八幡「川崎家に居候することになった」沙希「遠慮しないでいいから」 (982)

・八幡×沙希メインのSSです。地の文なし
・書き溜めはありません。ゆっくり更新。目指せ一日一沙希
・長さは不明です
・八幡が少し弱めに改変されてます
・安価とかはありません
・性的描写はありません
・平塚先生は結婚しません


よろしくお願いします

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『誰だお前?』

『おい、近寄んなよ』

『キモッ』

『ギャハハハハ、コイツ本当に来やがった!』

『罰ゲームに決まってんだろ』

『なにマジになっちゃってんの?』

『勘違い野郎』

『身の程をわきまえろっての』

八幡「………………」

八幡(俺はベッドで上半身を起こす)

八幡(最悪の目覚めだった。夢で安心した、なんてことはない)

八幡(過去の記憶を夢の中で反芻しただけなのだから。くそ、昼寝なんてしなけりゃよかった)

八幡(いくら過去の事とはいえ、嫌な記憶を凝縮して見せられたのは精神的にキツい。俺は頭を振って陰鬱な気分を無理やり追い出そうとする)

八幡(今日は春休み初日で、お祝い事をするんだから沈んだ気持ちでいるわけにはいかないからな)

八幡「よっ、と」

八幡(俺は自分の頬をパン、と叩いて無理やり奮い立たせ、ベッドから降りた)

八幡(時刻は夕方に差し掛かろうという頃だ。階下に降りると雪ノ下と出くわした)

八幡「よう。もう来てたのか」

雪乃「ええ、準備も色々あるし」

八幡「悪いな、こっちが誘ったがわなのに」

雪乃「いえ、私も祝うほうだもの。それは構わないのだけれど…………」

小町「あ、お兄ちゃん起きた?」

八幡(台所から顔を覗かせた小町が手を振ってくる)

雪乃「祝う対象に祝う準備をさせてどうするのよ。こんな時くらい役に立とうとは思わないのかしらゴミ谷君は」

小町「いえいえ、いいんですよ雪乃さん。ゴミいちゃんがいるより小町と雪乃さんでやった方がはかどりますし」

雪乃「それもそうね」

八幡「…………」(ズキン)

八幡「まあ男子厨房に入るべからずって言うだろ? ちょっと顔洗ってくるわ」

八幡(俺はやや強引に会話を打ち切り、洗面所に向かう)

八幡(そう、今日は小町の総武高校合格のお祝いをするのだ)

八幡(はっちゃけた親父やテンションの高い由比ヶ浜のせいですでに何度も祝っているのだが、何かと勉強を見てくれた雪ノ下に改めてちゃんと礼を言いたいという要望のため、ウチに招待して何度目かの合格祝いをすることになったのだ)

八幡(家庭の事情やら用事やらで春休み初日である今日実行となった。両親も早めに帰宅することになっているが、料理などの準備は雪ノ下や小町自身が行っている。まあ俺より腕はいいからな)

八幡(あ、俺も一応手伝おうとはしたぞ。断られただけで)

八幡(そうこうしているうちに両親が帰宅した。仕事帰りに買ってきたであろうケーキを冷蔵庫に入れ、いそいそと着替えてテーブルに着く)

八幡(ったく。俺の時はケンタで買ってきたチキンでささっと済ませたのに。まあ俺と小町じゃわけが違うか)

八幡「…………」(ズキン)

八幡(仕方、ないよな)

八幡(やがてテーブルに所狭しと様々な料理が並べられる。さすが雪ノ下だ、ウチの家族じゃ誰もこうはいかん)

比企谷父「これは、すごいな…………」

比企谷母「ええ、とても美味しそう」

小町「見た目だけじゃなくて実際に美味しいよ。ちょっとつまみ食いしたけどほっぺた落ちそうだった!」

雪乃「小町さん、つまみ食いなんかしてたのね…………」

小町「だ、だってすごく美味しそうだったから我慢できなくて…………」

雪乃「まあいいわ。そこまで言ってくれるなら作った甲斐もあるもの」

比企谷母「じゃ、そろそろいただきましょうよ。雪ノ下さん、乾杯の音頭をお願い出来るかしら?」

雪乃「わかりました。では…………小町さんの合格を祝って、乾杯」

「「「「乾杯!」」」」

八幡(五つのグラスが思い思いにぶつかる)

小町「でも残念でしたね、結衣さんが来れなくて」

八幡「先約があるって言ってたな。ま、いいだろ。今日は雪ノ下と一緒にするのがメインなんだから。あいつは小町の勉強を手伝ってないし」

雪乃「それはあなたもじゃない」

八幡「うるせえな。手伝いたくても学年一位様がいる以上役に立たないだろ」

小町「雪乃さん教え方上手だから苦手科目もばっちりだったよ。ホントすごく感謝してます! あーあ、お兄ちゃんじゃなくて雪乃さんがお姉ちゃんだったらよかったのに」

八幡「…………」(ズキン)

八幡「悪かったな、こんな兄で」

小町「そうだ雪乃さん、お兄ちゃんと結婚してくださいよ。そうすれば晴れて小町のお姉ちゃんです!」

雪乃「な、何を言ってるの小町さん!?」

比企谷父「そうだぞ小町、こんな素晴らしい女性が八幡になどと勿体無い。この役に立たん穀潰しには逆の意味で相応しくない」

八幡「…………」(ズキン)

八幡「うるせえ、釣り合いが取れてないのはわかってんだよ」

比企谷母「本当にね…………八幡、勘違いしちゃだめよ。あなたは雪ノ下さんみたいな子にお話ししてもらえるだけでも有り難いと思わなきゃ」

八幡「…………」(ズキン)

八幡「へーへー、雪ノ下さんには感謝してますよっと」

八幡(皆で雪ノ下の料理をつつき、食卓は絶賛の嵐に包まれる。気合い入りすぎだろと突っ込みを入れたくなるくらい美味かった)

八幡(両親の賛辞に雪ノ下は照れたように軽く頭を下げる。ちょっと新鮮だな)

比企谷父「いやー女の子が多いと華やかでいいな。小町だけでは八幡の陰鬱さを打ち消すのに精一杯だから」

八幡「…………」(ズキン)

比企谷母「雪ノ下さん、あれと替わりにウチの子になる気はないかしら?」

八幡「…………」(ズキン)

小町「あ、それいい! 小町もお兄ちゃんの世話をするよりお姉ちゃんに甘えたりしてみたいです!」

八幡「…………」(ズキン)

八幡(別に皆に悪気があるわけじゃない。これくらいの言動はいつものことだ)

八幡(だけど夢見が悪かったせいか、ちょっとだけ心に響く)

雪乃「ひ、比企谷くん…………え?」

八幡(熱心なアプローチに戸惑った雪ノ下が助けを請うように俺を見る。が、その表情が驚愕に変わった。何だ? 俺の腐った目以外に何か付いてんの?)

小町「お、お兄ちゃん、なんで、泣いて…………」

八幡「え…………」

八幡(慌てて自分の目元を触ると、確かに涙が流れていた)

八幡「う…………」

八幡(何で、何で、何で)

八幡(一度自覚するともう止まらない。あとからあとからボロボロと涙が溢れてくる)

八幡「あ、あああああ!」

八幡(俺は思わず立ち上がり、その場を飛び出す)

八幡(呼び止める声が背中にかけられるが、俺はそれらを一切無視して全力で逃げ出した)

  ~ 駅前 ~


沙希「はあ、やっと着いた。信号トラブルで遅れるなんてツイてないね」

沙希(改札を出てあたしは一人呟く。少し遅くなっちゃったな)

沙希(ま、みんなは田舎にいるままだから急いで帰る必要はないんだけど。しばらくは一人か…………)

沙希「何か食べて帰ろうかな…………あれ?」

沙希(駅前のベンチに座って顔を伏せてる同年代くらいの男子。あれって、比企谷じゃない。何やってんだろこんなとこで)

沙希(思いもよらない邂逅にちょっとだけドキッとしながらそちらに足を向ける。だけどその姿にどこか違和感を覚えた)

沙希「!」

沙希(気付いた。靴を履いてないんだ! あたしは慌てて比企谷に駆け寄った)

沙希「比企谷っ!」

沙希(あたしが叫ぶように声をかけると、比企谷は緩慢な動きで顔を上げる。その表情はまるで能面のように何の感情も見えない)

八幡「……ゎさき、か」

沙希(ぽつりと呟いて前半が聞こえにくかったので名前を呼ばれたのかと一瞬勘違いしてしまった。だけど今はそんな場合じゃない。あたしは比企谷を刺激しないようにそっと問いかける)

沙希「何かあったの?」

一旦ここまで
拙いSSですがしばらくの間よろしくお願いします

サキサキ同人誌ってやっぱり無いのね…………

おかえりー!
誰にも静ちゃんを渡したくない>>1の決意は伝わったww

うおおお
俺達のサキサキが帰ってきた

舞っていた…
舞っていたぞー!!
サキサキー!!

キタ━ヽ(^∀^ヾ)━!
待ってました!

とりあえず死すべし比企谷夫婦

サキサキ頼みます!

とってもいい感じ 期待

乙!

いちおつ待ってました
静ちゃん(´;ω;`)


こないだまで甘々な日常書いてたのに急に八幡への風当たりが強くなってびっくりした

よしきた
>>1は先生をどうしたいんだ
今後のフリなんだよな?な?

さきさき舞ってた……!


待ってた

比企谷家の人間もそうだが、本人の親兄弟の前で堂々と暴言吐くとか恥知らずにも程があるだろクズのん

>>1

いよっ、待ってました!

>>23
親兄弟の前ではいてなくね?

まぁ展開上多少はね?

一番の味方である家族からこんな扱いされたらそりゃ弱るわな
本気でも冗談でも八幡のダメージは変わらないし

ゆきのんは悪くないだろ……
悪いのは比企谷家の環境

ピュア民多すぎない?

1は静ちゃんに厳しい

母ちゃんはあんまり言わないイメージ

待ってました!!
なんか以前のと比べるといきなり暗い展開ですな
だが、面白い

とんでもねえ
待ってたんだ


出だしが胸糞とか斬新だな
久しぶりにイライラしたぞ(褒め言葉)

沙希(あたしは比企谷をウチに連れて帰ることにした。何を言っても生返事で反応の鈍いこいつを放っておけるわけないじゃないのさ)

沙希(靴下のまま歩かせるのもどうかと思ったけどそこは仕方ない。抵抗の様子は見せず、手を引っ張ると素直に着いてくる)

沙希(こんな時だけど繋いだ手にドキドキしてしまった。比企谷もちゃんと握り返してきたし)

沙希「ちょっとここ座って待ってて」

沙希(家に入り、比企谷を玄関先で座らせる。あたしは荷物を置いて洗面所に向かった。タオルをお湯で濡らして絞り、玄関に戻る)

沙希「ほら、足こっちに出して。脱がすよ」

沙希(あたしは比企谷の靴下を脱がした。外を歩いたせいかところどころ穴が空いている。悪いけどこれは捨てさせてもらおう)

沙希(見た限り足の裏を怪我したりとかはないようだ。濡れタオルで汚れた箇所を中心に拭いていく)

沙希「ん、おっけ。こっちに来な」

沙希(腕を引くと比企谷はのろのろと立ち上がり、あたしと一緒に居間に移動する)

沙希(テーブルの前に座らせたが、多分お茶とか出しても手を付けないだろう。あたしは単刀直入に聞いた)

沙希「家で何かあったの?」

八幡「…………」

沙希(今までは生返事でも反応していたのに、この質問には押し黙ったままだった。確実に何かあったねこれは)

沙希(喧嘩でもしたんだろうか? 比企谷にはあまりそういうイメージはなかったけど)

沙希(その黙ったままの姿が儚くて今にも壊れてしまいそうに見え、あたしは思わず比企谷の頭に手を乗せて撫でてしまった)

八幡「!」

沙希(バシィッと音が鳴り、腕がじんじんと痺れる。比企谷に思い切り振り払われ、手首辺りを叩かれたのだ)

八幡「あ…………」

沙希(比企谷の表情が変わる。自分でしたことが信じられないといった感じだ。そしてそれは怯えに変わった)

沙希(あたしはカウンセラーでも心理学者でもない。だけど今対応を失敗したら比企谷の心が壊れかねないことくらいはわかる。再び比企谷に向かって手を伸ばす)

八幡「っ…………」

沙希(何をされると思ったのだろう、比企谷は目を瞑って身をすくめる)

沙希(あたしは比企谷のすぐ横で膝立ちになり、比企谷の頭に両腕を回してぎゅっと抱きしめた。胸に顔が埋まる形になるが、恥ずかしいとかそんな気持ちは一切ない)

沙希(比企谷の表情は見えないが、しばらくすると肩を震わせ始めた。もしかしたら嗚咽しているのかもしれない)

沙希(少し腕の力を緩めると慌てたように比企谷があたしの背中に腕を回し、すがるように抱きついてくる。離さないでというように。見捨てないでというように)

沙希「大丈夫、大丈夫だから。あたしはここにいるから、ね」

沙希(あたしは比企谷の頭と背中に手をあてて撫でながら、優しく囁く)

沙希(微かに聞こえていた声が少しずつ大きくなり、やがて比企谷は叫ぶように大声で泣き始めた)

列待機中投下
ちょっと待っててくれた人多すぎないですかねぇ……プレッシャーで胃に穴が空きそう

またノシ


>>1の胃壁にも穴はあるんだよな……

乙です

だがあえて言おう
期待

乙乙
ゆきのんも小町も両親も普段通り接したけどタイミングが悪かった、ってことか

>>39
通謀しますた

あれが普段通りって相当ヤバイと思うんですがそれは…


とりあえず完走してくれ


とりあえず>>44みたいな池沼はスルーして頑張ってくれ

いきなりキチガイに絡まれたんだが…

参考レス

133 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2015/08/15(土) 10:12:66.48 ID:qpLC9qdNo
ガタガタ抜かすなやw
またおまえのスレ埋めようか?wwwww

これでどちらがキチガイかはっきりしましたね。池沼くん。

>>47
そんなレス書き込んだ覚えねーよ
ただのID被りじゃねーか

2人とも、喧嘩はやめなよ!


IDかぶりです(笑)

この板でID被りって初めて聞いたわ

このクソゴミは、どんなレスしてもID被りですませるつもりなんだろうな。
かごめかよ。

んー、ほんとに被ってるんだけどな
酉付けてIDチェンジして証明してもいいし
もう一人の方はそのままだから分かるでしょ

そうしないとなんか粘着してるキチガイが面倒臭そうだしね

とりあえず人のSSで喧嘩するのはやめような

荒らしにキチガイ呼ばわりされる筋合いはないよ(笑)
おまえの証明()とかいいから、一生ROMってろ。次レスしたら焼き依頼出すからな?

てことでこの話は終わり。荒らしうざいからつい触れてしまいました。
>>1ごめんなさい。続き楽しみにしています。

>>54
失礼しまいました。

申し訳ないんご

サルみたいにハメ倒す話だと思ってた

八幡「…………」スー、スー

沙希(ふふ、泣き疲れて寝ちゃったか)ナデナデ

沙希(でもこの体勢じゃ寝にくいかな? よいしょ、っと)

沙希(比企谷の身体を動かし、あたしにもたれかかる体勢から横たわらせて膝枕をする)

沙希(比企谷の寝顔なんて初めて見るけど、結構整った顔立ちしてるよねやっぱり。あ、涙がちょっと目元に残ってる)

沙希(指でそっとそれを拭く。そしてあたしは改めて自覚した。というか実感した)

沙希(あたしは、本当に比企谷のことが好きなんだ)

沙希(比企谷のために何かしてやりたいし、出来ることがあるなら喜んでする)

沙希(下心がないではないけど、それ以上に比企谷の悲しい顔を、苦しむ顔を見たくない)

沙希(今回のこと、あたしは比企谷に尽くしてあげよう)

沙希「好きだよ、比企谷」ナデナデ

八幡「ん…………」

八幡(目が覚め、見覚えのない天井が目に入った)

八幡「あれ?」

八幡(どこだここ? 昨晩何したんだっけ? この毛布も枕にしてた座布団にも見覚えがないし)

八幡(上半身を起こして昨日の事を思い出そうとするが、その前に台所であろう奥の部屋からひょこっと一人の女子が顔を覗かせた)

八幡「か、川崎…………?」

沙希「あ、起きた? いま朝ご飯作ってるからね」

八幡(そう言われて奥に引っ込んだ瞬間、全部思い出した。俺は身体を丸めて毛布を被る)

八幡(うああああああああ! お、俺は何てことを!)

八幡(恥ずかしい! 恥ずかしい! 恥ずかしい! 何やってんだ俺は!)

沙希「何してんの? 朝ご飯出来たよ」

八幡(ひとしきり毛布の中で悶えていると、川崎から声がかかる。俺は覚悟を決めて這い出た)

八幡「川崎、その」

沙希「いいよ」

八幡「え?」

沙希「今はいいから。朝ご飯、食べよ。結構寝てたしお腹空いてるでしょ?」

八幡(壁に掛けられた時計を確認すると少し遅めの朝、といった時間だ。確かに夕べはあまり食べてないしな)

八幡「えっと、じゃあ、いただきます」

沙希「ん、召し上がれ」

一旦ここまで
今日はもう投下できないかもしれない

だからこれだけは言わせてもらう
サキサキは八幡の嫁だけど、平塚先生は俺の嫁だから

じゃ、またノシ

>>53
あくしろよ

ずっと待ってたで!1ちゃん!

>>1乙!


>>62
もうやめてやれよ(笑)
ここでのID被り、同じ日の同じ時間帯に起こるなんてことあるわけないんだから。

乙です

荒らしに絡むのも荒らし、というか最早レス数多い方がうぜえ…
>>1への感想意外は黙ってろよ…

盆で外出先なんでID変わってるけど>>44です。
いきなり荒らし扱いされたけどさっき書いた通り、家戻ったらコテ付けて証明するわ
焼き依頼するならどうぞ、むしろ別人でip違うんだからこっちとしては身の潔白証明出来るし是非やって欲しいw

あと、絡んできたのはID:93SfyGBkOが先なんでそこんとこ理解してくれ

あ、あと>>61

乙です

いやいやお前のことはどうでもいいから大人しくしてろよ
スレ荒らすな

>>1
荒らしに触れてしまいほんとすみませんでした。最初から黙ってNGして焼き依頼出しとくべきでした。

>>71
おまえも大概面倒臭いやつだな

はいはいやめやめ この流れやめ

八幡を喰う気まんまんのさきさき

どうみても荒らしはID:93SfyGBkOなんだよなあ

                     /j
                   /__/ ‘,

                  //  ヽ  ', 、
                    //    ‘  ! ヽ             …わかった この話はやめよう
                /イ       ', l  ’
               iヘヘ,       l |  ’
               | nヘヘ _      | |   l            ハイ!! やめやめ
               | l_| | | ゝ ̄`ヽ | |〈 ̄ノ

               ゝソノノ   `ー‐' l ! ¨/
            n/7./7 ∧        j/ /     iヽiヽn
              |! |///7/:::ゝ   r===オ        | ! | |/~7
             i~| | | ,' '/:::::::::::ゝ、 l_こ./ヾ..     nl l .||/
             | | | | l {':j`i::::::::::::::::`ーr '         ||ー---{
              | '" ̄ ̄iノ .l::::::::::::::::::::::∧       | ゝ    ',
      , 一 r‐‐l   γ /、::::::::::::::::::::::::〉ー= ___  ヘ  ヽ   }
    / o  |!:::::}     / o` ー 、::::::::::::i o ,':::::::{`ヽ ヘ     ノ
   / o    ノ:::::∧   /ヽ  o  ヽ::::::::| o i::::::::ヽ、 /   /
   /    ノ::::::/    /::::::::ヽ  o  ヽ:::| o {::::::::::::::Υ   /

いちおつです、ID:93SfyGBkOの方がうざい

そんなことよりサキサキが良い女過ぎて眩し過ぎてツライ

荒らしの自演くっさ
焼き依頼出しとく

乙ー、このサキサキは既に八幡のことが好きなのね

このスレ内じゃID:93SfyGBkOの方が暴言も多いし荒らしと思われても仕方ないね

荒らし擁護する意味がわからん。かごめレベルの池沼かな?

無視しろ

>>82
無視できてないぞ荒らしね

作品内だとあまり個性が無いから目立たないけど、現実にいたら超優良物件だからね、仕方ないね。

やっと家戻れた…
川なんとかさんって家事万能で家族大事にするしメインヒロインの風格あるよね

一応宣言してたしやっとくか

これでいけるか
>>1の邪魔になるし絡まれない限りとりあえずこれで
>>1ごめんな

頼むから黙っててくれ
2人ともROMれば済む話だろ

他人のスレでトリつけるとか頭おかしい

乙でした

末尾oと末尾Oか……最早2端末駆使しての自演嫌がらせにしか見えない

>>90
変なこというなよw もう自演にしかみえないw

お前らなんでNGしないの?

速報でIDかぶり発言とか面白いから

八幡(色んな思考が頭の中をぐるぐる回っている。言いたいこと、聞きたいことが山ほどある。だけど川崎の用意してくれた朝食が美味くて、俺は夢中でそれをかっこむ)

八幡(そんな俺の様子を見て川崎は嬉しそうに笑った。何だろう?)

八幡(しかし本当に美味い。雪ノ下とはまた方向性が違う美味さだ)

八幡(………………雪ノ下、か)

沙希「ね、比企谷」

八幡「お、おう、何だ?」

八幡(ちょっと気分が落ちそうになったタイミングで川崎が話し掛けてきてくれた)

沙希「ご飯もお味噌汁もおかずもおかわりあるからさ、遠慮しないで言ってよね」

八幡「う…………」

八幡(正直図々しいとは思う。だけどまだ腹は物足りなく、もっとこの川崎の作った美味い料理を食べたいという欲求が強かった)

八幡「あー…………じゃあ頼む」

沙希「うん」

八幡(俺が器を差し出すと川崎はそれを受け取り、台所へ向かう)

八幡(嬉しそうにしているのは俺が美味そうに食べているからだろうか?)

八幡「………………」

八幡(ヤバい、またちょっと泣きそう。どうしちまったんだ俺は……)

八幡(朝食を終え、川崎が淹れてくれたお茶を飲みながらボーっと待つ。いやボーっとしてはいないか、色々考えているわけだし)

八幡(やがて食器を洗い終えた川崎がこっちに戻ってきた。俺は頭を下げる)

八幡「川崎、その、すまん。色々迷惑をかけてしまって」

沙希「ううん。大したことはしてないよ」

八幡「そんなことはねえだろ。本当に、悪かった」

沙希「大丈夫だから頭上げてってば。こっちが恐縮しちゃうでしょ」

八幡「だって、泊めてくれてメシまでご馳走になってんのに俺はお前の手を叩いたり、その……胸に顔押し付けたりとかしちまって」

沙希「あたしが気にしてないからいいって。それに今ウチはあたし以外は田舎帰ってるから平気だよ。予備校とかあるからあたしだけ昨夜日帰りでこっち戻ってきたんだ」

八幡「そうなのか、なら…………って、それは尚更良くないだろ! 女子一人の家に俺みたいなのを泊めるなんて、何かあったらどうすんだよ!」

沙希「あたしの心配をしてくれるの? 比企谷は優しいね」

八幡「茶化すなよ。俺が言いたいのは……」

沙希「わかってるって。比企谷だから泊めたんだ。他の男だったらこんなことしないよ」

いつもの様にしれっと投稿するいっちホント好きやで

八幡「っ…………!」

八幡(なんだよそのセリフ。勘違いしちゃうだろうが!)

沙希「で、どうするの? 家に帰るの?」

八幡「……そうだな。あまり長居するのも悪いし」

沙希「無理しちゃって。手、震えてるよ」

八幡「! こ、これはただの武者震いでだな」

沙希「何と戦うつもりなのさ…………ほら」

八幡(川崎は俺に向かって両腕を広げた。まるで誘うように)

八幡「何だよ?」

沙希「いいよ、抱きついても」

八幡「な、何言ってんだ!?」

沙希「ああもう、焦れったいね」

八幡(川崎はこちらに寄ってきて昨晩のように俺の頭を胸に埋めるように抱きしめた)

八幡(めちゃくちゃ柔らかい感触と良い匂いに頭がくらくらする。だけどどこか安心するような、ほっとするような、そんな感情になり、腕の震えはいつの間にか止まっていた。俺は川崎に身を委ねる)

八幡「なあ…………何も聞かねえのか?」

沙希「聞いてほしいなら聞くけど」

八幡「…………」

八幡(そうだな。もう川崎には恥ずかしいとこをたくさん見せてしまったんだ。なら今更か)

八幡「じゃあ……ちょっと俺のくだらない話を聞いてくれねえか?」

沙希「うん、いいよ」

八幡(俺は川崎に抱きしめられたまま、昨晩のことを話し始めた)

一旦ここまで
明日の決戦に備えて寝る
俺、明日サキサキのエロ同人買ったらこのスレに集中するんだ


>>96
だ、ダメよ。私には平塚静という人が近くにいるの
あなたの身が危ないわ


んじゃまたノシ

乙とかマジウケる

乙です

乙!
さすが>>1だな。同人買っても読まずにこのスレに集中するなんてww

乙!

>>98
平塚先生なら浮気相手じゃなく>>1本人にファースとブリットかますだろ

乙です

楽しみ!

乙でございます

他人のスレで酉つけてID変えることになんの意味が…(困惑)

日頃から自演しまくっとるんやろなあ…

ここをプロレスリングにして暴れるのが目的だろうから
スルーが一番なんだけど、エンターテイメント過ぎて反応したくなっちゃう
反省

◆U89wR8sTig=佐藤一輝

もうID被りネタは勘弁な


[ピーーー]
死ね - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439675374/)

1 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2015/08/16(日) 06:49:34.53 ID:HljBwbQOO
魔王だぜ、俺

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439675374

5 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage saga 2015/08/16(日) 09:52:18.21 ID:HljBwbQOO
魔王としてお前たちを[ピーーー]

http://www.xmist.net/u/GEz0FrT.png

八幡「…………と、まあそんなことがあったわけなんだが」

沙希「そう…………」

八幡「誰が悪いってわけじゃねえのはわかってんだよ。みんな本気で言ってるわけじゃないからな。雪ノ下だって親の前では俺を貶すようなことはほとんど言ってねえし、親や小町が俺をディスるのもいつものことだし」

沙希「…………」

八幡「ただ今回はタイミングが悪かったな。ちょっとあんな夢を見て少し精神が弱ってたみたいでさ、普段なら全然構わないんだが」

沙希「いや、良くないでしょ。そんなに言われてあんた何も思わないの?」

八幡「いつものことだし慣れてるよ。なんだかんだ構ってくれるし」

沙希「無視されるよりはいいってこと? そんなの悲し過ぎじゃない…………」

八幡「いや、そんな悲観的に捉えることでも」

沙希「馬鹿…………」

八幡(川崎は俺の頭を抱く力を強めた。しかし性的な情欲は一切沸かず、ただされるがままになる)

八幡「…………そういやお前はあんま俺の悪口言わねえな。何でだ?」

沙希「何でって…………普通言わないでしょ」

八幡「そうか? 由比ヶ浜ですら俺にキモいキモい言うんだぞ。むしろ言う方が普通じゃね?」

沙希「まあ由比ヶ浜は……ね」

八幡「?」

沙希「でも家を飛び出してきた、というか泣いたってことはやっぱりあんたも嫌だったってことでしょ?」

八幡「あー…………ほんの少し、な。ま、家に帰ってちょっと怒られてちょっと謝って終わりだろ」

沙希「手を震わせるほどショック受けたくせに」

八幡「はん、そんなの俺の数あるトラウマのひとつになるだけだ。大したことじゃねえ」

沙希「へえ。じゃ、あたしの胸で大泣きしたことを誰かに言っても構わないんだね?」

八幡「ちょっと待ってください川崎さん」

沙希「大したことないんでしょ?」

八幡「すいませんホント勘弁してください」

沙希「まったく…………あんたがそんなんだから周りも気にせずに色々言ってくるんだよ。少しは言ってやらないと」

八幡「いや、いつもは本当に気にしてないんだって。今回はたまたまだな」

沙希「じゃ、時には傷付くって教えないと駄目だよ」

八幡「教えるってもなあ……何て言うんだ?」

沙希「口頭じゃなく行動で示すんだよ」

八幡「例えば何をするんだよ?」

沙希「ちょうど春休みだし家出しちゃいな」

八幡「悪口言われて拗ねて家出って…………子供かよ」

沙希「高校生は子供でしょ」

八幡「そうでした」

沙希「それとも自分探しの旅にでも出る?」

八幡「どっちにしても無理だ。財布もなけりゃ泊まるとこもねえんだぞ」

沙希「あっそ。ところで比企谷、奉仕部って春休みもやってんの?」

八幡「あん? さあ、知らんな。何か依頼でもあるのか?」

沙希「うん、せっかくだしあんたに頼もうと思って」

八幡「今の俺に出来ることなんか限られてるが……ま、一宿一飯の恩もあるしな。とりあえず言ってみろよ」

沙希「そう、じゃあさ」

八幡(スッと川崎は腕を解いて身体を離し、少し離れて座る。ちょっと名残惜しい)

沙希「女一人でしばらく留守番なんてちょっと不用心だからさ、家族いない間ウチにいてくれない?」

八幡「はあ!? いやいや、駄目だろそれは」

沙希「女一人にするつもりなの? ちなみに誰か泊まりにくるような女友達なんかあたしにはいないから」

八幡「いや、でも…………」

沙希「あっ、あいたたたた…………昨夜叩かれたとこが痛くて買い物とか不便になりそう。誰か男手がいてくれれば楽なんだけど…………」

八幡「うぐっ…………」

沙希「あー、手首が痛いなー、洗濯とかも大変になりそう。そういえばあたしが昨日着てた服、誰かさんの涙とかで汚れちゃってたなー。比企谷が駄目なら雪ノ下や由比ヶ浜に色々相談してみよっかなー」

八幡「わかった! 留守番させてもらう! 依頼は引き受けるから!」

沙希「そう? ありがとう」

八幡「ったく…………んじゃ準備してくっから一回帰るわ」

沙希「何言ってんの。それじゃ家出にならないでしょ」

八幡「マジで家出させるつもりなのかよ…………財布もスマホも着替えもないんだぞ?」

沙希「お金は生活費とかはこっちが出すし、必要なら渡すよ。抵抗あるなら今後いつか返してくれればいいから。連絡する相手もいないのにスマホなんか使わないでしょ? 下着類は父さんや大志用の予備があるからそれを使いな。着替えも大志のを借りればいい。男同士ならそこまで抵抗ないでしょ?」

八幡「あとウチはともかくお前の親御さんとかにはなんて言われるか」

沙希「それも大丈夫。母さんに電話して許可はもらってるから」

八幡「年頃の娘一人の家に男泊めるのを許可するのかよ…………」

沙希「ま、その辺は色々と、ね」

八幡「はぁ…………改めて確認するけど本当にいいのか? 俺は男でお前は女なんだぞ?」

沙希「そうだね」

八幡「何かされるかもとか思わないのか?」

沙希「するの?」

八幡「そんなつもりはねえけどさ、理性トんだりするかもしんねえだろ」

沙希「そん時はあたしの見る目がなかったってことで諦めるよ。こう見えても諦めはいいんだ」

八幡「じゃあ俺を泊めようとすんのを諦めろよ…………」

沙希「ぐちぐちうるさいね、もうあたしの依頼引き受けたんだから覚悟決めな」

八幡(川崎はそう言うが、明らかに口実だ。一旦俺を家から引き離すのが目的だろう)

八幡(これで本当に親達からのディスりが減るかはわかんねえし、むしろいなくなって喜ぶまである)

八幡(でも…………たまにはこんな非日常もいいか、なんて思うあたりやはり多少は自暴自棄になっていたのだろう)

八幡「わかった、しばらくの間居候させてもらう。悪いけどよろしく頼むな」

沙希「うん、遠慮しないでいいから」

八幡「でもよ、何でお前はここまで俺に構ってくれるんだ? 普通ならあんなみっともないとこ見せた男なんて引くだろ」

沙希「何でだと思う?」

八幡「わかんねえから聞いてんじゃねえか。あれか、お前俺のこと好きなんだな? なんて」

沙希「なんだ知ってたのあたしの気持ち。ま、そういうことだね」

八幡「はああ!?」

沙希「だから我慢できなかったら別に襲ってもいいよ。抵抗しないから」

八幡「いやいやいやいや、冗談だろ? 冗談だよな?」

沙希「信じなくてもいいけどね。今はあんたの家族とのことを考える方が大事でしょ」

八幡(いえ、そっちの方が大事というか衝撃なんですが)

沙希「とりあえず靴下と靴くらいは用意しとくかな。下駄箱に予備のスニーカーがあったから出掛ける時はそれ使って。出しとくから」

八幡(そう言って川崎は玄関の方に向かう)

八幡「…………」

八幡(なんか、とんでもないことになったな…………)

八幡(こうして俺の、川崎家での居候生活は始まったのだった)

さすがいっちやで

ここまで
サキサキ同人誌が一冊もなかったのでサキサキ成分を自給自足
はあ…………気力なくなったわ……何でガハマさんといろはすばっかり

続きはやる気が出たら投下します
ではノシ

乙です

乙です

いろいろと乙です


こっからが本番やな

俺も酉つけてみっかな

乙。
サキサキ同人増えろ(願望)

おつおつ
八幡は居候決定として、その後の比企谷家(+ゆきのん)の反応が気になるな…

1、乙です。プレッシャーなぞ感じず、1の書きたい事を書いてほしい。
1を愛しているから。


とりあえず、このスレは我らドドリア達が楽しみにしている。今度は、体調優先でね~。

は?
俺はドドリアじゃねえし
変身前ザーボン様だし

>>129
くさいから黙ってろ

そんなことよりサキサキ同人増えろし…誰かマジでやってくれないかなー…無理か

サキサキ格好いい結婚したい

何か何となくだけど文章上手くなってる気がする。

早くしないとハチマンがさきさきに食われちゃう…

さきさきマジイケメン(褒め言葉

沙希「シャワー浴びてこいよ」

八幡「え」

沙希「ん?」

沙希「じゃ、ちょっと着いてきて。軽くウチの中案内しとくから」

八幡(戻ってきた川崎にそう言われて俺は腰を上げる。トイレや風呂場などを確認し、使っていいものを指示された)

沙希「ここが大志の部屋ね。そんなに散らかさなかったら勝手に入って漫画とか読んでもいいから。あたしもそうしてるし」

八幡「わかった」

沙希「こっちが親の部屋。ここは入らないでね」

八幡「わかった」

沙希「んでここがあたしの部屋。比企谷には夜は居間に布団敷いて寝てもらうけど、寂しくなったら来てもいいから」

八幡「わかんねえよ!」

沙希「こんなとこかな? もうすぐお昼ご飯だけど冷蔵庫の中身が心許ないから買い物しないと」

八幡「スルーすんなよ…………買い物なら手伝おうか? 荷物持ちくらいならするが」

沙希「ありがと。じゃ、スーパー行こっか。ちょっと着替えるから玄関か一緒にあたしの部屋に入るかして待ってて」

八幡「後者は有り得ないだろ! 玄関で待ってっから」

沙希「そう? 着替え覗きたくなったらいつでも来ていいからね」

八幡「っ…………!」

八幡(俺は言葉に詰まり、無言でその場を離れる)

八幡(なんなんだあいつは…………)ドキドキ

八幡(先ほど渡された新品の靴下を履き、玄関に向かう)

八幡(新しいスニーカーが用意されていたので、サイズを確認して履いてみる。うん、大丈夫だな)

沙希「お待たせ。靴のサイズ大丈夫?」

八幡「おう、平気だ…………って」

八幡(振り向くと、やたらキマった服装の川崎がいた。え? スーパー行くんだよね? これから誰かとデートってわけじゃないよね?)

