ゴローニャ「ソーニャちゃーんっ!」 (61)

~朝~

ゴローニャ「おはよー!」

ソーニャ「うわっ!?なんだこいつ!」ジャキンッ

ゴローニャ「ちょっ!?いきなりナイフ構えるのやめてよ!」

ソーニャ「誰だてめぇ・・・慣れ慣れしい」

ゴローニャ「私だよ!やすな!」

ソーニャ「いいや違う。絶対」

ゴローニャ「私の事忘れちゃったの?あ、でも仕方ないか!ソーニャちゃんアホだもんねwww」

ソーニャ(やすなだ・・・)イライラ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441131004

ゴローニャ「ようやく分かってくれたかな?」

ソーニャ「まぁ・・・納得できてない部分もあるが」

ゴローニャ「なんで?今日の私おかしい?」

ソーニャ「おかしいってか・・・ほら、鏡見てみろ」スッ

ゴローニャ「んー・・・ぇ・・・?ええあええええッッ!?」

ソーニャ「やっと気づいたか」

ゴローニャ「なんか凄い太ってる!?」

ソーニャ「そこじゃねぇ!!ゴローニャになってるってとこだ!」

ゴローニャ「うー・・・でも昨日は別になんともなかっ・・・・・・あっ!!」

ソーニャ「なにか思い出したのか!?」

ゴローニャ「昨日の夕飯はカレーだったから、たくさんおかわりしたのが原因かも!」

ソーニャ「だから太ったことじゃねえ!」

ゴローニャ「そういえば!昨日マサキさんの家に遊びに行ったんだった!」

ソーニャ「マサキって・・・ポケモン預かりシステムを管理している?」

ゴローニャ「そうそう、そのマサキさん!んで、そのお家にあった変なマシンで遊んでて、たまたま近くにいたゴローニャと入れ替わったのかも!」

ソーニャ「なんだそれ・・・相変わらずバカだな・・・」

ゴローニャ「ソーニャちゃんも入れ替わろうよ!絶対楽しいから!」

ソーニャ「嫌にきまってるだろ!」

ゴローニャ「えー・・・つまんない・・・。ブルーとかお似合いなのに」

ソーニャ「は?どこがお似合いなんだよ」

ゴローニャ「ビビリなとことか」

ソーニャ「・・・ッ」イラッ

ソーニャのみねうち!だが効果は今ひとつのようだ・・・

ソーニャ「うぉおお・・・手が・・・」ジンジン

ゴローニャ「はっはーん♪バカはそっちだったみたいだね!ほら、もっと攻撃してごらんよ?www」

ソーニャの岩砕きッ!

ゴローニャ「ぎゃあああ体積があぁぁ!!」

ソーニャ「おっと・・・とりあえず学校いくぞ」

ゴローニャ「ええ!?私こんなんなのに!?」

ソーニャ「単位が優先だろ」

ゴローニャ「んー・・・たしかに・・・」

~放課後~

ゴローニャ「意外といけたね」

ソーニャ「あぁ・・・」

ゴローニャ「あ!帰りにスタバ行こうよ!」

ソーニャ(慣れって怖い)

~すたーばっくすこーひー~

ゴローニャ「うああ・・・フラペチーノが内側から身体にしみるぅぅ・・・」ガクガク

ソーニャ「効果抜群なんだから飲むなよ」

ゴローニャ「ぅぅ・・・悔しいけど残りはソーニャちゃんにあげる・・・」スッ

ソーニャ「お、ありがと」パシッ

ゴローニャ「じゃあはい。二千円ください」

ソーニャ「・・・は?」

ゴローニャ「え?ただで貰おうと思ってるの?」

ソーニャ「じゃあ返すよ」ブシャアッ

ゴローニャ「ぎゃああ!?」

ゴローニャ「こうなったら早く元にもどらなきゃ」

ソーニャ「それがいいな、その姿目につくし」

ゴローニャ「よし!近道だ!この草むらを進んでいくよ!」ワサワサ


ゴローニャ「ぅぅ・・・なんか草むらを掻き分けていく度に体力が減っていくような・・・」ガクガク

ソーニャ「不憫すぎだろその身体・・・」

ゴローニャ「やめやめ!整備された道からいくよ!コンクリ最高!」ピョンピョンッ

ソーニャ(本来の再生力も備わってるのか・・・)

~しばらく進んで~

サトシ「おお!!ゴローニャがいるぜ!」

ゴローニャ「ふぇ?」

ソーニャ「ん?」

サトシ「俺マサラタウンのサトシ!コイツは相棒のピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカッ!」

ソーニャ「あ、ども・・・」

ゴローニャ「私は折部やすな!タイプは高校生!こっちは友達のソーニャちゃん!」

ゴローニャ(裏声)「ソニャッ!」

ソーニャ「・・・」イラッ

ソーニャのかわらわり!

