミ又はジャグラーに依存しているため、どちらかをインフィニティで潰せば優位に立ち回れる】 +5
【Emにルーラーが存在せずプトレは檻の中にブチ込まれたため、サイバー流は動きをフレシア以外で疎外されにくい。
 また、シェキナーガやミドラーシュもモンスター効果を使用せず一度の融合召喚で突破しやすい。】 +10

10+5+10+10+10=45

基本値【10】

45+10=55



◆ 勝率は【55%】です。

   トリップに隠した数字と合算し、勝率以下の数値となれば勝利です。
   0~99の好きな数値を選択してください。

↓1

では指定【67】ということで

明日あたり、でき次第やります
その後でデュエル終わったら長期イベ開始になるかな

今日は21時過ぎくらいになるかも

あんまり関係ないけどお題
過去期含め勝てる(負ける)気がしないタッグ

そろそろやります



◆ 会場


静「………………」

イース「Hi! ハジメマシテかな。ヨロシクね!」

グレイ「わ。よ、よろしくお願いします!」

有子「ふむ、元気でよろしい。最近の子供は元気が無い……というか、感情を表さない者が増えてね……」

イース「カンチョー。ババ臭いヨ」

有子「」

静「………………」

グレイ「あ、あの、あはは……」

イース「さぁて、そろそろデュエルスタート、だヨ! カンチョー何ヘコんでんのサ」

有子「……そうだね。まあ……キミはそういうタチだったね……」

静「………………」


>見かけはアレだが


グレイ「こ、ここまで勝ち上がってきたひとたちですしね、強いに決まってますよね!」

静「………………」 フィン

イース「オーケー! レェッツ!」


    「「「デュエル!!」」」

>どうやら静のターンからのようだ……


静「………………」 スッ


《サイバー・ドラゴン・コア/Cyber Dragon Core》
効果モンスター
星2/光属性/機械族/攻 400/守1500
このカードが召喚に成功した時、デッキから「サイバー」または「サイバネティック」と名のついた
魔法・罠カード1枚を手札に加える。また、相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「サイバー・ドラゴン」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
「サイバー・ドラゴン・コア」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードのカード名は、フィールド上・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。


ウィ―――――――――――ン


イース「OH、サイバー?」

有子「ふむ……扱いの難しさから使い手は少ないらしいが、珍しいね」


静:デッキ→手札
《サイバー・リペア・プラント》


静「…………」 スッ


《機械複製術/Machine Duplication》
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
攻撃力500以下の機械族モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターと同名モンスターを2体まで自分のデッキから特殊召喚する。



静「…………」 タァン 


静:デッキ→場
《サイバー・ドラゴン》
《サイバー・ドラゴン》


有子「む」

静「………………エクシーズ召喚」


《サイバー・ドラゴン・ノヴァ/Cyber Dragon Nova》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/機械族/攻2100/守1600
機械族レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分の墓地の「サイバー・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚する。
また、1ターンに1度、自分の手札・フィールド上の「サイバー・ドラゴン」1体を除外して発動できる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、2100ポイントアップする。この効果は相手ターンでも発動できる。
このカードが相手の効果によって墓地へ送られた場合、
機械族の融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚できる。


ガオオオオオオオオオオォォォォォォォン!


イース「Oh……」

静「――――――血の道と」

グレイ「いつもの地獄口上はNGでって雷士郎さんが……」

静「……………………え、エクシーズ・チェンジ」



静「………………《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》」


《サイバー・ドラゴン・インフィニティ/Cyber Dragon Infinity》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/光属性/機械族/攻2100/守1600
機械族・光属性レベル6モンスター×3
「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」は1ターンに1度、
自分フィールドの「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。
(2):1ターンに1度、フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
(3):1ターンに1度、カードの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。


イース「やべーヨ!? アレって」

有子「ふむ……そうか。遊一君たちが戦ったものか」 ズズ

グレイ「どなたです……って何で紅茶のんでるんですかぁー!?」

有子「ん?」

イース「ナウ! ティータイムじゃないヨ!」

有子「黙らっしゃい。現実的に考えても見たまえ」

有子「順番が最後の私はソリティア傾向の激しい君らのターン中は何もやることが無いということを」

イース・グレイ「「ご、ごめんなさい……」」

静「………………」



静「………………」 シュッ

有子「…………ふむ」


セットカード:2


静「……」 手札:2

イース「それじゃあ、ワタシのターン! だヨ!」 手札:5→6

イース「フィールドにモンスターが2体、よって《Emハットトリッカー》をスペシャルサモン!」


《Em(エンタメイジ)ハットトリッカー/Performage Hat Tricker》
効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1100/守1100
(1):フィールドにモンスターが2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
このカードにEmカウンターを1つ置く(最大3つまで)。その後、その効果で自分が受けるダメージを0にする。
(3):このカードにEmカウンターが3つ置かれた時にこのカードの攻撃力・守備力は3300になる。


グレイ「え、ええっ!? そ、そっちの場にモンスター、いないですよね!?」

静「………………」


>ハットトリッカーの効果は「フィールドに」モンスターが2体存在する場合だ
>場に制限は設けられていない。つまるとこ、こちらの場に2体存在していても何ら問題ないわけだ


イース「ネクスト! 《Emトリック・クラウン》をサモン!」


《Emトリック・クラウン/Performage Trick Clown》
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1600/守1200
「Emトリック・クラウン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「Em」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。その後、自分は1000ダメージを受ける。



イース「さぁて……カモン! マイフェイバリット、《Emトラピーズ・マジシャン》!」


《Emトラピーズ・マジシャン/Performage Trapeze Magician》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/魔法使い族/攻2500/守2000
魔法使い族レベル4モンスター×2
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分はこのカードの攻撃力以下の戦闘・効果ダメージを受けない。
(2):自分・相手のメインフェイズ1に1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
このカード以外のフィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターンそのモンスターは2回攻撃でき、バトルフェイズ終了時に破壊される。
(3):このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「Em」モンスター1体を特殊召喚する。


キラキラキラ……


グレイ「つ、強そうなの来ました!」

イース「ジッサイ強いヨ! 《ワンダー・ワンド》をイクイップ!」


《ワンダー・ワンド/Wonder Wand》
装備魔法
魔法使い族モンスターにのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
また、自分フィールド上のこのカードを装備したモンスターと
このカードを墓地へ送る事で、デッキからカードを2枚ドローする。


静「……!」


《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》:効果発動



イース:場→墓地
《ワンダー・ワンド》


イース「ウンウン、そうするッキャないよネ、ヤッパリ」

グレイ「あっ、攻撃力が超えちゃうから……」

イース「そーゆーコト! ネクスト、《ヒュグロの魔導書》だヨ!」


《ヒュグロの魔導書/Spellbook of Power》
通常魔法
自分フィールド上の魔法使い族モンスター1体を選択して発動できる。
このターンのエンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は1000ポイントアップし、
戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、デッキから「魔導書」と名のついた魔法カード1枚を
手札に加える事ができる。「ヒュグロの魔導書」は1ターンに1枚しか発動できない。


《Emトラピーズ・マジシャン》
攻撃力:2500→3500


イース「ネクスト、トラピーズ・マジシャンのエフェクト!」

イース「トラピーズにダブルアタックさせるヨ!」

グレイ「ええっ!? ええと、てことは、攻撃力3500で、こっちの攻撃力が」

有子「合計ダメージは3100+1000の4100。つまりワンショットキルだね」

グレイ「ええーっ!?」

あ、そうじゃんダメじゃん何してんだろう

少し流れ変更して、ハットリ2体ssしてクラウンns
ハットリ1体とクラウンでトラピーズ、トラピーズ効果でハットリ2回攻撃付与
墓地に送ったクラウン効果でクラウンss、クラウンハットリで二体目のトラピーズxss
二体目のトラピーズ効果で1体目のトラピーズに2回攻撃付与、ヒュグロ使用、(残り手札1枚)でお願いします

じゃあ使わない方向に変更でもいいかな。手札の総数は変わらないし
すみませんがワンダーワンド発動後、手札残り2枚のみということでお願いします



静「…………」

イース「デ、」

有子「いや、少し待ちたまえ。彼女らのデッキを考えると……今はマズい」

イース「Why?」

有子「サイバー、となるとサイバー・エンド・ドラゴン。もう一方は……記憶が正しければ【クリフォート】」

有子「どちらにも貫通効果を持ってるモンスターがいる。考えなしに出すのはどうかな」

イース「ンー、だいたいワカッタ、カモ。じゃあとりあえず2枚セットしてターンエンド、かナ」 手札:0

静「………………」

グレイ「それじゃあ、わたしのターンです!」 手札:5→6


グレイ(とはいっても……)

グレイ(……クリフォートのペンデュラム効果は、みんな「クリフォート以外は特殊召喚できない」……)

グレイ(カンペキに静さんのジャマになっちゃうし……ここは)


グレイ「《帝王の烈旋》ですっ!」

イース「ムッ! チェーン発動だヨ! 《トーラの魔導書》!」


《帝王の烈旋/The Monarchs Stormforth》
速攻魔法
「帝王の烈旋」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(1):このターン、アドバンス召喚のために自分のモンスターをリリースする場合に1度だけ、
自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドのモンスター1体をリリースできる。


《トーラの魔導書/Spellbook of Wisdom》
速攻魔法
フィールド上の魔法使い族モンスター1体を選択し、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このターン、選択したモンスターはこのカード以外の魔法カードの効果を受けない。
●このターン、選択したモンスターは罠カードの効果を受けない。



イース「コレでトラピーズはマジックのエフェクトを受け付けないヨー!」

グレイ「ええと、ええと、でも、対象に取るわけじゃないですし」

有子「ああ……それがだね。魔法カードの効果を受けないモンスターをリリースできないという裁定が出ている」

グレイ「そんなあ!」

静「…………」


>落ち着け


グレイ「あっ、はい……。そ、それじゃあ……こっちで! 《機殻の要塞》!」


《機殻の要塞(クリフォートレス)/Laser Qlip》
フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「クリフォート」モンスター1体を召喚できる。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、「クリフォート」モンスターの召喚は無効化されない。


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


グレイ「で、召喚っ!」


《クリフォート・ゲノム/Qliphort Helix》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/地属性/機械族/攻2400/守1000
【モンスター効果】
(1):このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):特殊召喚またはリリースなしで召喚したこのカードのレベルは4になり、元々の攻撃力は1800になる。
(3):通常召喚したこのカードは、このカードのレベルよりも
元々のレベルまたはランクが低いモンスターが発動した効果を受けない。
(4):このカードがリリースされた場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

《クリフォート・ゲノム》
★6→★4
攻撃力:2400→1800


グレイ「装備魔法、《機殻の生贄》発動ですっ!」


《機殻の生贄/Saqlifice》 †

装備魔法(制限カード)
「クリフォート」モンスターのみに装備可能。
(1):装備モンスターの攻撃力は300アップし、戦闘では破壊されない。
(2):「クリフォート」モンスターをアドバンス召喚する場合、
装備モンスターは2体分のリリースにできる。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「クリフォート」モンスター1体を手札に加える。


《クリフォート・ゲノム》
攻撃力:1800→2100


グレイ「これで、ゲノムをリリース! 《クリフォート・シェル》をアドバンス召喚!」


《クリフォート・シェル/Qliphort Shell》
ペンデュラム・効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻2800/守1000
【モンスター効果】
(1):このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):特殊召喚またはリリースなしで召喚したこのカードのレベルは4になり、元々の攻撃力は1800になる。
(3):通常召喚したこのカードは、このカードのレベルよりも元々のレベルまたはランクが低いモンスターが発動した効果を受けない。
(4):「クリフォート」モンスターをリリースして表側表示でアドバンス召喚に成功した場合、
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃でき、守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。


イース「Ah……ナルホド」

有子「……まあ、壁くらいにはなったかもしれないが」

イース「烈旋をガードできなかったネー……」



有子「案外《アポクリフォート・キラー》などあったかもしれないよ」 クック

イース「コワいこと言いっこナシでお願いしたいヨ……」

グレイ(ありました! って言っちゃいけませんよね)


グレイ「じゃあ、まずはゲノムの効果でその残りの伏せカードを破壊してもらいます!」


イース:場→墓地
《ガガガシールド》


グレイ「それから、《クリフォート・ディスク》を手札に……」


グレイ:デッキ→手札
《クリフォート・ディスク》


グレイ「バトルです! シェルでトラピーズ・マジシャンに攻撃!」

イース「アー……」


イース:場→墓地
《Emトラピーズ・マジシャン》


イース「トラピーズのエフェクト! カモン、《Emフレイム・イーター》!」


《Emフレイム・イーター/Performage Flame Eater》
効果モンスター
星4/炎属性/魔法使い族/攻1200/守1600
(1):自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、その効果で自分が受けるダメージを0にする。
このターン、自分は「Em」モンスターしか特殊召喚できない。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。お互いのプレイヤーは500ダメージを受ける。



イース「フレイム・イーターのエフェクトだヨ。500のダメージ!」

グレイ「!」


イース
LP:4000→3500

グレイ
LP:1900→1400


グレイ「くっ……でも! シェルでフレイム・イーターを攻撃ですっ!」


ギュォォォォォォォォォオオオオッ!!


イース「うあッ! ……っと、アタタ……」 LP:3500→2300

有子「……ふむ、まあ必要経費と言ったところだな」

イース「そのセリフだと負けそうだヨ」

有子「……何かねそのジンクスは」

グレイ「えと、えと……そ、それじゃあ、カードをセットしてターンエンドです!」 手札:1

有子「……さて。ようやく私のターンか。ドロー」 手札:5→6


有子「では、まずは突破するとしようかな。《終末の騎士》を召喚」


《終末の騎士/Armageddon Knight》
効果モンスター(制限カード)
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1200
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。


有子「このカードの効果により、デッキから闇属性モンスターを1枚、墓地へ送る」

有子「選択するのは《シャドール・リザード》。……そして、リザードの効果を発動」


《シャドール・リザード/Shaddoll Squamata》
リバース・効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守1000
「シャドール・リザード」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、フィールドのモンスター
1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「シャドール・リザード」以外の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。


有子「《シャドール・ハウンド》を墓地へ送ろう」


《シャドール・ハウンド/Shaddoll Hound》
リバース・効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1600/守 900
「シャドール・ハウンド」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、自分の墓地の「シャドール」カード
1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。この時、「シャドール」モンスター以外のリバースモンスターの効果は発動しない。


静「………………」


有子「では、ハウンドの効果によってシェルの表示形式を変更する」


《クリフォート・シェル》
攻撃表示→守備表示


グレイ「ああっ!」

有子「――――では。私は《影依融合》を発動」


《影依融合(シャドール・フュージョン)/Shaddoll Fusion》 †
通常魔法
「影依融合」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから「シャドール」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、
自分のデッキのモンスターも融合素材とする事ができる。


有子「素材とするのは、フィールドの《終末の騎士》、それと……手札の《シャドール・ビースト》」

有子「出でよ、《エルシャドール・ミドラーシュ》!」


《エルシャドール・ミドラーシュ/El Shaddoll Winda》
融合・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守 800
「シャドール」モンスター+闇属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードは相手の効果では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
その間はお互いに1ターンに1度しかモンスターを特殊召喚できない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」
魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。



有子「場合によっては手札融合も有用だね、やはり」

有子「さて。私は効果で墓地に送られたビーストの効果を発動」


《シャドール・ビースト/Shaddoll Beast》
リバース・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1700
「シャドール・ビースト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。その後、手札を1枚捨てる。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。


有子「カードを1枚ドロー。そして……」 手札:3→4

有子「バトル。ミドラーシュでシェルに攻撃!」


ズオオオオオォォォォォォ……!


グレイ:場→EX
《クリフォート・シェル》


グレイ「うぅ……」

有子「……まあ、追撃はできないのだがね。私はカードを……」

有子「3枚。セットしてターンエンドだ」 手札:1

グレイ「3枚も……!」

静「………………」



静「………………」 スッ  手札:2→3


《サイバー・リペア・プラント/Cyber Repair Plant》
通常魔法
自分の墓地に「サイバー・ドラゴン」が存在する場合、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
自分の墓地に「サイバー・ドラゴン」が3体以上存在する場合、両方を選択できる。
「サイバー・リペア・プラント」は1ターンに1枚しか発動できない。
●デッキから機械族・光属性モンスター1体を手札に加える。
●自分の墓地の機械族・光属性モンスター1体を選択してデッキに戻す。


グレイ「え、ええと、たしか、サイバー・ドラゴンの数は」

有子「はじめのターンに送られ、名前を変更しているコア。それから純粋なサイバー・ドラゴンが二枚……」


静:デッキ→手札
《サイバー・エルタニン》

墓地→手札
《サイバー・ドラゴン》


静「――――――特殊召喚」


静:墓地→除外
《サイバー・ドラゴン》
《サイバー・ドラゴン・コア》
《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》
《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》


《サイバー・エルタニン/Cyber Eltanin》
効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻 ?/守 ?
このカードは通常召喚できない。自分のフィールド上・墓地の
機械族・光属性モンスターを全てゲームから除外した場合のみ特殊召喚できる。
このカードの攻撃力・守備力は、このカードを特殊召喚するために
ゲームから除外したモンスターの数×500ポイントになる。
このカードが特殊召喚に成功した時、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て墓地へ送る。


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォ……

なんか今回見落とし多いな
月の書使ったことにしといていただければ


* * *


静「…………すべて―――――墓地へ」

有子「!」


有子:場→墓地
《エルシャドール・ミドラーシュ》

墓地→手札
《影依融合》


有子「む――――――」

静「…………」


>このまま攻撃したとしても、不足があることは明らかだ
>除外したカードは4枚。よってエルタニンの攻撃力は2000
>2300のライフポイントを削るには一手足りない
>また、伏せカードがモンスターを蘇生させるカードであれば問題だ
>無論、どのようなカードを使うにせよ、リスクは存在するが――――


静「――――――……」


《異次元からの埋葬/Burial from a Different Dimension》
速攻魔法(制限カード)
(1):除外されている自分及び相手のモンスターの中から
合計3体まで対象として発動できる。そのモンスターを墓地に戻す。


静:除外→墓地
《サイバー・ドラゴン》
《サイバー・ドラゴン・コア》
《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》



静「――――――《パワー・ボンド》。《サイバネティック・フュージョン・サポート》……」

有子「ほう」


《パワー・ボンド/Power Bond》
通常魔法
自分の手札・フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
機械族のその融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は、その元々の攻撃力分アップする。
このカードを発動したターンのエンドフェイズ時、自分はこのカードの効果でアップした数値分のダメージを受ける。


《サイバネティック・フュージョン・サポート/Cybernetic Fusion Support》
速攻魔法
ライフポイントを半分払って発動できる。
このターン、自分が機械族の融合モンスターを融合召喚する場合に1度だけ、
その融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを
自分の手札・フィールド上・墓地から選んでゲームから除外し、これらを融合素材にできる。
「サイバネティック・フュージョン・サポート」は1ターンに1枚しか発動できない。


静:手札→除外
《サイバー・ドラゴン》

墓地→除外
《サイバー・ドラゴン》
《サイバー・ドラゴン・コア》

LP:1400→700


静「――――――出でよ。《サイバー・エンド・ドラゴン》……!!」


《サイバー・エンド・ドラゴン/Cyber End Dragon》
融合・効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻4000/守2800
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。



《サイバー・エンド・ドラゴン》
攻撃力:4000→8000


GUOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!


有子「なるほど……! 貫通効果と……トラピーズ・マジシャン対策……かな?」

静「………………」


>トラピーズ・マジシャンは、自身の攻撃力以下のダメージを無効化する
>仮に蘇生したとしても、このサイバー・エンド・ドラゴンの攻撃は逃れられえない


静「―――――バトル……!」

グレイ「これで……!」

イース「カンチョー、どうするのサ!?」

有子「うむ。トラピーズを借りるよ。《リビングデッドの呼び声》!」


《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


有子:墓地→場
《Emトラピーズ・マジシャン》



静「…………関係ない――――」

有子「あまりそう言うものでもないよ。キミ。パワー・ボンドのデメリットは覚えているね?」

静「…………」


>この効果で特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける
>ハイリスク……故にハイリターンな一枚


有子「つまり、この攻撃を凌ぎきれば私の勝利となる」

静「…………させない」

有子「……そうかね。いや、構わないさ。そういう感情はあって然るべきだからね」

有子「ただ、どうやらキミは、冷静で寡黙なようでいて……熱くなりがちなタチらしいね」

静「……!」

有子「リバースカードオープン! 《燃える闘志》!」


《燃える闘志/Fiery Fervor》
通常罠
発動後このカードは装備カードとなり、
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体に装備する。
元々の攻撃力よりも攻撃力が高いモンスターが相手フィールド上に存在する場合、
装備モンスターの攻撃力はダメージステップの間、元々の攻撃力の倍になる。


静「ッ……!?」

有子「これでトラピーズの攻撃力は――――――5000!」


《Emトラピーズ・マジシャン》
攻撃力:2500→5000


静「ッ……」

有子「これでこのバトルによりトラピーズは破壊される。だが、ダメージは――――受け付けない」


有子:場→墓地
《Emトラピーズ・マジシャン》


有子「更に、知っての通り。我々のライフは残り2300。エルタニンでは突破できまい」

静「……………………」 コク

有子「――――――では。これにて、我々の勝利だ」

イース「……え? いやいやいやカンチョー。もうちょっとこう、相手のジョーカーをバーン! ドーン!と」

有子「ん? ああ……そうか。エンターテインメントを追及するキミとしてはこういう勝ち方は嫌いか」

イース「味気ないシ」

静「………………」 コク

グレイ「うぅ~……なんだか消化不良です……」

有子「まあ、行動を阻害して相手を束縛してなんていうデッキを使う私に対してそれはいささか間の抜けた相談かな!」

静「………………」 エー LP:350→0


ピ―――――――――――……


勝率:55
トリップ→#magi26mcn
指定数値→67
合計:93

◆ デュエルに敗北しました

今日はこんなところで

なんというかgdgdな感じで申し訳ない
もうちょっと推敲するべきだったかなとは思うけどあんまり投下遅らせたくないしなぁ……ううむ

もうちょいセリフ回りとか練れるところあったかなーって後になってちょっと思う

ところで今週中はちょっとやれる時間不安定になりそう
遅くとも21時ごろにはできるとは思うけど

2、30分後くらい予定

|M0)



◆ 大会会場付近


静「………………」

グレイ「はぁー……負けちゃいましたね……」

静「…………」 コク


>しかし、目的は果たした


グレイ「目的……?」

静「…………」


>元々、この大会に出場したのはチャーチルのことを宣伝するためだ
>静が宣伝下手、というより喋らないことはいったん棚に上げておくが
>ガレオス・ガレオンの二人を撃破したイースと有子の二人といい勝負はしたわけだ
>それだけでも静たちの強さはある程度知られたことになるし


グレイ「……?」


>実は大会の合間合間のアナウンスにおけるCMでチャーチルのことも流している


グレイ「じゅ、準備がいいですね……」

静「…………」 グッ



静「………………」


>それじゃあ、そろそろ帰ろうか?


グレイ「はい! あ、でも」

静「…………?」

グレイ「外に出たんですから、おみやげ買って帰らないと!」

静「………………」 クス

グレイ「もぉー、笑うところじゃないですよ! 猟子さんとかちょっと不機嫌になりますし」

グレイ「雷士郎さんなんてちょっとへこんじゃいますし……忍さんはついてきてるかもしれませんけど」

静「………………」


>言われてみれば確かに


静「…………」 ウーン

リベンジャー『たまにゃァ休んでのんびり見物ってのもイイんじゃあねェかァ?』

グレイ「そうですよ! 静さんもはたらきすぎですよっ!」



◆ その頃の酒場


ツルキ「……なあ、旦那」

カイ「何だ」

ツルキ「カウロのヤツさぁ、何してんの?」

カイ「知らん。考えに煮詰まったようだ。外を走っている」

猟子「止めてやりゃいいじゃん」

カイ「止められん。……止めていいものでもあるまい。男の意地ならば尚更だ」

猟子「はーん。んでさぁ」

ツルキ「うん。なぁ」

猟子「メシどうしよう」

カイ「…………うむ……」

ツルキ「ライちゃんはマスターの業務の代行だし華煉ちゃんは作れる感じに見えねえし」

猟子「芳香さんは……静のいねえ今はいねえし」

カイ「石ノ森氏はどうしたのだ」

猟子「作業」

ツルキ「おう…………」




猟子「……忍はこっそり静たちについてっていねーし」

ツルキ「こりゃ……打つ手なし……か?」

カイ「………………・」

猟子「しゃーねーな。あたしが作るか」

ツルキ「何……」

カイ「だと……!?」

ツルキ「待て猟子ちゃん、そいつは危険だ!」

カイ「そうだ、無茶をするんじゃあない!」

猟子「いやなによ無茶って」

ツルキ「だって猟子ちゃんが料理とかするとダークマターとかできそうじゃん!」

カイ「インスタントがあるはずだ! いや、あのマスターがそういうものを持っているとは思えんが……」

ツルキ「配給の中に!」

猟子「いやお前らあたしのことナメすぎじゃねえ!?」

ツルキ「やだその表現なんか卑猥」

猟子「テメーはいっぺん埋める」

ツルキ「HAHAHA冗談だよところで俺参考までにどこに埋められんの」

猟子「湖の底かなぁ」

ツルキ「それって控えめに言って『沈める』じゃねえか!?」



◆ 酒場の外


ワーワー……


カウロ「はぁ…………」 ドサッ


カウロ(……俺って、何してんだろう……)

カウロ(保安官になるって言ってて……でも、日和にほとんど負け越してて……)

カウロ(……その日和にすら、俺、勝ててないし……)

カウロ(もしかしたら、っていうか間違いなくグレイにも勝ててないし……)

カウロ(カイさんに教えてもらってることも……どれだけ、吸収できたのか……)

カウロ(……そんで、フラストレーションが溜まって、やってらんなくなって走り出して……)

カウロ(体力尽きてブッ倒れて、無力さに打ちひしがれてて……)

カウロ(…………冷たいな、雪……あー……くそっ)



??「おい。踏み殺すぞガキ」


カウロ「ふおわっ!?」 ガバッ



??「……チッ」

カウロ「す、すみません。ていうかチッって何なんですかチッって」

??「癖だ。気にすンな」

カウロ「は、はぁ……そうですか」


カウロ(……なんか、妙にガラの悪い男の人だなぁ……どっかのギャングのボスでもしてそうな……)

カウロ(……ていうか、来客の予定とかあったっけ? 何でこの人こんなところにいるんだ?)

カウロ(もしかして……敵か!?)


カウロ「敵か!?」

??「はァ? 何言ってンだお前」

カウロ「…………で、ですよね。フツー」

??「宿予約してたモンだ。四人分。二人部屋を二部屋」

カウロ「あ、す、すみません。俺、ここの酒場の従業員ってワケじゃ」

??「あ?」

カウロ「うっ……」

??「……そォかよ。なら他ァ当たるか」

カウロ「……あの。まあ、俺従業員じゃないですけど、一応お名前伺っといていいですか? 何かあるかもしれないし」

??「あ? あァ――――大したモンでもねェよ」




遊一「――――――神威、遊一だ。そんで、店主ァどこにいンだ?」



◆ その頃 / 酒場


猟子「で、対案あんなら聞くぞあたしゃ。これでも静の手際は間近で見てるしな」

ツルキ「見てるだけじゃねえか!?」

カイ「一番任せてはいかんタイプだ……」

猟子「じゃあ聞くけどお前らできんのかよ!」

カイ「できん」

ツルキ「お茶漬けなら」

猟子「ホレ見ろ!」

ツルキ「逆に聞くけど猟子ちゃん自信もって『コレは作れる』ってのあんの!?」

猟子「ねえ!!」

カイ「ダメだ、インスタント食品を探すぞ」

ツルキ「合点」

猟子「お前ら……」


ガチャッ!!


猟子「ん?」

ツルキ「おぉん?」

カイ「ぬ……?」

??1「クソ喧しい中失礼致します。はてさて動物園でなければ良いのですが」

??2「……そ、そういう言い方は……どうかと……」

猟子「……」

カイ「……」

ツルキ「……」


3人(((……誰?)))



猟子「な、なあ。今日誰か来るって言ってたか?」

カイ「マスターたちの帰宅後に……とは聞いていたが」

ツルキ「ちょっと早めに来ちゃった☆彡 とか?」

猟子「……かもしれねーけど」


3人(((……何でメイド?)))


猟子「……どちらさん?」

大無我(ry?「……ああ、申し遅れました。私、犬猫類飼育員の大無我平院殿発悟理二郎入道源△□○と申します」

??「……えぇ……?」

ツルキ「大無我平い…………」

カイ「おちょくられておると何故気づかん」

??「……あの……」

大無我(ry?「少々お待ちいただきたく」

???「いいからさっさと話進めなさいよこの駄メイド」 ヌッ

ツルキ「あ、女の子が増えた」

カイ「………………」

大無我(ry?「はぁ。もう少しまかりませんか」

???「私たちはこんなくだらない座興に煩わされてる場合じゃないの。アナタは暇だからいいでしょうけど」

大無我(ry?「そうですか。汚らしいちょうちょを追いかけて川に落ちかけたお方の言うことです、素直に聞きましょう」

???「はあああああああ!? あれはそれだけの価値のある遺伝子的キメラの形質を持った蝶なのよそれを汚らし」

??「…………あのぉ、こ、こちらは置いておいて……その、受付を……お願いします」

猟子「あんた冷静だな」

??「……慣れてますから……」



猟子「あー……んー……静いねーんだよな。どうしよ」

カイ「代理として記帳しておけばよい。マスターからも一応聞いている」

カイ「どれ。これだ。名前を記入するがいい」

ツルキ「そういう上からの物言いはねーわ」

カイ「仕方があるまい。これ以外に知らんのだ」

??「……………………」 ジィ

ツルキ「……ん? ど、どうしたん? 俺に何か?」

カイ「…………?」

ツルキ「まさかこの俺に惚れ」

大無我(ry?「ハッ(笑)」

???「冗談は脳味噌のつくりだけにしてくれる?」

??「……ご、ご、ごめんなさい、ごめんなさい……」

カイ「……と、ところで、名は」

??「……あ……すみません」



晴明「…………安倍……晴明と、申します。こちらは、ナクラ・ナクアさん……と、闇藤魅行さん……です」




◆ 発展度及び治安の数値が変動しました。

○ 治安:58→60
□ 発展:16→22


   「発展度」の数値が20を超過したため、
   イベント「エクシーズ・ユニバース」を開始します





◆ 夕刻 / 酒場


わいわい……


ガチャッ

静「………………?」

グレイ「なんだか、やけににぎやかですね……?」

忍「でござるなぁ」

静「…………」

グレイ「あの、忍さん。どこからついてきてたんですか……」

忍「大会終わるまで観客席で見物してたでござるよ」

静「………………」


>何もツッコむまい
>護衛してくれていたのだと好意的に解釈すべきだ


忍「で、何事でござる?」

雷士郎「あ、静! お客さんが……」

静「…………」


>はやい
>はやい もうついたのか



静「………………」


>仕方がない。とりあえず、状況を教えてほしい


雷士郎「了解しました。ええと、まず……来客ですが」

雷士郎「城塞都市より、安倍晴明さん。闇堂魅行さん。ナクラ・ナクアさん」

雷士郎「それから海上都市から……その………………」

雷士郎「『カオス・ヘッド』の……ニア・ルーラさん、蓮田黄色さん、神威遊一さんや……」

静「…………………………」

グレイ「な、なんだかすごい人たちですね……」

静「………………」


>とりあえず、食事の仕込みに入るとしよう
>酒場、というか食事処としての役目も果たさなくては――――――


ジュウゥゥゥゥウゥゥゥゥウウ


静「………………!!?」

雷士郎「あ、そ、それなんですけど」



◆ 酒場 / キッチン


静「……!!」 バッ


遊一「…………あ?」

魅行「あら」


>キッチンに入ると、そこではどう見てもチンピラな男と謎の……
>……謎のメイドが、料理を作っていた


遊一「悪ィな。邪魔してんぞ」

魅行「どちら様ですか?」

静「…………」


>それはこちらのセリフなのだが……


遊一「客だ」

魅行「宿泊客ですが」

静「………………」


>普通宿泊客は料理作らない


遊一「あー……気にすンな。ちっとな」

魅行「どうも不甲斐ないことにこの宿の料理人がいらっしゃられないようですので」

魅行「不承不承ながら私とこちらの社会不適合者で料理を作っていた次第です」

遊一「…………この口の悪ィメイドどうにかなンねえのか!?」

魅行「あなたほどではありませんよ珍走団ヘッド」

遊一「………………」



遊一「……で、あんたは」 ガリガリ

静「…………」


>この酒場のマスター


魅行「なるほど。ではお引き取りください」

静「…………」


>いやいやいやいや
>いつまでも客にやらせておくわけにもいかない


遊一「そういうことなら御暇させてもらう。どォせただの間に合わせだからな」

魅行「私は残りますが」

静「…………!?」

>何でさ

魅行「愚問を。晴明様がお手を付けるものに、この私が手を入れないわけにもいかないでしょう」

静「…………」

>何なのこの人……



遊一「…………」 カチャッ

静「……?」

>今手に取ったその皿は?

魅行「ああ……何か、先程からずっと鹿肉の仕込みをしておられましたが」

遊一「…………これに限っちゃ、俺の手でってだけだ」

魅行「成程」

静「…………?」

魅行「愛、ですよ」

静「…………」

>なぜそこで愛

遊一「……邪魔したな」

魅行「さて、と。我々は調理を続けましょうか」

静「…………」


>あなたも広間の方に行ってください


魅行「お断りします」

静「………………」 エー…



◆ 酒場 / 客席付近


グレイ「おぉー……」

晴明「…………え、と」 カキカキ

グレイ「あ、ご、ごめんなさい。ものめずらしくって……」

晴明「……み、見られてると……描き辛い……ですから」

グレイ「ですよね、ごめんなさい……」

晴明「……その描き上がった後で……なら」

グレイ「ほんとですかっ!」

晴明「……ええ。勿論」

ナクア「……晴明。分かってると思うけど」

晴明「……ま、まさか。そんなことしませんよ」

ナクア「どうだか……」


晴明(確かに、子供に見せるのはどうかって思うけど……)

晴明(……俺様気質の赤間さん、お調子者な感のある聖さん……)

晴明(オラオラ系の神威さん…………創作意欲が掻き立てられる……!!)

ナクア(あ、これ駄目なパターンだわ)



カイ「」 ゾワッ

ツルキ「」 ゾク

遊一「」 ゾゾ

ニア「どうしたん皆……」

カイ「い、いや。何か悪寒が……」

ツルキ「俺もだ……何だ?」

遊一「……ハスター。何かあるか?」

黄色「いや……我は何も感じぬが」

遊一「そ、そうか……」

刹那「鹿肉おいしいですねー」 ハムハム

ニア「珍しく合成肉じゃあないからね。そりゃ美味しいさ。というわけで遊一君僕も」

遊一「店主に頼め」

ナクア「…………ふーん」

遊一「あ?」

カイ「……何か用か?」

ナクア「用、というほどじゃあないけれど」



ナクア「サインください」 キラキラ

晴明(あのナクアさんが珍しく年相応の表情をしている……!!)

遊一「…………?」

カイ「……高名な生物学者のナクラ・ナクア殿にサインを頼まれるのは光栄だが、どちらだ?」

ニア「それならこの僕が」

ナクア「くたばれ混沌」

ニア「!?」

遊一「!?」

黄色「ユーイチ。この鶏肉おいしい」

遊一「ちょっと黙っててくれハスター。あとそりゃローストだ」

ナクア「……? 私今何か言ったかしら……」

刹那「これ、私と同じ状態ですかねー……」

遊一「かもな……」

ナクア「ああ、ええと。できればどちらもいただきたいんだけど」

カイ「易いことだ。それと、神威遊一」

遊一「あ?」

カイ「俺もお前のファンだ」

遊一「俺もだ」


ガシッ!