沙希「何? あ、ひょっとして似合わない?」

八幡「いや…………えっと」

沙希「ごめん……やっぱり変だよね。着替えてくる」

八幡「ち、違う! そうじゃなくて、その、すげえ綺麗だから言葉に詰まっちまったんだ」

沙希「…………ホント?」

八幡「ああ。思わず見惚れちまった。こんな時の語彙が不足してて上手く言えねえけど、すごく魅力的だ。世の中の男共を虜にできるぜ」

沙希「他の男なんかどうでもいいよ。比企谷は? 虜になってくれてる?」

八幡「う…………あ、ああ、そりゃな。何で今まで川崎がこんなに綺麗なのを知らなかったんだろうって後悔してるくらいだ」

沙希「ふふ、ありがとう。比企谷にそう言ってもらえるとすごく嬉しい」ニコッ

八幡(何なのその笑顔!? 勘違いしちゃうじゃないか!)ドキッ

沙希「そんじゃ行こっか」

八幡「お、おう」

八幡(俺は先に玄関を出て、ドアを開けておいて靴を履く川崎を待つ)

沙希「おっけ。鍵かけるよ」

八幡「おう」

八幡(川崎はドアを閉めて鍵をかける。ノブをひねって確認し、鍵を俺に差し出してきた)

沙希「はい、合い鍵。なくさないでね」

八幡「…………お前、ちょっと人を信用し過ぎじゃないか?」

沙希「だから比企谷だけだってば。持ってないと不便だよ。それともどっか行くときは四六時中一緒にいる? あたしはそれでもいいけど」

八幡「……わかった、一応借りておく」

沙希「ん、信用してるから気を遣わないでいいよ。こう言っちゃなんだけどあんた必要なく他人に疑われるようなことしないでしょ」

八幡「必要なく、って何だよ?」

沙希「心当たりがなきゃ気にしないでいいよ」

八幡「………………」

沙希「ほら、行くよ?」

八幡「…………ああ」

八幡(俺と川崎は並んで歩き始めた)

ここまで
あんまりやる気は出てないけど投下

今までゆきのん、ガハマさん、はるのん、いろはす、平塚先生、大天使トツカエルのエロ同人誌は手に入れてる
サキサキはエロも健全も見かけない…………こんな世の中に絶望した!

またノシ

乙です

乙です

乙ですー

本来同人誌に漫画と小説の区別は無い、つまり……

ほれ書き溜めて出版はよ

このさきさき、八幡のケツとか下半身とかをネットリした視線で見てそう

おつー、頑張っちくりー

サキサキをはじめ、あーしや海老名、折本や相模、ルミルミ、さらには天使コマチエルも出てないぞ

けーちゃんの同人誌見つかったか?

素直なサキサキの破壊力よ
乙です

(性欲に)素直

さきさき攻め過ぎぃ

千載一遇のチャンスだからね、しょうがないね。


はるのんの本もないのか…

もしかしなくてもサキサキが1番専業主夫しやすいから仕方ないね
え?先生? ないない

お願いだから授乳プレイしてほしい

でもサキサキの搾乳ならちょっと見たいかも

八幡「なあ、川崎」

沙希「ん、何?」

八幡「スーパー、こっちにあんのか?」

沙希「ううん。せっかく比企谷とのお出掛けなのにスーパーだけなんて味気ないからね、ちょっと色々見てまわりたくてさ。その、迷惑だったかな?」

八幡「い、いや、今の俺に用事なんてあるわけないしな。どこでもお供するぜ」

沙希「ふふ、ありがと」グイッ、ギュッ

八幡「な、な、何で腕を組んで……」

沙希「………………駄目?」

八幡「う……だ、駄目、じゃない……」

八幡(でも周りの目がすげえ気になる。川崎って美人だしな…………)

八幡(ドギマギしながら歩いていると駅前のショッピングモールに着く)

八幡「そういや何を見に来たんだ?」

沙希「春物の新作の服とかかな。今日は買うつもりはないんだけどちょっと一通り見ときたくてさ」

八幡「そっか。お前スタイルいいもんな…………あ、へ、変な意味じゃないからな!」

沙希「ふふ、慌てなくたっていいよ。どっちの意味だって嬉しいから」

八幡「う……」

八幡(川崎の意図が掴めない。まさか本当に俺のことが好きなのか? いやいや、まさかな…………)

八幡(最初に入ったのは女性物の服が売られている店だった。入りにくいことこの上なかったが、しっかり腕を掴まれて離してもらえなかったので、やむなくそのまま二人で入る)

八幡(こんな所に俺なんかが一人でいたら間違いなく通報される。組んでいた腕を解いて服を見始めた川崎から離れないようにしないと)

沙希「ふうん、今年はこんなのが流行りなんだ…………ね、比企谷、これとこれ、どっちがいい?」

八幡「いや、俺そういうセンスないから参考にならんぞ」

沙希「じゃあ聞き方を変えるよ。これとこれ、どっちが比企谷の好み?」

八幡「…………どっちかといったらそっち、かな」

沙希「へえ。どこを基準に選んだの?」

八幡「ぐ…………わ、笑うなよ?」

沙希「笑わないって」

八幡「その……そっちの方が、お前に似合いそうだなって」

沙希「え…………」

八幡(川崎がポカンとした表情になる。恥ずかしさMAXになった俺は思わず顔を逸らした)

八幡「す、すまん! 気持ち悪いこと言って」

沙希「ううん、嬉しい……」

八幡(川崎が服を戻し、再び腕を組んでくる)

沙希「ね、今度は男物の服を見に行こ?」

八幡(何やら微笑ましいものを見る表情の店員に見送られてその店を出る。川崎はやたらと上機嫌だ)

八幡「あんま見てないけどもういいのか?」

沙希「うん。参考にしてるだけで買うわけじゃないからね。比企谷の好みもちょっと知れたし」

八幡「…………」

沙希「じゃ、次はあの店だよ。行こ」

八幡「ああ」

八幡(俺達は川崎が指差した店に入る。うん、ここはまだ落ち着けるわ。一人でいても通報されないしな)

八幡(川崎は次々と服を俺の身体に当て、何やら真剣に考えている。別に俺は服を買う予定はないんだが)

八幡(一通りチェックして俺の好みを聞き、満足したようにその店を出る)

沙希「ついでだからフードコート辺りでお昼にしちゃおっか? 今から買い物して作ってたら遅くなっちゃうし」

八幡「あー…………」

沙希「あ、お金なら気にしないで。どうしても気になるならいずれ返してくれればいいから」

八幡「じゃあ、すまんがちょっと借りにしとくわ」

沙希「ん」

八幡(俺達はフードコートに向かい、適当に注文して席に着く)

八幡「んじゃ、いただきます」

沙希「いただきます」

八幡(しばらくは食事に集中する)

八幡(そろそろ食べ終わるかという頃、川崎が何やら神妙な顔付きになってこちらを向く)

沙希「……ねえ、比企谷」

八幡「何だ?」

沙希「あたし、他の男子と出掛けたりしたことないからわかんなくてさ…………その、今、楽しんでくれてる?」

八幡「…………」

八幡(ああ、そうか)

八幡(川崎は俺を元気付けてくれようとしてくれてるんだ。俺はその行動よりもその気遣いの方が嬉しかった)

八幡(不安げになっている川崎に対して俺はいかにもな軽口で返す)

八幡「当たり前だろ。川崎みたいな美少女とデート出来て楽しくないなんて男がいたら俺が説教かましてやる」

沙希「ふふっ、何それ?」

八幡(俺の言葉におかしそうに笑う川崎。こいつってこんなに笑うやつだったんだな。いつもムッとしているイメージだったけど…………)

沙希「どしたの、じっと見て? あたしに惚れちゃった?」

八幡「な、何言ってんだよ!? だいたい俺なんかに惚れられても迷惑だろ……?」

沙希「いや、あたしは比企谷が好きだって言ったじゃない。迷惑なわけないでしょ」

八幡「ああ、俺を元気付けようと言ってくれたんだろ? ちゃんとわかってるから」

沙希「はあ……わかってないじゃない」

八幡「え?」

沙希「あたしはね、前から比企谷の事が好きなの。『付き合って』とか『返事をちょうだい』とかは言わないけどあたしの気持ちまで否定しないでよ」

八幡「え、マ、マジで?」

沙希「好きでもない男にここまで世話焼いて家にまで泊めるなんてどんなお人好しなのさ…………そんな人間出来てないよあたしは」

八幡「そ、そうなのか…………」

沙希「ま、気にしなくていいよ。あたしが勝手にあんたに惚れてるだけだから」

八幡「でも」

沙希「いいから。今はあたしの気持ちを利用するくらいでいなって。あたしもあんたと一緒にいれて嬉しいんだからさ」

八幡「…………すまん」

沙希「別に謝るとこなんかないでしょ。じゃ、スーパー寄って帰ろうか。荷物持ちしてくれるんだよね?」

八幡「おう、任せろ。というか今の俺にはそんくらいしか出来ないからな」

沙希「ふふ、充分助かるよ。行こ?」

八幡(そう言って川崎は腕を組んでくる。どうも本気で俺の事なんかを好きらしい)

八幡(生まれて初めて罰ゲームじゃない告白をされた。今でも信じられねえけど…………いつかちゃんと真剣に考えないとな)

一旦ここまで
はあー、やる気出ないわー書く気起きないわー

なんかあんまイチャイチャしてないね今作品。精進が足りん

けーちゃんの同人誌はないが、はるのん本なら二冊ほど。どっちもそれなりに有名なとこが出してる
てか片方は前回までそれなり程度だったのにアニメ効果か突然壁の激混みサークルになってた
後回しにするんじゃなかった…………

そして今決めた
次回作は頭の悪いエロを八幡×沙希で書こう
誰も得しないけど俺が書きたいから書く


ではまたやる気が出たらノシ


これでイチャイチャしてないだと!

乙乙ー
もうサキサキが告白したんだ!今回は八幡の立ち直りと心を開くのがメインテーマになるのかな

エロよりもちょっとした日常を書いてる感じが好きかな
…小町や雪ノ下と出会ったらどうなるか気になる

おつおつ!確かにイチャイチャより別のところが重点的に見える、たまにはこういうのもいいけどね

>>1が書きたいものなら何でも俺得になるから安心して書いていいぞー

家族の八幡disでゆきのんガハマさん無事死亡

乙です。何人も書いてるが、
1が書きたい物を書いて欲しい。
1を愛してるから。


俺ドドリアだけど、1になら俺のパンツ見せてもいいから。チラッ

俺達

すまん、ミスった
乙です

乙!
はるのん本あったんですね。良かった

読んでて楽しいけどさ、さきさきが微笑ましい通り越して怖いんだよ…!

あれだろ弱ってる隙につけこんでチョロく落とそうという腹だな

そういうことをすると、誰かの姉や誰かの後輩の逆鱗に触れそうな気がする

おっとこまえだなー

筆がのらなくても書いてくれるいっちホントいいわ^~

なんで俺の学生時代にはサキサキみたいな女の子がいなかったんだろうか…

>>179
平塚先生がいなかったからだな

俺、来世ではサキサキみたいな女の子になるんだ……!

乙です、期待して待ってるです

乙でございます

八幡(そんなわけでスーパーに到着した。俺は買い物カゴを取る)

八幡「で、何から買うんだ?」

沙希「んー……というか夕飯何にするか決めてないね。比企谷は何か食べたいものある?」

八幡「トマト以外好き嫌いはないが…………そうだな、肉じゃがとかどうだ?」

沙希「男子は肉じゃが好きだもんね。さすがは男を落とす料理って言われるだけのことはある」

八幡「実際肉じゃがが嫌いな男なんていないだろ」

八幡(それに正直肉じゃがくらいちょっと料理かじってりゃ誰だって簡単に作れるだろ。誰が作ったって大差ないだろうし)

沙希「これさ、比企谷はあたしに落としてほしいんだなって深読みしてもいい?」

八幡「なっ…………」

沙希「ふふっ」

八幡「からかうなよ…………」

沙希「比企谷がそんなつもりじゃないのはわかってるって。じゃ、お野菜から見ていくよ」

八幡「おう」

八幡(川崎は食材を吟味しながら次々とカゴに入れる。数日分のつもりか、結構カゴいっぱいになっていくな)

沙希「あとは玉子…………あ、セールで一人一パックになってる。比企谷、レジ一緒に並んで。そうすれば二つまとめて買えるから」

八幡「へえ、そんなシステムなんだ。わかった」

八幡(あとはちょっと飲み物、ついでにマッ缶を取って二人でレジに並ぶ)

八幡(川崎が会計を済ませる間に俺はカゴを持って台に移動し、袋詰めをする。何とか二袋で収まったな)

沙希「お待たせ。あ、もう詰めててくれたんだ。ありがと」

八幡「おう。んじゃ帰ろうぜ」

沙希「あ、一つ持つよ」

八幡「いいって。俺は荷物持ちとして来てるんだから」

沙希「違うよ、比企谷には片手空けててほしいの」

八幡「え…………」

沙希「ね?」

八幡「う…………で、でもどっちも重いぞ。バランス取ろうとして均等に入れちまったから」

沙希「いいよ別に。じゃ、行こ」

八幡「お、おう」

八幡(俺達は一袋ずつ持って出口に向かう。店外に出たところで川崎が俺の空いている腕側に回り、俺の手を取った)

八幡「あ…………」

沙希「その、嫌だったら気にせずちゃんと言って。あたしがしたいことはするけど、比企谷が嫌がることはしたくないから」

八幡(そう言って指を絡めて手を繋いでくる。いわゆる恋人繋ぎってやつだ)

八幡「…………」キュッ

沙希「あ…………ふふ」

八幡(俺が無言で握り返すと川崎は嬉しそうに微笑む)

八幡(そこから川崎家に着くまで特に会話はなかったが、気まずい雰囲気とかにはならない。むしろ心地良かった)

八幡(こんな感じになるのは川崎だけなんだろうな。他の知り合いじゃ多分こうはいかない)

八幡(………………)

やる気出ないのでちょっとだけ投下
夕飯は肉じゃがにしました。ま、あんなの簡単に作れて嫌いな人がいないお手軽料理だからね。八幡に当たり障りのないものを選ばせました(フラグ

ではまたノシ

乙、俺も恋人繋ぎしてくれる人ほしいな

>>187
えっ…///

乙です

乙です

乙ですー

やる気でない(書く気がないとは言ってない)んですね分かります

沙希「ただいま、っと」

八幡「改めてお邪魔します」

沙希「違うでしょ。比企谷は今ここに住んでるの」

八幡「…………ただいま」

沙希「うん、おかえり」ニコ

八幡「っ……い、一緒に帰ってきたのにそれはおかしくねえか?」

沙希「いいの。あたしが言いたかっただけなんだから」

八幡(川崎の笑顔にドキッとしてしまった。勘違いしちゃうとこ…………勘違い、じゃなかったなそういえば)

八幡「と、とりあえず冷蔵庫に入れるもんあるんだろ? 台所持って行こうぜ」

沙希「そうだね」

八幡(俺達は買ってきた物を台所に持って行く。俺が冷やす物を袋から出して川崎に渡し、川崎が適所にしまう)

沙希「そういえばあたし今日1コマだけ予備校あるんだけど、あんたは予備校どうするの?」

八幡(全部整理し終わり、冷蔵庫の扉を閉めて立ち上がった川崎が聞いてくる)

八幡「あ、そういや考えてなかった。あまり休むとスカラシップ駄目になるかもしんねえけど、家から連絡行ってたら面倒だな」

沙希「じゃ、あたしがちょっと予備校に探りを入れてくる。それから考えればいいよ」

八幡「ん、そうするか。悪いな手間掛けさせて」

沙希「いいってそれくらい。ところであんたの家の方はどうする? 誰かから遠回しに聞いてみようか?」

八幡「…………いや、いい」

沙希「そう?」

八幡「どんな結果でも今はちょっと知るのが怖い。もうちょい落ち着いてからにするわ」

沙希「ん、わかった」

八幡(川崎はそう言って俺の手に自分の手を重ねてきた。そこで初めて俺は自分の手が震えているのに気付く)

八幡「…………悪いな」

沙希「気にしないで」

八幡(川崎は震えが止まるまでずっと俺の手を握っていてくれた)

八幡「はあ…………すまん、もう大丈夫だ」

沙希「本当はずっと握ってていたいけどね、もうすぐ予備校の時間なのが残念だよ。一人でいて平気?」

八幡「子供扱いすんな…………とは言えねえな、昨日からのあれじゃ。ま、平気だろ」

沙希「大志の部屋の漫画でも読んでればいいよ。こち亀全巻あるから暇つぶしにはなるし気も紛れるでしょ」

八幡「いや、単純にすげえんだけどそれ…………全巻持ってるやつ初めて見たぞ」

沙希「買ってるのは父さんだけどね。夕飯の支度は帰ってからするよ。七時過ぎくらいになるけどいい?」

八幡「食わせてもらってる身で贅沢は言わねえよ。腹空かして川崎の肉じゃがを楽しみにするから」

沙希「ふふ、期待しててね」

八幡(川崎はそう言って一度自室に戻り、着替えて道具を持って予備校へと出掛けて行った。んじゃ、こち亀読ませてもらうかな)

今日はここまで
やる気が出なくて一日一沙希すら守れない。二回も投下してしまうなんて……
まあ単純に投下内容が薄いから一回分と変わらんのだが

またノシ

おつおつ

乙です

乙!
積極的なサキサキ…嫌いじゃない
ってか大好物ww

この川崎、デート2回目はOKのサインとか思ってそう

このサキサキ二周目じゃね?

サキ本がなくて荒れるのはわかるが、ribi堂に文句は言わんでくれ。
ただでさえガイル本は貴重なんだ


何という肉食系のサキサキww
肉食獣の巣に自ら飛び込んでいく絶食系男子がいるらしい


拾った子猫虐待コピペ思い出した

1乙。1を愛してるよ。


所で、いつ私をヒロインにしてくれるのかな?

八幡(こち亀は頭空っぽにして読めるからいいな。しかし中川って金持ちキャラのくせに初登場時はタクシーで来たのかよ。しかもツケで)

八幡(ま、長期連載でキャラが変わるなんてよくあることか…………お、玄関で物音がする。川崎が帰ってきたのか、出迎えてやろう)

八幡「お帰り川崎。お疲れ様」

沙希「ただいま比企谷。すぐにご飯の準備するからね」

八幡「…………」

沙希「どうしたの?」

八幡「いや、なんかすっげえヒモみたいだなって思って」

沙希「ぷっ、まあ間違ってないよね。惚れられてる女の家に転がり込んでご飯作ってもらって自分はダラダラしてるんだから」

八幡「うっせ。今はこんなんだけど絶対借りは返すからな」

沙希「ふふ、待ってるよ」

八幡(川崎はエプロンを着けて台所に向かう。手伝うって言っても断られるのはわかってるから何も言わないが。むしろ足手まといだろう、俺は大人しく待つ)

八幡(しばらくして良い匂いが漂ってきた。腹の虫を鳴かせているうちに川崎がお盆を持ってやってくる)

沙希「お待たせ」

八幡(テーブルに次々と料理を並べていく。ご飯、味噌汁、肉じゃが、漬け物)

八幡(ひとしきり並べたあと、エプロンを外して川崎も腰を下ろす)

沙希「じゃ、食べよっか」

八幡「おう、いただきます」

沙希「召し上がれ。あたしもいただきます、っと」

八幡(さて、まずは味噌汁から)ヒョイ、ズズ

八幡「!」

八幡(え、何これ? めっちゃうめえ)ズズ、ゴクゴク

八幡(出汁から違うのか? ウチと味が全然違うし豆腐がすげえ美味い)パクパク

八幡(…………あれ?)

八幡「えっと、すまん川崎」

沙希「何?」

八幡「味噌汁、おかわりあるか? その、全部飲んじまった」

沙希「はあ? もう?」

八幡「いや、何か美味くて……気が付いたら…………」

沙希「仕方ないねぇ」フフッ

八幡(川崎は苦笑いしながらも器を受け取り、よそってきてくれた)

八幡「しかし美味いな、出汁が違うのか? ウチのよりこっちが正直好みだ」

沙希「あ、そうなの?」

八幡「あと豆腐の味が濃厚なんだが……高級品かなんかか?」

沙希「ううん、手作りだよ。豆腐って別に作るの難しくないからね」

八幡「えっ!? 手作り!? 市販のじゃなくて?」

沙希「うん、時々作るよ。こっちの方が家族みんな喜ぶし」

八幡「そりゃそうだろ。こんな味の濃い豆腐なんて初めてだぜ。めちゃくちゃ美味い」

沙希「そう? ならどんどん食べてね」

八幡「おう。さて、そろそろ肉じゃがを、っと」

八幡(俺はじゃがいもを箸で掴む)

八幡「!」

八幡(か、形が崩れない!? 普通は鍋の水分で煮崩れするんだが…………箸でしっかり掴めるぞこれ)ヒョイ、パク

八幡「! 何だこれ、すげえほくほくじゃねえか! 味もしっかり付いてるし……ええー?」

沙希「ああ、水を使ってないからね。酒、醤油、野菜の水分で蒸らす感じでやるんだ。焦げないようによく見てないと駄目だけど、その分美味しく出来るからさ」

八幡(肉や玉ねぎ、人参なども余計な水分がないせいか、しっかり味が付きながら歯応えも丁度良い)

八幡(ヤバい、胃袋が落とされちゃう! くっ、肉じゃがなんかに絶対負けない!)

沙希「ね、比企谷」

八幡「な、何だ?」

沙希「おかわり、いっぱいあるからね」ニコッ

八幡(肉じゃがには勝てなかったよ…………結局ご飯を三杯も食べてしまった)

八幡「ふう……御馳走様でした」

沙希「お粗末様でした。ふふっ、見ていて気持ちいい食べっぷりだったね」

八幡「いや、だってすげえ美味かったし。肉じゃがってあんなに美味いものだったんだな…………味噌汁も美味かった」

沙希「朝は時間なくてお味噌汁はインスタントだったけど、比企谷に食べてもらえるから夜は頑張っちゃったよ。じゃ、食器を片付けるかな」

八幡「ああ、洗い物くらいなら俺がやるぞ。全部してもらうのも悪いし」

沙希「いいの、後片付けまでが料理なんだから。比企谷はゆっくりしててよ」

八幡「でも」

沙希「ならさ、あとで浴槽洗ってよ。比企谷も使うんだし」

八幡「わかった。任せろ」

八幡(そのあとは食器を洗い終えた川崎が淹れてくれたお茶を飲む)

八幡「そういや予備校どうだった? 俺のこと聞いたか?」

沙希「ああ。家族から電話があってちょっとの間休むかも、みたいな連絡があったらしいよ。詳しいことは聞いてないっぽいけど」

八幡「そうか。別に出ても問題なさそうだな。俺が出席してもわざわざ家に連絡しないだろ、その様子だと」

沙希「そうだね。講義が被ってないときはあたしの参考書貸してあげる。同じ時は隣で見ればいいよね」

八幡「世話かけるな」

沙希「いいって」

八幡「まあ、万が一家族に連絡行ってもその前に予備校側から何か反応があるだろ。そん時はそん時に考えるとするか」

沙希「…………」スッ

八幡(川崎が手を伸ばしてテーブルに乗せられていた俺の手に重ねる。どうやらまた無意識に震えていたようだ)

八幡(どうも家族のことを話題に出すと震えるらしい。これは何とかしないと…………でもその前に)

八幡「悪いな川崎。こんなんになっちまってて」

沙希「ううん、こう言っちゃなんだけど堂々と理由があって比企谷の手に触れられるからね。気にしなくていいよ」

八幡「…………よくそんな恥ずかしいこと言えるな」

沙希「ちょっと前なら恥ずかしくて出来なかったかもね。でも今は比企谷のためになることをしてあげたいって気持ちの方が上だから」

八幡「……………………ありがとな」

沙希「どういたしまして」

八幡(俺の震えが収まっても、そろそろ浴槽を洗うと言うまで、俺は川崎とずっと手を繋いでいた)

さっき今日はここまでと言ったな、あれは嘘だ!
やる気なく三沙希目。まあ半分近くコピペなのがやる気のなさを醸し出してるよね

>>201
まさかRIBI堂もガイル本とはびっくりだよね。ここは並んでないけど

>>204
誰ですかあなた?
平塚先生なら俺の隣でやけ酒してるよ

蛸壺がガイルやらないで艦これに逃げたのが残念だったなあ
登場人物クズばかりだし絶対ガイルの方が話作りやすいと思ってたんだけど
ただしさきさきは天使

おつー
どこかで見たことがあると思ったら一分コピペだったか笑

乙です

相模とその取巻きがボッコボコにされて全裸下座させられるシーンがあったら10冊買ったな>蛸壺

相模は一番かわいいからだめ
ゆるさないょ

>>210平塚先生じゃないならドドリアに決まってるwwww
乙です。1、僕も1好きだよ

展開も会話も気持ち悪すぎる
違和感しかないし別人にしか見えん
よくみんな素直に楽しめるな

二次創作なんてそんなもんよ
似た設定の別の物語として読んでもいいかもね

違和感のある作品を認めたくないなら原作だけ読んでろタコ

>>217
前作とは別物だが
実際には前作を読んでないと
ついていけないと思う

素直に楽しめるか楽しめないかは人それぞれだからね
というかそれ言う人は二次創作向いてないよね確実に

ちょっと前作のイメージに引っ張られてる感はあるかもな
俺は好きなんだが

八幡「実は俺雪ノ下さんが好きなんだけど…」

なんて言ったらチ◯コねじ切られそう

前作は上手いこと初期崎を肉崎に
持ってったからな

二人の原作イメージがという違和感でない、キャラ変更は好きにしても気にならない
そうじゃなくて人間二人の会話が噛み合ってないつーのかな
文章の問題だと思う

>>225
性欲丸出しのおっさんが拒否ってる女の子と話しても会話通じないことあるやん?

ああいう感じよ

性欲丸出しのサキサキと拒否ってる八幡だって?(難聴

蛸壺がガイルやらないで艦これに逃げたのが残念だったなあ
登場人物クズばかりだし絶対ガイルの方が話作りやすいと思ってたんだけど
ただしさきさきは天使

いつまで同人誌の話ししてるんですかね

今日まだ0沙希

ん?どした?
まさか静ちゃんと…

さきさきさきさき~

乙です。先生がやけ酒…
1がヒロインにしないからだろw

探しにも来ないゆきのんたち
ひどいよね

腹が減れば帰って来るんだろくらいにしか思われてないんじゃね?(適当)

サブレにパンツを嗅がせて臭いで探してもらおうよ

サキサキの家にいるなんて夢にも思わないだろうな
というか八幡が家出しても小町やゆきのんには探せないだろ。八幡の普段の行動範囲狭いし頼れる友人とかいないし

捜索候補地は
材木座宅、戸塚宅、平塚宅のたった三箇所のみ
そこに居なければお手上げ

姉に監禁されてるかもしれない

八幡は携帯持たずに家出したんかな?

ん?
>>1が先生に監禁されてるって?

3月だから野宿もちょっと厳しいか。
財布持ってないし、食事中飛び出したなら多機能目覚ましでしかない携帯もないんだろうな。

スマホもないって言ってるんだが……

>>243
同じこと思ってた。ガキは流し読みしかできないんだよ(笑)

あ、ほんとだ、すまん。
持ってないって言ってた気がしたんだけど「携帯」で検索して出なかったから。
スマホだったのね。ガキでごめんな。

ゆきのんたちの件で思ったけど大志経由で小町に八幡の居所がバレるかもしれないんだよな
これはゆきのんたち間女どもが正妻(川崎宅)に乗り込まれて修羅場になる展開か?

はるのんとガチ修羅場になってほしい

>>246
ちゃんと読め

サキサキが母親に連絡をしてるみたいだが、そこからどう情報が流れてるかだな。
母親で止まってるか家族に話してるかで大志経由があるかも。

さきさきの「ま、その辺は色々と、ね」の解釈によって変わるよね

あれ?サキサキの同人誌ってなかったっけ?前見た気がするけどなー

え、まさかエタったの?

良SSほどエタりやすいよな。1待ってるで

んなことねぇだろ
良作駄作問わずエタるときゃエタる
作者にも生活あんだし
にしてもサキサキ以外酷い奴だなこの話
つーか強引すぎんだろ、最初から

>>254
黙ってろ雑魚

>>255
雑魚てw
気持ち悪いし頭まで悪いとか

注目集めたSSにはいろんな奴が湧くからな
結果潰されやすい

>>256
だまれ雑魚
自由研究はよ終わらせな

このスレ荒らすと結婚出来なくなる
呪いにかかるらしい…


あと、ドドリアみたいなキモいおっさん達がナースコスで追いかけて来るって言う噂も聞きました。

結婚してるから荒らしてもいいのか
いや荒らす気ないけどさ
雑談多すぎじゃねこのスレ
内容によってレスの雰囲気もガラッと変わるね

この1は好きです。前回が体調不良でも毎日更新してくれたから
少しくらい休んでも応援するし、期待してる。
俺も1を愛してる。ドドリアだけど。

良SSほどエタりやすいよな。1待ってるで

エタったか?って言ったけどよく考えたらまだ2日間だけなんだよな。ここの1がいかに速筆だったかわかるわ
出張行こうが飲み会行こうが熱中症で倒れようがスレ住民に休め休め言われようが書き続けてきた1だから、何があったのか気になる

ガイル関連で一番速筆の人は渋におるね
毎日数万字の話を上げてきて、こいつお仕事なにしとるのん?っていつも疑問におもてる

待ってるけど今日も来ずか・・・
もしかして八幡に家出された小町やゆきのんの気持ちってこんな感じなのかな

>>265
気持ち悪いし頭悪いとか

サキサキ成分が足りない…
一日一沙希を早よw

遂に倒れられたか?無理は禁物ですよ

ペニパンでさきさき分を八幡に注入、さきたん

>>264
南国とじらふは遅筆だし、高橋は転載してるだけだぞ?

>>270
ますくなんたらさん
SS書き始めて10年選手って自分で言ってたわ

とうとう雑談スレになってしまったか

スレチな渋の話題出して、それにレス返ししてスレ埋めている段階で>>1に迷惑かけてるって気付いていないんだろうな

>>270
あげんな

この川崎、外で八幡のケツ撫でたりしてそう

これまでの更新頻度顧みて
マジで心配になってきた

さきさきの同人誌が無かったのがそこまでショックだったか…

>>251に情報出してもらえばきっと帰ってくるよ

えたったな

最後の投稿から5日でエタッたとか馬鹿なの?

だよな。早漏すぎね?体調でも崩したんじゃね?あとがきも元気ないし

黙って待とうぜ全裸でさ

これくらいでエタる?
一年に四回くらいか更新しない人がいるのに、これくらいでエタるとかお前ら早漏すぎ

でも今までは一日一沙希がデフォだったからなー
まだエタったまではいかないまでも心配になるぜ

八幡「ふう…………」

八幡(身体を洗ったあと、俺は湯船に浸かり、大きく息を吐く)

八幡(気持ちいい……風呂は命の洗濯、とはよく言ったものだな)

沙希「比企谷ー」コンコン

八幡(ノックされて声を掛けられる。ドアの曇りガラスの向こうに川崎のシルエットが見て取れた)

八幡「おう、何だ?」

沙希「替えの下着と寝間着代わりのジャージ置いとくから。バスタオルは使ったらそのまま洗濯機に入れといて」

八幡「わかった。サンキューな」

沙希「ん、それじゃごゆっくり」

八幡「あ、ちょっと待ってくれ川崎」

沙希「なに?」

八幡「その……少し話さねえか?」

沙希「ここで? いいけどさ。なんならあたしも入ろうか?」

八幡「来んな! てかそれのことなんだけどよ」

沙希「それ? 何のこと?」

八幡「今入ってこようとしたことだよ。お前さ、そこまで積極的なやつだったか?」

沙希「…………」

八幡「もちろん俺がお前の全部を知ってるわけじゃねえけどさ、それでも何つうか……」

沙希「キャラが違うってやつ?」

八幡「ああ、そんな感じだ。別に悪いわけじゃないんだが、どうも戸惑ってしまってな」

沙希「うん。ま、そうだろうね。でもあたしも恥ずかしい気持ちはあるからね。思い出したら今朝のあんたみたいに布団の中で悶えたいくらいには」

八幡「忘れろ!」

沙希「ふふ」

八幡(川崎はその場に座り、言葉を続ける)

沙希「あたし、田舎に日帰りで帰ってたんだけどさ」

八幡「そう言ってたな」

沙希「その時お祖母ちゃんとちょっとお話したんだ。お祖母ちゃんの昔の話」

八幡「へえ、どんな?」

沙希「お祖母ちゃん、若い頃に身分違いの恋をしたんだって。その頃まだその辺りはそういうのは許されないような風習があってさ、お互い好き合ってたみたいだけど最後まで言えないまま離れ離れになっちゃった」

八幡「…………そうか」

沙希「お祖母ちゃんがその人に想いを告げなかったのはそういう時代背景があったからだけど…………じゃああたしはどうなんだろって考えたの」

八幡「…………」

沙希「一応確認するけどさ、比企谷って恋人とかいないよね?」

八幡「いるわけないだろ、俺だぞ?」

八幡(『俺だぞ?』。うむ、なんという説得力)

沙希「だったらあたしがあんたに想いを告げるのはいけないことじゃない。今までしなかったのはただあたしが恥ずかしいってだけだったから」

八幡「…………」

沙希「ちょっと考えたの。もし、あんたがあたし以外の誰かと付き合ったらって」

八幡「有り得ないだろそんなの。俺が誰かと付き合えるなんて」

沙希「そんなことないよ。現にあたしはあんたを好きなんだし、他にあんたを好きな女子がいる可能性もゼロじゃない」

八幡「う…………」

沙希「そうなった時、きっとあたしは何でもっと早く想いを告げなかったんだろうって後悔する。そう思ったら想いを伝えたいって気持ちが恥ずかしさを上回ったよ。そんなふうに考えてたらまさかいきなり駅前でばったりなんてね」

八幡「カモがネギしょってるのを見つけたわけか」

沙希「しかも自分から鍋に入ってるくらいだね。あんたには悪いけどこれはチャンスだと思った。あんたと距離を縮めるための」

八幡「普通そういうのは言わないんじゃねえか?」

沙希「比企谷があたしをお人好しとか思ってるみたいだからその辺は言っとかないと。あたしがあんたに嘘を付いたらもう人間不信になるかもしれないし」

八幡「人間不信なのは元からだから安心しろ」

沙希「ふふ、どこを安心しろっていうのさ…………ま、要するに弱ってるあんたの心につけ込んであたしに惚れさせちゃおうっていう狡いことを考えてる悪い女なんだよあたしは。ちょっと積極的なのもあんたが押しに弱いからぐいぐいいってるだけ」

八幡「そうか…………」

沙希「だからあんたは気にせずあたしの世話になってればいいの。もしあんたが他の人を好きになってもあたしの魅力や努力が足りなかっただけだからね。いつでもフってくれて構わないよ」

八幡「…………なあ川崎」

沙希「何?」

八幡「ちょっと、そっちに近寄っていいか?」

沙希「全裸で近付くなんて何か邪な考えが…………」

八幡「ねえから」

八幡(裸で女子と会話をしているなんて考えないようにしてたのに!)