ゴローニャ「うぎゃあ!?」

サトシ「凄い威力のかわらわりだ!!こんなのが使えるソーニャもポケモンなのか!?」

ゴローニャ(裏声)『ソーニャ。ころし屋ポケモン。ころし屋なのに幽霊とか犬が苦手で雑魚・・・』

ソーニャ「じごくぐるまぁぁ!!」ドガァッ

ゴローニャ「」瀕死

サトシ「おい!大丈夫か!?」

ゴローニャ「あ・・・ありがとう・・・///」

サトシ「うわあああ!?ポケモンが喋ったあああ!?」

ゴローニャ「ほんとだあ!?私ポケモンなのにしゃべれてるる!?」

ソーニャ「なんだこいつら・・・」

ピカチュウ「ピカー・・・」

途中、サトシ達に遭遇したソーニャ達は、別れを惜しみながら目的の場所目指して旅を続けるのであった。

ソーニャ(・・・ッ!)ピタッ

ゴローニャ「ん?ソーニャちゃんどうかしたー?」

ソーニャ「そこにいるのは分かってる!誰だ!でてこい!」


???「誰だでてこいと言われたら…」

???「出てきてあげるが世の情け」

ムサシ「世界の破壊を防ぐため」

コジロウ「世界の平和を守るため」

ムサシ「キルとベイベの二期を望む」

コジロウ「Baby Pleaseな敵役」

ムサシ「ムサシ!」

コジロウ「コジロウ!」

ムサシ「銀河をかけるロケット団の二人には」

コジロウ「ホワイトホール、白い明日が待ってるぜ」


ソーニャ「あ、終わった?」

ニャース「」瀕死
ソーナンス「」瀕死

コジロウ「って、えええ!?ニャースとソーナンスが!?」

ソーニャ「長かったから先手をうたせてもらった」

コジロウ「な、なんて容赦のない…」
ムサシ「卑怯よ!」

ニャース「ふ…二人とも気をつけるのニャ…」フラフラ

コジロウ「だ、大丈夫かニャース!?」

ニャース「コイツはソーニャ…ロケット団の敵組織であるロシアのころしやなのニャ!」

コジロウ「なに?!あのソーニャか?!」(ダジャレかな?)

ムサシ「ふんっ・・・なら喋るゴローニャをゲットするついでに、ソーニャを倒して手柄をあげるわよ!」(ダジャレかしら)

ゴジロウ「でてこい!マーイーカ!」
ムサシ「いきなさい!バケッチャ!」

マーイーカ「イカ!イカ!」
バケッチャ「チャチャチャ!」

ソーニャ「く…わらわらと…」ジャキ

ゴローニャ「…ソーニャちゃん、私も戦う!指示して!」

ソーニャ「なっ・・・やすな!?」

ゴローニャ「あの人達の狙いは私…なら私も戦わなきゃ!」

ソーニャ「…ふん、足をひっぱるなよ…いくぞ!」シュバッ

ゴローニャ「うん!」ダッ

コジロウ「(来る…ッ!)マーイーカ!サイケこうせん!」

マーイーカ「いかぁぁ!」ビビビビ!

ソーニャ「ふんっ!」ドゴッ
マーイーカ「うぐぅっ…」

コジロウ「なに?!なんだあいつは!」

ゴローニャ「ソーニャちゃんは極悪タイプだからそんな攻撃きかないよ!」

ソーニャ「・・・」イラッ

ムサシ「援護よバケッチャ!シャドーボール!」

バケッチャ「ちゃー!」ビビビビ!

ソーニャ「くっ…(おばけ怖い…)」

ムサシ「そのまま悪の波動…」

ソーニャ「今だ!やれッ!」

ゴローニャ「うん!」シュタッ

ムサシ「いつのまにっ!?」

ゴローニャ「くらぇぇ!」ゴガアッ

コジロウ「ごふぅっっ?!(俺ぇぇ?!)」

ニャース「不意打ちとは卑怯なのにゃ!」

ムサシ「く…一旦退却よ!戻れバケッチャ!」
コジロウ「うぐぅ・・・も、戻れ・・・マーイーカ」ゼェゼェ

ニャース「バイバイキンなのにゃー!」
ソーナンス「ソーナンス!」スタコラサッサ

ソーニャ「逃がすか・・・やすな!追え!」

ゴローニャ「okey!」ワサワサワサワサッ

コジロウ「ファッ!?なんだあのゴローニャ!くそ速ぇぇ!?」

ソーニャ「いわくだきで体積を削ったからな!やすな、岩石封じで逃げ道を閉ざせ!」

ゴローニャ「せぇぇぇい!」

ズドドドドッ!

