男「うちのトイレには花子さんが居ます」(6)

チュン…チュンチュン!

男「ふわぁ~……………」

男「まだ眠いな……」

男「…っと、トイレトイレ」

ガチャ

花子「おはよ」

男「おはよ~」

花子「ふふっ」

男「……?」

花子「いやー、男も馴れたもんだね~、初めて私を見た時はガクガク震えてたのにね」

男「当たり前だろ?お前はもう半年もここに住み着いてんだし、しかも特に害もなさそうだしな」

花子「ははっ、お化けも舐められたもんだね」

男「だってそうじゃん、お前なにかしてきたか?」

花子「いいや、何もしてないしする気もないよ、だって私の役目はトイレにいて人を驚かせるだけだもんね」

男「だろ?まぁ、俺は何も驚かなくなったけどな」

男「うっし、じゃあ行くか」

花子「うん、そうだね」

ガチャ

座敷わらし「おとこ!ごはん!!」

男「わかったわかった、作ってやるから待っとけ」

幽霊「男さーん!新聞届いてますよー!」

男「おう!サンキュー」

枕返し「あ、あの!も、もうこんな時間ですけど…」

男「え!?もうこんな時間か!?」

男「悪い、座敷わらし、なんか適当に食べてて!」

座敷わらし「えー…」

男「行ってくる!!」

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