沙希「冗談だって。いいよ」

八幡(俺は湯船から出て、ドアの前に立つ)

八幡「川崎、ありがとう。こんな俺を好きって言ってくれて」

八幡(とん、と手の平を川崎に向けるようにドアにつく)

八幡「でもごめんな。まだ心のどこかで人を、お前を信じきれないんだ、情けない話だが。お前を信じたいって思ってるのに」

沙希「ううん。ありがとう、比企谷」

八幡(川崎が立ち上がり、ガラス越しに手を合わせてきた)

八幡「なんで礼を言うんだよ。お前を信じられないって言ってるんだぞ」

沙希「信じたいって言ってくれたじゃない」

八幡「それだけで…………」

沙希「うん、それだけで充分…………さ、そろそろ湯船戻りな。風邪引いちゃうよ」

八幡「ああ…………なあ、川崎」

沙希「ん?」

八幡(俺と川崎の手の間を隔てるのはドアのガラス一枚。だけどそれがひどく遠く感じられる)

八幡「……………………やっぱり何でもない」

沙希「ふふ、何それ」

八幡「すまん」

沙希「焦らなくていいよ…………ゆっくりで、いいから」

八幡「! …………ありがとうな」

沙希「ん、それじゃ」

八幡(川崎はその場を離れ、俺は再び浴槽に浸かる)

八幡(川崎には悪いと思ってる。だけどまだ小町や親父達、そして雪ノ下に会う勇気がない。みんなそんなやつらじゃないとわかっているのにどうしても悪い方向に考えてしまうのだ)

八幡(俺はその場にいない川崎に向かって申し訳なく言う)

八幡「すまん…………もうちょっとだけ、お前に甘えさせてくれ」

一旦ここまで

ちっ。ちょっとコミケ全日程参加して夜勤行ってそのまま通常業務してただけでぶっ倒れるとは俺もヤワになったもんだ
強制的に休まされて、PCも携帯も取り上げられちまった理由が『仕事しようとするでしょ』だと。そんなワーカーホリックじゃねえよ765プロのPじゃあるまいし

また適度に書きためて投下していく
ちょっと間が空いてすまんかったです
またノシ

流石だが体には気をつけてくれ

おつー
朝から可愛いサキサキのおかげで一日頑張れそう

気持ち悪いからそういうのはあまり書かないほうがいい

>>1乙ー。

待ってるよー

乙!

乙です!

乙です

やってしまいましたなぁ

回復してからでもいいのよ

そういえば酉つけてなかった。しばらく空けたので本物証明のために酉付き書き込み
こんな朝っぱらから乙をくれた方々ありがとう
>>292さんみたいな+αの書き込みも嬉しいです

無理せずに頑張りますのでよければ今後ともよろしくお願いします

>>293
きも

323 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2015/08/24(月) 11:14:32.44 ID:+EPgXkwFO
おまえは才能ないんだからSSなんて書くなよw てかROMれや雑魚www

1乙。体調には気をつけてくだせえ

おつおつー

そんなんしたらぶっ倒れるに決まってんだろwww
主が勤勉だから主の八幡はカッコいいのか

1乙です。先生がナースコスで面倒みてくれてんのに、書き込みしてたら、やけ酒するよな。

1、無理しないでね。お大事にどうぞ。

おっ、帰ってきたら凄いレス付いてんなww
サキサキと静ちゃんの次に>>1は愛されてんなww

1乙ー
書いてくれて嬉しいが無理は禁物だぞ

八幡(風呂から出て居間に戻ると、川崎が何やら縫い物をしていた。こちらに気付くと一旦その手を止める)

沙希「お茶淹れるよ。温かいのと冷たいのどっちがいい?」

八幡「えっと、じゃあ温かいので。悪いな」

沙希「いいの。あたしも喉が渇いたとこだし。ちょっと待っててね」

八幡(川崎は台所から湯呑みを二つ持ってきた。茶葉を入れた急須にポットからお湯を注ぎ、湯呑みに淹れて俺に差し出す)

沙希「はい。まだ少し熱いから気を付けてね」

八幡「おう、サンキューな」

八幡(俺はそれを受け取り、息を吹いて冷ましながら飲む)

八幡「そういや何を縫ってたんだ?」

沙希「ああ、これ? あんた用の服だよ」

八幡「えっ? 俺の!?」

沙希「うん。父さんや大志が着なくなっててまだ綺麗なやつを今風にアレンジしてるの…………ってそういえば聞き忘れてたね。あんた他人が着たやつとか古着とか気にする?」

八幡「いや、特に気にしないし着れりゃいいって思ってるから…………というかそんなこと出来るのかお前って」

沙希「まあこれくらいはね。この方がお金かからないし」

八幡「昼に新作チェックしてたのはこのためか…………すげえな。文化祭の時も思ったけど、改めて尊敬しちまうわ」

沙希「ふふ、誉めたって服と食事と寝床くらいしか出ないよ」

八幡「衣食住揃ってんじゃねえか。てか本当に俺用なの? 親父さんや大志の使っちゃっていいのか?」

沙希「うん。元々こういう時用に取ってあるやつだから平気。あまり古いのやほつれてるのは練習用だったり雑巾になったりするけどね。一応フリーサイズのだから問題ないと思うけどあとで着てみて」

八幡「わかった…………なんつうか、本当に何から何まですまん。俺はお前に何もしてやれてないのに」

沙希「頭下げないでよ、さっきも言ったでしょ。あたしがしたいからしてるんだって」

八幡「でも……」

沙希「いいから。どうしてもって言うならあたしに耳掻きでもさせてくれればいいよ?」

八幡「え? まあ、ちょっと恥ずかしいけど俺でいいなら…………」

沙希「あれ? いいの?」

八幡「でも小さい頃小町にしてやった経験くらいしかないから上手くないぞ」

沙希「えっ? 違う違う。あたしがする方だってば」

八幡「はあ? それじゃお返しにならんだろ。むしろ俺の借りが増えてるじゃねえか」

沙希「ううん、あたし人に耳掻きするの好きだもの。弟達にはよくしてあげてるしね。好きな人にしてあげるのも夢だった」

八幡「うぐっ………………」

沙希「普通に言っても多分何だかんだ断られそうだから交換条件みたいな形で言っちゃうけどさ、あたしの夢を叶えてくれないかな?」

八幡「わ、わかった…………で、でも、俺も女の子にしてもらいたいとか思ったことはあるから、貸し借りは無しっつうか、他に俺に出来ることがあればそっちで返させてくれ」

沙希「うん、考えとく」

八幡(川崎は嬉しそうに微笑み、棚から耳掻き用の道具一式を用意する。そして少しテーブルをずらし、スペースを確保して女の子座りをした)

沙希「さ、ここに頭乗せて」

八幡「お、おう」

八幡(川崎は自分の太ももをポンポンと叩き、俺は寝転がってそこに頭を乗せる)

八幡「お、お邪魔します」

沙希「うん、いらっしゃい。そういえば比企谷は女の子に膝枕してもらったことある?」

八幡「あるわけねえだろ。物心ついてから家族にすらされたことあるか曖昧だ」

沙希「! ふふ、じゃああたしが比企谷の初めてだね。嬉しいな」

八幡(ちょっとエロく聞こえる…………)

沙希(無意識にだろうけど、比企谷はさっきから家族のことを口にしてても手は震えてない。少しはマシになったのかな……)ナデナデ

八幡(え、なんで頭撫でてくんの? 耳掻きは? でも、気持ちいい。こんなこと、されたことない…………あ、ヤバい、なんか泣きそう)

八幡(あ、あ、なんで、なんで…………)ポロポロ

沙希「!!」

八幡「す、すまん、何でかわかんねえけど涙が……すぐ、止まるから」ポロポロ

沙希「あたしは何も見てないよ。好きな人に膝枕してあげて頭を撫でる夢が叶って堪能してる最中だから」

八幡(川崎はそう言いつつもティッシュボックスを目の前に置いてくれた。俺はそこから何枚か取り、目に当てる。くそっ、何なんだこの腐った目は。ちっとも持ち主の言うことを聞かねえ)

八幡(俺が落ち着くまでのしばらくの間、川崎はずっと頭を撫でてくれていた。正直名残惜しくもあったが、俺は涙を拭き取って川崎に言う)

八幡「ありがとう、もう大丈夫だ」

沙希「ん? 何かあったの? あ、そういえば今から耳掻きするんだったね」

八幡(あくまでも見なかったことにしてくれようとする川崎。俺はそれに甘えることにした)

八幡「ああ。その、最近してなかったから汚いかもしれねえけど、よろしく頼む」

沙希「うん。綺麗にしてあげるよ」

寝る前に投下
言い忘れてたけど今回の作品は八幡があまりカッコ良くありません。まあ書いてる自分が言うのも何ですが、『さっさと立ち直ってサキサキとイチャイチャしろや!』って思ってますが

ではまたノシ

乙です

俺も『さっさと>>1も立ち直って静ちゃんとイチャイチャしろや!』って応援しているww

乙!

乙です

デジャブ



比企谷家やゆきのんの今の心境がすげえ気になる

??「あ、ふーん…泥棒猫がいるんだ…お姉ちゃん心配だなー」

又、川越さん探し頑張ってください雪ノ下さん。
1乙です。俺も1を愛してるよ。もちろん俺もドドリアだけどな!

シェフを探すのか

>>1

1乙!赤ちゃんプレイか夢が広がるな

>>321
川越シェフは料理はしないから、料理してる写真は悪質なコラ

>>1乙!
サキサキに耳掻きする八幡も見てみたいぜ。
俺はドドリアじゃないけど1愛してるわ

1おっつー

沙希「ん……よしっ、と。比企谷、終わったよ」

八幡「………………おう」グッタリ

八幡(ヤバい。ヤバいヤバい。人に耳掻きしてもらうのってこんなに気持ち良いのか? 身体に力が入らん…………)

八幡(いや、たぶん川崎が上手なだけなんだろうけど。気持ち良すぎて変な声まで出てしまった…………もうお婿に行けない)

八幡(って、よく考えたらもう恥ずかしいとこ色々さらけ出してんな。今更か)

沙希「どうしたの? 眠いならこのまま寝ちゃう?」

八幡「あー……いや、気持ちよかったから余韻に浸ってたわ。ありがとうな」

八幡(俺は身体を起こして川崎に礼を言う)

沙希「こっちこそさせてくれてありがとね。さ、あたしもお風呂入ろっかな」

八幡「おう。今更だけど悪いな、先にいただいちゃって」

八幡(実際は固辞しようとしたのだが、『そんなにあたしが入ったあとのお湯の方がいいの?』って言われちゃなあ……)

沙希「気にしないでって。お布団そこに用意してあるから眠かったら先に寝ちゃっててもいいからね」

八幡「わかった」

沙希「あと覗くならこっそりね」

八幡「覗かねえから!」

沙希「ふふ。じゃ、行ってくる」

八幡(川崎は身の回りのものを軽く片付けてから風呂場へと向かった。俺はリモコンを取ってテレビを点ける)

八幡(しかし一通りチャンネルを回したものの、特に見たい番組がなかったのですぐに消してしまった)

八幡「ま、この時間はろくなのやってねえか。ドラマ見てもわかんねえし…………あれ?」

八幡(リモコンをテーブルに置いたとこで気付く。俺の前の湯呑みから湯気が立っていた。おそらく川崎が風呂場に行く前に新しく淹れていってくれたのだろう)

八幡「気が利きすぎだろあいつ…………」

八幡(俺は湯呑みを手に取り、じっと中身のお茶を眺めながら今後のことを考えた)

八幡(とりあえず明日は予備校がある。午前中は川崎と同じだが、午後は川崎が午後一から、俺は間を空けて夕方からの講義だ)

八幡(その間は…………うん、ちょっと街中をぶらついてみよう。正直なとこ誰か知り合いに会うかもしれないし、それが怖いけどいつまでも川崎を頼るわけにはいかない。いわゆるリハビリってやつだ。手を握ってもらわなくても、抱きしめてもらわなくても、大丈夫なように)

八幡(………………)

八幡(川崎沙希、か…………)

沙希「あれ、まだ起きてた?」

八幡「ああ、昨日結構寝たしな。まだあんまり眠くないんだ」

八幡(背中から声が掛けられ、俺は返事をしながら振り向く)

八幡「っ…………!」

沙希「? 何?」

八幡「い、いや、髪を下ろしてんのが珍しくてさ」

沙希「ああ、普段は結んでるからね。どう? ギャップにときめいたりしない?」

八幡「な、何言ってんだよ」

沙希「ふふ、否定しないんだね。あ、そういえばアイスあるよ。比企谷も食べる?」

八幡「お、おう。じゃあいただくわ」

沙希「ん。ならすぐ持ってくるよ」

八幡(川崎は台所へと向かう。正直髪型とかよりパジャマ姿の方にドキッとしました)

八幡(その後はアイスを二人で食べ、縫い物を再開した川崎と雑談をしながら過ごした)

八幡(何だろう。川崎といるのがすごい心地いい)

八幡(正直なところ家に一人でいるのと同じくらい居心地が良かった。気を使わず、気を付けず、気を張らず、ただ自然のままにいる)

八幡(もちろんずっとこのままというわけにはいかないのはわかっているけれども)

沙希「じゃ、そろそろ寝よっか」

八幡「そうだな。夜も遅いし」

八幡(俺達は歯を磨き、おやすみの挨拶をして寝床に向かう。川崎は自分の部屋へ、俺は居間へ)

八幡(だけどお互いの姿が見えなくなる直前の位置で俺が振り向くと、川崎もちょうどこちらを振り向いた)

八幡(川崎が軽く笑って手を振ってきたので俺も同じように返す。それに満足したか川崎は部屋に入っていった)

八幡(俺も居間に入り、電気を消して布団に潜り込む)

八幡(お休み、川崎…………)

今日はここまで

おかしい。今作は短めにサクッと終わらせようと思ってたのに。スレ立て時には『300くらいで終わるだろ。下手すりゃもっと早いかな』とか考えてたのが嘘のようだ
短編できっちり終わらせられる人ってすげえなあ


またノシ

乙! 、もう300超えてますね

乙!

乙です

乙!
レス数気にせず好きに書いたらええがな

考え方を変えよう。逆にずっと続けられる事の方がすごいんじゃないか?ってね!!!!!

乙ですー

逆に考えるんだ、続いちゃってもいいさって

乙でございます

八幡(何もないだだっ広い空間に俺は一人立っていた。すぐに直感する。これは夢の中なんだと)

八幡(そして辺りを見回した途端、黒いモヤがいくつか立ち上る。ちょうど人型のサイズくらいだ)

八幡(それらから一斉に俺に向かって声が発せられる)

『ゴミ谷君』『ゴミいちゃん』『穀潰し』『勘違い』

八幡(これは夢だから、なんてごまかせるわけはない。むしろ夢だからこそ逃げることもどうすることも出来ず、心の柔らかい部分をえぐられる)

『キモい』『ゴミ』『陰鬱』『根暗』

八幡(違う! 見知らぬやつならいざ知らず、このみんなは本気でそんなことは言わない!)

八幡(だから、その声で言うのは止めてくれ!)

八幡(俺は耳を塞いでしゃがみ込んでしまう。しかしそれでも声は聞こえてくる。いつの間にか周囲は真っ暗になっていた)

八幡(逃げ出したいけど身体が動かない。叫びたいけど声が出ない。発狂しそうだ)

八幡(誰か、助けて…………)

『大丈夫?』

八幡(え?)

八幡(突然今までと違う声音に思わず顔を上げる)

八幡(先程までのモヤは消えており、周りは眩しいほどに明るくなっていた)

八幡(全身が暖かくて柔らかいものに包まれているような感覚に襲われる)

八幡(声の主は目の前にいるのだが、光加減のせいか顔はよくわからない。けど、何だろう、すごく安心する)

『大丈夫。あたしがここにいるよ』

八幡(声の主はそう言って手を差し出す。俺はおそるおそるそれに向かって手を伸ばした)

沙希「んっ…………」

八幡(むにゅ、と柔らかい感触が手の平に伝わり、俺は目を覚ました)

八幡(え…………?)

沙希「あ、比企谷、起きた? おはよ」

八幡(頭の上の方から川崎の声がした。え、え、この体勢と位置関係からすると俺が顔を埋めているこのすげえ柔らかいものは…………川崎の胸?)

八幡(それに気が付いて咄嗟に離れようとしたが、首と後頭部に川崎の両腕が回されてしっかりと抱きしめられていたので逃げられなかった)

八幡(まあ本気で逃げようと思えば逃げられるだろうけど…………あれ? ひょっとしてさっき手で触った柔らかいものって…………か、考えるのを止めよう)

八幡「川崎、ここ、俺の寝てた布団だよな?」

沙希「うん、そうだけど」

八幡「何でお前がいて俺を抱きしめてんの?」

沙希「んー、やっぱり覚えてないか。あんた昨晩うなされてたんだよ」

八幡「え、そうなのか?」

沙希「ちょっと夜中に目が覚めてさ、あんたの様子を見に行ったらすごい苦しそうでね…………起こそうかなとも思ったけど昨日みたいに抱きしめたら嘘みたいに大人しくなったよ」

八幡(また夢のせいか…………)

沙希「だからそのまま抱きしめながら一緒にお布団入って寝ちゃった。その、余計なお世話だった?」

八幡「んなわけねえだろ…………悪いな、本当に迷惑ばかりかけて」

沙希「そんなことないよ。比企谷と一緒に寝れたんだしね。なんならまだ寝ててもいいよ」

八幡「いや、眠くはない…………けど、その」

沙希「何?」

八幡「もう少し、お前とくっつきたい…………背中、腕回していいか?」

沙希「ん、いいよ。ほら」

八幡(川崎は腰を少し浮かす。そのくびれのある位置から片腕を通して川崎の身体に両腕を巻き付け、強く抱きしめて胸に顔を埋める)

八幡「柔らかいな…………それに、暖かい」

沙希「ブラしてないから特にそうだろうね。ふふ、いつも大きくて邪魔だって思ってたけど、少しでも比企谷が気に入ってくれたなら嬉しいよ」ナデナデ

八幡(川崎はそう言って頭を撫でてくる。正直エロい気持ちがないでもないが、それ以上に心が安らぐ。さっきまでチクチクと精神を蝕んでいた痛みはもうすっかり消えていた)

八幡「あと五分くらいだけ、こうさせててくれ」

沙希「別にもっと長くてもいいよ?」

八幡「いや、甘えすぎるともっと駄目人間になっちまうから…………」

八幡(しばらく川崎と抱き合った後、俺達は起き上がって朝食をとることにした。あまり遅くなると予備校に間に合わないしな)

八幡(布団を畳んで部屋の端に移動させてテーブルに着くと、パジャマにエプロンというレアな姿をした川崎が朝食を運んできた。白米に味噌汁、目玉焼きにベーコンにサラダ。実に定番なメニューだ)

八幡(が、ある程度予想していたけど、誰が作ってもそんな変わらないであろうそれは明らかに通常より一段階上の旨さだった)

八幡「あのさ、俺は家出したっつってもいずれ戻るつもりなんだけど」

沙希「? うん」

八幡「あまり俺の舌を肥えさせないでくれよ。ずっとここにいたくなっちまうだろうが」

沙希「ふふ、そんなに美味しかった?」

八幡「ああ、すげえ旨かった。御馳走様」

沙希「ん、お粗末様でした。着替えは昨晩作った服がそこにあるから」

八幡「おう、サンキューな」

八幡(着替えると川崎はジャージを回収して洗濯機を回し、食器を洗い始める)

八幡(俺がぼーっと朝のニュースを見ている間もてきぱきと効率良く動き、家事を済ませていく)

八幡(うーむ、見てる限り専業主婦は専業主婦で大変そうだな)

八幡(一通りの家事を終えて着替えてきた川崎が俺の向かいに座った。新しい茶葉を用意してお茶を淹れ、俺に差し出してくる)

八幡「ああ、ありがとう」

沙希「ん」

八幡(短いやり取りのあと、川崎はじっと俺を見つめてくる。特に用があるというわけでもなさそうで、時折柔らかく微笑む。俺は照れくさくなって顔を逸らしてしまった)

八幡(普段だったら勘違いしたり『俺の事好きなの?』とか言っちゃって馬鹿にされたりするんだが…………勘違いじゃないんだよなあ)

八幡(結局洗濯機が洗濯終了のアラームを鳴らすまで川崎はずっと俺を見ていた)

真っ昼間に更新
当初は居候期間は二日くらいの予定(つまりこの日まで)だったけど、もうちょっと川崎家にいたいって八幡と俺の心が言ってるので期間延長しよう
まだゆきのん達の描写もしてないしね


またノシ

もうこのまま川崎家に婿入りしてもいいんじゃないかな

婿入りすればヒッキーもヒキ谷君もゴミ谷君もいなくなるな

これ絶対エロ書くだろ

むしろこの状況で書かない理由がないだろ。

そんなことよりサキサキマジ天使で生きるのがツライ

乙ー
イッチ何してんのw
流石にそこまでの無茶したら誰だって倒れるでしょ…
とりあえずゆっくり休んで英気養ってから再開してくれて良いんやで

乙です

一体何日前のイッチにレスしてるんだ俺…
ROMに戻ります

嫌味を吐きまくるあねのん

信じて放り出した其れ也に大切だった八幡が、まさか(

俺もドドリアだけど、1愛してる。
身体に気をつけてね。

沙希「んじゃ、そろそろ予備校行こっか」

八幡「おう」

八幡(川崎の呼び掛けを機に俺は立ち上がった。二人で玄関に向かい、靴を履く)

沙希「あ、そうだ忘れてた。比企谷、ちょっと両腕広げてみて」

八幡「あん? こうか?」

沙希「うん…………よし、変なとこないね。急ピッチで仕上げた割には良い出来かな」

八幡「ああ、服か。サイズも問題なしだ。どうだ、格好いいか?」

沙希「うん、惚れ直したよ」

八幡「あう…………」

沙希「ふふっ、何で自分から言いだして照れてるのさ」

八幡「うっせ……行こうぜ。荷物持ってやるよ」

沙希「ありがと。ね、腕組んでもいい?」

八幡「…………人通り多くなったら離せよ」

沙希「うん、わかった」

八幡(川崎は嬉しそうに俺の腕に自分のを絡めた。何というか、本当に変わったなこいつ…………いや、全然嫌じゃないんだけどね。むしろ可愛いと思ってしまうまである)

八幡「悪いな。俺のせいで歩きになっちまって。自転車じゃないとちょっと遠いだろ」

沙希「ううん、これくらい構わないってば。教材持ってもらってるんだし」

八幡「そっか」

八幡(適当に雑談しながら歩き、予備校に到着する。ここでようやく川崎は腕を解いた。何となく止めさせるのが躊躇われてここまで組んだまま来てしまったのだ)

沙希「歩きだから早めに来たけど思ったより時間かからなかったね」

八幡「そうだな。ま、教室行って準備してようぜ」

沙希「うん」

八幡(俺達は連れ立って屋内に入って教室に向かう。その際に受付の前を通り、何人かの講師とすれ違ったりしたが、まったく俺の事を気に掛ける者はいなかった)

八幡「なあ、俺ってここに通ってたよな…………?」

沙希「いや、ここって結構放任タイプだからでしょ。やる気ないやつはほっとくしやる気あるやつはしっかり教えるってのが売りなんだから。正直生徒が来ようが来まいが関係ないんじゃない?」

八幡「そ、そうだよな。いないものになってないよな俺。存在が認識されなくなったわけじゃないよな?」

沙希「疑うなら声でもかけてみればいいじゃない…………」

八幡「ばっかお前、最低限必要なこと以上の話をしなきゃいけないなんて罰ゲームだろうが。今俺は人間不信なんだぞ」

沙希「それは元からって言ってたじゃない…………ま、あの様子だと比企谷の家に連絡がいくとかもないでしょ。行こ」

八幡「おう」

八幡(俺達は教室に入り、並んで座る。教材を出して講義の準備を済ませ、待機状態に入った)

八幡「悪いな、ノートや筆記用具まで用意してもらって」

沙希「あのさ、いちいちお礼言わなくていいって」

八幡「いや、でもこういうのは」

沙希「あんたが戻るときにまとめて言ってくれればいいからさ。そこまで気にしないでよ」

八幡「……まあ、善処はする」

八幡(やがて他の予備校生達も集まってき、間もなく講師がやってきて講義が始まった。俺は川崎と一緒に参考書を見ながらノートを取っていく)

八幡(そんな感じで午前の分が終わり、昼休みになる)

八幡「そういや昼飯どうするんだ? 俺は食わなくても我慢できるけど」

沙希「しなくてもいい我慢をしないでよ…………ちゃんと作ってきたってば」

八幡「え、俺の分も?」

沙希「当然でしょ。ご飯ここで食べていいって言ってたし、はい」

八幡「お、おう。サンキュ」

八幡(俺は川崎から差し出された弁当箱を受け取る。開けると栄養バランスも考えられてそうな色とりどりのおかずとおにぎりが入っていた)

八幡「相変わらず旨そうだな…………いただきます」

沙希「うん、召し上がれ」

八幡「しかしいつの間に用意してたんだ? 冷凍食品とかじゃないだろこれ」モグモグ

沙希「朝ご飯作るときに下拵えは済ませたからね。洗濯物干した後にぱぱっと」モグモグ

八幡「冷めてもちゃんと旨いってのはすごい。おにぎりもわざわざ箸で掴めるサイズに握ってるしおかずも多いし」モグモグ

沙希「トマトは入ってないから安心して食べてね」モグモグ

八幡「ああ。でも川崎が用意してくれるんならトマトも平気で食えそうな気がする」モグモグ

沙希「今日夕食に出そっか?」モグモグ

八幡「できればやめてくれ…………御馳走様でした」

沙希「お粗末様でした。あたしも御馳走様。弁当箱回収するよ」

八幡「おう、サンキュ」

沙希「ん。ところであんた午後はどうするの? 一回家に帰る?」

八幡「いや、ちょっと街をぶらつこうかなと」

沙希「…………大丈夫?」

八幡「はは、何がだよ?」

沙希「ううん。でも何かあったら家に帰っててもいいからね」

八幡「わかった。でも、ま、そうそう何も起きねえよ。お前の講義が終わるくらいに戻るから」

沙希「うん」

八幡(この時俺は楽観的に考えていた。しかし比企谷八幡という人物は相当運に見放されているらしい)

??「あっれー、比企谷君じゃん!?」

今日はここまで

最後に出てきた謎の人物はいったい誰ノ下さんなのか!? 次回を待て!


ちなみにこのスレは>>1でも言ったように性的描写はありません
書きたいけどね。めっちゃ書きたいけどね。すんげえ書きたいけどね。書きません。次回作はむしろエロだけにしようかな…………

またノシ

乙です

次回作予告頂きました!
さすがいっちやで!

おつおつーエロ云々は>>1の好きなようにしてくれたらいいからね

次回予告か・・・胸が熱くなるな!

空気よめないことに定評のあるオリモノさなんかな

予想外のアラサーかも

乙。1、俺も好きだよ。いつも楽しみにしてる。
ちなみに俺はリクームに良く似てる。1ならいつでも抱くから。

八幡(本屋の店頭で広告を見ていた俺の背中に声が掛かった)

八幡(おそるおそる振り向くと案の定そこには陽乃さんがにこにこ笑いながらこちらにやってくる)

八幡「…………どうも」

陽乃「ひゃっはろー、奇遇だねー。一人?」

八幡「俺はいつだって一人ですよ。家でも学校でも」

陽乃「あっはっは、相変わらず面白いね比企谷君は。どう、暇ならお姉さんとお茶でもしない? 奢るからさ」

八幡「良いですよ」

陽乃「そう言わずにちょっとだけでも…………え?」

八幡「でもちゃんと奢ってくださいね。俺今一文無しなんで」

陽乃「嘘……あの比企谷君が私の誘いを受けるなんて」

八幡「断られる自覚あったんですか…………いや、社交辞令だったら別にいいんですよ無理しなくても」

陽乃「待った待った、ならちょっと先の喫茶店行こう。お昼食べてないから小腹も空いたし。ちゃんと奢るから、ね」

八幡「わかりました。お付き合いします」

八幡(俺と陽乃さんは喫茶店へと歩き出す。と言っても本当にすぐそこだったのだが)

陽乃「私はこのBセットを。比企谷君は?」

八幡「俺は腹減ってないのでホットコーヒーだけで」

陽乃「遠慮しないでいいのに。ま、とりあえずそれで」

八幡(注文を受けたウエイトレスが確認し、カウンターへと戻っていく。陽乃さんは無遠慮にじろじろと俺を見てきた)

八幡「…………なんですか?」

陽乃「比企谷君、今日デート?」

八幡「何でですか。俺にそんな相手いませんよ」

陽乃「えー、雪乃ちゃんがいるじゃない。なんかやたらおめかししてるからさ」

八幡「そうですか? 俺にはよくわかりませんが。あとあいつが俺とデートするわけないでしょう」

陽乃「そんなことないよー、あの子比企谷君のこと大好きだもの。ちょっと電話して誘えばイチコロだって」

八幡「勝算のない戦いはしないことにしてますので」

陽乃「だからいけるってば。そんな消極的な男の子は好きくないなー」

八幡「別に貴女には嫌われたって構いませんけどね」

陽乃「へえ…………つまり嫌われたくない子はいるわけだ」

八幡「っ…………!」

八幡(その言葉尻を捉えた台詞に思わず動揺してしまった)

八幡(嫌われたくない子がいる、と指摘されたことにじゃない。そう言われて無意識に頭に思い浮かべたのが他の誰でもない、川崎沙希だったからだ)

陽乃「あ、やっぱりいるんだ。誰? 雪乃ちゃん? ガハマちゃん?」

八幡「…………小町に決まってるじゃないですか」

陽乃「えー、そんなのつまんないー」

八幡(唇を尖らせてむくれる陽乃さん。この態度から察するに雪ノ下経由で俺が家出したことは伝わっていないようだ)

八幡(取るに足らないことだからなのか、大事にしたくないからなのかはわからないが。まあどうせ前者なのだろう)

八幡(やがて注文の品が届き、陽乃さんはサンドイッチに手を伸ばした。俺は自分の前に置かれたコーヒーに砂糖を入れる)

陽乃「でもさー、もうちょっと雪乃ちゃんに構ってあげてよ。雪乃ちゃんが寂しがるじゃない」

八幡「そんなことないでしょう。あいつには由比ヶ浜もいますし」

陽乃「あの子はあの子で雪乃ちゃんの友達やってくれてるからありがたいんだけどねー」

八幡(そんな雪ノ下を中心とした会話をしばらく陽乃さんと行い、俺は自己分析をする。元々陽乃さんの誘いに乗った理由はこのためだ)

八幡(陽乃さんと会話をするのはそんなに怖くない。やはりある程度親しい関係にある人と話すのが俺は怖いのだろう)

八幡(いや、正確に言えば傷つけられたり裏切られたりするのが、か…………もうちょっとタフだと思ってたんだけどな、俺の精神)

八幡(その点陽乃さんとはそういった関係ではないからな。むしろ裏切られることしかないまである)

陽乃「そういえばそろそろ比企谷君に確認しておきたいんだけどさ」

八幡「なんですか改まって?」

陽乃「比企谷君てさ、結局雪乃ちゃんのことをどう思ってるの?」

八幡「…………それに答える義務も義理もありませんよね」

陽乃「そうだね。だからこれは雪乃ちゃんの姉の好奇心として聞いてるだけ。言いたくなければ言わなくてもいいよー」

八幡(陽乃さんは軽い感じで言ったが、その目はどうにか俺の本心を見破ろうと観察力を働かせているのがわかる)

八幡(しかし実際のところどうなのだろう? 俺は今、雪ノ下雪乃に対してどんな感情を抱いているのだろうか?)

八幡「ちょっと、考えさせてもらっていいですか? 自分でもよくわからないとこあるんで」

陽乃「え? あ、うん」

八幡(俺の返答が意外だったのだろう。気の抜けた返事が返ってきた)

八幡(俺は目を閉じて今までのことを思い出す。奉仕部で出会ってから今に至るまでの、様々なことを)

八幡「…………」

陽乃「…………」

八幡(ゆっくりと目を開けると、珍しく真剣な表情をした陽乃さんがこちらを見ていた)

陽乃「結論は出たのかな?」

八幡「ええ…………やっぱり好き、だったんでしょうね」

陽乃「…………」

八幡「憧れ、というのもありますがそれを含めても好きだったという感情が一番近いと思います」

陽乃「もちろん男女的な意味でだよね?」

八幡「もちろん恋愛的な意味です。元々俺は惚れっぽい方ですが、才色兼備でありながら常に己を高めようとするその姿勢は眩しいものでしたよ。あれだけ一緒にいて惚れるなという方が無理でしょう」

陽乃「でも過去形にしたってことは今では好きじゃないってこと?」

八幡「まあそうですね。原因は端的に言えば諦念と疲労感ですよ」

陽乃「…………」

八幡「同じぼっちでありながら立場も生き様もまるで違う。俺なんかが釣り合う相手じゃない」

陽乃「…………雪乃ちゃんは特別な人間なんかじゃないよ。どこにでもいる普通の女の子だよ」

八幡「知ってます」

陽乃「え?」

八幡「だから今言ったのは体の良い言い訳です。雪ノ下さん以外にはこう言うつもりですから」

陽乃「…………私には何て言うの?」

八幡「疲れたんでしょうね。好きでいることに」

陽乃「…………」

八幡「雪ノ下さん、貴女人間のクズですよね」

陽乃「!! …………突然何を言うのかな、比企谷君?」

八幡(陽乃さんは目を細めてギロリと俺を睨む。こええ!)