コジロウ「くそ…」

ゴローニャ「ふふん♪」ドヤァァァッ

ムサシ「なら・・・とことん戦うまでよ!」

ソーニャ「やすな、体調は大丈夫か?まだいけるか?」

ゴローニャ「ぇ・・・ぅん!!余裕だよソーニャちゃん!」ワッサワッサ

ソーニャ「よし!まずはその堅い身体を生かして突っ込め!」

ゴローニャ「わかった!!」ダダッ

ムサシ「迎え撃つわよ!」

コジロウ「おう!」

ソーニャ「今だ!自爆ッ!!」

「「「「え・・・?」」」」

ソーニャ「自爆。」

その日、一つの町が消えた。



~一方その頃~

やすな「ゴロ~」


いわふらぺちーのさとしばく ~完~

~あるひ~

やすな「ソーニャちゃん!これみて!これ!みて!」

ソーニャ(うるせぇ・・・)

ソーニャ「なになに・・・虫取り大会?」

やすな「そう!近所の公園で行われるんだよ!!」キラキラ

ソーニャ(眩しい・・・命中下がる・・・)

やすな「参加しようよ!」

ソーニャ「私はでないぞ」

やすな「えー出ようよー。絶対楽しいから!思い出に残るよ!」ワクワク

やすな「それにほら!1位の人には商品があるよ!”太陽の石”だって!」

ソーニャ「太陽の石?聞いた事あるな。なんでも特定のポケモンを進化させるとか」

やすな「なに言っているの?太陽の石なんだから売れば億万長者だよ!!」

ソーニャ「思い出売るなよ」

ソーニャ「虫は嫌いだ。私は遠慮する。」

やすな「知ってるよ。私もそんなに好きじゃないし」

ソーニャ「なら無理して参加しなくてもいいだろ」

やすな「うん。だから私の代わりに無理してもらおうと思ったの」

ソーニャ「オラァッ!」ドゴッ

やすな「ごふぅっ!?」

やすな「ぅぅ・・・でも!もうソーニャちゃんの名前も登録済みだからね!」

ソーニャ「んな!いつのまに・・・キャンセルだ!」

やすな「いいのかな?キャンセル料かかっちゃうよ?686万円!払わないと最高裁だよ最高裁!」※大嘘

ソーニャ「最高裁!?」

やすな「ふふふ・・・虫取り大会のキャンセルで最高裁食らうころし屋なんてマヌケ以外なんでもないよねー^^^^」クスクス

ソーニャ「そうだな。ころし屋らしく殺人罪の方がいいな」ゴゴゴ

やすな「ヒィッ!?」

~虫取り大会当日、公園~

ソーニャ「暑い・・・」

やすな「ソーニャちゃーん!お待たせー」ダダダッ

ソーニャ「やっと来たか・・・なんだそれ?」

やすな「あ、気づいちゃった?ジャジャーン!超高性能すごい虫取り網ィィィ!」

ソーニャ「すごい虫取り網?普通の虫取り網にしか見えないが・・・」

やすな「チッチッチ。この虫取り網はね、棒の部分はフォレトスから剥ぎ取った鋼素材。そして網の繊維はアリアドスから摘出した糸を組み合わせた最強の虫取り網なんだよ!」

ソーニャ「虫の屍で虫を捕るのか・・・」

スタッフ「参加者の皆さんは集まってくださーい!」

やすな「はーい!行こうソーニャちゃん!」

ソーニャ「はいはい」

スタッフ「エントリーNo686の折部やすなさんですね、確認いたしました。」

やすな「はーい♪」

スタッフ「では案内しますねー」

ソーニャ「おいちょっと待て、私は?」

やすな「大丈夫!ちゃんとエントリーされてるよ、ほら!」

【エントリーNo.686:折部やすな/手持ちポケモン:ソーニャ】

ソーニャ「セェェェイ!」ボキッ

