【遊戯王】主人公「荒れ果てた世界でデュエルする」【安価・コンマ】 (1000)

・ オリジナルの遊戯王世界で生きていくスレです。ド厨二な設定が紛れ込んでいるので注意してください

・ 登場人物等の設定・行動などを安価によって決定

・ ADVゲーム形式で進行。デュエルはセミオート。適当な状況で選択肢を提示します

・ 雑談は歓迎。荒らしはスルー

・ ss安価自体初めてで遅筆ですが、どうかご容赦を

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414331266

何番煎じとか気にしない。勢いと即興で書くのでエタる可能性もありますが許してくだちなんでも(略

次レスからプロローグ。安価は人がある程度いたらその後で



かつて世界は三度の戦火に覆われた。

度重なる大量破壊兵器の投入により、人口は十分の一にまで減少。

それでも人類は死滅することなく、三度目の戦災を乗り越えた。

それから数十年。世界は着実に復興を遂げる。




世界の変化は大なり小なりあった。

小さな変化としては、生き残った人々が極端に都市部に集中するようになったことだ。

機械化された巨大な都市が存在するその周囲に、延々と荒れ果てた荒野が広がる。

そのような光景は、現在の世界においてはそう珍しいことではない。

鬱蒼とした森の奥地に突如として都市が現れたり。

海上プラントを再利用し、新たな街を作り上げたり。

荒涼とした荒れ野に点々と街が存在しているなど、現在ではありふれた光景だ。

しかし、そうした事情があっても、交通インフラは整っていない。

各都市間を繋ぐのは、かつて打ち上げられた人工衛星を介した通信など、限られた手段だけだ。

「移動都市」と呼ばれるような代物まで登場したのも、そうした不便さに起因するものだろう。



対して、大きな変化として――――世界は、カードゲーム「デュエルモンスターズ」を中心として動くに至っていた。

この世界において戦闘行為はご法度とされている。

大きな争いも小さな諍いも、数ある物事を決闘(デュエル)により解決する。

そうなるに至った経緯としては、戦争を原因として技術が一気に進化していったことが挙げられるか。

医療。機械分野。バイオテクノロジー。そして当然ながら、軍事技術。

――――技術の進歩は、それに伴う恩恵ばかりを得られるものではない。

例えば、新種の疫病。BC兵器の残骸から漏れだしたのだと推測されるそれによって死亡した者は数知れない。

例えば、電子機器類の破壊。何らかのコンピュータウィルスの流出や電磁兵器が原因なのだろうが、

現存する電子機器のほぼ全てが使用不可能と化し、人間生活は一時、次代が逆行することとなった。





そして、世界に大きな影響を与えたのは――――衛星兵器。

誰が、何の目的で打ち上げたのか。厭戦の象徴とも目されるそれは、戦闘行為を行う人間を纏めて皆殺しにしてしまった。

「戦争行為」に反応して砲撃を行う。極めて単純で、何よりも厳しい基準だ。

個人間の諍い程度ならばその監視の網から離れるとはいえ、拳銃でも構えようものなら、即座に腕ごと拳銃が消滅する。

基準は、それと明確に分かる「武器」。そして「武力」だ。

一人の人間の持つ力など些細なものだろうが、集団になれば「群」となり、「軍」にも転ずる。

故に集団での暴力の行使は許されない。かつて、外交手段であったはずの戦争が封じられたことで、人々は交渉の術を一つ失うこととなった。






しかし、「遊び」によって、衛星兵器の「基準」を誤魔化したことは――――人類にとって、救いだったのか、どうか。

デュエルモンスターズ。

凡庸なカードゲームであったはずのそれは、いつしかそのカードプールも爆発的に拡大し、世界に広がった。

専用の機器で場所も時間も選ばずに遊ぶことができるという点も大きい。

何より、設定によっては対戦相手に衝撃を負わせられるという点が求められた。

衝撃はあくまでペナルティ。ダメージを受けた場合における罰則だ。これは「戦争行為」ではない。

衛星にそう誤認させることで、人類は新たな契約と交渉の手段を得た。

デュエルの腕によってあらゆる物事が決まるという現在の世界のルールは、こうして発足していた。

数十億の犠牲を強いた戦争というものを経たこの世界にとって、

この変化が良いものだったのか悪いものだったのか、判断する術はどこにも無い――――。


プロローグここまで



以下はちょっとしたルール

○ マスタールール3適用。LPは4000から開始

○デュエルは基本的にセミオート。要所で安価を提示する以外はオートで進行します

○ 上記の都合上、チートドローなどもあります

ひとり~ふたりくらい人が来たら次で安価予定

おった。滅茶苦茶嬉しい
以下安価






――――では、主人公の住んでいる「都市」は?

1.広大な荒野を行く移動都市

2.海上プラントをベースにした海上都市

3.旧時代の構造物を中心に組み上げられた城砦都市

4.試される大地

↓2 できればその都市の名前も

城砦都市に決定しました
この都市の名前は?

↓2




過去の戦災により、半ば世界は滅びたようなものだった。

街は焼け、野は枯れて、荒野で人が暮らす術はあまりにも少ない。

不幸中の幸いだったのは、度重なる天災や戦火にも負けずに残る建物があったことだろう。

幾度と無く襲いかかる天災。敵国の文化破壊を狙ったり、戦争の余波による人災。

それらを超えてなお建っているその場所に人々は集い、街を造った。

再び戦争が起きた時のために、人々は壁を築く。

高く。強く。もっと、もっと、もっと――――。



――――時が経ち、いつしか「ピタゴラス」と呼ばれる土地は、城砦都市と呼称されるようになった。





あらゆる脅威を遠ざける防壁。人間は元より、天災の多くを遠ざけるそれは、しかし技術や思想の流入もまた、妨げる。

いつしかピタゴラスでは、独自の文化が形成されていた。

例えば宗教。あるいは機械。農耕。食事。あらゆる意味で孤立したこの街は、ある種独特な繁栄を遂げる。

力を付けた宗教団体が武装デュエル集団を創設。それを押さえつけるように、政府は鎮圧部隊を結成した。

外部に出なくとも支障の無いよう、建築技術が発達。地下施設を拡充し、農耕に充てる。

海洋資源に乏しく、貿易にも不向きなため、香辛料などに頼らない味付けや調理も発達していた。






他方、そうした事情もあってか、ピタゴラスの全容を知る者は、恐らくは存在しまい。

街の全てを俯瞰したとして、地下までは見えまい。

窓の無い建築物なども、当然に存在している。外からはその中身を知ることはできない。

秘密。隠匿。隠蔽。陰謀。堅牢な壁の内には、黒い思念が渦巻く――――。


次に、主人公の基本設定に関する安価です。
年齢を書くべき安価に性別など書いてあった場合、基本的に↓にずらしていきます


性別:↓1

年齢:↓3

名前:↓5

安倍晴明

とりあえず

名前:安倍晴明
性別:女
年齢:15


お、陰陽師みたいな名前になったけどええんやろか……
申し訳ないけど↓3までちょっと多数決で……

陰陽師デッキとか妖怪デッキとか面白そうだとは思うが

>>33
それも面白いと思うけど主人公の名前ですし、どうなんだろうと思った次第です。>>25には本当に申し訳ない


名前 最安価
↓3


1.安倍晴明

2.田中太郎


↓3まで


職業と、容姿や性格といった人物としての特徴を決定します
年齢は15ですが、学生など以外でも構いません

職業↓2

特徴↓4~6


職業:学生

特徴:根暗だが根はすごくいい子
    イケメンや男色を好む腐女子

男好きなのか男色そのままの意味なのか分からないのでこっち方面で解釈
若干もこっち……?



デッキを決定します


晴明のデッキは?

1.いわゆる紙束(40枚を安価で指定)

2.特定のデッキタイプがある(可能ならデッキタイプも指定)

おっと、ここから↓2で


名前:安倍晴明
性別:女
年齢:15
職業:学生
特徴:腐女子で根暗。しかし、根はすごく良い子。
所持デッキ:【デッキデス】


パーソナルデータは以上で決定いたします。

ところで「晴明」の読み方どうしよう……

せいめいちゃんでいい感じかな

ではちょっと内容は伏せて
↓1 コンマ


0.1…0
2,3,4,5…1
6,7,8,9…2

コンマ=友人の数


それではちょっと内容書いてきます



◆ ピタゴラス・有名私立学園


ワイワイガヤガヤ

エーチョットマジー



晴明「…………」チラッ


女子A「そんでさぁ、あの時カレシが~…………」

女子B「えーうっそぉ!? カレシとかいたん!?」

女子A「はぁうっそ何それ意味わかんないし」


晴明(今日も今日とて、女子は恋愛話)

   (ほんっと、飽きないのかな。四六時中そんな話ばかりだし)

   (もうちょっとこう……政治とか? 食べ物とか? 趣味とか? 話さないもんなの?)

   (まったく生産性に欠けるよね。どーせ高校在学中に別れるんだろうし)

   (別れたら別れたでわんわん泣いてたくせにすーぐ立ち直って新しい彼氏作るし)

   (その精神性が信じらんない。まったくもって信じらんない。ほんっと無理ムリむぅーりぃーバカばっか) フンス



晴明「…………」




晴明「むなしい」






晴明「……・」


晴明(学園に入学して2か月……)

   (今では休み時間はずっと顔を伏せて過ごす毎日……・)

   (クラスの扱いにしたって、腫物に触るようなものだし)

   (そーだよね。ここってエスカレーター式だもんね。中等部から上がってくるから人間関係出来上がってるよね)

   (そこに外から来た私みたいなのが割り込んで行ったらどうなるかって……)ブルッ

   (今の学力で行けるからって、中等部の学舎から離れた場所に来たら……ご覧の有様だよ)





晴明(既に出来上がってる人間関係を壊してまで入り込む度胸は私には無いし……)

   (ただでさえ、嫌われるようなデッキ使ってるんだし……)※ 

   (でも、あんなふうに楽しそうにお喋りできたらいいなって……いや、無理か……)

   (最近声出さないせいか、自分の声忘れかけてるし)


 ※ 遊戯王世界ではだいたいこんな扱い





晴明(……でもなぁ……)

   (……ネクラな人間に付き合わせたら、相手もつまらない、かもしれないし……)

   (……私は嫌な思いさせたくないし)


男子A「お、その牛乳くれよ」

男子B「ん? おう」

男子A「サンキュー」グビグビ


晴明「ふぉぉおおおおおおおおッ!」


男子AB「「!!??」」





男子A「え。え? え……あの?」

晴明「エッ、アッ、イヤ、ナンデモナイス、ハイスミマセン」

男子B「え? 何……・?」

晴明「ナンデモナイデス、サーセン……」ペコペコ


晴明(反応しちゃうんだよなぁ)

   (こう、ああいうの、見ると……ふふ、興奮しちゃいましてね……)

   (……腐ってるって、多分ドン引きされる要素だよね。いや、でも好きなモンは好きで……)

   (でも嫌がられたくないし、嫌な気分にさせるのも、嫌だし)

   (――――どうしようもないなぁ、私)



男子A「……さっきの誰だ? 知り合い?」

男子B「いや、知らん……」






 @ 数時間後


キーンコーンカーンコーン


教師「……では、本日はこれで終わりです。当番」

当番「きりーつ、れい」


全員「ありがとうございましたー」


教師「はい。では皆さん、気を付けて帰ってくださいね」


晴明(はいはい……・で、私んちは……)







○ 晴明の家は?

1.普通の一軒家に普通に家族と一緒に暮らしている

2.家を開けがちな親とマンション暮らし(一人っ子)

3.天涯孤独の苦学生で寮暮らし

4.その他(安価指定)



しまった、またやった……

ここから↓2です





晴明(……ふふっ、家って言っても、すぐ近くの寮だし)

   (なーんも気を付けることもないよ、いやホント、気を付けてもどうしようもないし)

   (……でも来月の寮費足りるかなぁ)

   (今日も結局デュエルできなかったから、DP貯まらないし……)




※ この世界ではデュエルによって発生するエネルギーを利用して生活している。

   この際、余剰分のエネルギーをポイントとして貯蓄できる。金銭との交換もされているため、
   デュエルができなければ金は貯まらない。






晴明(遺産は……あんまり手を付ける気になれないし)

   (結局、二人とも死因は分からなかったんだよね。子供の頃だったから、大泣きしたなぁ)

   (親戚も、もうだいたい死んじゃってるから引き取り手もいなかったし)

   (でも、今生きてるから万々歳……かな。一応、なんとかできてるし……)

   (あ。そういえば今月もあの本買えなかったなぁ……来月もまだあるといいけど……って、お腹鳴った)グゥ…




晴明「……お母さんの手料理食べたいなぁ……」 ボソッ





晴明「ふぅ」

晴明(考えたってしょうがない。そろそろ動こう)

   (帰ろうかな。それとも外に行こうかな。まだ門限までは時間があるけど……・)


○どこに行く?

1.カードショップ
2.寮に帰る
3.学校に残る
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.その他(自由安価)


何度目だ俺ェ
ここから↓2




 ◆ カードショップ


ウィーン

ラッシャイマセー



晴明(やっぱり、デュエルしないとお金も貯まらないしね。ショップに来れば対戦相手もいるだろうし)

晴明(相手してくれる人がいるといいけど)

晴明(で、どうしよう?)


ショップでの行動

1.対戦相手を探す
2.カードを購入する
3.誰かに話しかけてみる
4.その他(安価指定)

↓2

ついでにカードショップの名前とか、案があれば適当に拾います




→カードを購入する


晴明「……えと、すみません」

店員「はい、何でしょう?」

晴明「え、あ……・ん。あ、うん。えー……エフッエフッスミマセン」

   「あの、何かカードその、欲しいんですけど……」

店員「シングルですか? それともパックで? デッキパーツが欲しいとかこういうデッキが作りたいっていうのがあったら、言ってくれれば見繕いますよ」

晴明(どうしよう……?)


1.シングル買い(カードも指定)
2.パックを買う(現実のパック及びストラク等から選んでください)
3.指定したデッキのパーツや出張セットが欲しい
4.むしろ新しいデッキが作りたい
5.その他(安価指定)

↓2


ついでに店員さんの詳細
コンマ一の位
0~4→女
5~9→男

十の位
1234→普通のバイト
5678→実は店長
90→実はオーナー

↓3


女性バイトの店員になりました。




晴明(……何がいいんだろうか……)

   (ぶっちゃけ、デッキ破壊使ってると印象が悪いんだよな……)

   (うーん……デッキ破壊って、自分のデッキも結構な勢いで削るよね……)

   (その辺を逆用したら、もしかするとまた違ったデッキにできるかも……?)


晴明「えと、こ、こう……なんか超墓地使うぜェ~……って感じのカードとか、あったり、しますか、はい」

店員「ん……それなら……えーっと、あ、くっそ、店長また整理してない……」

   「印象としてはどんなイメージのがいい?」

晴明「ひゃい!? え、えっと……何かこうガチッとしてて男祭り……?」

店員(なにそれこわい)

店員「それじゃ、そういう方向で探してみよっか」

晴明「あ、はい、頼みます……」

というかすみません、3、4も指定必要ですね。助かりました。




店員「んー、実際のとこピンポイントに墓地に落として使う感じのカードが多いけど」ペラペラ

晴明「ど、どうなんでそ……結構無差別に落とす、けど……」

店員「最終的な結果が同じならいいかぁ。で、どうなの?」

晴明「ど、どう?」

店員「キミのデッキがどんなタイプかよくわからないけど、無差別にデッキから墓地に落とすんでしょ?」

   「デッキ破壊かな? じゃあそれを更に進める方向なのか……ってこれは難しいけど」

   「デッキ切れ『じゃない』別の決め手を入れるって感じ? 墓地が肥えるから、それを利用した切り札を、みたいな」


1.そう
2.違う

↓1



晴明「で、すね。そういうの、ちょっと、欲しいなーって……」

店員「うん、じゃあこれでどう? 【ドラグニティ】のデッキパーツ」

   「ドゥクスとレギオンは墓地から『ドラグニティ』を装備できるし――――」



《ドラグニティ-ドゥクス/Dragunity Dux》

効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1500/守1000
このカードの攻撃力は、自分フィールド上の
「ドラグニティ」と名のついたカードの数×200ポイントアップする。
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル3以下の
「ドラグニティ」と名のついたドラゴン族モンスター1体を選択し、
装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。


《ドラグニティ-レギオン/Dragunity Legionnaire》

効果モンスター
星3/風属性/鳥獣族/攻1200/守 800
このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル3以下の
「ドラグニティ」と名のついたドラゴン族モンスター1体を選択し、
装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
また、自分の魔法&罠カードゾーンに表側表示で存在する
「ドラグニティ」と名のついたカード1枚を墓地へ送って発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊する。



店員「レヴァテインとゲイボルグあたりの効果も、少し使いやすくなると思うよ」




《ドラグニティアームズ-レヴァテイン/Dragunity Arma Leyvaten》

効果モンスター
星8/風属性/ドラゴン族/攻2600/守1200
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する
「ドラグニティ」と名のついたカードを装備したモンスター1体をゲームから除外し、
手札または墓地から特殊召喚する事ができる。
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
「ドラグニティアームズ-レヴァテイン」以外の
自分の墓地に存在するドラゴン族モンスター1体を選択し、
装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる。
このカードが相手のカードの効果によって墓地へ送られた時、
装備カード扱いとしてこのカードに装備されたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。


《ドラグニティナイト-ゲイボルグ/Dragunity Knight - Gae Bulg》

シンクロ・効果モンスター
星6/風属性/ドラゴン族/攻2000/守1100
ドラゴン族チューナー+チューナー以外の鳥獣族モンスター1体以上
(1):このカードが戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに1度、
自分の墓地の鳥獣族モンスター1体を除外して発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
除外したそのモンスターの元々の攻撃力分アップする。



晴明「な、なる、ほど……」


晴明(「ゲイ」ボルグ……)




店員「ちょっと前に《竜の渓谷》が制限になっちゃったから、墓地に送る方法なんてのはあればあるほど良いってくらいだよ」

   「そういう意味じゃ、デッキ破壊のアクセント程度に、っていうのは悪くないと思うわ」

晴明「そ、そですか」

店員「あ、でも、キミってシンクロモンスターは持ってるのかしら。そういうデッキを使ってる人って、エクストラデッキに頼らない印象があるから……」

晴明(実際持ってない)


  ※デッキタイプを指定されたので、メタポやニードルワームなどを利用するだけの、ある意味スタンダードなタイプなので、エクストラは無い設定です。




晴明「(持って)ないです……」

店員「じゃあ、これとこれとこれで……お会計3800DPになりまーす」

晴明「え、あれ?」

店員「どうしたの?」

晴明「あ、え、いや……」

晴明(思ってたよりちょっと安かった……)




店員「ちょっとオマケしといてあげたわ。サービスってことで」

晴明「はあ……」

店員「店長から顧客増やせってドヤされてんのよー……これを機に、ショップ『スイッチ』をよろしくね!」

   「店名通りのスイッチ用サイドデッキのカードもいっぱい取り揃えてるから」

晴明(……マッチ戦なんてめったにやらないけどね)

   (で、でもちょっと良かったかも。オマケしてもらえたし……)

   (お姉さんもいい人っぽいし……)



晴明(問題は食費とか切り詰める必要がありそうなとこだけど)





店員「そうだ。あなた名前は? また来るんでしょ?」

晴明「え? え、あ、ソノ、来るか……分かんない……です」

店員「えー……」

晴明「あ、あと……その、その、ええと……でも、名前、えっと」

   「安倍清明……です、はい」

店員「陰陽師みたいな名前だね!」

晴明(濁さずはっきり言われた!)

店員「だったらもうちょっと魔法使い的なカード勧めても良かったかなー」

晴明「て、店員、さんは……?」

店員「(↓2)だよ!」





楓「土御門楓だよ!」

晴明「……・つ、土御門さん」

楓「楓でいーよー。こっちも遠慮なくせーちゃんって呼ぶから」

晴明「せ、せー……?」

楓「せいめい、だからせーちゃん」


晴明(……初めてあだ名で呼ばれた……)



晴明(というか陰陽師っぽさで言えば楓さんも負けてない)





楓「それで、どうする? 早速そのデッキを試してみる?」

晴明「試す……って。デュエル、で?」

楓「それ以外に何があるのよ。そ、デュエルデュエル。ウチの店のヤツらに相手してもらえばいいじゃない?」

晴明「え。いやでも」

楓「あー、うん。嫌ならいいよ。しゃーない。私ただのバイトだし、提案しただけだもん」

  「でもちょっとだけさ、やってみない?」

晴明「う、うーん……」


1.デュエルする

2.今はちょっと……



ここから↓1

すみませんが時間も時間なので今日はここまで。
対戦相手について安価取る予定でしたけど

名前:
性別:
年齢:
職業:
特徴:
デッキ:

この形式でちょっと4~5名くらい募集してみます。時間は明日の投下まで。
今回の対戦相手じゃなくても何かしらで出すと思いますが。

あ、デュエル自体はあくまでセミオートなので、途中途中で方針や覚醒の方向性などを決めていただくかたちになるかと。
全体的にアニメや架空デュエルのイメージで、そこから+αで、安価で多少操作する、というような。
>>1としては、どんなデッキでも一進一退の攻防ができればな、くらいに考えています。

名前:ナクラ=ナクア
性別:女性
年齢:11
職業:飛び級の天才児。専門は生物。
特徴:見た目は黒髪の美少女。但しサドロリ。趣味は年上を甚振ること。
デッキ:【蟲惑魔】

とりあえずここまで。ありがとうございました。
抽選して今回のデュエルで出てくるキャラクターを決定したいと思います。

↓1   1~9までの数字

excelで関数を使ってランダムに選出した結果、音繰路さんが選出されました
では、この方向で書いてまいります。できれば20時頃にはやりたいところ

安価取るのはデュエルの最中だから点呼はいいかな

再開します



晴明「……やってみます」

楓「おし、決まり! んじゃあ……ええっと……あ。シューコ! ちょっとこっち来て!」


シューコ「……・どうしたの?」


晴明「………………」

晴明(綺麗な人だ……なんかこう、すっごい、知的でカッコいい感じで……)

晴明(いくつくらいなんだろ……年上? だろうけど……社会人かな?)


楓「シューコ、こっちの子、安倍晴明ちゃん。せーちゃん、こいつの名前は……」

祝呼「音繰路祝呼。シューコでいいわよ。よろしくね、せーちゃん」

晴明「うぇっ、あ、はい、よろしく……」


晴明(さ、早速あだ名で……?)


祝呼「あ、なんかそういう目で見てるような気がするけど、私もまだ学生だからそんな気ぃ遣わなくていいよー」ケラケラ


晴明(……あれ? 見た目ほど冷たい感じでもないのかな……?)




楓「で、シューコには……」

祝呼「みなまで言わなくて結構。デュエルの相手探してるんでしょ? このシューコさんが相手になったげるよー」

晴明「えっ、アッハイ、ドーモ……」


晴明(……お、おう。す、少し分かったぞ……この人、見た目通りの人じゃない!)

   (どう見てもとっつきにくそうなのに、実は滅茶苦茶軽い感じの人だ!)


祝呼「それに、可愛い女の子の誘いを断るなんてありえないでしょ!?」

祝呼「でしょ!?」

晴明(二回も宣言するのに意味はあるんですか)






   ◆ 「スイッチ」内、デュエル場


楓「よーし、それじゃあ一応、私がジャッジさせてもらうね。二人とも、用意はいい?」

祝呼「いつでも」

晴明「大丈夫……です」


楓「よし、それでは、先攻はせーちゃん!

          ――――――――デュエル、開始!」




デュエルについて

●今回のようにカードショップなどにおけるごく普通のデュエルについては、安価の難易度が多少高い代わりに、負けてもペナルティは一切ありません。

●逆に、勝利できた場合にはちょっとした特典を設けます。

●ストーリー中の「負けたら危険」なイベントにおいて敗北、死亡などした場合には特定の地点まで戻ってリスタートになります。

●なお、この場合にはペナルティが発生します。ただし、敗北した場合にイベントが起きるということも……





晴明「私のターン……です」

祝呼「分かってるとは思うけど……」

晴明「……1ターン目にドローは、できない」

祝呼「うん、それが分かってるならオーケーだよ」


晴明(さて、さっき買ったカードも少し混ぜて、ちょっとだけデッキのかたちも変えたけど……)

   (まずは、いつも通り)


晴明「……カードを2枚セット」

晴明「……《手札抹殺》……です」


《手札抹殺(てふだまっさつ)/Card Destruction》

通常魔法(制限カード)
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから
捨てた枚数分のカードをドローする。






祝呼「いきなり……!?」


◆祝呼  手札→墓地
《影霊衣の大魔道士》
《ブリューナクの影霊衣》
《ヴァルキュルスの影霊衣》
《影霊衣の術士 シュリット》
《儀式の準備》


◆晴明  手札→墓地
《カオスポット》
《ウォーム・ワーム》


晴明「そして、さっき伏せた《浅すぎた墓穴》を……発動」


《浅すぎた墓穴/The Shallow Grave》

通常魔法
お互いのプレイヤーはそれぞれの墓地のモンスター1体を選択し、
それぞれのフィールド上に裏側守備表示でセットする。




晴明「今捨てた《カオスポッド》を特殊召喚」


《カオスポッド/Morphing Jar #2》

効果モンスター
星3/地属性/岩石族/攻 800/守 700
リバース:フィールド上のモンスターを全て持ち主のデッキに加えてシャッフルする。
その後、お互いのプレイヤーはそれぞれのデッキに加えた数と
同じ数のモンスターが出るまでデッキをめくり、
その中からレベル4以下のモンスターを全て裏側守備表示で特殊召喚する。
それ以外のめくったカードは全て墓地へ捨てる。



祝呼「じゃあ……私は、シュリットを特殊召喚」

《影霊衣(ネクロス)の術士(じゅつし) シュリット》

効果モンスター
星3/水属性/戦士族/攻 300/守1800
「影霊衣の術士 シュリット」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する場合、
このカード1枚で儀式召喚に必要なレベル分のリリースとして使用できる。
(2):このカードが効果でリリースされた場合に発動できる。
デッキから戦士族の「影霊衣」儀式モンスター1体を手札に加える。


晴明「……モンスターをセット」

晴明「これでターンエンド。……です」


晴明

LP @ 4000

デッキ残り:38

左P:
右P:
モンスター:(カオスポッド)
モンスター:(???)
モンスター:
モンスター:
モンスター:
魔罠:(???)
魔罠:
魔罠:
魔罠:
魔罠:
●手札


●墓地
《手札抹殺》
《カオスポット》
《ウォーム・ワーム》

●除外
なし

↑訂正
●墓地
《手札抹殺》
《ウォーム・ワーム》

のみ



祝呼「デッキデスね……」

晴明「あ……その、す、すみません……」

祝呼「それも戦術だからね、いいんじゃない? 私のターン!」ビッ


晴明「あ、スタンバイフェイズに《砂漠の光》を発動します」

祝呼「ファッ!?」


《砂漠の光/Desert Sunlight》

通常罠
自分フィールド上に存在するモンスターを全て表側守備表示にする。


晴明「カオスポッドと……《ニードルワーム》がリバースしたので効果を発動します」


《ニードルワーム/Needle Worm》

効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 750/守 600
リバース:相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ捨てる。



晴明「……デッキから5枚、墓地に送ってください」

祝呼「い、いや……ま、まだ墓地肥やし程度だからコレ……」


◆祝呼   デッキ→墓地
《影霊衣の降魔鏡》
《影霊衣の万華鏡》
《増援》
《ディサイシブの影霊衣》
《影霊衣の戦士 エグザ》


祝呼「……!」

晴明「カオスポッドの効果で……全てのモンスターをデッキに戻し」シャッ

晴明「同じ数のモンスターが出るまで、めくって墓地に送ります」

◆晴明
《太陽の書》
《皆既日食の書》
《メタモルポット》
《Vain-裏切りの嘲笑》
《シールド・ワーム》





晴明「メタモルポット、シールド・ワームを裏守備表示で特殊召喚」


《シールド・ワーム/Shield Worm》

効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻 800/守2000
このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、守備表示になる。
さらに、自分フィールド上に表側表示で存在する
昆虫族モンスターの数だけ、相手のデッキの上からカードを墓地へ送る。


《メタモルポット/Morphing Jar》

効果モンスター(制限カード)
星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600
リバース:お互いの手札を全て捨てる。
その後、お互いはそれぞれ自分のデッキからカードを5枚ドローする。


祝呼「私は――――」


◆祝呼
《異次元からの埋葬》
《ユニコールの影霊衣》


祝呼「ゆ、ユニコールの影霊衣は儀式モンスターだから特殊召喚できない……」




祝呼「…………」フゥ

祝呼「でも、墓地に送ってくれて助かったわ。《影霊衣の万華鏡》の効果発動!」

晴明「!」

祝呼「私の場にモンスターが存在しない場合、万華鏡ともう1枚、『影霊衣』モンスターを除外して、デッキから『影霊衣』の魔法カードを手札に加える」

   「ディサイシブを除外し、二枚目の万華鏡を手札に。そして、発動!」


《影霊衣(ネクロス)の万華鏡》

儀式魔法
「影霊衣」儀式モンスターの降臨に必要。
「影霊衣の万華鏡」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):儀式召喚するモンスターと同じレベルになるように、
自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリース、
またはエクストラデッキのモンスター1体を墓地へ送り、
手札から「影霊衣」儀式モンスターを任意の数だけ儀式召喚する。
(2):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
自分の墓地からこのカードと「影霊衣」モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「影霊衣」魔法カード1枚を手札に加える。




祝呼「エクストラデッキからレベル12の《極戦機王ヴァルバロイド》を墓地に送り――――」

祝呼「《トリシューラの影霊衣》、そして《クラウソラスの影霊衣》を同時降臨する!」

晴明「え……っ!?」



《トリシューラの影霊衣(ネクロス)》

儀式・効果モンスター
星9/水属性/戦士族/攻2700/守2000
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
レベル9以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「トリシューラの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「影霊衣」モンスターが効果の対象になった時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その発動を無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが儀式召喚に成功した時に発動できる。
相手の手札・フィールド・墓地のカードをそれぞれ1枚選び、その3枚を除外する。


《クラウソラスの影霊衣(ネクロス)》

儀式・効果モンスター
星3/水属性/戦士族/攻1200/守2300
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「クラウソラスの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「影霊衣」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):エクストラデッキから特殊召喚された、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力は0になり、効果は無効化される。
この効果は相手ターンでも発動できる。





祝呼「トリシューラの効果発動! 儀式召喚に成功した時、相手の手札、墓地、フィールドからそれぞれ1枚ずつ除外する!」

   「メタモルポット、ウォーム・ワームの二枚と……手札の1枚を除外してもらうわ」


◆晴明
場→除外  《メタモルポット》
墓地→除外 《ウォーム・ワーム》
手札→除外 《皆既日食の書》


晴明「うっ……」

祝呼「バトル! トリシューラで裏守備モンスター……シールド・ワームに攻撃!」


 パキィイイン


祝呼「更に、クラウソラスでダイレクトアタック!」


  ズザァァァッ!