八幡(だけど次の瞬間ハッとして、しまった!という表情になる)

八幡「すいません。ですが本気で言ったわけじゃないんです」

陽乃「う…………」

八幡「常日頃からこんなふうに言われながらもその相手を好きでい続けるのってたぶんすごいエネルギーを使うんですよ。そういう扱いには慣れているつもりなんですけどね、やっぱり慣れてるだけで辛くないわけじゃないので。だから俺はいつの間にか雪ノ下を好きになり、いつの間にか雪ノ下を好きじゃなくなったんでしょう」

陽乃「でも、雪乃ちゃんは本気で言っているわけじゃなくて」

八幡「わかってますって。本気だったら俺はとっくに奉仕部を辞めてます」

陽乃「…………」

八幡「まあそんなとこですよ。雪ノ下さんはなぜか俺を買い被って雪ノ下とくっつけようとか思ってるみたいですが、そんなことにはなりませんから」

陽乃「…………雪乃ちゃんが暴言を吐かずに優しくなったらどう?」

八幡「ないでしょうね」

陽乃「どっちの意味で?」

八幡「どっちの意味でもです」

陽乃「そっか…………」

八幡(陽乃さんはふうっと溜め息を吐いた)

八幡「一応言っときますけど雪ノ下には今の話をしないでくださいよ。また何か色々言われるのも疲れますんで」

陽乃「うん、前向きに検討しとくよ」

八幡「NOと同意義語じゃないですかそれ…………」

八幡(俺は店内にある時計を確認する。もういい時間だった。思ったより長く話し込んでいたようだ)

八幡「すいません、俺ちょっと行くとこがあるんでここらで失礼します。コーヒー御馳走様でした」

陽乃「うん。私はもう少しここにいるから。ねえ比企谷君、これからも雪乃ちゃんと仲良くしてあげられないかな? もちろん恋愛要素抜きで」

八幡「俺は構いませんよ。雪ノ下のことを嫌いになったわけじゃありませんからね。恋してなくとも憧れや尊敬はしてますから。それじゃ」

陽乃「うん。またね」

八幡(陽乃さんに別れを告げ、俺は喫茶店を出た。少し早足で行けばちょうどいいくらいか)








??「………………あれは……」

八幡(予備校に向かいながら陽乃さんとの会話を思い出し、俺は自分の手を見る)

八幡(ある程度落ち着いて心の整理が付いたのだろうか、家族や雪ノ下の話題になってもその手が震えることは最後までなかった)

八幡「まあ、まだ会うのはちょっと怖いけどな…………」

八幡(俺は予備校に着き、待合室の椅子に座って川崎を待つ)

沙希「ん、お待たせ。何もなかった?」

八幡「んー、どうだろ?」

沙希「?」

八幡「ま、帰ってから話すよ」

沙希「そう? じゃ、これ参考書とか。あたしは先に帰ってて夕飯の支度してるから。それとも待ってようか?」

八幡「いや、いいよ。遅くなっちまうだろ」

沙希「うん。夕飯のリクエストはある? 特になければ魚系でいこうかと思ってるけど」

八幡「お、いいな。じゃあそれでよろしく頼む」

沙希「わかった。じゃあまた後でね」

八幡「おう」

八幡(俺は川崎と手を振って別れ、教室に入る。受け取った鞄から教材を出し、講義の準備をし始めた)

ここまで

シリアスシーンってすげえ疲れる。その上あまりうまく書けないから嫌いだ
でもそろそろゆきのん側の描写する予定なんだよなぁ……

またノシ

乙です

陽乃さんがいいお姉ちゃんしてて
流石は千葉の姉妹だと感心した



まあいじめられたとか嫌がらせを受けたとか不幸自慢する割に
他人をすべて自分未満と見下して他人の心に無頓着すぎるゆきのんこそ人間の屑なんだよなぁ……


よかった…はるのんの八幡への好感度が下がらなくて
あの人に嫌われたら潰されるからね…

はるのんは八幡が家出した事を知ってたん?

>>380>>368よく読め
しかし暴言吐く人好きになる奴って何故なんだろ?

お前みたいなのがいちいち過剰反応して騒ぎを大きくしたがるからだろ

実際あれだけ毒吐かれたら好意があっても冷めるのが普通だからな
自分なら部活やめるな
孤独体質なおすならバイトでもして人間関係作るふりする

八幡「さがみんを好きになってしまった……」

>>378 妹ノ下さんのあれは私は優れているからっていう枕詞が付いてる一種の自慢話みたいなものだからな。

最後見てたの誰だろうなー

火が付くのも、冷める時も一瞬なんだよ、きっかけがあればな
それだけの話

最後のは雪乃だろ。

小町「御馳走様でした…………」

結衣「こ、小町ちゃん、もう少し食べないと身体に悪いよ」

小町「すいません、でも食欲がなくて……」

雪乃「…………ごめんなさい、小町さん」

小町「な、なんで雪乃さんが謝るんですか?」

雪乃「やっぱり比企谷君が出ていったのは私のせいだと思うの」

小町「ち、違います! 小町がお兄ちゃんに非道いことを言ったからで…………」

雪乃「でもあなたも御両親もいつも通りの対応だったのでしょう? だったら普段いない私が原因だとするのが自然よ」

小町「いえ、雪乃さんこそいつも通りだったじゃないですか。小町達の方がテンション上がってお兄ちゃんに色々言っちゃったから…………」

結衣「それを言うならあたしだって普段からヒッキーに非道いことを言っちゃってるよ…………だからさ、ヒッキーが帰って来たらみんなで謝ろ?」

小町「……はい」

雪乃「そうね、そうしましょう」

結衣「うん! でもそのためにはちゃんと元気でいないと。さ、ご飯食べよ? せっかくゆきのんが作ってくれたんだから」

小町「はい! …………すいません雪乃さん、わざわざウチに作りに来てもらっちゃって」

雪乃「いいのよ。私も一人だと気が滅入ってしまうし…………その、比企谷にも謝らなければいけないし」

結衣「はあー、ヒッキーどこ行っちゃったのかなあ…………ちゅうにのとこにも彩ちゃんのとこにもいないっていうし」

小町「お兄ちゃんが頼る人なんてそうそういないと思うんですけどね…………」

雪乃(私達三人はテーブルの上に置かれたスマートホンを見る。比企谷君の自室に置きっぱなしにされていたものだ)

雪乃(悪いとは思ったけれど中身を見せてもらい、何か比企谷君の行方のヒントがないかチェックさせてもらった)

雪乃(その結果、収穫はゼロ。数少ない知人の誰も彼の居場所に心当たりはないらしい)

雪乃(誰も口にしないけれど…………どうしても最悪の状況が頭に浮かんでしまう)

雪乃(警察にこそ届けてはいないものの、小町さんは食い入るようにニュース番組や新聞の事故欄を見ているし、御両親も頻繁にネットニュースを仕事の休憩中に確認していると聞く)

雪乃(比企谷君…………)

結衣「やっぱり、誰かに探すの手伝ってもらう? 大袈裟になるのを嫌がるのはわかるけど、優美子や隼人君くらいなら…………」

雪乃「そろそろそれも視野に入れないといけないかもしれないわね……」

雪乃(そんな会話をしていると音楽が鳴り出した。どうやら誰かの携帯の着信音のようだ)

結衣「あ、ごめんあたし。…………姫菜? ちょっと電話してくるね」

雪乃(どうやら海老名さんかららしい。由比ヶ浜さんは電話を持ってリビングを出て行った)

雪乃(正直なところ由比ヶ浜さんを呼んで良かったと思っている。彼女の明るく前向きな姿勢には私も小町さんもだいぶ救われているのだから)

小町「とりあえずあとでまた上行ってお兄ちゃんの部屋を見てみましょう。結衣さんがいたら何か新しい発見があるかもしれないですし」

雪乃「そうね。あまり男性の部屋に無断で入るのは感心しないのだけれども…………今回は仕方ないわね」

小町「んっふっふー、そんなこと言っても内心はお兄ちゃんの部屋に興味津々なんじゃないですか?」

雪乃「な、何を馬鹿なことを…………!」

雪乃(しばらくぶりに見た小町さんの笑顔。少しは元気が出たのかしら?)

雪乃(けれどその表情は廊下から聞こえてきた由比ヶ浜さんの声で一変する)

結衣『えっ!? ヒッキーが!?』

雪乃・小町「「!!」」

雪乃(二人ともばっと廊下の方を見る。しかし由比ヶ浜さんの電話の内容を盗み聞きするのも躊躇われてどうしようか逡巡していると、由比ヶ浜さんがドアを開けてリビングに戻ってきた)

結衣「うん、じゃ、電話切るね。詳しいことはまた今度話すから。ありがと」

小町「ゆ、結衣さん! 今、お兄ちゃんのことを!?」

雪乃(電話を切った由比ヶ浜さんに小町さんが駆け寄って声を掛ける)

結衣「う、うん。なんか姫菜がね、昼にヒッキーっぽいのを見掛けたらしいんだけど…………その……陽乃さんぽい人と一緒だったって」

雪乃「!」

雪乃(私は部屋の端に置いてあった鞄を漁り、携帯を取り出して姉さんの番号を検索する。履歴からすぐに見つかり、コールボタンを押した)

小町「でも何で結衣さんに連絡が来たんですか? お兄ちゃんのこと言ったんですか?」

結衣「う……その、ヒッキーが他の女性に取られちゃうよって発破をかけようとして電話してきたんだって…………」

小町「おやおやー」ニヤニヤ

雪乃(比企谷君が見つかったためか二人が呑気に話している。けれども私は気が気でない。姉さんが関わると大抵禄なことにはならないのだから)

陽乃『はいはい、お姉ちゃんですよー。雪乃ちゃんからかけてくるなんて珍しいねー』

雪乃(数コールのあと、陽気な姉さんの声が聞こえてきた。二人にもわかるようにスピーカーモードにする)

雪乃「姉さん、無駄話も余計な腹の探り合いも無しよ。お願いだから比企谷君に会わせてちょうだい」

陽乃『…………え? どうしたの突然?』

雪乃「無駄話は無しと言ったはずよ。昼にも比企谷君と会っていたのでしょう?」

陽乃『あ、うん。街の中で偶然会ってさー、お茶に誘ったら珍しく断られなくてね。誰か見てたの? でも別れてからはどこ行ったか知らないよ。というか会いたいなら比企谷君の家に行けばいいじゃない。住所を知らないってことはないんでしょ?』

雪乃「…………」

陽乃『雪乃ちゃん?』

雪乃「姉さん、それは本当のことなの?」

陽乃『えっと、雪乃ちゃんが何を言っているのかわからないんだけど…………』

雪乃「…………比企谷君、家出して行方不明だったのよ」

陽乃『はあっ? だって、めちゃくちゃ普通だったよ? いや、私の誘いを受けた時点で普通じゃなかったのかな…………』

雪乃「ちょっと詳しい話を聞きたいのだけれどいいかしら?」

陽乃『直接会って話した方が良さそうだね。雪乃ちゃんは今どこにいるの?』

雪乃「比企谷君の家よ。御両親は仕事で遅くまで帰って来ないけど小町さんと由比ヶ浜さんが一緒にいるわ」

陽乃『おっけ。すぐに行くから待ってて』

雪乃(そう言うなり姉さんは通話を切る。私も携帯電話を待機状態に戻して鞄にしまった)

雪乃「姉さんが会っていたのは比企谷君本人で間違いなさそうね…………遠くへ行ったり何かに巻き込まれたりとかはないみたいよ」

結衣「ああ、良かった…………」

小町「お兄ちゃん……良かったよぉ……」

雪乃(やはりどこか不安だったのだろう。とりあえずの無事が確認されて安堵の溜め息が漏れる。かくいう私も肩の力が抜けるのがわかった)

八幡(講義を終えて川崎家に向かっている最中、俺は幾度も小町や両親、そして雪ノ下との会話を思い出していた)

八幡(フラッシュバック、などではなく意図的にだ。そして自分の手を見る)

八幡「…………うん」

八幡(ほぼ震えていないそれを見て俺は満足げに頷いた。立ち直りが早いと自分を誉めてやるべきだろうか?)

八幡「それでもしまたすぐに傷付いたら世話ないけどな…………おっと」

八幡(いつの間にか川崎家に到着していた。俺は呼び鈴に指をかける)

八幡「………………」

八幡(しかし俺はそれを鳴らさず、そこから離してポケットに手を伸ばす。そこには川崎から預かった鍵が入っていた)

八幡(こっそりと入って川崎を驚かしてやろう、なんて子供じみた悪戯心を起こしてしまったのだ)

八幡(そんな行動をあとで激しく後悔するとも知らずに俺は鍵穴にそっと鍵を差して解除し、ドアノブを回す)

八幡(音を立てずにドアを開け、靴を脱いで気配のする台所へと向かう)

八幡(静かに様子を窺うと、火をかけている鍋の前で鼻歌を歌っているエプロン姿の川崎がせわしなく動いていた)

八幡(さすがに火を使っている時に驚かすのはマズいな、止めとくか…………てか随分機嫌良さそうだな)

八幡(どう声を掛けたものかと考えていると、川崎がお玉で鍋の味噌汁を少し掬って小皿に取り、つっと味見をするのが見えた)

沙希「ん、我ながら良い出来だね。比企谷も美味しいって言ってくれるかな?」

八幡「…………」

沙希「おかわりとか、してくれるかな…………ううん、贅沢言っちゃ駄目だ。好きな人に食べてもらえるだけでありがたいと思わなくちゃ」

八幡「…………」

八幡(俺は細心の注意を払ってその場を離れる。どうにかバレずに一旦外に出て来れた)

八幡「…………」

八幡(何なの!? 何なのなの!? あいつ俺のこと好き過ぎじゃね!?)

八幡(俺は恥ずかしさのあまりその場にうずくまってしまった。くそ! 聞かなきゃよかった! 絶対顔真っ赤だぞ俺、どんな顔で会えばいいんだよ!)

一旦ここまで

なかなかいちゃつかせるとこまで進まない
あと、もしかしたら明日は野暮用で投下できないかもしれない。すいません

またノシ

乙です!

乙、もうニヤニヤしてしまう

乙ー。
ゆきのんや小町サイドも話出てきて満足。
いちゃいちゃも見たいが小町サイドも新鮮でいいなぁ

乙です

サキサキとの絡みよりも、ゆきのんや小町と両親の反応が気になるな。

特に八幡の両親は息子に対しての愛情が妹に比べて分かりにくいから、この機会にその辺のケアをしっかりとして親子の絆を深めて欲しいw


もうぶっちゃけどっちサイドも面白くて続きとか気になって辛い

やっぱりサブレにパンツを嗅がせて探させるべきなんじゃね

警察犬みたいな賢い事があのおバカな犬に出来ると申すか
HAHAHA、おもしろいね

>八幡(そんな行動をあとで激しく後悔するとも知らずに

ここで何か悪いことが起こるんじゃないかとどきどきした。よかった
しかし、確かにいちゃいちゃはしてないけど、してないけどさ!クソッ!

八幡、川崎クリニックで一つ上の男になって帰ってきそう

ゆきのんはともかく、小町含めた家族の発言は、本気ではなくとも謝って許せる範囲ではない罠

飼い主よりは頭いいだろ普通に


せめて親は捜索願ぐらい出してあげろよ…

比企谷両親には八幡の状態を説明したうえで、小町に明かさない事を条件に保護って感じの連絡は入れてんじゃね

さきさきコミュ障だし両親にご挨拶なんてハードル高い行いは無理だろ

妹命の比企谷父が、八幡の無事を知って小町に伝えない筈が無い
よって>>411の予想には懐疑的

小町「どうぞ」コトッ

陽乃「うん、ありがとねー」

雪乃(姉さんが到着し、小町さんがお茶を淹れる。皆が椅子に座ったところで早速私は切り出した)

雪乃「姉さん、もう一度確認するけれど姉さんは昼に比企谷君と会っていたのよね?」

陽乃「うん。それは間違いないよ。どっちかって言うと家出したってのを疑っているくらいなんだけど…………」

雪乃「彼は一昨日の夜から帰ってきてないの。御両親も仕事にこそ行っているけれどいまいち手につかないそうよ。三日経って見つからなければ警察に届けようと仰っていたわ」

陽乃「でもさー、イマドキ男子高校生が二日くらい家を空けるのって珍しくもないんじゃない? そりゃ比企谷君は友達の家を泊まり歩くとかは出来ないけど」

雪乃「いえ、比企谷君は携帯電話も着替えも、財布すら持っていないのよ…………原因は、私達のせい」

陽乃「…………何があったの?」

雪乃「ええ、順番に全部話すわ。その後姉さんの話を聞かせてちょうだい」

陽乃「うん、わかった」

雪乃(珍しく真剣な表情の姉さんに私はあの日のことを話し出す)

八幡(よし、だいぶ落ち着いた。過去の経験が活きたぜ。昔の恥ずかしいトラウマを思い起こし、今の恥ずかしい気持ちを相殺する。毒を持って毒を制すってやつだな)

八幡(改めて深呼吸したあと呼び鈴を鳴らし、今帰宅したことをアピールしつつドアを開ける)

八幡(玄関先に腰を下ろしてスニーカーの紐を緩めていると、奥からパタパタとスリッパを鳴らして川崎がやってきた)

八幡「おう、ただいま」

沙希「お帰りなさい、お疲れ様。もうすぐご飯出来るからね」

八幡(川崎はそう言って、俺が傍らに置いた教材の入った鞄を取った)

八幡(靴を脱いで立ち上がり、居間に向かう俺の後ろを着いてくる。なんだかこれって…………いやいや)

沙希「ふふ、なんだか夫婦みたいだね。仕事帰りの旦那様と、食事を用意して待ってる奥さん、って感じで」

八幡(うおおい! 深く考えないようにしてたのに! また俺の顔が赤くなっちまうだろうが!)

八幡(しかし、それを誤魔化すために言った俺のセリフは最悪なものだった)

八幡「ははは、だったらお帰りのキスでもするか?」

沙希「え、していいの?」

八幡(そうだったよ! こいつ俺のこと好きなんだったよ!)

八幡「い、いやっ、その…………そうだ! 帰ったらまず手を洗わないとな!」

八幡(俺は逃げるように洗面所へと早足で向かう。川崎は楽しそうに笑いながら台所へと戻って行った)

八幡「うう…………やっぱり赤くなってやがる」

八幡(鏡を確認して俺は呟く。正直小町や親や雪ノ下達とのことなんかどうでも良くなってきたぞ…………考えてみりゃ勝手に俺が落ち込んでるだけだもんな。あっちからしてみればいつも通りの事をしてるだけだったんだし、理不尽に感じているかもしれん)

八幡(………………)

八幡(………………)

八幡(ま、いいか)

八幡(ちょっと考えるのが面倒くさくなったので俺は思考を放棄する。いや、どちらかといえば川崎への対応でいっぱいいっぱいになり、そっちまで考える余裕がないというのが本音だが)

八幡(とりあえず居間に行くか…………)

八幡「ん、いい匂いだな」

沙希「うん、お魚が上手く焼けたからね。あとお味噌汁注ぐだけだから座って待ってて」

八幡「おう」

八幡(俺はテーブルの前に胡座をかく。焼き魚に大根おろし、白米に漬け物、それらが食欲をそそる匂いを漂わせている)

沙希「はい、お味噌汁。あとおかず足りなかったらこれ」

八幡(味噌汁の入った器を置いた後、テーブルの中央に煮物の入った皿を出す)

八幡「お前、本当に何でも作れるんだな……」

沙希「まあウチは両親とも共働きでご飯とかはあたしが作ってたからね、習うより慣れよってやつだよ。さ、食べよ?」

八幡「ああ、いただきます」

沙希「うん、いただきます」

八幡(エプロンを外した川崎と共に食事を開始し、俺は箸を伸ばす)

雪乃「…………そしてさっき由比ヶ浜さんの友人から比企谷君と姉さんが一緒にいるのを見掛けたと電話があって、姉さんに連絡したのよ」

陽乃「そっかー、だからか…………」

小町「だからか、って何がですか?」

陽乃「うん。喫茶店でお話したときにね、雪乃ちゃんやガハマちゃん、それと小町ちゃんの名前が出る度に比企谷君の顔が一瞬強張ってたの」

小町「え…………?」

陽乃「たぶん、比企谷君は親しい人に会うのが怖い状態なんじゃないかな? また蔑まれるんじゃないか、傷付けられるんじゃないか、って」

結衣「ヒ、ヒッキーを傷付けるなんてそんな!」

陽乃「ないって言える?」

結衣「う…………いえ、たぶんあたしはずっとヒッキーを傷付けていた。あんなにキモいキモいって言いまくって……本当はそんなこと思ってないのに……」

陽乃「自分で言うのも何だけど私とは信頼関係があるわけじゃないからね、だから普通に会話できたんだろうけど…………ま、ある意味雪乃ちゃん達三人は比企谷君に信頼されていたってことだよね」

雪乃「でも、私達がそれを壊してしまった…………比企谷君の優しさに甘えていたのよ…………由比ヶ浜さんにもとばっちりで迷惑をかけて」

なにこの自然体嫁

結衣「それは違うよゆきのん! さっき言ったようにあたしだってヒッキーに色々言っちゃってたんだから! 誰が悪いのかって言ったらあたし達みんなでしょ。だから、みんなで謝ろ? 自分だけ悪いみたいな言い方しないでよ」

雪乃「そうね……ごめんなさい」

陽乃「ま、家出の原因はわかったけど…………それじゃあ比企谷君はどこにいるんだろうね? さっきの予想が当たってたら、親しい人にこそ会いたくないって言うなら、比企谷君はどこで寝泊まりや食事をしてるのかな?」

雪乃「それに関して姉さんに聞きたいのだけれど、比企谷君は靴を履いていたかしら? 彼は靴も履かずに飛び出してしまったのよ」

陽乃「うん。普通の運動靴っぽいやつだった。服装は結構キマってたかな。もしかしたらデートでも行くのかって思ったし」

小町「え? こんな服装じゃなかったですか?」

雪乃(小町さんはスマホの画面を姉さんに見せた。あの食事会の時に私の料理を写メに撮ったのだが、その際に比企谷君が写り込んだものだ)

陽乃「ううん、全然違うよ。今年の流行ものっぽかったし、どこかで買ったんじゃない? あ、でもお金持ってないんだっけ」

雪乃「…………さすがに店頭のものを盗むようなことはしないでしょうし、やはり誰かのところに世話になっていると考えるのが妥当かしら?」

陽乃「比企谷君の知り合いには全員当たってみたの?」

雪乃「心当たりはすでに連絡済みよ。ほとんどいないけれども」

結衣「うーん、やっぱり隼人君達にも聞いてみるよ。彩ちゃんとちゅうにの他にヒッキーが頼ろうとする男子なんて思い付かないもん」

陽乃「まさか女の子のところだったりして、なんてねー」

小町「あはは、有り得ますね!」

雪乃「………………」

結衣「………………」

陽乃「あれ、どしたの雪乃ちゃん?」

雪乃「いえ、何でもないわ…………ところで姉さん、喫茶店では比企谷君とどんな話をしたのかしら?」

陽乃「それは、ちょっと…………」

雪乃「私達には言えないような話なの?」

陽乃「できれば雪乃ちゃんだけに話したいかなー、って」

雪乃「ここにいる二人にとっても他人事ではないのよ。比企谷君がどこにいるかのヒントがあるかもしれないし、二人にも聞いてもらいたいわね」

陽乃「…………雪乃ちゃんにはちょっとショックな話なんだけど」

雪乃「比企谷君が家出する以上のショックなんてそうそうないわよ。早く教えてちょうだい」

陽乃「んー…………ま、いいか。雪乃ちゃんには少しお灸を据える意味でも、ね」

雪乃「お灸?」

陽乃「うん、えっとね」

よし、間に合った
今日はここまで
変わりに明日の分が少なくなるかも(笑)

書いてて思ったけど八幡サイドとゆきのんサイドの雰囲気の差が激しいなwww
まあ久々にサキサキと少しはいちゃつけて良かった良かった
またノシ

本気で姉が追い込みに掛かったらさきさきでもちょっと苦しい
どうなるのかね

乙です

ゆきのん処刑会場はここですか?

がしゃーん がしゃーん

告白もしていない雪乃さんが
自動で振られる凄いスレだよ

乙でございます

しゃーない
人間、普段の行いの積み重ねが大事だもの

八幡の親(特に父親)が虐待で捕まらないのが信じられなーい
息子だけ家に置いて、親子三人だけで出かけるとか普通に考えたら一生もののトラウマだよなあ

続きが楽しみ♪

乙!
居候ってぐらいだから週単位で考えれば、色々起こるのにもまだ余裕があるなww

>>1更新乙です。
ここの>>1ちゃんは投下ないと見せかけて投下してくれるから大好きやで!

八幡サイド、雪のんサイドどちらもよかった!

>>1乙です。処刑判決を聞いたあとの3人の反応が楽しみで仕方ないww

乙!
まぁ、今の八幡の心にはサキサキが住み着き始めてるからなぁ~どうあがいても絶望

>>429
リアルで体験済みの人がここに一人

>>429
よく有ることじゃないのか?
旅行とかよく俺以外で行ってたし

>>429
中学生相手になに言ってんだオマエ
ファザコンかなんかなの?きもい

>>437
どうした?

おっと先に釘を刺す形になるが自分語りは他所でやってくれよ

奉仕部周りの連中はまず「親しき仲にも礼儀あり」という言葉をしっかり覚えておくべきなんだよなぁ
礼節や思いやりのない好意とかただのありがた迷惑だってそれ一番言われてるから

こういう、ツンデレ(笑)が照れ隠しで好意を匿し続けた結果、完全ノーマークのキャラに
かっさらわれて後悔するような作品は大好物だわ

チャンスがあった癖に自分が傷付きたくないから(笑)なんていうヤツに未来はにィ…言い訳はいいから
やっぱ意思表示は大事って訳だ。素直が一番、はっきりわかんだね

八幡(そもそも俺はるみるみが好きなんだが…)

またヒロインageのために他のキャラがsageられるんか
正直不快だわ
八幡が一番楽しんでるのは雪乃とのやり取りなのに

>>444
おうそっとじしてろ

他sage・メインヒロイン空気化以外でモブヒロインに脚光当てるのは
難易度高いんだよ
それが出来れば更に素晴らしいんだが、正直難しいんだよ

まあいくらなんでも家族や雪ノ下を無理矢理アレしすぎだなとは思うけど
川崎よく見せるためにそうなってるってのが露骨だから気になっちゃうんだろう
大なり小なりSSではよくあることだ。ちょっと八幡のダメージの受け方が強引すぎたかもしれないね
想像するたびに手震えるのはいい加減笑いそうになってしまうし

>>1に改変してるって注意書き入れてるのになに言ってんだこの人たち

>>448
ガイジに構うな

まぁ>>1の更新を待とうや。
続きはよ読みたい

雪乃(いざ姉さんが口を開こうとしたとき、チャイムが鳴って玄関の方から気配がする。一瞬比企谷君が帰ってきたのかと思ったけれど、どうやら御両親らしい)

小町「あ、お父さんお母さんお帰り。今日は早かったんだね」

雪乃(ドアから顔を覗かせた小町さんが対応する。すぐにお二人ともリビングにやってきた)

比企谷父「来ていらしたんですか、雪ノ下さんに由比ヶ浜さん。それと…………」

陽乃「あ、お初にお目にかかります。私は雪乃の姉の雪ノ下陽乃といいます」

比企谷父「どうもご丁寧に。八幡と小町の父です。こちらは家内です」

比企谷母「どうも。えと、お姉さんは八幡のことをご存知なのですか?」

小町「あ、そうだ! お父さんお母さん、陽乃さんがお昼にお兄ちゃんと会ったんだって!」

比企谷父「えっ!? そ、それは本当ですか!?」

陽乃「はい。普段とそんなに変わったところは見受けられなくて雪乃から聞いて驚きました。とりあえずその時の詳しい話をしようとこちらに伺った次第です」

比企谷母「八幡は! 八幡は元気だったですか!? 怪我などしていたりは!?」

小町「お母さん落ち着いて。とりあえず座ろうよ」

比企谷母「あ、す、すいません」

比企谷父「このような格好で申し訳ないですが、お話を聞かせていただけますか?」

陽乃「はい。と言ってもそんなに話せることはないんですけど」

雪乃(姉さんはそう前置いて私達に話したのと同じようなことを御両親に伝えた)

陽乃「ですから、どこにいるかはともかく事件や事故とかに遭っている様子はないのでそこは安心してください」

比企谷父「そう……ですか」

比企谷母「よかった……よかったわ八幡…………」グス

陽乃「ふふ、八幡君は愛されてますね。こんな家を飛び出してしまうなんて悪い子です」

比企谷父「いえ…………悪いのは我々の方なんです」

陽乃「……といいますと?」

比企谷父「親の口から言うのも何ですが、アレはいい息子に育っていると思ってます。少々性格がひねくれて人付き合いに難はありますが、勉強はそれなりに出来ますし人を思いやる優しさを持ち合わせています」

陽乃「そうですね。誤解されたり本人は否定しがちですが、私は彼のことを買っていますよ」

比企谷父「そう言っていただけると…………要領もよくて何だかんだ大抵のことは自分だけでこなしてしまうし、一人でいるのが好きなようで」

陽乃「はい」

比企谷父「しかしそれ故に私達は間違ってしまったんです。八幡に関しては放任主義気味になってしまい、八幡もそれをよしとしているように見えてしまいました。どんなにしっかりしててもあいつはまだ高校生だというのを失念してしまっていたんです。まだ親の愛情を必要としている歳だと言うのにっ…………」

陽乃「…………」

比企谷父「…………失礼、取り乱してしまいました。息子の知人に話すことではありませんでしたね」

陽乃「いえ。ですがお気持ちはよくわかりますよ。八幡君にその思いをぶつけてみてはどうでしょうか?」

比企谷父「ええ、そのつもりです。それと、つい蔑ろにするようなことを本心でないとはいえ言ってしまったのも謝らなければなりませんし…………それで、八幡はどこに行ったかはわかりませんか?」

陽乃「すいません、それはわかりかねまして…………」

比企谷父「そうですか……あの、喫茶店で八幡とはどのような話を?」

陽乃「それは、ちょっと御両親には…………」

雪乃「姉さん、いったいどんな話をしたのよ。御両親にも話しづらいことなの?」

陽乃「えっと、いわゆる恋バナを…………ね」

比企谷父母「!」

雪乃・結衣・小町「「「えっ!?」」」

陽乃「ちょっと込み入った話もしたので、さすがに親に知られるのは子供からすれば止めてほしいのではないかと…………」

比企谷父「そう、ですね。八幡もいい気はしないでしょう」

比企谷母「でも……」

比企谷父「だから小町、一旦小町が聞いてくれないか? それで私達に話していいと判断したところだけあとで教えてくれればいい」

小町「うん、わかった! それじゃ皆さん、小町の部屋に移動しましょう!」

雪乃(小町さんが立ち上がり、私達もそれに倣って移動する。でも気になるわね、比企谷君の恋バナ…………)

八幡「御馳走様でした…………」

沙希「お粗末様でした……ってどうしたの? 美味しくなかった? まさか無理しておかわりしてくれたんじゃ…………」

八幡「ちげえよ逆だ逆。あのな、俺運動部じゃないんだから食ったらそれだけ太りやすくなるんだぞ。旨すぎて何度もおかわりしちゃうのを制止してくれよ。俺自身の意志じゃ止まんねーんだから」

沙希「なにその理不尽な怒り方…………えっと、そんなに美味しかった?」

八幡「語彙が足りなくて申し訳ないが、すっげえ旨かった。お前の家族が羨ましいわ」

沙希「ふふ、ありがと。でもあんただったらあたしと家族になれる方法があるよ」

八幡「え…………あっ!」

沙希「じゃ、食器片付けちゃうね。少ししたら予備校の講義の復習、一緒にやろ?」

八幡「お、おう」

八幡(川崎は食器を持って台所に行き、洗い物を始める)

八幡(さっきのあれ…………つまりそういうことだよな? いや、俺のことを好きだっていうならそうなんだろうけど)

八幡(やべえな。川崎が俺の中でどんどん大きくなってる…………いやいや、別にヤバくないけどさ)

八幡(…………川崎沙希)

一旦ここまで
応援してくれてる方々本当にありがとう
励みになります

>>447
ちっちっちっ、弱ってるときに刷り込まれたトラウマは本気でヤバいぜ
ちょっと思い出すだけで胸はどきどき動悸が激しくなるし、手もふるふる震えるぞ
いや、うん、マジで


しかし話が進まねえな
もうちょっとサクサク進められるような展開が書ける実力が欲しい

またノシ

乙でした

乙です

好きじゃない異性からの性的な視線ってホントに気持ち悪いんだよな…

>>453
この流れで両親いるのに八幡となに話したたのとか訊く雪ノ下ってガイジなのかな?

ゆきのんもガハマも八幡を感情的に否定してばかりいる上に家庭環境からして八幡を一個の人格として尊重してない
これは遅かれ早かれ爆発してたんじゃないですかね……

乙でした

乙!

乙!
サクサク進まないってことは、深く描写してくれてるってことだな
こちらとしてはその方が嬉しいww

もう八幡は、どれだけ小町と親とその他に心配されようが帰らなくていいだろこれ
サキサキと幸せになってるだけで十分

俺たちドドリアーずは1の書きたいことを読みたいだけだ。
いろいろ湧くが気にせずにいて欲しい。俺たちが勝手に期待して待っているだけ。
1愛してる。

原作で本気じゃないにしろあれだけ悪口言われて普通にできる八幡が不思議。自分なら部活やめてる。

少なくとも八幡やゆきのんを更生したいなら奉仕部とかいう厄介事丸投げ機関に放り込むんではなく、
専門の医師による適切なカウンセリングが必要ですね……ただでさえ顧問が無能無能アンド無能なんだし

平塚先生を無能と申すか

カウンセリング(性技)

まあサキサキもやってることはおっぱいカウンセリングだしな

どっかのかっとびんぐカウンセラーに診てもらえばいいんじゃないかな?

これはゆきのんザマァが炸裂するか。
まー、自分にあんだけ暴言吐く女に惚れようがないしな。性格も悪いし。
それにしてもはるのさんのキャラが良くできてる。良作乙。

信者こえーな……このあねのんのどこがよくできてんだ

陽乃「雪乃ちゃん、比企谷君と話したのは雪乃ちゃんにもちょっとショックな内容だって言ったじゃない。御両親の前で尋ねるなんて何を考えてるの!?」

雪乃「御両親にも話を聞いてもらうべきかと思ったのよ…………まさか恋愛絡みとは思わなかったわ」

小町「まま、二人とも落ち着いてください。それで、早くお兄ちゃんとのお話聞かせてください!」

陽乃「おおぅ、随分食いつくね小町ちゃん…………」

結衣「あ、あたしも聞きたいかなー……って」

雪乃「そうね。比企谷君の居場所のヒントがあるかもしれないし、早く聞かせなさい」

陽乃「…………」

雪乃「姉さん?」

陽乃「その前に雪乃ちゃんに一つ聞いておきたいんだけどさ」

雪乃「何よ改まって」

陽乃「雪乃ちゃんて、比企谷君のことどう思ってるの? あ、もちろん恋愛的な意味でだけど」

雪乃「っ! …………別に、何とも思っていないわ」

陽乃「もうちょっと素直になりなよー。人を好きになるなんて恥ずかしいことじゃないんだからさ」

雪乃「しつこいわね。何故私があんな男を好きにならなければならないのかしら? ひねくれてて碌に友人もいないような男なんて…………」

陽乃「それものすごいブーメランが返ってきてるからね? でも、そっか。雪乃ちゃんは比企谷君を何とも思ってないのかあ」

雪乃「だいたい今は私の話は関係ないでしょう? 比企谷君の話はどうしたのよ」

陽乃「ん? だから比企谷君は雪乃ちゃんのことが好きだったって話をしたんだよ」

雪乃「えっ?」

結衣「ええっ?」

小町「えええっ? ほ、本当ですか!? 本当にお兄ちゃんがそんな話を!?」

陽乃「うん。聞いてみたら何か真剣に考え出してね。気付かないうちにそういう気持ちを持ってたんだって。でも今思い返せばこんな質問に答えるってこと自体変だったんだねぇ。衝撃的で考えが及ばなかったよ」

結衣「そっか……ヒッキーはゆきのんが好きなんだ…………」

雪乃「ま、まああんな男に好かれても嬉しくはないのだけれど。でも逆恨みとかでストーカーになられても厄介だし、今度からはもう少し優しくしてあげてもいいわね」

小町「と言いつつ顔がにやけてますよ雪乃さん」

雪乃「こ、これは比企谷君が私を好きだなんて滑稽な事を言うから可笑しくて…………」

陽乃「あ、それは大丈夫。比企谷君が雪乃ちゃんのことを好きだったのはちょっと前のことだから。今はもう恋愛感情を持ってないらしいから安心していいよ」

雪乃「…………………………え?」

【悲報】雪ノ下雪乃、ガチでガイジだった

沙希「やっぱりあんた頭良いよね数学以外は。というかもう少し数学も頑張ろうよ」

八幡(二人で漢文の勉強をしていて、俺がアドバイスをしたあと川崎はそう言ってきた)

八幡「いやいや、数学なんて人生の役に立たないだろ。大学だって数学必要ないとこに行くつもりだし」

沙希「何を中学生みたいなこと言ってんのさ…………というかあんたあれでしょ。一回躓いてそこを理解できないまま授業が進んでいって挫折したパターンでしょ?」

八幡「う…………」

沙希「先生に聞くのも躊躇われるし、教えてくれるような友達もいない。んでズルズルここまで来ちゃったわけだ」

八幡「見てきたようなこと言いやがって……合ってるけどさ」

沙希「ちなみにあたしは平均点を常に上回るくらいの成績だよ」

八幡「何だよ自慢かよ?」

沙希「ううん」

八幡(川崎は首を振ったあと、そっとシャーペンを持っている俺の手を上から重ねるように握ってきた)

沙希「わからないところ、最初からあたしが教えてあげるからさ、もう少し頑張ってみない?」

八幡「う……い、いや、俺はもう数学は」

沙希「役に立たないって言うけどさ、そんなのわからないでしょ? 何かの拍子に学んでおけばよかったって思うことがあるかもしれないじゃない。なんなら春休み終わってからも教えてあげるから」

八幡「で、でも悪いだろ。お前の迷惑にもなっちまうし」

沙希「ううん、代わりに他の教科を教えてもらいたいんだ。今の漢文みたいにさ。それでおあいこでしょ?」

八幡「う…………」

沙希「あ、ご、ごめん。ちょっと強引だったね…………」

八幡(そう言って川崎は手を引っ込めた)

八幡「い、いや、俺のことを考えてくれてんのは嬉しいぞ、うん」

沙希「…………ごめん。ホントはさ、あんたと少しでも一緒にいられたらなって思って提案した」

八幡「なっ…………」

沙希「あ、でも、勉強教え合いたいってのも本当だから。一人でするより捗るだろうけど、あたしも一緒に勉強するような相手がいないし…………」

八幡「…………まあ、その、考えておくよ」

沙希「うん」

八幡(その後はまた勉強に戻り、ちょっとだけ雑談を挟みながらも復習を済ませる)

八幡「よし、と。こんなもんだな」

沙希「だね。じゃ、そろそろお風呂がわいてるから入ってきなよ。ジャージと下着は用意してあるから」

八幡「おう、ありがとな。んじゃお先にいただくわ」

八幡(俺は教材を片付け、風呂場に向かう)

一旦ここまで

すみません。仕事が佳境に入ってしまったので、今週は投下量が減ることが予想されます
なるべくクオリティを下げずに頑張りたいと思ってますのでよろしくお願いします。元々そんな高くないけど

またノシ

明日も楽しみ♪

乙です

乙です

雪乃さんテンション上がってからの絶望へと急降下

まぁ自業自得ってやつだな

残念、雪ノ下 雪乃の冒険はここで終わってしまった

乙!

