あたる「なんか寒くないか?」ラム「そうけ?」 (25)

 
カタカタカタ…がらっ!

どどどどどっ!!

あたる「どわっ!!押入れから雪が!!」


おユキ「ラム…」ビュウウゥゥ…

ラム「おユキちゃん!いきなりどうしたっちゃ?」

あたる「おユキさ〜ん!」ガバッ!

ラム「ダーリン!!」ドバババババ!


あたる「かっ…かはっ……」ビリビリ…


おユキ「ラム、ちょっと手伝って欲しい事があるの…」

ラム「なんだっちゃ?うちに出来る事なら何でもするっちゃよ?」

おユキ「実はね…」

カクカクシカジカ

ラム「ええっ?」
 


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☆海王星☆

弁天「よぉラム、よく来たな!」

ラム「弁天!ホントにバイク盗まれたっちゃ?」

弁天「ああ…ったく頭にくるぜ!」ジャラッ

おユキ「外に置いてたのが悪かったわね…」

弁天「うかつだったぜ……どこのどいつか知らねぇが、あたいのバイクを盗むなんざ良い度胸してるじゃねぇか!!」ジャキッ!


ラム「でも、一体誰が…?」

おユキ「それなんだけど…」カタッ

弁天「なんだそりゃ?」

ラム「もしかしてビデオレターけ?」

おユキ「そのようね…見てみましょう」カチャ…ウイイイイン
 

 
???「やい!弁天先輩!おのれの大事なバイクはわしらが預かっとる!」

???「返して欲しくば、白旗上げて降参するんじゃ!」

???「さもないと、バイクは爆破じゃ!」



おユキ「この人たち、覆面してるけど……」

ラム「どうみても、しゅがあ と じんじゃあ と ぺっぱあ だっちゃ…」

弁天「あん…の…クソガキ共〜〜〜!!」ピキピキ…

 
 

 
☆しゅがあの家☆

じんじゃあ「なぁ…」

しゅがあ「なんじゃ じんじゃあ?」

じんじゃあ「あのビデオで、わしら覆面してたら誰かわからんのじゃないか?」

ぺっぱあ「誰かわからんかったら、降参のしようがないじゃろ」

しゅがあ「それもそうじゃな…」


ぷるるるる♪

しゅがあ「ん?電話じゃ…」ガチャ

弁天『こらぁ!!てめぇらそこ動くんじゃねぇぞ!!今から行くからな!!』ガチャン!!


ツー ツー ツー…


しゅがあ「わ、わしら…殺される…」ガタガタガタ…

じんじゃあ「い、今の弁天先輩か?」

しゅがあ「そうじゃ……メチャクチャ怒っとる…」ガタガタガタ…

ぺっぱあ「なんでバレたんじゃ?」

しゅがあ「わしは逃げるぞ!」ダダッ!

じんじゃあ「あっ!待ってくれ!」
 

 
ぐもももも…

ぺっぱあ「いかん!おユキ先輩の異次元トンネルじゃ!」


ギュイーーーーーン!!

弁天「あたいのバイク返しやがれ!!」ジャキーン!

ラム「お前たち!観念するっちゃ!」

おユキ「……」


しゅがあ「ひえ〜〜〜〜!!来おった!!」

じんじゃあ「は、早よ逃げるぞ!」

ぺっぱあ「弁天先輩のバイクに乗って逃げるんじゃ!」ギュルルル!

ギャアーーーーン!!


弁天「あっ!てめえら逃げんじゃねぇ!!」
 

 
ギャアーーーン!!
     ギュイーーーン!!

弁天「くっそ〜!おいラム!おめぇのバイクもっとスピード出ねぇのか!?」ギュイーーーン!!

ラム「弁天のバイクみたいにチューンナップして無いっちゃ!」

おユキ「どんどん離されて行くわよ…」



ぺっぱあ「見てみい!やつら離れて行くぞ!」ギャアーーーン!!