晴明「っ!」

LP4000→2800





晴明「わ、私のターン……」


晴明(……早くもピンチ、って感じかな)

   (相性が悪い……っていうのは大抵のデッキでそうなんだけど)

   (最近のデッキは墓地利用が激しいから……)

   (さて、ここから巻き返す方法は……どうすればいいんだろう?)

   (次のドローで決まる。けど、私が今引くべきカードは――――)





次安価ありますけど人いますかね?



晴明(ここで引くべきカードは――――)



1.モンスターを破壊するためのカード

2.場を繋ぐためのカード


↓2




晴明(とにかく場を繋ぐためのカード!)

   (トリシューラとクラウソラスを破壊しても、降魔鏡がある以上、必ず後続が現れる)

   (だから――――何とか、来て!) シバッ


晴明「――――カードをセットして……ターンエンド」

祝呼「なるほど……?」


祝呼(これで手札はゼロ。場には今伏せたカードだけ。私のデッキもだいぶ心許ないけど……)

   (……行けるかな?)




祝呼「私のターン、ドロー!」

手札2→3

祝呼「私は《儀水鏡の反魂術》を発動するわ」


《儀水鏡の反魂術/Aquamirror Cycle》

通常罠
自分フィールド上の水属性モンスター1体を選択してデッキに戻し、
自分の墓地に存在する水属性モンスター2体を選択して手札に加える。


祝呼「場のクラウソラスをデッキに戻し――――」デッキ21→22

   「ユニコール、ブリューナクの二枚を手札に戻す」





祝呼「そして、ブリューナクの効果発動!」


《ブリューナクの影霊衣(ネクロス)》

儀式・効果モンスター
星6/水属性/戦士族/攻2300/守1400
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
「ブリューナクの影霊衣」以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「ブリューナクの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「ブリューナクの影霊衣」以外の
「影霊衣」モンスター1体を手札に加える。
(2):エクストラデッキから特殊召喚された、
フィールドのモンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主のデッキに戻す。


祝呼「ブリューナクを捨てて、デッキから《グングニールの影霊衣》を手札に加える」

   「更に、ユニコールの効果も発動するわ」


《ユニコールの影霊衣(ネクロス)》

儀式・効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻2300/守1000
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「ユニコールの影霊衣」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、「ユニコールの影霊衣」以外の
自分の墓地の「影霊衣」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、エクストラデッキから特殊召喚された
フィールドの表側表示モンスターの効果は無効化される。


祝呼「ユニコールを捨て、降魔鏡を手札に」

晴明(ブン回ってる……)





祝呼「降魔鏡を発動! 影霊衣を儀式召喚するとき、シュリットは1枚で必要なレベル分の素材としてリリースできる!」


《影霊衣(ネクロス)の術士(じゅつし) シュリット》

効果モンスター
星3/水属性/戦士族/攻 300/守1800
「影霊衣の術士 シュリット」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する場合、
このカード1枚で儀式召喚に必要なレベル分のリリースとして使用できる。
(2):このカードが効果でリリースされた場合に発動できる。
デッキから戦士族の「影霊衣」儀式モンスター1体を手札に加える。



祝呼「この効果により、グングニールを儀式召喚!」



《グングニールの影霊衣(ネクロス)》

儀式・効果モンスター
星7/水属性/魔法使い族/攻2500/守1700
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
レベル7以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「グングニールの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、
相手ターンでも発動できる。
(1):このカードを手札から捨て、
自分フィールドの「影霊衣」モンスター1体を対象として発動できる。
このターンそのモンスターは戦闘・効果では破壊されない。
(2):手札の「影霊衣」カード1枚を捨て、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。




祝呼「グングニールの効果発動! 手札の《カタストルの影霊衣》を墓地に送ることで、その伏せカードを破壊する!」

楓「これが通ったら……!」


    ズガァッ!!


晴明「……チェーン発動します」

   「――――《異次元の邂逅》……!」

祝呼「!」


《異次元(いじげん)の邂逅(かいこう)》

通常罠
(1):お互いに除外されている自分のモンスターが1体以上存在する場合に発動できる。
お互いのプレイヤーは、それぞれ除外されている
自分のモンスター1体を選んで裏側守備表示で特殊召喚する。






晴明「私の、除外されているモンスターは……メタモルポットとウォーム・ワーム」

   「シューコさんはさっき、ディサイシブを除外しました……」

   「……よって私は、《メタモルポット》を裏守備表示で特殊召喚、します……!」


祝呼(ディサイシブは蘇生制限を満たしてない特殊召喚モンスター……!)

   (あのカードでの蘇生は不可能ってことね……)


晴明(ネクロフェイスのためのカードだったけど……機能して良かった)

   (もっとも、こんな偶然なんて滅多にないだろうし……)

   (油断はしちゃいけないよね。うん)




祝呼「いいわよ、そういうの。漲ってくる!」

   「バトル! グングニールでセットされたメタモルポットを攻撃!」

晴明「リバースしたことで、効果発動……!」


《メタモルポット/Morphing Jar》

効果モンスター(制限カード)
星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600
リバース:お互いの手札を全て捨てる。
その後、お互いはそれぞれ自分のデッキからカードを5枚ドローする。


晴明「互いの手札を全て捨て、その後カードを5枚ずつドローします」




祝呼「……」シュッ  手札:3→0→5   デッキ:21→16

晴明「……」サッ   手札0→5      デッキ:34→29


祝呼「――――でも、もう壁モンスターはいないわ。トリシューラの攻撃で……!」

晴明「させません……! 手札から《虹クリボー》の効果を発動……トリシューラに装備し、攻撃不能にします……!」
                                                                       クリクリィー
装備:虹クリボー→トリシューラの影霊衣

祝呼「ここで虹クリボーを引いた……!?」

   「でも、まだ攻撃が止まっただけ……次のターンになれば分からないわよ」




祝呼「私はマンジュ・ゴッドを召喚!」


《マンジュ・ゴッド/Manju of the Ten Thousand Hands》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1400/守1000
(1):このカードが召喚・反転召喚に成功した時に発動できる。
デッキから儀式モンスター1体または
儀式魔法カード1枚を手札に加える。


祝呼「マンジュ・ゴッドの効果により、デッキから最後の万華鏡を手札に」  手札4→5 デッキ:16→15

   「これでターンエンドよ」




晴明「……私のターン……!」


 →ドロー:《手札断殺》


晴明(手札断殺……デッキ破壊にも、手札交換にも使えるカード……)

   (私のデッキはさっき調整して、『ドラグニティ』関連のカードが入ってる)

   (問題は、ここからどう攻めるか、だけど――――)

   (手札断殺を使うことはまず前提となるね。デッキ破壊にもいいし、手札から墓地に落とすこともできる)

   (でも、ここからデッキ破壊を狙うなら手札の消耗は激しいだろうし、高攻撃力のモンスターを残すことになる)

   (モンスターでの攻撃に出れば、反撃なんかでライフを削られるって可能性が上がるだろうけど……どうするべき?)




1.多少の不利は承知の上。デッキ破壊を続行する

2.さっき買ったドラグニティを使ってみる

↓2



晴明(ドラグニティを使ってみよう。きっと私の力になってくれるだろうし……)

   (どうやって使ってみよう?)


1.ドラグニティをメインに、ビートダウンする

2.ドラグニティはあくまで陽動としてデッキ破壊を並行する

↓2




晴明(……来た!)

晴明「……手札から《月の書》を発動、グングニールを裏守備表示に変更します」


《月(つき)の書(しょ)/Book of Moon》

速攻魔法(制限カード)
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、裏側守備表示にする。


楓(グングニールの効果は相手ターンにも発動できる……確かに有効な手だね)


晴明「そして、手札から《ドラグニティ-ドゥクス》を召喚します……!」


《ドラグニティ-ドゥクス/Dragunity Dux》

効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1500/守1000
このカードの攻撃力は、自分フィールド上の
「ドラグニティ」と名のついたカードの数×200ポイントアップする。
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル3以下の
「ドラグニティ」と名のついたドラゴン族モンスター1体を選択し、
装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。





祝呼「ドラグニティ!? ここで……!?」

晴明「ドゥクスの効果で、墓地のファランクスを装備します」

   「そして、ファランクスの効果を発動……装備カードとなっているファランクスを特殊召喚します」


《ドラグニティ-ファランクス/Dragunity Phalanx》

チューナー・効果モンスター
星2/風属性/ドラゴン族/攻 500/守1100
(1):1ターンに1度、このカードが装備カード扱いとして
装備されている場合に発動できる。
装備されているこのカードを特殊召喚する。





晴明(はじめてのシンクロ召喚かぁ……ちょっと興奮するかも)


晴明「……れ、レベル4のドゥクスに、レベル2のファランクスをチューニング……シンクロ召喚……!」

   「レベル6、《ドラグニティナイト-ヴァジュランダ》……!」


《ドラグニティナイト-ヴァジュランダ/Dragunity Knight - Vajrayana》

シンクロ/効果モンスター
星6/風属性/ドラゴン族/攻1900/守1200
ドラゴン族チューナー+チューナー以外の鳥獣族モンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル3以下のドラゴン族の
「ドラグニティ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのドラゴン族モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):1ターンに1度、このカードに装備された
装備カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで倍になる。

すみません、一つだけ未発売カード使用します





祝呼「ヴァジュランダ……!!」

晴明「……ヴァジュランダのシンクロ召喚に成功したので、私はアキュリスをヴァジュランダに装備します」


   「更に、ヴァジュランダに《ドラグニティの神槍》を装備します」


《ドラグニティの神槍(しんそう)》

装備魔法
「ドラグニティ」モンスターにのみ装備可能。
「ドラグニティの神槍」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):装備モンスターは、攻撃力が装備モンスターのレベル×100アップし、
罠カードの効果を受けない。
(2):自分メインフェイズにこの効果を発動できる。
デッキからドラゴン族の「ドラグニティ」チューナー1体を選び、
このカードの装備モンスターに装備カード扱いとして装備する。

ヴァジュランダ
攻撃力:1900→2500

   「そして、ヴァジュランダの効果発動。アキュリスを墓地に送ることで、攻撃力を二倍に」

ドラグニティナイト-ヴァジュランダ
攻撃力:2500→5000





   「更にアキュリス自身の効果で……シューコさんの場の、伏せカードを破壊します」


《ドラグニティ-アキュリス/Dragunity Aklys》

チューナー(効果モンスター)
星2/風属性/ドラゴン族/攻1000/守 800
このカードが召喚に成功した時、
手札から「ドラグニティ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚し、
このカードを装備カード扱いとして装備する事ができる。
モンスターに装備されているこのカードが墓地へ送られた時、
フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。


伏せ→墓地
《聖なるバリア -ミラーフォース-》

祝呼「あっ! ……いや、でももう元々無駄だったわねこれ」


晴明「…………」グッ

晴明「そして、神槍の効果発動。デッキから『ドラグニティ』チューナー1体を選択し、装備します」

   「私が選択するのは、《ドラグニティ-ブランディストック》です」


《ドラグニティ-ブランディストック/Dragunity Brandistock》 †

チューナー(効果モンスター)
星1/風属性/ドラゴン族/攻 600/守 400
このカードが装備カード扱いとして装備されている場合、
装備モンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。


晴明「………………」


晴明(妨害は……無い!)




晴明「ヴァジュランダで、マンジュ・ゴッドを攻撃します……!」


晴明(これが通れば私の……勝ち!)


グオオオオッ!!


祝呼「っ! 手札から、《ヴァルキュルスの影霊衣》の効果発動!」


《ヴァルキュルスの影霊衣(ネクロス)》

儀式・効果モンスター
星8/水属性/魔法使い族/攻2900/守1700
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
レベル8以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「ヴァルキュルスの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に自分の墓地の「影霊衣」カード1枚を除外し、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その攻撃を無効にし、その後バトルフェイズを終了する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスターを2体までリリースし、
リリースした数だけ自分はデッキからドローする。


祝呼「墓地のユニコールを除外してヴァルキュルスを捨て、このバトルフェイズを終了する!」

晴明「あ…………」


晴明(……攻撃……しきれなかった……!)




晴明「……カードをセットして、ターンエンドです」 手札:0


晴明(まだ……目はあるはず)

   (今伏せたカードは、さっきシューコさんが発動に失敗したミラーフォース!)

   (一日に二度も発動に失敗するなんて、ない……はずだよね)


祝呼「ふぅ……私のターン!」 手札:4→5


祝呼(…………!)




祝呼「私はグングニールを反転召喚。そして効果発動! 手札のエグザを墓地に送り、ヴァジュランダを破壊する!」 手札:5→4


ボガァァァアアン!!


晴明「………………っ!」

祝呼「手札からユニコールの効果を発動! ユニコールを捨てて、ブリューナクを手札に加える!」 手札:4→3→4

   「更に、ブリューナクを捨てて、デッキからグングニールを手札に!」

   「グングニールの効果発動! トリシューラに破壊耐性を付与する!」

シュィィィィィイイン……





晴明「で、でも……また、ライフポイントは……!」


祝呼「――――ディサイシブの影霊衣の効果発動よ。手札からディサイシブを捨てることで、影霊衣モンスターの攻守は、1000ポイントアップする」

トリシューラの影霊衣
攻撃力:2700→3700
守備力:2000→3000

晴明「あっ……」

祝呼「これでおしまい! トリシューラで、せーちゃんにダイレクトアタック!」





LP:2800→0   ピ――――――ッ





winner:音繰路 祝呼   ピーッ





晴明「…………負けた……」ペタッ

楓「うーん、残念だったね、せーちゃん。見てて結構惜しかったんだけどなぁ……」

祝呼「だ、大丈夫? せーちゃん。どこか痛いところでもある?」

晴明「……え、いや、そういうのは、無い、です……はい」

晴明「………………・」


晴明(でも、少し悔しいなぁ)

   (いいところまで行けたから、そう思うんだろうけど……)シュン



祝呼「ねえ楓ちゃん。このままこの子持って帰って慰め倒していいかしら」

楓「やめんか」



晴明「………………」グシグシ

   「お、お二人、とも……その、あ、ありがとう……ごじゃいました」



祝呼(噛んだわ)

楓(噛んだ)

祝呼(持って帰ってくんずほぐれつにゃんにゃんにゃんしたい)

楓(この真性バイ誰かどうにかして)





楓「ま、これに懲りずまた来てね、せーちゃん。ちょっとこの子のいない時間帯にしてほしいけど」

祝呼「四六時中居座ってやろうかしら」

楓「営業妨害で訴えるぞ」

晴明「……………………」


晴明(いいなぁ、ああやって気軽に軽口叩ける関係って)

   (祝呼さん、常連なのかな。楓さんはさっき、バイトって言ってたけど)

   (……この店に来たらこの二人はだいたいいる、ってことなのかも)

   (たまには、自分から向かっていくことも……必要なのかも)




●「交友関係」の欄が解放されました
◆土御門楓
◆音繰路祝呼

現在の晴明のステータス



名前:安倍晴明
性別:女
年齢:15
職業:学生
特徴:腐女子で根暗。しかし、根はすごく良い子。
デッキ:【デッキデス】

その他の所持カード
「ドラグニティ」

●交友関係
土御門楓:近所のカードショップ「スイッチ」のバイトさん。親しみやすい人。
音繰路 祝呼:カードショップ「スイッチ」の常連。綺麗な人だが態度は砕けている方。少し晴明を見る目が怪しい。

●所持品
・ 学生証:学生としての身分を証明するもの。カードタイプ。
・ デュエルディスク:デュエリストの必需品。無くてもデュエルはできるが、DP(お金)が貯まらない。
・ ポーチ:母親の遺品のポーチ。ボロボロだけど、思い入れが強いからずっと使っている。小物はだいたいこの中。



晴明(……そうこうしているうちに、もうそろそろいい頃合いだ……)

   (どうしよう、そろそろ寮に戻ろうかな)

   (ちょっと寄り道しても、まだ構わないけど)


1.寮に帰る
2.時計塔広場
3.大聖堂
4.劇場
5.裏路地
6.その他(自由安価)

すみません、ここから↓2で




時計塔広場。かつての戦火を耐え抜いた時計塔を中心として造成された公園だ。

行政の中心となる旧時代の建造物から正門へ向かう、丁度中間の地点に存在しており、人々が集いやすい立地をしている。

パフォーマーやデュエリスト、仕事に疲れた若者や、時には大聖堂の関係者や、クルセイダーまでもが訪れる。



晴明「…………」ボーッ


晴明(……どうしよう。広場に来たけど、あんまりやることが無い)

   (寮の居場所ってのも自分の部屋くらいだけどさぁ)

   (それにしたってこの場所も随分アウェーだよ。ある意味闇の住人な私は耐えらんないよ)





晴明(運動……うん、まあ、運動不足ではある)

   (だいたい毎日学校と寮を行き来して、たまにカードショップに行くくらいで……)

   (遊ぶ相手もいないし)

   (デュエル頼んでもあんまりしてくれる人いないし)

   (あ……でも、今日シューコさん相手してくれたよね)

   (少し嬉しい)




晴明「はぁ……」


晴明(帰ってヤリザ殿×ニサシ殿本でも見て癒されようかなぁ……)

   (あ、そういえば、今度E・HERO合同ってあったよね……)

   (腐海に沈みこむか……?)

   (今日は運動してから帰るっていうのも、気分転換にはいいかもしれないけどね……)



り――――んご――――ん








晴明(時計……)

   (実はここの時計、5、6分くらいズレてるんだよね)

   (昔はその秘密が知りたいー、なんて言ってたこともあったけど)

   (旧時代からずっと建っててその程度のズレって方が恐ろしい話だよ)

   (……というか、ここの時計塔ってどうなってるんだろ)

   (人が立ち入って管理してるなんて話も聞かないし)

   (ま、秘密なんてこの街にはいくらでもあるんだけど……)




晴明(で、何しよ)



1.時計塔を調べる

2.情報収集する(仕入れたい情報の方向性なども指定)

3.この際のんびりする

4.その他指定安価

↓2




●祝呼について調べてみる(少し設定を掘り下げてみる)


晴明「あ……え、え、ええとあの、す、少し聞きたいんですけど――――」


以下、証言


青年「音繰路祝呼? ああ、噂は聞いたことあるな……」

   「○○校の学生だろう?」

↓1コンマ
1~3 「(晴明と同じ)あの有名私立校だろう?」
4~7 「(この街では一般的な)公立校の生徒だったね」
8,9,0 「かなりのお嬢様学校に通ってるって聞いたね」


●普通の学生


青年「特に学力なんかで噂になっている、ってことは無いかなぁ」

   「普通の学生みたいだよ」

   「……ところでキミ、妙にどもってるけど大丈夫?」


別の証言


女の子「音繰路祝呼?」

     「うーん、あんまり噂っていうのは……」

     「でも、デュエルの大会に出てたって言う話は聞いたよ!」

     「結果は――――」


1,2  「芳しくなかったみたいね」
3~7 「結構いいところまで進んだみたいよ」
8,9 「ファンが付くほど活躍したらしいわね」
0   「私がそのファンです」

申し訳ない
↓1




● この街の強さよ

女の子「あんまり芳しくなかったみたいね」

     「途中でやたら強い人と当たったみたい。彼女も結構強いらしいけど……」

     「そういうこともあって、公的な場での記録は普通、ってところじゃないかしら」


晴明「は、はぁ……」


晴明(……え? あんな強くて強さ「普通」クラス?)

   (あの回り方って強いんじゃないの? ……私の考えがおかしいの?)


※ デッキの補正もありますので晴明ちゃんからの評価はこんな感じで




また別の証言


公立校の生徒「音繰路さん? ああ、二年生の」

         「んー、まあ別方面で有名というか」

         「なんていうか……若干その、百合ッケも含むというか……」

         「あ、噂だよ、噂。実際はよく分からないし……」

         「でも、聞いたところによると……」

↓1コンマ

0,1    実は口だけでウブ。だけどバイ。仕方ないじゃん好きになるんだもの
2,3,4,5  積極的に手を出すほどでないが女の子も好きになる普通(?)のバイ
6,7,8   若干肉食
9      超絶レベルの肉食系バイ




公立校の生徒「なんというか……ま、ちょっと女子で、手を出された人がいるというか……」

         「男女の境なく好きになった相手は手に入れに行く感じ? らしいよ」

         「あ、でも好きになるのはいつでも一人だけだって」

         「そういうところ、純粋なのかもね」

         「本人が言うには『本当の本気になるまで貞操は取っとく』だって……」


晴明「……」


晴明(ここまで普通だったのにちょっとアブノーマルな話になってきたぞアルェー)



別の噂

ちょっと変な女子「祝呼さん?」

           「ウフフ……ちょっとした『噂』は聞いたことがあるわ」

           「とは言っても本当に噂程度のことだけど……」

↓1

1,2,3,4 「前に出た大会で負けた相手にご執心らしいわね」
5,6,7  「親がこの街のの有力者だっていう話よ」
8,9   「実は彼女自身が、学生でない有力な地位にあるって」
0    「――――彼女はこの街の『外』から来たって」


どんな相手?
>>124-132辺りで募集したキャラなども可
↓2




ちょっと変な女子「ウサ耳付けた女性に敗けたって」

晴明「何が起きた」

ちょっと変な女子「どうしたのアナタ口調ちょっと変よ」

晴明「……あ、いえ、ちょ、ちょっと想定の外というか」

   「ウサ耳付けた女性に敗けた……?」

ちょっと変な女子「下馬評では祝呼さんが優勢だったけど」

          「実際はしてやられた、って言ってたわ……」

          「それ以来、何とかリベンジの機会が欲しいって言ってるわね」

          「あ、その人、この近くで売店を出してるみたいね」

          「宣伝に使われた……なんて、ちょっとした恨み言言ってたわ」

          「その後、少し恍惚としてたようにも見えたけど……ま、余談よね」


晴明(明らかにコレロックオンしてるよね)


● 祝呼と時計塔広場に訪れた場合、富津氷華と出会うイベントが起こりそうです




晴明「こんなところかな……」


晴明(シューコさんのことが少し分かった気がした)

   (次にシューコさんと会ったら、もうちょっと仲良くなれるかもしれない)


● 祝呼とコミュを取った場合、好感度の上昇にボーナスが入ります


カァ…カァ…


晴明(もういい時間だし、そろそろ寮に帰ろうかな)

   (……明日はどうなるだろ)



◆1日目が終了しました


今日はここまで。明日はできるか分からないけど、極力やる予定です。
しかし祝呼さんはちょっとバイなだけで普通の女の子になってしまったな……

ところで、晴明ちゃんの外見に関して意見を募集中です
>>1の中では何でかネクラという設定のせいでメカクレ美少女ということになってるんですが、体形とか全く思いつきません。ボスケテ

始めるけどその前にちょっとコンマ

晴明ちゃんの女子力
00,99ほど高く01ほど低い
↓1

女子力:低

ID変わってるけど>>1です。実家のパソコンから投下してます
次レスより本編開始で



◆寮  晴明の部屋


晴明「………………」ガチャッ


大量のゴミ<やあ


晴明(そういえば今日ゴミの日だったの忘れてたなぁ……)冷蔵庫ガサガサ

   (……あ、晩御飯どうしよ……)

   (いいや、そんなお腹すいてないし)コーラグイー

   (……あれ、卵無いや)ゴクゴク

   (あ、いや、奥の方にあった。これいつのだよ。私これいつ買った? いかん、覚えが無い……)


晴明「けふぅ」




晴明「……はぁ」ガチャッ


ベッド:ぐちゃぐちゃでベッドメイクもなにもない。あと枕元にBL本が積みあがっている

床:本と上着と下着、ついでにゴミも散乱

机:食べた後の食器やプラスチック容器が残っている


晴明(……そのうちどうにかしよう)





晴明(今日は楓さんとシューコさんと出会って……)

   (その後で、少しシューコさんのことを調べたんだったよね)

   (も、もうちょっと……うん、少しでも話ができる人を作るの、頑張ってみようかな……)

   (……あと、部屋の掃除とかも)




晴明(さて、明日の放課後はどうしよう)


1.もう一度へカードショップ
2.寮に直帰する
3.学校に残ってみる
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.その他(自由安価)


※ 交友関係に学内の知り合いがいないので、学校の描写はスキップされます

↓2


 →学校に残ってみる


晴明(……まずは近場の学校から友達探しを始めるのもいいかもしれない)

   (もしかすると、私と友達になってもいいなんて物好きな人もいるかもしれないし……)

   (き、希望的観測だけど……私の趣味にヒかないでくれる人も、いる、かも……)

   (何か話すためのきっかけを探すために、まずは学校に行ってみよう……)



 ◆ 翌日 放課後の学校


キーンコーンカーンコーン


晴明(――――よし、授業終わり!)

   (………………今日も話しかけられることなく終わってしまった……)

   (い、いや、ここからだ! は、発想を逆転させるんだ!)

   (ドン底なら上に上がる余地はいくらでもあると思うんだ……!)

   (私のこれは《奈落の落とし穴》みてーなもんのような気がするが)



晴明(さあ――――どうする?)

   (「友達百人できるかな」じゃないが……一歩目を踏み出す、その手段は!)


1.自ら果敢に話しかけていく

2.まずはそのために誰かに相談しにいく

3.晴明は考えるのをやめた

4.自由安価

↓2




晴明(まずデッキを出します)コトッ

   (そして、カードをそれぞれ種類別・カード別に分けてって……)シャッシャッシャッ

   (……少しだけ調整。まあ、こうやって調整してる姿を見て誰か声かけてくれるかもって下心はあるけど)

   (普段はすぐに寮に帰ったり街に出てブラブラしてたからね)

   (珍しいこともあるもんだなぁとか思って声かけてくれる人がいるかもしれない)




晴明(……どうしよう。ニードルワームの数増やそうかなぁ……)

   (そういえば、ドラグニティが入ったから少しだけビートダウンができるようになったんだよね)

   (《C・スネーク》とか、相性が良いかも……)


《C(チェーン)・スネーク/Iron Chain Snake》

効果モンスター
星3/地属性/爬虫類族/攻 800/守1200
自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとして
相手フィールド上に存在する表側表示モンスター1体に装備する事ができる。
このカードを装備したモンスターの攻撃力・守備力は800ポイントダウンする。
装備モンスターが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
装備モンスターのコントローラーのデッキの上から
そのモンスターのレベルと同じ枚数のカードを墓地へ送る。



晴明(そう考えると、構築をロックビート寄りにしてって……?)

   (あ、、C・スネークに使える《地獄の暴走召喚》が《ウォーム・ワーム》にも使えるな……)


《地獄の暴走召喚/Inferno Reckless Summon》

速攻魔法
相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在し、自分フィールド上に
攻撃力1500以下のモンスター1体が特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
その特殊召喚したモンスターと同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から
全て攻撃表示で特殊召喚する。
相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスターと同名モンスターを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。


《ウォーム・ワーム/Warm Worm》

効果モンスター
星3/炎属性/昆虫族/攻 600/守1400
このカードが破壊された場合、
相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。



晴明(うーん……ちょっと悩む)


ガラガラッ


???「失礼します」


晴明(ん……誰か入ってきたみたいだね)


↓2 どんなキャラ? なお、学校に登場するキャラのため、職業は自動的に学生or教師やその関係者となります
    >>124-132の中の学生キャラも可


名前:
性別:
年齢:
特徴:
デッキ:


シュバルツバース調査隊かな?




只野「失礼します」


晴明(あれは……たしか、隣のクラスの男子)

   (特徴らしい特徴は無いし中肉中背。髪を染めてるって感じでもなし)

   (チャラい雰囲気があるわけでもないし、私が言うのも何だがまぁ平々凡々……)

   (でも、なんていうか人に嫌われるって感じのタイプにも見えないよね。どこのグループにもうまく溶け込めそうな……)

   (……いや、私みたいなぼっちグループとは巨大な溝があるな)

   (すぐに誰かと溶け込めそうなのって、結構羨ましいな……)




晴明(てか、誰……というか、何? かな。探しにきたんだろ。)

   (ちょっと人もまばらになりかけてる頃合いだけど……)


只野「あっ、すみません。少しいいですか?」

晴明「へっ……? え、わ、私……?」


晴明(え、ええええええええ!? わ、私かよ!?)

   (何で私よ!? あ、いや、もしかしてコレはあれか、他の生徒探すのに、知りませんかって聞きたいだけの……)




只野「あ、はい。俺、三時間目ごろに、そこの席に忘れ物しちゃって……」

晴明「はぁ……」


晴明(言われてみれば、三時間目って移動教室だったっけ……)

   (で、私の席に座ってたけど、そこで何か忘れてったってことか)

   (やるやる。私の場合、人に見せらんないようなものがあるから結構注意してるけど)

   (それでも筆箱とか忘れてっちゃって、後で恥ずかしがりながら取りに行くってこともあるんだけど……)



晴明「え、えと。少し席、外します、か」

只野「あ、いや、そこまでしなくてもいいですよ。俺、ちょっと本忘れちゃっただけなんで……」

晴明「本……あ、これ、ですか」

晴明(どこにでも置いてあるようなデュエル雑誌。ま、この街以外で発行してないんだけど)

   (特に学校に持ってくること自体は禁止されてないけど、たまにいるよね)

   (授業中の暇つぶし……って言ったらおかしいけど、退屈な授業のときはこういうのが欲しくなる)


晴明「えと。ど、どぞ」

只野「あ、これこれ。ありがとう! っと、ございます」



晴明(敬語使い慣れてないのかなぁ。同じ学年なんだから気にしなくてもいいと思うけど)


只野「ところで机に広げてるの……デッキですか?」

晴明「……え、ええと。デッキです。し、デッキデス……なんて」

只野「?」


晴明(……今のはデッキデスと「デッキです」をかけたシャレみたいなもんだなんて言えないよね)

   (う、うわぁ。私めっちゃ恥ずかしい)


只野「……あ! デッキデス! そういうことか!」


晴明(納得しないで! 今すごく恥ずかしいからぁ!)