ツルキ(何だこの異様な光景……)



晴明「……よ、良かった、です……ね?」

ナクア「フッ。この私が目的を仕損じるわけないじゃない」

晴明「……あの。そういうキャラでしたっけ……」


猟子「あのさ、ところで自己紹介とかねーの?」

晴明「……あ……えと。安倍晴明……です。ピタゴラス……城塞都市、って言った方が……通りがいいですか」

晴明「……城塞都市から、来ました。取材……」

ナクア「私の研究の助手としてね」

グレイ「そういえば、さっき生物学者って言ってましたよね!」

ナクア「ナクラ・ナクアよ。出身は晴明と同じく。今は大学で生物学を専攻しているわ」

ナクア「5年以上の付き合いでね。専門は違うけれど、今回は助手として来てもらったの」

グレイ「へぇー……!」 キラキラ

晴明「……あの……別に、漫画家ってこと言っても」 ボソボソ

ナクア「何がどうなるか分からないでしょ。顔出ししてないんだから隠すべきよ」 ボソ

魅行「そしてこの私、晴明様専属“愛の奴隷”(メイド)! 闇堂魅行でございます」 シュバッ

忍「ぬおっ!? 拙者の反応を超えて!?」

晴明「……あ、あの、そ、そういう表現は、その」 ワタワタ

魅行「何も問題はありません。では厨房に戻ります」 シュッ

忍「彼女は一体何者……」

ナクア「一言で言うなら――――変態としか」

晴明(否定できない……)



ニア「それじゃあ、僕たちの方もかな。バンド『カオス・ヘッド』セカンドギターのニア・ルーラでっす!」 キラッ

グレイ「わっ、こっちも有名人だ……」

猟子「一体全体何が起きてんのかねえ……」

雷士郎「ところでその、セカンドギター? っていうのは……どういう役割なんですか?」

ニア「言ってみれば全体の音を調律する役割かな。そう、このバンドは僕がいてこそ成り立つもの!」

ニア「皆を回すも回さぬもこの僕次第! ぬははは歯車は回されているがい」

ゴシャッ

黄色「同じくカオス・ヘッドのベーシスト……」

雷士郎「あの、今ギターで頭を」

黄色「気のせいだ。我はハス……」

遊一「蓮田」

黄色「蓮田黄色だ。以上」

忍「そっけな」

黄色「我他に言えること無いし」

ナクア「フッ……何も知らないのね。カオス・ヘッドの中でお調子者枠がニアちゃんだとしたら黄ぃちゃんは不思議クール枠」

ナクア「盛り上げ役じゃあない黄ぃちゃんが口数少なかろうとそれは自然なことなのよ……!」

晴明「……あの。いつもと違ってすっごい早口になってますね……」

猟子「やめてやれよ」



遊一「……神威、遊一だ。一応ドラマーってことになってる」

カイ「一応?」

遊一「本業はエンジニアッつった方がいいかもしれねェ」

ツルキ「エンジニア? ってことは華煉ちゃんと同じか――――」

華煉「呼んだぁ?」 ヌッ

ツルキ「うおっ!? どっから!?」

華煉「いやぁ……おいも食べてたら私の話が聞こえてきたから」

華煉「でも、あの……様々な産業において突発的にブレイクスルーを起こした神威遊一……さん?」

遊一「……そういうことになってンのかな」

刹那「ですよー。自覚が足りませんよねー」

ニア「まあ僕が力添えしたからなんだけどね。なんだけどね!!」

黄色「貴様の力添え無くとも到達はしたんであろう」

ニア「……うんまあそうだけどさぁ。誇ったっていいじゃん。いいじゃん……」

カイ「ところで、そちらは?」

遊一「あぁ―――――そうだな。表にゃ出ねえし、知らねェだろうけど。こいつ」












遊一「『妻』の刹那だ」

(望月→神威)刹那「あ、神威刹那ですー。よろしくお願いしますねー」


猟子「」

忍「」

カイ「」

ツルキ「」

晴明「」

ナクア「」

というところで今日はここまで! 安価無しで申し訳ない
もうちょっとこんな感じになりそうだけどもうちょっと許してね

次辺り一期二期組が何でチャーチルに来たかも語れたらいいかな

2期から2年くらいの設定なので遊一は20歳、刹那が19歳な感じ
1期からで見ると5年経ってるので晴明も20歳、ナクアは16で魅行は23

30分~1時間後くらい目安で始める予定です

とりあえず、そろそろ始めます
夕食で間空くかもしれないけど



猟子「悪い。想像を振り切って理解が追いついてねえ」

ツルキ「同じく」

忍「どういう……いや、どういうも何もそのままの意味でござろうけど」

ナクア「奥さん、どう見ても中学校上がったばっかり……」

刹那「19歳ですよー」

カイ「それでも相当に早婚だと思うが」

遊一「あー……まあ、ちっと、な」

ニア「それは僕から説明しよう!!」 ヌッ

ツルキ「うおっ」

ニア「そもそも僕ら『カオス・ヘッド』は男1女子3時々4という極端に男女比率の狂った構成だよね!」

晴明(その辺のおかげであまり妄想の余地が無くって、ナクアさんが熱を上げてるけど私はいまいち……)

カイ「まあ、確かに」

ニア「当然だけど各メンバーに固定のファンがつくよね、これだけ大々的に活動してたら。勿論僕も大人気!☆彡」 キラッ

遊一「何寝惚けたこと言ってンだ」

ナクア「恥を知りなさいよ」

ニア「何だろう、いつもの二倍辛辣なんだけどコレちょっと」



ニア「まあ……ともかく、あれだよ」

ニア「ぶっちゃけ、ほぼガールズバンドにヤンキー風の男突っ込んだら……ねえ?」

ニア「疑っちゃうでしょ? 何かあるんじゃないかってサ」

ニア「人気商売なワケだから、できるだけその人気が翳るようなことはしたくないワケで」

ツルキ「まーなぁ。あ、てえことは、そういうことか?」

ニア「そう! 既婚者なら女性メンバーに手は出さない、ってか世間体を考えると出せないでしょ、ってね」

ニア「勿論、そうしない可能性もあるけど……そこは実績でね。スキャンダルなんて受けなければいいわけさ!」

晴明「………………」

ナクア「どうしたの?」

晴明「あ……いえ」

晴明(理屈としては正しいと言えば正しいんだけど)

晴明(神威さん(夫)の方の人気はどうなの? ってところと……)

晴明(神威さんの側からじゃなく女性の側からそういう気持ちを持って襲ったらどうなるんだろう……)



ニア「そこらへんの論理の隙を突いた施策でもあるのさ」

晴明「…………!」

ニア「……」 ニヤッ

遊一「刹那、こぼすな」 フキフキ

刹那「あ。ありがとうございますねー」

晴明「……あそこに入って……」

ニア「できないではない。やるのだ」

黄色「ユーイチ。お醤油取って」

遊一「ホレ」

晴明「……あの」

ニア「やるんだよゥッ!!」

ツルキ「うおっ!? な、なんなんだいきなり!?」

忍「さぁ……」

ナクア「で、何で奥さんまで連れたってこんなところまで来た……んです?」

晴明(ナクアさんが敬語って珍しい……)

遊一「あぁ……まあ、野暮用ってか。調べモンで」

黄色「ユイとぽぷりはライブ会場の候補地の選定、と言っていた」

晴明「………………」

遊一「……そっち……そちらは?」

ニア(……しかも遊一君まで気遣うのも珍しいねぇ。学者だからってところでかな)



ナクア「生態研究、って言うのはさっき言ったとおりだけれど」

晴明「……あと、観光……じゃあ、無いですけど」

遊一「………………」

ツルキ「へぇ、ってことなら歓迎するぜ! 俺責任者じゃねえけど」

猟子「ホントだよ何でお前が言うんだよ」

カイ「まったくだ」

静「………………」


>料理を持ってきたのだが、話に集中している以上置いて行った方がいいのだろうか……


猟子「あ。おい静! お前が責任者なんだから逃げないで挨拶しろって」

静「………………」 エー

晴明(何だろう……あの人、5年くらい前の私より口数少ない……)

晴明(でもなんていうかコミュ力ありそうで……ちょっと羨ましいかも)

静「…………」 スッ


>本日のメニュー、トマトとモッツァレラのカプレーゼと鴨肉のキッシュをテーブルに置いた
>――――どうぞおくつろぎを


猟子「あ、まー……あれだ。くつろいでくれ、ってさ」

遊一「………………あァ……まあ、言わんとしているとこは理解できる」

晴明「……し、しばらくの間、よろしくお願いしますね」



遊一「………………」

静「…………?」


>なぜだろう。先程からあちらの男から視線を感じる
>値踏みでもするような……どこか、こちらのことを見透かすような
>――――しかし、その意図も読み取れない

>仕方がない。同じ料理人としての技術を見られているのだろうとでも思って、諦めよう
>流石に、ギャングの刺客ということもないだろうが



遊一「アイツか」

ニア「……そういうことになるね。お兄ちゃんが言ってたのは」

遊一「どうでもいいがお前が『お兄ちゃん』なんつってるのは気色悪い」

ニア「割と本気で傷つく」

遊一「それよりも――――――」



晴明「……どのタイミングで、切り出しましょう……」

ナクア「そうね。とりあえずカオヘの人たちがいったん部屋に戻ったらがいいわ」

晴明「…………そうですね」

ナクア「……どうかした?」

晴明「……いえ。なんていうか――――――」



遊一「城塞都市から来たヤツら。何か隠してやがる」

晴明「……あっちの人たち、多分、何か隠してます」



◆ 酒宴のあと / チャーチル / 屋外


遊一「……ああ、俺だ。今? 宿は取れた」

亜鈴『そ。兄さんってズボラなところがあるんだからどうかと思ったけど』

亜鈴『義姉さんに無理だけはさせないでね』

遊一「……お前、普段キツく当たるくせに随分殊勝だな」

亜鈴『検査結果見てないの?』

遊一「あ?」

亜鈴『ふーん。まあいいよ。でもね兄さん』

遊一「何だ」

亜鈴『血縁っていうのは何よりも深い絆何だよ』

遊一「何ポエミーな事言ってんだ。当たり前だろ」

亜鈴『そうだね。当然だね』

遊一「切るぞ。そろそろ忙しくなる」

亜鈴『お土産』

遊一「わーってる」

亜鈴『それならいいの。じゃ』 ピッ

遊一「…………」


晴明「……あの」

遊一「……!」

晴明「……ご、ごめんなさい。今の電話……」

遊一「妹だ。ガンガリティアに残してる。昔っから体ァ弱くてな」



晴明「……そうですか」

遊一「……それで、何の用だ?」

晴明「……いえ、その……ですね」

晴明「…………さっきの話で……いくつか、含みがあるように思えたので」

遊一「お互いさまだろ」

晴明「……はい。ですけど……わざわざ、ライブ会場を選ぶのに……何人も来る必要はないですし」

晴明「…………それも、あるんでしょうけど。なんていうか……言わなくていいことは、言わない、って感じ」

遊一「…………」

晴明「……五年くらい前から、そういうこと、分かってきたんですけど……」

晴明「……ただ。何か含みがあるとして……」

遊一「あんたらに危害加える気はねェよ」

晴明「……それなら、いいんですけど」

遊一「だが」

晴明「…………?」



遊一「あの店主に関してだけは、強引な手段を取る可能性もある」

晴明「…………!?」



◆ 酒場 / 店内


静「………………」

猟子「はぁー……さっぱりした。あれ、静。何してんの?」

静「…………」 スッ


>このカードを眺めていた


猟子「《氷結界の龍 トリシューラ》ね。ほんとお前そのカード好きだな」

静「…………」


>形見だから


猟子「ま、そうだな。おやっさんの形見だ」

静「…………」


>静の父親は殺害された。その折に持っていたのが――――トリシューラだった
>高価なカードだ。財産として遺すため、というわけではないだろうが



>不思議なことに、静は父親が生前、《氷結界の龍 トリシューラ》を持っていたところを見たことは、無い



猟子「ま、静もそろそろ風呂入れよ。外吹雪いてきたし」

静「………………」

>そのうち

猟子「おう。んじゃ、あたし先寝るわ」



◆ チャーチル / 屋外


遊一「…………」

晴明「……何で、そんなこと」

遊一「必要ならする。そンだけだ」

晴明「……マスターさんが、何をしたんですか?」

遊一「何をした、ってワケじゃあねえ。だが、奴が持ってるモノが問題だ」

晴明「……もの?」

遊一「カードだ」

晴明(カードなんて、普通誰でも持ってるもの……だけど)

晴明「……何か、特別な?」

遊一「そうなる。が――――なんつーのか。『No.』やドラゴン……のようなそれとはまた違う」

晴明「……と、いうのは」

遊一「……デュエルモンスターズのカードの持つ『特別な力』、その源泉――――」

遊一「『オリジン』カードと呼ばれてる代物だ」

晴明「…………どういう」

遊一「……説明が面倒臭ェが……」 ガリガリ



遊一「突飛な話になるが、デュエルモンスターズってのは『異世界からもたらされたカードゲーム』らしい」

晴明「……!」

遊一「旧時代の『戦争』によって次元の扉が開き、それによって異世界の住人が呼び込まれ――――」

遊一「その住人の所持していたカードをもとに、デュエルモンスターズというカードゲームがこの世界に誕生した」

晴明(……ハルさんたちのこと、だろうか)

晴明(それにしても、何でこの人はこんなことを知っているんだろう……)

遊一「……つったってこりゃ受け売りだ。俺が元々持ってる知識じゃあねえ」

遊一「“余”ってヤツがいてだな。この件もソイツに依頼されたモンだ」

晴明「……はあ」

遊一「情報の入手源はソイツだ。それで――――だ」

遊一「『オリジン』カードは、量産されたカードに宿る『精霊』なんかの力の源泉」

遊一「量産されるより前、完璧なオリジナルのカード」

遊一「まー……なんだ。要するに滅茶苦茶強い力を持ってるカードだから、ってこった」

晴明「……そうですか」

遊一「……それで、だ」

晴明「……マスターさんがそれを扱うにふさわしいか、確かめる、と」



晴明「―――――……それに足りない場合は」

遊一「あ? 取り上げるに決まってんだろ」

晴明「…………けど」

遊一「けど、じゃあねえ。そりゃあ俺を信用できねえのは分かるが」

遊一「そうするしかねえ時もある。俺自身も好き好んで……奪い取ろうって気はねェ」

遊一「だが、お前ならどうすンだ。そんな強い『力』を悪人が握ってたりしたら」

晴明「…………そう、ですね」


晴明(……例えば……そう。道灌がナンバーズを所有していたような)

晴明(……ガブリエルの人たちが路地裏の人たちを迫害していたような)


晴明「――――――……だったら……この手で倒します。かな」

遊一「…………え?」

晴明「……あ、え……? な、何か……おかしいこと……言いました、か……?」

遊一「いや……」


遊一(見た目や印象より……芯が強い、というか……苛烈な部分もあんのか、コイツ)

遊一(油断は……できねェな)



晴明「…………もしかしたら」

遊一「あ?」

晴明「……その、『オリジン』カード……マスターさんにとって、大事なものなら」

晴明「……あなたは……奪って、取り上げられますか?」

遊一「そうするしかねェならやるさ」

晴明「…………けど」

遊一「あ?」

晴明「……あの酒場の人たち、結構……良くしてくれましたし」

晴明「……マスターさんの周りにいる人も、悪い人に見えません」

晴明「……それに……奪うとか、取り上げる、なんてやり方」

遊一「それなら尚更、渡す気なんてねェだろ。結局、奪わなきゃならねえ」

晴明「……平行線ですね」

遊一「まったくだ」

晴明「……私の、目的ですけど」

遊一「あァ」

晴明「――――――……友人の大事なカードを、取り戻すためです」

遊一「……あ?」

晴明「…………そのカード、私のお友達の、友達……もう亡くなってる方のものなんです」

晴明「……だから、何が何でも、取り返す。そんな気持ちでいます」

晴明「……そのカードは……言ってしまえば、特別で、そして、『危険なカード』、なんですが」

遊一「………………」



晴明「――――『奪いますか』?」

遊一「そうすることが必要ならな」

晴明「……わかりました」 フィィィン

遊一「……」 フォン

晴明「……一言だけ、言わせてもらいますけど」

晴明「……私、そういう手段……嫌いです」

遊一「言われるのなんて分かってんだよ。泥被ったって構いやしねェ」

遊一「だが、危険物放置しといて誰か死んでそれで後悔しても遅ェだろォがよ」

晴明「……だとしても、まずは分かり合うべきだと思うんです。人間には言葉があるんですから」

遊一「生憎、俺はそういう手段が一番苦手なんでな」

晴明「…………」

遊一「……来いよ。止めてェなら排除してみせろ」

晴明「……わかりました」


    「「――――デュエル!!」」

今日はここまでで

意見の相違から始めちゃいましたけどイベント戦闘なんで今回は判定無いです
とりあえずまだこんな段階ですが、次回あたりデュエル描写終わらせられれば安価に移れる、かも

すみません、展開ちょい練ってたら明日くらいまではかかりそうです
できてるところまででいいならとりあえずやりますが

それでは投下明日ということで。すみません
新しいカード突っ込んでいくとデュエルが伸びる伸びる

とりあえずそろそろやるつもりです
正直あんま納得いく展開にはならないかもしれないけど


晴明「……私のターンからです。まず、手札から……」

晴明「……モンスターをセット。それと……《手札抹殺》を、発動します」

遊一「何……?」


《手札抹殺/Card Destruction》
通常魔法(制限カード)
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから
捨てた枚数分のカードをドローする。


晴明「……互いに手札……全てを捨てて、同じ数をドローします」

遊一「………………」


晴明:手札→墓地
《ネクロフェイス》
《メタモルポット》
《幻影騎士団シャドーベイル》


遊一:手札→墓地
《音響戦士ギータス》
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
《セフィラの神撃》
《竜星因士-セフィラツバーン》
《連成する振動》


遊一(……なるほどな)

晴明「……じゃあ……カードを2枚セットして、ターンエンドです」 手札:1

遊一「……俺のターン!」 手札:5→6  デッキ:30→29



遊一「魔法カード発動。《ペンデュラム・コール》!」


《ペンデュラム・コール/Pendulum Call》
通常魔法
「ペンデュラム・コール」は1ターンに1枚しか発動できず、
「魔術師」PモンスターのP効果を発動したターンには発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。カード名が異なる「魔術師」Pモンスター2体をデッキから手札に加える。
この効果の発動後、次の相手ターン終了時まで自分のPゾーンの「魔術師」カードは効果では破壊されない。


晴明「……!」

遊一「手札1枚を墓地に送ることで、俺は2枚の『魔術師』を手札に加える」


遊一:手札→墓地
《音響戦士ベーシス》

デッキ→手札
《竜脈の魔術師》
《竜穴の魔術師》


遊一「そして、この手札に加えた2枚で、ペンデュラムスケールをセッティング!」


《竜脈の魔術師》
ペンデュラム・通常モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1800/守 900
【Pスケール:青1/赤1】
(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードが存在する場合、
手札のPモンスター1体を捨て、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。

《竜穴の魔術師》
ペンデュラム・通常モンスター
星7/水属性/魔法使い族/攻 900/守2700
【Pスケール:青8/赤8】
(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードが存在する場合、
手札のPモンスター1体を捨て、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。



遊一「これでレベル2から7までのモンスターのペンデュラム召喚が可能だ」

遊一「――――ペンデュラム召喚! 来い、《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー》! 《賤竜の魔術師》!」


《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー/Zefrasaber, Swordmaster of the Nekroz》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻1500/守 800
【モンスター効果】
「剣聖の影霊衣-セフィラセイバー」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドのこのカードをリリースして発動できる。
レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する。


《賤竜の魔術師》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/風属性/魔法使い族/攻2100/守1400
【モンスター効果】
「賤竜の魔術師」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の、「賤竜の魔術師」以外の「魔術師」Pモンスター
または「オッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。


遊一「俺は賤竜の魔術師の効果により、墓地のオッドアイズを手札に加える」


遊一:墓地→手札
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》


晴明「………………」

晴明(モンスターは2体……いずれもペンデュラムモンスター)

晴明(これならアドバンテージは2枚、あるいはそれ以上狙えるかも……)

遊一「《光竜星-リフン》を召喚」


《光竜星-リフン/Chiwen, Light of the Yang Zing》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/幻竜族/攻 0/守 0
「光竜星-リフン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「光竜星-リフン」以外の「竜星」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドの「竜星」モンスターが
戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合除外される。



遊一「一つ、看破したことがある」

晴明「……!」

遊一「あんたのデッキは【デッキ破壊】だ。タイプとしてはスタンダードなものと見ていい」

晴明(そりゃバレるよねやっぱり)

遊一「当然だが、そのセットモンスター。メタモルポットが墓地に送られた以上は別なリバースモンスターの可能性が高い」

晴明「……どうします?」

遊一「下準備させてもらう。レベル6の賤竜にレベル1のリフンをチューニング!」

遊一「来い、《邪竜星-ガイザー》ッ!」


《邪竜星-ガイザー/Yazi, Evil of the Yang Zing》
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「邪竜星-ガイザー」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):自分フィールドの「竜星」モンスター1体と
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(3):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。


ガアアアアアアアアアアアアアアァァァアァッ!!


晴明「うっ……」

遊一「『まず』1枚! ガイザーの効果を発動!」

遊一「セットカード及びガイザー自信を破壊する!」

晴明(そっちかー!!)


遊一:場→墓地
《邪竜星-ガイザー》

晴明:場→墓地
《グラヴィティ・バインド-超重力の網-》



遊一「ガイザーの効果を発動。デッキから《宝竜星-セフィラフウシ》を特殊召喚!」


遊一:デッキ→場
《宝竜星-セフィラフウシ》

デッキ:27→26

《宝竜星-セフィラフウシ/Zefraxi, Treasure of the Yang Zing》
【モンスター効果】
「宝竜星-セフィラフウシ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚またはデッキからの特殊召喚に成功した場合、
「宝竜星-セフィラフウシ」以外の自分フィールドの、
「竜星」モンスターまたは「セフィラ」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その表側表示モンスターをチューナーとして扱う。
この効果を発動したこのカードは、フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。


遊一「セフィラフウシの効果発動! 場のセフィラセイバーをチューナーとして扱う!」


《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー》:チューナー


晴明「…………うぅ」

遊一「レベル3! セフィラフウシにレベル4のセフィラセイバーをチューニング!」

遊一「――――――来い、《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》ッ!」


《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン/Odd-Eyes Meteor Burst Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを特殊召喚する。このターン、このカードは攻撃できない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はバトルフェイズ中にモンスターの効果を発動できない。



遊一:場→デッキ
《宝竜星-セフィラフウシ》

デッキ:26→27


遊一「これでリバースモンスターの効果は発動できねェ。バトルだ!」

遊一「メテオバーストでセットモンスターに攻撃ッ!」


ズゴオオオオオォォッ!!


晴明「……っ」


晴明:場→墓地
《カオスポッド》


遊一「……だと思ったがな。俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」 手札:1

晴明「……私のターンです」 手札:1→2

晴明(この人、こう言っちゃなんだけど……思ったよりも冷静でこっちのこともよく見てる……)

晴明(……変な意味じゃなくて。なんていうか、視野がちょっと広い感じ)

晴明(やりにくいなぁ……なんていうか)

晴明「……私は、《一時休戦》を発動します」


《一時休戦/One Day of Peace》
通常魔法(制限カード)
お互いに自分のデッキからカードを1枚ドローする。
次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。


遊一「――――チッ」 手札:1→2 デッキ:27→26

晴明「…………」 手札:1→2



晴明「……モンスターをセットして、ターンエンド……です」

遊一「……俺のターン!」 手札:2→3

遊一(現状、メテオバーストの効果でモンスター効果は発動しねェ)

遊一(だが、同時に一時休戦の効果でダメージも与えられない、なら……)

遊一「場を整えるか。――――ペンデュラム召喚!」

遊一「来いよ、賤竜! セフィラセイバー! オッドアイズ!」


遊一:手札→場
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》

EX→場
《賤竜の魔術師》
《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー》


遊一「――――――魔法カード発動! 《オッドアイズ・フュージョン》!」

晴明「……!」


《オッドアイズ・フュージョン/Odd-Eyes Fusion》
通常魔法
「オッドアイズ・フュージョン」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから、ドラゴン族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
相手フィールドにモンスターが2体以上存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
自分のエクストラデッキの「オッドアイズ」モンスターも2体まで融合素材とする事ができる。


遊一「フィールドのセフィラセイバーとオッドアイズを素材に、融合召喚!」

遊一「渦巻く風を以て捻じ伏せろ! 融合召喚ッ! 来い、《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》!!」


《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン/Odd-Eyes Vortex Dragon》
融合・効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2500/守3000
「オッドアイズ」モンスター+Pモンスター
「オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールドの
表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
(2):このカード以外のモンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
自分のエクストラデッキから表側表示のPモンスター1体をデッキに戻し、その発動を無効にし破壊する。



晴明「ひえっ」

遊一「まだだァ! 手札から《音響戦士ドラムス》を召喚!」


《音響戦士(サウンドウォリアー)ドラムス/Symphonic Warrior Drumss》
チューナー(効果モンスター)
星2/風属性/機械族/攻 700/守 700
属性を1つ宣言し、フィールド上に表側表示で存在する
「音響戦士」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターは宣言した属性になる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、属性を1つ宣言し、自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
自分フィールド上に表側表示で存在する「音響戦士」と名のついたモンスター1体は宣言した属性になる。


遊一「レベル6、賤竜の魔術師にレベル2のドラムスをチューニング!」

遊一「来い! 《覚醒の魔導剣士》ッ!」


《覚醒の魔導剣士(エンライトメント・パラディン)》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「覚醒の魔導剣士」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「魔術師」Pモンスターを素材としてこのカードがS召喚に成功した場合、
自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。


遊一「エンライトメントの効果により、俺は墓地から《オッドアイズ・フュージョン》を手札に加える」


遊一:墓地→手札
《オッドアイズ・フュージョン》


晴明(どんどんえげつない布陣ができていく……)



遊一「……確実に潰す……ッ」

晴明(物騒すぎる!!)

遊一「バトル! 行け、エンライトメント! セットモンスターに攻撃!」

晴明「…………」


晴明:場→墓地
《妖刀-不知火》


遊一「……!?」

晴明「…………何か?」

遊一「…………」

遊一(ただの【デッキ破壊】じゃあねェのか……?)

遊一(いや、ネクロフェイスの存在もある。ビートダウンとの併用……)

遊一(生半可なデッキ構築の難度じゃあねェ。そうなると、アイツはそれなりに)

遊一(いや。あのデッキを回すことができる、っつゥ絶対的な自信があるってことだ)

遊一(……デュエリストとしちゃ二流の俺から見れば確実に格上だ。最善手を取るしかねェ)


遊一「……ターン、エン……」

晴明「……じゃあ……メインフェイズ2終了時に、《皆既日蝕の書》を発動します」


《皆既日蝕の書/Book of Eclipse》
速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスターを全て裏側守備表示にする。
このターンのエンドフェイズに、相手フィールドの裏側守備表示モンスターを全て表側守備表示にし、
その後、この効果で表側守備表示にしたモンスターの数だけ相手はデッキからドローする。



遊一「ボルテックスの効果発動! セフィラセイバーをデッキに戻すことでその効果を無効にする!」


遊一:EX→デッキ
《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー》

デッキ:25→26


晴明(これで1枚……)

遊一「チッ……今度こそエンドだ」 手札:1

晴明「……私のターン、です」 手札:1→2

晴明「……墓地の《妖刀-不知火》の効果を発動します」


《妖刀-不知火》
チューナー・効果モンスター
星2/炎属性/アンデット族/攻 800/守 0
「妖刀-不知火」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、チューナー以外の
自分の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとこのカードを墓地から除外し、その2体のレベルの合計と同じレベルを持つ
アンデット族Sモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。


遊一「……ボルテックスの効果発動! 賤竜をデッキに戻し、その効果を無効にする!」


遊一:EX→デッキ
《賤竜の魔術師》

デッキ:26→27


晴明「…………2枚」



晴明「……魔法カード発動します。《浅すぎた墓穴》」


《浅すぎた墓穴/The Shallow Grave》
通常魔法
お互いのプレイヤーはそれぞれの墓地のモンスター1体を選択し、
それぞれのフィールド上に裏側守備表示でセットする。


遊一「……無効だッ!」


遊一:EX→デッキ
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》

デッキ:27→28


晴明「……3枚……」

遊一「…………チ……」

晴明「……では。カードを1枚セットして……ターンエンドです」 手札:1

遊一「俺のターン」 手札:1→2  デッキ:28→27

遊一(チ……! 手札が良くねェ……いや、コイツを使うには……)

遊一「条件が足りねェ。メテオバースト、ダイレクトアタック!」

晴明「…………1枚だけじゃ、ないですよ。《皆既日蝕の書》」

遊一「!」


遊一
場:表側攻撃表示→裏側守備表示
《覚醒の魔導剣士》
《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》
《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》



晴明「……どうします?」

遊一「エンドだ。他にできることがねェ」

晴明「……では……全て表側表示に変更されます」


遊一
場:裏側守備表示→表側守備表示
《覚醒の魔導剣士》
《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》
《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》


晴明「……カードを3枚、ドローしてください」

遊一「………………」 手札:2→5  デッキ:27→24

晴明「……では……私のターンに移ります。ドロー」 手札:0→1

晴明「…………不知火の効果を発動。さっきの効果……無効にされましたから」

晴明「……まだ、どちらも墓地に残ってます。この効果で……除外」


晴明:墓地→除外
《ネクロフェイス》
《妖刀-不知火》


晴明「……そして……モンスターを、特殊召喚します」

晴明「……《アンデット・スカル・デーモン》」


《アンデット・スカル・デーモン/Archfiend Zombie-Skull》
シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/アンデット族/攻2500/守1200
「ゾンビキャリア」+チューナー以外のアンデット族モンスター2体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上のアンデット族モンスターは、カードの効果では破壊されない。



晴明「……デッキの上から5枚を除外します」


晴明:デッキ→除外
《月読命》
《カオスポッド》
《浅すぎた墓穴》
《神の宣告》
《月の書》


遊一:デッキ→除外
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
《英霊獣使い-セフィラムピリカ》
《セフィラの神託》
《ペンデュラム・リボーン》
《秘竜星-セフィラシウゴ》


遊一「……ッ……」

遊一(最悪の形のデッキ破壊……クソが、その上)

晴明「……バトルに入ります。アンデット・スカル・デーモンでメテオバースト・ドラゴンに攻撃」

遊一「チ……」


遊一:場→墓地
《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》


遊一「メテオバーストがやられた、っつーことはだ」

晴明「……バトルフェイズ中にモンスター効果が……使えるように、なりますね」

遊一「………………」

あ、(2)の効果しか見てなかったわ……よく見たら1ターン1度ね
浅墓を使用せずに次のターンの皆既日食発動前、ダイレクト時ダスト・フォース使ったことにしてください



晴明「……では……カードをセット、して。ターンエンドです」

遊一「……俺のターン!」 手札:5→6  デッキ:19→18

遊一(アンデット・スカルを突破……いや、それ以上に、牽制するモンスターが欲しいな)

遊一(スターダスト・クロニクルは……使う気になれねェ以上に、この状況じゃあ意味がねェ。なら)

遊一「《調律の魔術師》を召喚!」


《調律の魔術師》
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「調律の魔術師」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、
自分のPゾーンに「魔術師」カードが2枚存在する場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。
相手は400LP回復し、その後自分は400ダメージを受ける。


遊一
LP:4000→3600

晴明
LP:4000→4400


遊一「っし。次は――――」

晴明「……召喚時、《リバース・リユース》を発動しますね」

遊一「ッ……!?」


《リバース・リユース/Reverse Reuse》
通常罠
(1):自分の墓地のリバースモンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示または裏側守備表示で相手フィールドに特殊召喚する。



晴明「……二枚のリバースモンスターを、セット状態で特殊召喚します」


晴明:墓地→遊一:場
《メタモルポット》
《カオスポッド》


遊一「しまッ……」

晴明「……これで、モンスターゾーンは埋まりましたね」

遊一(………………………………ッ)

遊一「バトルだッ! 行け、エンライトメント! アンデット・スカル・デーモンに攻撃!」


ズシャァァァァァァァッ!!


遊一:場→墓地
《覚醒の魔導剣士》

晴明:場→墓地
《アンデット・スカル・デーモン》


遊一「追撃だ! ボルテックスでダイレクトアタック!」


ズドオオオオオオオオオォォォォッ!!


晴明「……ぅ……!」 LP:4400→1900

遊一「……メインフェイズ2。俺は《シャドール・ビースト》をペンデュラム召喚!」


《シャドール・ビースト/Shaddoll Beast》
リバース・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1700
「シャドール・ビースト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。その後、手札を1枚捨てる。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。



遊一「レベル5、シャドール・ビーストにレベル1の調律の魔術師をチューニング!」

遊一「来い、《HSR魔剣ダーマ》!」


《HSR魔剣ダーマ/Hi-Speedroid Kendama》
シンクロ・効果モンスター
星6/風属性/機械族/攻2200/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「HSR魔剣ダーマ」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(2):自分の墓地の機械族モンスター1体を除外して発動できる。相手に500ダメージを与える。
(3):このカードが墓地に存在し、自分フィールドにカードが存在しない場合、
自分メインフェイズに発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分は通常召喚できない。


遊一「ダーマの効果発動! 墓地のドラムスを除外して500のダメージを与える!」

遊一:墓地→除外
《音響戦士ドラムス》

晴明「うっ……」 LP:1900→1400

遊一「……カードを2枚セットして、ターンエンドだ」 手札:2 デッキ:18

晴明「……ドローします」 手札:0→1

晴明「……では。魔法カード《光の護封剣》……発動です」

遊一「チッ……」


《光の護封剣/Swords of Revealing Light》
通常魔法
相手フィールド上のモンスターを全て表側表示にする。
このカードは発動後、相手のターンで数えて3ターンの間フィールド上に残り続ける。
このカードがフィールド上に存在する限り、相手フィールド上のモンスターは攻撃宣言できない。



晴明「……これで……2体のポッドモンスターが、リバースします」


《メタモルポット/Morphing Jar》
リバース・効果モンスター(制限カード)
星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600
(1):このカードがリバースした場合に発動する。
お互いの手札を全て捨てる。その後、お互いはデッキから5枚ドローする。

《カオスポッド/Morphing Jar #2》
効果モンスター
星3/地属性/岩石族/攻 800/守 700
リバース:フィールド上のモンスターを全て持ち主のデッキに加えてシャッフルする。
その後、お互いのプレイヤーはそれぞれのデッキに加えた数と同じ数のモンスターが出るまでデッキをめくり、
その中からレベル4以下のモンスターを全て裏側守備表示で特殊召喚する。それ以外のめくったカードは全て墓地へ捨てる。


遊一「…………」

晴明「……メタモルポット。それにチェーンする形で、カオスポッドの効果を発動します」

晴明「……場の全てのモンスターをデッキへ……」


遊一:場→EX
《HSR魔剣ダーマ》
《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》

遊一:場→晴明:デッキ
《メタモルポット》
《カオスポッド》


晴明「……エクストラデッキに戻ったモンスターは基本的に『デッキに戻ったモンスター』として扱われませんので……」

晴明「……私だけが、効果を使います」


晴明:デッキ開示
《ニードルワーム》
《砂漠の光》
《平和の使者》
《ウォーム・ワーム》



晴明「……めくられたのは、レベル4以下。《ニードルワーム》《ウォーム・ワーム》」

晴明「……よってこれらを、セット状態で特殊召喚」

遊一「…………」


《ニードルワーム/Needle Worm》
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 750/守 600
リバース:相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ捨てる。

《ウォーム・ワーム/Warm Worm》
効果モンスター
星3/炎属性/昆虫族/攻 600/守1400
このカードが破壊された場合、相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。


遊一(コイツは…………)

晴明「更に……《冥界騎士トリスタン》を、召喚します」


《冥界騎士トリスタン/Tristan, Knight of the Underworld》
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1800/守 0
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の守備力0の
アンデット族モンスター1体を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
(2):自分フィールドにこのカード以外のアンデット族モンスターが
存在する場合、このカードの攻撃力は300アップする。

すみません、メタポの効果処理忘れてました

晴明
手札:0→5

遊一:手札→墓地
《オッドアイズ・フュージョン》
《RUM-アストラル・フォース》

手札:2→0→5



晴明(RUM……この人も)

晴明(……このカードの特異性は理解してる。けど、このアストラル・フォースってカードは知らない)

晴明(私と別の方法で手に入れた謎のカード……か……)

遊一「………………」

晴明「……場にトリスタンがいることで……《冥界の麗人イゾルデ》を、特殊召喚します」


《冥界の麗人イゾルデ/Isolde, Belle of the Underworld》
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1000/守 0
このカードはこのカードの(1)の方法でしか特殊召喚できない。
「冥界の麗人イゾルデ」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「冥界騎士トリスタン」が存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分フィールドのアンデット族モンスターを2体まで対象とし、5~8までの任意のレベルを宣言して発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで宣言したレベルになる。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。


《冥界騎士トリスタン》
攻撃力:1800→2100


晴明「……じゃあ。バトルです。トリスタンとイゾルデでダイレクトアタック」

遊一「ぐ……ッ!!」 LP:3600→2600→500

晴明「……あと、ちょっと……私はイゾルデの効果を発動」

晴明「……二体のモンスターのレベルを、6とします」


《冥界騎士トリスタン》:★4→★6
《冥界の麗人イゾルデ》:★4→★6



晴明「……トリスタンとイゾルデで、オーバーレイ」

晴明「―――――エクシーズ召喚。《巡死神リーパー》」


《巡死神(ピルグリム)リーパー/Pilgrim Reaper》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/闇属性/アンデット族/攻 ?/守 ?
レベル6モンスター×2
「巡死神リーパー」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの攻撃力・守備力は、お互いの墓地の闇属性モンスターの数×200アップする。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。お互いのデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。


遊一「…………!」

晴明「……リーパーの効果、発動します」

晴明「……互いのデッキの上から5枚を墓地へ」


晴明:デッキ→墓地
《妖刀-不知火》
《リバース・リユース》
《ニードル・ワーム》
《ウォーム・ワーム》
《砂漠の光》

遊一:デッキ→墓地
《セフィラの神撃》
《覚星輝士-セフィラビュート》
《セフィラの神託》
《炎獣の影霊衣-セフィラエグザ》
《時読みの魔術師》



デッキ:13→8


遊一「ぐッ……!?」

晴明「……私はカードを1枚セット。ターンエンドです」 手札:2

遊一「……………………」

遊一(……あっちの場には光の護封剣。そして、デッキ破壊用のカードが3枚)

遊一(ニードル・ワームは突っついたらデッキを破壊される。リーパーを放置しても破壊される)

遊一(モンスターを置いておいても、場合によっちゃウォーム・ワームに自爆特攻を受けて3枚が墓地へ)

遊一(…………さて、俺に勝ち目は―――――いや)

遊一「考え込むなんざ、『らしく』ねェか。ならさ」

遊一「何にしろ、このターンで終わりだ。俺のタ――――――――――」


ヒュン!!


遊一「!」
晴明「!」


ザクッ!!


晴明「これは……」

遊一「…………刀? いや……刀型の……デュエルディスク、か」



遊一「このデュエルディスク……店主。アンタか」

静「…………………」


>外で騒ぎ、だと忍が言っていたから何事かと思えば
>私闘など、許可した覚えはない


晴明「……あ、あの、私闘……とかじゃあなくって」

静「…………」 フルフル


>理由の如何を問わず、前例は作りたくない
>たとえ理由が何であれ、この街を守っている、と、仮にも言っている分際で
>これを看過することはできないし、してもいけない


晴明「…………」

遊一「…………チッ」

静「…………」


>何があった?