やすな「網ィィィィ(泣)」

やすな「ま、こんなこともあろうかと予備ももってきたんだ!」ヒョイッ

ソーニャ「くそ・・・ばかばかしい・・・」イライラ

スタッフ「虫ポケモンの捕獲には専用のパークボールを使っていただきます。あ、荷物(網)はこちらでお預かりしますね」

やすな「あ、はい・・・」シュン

アナウンス『これより虫取り大会を開始致します。』

参加者「「「うおおおおおおっ」」」

サトシ「よし!絶対優勝するぞピカチュウ!」
ピカチュウ「ピッカ!」

ダイゴ「さて、いこうかメタグロス」
メタグロス「ググオオオッ」

ソーニャ「おー、結構参加者がいるんだな」

やすな「クッ・・・これだと優勝は難しい・・・けど意地でも優勝してやる!太陽の石は私にこそふさわしい!」

ソーニャ「売る気のくせに」

やすな「ムムッ!ついてきてソーニャちゃん!あっちから強ポケの気配がする!」クンクン

ソーニャ「匂いなのか気配なのか・・・」スタスタ

野生のハッサムが飛び出してきた!

ハッサム「ッッサムッ!!」

やすな「わぁ!?なんか強そうな虫!ってか虫なのこれ!?」

ソーニャ「ハッサム!?こんな奴が生息しているのか!?」

やすな「でもチャンス!コイツをつかまえれば優勝できるかも!

やすな「いけ!パークボール!」シュッ

ハッサム「ハッ!」ヴォンッ

やすな「ボールが砕け散った!?」

ソーニャ(恐ろしく速いバレットパンチ・・・私でなきゃ見逃してしまう)

やすな(今のボールはきっと中国産だったんだ)

ハッサム「ッッッッサム!!」ヴォンヴォンヴォンッ

ハッサムのバレットパンチ連打!

ソーニャ「グッ・・・ウォォッ・・・」キンッキンッキンッ

ハッサム「サムッ!サムッ!」

ソーニャ「だめだ・・・これ以上はナイフがもたない・・・」キンッキンッ

やすな(ソーニャちゃんに気をとられている・・・今しかない!)

やすな「ていっ!パークボール!」シュッ

ゴンッ

ソーニャ「痛いなぁ・・・」ゴゴゴ

ハッサム「ハサッ!?」ビクッ

やすな「ノーコンでした!」

ソーニャ「オラァアッ!!」ドカッ!バキッ!

やすな「ガハッ・・・オウフッ・・・」

ハッサム「サ・・・サムゥ・・・」ビクビク

ハッサムは逃げ出した!

ソーニャ「あ、待て!くそ・・・逃げられたか」

やすな「そりゃグランブルみたいな顔してキレてるソーニャちゃんを見たら誰だって逃げるよ・・・」ボロボロ

ソーニャ「グランブル・・・どういう意味だ・・・?」ゴゴゴッ

やすな「ぇと・・・妖精さんみたいって意味だよ☆」ダラダラ



ソーニャ「よし、次いくぞ」

やすな「」(瀕死)

キャタピー「キャピキャピ!」
ビードル「ビーッビーッ!」

やすな「むー、この辺は弱そうなポケモンしか見当たらない・・・」キョロキョロ

やすな「ならば!もっと奥に行って見ようよ!ほら、この破れたフェンスから森にいけるよ!」

ソーニャ「いかねーよ、ってか公園の敷地外だろ」

やすな「ソーニャちゃんは森が怖いんでちゅかー?ころし屋が聞いて飽きれまちゅねーwww」

ソーニャ「ぶっころす!!!」

やすな「鬼さんこっちら~♪」ダッ

ソーニャ「待てやぁぁぁ!!」シュバッ

・・・・
・・・
・・


ソーニャ「ハァ・・・ハァ・・・」

ソーニャ「どこだ・・・ここ・・・?」

やすな「」(残骸)