只野「でも、デッキ破壊デッキなんて……珍しいものを使ってるんですね」

晴明「ま、まあ……色々、あって……」




晴明にあった「色々なこと」


↓2

1.「ダメージが発生しないから、相手も痛くないかな、って」

2.「デッキ破壊も立派な戦術ですから……」

3.「……実は、親の形見で……」

4.自由安価




晴明「で……デッキ破壊も、立派な……その、戦術ですよね」

   「……印象が良くない、っていうのは……あると思いますけど」

   「でも、それで皆に蔑ろにされてるのは……なんとなく、嫌だなぁ、って」

   「それから、なんとなく使ってるうちに愛着が……みたいな」


晴明(……クサいこと言ったかなぁ)

   (でも、気持ちは本当だし……こういうところで嘘を言うのもなんだし)

   (……反応が怖いなぁ)チラッ


只野「……………………」ウーン



只野「確かに。言われてみればそうだよな……」

   「印象が悪い、けど有効な戦術っていうのは確かにあるし」

   「少し使ってみたら愛着がわいた、なんて結構あることだよな……」


晴明(あれ。ちょっと好印象……?)


只野「でも、皆に蔑ろにされてるから使うって、こう……精神的にキツくない?」

晴明「も、もうずっと使ってます、から……今は、あんまり」

只野「そっか……すごいんだね」




晴明(………………すごい?)

   (あ、あれ? 今私褒められた?)

   (褒められたんだよ……ね、この感じからすると)

   (……へ、えへへ……す、少し嬉しいかも……)


只野「俺、只野一也って言うんだ。君は?」

晴明「あ、え、あ、はい。安倍晴明……です」

只野「安倍さんか。よろしくね、安倍さん」スッ

晴明「あっ……う。あう、あ、はい、こ、こちら、こちらこそ……」 握手


◆ 好感触! 「只野一也」が交友関係に追加されました。



晴明(どうしよう。ここでデュエルでも申し込んでみようか……すぐにお断りされることは無いと思うけど)

   (もちろん、ここで別れて別のところに向かってもいい。今日はまだ、只野君とは初対面だしね)

   (さて、どうしよう?)


1.デュエルを申し込んでみる

2.別の場所に移動する

3.自由安価

すみません。ここから↓2で

腐女子で女子力が低い目隠れ……こんなかんじだろうか?

ttp://nagamochi.info/src/up149072.jpg





晴明(うーん……流石に初対面でデュエルを申し込むのは失礼かな)

   (また次に会う機会があれば申し込んでみよう)


晴明「あ……えと、すみません。少し……その、行こうと思ってた、ところがあって……」

只野「あ、そうなんだ……ごめんね、話につき合わせちゃって」

晴明「い、いえ。そ、その……ですね。でも、ええと」

   「今度会ったらデュエルを……とか」

只野「うん、大歓迎だよ!」

   「今度またデュエルでもしよう!」


● 「学校」から退出しました


>>268
うわ、めっちゃかわええ! すげぇ! ありがとうございます!!




 ◆ ◆ ◆



晴明(いずれデュエルをする約束を取り付けられた)

   (世間の人はこれを当然のようにできるんだよなぁ……)

   (……は、ハードル高ぇー……)


 ※ 只野君に限らず、選択されなかった人とのデュエルは画面外のどこかで終える可能性もあります

次の行先は?


1.カードショップへ向かう
2.寮に戻る
3.時計塔広場
4.大聖堂
5.劇場
6.裏路地
7.その他(自由安価)

支援に動揺してまた忘れてた……
↓2



晴明(今日もカードショップに行ってみよう)


 ◆ ◆ ◆


 ● カードショップ「スイッチ」

ウィーン


楓「いらっしゃーい!」

晴明「…………」ペコリ

楓「あ、せーちゃんじゃん! 昨日ぶりー」

晴明「ど、どうも……」


祝呼「何!? せーちゃん来たの!?」ババァーン

楓「フリースペースに帰れ」



楓「で、今日はどうするー?」


1.対戦相手を探す
2.カードを購入する
3.知り合いとコミュ
4.自由安価

↓2



晴明(知り合い……知り合いって言っても、この店だと楓さんとシューコさんしかいないけど)

   (どっちとお話ししよう……)


1.土御門楓

2.音繰路祝呼

orz
↓1

話題指定おkですよー
次から指定なかったら↓2ってことでお願いします



◆祝呼とコミュ


晴明「シューコさん」

祝呼「こんばんは、せーちゃん。調子はどうかしら?」

晴明「ぼちぼち……? で、す」

祝呼「少し前向くようになった? 見た感じ、顔がもうちょっと見えるようになったけど」

晴明「そ、そう……です、か?」


晴明(とりあえず、人と話そうって決めたからかな……?)



晴明「そ、そういえば……シューコさん。少し前に……ここの街の、大会に出た、って……」

祝呼「ああ……うん、ま、出たと言えば出たけどね……」

   「残念なことに、負けちゃったわ。もしかしてせーちゃんも見てたの?」

晴明「い、いえ。そ、その大会は……見て、ませんでした」

祝呼「あら。でも無様な姿を見せなくて良かったわ」

   「次に大会に出たときは、カッコいい姿を見せてあげる」

晴明「は、はい。……楽しみに、してます」



晴明「……でも……その、あの……ウサ耳って、何ですか……?」

祝呼「その時の対戦相手……富津氷華って人がずっと付けてたのよ」

   「文字通り、四六時中、ね。外見は完全に冷静で怜悧な女性なんだけど……」


晴明(それシューコさんも同じでは)


祝呼「扱うカードはバニラ……つまり【通常モンスター】の系譜」

   「《凡骨の意地》で大量ドローを狙い、そこから展開する【凡骨ビート】よ」


《凡骨(ぼんこつ)の意地(いじ)/Heart of the Underdog》

永続魔法
ドローフェイズにドローしたカードが通常モンスターだった場合、
そのカードを相手に見せる事で、自分はカードをもう1枚ドローする事ができる。



晴明「凡骨ビート……」

祝呼「完敗だったわ。私へのメタにもなる構築だったのもあるけどね」

   「華麗に、着実に……一つ一つの工程を丁寧に、まるで優秀なシェフの料理を見るようだったわ」

   「そう、だから目を奪われ……ふふ、これ以上の話は野暮かしら」


晴明(何を聞く?)


1.もうちょっと追求してみる
2.最近注目しているデュエリストは?
3.楓さんとはどういう関係?

↓2

楓さん年齢安価
ある程度、バイトという範疇から脱しない程度でね
↓2



晴明「そういえば……シューコさんと、楓さん、って……仲、良さそうですけど」

祝呼「腐れ縁ね」

楓「同級生だし」

晴明「!?」

祝呼「楓ちゃん、この子今『楓さんってシューコさんと同い年なの!?』って顔したわよ」

楓「あ、あははー……ま、そりゃね。こうして店の制服着てたらそうは見えないだろうけど」

  「一応、あたしもシューコも同じ17だよ」

祝呼「小、中、高と同じ。言ってみれば幼馴染ってやつかしら」

楓「そのおかげであたしゃシューコの世話係兼取り次ぎ役兼抑え込み係にされてね……」オヨヨ

祝呼「そんな歩く災害みたいに言わないでちょうだい、失敬な」




祝呼「せーちゃんは今いくつだったかしら? 私たちよりは年下と思うけど……」

晴明「……じゅ、15です」

祝呼「高校上がりたてか……フフ、いいわね。若くてみずみずしい蕾をこう、優しく……」

楓「おいやめろ」

祝呼「包み込むように! 手折らず! 愛でるっていうのもッ!」

楓「出禁にするぞ」


◆音繰路祝呼の好感度が上昇しました

↓1コンマ 一の位
1,2,3  →4
4,56  →5
7,8,9  →6
0    →7

◆土御門楓の好感度が少しだけ上昇しました

↓1コンマ 十の位
1,2,3,4,5 →1
6,7,8,9  →2
0     →3

◆ 好感度について

0~100の間で変動していきます。
0はまだ知り合ったばかり、程度の仲。10で知り合い。30まで行けば普通に友達、50で仲のいい友達。
80まで行けば親友、100となれば相当なものと思ってください
なお、処理の関係上、0に近い好感度でもある程度親しげに会話はできます。



●交友関係
土御門楓:近所のカードショップ「スイッチ」のバイトさん。親しみやすい人。実は17歳。決して17歳教に入信してるとかいう事情は無い。
好感度:0→2

音繰路祝呼:カードショップ「スイッチ」の常連。デキる人な外見だが、実のところ結構普通の高校生。ただしバイだとか。
好感度:0→4

只野一也:晴明の通う学校の男子生徒。誰に対しても分け隔てなく接することのできる少年。見た目は平々凡々。
好感度:0

本日はここまでとなります。何度か↓安価忘れててすみません……

できるだけ忘れないよう努めますが、次回以降は私が↓安価忘れてたら、自動的に↓2判定ということにしてください

ちょっと今日は面接で疲れたのでお休みさせてください
明日は20時~21時頃から始めたいなと思ってます

かなり早いし短めになるけどやるよー

翌日の開始時点から


 ◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明(……こんな時代でもゴシップ誌はある) ペラペラ

   (それが良いことか悪いことかは別としても、誰もかれも娯楽に飢えてるってことなのかな)

   (……個人的には、人の噂や不幸で楽しむっていうのは苦手だけど)

   (読んじゃってる時点で文句は言えないんだよなぁ……)ペラペラ

   (……「路地裏の怪」? よー言うなホント。ちょっと怪しい人がいるってだけでしょ)

   (「時計塔の謎」「クルセイダーの裏話」「奇人・仮面魔道士」……) ペラペラ…


晴明「ふぅ」 パタン




晴明「ホモは?」


         \   ∩─ー、    ====

           \/ ● 、_ `ヽ   ======
           / \( ●  ● |つ
           |   X_入__ノ   ミ    表紙に釣られクマ――
            、 (_/   ノ /⌒l
            /\___ノ゙_/  /  =====
            〈         __ノ  ====
            \ \_晴明  \
             \___)     \   ======   (´⌒

                \   ___ \__  (´⌒;;(´⌒;;
                  \___)___)(´;;⌒  (´⌒;;  ズザザザ



◆ 本日の行動を指定してください

1.カードショップ
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.その他(自由安価)

↓2

人いないっぽいしksk



 ◆ 路地裏の前


晴明(……結局気になって来てしまった)

   (ええと……なになに? 「人間とは思えない跳躍力」……)

   (「恐るべき怪力!」「恐怖の吸血チュパカブラ!?」「あるいは人里に降り立った雪男……?」)

   (……このアホっぽい見出し、もうちょっと何とかならなかった……?)

   (というか、今さら数百年前のUMAの話か……どこから掘り出してるんだろう、この情報……)



晴明(……路地裏。街の開発が進むにつれて、その全容も徐々に分からなくなっている)

   (当たり前だよね。どんどん街の様子も複雑になっていってるんだし。わけのわからない建物もいっぱい……)

   (実は悪の組織か何かがいるんじゃないか? とか、何か計り知れないものが隠れてる、とか……)

   (そういう噂はたまに聞くけど、実際に「そう」だという証拠はどこにも無い)

   (でも、怪しいのは確かだよね。私自身、こういう場所に飛び込んでいく気は無いけど……)

   (うう、外から見てるだけでも不気味だなぁ……二人くらいなら、手を広げても入っていけるような広さだけど)



???「………………」ジィ…

晴明「……!」

???「!!」 ダッ!

晴明「あ…………」


晴明(い……今、確か、路地裏の入り口に何かいた! な……「何」かと聞かれても、答えづらいけど……)

   (さっきの「アレ」は、路地裏の方に走って行った……二足歩行のものではあるはずだけど)

   (人間なのか……獣なのか……というか私が知りうるものなのか……)

   (ど、どうしよう……)


1.追いかけてみる
2.放っておく
3.自由安価

↓2


 →追いかけてみる


晴明「…………」ゴクッ


晴明(き……気になる。刑事コ□ンボを子供の頃に見てたわけじゃないけど……)

   (ここで気になったことを放っておいたら、のちのち後悔しそうな気もする……)

   (暗くて狭い道、その上ジメっとしてて怪しい、けど……)

   (……暴力行為に出られることは無い。衛星兵器がまだ稼働している以上、それは無い)


晴明「…………」ザッ



ザッ ザッ ザッ ザッ……


晴明(ほ、本当に入っていっちゃったよ……)

   (だ、大丈夫かな……このまま入っていったら、絶対「何か」がいると思うけど……)

   (問題は、それが私に危害を加えるものかどうか……)

   (も、もし猛獣……だったりしたら、一目散に逃げよう)

   (デュエルディスクを使って、モンスターを召喚した衝撃を与えて逃げる……)ガシャッ

   (うん、それが多分一番効果的だ)

   (視界は、まあ、良好。見えなくもない、くらいだけど……)

   (で、でも、不意打ちは……多分、無い。はず……)



晴明「…………あっ」

??? 「!!」


晴明(いた……! さっきは本当にちょっとのことで、よく見えなかったけど、あれは……)

   (大きな布で身を隠してる。フードですっぽり覆ってて、顔も見えない)

   (これじゃあ特徴も分からない……け、結局何も変わってない……!)


??? 「チッ……!」ダダッ


晴明「あ、ちょっ……!」


晴明(……あ、でも……今、一瞬顔は見えたような)

   (今のは……)


1.男だった

2.女だった

↓2



晴明(女の人……って言うより、女の……子?)

   (う、うん。女の子……だった)

   (よく見えなかったけど……え、えと……でも、何でこんなところに女の子……)

   (それを言ったら私もそうか……)


晴明「…………」ザッ


晴明(……状況だけ見ればすっごいファンタジーだけど、あの子もデュエルディスク付けてたな……)



晴明(問題は、説得や交渉の通じる相手かどうか……)

   (……いわゆるストリートチルドレン、というだけの可能性も否めない)

   (でも、もしかすると……可能性だけだけど。ゴシップ誌に取り上げられるような、超常の存在ってことも……)


晴明「………………」


晴明(無いな。今新暦何年ですかって話)

   (超能力者とか新人類とか、突然変異とか、未だにそういう話は一つも無い)

   (かの移動都市ならそれもありうるのかもしれないけど……)

   (てか、あれ? 待てよ?)

   (ピタゴラスに入ってる企業とか、もっと言えば宗教団体とか)

   (あの辺の秘密主義は常軌を逸してるし……まさかとは思うけど、人体実験とか……)




晴明(……考えるのやめよう。少なくとも、今考えてたらドツボにはまりそう……)


??? 「…………」ハァハァ


晴明(あ……見つけた! さっきの子!)

   (今は私に気付いてない……ずっと走ってきて疲れてるんだ……)

   (距離を考えれば、声は届く程度だね)

   (基本、運動しない私が追いつけるかって言われれば難しいかもしれないけど)

   (今の、疲労困憊の状態なら追いつくこともできそう……)

   (……どうしよう)


1.優しく声をかけてみる
2.走ってつかまえる
3.(無言のデュエルディスク起動)
4.その他自由安価

↓2

夕食のためちょい中座。しばらくしてから再開します

再開します




晴明(声をかける……コミュ障ぼっちの私に果たしてそれができるのか……?)

   (受動ではなく能動……この時点で難易度は高い……)

   (い、いや。楓さんやシューコさんとの会話で、少しは改善できている、といいなと思ってる!)

   (や、やるぞぉ……話しかけるぞ……!)


晴明「あ゛の゛ぉ゛」(デスヴォイス)

???「!!!??」


晴明(し……しまったッ! 今日は声を出していない!)

   (自分の声に自分でびっくりするくらいアレなのに、人を驚かさないわけがない!)



???「な……何者だッ! “ウォーデン”か!? “十字軍”か!?」

晴明「うぉ……じゅう……? え? え?」


晴明(か……彼女は何を言っているんだろう……)

   (うぉーでん……? じゅうじ……? ま、まるで意味が分からんぞ……)


晴明「え、いや、その、わ、私、その、え……いや、そういうんじゃ、じゃなくて……えーと」

???「……要領を得ないな。何故追ってきたのかと聞いておるんだ!」

晴明「なぜ……………………」


晴明(なぜ……って、なんでだろう……追っかけてきた理由……)


1.「き、気になったから、としか……」
2.「これを見て……」(雑誌を見せる)
3.「こんなところに人がいるのが怪しくて……」
4.自由安価

↓2

すまん連続でとっちまった

>>338
人も少ないですし、↑にずらしても2なので今のところ大丈夫です



晴明「いっ、いえ、ただその、こ……これを、見て……」バッ

???「……路地裏の怪……?」

晴明「……」コクコクコクッ

???「……ふん、どうだかな。身分を偽るために用意したものかもしれん」

    「“ウォーデン”の連中のやりそうなことだ」

晴明「だ、だから……そ、そのうぉー……でん? っていうのは……」

???「答える義理は無い。別の組織の手先という可能性も消えていない以上はな」

    「問題はただ一つ。貴様が敵か、味方かというそれだけだ」

これまだ安価取ってんの?取ってるなら
4「それはコイツに聞いてみな!」と言ってデュエルディスクを起動させる、で



晴明「て、敵……!? 敵、って……ど、どういう……」


晴明(こ、この街の外壁って、いわゆる外敵から身を守るために作られたもの、だよね……)

   (この街の中にいる以上、敵だのなんだのって言うような人なんて見たことないし……)

   (も、もしかして、それこそ身を隠さなきゃいけない人たち……この街にとっての敵、というやつ……では……?)


???「――――答えられないのか? ならば、この場は――――」ガション

    「これ(デュエル)で決める。構えろ!」


晴明(ひぃぃぃいつの間にかこの子の中で全部決まっちゃってる!)

>>342
すみません、今回は大丈夫=このまま処理する
ということにしましたので、「2」のまま処理しています。



晴明「ち、違うんです、違うんですよぉ……私はただ、この本が気になってただけで……」

???「御託はいい。貴様が害意を持っているか否かはこれで理解できる」

    「仮に奴らの一員ならば、それはそれで好都合だ。炙り出して一網打尽にできる」


晴明(よ、よく分からないけど……この人、多分過激な人だ……!)


???「さあ、構えろ! そのためにそのデュエルディスクを装備してきたのだろう!」



(この子の名前及びデッキを決定してください)
(名前↓2 デッキ↓4)



晴明「じ、自分の好奇心が原因とはいえ、何でこんなことに……」ガシャッ

???「――――もしも貴様が『敵』でなければ、その時は謝罪する」

    「だが、今はそうするわけにはいかん。私だけでなく、仲間のためにも!」


ミカ「《――――》が盾、ミカ・アシュロン! 参るッ!」

デュエルの内容を決めなきゃいけないので今回はここまで

プロローグでまず超展開から入りましたが、今回以降もプロローグと同程度には超展開が続きそうです
仕方ないよね、遊戯王世界だもの

募集したキャラはもう出ないのかね
カイコロロードとか陰陽師とか面白そう

>>356
今回が特殊なイベントだっただけですので、今後も募集キャラに出番はある予定です
このイベントで出る人たちがちょっと特殊で、先に私のほうでキャラ作る必要がありましたので……

難産だったけどなんとかなった
多分21時ごろからやります

勝率じゃないけど、だいたい今回の勝利ルートは6√に対して3
イベントバトルだけど勝敗自体はストーリー進行とあんま関係ないので、勝利時にボーナスあり

んでは、始めます



ミカ「私のターン!」

  「私は手札から、《光天使ウィングス》を召喚!」


《光天使(ホーリー・ライトニング)ウィングス/Star Seraph Scout》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1200/守1800
このカードが召喚に成功した時、
手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。


ミカ「ウィングスの召喚成功時、手札から『光天使』を特殊召喚できる」

  「《光天使ブックス》を特殊召喚!」バシィ


《光天使(ホーリー・ライトニング)ブックス/Star Seraph Sage》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1600/守1400
1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。
手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。



晴明「レベル4モンスター……が、二体……」

ミカ「まだだ! 私は手札から《光天使スローネ》の効果を発動!」

  「『光天使』の特殊召喚に成功した場合、このカードを特殊召喚できる!」バシッ


《光天使(ホーリー・ライトニング)スローネ》

効果モンスター(制限カード)
星4/光属性/天使族/攻 800/守2000
このカードをX召喚の素材とする場合、
モンスター3体以上を素材としたX召喚にしか使用できない。
(1):自分が「光天使」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。
そのドローしたカードが「光天使」モンスターだった場合、
そのモンスターを特殊召喚できる。


晴明「!」



ミカ「スローネが自身の効果で特殊召喚に成功したとき、デッキからカードをドローする」シュッ

ミカ 手札3→4

ミカ「……3体のレベル4モンスターでオーバーレイ! エクシーズ召喚ッ!」

  「出でよ、《覚醒の勇士 ガガギゴ》!」


《覚醒(かくせい)の勇士(ゆうし) ガガギゴ/Gagagigo the Risen》

エクシーズモンスター
ランク4/水属性/爬虫類族/攻2950/守2800
レベル4モンスター×3


バシィィィ――――――ン!



晴明(初手からエクシーズ……で、でも、効果が無いのが幸いか……)


ミカ「カードを二枚セットし、ターンエンドする」

晴明「わ、私の……ターン……です」シュッ

晴明 手札5→6


晴明(……ここは、まず布石を作ろう……)


晴明「わ、私は《大樹海》を発動……します」


《大樹海(だいじゅかい)/Verdant Sanctuary》

永続魔法
フィールド上に表側表示で存在する昆虫族モンスターが
戦闘またはカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、
そのモンスターのコントローラーは破壊されたモンスターと
同じレベルの昆虫族モンスター1体をデッキから手札に加える事ができる。


晴明「モンスターをセット……カードを二枚セットし……エンド、です」



ミカ(大樹海……昆虫族デッキか?)

  (いや、この時点での断定はできん。だが、放置するのは……)


ミカ「私のターン」シュッ

ミカ 手札2→3

ミカ「私は《光天使セプター》を召喚する」


《光天使(ホーリー・ライトニング)セプター》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1800/守 400
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「光天使セプター」以外の「光天使」モンスター1体を手札に加える。
(2):フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材として
X召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した時、このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、自分はデッキから1枚ドローできる。



ミカ「セプターの召喚・特殊召喚に成功したとき、デッキから『光天使』を手札に加えられる」

  「私は《光天使スケール》を手札に加えよう」サッ

  「そしてリバースカード、オープン! 《光神化》!」


《光神化(こうしんか)/Celestial Transformation》

速攻魔法
手札から天使族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は半分になり、
エンドフェイズ時に破壊される。


ミカ「手札から、攻撃力を半分にして天使族一体を特殊召喚できる」



ミカ「スケールを特殊召喚!」


《光天使(ホーリー・ライトニング)スケール》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1500/守 900
(1):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
手札から「光天使」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、自分の墓地の光属性モンスター1体を選んでデッキの一番上に置く事ができる。
(2):フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材として
X召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●X素材を持っているこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が手札からモンスターを特殊召喚する度に、
自分はデッキから1枚ドローする。
この効果は1ターンに1度しか適用できない。


《光天使スケール》
攻撃力:1500→750


晴明(ま……また……!?)


ミカ「スケールの特殊召喚成功時、手札から『光天使』を特殊召喚できる」

  「《光天使ソード》を特殊召喚!」


《光天使(ホーリー・ライトニング)ソード/Star Seraph Sword》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1400/守1000
1ターンに1度、手札の「光天使」と名のついた
モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、
墓地へ送ったモンスターの元々の攻撃力分アップする。

一部ミス


>ミカ 手札2→3
→手札1→2

あ、スローネの場面でも間違えてました。正確には2→3なので脳内修正お願いします







ミカ「そして、この3体のモンスターでオーバーレイ」

  「――――エクシーズ召喚! 現れよ、《ナイト・バタフライ・アサシン》!」


《ナイト・バタフライ・アサシン/Night Papilloperative》

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/戦士族/攻2600/守2000
レベル4モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力はフィールド上のエクシーズ素材の数×300ポイントアップする。



晴明(ひ……ひえっ、三ターン目なのに三体素材のエクシーズモンスターが二体も……!)


ミカ「セプターの効果により、アサシンに効果を付与。その効果により、場のカードを1枚破壊する」

  「大樹海はこの場で破壊させてもらう!」


バキィィン!


晴明(くっ……)


ミカ「この効果を処理後、カードを1枚ドロー」


ミカ 手札0→1



ミカ「アサシンの効果、発動! オーバーレイ・ユニットを一つ墓地に送り……」キュイィィン

  「場のORUの数×300、攻撃力をアップさせる!」

晴明「!」


ナイト・バタフライ・アサシン
攻撃力:2600→4100


ミカ「バトル! ガガギゴで裏守備モンスターを攻撃する!」



晴明「………………」パキィン!

ミカ「!」


《ウォーム・ワーム/Warm Worm》

効果モンスター
星3/炎属性/昆虫族/攻 600/守1400
このカードが破壊された場合、
相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。


晴明「うぉ、ウォーム・ワームの効果……発動、です」

   「デッキの上から3枚を……墓地に、送ってもらい、ます」

ミカ「……デッキ破壊……!」

デッキ→墓地
《光天使ブックス》
《光の召集》
《リビングデッドの呼び声》

デッキ残り枚数:31→28



ミカ「だが、場はガラ空き……」

晴明「り……《リグレット・リボーン》を発動、します」


《リグレット・リボーン/Regretful Rebirth》

通常罠
自分フィールド上のモンスターが
戦闘によって破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
そのモンスター1体を選択して自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは自分のエンドフェイズ時に破壊される。


晴明「うぉ、ウォーム・ワームを再度、特殊召喚……」

墓地→場
ウォーム・ワーム



ミカ(あまり見ないカードだが……どちらにしても、終了時に破壊されるカード……)

  (……無用に戦闘を経る必要もあるまい)


ミカ「これで、ターンエンドだ」

晴明「ウォーム・ワームは……これで、破壊……されます」パキィィン

ミカ デッキ:28→25
デッキ→墓地
《召喚僧サモンプリースト》
《モンスター・スロット》
《コーリング・ノヴァ》



ミカ(厄介だな……。恐らく、その気になれば爆発的にデッキからカードを墓地に送ってくる)

  (それまでにどれだけダメージを与えられるか……そこが勝負になる、か)


晴明(これで場は本当にガラ空き……)

   (何かしら防御手段を講じるべきところだけど、今、私の手札にはカオスポッドがある)

   (……どうしようか。カオスポッドの効果でアドバンテージを取ろうと思うなら次のターンまで待った方がいい)

   (けど、私のターンで発動した方が、妨害される可能性は低い……と、思う)




1.すぐにカオスポッドの効果を発動する

2.次のターンまで待って、モンスターが召喚されてからカオスポッドの効果を発動する


↓2



晴明(妨害されるのも良くない……この場で発動するべき、かな)


晴明「わ、私のターンです」

手札2→3

晴明「モンスターをセット……」シュイン

   「そして、手札から《太陽の書》を発動して、表側攻撃表示に、変更……します」


カオスポッド<よう


ミカ「む……!」



晴明「カオスポッドの効果により、全てのモンスターをデッキに戻します……」


晴明
場→デッキ
《カオスポッド》

ミカ
場→EXデッキ
《ナイト・バタフライ・アサシン》
《覚醒の勇士 ガガギゴ》

ORU→墓地
《光天使ウィングス》
《光天使ソード》
《光天使ブックス》
《光天使スローネ》
《光天使スケール》


ミカ「くっ……!」



晴明「そ、そして……デッキに戻したモンスターと同数になるまで、デッキを上からめくり……」シャッ


晴明のめくったカード
《手札抹殺》
《和睦の使者》
《浅すぎた墓穴》
《速攻のかかし》

→場
《速攻のかかし》


晴明「レベル4以下のモンスターは裏守備表示で、特殊召喚……それ以外は、墓地へ」

ミカ「………………」ムスッ


ミカのめくったカード
《禁じられた聖槍》
《禁じられた聖杯》
《モンスター・スロット》
《エクシーズ・トライバル》
《オネスト》
《エクシーズ・ギフト》
《ストイック・チャレンジ》
《光天使ウィングス》

→場
《オネスト》
《光天使ウィングス》

ミカ デッキ残り:25→18



晴明「カードをセットして……ターン、エンド、です」

ミカ「私のターン……!」


手札:1→2
デッキ:18→17


ミカ(……この戦法は、正直に言えば多少癪に障る)

  (だが、効果的だ。何より……「奴ら」にあるような殺意や害意は無い)

  (どちらかと言えば、意味不明な状況に置かれたことによる恐れ……戸惑い……)

  (デュエルを経たことにより、僅かに紛れているが、ひしひしと伝わってくる)

  (彼女は違う……か)フゥ



ミカ「すまなかった」

晴明「……へ?」

ミカ「先の非礼を詫びよう。このデュエルの中で気付いたことだが……」

  「キミには、『敵』たるべき要素があまりに不足している。少なくとも、現時点で我々の敵たりえない」

  「だから、先の非礼を詫びさせてくれ。申し訳なかった」


晴明(……え? な、ななな、何が!?)

   (と、というか、まあ確かに敵ではないと思うけど、何でこれで分かったの!?)

   (わ……私には、何も分からない……!)



ミカ「戸惑っているようだが、『私たち』にはなんとなく分かるんだ」

  「そういう……押し隠した感情や、思考が読めるというのか」

  「ともかく、キミが敵でないことだけは、理解できた。それだけ理解してくれ」

晴明「は、はぁ……」

ミカ「とはいえ、このデュエルにおける勝敗とそれは別問題だ。私は二体のモンスターを反転召喚する」シュイーン

  「そして、手札からセプターを召喚!」バシッ


晴明(レベル4モンスターが3体……来る!)


ミカ「セプターの効果により、デッキからスケールを手札に加える」



ミカ「……先の非礼の詫びと、そして、これは私の『本気』の証明だ」

  「お見せしよう。これが、『エクシーズ』のオリジナル……!」

晴明「お、オリジナル……!?」

ミカ「三体のモンスターでオーバーレイ! ここに出でよ!」



  「――――――《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》ッ!!」バッ



《No.(ナンバーズ)16 色の支配者ショック・ルーラー/Number 16: Shock Master》

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/天使族/攻2300/守1600
レベル4モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。
次の相手ターン終了時まで、宣言した種類のカードをお互いに発動できない。



晴明「な……ナンバー……ズ……?」


晴明(な……何なの、そのカード……?)