晴明「…………見解の相違です」

遊一「デュエルでケリ着けンのが一番手っ取り早ェと思った。そんだけだ」

静「…………」



遊一「チッ」 ザリッ

晴明「……ど、どちらへ?」

遊一「興が削げた。部屋ン戻る」

晴明「……わかりました」

静「…………」


>中断させるような格好になってしまって、申し訳ないとは思うが


晴明「……いえ、その。いいんです。なんていうか……どういう結果が出ても、多分どっちかの胸にしこりが残りますから」

晴明「……それに、あの人も、私も。なんていうか……腹の底も、本当の実力も見せてないでこれっていうのは」

晴明「……デュエルを通じてコミュニケーション、し切れてない気がして」

静「………………」


>静にはそのあたりの機微はよくわからない


晴明「……わかりませんか?」

静「………………」 コク


>デュエルとは手段だ。手段であり、それ以上の何か、とは思えない
>コミュニケーションの道具とも受け取れないし、それで、気持ちが通じるとも、とても


晴明「……ひとそれぞれ、ですしね。しょうがない、です」

静「………………」

晴明「……それじゃあ、私も失礼します。お騒がせして、申し訳ありませんでした」

静「………………」 フルフル



静「………………」

リベンジャー『ギャハ。個性的なヤツらだなァ』

静「………………」 コク

リベンジャー『もっとも、ヤツらが何を呼び込むか、それとも何かがヤツらを呼び込んだのか』

リベンジャー『どっちにしても一筋縄でいかネェなァ。ギャハハハハハハッ!!』

静「………………」


◆ コミュの相手にキャラクターが追加されました
   交流度は上昇しませんが、イベントの進行については必要となります

・安倍晴明
・神威遊一
・ナクラ・ナクア
・闇堂魅行
・ニア・ルーラ
・神威刹那
・蓮田黄色

こんなところで今日はここまで
結末を楽しみにしてらっしゃった方には中断というかたちにしてしまって申し訳ありません
ただ、全体を通しても両者とも本来使うべきカードを使ってないような部分もありますので
その場合どっちが勝っててもおかしくない、と思っていただければ助かります

一時間後くらいにやりたい

おられますかのう



◆ 晴明たちの部屋


晴明「…………」

魅行「勝利できておりましたね、あのデュエル」

晴明「……あ。魅行さん……見てらしたんですか?」

魅行「ああいった輩がいつ本性を見せるか分かりませんので」

魅行「突然ゲヒョヒョ~ンとか言いながら襲い掛かってきたらどうするのです」

晴明「……魅行さん、この前そんなことを洗濯機の前で言っていたような」

魅行「気のせいでございます」

晴明「……で、ですか。ところで勝てていた、というのは」

魅行「言葉通りです。あのままターンが進めばあの方の反撃手段は無く」

魅行「デッキを削り切って勝利していた、と……」

晴明「……分かりませんよ? 何せ、その。彼は……多分、実力の全部を出し切ってない」

晴明「……私も言われましたけれど。少なくとも―――――」

晴明「……《覚醒の魔導剣士》で《アンデット・スカル・デーモン》と相討ちする必要は無かったですし」

魅行「でしょうか?」

晴明「……例えば……レベル8のシンクロモンスター」

晴明「……あの場面で随分考え込んでいましたから、もしかすると何かいたのかな、と」

晴明「……ボルテックス・ドラゴンの効果は、もう使えませんでしたし」

魅行「…………」

晴明「…………あ、ところでその、ナクアさんは」

魅行「まだお休みです」

晴明(もう16歳になったのにまだ夜更かし苦手で朝も苦手なんだよね、ナクアさん……)



◆ 遊一たちの部屋


遊一「………………」 フゥ

シャアアアァァ……

遊一「……………………」

ニア「スターダストの効果、使ってれば勝ってたよねぇ」

遊一「突然現れンじゃねェ!?」

ニア「あれ。せっちゃんシャワー?」

遊一「そォだよだから出ろ」

ニア「やだなぁ僕女のコだし関係な」

遊一「は?(威圧)」

ニア「に、ニアちゃんは自分を曲げないよっ!」

遊一「ところで、どういう意味だ今の」

ニア「どういうもそういう意味に決まってんじゃーん。スターダスト出してれば勝ってたって」

遊一「スターダストは相手を選んで使う」

ニア「まあそう言うよねー」

遊一「………………」

ニア「でもさぁ。あのコナンバーズ持ってるよ」

遊一「だとしても知ったこっちゃねェよ。そもそも勝つことが目的じゃあねェ」

遊一「第一、あんなお人よしそうな女倒して何か俺らが得すンのかよ」

ニア(速攻で覚悟完了しそうな感じでもあるけどね)

シャワーシーンが男とは、やはりホモォ…

>>294
シャワーに行ってるのは刹那ね。部屋の備え付けって感じで


***


遊一「実力は知れた。元々はそれが目的だ」

遊一「いざあの連中とコトを構えるとなった時にどうするかを決められる」

ニア「結論は?」

遊一「逃げる」

ニア「おや意外」

遊一「戦っても得がねえっつったろ」

ニア「見てる僕はすごく愉しいよ!!」

遊一「殴り飛ばすぞ」

ニア「最近快感に感じてきて」

遊一「…………」

ニア「冗談。で、そういえば」

ニア「コレ、返しておくよ」

遊一「シフル……?」

ニア「うん。だって……」

ニア「ノーデン禁止になってトラペゾあんまり意味無くなったし……」

遊一「お、おう……」



◆ 酒場 / 客席側


ツルキ「客だ! 女性だ! となれば」

忍「カメラは全て撤去したでござるよ」

ツルキ「ぐわあああああああああああああああ」

カイ「貴様、何犯罪行為を喜々として行っておるのだこの大馬鹿者が!?」

ツルキ「男のサガだろ……!!」

忍「もげば男性ホルモン減るでござるよ」

カイ「洒落にならんからやめてやれ」

ツルキ「ハハハそう簡単にゃモゲねーよ」

忍「では」 シャキン

ツルキ「やめろ刃物はマジでヤバい!!」

静「………………」


>珍しい客だと言うのにこいつらはいささかいつも通りすぎる……


◇ 資材:■□□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 酒場 / 客席


遊一「………………」

晴明「………………」

静「………………」


>すごく ふんいきが よくない


遊一「………………」

晴明「………………」

静「…………」

リベンジャー『ヨォヨォシズカァお前から何か喋ゴペッ』


>黙れ
>下手に動くとマズい。何がマズいかは分からないがとにかくマズい


遊一「………………」

晴明「…………あのっ」

静「…………!」



遊一「……あ?」

晴明「……昨晩は……すみません」

遊一「いちいち気にすンな。過ぎたことだ」

晴明「……ですか」

遊一「………………」

晴明「………………」

静「………………」 オロオロ


>この雰囲気、いったいどうしたらいいのだろう
>いや、確かにこの二人、見た感じで「合いそうにないな」とは思ったものだが
>宿泊客同士のトラブルはどうしても勘弁というかなんというか


遊一「……オイ」

晴明「……あ、はい」

遊一「確か……ダチのカードが盗られた、っつったな」

晴明「……はい」



遊一「ソイツについて話しちゃくれねェか」

晴明「……というのは?」

遊一「俺の追ってるヤツの可能性がある」

晴明「……ヤツ……? 組織では?」

遊一「何……?」

静「………………」

リベンジャー『組織だーあ? そりゃこのあたりにゃギャングはクソほどあるけどよォ』

遊一「俺が知ってンのは個人だ。組織じゃあねェ」

晴明「……ですけど、ミカさんは……友人は、組織と」

遊一「……アテが外れたか……? いや、だが……」

遊一「もしかすると、ソイツがその組織に所属してるっつー可能性はある、か」

晴明「……どんな人、なんです?」

遊一「人かも分からねェ。だが危険なヤツではある」

遊一「何故ならソイツは【この周辺の気候をこんなにした】可能性があるからだ」

晴明「…………」

静「……!!」

リベンジャー『オイオイオイオイオイオイオイオイコイツァァ……!!』



晴明「……そうですか……」

遊一「驚かねェんだな」

晴明「……理解が、追いついてない、というか」

遊一「……ところで、よォ。店主。盗み聞きはちと行儀が悪くねェか」

静「…………!」

リベンジャー『気づかれてたみてェだなァ。ギャハハ。で、どうする?』

静「…………」 ザリッ

遊一「…………フン」

晴明「……あ、え、ええと」

静「…………」


>偶然に見かけて聞こえてしまっただけで、他意はない


遊一「……どォだかな……」

晴明(あわわ……この人が回収しに来たっていうオリジン、だっけ、あのカード)

晴明(マスターさんの心象が悪くなったらそれこそ強引に……)

遊一「………………」



遊一「まあ、座れ」

静「…………」

>それはこちらが言うべきセリフだと思うのだが……

遊一「知らねェ」

晴明「………………」

静「…………」

>それで

遊一「アンタには一応言っておく。俺がこの開拓地に来た理由だ」

遊一「一つ。あるカードの回収。これに関しては所有者の資質を見極めて判断する」

遊一「だから今は置いておく。もう一つの理由だが――――」

遊一「今言ったヤツのことだ。【↓1~3名前候補】って呼ばれている」

晴明「………………」


↓ 1~3 何か適当に称号
       例:《魔法使い(マギウス)》
       みたいな

言い忘れてたけど必ずしも例の通りに《》で括ったりルビ振る必要も無いからな!
申し訳ねえ
このレス無視で↓

◆ 候補

1.地動説(ニコラウス)
2.気紛れな男
3.シュヴァルツ・カッツェ
4.ジョン・ドゥ

↓2票先取



静「………………」


>地動説(ニコラウス)
>と、呼称されている人間
>いや、人間かどうかすら、判然としないもの


遊一「俺はヤツらのことについては、断片的にしか知らねェ」

遊一「だが――――気候すら変えうるような力を持つことだけは、間違いない」

遊一「理由が何であれ、それで迷惑してる人間がいるんだ」

遊一「――――――殴りに行くには申し分ない相手だろ」

静「………………」


>確かに、そういうことのできる存在があるとすれば
>原住民との対話も上手くいくだろうし――――場合によっては
>この気候も改善され、開拓も上手くいくかもしれない――――


晴明「……ですけど」

遊一「何だ」

晴明「……『人間かどうかも分からない』、と……」

晴明「……それだけのことを言う理由は、あるんですよね」

遊一「………………」



遊一「…………………………」


遊一("余"……いや。俺の思考の中だ。あえてボカす必要もねェか)

遊一(あらゆる次元を繋ぐ『門』の管理者――――あるいはそれそのもの)

遊一(あいつの言うことを真に受けるとするならば、そいつらは)


遊一「異次元の存在だ」

晴明「は?」

静「………………」

>何を馬鹿な

晴明「……はあ……まあ、なるほど、って感じ……ですね」

静「……!?」

>受け入れちゃうのかよ

遊一「一言じゃあ言い切れねェが、ヤツは……あるいはヤツらは、異次元人と言っていい存在だ」

遊一「こちらの定義に当てはめれば確かに人間の姿かたちをしている。だが、本性は知れねえ」

晴明「……路地裏の……あ、えと。異形を持ってる……」

遊一「ソイツについてだが、移動都市の“中央政府”の方で正式な名前を決定する運びとなった」

遊一「差別を助長する、という意見も無くは無い、が……まあ、不便だしな」

遊一「勿論、人間の一種であることには違いない、ということを前置いた上でだが」


◆ 城塞都市で言う路地裏の住人、肉体に異形を持つ人間の名前を決めようと思います
   人種としての名前となりますのでそれっぽい名前をお願いします

↓1~3くらい 候補


◆ 以下のうちから選択してください

1.ナイトメア
2.デバステイター
3.エンダース
4.ヒューマノイド

↓2票先取



遊一「途方に暮れた人間たち、『デバステーター』だとよ」

晴明「…………荒らす者、という意味もありますよね」

静「………………」

>マイナスなイメージを植え付ける単語であることには違いない

遊一「どっちにしたってお上の決定だ。俺たちが何か言うことでもねェ」

遊一「あいつらは紛れもなく人間だ。感情があって、俺たちと同じようにものを考えてる」

遊一「不満に思えば直訴でもするさ。それでもダメなら……」

晴明「……ダメなら?」

遊一「中央官僚長でも殴るか」

晴明「……だ、ダメですよ。その方が……」

遊一「……………………」

遊一「……冗談だ」

静「……」


>何今の間



遊一「少なくとも俺のダチにそういう連中がいる」

晴明「…………私は、ちょっと。その……色々と、深いお付き合いが……」

静「………………」


>そういえば、見たところあのメイドもデバステーターの一人ではあった
>否定的な意見が出ても当然だろう


静「………………」


>しかし、そうなると中央政府の中に彼らデバステーターはいない?


遊一「いねェ。俺の知る限りではな。だが」

遊一「ガンガリティアではニュースのあと、ここンとこ、龍天河の親父……いや、市長が」

遊一「積極的にガンガリティアの議会に登用する動きを見せている。元々市民権は得ていたからな」

晴明「……ピタゴラスでは……五年前に存在が認知されたせいで」

晴明「……まだ、それほど高い地位には付けてませんけど……」

晴明「……知り合いの白藤さん、って人が、政治に関わる仕事をしようと、頑張ってます」

静「………………」


>なるほど、外ではそういう動きを見せているらしい
>チャーチルにはデバステーターの人間が少ないから貴重な話を聞けた



遊一「話戻すが……」

晴明「……あ、はい。その、デバステーターの人間について、ですけど」

晴明「……彼ら、彼女らは……元々、異次元から来た存在、なんだそうです」

晴明「……遺伝子的に、人間た違うものが存在するらしくて……ってそれはいいですね」

晴明「……旧時代の戦争の時に、カードを一緒にデバステーターの人たちが来た、とするなら」

リベンジャー『あぁ?』

静「…………?」

>リベンジャー?

リベンジャー『なんでもナッシング』

晴明「……? と、ともかく。その時と同じだけの衝撃や」

遊一「条件を整わせたなら。異次元へと転移することはできるってことになる」

晴明「…………ですけど、デバステーターの人たちみたいに、融和してくれるひとたちばかりじゃない、ですよね」

遊一「ああ。あいつらはあくまで迷い込んだ人間だ。何らかの目的を持って来たわけじゃなく」

遊一「戦争の被害者って意味では俺らと同じと言える。だからこそ融和も上手くいったが……」

静「………………」


>――――――侵略者、というものも
>存在していて。もしかすると、今にもこの世界を乗っ取ろうとしているかもしれない



遊一「そういうことだ。俺は今回そいつらの調査に当たってる」

遊一「敵か。味方か。万が一敵ならその対処を考えるべきで」

遊一「味方……そうなってくれるのなら、杞憂だったってことで、何も構いやしねェ」

晴明「…………味方、であってほしいんですが」

遊一「どうだかな」

静「…………」


>時に、侵略というものにも理由があったりすることはある
>それしか手段を知らなかったり、あるいは、そうすることでしか得られるものの無い環境だったり
>だからと言って、言葉という手段を選んで使わないことが正しいとは思えないが


遊一(“余”の野郎もとっとと答えだけ教えてくれりゃハナシ早いんだがな……)

晴明「……何か……分かってることって、あるんですか?」

遊一「あ? ……そうだな。デバステーターは肉体に異常を持つ。まあ、俺らから見て、だが」

遊一「その異世界人は……」

静「………………」



遊一「――――――――“魔法使い”だ」



◆ イベントが進行しました

現在進行度:1

今日はこんなところで

なんというかようやく根本的な設定出せた気がする……
今回は静・ギャング・原住民・魔法使い な感じで四点対立構造になる感じです

ところで梅の設定作ったときみたいにラスボスな敵の設定作りたいんだけど人いるかな?

ほいではとりあえず設定作るか

性別↓2
年齢↓4

魔法ょぅι゛ょ……?
ちょっとこれヤバない色々

名前↓2
デッキ候補↓3~6

DDDは前期で龍天河(父)が使ったのでダメよ
追加候補 ↓1

幻奏は1期で奏が使ってるので以下略
そんなわけで候補は以下の通りになります


1.【Sophia】
2.【竜剣士】
3.【彼岸】
4.【ブラック・マジシャン】

↓1~ 2票先取でお願いします

では【彼岸】使用ということで

↓1~5くらいで適当な特徴を取捨選択して形作っていきます

いつも思うけどこんな時間にどんだけ潜んでるんだよ!!
厨二回路フル回転させたらこんな感じででけた!
何この幼女……



名前:竜剣・士
性別:女
年齢:8
特徴:”魔法使い”の総大将。「大人」というものを蛇蝎の如く嫌悪している。
あらゆる霊的な存在を見通す目を持つが、この世に留まっている以上は、大半が未練を遺して「悪霊」と成った魂である。
そのため、そうした魂の救済を望む一方で、悪霊を生み出すような世の中をを憎んで濁り切った眼をしている。
霊魂の救済のためならば自ら苦難に飛び込む被虐的な精神があるが、彼らを生み出す要因となる汚い「大人」へは専ら加虐的。
デュエルの際には元来の強大な力に指向性を与えるため、専用の法衣を身に着ける。
デバステーターが元いた世界と似た世界の住人であるためか、山羊に似た角と竜のものとも言えるような尾が生えている。
デッキ:【彼岸】


では今度こそこんなとこで

法衣じゃねーやこれだと坊さんじゃないか
法衣→魔法衣ね。申し訳ない

直前も直前になっちゃったけど20時からやります

 |w0)


静「…………」


>魔法使い。にわかには信じがたい存在だが……


リベンジャー『オマエ精霊使いみたいなモンジャネ?』

静 >その発想は無かった

リベンジャー『まァ突飛な発想なのは違いないけどナ! ギャハッ』

静「………………」


>かと言って嘘を言っている風にも見えない
>さて、どのように判断するべきか……


◇ 資材:■□□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 酒場


芳香「…………」 じー

魅行「…………」 じー

刹那「♪」 ハグハグ


芳香「……どう、思う?」

魅行「どうとは」

芳香「あれで……人妻、なのよ」

魅行「そうですね。あれで人妻。人妻………………」

魅行「やっぱり犯罪では?」

芳香「でも、自己申告では19歳なのよ」

魅行「ええ。笑顔でハンバーガーを頬張っている、どう見ても中学生前後なあんな……」

魅行「ダメでしょう」

静「………………」


>いや、ダメも何も法律が許可しているのだが



魅行「おのれ法律」

静「…………」

>年齢にしても本人の気持ちにしても何もかも正当だと思いますが

魅行「法が許すと言うのならとうの昔に私と晴明様の婚姻が成立していておかしくないのですが」

>いや

芳香「その理屈はおかしいんじゃあないかしら……」

刹那「?」

静「………………」 フルフル

>気にしないでください

刹那「はぁ……では、まー……」 モグモグ

魅行「そういえば、貴女。先日から食べてばかりでは?」

刹那「ですかねー? いつもこうですけどー……」

魅行「……いつもこれで……その体型……!?」

魅行「幼な妻……馬鹿な、その言葉が永くに通用しそうなこんなインモラルな人材が存在しているなど」

静「………………」


>この人は割とダメなのだろうか
>ダメなんだろうなきっと
>あとこの前どう見ても10歳前後で妙に口達者な子供がいた気がするがもしや



静「………………」

芳香「……夫婦、ね……」

静「………………」


>いかん、約一名がトラウマを発症している


刹那「どうかされましたかー?」

芳香「何でもないのよ。……なんでも……」

魅行「ところで何故肉類ばかりを?」

刹那「好きだからですよー?」

静「…………」

>いやまあ道理だけど

刹那「それ以上に理由が必要ですかねー……?」

魅行「好きだから好き。成程、感服いたしました」

魅行「そう――――好きだから好きなのですッ! それ以上に何の理由が必要か……」

芳香「あの。マスター? 一人トリップしてるような人がいる気がするのだけれど……」

静「…………」


>禁止カードでもキメてらっしゃる?



芳香「……怖いわ。ほんの少しのことなのにペースが握られてる気がする……」

刹那「あ、マスターさん、ビーフシチューお願いしますー」

静「…………」

>奥さんはまだ食べるんですか

刹那「たまには外で食べるのもいいものですしねー」

芳香「刹那ちゃんは全く気にしてないわね……」

刹那「?」

静「………………」

刹那「最近、ちょっとお腹がすくことが多いんですよねー。まあ、それはそれですけど」

魅行「………………ええと」

静「………………」


>体型が維持できて、体の内側にも問題が無いというのなら提供していいが……


魅行「夜の生活の方は、いかがでしょう」

刹那「よる?」

静「?」

芳香「……いや、それは……ちょっとさすがに安直よ、メイドさん」



魅行「いえ、その……若い方ですし」

芳香「だからと言って……」

刹那「あっ。s」

静「……!!」 ギュムー

刹那「!!」 モゴモゴ

芳香「……良い判断よ、マスター」

魅行「……申し訳ありません。生々しいことを」

静「…………」

>気になること自体は仕方のないことだ。相手を考えろ、というところが問題だが

刹那「い、言っちゃマズいことですかー……?」

静「…………」 チラッ

芳香「……いいかしら。自分は気にしなくても、夫婦というものだから……」

芳香「旦那さんの方が、どう考えるかも問題なの。特に、そう……」 コホン

芳香「……性的なことでしょう? 大っぴらにされるのは困る、とか……そういうこともあるわ」

刹那「はあ……あ、そういえばそうですねー……すみません」



芳香「…………」 フゥ

静「………………」


>ちょっとこの子はピュアすぎる……


魅行「本当に既婚者で人妻なんでしょうかこの純粋さ」

芳香「ごめんなさい。ちょっと色々と……教えてくるわ。危なっかしいから……」

静「…………」 コク

>お願いします

刹那「?」

魅行「…………成程。私のような手合いに対して……」

魅行「最も強いのは、天然と……理解致しました」

静「…………」

>何を「負けて得られたものがあった」とでも言いたそうに満足げな表情をしているのか
>というか、旦那の方はなぜこの子にそういうことを教えてこなかった

刹那「んー……素のままのお互いが好きになったから、押し付けたくないってことですかねー」

魅行「何か敗北した気がしますが」

静「………………」

>もうちょっと君の邪念は浄化されるべきだと思うよ


◇ 資材:■□□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
4.治安維持
5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

↓2



◆ 資材収集所


ツルキ「何でこんな時でさえ俺らは仕事なんだよッ!!」

カイ「それが普通だろうが」

ツルキ「いや、普通じゃないね。こういう時はこう……もっと仕事を休んでさァ」

カイ「貴様は脳味噌お花畑か何かか」

ツルキ「ちょっと辛辣過ぎない?」

カイ「客がいるというのにいつも通りの醜態ばかり見せていては問題だからだろう」

ツルキ「へーへー。ま、そういうことならまあまあ聞いとくよ」

カイ「真面目に聞け」


◆ 資材収集判定

01~10 : 0
11~70 : 1
71~95 : 2
96~99 : ???

↓1



ツルキ「うっしノルマ上がりィ!」

カイ「いつもよりも早いな」

ツルキ「だってよぉー。やる気でねえってアレじゃあねえけど」

ツルキ「せっかくアイドルが身近なトコに来てるのに時間無駄にしてられねえ!」

カイ「お前……」

ツルキ「ンだよ悪いかよ!」

カイ「いや……思ったよりもミーハーなのだなと」

ツルキ「いやさぁ。猟子ちゃんはいっつも見てるしマスターは……板だし」

ツルキ「忍ちゃんは欠片も脈が無いし! 子供は趣味じゃない!」

ツルキ「ってことで晴明ちゃんたちは今んとこ俺の癒しなの」

カイ「……お前、いささか軽薄だぞ」

ツルキ「縛られないのが俺の魅力なの」


◆ 資材量が変動しました
■□□□□→■■□□□



◆ そのころ


魅行「今不埒者の気配が」

晴明「……え?」

ナクア「何、変な電波でも受診したの」

魅行「いえ、これは長年の勘です。晴明様に近付く邪気を感じ取ることができる……」

ナクア「何それちょっと脳の電気信号の動き調べたい」

晴明「…………べ、別に何かする必要、とかは」

魅行「ご心配なく。本当に邪心が無ければ何もいたしませんので」

ナクア「判定は」

魅行「主観です」

ナクア「やっぱ駄メイドだわアナタ」



◆ 翌日 / 酒場の外


遊一「……で」 ザッ…

カウロ「…………」

遊一「お前、いったい何の用だ」

カウロ「すみません。不躾だとは分かってます。けど、今は……」

カウロ「この前、神威さんたちが来た夜。あの、安倍さんって人とデュエルしてるの、俺、見ました」

遊一「あァ……アレか。つまんねェモンだ」

カウロ「いえ、そうは思いません! ていうか、なんていうか……その」

遊一「…………ゴチャゴチャと前置きはいい。何が言いてェんだ」

カウロ「デュエルを教えてください!!」

遊一「断る。他ァ当たれ」

カウロ「うっ……」

遊一「…………第一お前、他に師事してる相手がいンじゃねェのか」

カウロ「そうです。けど、それだけじゃダメだってカイさんも言ってました」

カウロ「カイさんからも、許可は得てます。今しかチャンスはありませんし……」

カウロ「日和……アイツに勝つためには、俺、なりふり構えないんです!」

カウロ「『実戦』のデュエルってものを俺に教えてください!!」

遊一「断る」

カウロ「」



カウロ「な、何でです!?」

遊一「俺にメリットがねェ」

カウロ「……返す言葉も無いです」

遊一「第一、何でお前俺に声かけた。あん時の……安倍のがよっぽど優しく教えてくれンぞ」

遊一「何より、デュエリストとしちゃ二流の俺と比べりゃ遥かに『一流』に近いトコにいンだ。そうそう断りゃしねーしよ」

カウロ「……その。神威さんの方が、格上との戦い方を心得てる、と思って」

遊一「……ハッ。そうだな。そりゃ俺が二流だからだ。確かに格上との戦闘経験は多いな」

遊一「同時にお前は『技能を吸収しやすそうな二流デュエリストがいたから声かけた』って言ってるワケだ」

カウロ「うっ……そ、そんなつもり」

遊一「ねェ、なんて言いきれるかよ。打算が無きゃ俺みたいなヤツには話しかけたりしねェ」

遊一「そもそもお前、デュエルに勝って? 何がしてェんだ」

カウロ「……前に、俺が負けたせいで、皆に迷惑を」

遊一「その尻拭いの手伝いしろってハナシか」

カウロ「……ぐ……」

遊一「強くなりてェなら地道に努力すンのが一番いいんだ。近道じゃあねェがな」

遊一「どうしてもってンなら他に聞け。俺以上に適任な人間なんざいくらでもいる」



カウロ「……でも」

遊一「でももだってもねェ」

カウロ「……俺……一人前の保安官になるのが夢なんです」

遊一「……あ?」

カウロ「父さんが倒れてから、静さんたちにもずっと目をかけてもらってて」

カウロ「……恩返し……じゃないですけど。早く一人前にならないとって……」

遊一「……………………」 ガリガリガリガリ


遊一(夢……か)


遊一「……………………」

遊一「ガキ。お前、名前は」

カウロ「……か、カウロ・マグネです」

遊一「……!」

カウロ「あの?」

遊一「……行商人の言ってた……そうか。お前か」

カウロ「え?」

遊一「――――――構えろ」 フィィィン

カウロ「えぇっ!?」

遊一「いいから構えろ。デュエルだ。それで決める」

カウロ「あ、は、はい……!? あ、えっと」 フィン

遊一「今のお前のできる本気で来い。たとえ勝てないかもしれねェと思っても立ち向かえ。でなきゃ――――――」




遊一「――――――お前の“夢”、絶対に叶いやしねェぞ」

今日はこんなところで

遊一が若干辛辣すぎたようなそうでもないような
ともあれ、ヒキはこんなだけど描写はそこまでしないつもりですので、明日は普通に安価までやるかと

だいぶ遅れてしまった
そろそろやりますけど誰ぞおられるか


◆ しばらくして


遊一:場
《エルシャドール・ミドラーシュ》

伏せ:1
手札:2

LP:1200


カウロ:場
なし

伏せ:1
手札:1

LP:3100



カウロ(よし、この状況なら……いけるッ!)

カウロ「リバースカードオープン! 《化石岩の開放》!」


《化石岩の解放/Release from Stone》
永続罠
ゲームから除外されている自分の岩石族モンスター1体を選択して特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。


カウロ「特殊召喚! 現れろ、マグネット・バルキリオン!」


《磁石の戦士マグネット・バルキリオン/Valkyrion the Magna Warrior》
効果モンスター
星8/地属性/岩石族/攻3500/守3850
このカードは通常召喚できない。自分の手札・フィールド上から、
「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ」をそれぞれ1体ずつリリースした場合に特殊召喚できる。
また、自分フィールド上のこのカードをリリースして発動できる。
自分の墓地から「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ」をそれぞれ1体ずつ選択して特殊召喚する。



遊一「………………」


遊一(正規召喚したマグネット・バルキリオンをファントム・オブ・カオスで除外し、α、β、γを特殊召喚して場を繋ぐ)

遊一(その後、除外したマグネット・バルキリオンを化石岩の開放で特殊召喚……か)

遊一(…………悪くはねェが)


カウロ「――――――勝った!」

遊一「速攻魔法発動。《決闘融合-バトル・フュージョン》!」


《決闘融合-バトル・フュージョン/Battle Fusion》
速攻魔法
「決闘融合-バトル・フュージョン」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの融合モンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。


カウロ「な!?」

遊一「コイツの効果でミドラーシュの攻撃力は3500上昇する」


《エルシャドール・ミドラーシュ》
攻撃力:2200→5700


ドゴオオオオオオオオオオォォォッ!!


カウロ「がっ……!」 LP:3100→900

遊一「オラどォしたァッ!! それで終わりか、あァ!?」

カウロ「っ……」


カウロ(この人超怖ぇよ! ていうかすっごいチンピラっぽいよ! 本当にミュージシャンなのか!?)



カウロ「というか、あの時は……」

遊一「融合主体じゃあなかった、か?」

カウロ「……!」

遊一「あの時はあの時。今は今だろォが。その場その場の状況に即応できねェでどうする」

遊一「それともそれを言い訳に『負けても仕方ねェ』ってテメェ自信を慰めンのか。あァ!?」

カウロ「そんなワケない……でしょうが! クソッ! 俺はカードをセットしてターンエンド!」

遊一「俺のターン!」 手札:2→3

遊一「セフィラムピリカを召喚ッ!」


《英霊獣使い-セフィラムピリカ/Ritual Beast Tamer Zeframpilica》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1000/守1500
【モンスター効果】
自分は「英霊獣使い-セフィラムピリカ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚・P召喚に成功した時、「英霊獣使い-セフィラムピリカ」以外の自分の墓地の、
「霊獣」モンスターまたは「セフィラ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。


遊一「墓地からセフィラウェンディを特殊召喚!」


遊一:墓地→場
《影霊獣使い-セフィラウェンディ》


遊一「更に、俺は《刻剣の魔術師》をペンデュラムスケールにセッティング!」


《刻剣の魔術師》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻1400/守 0
【Pスケール:青2/赤2】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り、
1ターンに1度、自分フィールドのPモンスターは相手の効果で破壊されない。

いかん、何でこんな展開上は無くてもいいデュエルでミスってるんだ。ミドラーシュいるじゃないか
セフィラムピリカの召喚無しで、《神の写し身との接触》発動して手札のセフィラムピリカと融合してたことにしてください



《エルシャドール・ウェンディゴ/El Shaddoll Wendigo》
融合・効果モンスター
星6/風属性/サイキック族/攻 200/守2800
「シャドール」モンスター+風属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
「エルシャドール・ウェンディゴ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのモンスターは
特殊召喚された相手モンスターとの戦闘では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

遊一:墓地→手札
《神の写し身との接触》


遊一「『魔術師』がペンデュラムゾーンに存在することで、《調律の魔術師》を特殊召喚!」

遊一:墓地→場
《調律の魔術師》


カウロ「!」

カウロ(ミドラーシュの融合で墓地に送った……!)

遊一「レベル6のウェンディゴにレベル1の調律の魔術師をチューニング!」

遊一「来い、《邪竜星-ガイザー》ッ!」


《邪竜星-ガイザー/Yazi, Evil of the Yang Zing》
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「邪竜星-ガイザー」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):自分フィールドの「竜星」モンスター1体と
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(3):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。


遊一「ガイザーの効果発動ッ! ガイザー自身とお前の場のカードを破壊する!」

カウロ「くっ……!?」


遊一:場→墓地
《邪竜星-ガイザー》

カウロ:場→墓地
《リビングデッドの呼び声》

もひとつ訂正。ウェンディゴss時のミドラーシュ効果
遊一:墓地→手札
《神の写し身との接触》

遊一:墓地→手札
《影依融合》

***


カウロ(でも、この効果で出てくるモンスターは守備表示だ……問題は無い、はず――――)

遊一「俺が特殊召喚するのは――――《秘竜星-セフィラシウゴ》!」


《秘竜星-セフィラシウゴ/Zefraniu, Secret of the Yang Zing》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/地属性/幻竜族/攻 0/守2600
【モンスター効果】
「秘竜星-セフィラシウゴ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚に成功した時、または自分のモンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された時に発動できる。
デッキから「竜星」魔法・罠カードまたは「セフィラ」魔法・罠カード1枚を手札に加える。


遊一「デッキから《セフィラの神託》を手札に加え、コイツを直接発動!」


《セフィラの神託/Oracle of Zefra》
フィールド魔法
「セフィラの神託」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時にデッキから「セフィラ」モンスター1体を手札に加える。
(2):以下のモンスターを、「セフィラ」モンスターを使用して儀式召喚、
または「セフィラ」モンスターを素材として特殊召喚した時、自分はそれぞれの効果を1ターンに1度ずつ発動できる。
●儀式:フィールドのモンスター1体をデッキに戻す。  ●融合:手札のモンスター1体を特殊召喚する。
●S:デッキのモンスター1体をデッキの一番上に置く。 ●X:デッキから1枚ドローし、その後手札を1枚捨てる。


遊一:デッキ→手札
《オルシャドール・セフィラルーツ》


カウロ「シャド――――――」



遊一「《影依融合》ッ!! セフィラルーツとセフィラシウゴで融合する!」

遊一「来い、《エルシャドール・シェキナーガ》!」


《エルシャドール・シェキナーガ/El Shaddoll Shekhinaga》
融合・効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻2600/守3000
「シャドール」モンスター+地属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
「エルシャドール・シェキナーガ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):特殊召喚されたモンスターが効果を発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。その後、自分は手札の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の
「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。


カウロ「まさかッ……」

遊一「バトル! シェキナーガでダイレクト!」

カウロ「ッ……うわああああああああッ!」 LP:1300→0


ドサァァァ……


遊一「………………」

カウロ「くッ……そォ……」

遊一「……こんなとこか。で、どうだった」

カウロ「ど、どうって。そんなの、俺の実力が足りずに負けたとしか」



遊一「本当にそうか?」

カウロ「それ以外に何があるんですか!?」

遊一「そォか」

カウロ「…………?」

遊一「おい、ガキ。これから――――――――」



遊一「――――――俺と300回ほどデュエルしてもらう」



カウロ「」

遊一「……あ? あぁ、違う。『最悪』、300は、ってことだ」

カウロ「どういう意味ですか!?」

遊一「そォだな」

遊一「お前、俺に一度でも連勝しなきゃ連続で500回デュエルすることになるぞ」

カウロ「何でです!?」

遊一「連勝ってのァマグレでも難しいからだ。マグレ勝ち、ってのはよくあることだが」

遊一「何も掴めなきゃ俺は即座にその穴を埋めてブッ潰しに行く」

遊一「300回に到達したらその日は終了。また明日300回負かす」



遊一「何も掴めなきゃ延々負ける」

遊一「逆に、何か掴めりゃ勝てる。簡単なこった」

カウロ「無茶苦茶ですよ!」

遊一「実践に勝る経験はねェ」

カウロ「だからって!」

遊一「近道ってなァ厳しいモンだろ。早く力を付けてェ。勝ちたい、そんな気持ちだけでどうにかなるワケあるかボケ」

遊一「夢があるなら尚更だ。傷ついて倒れて血反吐ぶちまけて、それでも掴みたいと思うからやンだろォが」

遊一「努力して夢に届かねえってことは往々にしてある。だが、夢をつかみ取った人間は必ず努力ってモンをしている」

遊一「何もしてこなかったヤツが一流に追いつこうとすンなら、それだけの密度のあるコトしねェと意味ねェだろ」

カウロ「………………」

遊一「……さて、と」 キチキチ

カウロ「あ、あの。デュエルディスク弄って何を……」

遊一「あ? 仮想立体触感のリミッター緩めてるだけだ」

カウロ「へ?」

遊一「俺が何で一流のデュエリストと渡り合えてるか、って理由を教えてほしい、だったな。簡単だ」

遊一「血反吐ブチ撒けて目の前が霞んで見えなくなって体中の感覚がなくなっても」

遊一「――――――――それでも勝ちたい。勝たなけりゃならねェと思って試行錯誤したからだ。だから俺に教わろうってンなら死ぬ気になれ」

遊一「案外死にゃしねェよ」 フォン
(↑ 入院及び死にかけた経験:片手で足りない)

カウロ「む……」


カウロ「無茶苦茶だあああああああああああああぁぁぁぁ!!」



静「………………!」

>カウロが死んだ!

忍「この人でなし!」

猟子「何言ってんだお前ら」

雷士郎「そもそもカウロはまだ来てないでしょう」

晴明(……確かにまだ来てないけど、色々凄惨なことにはなってたんですけど……)


チュドォォォォォォォォン


静「………………」

>華煉が何かしているのだろうか。随分と派手な花火だ

忍「いや、アレソリッドビジョンでござろ」


◇ 資材:■■□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 酒場


猟子「私闘は禁止だぞー」 ケラケラ

遊一「あ? ……すんません。でも、私闘ってか……稽古つけてるだけなんで、大目に見てくんないすか」

雷士郎「稽古って……」


カウロ「」 チーン


雷士郎「あれがですか」

猟子「おい きたないからかたづけておけよ あのボロクズを」

遊一「ひでぇ」

雷士郎「ああしたのはあなたですよね!?」

遊一「………………」

静「…………」


>せめてもう少しいたわれない?


遊一「無理だな。アイツの望んだことだ」



猟子「つったってなぁ。あたしらの弟分だし」

遊一「だからこそだ。アンタらだとどうしてもあのガキも甘えが出るだろ」

遊一「逆に、アンタらが稽古付けるとなると、甘やかしちまう部分が出てくる」

遊一「部外者の俺が一番手っ取り早くて、後腐れねェだろ。憎まれ役なんざ少なくていい」

静「…………」

>それでいいの?

遊一「アンタらはあのガキの心配だけしてろ」

雷士郎「……しかし、ガキガキと、そういう言い方は……」

遊一「自分の殻を抜け出せなきゃいつまで経ってもガキでしかねェよ」

遊一「それまで名前で呼んでやる気はねェ」

雷士郎「そう、ですか……」

静「………………」

猟子「どうした、静? ……あ、ああいうキツい言い方好みじゃないのか」

静「…………」 コク


>確かに、そういうキツさも必要になることはある
>しかし、それ一辺倒では本人も嫌気がさすに決まってるだろうし……



遊一「だから俺がムチの部分で叩いて伸ばす。アンタらは飴の部分担当してくれ」

猟子「まあ……そりゃその方が簡単だーな」

雷士郎「ところで、一つお聞きしたいんですが」

遊一「あ?」

雷士郎「デュエルディスクのリミッターですが……外して問題は」

遊一「あるぞ」

猟子「あんのかよ……いや、無きゃリミッターなんてかけねえな」

遊一「ま、ケガする程度だ。やっても精々打ち身だろォしな。治療は任せる」

静「…………」

>そのくらいは、自分でしてあげてほしい

遊一「………………」

猟子「まあ、静の言う通りだよな。お前がキツい一辺倒じゃ問題だって」

遊一「………………」

雷士郎「神威さん」

遊一「……テーピングの仕方とか知らねェんだよ……」

雷士郎「すみませんでした」



遊一「いくら入院経験が多いっつってもよ」

静「…………?」

猟子「え、何だそれ……」

雷士郎「そんなに入院したことが……?」

遊一「あ? ……東宮妹ン時の大火傷と……小折ン時の凍傷と……暗殺者ン時も切り傷あったな」

遊一「遺跡ン時は……病院なんざ行ってらんねェってだけで終わったら即入院だったしな……」

遊一「一年の間に外傷で5回は入院したことがあるな」

雷士郎「この人を外に出してはいけないのでは?」

猟子「古傷とかあんの?」

遊一「まあ、そりゃな。」 ヌギッ

雷士郎「わっ! こんなところで!」




晴明「…………ふ……ふふ……ふふふ!!」 シャカシャカシャカシャカ 

ナクア「何!? 何をいきなり受信したの!?」

晴明「……じゅ、受信じゃないです。そこの窓から見えるだけです」 シャカシャカシャカ

ナクア「ていうかさっきから何すごい勢いで描いて……うわぁ」

晴明「………………うふふふふ……!!」 シャッシャカシャッシャ



静「……!」

>思った以上にボロボロだ……

猟子「何でお前生きてんの……?」

雷士郎(よく見れば、それぞれの傷自体は致命傷を避けてる)

雷士郎(ただ、幾多の傷が折り重なって全身くまなく古傷だらけだ……)

遊一「全部同時期なら死んでたかもしれねェけどな」

猟子「はー……お前結構イカれてらっしゃる?」

遊一「否定はできねェな」

雷士郎「ですけど、一年のうちに五度も六度も入院するなんて……」

雷士郎「まさかとは思いますけど、病室を抜け出してたんですか?」

猟子「その上でまた大怪我ってか! ぬははははは」

遊一「ああ、したなそれも」

猟子「イカれてるわ」

遊一「ああ、まあ。どうかしてるヤツらと戦ってたからな」

雷士郎「だからって自分までどうかしてるレベルに落ちてどうするんです」

静「………………」



静「…………」

>戦ってたのは、ギャング?