乙!
0%バン! 0%バン! 0%バン!

ひょっとしてゆきのんがぼっちなのって優秀な人間が生きづらいとか排除されるとかじゃなくて
前頭葉辺りに障害があるせいなんじゃないんですかね……

てゆーかゆきのんはその反応がダメなんじゃ…

【悲報】ゆきのん生粋のナチュラルクズで恋愛対象から除外。なお、自業自得の模様

しかたないね

ヤバい、ここのはるのんめっちゃ好きだわw 実の妹へのボディブローに容赦なしだわ
原作のゆきのん弄りとはかなりベクトルが違ってていいね

この雪乃はクズとかじゃなくて本当に知恵遅れちゃんなだけだと思う
周りの空気が理解できない障害とかあるよな

あねのんもゆきのんも池沼じゃねぇか

なぜか巻き添えにされる姉ww

かまくら出てこないね

つーか自分のせいで家出したとか言って家に押しかけてるくせに好きでも何でもないとか色々言い続けるとか流石に病気でしょww

俺「にゃーん」

小町「雪乃さんが帰ったらカマクラがいなくなってた」

小町「あいつ…」

毒舌で傷つけてなおその現場で家族を前に毒舌とかねー

雪ノ下は勉強は理解できても他人の感情の機微が理解できないので人間としては欠陥品

なにがやばいって、作者はそんなつもりなくて普通に書いたであろう雪乃がこんな気違いってことよ
一般読者が何気なくSS書いたらこんなキャラになる程度には原作からしてアレってことだからな

前作読んできたけど砂糖吐いたぞ

1乙。激務お疲れす。こっちは期待してるがリア優先でいいからね。
また倒れたらドドリアナースがわくぞ。無理なさらず。

乙でした
はるのんはさ、雪乃を早急に病院に行かせよう?
脳外科と心療内科の両方にね

馴れ合い厨キモすぎワーロタ

続編はあかんな、やっぱり
基本センスねぇ作者なのに馬鹿みたいに褒めるからこんな不愉快なもん書くようになるんだ
前作も気持ちの悪い部分いっぱいあっただろうが
全部駄目とは言わんが

なら読むなよ

今度はゆきのんが家出しかねないなw

ガイルに限ってはクズじゃなきゃヒロインじゃない、みたいなところあるから
この雪乃がアレでも特に気にしてないけど

>>509
最初から家出してるだろやめてさしあげろ

ゆきのん推しにはキツい展開なのは解るが黙っててwwww

ゆきのん推しだったけど前作でサキサキ推しになった私

そんなことよりサキサキだ!

不愉快どころか愉快で仕方ないけどなあ

そら原作自体が好きじゃないからじゃね?
原作が好きなら嫌悪感あってもおかしないよ、こんなん
人にもよるとは思うけど

どした?
気持ち悪いぞ



作者とは別の人間が書いてる時点で文体やキャラの性格が微妙に変わるのは当たり前なんだよなぁ
そういうのも含めて楽しむのが二次創作だし
それが嫌ならずっと原作の追っかけしてろよ

そろそろ夏休みは終わったはずなんだけどな。
まぁ俺らは>>1の更新を待つのみやで!

原作のん

大量更新にwktkしながら開いてみたら単発荒らしが暴れてただけとかorz

それって端的に不評が多いってだけじゃないの?
俺はそこそこ面白いと思うけど

不評なんじゃなくて雪ノ下のキャラがあまりに面白いからみんなで笑ってただけじゃん
大袈裟な連中だなあ

結衣「ゆきのん大丈夫かなぁ…………」

小町「ええ……まさか雪乃さんがあんなに取り乱して泣くなんて想像も付きませんでしたね…………今日は陽乃さんがマンション送った後も一緒にいるって言ってましたけど」

結衣「うん…………ね、小町ちゃん。今日さ、あたしお泊まりしてもいいかな? ちょっと今一人になりたくなくて…………」

小町「はい、全然構いませんよ! …………その、やっぱり陽乃さんの言ってたこと、気にしてます?」

結衣「う、うん…………あれ、ゆきのんに向けて言ってたけどあたしにも言えることだったし」

小町「結衣さんも、兄のことが好きなんですか?」

結衣「そう……だね。あたしはヒッキーのことが好きだよ」

小町「まあ知ってましたけどね」

結衣「え、嘘!?」

小町「いや、そんな驚くことでも…………多分兄以外はみんなわかってますよ」

結衣「うう…………あたしそんなにわかりやすい?」

小町「はい、すっごく。兄ももしかしたらって思ったことは何度もあるんじゃないですかね?」

結衣「…………でも、ヒッキーの中では違うなって判断されたんだよね。あたしも結構ヒッキーに色々言っちゃってるし」

小町「まあはっきり想いを伝えない限りは勘違いだと自分に言い聞かせるでしょうね…………でもまさかそんな色恋沙汰に否定的な兄が雪乃さんを好きになっていたとは……いや、小町も結構煽りましたけど」

結衣「うん…………ね、小町ちゃん。明日暇かな?」

小町「え? まあ兄を待つこと以外やることはないですが」

結衣「あ、そっか。ヒッキーの帰りを待ってなきゃいけないか…………」

小町「でも陽乃さんのおかげで無事は確認できましたし、出掛けるのも構いませんよ。というか雪乃さんのとこですよね?」

結衣「うん。やっぱりそばにいてあげたいかなって」

小町「じゃあ明日朝に確認のメールでも入れて訪問しましょう。小町も雪乃さんのこと気になりますから」

結衣「ありがとう小町ちゃん」

雪ノ下の反応が見たかったのに…

沙希「ふう、いい湯だった…………って、何してんの?」

八幡「ああ、今テレビでやってた問題をCM明けまでに解こうと思ってな」

沙希「どれどれ…………あ、これ知ってる」

八幡「待て! 言うなよ、解けそうなんだから…………こうだ!」

沙希「うん、正解。というか頭の回転もいいんだからやっぱりその気になれば数学もいけるって」

八幡「あーあー聞こえませーん」

沙希「まったく…………お茶淹れるけど飲む?」

八幡「おう、頼むわ」

沙希「はいよ」

八幡(俺と川崎はしばらくの間お茶を飲みながらゆっくりとした時間を過ごす)

八幡(ずっとこんな時間を過ごせたら、なんて考えが頭をよぎるがそういうわけにもいかない)

八幡「なあ川崎、お前の家族っていつこっちに戻ってくるんだ?」

沙希「あと三日くらいの予定だよ。一応帰ってくる前に連絡は母さんから来るから」

八幡「そういや大志経由で小町に連絡行ったりしねえのかな? おぞましいことにあいつらお互いの連絡先知ってんだろ」

沙希「何さおぞましいって…………大丈夫。母さんに連絡はしたけど知ってるの母さんだけだから」

八幡「あ、そうなのか? まあ父親は娘一人の家に男が泊まるなんざ絶対反対だろうしな」

>>526俺もそこ期待してたww

沙希「バレたってあたしが文句言わせないけどね」

八幡「父親が娘に弱いのはどこも一緒か…………川崎」

沙希「何?」

八幡「俺、明日家に帰ろうと思うけど、どうだ?」

沙希「そう…………ていうか何であたしに許可を求めるのさ? 自分の家に帰るんでしょ? 別にあたしは軟禁してるわけじゃないんだし」

八幡「まあそうなんだけど」

沙希「何時くらいに帰るの?」

八幡「昼前には」

沙希「そう。じゃ、お昼ご飯はいらないね」

八幡(一見平然と会話をしているように川崎の表情はあからさまに曇っていった。俺の身を案じてくれているのだろう)

八幡「まだ少し怖いけどさ、前に進まないわけにもいかねえし」

沙希「そう、だね……」

八幡「だから、その…………ちょっと頼みというか、お願いがあるんだが」

沙希「頼み?」

八幡「えっと…………今夜、一緒に寝てくれねえかな?」

沙希「えっ!?」

八幡「違う違う! エロい意味じゃないから勘違いも通報もするなよ!? その、なんつーか」

沙希「ふふ、いいよ。一緒に寝よう?」

八幡「即答だなおい」

沙希「断る理由なんか無いしね…………じゃ、もう歯を磨いて寝よっか」

八幡「ああ」

八幡(俺達は洗面所に行って歯を磨く。川崎は一旦自分の部屋に戻って枕を持ってき、居間にある俺の布団を敷く)

沙希「よいしょっと」

八幡(灯りを豆電球だけにして暗くし、まず川崎が布団に潜る)

沙希「ほら、おいで」

八幡「…………何で俺の枕の位置がそんなに下がってんの?」

沙希「遠慮しないでいいから。あたしの胸がいいんでしょ?」

八幡「まあ……否定はしない」

八幡(俺も布団に潜り、頭を枕に載せて顔を川崎の胸に埋めるようにし、両腕を川崎の背中に回して抱き付く。川崎は片腕を俺の首に回して抱きしめ、もう片手で頭を撫でてくる)

八幡「ん…………すげー心地良い…………お前の胸でしか眠れなくなったらどうしよう」

沙希「ふふ、その時はちゃんと責任を取るよ…………明日、頑張ってね」

八幡「……ああ」

八幡(俺は少しだけ川崎を抱きしめる力を強め、より密着して体温を感じる)

八幡「あったかいな…………人の身体って、こんなにもあったかいんだ…………」

沙希「安心するでしょ? 何か辛いことがあったらいつでもおいで。あたしがこうしてあげるから」

八幡「ありがとうな、川崎…………」

八幡(俺は柔らかさと暖かさに包まれながら眠りについた)

今日はここまで

ってレス多過ぎじゃね!?びっくりしたわ
そしてsage書き込みなのに即反応レスがあるのもびっくりだ

まあ何か色々言われてますがいちいち尤もな意見もありまして反論はできません。真摯に受け止めてよりよい作品が書けたらなと思っています
これからも批判批評よろしくお願いします


ではまたノシ

>>526
オレも見たかった
すごく楽しみしてたのに…
オレSなんで


更新ペースが落ちるとはなんだったのか

乙!

乙です

俺もさきさきの胸の中で眠りたい

読めば読むほど雪ノ下が自己中でしかない
同情する気持ちが湧かない
むしろ自業自得としか思えない

正直外野の雪乃ガイジとかのレス不愉快荒らしが切れるのもわかる

原作からしてあの一族は総出でキチガイだろ…

この流れで散々場面転換ばっかして引っぱっといたくせに陽乃から話聞いた時の反応と
その反応を見てる周囲の視線とかを一切書かない(書けない)で逃げだすとか酷すぎる

スレの反応を見ていれば、キンクリされたゆきのんの処刑シーン(はるのんが何て言ってお灸を据えたかも含めて) がどれだけ期待されてたか、わからなかった訳はないよな?
前回の更新でだって比企谷両親の乱入で引き伸ばされてヤキモキしてたのに、この期に及んで飛ばしてくれた理由は何??

頼むから説明して?

いつもの

比企谷の行動原理のひとつに「似たような奴を増やしたくない」ってのがありそうな気がする。自分みたいに失敗する奴を見たくない、みたいな。
そんな風に根が純真だから戸塚に好かれてるんじゃないかな?とか。


あと、親やクラスの奴から「比企谷にそっくり」と言われるんですが喜んでいいのかな。人曰く目腐ってるらしい。まぁそんな自分が好きだからいいんですけどね。

へ~、君は比企谷に似てるんだ
俺は氷菓の折木かな
てかOPの「退屈な窓辺に戸惑う風に 顔をしかめたのは 優しさの裏返し」ってとこが俺っぽい
OPムービーも俺の高校の時の席とドンピシャww
盗〇してたのかよ!って思ったwwwwww

俺は折本似の彼女が欲しい

乙でございます

>>540
>>541SSって作者が書きたい物を書くものなのに、俺の読みたい物なんで書かないんだーウガーって言われても…
だったら自分で書けとしか言えんわな

>>531


つ「夏バテ防止の蕎麦湯」

そろそろ比企谷と川なんとかさんとのお互いの名字呼びが気になる位置に居ますな
もうそろそろ名前呼びでもいいんじゃないん?

雪のんの反応が楽しみだったから描写なくて少し残念。

まぁ1なら回想かなんかで描写してくれるやろ

>>545
書きたい物書く、読んで言いたいこという、それだけの話にギャーギャー喚き出す馬鹿が出るからややこしくなるんだよ
作者が知ったことかと思えばそれまでの話だろ。作者がやめろって言ってるならともかく感想くらい好きに書かせろ

スレ伸びてるから作者かとおもったら雑談だった

乙です

せめて良識の範疇でレスしようぜ
ガイ○とか簡単に言っちゃうのがどこの文化か知らんけど反感かうよそりゃ

ガイル

次回予告でさんざん見どころを煽ったアニメが、いざ次週放映してみたら「あれ?一話飛ばしたっけ?」ってレベルで
端折られてた、そんなイメージ。

自分の書いた文を、作者本人でさえコメントなしで繋げて読んだことないだろ。いくらなんでも可笑しいと気づくはず。

>>554
ガイジうるさいぞ

ガイル「ソニックブーム!」

はるのん優しい…悪い奴だったら、堂々とみんなの前で八幡が雪乃に恋愛感情ないこと発表していたよ

完結した話でそうならともかく、まだ続いてるのにガキみたいなこと言ってんじゃないよ

まあ落ち着け

雪ノ下の回想や八幡への説明の中で色々と描写する予定だったかも知れないんだ、批判は早いよ
展開を誘導してると思われても面白くないだろ

>>558
この意見が一番まともだな。

>>556
両親の前では避けただけで(当たり前)、他のやつらの前で公開処刑したんでしょ?
どこ読んでんの?ガイジなん?

>>560
はるのんは最初雪乃にだけ聞かせようとしてたじゃん
雪乃が自分から小町たちに聞かせようといいだしたから、はるのんは小町たちの前で話しただけ
けして最初からみんなに言いふらそうしたわけじゃない。あるマンガキャラなら絶対喜んで話していたけど

結局発表(笑)してんじゃん
自分の書いたことも分かんなくなるくらいガイジなん?

結衣「…………ねえ小町ちゃん、今更だけどゆきのん本当に大丈夫なのかな? やっぱり一人にしといてあげた方が良かったんじゃ…………」

小町「いや、本当に今更ですよそれ。もう雪乃さんのマンション前まで来てるのに。メールしたら来ても構わないって言われたんですよね?」

結衣「うん…………だけどあれ、社交性? かもしれないじゃん」

小町「たぶん社交辞令って言いたいんですよね、それ…………まあ迷惑そうだったらその時点で引き上げればいいんですよ」

結衣「……そうだね。よし、えいっ!」ポチポチピンポーン

『はい、由比ヶ浜さんかしら?』

結衣「あ、ゆきのん! うん、あたしだよ!」

『今オートロックを解除したわ』

結衣「うん、すぐ部屋に行くね!」

小町「声は結構普通そうですね」

結衣「みたいだね。さ、ゆきのんの部屋に行こ」

小町「はいっ」

雪乃「いらっしゃい。上がってちょうだい」

結衣「うん、おじゃましまーす」

小町「おじゃまします」

陽乃「あ、二人とも昨日ぶりだね」

雪乃「今あなた達の分も紅茶を淹れるわ。少し待っていてちょうだい」スタスタ

結衣「…………見た感じもう立ち直ったみたいですけどどうなんですか?」ヒソヒソ

陽乃「うーん、立ち直ったというより開き直ったってのが当てはまるかなぁ?」ヒソヒソ

小町「開き直った?」ヒソヒソ

雪乃「なに内緒話をしているのかしら?」カチャカチャ

結衣「あ、紅茶ありがとう!」

小町「ありがとうございます」

陽乃「ねえ雪乃ちゃん。昨晩の事覚えてる?」

雪乃「何度確認させるのよ……ちゃんと覚えているわ。確か…………」

~~~~~~~~~~~~

雪乃『もう、恋愛感情は持っていない?』

陽乃『うん。だってさ、雪乃ちゃんて人間の屑だし気持ち悪いよね』

結衣『えっ!?』

小町『なっ!?』

雪乃『………………そう。そういうことだったのね』

陽乃『んん?』

雪乃『なるほど…………陰口を叩かれたりするのは慣れているつもりだった。でも身近な人間に言われるのは少しキツいわ』

陽乃『雪乃ちゃん…………』

雪乃『そして私はあの時だけでなく、ずっと比企谷君に言い続けてきた…………愛想を尽かされてもむしろ当然のことだったのね』

陽乃『まあ比企谷君も比企谷君だけどね。せいぜいちょっと注意するくらいで強く止めさせようとしてこなかったし』

雪乃『いえ、普通に考えればわかることよ。ただ私は比企谷君のその優しさに甘えていたに過ぎないわ』

結衣『ゆきのん…………』

雪乃『今からでも、間に合うかしら?』

陽乃『え?』

雪乃『比企谷君に謝って、またいつも通りの日常に戻って、楽しい日々を過ごせるかしら?』

陽乃『雪乃ちゃん…………うん、きっと大丈夫だよ!』

結衣『それにゆきのんならまたすぐヒッキーが惚れ直しちゃうよ! あたし、ヒッキーのこと諦めて二人を応援するから!』

小町『小町もです! お兄ちゃんにはやっぱり雪乃お義姉ちゃんが一番似合ってますから!』

雪乃『あらあら。いずれ結婚はするでしょうけどまだお義姉ちゃん呼びは早いわよ』

小町『あ、小町ったらうっかり』テヘペロ

雪乃『ふふふ』

~~~~~~~~~~~~

雪乃「…………と、こんな感じだったわよね?」

結衣「全然違うよ! 何であたしがヒッキーのこと諦めてんの!?」

小町「雪乃さん、さすがに記憶の捏造はちょっと…………正しくは」

~~~~~~~~~~~~

雪乃『もう恋愛感情は持っていない?』

陽乃『うん。だってさ、雪乃ちゃんて人間の屑だし気持ち悪いよね』

結衣『えっ!?』

小町『なっ!?』

雪乃『姉さん!? いくら姉さんでも怒るわよ!』

陽乃『あれあれー、何でそんなに激昂するのかな? いつも雪乃ちゃんが比企谷君に言っていることじゃない』

雪乃『あ、あれは…………』

陽乃『自分が言うのはいいけど言われるのは嫌だってのはちょっとワガママが過ぎるんじゃない? ねえガハマちゃん?』

結衣『えっ!? え、えっと…………』

雪乃『わ、私は本気で言っているわけではないわ! それは比企谷君もわかってくれているわよ!』

陽乃『うん、それは知ってるって。もし本気で言ってたらとっくに部活を辞めて縁を切ってるってさ』

雪乃『だったら!』

陽乃『それでも辛かったんでしょ。好きな相手から本気じゃなくても蔑みの言葉を投げられるのが。比企谷君言ってたよ、好きなままでい続けるのが苦痛だって』

雪乃『わ、私は…………私は…………』

陽乃『ま、雪乃ちゃんが別に比企谷君を好きじゃないのなら気にしなくていいよ。恋愛感情はなくなっても今まで通りに部活仲間として付き合いはするって言ってたし』

雪乃『…………嫌よ』

陽乃『雪乃ちゃん?』

雪乃『嫌、嫌、嫌、嫌』

陽乃『何が嫌なの?』

雪乃『比企谷君は私を好き。なら相思相愛じゃない。只の部活仲間なだけなんて有り得ないわよ』

陽乃『あれ? 雪乃ちゃんは比企谷君が別に好きじゃないんだよね?』

雪乃『そんなことないわ! 私は比企谷君が好きよ!』

陽乃『あ、そうなんだ。でもね雪乃ちゃん、比企谷君はもう雪乃ちゃんのことが好きじゃないの。だから相思相愛じゃないんだよ』

雪乃『どうして!? お互い好き合っていたはずなのに何で!?』

陽乃『いつもお姉ちゃん言ってたよね、素直にならないと駄目だよって。もっと自分から歩み寄れば近付けたはずの関係を壊したのは、雪乃ちゃん自身』

雪乃『嫌! 嫌! 教えて姉さん! どうすればまた比企谷君は私を好きになってくれるの!?』

陽乃『今までのアドバイスを無視してたのにこういう時に頼るのはそれこそ虫のいい話じゃないかな?』

雪乃『あああああああ! 比企谷君! ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!』

結衣『ゆ、ゆきのん…………』

小町『雪乃さん…………』

~~~~~~~~~~~~

小町「…………てな感じでずっと陽乃さんの身体にすがりつきながら泣いてましたよね」

>>562
雪乃がはるのんの忠告を聞かなかっただけ、聞くのを望んだのは雪乃だし
あと、はるのんも八幡から聞いた普段、雪乃が八幡にやっている扱いにひどいと思ったから、こうなったのは雪乃のせいだよ、反省させたかった
もし優しくなくて、悪いやつだったら聞かれる前から、自分から「みんなにいいこと教えてあげるよ♪」と、言った後、発表して、泣いている雪乃に「ねえ?いまどんな気持ち(笑)」とか嘲笑する
もしくはあるキャラみたいに「絶望に染まるその顔が見たかった」と興奮するだろ

雪乃「人の記憶は移ろいやすいものね…………だからこそ私達は日々本物を求めて生きているのかもしれないわ」

結衣「なんで良い話ふうにしてんの!? ゆきのんのはただの現実逃避の妄想だからね!?」

雪乃「まあさっきのくだりは冗談なのだけれども…………頭を冷やして一晩考えたわ。要するに私は子供だったのよ、好きな相手には意地悪をしてしまうっていう実に幼稚な類い」

陽乃「雪乃ちゃんは今までまともな恋愛も人を本気で好きになったこともないからねー。ま、私ももうちょっとちゃんとアドバイスできたら良かったんだけど」

雪乃「そうよ、姉さんが悪いわ。だから私と比企谷君が恋人同士になれる策を考えなさい」

小町「雪乃さん、ちょっと開き直りすぎじゃないですかね…………」

結衣「しかも策って言っちゃったよ。正攻法で行く気はないんだね…………」

陽乃「まあ雪乃ちゃんに言われたからには考えてみるけど…………難しいと思うよ? というかその前に比企谷君を見つけないと」

雪乃「そういえばそうね。結局どこにいるのかしら…………」

サブレ!パンツ!捜索!

沙希(比企谷は昨夜言っていた通り、昼前に出て行った)

沙希(だけどやたら軽い感じて『んじゃ行ってくるわ』だけなのはどうなのさ!?)

沙希(別にそこまで欲しかったわけじゃないけど、少しは泊めた事に対するお礼や感謝の言葉を言ってくれても良かったんじゃない? あたし胸まで貸したんだよ?)

沙希(はあ…………やっぱりあたしの一人相撲なのかな…………あたしのしたことなんて実は大きなお世話だったりとか)

沙希(お昼ご飯作ったけどあんまり美味しく感じないし…………いいや、これ夕ご飯にしちゃお)

沙希(そう思っておかずにラップをして冷蔵庫にしまったとき、来客を知らせる呼び鈴が鳴る)

沙希(だけど勧誘だろうと宅配便だろうと今は誰かの対応をする気にならない。あたしは居留守を決め込むことにした)

沙希(しかし普通なら立ち去るかもう一度呼び鈴を鳴らすかする場面なのに、あろうことか鍵を開けてドアの開く気配がする。あたしは慌てて玄関に向かう)

八幡「あれ? なんだ、いたのか」

沙希(そこにはバッグをしょった比企谷がいた。そういえば合い鍵渡したまんまだっけ)

沙希「ど、どうしてここに? 帰ったんじゃないの?」

八幡「ん? ああ、一回帰ったぞ。誰もいなかったけど。親は仕事だし小町もどっか出掛けてるみたいだから書き置きだけしといた」

沙希「じゃなくて! なんで戻ってきたの? そのまま家にいればいいじゃない」

八幡「おいおい、お前が言ったんだろ。女一人は不用心だから家族が帰ってくるまでいてくれって」

沙希「え…………あっ」

八幡「まあ依頼人が依頼をキャンセルするっていうなら仕方ねえけど…………どうなんだ?」

沙希「っ…………一人で怖かったよ。だから、ウチにいて?」

八幡「おう、引き受けた。着替えや予備校の教材も持ってきたからな、準備は万端だ。数学の参考書も用意したし」

沙希「えっ?」

八幡「教えてくれるんだろ?」

沙希「…………みっちりしごいてあげるよ」

八幡「はは、お手柔らかにな…………ところで、不躾で悪いんだが」

沙希「なに?」

八幡「ウチに何もなくてさ、昼飯食ってねえんだ。食うもんある?」

沙希「! あるよ、残り物でいいなら」

八幡「お前が作ったメシなら文句はねえよ…………その、食べさせてくれるか?」

沙希「うん、すぐに温めて用意するから。手を洗って居間で待ってて」

八幡「ああ」

沙希(さっきまでの陰鬱な気分はどこへやら。あたしはスキップをせんばかりの気分で台所に向かった)

一旦ここまで

何てことだ
仕事が佳境だというのに明日明後日連続で飲み会だと…………?
さすがに明日明後日は投下できないかもしれん

またノシ

ええんやで

乙!
見たかったシーン見れて満足♪
ゆきのん…自分で策を考えようともせず、はるのんに命令…

ゆきのん…この立ち直り方ではもっかい絶望に堕ちるでw

なるほど、この描写なら納得した。
>公開処刑のくだり。

乙!

雪乃「そうよ、姉さんが悪いわ。だから私と比企谷君が恋人同士になれる策を考えなさい」…自分がまだ子どもだと自覚した後のこの発言には驚いた

>>1乙!
飲み会大変だよなー。仕事が落ち着いてからやってほしいものだ

ガイジ通り越して本物の気違いやんかwwwwww

いやいや、さすがにあねのんに命令のくだりは冗談の描写だってわかるだろww
まあそれでも「おまえが言うか!」だけどさww

乙です

乙です

命令のん

>>568
ガタガタ御託並べようと発表してることにかわりないじゃんww
お前頭大丈夫なのか

乙です

お前らゆきのん嫌いすぎだろww
いやむしろ一番嫌ってるのはそういう風に書いてる作者なのかもしれなけどw

>>575
きもちわりーなこいつ

色々意見したいことあるかもしんないけど
>>1の投下中くらいは黙ってような

はいはい いちいち噛み付くなよきもちわりぃ

1乙。いつも面白いわ。いつも楽しみにしてる。呑み会も乙です。身体に気をつけてね。

所でさっきあっちでドドリアみたいなおっさん達がナースコス着ようと奮闘してるのみたよ?
スタンバってる??

ドドリアって作者が言い出したのかと思えば、>>590が連呼してるだけやん
きっしょ

乙です

そんなことよりサキサキだ!いいからサキサキを愛でるんだ!

>>590
こいつがネガキャンでやってるとしたら天才じゃね

俺もドドリア。1アイシテマース。
1は今日飲み会か…良い思い出来りゃいいが。
飲み屋のねーちゃんひっかけるつもりで平塚先生に拐われてしまえ



土曜も飲み会とかクソ会社すぎるだろ…

沙希「土曜も飲み会で辛い…」

沙希「お待たせ。あり合わせのおかずで悪いけど」

八幡「贅沢なんか言わねえよ。川崎の作ったメシってだけで充分だって」

沙希「そ、そう? ありがと」

八幡「何でお前が礼を言うんだ? いただきます」

沙希「うん、召し上がれ。あ、比企谷さ、着替えはあるんだよね?」

八幡「ん? ああ。だけど、その…………」

沙希「? 何?」

八幡「図々しいけど、もし、またお前が服を作ってくれるって言うなら、そっちを着たいかなって」

沙希「! あの服、気に入ってくれた?」

八幡「ああ。雪ノ下さんにも誉められたしな」

沙希「雪ノ下?」

八幡「あ、言ってなかったか。昨日予備校の合間に雪ノ下の姉の陽乃さんに会ったんだよ」

沙希「へえ…………何か言われたの?」

八幡「まあ、色々とな。そん時に服を誉められたんだよ、デートでも行くのかって。お前のセンスがいいってことだな」

沙希「あ、あたしは別に…………」

八幡「少なくとも俺よりはマシだろ。小町にも結構突っ込まれるし」

沙希「そうなんだ……でも、うん。比企谷が喜んでくれるなら作るよ」

八幡「そうか、ありがとな…………その、川崎」

沙希「ん?」

八幡「メシ食ったら、話、あるんだけど」

沙希「…………わかったよ」

八幡(俺の神妙な顔付きに何かを察したか、川崎は緊張した表情で頷いた)

すまん、酔ってる、眠い、限界
また明日ノシ

おいw

ええんやで

乙ー

>>599

八幡サイドと雪ノ下サイドの温度差w

乙でございます

相性良すぎやろ

婿入り待ったなし!

沙希「そういえばさ、比企谷」

八幡(縫い物を始めた川崎が手を止めずに話し掛けてきた。本当に器用なやつだな)

八幡「ん、何だ?」モグモグ

沙希「何て書き置きしてきたの? あたしのとこにいるって?」

八幡「いやいや、んなこと言ったら即座に警察沙汰になるわ。俺が捕まる方で」モグモグ

沙希「そんなわけないでしょ…………」

八幡「俺に関しては気を遣いすぎることはないぜ。ちなみに書き置きは『三日後くらいに帰る』とだけメモってテーブルに置いてきた。ついでに俺のスマホあったから小町に同じ文言でメールもな」

沙希「え、それでメール返信とか来てないの?」

八幡「さあ? メール送ったあとは家に置いてきたしな。電話やらメールやら来ても鬱陶しいだけだし」モグモグ

沙希「今頃家でガンガン鳴ってるんじゃない? 妹も心配してるかもよ?」

八幡「かもしれねえしそうでないかもしれねえ。でもここで世話になるのに必要ないしな。小町は帰りにケーキでも買っていけばいいだろ」

沙希「もうちょっと真剣に考えているかもよ、あんたが家出したことについて」

八幡「それならそれでいいさ。というかそれが目的だって川崎も言っていたじゃねえか」

沙希「まあそうなんだけど…………」

八幡「ん、御馳走様でした。相変わらず旨かったぜ」

沙希「お粗末様でした。食器片付けたらお茶淹れるから待ってて」

八幡「おう。悪いな」

八幡(川崎は食器を流しに持っていって水に浸け、湯呑みを用意して急須にポットからお湯を注ぐ)

沙希「はい」

八幡「ああ、サンキュー」

八幡(お茶を淹れた湯呑みを川崎から受け取る。息を吹いて少し冷まし、一口飲んで喉を潤した)

八幡「なあ、川崎。さっきも言ったけど、俺昨日雪ノ下さんに…………ちょっとややこしいから名前で呼ぶからな、陽乃さんに会ったんだ」

沙希「うん」

八幡「そん時に聞かれたんだ。俺は雪ノ下のことをどう思っているのかって」

沙希「…………へえ」

八幡(川崎の顔が少し強張った。俺は手を伸ばし、テーブルの上に乗せられていた川崎の手に重ねる)

沙希「あ…………」

八幡「とりあえず最後まで聞いてくれ」

沙希「う、うん」

八幡「そこで俺は今までまともに意識していなかったけど、ちゃんと考えてみたんだ。俺が雪ノ下のことをどう思っているのか」

沙希「………………」

八幡「どうやら俺は雪ノ下のことが好きだったらしい」

沙希「!! ………………そう」

八幡「つっても過去形だけどな。冬になるくらいまでは多分好きだったんだろう。でも二月になるころには異性としての好意はもうなかったと思う」

沙希「…………理由を聞いてもいい?」

八幡「両方か? 好きになったのはなんとなくわかるだろ。一番身近な異性で行動もよく一緒にしていたし、容姿端麗で頭も良いしな」

沙希「好きじゃなくなった理由は?」

八幡「それも想像つくだろ。普段からあんだけ言われてりゃ愛情もなくなるっての」

沙希「身近ゆえの気安さで言っているかもよ?」

八幡「まあ実際その通りなんだろうな。本気だったらとっくに縁は切ってる。でもだからこそ異性として意識されてるってことはないだろ。好きな相手に悪口を言うって小学生じゃあるまいし…………脈無しの恋愛なんて疲れるだけだし無意識に諦めもあったと思う」

沙希「そう言われるとあたしも照れ隠しであんたに何か言っちゃったことがあるかもしれないけど、どう?」

八幡「いや、お前からはほとんど記憶にないな。ただやたら睨まれてるような気はしたが…………あれって睨んでたんじゃなくてもしかして見つめてただけなのか?」

沙希「うん、たぶん。あたしちょっと吊り目だから睨んでるように見えたかも。ごめん」

八幡「いや、謝ることじゃないだろ。構わねえから…………それでな、今の俺は雪ノ下のことを恋愛感情的には何とも思ってない」

沙希「うん」

八幡「変わりに…………と言ったらお前に失礼だけども、俺はお前を好きになった」

沙希「うん………………え?」

八幡「いや、やっぱり変わりにってのは違うな、すまん。俺は純粋にお前のことが好きになったんだ」

沙希「ひ、比企谷…………」

八幡「というか当たり前だろ。数日前まで俺は好きなやつがいない状態だったんだぞ。そんで精神的に参っている時に好きって言われてあんなに優しくされりゃ好きにならない方がおかしいっての」

沙希「そ、そう…………」

八幡「でもさ、それってなんか軽い感じがしてさ、自分でもそれでいいのかって思う」

沙希「………………」

八幡「だから…………その」

沙希「比企谷はさ」

八幡「え?」

沙希「比企谷は恋愛を難しく考えすぎなんだよ。過去に色々あったのかもしれないけどさ、もっと単純に捉えていいんだって」

八幡「単純、に…………」

沙希「うん。対象の異性を好きかな? って考えて、好きだな、って思えばもう恋愛なの。極論だけどそれくらいでいいんだよ」

八幡(川崎は片手に重ねられた俺の手をもう片方の手で包み込むように握った。俺はじっと川崎の顔を見つめながら考える。ここ数日の川崎と共にいた時間を思い出し、ふうっと息を吐いた)

八幡「うん。やっぱり俺は、お前のことが好きだ」

八幡(もう一度好意を伝えると、その言葉は自分の心に驚くほどストンと受け入れられた)

八幡「単純だと思われるかもしれねえけど、ここ数日で一気に持っていかれたわ」

沙希「ふふ、頑張った甲斐があったかな?」

八幡「ああ。俺を慰めてくれて嬉しかった。抱きしめてくれて嬉しかった。料理を作ってくれて嬉しかった」

八幡(一旦言葉を切り、俺も両手で川崎の手を握る)

八幡「好きって言ってくれて、嬉しかった」

沙希「…………うん」

八幡(川崎は小さく頷き、頬を少し赤くしながら何かを待つように俺を見つめる。鼓動が早鐘のようになりながらも俺は言葉を発する。過去に何度も口にしたが、これほどまでに報われてほしいと思ったことはない言葉を)






八幡「好きです。俺と、付き合ってください」









沙希「…………はい」




今日はここまで

飲み会のビンゴで時計が当たった。嬉しくねえな…………
あ、飲み過ぎたりはしてないからドドリアナースは結構です(笑)
というかフリーザ軍いすぎだろこのスレ


今回はゆきのん達の描写なくてすまん。次回は登場します
あ、俺ガイル内のキャラでベストテンに入るくらいはゆきのんは好きなキャラですんで

ではまたノシ

えんだあああああああああああああああああ

神スレ

いやあああああああああああああああああ

>>1乙!