   (知らない……少なくとも、そんなカードカテゴリ、聞いたことだって無い!)

   (エクシーズの「オリジナル」……!? ど、どういうこと、それって……!?)


ミカ「説明は後々させてもらう。まずは、セプターの付与した効果で伏せカードを破壊させてもらう!」パキィン


場→墓地
《ガード・ブロック》


晴明「あっ……」



ミカ「ショック・ルーラーでモンスターに攻撃!」


ルーラー   ギギギギギギギッ!


バキィィィン!!


晴明「…………!」


晴明(守備力0のモンスターを破壊しただけとはいえ……こ、この迫力……!)

   (本当にこれ、ソリッドビジョンなの……!?)


ミカ「メインフェイズ2に入る。ショック・ルーラーの効果発動!」

  「ORUを使用し……次の相手ターン終了時まで、全てのモンスター効果の発動を封じる!」

晴明「な……!」


ORU→墓地
《光天使セプター》



ミカ「これで、私はターンエンド。さあ、君のターンだ」


晴明(も、モンスター効果の封印……)

   (い、いや。それだけじゃない。さっき、データに見えた記述……)

   (発動を封じることのできるカードの種類を選択できる。つまり……)

   (魔法・罠カードの効果発動も封じることができるってこと。今はモンスター効果だけだけど……)

   (次のターンになれば、魔法や罠の発動を封じてくる可能性だってある……)

   (というか、今が問題だよ! メタモルポットやニードルワームの効果が発動できない!)

   (極端な話、今のままじゃデッキからカードを墓地に送れない!)

   (と、とんでもなくマズい……こ、こんな時、ど、どうすれば……!!)



1.それでも、なんとかしてモンスター効果を使うことを考える

2.魔法カードから逆転の一手を探り出す

3.対策を打っているのはデッキ破壊に対してのみ。ここでビートダウンに切り替える

>>287通りに↓2進行で行きます)






晴明(……今、使用できるカードで考えるべきだよね)

   (と、なれば……まずは!)


晴明「り、リバースして、手札断殺を発動、します……」

ミカ「む……」

晴明 手札→墓地
《シールド・ワーム》
《ウォーム・ワーム》
デッキ残り37→35


ミカ手札→墓地
《光天使セプター》
《光天使スケール》
デッキ残り15→13



晴明(来た……!)


晴明「ひ、《光の護封剣》を発動します……!」


《光の護封剣/Swords of Revealing Light》

通常魔法
相手フィールド上のモンスターを全て表側表示にする。
このカードは発動後、相手のターンで数えて3ターンの間フィールド上に残り続ける。
このカードがフィールド上に存在する限り、
相手フィールド上のモンスターは攻撃宣言できない。


晴明「これで、攻撃を封じ、ます……」

   「カードを1枚セット、して……ターン、エンド。です」

ミカ「……私のターン!」

ミカ
手札:3→4
デッキ:13→12


(セプターのドロー効果表示忘れてました)



ミカ(彼女の手札は既にゼロ……)

  (伏せカードは2枚。墓地にめぼしいモンスターもいない……)


ミカ「私はショック・ルーラーの効果を発動! ここは――――」

晴明「……」ゴクッ

ミカ「皆既日蝕の書を封じさせてもらう! 魔法カードを宣言する!」

晴明「!?」


晴明(こ……ここで!? そ、それより、今使わなきゃ後で使えない!)


晴明「ちぇ、チェーン発動します……! 《皆既日蝕の書》!」

ミカ「理解している。そして、攻撃も、表示形式の変更も行っていないルーラーは、この場での形式変更も可能だ」

  「ショック・ルーラーを反転召喚! そして、《死者蘇生》発動!」

  「私は墓地のスケールを特殊召喚する!」

うおおおおおおミスった
ルーラーの効果発動前に死者転生→スローネってことにしてくださいお願いしますなんでも島亀

(そんなわけなので>>400訂正します)



ミカ(彼女の手札は既にゼロ……)

  (伏せカードは2枚。墓地にめぼしいモンスターもいない……)

ミカ「死者転生の効果により、手札の《フォトン・スラッシャー》を墓地に送り、スローネを手札に加える」

  「そして、私はショック・ルーラーの効果を発動! ここは――――」

晴明「……」ゴクッ

ミカ「皆既日蝕の書を封じさせてもらう! 魔法カードを宣言する!」

晴明「!?」


晴明(こ……ここで!? そ、それより、今使わなきゃ後で使えない!)


晴明「ちぇ、チェーン発動します……! 《皆既日蝕の書》!」

ミカ「理解している。そして、攻撃も、表示形式の変更も行っていないルーラーは、この場での形式変更も可能だ」

  「ショック・ルーラーを反転召喚!」

バッカス、俺バッカス
断殺で捨てたカードセプターでなくてコーリング・ノヴァです
なので



>晴明「り、リバースして、手札断殺を発動、します……」

ミカ「む……」

晴明 手札→墓地
《シールド・ワーム》
《ウォーム・ワーム》
デッキ残り37→35


ミカ手札→墓地
《コーリング・ノヴァ》
《光天使スケール》
デッキ残り15→13


としてください……ミス大杉ホント申し訳ない



ミカ「ブックスを召喚! この召喚に成功したことで、スローネを特殊召喚する!」

  「スローネの効果発動。この特殊召喚に伴い、カードをドロー」シュッ

  「――――そして、そのカードが『光天使』だったとき、特殊召喚できる。現れろ、セプター!」


晴明(ま、また三体のモンスター……しかもセプターって……)


ミカ「三体の光属性モンスターでオーバーレイ。エクシーズ召喚!」

  「いざ、降臨せよ! 《No.102 光天使グローリアス・ヘイロー》ッ!!」



《No.(ナンバーズ)102 光天使(ホーリー・ライトニング)グローリアス・ヘイロー/Number 102: Star Seraph Sentry》

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/天使族/攻2500/守2000
光属性レベル4モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力を半分にし、その効果を無効にする。
フィールド上のこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードのエクシーズ素材を全て取り除く事ができる。
この効果を適用したターン、自分が受ける戦闘ダメージは半分になる。



晴明「………………」グッ

ミカ「セプターの付与する効果により、光の護封剣を破壊し、カードを1枚ドロー!」パキィィン

  「これで……邪魔するものは無い! ルーラーでダイレクトアタック!」

晴明「と、通しません……! この攻撃は!」

   「わ、私は、《聖なるバリア -ミラーフォース-》を発動……攻撃モンスターを全て、破壊します……!」


キュイィィィィィィィィィ……


晴明(や……やったっ!!)


ミカ「リバースカード、オープン!」

晴明「!?」


晴明(あ……あれって、結構序盤で伏せてた……)



ミカ「《トラップ・スタン》……このターン内の罠の発動を封印させてもらう」

晴明「!」


晴明(あ……そ、そうか、だから、ショック・ルーラーで「魔法」を宣言したんだ……!)

   (罠ならいつでも封じられる。モンスターもいない。手札誘発ってことも、手札が無ければありえないから……)


ミカ「多少は痛みを伴うことになるが……許せ」

  「ショック・ルーラー及びグローリアス・ヘイローでダイレクトアタック!」


ズドドドドドドドドドドッ!!



晴明 LP:4000→0   ピィ――――――



晴明「…………あう」 ヘタッ

ミカ「すまない……大丈夫か?」 スッ

晴明「あ、い、いえ……だ、だだ、大丈夫……です」 ニギリ


晴明(……うう、また負けた……)

   (はぁ……何か足りないのかなぁ……いや、でもできることはやってるつもりだし……)

   (……それにしても、この人妙に腕細いし白いな。家から出ない私と同じくらい白いぞ)

   (こんなところにいるにしてはすっげー不釣り合いなくらい……)



ミカ「肌が気になるのか?」

晴明「えっ、あ……ええと、その……まあ……はい」

ミカ「それ以外にも気になることはあるだろう。それについても詳しく説明したい」

晴明「さ、さっきの、ナンバーズ……って、あれ、です?」

ミカ「そうだ。ただ、キミは敵ではない。そして、味方であるとも言えない、不安定な状況だ」

  「これから説明することは、キミの今後に関わるかもしれない。よく考えて答えてくれ」

  「私についてきて、『私たち』についての説明を聞くか」

  「このまま帰って、私たちのことは忘れるか」


晴明(ここでついていくと、今後ともミカさんやその関係者とは、長く付き合いをすることになると思う)

   (デメリットと言えるようなデメリットは無いと思うけど、強いメリットがあるというわけでもない)

   (……付き合いが広がることと、疑問の解消につながるのは確かだけど)



(今後の√に関わる選択肢ですが、もしここで付いて行かなくとも元々の生活に戻るだけですので一応補足だけ)

1.ついて行って説明を聞く

2.すみませんが……

3.自由安価

↓2



晴明「ちょ、ちょちょ、ちょ、ちょっと待ってください……」

ミカ「ん? どうした?」

晴明「い、今の段階だとよく分からないことが多すぎて、決めるに決めかねる、っていうか……」

   「は、判断材料が……もうちょっと、集まる、まで……ほ、保留に、したい、なって……」

ミカ「そうだな……言われてみれば、性急に過ぎた」

  「分かった。この件は一時保留としておこう」

晴明「そ、その。れ……連絡先、とか……」

ミカ「すまない。そういうものは無いんだ。通信機器も持っていない」


晴明(マジかよ)



晴明「そ、それなら、どうすれば……」

ミカ「どうするかを決めたら、この路地裏の出入り口で待っていてくれ」

  「キミが来たかどうか、分かる者がいる。私が向かおう」

晴明「わ、わかり、ました……どうも、す、すみません……」

ミカ「いや、こちらの都合でもある。気にするな」

  「……それはそうと、今日はそんなに寒いか?」

晴明「……へ?」

ミカ「いや、言葉がいちいち震えていてな……失礼なことを聞いたのなら、申し訳ない」


晴明(地だよ。くそう)


 ◆ 「路地裏」に向かうとミカ・アシュロンと会話できるようになりました
   今回の選択肢を選ぶに際して、ちょっとした指針を彼女から聞くことができます。

本日はここまで

今回のデュエル、最後の三択は1と3が正解でした
無難なものを選ぶと、たいてい相手のデッキパワーの方が上なので、無難に堅実に上から潰されます
ルーラーの効果に関しては、ドロー→スタンバイ→メイン→発動とある程度間があり、ここで砂漠の光や硫酸などでモンスの効果が発動できます
ビートダウンはそもそもミカさんは想定していませんでしたので、ここで遊戯王特有のチートドローで補正がかかります

何か質問などあれば問題ない範囲で答えます

乙。あと、勝利時のボーナスって何が貰えるの?

>>415
1.知り合いの好感度上昇(全体・効果小)
2.知り合いの好感度上昇(個人・効果中)
3.所持カードの欄にカード追加(デュエル中のカードプール増)
4.ヒント提示
5.自由安価(事前に内容は決定しておく)
で、2~3票入ったもの
が、だいたいボーナスになる予定です

乙です

次元帝「やはりここでも俺達の名前は上がらないか…」

蛙帝「俺達の時代は終りなのだな…」

アドバンス召喚「絶滅危惧種だな、俺達そろって」

>>1がダムルグガスタ帝とか使ってるからアドバンスも捨てたもんじゃないと思いたい

すみませんが今日はちょっとリアル事情で投下無理です
明日は多分やります

プラシド「さあ、蜂よりも美しく踊ってみせろ!」


前回の続きからやりまする



晴明(なんだか恐ろしく疲れた……)

   (でも、門限までには随分時間があるね)

   (このまま帰って休んでもいいし、帰らずに他の所に行ってもいいと思うけど)

   (どうしよう?)



どこへ行く?

1.カードショップ
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地でミカと話す
8.その他(自由安価)

↓2


ピタゴラスには巨大な聖堂が存在する。

時計塔と同じ時期に建造され、同じく戦火を耐え抜いた聖堂だ。

現在に至るまでに幾度かの補修はあったものの、基本的には当時の面影を残しており、内部には厳粛な空気が漂っている。

この大聖堂を利用するのは、主にピタゴラスにおいて二大派閥とも目される「宗教」一派である。


宗教の名前
↓2



ソピア教。かつての神話に語られる叡智の女神になぞらえた名を持つ宗教である。

その原型は旧時代の宗教一派であり、現在でも霊魂や心の救済を説いている。

とはいえ、宗教に腐敗はつきものだ。大聖堂の内部も一部公開されていない部分があり、後ろ暗い部分があるのだろうということは想像に難くない。

なお、ソピア教は――――




1.知恵こそ全ての源泉、故に学ぶべしと言う教義を持ち、ある種の学術院的な扱いも受けていた

2.魂の救済を題目に掲げ、慈善活動も活発だが、それ故に過激派が多い

3.外見は清廉潔白な宗教団体であり、活動も盛んだ。しかし、暗部が非常に強く、全貌を見通しづらい

4.自由安価

↓2



ソピア教は、知恵こそ全ての源泉、故に学ぶべしと言う教義を持ち、ある種の学術院的な扱いも受けていた。

蔵書も多く、広く一般に開放された区域の中には図書館も存在し、市民に提供されている。

また、ピタゴラスにおける最大宗教ということは、この街においてそれだけの信者が存在するということでもある。

企業の者の中にも当然ながらこの信徒はおり、ソピア教に関連する企業も数多い。

学ぶことを大事にする宗教観ならではと言うべきか、ピタゴラスに存在する最も大きな大学はソピア教傘下でもあった。



  ◆ 大聖堂前


晴明(……いつも通りすっごいなぁ、ここ)

   (デカいし、昔のままの造りしてるのに手入れが行き届いてて綺麗だし)

   (問題は、ステンドグラスが明らかにデュエルモンスターズの絵柄だってことだけど)

   (……ここの蔵書でも見たこと無いんだよなぁ。あれ、何てモンスターなんだろ)


題名:星屑



晴明(ああ、しかし空気が澄んでる……)

   (……あんまり長いこといると、浄化されそうだよ……)

   (しかし、私が浄化されたら何が残るだろうね?)



どこに行く?

1.館内図書館

2.礼拝堂

3.クルセイダー詰所

4.教会寮

記述忘れてたので↓2ですね




 ◆ 礼拝堂


晴明(大聖堂にとっての最大の見どころ)

   (入口にある以外のステンドグラスもここにある。4~5枚くらい)

   (やっぱり、どれもこれも見たことない絵柄のモンスターだけどね)

   (夕方だけど、礼拝に来てるお客さんも多いなぁ)

   (クルセイダーの人が見回りもしてる。一応、役割は警備員みたいなものらしいね)



晴明(ちなみに、この場所でのデュエルは、デュエルディスクを使わなければ許可されてる)

   (衝撃が発生するからね。本気でやりたければ外でやれってことだろうけど)

   (図書館とか、そういう場所以外なら、敷地内全面デュエルOKだとか)

   (ちなみに、ここに来る途中にも何人かデュエルしてる人はいた)

   (クルセイダーの人もやってたし)

   (一応、ここでも男の子が二人で椅子を挟んでデュエルとかしてる)

   (……ショタか。まあ、アリだな)



晴明(そういえばここ、大学出た後でも学べる環境があるみたいだね)

   (ピタゴラスのトップがそもそもここの傘下だから、扱いは大学院みたいなものだろうけど)

   (信者になれば義務が発生すると同時に恩恵もある。一般公開されてない蔵書も見れるっぽいね)

   (商売じゃないけど、メリットを示すってのは基本だよね)

   (ちなみに、私は……)


1.信徒ではない

2.信徒だったりする

3.自由安価

↓2



晴明(信徒じゃあない。知り合いにはいるかもしんないけど)

   (ということで、有名私立校に通ってはいるけど、私が通れたのは自分自身の力)

   (あくまであれは私の地頭。どうよ)フンス




晴明(友達いないからとりあえず勉強しよ、って流れだったんだけどな)

   (「すごーい、綺麗にノート取ってるねー」って言われるのが夢だったりした)

   (ホラどうした、笑えよ)



晴明(しかしここ、退屈だよね)

   (場所柄仕方ないんだけど、さ。周りの人たちってだいたい信徒でしょ?)

   (こっちから話しかけてお祈りしてる邪魔もできないし)

   (同じくお祈りしてるもんだと思われて話しかけられもしないし)

   (……正直な話、友人を求めてここに来るのはオススメできないかもしれない)


???「…………」


晴明ちゃんに話しかけてきた人は?

↓3 募集キャラアリ、新しいキャラなら以下のテンプレ使用でお願いします

名前:
性別:
年齢:
職業:
特徴:
デッキ:



晴明「……わ、私……です、か?」

??「そうだよ。お祈りしてるようにも見えないのに、何でここにいるのかって思ってさ」

   「さっきからキョロキョロ周り見渡してて怪しいんだけど」

晴明「……え、ええと……あの、す、すみません……」

   「あの、あなたは……」

??「あたしは……」


1.ここの信者

2.別に信者とかじゃなく、何となく来てみただけ

3.教会に用事があった

4.自由安価

↓2

一つレス飛ばしてしまったけど、実質声かけただけだから飛ばして大丈夫だよね





清子「三善清子。……清子でいいよ」

   「別に信者とかそういうアレじゃないけどさ、何となく来てみたら……こう、明らかにコイツ信者とかじゃないなってのがいたから」

   「こう……何だコイツって思って話しかけただけだよ」

晴明「……な、なんというか、す、すみません……?」

晴明「いいよ、別に。あたしだって暇持て余して来ただけだし」

   「それより……他の人の邪魔んなりそうだし、一旦外出ないか?」

   「どうもね、こういう……話しちゃいけない、みたいな空間っていうのは落ち着かない」

晴明「あっ……あ、はい、ええ、と、そ、そう、ですよね」



 ◆ 大聖堂敷地内


晴明「あ、改め、て……そ、その。安倍晴明……で、です。はい」

清子「晴明ね。ん……何か、『せいこ』と『せいめい』で紛らわしいな」

   「まあ、いいや。ところで何で晴明はここに?」

晴明「え、えと……」


晴明(何かあったっけ、ここに来た理由)


1.なんとなく……?

2.ステンドグラスを見に

3.じつはここになぞのちょうきょだいあんこくそしきがー(棒)

4.自由安価

↓2



晴明「な……なんと、なく……?」

   「と、としか、言いようが、その……ないです」

清子「ふーん……じゃ、あたしと同じか」

   「ま、でもそういうことってあるもんだよな。心の向くまま、っていうか」

   「んー……でも、何となくってのも……別に理由があるような気がすんだよな」

晴明「ふぇ?」

清子「なんてーの? 人を引きつける何か、っていうかさ……」

   「なんとなく、強迫観念じみた『何か』を感じた、っていうか……」


晴明「は、はぁ……」

清子「実は全て特定の何者かの仕業なのだとかいうアレじゃないけど」

   「『何か』があるかもしれないから、ちょっとここに来てしまう。で、何も無いから帰る」

   「……そういう何かがある、ような気がするんだけど、あたしの気のせいかな」


晴明(厨二病……)

   (じゃあないと思うけど。実際そういうものはある、と思うし……)


清子「何度か足を運んでるんだけど、結局何も無いんだよな」

晴明「……ま、まあ……色々と、その、怪しい、なんて……噂は、されて、ますけど」



清子「だから……かなぁ?」

晴明「だ、だから……じゃ、ない、でしょうか」

   「ゴシップ誌も……その、色々、書いてます、し……」

清子「ま、気になるっちゃ気になるわーな」

   「でも、何となくそういうのとは違うような気が……」


晴明(……じゃあ、何なんだろう)

   (路地裏に入ってミカさんを見た時のような違和感……)

   (とは別種のもの、だろうけど……確かに、何か、あるような……?)



清子「………………」フゥ

   「考えてても仕方ないか。ところで晴明、どこの学校?」

晴明「え、えと。『↓2(学校名)』……です」



ついでに清子の学校も決定コンマ一桁

1~4:晴明と同じ学校
5~9:祝呼や楓と同じ学校
0  :お嬢様学校
↓1



晴明「私立アポリア学園高校……です……」

清子「え、あの有名校? 意外にスゴいのな……」


晴明(友達いなくて勉強ばっかしてたんスよHAHAHA! とか言えない)


清子「てことはデュエルとか強いの?」

晴明「ど、どう……なんでしょう……?」


晴明(勉強できることとデュエルができることはイコールじゃないし……)

   (それに、ここ最近負け続きだし……本当、どうなんだろうね)



晴明(というか、デュエルの話題を振ってきたということは、清子さんはデュエルがしたんだろうか)

   (活発そうな人だし、さっきから結構フレンドリーだし……)

   (勿論、信者でもないのに礼拝堂にいたっていう共通項から親近感が沸いたってだけかもしれないけど)

   (どうしよう?)



1.デュエルを提案

2.とりあえず今日は連絡先の交換まで

3.自由安価

↓2

何だこの1ラッシュは……

とりあえず、今日はここまでです。デュエルに入るのは次回で。

ところでP冥界軸最上級多用って、クリフォートを起用した冥界軸という解釈でいいんでしょうか?
単純にペンデュラムモンスターを起用した冥界軸なのかどうかで展開も変わってくるので一応

やっぱシグナー竜とかも特別な扱いなんかな?

ちかれた 明日デュエルシーンやります

>>487
シグナー竜に限らず特別なカードはそれなりに設定してあります
ショップなどで出そうになったらその時その時でストップをかけたり下にずらしたりするつもりですが、
何かの拍子に手に入れるチャンスもある。はずです。かなり限定された状況になるけど

21時過ぎごろからやりたいなって

┌(┌^o^)┐




晴明「……わ、分からない、です……ちょっと」

清子「まあ、そうだよな。勝率って言っても相対的なものだし……」

晴明「だ、だから……その、です、ね」

清子「ん?」

晴明「デュ……デュエル、し、して、みます……か?」

   「ここ、自由に、その……デュエルして、いい……みたい、ですし」

清子「なるほどね……」

   「うん、そういうことならやろうじゃない。デッキはあるよね?」

晴明「あ、は、はい」



◆ 大聖堂敷地内広場


清子「準備は?」

晴明「で、でき……ました。はい」 ガシャン

清子「分かった。それじゃあ、始めるか」 ガシャン

   「手加減はいらない。あたしも、手加減なんてしないからな」

晴明「は、はい……! で、では」



 ――――デュエル!



先攻:安倍晴明


晴明「わ、私から……みたいです。えと、モンスターと、カードをセット……で、エンド……です」

清子「慎重だな……あたしのターン!」

手札:5→6

清子「あたしは、スケール8の《時読みの魔術師》と、スケール4の《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》で、ペンデュラムスケールをセッティング!」

晴明(ペンデュラムモンスター……!)

清子「早速だけど、行かせてもらう! ペンデュラム召喚!」

   「来いよ、《フーコーの魔砲石》!」


《フーコーの魔砲石/Focault's Cannon》

ペンデュラム・通常モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1200
【Pスケール:青2/赤2】
(1):このカードを発動したターンのエンドフェイズに、
フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。



晴明(ペンデュラムデッキ……かな?)

清子「じゃあ、とりあえず……その裏守備モンスターに攻撃!」

清子「時読みの効果により、あたしのペンデュラムモンスターの攻撃時、罠カードは発動できない!」


《時読みの魔術師/Timegazer Magician》

ペンデュラム・効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻1200/守 600
【Pスケール:青8/赤8】
自分フィールドにモンスターが存在しない場合にこのカードを発動できる。
(1):自分のPモンスターが戦闘を行う場合、
相手はダメージステップ終了時まで罠カードを発動できない。
(2):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カード
または「オッドアイズ」カードが存在しない場合、
このカードのPスケールは4になる。
【モンスター効果】
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
1ターンに1度、自分のPゾーンのカードは相手の効果では破壊されない。


ドゴオオオオン!


晴明「に、ニードルワームの効果……発動、です」

清子「!?」



晴明「デッキの上から5枚を……墓地へ、お願いします」

清子「で、デッキ破壊かよ……!」


清子
デッキ→墓地
《冥府の使者ゴーズ》
《七星の宝刀》
《グリザイユの牢獄》
《オーバーウェルム》
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》

デッキ残り:34→29


清子「……だけど、この程度ならな! カードをセットして、ターンエンド」

   「そしてこのエンドフェイズ、オッドアイズの効果を発動する!」


《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン/Odd-Eyes Pendulum Dragon》

ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
【Pスケール:青4/赤4】
「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」の(1)(2)のP効果は
それぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のPモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にできる。
(2):自分エンドフェイズに発動できる。
このカードを破壊し、デッキから攻撃力1500以下のPモンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、
このカードが相手に与える戦闘ダメージは倍になる。



清子「オッドアイズ自身を破壊することで、デッキから攻撃力1500以下のペンデュラムモンスターをサーチする」

   「あたしが選択すんのは攻撃力1200の《星読みの魔術師》だ」

清子
デッキ残り:29→28

清子「更に、破壊されたオッドアイズはエクストラデッキに戻る」

場→EX
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》

清子「ターンエンド」


晴明(……デッキ破壊って分かってるからこそ、速攻狙いってことかな)

   (でも、さっき見えた《オーバーウェルム》……アドバンス召喚を多用するデッキってこと?)

   (……ともかく、このままデッキ破壊していけば見えてくるはず)



晴明「私の……ターンです」 手札3→4

   「……《浅すぎた墓穴》を発動。互いに、墓地のモンスターを……裏守備状態で、特殊召喚、します」

   「……ニードルワームを蘇生、します」

清子「なら、あたしはゴーズを蘇生させる」


《冥府の使者ゴーズ/Gorz the Emissary of Darkness》

効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2700/守2500
自分フィールド上にカードが存在しない場合、
相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。
●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」
(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。
このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。
●カードの効果によるダメージの場合、
受けたダメージと同じダメージを相手ライフに与える。



晴明「……《レベル制限B地区》、発動、です」


《レベル制限B地区/Level Limit - Area B》

永続魔法
フィールド上のレベル4以上のモンスターは守備表示になる。


清子「……フーコーは守備表示になる」

晴明「で、では……モンスターと、カードをセットして……ターンエンド。です」



清子「じゃあ……あたしのターン!」 シャッ

手札:3→4

清子「あたしはスケール1の星読みをセッティング!」

   「これでレベル2から7のモンスターの同時召喚が可能だ!」

   「あたしはエクストラデッキのオッドアイズをペンデュラム召喚する!」


キュイイイイイイイイン!


清子「そして、ゴーズを反転召喚……だが、二体とも守備表示になるか」

   「ま、どうでもいいさ。あたしは手札から《冥界の宝札》を発動!」

晴明「!」


《冥界の宝札/Precious Cards from Beyond》

永続魔法
2体以上の生け贄を必要とする生け贄召喚に成功した時、
デッキからカードを2枚ドローする。



清子「オッドアイズとフーコーをリリース!」

   「現れろ、《可変機獣 ガンナードラゴン》!」


《可変機獣 ガンナードラゴン/Fusilier Dragon, the Dual-Mode Beast》

効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2800/守2000
このカードは生け贄なしで通常召喚する事ができる。
その場合、このカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。


清子「オッドアイズとフーコーはエクストラに戻る!」


場→EX
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
《フーコーの魔砲石》


清子「更に冥界の宝札の効果で2枚ドロー!」

手札:2→4
デッキ:27→25


晴明(ひ、ひぇぇぇ……)



晴明「で、ですけど……ガンナードラゴンは、守備表示に、なります」

清子「承知の上! ガンナードラゴンとゴーズでオーバーレイ!」

   「現れろ、《迅雷の騎士ガイアドラグーン》!」


《迅雷の騎士ガイアドラグーン/Gaia Dragon, the Thunder Charger》

エクシーズ・効果モンスター
ランク7/風属性/ドラゴン族/攻2600/守2100
レベル7モンスター×2
このカードは自分フィールド上のランク5・6のエクシーズモンスターの上に
このカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。


晴明「え、エクシーズの……貫通効果……」

清子「エクシーズモンスターにレベルは存在しない。よってレベル制限B地区の効果も無効になる!」



清子(ニードルワームだってわかりきってる方を攻撃するよりは……)


清子「バトルだ! ガイアドラグーンでもう一体のリバースモンスターを攻撃!」


晴明(……!)


ガッシャアアアアアン!



晴明「め、メタモルポットの効果、発動です……!」

清子「えっ」

晴明「て、手札を全て捨てて5枚ドロー。私は……手札ゼロ、ですので、このまま、ドローしますね」

清子「……え、えええ……」


晴明
手札:0→5
デッキ:39→34

清子
手札:4→0→5
デッキ:25→20

手札→墓地
《ハードアームドラゴン》
《終焉の焔》
《ペンデュラム・バック》
《金満な壺》



清子「な、何このちょっとした卑怯臭さ」

晴明「わ、私、貫通……ダメージで、もうLP半分なんですけど」

晴明
LP:4000→2000

清子「……ま、まあいいか。あたしはカードを1枚伏せて、ターンエンド」

晴明「で、では。私の……ターン、です」



晴明(さて、さっき伏せたカードは《手札抹殺》……)

   (……元々手札使いの荒いデッキだから、カモフラージュできたようなものだけど……)

   (ここで手札交換代わりに、使っておくのがいいとは思ってる)

   (問題は、その目的……)

   (清子さんのデッキはちょうど半分。ここからデッキ破壊を加速させるか……)

   (それとも、攻撃に転ずるか……)


《手札抹殺》の目的

1.デッキ破壊を加速する

2.場をかき乱して攻勢に転ずる

↓2



晴明(こいつが私のやりかた!)

   (そこの青い柱に閉じこもってるホモップル(時読み星読み)も括目せよ! なんつって)


晴明「ふ、伏せておいた……《手札抹殺》を、発動、します……!」

清子「えっ」


晴明
手札→墓地
《シールド・ワーム》
《ドラグニティ-ファランクス》
《ドラグニティ-アキュリス》
《ウォーム・ワーム》

デッキ:33→29


清子
手札→墓地
《時読みの魔術師》
《フーコーの魔砲石》
《招来の対価》
《レスキューラット》



清子
デッキ:20→16

清子(ラットォォォォォォォォ!!)


晴明「さ、更に……ニードルワームを反転召喚します。」

   「デッキを上から5枚、墓地に、送ってください」

清子「…………」


晴明(な、なぜか血の涙を流しているように見える……?)