遊一「イカれた馬鹿どもだ」

猟子「タチの悪いギャングだなぁ」

雷士郎「いえ、多分ギャングじゃあないでしょう……」

遊一「法に従わねえって部分ではギャングには違いねェ」

静「………………」

>それでその傷を負って生きてるって何なの……

遊一「色々あンだよ。そもそも殺すことが目的じゃあねェし。むしろ奴らの目的は救済ってか」

静「?」

遊一「過ぎた善意は悪意よりタチが悪いってコトだ」

猟子「お前、なんていうか……脳味噌筋肉っぽいのに時々難しいこと言うな……」

遊一「喧嘩売ってンなら買うぞ」

猟子「売ったァ!」

遊一「面白ェ買ったァ!」

雷士郎「コントしてないで」



猟子「いやライ、コイツ面白いぜ」

遊一「アンタもな」

雷士郎「いや、ボクにはちょっと理解できないです……」

静「…………」

>口調と性質の似る者同士何か引かれ合うものでもあるのだろうか……

猟子「似てるか?」

遊一「似てねェことも無いだろうが」

遊一「喧嘩とデュエルとどっちのが手っ取り早い」

猟子「どっちもめんどい」

遊一「だいぶ違うぞ」

雷士郎「ボクにはあんまり変わらないようにしか見えません」

今日はこんなところで
しかしそこまで長くする気の無かったデュエル描写が妙に長くなってしまって申し訳ない

今更だけどこのシスコンの肉体おかしいよね色々と

この神話生物殴り殺すシスコンと邪神と接続してるおなごの子供がどんなんなるか
想像できるようなそうでもないような想像できるなら短編でも書くべきかどうか

19時半ごろ予定です

(……おられますか……おられますか……)


> Q:好きな食べ物は?


猟子「酒と肉!」

遊一「カレイの煮つけだな」

静「……」

>だいぶちがう!

雷士郎「ただの食の好みじゃないですか」


◇ 資材:■■□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
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1.資材収集
2.開発
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↓2



◆ 酒場


カイ「…………」

静「……?」

>どうしたの?

カイ「む。マスターか。いや、少しな」

カイ「先日の話を精査していた。魔法使いなる存在のことをな……」

静「………………」

>「呪い」のことだろうか

カイ「そうなる。魔法使い、などと明示するのであれば、相応の力を持っていることになるだろう」

カイ「例えば、デュエルモンスターズでないそのもの『魔法』を扱ったり……」

カイ「場合によっては、『呪い』を与えたりな……」

静「………………」

>この気候変動もその影響だったりするのだろうか……


ガチャリ

ナクア「……ん? ああ、店長さんにキング。どうも」



カイ「元キングだ」

静「………………」

>どうも最近はそちらの方が通りがいいとか何とかで

ナクア「そう。……ですか。まあ、望まれるんならそちらで呼びますけど」

カイ「頼む」

静「…………」

>しかし、敬語がどことなくぎこちない気がするが

ナクア「ああ……その、なんていうか慣れてなくて」

ナクア「高校の頃も大学の頃も教師に別に敬語なんて使ってなかったし……ですし」

ナクア「論文の発表の時も、適当に台本でも作って読み上げればいいだけだし」

静「…………」

>習慣になっていないと咄嗟には出ないということか

ナクア「そうね。……ですね。晴明は自然に敬語も使うんですけど」

カイ「そういうタチなのだろう」

ナクア「タチ!?」

カイ「な、何だ!?」

ナクア「……いえ。ちょっと。そうよね。そんなワケないわ。そんなそうそう何人もいてたまるかってまったく……」 ブツブツ



静「…………」

>ところで、生態調査が目的と言っていたけど

ナクア「ああ…………敬語やめていいかしら」

静「……」 コク

カイ「遠慮することもあるまい」

ナクア「ありがと。で、生態調査ってことだけど」

ナクア「元々この周辺がよく肥えた土地で、動植物もたくさん生息してたわけ」

ナクア「でも、急激な気候変動が起きて多くの動植物が死滅した」

静「…………」 コク

カイ「その中で絶滅していない動物を、ということか?」

ナクア「正確には『生物』です、元キング。それに、絶滅してないことだけが条件じゃなくて」

ナクア「この気候の変化による突然変異の有無も調査対象になるわけ」



ナクア「氷期の到来によって幾種類の生物が絶滅したって言うけど……」

ナクア「逆に生き残った生物も多くって、哺乳類なんかがその最たるものね」

ナクア「特にこんな厳しい気候なんだから、特定の性質をより強めたり……」

ナクア「逆に、必要のない機能を削るような遺伝的変異を起こしてるようなこともあって」

ナクア「学者としては、ギャングの抗争とか関係なく魅力的な土地ではあるわけ」

静「………………」

>なるほど
>なんとなくわかるようなわからないような

ナクア「生物学の法則にはベルクマンの法則っていうのがあるんだけど」

ナクア「例えば暖かい場所で生きてる熊、ツキノワグマとかなら大きくても150cm、立ち上がっても人間の背丈に届くかどうかだけど」

ナクア「逆に、寒い場所だと3メートルにもなる、みたいに、寒い場所ほど生物の大型化が進むような」

ナクア「そういう差異を調べてレポートとして提出するのも役目と言えば役目ね」

カイ「レポートか。そういえば、大学がどうのと言っていたが」

ナクア「もう卒業したわ」

静「……!?」

>早くない?



ナクア「自由にやるなら学生って立場は邪魔なだけでしょ。大学に入っても友達と同じ方向に進むわけじゃないし」

ナクア「それなら早く卒業させてもらって自由に研究でも何でもできる方がいいでしょ」

静「…………」

>ちょっと想像できない話だ……

ナクア「単位制だし、権威ばっかり大きい大学だもの。チョロいわ」

ナクア「飛び級でも出さえすれば修士にはなれるし。とうの昔に博士号は持ってたから」

カイ「……恐ろしいな」

ナクア「私には元キングの方が恐ろしく感じますけど」

カイ「いや、既に退いている俺など言うに及ばん」

ナクア「そういえば、何で突然引退なんか」

カイ「…………聞いていなかったか?」

静「…………」

>盗み聞きをしていた風では無かったが

カイ「そうか……いや、普通はそうか……」

ナクア「何その盗み聞きが常態化してる風な」

静「…………」

>してないとは一概に言い切れない

ナクア「何この土地怖い」


◇ 資材:■■□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
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(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
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↓2


晴明「………………」 じー

刹那「?」

グレイ「??」

晴明「………………」


晴明(お互いに身長は150cm手前……だいたい女性の身長は平均的に160手前くらいで)

晴明(私もそのくらいだから二人と比べると拳くらいの身長の差があるんだけど)


晴明「…………」 じー

刹那「あの、な、なんでしょー……」

グレイ「さっきからずっと見てますけど、どうしたんですか……?」

晴明「……あ、いえ……」


晴明(……神威さん(夫)の身長が190cm近くあるんだけど……)

晴明(………………まさか神威さん(夫)の《きのこマン》は相当ちっちゃいのでは……?)


晴明「……気になることがありまして」

刹那「はー」

グレイ「???」



グレイ「あ、絵のことですね!」

晴明「……え? あ、まあ。そうなりますね」

刹那「絵、ですかー?」

グレイ「はい! この前見せてもらいましたけど、すっごくうまいんですよ、晴明さん!」

刹那「へぇー……ちょっと見てみたいですねー」

晴明「……え? あ、はい。どうぞ」 ペラッ

グレイ「あれっ? この絵……」

刹那「デュエルモンスターズのモンスターですねー。こっちは《切り込み隊長》ですかー?」

グレイ「こっちの絵は無敗将軍……? あ、《放浪の勇者 フリード》ですねっ!」

刹那「戦士族モンスターが好きなんですかー?」

晴明「……あ。いえ……ストーリー性のあるキャラクターが好きですね」

晴明「……これ以外にも、《ガガギゴ》や『HERO』なんかも描きますし……」

晴明「……人物画も、たまに描きますよ」

刹那「へぇー……」



グレイ「あっ。ってことは、この前からカイさんやツルキさんやあと遊一さん? ですっけ。を見てたのも」

晴明「……!?」

刹那「あ、そうなんですかー!」

晴明「………………」 ニッコリ


晴明(ほぎゃあああああああああああああバレてるぅぅぅぅぅ)

晴明(何でバレた!? 細心の注意を払ってたはず……)

晴明(い、いや、中身まではバレてないはず! というかそうじゃないとこんな無邪気な表情はできない!)


晴明「……その、いい資料になるかと」

刹那「資料ですかー……そう言われると、ちょっと良い感じは」

晴明「……あっ、そうですよね……すみません」

刹那「でも、そうなると晴明さんは画家や漫画家などでもー?」

晴明「……そうですね。あんまり表ざたにはできないんですけど、そちらで生計を立てています」

グレイ「わぁ、すごいですねっ! ねっ! 刹那さん!」

刹那「そうですねー」 ニコニコ


晴明(胃が痛い!)



刹那「でも、立派な職業ではありますよねー。何で表に?」

晴明「……顔出しをしていなくて。ペンネームと……本名も分けていますので」

晴明「……その。できるだけ物語としての体裁を壊したくない……あまり、作者の顔を想像させたくないんです」

グレイ「へえ……たしかに、なんだか裏側が見えちゃうといや、って人もいますしね」

刹那「先ぱ……遊一さんができるだけメディアに出ないって言うのもそういう理屈ですかねー」

    ※ 実際の理由:初めてメディア出演した時に相当恥を晒されたから

晴明「……イベントとかだと、そうもいかなくなるんですけど」

グレイ「イベント?」

晴明「……即売か…………サイン会なんかですよ」

刹那「あの、最初に言いかけたのはー……?」

晴明「……気にしないでください」

グレイ「?」

静「………………」 コトッ


>コーヒーが出来上がったので持って来たのだが、蚊帳の外すぎて寂しい



晴明「……ありがとうございます」 ペコ

刹那「どうもですー。……あれ? ウィンナーコーヒーってこんなのじゃ」
     こんなの→http://livedoor.blogimg.jp/ogatour/imgs/2/b/2bccf59a.jpg

静「……」

>ないです

グレイ「それはちょっと……あんまり美味しくなさそうですよ」

刹那「ですかー? コクが出たりしておいしいかもって思ったんですけどー」

晴明「……どっちに?」

刹那「ウィンナーに……」

静「…………」

>わからない 文化が違う

グレイ「こっちもおいしいですよ。わたしはお砂糖入れないとのめないですけど……」

刹那「あ、わたしもですよー」

グレイ「刹那さんもですか?」

刹那「昔っからどうにも苦手でー」

晴明「……私はブラックで……」

静「………………」

>ブラックの方が好み?

晴明「……あ、いえ……」 ペラ

晴明「……今日中に原稿仕上げないと、入稿に間に合わなくて……」 ショボン

静「………………」

> 濃いめです

今日はこんなところで

すごくどうでもいいけど遊一・刹那は実家の隣の一軒家で二人暮らし(闖入者毎日あり)で
晴明と魅行とナクアは3人でシェアハウス(オフィス兼任)してるって裏設定を今思いついた

これでポークビッツだったら今までカッコつけてたシーンが台無しになるからコンマはダメよ
だからご想像にお任せするね……設定上裂けない程度としか言えないし

今日は20時前ごろ予定

時間なのでとりあえず安価まで
ちょい夕食食べてくるので反応はだいぶ遅れるかと



◆ チャーチル近郊 / ???


???1「それでそれで、何がしたいのかを読者チャンたちに向けてkwsk」

??1「貴様は何を言っている……?」

???2「まま! ままま! いいじゃあないの。細かいこと言ってるとハゲるぜ」

??1「………………」 ジロ

???1「そんでそんで、閻魔様――――円馬チャァン。早いトコ言っちゃってちょ」

円馬「………………」

 → * 円馬正義
    * 元・保安官


円馬「どうもこうもあるものか」

円馬「殲滅だ。全てを破壊しつくせ」

円馬「ギャングなる無法者の跳梁を許すな。余さず殺せ」

円馬「それがこの場に集められた貴様らの役割、いや……使命だ」

??1「………………」 ボー…

???1「ギャハハハ! 使命だってさ読者チャン。厨二感スゴくね?」

???1「というか悪の組織が寄り集まって集会するって自体死亡フラグ臭いよネ」

???3「ところで」

???3「方法は問わないので?」



円馬「問わん。結果だけを出せ」

円馬「望むのは……殲滅、ただそれだけだ」

???2「全組織かな?」

円馬「当然、全てだ。この忌まわしい土地にはびこる悪意の根を削げ」

円馬「この世を生きる中で法に従わぬ者に、生きる資格が無いことを教え込め」

???1「めっちゃ大袈裟だにゃー」

円馬「…………」 ジロ

???1「ギャハハハ! 怒った? いや別にいいけどねてかこの『???1』とかのハテナな表記」

アリス「ぶっちゃけウザいからここから先は外してお送りしていいよね答えは聞いてないッ」

 → * アリス・ウィルソン
    * 傭【スーパー主人公サマ】

円馬「……誰かこいつをつまみ出せ」

アリス「ファック! 何で全てこの私ちゃんの思い通りにいかねえんだとんだクソッタレた世界だぜ!」

七海「…………鬱陶しい子供だ。な……そう思うだろ?」

 → * 七海鮭
    * 何でもy【クソ陰気な眼鏡】

七海「………………」

アリス「私ちゃんはこれで一時撤退するけど【また今度会おうぜ】読者チャン!」

アリス「にゃにせ【この連中が攻めてくるだろうまではまだ時間があるだろうからネ】ッ! あ、ちっちゃいツだけハミ出ちった」

円馬「……なぜあんな狂人を連れてきた」

ヒート「人材問わず、という要件だったからでは?」

 → * ヒート
    * 詐欺師

円馬「……フン」

円馬「人柄なぞどうでもいい。……必要なのは」

円馬「殲滅、ただそれだけだ」



◆ 酒場 / 静の部屋


静「…………」 ブルッ

静「…………」


>妙な怖気を感じた
>こういう時に限って何かこう、妙なことが起きることが多い……
>用心するに越したことはない、かもしれない


◇ 資材:■■□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 資材収集所


猟子「お客が来たじゃん?」

忍「うむ」

猟子「その中の一人、じゃない。二人ほどめっちゃ料理上手かったじゃん?」

忍「でござるな」

猟子「そのせいで静が張り切っちまって」

忍「はあ」

猟子「ここんとこ酒を呑むだけの胃の容量が無い……」

忍「いいことでござらね?」

猟子「あたしの楽しみなんだぞ!」

忍「拙者は色んなものが食べられていいでござるけど」


◆ 資材収集判定

01~10 : 0
11~70 : 1
71~95 : 2
96~99 : ???

↓1



◆ 資材量が変動しました
■■□□□→■■■□□


猟子「採れた量も結局こんだけだ!」

忍「地道に地道にでござる。というか一気にガバッと取れても使いどこが」

猟子「いいんだよ細かいことは! あればあるだけいいだろ」

忍「あ、でも【そろそろ新しく倉庫を増設する】とは言ってたでござるな」

猟子「マジか」

忍「嘘つく理由ないでござろ」

猟子「でもお高いんでしょう?」

忍「資材結構な量いるとかで」

猟子「本末転倒じゃねーか!」


◇ 資材:■■■□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

(×)1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 酒場

魅行「はー! ここは地獄か何かですか! はー!」

ニア「えぇ……(困惑)」

黄色「もしやすると我らは暴言を吐かれているのだろうか」

ニア「もしかしなくてもそうだよ……」

黄色「不躾な従者よな。我、仕置きとかしてもよいのか」

魅行「晴明様以外はおよしください」

ニア「僕以上に話が通じない人僕初めて見た!」

黄色「自分が話通じないと自覚はしているのだな」

静「………………」

>……コント集団だろうか……

魅行「失礼ですね。少々引っ掛かるところがあるせいで拒否を示しているだけです」

ニア「引っ掛かる?」

黄色「我らにか」

静「…………?」

魅行「同類を見た時のような、と申しますか。これでも私いわゆるデバステーターの一人ですが」

魅行「同類が特に嫌いですので、こういった反応をですね」

静「………………」 エェー…



ニア「僕そっちの人じゃない人です……」

魅行「いえこう、直感的になんというか……死ねばいいのにオーラが漂ってきて……」

ニア「何なの!? 僕ってそんなにイライラするキャラしてる!?」

黄色「裏を理解していれば……まあ……」

ニア「……まあそこは仕方ないと思ってるけど」

ニア「彼女と僕実質初対面みたいなものだよね!?」

静「…………」

>あの、できれば仲良く

黄色「……我、特には関わってない……関わる気もないし……」

静「…………」

>うん、まあ、そうだけども

魅行「その点あなたはまあ……及第点ですが」

静「…………」

>何でそんな上から目線

魅行「晴明様以外ですとどうも……」


ガチャリコ


刹那「こんにちはー……あれ。皆さんだけですかー?」

魅行「合格」

刹那「え? え?」



魅行「コホン。……失礼いたしました」

魅行「私、安倍晴明様専属メイドの闇堂魅行と申します。自己紹介は済ませてありましたが、改めて」

刹那「あ、はぁ。どうもー……」

ニア「なにこのせっちゃんと僕らへの対応の違い」

黄色「ユーイチの貴様に対する扱いを見ているとそこまで不思議には」

ニア「だから遊一君は僕のことよく知ってるからあんなぞんざいなんじゃない、それも愛だけど」

魅行「……愛?」

静「…………」

>何でそんな変なところに反応するの……

魅行「まあ……私の根本にあるのが『愛』、だからですかね……」

刹那「ええっと……何かあったんですかー……?」

魅行「よくぞ聞いてくれました!! 話は5年ほど前にさかのぼります……」

黄色「店主、我この前のてりーぬ? だったかがほしい」

静「…………」

>何でこの人たち普段の酒場の住人よりフリーダムなの……



◆ 数十分後


魅行「というワケなのです」

ニア(うおおめっちゃ長ぇ……てかかなり盛りすぎだよこの子……これでも僕、言われなくてもかなり知ってるのに……)

刹那「なるほどですー」 モグモグ

黄色「ほうほう」 モグモグ

ニア「何ちょっと僕を無視して何食べてるのさ」

静「…………」

>フライドポテト

魅行「美味しそうですね。御一ついただきます」

ニア「え、何。結局真面目に聞いてた僕が一番貧乏くじかい」

静「………………」

>まあ……そうなるかな……

ニア(……それにしても……彼女らの話を聞く限り、魔法使いは彼女らの中にはいなさそうだね)

ニア(地動説然り。まったく、遊一君がいないと結局僕が情報収集するハメになるんだから……)

魅行(それにしても「ハメ」だなんて卑猥ですよねフレーズが)

ニア(まった……………………!!!??)

黄色(彼奴直接脳内に)

ニア(君もだよ!!)


◇ 資材:■■■□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2


◆ 1~5の中で好きな数値を選択してください
↓1

◆ デュエルを行う候補者を選択してください
   なお、不適格と判断された場合は自動的に↓へずらしますのでご注意ください

↓1~4


◆ ランダムで決定します
   1~5の中から好きな数字を選択してください
↓1


◆ デュエルを行うのは【忍】に決定しました
   なお、対戦相手は【遊戯王】主人公「開拓地のデュエル開拓事情」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442751471/994)のキャラクター
   (デッキは【不知火】)となります。



すみませんが今日はこんなところで
判定まで行くにはちょっと長くなりそうですのでそこは明日やります
一応だけど和風デッキ対決になるのかな。忍者と武者(っぽいの)と

とりあえずそろそろデュエル開始までやろうかと思いますが
おられますか



◆ チャーチル外縁部


???「…………」 フゥ

忍「ちょっとちょっとちょっとー」

???「ん……?」

忍「スケス……じゃなくて。何してるんでござるか、こんなところで」

忍「物見櫓から見てたら何だか、誰かいるように見えたんでござるけどー……」

忍「どちらさんでござる? どう見ても……」

???「どう見ても?」 (←E:仮面)

忍「…………不審者でござるよなコレコレ」



???「不審者? 人を見かけだけで判断するなど、ああ嘆かわしい」

???「私はただの観光客だよ。最近のチャーチルのメディア進出には目を見張るものがあってね」

???「ところでこの仮面? いいや仮面じゃあなくゴーグルだよ。吹雪いているだろう?」

???「何せ私はシティガール、もといシティレディ。過酷な大自然にはいささか弱くてね」

忍「はあ」

???「ああこの際だ、少し案内してくれないかな。街の権力者とお目通し願いたい」

???「この街に誘致したい企業があるんだ。いや何、心配はいらな――――」

忍「アポ無いでござるよ」

???「……アポイントメントなど野暮なことを。そもそもこのチャンスを逃してしまえば」

忍「今大口の客が来てるんでござって」

???「…………」

忍「敵でござるな」 シャキン




???「ああいや敵じゃあない、敵なんて無粋なものじゃあないよ。そんなものであってたまるかい」

???「だいいち言っているじゃないか、商談だと」

忍「じゃあ先に断ってくださらん?」

???「だからそこも含めてだよ。弊社のソリューションをご採用いただいた暁には」 ヒュッ

忍「おっと」 ヒョイ

???「よけないでくれないかな? 空気(ヒュ)読もうよ」

忍「奇襲の基本は相手の隙を突くこと」 ヒョイ

忍「会話の最中に……なんでござる? 拘束具と思っていいでござるか?」

忍「まあ、教科書通りでござるけど、ぶっちゃけ無駄でござるよ」

忍「拙者もお喋りなタチでござって。そのくらいのことは見え見えというか」

???「そうか。じゃあ……」

ヒート「対ギャング互助組織『(↓2)』構成員が一人、ヒート。話術は通用しないようだからね……」

ヒート「デュエルを挑ませてもらおうか」

忍「…………」


◆ この組織の名前を決定します
↓2



忍「………………」


忍(72人も構成員がいるんでござろうか……)

忍(あ、いや……実際の72柱も結構大したことないの混じってたでござるし)

忍(多分有象無象合わせて我らソロモン72柱的な扱いでござろうな……)


ヒート「おっと、今『ザコも含めて72人なのだろう』と思っただろう」

忍「違うんでござるか?」

ヒート「72人の精鋭が揃って、故に72柱。簡単な計算じゃあないか」

忍「はあ。そうでござるか」

ヒート「反応が薄いね……?」

忍「いや。だって全員倒せば終わりなことには違いないでござろ?」



忍「72人いるとして……今いる全員があたれば」

忍「一人頭5、6人で終わりでござる」

ヒート「成程、しかしそう簡単にいくものならば誰も君らに戦いなど挑まないよ」

ヒート「つまりそれだけの人数は確実に! 揃えてある」

忍「という話術でござろう」

ヒート「そう思うかい?」

忍「わざわざこちらに問い返すあたりが自信のなさの表れであり……」

忍「こちらの考えが『本当に正しいのか?』と思わせる心理誘導のように思うでござるが」

ヒート「どうも、厄介な相手に当たってしまったようだ」

忍「そのセリフ、そっくりそのまま返すでござるよ」

ヒート「さて……と。それなら、長居する理由は」

忍「おっと」 ヒュッ!

ヒート「!」 ガシャン!

忍「やっぱりデュエルアンカーでござったか。逃がすワケも無いでござろ」



ヒート「やはり、厄介だよ君は」

忍「褒め言葉として受け取るでござる」

ヒート「では、厚かましい話だが」

ヒート「アンティ勝負だ。そのデッキ、賭けてはくれないかな」

忍「はあ? 何戯けたこと言ってんでござる」

ヒート「別にこのまま戦う必要が無いのはそちらも同じだろう」

ヒート「情報をあげるよ、デュエルしてくれるのなら」

ヒート「その対価としてデッキを賭けてくれ、と言っているんだよ。分かるだろう?」

忍「成程、情報の対価にデッキを」

忍「ふざけんな馬鹿! でござる!!」

ヒート「ふざけてなどいないよ。何せ――――」

ヒート「『地動説』は我らの仲間だしね」

忍「………………」

ヒート「それとも退くかな、ああいや、別に咎めないよ、自分の弱さも認めなければ――――」

忍「いちいち長ったらしいセリフ吐かなくてもいいんでござるよ!」

忍「そんなにやりたいなら受けてやるでござるよ!」


    「「―――――デュエル!!」」

◆ 判定方法を選択してください

1.通常判定
2.簡易判定

↓1~ 2票


◆ 基本値を【30】に設定します。

   【11/6 21時まで】、忍がヒートに勝利する要素を挙げていってください。
   なお、互いのデッキの基本的なデータは以下の通りです

忍:【忍者】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%C7%A6%BC%D4%A1%DB

ヒート:【不知火】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%C9%D4%C3%CE%B2%D0%A1%DB

では今回はこんなところで

とりあえず投下予定は明日で
毎度のことだけど動き方が分からないデッキだったりするのでもしかしたらミス多かったり延期するかも

【不知火は除去を対象をとる破壊効果を持つ燕の太刀と宮司に頼りっきりになってしまうので、シンゲツを2体並べれば対処しやすくなる】+10
【除去要素の少ない不知火ではリバース効果持ちの多い忍者や豊富な専用罠が多い忍者に対処しきれない】+10
【不知火はハンドアドを取る手段が少なく、忍者は使いやすいサーチャーに HANZOとシンゲツがいるのでアドバンテージの面で有利にたちやすい】+10
【高打点でフィニッシャーの戦神はシンゲツロックで防ぐことができ、更にモンスターが破壊されてもゲツガで用意に組成ができる】+10

基本値【30】

30+40=70




◆ 勝率は【70%】です。

   トリップに隠した数字と合算し、勝率以下の数値となれば勝利です。
   0~99の好きな数値を選択してください。

↓1

では指定【67】ということで

やっぱり今日中は無理だったよ……
とりあえず小ネタ挟むつもりなので何かあれば



◆ 恋バナ……? 恋バナとはどんな効果だ? いつ発動する?


晴明「………………」

静「………………」

>既婚者……

晴明「……でした、ね……」

静「…………」

>身近なところに既婚者はいる。巌がそうだ
>ただ、言わせてもらうならば

晴明「……ナクアさんくらいしか……家族のいる人が」

静「…………」


>ハヴォック・ミスト連中で考えてもそうだ
>親元を離れて仕事している忍と雷士郎を除けば、全員親がいない
>どころか「家族」というものに必ず何らかの問題を抱えている


静「…………」 ピン


>というか、安倍さんは家族がいない?


晴明「……え、ええ、まあ。その……子供の頃に死に別れて」

静「…………」

>妙なことを聞いて申し訳ない



晴明「……いえ。もう割り切ってますから……。ところで、マスターさんは」

静「………………」

>子供の頃に母親が父と自分を捨てて
>父も数年前に殺されたので家族はいない

晴明「…………すみません」

静「…………」 フルフル

>お互いさま

晴明「……なので、よくわからなくって」

静「…………」


>例えば、誰かが結婚したらああなるのか、という思いはあるが
>自分がそうなるとしたらどうなるのか、という想像まではできない
>好意を向けられることはあるとはいえ


晴明「……あるんですか?」

静「…………」

>女性に

晴明「……同じく、なんですけど……」

静「…………」

晴明「…………」



静「…………」

>安倍さんは自分と比べて女性的だからそういうことは無いと思ったのだが

晴明「……な、何ででしょうね……」

魅行(魂の在り方に惚れたのです……)

晴明「!?」

静「!?」

>何今の

晴明「わ、分かりません……」

静「……」

>そういえば、今は何を……?

晴明「……あ。今は大学で勉強を……ついでにサークル活動もしてるんですけど」

静「…………?」

>どんなサークル活動?

晴明「……漫画研究会です」

静「………………」

>嫌な予感がする



晴明「……所属して日は浅いんですけど、皆さんよくしてくださって……」

晴明「……ただ、私が入って以降ちょっと空気がギスギスしてるような気がして」

晴明「……何でしょう、こう……もうちょっと、仲良くしてほしいんですけど……」

静「………………」

>皆に優しくしてる?

晴明「……ええ、まあ……数少ない、というか唯一の女性メンバーですし……こっちから気を使わなきゃ、って思って」

晴明「……いつまでも打ち解けないままじゃいけませんし……」

静「…………」

>ナチュラルサークルクラッシャー
>存在していたのか……

晴明「……え? え?」

静「…………」

>オマケに唯一の女性ということから鑑みるに
>姫扱いされていてもおかしくはない……

晴明「……?」

静「…………」

>恐ろしい子ッ



晴明「……あの、マスターさんは?」

静「…………」

>考えられるほど余裕が無い、というのが実情かもしれない

晴明「……そ、そうですか。すみません……」

静「………………」

>第一に、候補というか、マトモな男性がそれほど多くないので考えるにも……

晴明「? ……聖さんとか、優しそうでしたけど……」

静「…………」 フルフル

>見せかけ、というより調子に乗ってそういう風に見せているだけだ
>ボロが出ればあとはそれこそボロボロとチャラけた本性が

晴明「……そんな風には感じませんでしたけど」

静「…………」

>付き合いが浅いとそんな印象を持つ

晴明「……じゃあ、赤間さんは……」

静「…………」

>根がデュエルジャンキーすぎて……

晴明「……ま、まあ……プロの方ってそんな人多いですしね……」

静「…………」

>安倍さんは誰か気になっている人は?

晴明「……ヒミツです」

静「…………」

>ズルい


◆ おわる

今日はこんなとこで

また明日あたり考えに詰まったりしたら突然小ネタやりだす……かも
とりあえず本編は明日20時予定で

30分後にできればやるぞ遊馬

何なのこの流れ……

やるでよ



ヒート「私のターンから始めさせてもらうよ。何事も機先を制する者が優位と聞く」

ヒート「いい話だ。まるでこのデュエルの流れを象徴している。かもしれないね」

ヒート「モンスターとカードを1枚ずつセットしてターンエンド。さあ君のターンだ」 手札:3

忍「貴殿、拙者よりお喋りが過ぎるでござるよ……ドロー!」 手札:5→6

忍「では、《忍者マスター HANZO》を召喚!」


《忍者マスター HANZO/Ninja Grandmaster Hanzo》
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1800/守1000
このカードが召喚に成功した時、デッキから「忍法」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
また、このカードが反転召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから「忍者マスター HANZO」以外の
「忍者」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。


ヒート「性分なんだよ。口を回していないと不安になってくる」

ヒート「それよりも風体通りのカード、正直、と言うより素直な人柄なのかな?」

ヒート「騙されやすそうで不安になるよ」

忍「だからお喋りが過ぎるでござるよ……HANZOの効果!」

忍「デッキから『忍法』カードを1枚手札に加えるでござる」


忍:デッキ→手札
《忍法 変化の術》



忍「……戦闘でござるよ。HANZOで裏守備表示のモンスターに攻撃!」

ヒート「むっ……」


ヒート:場→墓地
《ゴブリンゾンビ》


ヒート「なんて言うことも無かったかな。むしろこの私にとっては有利に運ぶ出来事だ」

ヒート「ゴブリンゾンビの効果はご存じだね? デッキから守備力1200以下のアンデット族を手札に加える」

ヒート「ここで手札に加えるのは《ゾンビ・マスター》……アンデット族ではお馴染みの彼、あるいは彼女にしよう」


ヒート:デッキ→手札
《ゾンビ・マスター》


忍「いちいち言わなくても分かってるんでござるよこっちは!」

ヒート「言わせておくれよ。それも人の情けだろう?」

忍「残念でござるけどシノビの者にそういうこと期待すべきじゃないでござるよ」

ヒート「あ、そう? それならそれで別の方向性で何か考えるとしようかな」

忍「……カードを3枚セットしてターンエンド。でござる」 手札:3

ヒート「3枚! だと言うのに手札の残りも3枚。やるねぇ。素晴らしいよ」

ヒート「では私のターンに移らせてもらうよ。カードドロー」 手札:4→5



ヒート「では案の定と言うべきかな。先程手札に加えた《ゾンビ・マスター》を召喚!」


《ゾンビ・マスター/Zombie Master》
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1800/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、手札のモンスター1体を墓地へ送る事で、
自分または相手の墓地のレベル4以下のアンデット族モンスター1体を選択して特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。


ヒート「既に墓地にあるゴブリンゾンビと併せて展開の準備は整った」

ヒート「さて君はこの布陣に対して」

忍「罠を発動するでござる。《忍法 超変化の術》!」

ヒート「ほう。超変化と来たかい」


《忍法 超変化の術/Ninjitsu Art of Super-Transformation》
永続罠
自分フィールド上の「忍者」と名のついたモンスター1体と相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地へ送り、そのレベルの合計以下の
ドラゴン族・恐竜族・海竜族モンスター1体を自分のデッキから自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターをゲームから除外する。


忍「拙者の場のHANZOとそちらの場のゾンビ・マスターを墓地へ送るでござるよ」


忍:場→墓地
★4 《忍者マスター HANZO》

ヒート:場→墓地
★4 《ゾンビ・マスター》



忍「拙者は《白竜の忍者》を特殊召喚!」


《白竜の忍者/White Dragon Ninja》
効果モンスター
星7/光属性/ドラゴン族/攻2700/守1200
このカードを特殊召喚する場合、「忍法」と名のついたカードの効果でのみ特殊召喚できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上の魔法・罠カードはカードの効果では破壊されない。


ヒート「白竜の忍者……これは困ったね。これではバックを破壊できないじゃあないか、問題だよ」

忍「だから出したんじゃねーかでござる」

ヒート「ごもっとも? まあ、ごもっとも。では私はそれに対処しなければならないからね……」

ヒート「ゾンビ・マスターを呼び戻すとしよう。《おろかな埋葬》!」


《おろかな埋葬/Foolish Burial》
通常魔法(制限カード)
(1):デッキからモンスター1体を墓地へ送る。


ヒート「この効果により、アンデット族内において群を抜く汎用性を持つ《馬頭鬼》を墓地へ送る」


ヒート:デッキ→墓地
《馬頭鬼》


忍(何でいちいち枕詞入れなきゃ発動しないんでござる……)



ヒート「そして馬頭鬼の効果! これが昔から厄介なものだよ。アンデット使いとしてもこのカードの存在を強いられる」

ヒート「無論、強いことは否定するまでもないのだけれど、だからこそ誰にとっても同じように好まれるわけでもない」


《馬頭鬼/Mezuki》
効果モンスター(準制限カード)
星4/地属性/アンデット族/攻1700/守 800
(1):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の
アンデット族モンスター1体を対象として発動できる。そのアンデット族モンスターを特殊召喚する。


ヒート「墓地へ送られたゾンビ・マスターを再度、場に呼び戻すとしよう!」


ヒート:墓地→場
《ゾンビ・マスター》


ヒート「墓地から戻ってきて早速だけど、さて、働いてもらわねばね! ゾンビ・マスターの効果を発動!」

ヒート「手札1枚をコストに……墓地に存在するアンデット族モンスターを場に呼び戻す」

ヒート「このとき、当然墓地にアンデット族モンスターがいなければ効果は発動できないが」

ヒート「アンデット族モンスターが墓地にいさえすれば、コストとして墓地へ送ったモンスターをも呼び戻せる!」

ヒート「素晴らしい効果だろう?」

忍「いいからはよ進めろでござるよ」


ヒート:手札→墓地
《ユニゾンビ》



ヒート「私のアイデンティティだ、そういう訳にもいかないね。何せ自分自身を保つための行動だ。君にもあるだろう?」

ヒート「いや、無いとは言わせない。そういうわけにはいかない。では私は《ユニゾンビ》を蘇生!」


《ユニゾンビ/Uni-Zombie》
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻1300/守 0
「ユニゾンビ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。手札を1枚捨て、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
(2):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
この効果の発動後、ターン終了時までアンデット族以外の自分のモンスターは攻撃できない。


ヒート「おろかな埋葬に代表されるように汎用的な墓地肥やしと言うものは非常に有用なものだよ」

ヒート「よって勿論このカードの効果も有用であると言える。違うかね? いや、違いはしない」

ヒート「ユニゾンビの効果! デッキからアンデット族モンスターを1枚墓地へ送ることで」

ヒート「ユニゾンビ自身のレベルを一つ上昇、これでレベル4となる!」


ヒート:デッキ→墓地
《不知火の宮司》


《ユニゾンビ》:★3→★4


忍(! 不知火――――――)



ヒート「レベル4のゾンビ・マスターにレベル4となったユニゾンビをチューニング」

ヒート「いざ! 紅蓮の炎の内より錬鉄となりて生じよ、知らずの炎! 《戦神-不知火》!」


《戦神-不知火》
シンクロ・効果モンスター
星8/炎属性/アンデット族/攻3000/守 0
アンデット族チューナー+チューナー以外のアンデット族モンスター1体以上
自分は「戦神-不知火」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地のアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、除外したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
除外されている自分の守備力0のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを墓地に戻す。


ヒート「戦神の効果を発動。戦神はその身に宿す火炎により、墓地に眠る亡者を焼き尽くしその力を得る」

ヒート「《不知火の宮司》を除外することで、その攻撃力をそのまま戦神へと加える!」


ヒート:墓地→除外
《不知火の宮司》


《戦神-不知火》
攻撃力:3000→4500


忍「さっきから言い回しが迂遠すぎるでござる!」

ヒート「言っているだろう、性分だよ。変えられはしないし無理に変えようともどこかで綻びやゆがみが生じる」

ヒート「こうしなければならないというものは無いが自分がこうあるべきと定めたものだけは外れるべきじゃあない」



ヒート「おっと《不知火の宮司》の効果を処理させてもらうよ!」


《不知火の宮司》
効果モンスター
星4/炎属性/アンデット族/攻1500/守 0
「不知火の宮司」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
自分の手札・墓地から「不知火の宮司」以外の「不知火」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。
(2):このカードが除外された場合、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。


ヒート「戦神の効果によって除外されたことでカード1枚を選択して破壊できる」

ヒート「勿論、君の場の魔法・罠カードは白竜の忍者の効果によって破壊できなくなっている」

ヒート「よってここは白竜の忍者自身に退場願いたいね!」

忍「《忍法 変化の術》! でござる」


《忍法 変化の術/Ninjitsu Art of Transformation》
永続罠
(1):自分フィールドの表側表示の「忍者」モンスター1体をリリースしてこのカードを発動できる。
リリースしたモンスターのレベル+3以下のレベルを持つ
獣族・鳥獣族・昆虫族モンスター1体を、手札・デッキから特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。


忍「白竜の忍者をリリース。デッキより《赤竜の忍者》を特殊召喚するでござる!」


《赤竜の忍者/Red Dragon Ninja》
効果モンスター
星6/炎属性/鳥獣族/攻2400/守1200
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
自分の墓地の「忍者」または「忍法」と名のついたカード1枚をゲームから除外し、
相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを確認し、持ち主のデッキの一番上または一番下に戻す。
この効果の発動に対して相手は選択されたカードを発動できない。
「赤竜の忍者」の効果は1ターンに1度しか使用できない。



ヒート「おおっとサクリファイス・エスケープか! これは手厳しい」

ヒート「いささかこれは面倒だね。その上守備表示とは、貫通効果でもあれば良かったのだけど」

忍「で、どうするんでござるかコラ」 イライラ

ヒート「攻撃するしかないだろうね。削れないというのは嘆かわしいところだけれども」


ズゴオオオオオオオオッ!