しゅがあ「おお!これで逃げきれる!」

じんじゃあ「どこか隠れる所は無いのか?」


ギュウ〜〜ン……

しゅがあ「どうした?もっとスピード出さんか!」

ぺっぱあ「ガ、ガス欠じゃあ〜…」プスンプスン…

しゅがあ「なんだと!?」

じんじゃあ「あわわ!追い付いて来おった!」


弁天「しめた!!あいつらガス欠になりやがったぜ!!」ギュイーーーン!!

おユキ「おバカさんね、ウチでエネルギー補給する前に盗んだから…」

ラム「こらあ〜!しゅがあ じんじゃあ ぺっぱあ!潔くお縄に付くっちゃ〜!」


しゅがあ「ひぃ〜〜〜!」ガタガタガタ…
 

懐いなww頑張れ

☆ラムのUFO☆

弁天「あ〜あ…こんな所にキズつけやがって…」ジワッ

ラム「お前たち!この落とし前どう付けるっちゃ!?」

しゅがあ「ふん!先輩がおとなしく降参すればこんな事にならなかったんじゃい!」

じんじゃあ「そうじゃそうじゃ!」


おユキ「普通なら宇宙警察に届ける所だったのよ…」

ぺっぱあ「警察が怖くてスケ番ができるか!」


弁天「………」ユラッ…

ラム「弁天!?」

おユキ「ダメよ弁天…殺人はいけないわ…」

しゅがあ「……」ガタガタガタ…

じんじゃあ「……」ガタガタガタ…

ぺっぱあ「……」ガタガタガタ…


弁天「別に殺しゃしねぇよ…」ポキポキ…


弁天「おい、立ちな…」

しゅがあ「はいっ!」スタッ

じんじゃあ「はいっ!」スタッ

ぺっぱあ「はいっ!」スタッ


弁天「目ぇ瞑ってぇ歯ぁ食いしばりやがれ!!」グイッ

ばちーーーん!!
   ばちーーーん!!
      ばちーーーん!!


三人娘「「「…………」」」プスプス…

 
 

 
弁天「てめぇら、バイクの修理代はキッチリ払ってもらうからな!!」

しゅがあ「そんな、わしら金なんて…」

弁天「バイトでも何でもやりゃ良いだろが!」クワッ!


おユキ「弁天、そのお金…私が立て替えるわ」

弁天「おユキ、おめぇ…」

おユキ「ちょうどウチでバイトが欲しかったのよ」

ラム「あ、なるほど…アレだっちゃね?」


おユキ「さ、あなたたち…ウチで働きなさい…」


しゅがあ「な、なにやらされるんじゃろ?」

ぺっぱあ「わからん…」

じんじゃあ「これで勘弁して貰えるなら安いもんじゃな…」

しゅがあ「悔しいが仕方無いのぅ…殺されるよりマシじゃ…」

 
 

☆海王星☆

ザッ ザッ ザッ…

侍女「ほらほらお前たち、しっかりやらないと、どんどん積もるわよ!」


しゅがあ「ゆ、雪掻きじゃったのか…」ハァハァ…

じんじゃあ「こ、これは結構骨が折れるぞ…」ゼェ〜 ゼェ〜

ぺっぱあ「ダメじゃ、もう動けん…」ハァ〜ハァ〜

ビュウゥゥゥゥゥゥ〜…


終わり

二本立てで行きます

あたる「へっきしっ!!」ラム「ダーリン大丈夫け?」

 
あたる「大丈夫もクソもあるか!!キッチリ風邪ひいとるわ!!」ズルルッ

ラム「ゴメンっちゃね…おユキちゃん所の雪そのままにしてったから…」

あたる「へっきしっ!!」ズルルッ

あたる「しかも電撃喰らわされて気絶するとは、せっかくおユキさんが来たのに…」ゴホッ! ゴホッ!

ラム「うちが悪かったから……ダーリンもう横になるっちゃ…」

あたる「……」ゴロン


ラム「うちの薬、飲むっちゃ?」

あたる「お前の星の薬なんぞ飲んだら、どんな副作用が起きるかわからんわ!」クワッ!

あたる「ウチじゃ滅多に風邪ひかんからな、薬が無いんだよ…」ゴホッ!ゴホッ!