清子
デッキ→墓地
《ペンデュラム・バック》
《フーコーの魔砲石》
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
《冥府の使者ゴーズ》
《星読みの魔術師》

デッキ:16→11

※ 清子は「可愛いもの好き」


晴明「あ、《悪夢の鉄檻》を……発動、します」


《悪夢の鉄檻/Nightmare's Steelcage》

通常魔法
全てのモンスターは(相手ターンで数えて)2ターンの間攻撃できない。
2ターン後このカードを破壊する。


ガシャコォォン


晴明「そして、モンスターをセット……して、ターン、エンドです」



清子「あたしのターンだ……!」

手札:4→5
デッキ:11→10


清子(……! 来た、勝負をかけられるカード!)

   (問題はあの《悪夢の鉄檻》……あれさえ無ければ攻撃もできる)

   (手札は……よし。これなら……!)


清子「あたしは《貪欲な壺》を発動。五枚のモンスターをデッキに戻し、2枚ドロー!」


墓地→デッキ
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》2
《フーコーの魔砲石》2
《レスキューラット》

デッキ:10→15→13
手札:5→4→6



清子「行くよ。ペンデュラム召喚! 現れろ!」


手札→場
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》

EX→場
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
《フーコーの魔砲石》


晴明(お、オッドアイズが二体も……!)



清子「あたしはフーコーとオッドアイズ1体をリリースし、《カオスハンター》をアドバンス召喚!」


《カオスハンター/Chaos Hunter》

効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2500/守1600
相手がモンスターの特殊召喚に成功した時、
手札を1枚捨てる事でこのカードを手札から特殊召喚する。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手はカードをゲームから除外する事ができない。


場→EX
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
《フーコーの魔砲石》


ピシィィィィッ!



清子「更にこのアドバンス召喚時、《イリュージョン・スナッチ》を特殊召喚する。同時に冥界の宝札の効果で2枚ドロー!」


《イリュージョン・スナッチ/Illusory Snatcher》

効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2400/守1000
自分がモンスターのアドバンス召喚に成功した時、
このカードを手札から特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したこのカードの種族・属性・レベルは、
アドバンス召喚したそのモンスターと同じになる。

清子
手札:3→5
デッキ:13→11


晴明(……? な、何で、今のペンデュラム召喚で全部出さずに……?)

   (どっちにしてもB地区の効果で守備表示になるから)

   (いざという時に再利用できるように、エクストラデッキに戻した……ってこと?)



晴明(い、いや、それよりも! レベル7モンスターが3体……!)


清子「オッドアイズとスナッチの二体でオーバーレイ!」

   「出でよ、《幻獣機ドラゴサック》!」


《幻獣機(げんじゅうき)ドラゴサック/Mecha Phantom Beast Dracossack》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク7/風属性/機械族/攻2600/守2200
レベル7モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上に「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)2体を特殊召喚する。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
また、1ターンに1度、自分フィールド上の
「幻獣機」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。


ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……



晴明「ひ……ひえっ……」

清子「ドラゴサックのORUを一つ取り除き、幻獣機トークンを2体精製する!」


幻獣機(げんじゅうき)トークン/Mecha Phantom Beast Token
トークン
星3/風属性/機械族/攻  0/守 0


清子「そして、ドラゴサックの効果を発動! 『幻獣機』モンスター1体をリリースし、カードを1枚破壊する!」

   「幻獣機トークンをリリースし、《悪夢の鉄檻》を破壊!」


ガッシャアアアアアアアアアアアン!



晴明(マズい!)


清子「あたしはガイアドラグーンに《ストイック・チャレンジ》を装備する」


《ストイック・チャレンジ/Stoic Challenge》

装備魔法
エクシーズ素材を持っているエクシーズモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は
自分フィールド上のエクシーズ素材の数×600ポイントアップし、
相手モンスターとの戦闘によって相手ライフに与える戦闘ダメージは倍になる。
また、装備モンスターは効果を発動できない。
このカードは相手のエンドフェイズ時に墓地へ送られる。
このカードがフィールド上から離れた時、装備モンスターを破壊する。
「ストイック・チャレンジ」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。


清子「この効果によって、ガイアドラグーンの攻撃力は1200アップし……3800!」


《迅雷の騎士ガイアドラグーン》
攻撃力:2600→3800

>>530 訂正。ガイドラの攻撃力、サック分の600加算しなきゃいけないね
攻撃力:2600→3800
→攻撃力:2600→4400






晴明「で、でも、効果の発動は……!」

清子「甘いって! ストイック・チャレンジは『効果を発動できない』だけで、永続効果を無効にするとまでは言っていない!」


晴明(……ホントこの辺のルール難しいなぁ!)


清子(……さぁて、この状況だと怖いのは「あのカード」だけど……)

   (入ってる確率は高い。けど、絶対じゃない――――攻撃して確かめる!)


清子「バトル! ガイアドラグーンでニードルワームに攻撃!」


晴明(……!! この攻撃を受けたら負ける!)

   (よく考えよう。清子さんのデッキはアドバンス召喚主体で……)

   (私が今発動するべきカードは――――――!!)


1.《皆既日蝕の書》

2.《Vain-裏切りの嘲笑》

3.《虹クリボー》

↓2




晴明「……《虹クリボー》の効果を発動します……!」

清子「――――!」











清子「カウンター罠発動! 《オーバーウェルム》!」



晴明「あ…………あっ……!!」

清子「どうやら賭けはあたしの勝ち。カオスハンターをアドバンス召喚したときに気付いてれば分からなかったけど……」

   「《オーバーウェルム》はモンスターと罠の効果を無効にするカウンター罠だ」


《オーバーウェルム/Overwhelm》

カウンター罠
自分フィールド上にレベル7以上のアドバンス召喚したモンスターが
表側表示で存在する場合に発動する事ができる。
罠カードまたは効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する。


清子「虹クリボーの効果は、これで無効。ガイアドラグーンの攻撃は通る!」



晴明「くぅ……!」

清子「これで終わり! ガイアドラグーンでニードルワームに攻撃!」


ドガッシャアアアアアアアアアアン!


ピィ――――――――


晴明
LP:2000→0

今回も特に命がけというわけではないですし、ボーナスの有無程度の問題なのであまりお気になさらず
元々野良デュエルなんかは難易度高めに設定してますし、ボーナスも続けていけば手に入るくらいのものですしね

では、再開



晴明「…………」ヘタッ

清子「おおい、晴明! 大丈夫か?」

晴明「あっ……そ、その。だ、だいじょぶ、です」

   「え、えっと、その、あ、ありがとうございました。でゅ、デュエル、してくれて」

清子「あ、いや。別にいいよ。あたしも催促したようなもんだし……」

   「それに……ま、結構強かったよ、晴明」

   「デッキ破壊っていうだけで敬遠してたけど、まあ、何だ。いい感じの緊張感持てるしな」



晴明「……そ、そう、ですか」

清子「晴明、このあたりに住んでるんだろ?」

   「あたしもこの辺で住んでるんだ。また、機会があればデュエルしよう」

晴明「え……」

   「え。あ、その、えと、その、え……っと」

   「あ、あの。わ、私で……いい、ん、ですか?」


清子(……赤面してんのちょっと可愛いな)



清子「うん。だって、デッキ破壊って滅多に見ないだろ?」

   「あたし自身、いい経験にもなるし……」

   「余計なお世話かもしんないけど、デュエル相手は多いに越したことないじゃん」

晴明「あっ、うん、いや、えと、違う、は、はい! そ、そうですね!」

清子「番号交換しとこうぜ。あたし、普段はカードショップの……あそこ、分かるかな」

   「『スイッチ』ってショップにいるからさ、何かあったら言ってくれ。力になるよ」

晴明「はい。あ、はい。そ、その……えと」

   「あ、ありがとう……ございますっ」


◆「交友関係」に「三善清子」が追加されました。普段はカードショップ「スイッチ」に向かえば会うことができます。
  また、場合によっては大聖堂周辺でも会うことができます。


清子さんはバイとかレズじゃないよ! ちょっと可愛いもの好きなだけだよ!!



◆ 一日が終了しました

晴明(あ……っと、もうこんな時間だ)

   (今日は……また、なんというか忙しい一日だったなあ)

   (ミカさんと出会い、清子さんとも出会い……)

   (立て続けにデュエルしたりして、ちょっと疲れた……)

   (うん、でもちょっと楽しかったな)

   (ミカさんからの提案も、これから考えていくことにしよう)

   (どんな内容かも気になるし……路地裏に行けばミカさんと会えるって言ってたね)

   (さて、帰ろっか)

現在のステータスを表示します




名前:安倍晴明
性別:女
年齢:15
職業:学生
特徴:腐女子で根暗。しかし、根はすごく良い子。
デッキ:【デッキデス】

その他の所持カード
「ドラグニティ」

●交友関係
土御門楓:近所のカードショップ「スイッチ」のバイトさん。親しみやすい人。
好感度:2

音繰路祝呼:カードショップ「スイッチ」の常連。デキる人な外見だが、実のところ結構普通の高校生。ただしバイだとか。
好感度:4

只野一也:晴明の通う学校の男子生徒。誰に対しても分け隔てなく接することのできる少年。見た目は平々凡々。
好感度:0

三善清子:大聖堂で出会った学生。鋭敏な感覚を持っているらしく、大聖堂にちょっとした疑いを持っている。
好感度:0

ミカ・アシュロン:路地裏で出会った女性。その正体については未だ分かっていない。
好感度:0

今日はここまで。明日もやれればやる
名有りキャラが晴明ちゃん含め6人中5人女性という凄まじく偏った比率。でも女性の周囲ってこんなもんなのかも
質問なんかはいくらでもどうぞー

ところでちょっとしたヒントとして

●カードプールが増えたら、良くも悪くも可能性が少し広がる
●今のデッキだとアンデット族のカードを購入したりすると、デッキを【アンデットデッキデス】に派生できる
  →ただしその場合、デュエル前にデッキを設定しなければならない
●というか実質今の晴明ちゃんは「ドラグニティ」カード以外は本当に基本的なデッキデスカードしか持ってない
(メタポ、カオポ、ニードルワーム、シールドワーム、ウォームワーム、悪魔の偵察者 など)

カード事情に関してはこんなとこ

前回の続きからやるでー



 ◆ 寮/晴明の部屋


晴明(友達が増えたよ! やったねせいめいちゃん!)

   (でも本当にそれは友達なのかな? 私が一方的にそう思ってるだけじゃないの?)

   (そんなことないYO! ちょっとしたきっかけがあれば皆友達SA!)

   (……やめよ。どれだけ面倒くさいこと考えてるんだろうか私は……)

   (もうちょっとこう、考えるべきことあるじゃないか。私の今後の目標とか……)

   (ま、第一に、本当に友達って呼べるような相手を見つけることかな)

   (大きな問題は今のところ……無いよね。よね)

   (ミカさんの件を少し考えなきゃいけないくらいかな?)



晴明(じゃ、今日の放課後はどうしようか?)


放課後、向かう場所は?


1.カードショップ
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.その他(自由安価)

↓2

最近の環境ろくに知らんけど硫酸のたまった落とし穴ってデッキデス的にどうなの安価3

>>562
1も最近の環境ロクに知らないので、《砂漠の光》以外に表側表示にできるカードってことで選択した感じです








 ◆ ピタゴラス・劇場

ピタゴラスには巨大な劇場が存在している。

映画、演劇、その他の娯楽作品の観覧に際して利用されることが多く、市民の出入りも活発だ。

そうした一方、この場所にはもう一つの顔がある。それが、政財界の大物が、談合のために用いる会議場だ。

文字通りの交流の場となることもあれば、裏取引の現場に偶然にも出くわすということがある。

そうした場合に待ち受ける結末は――――語るまでも無いだろう。

薄暗く、公演の最中ならば、VIP用の客席からの声など聞こえない。

故にこの場所は、ある意味陰謀の発信地とも言える場所だった。



晴明(ま、私にはそーゆーのまるで関係ないけどね)

   (下手にそういうことに関わる気は無いし)

   (普通に利用する分にはただの映画館・演劇場ってだけだし)

   (今日も劇場は賑わってる。さて、今日の私がここに来た理由は――――)




1.映画を見に来た

2.(中学以前の)知り合いの演劇を見に

3.自由安価

↓2



晴明(――――実はここの死角、ホモップルがよくいるという噂を聞く)

   (映画? まあ嫌いじゃない。お約束のハッピーエンドのやつね)

   (わざわざ鬱い創作物見たくないよ。最後の最後でハッピーエンド、ならいいけどね)

   (まあそれはいい。肝心なのはホモだ)

   (映画の内容や……! 社会の陰謀なぞ……! どうでもよいのだァーッ!)



◆ 劇場・二階席付近


晴明(フフフ……本当に映画を見たければこんなところに来る人間はあまりいない)

   (ここだと画面から相当遠いし……混んでる時も三階くらいが一番いいんじゃないかな)

   (でも劇場の迫力ってのも侮れないもので、ここにいても内容が入ってくることは多々ある)

   (そして……この周辺は、いわゆる「薄暗い場所」ッ!)

   (特定の曜日、時間、時刻……それだけの要素があって初めて、この場にホモップルは現れる!)

   (なお、普段は普通のカップルが盛っているポイントだ。爆発しろ)

   (いや、他の観客の迷惑になるな。思いっきり足の小指ぶつけろ。ち●こ折れろ)



モゾモゾ…


晴明(……何らかの影を確認。おお、これが……!)

   (いや待て私、落ち着け……ゆっくりだ。元々そういう行動は得意だろう私)

   (教室を出ていく時のように素早く! 静かに! そして気取られぬように!)

   (我は影……何物にも悟られぬ淡い影……ニンジャのように静かに……)


モゾモゾ…ボソボソ…


晴明(……あれは……壁に手を当てて……う、うおおおおおお! 迫ってるってことは一種の壁ドン! ※)

  ※ 壁殴りに非ず



晴明(ふ、ふふふ……いや、落ち着こう私。今この場では何も語るべきでない)

   (隠密行動こそ最優先……そして何よりも重要なのは、脳内HDDにこの痴態を焼き付けること――――)

   (……って、あれ? なんだかおかしくね? いつまで壁にいんのさ)

   (飲み込んで僕のEX-カリバーンは? なんと奇遇な! は!? おい、本番はよ!!)

   (……おかしい。映画の上映時間はだいたい2時間……もう前半の佳境には差し掛かってる)

   (暗がりと音響でよく聞こえないけど、あれは本当にホモップルなのか?)

   (もうちょっと近づいてみるべきか? それともちょっと下がって――――)


1.近づいてみる

2.なんか違うから帰る

3.自由安価

↓2



→1.近づいてみる


晴明(近づくしかあるめぇ。この状況を逃してられるものか!)

   (私の全隠密スキルをつぎ込んで近づき、様子を確かめてやる!)


サッ シュタッ サッ ザザッ シュイン

ゴソゴソ…


晴明(あ、あと数メートル……ここまで来たら、目視でも確認できる)

   (声も、多分そろそろ聞こえ出す位置だ……問題は、私が確認される可能性が高まることだけど)

   (恥ずかしがってもらってもいいんだよ。何せ私はただその場に居合わせただけの普通の女子高生)

   (内面まで図り知ることはできまいし、何より劇場でサカっていた方が悪い!)

   (ハハハハハ! さあ、痴態を見せよ! 嬌声を聞かせよ! 我は腐海の女王なり!)



ボソボソ…


???「……ということです。なので、例の件は『結社』の方に……」

???「ふん。奴らの考えることだ。気にしなくてもいい。ところで、別件についてだが……」

???「あの件ですか。例のゴシップ記事の記者は始末いたしました。近日中に発表されるでしょう」

     「問題は……一般人が『巣窟』に出入りしていたという件ですが」

???「捨て置け。万が一嗅ぎ回るようなら始末しろ。私が許す」

???「承知しました。例の連中についてはいかがいたします?」

     「『オリジナル』は未だ抽出しきれておりません。このまま反抗を許すのは……」

???「案ずるな。『因子』を持つ者は目星を付けている」

     「実用化に成功すれば奴らは用済みになる」

ボソボソ…
ゴソゴソ…



晴明「 」



晴明「 」

晴明「 」


晴明(――――え? 何今の話)

   (え、えっと……多分あれ、アレ……その、「企業」の裏? みたいな……アレだよね)

   (き、記者を始末した……? し、始末って、まさか……こ、ころ……)

   (い、いや、懲戒処分のことだ。きっとそうだ。そう思うしかない)

   (それより、あの人たちが言うところによると……「巣窟」って場所に出入りしている一般人は)

   (何かを嗅ぎ回っていた場合に、始末される可能性がある、らしい)

   (……というか、この話。聞いたらマズい系統のアレだよね、確実に……!)



ボソボソ…

???「しかしこの姿勢は……どうにかなりませんか」

???「こうした方が、わざわざ近づこうと思う者もいるまい」

     「『そういう』関係なのだと勘違いさせておくだけのこと」

     「映画のスパイもよく使う手だろう?」

ボソボソ…


晴明(逃げよう)

   (もう完全に一般人の私には荷の重すぎるっぽい問題だ、これ)

   (聞かなかったことに……するのはちょっとどうかと思うけど)

   (とにかくここから逃げ出さなきゃ、どうにだってならない……)



↓1 突然ですがコンマ

00~33:??
34~66:????
67~99:?????



67~99:逃げ切れる


晴明(……世の中には理がある)

   (なんというかそれは「確実なこと」だ。コーラを飲んだらゲップをするくらいに……)

   (こういう状況、私の周囲に小石や小枝のようなものが存在していて)

   (音を立ててしまい、気付かれる可能性というのは非常に高いはず!)

   (というわけで、十全に注意した上で……あ、お菓子の袋)

   (こっちには誰かの置き忘れたパンフレット……ええい、邪魔邪魔)

   (これでオーケー。来た道は覚えてるし……オタッシャデー!) シュタタタタタッ


???「? 今、何かいたような……」

???「映画の音だろう。敏感になりすぎだ。ほら、今ニンジャがシュタタタタッと……」


 ◆ 劇場から抜け出すことができました
 ◆ 何らかの陰謀が進行しているようです



晴明(危なかった。あのままあの場所にいたら多分マズかった……)

   (早めに出てきたおかげで時間はあると思う。どこか行こうかな?)


どこへ行く?

1.カードショップ
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場(現在は×)
7.裏路地
8.その他(自由安価)

↓2



◆ カードショップ「スイッチ」


ウィーン

楓「いらっしゃーい! ってあれ。せーちゃんどうしたの? なんか疲れてるみたいだけど」

晴明「い、いえ……」


晴明(立て続けにわけわかんないことが起きてどうしたもんかって気疲れだと思います、はい……)

   (まあ、でも一息つける場所に来られたし……今からどうしよう?)


どうする?

1.対戦相手を探す
2.カードを購入する
3.知り合いとコミュ
4.自由安価

↓2



晴明「か、楓さん。ちょっと……」

楓「ん。どうしたの?」

晴明「か、カード……その、買おうかと、思って……です」

楓「オーケー! そんじゃ、今回はどうしよっか?」


1.特定のカードが欲しい(後で安価によって指定します)
2.指定したデッキのパーツが欲しい(デッキタイプを指定)
3.むしろ新しいデッキが作りたい(デッキを指定)
4.おすすめを聞く(行動消費なし)
5.その他(安価指定)

↓2

デッキ複数とかできるんだっけ



晴明(……えーっと、こないだ、雑誌に載ってたのは……)

   (「あなたもできる! 究極のデッキ破壊」とか「アンデット族を使ってみませんか」……)

   (確か、《酒呑童子》ってモンスターを使って、《ネクロフェイス》と一緒にデッキ破壊……だったような)


《酒呑童子(しゅてんどうじ)/Shutendoji》 †

効果モンスター
星4/地属性/アンデット族/攻1500/守 800
1ターンに1度、次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●自分の墓地に存在するアンデット族モンスター2体を
ゲームから除外する事で、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
●ゲームから除外されている
自分のアンデット族モンスター1体をデッキの一番上に戻す。


《ネクロフェイス/Necroface》
効果モンスター(制限カード)
星4/闇属性/アンデット族/攻1200/守1800
このカードが召喚に成功した時、
ゲームから除外されているカード全てをデッキに戻してシャッフルする。
このカードの攻撃力は、この効果でデッキに戻したカードの枚数×100ポイントアップする。
このカードがゲームから除外された時、
お互いはデッキの上からカードを5枚ゲームから除外する。

>>593
説明無かったけどできますよー
デッキが複数ある場合、デュエルごとに選択していく形式になります







晴明「《酒呑童子》と、《ネクロフェイス》……それと、各種除外関連のカード、とか、ありますか……?」

楓「えっぐ。いや、あるけどね。どっちもちょっと割高だよ」

晴明「う、うーん。こ、このくらいなら……うん」


晴明(負けてもDPは貯まる。祝呼さん、ミカさん、清子さんとのデュエルで、このくらいは貯まってたね)


晴明「じゃ、じゃあ……その、それ、で……?」

楓「でも大丈夫なの? ネクロフェイスも封印の黄金櫃も今制限カードで、構築しづらい……ってか、ほぼ不可能だと思うんだけど」

晴明「えっ」



晴明「えっ、あの、ほ、ホント……です?」

楓「ホントもホント……ていうか、デュエル誌って意外と見るべきとこ見てなかったりするよ」

  「ほんの数か月前もいくつか誤植してたし……準制限を三積みしたり、制限カードを準制限と勘違いしたり……」

  「あと、ダブルガイをキラートマトで特殊召喚しようとしたりね」


晴明(そ、そうなのか……ちょっと鵜呑みにしてたな)

   (一応、ネクロフェイスが1枚。黄金櫃も1枚。その他のパーツもあるみたいだけど……)

   (デッキパワーは相当低いみたい。そりゃそうだよね。使い回ししづらいいもの)

   (それでもいいならここで買うこともできるけど……どうしよう?)


どうする?

1.いいや、買っちゃえ

2.少し考え直します

↓2



晴明「す、すみません、ちょっと……考え、直します、ね」

楓「ん。ちなみに今のリミットレギュレーションはこんな感じだよ」

つ ttp://www.yugioh-card.com/japan/event/shop_duel/limit_regulation.php

晴明「あ、ど、どうも。ありがとう……ございます、はい」


晴明(……それじゃあ、どうしようか?)


どうする?

1.特定のカードが欲しい(後で安価によって指定します)
2.指定したデッキのパーツが欲しい(デッキタイプを指定)
3.むしろ新しいデッキが作りたい(デッキを指定)
4.おすすめを聞く
5.もうちょっと考える(相談タイム)
6.その他(安価指定)

※ 制限カード等により構築困難なデッキは、今回のように事前に選択肢が入ります

↓2



晴明(……んー……デッキを考えるところに戻ろうかな)

   (たとえば、私が今デッキ破壊を使ってるのは、戦術として有効なのに皆に使ってもらえてないからだ)

   (そういうところから考えてくと……んー……何だろ。デッキデス……ハンデス?)

   (手札破壊かぁ。これも結構有用な戦術のはずなんだけどね……)

   (でも、ハンデスそれ自体も、結構な種類があるよね。デッキ破壊と違って、ビートダウンが主だし)

   (Xセイバー、《リチュア・ガストクラーケ》……あ、ガストクラーケは制限カードだ……)

   (【追い剥ぎハンデス】、【フェンリルハンデス】、【指名ハンデス】、【トマハン】、【除去ハン】……)

   (いわゆる【聖刻リチュア】なんかは、今ハンデスの要素が薄くなってるみたいだけど……どうしよう?)

   (どんなデッキが組みたいかな?)


※ 申し訳ありませんが《イビリチュア・ガストクラーケ》が制限カードになっており【聖刻リチュア】のハンデス要素が少々薄いため、選択する形式を取ります。


↓3 では、どんなデッキを組む?



晴明(フェンリルハンデス……)

   (《フェンリル》のドローロック能力を利用したハンデスデッキだね)


《フェンリル/Fenrir》
効果モンスター
星4/水属性/獣族/攻1400/守1200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の水属性モンスター2体をゲームから除外して特殊召喚する。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。


晴明(ハンデス用のカードは《追い剥ぎゴブリン》なんかの汎用的なカードを使うとして……)


《追い剥ぎゴブリン/Robbin' Goblin》

永続罠
自分フィールド上に存在するモンスターが相手ライフに
戦闘ダメージを与えた時、相手の手札をランダムに1枚捨てる。



晴明(フェンリルの墓地コストを考えると、構築は【水属性】デッキに近いかたちになると思う)

   (《スクリーチ》の採用は、確定的だとしても……)


《スクリーチ/Skreech》

効果モンスター
星4/水属性/爬虫類族/攻1500/守 400
このカードが戦闘によって破壊された場合、
デッキから水属性モンスター2体を墓地へ送る。


晴明(それ以外のカードの採用枠を考えなきゃいけないね)

   (どんなカードを入れてみようかな。水属性のカード……)



●どんな水属性カードを投入する?

1.指定する(カードやカテゴリ名も指定してくださ

2.指定しない(>>1が汎用的なカードを投入します)

↓2



晴明(水属性といえば《伝説の都 アトランティス》……)


《伝説の都 アトランティス/A Legendary Ocean》

フィールド魔法
このカードのカード名は「海」として扱う。
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の水属性モンスターの攻撃力・守備力は200ポイントアップする。
また、お互いの手札・フィールド上の水属性モンスターのレベルは1つ下がる。


晴明(これと相性がいいのは「ガガギゴ」シリーズのカードかな)

   (特に《ギガ・ガガギゴ》の高攻撃力とレベルはいい感じだったよね)


《ギガ・ガガギゴ/Giga Gagagigo》
通常モンスター
星5/水属性/爬虫類族/攻2450/守1500

今の環境しらないけどペンギンソルジャーって入らないの?



晴明(展開を食い止めるために《ペンギン・ソルジャー》と……)


《ペンギン・ソルジャー/Penguin Soldier》

効果モンスター
星2/水属性/水族/攻 750/守 500
リバース:フィールド上のモンスターを
2体まで選択して持ち主の手札に戻す事ができる。


晴明(珍しいカードだし……あるかどうかは分からないけど)

   (ハンデスの加速のために《氷霊神ムーラングレイス》も入れられそう) メモカリカリ


《氷霊神(ひょうれいしん)ムーラングレイス/Moulinglacia the Elemental Lord》

効果モンスター
星8/水属性/海竜族/攻2800/守2200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の水属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、
相手の手札をランダムに2枚選んで捨てる。
「氷霊神ムーラングレイス」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードがフィールド上から離れた場合、
次の自分のターンのバトルフェイズをスキップする。

>>616
カテゴリデッキにはあまり入らないんじゃないでしょうか
水属性デッキなら採用が検討できるといったところかと。一応、>>1に任せた場合は汎用カードの中に入れていました。






晴明(それから、汎用性のためにこれとこれと……)カリカリ

   (よし、できた!)


晴明「す、すみませ、ん、楓さん。こ、こんな感じで、カードが欲しいんです、けど」

楓「はーい。ふーん、ほうほう、なるほどねー……」

  「せーちゃん、実はいじめっ子の素質があったりしない?」

晴明「……」ブンブン

楓「冗談冗談。フェンリルハンデス向けのカード……倉庫にあるかなぁ。ちょっと待っててねー」



◆ しばらく後


楓「お待たせー!」 ドサッ

晴明「け、結構……枚数、あります、ね」

楓「《フェンリル》自体が、そんなメジャーなカードでなし……」

  「ドローロックはかけられるけどステータスは低めだし、墓地コストも二体要求して重いし」

  「専用デッキじゃないとお目にはかからないからね、このカード自体はそんなに値段高くないよ」

  「それ以外のカードがちょっち高いかもしんないけどね。水属性の汎用だと……」

祝呼「水属性と聞いて!」バッ

楓「フリースペースに帰れ」

  「で、見積もりがこう」


晴明(パスタ買い置きしなきゃ)



晴明「じゃ、じゃあ、これ、御代……です」

楓「はーい、毎度あり!」

  「しかしフェンリルハンデスかぁ……シューコとは相性悪いかも?」

祝呼「あら、そうかしら?」クスッ


晴明(この人だと突然出てきてもおかしくないと思えてしまうのはなぜだろう……)


楓「だってそうじゃん? 降魔鏡と万華鏡である程度場を整えられるしさー」

  「その時点で儀式ネクロスが手札にあれば、それこそフェンリルを倒すのだって難しくないし」

  「セーコ……って分かるかな? あっちは冥界の宝札とEXデッキのペンデュラムモンスターで自給自足できるし」

祝呼「サーチを多用するデッキなんかには、少し相性が悪いかもしれないわね」

   「あと、ドローフェイズに頼らずある程度手札を整えられるデッキ……」

   「楓ちゃんのデッキは、そうね……」


↓2 楓さんのデッキを決定します



祝呼「【ライトロード】だし、デッキ破壊でいいんじゃないかしら」

楓「……天敵だよ。いや、ホント」

祝呼「ま、でも《裁きの龍》なんかを手札から叩き落とせたら、主導権を握ることはできそうだけれどね」


《裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)/Judgment Dragon》 †

効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2600
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の「ライトロード」と名のついたモンスターが
4種類以上の場合のみ特殊召喚できる。
自分のメインフェイズ時に、
1000ライフポイントを払って発動できる。
このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。
また、自分のエンドフェイズ毎に発動する。
自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。


祝呼「でもデッキ破壊でいいと思うわ。普通に」

晴明「ですよねー」



◆ 一日が終了しました

◆ ショップに行って交流したので、二人の好感度が僅かに上昇しました

土御門楓:2→3

音繰路祝呼:4→5



◆ 晴明の所持デッキが増えました

デッキ:【デッキ破壊】→【デッキ破壊】【フェンリルハンデス】

デッキが二つ以上に増えたので、デュエルの前にデッキを選択することになります

今日はここまで

ちなみにコンマに関しては00~33で完全に捕捉されてデュエルすることになってました
34~66だと逃げ切ることができてますが、「安倍晴明」という人間に話を聞かれたことを知られる
67~99の場合、ゾロ目が出てれば相手の名前やバックの組織名なども知ることができてました
とはいえ、相手の情報を知れて晴明ちゃんのことは相手に漏れてないので、この展開に関しては結構理想的な状況だったり

やるでー

翌日行動選択から

ID変わってるけど実家から戻ったのでPC変わってます





 ◆ 寮

晴明(デッキが増えたよ! やったね晴明ちゃん!)