忍:場→墓地
《赤竜の忍者》


忍「くっ……」

ヒート「ターンエンド。さあ、君のターンだ。自由にやるといい」 手札:2

忍「言われずともわーってんでござるよ!」 シュッ 手札:3→4


ヒート(――――怒っているな。いや、焦燥を感じている、というのが正しいか)

ヒート(話術……と言えば聞こえはいいが、結局のところ怒らせているだけ。それは分かっている)

ヒート(だがそれがいい。それでこそ正常な判断力を奪うことができるのだからね……)



忍「とまあそんな感じでナメ腐ってるんでござろうけど」

ヒート「……!?」

忍「ぶっちゃけその伏せカード、《不知火流 燕の太刀》でござろう」

ヒート「そうだよ」

忍「ノータイムで答えるあたりがいやらしいでござるな。ただ、まあ……」

忍「今までのでおおよその傾向は掴めたでござる。一つたりとも狼狽えた様子を見せないあたり」

忍「どうも言葉のやり取りを主とする世界にいたようでござるな」

忍「デュエルにおいては相手を怒らせる。正常な判断力を奪う。そんな効果を期待してござるか」

ヒート「さて、どうだろう。こんな性格だから勝手に人が怒っちゃうことが多くって困るんだ」

ヒート「私はこれでも平和的に物事を解決したいにも関わら」

忍「《嵐》」


《嵐/Storm》
通常魔法
自分フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
その後、破壊したカードの数だけ相手フィールド上の魔法・罠カードを破壊する。


忍:場→墓地
《スキル・サクセサー》
《忍法 変化の術》
《忍法 超変化の術》


ヒート:場→墓地
《不知火流 燕の太刀》



忍「ま、そーなるでござるよなー」

ヒート「人の話を聞く気はないの?」

忍「さあ、どうでござろうか。拙者、そもそもシノビでござるし」

忍「情だけで生きていける世界でもないのでござるよ、これが」

ヒート「そうか……随分とその、悲しい世界に」

忍「人の幸せ勝手に推し量んなでござるよ。カードを2枚セット!」

忍「モンスターをセットし、ターンエンドでござる!」 手札:0

ヒート「聞く耳持たずか……なら。私のターン」 手札:2→3

ヒート「これでは話していても意味が無いか、いや、それとも今でもこうするべきかな」

ヒート「先にも言ったように性分だ。今更変えようもないしね」

ヒート「私は《生者の書-禁断の呪術-》を発動、これで君の墓地の有力なモンスターを除外し」

ヒート「変わって私の墓地の優秀なモンスターを蘇らせるとしよう」


ヒート:墓地→場
《ゴブリンゾンビ》

忍:墓地→除外
《忍者マスターHANZO》



ヒート「そして手札より、《妖刀-不知火》を召喚!」


《妖刀-不知火》
チューナー・効果モンスター
星2/炎属性/アンデット族/攻 800/守 0
「妖刀-不知火」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、チューナー以外の
自分の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとこのカードを墓地から除外し、その2体のレベルの合計と同じレベルを持つ
アンデット族Sモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。


忍「……!」

ヒート「レベル4のゴブリンゾンビに、レベル2の妖刀-不知火をチューニング!」

ヒート「業火の坩堝に落とされし刃よ、その身を練磨し神と成れ! 出でよ《刀神-不知火》!」


《刀神-不知火》
シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/アンデット族/攻2500/守 0
アンデット族チューナー+チューナー以外のアンデット族モンスター1体以上
自分は「刀神-不知火」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、除外されている自分のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻し、その攻撃力以下の攻撃力を持つ
相手フィールドのモンスターを全て守備表示にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが除外された場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は500ダウンする。


ヒート「ゴブリンゾンビの効果だ。これでデッキから更なる『不知火』が供給される!」


ヒート:デッキ→手札
《不知火の宮司》


ヒート「無論、このデッキにおいて優秀な働きを示すこのカードに来てもらうことにするよ」

ヒート「詰めなければならないのでね、ここから!」

忍「む……」



ヒート「バトルだ! 刀神で裏守備モンスターに攻撃する!」

ヒート「劫火にて灰燼と帰せ!」


ズゴオオオオオオオッ!!


忍「……かかった!」

ヒート「!」


《カラクリ忍者 参参九/Karakuri Ninja mdl 339 "Sazank"》
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻1200/守1200
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
このカードの表示形式を守備表示にする。
このカードがリバースした時、フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して墓地へ送る。
また、このカードがリバースしたターン、このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。


ギュリギュリギュリギュリッ!!


忍「参参九の効果発動! モンスター1体を墓地へ送ってもらうでござる!」

忍「当然、選択するのは……戦神-不知火!」


ヒート:場→墓地
《戦神-不知火》



ヒート「だがね! ここで決めると思って構築した場だ、せめてダメージだけは受けてもらわなければなるまい!」

ヒート「いや、終わってもらうよ。今、ここで! 《炎王炎環》!」


《炎王炎環/Circle of the Fire Kings》
速攻魔法
自分のフィールド上及び自分の墓地の炎属性モンスターを1体ずつ選択して発動できる。
選択した自分フィールド上のモンスターを破壊し、選択した墓地のモンスターを特殊召喚する。
「炎王炎環」は1ターンに1枚しか発動できない。


ヒート:場→墓地
《刀神-不知火》

墓地→場
《戦神-不知火》


忍「……!」

ヒート「当然! ここで戦神の効果が発動する!」

ヒート「墓地に送られた刀神を除外することにより、その攻撃力は―――――」

ヒート「デュエルモンスターズにおける最高値5000を超越した、5500!!」


《戦神-不知火》
攻撃力3000→5500


ヒート「終わりだよ!」



忍「……させんでござるよ! 超自然能力的忍法《ピンポイント・ガード》!」

ヒート「んん!?」


《ピンポイント・ガード/Pinpoint Guard》
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、
自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、戦闘・効果では破壊されない。


忍「今しがた墓地に送られた参参九のレベルは3! よってこれを特殊召喚!」


忍:墓地→場
《カラクリ忍者 参参九》


ガギィィィッ!!


ヒート「な……」

忍「ふぃー、危うい危うい。さて、これでもう……」

忍「次の手は無いでござるな」

ヒート「そうなるかな。そうなると思うかい? まだ決着はついていないよ。それに」

忍「拙者の手札もゼロ。まあ、このドローに賭ける……ってヤツでござるなぁ」

ヒート「そうなるね。由々しき事態だ。実に由々しい――――」



ヒート(セキュリティロック解除、デュエルアンカー接続破棄、よし、これで……)


ヒート「だから逃走させてもらうよ」 ギャシャン!

忍「!」

ヒート「ふっ!」 ボフッ!!

忍「……新雪で煙幕を……!」


ヒート(彼女は忍者だと言うけど、恰好は確かにその通り、言動もまあそうだ)

ヒート(けれど身体能力までもがそれに追従しているかと言うとそうは思えない。ならばこれで逃げ切れ)


忍「――――――」ブツブツ  シュババババッ!

忍「秘伝忍法――――――風烈!」


ぶああああああああああっ!!


ヒート「な!?」

ヒート(粉雪の煙幕が全部風に流され……!?)


忍「天泣もどき!」 シュパアァァッ

スタタタタンッ!!

ヒート「ッ!?」 ピタ

ヒート(口に含んだ雪が氷に……それを高速で……!)

忍「知らなかったでござるか? 忍者からは――――逃げられない」

ヒート「本物の忍術……!? いやまさかそんな馬鹿なことが!」

忍「拙者のターンは始まったばかりでござるよ! ドローッ!」 手札:0→1



忍「ルールを守って楽しくデュエル! ルール破りには厳正に!」

忍「つまり途中で逃げ出すような不埒者に加減する必要も無いでござる」

忍「盤外戦術で仕留められようが、文句を言うまいな!」

ヒート「くっ……!?」 ビクッ

忍「拙者は場の参参九をリリース! 出でよ、《黄昏の忍者将軍-ゲツガ》!」


《黄昏の忍者将軍-ゲツガ》
効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2000/守3000
このカードは「忍者」モンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
「黄昏の忍者将軍-ゲツガ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドに攻撃表示で存在する場合、「黄昏の忍者将軍-ゲツガ」以外の自分の墓地の
「忍者」モンスター2体を対象として発動できる。このカードを守備表示にし、対象のモンスターを特殊召喚する。


忍「ゲツガの効果発動! 墓地より二体の『忍者』を攻撃表示で蘇生するでござる!」


忍:墓地→場
《カラクリ忍者 参参九》
《赤竜の忍者》


忍「そして! 最後の罠を発動! 《忍法 分身の術》!」


《忍法 分身の術/Ninjitsu Art of Duplication》
永続罠
自分フィールド上の「忍者」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
レベルの合計がリリースしたモンスターのレベル以下となるようにデッキから「忍者」と名のついたモンスターを
任意の数だけ表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを全て破壊する。



忍「二体の《黄昏の忍者-シンゲツ》を特殊召喚!」


《黄昏の忍者-シンゲツ》
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1500/守 100
「黄昏の忍者-シンゲツ」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は他の「忍者」モンスターを攻撃対象にできず、効果の対象にもできない。
(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「黄昏の忍者-シンゲツ」以外の「忍者」モンスター1体を手札に加える。


忍「さて! ここから『詰め』でござるよ。レベル4、戦士族のシンゲツ二体でオーバーレイ!」

忍「出でよ、《機甲忍者ブレード・ハート》ッ!」


《機甲忍者ブレード・ハート/Blade Armor Ninja》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/風属性/戦士族/攻2200/守1000
戦士族レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
自分フィールド上の「忍者」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。


ヒート「……だが! それでも戦神に攻撃力は届かない!」

忍「……そういえば!」



忍「なァァ――――んて言うと思ってござってか。墓地より罠を発動!」

忍「遅効性忍法《スキル・サクセサー》!」

ヒート「!? な……あ、《嵐》の効果で!」


《スキル・サクセサー/Skill Successor》
通常罠
自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで400ポイントアップする。
また、墓地のこのカードをゲームから除外し、
自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択した自分のモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで800ポイントアップする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できず、自分のターンにのみ発動できる。


忍「その通り! この効果により、《赤竜の忍者》の攻撃力は800アップ! でござる!」


《赤竜の忍者》
攻撃力:2400→3200


忍「ブレード・ハートの効果発動! 自身に二回攻撃を付与!」

忍「そして……バトル! 赤竜の忍者で戦神-不知火を攻撃!」


ゴオオオオオオッッ!!


ヒート「ぐっ!? ううっ……」 LP:4000→3800

忍「追撃にござる! ブレード・ハートで連続攻撃!」

ヒート「ぐっ! ――――うああああっ!!」 LP:3800→1600→0



ピ――――――――――ッッ!






勝率:70
トリップ→#sino36ranu
指定数値→67
合計:36+67=103(3)

◆ デュエルに勝利しました

では今回はこんなところで

自由安価でデュエルになったから何か久しぶりにボーナス設けたいところだけど
誰か参加できる方いらっしゃる?

今でのがちょい流用し辛いので便宜的に


1.「治安」の数値上昇
2.「発展度」の数値上昇
3.ランダム要素の成功確率上昇(ストック:なし)
4.静の能力成長
5.自由安価(「全て」などは不可)

↓3

では確率上昇のストックを【1】とします

といったところで続きは明日で
イベントはもうちょっと続きそう

一時間後くらい
よてい

とりあえず適当に始めようかと
まだちょいイベント描写で安価入りませんけどもとりあえず



ヒート「ぐっ……!!」


ヒート(まずいね……このまま情報を渡したとして、逃げられる保証はない……)

ヒート(都市の方に引き渡されでもすれば犯罪歴が明かされるだろうし、良くて拘留か……)

ヒート(即実刑ということは無くとも、「整った」施設に送られる……それだけは避けなくては)


ヒート「……ふっ!」 ズボッ!

忍「……ぬおっ!? 雪に潜りおったにござる!?」


モゴモゴモゴモゴモゴ……


忍「てか早っ!? 何あの速さキモッ!? あ、てかデュエル前の約束果たされてねーでござらねーか!」


ヒート(最初からそもそも約束などに従う気は無いからね!)


忍(今から走って追いかけても果たして追いつくかどうか)

忍(加えて我が家の「忍術」ってヤツはなんかこー、べらぼうに体力というか精神力を使うでござるからな……!)

忍(今動くには、いささか――――――――)


◆ 判定を行います
   コンマ50以上で……

↓1



忍「あー、くっそ!」


モモモモモモモモ……


忍「逃したでござる……」


忍(とりあえず自力でなんとかなると勘違いした拙者の手落ち……)

忍(誰かもう一人、後詰めとして呼んでおけば良かっただけでござるけど)

忍(……ヤツも相当に強か……というか、大概おかしいことしてっでござるな)


忍「今回はしてやられたってことにしといてやるでござるよ……ちぇっ」

忍(情報が無いというワケでもなし、これだけでも持ち帰ればある程度は……)

忍(ま、「捜査」のタシくらいにはなるでござろ、多分)



◆ 近辺の林


ヒート「ぶはっ!! 死ぬ!!」

ヒート(とりあえずは撒いたか……とはいえ、体力をいささか消耗しすぎた……)

ヒート(雪の中を移動するなど、まったくもって正気の沙汰じゃ)


???「手を貸そうか?」

ヒート「……て、てて、手より……毛布でも持ってきてくれると助かるなッ」

ヒート「そそ、それならッ、神様とでも何でもッ、言ってあげるよ……機十郎」

機十郎「ははは、毛布だけでいいのか?」


 → * 甘波機十郎
    * ニート


バサッ!!


機十郎「カイロも毛布も防寒具も持ってきているぞ」

ヒート「あ、あ、あ、ありがたい」

機十郎「そう、何せ俺は『神』以上の存在だから」




ヒート「ふっ……う………………」

ヒート「……しかし……君も相当、自信家だね」

機十郎「自信? それは違う」

機十郎「俺は全てに選ばれた男だ。故に自信ではなく厳然とした事実」

機十郎「神という存在に愛され、それ故に神という存在さえ超え……」

機十郎「全てを超越した、侵されえぬ存在として俺はここに在る」

ヒート「……は、はは……そ、そうかい。いや、毎度毎度面白いことを言うね……」

機十郎「面白いことを言っているつもりは無いんだがね、これが才能か」

ヒート「…………まあ……天賦の才があると思うよ……」

ヒート(笑われることに関しては)

機十郎「さて。用件は終わったな。戻ろう」

ヒート「……まあ、そうだね……暖かい場所に行きたいところだし……」

ヒート「ところで君は言い渡された指令を終わらせてきたのかい、ここまで来たということは」

機十郎「ああ、何も心配はいらない」





機十郎「――――――『イノミナンダム』は壊滅させた」



機十郎「全てのギャングを壊滅させる、だったよね? 簡単なことだ」

機十郎「一つづつ一人ずつ全滅させていけばそれで事足りる」

ヒート「それにしても早すぎないかい?」

機十郎「俺の仕事が早いことを称賛してくれるのは嬉しいが」

ヒート「いや称賛してるわけじゃなく疑って」

機十郎「言っただろう、心配いらないと。俺は何も仕損じてなどいないよ」

機十郎「いささか人数が少なかったようにも見えたが……うん、全滅させた」

ヒート(……これダメなやつだろうね……)

機十郎「そういえば、蜜姫がこっちでギャングをやってるって言ってたっけ」

ヒート「誰だい?」

機十郎「妹……? 妹、かな。確か、妹」

ヒート「確か、って」

機十郎「記憶にないんだよ。だいいち……」

機十郎「自分よりも劣る人間のことを何で覚えておかなきゃいけないんだ?」

ヒート「そうかな。そういうことも時には必要になるけど」

機十郎「まあ、覚えが無いってことは取るに足らない人間なんだろう」

ヒート(私も大概人格破綻者の自覚はあるけど……)

ヒート(この男も、相当の人格破綻者だな……)



◆ その頃 / イノミナンダム新アジト跡地


蜜姫「…………行った?」

日和「…………行った」


ボロッ……


蜜姫「ようやく建て直したってのに……何でこうなるのよ!!」

日和「台風みてーな野郎だなぁあの男……私らのこと眼中にないっぽかったから隠れて正解だったけど」

蜜姫「一太郎と不二彦を囮にしなきゃ逃げ切れなかったわ……」

日和「え、誰それ」

蜜姫「いつもの二人よ!」 (※ ギャング1と2)

日和「あああいつら……てか名前」

蜜姫「あるわよそりゃ」

日和「ま、そうだよねー。てかあの男のこと知ってる風だったけど」

蜜姫「………………二度と語りたくも無かったし恐ろしく憂鬱なことだけど」

蜜姫「あれが兄よ」

日和「アニ? メ?」

蜜姫「アニメじゃない」

日和「ブラザーの方? うっわ……」



蜜姫「優秀……ええ、優秀なんだけど、それをかさに着てえばり散らす……」

蜜姫「……極端に傲慢で自信過剰で思いやりの欠片も無い男よ」

日和「うわぁ」

蜜姫「そんな男の妹なんてたまったもんじゃないでしょ。でしょう?」

日和「私なら死にたくなる」

蜜姫「しかも何でもできるのは間違ってないから滅茶苦茶ムカつくのよ」

蜜姫「頭脳明晰、運動神経抜群で何でもソツなくこなす」

日和「まあ、そこだけ聞けば」

蜜姫「でも人格破綻者」

日和「ひどい」

蜜姫「自分に僅かでも劣る人間に対する興味が本当に欠片ほども無くて、誰にでも優しいけど誰にでも等しく非情」

蜜姫「『自分の手を噛むペットなんていらないだろう』って言うのがあれの主張よ」

日和「誰もかれも下に見てるってワケね」

蜜姫「だから、できることなら縁を切りたかったんだけど……」

日和「……どうすんの? このまま寒空の下」

蜜姫「凍え死ぬわ」

日和「だよね」



蜜姫「もしあの男が私たちの存在を知れば、まず間違いなく戻って仕留めに来るわ」

蜜姫「そうなれば……勝てないかもしれないし、もしかすると……」

日和「……さぁて」

蜜姫「仕方がないわ」 ピ、ポ、パ

日和「……ぁん? どこに電話してんの?」

蜜姫「私たちに頼れる相手なんていると思う?」

日和「だからそれ聞いてんじゃンッ!!」

蜜姫「こういう時、どうしようも無いような相手に対してできることはいくつか」

蜜姫「一つ、身を隠す。でも生活の必要がある以上それにも限界はある」

蜜姫「アジトも破壊されちゃったワケだしね。だからどうもこうもしようがない」

蜜姫「二つ目。潔く出頭して降参する。これに関しては絶対にNO。だから」

日和「だから?」


猟子『はいはーい、こちら静の携帯だけど。どちらさん?』


蜜姫「ギャングにとっての共通の敵ってことを利用して、呉越同舟を組む」

蜜姫「そして、確実に。あの過去から湧いて出た怪物を叩いて潰すわ」

日和「………………えっ」



◆ 酒場


蜜姫「というワケよ!!」

静「………………」

猟子「オメー今更都合のいいこと言い過ぎじゃね?」

蜜姫「逆に聞くけど、じゃあどうすればいいのかしら」

猟子「どう、ってそりゃ……」

蜜姫「だいいちこっちは部下も連れずに一人で来てるんだから少しくらいねぎらってちょうだい!!」

猟子「強盗みてーな理論展開してんじゃねーよ!」

忍「御免。今大丈夫でござるか……おや?」 ガチャ

蜜姫「忍者じゃない」

遊一「邪魔すっぞ」

蜜姫「……んぇ!?」

晴明「……お、お邪魔します」

静「………………」 コク

猟子「お、神威とせーちん、こっちこっち」

蜜姫「ゆ、ゆゆゆゆ、遊一さんッ!?」

遊一「あ? 誰……ってお前、随分前の……その趣味悪ィ成金っぽいファーコート何だよ。気づかなかったじゃねェか」

猟子「あ、何? 知り合い?」

遊一「知り合い、ってか……まあ、今はいいだろ」



遊一「それより今はソロモン連中についてだ」

忍「御意。甘波殿……でなく、蜜姫殿とお呼びした方が?」

蜜姫「え、ええ、あの男と同じ呼ばれ方なんてたまったもんじゃないわ!」 ヌギヌギ

晴明「……え、ええっとその、何で上着を脱がれて」

蜜姫「気にしないで!!」

晴明「……はあ……」

忍「それよりも、連中のことでござるが」

猟子「何か分かったのか? ソロモンなにがしとか言ってたが」

忍「は。それがでござるな。構成員は72人はいるだろうということに……」

静「………………」


>72人。ハヴォック・ミストのメンバーの数から考えると15倍近い
>カイやツルキを足しても10倍か。相当な戦力差だ


遊一「俺と馬鹿とハスターを足せば10人だ」

晴明「……私たちも入れて……13人」

蜜姫「私と、あと……何人か入れて、最低でも20人くらいは戦闘員が欲しいけど」

静「………………」


>つまり、同盟のお誘い?


蜜姫「最初からそう言ってるじゃない!」



遊一「お前……何でもかんでも正直に言わねェのまだ治ってねェのかよ」

蜜姫「うっ……ご、ごめんなさい」

忍「なんでござるか!? ただならぬ関係!?」

遊一「興奮すンな。今は置いとけ。後で説明する」

猟子「ところで、お前んとこ行った日和だけど」

蜜姫「実家に逃げたわ」

猟子「あのビビりめ……」

遊一「誰だ?」

晴明「……えっと。説明していただいたんですけど……その、何でも、ここから離れた方らしくて」

遊一「裏切ったっつーワケか」

静「………………」

>そういう風に言わなくてもいいんじゃないのか

遊一「事実が変わンのかよ。裏切ったんなら裏切った、それだけの話だろ」

晴明「……そんな言い方しなくても」

遊一「……裏切った当人にも思うとこはあンだろ。でなきゃ逃げ出しもしねェで顔見せに来る」

猟子「……ま、そうだな。それはそれとして話、続けよう」



静「………………」

>しかし、同盟と言う割りに蜜姫一人のように見えるが?

蜜姫「あの男のせいで壊滅したのよ」

猟子「つーか、あの男あの男言われてもあたしらにゃ分からねえんだが……」

蜜姫「…………」 ギリ

蜜姫「甘波機十郎。私の……兄よ」

遊一「…………兄?」

晴明「……お兄さんが……?」

蜜姫「別に、兄であるとかそうじゃないとか、別に関係ないわ。もう縁は切ったようなものだし」

蜜姫「でも、ここまで来てわざわざ建て直したばかりの私のチームをブチ壊した」

蜜姫「あの傍若無人さに我慢ならない……それだけのことよ」

静「…………」

>それだと同盟を組むという話につながらないが

蜜姫「得意そうに言ってたのよ。アイツの……アイツらの目的は」

蜜姫「このチャーチルにいるギャングを全て潰すことだ、って」

蜜姫「遊び半分で私たちの戦いに首を突っ込んで、全部ぶち壊しにしようとしてるのよ……そんなの、耐えられるはずがない」

遊一「…………………………」

晴明「……あの。目が怖いです……」

遊一「…………あァ」



遊一「蜜姫」

蜜姫「は、はいっ!?」

遊一「その野郎と戦わせろ」

蜜姫「は!?」

静「………………」

>ギャングとは直接関係無い神威がやるべきではないと思うが……?

遊一「―――――話の流れを考えりゃ、ソイツもソロモン72柱の一味だろ。なら俺が闘る理由もある」

遊一「何より―――――仮にも『兄』の癖に。妹を歯牙にもかけてねえ……馬鹿にしてやがる態度が気に入らねェ」

晴明「……気に入らない……で戦うというのは短慮ではないかと思うんですが」

忍「でござるなあ。心情的には分からないでもないでござるけど」

遊一「かもな。無謀かもしれねェ」

猟子「やめとくのか?」

遊一「ンなワケねェだろ。そんな野郎は一遍叩いて潰す」

遊一「無茶で無謀だろォが遥かに格上だろォが、たとえ『神』だって知ったこっちゃねェ」

遊一「無理を通して一発ブン殴る」

晴明「……デュエルじゃない!?」

静「…………!?」

>デュエルするって話じゃなかったの!?



遊一「ん……? あァ、デュエルはする」

遊一「そっちでも潰す。その上で殴り飛ばす。何も矛盾はねェ」

忍「法に反するのでは……」

遊一「知るか。道義に反してるのは野郎だ。狡いヤツなら法律なんざ逆に盾にするだけだろ」

遊一「なら、無理も道理も殴り潰してソイツに道義を叩きこむだけだ。拳ごとな」

遊一「家族を、妹を大事にしないような野郎になんざ引かねェ。絶対に負けねェ。何があろうと殴り飛ばす」

晴明「……か、過激すぎますよ……」

蜜姫「………………」 トゥンク

静「…………」 エッ

静「………………」 エエト

>そういうことなら、その男は神威に任せる

遊一「分かった。優先的に情報回せ」

忍「しかし、『地動説』に限らず妙な男もいるでござるなあ」

晴明「……『地動説』……魔法使いの人」

静「………………」

>それがその連中の頭になるのか、それとも部下として働いているのか……
>あるいは、リーダー自体も「魔法使い」なのか

晴明「……あの、できれば私の方に、『ナンバーズ』を使う人の情報を回してください」

蜜姫「ナンバーズ……? ああ、あのガレオス・ガレオンのあの女の使ってる」



忍「『No.32』ではなく、にござる?」

晴明「………………16です。特徴は、他のカード効果を封じること」

忍「御意。見かけたら速達するにござるよ」

晴明「……ありがとうございます」

静「………………」


>さて
>ともあれ方針はだいたい決まっただろうか

>しばらく【蜜姫はハヴォック・ミストに身を寄せる】ことになる
>それに伴って、蜜姫との交流も可能になるだろう。日和はできないと思うが
>……まあ、一人だけで行けばなんとかなるかもしれない


◆ 「甘波蜜姫」とコミュが可能になりました
◆ 工森日和と再度のコミュが可能です(単独のみ)


◇ 資材:■■■□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2

◆ 華煉の作業場


静「………………」


>というわけで、大筋が決まったところで会議の続きは任せてきた


華煉「いいのかなぁ、それ……」

静「………………」

>雷士郎が書記してくれてるし……

華煉「まあ、大筋決まってるならいいかなぁ?」

華煉「あっ。ところで、そろそろ新しいものが作れそうだけど」

静「…………」

>詳しく

華煉「そうだねぇ。まず、倉庫の増築かなぁ」


・倉庫の増築……倉庫を増築します。これで資材がもうちょっと入るようになるかも。
           なお、増築にも資材は必要になるという罠がある(資材量+2)
           →【資材】消費:4


華煉「それから、いくつか候補は考えたんだけどぉ……」


◆ 欲しいアイテムの方向性があれば

↓1~3 候補

◆ 2票先取で採用

1.バイク
2.ロボ

↓1~


◆ キッチンを改造してロボットになります
   どういった効果のあるロボットですか?

↓2

申し訳ない、複数人数載せてデュエルできて、その上でどういった効果があるのかがちょっと思いつかない
効果に関しては↑と混ぜたらちょうどいいかなとは思うんだけど

うい、それじゃその方向で
申し訳ないけどもう時間も0時回ってるので今日はここまでで
明日続きからやります

19時半ごろからやります


華煉「……こんなのできてるんだけど」

静「………………」

>キッチンカー
>いわゆる移動販売車というやつだ
>個人で制作したというのもすごい話だが

華煉「それがね、それがね! ちょっと見ててね!」 ピピピポピッ


ウィ―――――――ン! ガチャガチャッ、ガシャンッ!


静「」

>見る間にキッチンカーは4mほどのロボットに姿を変えた……

華煉「すごいでしょ!」

静「……………………」

>キッチンに何の関連が……?

華煉「無いかなぁ」

静「」

華煉「浪漫だよ、静ちゃん」

静「………………」


>浪漫とかそういうのはこの際いったん抜きにして、何ができるかを考えるべきか
>移動販売ができるということは、午前中に炊き出しができるようになるだろうし
>それによっては特産品の調理販売もできるだろう。【治安・発展の微増】効果が見込めるかもしれない
>ロボに変形するあたりはそれこそ見世物としていいだろうし……場合によっては威嚇も見込める



>とすると、こんな感じになるだろうか

・超変形キッチンロボ……ロボットに変形するキッチンカー。治安・発展の上昇時に【数値が微増】します

                また、入手時に【治安・発展の数値が微増】します。
                性能? キリコの載ってないスコープドッグ
             →【資材】消費:5




静「……」

>さて、どうするか……



・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)
     →【資材】消費:1

・ドリル……天を衝くドリル。【資材収集】コマンドにおいて、資材の収集量が上昇します(常時発動・確率破損)
     →【資材】消費:5

・ピッケル……何故か木の音がするピッケルです。満足町御用達
         使用すると確定で基本値に+1され、資材収集量の確率割合が変化します(指定発動・消費あり)
         →資材消費:2

・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。柵では防ぐことのできない敵はお任せあれ
             構造はぶっちゃけ某狩りゲーのアレ。よくよく考えるとオーバーテクノロジー(常時発動・消費あり)
             →資材消費:2

・倉庫の増築……倉庫を増築します。これで資材がもうちょっと入るようになるかも。
           なお、増築にも資材は必要になるという罠がある(資材量+2)
           →【資材】消費:4

・超変形キッチンロボ……ロボットに変形するキッチンカー。治安・発展の上昇時に【数値が微増】します
                また、入手時に【治安・発展の数値が微増】します。
             →【資材】消費:5


↓2



静「………………」

>柵で

華煉「だよねぇ」

静「…………」

>我が家にまだそんな余裕はありません

華煉「だよねぇ……」

静「…………」

>というかコレどこから仕入れたの

華煉「……」 キラッ

静「…………」 グリグリグリ

>ごまかさない

華煉「あーがががががそのあれ頭ぐりぐりやめてぇ」

静「…………」



◆ ともあれ「柵」を入手しました



◆ 酒場


忍「というわけでござるけど」

ツルキ「大決戦っつーワケな! っしゃ! 勿論報酬に色付けてくれんだろ?」

猟子「働き次第だろーな」

ツルキ「オーケーオーケー任せてくれ。そういうのは得意だぜ俺」

猟子「ホントかよ……」

カイ「デュエルの実力だけはあるという展開だ。恐らくな」

ツルキ「んだよ旦那は俺の実力知ってっだろー?」

カイ「あれは中断した!」

ツルキ「中断しなきゃ俺が勝ってた!」

静「………………」

蜜姫「自信家ってのはあのくらいの塩梅がいいわ……」

静「…………」

>あれでも少し手を焼いているくらいだが


◇ 資材:■■□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 酒場

静「…………」

>で、二人はどんな関係なのかな?

グレイ「どんな関係なんですか!」

遊一「どんな……って」

蜜姫「聞きたい!? 聞きたいのね!? しょうがないわねぇなら聞かせてあげ」

遊一「面倒ごとに巻き込まれたコイツをちっと助けただけだ」

蜜姫「」

静「…………」

>だいたい分かった

グレイ「オトナの関係って感じじゃないんですね……」

蜜姫「露骨にがっかりしないでくれない!?」

静「…………」

>でも実際大したことないし



蜜姫「そういう……ッ……いや改めて考え……いやでもあのイベントが大したこと無いとか言えないわよッ!」

静「………………」 チラ

>そうなん?

遊一「俺ァ別に」

蜜姫「はぁぁぁああ!?」

グレイ「じ、自分では大したことないと思ってても、ってことはありますから!」

遊一「…………まァ、そりゃあ……普通のヤツからすりゃ刺激的だったろォが」

蜜姫「刺激的!? いや、死ぬとこだったし!」

静「…………」

>死ぬところだったって

遊一「…………死ぬか?」

蜜姫「……そういうこと言う人だったわ……」

静「…………」

>具体的にどういうことが起きたのか詳しく



遊一「ちっと過激な奴らがいてだな」

蜜姫「ガンガリティアの海賊の中でも過激派な人たちよ」

遊一「ある事件で関わって以来の腐れ縁なんだが」

蜜姫「まず全員動きからして只者じゃなくって」

遊一「その馬鹿が何かしでかそうとしてたから追い返しただけだ」

蜜姫「当時私の住んでた街の人たちを生贄にしようとしてたとかで」

遊一「あ?」

蜜姫「んん!?」

グレイ「だいぶ感じ方に差がありますね……」

静「……………」

>神威君はどんな修羅場をくぐってきたのかな?

遊一「気に入らねえカルト集団を一つ二つ潰してるだけだ」

グレイ「それって軽く言えることですかね……」

遊一「俺如きに潰されるようじゃ大したことねェってだけだろ」

静「…………」

>いや、大分認識に齟齬がある気がする



遊一「……口外はすんな」

静「……?」

遊一「どいつもこいつも頭イカれててアホみたいに強いヤツらばっかりだ」

遊一「ダチや……仲間がいなけりゃ誰にも勝ててねェ。最悪死んでただろォな」

蜜姫「さっきと言ってること真逆!?」

グレイ「最初からそう言えばいいのに……」

遊一「……弱音吐くワケにいかねェんだよ。妹が、心配するからな」

グレイ「妹さん……?」

静「…………!」

>この前の大会の出場者の「神威亜鈴」さん?

遊一「あ? 何だ、知ってンのかよ」

蜜姫「妹さん?」

遊一「……昔っから喧嘩喧嘩の連続で迷惑も心配もかけっぱなしだからな」

遊一「できるだけ、あいつの耳の届く範囲で俺が無茶してるってことだけは口にしたくねェ」

遊一「アイツにとって理想の兄貴であり続けたい……まァ、心配かけ通し、呆れられっぱなしでそういうコトにもなってねェが」

グレイ「なるほどー……妹さん想いなんですね!」

静「…………」

>いや、これは、シス……



遊一「俺ァ紛れもなくシスコンだ」

静「…………!?」

蜜姫「言っちゃうんです!?」

グレイ「しすこん?」

静「………………」

>妹や姉が……その、大好きな人のこと……を言う、はず

グレイ「いいことじゃないですか?」

遊一「世間的に見りゃ、きょうだい仲良くってのはチト異様なんだと。適度な距離を保つべき、だとさ」

遊一「けどよ。きょうだいってのは言ってみりゃ一番自分と『近い』存在なんだ」

遊一「……きょうだいだけじゃあねェ。家族だってそうだ。親父も、お袋も、みんな大事な存在だ」

遊一「だから、俺は苦労の一つもおっ被るし、命の一つも張る。大事なヤツらのためだからな」

グレイ「ほぇー…………」

静「…………」

>なんというか、見た目と随分と差が

遊一「永遠に言われ続けるだろォな」

蜜姫「妹大事……妹大事家族大事……はぁ……こんなお兄ちゃん超欲しい……」

グレイ「おひとりあぶないです」

静「………………」

>帰ってこい



静「………………」

>既婚者に懸想してどうする

蜜姫「ふぇふふふひっ………………え? 今なんて?」

グレイ「……遊一さん既婚者です……」

蜜姫「……えっ」 チラッ

遊一「つったってまだ一年経ってねェけどよ」 (左手薬指に指輪)

蜜姫「………………」

蜜姫「」 ゴボッ

静「…………!?」

>もしや脳が現実を拒絶し始めたのか

グレイ「あのぉ、これって……大丈夫なんでしょうか……」

静「………………」 チラッ

遊一「…………なァ。これは、俺が悪ィのか……?」

静「………………」

>期待を持たせてしまったあたりは……多分……

遊一「………………」

グレイ「悲しい事件ですね……」

蜜姫「 」 フリキーッターゲンジツヲマーター


◇ 資材:■■□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2

旅行に行こう

>>666は安価と見ていいのだろうか
1で良いだろうか……

安価として認識できれば無効じゃないです
ただ、安価として処理していいのかどうか分かりづらいので、できれば番号の記入はお願いしたい
今回の場合だと蜜姫のリアクションに対する反応とも感じられるので



◆ ガレオス・ガレオン拠点


火風「我々は一度チャーチルを離れようと思う」

鮫叶「……はあ、と言いますと?」

火風「『ギャング殺し』の連中……ソロモン72柱、と名乗ったかな?」

火風「彼らの存在を憂慮すべきと感じたからね」

ヴィットリオ「全員倒せば良いではありませんか!! 異教徒は殲滅するのです!!」 プンスコ

鮫叶「ちょっとこのバトルジャンキー黙らせていただけませんこと?」

火風「アッシュ」

アッシュ「ヴィットリオさん。話がこじれるので退室いただきたい」 キュイン

ヴィットリオ「あっあっちょっとアッシュ君マジェスペクターのモフモフを実体化して追いやらないであー……」 モフモフモフ

火風「…………さて」

鮫叶「で、実際のところどういったつもりですので?」

火風「小旅行……そうだな、慰安旅行と思ってくれればいい」

火風「騒動が終わるまで静観し、漁夫の利を得る。簡単なことだろう?」

鮫叶「狡いですわね」

アッシュ「…………」 ジロ

鮫叶「氷山静との決着もついていませんわ」

火風「そちらは後回しだ。僕の知る限り……最悪の手合いがあちらにいる」

鮫叶「最悪の手合い?」

火風「情報が流れてきただけだが……ま、少なくとも……」

火風「ただの人間なのにナンバーズを所持しているような人間を二人も相手にしたくはないね」



鮫叶「性能は?」

火風「そこまでは。ただ……そうだな」

火風「下手に手を出せば、火傷では済まされなさそうだ」

火風「これで満足か?」

鮫叶「……美味しく焼けました、とはなりたくありませんわね」

アッシュ「では、どちらまで?」

火風「麓の町でいい。脅威が眼前に迫っていて逃げ出すような連中でもあるまい」

火風「イノミナンダムと手を組んだという情報もある。つまり、彼らは確実に迎撃する気だ」

鮫叶「成程。で、氷山静との決着は?」

火風「拘りすぎるな。僕らの本当の目的はチャーチルの掌握だ」

火風「手段と目的を逆転させても良いことは何もないよ」

鮫叶「……ですわね」

アッシュ「では、荷物をまとめてまいります」

火風「部下を連れて行きたまえ。アッシュだけでは心もとない」

アッシュ「了解」


◆ ガレオス・ガレオンが一時チャーチルを離れるようです

正味ほかの処理法が思い浮かばなかった。申し訳ない。一応捌くよう努力はするけど
でもこの抗争真っ只中で旅行は正直無理だと思うのよ
続き安価




◇ 資材:■■□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 資材収集所


ツルキ「旅行、とかどうよ」

忍「アタマ湧いたでござるかオメー」

ツルキ「何でさ?」

忍「強盗が今まさに家の前にいるのに『これから家開けまーす』とか、どうぞ盗めって言ってるようなモンでござろうが」

ツルキ「まあ待て、そこが狙いだよ」

忍「? ……ああ成程、空城の計」

ツルキ「なにそれ」

忍「あえてこちらの陣に敵を引き込むことで警戒心を誘うでござるよ」

忍「優秀な指揮官であればあるほど警戒して立ち入ろうとしない……って違うでござるか」

ツルキ「いや。おびき寄せて一網打尽にしよーぜって」

忍「アホなのか頭いいのか分かんねーでござるなオメー」


◆ 資材収集判定

01~10 : 0
11~70 : 1
71~95 : 2
96~99 : ???