八幡もサキサキもかわいいのぉ

おつです。好きなキャラベストテンって1の中では下手したらゆきのん材木座とかより下かも…?笑

ゆきのん今の気持ちをどうぞ↓

あいるおおおるうぇいすらああああびゅうううううううううううううあああああああ

「許してニャン」

乙です

雪ノ下「」



















雪ノ下「」

>>1
ベストテンて……登場人物の数からしてそれほぼモブ扱いだからwwww

1おっつおっつ!

>>622
えんだああああの歌って好きだけど身を引くわって内容の歌詞だから今のゆきのんにぴったりだねwwww

乙。確か1には、静ちゃんと言う思い人がいたな。海老名?川越?知らんな。
それよりその娘が1と一緒に飲みたがっていたよ。酔った後が楽しみだな。
ドドリアやリクームには1をやれんな。

>>615

つ「フルーツ盛り合わせ」

乙!

乙です

俺は待っている
前スレのドドリアナースを

サキサキ、ルリルリ、戸塚、あーしさん、ガハマ、いろはす、小町、海老名さん、姉のん、先生、雪のん

残念11番目か

めぐりん混ぜないとか何考えてんだ!
>>634 やりなおし

>>634そもそもルリルリって誰だよ

瑠璃!?なぜ瑠璃がここに!?逃げたのか!?まさか自力で脱出を!?

>>636
ナデシコの南央美ボイスのあいつだよ

>>636
機動戦艦ナデシコのルリルリだよ

>>634
けーちゃんがいないとか…

八幡「は」

八幡(今まで何度も言ったことのある言葉だが、返ってきたのは一度も聞いたことのない返事)

八幡「はは」

八幡(その意味が頭に浸透するのに数秒の時間を必要とした)

八幡「ははは」

八幡(肩の力が抜け、妙な笑いが俺の口から漏れる。悲しいわけでもないのに目から涙が溢れる)

八幡「ありがとう…………ありがとう、川崎」ポロポロ

沙希「何で泣くのさ? そもそも最初に好きだって言ったのはあたしからなんだしそんなに緊張しなくてもいいじゃないの」

八幡「そうだな。でも、俺を受け入れてくれたのがすげえ嬉しくて……すまん」ポロポロ

沙希「まったく。仕方ないね」

八幡(川崎は呆れたように笑い、繋いでいた手を離して俺のそばに寄ってくる。そしてここ数日でしてくれたように俺の頭を胸に抱き寄せた)

八幡「ん…………」

八幡(俺は抵抗せずに川崎の胸に顔を埋め、両手を腰に回して抱きしめる)

八幡「なんかすまねえな。せっかく好きって言ってくれてんのに情けないとこばっかり見せちまって」

沙希「ううん。むしろあたしにはそういう弱いとこも見せてほしいかな」ナデナデ

八幡(川崎が俺の頭を撫でてくる。すげえ幸せだ…………)

沙希「あたしの胸を堪能してるとこ悪いけど、もうすぐ予備校の時間になるよ。そろそろ準備しないと」

八幡「ん、ああ、そうか」

八幡(俺達は互いの両腕を解き、立ち上がる。その際に川崎の顔を見ると視線が絡まり合う)

八幡「………………」

沙希「………………」

八幡(何も言わずにしばらく見つめ合い、川崎が一歩近付いてくる)

八幡(僅かに顎を上げて目を閉じた川崎の頭に手を添え、ゆっくりと自分の顔を近付ける)

八幡(そして、二人の唇の距離がゼロになった)

八幡(どのくらいそうしていたか、俺達がようやく唇を離した頃には少し息が荒くなっていた。呼吸が疎かになっていたようだ)

沙希「…………じゃ、あたし部屋で準備してくるから」

八幡「お、おう」

八幡(さすがに川崎も恥ずかしかったのか、顔を真っ赤にしてそそくさと自分の部屋に戻ってしまった)

八幡(かくいう俺も色々な想いが頭を駆け巡り、崩れ落ちそうになるのを必死で堪える)

八幡「はぁ…………すっげえ嬉しい…………」

八幡(つい自然にぽつりとそんな言葉を俺は呟いた)

小町「ごちそうさまでした! やっぱり雪乃さんの料理は絶品ですね!」

結衣「ホントお店に出せるレベルだよね。ごちそうさまでした!」

雪乃「ふふ、ありがとう小町さん、由比ヶ浜さん」

陽乃「そうだ雪乃ちゃん。いい策を思い付いたよ!」

雪乃「策?」

陽乃「言ったじゃない。比企谷君をオトす策を考えてって」

雪乃「いえ、あれは冗談なのだけれど…………」

陽乃「いいからいいから。ずばり、男をオトすには胃袋から! 学校始まったら比企谷君にお弁当を作ってあげよー!」ドンドンパフパフ

雪乃「その擬音どこから出してるのよ…………でもお弁当か、悪くはないわね。小町さん、比企谷君は基本コンビニで買っているのよね?」

小町「はい。ウチは作る人がいないですからね。でも兄は受け取ってくれますかね? 突然そんなことされても戸惑ったり断られたりするんじゃないでしょうか」

雪乃「それは事前に言っておくわよ。今回のお詫びも兼ねてということならきっと受け取ってくれるわ」

結衣「ううー、ゆきのんが相手じゃ分が悪いよー。あたしお弁当作るなんて無理だし…………」

陽乃「何言ってんの。ガハマちゃんには雪乃ちゃんにない武器があるじゃない」

結衣「え?」

陽乃「おっぱい嫌いな男子なんていないんだからさー、その大きなモノで誘惑すれば一発だって」

結衣「えっ、ええええ!?」

雪乃「くっ…………」

結衣「そ、そりゃあヒッキーはたまにあたしの胸をチラチラ見てくることはあるけど…………あ、でもあたしそんなヒッキーに散々キモいとか変態とか言っちゃってる…………」

陽乃「男の子はつい見ちゃうものなんだけどねー。その辺をある程度容認できるようにならないと男と付き合うのとかが大変だよ」

雪乃「そんな脂肪の塊の何がいいのよ…………全部お腹に移ってしまえばいいのに…………」ブツブツ

小町「ゆ、雪乃さん、落ち着いて!」

陽乃「くくくっ…………ん、あれ? 誰か携帯鳴ってるよ?」

小町「あ、小町のです。メールみたいですね。相手は…………えっ、お兄ちゃん!?」

雪乃・結衣「!!?」

小町「お兄ちゃんのスマホは家に置きっぱなしなのに! 電話、電話!」ピッピッ

小町「…………電源が切られてる。お兄ちゃん、帰ってきたの!?」

陽乃「落ち着いて小町ちゃん。メールは何だって?」

小町「その、三日後くらいに帰るってだけ…………」

今日はここまで

あ、俺のベストテンは男キャラや動物も含めての話だから

じゃ、またノシ

胸も食事も既にサキサキが餌付け済みなんだよな……

椅子取りゲームの勝者数には限りがあって
泣く人が必ずでちゃうのが悲しいね乙

もう餌付け済んでるんだよなぁ…

乙です!

胸デカくて飯も美味くて良い嫁になるよな>サキサキ

乙!
良妻賢母のサキサキに彼女達が勝てる訳がないじゃないですか~!

お弁当は高級感よりお弁当感が大事だよな

お店の味より家庭の味ね

これで下着も黒のレースで大人感も持ち合わせてるからな

なんとなくコピペ



みんな知ってるサキサキの魅力


・巨乳でスタイルがいい(空手やってたせいか姿勢もいい)
・家族想い
・料理ができる
・裁縫ができる
・ぼっちの心情が理解できる
・スカラシップとれるくらいに頭はいい
・八幡の悪口を言わない
・八幡に告白されたことがある
・妹にけーちゃんがいる
・泣き黒子というアクセント
・外見とは裏腹に結構ウブ
・不良っぽいのにおばけが怖いというギャップ
・髪◯キとパ◯ズリが出来る

>>654
黒のレースがない、やりなおし

>654
ゆきのんがサキサキに勝っているところといえば親の財力だけやん…

>>854
八幡の悪口言わないってのはあの作品の中では大きいと思う

>>854
たしかに八幡にとって一番の理解者なのかも

>>86ってまだこのスレにいるのかな?

854ってどこだよ

第二の平塚女史筆頭だな

すまないねぇ

>>659
ああ、いきなりキチガイ認定されたやつか

>>659
ID被りのやつなw 人のスレで暴れて、しまいには酉までつけて謝罪もなしに消えた池沼なw

変なのがまた湧いてきたな、SSと関係ない奴をほじくり返すとかスレを荒らしたいようにしか見えないのだが

荒らしたいんじゃなくて
荒らしてんだよ

乙ですー
サキサキかぁいい

乙です。八幡もかわいい。

>>633本当にごめんなさい。もう許して。
この1が好きで応援したくて出したコメなの。
同族多すぎて嬉しいけど。

作品だけ褒めてりゃいいのに作者のことうだうだ言い出すから馴れ合いとか言われたり荒らしが来たりすんだよハゲ
作者の人格と作品の内容に関係はない
そういうのがしたきゃ渋でやれ気持ち悪い

更新分を読んだら、雪ノ下とガハマの道化っぷりがとどまるところを知らなかったww
胃袋や玉袋を握る算段をつけているけど、もう勝負ついてるからww

雑談は雑談スレで

俺ガイルSS雑談スレpart15【はまち】
俺ガイルSS雑談スレpart15【はまち】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440696341/)

八幡「よし、んじゃ行くか。一応自転車も持ってきてるけどどうする?」

沙希「歩いて行くにはちょっと微妙な時間だね…………キ、キスに時間取られすぎちゃったかな?」

八幡「おい、そこで恥ずかしがるなよ、俺まで恥ずかしくなるだろうが。昨日までのお前ならそんなふうにはならなそうなもんだが」

沙希「う…………し、仕方ないじゃない。恥ずかしいもんは恥ずかしいんだよ…………でも、うん、そうだよね」

八幡「いや、あまり積極的に来られても俺が困惑するだけだがな。で、どうする? 自転車で行くか?」

沙希「…………ちょっと悪いこと頼んでいい?」

八幡「悪いこと?」

沙希「比企谷の後ろに、乗せてほしいんだけど」

八幡「! 二人乗りってことか…………いいぜ、小町専用席だったけど川崎なら大歓迎だ」

沙希「うん、よろしく」

八幡(俺は川崎が戸締まりをしている間に自転車を準備する)

沙希「じゃ、お願いします、運転手さん」

八幡「おう、しっかり捕まっててください、お客さん」

八幡(俺と川崎の荷物を前カゴに入れ、サドルに跨がる。川崎が荷台に座って俺の腰に手を回したのを確認し、ペダルを漕ぎ始めた)

八幡「一応人通り多いとこは避けるから少し遠回りするぞ」

沙希「ん、了解」ギュッ、ムニュッ

八幡「…………あとあんまり胸を押し付けないでくれ。運転に集中できなくなる」

沙希「あ、そう? じゃ、また次の機会に」スッ

八幡「やっぱりわざとだったのか…………」

沙希「当ててんのよ」

八幡「そのセリフ知ってんのかよ」

沙希「昔大志が古本で買ってきたから。異世界に行くのは明らかに失敗だったよね」

八幡「夜明けの炎刃王はなあ…………」

八幡(そんなたわいもない話をしながら俺達は予備校に向かう)

八幡「到着、っと」キキッ

沙希「ん、ありがと」

八幡「おう。一コマ目何だっけ、英語?」

沙希「うん。同じだよ」

八幡「んじゃ行くか」

八幡(俺と川崎は連れ立って教室に入り、空いている席に並んで座る。直前の講義が終わったばかりのようでちらほらと片付けの終わっていない生徒が残っていた。が…………)

八幡「…………なあ、何か視線を感じるんだけど」

沙希「みたいだね。いつも一人だったあたしたちがつるんでるから気になってるんじゃない?」

八幡「いや、昨日も一緒にいたじゃねえか」

沙希「むしろ二日連続だからでしょ」

八幡「そういうもんか?」

沙希「あたしに声を掛けてきた男子も何人かいるしね。一人だとチョロいとか思われてたのかな?」

八幡「え…………ま、まあお前は外見もスタイルも良いから」

沙希「ありがと。ふふ、嫉妬した?」

八幡「…………ちょっとだけ」

沙希「大丈夫、誘いに乗ったことは一度もないから。ま、これからはあんたには虫除けになってもらうからね」

八幡(そう言って川崎は突然顔を寄せてきて俺の頬に唇をつける)

八幡「!? な、な……お前…………」

沙希「ふふっ」

八幡(川崎は楽しそうに笑う。くそっ、可愛いじゃねえか! そして周りを確認するのが怖い。さぞかし怨嗟の視線が俺に突き刺さっていることだろう)

八幡(仕方なく俺は講師が来るまで川崎から目線を離さずに会話を続けたのだった)

小町「…………やっぱりお兄ちゃん、一回帰ってきてたみたいですね。財布なくなってますし、部屋も何かしら漁った跡があります…………」

雪乃「スマホは置きっぱなしだけど、横にあるメモは間違いなく比企谷君の筆跡のようね」

陽乃「へー、雪乃ちゃんて見ただけで比企谷君の筆跡とかわかるんだ?」

雪乃「っ…………!」

結衣「うう……ごめんね小町ちゃん。あたしが誘わなければヒッキーと会えたのに」

小町「いえ、結衣さんのせいじゃありませんよ! もしかしたら兄は誰もいないのを確認してから帰ってきたのかもしれませんし。それに三日後には帰ってくるって言ってますので、それを待てばいいだけですから」

結衣「うん…………でも時間は書いてないよね。何時頃に帰ってくるのかなあ?」

雪乃「小町さん。比企谷君が帰ってきたら連絡をいただけないかしら? その日のうちに行けるようならすぐに向かわせてもらうわ」

結衣「あ、あたしも!」

小町「はい、おまかせください!」

陽乃「じゃあそれまで作戦会議だね。比企谷君を如何にしてオトすか」

雪乃「う…………」

結衣「あう…………お、オトすって……」

陽乃「ほらほら、そんなんじゃ他の女の子に盗られちゃうよ」

結衣「で、でもヒッキーのことを好きな女の子なんてそうそういないし…………怪しいのはいろはちゃんと沙希くらいかな」

雪乃「…………まさかそのどちらかのところに行ってる、なんてことはないわよね?」

結衣「いろはちゃんは春休み初日から田舎に帰るって言ってたけど…………」

小町「多分沙希さんもですね。大志君から初日から田舎のおばあちゃんのところに行くって聞きました」

陽乃「まあさすがに比企谷君も女の子のところに転がり込むなんてことはないでしょ。帰ってきたら聞いてみればいいじゃない」

雪乃「そうね。比企谷君が帰ってきたらまず謝って、すべてはそれからよ」

陽乃「…………ところで雪乃ちゃん、先に一つ厳しいことを言っておくね。さっきまで一緒に盛り上がってた私から言うのもなんだけどさ」

雪乃「何かしら?」

陽乃「楽観的に捉えているかもしれないけど、謝ったところで比企谷君が許してくれるとは限らないんだよ?」

雪乃「!!」

陽乃「表向きは今まで通り仲良くしてくれるかもだけど、心中はどうだかわからないからね。比企谷君は特に」

雪乃「…………」

陽乃「もちろん小町ちゃんもガハマちゃんもね。お姉さんの考え過ぎかもしれないけど」

結衣「うん…………」

小町「はい…………」

小町(ごめんなさいお兄ちゃん。許して貰えるまで、小町何度でも謝るし何でもするから…………早く帰ってきて)

一旦ここまで

うん、そこまで意図してるわけじゃないんだけど改めて読み直すと>>670の言うように二人の道化っぷりがすごいな。この二人が好きで不快に思った方々には大変申し訳ないです
別にこの二人を嫌いなわけではないです。むしろ好きなキャラベストテンに入ります。たぶん

あ、関係ない話はともかく、サキサキについての雑談なら歓迎です。読んでて楽しいし。というか>>654て俺だしね

んじゃまたノシ

そのまさかなんだよなあ


2人に関しちゃ他の俺ガイルssで散々持ち上げられたり落とされたりしてるから俺は気にしてない。

乙!

あっ乙です

>>1
道化とはいっても二人に関しては大きくキャラ改変されてるわけでもないから、あり得なくもない

肝心の八幡がぐにゃぐにゃだけどな

乙です!

乙です

乙です
今更ゆきのんに入り込む余地なんかないやん…

>>686
耳と尻尾つけてサキサキがアレルギー発症しないにゃんこ枠

ん?今なんでもするって

乙!

おつです。
まさかの>>654が1ってことは、1は黒レース以外のサキサキも書いてくれるんですよね?(期待)

>>688
3人の目の前で見せつけるようにサキサキとイチャラブセックスしてHP削るんですね分かります

奉仕部女子、無事死亡

乙でございます

とりあえず八幡の周りにはサキサキと大天使戸塚エルがいればいいよ

日常的な態度はまあ行き過ぎつつも個人個人の許容度、最良次第といえ無くもないんだろうけど限度はあるだろうし
何より八幡の依頼達成のための行動について、多くの二次創作で展開されているように肯定できるロジックも数多にあるにも関わらず、ゆきのんガハマはわざわざ否定するロジックを拾った事
その結果生まれた不和の解消に結局八幡が一方的に頭を下げて、実質的にゆきのんガハマが八幡が自分達の傍に居る事を許すという構図でカタがついた事が読者にとって消化不良な要素を生み出してんじゃないかと思う

しかも実質ファインプレー出して最悪を食い止めてきた形の八幡を責める側が
文化祭では雪ノ下や葉山、陽乃の暴走を許容してたクソ廻り、修学旅行では雪ノ下やガハマ、葉山と大なり小なり事体を悪化させて逼迫させた側の人間であるという理不尽感がなお消化不良を加速させてる

八幡が自己犠牲に走りがちなのは日常的に周囲から軽んじられて、本人もそれが正しいのだと思わされてるからじゃないのか?
日常的に八幡を軽んじている立場の人間が自己犠牲良くないと説くとか何様なのか?
普通に「嫌な役目を引かせてすまない、八幡のおかげで助かったありがとう」で締めてはいけないのか?と悶々とする
せめて二次創作SSでくらい雪ノ下やガハマをボロクソにして欲しい

このssのことは置いといてだな
よくそんな風に思えるな
そしてよくこの作品読めるな
どんな思考してるんだよ一体
荒らしたいだけか?

SSって頭空っぽにして読むものじゃないの

>>695
SSスレで私見を長々と開陳するのはどうかと思うけど、言っていることには完全に同意
八幡の自己犠牲は額面通りの自己犠牲じゃないよね

どんだけ八幡が好きなんだお前ら
一方的に責められてとか本当に読んでるのか疑わしいな
作品を肯定するのは結構だし私見も構わんけど歪みすぎだろ
気持ち悪いわ、ここの連中の大半が

俺は俺ガイル読んだことないからそういう感情一切湧かずに読めていいわ
やっぱり二次創作は自分の知らない作品読むのがいいな

>>695
そういうSSは別にあるんで
そっちでやれ
いちいちこっちでやるな

ラノベ自体読んだことないけどssなんて二時小説なんだし面白ければええやん

沙希「ただいま、っと」

八幡「ただいま」

八幡(俺と川崎は予備校が終わったあと、スーパーに寄って買い物をしていった。米が少なくなっているのを忘れていたそうだ)

八幡「よっ、と。米はここに置いとけばいいのか?」

沙希「うん、いいよ。ごめんね重いもの持たせちゃって」

八幡「何言ってんだ、これくらいのことならどんどん頼ってくれよ。その、か、彼氏、なんだからさ」

沙希「ふふ、そうだね。ありがとう比企谷」

八幡「お、おう」

八幡(くっ、やはりまだ俺の方が恥ずかしい…………嬉しいけども)

沙希「そろそろ夕飯作り始めようかな。今日はハンバーグにしようと思うけどいいよね?」

八幡「ああ、期待して待ってるぜ。せっかくだから今のうちに浴槽洗っとくわ」

沙希「うん、よろしく。適当にタイマーも仕掛けといて」

八幡「あいよ」

八幡(俺は風呂場に向かい、袖と裾を捲ってブラシで浴槽を洗い始める)ゴシゴシ

八幡(ついでだから床も少し掃除しとこう)ゴシゴシ

八幡(タイマーは…………九時くらいでいいか)ピッピッ

八幡(ひと仕事終えて濡れた手足を拭き、居間に戻るとテーブルにお茶が淹れてあった。川崎が淹れてくれたのだろう)

八幡(礼を言おうと思ったが、料理中に話しかけるのもどうかと思うので止めておく。俺は鞄から数学の参考書を取り出した)

八幡(予備校の合間に少し基礎を教わったのでやってみることにしたのだ。高一の参考書というのが情けない限りだが、せっかく川崎が教えてくれるなら頑張ってみたいじゃないか)

八幡(えっと…………)

八幡(ふむ…………)

八幡(悪戦苦闘しながらも問題を解いていると、川崎が台所から顔を覗かせて声を掛けてくる)

沙希「比企谷、そろそろごはんできるからキリのいいとこで終わらせてテーブル空けといて」

八幡「ん、わかった」

八幡(ちょうど今ちょっとした難問を解き終わったしここまでにしとくか)

八幡(テーブルの上を片付けて布巾で満遍なく拭く。すぐに川崎が御盆を持ってやってきた)

沙希「お待たせ。あとごはんよそってくるから」

八幡(ハンバーグにサラダに味噌汁。実に旨そうだ。俺の皿にはハンバーグが二つ乗っている)

沙希「はい、ごはん」

八幡「おう、サンキュ。これ、二つ食べていいのか?」

沙希「うん。一つじゃ物足りないかと思って。多かったら残してもいいよ」

八幡「いや、全然食える。いただきます」

沙希「ん、召し上がれ。あたしもいただきます」

八幡(早速ハンバーグを箸で一口大に切り、口にする)

八幡「やっぱり期待通り…………いや、期待以上に旨え。本当に凄いよな川崎は」

沙希「ふふ、ありがと。たくさん食べてね」

八幡「おう」ガツガツ

八幡(実際は少し多いかなと思ったのだが、この味の前では杞憂だったようで、あっという間に平らげてしまった)

八幡「ふう、御馳走様でした」

沙希「お粗末様でした。食器洗ったらお茶淹れるからちょっと待ってて」

八幡「あ、そのくらいは俺が…………」

沙希「いいから座ってなって。あたしに世話焼かせてよ」

八幡(川崎は笑いながらそう言って食器を台所に持って行く。なんつーか、甘やかされてんな俺…………)

八幡「………………」

八幡(俺は立ち上がって台所に向かい、スポンジで皿を洗う川崎に近付く)

沙希「ん? どうかしたの?」

八幡(振り向かずに問うてくる川崎には言葉を返さず、川崎の腰に両腕を巻き付けて後ろから抱きしめた)

沙希「あっ…………ひ、比企谷?」

八幡「………………」ギュッ

沙希「………………」

八幡(無言のまま抱く力を少し強めると、川崎は顔を赤らめながらも食器洗いを再開する)

八幡(食器の水気を切り、全て拭き終えた川崎が顔をこちらに向けた)

八幡(しばらく見つめ合ったあと、どちらからともなく顔を近付けて唇を重ねる)

八幡「ん…………」

沙希「ふ…………」

八幡(互いにわずかな声を漏らしたあと、顔を離して再び見つめ合う)

八幡「はは」

沙希「ふふ」

八幡(なぜか二人とも自然と笑いが出てしまう)

沙希「お茶、淹れよっか?」

八幡「ああ。実はちょっと緊張して喉渇いちまったからな」

八幡(身体を離して居間に向かう。川崎が湯呑みを用意してお茶を淹れてくれる)

八幡「はあ…………なんというか、お前とお茶を飲んでると本当に落ち着くな」

沙希「そう?」

八幡「ああ。正直一人でいるのと同じくらい気が休まる感じだ」

沙希「うーん。あたしとしては二人きりの状況にドキドキしてほしいかなって面もあるけど」

八幡「そんなん何度もしとるわ。さっきの台所のやつとか」

沙希「知ってるよ。心臓が凄い速く鳴ってたの、くっついた時にわかったからね」

八幡「う…………いきなり悪かったな。ああしたいって思っちまって、緊張はしたけど止まれなかった」

沙希「ううん、あたしも嬉しかったから」

八幡「そうか。なら良かったわ」

沙希「うん…………ねえ、そっちに行ってもいい?」

八幡「! あ、ああ」

八幡(川崎は立ち上がって移動して俺の横に座り、そっと俺に身体を寄りかからせて肩に頭を乗せてきた。俺は手を川崎の腰に回す)

八幡(無言のまま時が流れていく。だけど全然気まずい雰囲気にはならない)

八幡(風呂のタイマー音が鳴るまで俺達はずっと身体を寄せ合っていた)

一旦ここまで

もう700も超えたしそろそろ終わりに向かわないと。そう思っていた時期が俺にもありました
なんだこいつら……イチャイチャしてるだけで話も時間も全然進まねえ……

またノシ

一旦乙

しかし確実に居候生活の終わりは近づいている……

次スレ立ててもエエんやで(ニッコリ


居候生活が終わっても、婿入りからの新婚生活が始まるからヘーキヘーキ

乙!

あれ?サキサキ最強じゃね?

もうこの二人は大学に進学するよりもこのまま結婚して就職した方がいいんじゃないかな?

戦わずにして勝つ
それが最強無敵

戦わずとも勝ちが決まっているとは…

大志「田舎泊まり延長になった」

乙でございます

乙です

乙です!

乙です。イチャイチャ良いですね♪

この人のSSはサキサキの勝利が確定しているから安心して読めるなw

サキサキは女神だなあ

沙希「出たよ。どう?」

八幡(風呂上がりの川崎が声を掛けてくる。数学の指定されたいくつかの問題を解いておくよう指示されていたのだ)

八幡「ああ、何とか解けたと思う。二回見直したけど大丈夫なはずだ」

沙希「どれどれ」

八幡(川崎が隣に座り、手元のノートを覗き込んでくる。その際にふわっと良い匂いが俺の鼻に届いた。シャンプーの香りだろうか?)

沙希「ん、ちゃんと出来てるじゃない。やっぱ理解力はあるんだよねあんたって」

八幡「いや、お前のおかげだよ。ありがとうな」

沙希「礼を言うのはまだ早いよ。これから今までの分全部取り戻すからね」

八幡「ああ、よろしく頼む」

沙希「うん。でも今日はここまでにしとこ。最初から飛ばすのも良くないし」

八幡「そうだな、もうすぐ日付変わるし。そろそろ寝るか?」

沙希「そうだね」

八幡(俺達は歯を磨くために洗面所に向かう)

八幡「………………」

八幡(くそ、昨夜は誘えたのに付き合ったら逆に誘いにくくなったぞ)

八幡(そうこうしているうちに歯を磨き終わり、川崎は自分の部屋に引っ込んでしまう)

八幡「あ…………」

八幡(ええー、挨拶も無しか?)

八幡(しかしすぐに再び部屋のドアが開き、川崎が出てきた。その手には枕が持たれている)

八幡「か、川崎」

八幡(川崎は俺の近くまで寄ってき、そっと耳元で囁いてくる)

沙希「一緒に、寝よ?」

八幡「お、おう」

八幡(やった! と飛び上がりそうになるのを堪え、俺は何とか返事をした)

八幡(居間に戻り、川崎が布団を敷く。しかしそのまま入らずに俺を見つめてくる。どうかしたのか?)

沙希「ね、比企谷」

八幡「何だ?」

沙希「…………する?」

八幡「!!」

八幡(主語も目的語もないたった二文字の質問。だけどその意味がわからないほど俺は鈍感ではない。が…………)

八幡「…………いや、しない」

沙希「そう? どうして?」

八幡「その、な。そういうことは責任取れるようになるまでしないつもりなんだ。だから、あと四カ月ちょっと待っててほしい」

沙希「四カ月? ああ、あんたの誕生日か。十八歳になってからってことね?」

八幡「ああ。お前が大事だから特に、な」

沙希「うん、わかった。待ってるから」

八幡「悪いな」

沙希「いいよ。あたしもまだ少し怖かったし。あ、でも我慢できなかったらいつでもいいからね?」

八幡「我慢できなくなるようなことするなよ?」

沙希「ふふ、さあね?」

八幡「おい」

沙希「でも八月か。万一デキちゃっても生む前にちゃんと高校卒業は出来るね」

八幡「いやいや、避妊はしっかりするから」

沙希「万一だってば。ま、あたしはそのままデキ婚しちゃってもいいけど」

八幡「俺が嫌だわ。ちゃんと大学行って就職してからでないと養うものも養えん」

沙希「あれ? あんた専業主夫目指してるんじゃなかった?」

八幡「あー…………お前の為だったら働いてもいいかなって…………そもそも家事とかはお前の方がずっと上だし」

沙希「ふふ、結婚すること自体は嫌じゃないんだね?」

八幡「当たり前だろ。川崎みたいな良い女、他の奴に渡してたまるか。お前は俺のもんだ」

沙希「ありがとう、嬉しい…………さ、もう寝よ? この胸もあんたのものだから好きに使って」

八幡「ああ。じゃあまたその胸で寝かせてくれ」

沙希「うん。おいで」

八幡(川崎は布団に入り、昨夜と同じように俺の使う枕を胸辺りに下げる。俺も続いて布団に入り、川崎を抱きしめながらその豊満な胸に顔を押し付けた)

八幡「川崎…………好きだぜ」

沙希「うん。あたしも比企谷が大好き」

八幡(俺の言葉に川崎が頭を撫でながら返してくる。眠気が一気に押し寄せてきたので俺はそれに身を委ねた)

八幡「おやすみ…………沙希」

沙希「! おやすみ、八幡」

八幡(そのまま一晩抱き合ったまま眠り、翌日も特に変わりのない一日を過ごす)

八幡(川崎の作った料理を食べ、予備校で講義を受け、空いた時間に川崎から数学の手ほどきを受ける)

八幡(変わったことといえばキスの回数がやたら多かったことか。あと夜に寝るとき、今度は川崎が俺の胸に顔を埋める体勢で寝たことくらいだな。その際に頭を撫でたら髪がサラサラですごい気持ち良かった)

八幡(次の日も似たような感じで過ごしたが、前日と違うのはこの日が居候最後の日ということだ)

八幡「家族はもうすぐ帰ってくるんだっけか?」

沙希「うん。あと一時間くらいで着くって」

八幡「んじゃ、そろそろおいとまするか。この数日間、楽しかったぜ」

沙希「ううん、こちらこそ…………ね、本当に大丈夫?」

八幡「ああ。辛いときにはお前がいてくれるって言ってくれたからな。精神的に余裕もあるし丈夫になったと思う」

沙希「そう? ならいいんだけど」

八幡「その代わりお前に裏切られたらそれこそ俺はぶっ壊れちまうかもな。ははは」

沙希「初日のを見る限りなくはないかもね。でもあたしはあんたを裏切ったりしないから。証拠、見せようか?」

八幡「証拠?」

ゆきのんが息してない

沙希「はい、これ」

八幡(そう言って差し出されたのは川崎の名前が書かれた婚姻届だった)

八幡「こ、これは…………」

沙希「まだ未成年だから保護者欄埋めてなくて使えないけどさ、成人したらあとは判子捺すだけでいつでも使えるよ」

八幡「…………」

八幡(俺は無言でそれを預かり、大切に鞄にしまう)

八幡「川崎」

沙希「何?」

八幡「俺がもうちょっとマシな男になったらプロポーズするからさ、いつか一緒に出しに行こうぜ」

沙希「うん、待ってる」

八幡(俺は荷物をまとめ、鞄をしょって立ち上がって玄関に向かう)

八幡(靴を履いて振り向き、鍵を川崎に差し出す)

八幡「これ、返すわ。世話になったな」

沙希「うん」

八幡(鍵を受け取った川崎は目を閉じて顔を寄せてくる。俺は川崎の後頭部に手を回し、唇を重ねた)

八幡「…………じゃ、帰ったらメール入れるから」

沙希「うん。メルアドのメモ、なくしたりしないでね」

八幡「ああ。それじゃ、また」

沙希「またね」

八幡(俺は軽く手を振り、川崎家を出る。こうして俺の居候生活は終わりを告げたのだった)

ここまで

八幡の居候生活もこれにて終了です
長い間ご愛読ありがとうございました













引き続きその後の話をお楽しみください
またノシ

恋人生活→同棲生活→新婚生活→子育て生活 と続くんですね

デレデレやんけ!やったぜ


八幡は絶望から最愛の嫁を授かったのか。

そして雪乃さんの悪あがきが開幕か。

おうビビらせんのやめーや

乙です

乙です

乙!
今のうちに砂糖を溜め込んでおくか

婚約完了であります!
次は互いの両親に挨拶かな?乙

また高校で婚約か
ほんとつまんねぇつーか気持ち悪いssだな

京華「さーちゃんからはーちゃんのにおいがする~」

乙です

>>739
前スレまで読んどるやんけ
どんだけツンデレやねん

乙です

お互いを思い合っているから見ていて安心できるわ。
婚姻届見て川崎は本気なんだなって思えた

八幡の誕生日は8月か
ゆきのんは八幡と川崎が結婚する4ヶ月の間に逆転しなきゃ勝ち目はないという事になるわけで…
つーか逆転出来るんか?