   (……小芝居はもういいや。ま、ともかく実質的には水属性ビートダウンが増えたってことで)

   (正確に言えばロックしてからビートするわけだけど。これはこれで)

   (しかし、すっごいこと聞いてしまったような気がするなぁ……私は今後無事で済むのか?)

   (……考えても仕方ないよね。とりあえず、やることをやってこう)



本日の行先は?

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.その他(自由安価)

↓2



晴明(……今日のところは早めに帰ろうかなぁ)

   (暇になったら外に出るってことにしてもいいし……)

   (放課後は一旦寮に帰ろう。何か準備してから外に出たって構わないしね)


◆ 放課後 寮


晴明(ただいまー……っと)

   (今日も勉強の方は順調……と。今日の分の宿題も学校にいる間に終わらせたし……・)

   (じゃあ、どうしよっかな。ちなみに待ってても来客は無いと確信してる)


どうする?

1.食堂の方に行ってみようかな
2.談話室とか、行ってみようかな
3.そんな晴明ちゃんに来客が!
4.自由安価

↓2



ピーンポーン


晴明「!?」


晴明(な……何だ……!? ら、来客ッ!? そんな馬鹿な!)

   (この部屋の存在自体が幻じゃないかと噂されてる中で……来客……だと……!?)

   (実はこれは幻聴ではなかろうか……? い、いや、インターフォンがチカチカ光ってる。つまり来客は事実……)

   (だッ、だとして……何だ? どこぞの新興宗教やセールスの勧誘?)

   (わ……分からん……だ、誰だ……? 何の目的で……?)

   (い、一応クラスの人間と寮にいる人のことは頭に入ってる。ドアモニターでそっと確かめてみるべきか……)


どんなキャラが来訪してきた?
学校が違う楓、祝呼、清子以外のキャラクター。新キャラも有り
新キャラの場合は>>453のテンプレ使用お願いします

↓3



?「…………」ウーン

  「部屋間違えたかなぁ……」


晴明(……誰? あ、いや、この学校の生徒だってことは知ってるけど)

   (同じ階でよく見はするよね。てことは同じ一年生……)

   (顔はショタ系……か。美少年ってほどでもないかもしれないけど、なんていうか洋菓子みたいな甘さがある感じ)

   (……というか、何の用だろう。元々、私自身学校内の生徒と接点が……あ、只野君はあるか)

   (でもそれ以外何も無いよなぁ。何だろ……と、とりあえず、出てみるか……)




ガチャッ


晴明「……は、はい……」

?「あ、いた!」

晴明「え……え、えと。まあ、い、いました、けど、はい。今日。ええ。」

   「そ、その。ど、どちら様……?」

?「あ、ごめんなさい。僕、北条昴って言います」

昴「安倍晴明さん……ですよね?」

  「実は……」


昴君が訪ねてきた理由は?

1.今日、学校で落し物してましたよ
2.昨日、劇場で見かけたのが気になって
3.自由安価

↓2




昴「昨日のことなんだけど……」

晴明「」ビクッ

昴「劇場に行ってました? 何だか、慌てて外に出てきてたような気がして……」

  「どこかで見たような、なんて思ってたら、学校にいたから気になって」

晴明「え、え、えと。その、ええ。えと。確かに、劇場には、いました、けど……・」

昴「あ、やっぱり。何か見てたんですか?」


晴明(ホモップルの噂を聞く→意気込んで観に行く→なんか全然違うもの見かけたんですけど)

   (→これ明らかに何かの陰謀じゃね?→聞いたらヤバい話じゃね?→逃げよう→無事に逃げ帰れた←今ココ)

   (……オイ、これどう説明するんだよ)

   (確かに、「何か」を見に行った。そして見たのは……うん……)



晴明(――――さて、ここで、北条君が来た理由はいくつか思いつく)

   (この「北条昴」君があの組織のエージェントか何かで、私のことを捕捉して来訪したという可能性)

   (次に、あの組織に対抗する、また別の組織のエージェントという可能性)

   (どっちにしても可能性は相当低いけども。万が一に真実ならかなりヤバい)

   (で、常識的にはこれが最大の可能性。普通の一般人。ホントに気になってただけ)

   (望むべくは最後の可能性だね。いや間違いなく。で、他は……ヤバい)

   (別組織のエージェントだったりした時、それがスカウトなのか否かって部分もあるし)

   (もしも私のことを消しに来たんなら、それは最大の危機だよ。逃げるっきゃないよ)


コンマ(敵対確率13%)

01~05、11~15:組織のエージェント(敵対)
31~33:別組織(友好)
91~93:別組織(非友好)
それ以外:一般人

↓1



コンマ70:敵でも組織関係者でもないよ!


昴「えっと……もしかして、間違えてえ、えっちな映画とか、見ちゃって……」

晴明「ふぇ!? え、その……う、うん。いや、はい。うん。そ、そうです……ね」

昴「ちょっと劇場のシアター番号って分かりにくいよね。僕も前、それでちょっと……えへへ」


晴明(……この反応からすると、北条君は一般人みたいだね)

   (セーフ。いや、マジでセーフ)

   (これで敵対でもしてたら、寮から出てって野宿とかホントにありえてた。うん)



昴「あの、安倍さんって、映画が好きだったりする?」

晴明「え? 映画、まあ、その」


晴明(ヤッ……べぇ……こ、この少年、純粋な子だ……)

   (万が一にも「ホモが好きデース」なんて言おうものなら、私の社会的信用は地に墜ちる……!)

   (じゃなくても、へ、下手なことは言えない……この純真さを傷つけてはダメだ……)


晴明「す、好きです。よ。その。色々、見たり……」

   「お、お金、少しある時だけ、です。ですけど」

昴「へぇー……何かおすすめの映画とかあったり?」


晴明(突っ込んだ話をしないでええええええええええ)



晴明「そ、そです、ね……えと。き、気になった映画をです、その、見るので……」

   「特定の、映画なんかは……あまり、です。はい」

昴「そっかー……ちょっと残念」


晴明(心が痛い)


晴明「ほ、北条君は……ええと、その。ですね。何で、劇場に……?」

昴「僕? えっとね」


1.演劇に出てた
2.映画好きだから
3.自由安価

↓2



昴「実は僕、劇団の団員で……昨日やってた演劇に出てたんだ」

晴明「え、そ、そうなん……ですか」

昴「まだ端役しかもらえてないけどねー……」

  「でも、いつかは主役を貰って、あの大舞台で演じてみたいなぁ」


晴明(ぐわああああ浄化されるぅぅ)


晴明(……い……一瞬存在の危機に陥ったけど……ど、どうしようか)

   (デュエルしてみるってのも選択肢だね。新しいデッキもあるし。相性の問題もあるけど……)

   (もしくは連絡先だけ交換しておいて、また今度ということにしてもいいかもしれない)

   (北条君は寮生だから、会う機会は多いだろうし)


1.デュエルを挑んでみる
2.連絡先だけ交換しておく
3.自由安価

↓2




晴明(……うーん、ここのところ連戦で疲れてるし)

   (突然デュエルっていうのも失礼かもね。ちょっと気になって訪問しにきただけだし……)

昴「あっ、ご、ごめんなさい。突然押しかけちゃって……」

  「これ、僕の部屋番号……と、連絡先」

  「何か困ったことでもあったら、遠慮なく言ってね!」

晴明「え。あ、ど、ども」

昴「演劇や映画に興味があるっていうときもね。それじゃあ!」


◆「交友関係」に「北条昴」が追加されました




晴明(……さて。突然の訪問者という珍事は終えたけど……)

   (これからどうしよっか。まだ少し時間はある……)


どこかに行く?

1.カードショップ「スイッチ」
2.今日は寮で過ごす
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.その他(自由安価)

↓2



◆ 放課後:学校


カァ…カァ…


晴明(放課後、学校にとんぼがえりとかいう珍事。私にしては、だけど)

   (……というか、何で学校に来たんだっけか。今日の私の目的は……)


1.コミュ(※現在「只野一也」しかいません)

2.交友関係を広げる

3.自由安価

↓2



晴明(普通に交流だったりする)

   (前回の件もあり、夕方頃なら只野君は学校にいるという)

   (ま、デュエルについての情報交換と言ったところだ)


ガラッ

只野「あ、こんにちは、安倍さん」

晴明「」ペコッ

只野「こないだは普通に話しかけることができたと思ってたんだけどなぁ」

   「授業の合間とか、ちょっと話しかけづらいと思うんだけど、なんでだろうね?」


晴明(あ、すみませんそれ私のせいなんすよ)

   (普段の休み時間って、基本的に拒絶オーラ出してるからなぁ……)



只野「どう? 最近のデュエルの調子とか」

晴明「じ、実は、そんなに……その、です」

只野「芳しくないってことかな……うーん、俺もデッキ破壊についてはアドバイスできないからなぁ」

   「そういう時は、色々デッキを組み替えてみる、とかかな?」

   「あんまり役に立たない意見かもしれないけど……」

晴明「」ブンブン

   「い、意外と……的を射てる、かも、です」

只野「だったらいいんだけどね。あ、あとはプレイングとか……」

   「デュエルの中で出てきた情報に注目してみるのもアリかもしれない」

   「人のデッキについてはどうこう言えないけど、何か、ちょっとした方向性があるかもしれないから」



晴明(前の……清子さんで言えば、「光・闇属性」で、「レベル7を多用するアドバンス召喚デッキ」って感じ……かな)

   (ミカさんで言えば、「素材三体指定のランク4エクシーズ」を多用するデッキ、とか……)

   (色々と見方を変えると、確かにいいかもしれないね)


晴明「た、只野……君、は、どんな、感じ……です。か?」

只野「俺? うーん……普通かなぁ。そこそこ勝って、そこそこ負けて……」

   「あんまり面白味のない意見でゴメンね」

晴明「そ、そんなことは……ない、です。はい」

只野「でも、デュエルって面白いよな。色々、その人の大事にしてる部分とか見えたり……」

   「勝ち負けを異様に気にする人がいたり、そうじゃなくて楽しむことを全面に押し出したり」

   「デュエルや、デッキに対して何を強く想ってるかってのが見えてきたりするしね」

   「安倍さんはどんな信念がある?」


晴明(私の信念……)


1.とにかく勝つこと
2.楽しいデュエルがしたい
3.思い入れの強いデッキで戦いたい
4.実はよく分かりません

↓2



晴明「じ……実は、その。です、ね」

   「し、信念……とか、そういう、こと……あまり、よく、分かってない、です」

   「デュエル、楽しいな、とか、その負けて悔しいな、とか、思います、けども」

   「あまり、こう、強く、その。思うことっていうか……えと」アセアセ

只野「はは、いや、そのくらいでいいんじゃないかな」

   「プロにでもなると、そういうのが大事になることもあるけど、俺たちって学生だしね」

   「あんまり凝り固まったこと考えたって、逆に良くないって」

晴明「で、です、か」

只野「正直、こんなこと言ってはみたけど、俺もそんな強い信念なんかは無いし」

   「楽しくデュエルできればいいかなーって思う部分も多々あるよ」



只野「でも、もしかするとそれが大事になる場面っていうのも、いつか出てくるかもね」

晴明「あ、ある、です、かね……?」

只野「もしかすると、ってくらいの話だよ。確実なことは何も無いし」

   「命の危機に、とか? まあ、現実的じゃあないか。あはは」

晴明「あ、あは、は……」


◆ 只野一也の好感度が上昇しました

コンマ一桁
1,2 :3
3,4,5:4
6,7,8:5
9,0 :6
↓1


◆好感度上昇

只野一也:0→6



晴明(少し只野君と仲良くなれたような気がする)

   (あと、デュエルについての方針の相談もした)

   (今後勝てるかどうかは分からないけど……)

   (……うん、デュエルについての信念は、今後決めていく方向で)

時間はあるのでからもうちょっとやります



◆ 一日が終了しました

◆ なお、描写をすっ飛ばして翌日の行動選択に移ります


晴明(なお、デュエルに関しての信念は無いが)

   (私自身の信念は「┌(┌^o^)┐」←これだけだ)

   (即ちホモあるところに我在り)


どこへ行く?

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.その他(自由安価)

↓2



◆ 時計塔広場


晴明(……相変わらず、この場所は活気に溢れてる)

   (別にいいんだけどね。活気があるのはいいことだ)

   (私の気力が削がれるという一点さえ除けば……)

   (さて、時計塔広場に来てみたけども……)


どうする?

1.時計塔に行ってみる
2.知り合いについての情報収集
3.あんなところにアイスクリーム屋が
4.自由安価



 →あんなところにアイスクリーム屋が


晴明(あ、アイスクリーム屋だ……)

   (あれ、移動販売車かな。たまに見るけど……ああいうのってあんまり食べたこと無いんだよね)

   (……あれ。よく見たらバニラアイスの専門店なんだ……)

   (バニラアイスの専門店って珍しいよね。へぇ……)

   (………………ん? あの移動販売車に乗ってる人……う、ウサミミ……?)

   (ほ、他の店員さんは……つ、付けてない……? ってことは、あれは……ど、どういうことだ……?)

   (な、なんだかつい最近あんな人の話を聞いたことがある気がするぞ……具体的にはシューコさんとかから)

   (……え。てことは……あ、あの人のことだよな……ええと、ま、マジか……)



??「…………!」


晴明(?)


??「」ニコッ

   「(手招き)」


晴明(え。……ゑ?)

   (あの……あの人、わ、私に向けて手招きしてるんだよね……)

   (ま、まあ、目が合ったのは確かだけど……)

   (と。とりあえず、行ってみよう、かな……)



??「いらっしゃいませ♪」

晴明「え。うぇ。アッハイ……ど、どうも……です」


晴明(綺麗な人だなぁ……なんだか、シューコさんとタイプが似た美人さんっぽい)

   (同時に何故だか、シューコさんと同種の気配もひしひしと感じている……)


??「さっきからこっち見てたみたいだけど、どうしたのかしら?」

晴明「え。あ。いえ、あ、違う。あ、はい。です、はい」

??「ふふ……そう。じゃ、まずは落ち着きましょうか。はい、ヒッヒッフー」

晴明「……そ、それラマーズ法、では」

??「あら間違えた? まあいいってことにしましょ」

   「大会を見てたの? それとも他の人から大会のことを聞いたの?」

   「どっちにしても、知ってもらえてるだけ光栄なことね」



??「自己紹介が遅れたけど……富津氷華よ」

氷華「よろしくね、お嬢さん♪」 パチッ

晴明「は、はい……よ、よろしく、です」


晴明(……見た目に反して意外にとっつきやすい人だなぁ……)

   (楓さん? とは、また違うタイプだけど)


氷華「ところで、お嬢さんの名前は?」

晴明「あっ、そ、そう、ですね。えと、あ、安倍晴明……です。はい」

氷華「晴明ちゃんね。はい、これお近づきのしるしに。サービスしたげる」

つ バニラアイス(小)

晴明「え、あ、あの、い、いいんですか? え、えと。う、売上とか」

氷華「いいのいいの」


氷華さんの店の名前
↓2



氷華「いいのよ。私ここの店長だもん」

晴明「え。うぇ……うぇ!?」


晴明(「もん」って……い、いやそれより……て、店長!?)

   (お、大人ではあるだろう、けど……け、結構若いよね)

   (二十代前半? くらいだろうし……言っちゃえば十代後半でも通じそうだし)

   (うっそん)

氷華「だからサービス。これでも、味には自信があるの」

   「おいしいと思ったら、今後も我が『アイスバーン』をよろしくね♪」


晴明(……水属性以外を対象にした《つまづき》か……)





晴明「じゃ、じゃあ……そ、その。い、いただきます、ね」

氷華「はい、どうぞー」

晴明「」モムモム

   「」ホンワカ


晴明(……フツーにおいしい)

   (甘々な感じでもなく、かと言って控え目って感じでもなし)

   (すっごく丁度いい塩梅。また食べたくなる感じ)

   (惜しむらくは、今月の私はもやしスパがデフォになってることだろうけど)


氷華「……」ニヤッ

   「おいしいでしょ?」

晴明「」コクッ



晴明「た、ただ、その、ま、また来たいんです、けど……お、お金が」

氷華「そんな貴女に、今のバニラアイス(小)! 値段もお手頃でこのくらい」

晴明「……お、おぉ……」


晴明(……パスタを業務用にすればいける……かも)

   (あと、グラム数を一日あたり10ずつ減らしていけば……)

   (……い、いやいや。何を考えておるんだ私は。節制節制)


晴明「じゃ、じゃあ……機会があれば、その時には是非」

氷華「ちなみに、厳選したトッピングもあるからね☆」

晴明「」ゴクッ


晴明(……ハッ! い、いかん、術中にハマるところだった……!)



晴明(……さて、どうしようかな)

   (氷華さんは今業務中だからちょっとデュエルってのは厳しい、かも……)

   (でも、他の従業員さんに言えば手は空けられるかもしれない)

   (んー……約束を取り付けるっていうのは、アリかもしれないけど)


1.業務終了後にデュエルをする
2.今デュエルしたい
3.連絡先だけ交換する
4.自由安価

↓2



晴明「あ、そ、その。えっと、氷華……さん」

氷華「はぁい?」

晴明「え、えっと。その……シューコさんに、氷華さんの、その。話を聞いてて……」

   「後で、その、仕事が、終わったら……で良いんですけど、デュエルしたいなー……」

   「その……はい。です」

氷華「ふぅん……あの子から。へぇ……」

   「……ちょっと聞きたいんだけど、体は清いまま?」

晴明「ファッ!?」

氷華「ふふ、冗談よ、冗談」



氷華「いいわよ。でも、仕事が終わってから……ね」

   「これでも店長だから。皆のお給料が出せないといけないでしょ?」

晴明「は、はい。うん。そうですよね」

氷華「だから、その後で。シューコちゃんから話を聞いたってことは、『スイッチ』のことも知ってるわよね?」

   「夕方にそこでやりましょ。楓ちゃんに言えば、場所も貸してくれるでしょうし」

晴明「は、はい! ……そ、その。よろしくお願いします、ね」

氷華「ええ、こちらこそ。それじゃあ、またね晴明ちゃん」


◆ 一日が終わる前に氷華とデュエルをすることになりました
◆ 「交友関係」に「富津氷華」が追加されました




晴明(今日の夕方、というか時間としては夜だろうけど、デュエルをする約束を取り付けた)

   (……あのシューコさんを倒したっていう人だ。胸を借りるつもりで行こう!)

   (一応、時間はあるけど……どこかで時間を潰す?)



1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.大聖堂
5.劇場
6.裏路地
7.氷華とのデュエルまで時間を飛ばす
8.その他(自由安価)

↓2



◆ 氷華とのデュエルまで時間を飛ばします

◆ 今回のデュエルで使用するデッキを選択してください



1.【デッキ破壊】
2.【フェンリルハンデス】

↓2

こんなところで今回はここまで。次回はデュエルから

選択肢とコンマ次第では今後エージェントに目を付けられたり、寮を手放して野宿になったりするかも
もっとも、確率は相当絞ってますけど。それで当たってしまったら、まあその時はその時で

質問とかあれば答えます

LDS絶対殺すマンは本編で叫んでないのに何故か叫んでる印象があるよね
だいたいカイトのせいだろうけど

デュエルの流れできたんでやります
今回は合計5つの分岐に対して勝ち筋2つくらい



 ◆ カードショップ「スイッチ」


ウィーン

楓「いらっしゃーい」

祝呼「あら、せーちゃん。今日も来たのね」

晴明「あ、は、はい。ど、どうも……です」

楓「氷華さんとのデュエルだったよね。聞いてるよー。あの人、前の大会でも結構いいとこまで進んだみたいだし、多分強いけど……」

  「ま、やりようによっちゃ勝てるかもしれないからね、頑張ってー」

祝呼「私より先にデュエルするっていうのはちょっぴり癪だけど……」

   「やるだけやってみるといいわ。大丈夫! 負けても慰めてあげるから!」

   「夜まで! いいえ朝まで! ねっとり! しっとりと!」

楓「クルセイダーですか? ええ、はい。ちょっと変態がですね」

祝呼「冷静に警察(クルセイダー)呼ぶのやめてくれる?」




晴明「あ、あの……」

楓「どしたん?」

晴明「ひょ、氷華さんのデッキ、って……【凡骨ビート】って聞いたん、ですけど……」

   「そ、そんなに強いん、でしょうか……」

楓「んー……ど、どうだろ……」

祝呼「まあ、ある意味で超が付くほどメジャーなデッキよね」

楓「というか……うーん、シューコのデッキがロケットランチャーみたいなものだとしてさ」

晴明「はあ」

楓「氷華さんのデッキは投石器」

晴明「……? ……!?」



祝呼「ああ……言い得て妙ね。確かにそういう部分もあるような無いような……」

晴明「ど、どういう……こと、ですか?」

楓「なんていうかね、凡骨ビートって『手札を貯めて』『通常モンスターでビートダウン』っていう」

  「ある意味、デュエルモンスターズのお手本のようなデッキなのさ」

  「黎明期のデュエルモンスターズを再現してるようなもので……ね、うん」

祝呼「とはいえ、現代のカードプールを用いて補強している以上、投石器ほど古いわけじゃないわ」

   「……鉄球をブン投げてくるカタパルト?」


晴明(余計にワケが分からない……)




ウィーン


氷華「やー、今日も働いた働いた。どう? やってるー?」

楓「呑み屋じゃないんだから……こんばんは、氷華さん」

氷華「うん、こんばんは。シューコちゃんも元気してる?」

祝呼「言われるまでも無いわ。私は毎日元気よ」

   「ビンッビンなほどッ!」

楓「すみません、黄色い救急車を。はい、一台で結構ですので、ええ」

祝呼「私が悪かったわ」



晴明「こ、こんばんわ……です。氷華さん」

氷華「やほ、晴明ちゃん。デッキの用意はできてる?」

晴明「」コクン

楓「にひひ、今ちょいっと氷華さんのこと話してたとこだったよー。攻略法とか、デッキの特徴とか!」

氷華「あら、それならここに来てからでも良かったのに。弱点くらい教えてあげるわよ」

晴明「……え」

氷華「そうね、場をもたせることと大量展開はちょっと苦手かしら」

   「代わりにメタ的な効果を持ってるカードを結構投入してるけど」

   「場を制圧していく感じでもないし、まあ、基本は殴り合いって感じよ」



晴明「え。……え?」

祝呼「……気を付けなさい、せーちゃん」

晴明「しゅ、シューコさん?」

祝呼「富津氷華の本領はね、弱点がどうとか逆境がどうとか、古いカードがどうって問題じゃないの」

   「その場その場に応じたカードを引くセンスに長けてる……抜群と言っていいくらい、ね」

   「生半可なことをすると、その場で潰されて終わるわよ」

晴明「……」ゴクッ

氷華「そうやって脅さないの。こういうのは巡り合わせなんだから、ね?」



氷華「それじゃ、始めましょうか。晴明ちゃん、準備はいい?」

晴明「」コクッ

楓「よし、それじゃあ二人とも、デュエルディスクを展開してね」

  「先攻は氷華さん! それじゃあ、デュエル開始ぃー!」



安価ふる際に少しシンキングタイム欲しいかなと思わなくもなくもない、かな



氷華「じゃあ、私のターンからね」

   「モンスターをセット。カードを2枚伏せて、ターンエンドよ」


晴明(1ターン目だからか、消極的だ……)

   (私が先攻取ってれば、また違った動きなんだろうけど、私のデッキのことは知らないだろうし……仕方ないか)


晴明「私の、ターン……です」 手札5→6


晴明(なら……しばらくはちょっと、誤解しててもらおうかな。騙すようで気が引けるけど……)


晴明「私は……《ワン・フォー・ワン》を、発動、します」


《ワン・フォー・ワン/One for One》

通常魔法(制限カード)
手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。

>>731
おkです。ただ、時間としてはどのくらいがいいでしょうか






晴明「手札から、モンスターを墓地に送り……」


手札→墓地
《シールド・ワーム》


晴明「デッキから……《ブロック・スパイダー》を、特殊召喚、します」


《ブロック・スパイダー/Block Spider》

効果モンスター
星1/地属性/昆虫族/攻 0/守 100
「ブロック・スパイダー」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は他の昆虫族モンスターを攻撃対象にできない。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ブロック・スパイダー」1体を特殊召喚する。


晴明「更に、ブロック・スパイダー自身の効果、で……デッキから、もう一体、特殊召喚……します」


デッキ→場
《ブロック・スパイダー》



氷華「ブロック・スパイダー……昆虫族デッキかしら?」

晴明「も、モンスターと……カードを、セットして……ターンエンド、です」

氷華「ふぅん……私のターン!」  手札:2→3

   「私は《凡骨の意地》を発動」

晴明「!」


《凡骨の意地/Heart of the Underdog》

永続魔法
ドローフェイズにドローしたカードが通常モンスターだった場合、
そのカードを相手に見せる事で、自分はカードをもう1枚ドローする事ができる。


氷華「ただ、効果が適用されるのは次のドローフェイズから……今は準備ってとこね」



氷華「でも……動かないわけじゃないからね」

   「《バニーラ》を反転召喚!」


《バニーラ/Bunilla》
通常モンスター
星1/地属性/獣族/攻 150/守2050


楓「攻撃力の低いバニーラを反転召喚!?」

祝呼「……何かあるわね」

氷華「勿論じゃないの。《鹵獲装置》を発動。表側表示の互いのモンスターのコントロールを入れ替えるわ」

晴明「!」


《鹵獲装置/Creature Seizure》

通常魔法
お互いが自分フィールド上モンスターを1体ずつ選択し、
そのモンスターのコントロールを入れ替える。
ただしこのカードのコントローラーは
自分フィールド上に表側表示で存在する
通常モンスターを選択しなければならない。



氷華「ただし、私が受け渡すモンスターは、通常モンスターでなければならない……」

   「そして、晴明ちゃんが渡さなければならないのは、裏守備表示のモンスターでなく……」


晴明(ロックを形成しているブロック・スパイダーのうち一体……!)


コントロール入れ替え
晴明→氷華
《ブロック・スパイダー》
氷華→晴明
《バニーラ》


氷華「そして、このブロック・スパイダーをリリース」

   「《フロストザウルス》をアドバンス召喚!」


《フロストザウルス/Frostosaurus》
通常モンスター
星6/水属性/恐竜族/攻2600/守1700


ドゴォォォォォォォォン!



楓「ひゃー……転移から一気に上級モンスター出したかぁ……」


晴明(うわぁ……ロック解除された挙句に上級モンスターまで……)

   (……なるほど、シューコさんの言ってたことってこれ、かな)


氷華「バトルよ。フロストザウルスでバニーラに攻撃!」

晴明「だ、ダメージは……通しません。《砂漠の光》を、発動……します」


《砂漠の光/Desert Sunlight》

通常罠
自分フィールド上に存在するモンスターを全て表側守備表示にする。


氷華「……あら?」

晴明「す、全てのモンスターが、表側守備表示に、なりました……ので」

   「バニーラは、守備表示です。ダメージも、ありません……」

   「あ、あと。《ニードルワーム》の効果、です」

氷華「!」



祝呼「ふふ……驚いてる驚いてる。せーちゃんのあのデッキ見た人、だいたいああいう反応するわよね」

晴明「し、仕方ない……と、思ってます」

   「で、デッキの上から5枚を、墓地に……送ってください」


氷華 デッキ→墓地
《凡人の施し》
《ジェネティック・ワーウルフ》
《ラビードラゴン》
《ジャスティブレイク》
《義賊の極意書》


氷華「デッキ破壊……ロックついでにカモフラージュね、なかなか面白いこと考えるじゃない」


遅くなってすまないけど五分から十分くらいあれば充分だと思う



氷華「でも、逃がしてあげない。《銀龍の轟咆》を発動!」

晴明「え……」


《銀龍の轟咆/Silver's Cry》

速攻魔法
自分の墓地のドラゴン族の通常モンスター1体を選択して特殊召喚する。
「銀龍の轟咆」は1ターンに1枚しか発動できない。


氷華「今墓地に落とされた《ラビードラゴン》はドラゴン族の通常モンスター」

   「よってこの効果により、特殊召喚するわ」


《ラビードラゴン/Rabidragon》
通常モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2950/守2900


晴明(ひ、ひぇぇ……!)

>>740
了解ですー




氷華「続いてラビードラゴンでブロック・スパイダーを攻撃するわ」


ドガシャアアアアアアン!


晴明「は、破壊……されます」

氷華「のちのち、もう一度ロックをかけられても面倒だしね」

   「私はこれでターンエンドするわ」


晴明(……た、ただ、正直なところ……ここで出す必要は、あったのか、と……)

   (氷華さん本人の言うところによると、メタの役割を持ったカードを投入してるって話だったよね……)

   (例えば「暴君」シリーズとか……? モンスター2体を要求するカードもあったはず、だし)

   (ぜ、全部墓地に落とせば……メタどころじゃない、かも)



晴明(もっとも、普通にやってできることでもないけど……)


晴明「じゃ、じゃあ、私の……ターン、です」  手札:2→3


晴明(! 《地獄の暴走召喚》…………)


《地獄の暴走召喚/Inferno Reckless Summon》

速攻魔法
相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在し、自分フィールド上に
攻撃力1500以下のモンスター1体が特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
その特殊召喚したモンスターと同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から
全て攻撃表示で特殊召喚する。
相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスターと同名モンスターを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。



晴明(手札には《死者蘇生》がある……)

   (……コンボすれば、デッキを大量に削ることができる……)

   (問題は、相手にも大量展開を許すこと。そして氷華さんの場には伏せカード……)

   (妨害もある、かも……でも、旨みは大きい。私の手札も少ないし)

   (ここで使わなきゃ次に使う機会もそんなに無さそうだけど……)




5、6分後に安価出します



1.リスクを取ってコンボを狙う

2.この場ですぐには発動しない

↓2



晴明(り、リターンを考えれば……リスクの大きさくらい……!)ゴクリ


晴明「し、《死者蘇生》を発動します……!」

   「せ、選択する、のは……《シールド・ワーム》、です……!」


《シールド・ワーム/Shield Worm》

効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻 800/守2000
このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、守備表示になる。
さらに、自分フィールド上に表側表示で存在する
昆虫族モンスターの数だけ、相手のデッキの上からカードを墓地へ送る。


シュルルルル…


氷華「あらら……?」

晴明(妨害は無い……? こ、これなら!)