↓1

オウフ
ごめん、ちょっと99は若干想定外
ちょっと待っててくれると助かる


◆ 99が出たことによりボーナス!

1.「治安」の数値上昇
2.「発展度」の数値上昇
3.何らかのアイテムを取得(方向性などお願いします)
4.自由安価(「全て」などは不可)

↓2

ほいでは【発展度】上昇で
申し訳ないけど時間も遅いので続きは明日ということで

どうでもいいけど(結婚しているとはいえ)遊一から蜜姫を見ると
対人関係に問題があって適度に世話焼ける面倒くさい妹キャラなあたりドストライクだったり

掃除も遊一がするから夜のお相手だけだよ(大嘘)
現実的なところ、ライブの時の経理したり売り子やったりでマネージャーみたいなことしてる感じかな

今日以降ちょい忙しいので21時開始になりそうです

申し訳ない、ちょっとトラブって膀胱とデュエルしてたら遅くなりました
30分後くらいにやります

やめろォ! 絶対に許さねえぞ首領千!!

やります



◆ 資材量が変動しました
■■□□□→■■■■□


ツルキ「おっ、何か今日は大量だな!」

忍「でござるなぁ。いつになく大量ってか……逆に怖くなるでござるよ」

ツルキ「ハッハッハ! こういう時こそ調子に乗っとくべきだって!」

ツルキ「乗るしかねえ、このビッグウェーブに…………」

忍「それ絶対失敗フラグでござるよ!!」

ツルキ「いいや今の俺は無敵だ! いざ明日に向かってフライヒャアアアアアア――――」 スポッ

忍「アッ! コイツトンカチすっぽ抜けやがったにござる!」

ツルキ「はははいや大丈夫だってこんなところに人がいるわけ」


ゴツンッッ!!


忍「………………」

ツルキ「………………」

ツルキ「たすけ」

忍「散!」 シュパンッ

ツルキ「逃げないで!! 俺を助けて忍ちゃん!!」



忍(自分でしでかしたことは自分で始末をつけるのがハヴォック・ミストのしきたりでござるよ……)

ツルキ「こいつ直接脳内に……! じゃなくって!」

ツルキ「当てた相手も心配だろ!?」

忍「チッそこは珍しく同意するでござるよ」

ツルキ「今舌打ちしなかった?」

忍「気のせいでござる。まあ、知り合いのよしみでござるしな……」

ツルキ「あれ? 知り合いって交友度ランク低くね……?」

忍「さて、と……大丈夫でござるかなぁ……」 コソコソ

???「………………」 グッタリ

ツルキ「どうなってる? どうなってる?」

忍「ダメでござるな」

ツルキ「やああああッ!」

忍「ん? んー……?」

???「…………zz」

忍「…………息はある……外傷も無い。しかし……何でござるか、このトンカチ」

忍「打撃面がへしゃげてる? これは……しかし」

忍「……木にぶつかった、とかじゃなさそうでござるなぁ……?」



???「…………zz……うにゃ?」

ツルキ「うおっ!?」

忍「……目を覚まし……ちょま、何でござるかこのおなご超薄着ッ!」

ツルキ「オイオイ見てみろよ忍ちゃん……ノースリーブだぜオイ……」

ツルキ「…………色っぽさより先に寒そうって気持ちんが先に来るな」

忍「でござるなあ……てか凍えないんでござるか?」

???「……どちらさま?」

忍「……いやそれこっちのセリフでござる」

ツルキ「開拓地ことチャーチル駐留団体ハヴォック・ミスト所属、聖ツルキと伊賀忍だ。嬢ちゃん、あんたは?」

???「……ぼくぅ? ていうか……嬢ちゃんじゃないし。24だし……」

忍「静殿より年上!?」

ゆらり「天野ゆらり……んーにぃー……ハネちゃん邪魔ぁ」

忍「ハネちゃん?」

ゆらり「ハネちゃんはハネちゃんだにぃ……」

ツルキ「……なあ。やっぱアタマ打ったんじゃねえの?」

忍「でござるかなぁ……」

ツルキ「……こないだ来たって先生のとこ連れてくか?」

忍「……うぬ。のがいいでござろうな」



◆ チャーチル診療所


羽佐間「実に健康体だね」


 → * 羽佐間空白
    * 医者兼研究者


ツルキ「健康? ……マジ?」

羽佐間「コブも無いし内出血も見られない。特に痛みも無いようだしね」

ゆらり「………………」 ボー

忍「でござるか。なら」

羽佐間「実験してもいいかな?」

ゆらり「おことわりぃ」

忍「アンタ何言ってんでござるか……」

羽佐間「こう、健康な人ほど顕著に反応が出るものだよね? だろう? だよね?」

羽佐間「この診療所に来たってことはそうしていいってことだと思ったんだけど。違う?」

ツルキ「んなワケねーべ……」

羽佐間「あ、そう。まあそれなら別に……」

忍「諦め早いでござるな」

羽佐間「私の体で実験するから……」

ツルキ「超マッドだ!!」



ツルキ「ダメだろ!? 倫理観狂ってるだろ!?」

羽佐間「倫理観なんてものはね……人類の発展の邪魔なんだよ!」

忍「力説するモンじゃねーでござるよ!?」

ゆらり「帰っていーい?」

ツルキ「そっちはマイペースだなってか俺がツッコミってのも珍しいよ!」

忍「ホントでござるよ……」

忍「で? 天野殿はどちらから……だいたい、なぜチャーチルへ?」

ゆらり「え~? …………何で?」

ツルキ「俺に聞くなよ!?」

ゆらり「ハネちゃんに聞いたのん」

ツルキ「だいいちさっきから何だよそのハネちゃんとかなんとかって……」

ゆらり「……あ、そーだ。お金がね、もらえたんだよ」

忍「カネェ?」

ゆらり「うん。色々見てたこと話したら、お金もらえて」

ゆらり「お金がないと生きてけないし、いっかなーって」

忍「いっかなーってって」

ツルキ「アホか!? 能天気すぎっぞ!」

忍「ツルキ殿にゃー言われたくないでござるなぁ」



ツルキ「どーするよ」

羽佐間「何なら私のところで預か」

忍「それはダメでござろ」

ツルキ「ダメだな」

ゆらり「別に気にしないけどぉ」

ツルキ「こっちが気にすんだよ!!」

忍「こういうのは静殿の管轄でござるかなぁ……」

ツルキ「…………しゃーねえ! マスターには悪ィが、俺らの独断で保護する!」

忍「はあ?」

ゆらり「ぼくは自由が大好きだから、そういうのはごえんりょしたいなってぇ」

ツルキ「いや多少はよ、多少は自由にしてて構わねえんだよ……ただなあ」

忍「……あ、成程」

ツルキ「そ。この子が『見たこと』に、金がもらえるほどの価値があるんなら」

ツルキ「ギャング連中にとってみても、俺らの共通の敵にとっても、有益な……」

ツルキ「つーか、重要な情報ってこったろそれ。てことは、保護しちまって手元にいてもらった方がいいんだよ、多分」

忍「で、ござるよなぁ。問題は……本人の意思でござるけど」



ゆらり「……ハーネちゃん。どうする?」

ゆらり「うん。……うんうん……」

忍「……だからこのハネちゃんって何なんでござろう……」

ツルキ「……忍ちゃん。ちょいと俺思い出したんだが」

忍「何でござる?」

ツルキ「いや、グレイとマスターの部屋の前で聞き耳立ててたら」

忍「何で?」

ツルキ「忍ちゃん、ござる口調忘れてる」

忍「いやだから何で?」

ツルキ「えっちなシーンを期待してましたァすみませんでしたァ!!」

ゆらり「サイテー」

羽佐間「最低ー」

ツルキ「そこ、話に割り込まない!」

忍「一遍死ぬか。でござる」

ツルキ「勘弁してください。いやマジで……出来心だったんだ」

ツルキ「あ、それはそれとしてだよ。マスター以外にも誰かいる風でよ」

ツルキ「もしかしたらそれと似た件じゃあねえかなってさ」

忍「静殿がぁ? ……いや、静殿ってだいぶリアリストでござろ?」

ツルキ「同時に、俺らに隠してることも無いとは言えないだろう?」

忍「……ま、まあ……」



ツルキ「ま、隠してること、っつっても……話す必要が無いってダケかもしれねえけどな」

ツルキ「例えば、ホラ。実は酒が苦手だったりしても、俺らにゃ不利になることじゃねえだろ?」

ツルキ「それと同じだよ。言う必要も、必然性も無いってなモンだ」

忍「なるほどなるほどー……」

ゆらり「ハネちゃん見える人?」

忍「ぬわっ!?」

ゆらり「見える人かな? 見える人っぽいね?」

ツルキ「もしかしたらな」

ゆらり「んじゃーぼくそっちに行ってみよっかな」

ツルキ「おっ。来てくれんのか。嬉しいね」

忍「……なんだかなぁ、にござる」

ゆらり「いいのよ。ぼくは正直ご同輩がいるかもしれないってだけで歓喜喝采大歓迎さ」

ゆらり「だから会いに行ってみよぅ。まあ、ハズレならてきとーにまた旅立つよね」

ツルキ「おうおう、それでいいぜ俺たちは。十分アリアリ」

羽佐間「私としても身近なところに実験台になりそうな人が増えるのは歓迎」

忍「やめやめろでござる!!」



忍「……とりあえず帰るでござるか。他にやることも無いっぽいでござるし」

ツルキ「だな。資材も採れたし」

ゆらり「れっつらごー」

ツルキ「仕切るな仕切るな」

忍「オメーが言うなでござる」

ツルキ「てへぺろ!」

ゆらり「うるさい黙れ」

ツルキ「」

忍「こりゃ手なずけるのは無理でござるかな……」


◆ 「天野ゆらり」「羽佐間空白」とコミュができるようになりました
◆ また、それに伴って【発展度】が上昇しました
□ 発展:22→27

今回はこんなところで

なんというかゆらりは独特というか不思議というか電波なことになってしまい
羽佐間先生はマイペースというよりマッドになってしまったけど許してくれるだろうか

20時過ぎを予定したいのん

そろそろやります

おられますか



◆ 酒場

ゆらり「はろーわーるど。ぼく到来の時間だよ」

静「………………」

リベンジャー『ワッチュァネェェェイム! というかフゥアァユウウウウ!?』

静「…………」

ハネクリボー『クリ?』

静「………………・」

>カードの精霊とその主……だろうか

ゆらり「あいむゆらりアマノ。ハネちゃん見えるぅ?」

静「…………」 コク

>見えるけど

ゆらり「おっけぃ契約は果たされた。ぼくここに居座るね」

静「えっ」

リベンジャー『えっ』

リベンジャー『てかシズカオメー勢い余って喋っちゃってね』

ゆらり「ところでさっきおかし食べてたらいっしょに虫がとびこんできてぼく超かなしいので寝るぅね」

リベンジャー『えっ』

ゆらり「おやすみぃ」

静「………………」

>彼女はいったい

リベンジャー『ワカラネェ……マジでわからねェ……』


◇ 資材:■■■■□
○ 治安:60
□ 発展:27

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2


◆ 酒場


ニア「やあ! 僕だよ! 今日こそは帰れとか言わせないよッ!」

ゆらり「きる・ゆー」

ニア「」

グレイ「あの、どちら様なんでしょう……」

ゆらり「妖怪:ザシキワラシぃ……コンゴトモヨロシク」

ニア「どういうことなん……?」

グレイ「わ、分かりません……」

静「………………」

>残念ながらこちらもよく分かっていない

ニア「何だいそれ。というか僕出会い頭に殺すって言われたよね? もしかして僕と知り合い?」

ゆらり「……だれぇ?」

ニア「アフーム=ザーとかチャウグナルとかヒュドラとかトルネンブラとかではない?」

ゆらり「だからだれだよぅ」

ニア「僕の知り合いとかじゃないっぽいね」

グレイ「それでその、さっき挙げた……人? ひとたちは?」

ニア「気にしない方がいいよん。はい忘れたー」 パチン

グレイ「何言ってるんですか……?」



静「…………」

>おひとりですか?

ニア「そうだね、僕もたまには一人になる時はあるよ」

ニア「別にいつでも遊一君にべったりなワケじゃないからそこんとこよろしくネ★」

ゆらり「べたべた」 ベタベタ

ニア「えちょいきなり何!? 何でめっちゃ触ってくるの!?」

静「…………」

>そういうコミュニケーション……?

ニア「そ、そういうことなら、触り返しちゃうぞッ★」

ゆらり「さわんな」

ニア「!?」

グレイ「先にさわってたのゆらりさんでは……」

ゆらり「なんか…………こう……不快」

ニア「」

静「…………」

>言われ放題だけどいいのか

ニア「ムカつくとか殴るとかよく遊一君に言われるけどそこまで言われたのは初めてだよ……」

ゆらり「………………」

ゆらり「……なんかぁ……ヤな感じがする」

ニア「なにそれこわい」



ニア(ま、たまにいるけどね……こういうコ)

ニア(遊一君は、経験則と野生の勘でかつての僕……「廼亜」を瞬時に脅威と認定したけど)

ニア(彼女の場合は、文字通りの人並み外れた「感覚」……)

ニア(触れ、見聞きすることで僕のことを「不快なもの」と認定した……恐ろしい話だよ)


ニア「…………」 ニヤニヤ

グレイ「どうしたんですか?」

ニア「んーん何でも。ところでマスターちゃん、僕何かお腹に入れたいなー」

静「………………」

>神威夫の方から控えさせろと託っているが

ニア「ガーンだな……出鼻を挫かれた……」

ゆらり「しずちゃんさん、ぼく耳かきしてほしいな」

グレイ「まるで関係が無いです!?」

静「………………」

>参った……この子のペースがまるで掴めない
>巨大な猫か爬虫類かでも相手にしているようだ……



ニア「そういう扱いでいいと思うよ僕は」

ニア「自由で気ままで何を考えてるか分からないひとってのは、好きにさせておくのがいいのさ」

ニア「その上で、どんな行動を起こしたらどうするかを考えておく、このくらいでいいよ。対症療法」

静「…………」

>随分詳しいが

ニア「……僕がやられたことだからねッ!!」

グレイ「まあ……その、ニアさんは自由な人っぽく見えますけど……」

ニア「まー僕の場合はそういうアレじゃなくてもっとアレなっていうか実はね、昔遊一君とウフフっ」

ゆらり「いろけはない」

ニア「……い、いや。愛があるしィー」

ゆらり「たぶん、殺し、愛」

ニア「もうなんなのこの子何なん」

ゆらり「虚構を洗い流す真実の番人……その名はぁ」

グレイ「!?」

ゆらり「ちかれた。ていうかそんなのいないにゃぁ」

静「………………」

>いないのか。真実の番人

グレイ「何で静さんちょっと残念そうなんですか……?」



ゆらり「ところでこの人、ちょっぴりへたれじゃないかにぃ?」

静「…………」

>ヘタレ?

ゆらり「イエスヘタレ」

ニア「僕のどこがヘタレだってのさ!?」

グレイ「ど、どこでしょう……?」

ニア「アッ! 遊一君のことか!? いやでも待てよ! そもそも遊一君結婚しちゃ」

ゆらり「愛ってなんだ。躊躇わないことさ」

ニア「!」

静「…………」

>あの、ゆらりさん。煽ってません?

ゆらり「♪~……」

ニア「オーケーそこまで言うなら見て……いや! 明日の朝を期待して待ってろ!」

ニア「僕の本気を見せてやる……いや! 見せてくるよ……!!」

ゆらり「がんば」

静「………………」 チラッ

ゆらり「………………」

ゆらり「……こういうタイプは、押せば押されるぅ……」 フンフーン

グレイ「」 ビクッ

静「………………」

>こわいこの子


◇ 資材:■■■■□
○ 治安:60
□ 発展:27

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 資材収集所


猟子「なんだかスゲー面白そうなことになってる予感がする!」

カイ「何だそれは」

猟子「いやさ。まあなんとなく」

カイ「そ、そうか……」

猟子「いやでもゼッテー面白いことになってるって!」

カイ「だいいちなんだその予感は。まるで意味が分からんぞ」

猟子「いやぁー、あたしの予感ってば馬鹿になんねーぞ。こないだも静がコケるかも、って思ったらマジでコケたし……」

カイ「本当か」

猟子「マジマジ。てか興味あんのかよ」

カイ「……む、むぅ。人並み程度にはな……」


◆ 資材収集判定

01~10 : 0
11~70 : 1
71~95 : 2
96~99 : ???

↓1



◆ 資材量が変動しました
■■■■□→■■■■■


猟子「まあ転ぶ寸前でそう思っただけなんだが」

カイ「それはどう……いや……考えてもみれば、マスターがそのまま転ぶとは思えんが」

猟子「だろ? つまりあたしの勘は悪くない」

カイ「それはどうだろうか……」

猟子「いや、静ならなんてことなく持ちなおすしな」

カイ「……むぅ。まあ、そうだな……」


◇ 資材:■■■■■
○ 治安:60
□ 発展:27

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2

◆ 華煉の工房


華煉「私んちの名前がどんどん変わっていってる気がするんだけどぉ……」

静「…………」

>気のせい。たぶん。きっと。メイビー
>前回は作業場だったような気もするが、意味はそれほど変わらん変わらん

華煉「そうかなぁ……ううん、まあいっか」

華煉「ところで、何作ろうか? とりあえず、前回の候補そのままだけど」


現在資材:■■■■■(5)


・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)
     →【資材】消費:1

・ドリル……天を衝くドリル。【資材収集】コマンドにおいて、資材の収集量が上昇します(常時発動・確率破損)
     →【資材】消費:5

・ピッケル……何故か木の音がするピッケルです。満足町御用達
         使用すると確定で基本値に+1され、資材収集量の確率割合が変化します(指定発動・消費あり)
         →資材消費:2

・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。柵では防ぐことのできない敵はお任せあれ
             構造はぶっちゃけ某狩りゲーのアレ。よくよく考えるとオーバーテクノロジー(常時発動・消費あり)
             →資材消費:2

・倉庫の増築……倉庫を増築します。これで資材がもうちょっと入るようになるかも。
           なお、増築にも資材は必要になるという罠がある(資材量+2)
           →【資材】消費:4

・超変形キッチンロボ……ロボットに変形するキッチンカー。治安・発展の上昇時に【数値が微増】します
                また、入手時に【治安・発展の数値が微増】します。
             →【資材】消費:5

↓2



静「…………」


>ロボ、買おう


華煉「えっ!?」

静「………………」

>使い勝手は……使い勝手は……まあ……どうだろう……
>良い、と素直には言い難いが……

華煉「もうちょっと手放しに誉めてよぉー」

静「………………」

>嘘はつけない。事実として、無理なものは無理
>ただ、浪漫枠としての心意気は受け取った
>外で配給や炊き出しをするとしても、まあ、便利ではあるだろう

華煉「うん、そのように調整はしてあるからねぇ」

静「………………」 コク

>そういうわけで、搬入任せた

華煉「え、私がぁ……?」

静「………………」

>今から夕食の仕込みしなきゃいけないし……

華煉「あ、うん……でも私免許無い……」

静「………………」



静「………………」 ピン


>ロボ形態のままで運び込めば……


華煉「ナイスアイデア。それじゃあ、夕食の頃に持っていくねぇ」

静「…………」

>ところで前は未完成だったけど、ロボ形態ってどんなの?

華煉「こんな感じかなぁ」 ガシャコンッ

静「………………!?」


>尖った肩。アタマ両サイドの耳と黄色いアンテナ、黒と紺を基調にした落ち着いた配色……
>あと赤い口とか……


静「………………」

>ねえこれヒュッケ

華煉「異論は受け付けないよぉ」

静「………………」

華煉「受け付けないよ」

静「…………」

>会社的にはジェ○ティとかアヌ○スの方がいいんじゃ?

華煉「あっ」


◆ その後、ちゃんと入口付近まで運び込めた
   なお、その(版権的に)危険な雰囲気と威圧感によって客足までもが遠のきかけたという
○ 治安:60→63
□ 発展:27→30

今日はこんなところで

キッチンバインは基本的にハリボテなので戦闘能力は遊一に負ける程度しか無い
なお遊一の戦闘能力

元からエンジニアだし邪神特効と機械特効持ってるようなもんだしね
しかたないね

今日は21時予定です

そろそろやります



◆ 酒場


忍「ゆうべはおたのしみで」

ニア「…………」 ズーン

忍「なかったんでござるな」

ニア「はっだっかーに」

忍「なれなかったんでござるな」

ニア「イエスアイアム」

忍「というのは?」

ニア「YOBAIしたんだけどさー……」

忍「おお、大胆」

ニア「いざコトに至る直前で、今までに無いくらい優しい声音と口調で窘められてさぁ……」

ニア「怒るでも叱るでもなく窘められてさぁ……」

忍「お、おぅ……」

ニア「いや逆に考えよう。マジで芽が無いならガチ拒否するものだと」

忍「ポジティブでござ……これポジティブでござるか?」

静「………………」

>爛れた話は他所でやってくれ


◇ 資材:□□□□□
○ 治安:63
□ 発展:30

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 酒場前


華煉「それじゃあ、肩の部分のギアだけどぉ」

遊一「そこはもうちっと上げろ。輸液ももっと使えよ。動き悪くならねェか?」

華煉「けどここだと結構資源が限られてるしぃ……」

遊一「あー……そォだな。廃液……廃材はどこにある?」

華煉「えぇ? 廃材置き場があるけどぉ……」

遊一「廃液でも、再精製すればある程度は使えンだろ。手間はかかるが……」

遊一「純度はどうこう言ってられねえしな、もしくは溶媒ブッ込んでなんとかすっか……」

華煉「あ、それなら動物の脂でも」

遊一「いや、食用油……そォだな、一番簡単に精製できそうなのは椿油だが……」


ナクア「なにあれ」

静「…………」

>何でも技術者同士でウマが合ったらしい
>今はキッチンロボを強化する話をしている

ナクア「そ、そう……」

羽佐間「ふぅむ、実に面妖な」

ナクア「うわぁっ?!」

静「…………」

>来てたんですか先生

羽佐間「暇だったからね。それと興味深い話も聞こえてきたことだし」

羽佐間「ちなみに動物の脂の融点は常温以上。植物油の融点は零下だから」

羽佐間「チャーチルの気候でも凍ることなく使えるのでは? という話だろうね」



遊一「それよかこっちの装甲もうちっと薄くできねェのか? 脇を開た方がスタイルが良く見える」

華煉「うぅん……そこ薄くすると、運転席が寒くなっちゃってぇ……」

遊一「あァ……なら仕方ねえか。いや……エンジンの出力上げねェか?」

華煉「えぇ? でも、エンジンかかりきるまで時間かかっちゃうよぉ」

遊一「回転率上げよォぜ。ハンガーあンだろ。ジェネレーターの口に接続すりゃ3%はイケる」

華煉「あ、そっかぁ……でも温度上がりすぎちゃわないかなぁ?」

遊一「エンジンの熱で融かした雪を冷却水に転用できるような仕組みを作りてェな……」


ナクア「……何と戦うの?」

羽佐間「きっと何でもないと思うよ」

静「…………?」

羽佐間「実用性なんて関係ないのさ。知識を欲する限りに追い求める。それが人間が人間たる所以だよ」

羽佐間「興味が湧いた。だからやろう。やってみた! 面白い! それで充分なのさ」

ナクア「……まあ、分からないでもないけれど」

静「………………」


>実用性は関係ない、か
>……いや、そもそも購入したものなんだから実用性を捨ててもらっても困るんだが



遊一「……この際空飛ばすか……? いや、4メーターはあるしな……キツいか……?」

華煉「それだけのジェネレーターがあればいいんだけどねぇ」

遊一「俺のエンジン……いや、ダメだ。ちっと出力が足りねェか……」

華煉「小型化すれば」

遊一「もう一度崩すことになっちまうか……いや、無理に小さくするこたねェ。新しく……」

華煉「それならそれでまた別のアプローチを……」


静「…………」

>よく頑張るものだ……

ナクア「……頑張るっていうか」

羽佐間「あれは好きでやっているものだよ。ちなみに私はすごく参加したい」

静「…………」

>別に参加してきてもよいのでは……

羽佐間「え? いいのぉ? ほんとにいいのぉぉ?」

静「…………」

>いや。知らんがな

羽佐間「君たちィー! 私謹製の不凍液使わないかい!?」

遊一「何!? 不凍液だぁ!?」

華煉「やったぁ!! これで製作が捗るよっ!」

静「…………」

>早速行ってしまった……



遊一「この際だ。小型で飛び回る形の新型を作るか」

華煉「そうだねぇ、バイクを基に……」

遊一「いや、バイクはダメだバイクは俺ンだ。そうだな、ペットロボット風にして」

羽佐間「日用家具に化けさせるのはいかがかな?」

華煉「さいよぉー。アリアリ。そうだねぇ、冷蔵庫とか……」

遊一「マジの冷蔵庫と間違えたらどォする。そこはもっと別な……」

ナクア「見てられないわね」 ファサァ


静「………………!?」

>いつの間に!?


ナクア「移動式テーブルよ。生物的な見た目を付与すればペットっぽくもなるわ」

遊一「ほォ……悪くねェ」

華煉「酒場、って環境にも合ってるねぇ」

ナクア「私の知っている限りで考えると、生物の筋繊維を培養すれば使えそうね!」

羽佐間「よし、ならば見た目はダンバ……いや、サーバイ……」

華煉「いや、そこはズワ……」


静「…………」

>ちょっと待って君たちどんな超兵器作る気なの


◇ 資材:□□□□□
○ 治安:63
□ 発展:30

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 資材収集場


ツルキ「俺も参加したいよ男のロマンの話にィッ!!」

カイ「貴様といい獅子神といい何なのだ!」

ツルキ「何、猟子ちゃん何かしてたん」

カイ「貴様と同じように何か感じ取っていたぞ」

ツルキ「マジかちょっと嬉しい」

カイ「その場に居合わせる俺の身にもなれ。色々とキツいのだぞ」

ツルキ「マジかゴメン」

カイ「許してやらんこともない」


◆ 資材収集判定

01~10 : 0
11~70 : 1
71~95 : 2
96~99 : ???

↓1



◆ 資材量の変動はありません


ズドドドドドドドド……


ツルキ「ん?」

カイ「何だ……?」


メキメキメキィィ!!


ツルキ「何じゃあああああああ!?」

カイ「ロボットだとォ!?」

ガシャコーン

遊一「チィ……こんなところに出ちまったか……」

ナクア「げほっ、試運転は失敗ってところか……」

ツルキ「……何してんのアンタら……」

ナクア「あら俗物とキング」

カイ「元キングだ。何をしているんだ」

遊一「さっき試作した小型ロボの試運転してたんだよ。したら失敗してな……」

カイ「そうか……災難だな」

遊一「いや、こっちこそ邪魔して悪い」

ツルキ「…………あれ? そういや旦那、道具は?」

カイ「……ぬ。吹き飛ばされたか……」

ナクア「…………ご、ごめんなさい……」


◇ 資材:□□□□□
○ 治安:63
□ 発展:30

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



ツルキ「で、まあ遊一にとりあえず道具を用意してもらったワケだが」

カイ「……ともかく、やるだけのことはやるとするか」

ツルキ「でもアイツ何もしなくていいのか?」

カイ「何もしてないというわけでなく、偶然手すきになったから手慰みに、というだけのことだろう」

ツルキ「あんま変わってなくね?」

カイ「そうか?」


◆ 資材収集判定

01~10 : 0
11~70 : 1
71~95 : 2
96~99 : ???

↓1



ツルキ「っとォ。とりあえずこれでノルマ完了っと」

カイ「ハプニングはあったが、これでとりあえずは良い、か」

ツルキ「でもよぉ旦那」

カイ「何だ」

ツルキ「今回は……無駄遣いしたマスターもマスターじゃあねえかなぁって……」

カイ「そこは……否定できんな」

ツルキ「俺もああいうのは嫌いじゃあないけどな」

カイ「……もっとも…………俺個人としては、そこにあったら買ってしまいそうだが……」

ツルキ「うん、俺も」

カイ「…………」

ツルキ「…………」

ツルキ「責めないようにしようぜ」

カイ「応」


◆ 以下のように変動しました
□□□□□→■□□□□

では今回はこんなところで

シスコンの万能さも謎だがそれに対応できる人材が結構いるあたりやっぱこの世界戦おかしい
いやまあ、設定組んでるの1だけど

アイドルの話になるけど、属性的に晴明はCu、遊一はPa、静はCoな感じになるかな
それとも遊一はホモマス的にフィジカルになるのか

21時過ぎから始めます

やみのま(点呼)!



◆ 酒場


晴明「………………」 カキカキ

静「………………」

>そういえば、彼女は原稿を上げられたのだろうか……

晴明「……?」

静「…………」

>〆切は守れた?

晴明「……あ……えっと。実を言えば、元々何回分かはストックしてあって……」

晴明「……編集者さんには内緒なんですけど。こういうこともありますから……」

静「…………」

>ストック分が発見されたら……

晴明「……いつも手元にありますから、大丈夫です……多分」

静「………………」

>多分?


◇ 資材:■□□□□
○ 治安:63
□ 発展:30

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 酒場


蜜姫「とりあえず、あのクソ兄以外を倒す算段を付けるわよ」

雷士郎「……あなたにしてはまともな発言ですね」

蜜姫「してはって何よ。しては、って」

静「…………」

>酒場に来る前のことを考えると……

蜜姫「うん。そりゃそうね。まあそれはそれとして置いておいて」

雷士郎「おい」

静「…………」

>しかし実際、その兄以外を倒すにはどうするか。そもそも組織自体も理解していないわけだし

雷士郎「忍は72人いる、と言っていましたが」

蜜姫「実際にその可能性が高いとも言ってたけど」

静「………………」


>どれだけの人数、実力者がいるかはわからない
>EEだってその気になればそれだけの人数を動員することはできるはずだ
>実力主義が過ぎるとはいえ、チャーチル周辺では最大派閥と言ってもいいのだから



蜜姫「だいいち、EEとガレオス・ガレオンは何してるのよ?」

静「…………」

>EEは静観決め込み
>ガレオス・ガレオンは一時避難
>イノミナンダムに次ぐ人員の薄さを考えれば仕方のないことだ

蜜姫「ぐっ……い、いや、元はと言えば氷山静! アナタがうちを壊滅状態にしたから」

雷士郎「今は関係ないだろう、今は」

蜜姫「……そうね。興奮してしまったわ。で、だけど」

静「…………」

>神威遊一はあの兄に勝てる?

蜜姫「それは……分からないわ。アレはアレでやたら強いし」

蜜姫「けれど、遊一さんも相当…………というか、わけのわからないデュエルするし……」

雷士郎「何だそのわけのわからないデュエルって」

静「…………」

>ループ?

雷士郎「何でもループにするのはやめてください」



蜜姫「理解が及ばないというか……この人何してんの? ってなるっていうか……」

雷士郎「型にはまらない、と考えて良さそうですね。確かにジャイアントキリング向きではある」

静「………………」

>同時に、場合によってはそのまま押し切られやすくもある

蜜姫「だからあのクソ兄とデュエルするまでにどれだけ倒してもらえるか、ね」

静「…………」

>他に憂慮すべきは……

雷士郎「『地動説』ですね」

静「…………」

蜜姫「魔法使いとやら……だけど。デュエルの腕に関しては全く分からないわね」

静「…………」

>そうなると、確かな実力を持つ人間に当たってもらうべきだ
>最悪、静自身が行くことも考えられる

雷士郎「そうですね……他だと、神威さんが評価していた安倍さんはどうでしょう?」

静「…………」

>どう見てもか弱い女性だが……



蜜姫「どうかな。ああいうタイプほど思い込んだら一直線っぽいし、芯も強そうよ」

雷士郎「ボクも同意見です。確固たる目的があるのなら、徹底的にやり抜くような……」

静「………………」

>そんなに苛烈……?

蜜姫「氷山静……あなたこのトシで耄碌したの?」

静「…………」

雷士郎「そういう言い方は無いだろう」

蜜姫「……まあ、鈍そうではあるけれどね。それはともかく」

静「…………」


>戦力として期待できそうなのは、闇堂女史とナクラ博士
>ニア女史、蓮田女史……


蜜姫「一番強そうなのは?」

雷士郎「…………なんとなく、蓮田さんかと……」

蜜姫「闇堂」

静「…………」

>後者は得体の知れなさが主原因では?



静「………………」


>ツルキは呼べば来るだろう
>あとはハヴォック・ミストの5人と……カウロも入れて七人
>ただし、カウロは例の事件のせいでデュエルをするにも少々心理的抵抗がある
>カイなどは切り札が出せない。色々とボロボロだ


雷士郎「敵の首魁のことが知れないのが一番の痛手ですね……それさえ分かれば多少は……」

蜜姫「多少は? 何よ」

雷士郎「トップの人間次第である程度、その下につく人間のことは知れる」

雷士郎「例えばイノミナンダムなら、小悪党が多いだろう、とか」

蜜姫「私が小物だからか。アッハハハハハ!! 誰が小物よォ!!」

雷士郎「静、この人ノリツッコミとかしてますよ」

静「………………」

>そりゃこの人割とノリ良い方だから

蜜姫「……で、逆にその組織に関しても、トップのことさえ分かれば下についてる人間のことが知れると」

蜜姫「あのクソ兄がいて……更に、何だったかしら」

静「………………」

>詐欺師じみた、妙に口の上手い女

蜜姫「そう。その女。きっとトップも相当ヤバいヤツよ」

静「………………」

>果たしてどんな目的があることか。その上どんな人格か……



蜜姫「はぁ……喉が渇いたわ。執事、何か飲み物頂戴」

雷士郎「ボクはお前の執事じゃないぞ」

静「………………」

>今は言いっこ無しで
>紅茶を頼む

雷士郎「……仕方がないですね」

蜜姫「ああ、これ使いなさい」 ヒョイ

雷士郎「投げて渡すな……ってこれ! かなり高級な茶葉じゃないか!?」

蜜姫「ああ……家を出てからって言うもの、これしか飲んでないのよ」

静「…………」

>このセレブめ


◇ 資材:■□□□□
○ 治安:63
□ 発展:30

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 酒場


ナクア「………………」

芳香「………………」

晴明「ありぇー……? なんか目が回ってぇ……ぬふふふうせかいがまわるぅ~……」

ナクア「ねえ」

芳香「度数の低いお酒だったんだけれど……」

ナクア「呑ませたのね」

芳香「ええ……」

静「………………」

>未成年は

ナクア「晴明は二十歳よ。私はまだ16だけど……」

芳香「それにしても……今まで飲んだこと無かったのね」

晴明「なんれぇすかぁ? あれぇ、ハルさんがいる」

ナクア「正気に戻りなさい!?」

静「………………」

>ハルさん is 誰



晴明「あぁぁところでハートアースってどこにゅ」

ナクア「デッキに挿したでしょ……」

芳香「重症ね……」

静「………………」

>こんなにお酒に弱い人自分以外で初めて見た

ナクア「アナタも?」

静「…………」

芳香「ええ……マスターは下戸よ。それも、超がつくくらいの……」

晴明「あぁぅ……げこ? カエルれしゅ?」

ナクア「じゃないわ……」

静「………………」

>これは……悪い酔い方……のようなそうでもないような……
>というか漫画家ということは付き合いもあろうに……

ナクア「常に駄メイドが随伴してるに決まってるじゃない。仮にお酒出してもいつの間にかすり替えてるのよ」

芳香「良い従者ね……良い従者ね?」

ナクア「変態性が絡みさえしなければね」

静「…………」

>それは不可能というやつでは?



ナクア「不可能ね。……いえ、実のところ不可能と言うほど不可能じゃあないけれど」

ナクア「それを人前で見せることはまずないというか」

静「…………」

>ダメじゃん!!

晴明「らめれしゅよぉ……」

ナクア「やめて晴明。ちょっと卑猥」

晴明「にゃにが卑猥なんれしゅかぁ……いつも描いてるものにょ方がよっぽどれしゅ……」 グネー

ナクア「ああもう、絡みつかないで!!」

芳香「おばさん、横向いてた方がいいかしら」

ナクア「そういうのいいから!」

静「………………」


>メイドの方はまたなんというか、爬虫類が獲物を狙っているようでもあったが
>こちらはなんとも、子猫同士がじゃれついているような



静「…………」

>写真

ナクア「撮るな」

静「………………」

芳香「マスター?」

静「………………」

>おっとそれ以上近づくのは禁止だ

芳香「……残念」

ナクア「何で私の周囲の人間はこう……特異な性癖の持ち主が多いの!?」

静「………………」

>安倍さんも?