ラム「じゃあ地球の風邪薬買って来るっちゃ…」ピョロロ〜

 
 

 
テン「ぎゅーん!ぎゅーん!」

テン「怪獣発見!攻撃開始!」

ゲシッ ゲシッ ビシビシ!

あたる「……」

テン「破壊光線発射〜!び〜!」

あたる「……」ムカムカ…

テン「これでトドメじゃ〜!」ドカッ!ドカッ!

あたる「いいかげんにせんか!!」スパーン!

テン「どわっ!!」ビターン!

テン「なにすんねん!ドアホ!」ゴオオオオオ!!

あたる「ぶあっ!」


あたる「……」プスプス…

テン「ざまみさらせ!いたいけな幼児に暴力振るうからや!」

あたる「病人になんちゅうことをするんじゃ!」ブンッ! スカッ!

テン「同じ手は食わんわい!」


あたる「くそ〜…」ジリジリ…

テン「アホ〜…」ボッ! ボッ!


ラム「あっ!ダメだっちゃダーリン!ちゃんと寝てないと!」

テン「ラムちゃ〜ん、あたるがワイをいじめるんや〜」

あたる「先にちょっかいかけたのはお前だろーが!」ゴホッ!ゴホッ!

ラム「テンちゃん、ダメだっちゃよ、ダーリンは風邪ひいてるんだから…外で遊んでくるっちゃ」
 

 
テン「うう〜…おもろないな〜」


サクラ「ん?」

サクラ「テンではないか、何をしておる?」

テン「サクラねぇ〜ちゃ〜ん♪」ジタバタ


サクラ「なんじゃ、おぬしコブが出来ておるな…ちょっとウチまで来い…」


☆サクラの家☆

サクラ「よし、もう大丈夫じゃ」

テン「サクラねぇちゃん、おおきに♪」ニコニコ

サクラ「また諸星とケンカをしたのか?」

テン「あのアホひどいんや、ボク良い子にしてたのに…いきなりフライパンで殴るんやで…」

サクラ「ふむ…ヤツには説教が必要じゃな…」
 


☆あたるの家☆

サクラ「御免!諸星あたるはおるか?」

あたるの母「あたる〜、サクラ先生が来たわよ〜」


ラム「サクラ、何の用だっちゃ?」

サクラ「諸星はおらんのか?いつもなら獣の様に飛び付いて来るのじゃが…」

ラム「ダーリンなら風邪ひいて寝込んでるっちゃ…」

サクラ「なに?あのアホが風邪を引いたじゃと?そんなバカな…」

サクラ「邪魔をするぞ…」ズカズカ

ガラッ!

あたる「………」ゼェ〜 ゼェ〜

サクラ「こ、これは…?」
 

 
ラム「薬飲ませたのに、どんどん悪くなってるっちゃ…」

サクラ「ラム…これはただ事では無いぞ」


錯乱坊「もののけの仕業じゃな」ぬっ!

ぶぼ〜〜〜ん!!


ラム「………」ピクピク

サクラ「おじうえ!アップはよせと言うたであろうが!」スパーン!


ラム「で、ダーリンはもののけに取り憑かれてるって事だっちゃ?」

サクラ「うむ…この諸星がわたしが来てると言うのに、何の反応も無く寝込んでおるのはおかしすぎる」

錯乱坊「しかもこれは、地球のもののけじゃ無いのう…」

サクラ「たしかに僅かな妖気はするのじゃが…」

あたる「うう…」ゴホッ!ゴホッ!

ラム「ダーリン…」

サクラ「これは、わたしらの術では祓えんな…」

ラム「そ、そんな…ダーリンはどうなるっちゃ!?」
 

 
サクラ「このままにしておいたら…」

錯乱坊「死に至るやもしれん」

ラム「ええっ!!イヤだっちゃ!!ダーリン死んだらダメだっちゃあ〜!!」ポロポロ…

錯乱坊「さだめじゃ…」チーン

ラム「なんとかするっちゃ!」ドババババババ!

錯乱坊「……」シュ〜…


サクラ「物は試しじゃ…」

サクラ「おじうえ!頼むぞ!」グイッ!