~森~

ソーニャ「クソッ・・・遭難してしまうとは・・・」スタスタ

やすな「あ~もう歩くの疲れた~お腹すいた~お家帰りたい~」テクテク

ソーニャ「黙って歩け」

やすな「くそぅ!くそぅ!私の気も知らないで!くらえ石ころ!」ポイッ

ソーニャ「ふん、そんなものがあたるか」スッ

ゴツンッ

ペンドラー「ラァァァ・・・」

ソーニャ「ぇ・・・」ビクッ

やすな「うわ!でっかいムカデ!こいつを捕まえれば・・・」

ペンドラー「ドラァァァァァ!」ドドドッ

ソーニャ「バカ!逃げるぞ!」ダッ

ペンドラー「ンラァァァァ!!!」ドドドドッ

ソーニャ「こいつ・・・加速してやがる・・・ッ!」

やすな「あ!ソーニャちゃん!洞窟があるよ!」

ソーニャ「よし!そこに避難だ!」バッ

ペンドラー「ドラァァッ!」

ズシャアアアッ

ソーニャ「うお!?つっこんできやがった!」

ペンドラー「ラァ・・・ドラ!?」ウネウネ

やすな「あれ・・・どうしたのかな?」

ソーニャ「はまったみたいだな・・・クソッ、出口が・・・」

やすな「ふっふっふ・・・愚かな虫ポケモンよ。人間様に逆らうからこういう事になるのだよ」ドヤァ

ペンドラー「・・・ッ!」カチンッ

ペンドラー「ブシャアアアア!」

やすな「うわぁ!?なんか吐き出してきた!」

ソーニャ「ベノムショックだ!仕方ない、奥に進むぞ!」

やすな「あーん!まってよソーニャちゃんっ!」

ソーニャ「はぁ・・・はぁ・・・ここまでこれば・・・」

やすな「結構奥まできたね・・・」

ソーニャ「あぁ、帰れるだろうか・・・それにしてもうす暗い」

やすな「あ!それならこの電灯アプリで・・・」カチカチ

スマホ「ピカーッ」

ソーニャ「おー。便利だな」

やすな「でしょ・・・あ!待って!もっかいやるから一回消すね」カチッ

ソーニャ「え?」

まばゆひかりが あたりを あかるく てらす

やすな「フラッシュ!」

スマホ「ピカーッ」

ソーニャ「それがやりたかっただけかよ・・・」

ソーニャ「どこまで続くんだ・・・」テクテク

やすな「ほんと・・・このまま出口が見つからなかったら・・・」ゾク

ソーニャ「おいやめ・・・ん?」

やすな「わわっ!なんかひらけた所にでた!」

ソーニャ「壁質も先程と違うな・・・ちょっとライトで照らしてみてくれ」

やすな「うん・・・」モゾモゾ

ソーニャ「・・・?おい、なにしてんだ」

やすな「ウラメシヤ~」ボォ

ソーニャ「ッッ!??」ドガッ

やすな「ウギャッ!?」

ソーニャ「て、てめぇ!ころすぞ!」

やすな「いたた・・・まったく、怖がりなんだから・・・」

ソーニャ「うるさい!さっさと壁を照らせ!」

やすな「はいはい」ピカーッ

ソーニャ「これは・・・壁画?」

やすな「すごいっ!たくさんあるね!」

ソーニャ「ということは・・・ここは何かの遺跡みたいだな、洞窟からこんなとこに繋がるとは・・・」

やすな「ここを見つけたのはきっと私が最初だね!やすな遺跡と名づけよう!」

ソーニャ「そういうのいいから、次はあっちを照らせ」

やすな「おっとお客さん。やすな遺跡名物の壁画をもっと見たいなら出すもん出さなきゃ」

ソーニャ「・・・」シャキンッ

やすな「ナイフはしまって」

ソーニャ「とにかく進むぞ。遺跡ならどこかに出口があるかもしれない」

やすな「そうだね・・・あっ!ソーニャちゃん!」

ソーニャ「なんだ!?」

やすな「なんか向こうの方から光が漏れてる!」

ソーニャ「ほんとだ・・・ボャっとしてるあたり陽の光ではないような・・・」

やすな「・・・ハッ!きっと財宝だ!」ダダッ

ソーニャ「なっ!おい待て・・・」

やすな「ふははは!待たないよ、早い者勝・・・」ピタッ

ソーニャ「おい・・・どうした?」

やすな「わあっ!凄い!ソーニャちゃんみてみて!!」

ソーニャ「ま、まさかほんとに宝が!?」ダッ

やすな「大きな蛾がいる!」

ソーニャ「期待させんなっ!」ドシャアッ

やすな「速度が乗ってとても痛いっ!」ギャフゥッ

ソーニャ「ったく・・・ばかばかし・・い・・・ッ!?」ゾクッ

 
ソーニャは目を見開き、凝視した。視線の先には祭壇のようなものがあった。
しかし凝視したの理由は祭壇ではなく、そこに鎮座するポケモンを認識した為である。
そのポケモンをやすなは、”大きな蛾”と言っていたが、この表現ではあまりにも足りない。
身体から光を放ち、6枚の羽をゆっくりはためかせ、凛と佇むその姿は蛾とは思えない程神々しい。
その神々しさを例えるならば・・・”太陽”と言っても過言ではなかった。


大きな蛾「・・・・・」キッ

そして刺すような視線をソーニャ達に向ける。

ソーニャ「こいつは・・・一体・・・」ピピッ

ポケモン図鑑『ウルガモス。たいようポケモン。太陽の化身とされる。寒さが厳しい冬に現れ、震えるポケモン達を救った。』

ソーニャ「ウル・・・ガモス・・・」

やすな「かぁっこいぃい!」キラキラ

やすな「太陽の化身だって!捕まえたらきっと優勝間違いなしだよ!」ダッ

ソーニャ「お、おい!うかつに近づくな!」

やすな「絶対つかまえてやるぅ!!」ダダダッ

ウルガモス「・・・ッ」ギロッ

ウルガモス「ぷひぃぃぃぃぃぃぃっぷ!」バサバサッ

ウルガモスのほのおのまい!