夏休み前に受験生ということで奉仕部の活動から卒業
平塚先生に勝負の判定をお願いして
勝利者報酬で婚姻届に署名させれば……

でもお前らリアルだとDQN扱いするよな

まあ事情知らない人からしたらそう見えないこともない

>>747-748
確かに何も知らなければ
進学校の学生が婚姻したなんて周りからは将来棒に振ったと思われるだろうね

ぶっちゃけいちゃいちゃの仕方が童貞こじらせすぎてて気持ち悪かったので同棲してるパートは丸々飛ばして途中からほとんど読んでない
雪ノ下のアホっぷりだけ楽しんでたけど余計な茶々入ってたのに>>1が真面目にレス返してたからぬるくしてお茶濁しそうな気がして不安だ

すげえどうでもいいけど未成年だから双方の両親の同意と保証人が必要になるから現実的じゃないよね
童貞こじらせてるどころかあっちの世界いっちゃってるべ

これは
暖かく見守りたい逸材

正直、気持ち悪いのは確か
婚姻届は無いわ

>>751
文盲かな?

祝ってやる!末代まで祝ってやる!

サキサキ勝ち確定まで秒読み段階だな!

八幡「ど…どういうルートを選んでも川崎と結婚ルートになっちまう…!」

八幡「俺はさがみんが好きなのに…」

批判に見せかけたツンデレが湧いてますねぇ……
ゆきのんの同類かな?

乙。どうでもいいから結婚したい。
1早くしよ?

八幡(ふあ…………すげえ眠い。昨夜は川崎を抱きしめながら寝たからだな、ちょっと感触が勿体なくてなかなか寝なかったし)

八幡(帰ったらすぐ川崎にメールして一眠りするか。あ、その前に小町にケーキ買ってやらねえと。コンビニのでいいか)

八幡(もうすぐ夕飯の時間だが…………いらねえな。予備校のために遅い昼飯になったし、明日の朝まで寝ちまおう)

八幡「ついでにマッ缶飲むか…………コンビニは、と」

八幡(目に入ったコンビニに行き、マッ缶とケーキを買って家に向かう)

八幡(そういやもっとマシな男になったら、って川崎には言ったけどどうすればマシな男として認められるんだろうか。リア充みたいになるってのとは違うよな多分)

八幡(普通に考えればいい大学行ってちゃんと就職することか? まあ、プロポーズするなら養えるだけの甲斐性がないと無理だろうし)

八幡(とりあえずは勉強から、かな。数学もある程度できるようになれば選択肢は広がるはずだし、ちょっとだけ頑張ってみるか)

八幡(そうこう考えているうちに我が家に到着し、自転車をとめて鍵を掛ける。それをポケットにしまい、代わりに家の鍵を取り出して開ける)

八幡「たでーまー」

八幡(玄関で靴を脱いでると、リビングから小町が飛び出してきた)

小町「お、お、お兄ちゃん!?」

八幡「おう、愛しの可愛い妹よ、元気だったか? ほれ、お土産のケーキだ」

小町「え、あ、ありがとう…………じゃなくて! その……」

八幡「あー、悪い。今すっげえ眠いんだ。夕飯はいらねえから明日の朝まで寝かせてくれ」

小町「え…………」

八幡(昼の川崎の数学講座の疲れが今頃来たのだろうか? 頭が少しぼんやりしてきた。ついでに大あくびまで出てしまう)

八幡(多分サキウム不足のせいでもある。ちなみにサキウムってのは元気になる成分のひとつで川崎沙希との触れ合いで摂取できる………………うん、我ながらキモいわ。やっぱり疲れてんな)

八幡「んじゃ。滅多なことでは起こすなよ? せっかくの春休みに安眠を妨害されるなんて御免だし」

小町「で、でも、小町、お兄ちゃんに…………」

八幡「話あるなら明日聞いてやっから。んじゃお休み」

小町「あ…………」

八幡(小町は何か言いたそうだったが、今のコンディションではまともに聞けないだろう。悪いけど明日にしてもらおう)

八幡(部屋に戻り、スマホで川崎に『帰った。寝る』とだけ送り、俺はベッドに飛び込んであっという間に眠りにつく)

沙希「ん、メール?」

沙希(携帯を操作し、届いたメールを見ると短く『帰った。寝る』とだけあった)

沙希「付き合って初めてのメールがこれってどうなのさ…………」

沙希(そう言いつつもあたしはそのメールを保護指定し、うっかり消えないようにする)

沙希「返信は……いいか。起こしたら悪いし、明日の朝にでもしとこう」

沙希(なんか、夢みたいな数日間だった)

沙希(比企谷と一緒にいれて、あまつさえ付き合うことになるなんて)

沙希(料理も食べてくれたし、抱きしめ合ったり、一緒に寝たり、キスまで…………)

沙希(怖いくらい、幸せ…………でも、あいつにとってもっともっと良い女になりたい)

沙希(学校始まったらお弁当を作ってあげよう。服も作ろう。まだまだ色んなことを勉強しなくちゃ)

沙希(あ、あと、いつかのために、エ、エッチなことも…………)

沙希(つい比企谷とそういうことをする想像をしてしまい、悶々としてるところで呼び鈴が鳴り、我に返る)

沙希(みんなが帰ってきたようだ。出迎えに行こう。もう比企谷がいた痕跡は消したはずだし)

沙希(まあ母さんにだけは根掘り葉掘り聞かれるんだろうけど…………他のみんなに黙っててくれたし、帰宅時間とかの情報もくれたからそれくらいは仕方ないか)

沙希(色々からかわれるであろう未来に少しだけ憂鬱になりながらあたしは玄関に向かった)

短いけどここまで

こっから先はサキサキを登場させにくいシーンばっかなんだよなあ…………どうしよ?
名前だけでも出せばセーフ?


平塚「>>760よ、1が欲しくばわたしを倒してからにするのだな」パキポキ


またノシ

乙乙
別に無理に出さなくてもいいんじゃないか?

乙!
名前だけで良いならメールで登場させれば良いんじゃね?サキサキ

今までのでサキサキ成分は足りてるから周りに焦点当ててもいいんじゃないか

『その頃の川崎家では』って感じで八幡とのこれからを考えながらワクワクしたり乙女してるサキサキのシーンを軽く重く捩じ込めば良いんじゃなかろうか

>>760
こういうのホントキモいわ

乙です

こいつ家出してたって自覚皆無すぎるだろwwwwww爆笑してもうたわ

>>768に一票
サキウムとケーカニウムは中毒性あるんかね?

おつです!
八幡…いくら寝てても流石に両親帰ってきたら叩き起こされるぞ…www

乙です

あんなに帰るのビビってたのに何も感じてない風でワロタ

ガチ修羅場はよ
胃が痛くなるようなので頼む

うるせぇよ乞食

乙。1愛してる。

やっべ、仮眠してたらこんな時間
今日の更新は間に合わんな。すまん

オウヨッ!

よし明日になったぞ

八幡「ん…………」

八幡(伸ばした腕が空振り、ポスンと布団に落ちて俺は目を覚ました)

八幡(そうか。帰ってきたから川崎は隣にいないんだな)

八幡(…………そうだ。俺は家出してたんだった。昨夜うっかり小町と普通に会話してしまったな。いや、小町は何か言いたそうだったけど)

八幡「起きるか……」

八幡(時計を見ると五時半といったところだった。何か食うもんあるかな?)

八幡(そう思ってリビングに入ると親父とお袋がテーブルで朝食をとっていた。え? 随分早いな)

八幡「おはよう。俺の食うもんある?」

八幡(しかし二人ともポカンとしたままこっちを見るだけだった。ああ、そういや普通に話し掛けられたって戸惑うに決まってるわな)

八幡「えっと、色々ご迷惑をかけてすいませんでした」

八幡(実際にどのくらい迷惑をかけたかはわからないが、とりあえず頭を下げておく)

比企谷父「…………八幡、頭を上げてここに座りなさい」

八幡(親父がやたら神妙な声で椅子を指差した。そのあとお袋の方に移動し、俺と向かい合う形になる)

比企谷父「八幡」

八幡「はい」

八幡(何やら改まって呼んでくる。まさか本当に俺が必要なくて追い出そうってんじゃないだろうな? いや、さすがにそれはないと思うが、万一そうなったらまた川崎んとこに行くことになんのかな?)

八幡(そんな的外れな想像をしていると、いきなり両親揃って頭を下げてくる)

比企谷父「お前の気持ちも考えず無神経なことを言ってすまなかった」

比企谷母「ごめんなさい。この馬鹿な母親を許してちょうだい」

八幡「え? お、おい、何だよ突然? 頭上げてくれって」

比企谷父「いや、俺達はこうしなければならん。でなければ完全に親失格だ」

八幡「何でだよ!? そりゃ俺は出来の良い息子ってわけじゃないが、小町みたいな良い子を育ててるじゃねえか」

比企谷父「そんなことはない! お前だって俺達の自慢の息子だ!」

八幡「うおっ、下向いたまま怒鳴るなよ…………とりあえず頭上げろってば。でないとまともに話も出来やしねえ」

八幡(そう言うとようやく二人は頭を上げた)

八幡「で、えーっと、何で俺に謝るんだ?」

比企谷父「何でって……あの日、俺達はお前に色々ひどいことを言ってしまってだな」

八幡「いや、そんなのいつものことだろ。いちいち気にするなよ」

比企谷母「気にしないわけないでしょう! あんたが家を飛び出しちゃって…………」

八幡「あー…………」

八幡(なんだか思っていた以上に心配をかけていたらしい。悪いことをしたな)

比企谷父「お前のことを貶すようなことを言ったが、あれは本気じゃないんだ。しかし親子とはいえきちんと線引きしなければならんこともあるはずなのに、それを軽んじてしまった。本当にすまない」

八幡「あ、いや、別に慣れてるから」

比企谷母「それがおかしいのよ。慣れるほど言われているというのがそもそも問題なの。それも全て私達のせい。ごめんなさい」

八幡「えーと、うん、わかったからさ、まずは朝飯にしないか? 俺、腹減ってんだけど」

比企谷父「おい。俺達は真面目に話しているんだぞ」

比企谷母「目をそむけないで聞いてほしいの」

八幡(め……)

八幡(面倒くせえええ!)

八幡(あん時はそりゃちょっと悲しかったりもしたけどさ…………いや、かなりか? 実際泣いてしまったりしたわけだし。でも今となっちゃ黒歴史というか恥ずかしい過去なんだよ、親にちょっと貶されて泣いて家出したなんて。あんまり思い出したくない)

八幡(…………多分こんな心境になったのも川崎のおかげなんだろうなあ。あいつ関連で色々衝撃的なことがあったせいでくだらないことに思えてきたんだし。まさかこれも狙いのひとつだったのか?)

比企谷父「だから八幡、お詫びにお前の願いを何でも叶えてやろう」

八幡「シェンロンかよ」

比企谷父「ただし俺の力を超える願いは叶えられん」

八幡「まんまシェンロンじゃねえか」

比企谷母「正直なところ物で釣るみたいになってるけど、蔑ろにしがちだったあんたのために何かしてあげたいのよ。遠慮しないで言ってごらん」

八幡「あー…………じゃあさ」

比企谷父母「「うん」」

八幡「今回の事、気にすんなよ。んで今まで通りに接してくれればいいから」

比企谷母「え?」

比企谷父「し、しかしそれでは俺達の気が……」

八幡「なんだよ、何でも叶えてくれるんだろ?」

比企谷父「う…………」

八幡「だいたいあの日はたまたまちょっと嫌なことが重なっててな、色々あって泣いちまったんだよ。親父達だけのせいってわけじゃねえから」

比企谷父「…………わかった」

比企谷母「お父さん!?」

比企谷父「母さん、八幡がそうしてほしいと言うならば俺達は従うべきだ。これ以上何かさせるよう仕向けるのは俺達が罰されて楽になりたいだけにしか見えん」

比企谷母「そう……そうね」

八幡「いや、だからそこまで大袈裟なもんじゃねえってば……」

比企谷父「だが八幡、お前も言いたい事は言ってこい。子供だからって遠慮はしなくていいんだぞ」

八幡「だからさっきからメシが食いたいって言ってるじゃねえか…………このトースト食っていいか?」

比企谷母「あ、じゃあもう何枚か焼くよ。ついでに八幡の分のコーヒーも淹れるから」

八幡(そう言ってお袋は台所に向かった。やれやれ、ようやく朝飯にありつけそうだ)

八幡「ところで今日はやけに早くね?」

比企谷父「ああ、今仕事が佳境に入っててな。お前が大変な時なのに仕事にかまけるなど本来は許されないことなのだが…………」

八幡「いやいや、それで俺と小町を養ってくれてんだから感謝してるって。むしろそんな時に迷惑かけて悪かったよ」

比企谷父「そんなことはない。子供に迷惑かけられるのが親の仕事だ。だが、小町もすごく心配していたぞ。雪ノ下さんのお姉さんから話を聞くまでは事故にでもあったりしてないかとかな」

八幡「ああ、陽乃さんに聞いたのか」

比企谷父「色々とな。ところでその時に聞いたが服装が家を出たときと違っていたそうじゃないか。この数日間どこに行っていたんだ?」

八幡「あー…………彼女のとこに泊まってた」

比企谷父「え…………?」

比企谷母「え…………?」

八幡「うおおっ! 危ねえっ!」

八幡(ちょうどお袋が持ってきたトーストを乗せた皿がテーブルに落ちそうになるのをキャッチする。なに? 俺の言ったことがそんな衝撃的なの?)

八幡(いや、うん、衝撃的ですね。だって俺の口から『彼女』だよ?)

比企谷母「ごめんなさい。ごめんなさい八幡。そんな現実と妄想の区別がつかないほど追い詰められていたなんて…………」

比企谷父「母さん、ここは八幡に合わせるんだ…………そうかそうか! よく出来た彼女じゃないか! 良かったな!」

八幡「全部聞こえてるからな? いや、別に信じなくてもいいけどさ…………」モグモグ

比企谷母「え、ほ、本当なの?」

八幡「あ、やましいことはしてないぞ。ちゃんと相手の親御さんに宿泊許可ももらったし」モグモグ

比企谷父「は、八幡に、彼女が…………」

八幡「絶句するのもわかるけどさ、仕事の時間平気か? 結構な時刻だけど」モグモグ

比企谷父「なに? あ、そろそろ出掛ける準備をしないとならんな。八幡、帰ったら詳しく聞かせろ」

八幡「気が向いたらな」モグモグ

八幡(親父達は慌ただしく着替えて出掛けていった。ええー…………川崎のこと説明すんの?)

八幡(俺達の関係をどの辺りまで伝えていいかあとで川崎に確認しとくか)

八幡(そう考えて次のトーストに手を伸ばした時、リビングのドアが開いて小町が顔を覗かせてきた)

小町「お兄ちゃん…………」

一旦ここまで

サキサキが出る気配がねえ。超つまんねえ
今日はもう一回投下だな
でも今は寝る

またノシ

乙ですー

おつ
サキサキ圧勝やんw

乙です!

乙です

ちょっとこの八幡、思考がおかしくないかww

>>793

乙!
今すぐサキサキにおはよーのメールをするんだ!八幡!!

奉仕部二人の介入する余地なしwww

八幡「まんまシェンロンじゃねえか」

ワロタ

これで両方の親公認か

サキサキいないと確かにつまんないな

>>793
いろんな意味で賢者なんだろ


次スレ行くのかな?

>>1から一気読みしてしまった…サキサキあんまり興味なかったが面白すぎる
乙!

サキサキのおっぱい枕羨まC

八幡「おう、おはよう小町。トーストでいいならあるぞ」モグモグ

小町「…………お兄ちゃん、この前は、その…………」

八幡「小町」

小町「は、はい」

八幡「朝飯、一緒に食おうぜ」

小町「う、うんっ」

八幡(少し戸惑いながらも小町は椅子に座った。しかしそこからじっと動かずに俯いている)

八幡(俺は腕を伸ばして小町の頭に手を乗せ、ゆっくりと撫でてやる)

小町「お兄ちゃん…………ごめんなさい、ごめんなさい」

八幡(小町は肩を震わせて泣きながら謝罪の言葉を口にし始めた)

八幡「大丈夫だって。何も怒ってねえから。ほら、泣き止まないと可愛い顔が台無しだぞ」ナデナデ

八幡(しばらくしてようやく落ち着き、小町は顔を上げる。目が赤かったが、もう涙は流れていない)

小町「あれ、嘘だから。お兄ちゃんは小町の大切なお兄ちゃんだから」

八幡「さて、何のことかな? 俺には覚えがないんだが」

小町「もう…………でも、ちゃんと帰ってきてくれて良かった……あとで雪乃さんと結衣さんも来るから」

八幡「あ? 何でだよ?」

小町「二人ともお兄ちゃんに謝りたいんだって」

八幡「何をだよ。面倒臭いだけだ、早く断りの連絡をしろ」

小町「そんなこと言わないでよ。二人はいつも素直になれなくてお兄ちゃんに色々言っちゃったのを反省してるんだから」

八幡「むしろいつも素直だろあいつらは。やりたい放題言いたい放題じゃねえか」

小町「そうじゃなくて、その…………」

八幡「何だよ?」

小町「ううん、やっぱりその辺は本人達から聞いて。小町が言うことじゃないから」

八幡「? よくわからんが、あいつらは俺に何か言いたいことがあるんだな?」

小町「うん」

八幡「仕方ねえな…………何時頃来るって?」

小町「多分連絡すれば今からでも来るんじゃないかな?」

八幡「は? まだ七時前だぞ?」

小町「うん。それだけお兄ちゃんにしたい話があるんだよ」

八幡「さすがにそれはな…………十時くらいに来るように言っとけ。それとも俺から連絡するか?」

小町「あ、うーん…………ここは小町からしとく」

八幡「おう。んじゃ俺は部屋にいるから」

八幡(食い終わって立ち上がろうとすると小町が俺の服を掴んできた)

八幡「どうした?」

小町「お兄ちゃん…………小町はお兄ちゃんのこと、大好きだからね」

八幡「おう、ありがとうな。俺も小町が大好きだぞ」

八幡(小町の頭をひとしきり撫で、自室に戻った途端、机の上に置いていたスマホが振動する。どうやらメールのようだ)

八幡(確認すると川崎から『おはよう。大丈夫?』とのメールだった。『問題はない。ちょっと時間あったら電話していいか?』と返信するとすぐに『今でも構わない』との返答が来た。俺は電話番号を入力し、コールボタンを押す)

沙希『もしもし』

八幡「おう、おはよう」

沙希『おはよう。家族とお話した?』

八幡「ああ、めっちゃ謝られた。こっちが恐縮しちゃうくらいだったぜ。小町なんか泣いちまうし」

沙希『ふふ、そう。やっぱりなんだかんだであんたは大事に想われてるんじゃない』

八幡「まあ、そうみたいだな…………でもよ、ちゃんと向き合えたのはお前がいてくれたからだと思う。だから、ありがとうな、川崎」

沙希『どういたしまして。って言ってもそこまで大したことした覚えはないけどね。結局あたしがしたいようにしてただけだし』

八幡「それでも、だよ。んでちょっと相談があるんだけど…………」

沙希『相談?』

八幡「ああ。その、俺達がくっついたこと、他に言ってもいいのか?」

沙希『別にいいんじゃない? 何か問題があるの?』

八幡「あー、なんつーか…………」

沙希『当ててあげようか? あんたは学校での評判が良くないからその関係であたしにも迷惑がかかるんじゃないかって心配してるんでしょ?』

八幡「何なのお前。エスパーなの?」

沙希『そんくらいちょっと考えればわかるって。ちなみにその心配はいらないよ。あたしだってあんたと同じでぼっちなんだから今更離れるような友達とかいないし』

八幡「そっか」

沙希『ふふ、嬉しいな』

八幡「あ? 何でだ?」

沙希『いつもの比企谷だったらさ、あたしに迷惑がかかったら嫌だと思ってさっさと身を引くでしょ? それをしないってことはあたしと離れたくないって思ってくれてるんだよね?』

八幡「…………マジで何なのお前。俺ってそんなにわかりやすい?」

沙希『さあね? ま、積極的に言いふらすことはしないけど聞かれたり必要だったりしたら言うってくらいでいいんじゃない?』

八幡「そうだな。実はあとで雪ノ下と由比ヶ浜が来るんだが…………」

沙希『早速浮気? 潰すよ?』

八幡「違えよ! 何を潰すんだよ怖えな…………何か話があるとか謝りたいとからしいが」

沙希『そう。それであたしとのことを言うの?』

八幡「言っといた方がいいだろ。これからのことも考えるとさ」

沙希『そうだね。あたしも同席する?』

八幡「いや、それには及ばねえよ。信用はされないかもしれないがな」

沙希『あたしをどんな手で脅してるんだ? くらいのことは言われそうだね』クスクス

八幡「ま、別に信じてもらわなくてもいいけどな。お前と付き合ってるって事実には変わらないんだし」

沙希『うん。でも何か困ったことがあったら連絡してよ? 力にはなるから』

八幡「わかった。今更遠慮なんかしねえから…………あ、あとさ」

沙希『ん?』

八幡「今日夕方予備校あるだろ? その、迎えに行っていいか?」

沙希『! うん、待ってる』

八幡「おう。んじゃそろそろ切るわ。朝っぱらから電話して悪かったな」

沙希『ん、平気。むしろ声が聞けて嬉しかったよ。また後でね』

八幡「また後でな」

八幡(俺はボタンを押して通話を切った。途端に後悔が訪れる)

八幡(夕方、じゃなくて昼過ぎから会いに行っていいか聞けば良かった…………早く会いてえ。昨日会ったばかりなのに)

八幡(ま、雪ノ下達の話とやらが長引く可能性もあったしな。今日は仕方ないか)

八幡(俺はスマホを置き、数学の参考書を取り出して机に向かった。少しは自分の力で出来るようになっとかないとな)

一旦ここまで

一応次スレの予定はありません。もう終わりに向かってますんで…………

またノシ

乙です、締めまで超期待

乙です

八幡に浮気させるとか至難の技だから
奉仕部二人は完全に詰んでるよね
安西先生でもタオルを投げる難易度 乙

乙!
ん?静ちゃんまだ出てないのに、終わりに向かうのはおかしいだろww

>小町「そんなこと言わないでよ。二人はいつも素直になれなくてお兄ちゃんに色々言っちゃったのを反省してるんだから
>八幡「むしろいつも素直だろあいつらは。やりたい放題言いたい放題じゃねえか」

照れ隠しとはいえ確かにあれだけ罵倒されればその発想に辿り着くわな
八幡から2人への好感度の低さが読んでいて気持ちいいわwwwww

乙!
出ていってからの事説明するなら川崎も同席したほうが言いやすいかと思ったら八幡1人で大丈夫なのね

乙です

乙です
八幡だけじゃどうにも心細いね
やはり嫁さんにも同席してもらってここはハッキリ「私が嫁だから」と
ズバッと二人を介錯させないとゆきのんたちはダラダラと未練を引きずる形になりそう

両親や妹はともかく、これから来る二人はちゃんと謝って向き合って、素直に好意を告白すればきっと
恋人になれるはずだと希望を抱きながら会いに来るんだよな…

やっべ、ゾクゾクしてきたはwww

既に取り返しは付かないもんな(嘲笑)

奉仕部二人←王大人「死亡確認」

>>820
アカン、それじゃあ死亡してないやんww

sageられないなら黙ってろks

今回ガムートで、ポポの大型みたいなの来たんだよね
ならズワポロスとかリノプロスとかもきてもいいんじゃないですかね

乙です

>八幡「むしろいつも素直だろあいつらは。やりたい放題言いたい放題じゃねえか」

この台詞糞ワロタww

乙でございます

頭痛い。どうやら季節外れの夏風邪引いたっぽい
すまん、まだ書きためは3レスくらいしかできてなくて続き書こうとしても頭痛で上手く書けん。今日は更新なしで寝ますごめんなさい

とりあえず静ちゃんのおっぱい枕で寝てくる
またノシ

うわああ!!

待ってる。お大事に!

お大事に、待っとるで。

お大事にー

お大事にー

ゆっくり寝るんやでー

静ちゃんが>>1に座薬入れる番外編かww

お大事にー

ところでさ、投下のたびに10以上コメントがつくガイルスレってここくらいじゃね?
すげえよなあ

お大事に

八幡「んー…………あれ? おかしいな。どうやっても計算が合わない」

八幡(そろそろ休憩しようかと思い、最後の設問を解いていたら行き詰まってしまった)

八幡(どうしたものか、と思っているとドアがノックされて小町が顔を覗かせる)

小町「あ、お兄ちゃん。雪乃さんと結衣さんが来たんだけど…………」

八幡「おう、すぐリビングに行くから」

小町「うん」

八幡(ちょうどいい、雪ノ下に聞いてみるか。俺はノートと参考書を持って部屋を出る)

八幡(リビングに入ると椅子に座っている三人がいた。俺は空いている小町の隣に座る)

結衣「ヒ、ヒッキー…………」

雪乃「比企谷君、その…………」

八幡「なあ、雪ノ下。ちょっと聞きたいことあるんだけどいいか?」

雪乃「え? な、何かしら?」

八幡「これなんだけどよ、なんか上手く合わなくて…………」

八幡(俺は解いている途中の問題とノートを見せる。予想外だったのか雪ノ下は目を見開いて呆けたが、すぐにノートをチェックし始めた)

八幡「どうだ?」

雪乃「…………一番最初の代入がおかしいわ。xとyに代入する値を逆にしてしまっているから辻褄が合わなくなるのよ」

八幡「え、マジか? あ、本当だ。ただのケアレスミスじゃねえか」

雪乃「数学は特にケアレスミスが顕著に出る科目よ。それを無くすだけでだいぶ変わるわ」

八幡「えーっと…………こうだな、出来た。サンキュー雪ノ下」

雪乃「いえ、これくらい構わないのだけれど…………あなた数学は捨てたのではなかったかしら?」

八幡「ん、ああ。そのつもりだったけどよ、まだ間に合うかもしれねえしやれるだけのことはやっとこうかなって」

雪乃「あな…………いえ、何でもないわ。それはいい心掛けね」

八幡(雪ノ下は何かを言い掛けてそれを止め、変わりに突然褒めてきた)

八幡「何だよ突然。気持ち悪いな、変なものでも食ったか? らしくないぞ?」

雪乃「…………」

結衣「…………」

小町「…………」

八幡「? どうした?」

雪乃「ごめんなさい比企谷君。こういう時、私はいつも自然にあなたを貶めるようなことを言ってしまっていたわ。でも、本心で言っているわけではないの」

結衣「あ、あたしも! ヒッキーのこと悪く言っちゃう時あるけど、本気で言ってるんじゃないから! でも、ごめん!」

八幡(そう言って二人は頭を俺に下げてきた)

八幡「おう、そうか。わかった」

八幡(俺は参考書とノートを閉じながらそう返事をする…………ちょっと喉が渇いたな。まだマッ缶が冷蔵庫にあったはず)

八幡「そういや何も出してねえな。お前ら何か飲むか?」

八幡(俺がそう言うと二人は頭を上げてじっと俺を睨むように目線を向けてくる)

八幡「…………何だよ?」

雪乃「比企谷君、私は真面目に話しているの」

結衣「お願いヒッキー、ちゃんと聞いて」

八幡(あ、これ今朝もあったな。面倒くさいやつだ)

八幡「わかったわかった。でもその前に飲み物をだな…………」

小町「あ、それ小町がやるよ。お兄ちゃんは座ってて」

八幡(すぐに小町がパタパタと台所に向かった。仕方ない、任せよう。ちゃんとマッ缶を持ってきてくれればいいのだが)

八幡「あー…………で、何だっけ? 今まで罵倒とかしてきてごめんなさいってことだろ? うん、俺は気にしちゃいねえからお前らも気にすんな。以上」

雪乃・結衣「え…………?」

八幡「むしろそんなふうに謝られたり優しくされたりする方が違和感あって落ち着かないまである。それにまあ……あんまり的外れってわけでもないからな。キモいのもシスコンなのもひねくれてるのもゴミなのも自覚はしてるから」

結衣「そ、そんなこと」

八幡「いいって。揺るぎない事実なんだから。ただお前らが悪意を持って言ってるわけじゃないってのはわかってる。いわゆるコミュニケーションのひとつだろ? だったら申し訳なく思う必要はないし、接し方を変える必要もない」

雪乃「でも、あの日あなたは」

八幡「だからそれは忘れてくれ。ちょっと悪口言われただけで泣いて家出したなんて恥ずかしい黒歴史以外の何でもないんだから」

雪乃「…………」

結衣「…………」

八幡(二人が押し黙ったところで小町がお盆を持ってやってくる。俺の前にはマッ缶が、他の席にはお茶が差し出された)

雪乃「ありがとう小町さん」

結衣「ありがと小町ちゃん」

八幡「ちゃんとマッ缶を持ってくるとはわかってるじゃないか。さすが最愛の妹だな」ナデナデ

八幡(頭を撫でてやると小町がえへへと嬉しそうにはにかむ。が、雪ノ下と由比ヶ浜は何とも言えない表情をした)

八幡「何だ?」

雪乃「…………いえ、何も。でも、もう一度だけ謝らせてちょうだい。あなたのためでなく、私がそうしたいの」

八幡「…………まあ、それでお前の気がすむんなら」

雪乃「ありがとう。そして、ごめんなさい」

結衣「ごめんね、ヒッキー」

八幡「あいよ。わかったからもう頭上げろって。今更態度とか変えなくてもいいからな」

雪乃「あなたがそう言うなら…………でも言い過ぎないようには気をつけるわ」

八幡「だからそんな気は遣わなくていいってのに」

雪乃「…………ところで、先日姉さんと会ったそうね? あとで聞いたのだけれど」

八幡「ん、ああ」

雪乃「その際の話を聞いたのよ」

八幡「おう」

雪乃「…………」

八幡「…………?」

雪乃「…………二人の会話内容を聞いたのよ?」

八幡「それが………………あっ」

八幡(俺は陽乃さんとの会話を思い出し、参考書とノートを持って立ち上がろうとする。が、それより早く小町に捕まってしまった)

八幡「離せ小町。俺は今から部屋のベッドで枕に顔を埋めて足をバタバタさせるのに忙しいんだ」

小町「ダメだよお兄ちゃん、まだお話は終わってないんだから」

八幡「あの時の俺はどうかしてたんだ。何で雪ノ下さんにあんなことをベラベラ喋ってしまったんだか…………」

八幡(俺は観念して椅子に座り直す。今逃げたっていずれ避けられなくなるしな)

八幡「あー…………すまん、気持ち悪いことを言って。でも安心してくれ、ストーカーになったりとかはしねえから」

八幡(そう言って頭を下げる。というか怖くて雪ノ下の表情が見れん)

雪乃「か、構わないわ。異性から好意を向けられるのは慣れているもの」

八幡(さすが雪ノ下。モテる女は言うことが違いますね。俺もそんな事を一度は言ってみたい…………いや、いらねえな。必要ない苦労をしそうだし、川崎さえいればいいや)

八幡(しかし思ったより悪くない反応だな。それこそ罵詈雑言の嵐が飛んでくると思ったのだが)

雪乃「あの……その……」

八幡(顔を上げると何やらモジモジしている雪ノ下が目に入る。何だ?)

八幡(しばらく続きを待っていたが一向に話す様子がない。その雰囲気に耐えられなくなったか小町が口を開いた)

小町「そ、そういえばお兄ちゃん。陽乃さんが言ってたけど、お兄ちゃんちょっとオシャレしてたみたいじゃない? この数日間どこ行ってたの?」

八幡「ん? ああ、か…………」

八幡(待てよ。ここで『川崎のところ』って言ったらまたややこしいことにならねえか?)

八幡(あいつと付き合ってる事自体はいいんだが、家に泊まったとなると色々言われそうだ。やたら真面目な雪ノ下なら男女が一つ屋根の下で云々言いそうだし。俺はともかく川崎に被害が及ぶのは宜しくないな。しばらく名前は伏せとくか)

小町「か?」

八幡「…………彼女のとこに泊まってたんだよ」

雪乃・結衣・小町「……………………え?」

八幡「あ、別にやましいことはしてないぞ。相手の親御さんの許可ももらってるからな」

雪乃「…………比企谷君。『彼女』なんて曖昧な三人称はわかりにくいわ」

八幡「三人称じゃねえよ。恋人的な意味での『彼女』だ。ちなみにおしゃれしてるように見えたっていう服はそいつの見立てな」

結衣「ヒ、ヒッキーに彼女? 嘘、だよね?」

八幡「まあ信じなくてもいいけど…………俺が一番信じられんし。告白されてもしばらくは冗談だと思ってたからな」

小町「ちょ、ちょっとストップストップ!」

八幡「あ、何だよ?」

小町「お兄ちゃん、ちょっとこっち来て!」

八幡(突然小町に引っ張られ、俺はリビングを出る)

八幡「どうしたんだよ? あいつらに聞かれたくない話か?」

小町「ほ、本当なの? お兄ちゃんに彼女がいるって」

八幡「まあな」

小町「だ、だってお兄ちゃん、雪乃さんの事が好きだったんじゃ」

八幡「だから言ってるだろ。『好きだった』って。過去形なんだってば。雪ノ下さんに聞いてないのか?」

小町「そ、それは…………」

八幡「まあ小町だから言うけどよ。今回のアレ、色々な要因が重なって思わず飛び出しちまったんだ。だからお前らだけが原因てわけじゃない」

小町「…………」

八幡「端から見たら自殺でもしかねない様子だったらしいぜ。そんなふうに落ち込んでる俺を献身的に世話してくれて、尽くしてくれて。本当、俺には勿体ないくらいの彼女だよ」

小町「その…………付き合ってるのはいつからなの?」

八幡「三日くらい前だ」

小町「えっ!?」

八幡「家に泊めたりしてくれて、何でここまでしてくれるんだって聞いたら好きだからって言われたんだ。軽いって思われるかもしれねえけど、そう言って笑うあいつを俺はどんどん好きになっていって、俺から告白して付き合うことになった」

小町「そう……なんだ…………誰? 小町の知ってる人?」

八幡「それはまだ秘密な。いずれ紹介してやるよ。とりあえず戻るぞ」

小町「あ、待ってお兄ちゃん! …………その、しばらく部屋に戻っていてくれない? あとで呼ぶから」

八幡「何でだ?」

小町「お願い…………」

八幡「……何か訳ありか。わかった、部屋にいるから」

小町「うん。ごめんね」

八幡「いいよ、そのくらい」

八幡(俺は小町の謝罪を背に自室に戻る。あ、参考書とかリビングに置きっぱなしだ。仕方ない、他の教科をするか)

今回はここまで。サキサキ出なかったけど仕方ない
あと一回か二回の投下で終わりです

雑談スレで童貞の中学生が書いたようなものって言われました
俺ってそんなに若く見えますかね?♪♪

またノシ

出来れば今回はちょっといい話で終わって欲しい
今のままだとまたゆきゆいのネガキャンにしかなっていないぞ

更新乙!

>>843
注文つけんなよこのままでも面白いだろ
お前か『童貞の中学生が書いたようなもの』って書いたのww

おつー

いや高校生で悪口言われて涙目になってるところを慰めてもらって婚姻届ってちょっと酷いだろw
まあ作者はゆきゆいのネガとサキサキがいかに素晴らしいかを書こうとしたらこうなったんだから仕方ないんじゃないか

何こいつ決めつけてんの?