晴明「わ、私は《地獄の暴走召喚》を、は、発動、します……!」


《地獄の暴走召喚/Inferno Reckless Summon》

速攻魔法
相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在し、自分フィールド上に
攻撃力1500以下のモンスター1体が特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
その特殊召喚したモンスターと同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から
全て攻撃表示で特殊召喚する。
相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスターと同名モンスターを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。


晴明「こ、これで、特殊召喚した、シールド・ワームを……2体、特殊召喚、します」

氷華「カウンター罠発動するわ。《王者の看破》!」

晴明「!?」


《王者の看破/Champion's Vigilance》

カウンター罠
自分フィールド上にレベル7以上の通常モンスターが
存在する場合に発動できる。
魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚の
どれか1つを無効にし破壊する。



氷華「私の場にレベル8のラビードラゴンが存在していることで、地獄の暴走召喚の発動を無効にし、破壊するわ」

晴明「そ、そんな……!」

楓「蘇生発動させてこれは流石に意地が悪いんじゃ……」

祝呼「特殊召喚の機会は多いでしょうし、暴走召喚があることを見越した上でのことじゃないのかしら」

   「確かに意地が悪いように見えるけど……次、特殊召喚の機会があればまた暴走召喚を使えるでしょう?」


晴明(く……で、でも、シールド・ワーム1体だけは残ってる……)

   (今は耐える、しかない……さ、幸い、シールド・ワームの効果は処理される、し……)


氷華 デッキ→墓地
《絶対魔法禁止区域》
《ガード・オブ・フレムベル》



デッキ残り:29→27


晴明「か、カードを、セット……して、ターンエンド、です」

氷華「じゃあ、私のターン!」 手札:0→1

   「凡骨の意地の効果を発動するわ。私のドローカードは《ジェネティック・ワーウルフ》!」

   「よってもう一枚ドロー。今のドローカードも通常モンスター、《ラビードラゴン》!」手札:1→2

   「更にもう1枚。今度も通常モンスターね。《バニーラ》よ」手札:2→3

   「再度ドロー……」手札:3→4


デッキ残り:27→23


祝呼「来たわね、大量ドロー……」


晴明(アカン)



氷華「まだドローフェイズは続いているわ。私は《リロード》を発動」


《リロード/Reload》

速攻魔法
自分の手札を全てデッキに加えてシャッフルする。
その後、デッキに加えた枚数分のカードをドローする。


氷華「デッキに3枚戻して再度3枚ドロー。その内の1枚は通常モンスターの《アレキサンドライドラゴン》よ。もう1枚ドロー」

手札:3→4
デッキ:23→22


晴明(ドローフェイズが終わらねえ……)


氷華「これで打ち止め。ともかく、これからね。《レスキューラビット》を召喚!」


《レスキューラビット/Rescue Rabbit》

効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻 300/守 100
このカードはデッキから特殊召喚する事はできない。
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードをゲームから除外して発動する。
自分のデッキからレベル4以下の同名通常モンスター2体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
「レスキューラビット」の効果は1ターンに1度しか使用できない。



晴明(効果モンスター……? い、いや。通常モンスターサポートのモンスター!)


氷華「ラビットの効果発動! この子を除外することで、デッキからレベル4以下・同名の通常モンスターを2体特殊召喚するわ」

   「選択するのは《ジェネティック・ワーウルフ》!」


ピピピィ――――――!


《ジェネティック・ワーウルフ/Gene-Warped Warwolf》
通常モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻2000/守 100


晴明「も、モンスター……4体……」

氷華「これもある意味で持ち味って感じね。さて、バトルよ!」



楓「これが通ったらせーちゃんが負けちゃう!」

祝呼「……通れば、の話だけれどね」


晴明(………………!)


晴明「か、《皆既日蝕の書》を、発動、します……!」


《皆既日蝕の書/Book of Eclipse》

速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て裏側守備表示にする。
このターンのエンドフェイズ時に相手フィールド上に
裏側守備表示で存在するモンスターを全て表側守備表示にし、
相手はその枚数分だけデッキからカードをドローする。


晴明「ば、場の、モンスターを、全て、裏守備表示、にします……!」

氷華「ここで一時停止ね。いいわ。それならカードをセットしてターンエンド」



晴明「え、エンドフェイズに、皆既日蝕の書で、裏守備になっていた……モンスター、は、全て、表側表示になります」

氷華「そして、その数だけドローと。4体いるから4ドローね」

手札:2→6
デッキ:22→18


楓「あ、そういえばラビットの効果で出したモンスターって……」

祝呼「Q:このカードの効果で特殊召喚したモンスターがエンドフェイズ時に裏側守備表示になっていた場合、破壊されますか?」
   「A:いいえ、破壊されません。(11/11/14)

   「だそうよ。」


晴明(実質そのままモンスターは残したことになる……)

   (ラビードラゴンも健在。次に看破を使われると、大いに危険だ……)



晴明「わ、私の……ターン、です……!」 手札:0→1


晴明(……《一時休戦》……! こ、これがあれば、少なくとも次のターンまで猶予を延ばせる……)

   (けど、王者の看破を使われれば使い損……攻撃を受けて、負ける可能性は高い……)


晴明「……」ゴクッ


晴明(……でも、手札はこれだけ……)

   (お、お願いします! 何もないでいて……!)


晴明「い、《一時休戦》を、発動、します……!」


《一時休戦/One Day of Peace》

通常魔法(制限カード)
お互いに自分のデッキからカードを1枚ドローする。
次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。


氷華「トラップ発動!」

晴明「!!」



氷華「《決戦の火蓋》よ」


《決戦の火蓋/Cry Havoc!》

永続罠
自分の墓地のモンスターカード1枚をゲームから除外する事で、
手札から通常モンスター1体を通常召喚する事ができる。
この効果は自分ターンのメインフェイズ時にのみ発動する事ができる。


晴明「」ズコー

楓「何で今ちょっとドヤ顔しながら発動したのさ」

氷華「こうしたら驚くカナーって」

祝呼「ええ、驚いたわ。せーちゃんが思わず卒倒しそうになるくらいにはね」


晴明(し、心臓に悪い……!!)



晴明「と、ともかく、1、ドローです」


晴明
手札:0→1
デッキ:37→36

氷華
手札:6→7
デッキ:18→17


晴明(次のターンまで猶予はある……ここは、デッキを削るところかな)


晴明「さ、さっき、破壊されなかったので……ニードルワームを、反転召喚、です」


パシューン


氷華 デッキ→墓地
《バニーラ》
《アレキサンドライドラゴン》
《暴君の自暴自棄》
《王者の看破》
《凡人の施し》



デッキ残り:17→12


晴明「さ、更に、シールド・ワームも反転召喚……」

   「シールド・ワームは、反転召喚の、時も……守備表示に、なります」

   「さ、更に、昆虫族が、二体いるので、デッキから2枚を、墓地へ……お願いします」

氷華「一気に減らされちゃったわね……」


氷華 デッキ→墓地
《ラビードラゴン》
《銀龍の轟咆》

残り:12→10



晴明「か、カードを……伏せて、ターンエンド。です」

氷華「私のターン!」 

手札:7→8
デッキ:10→9


晴明(て、手札8枚……わ、私が増やしたとはいえ、結構なもんだ……)

   (もしかすると、《王者の看破》を三枚積んでる可能性はある……要注意かな)

   (それに、さっきやっぱり見えたよ……「暴君」シリーズ。普段と違ってデュエルの時ホント怖いこの人……)


氷華「そうね……ワーウルフ2体でオーバーレイ!」

晴明「へ?」




氷華「《ダイガスタ・エメラル》をエクシーズ召喚!」


《ダイガスタ・エメラル/Daigusto Emeral》

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/風属性/岩石族/攻1800/守 800
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地のモンスター3体を選択して発動できる。
選択したモンスター3体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、デッキからカードを1枚ドローする。
●効果モンスター以外の
自分の墓地のモンスター1体を選択して特殊召喚する。


晴明「え、えええ、エクシーズ……!?」

氷華「使い勝手がいいものね。効果も通常モンスター向きだし……」

   「それはそれとして、私は手札からアレキサンドを召喚するわ」


《アレキサンドライドラゴン/Alexandrite Dragon》
通常モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻2000/守 100



氷華「更に、決戦の火蓋の効果でバニーラを除外し、もう一体アレキサンドを召喚」


晴明(うわ、うわぁ……)


氷華「更に、この二体でオーバーレイ。《プリンセス・コロン》をエクシーズ召喚!」


《プリンセス・コロン/Princess Cologne》

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/天使族/攻 500/守2200
レベル4モンスター×2
このカードがエクシーズ召喚に成功した時、
自分の墓地の「おもちゃ箱」1体を選択して特殊召喚できる。
自分フィールド上にこのカード以外のモンスターが存在する場合、
相手はこのカードを攻撃対象にできず、カードの効果の対象にもできない。
また、自分フィールド上の通常モンスターが
戦闘またはカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分のデッキ・墓地から通常モンスター1体を選んで表側守備表示で特殊召喚する。


氷華「ついでにエメラルの効果を使うわ。ORUを一つ取り除き、墓地からラビードラゴンを蘇生させるわね」

ORU→墓地:《ジェネティック・ワーウルフ》


晴明「 」



氷華「居座られるのも困るし……ラビードラゴン2体で、2体の『ワーム』を攻撃しておくわ」


ドッパアアアアアアアア!


晴明「ひぃぃ……」

氷華「カードを1枚伏せて、ターンエンド」

晴明「ど、ドロー……します」


晴明(よ、容赦なさすぎる……何だこの状況……何コレ怖い)

   (て、手札は……・このドロー次第、になるはず)

   (問題は看破の存在と、場の五体のモンスター。それから氷華さんの5枚の手札だ)

   (正直、何をやらかしてくるか分からない……)

   (……いくつか、手はある。多分。それぞれの効果の隙も、無いではないし……)

   (私の場に伏せカードは1枚。手札はこのドローカード1枚……)

   (ど、どうしようか……ここでやるべきこと、は……というかできることは何だ!?)



氷華のデッキは残り9枚――――

1.氷華の手札は5枚。《手札抹殺》を狙う
2.防御策を取って遅延し、デッキの枯渇に追い込む
3.《カオスポッド》による除去とデッキ破壊

10分くらいしたら上の選択肢で安価取ります



1.氷華の手札は5枚。《手札抹殺》を狙う

2.防御策を取って遅延し、デッキの枯渇に追い込む

3.《カオスポッド》による除去とデッキ破壊


↓2



晴明(――――私のデッキの特性上、相手の場にモンスターが溜まりやすいのは分かってる)

   (だから、それに対して効果的なカードはそれなりに入れておいた)

   (それに……いや、今はこれを信じるしかない……!)


晴明「も、モンスターをセット、して……ターンエンド、です……!」

氷華「私のターン!」 手札:5→6


氷華(……モンスターが来ないわね)


氷華「私は《サイクロン》を発動するわ。その伏せカードを破壊!」

晴明「――――!」



晴明「と、罠発動、です……!」

氷華「フリーチェーン……?」

晴明「《つり天井》……・! ば、場にモンスターが、6体、存在しています、ので」

   「表側表示のモンスター、を……全て、破壊……します」


《つり天井(てんじょう)/Needle Ceiling》

通常罠
フィールド上にモンスターが4体以上存在する場合に発動する事ができる。
フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。


氷華「!」


氷華(プリンセス・コロンまで巻き添えにされちゃ、効果は発動できないわね……)

   (正直、今の手札じゃリカバリも厳しいし……)

   (ここで止めるべき、かしら?)


氷華「最後の《王者の看破》を発動するわ。つり天井の効果を無効に!」



晴明「……!」


氷華(……次のターンにモンスターが引けるとも限らない)

   (今も、手札の中身はまっかっか……罠だらけね)

   (というか、てっきりビートダウンかと思ってたから仕方ないんだけど……)

   (サンダーエンドを出すことも無いかしら?)


氷華「バトルよ。ラビードラゴンで裏守備モンスターに攻撃!」


ズガアアアアアン!


晴明「……り、リバース効果、は、発動、です!」

   「《カオスポッド》……す、全てのモンスターを、デッキに戻し……」

   「ど、同数のモンスターが、出るまで……デッキをめくり、ます」



氷華「カオスポッド……それが晴明ちゃんの頼みの綱ってことね」

晴明「……です。こ、効果処理時点で、カオスポッドは、破壊されて……ます、ので」

   「氷華さん、の……デッキを、めくって……くだ、さい」


氷華
場→デッキ
《ラビードラゴン》2
《フロストザウルス》

場→EX
《ダイガスタ・エメラル》
《プリンセス・コロン》

ORU→墓地
《アレキサンドライドラゴン》2
《ジェネティック・ワーウルフ》

デッキ残り:8→11

晴明「え、エクストラに戻るカードは、数に……数え、ま、せん」

氷華「ええ、分かってるわ」



デッキ→公開
《ラビードラゴン》
《鹵獲装置》
《暴君の暴言》
《リロード》
《手札断殺》
《バニーラ》
《フロストザウルス》

→墓地
《ラビードラゴン》
《鹵獲装置》
《暴君の暴言》
《リロード》
《手札断殺》
《フロストザウルス》


デッキ残り:11→4


氷華「デッキの残りは4枚……《バニーラ》を特殊召喚するわ」


晴明(……こ、これで……攻撃は、全部防げた、かな……?)

   (少なくとも、場に伏せカードは無い。速攻魔法があるなら別、だけど……)



氷華「じゃあ、カードを1枚伏せて、ターンエンドよ」 手札:4

晴明「わ、私のターン、です」


晴明(デッキの残り枚数は……たしか、34枚)

   (ドラグニティやその他のカードも多く入ってるし、重要なカードはだいたい制限だ……)

   (ここで引くべきカードは……ううん、今は考えない方がいい)

   (確かに「引くべきカード」はあるけど、今引けるかなんてわからない)

   (だから、なんとか引けるように祈って――――!)シュッ


晴明「――――――――――っ」




晴明「て、《手札抹殺》を、は、発動、し、しま、します!」

氷華「――――――!」



晴明「ひょ、氷華さんの、デッキは……残り4枚、です」

氷華「私の手札も4枚……ね」

手札→墓地
《聖なるバリア -ミラーフォース-》
《奈落の落とし穴》
《ジャスティブレイク》
《魔法の筒》

デッキ残り:4→0


氷華「……制限カードだし、そうそう来ないと思って伏せてなかったのがあだになったかしら?」

晴明「か、かも……しれません」

氷華「私も、油断があったかもしれないわね。もっとも、後になって言っても言い訳でしかないけど……」

   「おめでとう、晴明ちゃん。 ―――――あなたの勝ちよ」



晴明「…………」グッ

   「ターン、エンド……です!」


氷華 デッキ:0


晴明「あ、の。あの、その。えと。あ、ありがとう、ご……ございましたっ!」

氷華「ええ……こちらこそ」


◆ 「富津氷華」とのデュエルに勝利しました



◆ 今回のデュエルの勝敗はイベント等に絡みませんので、ボーナスが選択できます

なお、今回に限らず、イベントの進行等に関わらないデュエルで勝利した場合にボーナスが取得できます


1.「交友関係」の好感度上昇(全体・効果小)
2.「交友関係」の好感度上昇(個人・効果中)
3.カード追加(デュエル中のカードプール増)
4.ヒント提示
5.自由安価(「全て」など、バランスに関わる内容は不可)

↓3

1の亜種みたいな感じで楓、シューコ、氷華の三人に絞る代わりに、好感度上昇(効果小)に少しだけ多く上げるってのはあり?

>>797
アリですよー
というかその辺の質問時間設ければ良かったかな、すみません



◆「土御門楓」の好感度が上昇します

コンマ1桁目判定
1,2,3:7
4,5,6:8
7,8,9:9
0  :10

↓1


◆ 好感度が上昇しました

土御門楓:3→12



◆ 本日の行動を一度飛ばしてデュエルしているため、行動の代わりにこの場にいる人間の好感度が上昇します

一度の判定で全員分上昇

1,2,3:1
4,5,6:2
7,8,9:3
0  :4

↓1



◆ 好感度が上昇しました

土御門楓:12→15

音繰路祝呼:5→8

富津氷華:0→3

デュエルの他の選択肢選んだときの結果も知りたいな

>>806
1、2共に敗北√です
1は事前に示唆した通り、看破でやられます
2の場合、手札でも場でもアドバンテージ差は明白ですので、やはり上から潰されてました

最初の選択肢の場合、シールド・ワームの特殊召喚に成功
その後の選択肢は2つになりますが、若干判断が難しくなったかもしれません



◆ カードショップ「スイッチ」


楓「いやー、二人ともお疲れっ! いい勝負だったねー」

祝呼「私より先に勝つなんて生意気ね、せーちゃん。唇の一つでも奪ってあげようかしら」クスクス

晴明「え、い、いえ、え、え、遠慮……します」

楓「シューコ……あんた本当見境なしか……」

氷華「愛多き女の子ねー」ケラケラ


晴明(一つ間違えるとサイテーの悪女になると思いますけどねそれだと……)



晴明(そういえば、ここのところ勝った記憶が無かったけど……)

   (この店に来てからで言えば、初勝利ってことになるのか……)

   (へへ、えへへへ……け、結構嬉しいかも……)


楓「ん~……? せーちゃん、ちょっとニヤニヤしてない?」

氷華「あらホント」

晴明「え、あ、に、ニヤニヤして、ましたか、え、えと、その、す、すみません……」ビクッ

祝呼「いいのよ、こういう時くらい笑いなさい」

   「ヘラヘラしだすといけないけどね、嬉しいから笑うっていうのはいいことよ」



氷華「……あら、そろそろいい時間ね。学生諸君、そろそろ帰った方がいいわよ」

楓「あ、もうこんな時間。ありがと、氷華さん」

  「シューコ、せーちゃん、そろそろ帰らないとクルセイダーに小言、言われるよ!」

祝呼「はぁ……そうね、じゃあ帰りましょうか。せーちゃん、良かったら送っていくわよハァハァ」

晴明「そ、そう、ですか……? じゃ、じゃあ」

楓「今シューコが一番危険人物っぽいんだけど」


◆ 一日が終了しました

今回はここまで。続きは明日ー

今のところ、晴明ちゃん含め名有キャラ8人中6人が女キャラという状況だったり
これは本当に遊戯王世界なのだろうか

すみません、友人に呼ばれて夜から外出するため今日はできそうにないです
明日はやりたい(願望)

世界観と背反して晴明ちゃんの目的が基本「友達を作る」に終始しているせいか
凄まじいスレタイ詐欺になっているような気がするけど今からやるよー
翌日行動選択から



◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明(勝った……)

   (久しぶりに勝てた……や、やばい……顔がニヤける……)

   (い、いや、別に自分の部屋なんだからニヤニヤしてたっていいんだけど)

   (それにしたって、ゴミだらけの部屋の中でニヤニヤしてたらそれはそれで犯罪チックだな……)

   (ま、まあそれはそれ。今度ももっと勝てるように頑張ろう……!)

   (……部屋の掃除も、まあ、うん)



行動を選択してください

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.その他(自由安価)

↓2



◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明「さて…………」パシッ


晴明(考えてもみれば、今の私の部屋はゴミ部屋同然だ)

   (シューコさん、楓さん、清子さんに、只野君と北条君。前より知り合いも随分増えたし……)

   (う、うん。もしかすると私の部屋に誰か招くなんてことも、無いこともない、かも)

   (だから、そろそろ掃除しなきゃ、なんて思うんだけど……)


・ いつから放置されてたか分からない下着
・ カビの生えたパン
・ 期限切れの食料の山
・ 無数のBL本
・ 辛うじて存続する就寝スペース


晴明(……ど、どうすればいいんだろうか……)



晴明「よ、よぉし……」←ゴム手袋・マスク・ジャージ等装備


晴明(できるだけ大きいゴミ袋は持ってきた。無駄なものを捨てるには便利だ)

   (……期限切れの生ごみはもうこっちに放り込んじゃおうと思うけど……)

   (本は何とかして整理しないとなぁ。本棚も小さいから新しいのが欲しいところだけど……)

   (うーん、まずは全体像を頭の中で組み上げて、それからやるべきだよね)

   (さて、と……)


コンマ判定
99ほど部屋の掃除が上手くいき、01ほど上手くいかない
00はパーフェクト、ぞろ目でちょっとしたボーナス

↓1



● 95→ほぼ完璧


◆ 数時間後


キラキラ……


晴明「ふぅ……」 グシグシ


晴明(すっごい時間かけながら……っていうのもあるし、掃除の仕方を調べながらっていうのもあったけど……)

   (な、なんていうか……こ、これ本当に私の部屋か……?)

   (……なんつーか、こう、なんということでしょう的に劇的な……)

   (新しく入居した時の部屋みたいだなぁ……問題は、やっぱり女の子らしさってのが欠片も無いことだけど)



晴明(ど、どっちにしても、誰に見せても恥ずかしくないというか)

   (特に毒気も無いような部屋に仕上がったなぁ……ピンクのカーテンでも掛ければちょっとは変わるかな?)

   (……あ、いや、毒気ってか見せて恥ずかしいものはあった。本は端に寄せてただけだった)

   (ま、まあ、勝手に見られでもしない限り大丈夫だろうけど)

   (15歳の一人暮らしと思えば十分十分。本はクロゼットに仕舞っとこう)ドッコイショ

   (これで誰か来ても大丈夫になった、かも)ヨタヨタ

   (今後、汚さないように気を付けよう……)ドサッ



晴明(はー……ようやく終わったことだし、そろそろ休憩……)

   (今はちょっと外に出る気力は無いけど、寮内のどこかに行くかなぁ)

   (しばらくゆっくりしておくのもいいと思うけど)



ここからの行動

1.知り合いに会いに行く
2.こんなタイミングで来客が
3.むしろ誰かを呼んでみる
4.談話室や食堂に行ってみる
5.自由安価

↓2



晴明(んー……まだ特にお腹すいてるって感じじゃない……)

   (でも、いつもは自分から外に出るって風でもないけど、今日はちょっと外に出てみたい気もする……)

   (となると、談話室にでも行ってみるのがいいかな……)



◆ 寮 / 談話室


晴明(談話室。寮に住んでる学生が頻繁に来る場所)

   (基本的に、ここでお話しする人が多いと思うけど……)

   (漫画だったり、昔の映像データ……アニメや映画だったりのディスクもあるし)

   (暇な人が来るって場合が多いんじゃないかな。私はあんまり来ないけど)

   (……ん? 誰かがいるような……)


誰がいる?
既存キャラ・新キャラ・既募集キャラのどれも可

↓3



?「……」オドオド…

晴明「……………………」


晴明(どっかで見たことあるような態度の人がいるゥー!?)ガビーン

   (は、、はっきり言ってしまえば、私が他人と話すときみたいな雰囲気だ……)

   (相違点は……一人で外にいるとき、私は基本開き直ってるけど……)

   (あの人は一人でいると、逆に緊張するっぽいな。基本ネクラな私と違って他人とのコミュを諦めてない感じだ)


?「………………・!」

晴明「!」


晴明(目が合った)



?「……………………」ワタワタ

晴明「…………」ウーン

?「…………!」ペコリ

晴明「!」ペコリ

?「………………」アウアウ

晴明「………………」アウアウ

?「………………」苦笑い

晴明「………………」苦笑い


晴明「………………」


晴明(話が進まねぇ!!)



晴明(――――どうしよう。こういう時の対処法なんて私は知らないぞ……?)

   (基本的に、と言うべきか。友達がいないせいで私はコミュ障だ)

   (最近は話し相手も何だかんだで増えたけど、だからと言って会話に慣れたわけじゃない)

   (相変わらず言葉に詰まることは多いし、テンパるし……うん、自分から話しかけるのは苦手だ)

   (どうしたらいいんだよぅ。トラップ発動、ということが日常であるとは思わないけど)

   (こ、ここで自分から話しかけるべきなのか? せ、成長を見せるべきなのか?)

   (ど、どうしてくれよう……!)


1.自分から話しかけてみる
2.相手が話しかけてくれるのを待つ
3.そんな二人に助け舟が(「交友関係」に記載のある知り合いが助け舟を出します)
4.自由安価

↓2



晴明(……い、いつまでも膠着状態でいちゃいけないよね)

   (自分から話しかけてみなきゃ、何も変わらない……と、思う。思う。確証は無い)

   (でも、だ。私だって、この一週間前後で随分変われた、んじゃないかって思ってるようなそうでもないような)

   (……ど、どっちにしたってやってみなきゃ分からん! やるぞぉ……!)



晴明「あ、あ ↓ のォ ↑ !?」

?「!?」ビクビクゥッ!


晴明(声めっちゃ裏返ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!)



晴明「すっ、すみ、すみすみ、すみません……!」

?「え、い、いえ、べ……別にな、なんとも」

晴明「な、何か、その。よ、用事でも……あ、あるのか、なんて、思ったり、して、その、はい……」

   「さ、さっきからこっちを……見てましたけど、な、何か用、かなぁ、って……」

?「え? あ、その……な、なんていうか、えっと……」

  「誰か、入って来たなーって思って、その、そっち見たら……」

  「なんだか、自分と似た雰囲気の人が来たなぁ、って……」

晴明「……え、と。た、確かにその……」

   「お互い色々と言葉が足りないことは、り、理解できますけど」


晴明(我ながらこの会話面倒くさいなぁ!?)



晴明(見た目から、大人しそうな人だなぁ……)

   (同じ階で頻繁に見るから、多分同じ学年だろうけど)

   (しかし、この喋り方は似すぎだろ……)


?「あの、ど、どちら様……?」

晴明「……え、えと。この学校の、その、一年で……安倍、晴明……って、言います、はい」

   「あの、あなたは……?」

?「あっ、と、その、お、同じ学年の……琴吹奏」

奏「しゅっ、趣味は音楽、で、夢は音楽家っ、特技は楽器の演奏っ、だよ、です!」

晴明「え、と。その、そ、そこまでは……聞いて、ない、です。はい」

奏「えっ、あ。ご、ごめん……」

晴明「い、いえ、いえ、その、こちらこそ、差し出がましい真似を……」



晴明(えっと……また別の相違点だけど。私は基本、話し言葉が敬語ってか丁寧語になるのに対して)

   (奏さんは距離感計りかねて言葉遣いどうするか分かってない状態っぽい。でも、基本はああいう口調なのかな)

   (……あれだな。脳から出力するのに凄まじい労力がかかるから、結果的に考えたことが口を突いて出る感じ)

   (私は、どっちかって言うとちょっと話し方が暗くなっちゃうけど……奏さんは焦りで口が滑ってる)

   (でも、傍から見ればあんまり変わらないなこりゃ)


晴明「しゅ、趣味が……その、音楽、って……その。どんなことを……?」

奏「え、えっとね。劇場で、ほら、たまに、演奏会とか、したり……」

  「寮の中でも、防音の部屋があったりするから、そこで、やったり……」

晴明「……ええと。た、例えば、どういう、楽器を……」

奏「んっとね……」


奏が演奏している楽器は?

1.鍵盤楽器
2.弦楽器
3.管楽器
4.自由安価

↓2



奏「げ、弦楽器が、得意、かな……」

晴明「……弦楽器」


晴明(ええっと……ど、どんなものだ? 大まかにしか思い浮かばないんだけど……)

   (ギターとか? でもそういうのをバリバリ弾いてる姿って想像できないな)


奏「え、えっとね、弦楽器なら、べ、勉強してるから……全般、できる、よ?」

  「す、好きなのは、ハープ、とか、チェロ、だけど。ぎ、ギターも、弾こうと思えば、いけるっ」グッ

晴明「す……すごい、ですね……」


晴明(小学校の時に発表会でトライアングル叩いてた記憶しかねえ)



奏「せ、晴明ちゃん、は……どういう感じ?」

晴明「……え。ど、どういう、って……いうと」

奏「しゅ、趣味とか、特技、とかっ」


  趣味:BL本収集とホモネタ探し
  特技:スニーキング


晴明「 」

奏「え? え? な、何か私、悪いこと、言ったかな?」

晴明「……う、ううん、そ、その、色々あって……」



晴明(ま……ズい……! こ、この子も相当なピュアっ子!)

   (北条君と同レベル……とまでは言わん! だが、こ、これはヤバい……)

   (コウノトリが赤ちゃんを運んでくる云々下卑た云々じゃないが……)

   (ここで私の趣味を暴露するのは、牛乳に泥水でも流し込むようなもの!)

   (と……特技、何か私に特技は無かったっけ……!?)

   (隠密行動は気付いたら習得してたようなもんだし……)

               ※ 劇場から無事に帰宅したことで習得

   (スニーキング以外! 何か思い当たる特技と、あと趣味とか……!)



BLとかスニーキング以外の晴明ちゃんの特技や趣味

↓2~3くらい



晴明「……あとは、その。デュエル、とか。よく……します、ね」

   「デッキを……考えたり、どんなカードを、入れるか……考えたりを、頻繁に」

奏「なるほどっ、それも……そういえば、そうなる、のかな?」

  「それなら、その、わ、私も、デュエル……趣味、だよっ」


晴明(眩しい)


晴明「……特技、は……暗算、と。絵……です」

奏「えと、えと。絵が、上手い?」

晴明「」コクン

奏「」パァァァ


晴明(まぶちい)

忘れてた。>>883の前にこれね




晴明「」ティン!


晴明「趣味は読書です」

奏「そ、そうなんだ? え、と。その、言葉遣いが、ちょっと、さっきと、違う、ような?」

晴明「読書です(迫真)」

奏「アッハイ」


晴明(とりあえずこうして押し通しておこう……ど、読書なことは事実だし!)



奏「ってことは、その、頭、良い、方、ってことかなっ」

晴明「ん……ど、どう、でしょう。と、特待生……扱い、ですけど……」

奏「わあっ……す、すごいね、その。何て言ったらいいか、分かんないけど……その、すごいねっ」

晴明「……でも、その。成績を、保たないと……です、ね」

奏「あっ、そ、そういえば。ざ、在学中、も、いい成績出さないと、いけなかったっけ」

  「でも、すごいなっ、て思って。その、私、あんまり、成績の維持、とか。苦手だから……」

晴明「……え、えっと……ですね。その、琴吹さんが、良ければ、ですけど……」

   「べ、勉強、教えることも、できますけど」

奏「」パアァッ



奏「そ、それなら。お願いしたい……かなって」

  「あ、で、でも、その、晴明ちゃんのお邪魔になったら……」

晴明「……ひ、人に教えることで、自分も、復習できるから……大丈夫、ですよ」

   「……それに……りょ、寮に、私、あんまり友達、いないですし……」

   「琴吹さんが、良ければ……教えるのも、大丈夫。です。はい」

奏「そ、それじゃあお願いしようかなぁ……」

  「わ、私も、あんまり、友達……いない、から」


晴明(シンパシーを感じた理由の根幹が見えた気がするぞぉ)



晴明(さて、琴吹さんと一緒に勉強する約束を取り付けたわけだけど)

   (お互いある意味でデュエルが趣味だということで、ここでデュエルを挑むこともできるね)

   (勿論、挑まなくてもいい。実際のところ、今やらなきゃならないって理由は無いしね)

   (あ、そうそう。こうして約束したおかげで、次に琴吹さんと交流すると好感度の上りが良さそうだよ)


※ 「琴吹奏」とのコミュでの好感度の上昇率が上昇しました


どうする?

1.デュエル
2.連絡先を交換する
3.自由安価

↓2



晴明「……あ、あの。琴吹さん」

奏「?」

晴明「……もし、その。良かったら……ですけど」

   「一緒に、デュエル……しませんか……?」

奏「えっ……」


晴明(えっ、い、嫌だったりするの!?)


奏「え、う、うんっいいよっ! や、やろ!」

晴明「……あ。うん。や、やりましょうか」


晴明(あっ、なるほど。デュエルするってことがそもそも意外だったパターンね)

   (分かるわー私も多分、同じ反応するわー)

   (…………………………同じ反応しちゃうわー)


◆ 琴吹奏とデュエルを行うことになりました

◆ 5分後にデッキの選択の安価を取ります

琴吹奏
デッキ:【幻奏】


晴明所持デッキ
【デッキ破壊】
【フェンリルハンデス】



◆ 今回のデュエルで使用するデッキを選択してください

1.【デッキ破壊】
2.【フェンリルハンデス】

↓2

【フェンリルハンデス】を使用します。


では、今回はここまで。次回はデュエル内容が完成し次第
あの二人を台詞だけで見分ける方法としては、三点リーダの多い方が晴明ちゃんで、
「っ」が言葉尻にくっつきやすいのが奏ちゃんという風に書いてました

しかしもう900というのがちょっと感慨深い

路地裏→最初の一度以外行ってない
陰謀→スルー。自分の存在も隠し通している
大聖堂→今のところイベント回避&イベント発生せず

ま、まだ街を一通り巡った段階だしこれから何か起きる予定だから
遊戯王世界だと2クール目くらいまでのんびりしてるのが普通だし……(震え声)

すみません、>>1周辺事情も含めちょっと今難産状態なので、次やるの早くても明日になりそうです

すみません、連日投下できてない代わりとも言えませんが、後のことでちょっと聞きたいことを

今後、イベント次第で晴明ちゃん以外のキャラ同士でデュエルする機会があるかと思いますが、
ちょっと私の負担が大きいので、安価で事前に勝者を決定した上で、フルオート形式を取ろうかと思っています。

方法ですが、安価↓1くらいの方に2ケタの数字を指定してもらい、トリップに隠した数値と合計。
それ次第で勝敗を決定……という方式を考えていますが、どうでしょうか?
少し意見の方お聞きしたいところです

ありがとうございます

今のところ2/6ほど√完成中。明日こそはやりたいところ

そろそろやりたいけど始めにちょっと一部注意点。

フェンリルハンデスのギミックが成立してしまうと、基本的にデュエルが終わってしまうため、
デッキの基本的な動きは【伝説の都 アトランティス】に準拠したビートダウンにしています。
決め手としてのフェンリルハンデス成立√は一応用意していますので、そちらの方でご容赦いただければ、と。



◆ 寮内 デュエルスペース


奏「そ、それじゃ、そ、そろそろ、デュエル、やろっか」

晴明「……う、うん。は、始めま、しょう」 カシャコン

奏「せ、先攻、私から、みたいだねっ」

  「それじゃあ、お、お先に……」

晴明「……え。ど、どうぞどうぞ」




奏「私のターン……」 手札:5

  「私は、げ、《幻奏の音女アリア》を、召喚するよっ」


《幻奏の音女アリア/Aria the Melodious Diva》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1600/守1200
(1):特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの「幻奏」モンスターは効果の対象にならず、
戦闘では破壊されない。


晴明(「幻奏」モンスター……。音楽繋がり、ってことなのかな)

奏「さ、更に、《幻奏の音女カノン》を、自身の効果で、特殊、召喚っ」


《幻奏の音女カノン/Canon the Melodious Diva》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1400/守2000
「幻奏の音女カノン」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分フィールドに「幻奏」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの「幻奏」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。




奏「に、二体の、天使族モンスターで、オーバーレイっ」

晴明「……!」

奏「《フェアリー・チア・ガール》を、エクシーズ、召喚っ!」


《フェアリー・チア・ガール/Fairy Cheer Girl》

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/天使族/攻1900/守1500
天使族レベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキからカードを1枚ドローする。
「フェアリー・チア・ガール」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


奏「ち、チアガールの、ORUを取り除い、て……ど、ドローするね」 手札:3→4



奏「それじゃあ、カードを2枚セット、して、ターンエンド」

晴明「……私のターン、です」 手札:5→6

   「私は……《アトランティスの戦士》の効果を、発動……します」


《アトランティスの戦士/Warrior of Atlantis》

効果モンスター
星4/水属性/水族/攻1900/守1200
このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。
デッキから「伝説の都 アトランティス」1枚を手札に加える。


晴明「デッキから、《伝説の都 アトランティス》を……手札に。そして……アトランティスを、発動します」


《伝説の都 アトランティス/A Legendary Ocean》 †

フィールド魔法
このカードのカード名は「海」として扱う。
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の水属性モンスターの攻撃力・守備力は200ポイントアップする。
また、お互いの手札・フィールド上の水属性モンスターのレベルは1つ下がる。



晴明(これで手札のモンスターも含め、水属性モンスターのレベルが1つ下がる……)

   (これを利用するのがアトランティスの基本戦術、だったよね)


晴明「……私は、《ギガ・ガガギゴ》を、通常召喚、します」


《ギガ・ガガギゴ/Giga Gagagigo》
通常モンスター
星5/水属性/爬虫類族/攻2450/守1500


奏「えっ……え、そ、そのモンスター、レベル5じゃ」

晴明「……あ、アトランティスの効果で、手札の水属性モンスターのレベルは、下がってます」

   「なので、レベル5の……ギガ・ガガギゴは、通常召喚……可能です」



晴明「更に……アトランティスの効果で、攻守が……200ポイント、上昇」


《ギガ・ガガギゴ》
攻2450/守1500→攻2650/守1700


晴明(ここは、攻めてみるところかな)


晴明「……バトル。ギガ・ガガギゴで……チア・ガールを攻撃」

奏「っ」


ズガァァァン!


奏LP:4000→3250



晴明「……カードを1枚、セットして……ターンエンド、です」

奏「いたた……あっ、わ、私のターンっ」 手札:2→3

  「えっと、わ、私の場に、モンスターがいない、から、《独奏の第1楽章》を発動するねっ」


《独奏の第1楽章/1st Movement Solo》

通常魔法
「独奏の第1楽章」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分は「幻奏」モンスターしか特殊召喚できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
手札・デッキからレベル4以下の「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する。


奏「こ、この効果で、《幻奏の音女セレナ》を、特殊召喚っ!」


《幻奏の音女セレナ/Serenade the Melodious Diva》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻 400/守1900
(1):天使族モンスターをアドバンス召喚する場合、
このカードは2体分のリリースにできる。
(2):このカードが特殊召喚に成功したターン、
自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「幻奏」モンスター1体を召喚できる。




奏「そ、そして、《幻奏の音女ソナタ》を、自身の効果で……特殊、召喚っ」


《幻奏の音女ソナタ/Sonata the Melodious Diva》

効果モンスター
星3/光属性/天使族/攻1200/守1000
(1):自分フィールドに「幻奏」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの天使族モンスターの攻撃力・守備力は500アップする。


奏「特殊召喚、された、ソナタがいると……て、天使族の、攻守が上昇……するよ」

《幻奏の音女セレナ》
攻 400/守1900→攻 900/守2400

《幻奏の音女ソナタ》
攻1200/守1000→攻1700/守1000



晴明(……確か、「幻奏」は特殊召喚テーマ)

   (今の段階だとまだまだ本領は発揮されてないみたいだけど……)

   (……一体どうなるんだろう)


奏「せ、セレナは、天使族モンスターのアドバンス召喚をする時に、二体分になれるよ」

  「二体分のリリースにして、《幻奏の音姫ローリイット・フランソワ》を、あ、アドバンス召喚っ!」


《幻奏の音姫ローリイット・フランソワ/Shopina the Melodious Maestra》

効果モンスター
星7/光属性/天使族/攻2300/守1700
このカードの効果を発動するターン、
自分は光属性以外のモンスターの効果を発動できない。
(1):1ターンに1度、自分の墓地の
天使族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。


キィィィィ――――――ン


《幻奏の音姫ローリイット・フランソワ》

攻2300/守1700→攻2800/守2200




晴明(……サルベージ効果を持ったモンスター!)


奏「ふ、フランソワの効果で、カノンを、手札に加えるねっ」


墓地→手札
《幻奏の音女カノン》


奏「い、今は、特殊召喚……いい、かな。こ、このままバトルだよっ」

  「フランソワで、ギガ・ガガギゴに攻撃っ!」


晴明(……!)


ズシャアアアアアアァッ!


晴明 LP:4000→3850




奏「こ、これでダイレクトアタックが……通る、かな?」

晴明「……げ、《激流蘇生》を、発動します」


《激流蘇生/Torrential Reborn》

通常罠
自分フィールド上の水属性モンスターが
戦闘またはカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
その時に破壊され、フィールド上から自分の墓地へ送られたモンスターを全て特殊召喚し、
特殊召喚したモンスターの数×500ポイントダメージを相手ライフに与える。
「激流蘇生」は1ターンに1枚しか発動できない。


晴明「……今、戦闘で……破壊された、ギガ・ガガギゴを、蘇生します」

墓地→場
《ギガ・ガガギゴ》

晴明「更に……この効果で蘇生したモンスター、1体につき、500ポイントの……ダメージです」

奏「あう」 LP:3250→2750



奏「う、うーん。じゃあ、このまま、ターンエンド……だね」

晴明「……じゃあ、私の、ターン……です」  手札:3→4


晴明(さて、とりあえず、ここまでの流れは握れた、のかな?)

   (うーん……ビートダウン、あんまり使ったことが無いから、よく分からないなぁ)

   (デュエルモンスターズの基本ではあるんだけどね。元々がデッキ破壊ばっかり使ってたし……)

   (……なんていうか、私は攻撃よりも防御の方が得意なのかもね)

   (さて、現状の問題は、フランソワがいることかな)

   (琴吹さんのデッキは光属性で固めてるだろうし、効果の発動に問題は無い。毎ターン使ってくる)

   (で、今の時点でギガ・ガガギゴを破壊できる2800の攻撃力があって……)

   (たとえ次にソナタを破壊しても、もう一度回収して戻してくるだろうし……どうしたらいいかな?)



1.《海竜-ダイダロス》を召喚し、全体破壊を敢行
2.《深海のディーヴァ》を召喚して、シンクロ召喚を狙う
3.魔法・罠カードを駆使して対処する


五分後にこの選択肢で安価取ります

選択肢

1.《海竜-ダイダロス》を召喚し、全体破壊を敢行
2.《深海のディーヴァ》を召喚して、シンクロ召喚を狙う
3.魔法・罠カードを駆使して対処する

↓2

ちょっと今回選択肢が曖昧だったかもですね、すみません

そろそろ次スレ立てる時期っぽいですし、ちょっと一時停止して次スレ立てて参ります

次スレ立てました

【遊戯王】主人公「世界の荒廃とか関係なくデュエル三昧です」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「世界の荒廃とか関係なくデュエル三昧です」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416229888/)

こっちは適当にネタとか書いてで埋めようかなと
今回のデュエルの続きはあちらでー

埋めついでの小ネタ




○ 主人公以外の交流


◆公立校の一角


男子生徒「うわぁぁぁぁぁぁ!」 LP:2200→0 ピィ――――

祝呼「はい、こんなところね。残念だけど、あの話は無かったことにして頂戴」

男子生徒「ぼ、僕じゃダメですか……」

祝呼「ごめんなさい。今のあなたじゃ琴線に触れないの。もう少し自分を磨いたら……ね」

男子生徒「はい……」


スタスタスタ…



楓「もう少し自分を磨いたらね……(キリッ」

清子「ブフォッwwwwwウェwwwwww」

祝呼「馬鹿にしてんのかアンタら」



楓「いや、だって……ウチの店であんだけ変態してるシューコが良い女みたいなこと気取ってさ」

  「どこぞの映画女優みたいなこと言い出したらそりゃー笑うって、ねえ?」

祝呼「う、うるさいわね!」

清子「いや、お前そもそも普段の言動から否定できるのかよ」

祝呼「日常と学校と違ってて何か問題でもある!?」

清子「いや、無いけどさ。シューコの場合、その……」

   「学校だと高嶺の花気取ってるけど、一皮剥けるとド変態だし」

祝呼「往来で変態変態言わないでちょうだい」




楓「だいいち、シューコの琴線に触れるのって誰よー」

清子「ほら、大会の時のさ。あの……氷華さん。シューコの場合あの人じゃ?」

楓「あ、あとせーちゃんがいたか。どうなのさシューコー」

祝呼「ああもううっさい! 確かにその二人は気に入ってるけども!」

楓「やっぱ気に入ってんじゃん。でも二人とも全然タイプ違うよね」

清子「てか、せーちゃんって……晴明だろ? アンタまた女に目ェ付けたのかよ……」

祝呼「惹かれるものは仕方がない、でしょう?」

楓「(キリッ」

祝呼「いっぺん殴ってもいい?」



祝呼「仕方がないじゃない……というかね、私の惹かれる相手っていうのは、一定の条件があるの」

楓「って言うと?」

祝呼「そうね、私を手玉に取れるほど、精神的に上回った立場にあるか……」

   「可愛いかよ」

清子「おい後半」

祝呼「仕方ないじゃない! 可愛いは正義!」

楓「まー、せーちゃんは基本あうあうおどおどな感じで可愛いのは分かるけどさ」

清子「あたしは付き合い浅いからよく分かんないけど……言われてみれば確かにな」

   「愛玩犬みたいな扱いされててもおかしかないって感じな」



楓「ていうかやっぱ女の子ばっかじゃん! シューコ実はレズ?」

祝呼「だから男にも興味はあるって言ってるじゃないの」

清子「その言い方だとチト卑猥だな」

祝呼「そう思ったキヨがエロなのよ」

清子「ぐぬぬ」

楓「何が問題って『も』ってとこなんだけど。女メインなとこなんだけど」



リーンゴーン


清子「んぁ。もうこんな時間か……楓、お昼奢って」

楓「何でさ!?」

清子「だって一人バイトしてるじゃん……シューコはともかく、あたしはお小遣い制だから」

楓「じゃあお小遣いの範囲で買いなよ!」

清子「いや、ちょっと欲しいカードあって」

祝呼「こらえ性が無いわね、まったく」

清子「PモンスターもA召喚関連も必要だから仕方ないだろ」

   「かと言って今のデッキ手放す気も無いし、まー因果なもんだよ」



楓「かと言って人に奢ってもらうの前提にしないでよー……」

清子「ゴメンって、今度また返すからさ!」

   「何なら今度またあたしの方からおごるって!」

祝呼「でもキヨってもう13回奢らせてるわよね」

楓「私まだ2回しか奢ってもらってない!」

清子「」ダッ

楓「あっ、コイツ逃げた!」


◆ 公立校の三人 終了

二つ目、闇のゲームっぽいの





◆ 路地裏


ダダダダダ……


ミカ「……」ハァハァ

???「………………」タタタタタ


ミカ(こいつ、しつこい……!)

  (“我々”の素性を知る者か……あるいは、素性など知らずにでも、イレギュラーを排除するか……)

  (どちらにしてもあの剣呑さ、あの時の少女とはまるで違う)

  (晴明……と言ったか。ええい、今思えばあのような雰囲気で敵と勘違いする馬鹿がいるか!)

  (いずれ謝らねばな……と、それよりも!) ダッ



◆ 袋小路

ミカ「………………」

???「ここまでだな」ザッ

ミカ「………………」

???「身柄を拘束する。暴れるなよ。さもなくば―――――」


ズズズズズズズズ……


???「実力にて決着をつける」

ミカ「………………」ハァ

  「実力行使、か」



ミカ「それこそ願ったり叶ったりだ」 ガシャッ

???「ほう、この状況から逃げないか」

ミカ「ふん、現実にダメージが発生するとでも言うのだろうが」

  「その手の文句は飽いた。伊達に斥候の任を請け負ってもいない」

  「来い、無礼者。ここで決着を付けることにしよう」

???「そうやって口だけが達者な者ほど、早死にするのだがな―――」ガシャン


    「「デュエル!」」



???「私のターン」

    「私は手札から《火炎地獄》を発動!」

ミカ「!」


《火炎地獄/Tremendous Fire》

通常魔法
相手ライフに1000ポイントダメージを与え、
自分は500ポイントダメージを受ける。


???「ふふふ……」LP:4000→3500

ミカ「ぐっ……、貴様……!」LP:4000→3000



???「どうしたね? 更に私は《ご隠居の猛毒薬》を発動」

    「800のダメージを喰らうがいい!」


《ご隠居の猛毒薬/Poison of the Old Man》

速攻魔法
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分は1200LP回復する。
●相手に800ダメージを与える。


ミカ「っ……あ、ぐ……!」 LP:3000→2200

???「フフ……1ターン目だと言うのに、なんというザマか」

    「盾などとほざく割には無様だな。ああ、なんという醜態か……」

ミカ「………………」



???「まだ終わらんよ。《盗人ゴブリン》を発動」


《盗人ゴブリン/Goblin Thief》

通常魔法
相手ライフに500ポイントダメージを与え、自分は500ライフポイント回復する。


???「どうした、どうした? 顔が歪んでいるのが手に取るように分かるぞ?」 LP:3500→4000

ミカ「抜かせ……」LP:2200→1700

???「強い言葉を吐こうとするのはやめた方がいい」

     「それだけ弱く見えてしまうからな。《魔鏡導士リフレクト・バウンダー》を召喚!」


《魔鏡導士リフレクト・バウンダー/Reflect Bounder》

効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1700/守1000
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが相手モンスターに攻撃された場合、
そのダメージ計算前に攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与え、
そのダメージ計算後にこのカードを破壊する。




ミカ「……壁モンスターか…………」

???「それだけでは終わらないよ。このモンスターに攻撃すれば、その攻撃力と同じだけのダメージを受けてもらう」

     「リフレクト・バウンダーの攻撃力は1700。相討ちを狙うにしても……その前に君のライフが尽きる」

     「さて、カードをセットしてターンエンドだ」


ミカ(兵は拙速を尊ぶ……と言うが。その論ばかりに執着してはいかんかもしれん)

  (文字通りの「拙い」結果に終わることもあるからな……)




ミカ「私のターン」 シュッ  手札:5→6

  「私は手札からウィングスを召喚」


《光天使(ホーリー・ライトニング)ウィングス/Star Seraph Scout》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1200/守1800
このカードが召喚に成功した時、
手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。


ミカ「更に、ウィングスの効果でセプターを特殊召喚!」


《光天使(ホーリー・ライトニング)セプター》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1800/守 400
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「光天使セプター」以外の「光天使」モンスター1体を手札に加える。
(2):フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材として
X召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した時、このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、自分はデッキから1枚ドローできる。


ミカ「私はセプターの効果でブックスを手札に加える」 手札:4→5

???「エクシーズ狙いか?」



???(無駄なことを……リフレクト・バウンダーを突破したとしても、その後ろには《魔法の筒》がある!)


《魔法の筒(マジック・シリンダー)/Magic Cylinder》

通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、
攻撃モンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃モンスターの攻撃を無効にし、
そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。


???(痛みに呻くがいい。苦しむがいい)

     (でなくては面白くもないからな……! このデュエルは!)


ミカ「…………ふん。この特殊召喚に成功したことで、スローネを特殊召喚!」


《光天使(ホーリー・ライトニング)スローネ》

効果モンスター(制限カード)
星4/光属性/天使族/攻 800/守2000
このカードをX召喚の素材とする場合、
モンスター3体以上を素材としたX召喚にしか使用できない。
(1):自分が「光天使」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。
そのドローしたカードが「光天使」モンスターだった場合、
そのモンスターを特殊召喚できる。




ミカ「スローネの効果でカードをドロー……」 手札:4→5

  「ドローカードはスケールだ。これも特殊召喚」


《光天使(ホーリー・ライトニング)スケール》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1500/守 900
(1):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
手札から「光天使」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、自分の墓地の光属性モンスター1体を選んでデッキの一番上に置く事ができる。
(2):フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材として
X召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●X素材を持っているこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が手札からモンスターを特殊召喚する度に、
自分はデッキから1枚ドローする。
この効果は1ターンに1度しか適用できない。


ミカ「更に、スケールの効果でブックスを特殊召喚!」


《光天使(ホーリー・ライトニング)ブックス/Star Seraph Sage》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1600/守1400
1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。
手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。



ミカ「スケール、スローネ、セプターの三体のモンスターでオーバーレイ! エクシーズ召喚!」

  「《ナイト・バタフライ・アサシン》ッ!」


《ナイト・バタフライ・アサシン/Night Papilloperative》

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/戦士族/攻2600/守2000
レベル4モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力はフィールド上のエクシーズ素材の数×300ポイントアップする。


???「たかが通常のエクシーズ……それも攻撃力上昇効果だと?」

     「笑わせてくれるな」

ミカ「抜かせ。セプターの効果発動!」

  「エクシーズに成功した時、破壊効果を得る。そのセットカードを破壊してもらう!」

???「何っ!?」




場→墓地
《魔法の筒》


???「だが、まだリフレクト・バウンダーは……!」

ミカ「セプターの効果でカードを破壊後、カードを1枚ドロー」 手札:3→4

  「……まさかこの効果を使うことがあろうとはな。ブックスの効果を発動!」

  「手札の《貪欲な壺》を墓地に送り、手札からソードを特殊召喚!」

《光天使(ホーリー・ライトニング)ソード/Star Seraph Sword》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1400/守1000
1ターンに1度、手札の「光天使」と名のついた
モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、
墓地へ送ったモンスターの元々の攻撃力分アップする。



ミカ「――――ソード、ブックス、ウィングスでオーバーレイ!」

  「光臨せよ、グローリアス・ヘイローッ!」


《No.102 光天使グローリアス・ヘイロー/Number 102: Star Seraph Sentry》

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/天使族/攻2500/守2000
光属性レベル4モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力を半分にし、その効果を無効にする。
フィールド上のこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードのエクシーズ素材を全て取り除く事ができる。
この効果を適用したターン、自分が受ける戦闘ダメージは半分になる。



???「おお、これがナンバーズ……!」

     「お前たちには勿体ないほどの美しさ……! これを、これこそを……!」




ミカ「黙っていろ。ヘイローのORUを取り除き、バウンダーの攻撃力を半分とする」


《魔鏡導士リフレクト・バウンダー》
攻1700→攻850


ミカ「更に、この効果を受けたモンスターの効果を無効にする!」

???「な……何ぃ!?」

ミカ「侮ったな。アサシンのORUを取り除き、効果発動!」

  「場のORUの数だけ攻撃力を上昇させる。ヘイローを含め、その数は4……」

  「つまり、攻撃力は1200アップする!」


《ナイト・バタフライ・アサシン》
攻2600→攻3800


???「な……く、くそっ……!!」



ミカ「自らの腕に驕る者はだから脆い」

  「確かにバーンは有効だが、それだけで勝てるものとも思うな」

  「……ま、言ったところで詮無いことだな。幕を引こう」

  「行け」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!


???「ぐわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 LP4000→ 0 ピィ―――――!



ドサッ…


ミカ「……気を失ったか」

  「まったく、物騒なものだ。よりにもよってヤツが寝込んでいる時に……」

  「いや、言っても仕方のないことだな。まったく、いつになればこのようなことを終えられるのか……」

  「……このような状況に彼女を放り込むわけにもいかんな」

  「争いなどに巻き込むわけにもいかん、彼女が路地裏に来るなら、厳戒態勢を取るべきだろうな」

  「まったく、難儀なものだ」バサッ


スタ…スタ…スタ…スタ…



◆「闇のゲーム」風、終わり

今日はこんなとこでー


◆ 氷華さんの一日


5:00 起床

アイスクリーム屋の朝は早い。
氷華が女性であり、いち店舗を受け持つ経営者であり、人前に立つからこそ、身だしなみを整えることを忘れてはならなかった。
女性の準備は長い。この時間に起きなければ準備など終えられない


6:30 取引先との電話

氷華は経営者である。と同時に、アイスクリームを作ると言う一分野においては職人でもある。
バニラアイスというシンプルなものを作るからこそ、それを極めていくことが肝要だと氷華は思っている。
そして、原材料に拘った結果、自ら仕入れを行うという結論に落ち着くことになった。
開店は9時。それまで氷華は奔走し続ける。


8:00 出社

アイスバーンの店員は少ない。氷華自身が見定めたこれという人間だけを採用していることもあるが、
専用の車で販売するという形態をとっている以上、少人数に抑える以外に方法が無いのだ。
だが、それでも売れるし利益は出る。むしろ繁盛していると言ってもいい。
それでも各所に支店を出したり、店の規模を大きくしないのは、彼女自身が己を知っているからだろう。


9:00 開店

9時丁度、アイスバーンは開店する。時には氷華も矢面に立って販売を行う。
見目麗しい女性が街頭に立っていることもあり、売れ行きはいつでも好調だと言ってもいい。
その後、3時間ほど売り続けることになる。



12:30 昼食

アイスクリーム専門店という都合上、繁忙期というのはある程度予想できる。
単純にはデザートが欲しい時間帯。例えば10時であったり、15時であったり、ちょうど間食の欲しくなる時間帯はそうだと言える。
ただ、それでも食後すぐにデザートが欲しくなるという人も多い。氷華は5分で食事を終えてさっさと店頭に戻る。


18:00 閉店

その後、夕食前の時間帯に閉店する。夜になればクルセイダーの巡回が多く、人通りも少なくなるためだ。
外食に出る親子連れなどもいないではないが、絶対数は少なく、売り上げも見込めない。
この時間から、氷華は注文販売の集計と荷造りを始める。大概にして彼女の自宅で荷造りは行われている。



20:00 夕食

荷造りを終え、翌日のための準備を終えると夕食を取る。朝、昼の食事が粗末なことの反動か、夕食に限っては量・質共に充実している。
この時間から顧客のニーズを捉えるため、流行を探るべく情報収集にいそしむ。
なお、この時間から主に音繰路祝呼からの電話が増える。


21:00 風呂

たっぷり1時間かけて風呂に入る。美容と健康のためには必要なことだと言う。
――――なお、ここまで兎耳は一瞬たりとも外れていない。


22:00 就寝準備

ここでようやく兎耳が外れる。なお、これは一瞬のことで、次の瞬間には別の兎耳にすり替わる。
同じものを一日中装着しておくわけにもいかないが、しかし兎耳を装着していなければ落ち着かないらしい。



23:00 就寝

就寝。翌日も5時から起床する運びになる。
なお、アイスバーンは毎週火曜日が定休であり、それ以外はほぼこの生活サイクルを保っている。


祝呼「――――と、ここまで調べたんだけど」

晴明「こわい」

楓「ストーカーかアンタは」


◆ 氷華の一日 完


◆ 融合とエクシーズ

 * カードショップ「スイッチ」


晴明「………………」

祝呼「あら、どうしたのせーちゃん、そんなに難しい顔して」

晴明「……あ、シューコさん。あの、えと……こ、この前、から……シンクロ、も。使うようになって……」

祝呼「ええ。ディーヴァを使ったシンクロね」

楓「今のとこせーちゃんとこのはあんまり種類は無いけどねー」


晴明「……それで、思った、ん……ですけど。それ、以外の……召喚方法」

   「融合、と……エクシーズ、と。どっちが、どう、強いのかな……って」

祝呼「儀式の方が強いわ」

清子「アドバンス召喚のが強い」

楓「説明になってないじゃん」

清子「つったって、人によるとしか言えないじゃん。あたしもメインはアドバンス召喚だし」

祝呼「ま、エクシーズの利点は汎用性よね。特殊なカードが無くても出せるんだから」



楓「どうしても融合はそれ専用にデッキ組まなきゃいけないしね」

  「エクシーズはある程度どんなデッキにも入るし……」

祝呼「劣る、とかそういうわけじゃないのだけれど。特化すべきではあるわね」

晴明「はあ……」

清子「晴明は基本、ああいうの使わないっぽいしな」

   「というかあたしらの周囲に融合使いっているか?」

祝呼「……いる。かもしれないけれど……」

楓「エクシーズ使いとか、それ以前にまずそういうの必要無い人が圧倒的に多いよね……」




清子「そういえば、エクシーズはだいたい召喚方法統一されてるようなもんだけど」

   「融合モンスターに関しては結構特殊な召喚条件のモンスターが多いよな」

祝呼「ああ……『剣闘獣』とかね」

楓「融合要らずの融合モンスター。なんていうか矛盾してるよね」

晴明「……そ、その、発展が……エクシーズ、と、シンクロ、では」

楓「ああ……ま、でも今はかなり様態も変わってるしねー……」

  「融合モンスターって『シンクロにもエクシーズにも属さないモンスター』の総称みたいになってる気はするけど」




晴明「……そ、それで。結局、その、どっち、が……」

祝呼「分からないわ」

楓「分からないねー」

清子「分からん」

晴明「…………えー……」

祝呼「融合使いでも身近にいれば違ったかもしれないけれど」

清子「別に優劣競ったってな。カードプールの更新で強さも変わるし」

楓「結局は、自分の使ってるものが最強ってことにしとこうよ」

晴明「……えー……」

◆ 融合とエクシーズ 完

何が問題かって、融合使いがメインの中にいないこと
今後メインになる可能性のあるキャラに使わせたいってカードがあっても問題だったので
今回はこんな形式。済まぬ

では、もう1000まで10も無いんであとは埋めちゃってください

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