やすな「わわっ!?炎飛ばしてきた!助けてソーニャちゃああん!」アセアセ

ソーニャ「んなっ!?こっちくんな!」

炎「ボボボッ」

やすな「炎がおっかけてくるぅ!!(泣)」

ソーニャ「クソッ・・・この柱の裏に隠れるぞ!!」シュバッ

やすな「あ!まって!私も!」シュバッ

炎「ボボボッ」シュバッ

やすな「ギャーッ!?ああっついっ!!」ジタバタ

ソーニャ(恐るべき追尾性能・・・)

やすな「ぅぅぅ・・・熱かった・・・」シュ~

ソーニャ「遠距離は不利だな・・・かといってあれじゃ近づくのも難しい・・・」

やすな「ソーニャちゃんなにか武器とかもってないの!?」

ソーニャ「今私が持ってるのはナイフが数本とスタンガン、組織から支給されたポケモン図鑑だけだ」

やすな「ええ!銃とかないの!?」

ソーニャ「そんなの持ち歩いていたら危ないだろ!」

やすな「ころし屋のくせになに言ってんの・・・」

ソーニャ「うるさいな・・・お前こそなにか持ってないのか!?」

やすな「パークボールと拾っておいた小石が少々・・・」

ソーニャ「小石!?いいぞ!図鑑によるとあいつは虫・炎タイプだ!それに防御種族値は高くない!小石でも多少ダメージは与えられるかもしれない!」

やすな「ほんと!?」

ソーニャ「ああ!やるじゃないか!」

やすな「えへへ・・・///」

ソーニャ「というか・・・なんで小石なんか拾っていたんだ?」

やすな「暇な時ソーニャちゃんに当てて楽しむ為」

ソーニャ「貴様・・・」ピキピキ

ソーニャ「まぁいい!石全部よこせ!」

やすな「はい!」ジャラララ

ソーニャ「うおおお!くらえ!れんぞくいしなげ!」ブンッ ブンッ ブンッ

ウルガモス「・・・」バサバサッ!

ウルガモスのねっぷう!

小石が跳ね返される!

ソーニャ「痛っ!熱っっ!?」

やすな「あっははっはははwwwバッカでーいwww」

ソーニャ「だめだ・・・小石は軽すぎてはねかえされる・・・」ハァハァ

やすな(タンコブ)「痛いよソーニャちゃん・・・なにも殴らなくても・・・」

ソーニャ「もっと重い物・・・なにかないか・・・」キョロキョロ

やすな「うーん・・・近くには塵くらいしか落ちてない・・・」

ソーニャ「・・・・・・」ガシッ

やすな「な、なに突然!?そんなに強くつかまれると痛いよっ!」アタフタ

ソーニャ「私はな、お前のその石頭と再生力には一目おいてるんだ」

やすな「え・・・ちょっとなに言ってるのかわからない・・・」

ソーニャ「オラァァァァァ!!」ブォンッッ

ソーニャの投げつける!

やすな「うわあああああああっ!?」

やすなのもろはのずつき!

ウルガモス「・・・」スッ

しかし攻撃は外れた!
やすなは壁に激突するっ!

やすな「おぐぅっっ!?」ゴシャアア

ソーニャ「チッ、必然力も足りないのかお前は!!」

やすな「いたた・・ぅぅ・・・わたしのせい・・・?」ヨロヨロ

ウルガモス「プヒイィィィィィ・・・」ギロッ

ソーニャ「ッ!?まずい!早く逃げろ!!」

やすな「あわわわ・・・近くで見ると結構でかいぃぃ・・・」ガクブル

ウルガモス「プシュゥゥゥ・・・」ジリジリ

やすな「わぁぁあ!こっちくんなぁ!くらえ!」


スマホ「ピカッッッ!」

ウルガモス「!!??」ビクッ

ソーニャ(・・・ッ!隙あり!)シュバッ
ソーニャのスタンガン!