ナクア「…………腐ってる」

静「………………?」

>あんまり友達を悪く言わない方が……

ナクア「…………いや、事実だし……そもそも腐ってるっていうのは慣用句で」

ナクア「あの……男同士の絡み合ってる姿が好きというか……」

静「………………」

芳香「………………」

>アカン

では今日はこんなところで

酒に関して晴明と静は下戸、遊一はザル
意志に関しては晴明が一番だけど、酒が入るとグズグズになる感じ

とりあえず20時前くらい予定です

恐ろしいことに幻影騎士団の面子だいたいスーという……あのパックこわい
個人的には次のPPに新漫画ナンバーズが収録されるかが気になって気になって

おられますか




ナクア「ちなみにその筋ではかなり有名よ。口外はしないでね」

静「…………」

>口外 できない

芳香「したらダメよ……」



◇ 資材:■□□□□
○ 治安:63
□ 発展:30

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 資材収集所

忍「なんか目が覚めたら預金残高が減ってて」

忍「代わりに見知らぬレアカードが送付されてくることになってた人がいるらしいでござるな」

猟子「何だよそれ」

忍「いや噂でござる。悪酔いした人の」

猟子「ハハッ、悪酔いするほど呑んじゃいけねーよ」

忍「猟子殿に言われると終わった気分になっちまうのは気のせいでござろうかなぁ」

猟子「そうだねお酒に関してはあたしもだらしないね。でも記憶なくすほど呑みやしねーよ!」

忍「本当でござるかなぁ……」


◆ 資材収集判定

01~10 : 0
11~70 : 1
71~95 : 2
96~99 : ???

↓1



◆ 以下のように変動しました
■□□□□→■■■□□


忍「おら。どっせい!」 ドギャーン

猟子「お前ほそっこいわりに結構……ていうかかなり力あるよな」

忍「フフフこれも我が家秘伝の忍法帖に伝わる剛力招来の術でござるよ」

忍「なんか使うたびに正気が削れてる気がするでござるけど」

猟子「それ大丈夫なのかよ」

忍「まあまあ大丈夫でござろ。何かイベントあるたびに回復してってる気はするでござるし」

猟子「何だそりゃ?」

忍「拙者も分からんでござる」

猟子「寝りゃ治るってか?」

忍「じゃあその方向で」



◆ 酒場


ニア「イベント挟むたびにSAN値は回復するものだろう?」

黄色「正確に言えば一つの節目が付けば回復するものだ」

遊一「何言ってンだお前ら」

ニア「こっちの話だよ」

遊一「あ?」

静「…………」

>だいいちSAN値って何?

遊一「俺も知らん」

静「…………」

>どういうことなの……


◇ 資材:■■■□□
○ 治安:63
□ 発展:30

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

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2.開発
3.コミュ
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↓2



◆ 酒場


ガチャッ


遊一「悪ィ。シャワー借りるぞ」 ヅカヅカ

グレイ「あ、はいー……って、すごい汗……ど、どうしたんです?」

遊一「あァ。ちょっとな」

静「………………」

>それは外でボロボロの状態になっているカウロと何か関係があるのだろうか……

遊一「稽古付けてくれっつったからやっただけだ」

静「…………」

グレイ「稽古……?」

遊一「逮捕術……要は警察の体術だが……この訓練、っつったか」

遊一「ツルキは適当に躱すし巌のオッサンは体格がデカすぎて話にならねェ」

遊一「つーところでちょうどいいってハナシだ」

静「…………」

>どのくらいやってた?

遊一「ざっと3時間か」

グレイ「3時間!?」

遊一「休みは入れてる。そこまで無茶なコトでもねェよ」



静「………………」

>ところで、何をしていたの?

遊一「何……って」

グレイ「あ、内容……だと思いますよ」

遊一「俺ァただ、それ『らしい』感じで、って言われただけだ」

グレイ「らしい……? あの、ギャングらしい、と?」

遊一「正確に言や『犯罪者らしい』だ。が……」

静「…………」

>ボコボコにしてしまった?

遊一「いや、逆にやられそうになった」

グレイ「へえ……カウロ君ってそういうの強いんですね」

静「………………」

>いや、というか……強いというものではない気もするが……
>この人の体格を見るに、普通は圧倒的に蹂躙されるだけな気もする……

遊一「相性の問題だ。俺ァ基本的に、こう……」 シュッ

遊一「直線的な、そォだな……『剛の拳』とでも言うか」

遊一「対してアイツは『柔の拳』。円の動きを基本に受け流すことを主体にして」

遊一「そのまま関節技に移行して行動不能にさせる。場合によっちゃそのまま折る、って感じか」

遊一「それだけじゃあねェ。投げや、顎への掌底……全体的に高いレベルで纏まってやがる」

静「………………」

>随分、身体能力に関しての評価は高いようだ



遊一「まァな。そんだけあいつが自分の夢に対して真摯だってことだ」

遊一「でなきゃあんだけ動けねェよ。俺も加減はしたがよ」

グレイ「それでそんなに汗かいてたんですね……」

遊一「関節極められかけてな。力技で抜けるのに苦労した」

静「………………」

>関節技って、一度極められたら抜け出せないものでは……?

遊一「そうでもねェよ。腕を固められりゃ、その腕をブン回しゃいいだろ」

遊一「首ならそのまま上半身ごと雪の中に叩き込む」

グレイ「あの……静さん……」

静「…………」

>ちょっとこの人のそれは参考にならない

遊一「そォか」

グレイ「そうですよ……だってふつう、人の体もち上げるなんてできませんよぉ」

遊一「あいつァまだチビだからな。俺は楽にやれた」

遊一「『体格が無い』ってのは相手の懐に潜りこみやすくもあるが、押しつぶされやすくもある」

遊一「つーか……何だ。普通はよ、チビだから加減してやる人間なんざいねェんだ。慣れろとしか言えねェな」



静「…………」

>確かに、犯罪者ならば手加減などしない
>そういう意味では、こういった訓練も仕方ない……と言えるかどうか

遊一「ところで店主、シャワー……」

グレイ「あっ、すみません! お湯わかしてきます!」

静「…………」

>ところで、放置しているのはいいのか

遊一「アイツが自分で『いい』っつったから放っておいてるが……」

遊一「雪の中で寝かすのはマズいよなァ……」

静「…………」

>じゃあ放っておくのはどうなのさ

遊一「あー……なんだ。近くをオバチャンが通ったから、もししばらく起きなきゃ、とは言ってある」

静「………………」

>なら大丈夫……なのだろうか?


◇ 資材:■■■□□
○ 治安:63
□ 発展:30

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
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(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
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↓2



◆ 酒場


刹那「それでそれでー、この前は兎のおにく食べましてー」

ナクア「兎!? う、うさぎ……」

刹那「どうしましたー?」

ナクア「あんな可愛い動物を……食べたって……」

刹那「? 食べますよー。それも動物としての営みですしねー」

ナクア「まあ、そう……そうなのだけれど。なんというか……うぅん」

刹那「まあ、可愛い動物ってなると躊躇しちゃいますよねー」

刹那「わたしもさすがにリスはどうしよっかなって」

ナクア「リス!? 食べるの!?」

刹那「結局食べましたけどー……」

ナクア「食べたんだ……」

刹那「おいしかったですよー」


ニア「何であの二人仲良くなってん?」

黄色「境遇が似ているからだろう」

ニア「境遇? あ、そっか。二人とも『つながってる』もんねぇ」



ニア「ま、その点僕らも似たようなものだけど」

黄色「我らも固有の意思があるとはいえ、分身のようなものだろう」

黄色「特に我などその傾向が一層強い」

ニア「まあ君はね。僕なんか徐々に徐々に剥離していってる気はするよ」

ニア「それでもまあ、分身には変わりないし。若干格は落ちたけどね」

黄色「ところで、彼奴は」

ニア「うーん…………僕らやせっちゃんみたくカードを生み出せはしない……いや、そこまで至ってないだけだけど」

ニア「もし生み出せるなら蜘蛛みたいなモンスターじゃないかな。ホラ。アッちゃんだし」

黄色「……うむ」


刹那「ところで、ナクアさんは生物学者さんなんですよねー? ってことは、おいしい動物とか」

ナクア「いや、食べることはあんまりないから……」

刹那「そうですかー……残念ですねー」

ナクア「いや、普通の学者は食べはしないんじゃないかしら……普通」

刹那「しませんー?」

ナクア「いやだってそんなことしたら研究できないじゃないの」



ニア「そういえば昔は猫や犬を食べる文化もあったらしいね!」

ナクア「な……!?」

刹那「今でもあるところはありますよー。わたしも一度……」

ナクア「なんてこと……!? どうしてそんな仕打ちができるっていうの!?」

黄色「死ねば肉に変わりはないであろう?」

ナクア「ひどい」

刹那「とまでは言いませんけど、それも文化ですからー……」

刹那「『郷に入っては郷に従え』って言葉があるように、その土地、時代の文化は尊重した方がいいですよー」

ナクア「それは……そうだけれど」

ニア「所詮価値観なんてものは相対的なものでしかない。君は猫を愛玩動物的に愛しているだろうけど」

ニア「ある時代、ある場所では害獣として憎まれていることもありうる」

ニア「野良犬なんか駆除対象にさえなっているしね。そういうものさ」

ナクア「そのあたりも理解していて言っているのよ。私個人としてはそういう害獣と呼ばれてるような動物さえ可愛いとも思っちゃうのよ」

黄色「? 害になるのにか」

ナクア「害になってもよ。生きている以上はね」

ナクア「じゃなきゃ生物学者なんてやってないわ」



ナクア「例えば熊だけど。羆がいいかしら」

ナクア「大きいわ人を襲うわ……それに、毒蛇。一般的には恐ろしいものでしょ」

ナクア「けれど羆も生態系の維持には必要な生物だし、毒蛇の持つ毒だって……」

ナクア「ううん、毒蛇に限った話じゃあないけれど、薬も過ぎれば毒になるように、毒も薬になりうるのよ」

ニア「だから、どんな動物でも……って?」

ナクア「ええ。私は悪いところを探すのは大得意だけれど」

ナクア「だから良いところも際立って見えるのよ」

刹那「素敵な話ですねー」

ナクア「……な、なんか手放しで褒められると気持ち悪い」

黄色「そうだな。我もそれは時々思う」

ナクア「?」

黄色「あいどるを始めて以降、奇妙なほどに皆が褒めそやすのだ」

黄色「我の以前の所業を鑑みるにそのようなことをされても、と考えたのだが」

ナクア「所業……?」

ニア「ううんこっちの話。ま、誰もかれも一筋縄じゃいかない過去や背景があるってだけさ」

ニア「…………せっちゃん以外はな!!」

ナクア「えっ」

刹那「えー?」

ニア「だってこの子ちょっと変って部分除いたら本当にただお肉好きなだけの小動物だよ!」

ニア「特別なだけで選んでくれる人がいるなら苦労なんて無いさ! チクショウ!」

ナクア「な、なんかよくわからないけど……特別以外に原因があるんじゃ」

ニア「うん知ってる。でも無理だもんっ!」

黄色「貴様が『もん』など片腹痛いぞ混沌」

ニア「やめてよそういうマジレス」

今回はこんなところで

会話内容はともかくなんだかすごく邪神チャット
ニアは一応未来視できるけど、何故か未来に刹那と遊一が別れる未来が見えないとかそんなん

このスレでC国どころか過去の国という国が存在しなくなってるから文化的問題に関してはあんまり出ない感じ
現実的な話になると、今でもベトナムなんかでそういう話はあるけど
それはその国の文化だから仕方ない部分はある。人の飼い犬盗むのは論外だけど

20時ごろ予定で

多分ランク12のRR出るんじゃねえかなあれ……
もしくはランク13扱いで手札からRUM捨ててssとか

そろそろやります



ニア「だいいちナクちゃん僕らのファンでしょ!? ちょっと擁護してよ!」

ナクア「は? なんかヤダ……」

ニア「何でさ!?」

黄色「貴様の混沌っぷりがそうさせる……」

ニア「それ言われちゃうと反論できなくない?」


◇ 資材:■■■□□
○ 治安:63
□ 発展:30

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

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↓2



◆ 資材収集所


ツルキ「俺はどんな女の子でも悪いように言う気はねえ!」

カイ「唐突だな。しかしどんな女でもか」

ツルキ「いや『女の子』なここ大事」

ツルキ「あんまりにも憎らしいと女と認識できないし」

ツルキ「成長しすぎているとそりゃオバハンとかババアとか思っちまうから」

カイ「ボーダーラインは」

ツルキ「30?」

カイ「いやに現実的だな……」


◆ 資材収集判定

01~10 : 0
11~70 : 1
71~95 : 2
96~99 : ???

↓1



◆ 以下のように変動しました
■■■□□→■■■■■


ツルキ「だがなぜだろうな。マスターだけは女に見れない」

カイ「恐ろしく酷いな貴様」

ツルキ「なんてーの? 『恩人』が再前提……」

ツルキ「そこに更に乗っかってくるものが……な? 見当たらない」

カイ「………………」

ツルキ「あと胸が無いからどうしても女に見えなくってごばっ」 ドグシャァ

カイ「!? ど、どこから何が!?」

ツルキ「な、何だってんだ……マスターには次元を超越する蒼の力でもあるってのか……」

カイ「まあ……髪が青いからな……」

ツルキ「そこ関係ある?」


◆ 引き続き翌日安価に移ります


◇ 資材:■■■■■
○ 治安:63
□ 発展:30

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

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↓2



◆ 華煉の作業場


華煉「ところでこの前みんなで作った例の自律式移動机(ロボット変形可)、納品しといたよぉ!」

静「」

>何してんの

華煉「あっ、趣味だからお代はいらないからねぇ」

静「…………」

>そういう意味じゃなくって

華煉「大丈夫! テストは済ませたし怪我人が出ることは無いと思うから!」

静「…………」

>……科学者というか技術者というか、そういう連中が集まってしまうと暴走してしまうものなのだろうか……
>案外衛星兵器についてもこんなノリだったりしないよな……


華煉「あっ、そうだ。評判を聞きつけてちょっと街も発展したしね、何か新しいもの考えるよぉ」


↓1~3くらいで欲しいもの候補



○水道設備の強化……決して良好とは言えなかった設備を改善。これで水道が止まることは無いはず

               なおエネルギー面に関してはかなり問題があるらしいが、ゲストのおかげでなんとかなった
               【発展】の数値が+10
              →【資材】消費:3


○ガチャ……鬼か悪魔か緑の天魔か、何者かが設置したガチャ。時々中からぴにゃぴにゃ聞こえる
        中身はバン○イ版カードダス……ではなく物資が入っている
        リスクもあるがリターンもあり、色んな人が引いていくので時々確率で資材+1
        →【資材】消費:2



・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)
     →【資材】消費:1

・ドリル……天を衝くドリル。【資材収集】コマンドにおいて、資材の収集量が上昇します(常時発動・確率破損)
     →【資材】消費:5

・ピッケル……何故か木の音がするピッケルです。満足町御用達
         使用すると確定で基本値に+1され、資材収集量の確率割合が変化します(指定発動・消費あり)
         →資材消費:2

・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。柵では防ぐことのできない敵はお任せあれ
             構造はぶっちゃけ某狩りゲーのアレ。よくよく考えるとオーバーテクノロジー(常時発動・消費あり)
             →資材消費:2

・倉庫の増築……倉庫を増築します。これで資材がもうちょっと入るようになるかも。
           なお、増築にも資材は必要になるという罠がある(資材量+2)
           →【資材】消費:4


華煉「さて、と、こんな感じかなぁ」

静「………………」

>このガチャってそのそも華煉が設置するんじゃ

華煉「ん? なんか資材の代わりに置いてくれって……ヘンだよねぇ」

静「………………」


◆ どれを選択しますか?

↓3



静「…………」


>水道設備どうにかしよう。今のままだと問題が無いではないし
>水を流してないと管が凍るのにその水が少ないとなると……


華煉「あいあいさぁ。静ちゃんも料理やりづらいだろうしねぇ」

静「…………」

>まあさんざんカレーとかシチューとか作ってたけど
>無理くり蒸留水作ったりしてたのも間違いではないし

華煉「実はねぇ、浄水設備なんだけど、神威君に反重力装置のエンジンの永久機関を利用したら」

華煉「もうちょっと効率よく浄水も進むんじゃないかって言われててね、勿論ほかの必要な物資はあるけど」

華煉「もーその段取りだけが問題だったんだけどそこが解決したから!」

静「…………」

>落ち着け

華煉「はっ! と、ともかくやっておくねぇ」

華煉「いいよねぇ……永久機関」

静「………………」

>華煉も割とダメなカテゴリなのでは……?


◆ 発展度が上昇しました
発展度:30→40


◇ 資材:■■□□□
○ 治安:63
□ 発展:30

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 酒場


カイ「聞きたいことがある」

ニア「んにゃ?」

黄色「……?」

ニア「元キングじゃないか。僕らにどういう用事だい?」

カイ「一つ、聞きたいことがある。俺の肉体にかけられた」

黄色「呪いとやらか」

ニア「あー……あー、あーあーあー! そうそうそういえば!」

カイ「遊一から『呪い』に関してはそちらの方が詳しいと話を聞いた」

ニア「遊一君のこともう呼び捨てにしてるよこの人……なんか癪だなぁ」

黄色「混沌」

ニア「分かってるって。だからって何するってハナシでもないしぃ」

ニア「問題は君の体にかけられてる『呪い』がどんなものか……でしょ?」

カイ「……そうだ」



ニア「べっつに僕らもそこまで詳しいわけじゃあ……特定の種類のそれに関しちゃ詳しいけどね?」

黄色「感じるか?」

ニア「いいや。だから困るんだよね。もしも『僕ら』に近しい人らが関わってるならすぐわかる」

ニア「それで分からないってことは完全にこの世界から切り離された技術ってことさ」

カイ「つまり……どういうことだ?」

ニア「別に僕らがどうにかしてもいいけどそうしたら逆にもっと苦労するよ、ってハナシだよ」

カイ「……余計に分からんぞ!?」

黄色「今、貴様の体にかけられている呪いは……何だったか」

ニア「何だっけ?」

カイ「知らんのか」

ニア「ていうかさっき言ったじゃん、わからんって」

ニア「そりゃ数秒もあれば解析くらいできるけどさー。めんどいし。それなら遊一君の篭絡のため頭を使いたいなって」

カイ「…………頼む」

黄色「望むなら対価を寄越すのが道理だ、人間」

カイ「何……?」

黄色「断るとは言っておらん。気乗りがしないのが現状だ」

黄色「我らは万能だが意志がある。意思があり、感情がある」

黄色「故に……ユーイチはこういうとき何と言ったか。そう、ギブアンドテイクだ」

カイ「………………」



黄色「更に、前提として呪いというものモゴッ」

ニア「……ククッ。そこ黙っとこーじゃないか。別に彼自身の意志なら問題あるまい?」 ボソ

ニア「ギブアンドテイクさ」

カイ「……遊一と一対一で食事をする席を設ける」

カイ「見たところ、彼は妻とべったりだし――――」

ニア「任せてよ。解析終わったよ」

黄色「………………」

ニア「何さ」

カイ(即物的すぎる……)

ニア「さて、その呪いの内容だけど……」

黄色「カードが使えない、と言っていたが」

ニア「どう説明したもんかなぁ……あ、例えばだけどさ」

ニア「命、というものを40枚のカード、デッキだとする」

カイ「うむ」



ニア「その呪いは、『特定のカードを使うたび、そのデッキを削る』ことって感じかな」

カイ「……何だそれは」

ニア「迂遠だよね。僕ならもっと遠回しにやるけど」

ニア「勿論、ドローできなくなったら負け。当然だよね」

黄色「結論は」

ニア「あと3枚ってところかな、残り」

カイ「あと……3回……」

ニア「もっとも、そんな状態なんだから使おうとすれば身を裂くような苦痛があるよね」

カイ「あ、ああ」

黄色「こういうタイプの呪いは、術者を撃滅すれば解けることがほとんどだ」

ニア「それをさせないための措置かな? まあでも、殺しきれてないから意味無いよねぇ」

ニア「もしかするとそれも目的かな。マイナスエネルギーでもため込んでんのかなぁ」

黄色「……そんなものは無いだろう」

ニア「可能性さ、可能性。人間の負の心が強まればとかよく聞くじゃない」

カイ「つまり――――術者を倒せば良いのだな?」

ニア「そういうこと」



ニア「で、だ。呪いから逃れるにはね――――呪いを上書きしてしまえばいいのさ」

カイ「上書きだと……?」

ニア「正確には書き換えかな? 呪いってのは面倒なものでねぇ」

ニア「こうしなければ解けない、という条件を満たさなければ絶対に解けない」

ニア「呪(のろ)いという言葉は呪(まじな)いとも通じるだろう?」

ニア「簡単に解けてもらっちゃあ困るのサ」

黄色「そこで、方向性を転ずる」

カイ「命を奪う方向ではなく、か」

ニア「だけどここまで結びついてると、最低限死なないようにするしかできないよ?」

カイ「それで構わん」

ニア「え~? 本当にぃ~?」

カイ「要は術者を倒せば良いのだろう」

黄色「そうだ」

カイ「この手で術者を倒し、全て終わらせる。呪いが解ければ失ったものも戻ってくるだろう」

ニア「そうだね。たいていは」

カイ「ならば迷いはせん。……可能ならば、やってくれ」


ニア「それじゃあホイ」 パチン

カイ「……? 今ので変わったのか?」

黄色「変わった」

カイ「何も分からんが……」

ニア「そりゃあね。君自分の血流の音分かる?」

カイ「……そういうものか」

ニア「そういうものさ! さて、どういう風に変えたか、だけどね」

黄色「…………」

ニア「命、じゃなくて『魂』に変えましたー。わーパチパチ」

カイ「……どういう意味だ?」

ニア「君はこれからそのカードを使うたびに『記憶』を失います」

カイ「…………!?」

黄色「……!」

ニア「あ、正確に言えば魂に刻み込んだもの、かな。まああんま変わんないね」

ニア「大丈夫だよ。術者を倒せば戻るんだからさ」

カイ「成程……確か、残る回数は3回だったな」

ニア「そうだよ」

カイ「痛みが無いならそれで構わん。最も重要な目的だけは失いようがない」

カイ「ならば俺はそれで構わん。術者を降す」

ニア「いいねえ、そういう心意気」



黄色「性格の悪い……」

ニア「え? 楽しいでしょ、人間が可能性を見せる姿って」

ニア「ギリギリまで頑張ってギリギリまで追い込まれて、その時の輝きが僕は一番好きなのさ」

黄色「端的に」

ニア「うん」

黄色「最悪だ」

ニア「ありがとう。最高の褒め言葉だよ」

カイ「………………」


カイ(性根が悪いのは確かだが、光明は見えた)

カイ(3回――――それが確かなら、俺の技術の粋を以てヤツを倒し)

カイ(必ず元のようにデュエルができるよう、進むのみだ)

今回はこんなところで

人間の可能性いいですよね
死ぬより辛い目に遭ってももっと頑張って輝いてけばきっと道が見えるさ!(混沌並の感想)

分かりづらいと思うけどニアの言ったリミットの三回っていうのは
デュエルの回数じゃなく特殊召喚=使用回数だからデュエル自体は一回で終わるつもり
まあ、確かにそこまで到達するのにどれだけかかるかだけども。そろそろ早めるかなぁ

今日は21時予定です

そろそろやります



ニア「未来は変えることができる。良いようにも悪いようにもね」

ニア「死ぬ気でやれば変えられる。そうやって変えた人を僕は知ってる」

ニア「だからほーらがんばれ♡ がんばれ♡」

黄色「すごい。邪悪さしか感じない」

ニア「将来はこれを遊一君の前でやるのが夢です」

黄色「捨ててしまえそんな悪夢」


◇ 資材:■■□□□
○ 治安:63
□ 発展:40

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】
・柵……不意の強襲による「治安」の低下を防ぎます(常時発動・発動時消費)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2



◆ 資材収集所


忍「ほーれ頑張れ頑張れ。でないと終わらんでござるよ」

ツルキ「やべェひとかけらたりとも興奮しねェ!」

忍「ちゅーかこんなとこで興奮してたらマジの変態でござろ」

ツルキ「そりゃそうだな。でもなー」

忍「なんでござるか」

ツルキ「いやダメだ。というか明らかにアレでそれは無い」

忍「拙者としてはギリギリまで頑張って踏ん張って」

ツルキ「ピンチの連続?」

忍「でござる」

ツルキ「そんな時になったらさすがに」

忍「ギリギリまで頑張って」

ツルキ「ちょっと待って」

忍「オメーに言ってんでござるよホラ手を動かせでござる」

ツルキ「へーい……」


◆ 資材収集判定

01~10 : 0
11~70 : 1
71~95 : 2
96~99 : ???

↓1




◆ 以下のように変動しました
■■□□□→■■■□□


ツルキ「……平和だねぇ」

忍「と、思うでござろ。実は裏では情報戦の応酬が」

ツルキ「あ、やっぱあるんだそういうの」

忍「あったりなかったり」

ツルキ「微妙なのかよ」

忍「いやまー……どこもかしこも別に出して問題ない情報の方が多いというか」

忍「実際のとこ、静殿のデッキのこと知ってたってどうしようもないでござろ。皆知ってるし」

ツルキ「まーなー」

忍「ということで拙者らは今んとこ出番なし。警戒が主になってるでござるよ」

ツルキ「なーるほどなぁ。ま、その辺アレだ。厳戒態勢って感じな」

忍「でござる。今度はツルキ殿も出番何かあるでござるかもな」

ツルキ「あ、マジ? 報酬用意しといてくれよ」

忍「さあ、それは静殿次第というか」


◆ 翌日に移る前に判定を行います。
   50以下でイベント進行

↓1

ういではちょい進行する準備するので少しお待ちいただければ
ところで投下終わったら地動説以外の魔法使いキャラ1人くらい募集しますので一応
あんまり人いないっぽいけど



◆ 翌日 / 酒場前


カウロ「…………ふっ…………っと……」 タッタッタ…

遊一「ペース乱れてンぞ」

カウロ「……っす……!!」 タタッ

カイ「どうだ、調子は」

遊一「さァな。ま、どっちにしろ何もしねェよりマシだろうが」

遊一「アイツ自身も徐々にデュエル自体の腕は上がってきてっし。まあ……いずれは、か」


??「――――――失礼。君たちはこの地の住人かね?」


遊一「あ?」

カイ「……俺は今のところ、そうだ。あなたは?」

カウロ「ぜッ、は…………っ…………あれ……?」

??「ふむ。君は……」

カウロ「あえ……? あれ? あの……あなた、確か……その」

カウロ「円馬さん……ですか?」

円馬「――――久しいな、カウロ君」

遊一「……あ? 何だ、知り合いか?」

カウロ「え、ええ。って言っても、俺は小さいころに会っただけで、あとは父さんの話でしか知りませんけど……」

カウロ「どうしたんですか、円馬さん。突然こっちに戻ってきて」

円馬「突然、か。いや突然だな。ところでカウロ。君の父親は?」



カウロ「父さんはその……まだ療養中です。それまで俺が……まだ見習いですけど」

カウロ「何とか皆さんに助けてもらって、今も鍛えてる最中っす!」

円馬「逞しいな。だが……」

遊一「…………」 ピリ

円馬「その割には、ギャングの跋扈を許しているようだが」

カウロ「ギャング……跋扈……?」

カイ「のさばる、と言い換えていい……が。御仁。あなたは」

円馬「元都市のキング、赤間カイ。あなたまでもがこの現状に満足しているとは、嘆かわしい」

カイ「……何?」

円馬「それにそちらの……名は? いや、何でもいいか」

遊一「………………・」

円馬「何故君たちはギャングなどという存在の庇護下で満足していられる?」

円馬「何故君たちは妥協し、最悪の選択をする?」

遊一「………………」 スッ

カイ「どうした、遊一―――――」

遊一「ソロモンの連中だ。誰か呼んで来い」

カウロ「!?」

カイ「……!」

円馬「…………フッ」



カウロ「な、何でですか。円馬さんは正義感の強い保安官で、父さんの同僚で――――」

円馬「ギャングを名乗る犯罪者共に袋叩きにされ、この地を放逐された」

カウロ「あ―――――――」

カイ「……死ぬな」

遊一「誰に言ってる」

カウロ「う……嘘ですよね。いや、でも……」

カウロ「良い人なんです! 静さんたちも! 蜜姫サンだって何だかんだ言って自分の行動に責任取ろうとしてたし!」

カウロ「どこにも行く場所が無かった俺たちをまとめてくれて、確かにやり方は荒っぽいですけど、チャーチルの街も守って」

円馬「それがどうした」

カウロ「!?」

円馬「ギャングであることには変わりなく。統治など……笑わせる」

円馬「所詮は無法者なのだ。故にギャング。犯罪者の集団でしかないものが何を言う」

円馬「カウロ。お前も何故その立場に甘んじている。お前は保安官だろう」

円馬「全員だ。全員牢獄へと叩き込め。誰一人として外へ出すんじゃあない。それがお前の使命ではないのか!」

カウロ「違います! 俺の使命は町の人たちの身を守ることです!」

カウロ「敵じゃあない人たちに拳は向けられないッ!」

円馬「微温いことを……」

遊一「ヌルくていいじゃあねェかよ」 ザリッ

円馬「そこを退け。邪魔だ」

遊一「ヤだね。俺ァ上から見下してくるヤツが大嫌いなんだ」

遊一「通りたきゃ殺してでもやれよ」



円馬「……お前もギャングに組するか?」

遊一「必要ならな。そんであいつらは敵じゃあねェ」

遊一「求められりゃ応じるさ」

円馬「そうか。ならば――――」 ヒュ

遊一「……」 ス

カウロ「警棒!? 遊一さん、危な――――」

円馬「フン、徒手など」

遊一「言ってなかったが」


ベキィィィィィィィィッ!!


カウロ「」

円馬「ッ――――――強化カーボンの警棒を折るだと!?」

遊一「ヤるからにゃヤられる覚悟はあンだろォなァ!」 ゴッ!

円馬「ぬっ……」 バシィ!

遊一「止めるか……よッ!!」 ドシャァァ!

カウロ「膝狙い!」

円馬「ふんッ!」 バシッッ!

遊一「……これも止めるか」 スタッ

円馬「ふん……言うだけのことはある」

遊一「………………」

遊一(だが、一対一なら俺の方に分がある。このまま戦っても勝つ自信はある)

遊一(だが――――デュエルとなりゃどうだろォな。リミッター外したソリッドビジョンに対しちゃ一番効果あンのはやっぱデュエル)

遊一(このオッサンがそれに気づかないはずはねェ―――――)



円馬「やるな。ならば――――――」 パチン


シュタタタンッッ!!


遊一「!」

仮面1「…………」 フィィン

仮面2「…………」 フィィィン

仮面3「…………」 フィィィィン

円馬「貴様はそこに留まっていてもらう」

遊一「チッ……!」 ウォン!

カウロ「遊一さん!?」

遊一「ソロモンの構成員か……! カ……ガキ、お前は行けッ!」

遊一「コイツらは俺がブッ潰す! お前はこの件を酒場のヤツらに伝えろ!」

円馬「赤間カイは……既に行ったか」

円馬「まあ、それでいい。あくまで今日の目的は強行偵察と……宣戦布告だ」

円馬「酒場、と言ったな。今頃、我が72の精鋭が貴様らの膝元に向かっているはずだ」

カウロ「――――――――ッ!?」

遊一「…………ハッ」

円馬「何がおかしい?」



遊一「偵察と宣戦布告って目的があるんなら、実際に行ってるとすりゃ1人」

遊一「それにここにいるヤツらが3人。これで4人。ついでに、テメェを殴り倒せばボスが消えるな」

遊一「これで5人。残るは67人の烏合の衆ってコトだ」

円馬「勝つ気か? この人数の差で」

遊一「負ける気で戦う馬鹿がどこにいンだよ」

カウロ「…………遊一さん」

遊一「行けッつったろォがこのアホッ! いつまでも留まってンじゃねえッ!」

カウロ「すみません!」 ダダッ

遊一「さて―――――と。デュエルだ。加減なんざしねェからな、オイ――――!!」

仮面1「……!!」

仮面2「……!!」

仮面3「……!!」


         「「「「デュエル!!」」」」


◆ 1~6までの好きな数字を選択してください

↓1



◆ 酒場


ドォォォォォォォォォォン……


ニア「……!」

黄色「今の感覚は……貴様……いや、ユーイチの……」

刹那「シフルですかねー? 何かあったんでしょうかー……?」

ニア「死んだわ相手」

?「まったくまったく、いや心配なことだよ」

猟子「遊一がどうしたんだ?」

ニア「いや、遊一君の第一の切り札がね」

?「切り札! それは興味深い。ちょっと聞かせてくれないか?」

静「………………」

>……・というか

?「ん?」

魅行「どちら様でしょうか?」

ナクア「……そういえば!?」

?「あっはっはっは! バレてしまったか。いやぁ失敬失敬」



晴明(このデュエルの音……こないだ氷山さんに注意されたのに今また私闘、なんてことはありえない)

晴明「……敵です」

猟子「敵か!」 ボキッ

忍「敵にござるか!」 シュタンッ

?→柊「おおーッッと待ちたまえ諸君。申し遅れたが私の名は『柊明楽』! しがないスカウトマンさ」

柊「元は私もプロデュエリストでね、その経験を買われ、今はこうしてスカウトマンとしてあちらこちらを飛び回っている」

柊「押しも押されぬギャング同士の抗争の中で培われた実力を披露する機会を持ってみないか? そういう――――」

ツルキ「おおーっと皆の衆騙されんなよ」

グレイ「ツルキさん?」

柊「ん? 君はどなたかな?」

ツルキ「俺のことは今はいいだろ。それよりも――――お前のこった」

ツルキ「柊明楽……柊明楽……どこかで聞いたことがあったんだよ」

静「………………」

>どういうこと?

ツルキ「かつて都市で名を知られたサイコデュエリストだ。そんでもって晴明ちゃんの読み通りコイツは多分、敵だ」

ナクア「何ですって!?」

柊「……おや。おやおやおやおやァ~……」

柊「なァ~~~~~んだァ。知られてるんじゃァアないですか。まったく……まったくまったくまったく」

柊「実に……厄ッッッ介なことだ」



ツルキ「黙れよ犯罪者。ギャングの存在を間近で見てる俺でさえ吐き気がするぜ」

静「………………」

>その件、詳しく

ツルキ「猟奇殺人者だよ。コイツは。サイコデュエリストとしての力を利用して、例えば大会の中で」

ツルキ「例えば野良デュエルで。事故を装ってブッ殺して回ってたんだよ、衛星兵器にかからねえことをいいことにな」

柊「ん? あ? あぁぁぁ~? あああああ! その顔、どこかで見たことがあると思ったら……」

猟子「オイ間抜け。それ以上喋るな」

柊「おンやおやぁ……怖い怖い」

雷士郎「お前の取れる道は二つに一つ。捕まるか、叩きのめられるかだ」

柊「何を言っていらっしゃるのか。まったく。まったくまったくまったく全く! 理解不能ォォ――――だな!」

柊「踏み台でしかない只人のお前たちがこの私に勝てると、僅かにでも思ってるのかァァ!?」

静「………………」

>少なくとも

晴明「……負けると思って戦う人間はいませんよ」


◆ 柊明楽の使用デッキを開示します

   名前:柊明楽
   使用デッキ:【バスター・ブレイダー】


◆ 柊明楽とデュエルするメンバーを選択してください
(現在選択可能)
・氷山静
・獅子神猟子
・南春雷士郎
・グレイ
・伊賀忍
・聖ツルキ
・石ノ森巌
・安倍晴明
・闇堂魅行
・ナクラ・ナクア
・神威刹那
・ニア・ルーラ
・蓮田黄色

↓2



晴明「……私にやらせてくれませんか?」

ナクア「危ないわよ!」

魅行「そうです。それに、相手は……」

晴明「……ガブリエルとの戦いのときは……もっと危険でしたから」

静「…………」

>それはいったいどういう

晴明「……修羅場を潜り抜けた数なら、負けないってだけですよ」

ナクア「…………知らないからね」

晴明「……大丈夫です。たぶん」

ニア「ふんふん……いいねいいね、面白い。彼女の実力を知る良い機会だ」

黄色「……下種」

ニア「えー? 何ー? 聞こえなーい☆彡」

猟子「つっても晴明よぉ、デッキ……」

忍「で、ござるよ。あの時見たあれじゃあ」

晴明「……あ。大丈夫です。これでも――――――」

晴明「……手札は、多いんですから」


◆ 晴明のデッキを選択してください

1.【デッキ破壊】
2.【昆虫族軸デッキ破壊】
3.【轟雷帝ザボルグ】
4.【水精鱗】
5.【フェンリルハンデス】(アトランティス)
6.【フェンリルハンデス】(水精鱗・海皇)

↓3




◆ 【水精鱗】を選択します


晴明「―――――――……」

柊「へぇぇぇ~~~……それでそれで? お嬢ちゃんが相手かァ――――――……」

柊「ところで! 何か君は特別な力はあるのかな? それ次第では私の興奮度が変わるんだけども」

晴明「……黙ってください」

柊「うん?」

晴明「……人を殺すなんてしておいて、そうやってヘラヘラとしているなんて、到底許せるものでもありません」

静「………………」 ウンウン

猟子「静、イイフレーズ聞けたのは分かったから落ち着け」

晴明「…………だからここで倒します。どうやったって死んだ人は戻ってきませんけど」

晴明「……あなたを倒すことで、心に一つ区切りがつく人がいるかもしれませんから」

柊「いいね、そういう啖呵。私も大好きだ。だがね……」

柊「そういう風に虫唾の走るようなことを言われると……プチッと行きたくなってしまうんだよォォ~~~!!」

晴明「……行きます」



       「「デュエル!!」」



◆ 晴明(【水精鱗】)と柊(【バスター・ブレイダー】)のデュエルが行われます
   判定の方法を選択してください

1.通常判定
2.簡易判定

↓1~ 2票



◆ 両者のステータスを開示します

晴明:【運命力】:6+1  【戦略】:8  【洞察力】:5   【精神力】:9+1   【構築】:8
「優等生」……【戦略】or【構築】or【洞察力】にデュエル前に任意で+1補正
「改変能力」……【運命力】に+1補正、比較の際一つだけ好きな数値を使用できる

柊::【運命力】:3  【戦略】:9  【洞察力】:4-1   【精神力】:6+2  【構築】:9+1
「サイコパス」……【精神力】に+2、【洞察力】に-1
「プロフェッショナル」……【構築】に+1


◆ まず晴明の特殊能力を発動します
   どの数値を使用するか、また、どの能力を向上させるかを選択してください

↓2


◆ 優位【3】のため、現在の基本値は【35】です。


【運命力】→d
【戦略】→s
【精神力】→m
【構築】→b

トリップに上記の文字列を隠しました
左から順に1、2、3、4と設定します
1~4の数字を1つ選択してください

↓1

#04bdsm8313
→4
→【精神】

晴明:【精神力】:9+1
柊:【精神力】:6+2



◆ 優位は合計【5】、よって基本値は【45】となります
   【11/18 0時】まで、晴明の勝利要素を書き込んでください




◆ デッキの情報は以下の通りです

晴明:【水精鱗】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%BF%E5%C0%BA%CE%DA%A1%DB

柊:【バスター・ブレイダー】
現在wikiにデッキとしての記載なし
代用:http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC



ではこんなところで

データ作といてあれだけど晴明のステやっぱりかなりおかしい
とはいえラスボス後だしこんなもんなのかも

とりあえず事前に予告してた通り一人くらいちょっと魔法使い勢募集
↓2くらい

ねえ↓2って言ったはずなのに多くないコレ。というか幻影騎士団多くないコレ
むしろ魔法使い連中皆幻影騎士団にする勢いなのオベフォみたいに

とりあえず今日は本筋の投下は無いです
【0時まで】の要素出しもありますが、可能でしたら小ネタなどありましたらお願いします



◆ 6年前 / チャーチル


静「…………それで?」

猟子「ケンカして帰ってきた」

静「馬鹿じゃないの?」

猟子「あんま馬鹿馬鹿言うなよ。あたしだって好き好んでやってるワケじゃないし」

静「りょーこさぁ。尻拭いするのが私とお父さんって分かってるよね……?」

猟子「頼んでない」

静「頼もうが頼んでなかろうが、トラブルを持って帰るなって言ってるんだけど」

猟子「あたしは悪くなーい。いちいち喧嘩売ってくるあいつらが悪いんだよ」

猟子「だいいちなんだ、ギャングなんて大袈裟なこと言いやがって。自分たちが王様にでもなる気かよ」

静「……お父さんからも何か言ってくれない?」

父「ハハ。娘の尻拭いというのも親の仕事だ、やりたいならやれやれ」

静「……お父さん?」 ギロ

父「睨むな睨むな。それより猟子、腹減ってないか。どうだ?」

猟子「おやっさんのより静のメシのがいい」



静「私はお父さんから教えてもらったから、間接的にお父さんのご飯を食べてることになるんだけど」

猟子「いーんだよ、静のが味付け上手いから」

父「……弱ったな、そこを言われると」

静「お父さんは大雑把すぎる」

猟子「おやっさんの完全に男の料理だもんな……」

静「だから私が料理本見て研究しなきゃいけなくなった」

父「そこは反省してます……」

猟子「つーかおやっさん、反省ついでに引き払おうぜ」

猟子「こんなトコいたって意味ねーって」

父「そういうわけにもいかない。父さん一人なら良かったけどな……」

父「開拓団は、まだ解散されていないんだ。何人も何人もここに残って暮らしてる」

父「いつかこの場所が新天地になるm原住民たちとも和解できると信じてね」

父「父さんは、そんな人たちを応援したいんだ。だからここで頑張ろうと……」

静「……ギャングなんてくだらない連中のためにも?」

父「……そうだなぁ。いつかは……自分たちのことを顧みて、手を取り合ってくれる日が来るんじゃないかって思ってるよ」

猟子「ダダ甘。あと一人称『父さん』ってどうよ。あたしと血縁ねーじゃん」

父「そういうのは考えないなあ。猟子を頼む、って言われた時から、もう一人の父親として頑張ろうと思ったから」

静「ダダ甘」



父「静まで……父さん泣きそう」

猟子「静ー。チャーハン」

静「安くないし面倒だし、たまには自分で作れるように頑張れ」

猟子「えーヤダよ。結局静が作ったんが美味いじゃん」

静「言っててもいいけど世辞は受け付けない」

父「無視か」

静「聞いてる聞いてる」

猟子「聞いてる聞いてる」

父「すっごいぞんざい…………あ、そうだ、静、あさってはちょっと店開けるからね」

静「……どうかした?」

父「いや、商工会の連中とな、そろそろ原住民とも対話していかないとって」

猟子「大丈夫かよ?」

父「なぁに、別に戦いにいくってわけじゃあないんだ。誠心誠意話せば伝わってくれるさ!」

静「ダダ甘」

父「またか静」

猟子「甘すぎー。静お茶お茶」

静「コーヒーならある。はい」

父「父さんに渡さなくていい」



◆ 現在(よりもちょっと前)・酒場


猟子「そうそうこんな感じだったなあ、静もフツーに喋ってておやっさんがいて」

猟子「まあこの二日後に死んじまったんだけど」

忍「辛ぁい……ちょっとそういうなんでもないように暗いこと言うのやめてくれないでござる……?」

猟子「そのせいで静も修羅の道に走ってなぁ、はっはっは! あん時ゃ暗かった!」

雷士郎「言わないでいいです。想像しちゃうと辛くなりますからこれ以上言わないでください」

静「………………」

>ところでこれどこの映像?