ずうううん…

あたる「ウウウ…」

ラム「何するっちゃ!?チェリーの顔をダーリンに近付けて!」

サクラ「黙って見ておれ」グイ〜ッ!

あたる「イヤダヨ〜キモチワルイヨ〜」ダラダラ…

ラム「ダーリンの声じゃ無いっちゃ…」

サクラ「それ、もう少しじゃ!」グイッ!

あたる「コリャタマラン!」ポンッ!

サクラ「ラム!電撃じゃ!」

ラム「ちゃーっ!!」ピシャーン!!

???「ぎゃああああ!!」ビビビビビ!

ドサッ!

サクラ「今じゃ!」グルグルグルッ!
 

 
ラム「ダーリン!ダーリン!」ユサユサ

あたる「くっ…な、なんだ…?」ムクッ…

サクラ「気がついたか諸星」

あたる「サクラさ〜ん♪」ガバッ!

めきぃっ!!

サクラ「もう大丈夫な様じゃな」
あたる「ぶっ…かはっ…」


ラム「良かったっちゃ〜」ウルウル

あたる「ラ、ラム…何を泣いとるんだ?」

錯乱坊「おぬしは危うく命を落とす所じゃったのだ」

サクラ「こやつのせいでな…」
 

 
???「すんません…あまりに居心地の良い御仁だったもんで…」


ラム「お前は…海王星の妖怪じゃないのけ?」

ラム「おユキちゃんの持ってた妖怪図鑑に載ってたっちゃ!」

サクラ「ほう…海王星の妖怪か…」

ラム「たしか海王雪ん子!」

海王雪ん子「へぇ、たしかにそうでやんす…」

ラム「そうか、おユキちゃんの異次元トンネルから入って来たっちゃね?」

海王雪ん子「そうでやんす、地球ってのはどんなもんか、来てみたかったんでやんす」

海王雪ん子「したら暑くて暑くてたまらなかったので、この御仁の身体に避難してたんでやんす」

ラム「危なくダーリンが死ぬ所だったっちゃよ!!」

海王雪ん子「すんません!すんません!」ペコペコ

あたる「こいつはどうするんだ?」

ラム「おユキちゃん呼んで連れ帰ってもらうっちゃ!」ピッ
 


 
カタカタカタ… がらっ!

あたる「にゃはは!おユキさ〜ん♪」ガバッ!

もふっ!もふもふ…

あたる「もふって…?」チラッ

B坊「ぐわああ!!」クワッ!

あたる「おわあああ!!お前はB坊!!」


B坊「………」ヒソヒソ

ラム「うんうん…そうけ…」

ラム「おユキちゃんは忙しいから代わりに来たっちゃ!」


あたる「ちぇっ…」ムスッ


海王雪ん子「えらいご迷惑お掛けしました」ペコペコ

ラム「地球は暑いんだから、もう来るんじゃ無いっちゃよ」

海王雪ん子「へぇ、じゃこれで…」

ピシャッ!


サクラ「一件落着じゃな、おじうえ引き上げじゃ」

錯乱坊「うむ…」


ラム「さて、ダーリン…って、あれ?居ないっちゃ!?」キョロキョロ
 

☆海王星☆

あたる「お ユ キ さ〜ん!遊びましょ〜♪」ガバッ!

おユキ「あら、どうなさったの?」ヒュウゥ〜…


あたる「あれ? 足が凍って動けん…」


ラム「おユキちゃん!お邪魔するっちゃ!」

おユキ「あら、ラムまで…」

ラム「ダーリン!B坊の後について来たっちゃね!?」

あたる「おわっ!ラム!」

ラム「こっそりおユキちゃんにちょっかい掛けようとしたって、そうは行かないっちゃよ!」

あたる「うるさい邪魔するなラム!!」

ラム「天誅だっちゃああああ!!」ドババババババ!!

あたる「ぐわああああ!!やめっ!!ぎゃああああ」ビビビビビ!!


おユキ「私、忙しいのよ…帰ってくださる?」




錯乱坊「さだめじゃ」チーン


終わり
 

乙!

懐かしいな、乙!

また懐かしいものをwww

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