ウルガモス「ピィイイイィィッッッ!?」ビクンビクンッ

ウルガモス「」ビクビクッ

ソーニャ「よし、麻痺った!ボール投げろボール!」

やすな「え・・・あ!うんっ!」ポイッ

ガンッ

ソーニャ「痛っっ!?このやろうっ!!」

ソーニャのスタンガン!

やすな「ヒャウウヴヴヴ!?」ビクビクビクッ

ソーニャ「ちゃんとやれ!」

やすな「ふええ・・・」ポイッ

コンッ・・・パカッ!シュウウウ・・・
ウルガモスがボールへと吸い込まれる・・・

パークボール「・・・」
パークボール「ボォン!」

ウルガモス「ぴ・・・ぴぃいぃ・・・」ビクビク

だめだ!ポケモンがボールからでてしまった!

ソーニャ「しぶとい・・・ッ」

やすな「もう一回!」ポイッ

パカッ・・シュウウゥ

パークボール「・・・・・」
パークボール「・・・・」

ボォンッ!

ウルガモス「・・・ッッ」ゼェゼェ

おしい!あともうちょっとだったのに!

やすな「まだまだぁ!」ポイ!ポイッ

※14回目

やすな「わあ゛あ゛あ゛あ゛!もうでてくんなぁあああ!」ギュウウウッ

パークボール「・・・!?・・・ッッ!?」ビクビクンッ

ソーニャ「お・・・おい・・・そんなに押さえるな、ボールの形かわってるぞ・・・」

パークボール「・・・・・」
パークボール「・・・・」
パークボール「・・・」

パークボール「ピコンッ!」

ソーニャ「お・・・」
やすな「あ・・・」

「「やったぁぁぁぁあああ!!」」

ソーニャ「はぁはぁ・・・ようやく・・・」ゲッソリ

やすな「ふっふっふ・・・さっそくでてこい!わがあらたなるしもべよ!」ヒョイッ

ソーニャ「・・・」パシッ

ソーニャ「てめぇわざとだろ・・・」ゴゴゴゴ

やすな「すいません!」ドゲザー

やすな(タンコブ)「いでよ!ウルガモス!」ポイッ

パカッ!シュワーッ

ウルガモス「ぷひぃぃぃっぷ!」バサバサッ

ソーニャ「おお・・・改めて見るとやはり神々しいな・・・」

ウルガモス「~♪」

やすな「うん、きもちわるいね!」

ウルガモス「」

ソーニャ「さて・・・後はここからどうやってでよう・・・」

やすな「なにか金目になるものないかな」ガサゴソ

ソーニャ「おい・・・祭壇あらすなよ・・・」

やすな「うわっ、なんかめっちゃ長いのでてきた!!」

ソーニャ「それは・・・あなぬけひも!これで外にでられるぞ!」

やすな「ほんと!?やった!」

ソーニャ「さっそく使おう!」

やすな「これは私がみつけたんだよ?使いたければ使用料1万円になりまーす♪」ドヤッ

ソーニャ「ころしてでも奪いとる!!」ジャキンッ

やすな「今なら無料キャンペーンやってます!」

~外~

ソーニャ「まぶしい・・・」

やすな「んー!空気がきもちいー!」スゥー

ソーニャ「出れても洞窟の入り口か・・・ペンドラーがまだはまってやがる・・・」

やすな「どうやって公園にもどろう・・・」

ウルガモス「!!」バサッバサッ

ソーニャ「お!お前そらをとぶが使えるのか!乗って帰るぞ!」

やすな「え、何言ってるの。さわり心地気持ち悪そうだしいいよ、あと熱いし。」

ウルガモス「」

ソーニャ「お前・・・ひどいな・・・」

※結局飛んで帰りました。

~公園~

スタッフ「それでは結果発表に参ります!!!!」

参加者「「「ワァァァァーッ」」」

ソーニャ「もりあがってるなぁ」

やすな「ふふん!優勝は私たちでまちがいなし!なんてったって太陽の化身だもんね!」

ウルガモス「~♪」

スタッフ「では第3位から発表します・・・・」


ざわ・・・・
         ざわ・・・・


スタッフ「第3位!ウルガモスを捕まえたやすなさん!!」


ソーニャ「・・・は?」

やすな「え」

ウルガモス「!?」

スタッフ「続いて二位!ゴキブリ・・・じゃなくてヒードランを捕まえたダイゴさん!」

ダイゴ「結局ぼくが1・・・2番!?」

ヒードラン「ごぼぼ!」

やすな「わーあんな虫いたんだー・・・」

ソーニャ(虫じゃないよ・・・)