猟子「これ? ああ、厨房の監視カメラ」

静「………………」 アー

>あった。そういえば。ちょうどその頃にギャングの活動が活発になり始めて、静が防犯のために取り付けたはずだ
>もっとも、父は外で殺されてしまったので結局そこまで意味は無かったが……

猟子「6年も過ぎりゃ、もう思い出だよ」

忍「だからそういう切ないこと言うのやめてくれないでござらん!?」


◆ 平和な頃   終わり

静もちゃんと喋ってた頃があるんですという程度の話

喋らなくなったのは「くだらない連中と同じことをしている自分の言葉は軽すぎる」から
という厨二設定。あんまり気にしなくていいかも
とりあえず0時回ったら判定に移ります

では指定数値【99】で。できれば明日やりたいけど厳しいかも
とりあえず今回はこんなところで

ところで敵の下っ端が一斉に幻影騎士団ブレイクソード出してきたらそれはそれで映えるような気がしてきた

思った以上にバスブレってデュエル展開作りづらいな……
制圧能力高すぎて、回すと相手に反撃させないし回らないと即死だしで。どっちにも見せ場作りたいんだけど
すみませんが投下明日でお願いします

セブンシンズ悪魔族かぁ……デッドリーシンは昆虫族だったら嬉しいんだけど
なんというか蟲惑魔と組ませてみたい

一応21時過ぎごろ予定で

そろそろ始めます
980くらい行ったら次スレということで



晴明「……私のターンからです。私は《水精鱗-アビスパイク》を召喚」


《水精鱗-アビスパイク/Mermail Abysspike》
効果モンスター
星4/水属性/魚族/攻1600/守 800
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、手札の水属性モンスター1体を墓地へ捨てて発動できる。
デッキからレベル3の水属性モンスター1体を手札に加える。
「水精鱗-アビスパイク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


柊「『水精鱗』……」

晴明「……召喚時、手札の水属性モンスターを捨ててレベル3の水属性モンスターをデッキから手札に加えます」


晴明:手札→墓地
《フィッシュボーグ-アーチャー》

デッキ→手札
《水精鱗-アビスグンデ》


柊「1ターン目は場を整える手……ン、ン~……実に堅実だなあ……面白味が無い」

晴明「……カードを二枚セットして、ターンを終了します」

柊「無視。無視かね。それではプロにはなれないなァ~……」

ナクア「素っ頓狂なこと言ってんじゃないわよ。晴明! 本気でやっていいからね!」

晴明「…………」 コクリ



柊「私のターン。……クク……さて」 手札:5→6

柊「私は《おろかな埋葬》を発動。あるモンスターを墓地へ送らせてもらうとしよう」


柊:デッキ→墓地
《破壊剣の使い手-バスター・ブレイダー》


魅行「晴明様」

晴明「…………はい」

晴明(バスター・ブレイダー……破壊剣の使い手としてリメイクされた方は単体としても優秀なカード。だけど)

晴明(特化すればその方がより優秀な動きをする。ということは確実にあの人のデッキは【バスター・ブレイダー】)

晴明(……一手目からいきなり墓地へ送ったということは)

柊「私は《破壊剣士の伴竜》を召喚!」


《破壊剣士の伴竜》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/ドラゴン族/攻 400/守 300
「破壊剣士の伴竜」の(2)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「破壊剣士の伴竜」以外の「破壊剣」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードをリリースして発動できる。自分の手札・墓地から「バスター・ブレイダー」1体を選んで特殊召喚する。
(3):このカードが墓地に存在し、自分フィールドに「バスター・ブレイダー」が存在する場合、
手札から「破壊剣」カード1枚を捨てて発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。



柊「はっはっは……愛らしい竜だろう。子供の頃はどんな生き物だってそうだ」

柊「私はデッキより『破壊剣』カード1枚を手札に加える」


柊:デッキ→手札
《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》


柊「そして伴竜の効果を発動。墓地より出でよ、《破壊剣の使い手-バスター・ブレイダー》!」


柊:場→墓地
《破壊剣士の伴竜》


《破壊剣の使い手-バスター・ブレイダー》
効果モンスター
星7/地属性/戦士族/攻2600/守2300
(1):このカードのカード名は、
フィールド・墓地に存在する限り「バスター・ブレイダー」として扱う。
(2):相手フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
破壊されたそのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(3):1ターンに1度、このカードが装備しているモンスターカード1枚を墓地へ送って発動できる。
墓地へ送ったそのモンスターカードと同じ種族の相手フィールドのモンスターを全て破壊する。


柊「私はバスター・ブレイダーに手札のドラゴンバスターブレードを装備!」


《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻 400/守 300
「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに自分フィールドの「バスター・ブレイダー」1体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドからこのモンスターを装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。
(2):このカードが装備されている場合、相手はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(3):このカードが装備されている場合に発動できる。装備されているこのカードを特殊召喚する。



静「………………」

>あの布陣は

ツルキ「ヤッべー……な。晴明ちゃん! 来るぞ!」

晴明「…………」 コクリ

柊「ドラゴンバスターブレードは自身の装備を解除し、場に特殊召喚できる!」


柊:装備→場
《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》


柊「その上ドラゴンバスターブレードはチューナーモンスター! この意味が分かるだろうか?」

柊「当然、分かってくれると信じているよ。レベル7のバスター・ブレイダーに……」

柊「レベル1のドラゴンバスターブレードをチューニング! シンクロ召喚!」

柊「出でよ、万物の戒めを解き放つ破滅の竜! 《破戒蛮竜-バスター・ドラゴン》!」


《破戒蛮竜-バスター・ドラゴン》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻1200/守2800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):相手フィールドのモンスターは、このカードが表側表示で存在する限りドラゴン族になる。
(2):自分フィールドに「バスター・ブレイダー」モンスターが存在しない場合、
1ターンに1度、自分の墓地の「バスター・ブレイダー」1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(3):相手ターンに1度、自分フィールドの「バスター・ブレイダー」モンスター1体を対象として発動できる。
自分の墓地の「破壊剣」モンスター1体を装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。


ゴガアアアアアアアアアアアアアッッ!!


晴明「…………っ」

柊「更に更にィ! バスター・ドラゴンは自身の効果により、墓地から己がかつての主を呼び戻す」

柊「再び現れよ、バスター・ブレイダー!」


柊:墓地→場
《破壊剣の使い手-バスター・ブレイダー》



晴明(……となると……)

柊「バァトル! 行け、バスター・ブレイダー! アビスパイクに攻撃!」


ズシャアアアアアッ!!


晴明:場→墓地
《水精鱗-アビスパイク》


柊「バスター・ドラゴンは守備表示のため攻撃できない。私はカードを3枚セットしてターンエンド――――」

晴明「……このエンドフェイズ、私は《アビスフィアー》を発動します」


《アビスフィアー/Abyss-sphere》
永続罠
デッキから「水精鱗」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、自分は魔法カードを発動できない。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
このカードは発動後、次の相手のエンドフェイズ時に破壊される。


柊「ほう!」

晴明「……特殊召喚するモンスターは、《水精鱗-アビスリンデ》です」


《水精鱗-アビスリンデ/Mermail Abysslinde》
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻1500/守1200
フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、デッキから「水精鱗-アビスリンデ」以外の
「水精鱗」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
「水精鱗-アビスリンデ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

ごめん、アビスフィアーの発動エンドフェイズ「前」ね

***


魅行「エンドフェイズに到達したことにより、アビスフィアーは破壊され……」

晴明「……連動してアビスリンデも破壊。これにより、効果を発動します」

晴明「――――……《水精鱗-リードアビス》をデッキから特殊召喚」


晴明:デッキ→場
《水精鱗-リードアビス/Mermail Abyssleed》
効果モンスター
星7/水属性/海竜族/攻2700/守1000
自分のメインフェイズ時、
手札からこのカード以外の水属性モンスター3体を墓地へ捨てて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚に成功した時、自分の墓地から「アビス」と名のついた魔法・罠カード1枚を選択して手札に加える事ができる。
また、このカード以外の自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する「水精鱗」と名のついたモンスター1体をリリースする事で、
相手の手札をランダムに1枚墓地へ送る。「水精鱗-リードアビス」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。


柊「ほう……ほうほう! まあ悪くない……悪くない。が」

柊「お手本のような……教科書のようでつまらないなぁ……実に」

晴明「…………」

柊「おっと、私はターンを終了。君のターンだ」 手札:1

晴明「私のターン……です」 手札:2→3

柊「だがそのモンスターの存在は邪魔なのでね、処理させてもらうよ! 《破壊剣士融合》!」


《破壊剣士融合》
速攻魔法
「破壊剣士融合」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札及び自分・相手フィールドから、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
「バスター・ブレイダー」を融合素材とする
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚墓地へ送って発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。



晴明「…………!」

ツルキ「あッ!? くそ、あんにゃろ!」

柊「なぁに戦術だよ。バスター・ドラゴンの効果でドラゴン族になっている君の場のモンスターは……」

柊「私のカードの融合素材とすることができる! さあ、眼前の竜を喰らい再び立ち上がるがいい!」


晴明:場→墓地
《水精鱗-リードアビス》

柊:場→墓地
《破壊剣の使い手-バスター・ブレイダー》


柊「出でよ、《竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー》!」


《竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー》
融合・効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2800/守2500
「バスター・ブレイダー」+ドラゴン族モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードは直接攻撃できない。
(2):このカードの攻撃力・守備力は、相手のフィールド・墓地のドラゴン族モンスターの数×1000アップする。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのドラゴン族モンスターは守備表示になり、
相手はドラゴン族モンスターの効果を発動できない。
(4):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。


ナクア「晴明の2ターン目からもうこの布陣……ですって……!?」



柊「これくらいできなければ、プロなど勤まらなかったんだよ」

柊「彼らはその返し方も華麗だった。美しかったよ。そして何より――――」

柊「返せないことを悟った時の絶望の表情は――――実に愉快だった」

晴明「………………」

静「…………」

>ゲスめ

晴明「……ですが、直接攻撃はできません」

柊「ああ……ああ、もっとも。実にもっともだ。だから苦心するのだよ」

晴明「…………」


晴明(残る伏せカード、可能性として考えうるのは《破壊剣一閃》)

晴明(いや、融合モンスターの「バスター・ブレイダー」がいるなら、無い方が不自然……)


晴明「……カードをセットしてターンエンドです」 手札:2

ツルキ「なぁっ!?」

柊「……オイ。オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ。オオオイ。何だその消極的な戦法は実に参るなァァァァ」

静「………………」

>だが、壁はあの融合体バスター・ブレイダーの前に意味は無い
>その上、効果の発動もできず、素の状態で攻撃力を超えられるモンスターもいない
>ならば戦術として間違ったことではない……だろう。多分

猟子「何で最後ちょっと自信ないんだよ。いいんだよそれで! 誘いに乗るなよ!」

晴明「………………」



柊「私のターン! どうやらキミにプロの資格は無い」 手札:1→2

柊「私は《死者蘇生》を発動! 今再び蘇りたまえ、バスター・ブレイダー!」


《死者蘇生/Monster Reborn》
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。

柊:墓地→場
《破壊剣の使い手-バスター・ブレイダー》


魅行「なんどめだバスブレ」

柊「軸となるモンスターを使いまわして悪いことがあるまいがァ!」

柊「バトルに入る! 私はバスター・ブレイダーでプレイヤーにダイレクトアタック!」

晴明「…………ここです。《因果切断》!」

柊「!」


静「……!」

猟子「っし! あれならバスター・ブレイダーは除去できる!」

ツルキ「どっちのだよ」

猟子「……どっちのだ!?」


《因果切断/Karma Cut》
通常罠
手札を1枚捨てて発動できる。相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択してゲームから除外する。
この効果によって除外したモンスターと同名のカードが相手の墓地に存在する場合、
さらにその同名カードを全てゲームから除外する。



晴明:手札→墓地
《水精鱗-アビスグンデ》


晴明「……融合体……竜破壊の剣士-バスター・ブレイダーを除外してもらいます」

柊「チィィ……」


柊:場→除外
《竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー》


柊(これでは《破壊剣一閃》が発動できないどころか、バスター・ドラゴンの効果が持ち腐れだ……)

柊(かと言って既に手札に「破壊剣」カードは無く、仮にあったとして相手の場にモンスターがいない……!!)


晴明「……アビスグンデの効果、発動です」

柊「チェーンさせてもらう! 発動せよ、《破壊剣士の宿命》!」


《破壊剣士の宿命》
速攻魔法
「破壊剣士の宿命」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手の墓地の同じ種族のモンスターを3体まで対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、自分フィールドの「バスター・ブレイダー」モンスターまたは「破壊剣」モンスター1体を選び、
ターン終了時までその攻撃力・守備力を除外したモンスターの数×500アップする。
(2):このカードが墓地に存在する場合、手札から「破壊剣」カード1枚を捨てて発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。


晴明:墓地→除外
《水精鱗-リードアビス》

《破壊剣の使い手-バスター・ブレイダー》
攻撃力:2600→3100



柊「これで蘇生はできないッ」

晴明「……タイミングが悪いですね。返り討ちにしようとしたところを更に返すべく使うべきでした」

柊「…………!?」

晴明「……よりにもよってリードアビスに使う理由にはなりません。もっと効果が有用なカードに使えば……」

柊「説教する気かね? そういうのは大嫌いでね!」

晴明「………………」


静「………………」

>余計なことを喋らない分、下手に威圧するよりもなんというか

ツルキ「……晴明ちゃん、怖くね?」

猟子「……あぁ。なんていうか、デュエルしてたら分かりづらいだろうけど、外から見てりゃ」

魅行「美しくも気高くそして尊い、そんな殺意と闘気が見えるかと思われますがいかがでしょう」

ツルキ「ああうんごめん、ちょっと今シリアス入ってるから黙っててくんね?」

魅行「あなたにはガッカリですよ」


晴明「……アビスグンデの効果を発動します。」


《水精鱗-アビスグンデ/Mermail Abyssgunde》
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻1400/守 800
このカードが手札から墓地へ捨てられた場合、自分の墓地から「水精鱗-アビスグンデ」以外の
「水精鱗」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。
「水精鱗-アビスグンデ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。



晴明「……アビスパイクを守備表示で特殊召喚」


晴明:墓地→場
《水精鱗-アビスパイク》


晴明「そして、アビスパイクの効果を発動。手札の水属性モンスターを墓地へ送り……」

晴明:手札→墓地
《海皇の竜騎隊》

晴明「……モンスターを手札に」


晴明:デッキ→手札
《水精鱗-アビスグンデ》


柊「ちょっとちょっとちょっと、まさかそんなくだらない手で」

晴明「……《海皇の竜騎隊》の効果を発動」


《海皇の竜騎隊/Atlantean Dragoons》
効果モンスター(準制限カード)
星4/水属性/海竜族/攻1800/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上のレベル3以下の海竜族モンスターは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、このカードが水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた時、
デッキから「海皇の竜騎隊」以外の海竜族モンスター1体を手札に加える。


晴明「……デッキから、海竜族モンスターを手札に」


晴明:デッキ→手札
《深海のディーヴァ》

手札:3



柊「……邪魔だッ!」


晴明:場→墓地
《水精鱗-アビスパイク》


晴明「……………………」

晴明(思ったよりも、余裕が消えてきてる……?)

柊「まったく、まったくとんだ相手だ……これでは高揚も得られない……」

柊「愉しくないデュエルができないとはこんなにも苦痛とは……」

晴明「……ええ。楽しいデュエルができれば、それが最良です」

柊「ん……?」

晴明「…………人と高め合って、互いを理解して、そういう遊びみたいな楽しいデュエルが一番なんです」

柊「違う。デュエルとは蹂躙するものだ。これは『私が』愉しむものなのだよ!」

柊「だからデュエルをしているんだ。苦しみたまえ。嘆きたまえ! でなくては意味が無い!」

柊「ああまったく、まったくまったく……カードをセットし、ターンエンド!」 手札:0

晴明「……私のターン」 手札:3→4

柊「バスター・ドラゴンの効果発動!! バスター・ブレイダーにドラゴンバスターブレードを装備!」


柊:墓地→装備
《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》


柊「さあ早く私にターンを渡したまえ。できることなら素敵な素敵な素敵な反撃の狼煙を上げてね!」

柊「それを封じ、圧殺してこそのデュエルだ! 次のターンに回れば回れ!」

晴明「……次?」

ツルキ「―――――」 ゾク

静「…………!」



晴明「あなたに『次』は訪れない」



晴明「……《深海のディーヴァ》を召喚」


《深海のディーヴァ/Deep Sea Diva》
チューナー(効果モンスター)(制限カード)
星2/水属性/海竜族/攻 200/守 400
このカードが召喚に成功した時、デッキからレベル3以下の海竜族モンスター1体を特殊召喚できる。


晴明「……ディーヴァの効果を発動。デッキから《海皇子 ネプトアビス》を特殊召喚します」


《海皇子 ネプトアビス/Neptabyss, the Atlantean Prince》
効果モンスター
星1/水属性/海竜族/攻 800/守 0
「海皇子 ネプトアビス」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから「海皇子 ネプトアビス」以外の「海皇」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「海皇子 ネプトアビス」以外の「海皇」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合、
「海皇子 ネプトアビス」以外の自分の墓地の「海皇」モンスター1体を対象として発動する。そのモンスターを特殊召喚する。


晴明「……そして。ネプトアビスの効果を発動。デッキから『海皇』を墓地に送ることで『海皇』を手札に」


晴明:デッキ→墓地
《海皇の重装兵》

デッキ→手札
《海皇の竜騎隊》


柊「!」



晴明「……海皇の重装兵の効果」


《海皇の重装兵/Atlantean Heavy Infantry》
効果モンスター
星2/水属性/海竜族/攻 0/守1600
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分のメインフェイズ時に1度だけ、
自分は通常召喚に加えてレベル4以下の海竜族モンスター1体を召喚できる。
また、このカードが水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた時、
相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。


晴明「……フィールドの装備カード、ドラゴンバスターブレードを破壊します」

柊「ぐ……!?」


柊:場→墓地
《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》


晴明「……――――これで、エクストラデッキからの特殊召喚が可能」

晴明「……レベル1のネプトアビスに、レベル2の深海のディーヴァをチューニング」

晴明「……《たつのこ》を、シンクロ召喚です」


《たつのこ/Tatsunoko》
シンクロ・チューナー・効果モンスター
星3/水属性/幻竜族/攻1700/守 500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
S召喚したこのカードを素材としてS召喚をする場合、手札のモンスター1体もS素材にできる。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードはこのカード以外のモンスターの効果を受けない。



晴明「……たつのこは手札のモンスターを使ってシンクロ召喚ができます」

晴明「……私は、手札のレベル4、《水精鱗-アビスタージ》にレベル3のたつのこをチューニング」

晴明「…………《氷結界の龍 グングニール》」


《氷結界の龍 グングニール/Gungnir, Dragon of the Ice Barrier》
シンクロ・効果モンスター
星7/水属性/ドラゴン族/攻2500/守1700
チューナー+チューナー以外の水属性モンスター1体以上
1ターンに1度、手札を2枚まで墓地へ捨て、
捨てた数だけ相手フィールド上のカードを選択して発動できる。選択したカードを破壊する。


グオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!


柊「まさか……くッ!」

晴明「……グングニールの効果を発動します。手札の2枚のカードを墓地へ送り、2枚のカードを破壊」

晴明「……選択するのは二枚の伏せカードです」


晴明:手札→墓地
《海皇の竜騎隊》
《水精鱗-アビスグンデ》

柊:場→墓地
《破壊剣一閃》
《バーバリアン・ハウリング》


柊「しまッ……」

晴明「……捨てた二枚のカードの効果を発動します。アビスグンデの効果にチェーンし、竜騎隊の効果です」



晴明:デッキ→手札
《海皇子 ネプトアビス》

墓地→場
《水精鱗-アビスタージ/Mermail Abyssturge》
効果モンスター
星4/水属性/魚族/攻1700/守1100
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、手札の水属性モンスター1体を墓地へ捨てて発動できる。
自分の墓地からレベル3以下の水属性モンスター1体を選択して手札に加える。
「水精鱗-アビスタージ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


晴明「……アビスタージは『時』の任意効果……チェーン2以降での特殊召喚はタイミングを逃しますが」

晴明「……チェーンを組むタイミングを選べば、効果はタイミングを逃しません」 スッ


晴明:手札→墓地
《海皇子 ネプトアビス》

墓地→手札
《水精鱗-アビスグンデ》


晴明「――――――……そして、ネプトアビスは、水属性モンスターの効果のコストとなったとき」

晴明「……墓地から『海皇』モンスターを特殊召喚できます」


静「…………!」

>ネプトアビスの効果は先程使用した。しかし、この効果の制約は「それぞれ1ターンに1度」だ
>(1)の効果を使用したとしても、(2)の効果を使用する権利は残っている―――――


晴明「……竜騎隊を特殊召喚」


晴明:墓地→場
《海皇の竜騎隊》



晴明「……レベル4。アビスタージと竜騎隊で――――オーバーレイ・ネットワークを構築」

晴明「……エクシーズ召喚……!」


魅行「いけない。皆さん、お逃げください」

ツルキ「へ? 何でだよ」

猟子「だいいちここからがいいとこだろ!?」

ナクア「お先」 ソソクサ

静「……!?」

>何故彼女はあんなに速攻で逃げ出したのか

魅行「ですからお逃げください。『あの』カード……晴明様がその気である以上」

魅行「近づけば、ただでは済みませんから」


柊「――――何だ、この感覚は……胸騒ぎが……くっ、お前ェ! いったい何を……」




晴明「――――――……《No.101 S・H・Ark Knight》!」




《No.101 S・H・Ark Knight(サイレント・オナーズ・アーク・ナイト)/Number 101: Silent Honor ARK》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/水族/攻2100/守1000
レベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を2つ取り除き、相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する
特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする。
「No.101 S・H・Ark Knight」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、フィールド上のこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……



静「…………な」

猟子「な……!?」

ツルキ「なんじゃァこりゃああああああああ!?」


柊「ナンッ……バーズ!? ただの人間のはずのお前が……何故!?」

晴明「……『ただの人間』じゃありませんから」

晴明「……アークナイトの効果を発動。ORUを二つ使用し、相手の場の特殊召喚された攻撃表示モンスターを吸収します」


柊:場→晴明:ORU
《破壊剣の使い手-バスター・ブレイダー》

柊「くッ!?」

柊(だがまだだ! あのモンスターの攻撃力はたかが2100)

柊(どうあっても今の布陣ではバスター・ドラゴンを抜けることはできん!)


晴明「―――――《RUM-ヌメロン・フォース》!」


《RUM(ランクアップマジック)-ヌメロン・フォース/Rank-Up-Magic Numeron Force》
通常魔法
自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターと同じ種族でランクが1つ高い
「CNo.」と名のついたモンスター1体を、選択した自分のモンスターの上に重ねて
エクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
その後、この効果で特殊召喚したモンスター以外の
フィールド上に表側表示で存在するカードの効果を全て無効にする。


柊「なんっ……だとォォォォォォォォ!!?」



晴明「……ランク4のアークナイトで、オーバーレイ・ネットワークを再構築!」

晴明「……追憶を揺蕩う魂魄よ、深淵なる刃鋼に宿り、顕現せよ」

晴明「……カオス・エクシーズ・チェンジ! 《CNo.101 S・H・Dark Knight》!!」


《CNo.101 S・H・Dark Knight/Number C101: Silent Honor DARK》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/水属性/水族/攻2800/守1500
レベル5モンスター×3
1ターンに1度、相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする。
また、エクシーズ素材を持っているこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地に「No.101 S・H・Ark Knight」が存在する場合、このカードを墓地から特殊召喚できる。
その後、自分はこのカードの元々の攻撃力分のライフを回復する。
この効果で特殊召喚したこのカードはこのターン攻撃できない。


ズドオオオオオオオオオオオオォォォォォォォン!!


柊「あ……か……」 パクパク


猟子「なん……あれ」

ツルキ「……流石に俺も知らない。何だあの……カオス……ナンバーズってヤツは……!?」


晴明「……ダークナイトの効果発動。表示形式の区別なく、『特殊召喚』されたモンスターをORUとして吸収します」

柊「なッ……やめろォ!!」


柊:場→晴明:ORU
《破戒蛮竜-バスター・ドラゴン》


魅行「これで――――手札はゼロ。場にカードもございません」

ナクア「……やっちゃいなさいよ、晴明」


晴明「……バトルです。グングニールとダークナイトで……直接攻撃」

柊「ヤメロォォォォォォォォォォォォォォ!!」


ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!


柊「ごあっ……ぎぃああああああああああッッッ!!!」 LP:4000→1500→0



ピ―――――――――――――――!!



勝率:90
トリップ→#ark78bstr
指定数値→99
合計:177(77)


◆ デュエルに勝利しました

バスタードラゴンいるなら101ドラゴン族扱いになるからヌメロンフォースでC101召喚できなくない?

という感じで、今日はこんなところで

晴明はやるときは殺る子。みんな知ってるね
というか遊一と比べて切り札が定まってる分凶悪さが高い気がするの晴明

>>959
うわマジだ、そういえばそうでした。申し訳ない
ヌメロンじゃなくてクイック・カオスに脳内変換お願いします

だいぶさじ加減が難しいな……
デュエル安価だと過去キャラオミットした方がいいかな

今日は21時から予定で

すみません、急用が入ったので今日投下無理ぽいです
帰ることができるにしても22時は越えると思います
ので連続になって申し訳ないですが、何か小ネタとけあればお願いします
次スレの時期でもありますし

ところで映画のプレゼントって毎週3回ずつ行かないと全種3枚集まらんのですね
4週はプレゼントがあるから12回、1回あたり一般1800円としたらだいたい2万円少々
いやでも激情版限定仕様って書いてあるから再販あり……?

とりあえず適当な頃に小ネタ落として20時ごろ目標で

【遊戯王】主人公「開拓地のデュエルギャングとギャング狩り」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「開拓地のデュエルギャングとギャング狩り」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448108452/)


だいぶ遅れてすみません。立てました
とりあえずこっちで小ネタしたらあっちで本編開始で



◆ ツルキが来た日




――――しけた土地だ、と。誰に憚るでもなく、聖ツルキは一言呟いた。


ツルキ「………………」


 車に揺られること数時間。たどり着いたのは、どれだけ季節が巡っても降り続く雪……
 しいて言えばそれくらいしか見どころの無い、退屈な土地だった。

 かつてそう呼ばれた土地になぞらえてそのように名付けられたらしいが――――「チャーチル」など。大仰な名前を付けたものだ、とも思う。

 建築物はまばらにしか見られず、いずれも貧相で今にも崩れてしまいそうなほどにみすぼらしい。
 道も舗装されておらず、人の往来も無い。一歩足を踏み出せば、ぼふりと音を立てて新雪に足が沈んだ。

 雪かきをする気も無いのだろうか。それともそれができないような環境なのか。
 後者ならば最悪だ。こんな辺鄙な土地に何時間もかけて辿り着いた甲斐が無い。


ツルキ「…………」 フゥ


 うんざりしたように、息を吐く。軌跡が白く輝いた。

 ツルキは賞金稼ぎと呼ばれる人種だ。
 困った人を助けて報酬を貰うと言えば聞こえはいいが、その実弱みに付け込んで金を巻き上げる、
 詐欺師まがいのクズと呼ばれることも少なくない。事実、意図してか……企図せずとも、そのような状況に陥ってしまったことは幾度となくあった。

 それでも、いや、だからこそ、ツルキは仕事の内容を選び、定める。そうするだけの価値がある仕事しか、しようとは思えない。



ツルキ「ハズレかな」


 だが見たところ、確かに困っている人間はいるかもしれないが、手を貸すほどのことも無い。
 雪国に暮らすことになれば必ず覚悟して然るべきものばかりだろう。そう断じて顔を上げた、その時。
 ふと、目に入るものがあった。


ツルキ(酒場――――――……?)


 酒場。看板は出ていないが、なんとはなしに雰囲気としてそう感じる。
 独特の「酒臭さ」もそうだが、パッと見の胡散臭さや外観の「らしさ」など、筆舌に尽くしがたい。
 こういう場所には、面白そうな依頼が眠っている。もっともハズレも相応にあるが……


ツルキ「行くか」


 同じ可能性を論じるなら、良い方向に考えた方が物事もうまく運ぶ。何より――――そう。
 どんな土地でも、一人や二人くらい美人はいるものだ。



◆ 酒場


 扉を抜けると、ひどく寂れた店内の様子が見て取れた。
 客はおらず、机や椅子も埃が積もりっぱなし。食器棚の中のグラスにしても、手入れが行き届いているような様子は無い。
 とてもじゃないが、まともな人間がいるようには見受けられなかった。


ツルキ「ハズレか」


 一言呟いて身を翻す。そこで、


静「――――――誰」


 背後から、声がかけられた。


ツルキ「っと。人がいたのか。あ――――っと」

静「…………閉店中だから。帰って」

ツルキ「……お嬢ちゃんか。悪いね」


 そこで、ようやくツルキはそれが女の子だということに気が付いた。
 鈴を転がすような声だった。容貌も、よく見れば悪くは無い。要素の一つ一つを取って見れば、間違いなく美しい。
 問題は――――単純に、辛気臭いことだ。眼はどこか淀んでいるし、こちらに向ける視線にも敵意を感じる。
 まるで、一両日中にでも身内が死んだような……



静「誰?」

ツルキ「賞金稼ぎ。ちょいと……仕事が無いか見に来たのさ」

静「……何も無い。あってももう知らない」

ツルキ「嬢ちゃん、ここの店主?」

静「違う。……店主はお父さん」

ツルキ「じゃあそのお父さんに」

静「先週死んだ」

ツルキ「………………」


 どうも、地雷を踏んでしまったらしい。前向きに考えて見たら、これだ。
 店主がいないというのは、つまり死んでしまったから。寂れた店内は、この娘の心情をそのまま映したようなものだろうか。ならあの惨状にも納得はいく

ツルキ(どうしたもんかな)

 考えを巡らせたその時、店の奥から気配を感じた。



猟子「誰だアンタ」

ツルキ「賞金稼ぎ……って、睨まないでくれ。取って食いやしないから」


 姿を現したのは、もう一人とはまるで趣の異なる少女だった。
 野性味溢れる美貌と暴力的な肉体に比して、やはりこの少女も表情は冴えない。
 悲しみ、憎しみ、あるいは怒り。ツルキが余所者だということもあろうが、感情を隠すようなそぶりもない。露骨に歓迎されていない様子だった。
 彼女ら二人の外見からは血のつながりは感じられないが、それでも同じような感情を共有していることは見て取れた。


ツルキ(養子か何かかね)


 無いことではない。旅の中でもそういう話はあった。
 ただ、この二人の落ち込みようというのは常軌を逸している。たとえただ一人の親だと言っても、ああまで心が折れ、曇るものだろうか。
 ああいう風になるというのは、往々にして耐えがたいほどの理不尽が身に降りかかった時のだ。それはつまり。


ツルキ(殺された、か)

猟子「値踏みするみたいに見てんじゃねえ……クソッ。帰れよ、賞金稼ぎなんてギャングみたいなもののくせしてよ……」

ツルキ「待ってくれよ。ああいう連中と一緒にするのはやめてくれ。俺は乱暴は嫌いだ。犯罪もなるたけしたくない」

静「……じゃあ、何?」

ツルキ「さっきも言ったじゃないか。仕事を探しに来た、ってさ」

ツルキ「要は何でも屋さ。仕事の選り好みはするけどな。何か……そう」



ツルキ「――――――デカい仕事は無いか?」



 言ってしまえば、ただの勘だった。
 こんな僻地に大きな店を構えている以上は金がある……とか。そうした打算も無かったわけではない。
 ただ、目の前で女の子が困っていて、今にも泣きそうだ。現実の理不尽に嘆き、笑顔というものを忘れている。
 それなら、男の取るべき行動というものは一つしかあるまい。


猟子「ねえよ。頼むことなんてなにも」

静「待って、猟子。……仕事って言ったけど」

ツルキ「ああ、仕事だ。何でもいいぜ。ギャングどもを蹴散らして来いってんならその通りにしてやる」

ツルキ「ここで踊れっつわれたら、最高の踊りでも見せてやるさ。これでも移動都市の中央政府のお膝元で活躍してたことだってあるんだぜ?」

猟子「胡散臭。放り出せよ」

静「…………いや」

ツルキ「…………」

静「――――――頼みたいことがあるんだけど」

ツルキ「俺は高いぜ?」

静「それでもいい。その方がいい。つまり自分の実力に対して自信があるってこと……」

静「……なら……これ以上の条件は無い。どうせ私たち二人じゃあ限界があるんだから」

静「お金は積む。……私に少し、力を貸してほしい」

ツルキ「……毎度あり」


 力になってやることだ。
 せめて、望むことをしてやるのが男の見得というものだ。それを貫けずに、いっぱしの男を気取るなんてできるわけがない。



ツルキ「で、何でございましょうか、雇い主殿?」

静「あるギャングを潰す」

猟子「もしかして……あいつらを」

静「…………」 コク

静「それだけじゃない。この街にいるギャングを全員潰して回る」

ツルキ「こりゃデカく出るねえ」

猟子「あんたは黙ってろ! こっちの事情も知らねえで……」

ツルキ「だからっても聞かなきゃ事情も把握できねーだろ。まあ聞かせてみろよお兄さんに」

猟子「似たようなトシじゃねえか……」

静「……保安官たちは機能を止めてる。自警団なんて名乗って人が集まる保証なんてない。それに」

静「この町に、既に法は無い。暴力を止めるには……暴力以外に無い」

静「――――――暴力によって暴力を駆逐し、この町を平定する。私は……ギャングとして、この町を統治する……!!」

ツルキ「そのための手始め、ね」



 ――――悪くない。
 確かに大きなことだ。ツルキ自身の理念としても、こういう仕事の方がやりがいがある。
 それに……そのきっかけが何であれ、目に光が戻ってきた。表情が戻ってきた。
 あとは、この仕事を終えれば、少しくらいは元通りに笑えるようにもなるだろう。


ツルキ「――――仰せのままに、ってな」


 ならば、全力で補佐するのみだ。
 その後のことはそれから考えるとしよう。
 なに――――面白いことになるのは、間違いないのだから。



◆ ツルキが来た日    終わり

とりあえず小ネタはこんなところで
夕食行ってから次スレで本編始めます
こっちはキャラ募集かけると思いますので、可能なら一旦ストップでお願いします

名前:比良坂黄泉(ひらさかよみ)
性別:♀
年齢:17
職業:アイドル
特徴:
長い黒髪。片目隠し。白い肌。この世の者とは思えない美しさを持つ。
およそホラーチックな外見ではあるが、人気はそこそこあるアイドル。
世間一般には通称『不死の女王』などと呼ばれているが、丁寧で物腰柔らか。かと言ってコミュ障でもない。

デッキ:ワイトキング

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