童貞臭いというのが、
精神的に弱ってる八幡を性欲剥き出しで落とそうとしてくるさきさきを指すんなら、
それはそれで作者の味だから大いにアリだと思う
好き嫌いだから当然非難はあるだろうが、その点が話の致命的欠陥になるとは思わない

どんな作品だろうと難癖つける奴は一定数いる
特に俺ガイルなんかは知名度もそこそこあるからなおさらだな
まあ言いたいやつには言わせておけばいいんだよ

乙です

実際この台詞聞いただけなら慰められて惚れただけにしか聞こえないからきっかけつくった奉仕部二人は涙目だな

ネガキャンっていつ始まったん?

乙!

だからカマクラどこ行っちゃったんだよ!
カマクラ!

原作7、8巻をネガキャンとかいって
叩いてそうww

んなわけねぇだろアホか
ヒロインageのために他ヒロインさげることしかできないだけだろ
この作者が残念なだけだな

そんなことよりサキサキだ!

安心しろ俺も童貞だ

>他ヒロインさげる

さげてるか?原作のままだろ?

もう原作とSSの区別もついてないんだろ
10.5巻読んでいろはageのために
雪乃やガハマsageやがってとか
怒ってんだよきっと

そうだな。原作キャラ設定より上げても下げてもいない。
こんな展開もあるかもしれない、という範疇での作風だから面白いんじゃないの?

八幡が頭おかしくてサキサキが童貞思考の犠牲になってるだけだな

どっちにしろ雑談スレみたいな
キチガイ隔離スレの
話題なんか持ってくるなよ

乙!
誰だって中学や高校時代の、恋愛に浮き足立ってやってしまった黒歴史ぐらいあるだろww
サキサキの婚姻届もそんなもんだろww


これ一番大変なのはこの後ゆきのんたちにフォロー入れる小町だよね
はるのんと一緒になってまだ脈あるよとゆきのんとガハマの二人を煽ってたのに
まさか脈無しだったなんて…
これをフォローするのは胃に穴が開くレベルだよ

サキサキサイドが前提にあるのは勿論だが、どちらかというとゆきのんサイドの方が楽しみ。
この報われなさがたまらん

いちいちageてんじゃねぇよks

キャラ変わってみえるのは八幡だけだが>>1に注意書きしてあるし………普通に読めてるがな
とりあえずイッチ乙。身体お大事に

お前ら本当にめんどくせえな。黙って待ってろや

八幡(暗記ものを一通り頭に詰め込み、一旦間を置こうとしたところでドアがノックされた。小町か?)

八幡「おう、開いてんぞ」

八幡(しかし予想に反して入ってきたのは雪ノ下だった。どうしたんだ?)

雪ノ下「お邪魔するわ」

八幡「あいよ。何か用か?」

雪乃「あなたに話があるのよ」

八幡「そういや小町がそれっぽいこと言ってたな。何だ?」

雪乃「……………………」

八幡「?」

雪乃「これから言うことは冗談でも何でもないわ。全部本当のことよ」

八幡「何だかしこまって」

雪乃「それと多分比企谷君にとって迷惑であろうこともわかっているわ。それでも、私の我が儘で聞いてほしいの」

八幡「お前に振り回されるなんて今更だろ。言ってみろよ」

雪乃「比企谷君」

八幡「おう」

雪乃「私はあなたが好きよ」

八幡「!!」

雪乃「私と、男女のお付き合いをしてください」

八幡「………………………」

雪乃「………………………」

八幡「冗談…………じゃ、なかったんだっけな」

雪乃「ええ」

友人枠すら捨てるその覚悟
天晴れだ

八幡「ありがとう、こんな俺を好きになってくれて。でもごめん。俺、好きなやつがいるんだ」

雪乃「その子のこと、私よりも好きなのかしら?」

八幡「ああ。これ以上ないくらいに、な」

雪乃「そう…………」

八幡「雪ノ下、その…………」

雪乃「大丈夫よ。私達は春休み前と同じ関係に戻るだけ…………そうでしょう?」

八幡「そう、だな…………」

雪乃「だから由比ヶ浜さん。あなたもきちんと告白して、きちんと振られなさい。でないとちゃんと前に進めないわよ」

八幡「えっ!?」

八幡(雪ノ下がドアの方に呼び掛け、そちらを向くと由比ヶ浜が入ってきた)

結衣「あ、あはは…………」

雪乃「じゃ、私はリビングにいるわ」

八幡(入れ替わるように雪ノ下が出て行き、由比ヶ浜が俺の前に立つ)

結衣「ヒッキー」

八幡「お、おう」

結衣「あたし、ヒッキーのことが好き! だから、あたしと付き合ってください!」

八幡「…………ありがとう、こんな俺を好きって言ってくれて。でも、ごめん。俺、好きなやつがいるから、お前とは付き合えない」

結衣「あたしより、その子の方がいいの?」

八幡「俺にとって、世界一の彼女だよ」

結衣「そっか…………」

八幡「由比ヶ浜…………」

結衣「まあ元々あたしには勝ち目がなかったんだよね、きっと。その子がいなくても、ゆきのんに勝てないもん」

八幡「そんなことは…………」

結衣「いいの…………でも、ちょっとだけ待ってて。少ししたら、リビングに来て。そんでいつもみたいにお話しよ?」

八幡「…………わかった」

結衣「じゃ、またあとでね」

八幡(由比ヶ浜は一瞬だけ泣きそうな表情を隠しきれず、すぐに顔を背けて部屋を出て行った。それを部屋の前で見届けた小町が入ってくる)

小町「お兄ちゃん…………」

八幡「訳ありってのはそういうことか…………」

小町「うん…………小町も詳しいことは言わずに本当にお兄ちゃんには彼女がいるって言ったんだけど……けじめをつけるために気持ちを伝えるって雪乃さんが」

八幡「まさか、二人がなあ…………」

小町「これっぽっちも思わなかったの?」

八幡「いや。もしかしたら、くらいは考えたことがある。だけどその割に当たりが強いからやっぱりねえわって思ってた」

小町「二人にもチャンスはあったのかな…………?」

八幡「充分あったんじゃねえか? 今更言っても仕方ないけどよ」

小町「はあー…………で、そのチャンスを逃さずお兄ちゃんを射止めた彼女さんはどんな人なの?」

八幡「あー、スタイルはいいな。胸も大きいし」

小町「ふむふむ」

八幡「料理も裁縫もそこらの主婦より全然上手だし、家族想いで気も利くし、頭も良い方だ」

小町「…………」

八幡「顔も美人に分類されるな。何度か男に声を掛けられてるみたいだし」

小町「何その雪乃さんと結衣さんの良いところを掛け合わせたような人。本当にそんな人いるの?」

八幡「だよなあ…………なんで俺なんかを好きになってんだあいつは?」

小町「小町に言われても…………ん? んんー?」

八幡(突然小町は首をひねって考え始めた。何だ?)

小町「ねえお兄ちゃん。もしかしてお兄ちゃんの彼女って、大志君のお姉ちゃん?」

八幡「…………あんま言いふらすなよ、周りで騒がれても厄介だし。というかよくわかったな」

小町「あ、やっぱり。お兄ちゃんの交友関係でそれっぽい人が他にいないもん。ね、詳しく聞いていい?」

八幡「夜にな。親父達も話聞かせろってうるさいからまとめて話すわ」

小町「りょーかい。雪乃さん達には言うの?」

八幡「様子を見て、って感じだな。そろそろリビング行くか」

小町「あ、待って。一回小町が見てくるから」

八幡「…………わかった、頼む」

八幡(一度小町に確認してもらい、大丈夫とのことで俺もリビングに向かう。テーブルにはすでに平然とした表情の二人がいた。俺と小町も椅子に座る)

雪乃「比企谷君。今からの会話は嘘や欺瞞、気遣いやごまかしはなしにしてほしいの。あなたには迷惑かもしれないけど、私達が未練を捨てて先に進むために、お願い」

八幡「…………わかった。とことんまで付き合ってやんぜ」

結衣「ありがとうヒッキー」

雪乃「それじゃあまず聞きたいのだけれど…………」

八幡(そこから俺達は色んな話をした。今まであった出来事のこと、その時互いにどう思っていたか。口にしたことと思っていたことが実は違ったりとか、何も言えなかった時に実はこう思っていたりとか)

八幡(色恋沙汰も忌憚なくさらけ出した。本当は二人とも辛いはずだろうに、何も気にしていないふうを装っている。彼女達にとっておそらくこれは乗り越えるべき試練なのだろう)

八幡(あらかた話し終えたところで沈黙が訪れる。しかし気まずい空気ではない。何か、ひと仕事終えたような雰囲気。俺はそこで口を開く)

八幡「なあ、雪ノ下、由比ヶ浜」

雪乃「何かしら?」

結衣「何?」

八幡「俺と、友達になってくれねえか?」

雪乃「ええ、喜んで」

結衣「うん! あたし達、とっくに友達だよ!」

八幡(まるで俺の言うことを予想していたかのように即答してくる二人。俺はつい笑みがこぼれてしまった)

八幡「ありがとうな、二人とも」

この関係が男女逆だったらどんな感じだったんだろう

八幡(結局昼食も四人でとり、以前みたいな空気の中での食事となった)

八幡(雪ノ下が豆知識を披露したり、由比ヶ浜がとんちんかんなことを言ったり、俺が変なことを言って小町が代わりに謝ったり。だけど若干、いや、だいぶ俺に対する当たりが弱くなっている。内容は変わらないものの、表情が優しくなっているのだ)

八幡(男女の関係でこそないものの、俺達三人の繋がりはより強くなったと感じる。正直この今の時間を終わらすのは惜しい。でも…………)

八幡「すまん、俺はそろそろ予備校に行く時間だ。悪いけど…………」

雪乃「あら。そういえば随分と長居してしまったわね。由比ヶ浜さん、私達もそろそろおいとましましょう」

結衣「うん。そうだね」

八幡(雪ノ下と由比ヶ浜を玄関まで見送り、俺も出掛ける準備をする。鞄を背負ったところでカマクラを抱いた小町が話し掛けてきた)

小町「出掛けるにはまだちょっと早いよね。沙希さんとこ行くの?」

八幡「ああ、同じ予備校だからな…………ってそういやカマクラの姿あんま見なかったけどどっか閉じこもってたのか?」

小町「あー……実はあのお祝いの日に雪乃さんが構い過ぎちゃって、苦手意識持っちゃったみたいで雪乃さん来たら隠れるようになっちゃった……」

八幡「あいつは…………」

小町「せっかくだから抱っこしていく?」

八幡「いや。実は川崎は猫アレルギーなんだ。服に毛とか着いたら良くないから」

小町「あ、そうなんだ…………沙希さんのこと、今度ちゃんと紹介してよね」

八幡「おう。自慢の彼女、見せ付けてやるよ。んじゃ、行ってくる」

小町「行ってらっしゃい」

八幡(俺は小町に見送られながら家を出た。目指すは川崎家だ)

八幡(前もって出掛ける際に連絡していたので、俺が着く頃にはもう川崎は家の外で待っていた)

八幡「よう、待たせたか?」

沙希「ううん、平気…………雪ノ下や由比ヶ浜と話したんでしょ? どうだった?」

八幡「あー…………色々あった」

沙希「何それ?」

八幡「ちょっと長い話になるからさ、帰りにどっか寄って話さないか?」

沙希「まあ構わないけど…………ちょっとくらいの浮気ならいいけど本気にはならないでよ?」

八幡「ちょっとくらいならいいのかよ…………いや、しねえけど。俺はお前ひとすじだっての」

沙希「そ、そう、ありがと……」

八幡(俺はそこで周囲を見回し、誰もいないのを確かめて自転車から降りて川崎のそばに寄る)

八幡(ゆっくりと顔を近付け、逃げないのを確認し、唇を合わせる)

八幡「愛してるぜ、沙希」

沙希「あたしも愛してるよ、八幡」

八幡(俺達はしばらく見つめ合って笑い合い、自転車で予備校に向かう。もちろん二人乗りだ)

八幡(この腰に回された腕が、背中に感じる存在が、いつまでも俺のそばにありますように…………なんてな)

ここまで
結局終盤はゆきのん達の比重が大きくてサキサキの出番が少なかったなぁ

次回エピローグを投下して終わりです
残り僅かですが、最後までお付き合いくださると嬉しいです

またノシ

ちょっとコメが早すぎて怖いんですけど…………www


100レスぐらい頼むぜ

乙!

小町とカマクラの絡みが素晴らしかった

乙です

おつ

カー君無事だったか!

乙です
ゆきのんとがはまが聞き分けよすぎる…
もうひと波乱あると予想してたんだけど
普段からそれだけ素直なら八幡に告白できたろうに

人間大きな失敗をしたら開き直れるからな。

やばい展開だと2人がヤンデレストーカーになるのかね?
そんな展開は話の進行からして不自然だし、残レス的にも足りないしあり得ないと思うが。

よし!これからもサキサキだ!

乙です

乙でございます

乙です
最後楽しみにしてます。

乙です。1愛してる。

>>888
案外、雪乃と結衣が沙希に土下座して、「最後の思い出作り」に八幡と一夜を
共にするとか?

>>894
そうしたら何が何でも全力で当てに来るだろ

猫アレルギーだと飼い主が近くにいてもましてや同じ布団で寝るとくしゃみとか止まらないぞ

八幡が結婚を機に家を出て、今後は両親や小町とも関わらずに生きていくことになればええねん

~ エピローグ【数年後】 ~


八幡「うー、寒い…………まだ一月半ばだもんな」

八幡(俺はコートの襟を立て、足を早める。帰ったらとりあえずエアコンを入れて…………メシどうすっかな。作るのも面倒だし今から買い物行くのもなぁ……カップめんでいいか)

八幡「あれ?」

八幡(アパートに着くと俺の部屋の明かりが付いてる。もしかして)

八幡「ああ、やっぱり来てたのか」

沙希「ん、お帰り。お邪魔してるよ」

八幡(ドアを開けると、台所で料理している川崎がいた。俺は部屋に入る)

八幡「はあー、部屋があったけえ、ありがてえわ。何、メシ作ってくれてんの?」

沙希「うん…………ていうかメールしたじゃない。返信なかったけど、見てない?」

八幡「え? あ、マジだ」

八幡(スマホを取り出して確認すると『今日行くから』とシンプルなメールが来ていた)

沙希「ちょっと帰るのも遅いし、残業か飲み会でもあるのかなと思ったけど」

八幡「いや、ちょっと買い物しててな…………ちょうどいいや」

沙希「ちょうどいい?」

八幡「ま、メシの後にでも話すよ。ていうか早く早く。その匂いマジでヤバい。空腹感が抑えきれん」

沙希「ん。あと十分くらいで出来るから着替えときなって」

八幡「おう」

八幡(俺はコートとスーツを脱いでハンガーに掛け、部屋着に着替える。川崎は私服だったが、川崎のスーツの類はない。どうやら一度家に帰ってからここに来たようだ)

八幡(時々渡してある合い鍵で、大学卒業後に一人暮らしを始めた俺の部屋に来てこんなふうにメシを作ってくれたりする。本当に良い女だよなこいつ)

沙希「お待たせ」

八幡「おう…………って、今日はちょっと量が多いな」

沙希「冷蔵庫の奥に賞味期限近いのがいっぱいあったから全部使った。その辺ちゃんとしないと勿体ないよ…………残ったらラップして明日の分にするから。明日は土曜で休みだし昼もここで食べるんでしょ?」

八幡「まあな。んじゃ、いただきます」

沙希「いただきます」

八幡「お前今日泊まってく?」モグモグ

沙希「うん、そのつもり。用意もしてるし」モグモグ

八幡「あいよ。あ、これ旨え」モグモグ

沙希「それ田舎のお祖母ちゃんとこで作ったやつ。この前送ってきてくれた」

八幡「へえ。礼を言っといてくれ」モグモグ

沙希「うん」モグモグ

八幡(しばらく食べて、腹がいっぱいになって箸を置くと、川崎は残り物のおかずにラップをしていく)

沙希「じゃ、これ冷蔵庫に入れとくから」

八幡「おう。ごちそうさま」

八幡(テーブルの上を片付け、食器洗いを終えて川崎はお茶を淹れてくれた)

八幡「サンキュ」

沙希「うん」

八幡(俺は一口飲んで喉を潤す)

八幡「ふう…………なあ、川崎。お前、今の仕事に愛着はあるか?」

沙希「何突然? うーん……大学卒業して勤め始めてもうすぐ三年か。仕事自体は面白いんだけど課の上司がクソでね」

八幡「女性がクソとか言うな」

沙希「部下の手柄は自分の物にして失敗は人に押し付ける無能だよ。あたしにはしてこないけど気の弱い女性社員にセクハラまがいのことをするし、女性陣は辟易してる」

八幡「よくクビや降格になんねえな」

沙希「夜の店が好きで人を奢りで連れて行くから男性社員には受けがいいんだ。社長親族にコネもあるみたいだし。まあ環境が良くないから愛着ってのはあんまりないね」

八幡「そっか…………」

沙希「何? あんたの会社で人員募集でもしてんの?」

八幡「あー、そうじゃなくてだな…………これ、最終決定待ちだけどほぼ決まってることなんだが」

沙希「うん」

八幡「俺、関西の支社に行くことになりそうだ」

沙希「…………左遷? 何をやらかしたの?」

八幡「逆だ逆。うちの会社は有望なやつは三年目くらいになると一度あっちで何年か経験積ませてこっちに戻って栄転ってのがお決まりの出世コースなんだよ」

沙希「へえ、凄いじゃない! あんたが有望株に選ばれたんだ」

八幡「ああ。新人の頃に飲みだの派閥だのの人間関係とかが煩わしくてひたすら仕事の勉強とかに打ち込んでたら生真面目な部長の目に留まってな。そっから自然に…………」

沙希「そうなんだ。行くんでしょ?」

八幡「まあな。チャンスなんだし」

沙希「ふふ、まさか専業主夫になるとか言ってたあんたがねえ……」

八幡「うっせ」

沙希「でも関西か…………なかなか今みたいに気軽に会えなくなっちゃうね」

八幡「そのことなんだけど…………向こうには会社の寮があるんだ」

沙希「あ、だったら家賃もここより安いでしょ。貯金もしやすいんじゃない?」

八幡「ああ、それもそうなんだけど、そこ、家族寮もあるらしくてな」

沙希「? うん?」

八幡「その…………今の仕事をやめて、ついてきてくれねえか?」

沙希「…………え?」

八幡(俺は立ち上がって押し入れにあるファイルから一枚の紙を取り出す)

八幡「これ、出しに行かないか?」

八幡(そう言ってテーブルの上に出したのは、かつて俺が家出騒動を起こし、その終焉の日に川崎から受け取った婚姻届だ)

八幡(川崎は両手を口に当てて驚愕の表情をしたが、やがてポロポロと涙を流し始める。なんだか追い討ちをかけるみたいだが、やっぱり最後まで言わないと駄目だろう)

八幡「あと、これ。冬のボーナスで買ったんだ。受け取ってくれると嬉しいんだが」

八幡(鞄から出した小さな小箱を川崎に差し出す。中を見ずともわかるだろう。指輪だ)

八幡(川崎は慌ててハンカチを取り出して涙を拭き、深呼吸をする)

沙希「比企谷…………ううん、八幡…………お願い。ちゃんと言葉にして言って欲しい」

八幡「わかった」

八幡(俺も頷き、深呼吸をする)





八幡「川崎沙希さん。俺と、結婚してください。ずっと、俺のそばにいてください」



沙希「…………はい。末長く、よろしくお願いします」









八幡「川崎家に居候することになった」沙希「遠慮しないでいいから」  ~完~

約1ヶ月もの間、こんな拙いSSにお付き合いいただいて本当にありがとうございました
本来はまだ書こうと思ったネタもありましたが、居候を終えた時点でタイトル詐欺というか蛇足にしかならないのでここで完結させていただきます
あとは埋まるまでまた小ネタかおまけを書くかもしれませんが……

批判や厳しい意見もきっちり受け止めるつもりですので、よろしければ感想など戴けると嬉しいです

それではノシ

てっきりマスオさんENDになるかと思ってたww
乙でした

乙!

次はエロに特化して書くとか言ってなかったっけ
続きはそっち方面でもいいのよ

乙です

面白かった!
新作の予定があるのでしたら告知お願いします

乙!
八幡が帰宅してからの戦いが予想以上にさらっとしてたなww
もっとドロドロするかと期待してたのにww
あと静ちゃんが>>1の看病しか出番がないとは…

違和感がないとは言えないけどこんな展開もアリかなーってレベルだし、普通に面白かったわ
おつ!

えんだあああああああああああああ

乙です

乙。1の作品はこれからも楽しみにしてる。
どうもありがとう。楽しませて頂きました。
1、愛してる。もちろん俺もドドリアですがね。

乙でした。
次に書こうとしてるものが決まってるなら予告編みたいなの書いてほしいッス。

乙でございます

乙です
八幡が18歳になったら婚姻届出すとか言ってたのに実際に結婚するのが大学卒業して数年後になったのは…
周りに止められたとかお互い冷静に考えたら若気の至りだったとかそんなサイドストーリーがあったのかな?

うおおおお
乙ですぅぅぅ
完結してしまって少し寂しいような、、

中学生の童貞かって叩かれて作者がひよっただけじゃないのかなぁ
叩かれてなかったら高卒で働いて即結婚だったんじゃない?

>>904
乙でした。良いサキサキでしたよ。
もし次を書いて頂けるのであれば、八幡×雪乃をリクエストしたいです。
今作・前作で余りにも不憫だったので。

前作共々楽しめました
またサキサキ書いてくれるとうれしいです
お疲れ様でした

お疲れ様でした、とても面白かったです

寝る前にちょっとレス

>>917>>919
>>730>>761を見ればわかりますが、別に18歳になったら出すとは言ってないです。むしろちゃんと就職してからという意味合いを持たせたつもりなんですが…………
なぜか婚姻届のやり取りをした直後のレスでも言われてましたけど…………わかりにくかったですかね?

次回作はなんと八幡×沙希の予定です!
>>920さんにはすいませんが…………いずれ書いてはみたいんですが

明日か明後日にちょっとおまけを投下します

それではノシ

修羅場を書く才能がある。一度ドロドロを書いてみないか?

おっつ!
なんと、というかほぼ確定だった次回作、期待してます

乙です

乙です!
おまけも楽しみにしてます

またサキサキとの話が見れるのは楽しみ

けーちゃんは?けーちゃんの出番はないの?

乙です
けーちゃん視点の八幡×沙希で、大きくなったけーちゃんが初恋と同時に失恋を自覚するのが見たい

てか普通に自分は社会人になってから結婚するって読んでたから読者の意見の方がわけわかめだった

普通に読んだら就職してからプロポーズする流れだったよねえ?
春休みの話だから仕方ないだろうけどいろはすが出なかったな

めんどくさく思ってるから本人はもういいって言ってるのに、自分がしたいからって何度も謝る
彼女できたって言ってるのに、自分がしたいからって告白。前に進めないからって告白

こんな大事になったにも関わらず最後まで自分の都合しか考えてなかったクズ女と
周りのことなにも考えてない自分勝手なだけの童貞こじらせたガキの自己中ストーリーもついに完結

ドロッドロの修羅場書いて欲しいわ
あと数年後のエピローグよりも八幡に彼女がいると判明した後の雪ノ下由比ヶ浜小町の会話を期待していた

1、面白かった。どうもありがとう。
もしも、次に書きたい物が決まっていれば
ここで教えて欲しいです。

ストーリー展開はともかく、八幡の言動がいちいちおかしくて入りきれなかったわ
なんでこの会話の流れでそんなこと言うの思うの?っていう。ずっと宇宙人見てるみたいな違和感が

まあ、原作の八幡からして宇宙人だから、多少はね?
むしろ原作の八幡に感情移入できる人には戦慄を禁じ得ないし…

来ないな

>>937
だよなぁ
異次元の会話ってのはこのことだわ
思考が繋がってないというか返答がおかしいというか
違和感なく読める人はちょっと凄い
羨ましい

なんかちぐはぐなところ多かったね
会話が成り立ってないっていうか

八幡以外は別にそんなとこなかったから意図的な演出かなにかだったのかなあ

すいません、>>1です
おまけで平塚先生の話を書こうとしたのですが、思いのほか話が膨らんできたのでいずれ新スレ立ててそっちでやろうと思います
なのでこのスレはそろそろhtml依頼を出してきます。もう1000近いけど

八幡のやり取りに齟齬があるのは本当に一部だけは演出のためだったのですが、結局それを説明してない上に必要なくなってからもそうなってしまった。単純に俺の脳味噌の処理限界のせいです。申し訳ない


とりあえず今後書きたいなと考えてるのは

・八幡「…………しっぽ?」沙希「……見た?」

・八幡「川なんとかさんの好感度が上がる機械?」小町「うん」

・八幡「いつも悪いな」沙希「いいよ、幼なじみなんだし」

・八幡「先生」静「どうした比企谷?」


くらいしかないですが、このスレが消えた頃に新スレ立てますんで時間潰しにでも見てやってください
それではノシ

はよ
あと、キチガイはNGで

・八幡「…………しっぽ?」沙希「……見た?」

あにゃるからしっぽがはえてる的なアレかな
はよはよ~

平塚先生の奴と川崎が幼なじみの奴が読みたいなぁ

乙!

八幡「…………しっぽ?」静「……見てしまったな?」が見たい
ゆきのん猫&ガハマ犬なら、先生は狼かライオンだな
若しくは熊

八幡「先生」静「どうした比企谷?」
私は次は八静が見たい

>>948
平塚先生乙

>>942
さわりだけでもそれぞれの内容を教えてくれるとうれしいなー(チラッ

凄く面白かったです。作者さんに感謝です。
良ければ作者さんの過去作を教えて貰えませんか?読んでみたいです

・八幡「いつも悪いな」沙希「いいよ、幼なじみなんだし」

2人が圧倒的夫婦オーラを無意識に発していて、他キャラに割り込む要素を与えてない様子とか読みたい

全部読みたい

姉が沙希をネチネチいたぶる修羅場とか読んでみたかった

>>949
簡単に

・八幡「…………しっぽ?」沙希「……見た?」
 お馬鹿なノリとアホっぽい設定で八幡と沙希がエロいことをしまくるだけの話。18禁
 まさに『俺ガイルである必要がない』けど書いてみたい
 八幡×沙希+α

・八幡「川なんとかさんの好感度が上がる機械?」小町「うん」
 たぶん短編。安価ではないです
 ある日小町が変な機械を持ってきて……
 八幡×沙希

・八幡「いつも悪いな」沙希「いいよ、幼なじみなんだし」
 原作改変物。学校では秘密にしてる二人の関係
 もし二人の家が隣同士だったらどうなっていたか……
 八幡×沙希

・八幡「先生」静「どうした比企谷?」
 お互い相手の事が気になってる二人
 しかし生徒と教師の壁は厚い
 八幡×静

こんな感じです


>>950
過去作は『八幡「なんだ、かわ……川越?」沙希「川崎なんだけど、ぶつよ?」』くらいです


『童貞臭い』とか『気持ち悪い』とかの意見もいただきますが、その方々達にも誉めてもらえるよう精進します。生暖かい目で見守ってください


では依頼出してきます

乙です。次回作は、幼馴染みに期待です

こんなに葉山をしっかり描いてるSSってなかなかないんじゃないか?
めっちゃ面白い!
本物が欲しい発言飛ばしてるのにヒッキーが本物を意識して前に進んでるのもすごくいいよね!
今まで読んだ俺ガイルSSのなかでもトップクラスに面白いので続き楽しみにしてます!

川崎沙希が好きなのは伝わった

>>954
おお、ありがとうございます。あの作品の作者さんでしたか!川崎好きとしては本当にありがたいです。
次回作も凄く面白そうですね!執筆活動ファイトです!

おっつ!

次回作は八幡「先生」静「どうした比企谷?」 コレ!

乙でございます

静でお願いしますなんでもしますから

いやどう考えても幼なじみだろ
年増はいいよ

エロいの!エロいの!

ばっかオマエ年上の男前な女教師が照れながら葛藤しながら教え子に徐々に惹かれていくのがイイんぢゃねーか

やっぱこの>>1にはサキサキ書いて欲しいもんだ
幼馴染か機械のやつで

男日照りが続いた女教師が教え子を喰っちまう話がなんだって?

・八幡「いつも悪いな」沙希「いいよ、幼なじみなんだし」

なんという破壊力のあるスレタイ
この一文だけでニヤニヤしてしまうわ

幼なじみのやつが凄く見てみたい

同じく幼なじみのが読みたい

あげ

八幡「川なんとかさんの好感度が上がる機械?」小町「うん」
結構前にスレ立ってんじゃん
あげとく

>>973

>>974

くっさ

この板ってうまく言い返せない人ってさ、最終的に「くっさ」って言って勝ち逃げしたふうにしてごまかす人多いよね

くっさwwwwwwww

くっさwwwwww

くっさwwwww

主は本当にサキサキ好きだな〜。そして、八幡の成長スピードが相変わらず早いw
今回も楽しませて貰いました

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年08月15日 (土) 22:14:08   ID: 16q3SYmn

とても面白いです!
ヒキガヤ家の縁を切って小町を拒絶し、八幡を大志と京華をラブにすればもっと面白いと思う

2 :  SS好きの774さん   2015年08月16日 (日) 13:55:39   ID: Tfftsat8

面白いです!
続き待ってます!

3 :  SS好きの774さん   2015年08月17日 (月) 23:52:46   ID: m3xDjxll

頑張って下さいドンドンパフパフー

4 :  SS好きの774さん   2015年08月18日 (火) 12:12:38   ID: VRMrQnHz

前にもサキサキの話書いてた人?
だとしたら、サキサキ愛に溢れてんね。(っ´ω`c)

5 :  SS好きの774さん   2015年08月22日 (土) 10:03:27   ID: mmI2C_eH

ゆきのん可哀想なんかさきさきに役とられてまあいい作品だからいいけどゆきのんの出番ってもう無いの?

6 :  SS好きの774さん   2015年08月22日 (土) 17:29:32   ID: fKNwNAoL

本スレ荒れ始めてて草

7 :  SS好きの774さん   2015年08月22日 (土) 18:04:16   ID: PGik726X

お花畑雪ノ下由比ヶ浜が碌に結果も出してないくせに八幡に間違っているとか言える立場かみたいなツッコミはたまに見かけるけど
実は八幡を取り巻く環境ってむしろ家庭環境に一番問題がありそうだとか
小町は天使天使言われてるけどなんだかんだで小町もガン細胞的側面持ってるよなとか
常々感じてたんだけど、そこに突っ込んでいくSSって結構稀だよね

8 :  SS好きの774さん   2015年08月22日 (土) 18:05:41   ID: PGik726X

ただ原作的には、大志含む家族を大事にしてるサキサキが「大志が惚れてる小町」っていう存在を否定する側に回れるかっていうとかなり微妙なんだよな

このSSも楽しみではあるんだが
もし比企谷家及び小町の闇に突っ込むっていう事に重点を置くならそういうオリキャラを作った方が良いのかもしれんな

9 :  SS好きの774さん   2015年08月24日 (月) 01:25:10   ID: aYzwo9di

続き気になっちゃうな

10 :  SS好きの774さん   2015年08月26日 (水) 23:38:27   ID: _5Zmlz2s

サキサキメインヒロイン決定

11 :  SS好きの774さん   2015年08月31日 (月) 00:19:06   ID: vJxOeQ04

とても楽しみにしています!無事完走してください笑

12 :  SS好きの774さん   2015年08月31日 (月) 03:34:40   ID: 3AWAD-Pv

続きハヨハヨ

13 :  SS好きの774さん   2015年08月31日 (月) 16:20:27   ID: DLnjjE1p

いい感じに俺好みのSSです。
サキサキが、メインで他の人が反省して、後悔する理想的な展開です。
凄く楽しみに読んでるんでこれからも頑張って下さい。

14 :  SS好きの774さん   2015年09月01日 (火) 00:56:17   ID: 0PF6zeI1

やっぱりサキサキいいよなぁ〜。顔とかどうでもいいからこんな性格の子と付き合いたいよ。

15 :  SS好きの774さん   2015年09月08日 (火) 00:56:03   ID: LlX5viPL

best10って・・・キャラ自体10数人しかいないじゃないかwww

16 :  SS好きの774さん   2015年09月09日 (水) 22:29:20   ID: daAi7M2j

続編求む!

17 :  SS好きの774さん   2015年09月09日 (水) 23:01:05   ID: 7Bzym8bn

面白い、続きハヨ

18 :  SS好きの774さん   2015年09月10日 (木) 07:32:34   ID: ZnV-twi1

ちょっと川島さんの心理描写が薄いかなってくらいであとは上々

19 :  SS好きの774さん   2015年09月11日 (金) 20:27:15   ID: Kd4n5nMG

バックボーンがどうあろうと憎まれ口悪口ばっかり叩かれてたらそら嫌になるよ
トラウマになるような事なんて今だって鮮明に思い出せるし明確に思い出そうとすれば血の気引くし震えるよ
途中にあった笑える、なんてレスできる神経がわからないな

20 :  SS好きの774さん   2015年09月14日 (月) 00:50:22   ID: 38N5Dy4_

無理はしないでしっかり休んで

その分サキサキとのラブイチャコラを~

21 :  SS好きの774さん   2015年09月17日 (木) 20:57:46   ID: PdBkAtcC

ていうか、これの肉じゃがやら味噌汁んとこ、ほかのSSに似たようなやつ無かったっけ?
あっちも川崎とイチャコラするやつだったような…。

22 :  SS好きの774さん   2015年09月18日 (金) 12:09:12   ID: IkNDQzBt

前スレから持ってきたネタ何個かあるでしょ…

23 :  SS好きの774さん   2015年09月19日 (土) 12:08:34   ID: R71nXMyS

肉じゃがネタは同じ作者さんだからだな
ついに終わってしまったか・・・次回作も期待

24 :  SS好きの774さん   2015年09月20日 (日) 01:21:40   ID: rDvgyTFn

乙でした。すごい面白かったです。

25 :  SS好きの774さん   2015年09月20日 (日) 09:57:07   ID: 54nJtI_R

久しぶりにまともなSS見たわ
奉仕部二匹がゴミすぎてイラっときたけど

26 :  SS好きの774さん   2015年09月20日 (日) 22:42:25   ID: 8FWbaD4N

すごく面白かった。
多くある俺がいる作品の中で一番面白かった

27 :  SS好きの774さん   2015年09月21日 (月) 01:16:42   ID: XKL3wGEY

この人のは面白いね
予定SSのあらすじも良さげだったから楽しみに待ってるよ

28 :  SS好きの774さん   2015年10月07日 (水) 03:21:53   ID: P5yXxW10

この人のサキサキSSは愛が溢れててほんとすこ
川越なんだけど の方も面白くて徹夜で読んでしまって翌日の仕事が地獄だったけど後悔はしていない

29 :  SS好きの774さん   2015年10月09日 (金) 00:32:29   ID: dDUXnVmN

↑訂正
川崎なんだけど ぶつよ?
のことね

30 :  SS好きの774さん   2015年11月11日 (水) 03:53:30   ID: VOYf1HT3

楽しませてもらいました。
作者さんありがとうございます。

31 :  SS好きの774さん   2016年04月02日 (土) 15:27:45   ID: s8oYrQEq

最高だなー

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