スタッフ「そして栄えある第1位はー・・・・」

スタッフ「フライゴンを捕まえたあぎりさんっ!!おめでとうございます!!」


参加者「「「わあああああああっっ!」」」パチパチッ


あぎり「忍法~ポッとでて一位になるの術~」

フライゴン「フリャ!」


ソーニャ「」
やすな「」

帰り道~

ソーニャ「今日は疲れたなぁ・・・」
やすな「ぅぅ・・・あんなにがんばってきのみ一個って・・・」

ソーニャ「おうごんの実だっけ?効果はオボンの実となんら変わりないみたいだな」
やすな「ソーニャちゃんにあげる・・・食べていいよ・・・」

ソーニャ「そうか・・・ありがとう」パクッ
ソーニャ(割とうまいな)

やすな「ぽけりんでもみとこ・・・」ポチポチ

ソーニャ「元気だせよ・・・ウルガモスも手に入れただろ?」

やすな「あー・・・暖房に使おうかな、電気代浮くし・・・」ポチポチ

ソーニャ「雑な使い方だな・・・」

やすな「・・・・・」ポチポチ
やすな「・・・・」

やすな「・・・」ピタッ

ソーニャ「ん?どうした?」


やすな「そいやぁぁ!」

ソーニャ「うぉぉお!?」

ソーニャ「貴様!いきなり殴りかかってきてどういうつもりだ!?」ジャキン

やすな「吐いて!今すぐ!きのみ!」

ソーニャ「・・・は?」

やすな「おうごんのみ!気になって調べてみたら非売品で、しかも2世代でしか手に入らない珍しい実だったの!それがマニアの間で高値で取引されているみたい!」

ソーニャ「いや・・・でも・・・もう飲み込んだし・・・」

やすな「だから吐け!嘔吐して!」

ソーニャ「するわけないだろ!」

やすな「うおおおお!吐けええええ!!」シュッ

ソーニャ「いい加減にしろ!」ドゴッ

やすな「ゴファッ!?」

やすな「クッ・・・うふふふふ・・・・この程度で諦める私じゃないよ・・・」ゴゴゴゴ

ソーニャ「うわ・・・」ゾクッ

やすな「吐け・・・おうごん・・・嘔吐・・・」ジリジリ

ソーニャ「・・・ウオオオオオ!」ダッ

やすな「あ!にがすかぁぁ!」ダッ





ソーニャ「くるんじゃねええええ!!」

やすな「まてえええ!!吐しゃ物よこせええ!!」




むしいしがもすいごんのみ      ~完~

やすな「わぁっ!見てソーニャちゃん!スリーパーがいるよ!」

スリーパー「…」ズーン

ソーニャ「なんかうなだれてるな」

やすな「ほんとだね、どうしたの?」

スリーパー「リー…」スッ

ソーニャ「これはふりこ…の紐だけ?」

やすな「わかった!紐の先についてる五円玉みたいなのを失くしたんだよ!」

スリーパー「すりィィ…」コクン

やすな「かわいそうに…ソーニャちゃん、五円玉恵んであげようよ」

ソーニャ「まぁ五円くらいなら」財布ガサゴソ

ソーニャ「ぁー…すまない、五十円も五円玉もってないな」

やすな「えー、しっかりしてよ」

ソーニャ「うるさい、そういうお前は持ってないのか?」

やすな「私は今日、財布自体もってないよ!」ドヤッ

ソーニャ「いばんな」イライラ

スリーパー「スリィィィ…」ウルウル

ソーニャ「仕方ない…小腹も空いたし、そこのコンビニでパンでも買ってお金を崩すか」

やすな「あっ、じゃあ私がいく!おつかいならまかせて!」

ソーニャ「じゃあ焼きそばパンを頼む。ほら千円、釣りはちゃんと返せよ」スッ

やすな「わかってるよ!まっててね!」タタッ

・・・
・・



やすな「おまたへ!」モグモグ

ソーニャ「…人の金で買うポケモンパンはうまいか?」イライラ

やすな「ゴクンッ……。まって!ちゃんとソーニャちゃんのも買ってきたよ!はい、モンジャラの焼きそばパン!」スッ

ソーニャ「そうじゃなくて…」

やすな「はい、スリーパーにもポケモンパン!」スッ

スリーパー「~♪」パクパク

やすな「はい、お釣りの613円だよソーニャちゃん!」スッ

ソーニャ「五円も五十円もねーぞ!」


~ Baby Please get me ~

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom