シーカーSS スレイ「他作品で無双して俺が最強であることを証明してやる」 (90)

フルール「いよいよだね・・・」

ディザスター『ああ、いよいよだな主よ。』

スレイ「ああ、そうだ。俺はこれから他作品世界に行き、実際に他作品キャラたちと戦い、俺が最強であることを証明するときが来たんだ」

スレイ「ディザスター、俺がお前と最初に出会ったときに言った事を覚えているか?」

ディザスター『ああ、覚えているぞ主よ』

スレイ「そうだ、俺は最強にならなきゃ気が済まない。それもこの『シーカー』世界限定じゃない。あらゆる種族と神々、更には邪神――――
〝真の神”、そして世界全て、いや、この世界だけじゃなく無限を超えたあらゆる世界、その無限を超えた世界の外の果て無き果てに到るまでに在る、あらゆる存在を超越する。
更にあらゆる世界とその外の果てなき果てに到る全てそのもの、そこに在るあらゆる存在、法則、理、概念、宿命、運命、常識・・・・
何もかも全て同時に敵に回して一人で勝利する。そんな唯一絶対の最強になりたい。その為には実際にあらゆる全ての他作品世界に実際に行き、
そこに在るあらゆる存在、ありとあらゆる全ての他作品キャラと戦い、勝利し、俺が唯一絶対の最強であることを皆に分からせる必要がある。
それが俺の存在意義であり、果たさなければならない宿命なんだ。」

ロード『・・・新参の我にはさっぱり分からぬのだが実際に言ったことなのかディザスター?』

ディザスター『・・・否定はしない・・・。』


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434757336

フルール「でも思ったんだけどさ。」

スレイ「ん?何だフルール?」

フルール「『最強』を証明するためにはまず第一にSSの読み手にこのSSを読んでもらわないといけないし、その為には
まず第一にそもそもスレイやディザスターや僕やロードが一体どこの誰なのか、そもそも『シーカー』という作品そのものが
どういう作品なのか皆に知ってもらわないとこのSS自体誰にも見向きもされないんじゃないかな?」

スレイ「ふん、そんなことか。まあ、俺は全創作物最強の存在なんだしそんな俺と俺が主人公を務める『シーカー』という作品が
知名度が低くて誰も分からないなんてことは在り得ないことだがまあ、このSSはみんなが読んでコメントが欲しいし、
余興にこの『シーカー』という作品がどういった作品なのか紹介するとするか」


シーカーとは―――――

安部飛翔という作者が書き、アルファポリス文庫から発売されている超絶人気の新感覚RPGファンタジー小説である。
内容は、迷宮都市アルデリア―その昔、邪神達との聖戦で劣勢にあった世界の神々が、戦闘兵器を生み出すために創り上げた修練場。
聖戦が終わりし今なお、伝説の武具と財宝を求め、戦士達は一流の「迷宮探索者」になるべく都市を訪れる。青年スレイもその一人であった。
かつて己の非力さ故に邪神から幼馴染を救えなかったスレイは、ひたすらに強さを求め、迷宮の魔物を薙ぎ倒していく。
そしてその類稀なる戦闘能力、闘争本能に心奪われ、次々とスレイに惹かれていく美少女達。そんなある日、封印された邪神の復活を予兆する事件が起こる。
己の天才的能力を開花させたスレイは、幼馴染の敵を討つべく、「最強」の剣士となり、再び邪神たちに立ち向かう!
この作品の最大の特徴であり、目玉となるのはスレイの強さである。その強さは禁書目録だとかめだかボックスなどといった連中は比ではなく
作者の安部飛翔氏は「(スレイを)ありとあらゆる全創作物キャラよりも強くする」と公言しており、全知全能、常勝無敗は当たり前、無限を超えた無限なんちゃら
に到る攻防など当たり前、更には出会ったありとあらゆる女性を自分の女にするなどやりたい放題の主人公なのである。

スレイ「・・・とまあ、こんなかんじだ。これで全てではないが大体の大筋は分かっただろう?」

ロード『・・・新参の我としては初めて知ったのだがスレイとはこういう奴だったのだな・・・』

ディザスター『・・・まあ、恥ずかしながら・・・』

ディザスター『しかし主よ。』

スレイ「ん?今度は何だディザスター?」

ディザスター『過去にも『御坂「私って、ラディッツくらいになら勝てそうな気がするわ」』や『安心院 「他作品で無双して僕の強さを見せ付ける」 善吉「…はい?」』
などで御坂美琴とか安心院なじみとかいう奴らが同じようなことをして返り討ちに合ってきたなどということがあるのだが・・・」

スレイ「ああ、俺は美琴や安心院などといった輩とは違う。例えどのような存在と戦ったとしても俺が敵と対峙し、戦いが発生した場合・・・
勝つのは常に俺だ。俺が戦いを続けて決着を付けたなら、そこには俺の勝利しか在り得ない。それが真理だ」

ディザスター『・・・そ、そうだったな。我の問いは愚問であった。無粋な事を聞いて済まなかった主よ』

フルール「そ、そうだよね。勝つのは常にスレイだもんね。スレイが負けるなんてことは在り得ないよね。」

ロード『・・・スレイとは我の想像以上にここまで傲慢であったとは・・・流石に我もドン引きしたぞ。』

スレイ「ん?何か言ったかロード?」

ロード『いや何も』


フルール「じゃあ早速出発する?」

スレイ「いや、俺のこの戦いには協力者兼見届け人が必要だ。そこで俺はこれからそいつらをここに連れてくる。」

ロード『スレイよ・・・意見するつもりはないが何故そうする必要があるのだ?』

スレイ「ん?それはな、お前たちも俺についてくるからだ。そうするとこちら側から向こう側の世界にいる俺たちの戦いを
〝視”て、評価してもらったり、そいつらを助手として俺の戦いをサポートしてもらう必要があるからな」

ディザスター『敵とは1対1で戦うのではないのか?』

スレイ「違う違う。敵と戦う際に援護してもらう訳じゃない。詳しくは後で話すから今から連れてくるぞ。」

パチンッ

パッ

カタリナ「ん・・・」

イリュア「ここは・・・」

フルール「ヤッホー、久しぶり!真紀、出雲、セリカ!」

真紀 出雲 セリカ「フルール!?」

真紀「フル~ル~~~!!アンタ、私たちをほっといて今まで何していたのよ!!」

フルール「ぐぇっ・・・げほっ、ごほっ、久しぶりに会ったと思ったらいきなり首を締めるなんてそんなんだから
4巻以降一切出番無しになるんだよ!!」

セリカ「全く作者(安部飛翔)の奴、いつまで私たちの存在を放置するつもりかしら!?」

出雲「それ以前に『シーカー』の新刊が発行される気配がない・・・まだ放置してある伏線もあるのに・・・」

サイネリア「全くその通りよ。4巻以降私一向に出番が無いし魔王であるこの私を放置するなんて作者の奴何を考えているのかしら?」

シャルロット「妾は6巻で出番や見せ場を与えられた上に表紙も飾ったがのう。」

カタリナ「私も4巻以降何気に出番なしですわ。その4巻でもミネアにボコボコにやられてかっこ悪い印象を与えちゃったし・・・」

ミネア「そんな私は8巻で出番と見せ場与えられたけどねえ」

ゲッシュ「君たちやめなさい。このSSを読んでいる人たちは君たちの愚痴目当てで読んでいるわけではないんだ。
・・・ところでスレイ君。いきなり私たちをここに連れてきて何の用かな?それとこの面子の共通点は・・・」

スレイ「ああ、あんたならこの面子には見覚えがあるだろう?以前の邪神対策会議の時の面子を再現するつもりでそっくりそのまま
全員連れてきたんだ。」

ゲッシュ「だがその割には邪神対策会議の時にはいなかった人物がいるようだが・・・」

スレイ「ああ、クリス&アース師匠とミレイとアリシアとシズカのことか。彼ら彼女らは俺の裁量で特別に連れてきたんだ。
当然あいつらにも俺の活躍を見てほしいしな。」

アリシア「ミレイお姉ちゃん!憧れのSS級探索者たちが一杯いるよ!」

ミレイ「それだけじゃないわ!竜皇とか魔王とか商王とか聖王様とか一生会えないかもしれない要人達が一杯いるわよ!」

クリス&アース「フェンリル様、お久し振りです。というか何故フェンリル様はここに?」

フェンリル「それを私に聞かれても困る。そもそもスレイ、前回の件(7巻参照)の時もそうだがお前は人の都合というものを
考えたらどうだ?しかも今回はアポイント無しだぞ?」

スレイ「ああ、その都合の件は問題ない。外の世界の時間の流れとここの時間の流れの速さを変えてあるから
ここでどんなに時間が経っても外の世界では対して時間はたっていないぞ?」

フェンリル「規格外だな・・・それにそういう問題じゃないだろう。」

ゲッシュ「全く・・・君には到底ついていけないよ・・・」

ゲッシュ「それに質問にまだ答えてもらっていないがこれだけ集めて君は何をしたいのかね?」

グラナル「そうだぜ。俺だって色々忙しいんだ。はっきりと要件を伝えてくれないと困るぜ。」

スレイ「グラナル、あんた、俺が邪神対策会議の時にあんたに言った事を覚えているか?」

グラナル「いや・・・幾らなんでもお前さんの言った事が余りにも馬鹿馬鹿しくて忘れていたが・・・
あんた、俺になんて言ったんだ?」

スレイ「ふう・・・いいか、もう一度言うぞ。俺はこの『シーカー」』世界だけじゃない。あらゆる種族と神々、更には邪神――――
〝真の神”、そして世界全て、いや、この世界だけじゃなく無限を超えたあらゆる世界、その無限を超えた世界の外の果て無き果てに
到るまでの全ての存在に加え、法則、理、概念、宿命、運命、常識・・・・何もかも全て同時に敵に回して一人で勝利する。そんな唯一絶対の最強になりたい。
女についても、他人の女以外なら、無限を超えたあらゆる世界とその外の果て無き果てに到るまで、俺の美的感覚に叶う美女・美少女ならあらゆる存在を俺のモノにする。
それが俺の夢、俺の野望、俺の宿命、俺の存在意義だ。
その為には実際にあらゆる全ての他作品世界に実際に行き、そこに在るあらゆる存在、
ありとあらゆる全ての他作品キャラと戦い、勝利し、俺が唯一絶対の最強であることを皆に分からせる必要がある。
それが俺の存在意義であり、果たさなければならない宿命なんだ。」

ドラグゼス「・・・破壊神の迷宮の時にもそう感じたがスレイ君、君は本当に規格外の存在だねホント」

アルス「全くだ。この私が彼に何故負けたのかよく分かるよ。」

スレイ「まあ、アッシュとかサリアとかまだここに連れてきていない奴もいるんだが・・・結論から言うと
これ以上多くすると収拾がつかなくなるし何より俺はあんたらと雑談したい訳じゃなくて俺が他作品キャラを
次々と倒していって活躍する姿をあんたらに見届けてほしいのが俺の今回の目的だ。さて、いい加減本題に
入らないと書いている奴も読んでいる奴もつまらなくなるしそろそろ行くぞ。」

クロウ「・・・全くいつ見ても自分勝手な奴じゃの。」

ノブツナ「同感だぜ親父。」

(世界の墓場)

フルール「おまたせー。みんなついたよー。」

アルス「ふむ、久し振りだなここにくるのも。以前の邪神対策会議の時以来か。」

イリナ「なあ父様。なんか見たことが無い珍しい物があるんだけど触っていいか?」

カイト「私も長らく商業都市国家の議長をやっているがこんなものは見たことが無いな。売ったらどれ位の儲けになるのだろうか?」

スレイ「おいおいまだ触るな。それは『テレビ』『映写機』『Blue-ray再生プレーヤー』『プレイステーション3』『Wii U』その他いっぱいもろもろ・・・
俺が他作品世界に行くために今回特別に用意したものだ。」

カイト「ごめん。珍しいとかそれ以前に言っていることがさっぱり分かんなかった。」

スレイ「やれやれ・・・まずこの『Blue-ray再生プレーヤー』の電源を入れてスイッチを押すと(かくかくじかじか)
・・・というわけだ。」

イリナ「なあなあ、長い話は抜きにしてさっさと始めてくれよ。オレもう待ちきれないよ。」

スレイ「まあ慌てるな。まずは最初はこういった話題においては王道中の王道でなおかつすぐにピンとくる
作品を持ってきてやる。」

しばらくして・・・

ドラグゼス「・・・『劇場版 ドラゴンボールZ 神と神』?これは一体どういう作品なのかね?それに
タイトルの『ドラゴン』とは一体?」

スレイ「おいおい、『ドラゴンボール』といったら超有名だぞ?こういった、『ありとあらゆる全ての他作品キャラと戦う』
奴らはまずこの作品から挑戦するのがマナーだ。有名だしこういった話題においてはまずこいつから始めた方が
読んでいる方もすんなり入りやすいしな。あと『ドラゴン』というのは7つの球を全て集めた奴の前に現れ
願いを一つだけ叶えてくれる『神龍』という神の化身の龍のことを指しているんだ。もちろんこの『神と神』にも
『神龍』は勿論登場するぞ」

イリナ「なあなあ、その『神龍』という奴はオレや父様の親戚みたいなものか?」

スレイ「んー、遠からず近からずといったところか。奴はあくまで『神様』と呼ばれるナメック星人によって創造された
化身みたいなものだからな。さて、話は終わりだ。ドラグゼス、悪いが『Blue-ray再生プレーヤー』のスイッチをいれて
『神と神』のソフトを入れてくれ。」

ドラグゼス「ああ、分かった」

ウィィーン ガチャン

ドラグゼス「・・・入れたぞ。後はどうするんだ?」

スレイ「イリナ、そのリモコンの再生スイッチを押してくれ。」

イリナ「・・・押したぞ。それでどうなるんだ?」

イリュア「『東映』という文字が画面に映し出されましたね。」

ヴァリアス「『20th century FOX』という文字がデカデカと映し出されたな。」

ディザスター『いよいよだな主よ。』

フルール「うん、ここからスレイ最強伝説の第一歩が始まるんだね。」

イリュア「あのー、これは一体どういうことでしょうか?」

ヴァリアス「そうだぞ貴様。わざわざ聖王猊下をこんな事に付き合わせておいて何もなしでは貴様ただではおかんぞ。」

スレイ「焦るなよ。・・・これで準備完了だ。わざわざご苦労だった。これで俺がドラゴンボールの世界に行く準備は
すべて整った。」

一同「!?ッ」

クリス「ス、スレイッ!?お前そんなことも出来るのか!?」

アース「そ、そうじゃお主、この世界だけじゃなく他にも世界があってその別の世界に行くことが出来るなんて
そんな事聞いたことが無いぞっ!?」

スレイ「いえいえ、別に大したことではありませんよ。この汎次元竜であるフルールの力で次元を超越し、
普通にドラゴンボールの世界に行ってくるだけです。」

フルール「そうだよ!現に真紀、セリカ、出雲だって僕の力でアラストリアからここヴェスタに連れてきたんだから!!」

真紀「その癖あんたはスレイについていっちゃって私たちはここヴェスタに実質置き去りにされたものだけどね(怒)」

フルール「ぐえっ・・・また首締めた!そんなんだから置き去りにされちゃうんだよ!!」

セリカ「だからといって私たちまで実質巻き添えにすることないじゃない!」

出雲「・・・同感」

スレイ「おいさっさとしないと皆が待ちくたびれているぞフルール。・・・というわけで皆。そしてこのSSを読んでいる
諸君。これからが本番だ。俺の活躍と最強ぶりをしっかりその目に焼き付けるがいい。」

ゲッシュ「・・・全く。分かった分かった。」

フルール「それじゃあスレイ。それにディザスターにロード。準備できた?」

ディザスター『準備なら当に出来ておる。』

ロード『いつでもいいぞ。』

スレイ「俺としてはもっと早くしたかったが前準備が整うまでは行くわけにはいかなかったわけだしな。
フルール。始めてくれ。」

フルール「じゃあいくよー、それー!」

ギュウウウウーーーンッ

ゲッシュ「・・・スレイ君が消えた?」

真紀「フルールもディザスターもロードも消えたわね。」

サイネリア「どこにいったのかしら?」

イリナ「スレイの奴、「俺が消えたらこのリモコンの再生スイッチを押してくれ」と言ってたが・・・
押してみるか。」

ぽちっ

 

フル―ル「やっほー、僕たちが見えるかーい」フリフリ

スレイ「まあ、こうしてドラゴンボールの世界に入るなんざ朝飯前というわけだ」

クリス「スレイっ!?」

アース「お主っ!?」

アリシア「お兄ちゃんっ!?」

アルス「驚いたよ。まさか本当に画面の世界の中に入ってしまうとは・・・」

スレイ「あとは俺が勝手に動くから、リモコンを持っているイリナは『早送り』のボタンを押して最寄のバトルシーンの近くまで移動してほしっ」

イリナ「すっげええよスレイ!!今度はオレも連れていってくれよ!!」

クロウ「しかもちゃんと鳥山先生の絵柄で描かれておるしのう。本当に大したものじゃわい。」

サイネリア「今度は私も連れて行って欲しいわね。例えば「ドラゴンクエスト」の世界とか「ファイナルファンタジー」の世界とか・・・」

スレイ「あー、盛り上がっているところを悪いがいい加減進めてくれないか?初っ端からテンポ悪いぞ?」

イリナ「悪い悪い。で、どこまで進めてほしいんだ?」

スレイ「ああ、界王星に破壊神ビルスがやってくるシーンまで進めてほしいんだ」

ドラグゼス「ん?破壊神?破壊神はスレイ君、君が確かに倒したのではないのかね?」

スレイ「ああ、破壊神シヴァのことか。俺が倒した破壊神シヴァと俺がこれから戦いを挑む破壊神ビルスは
全く別の神格だ。最も破壊と創造を司る神格という意味ではシヴァもビルスも似たような存在だといえるがな。
ついでに説明するとな、この破壊神ビルスって神はやたらに個性的で感情豊かな神様でな、寝起きが悪くて
15年も朝寝坊するは、プリンを食べられたくらいでマジ切れして大暴れするは、間違ってワサビ入り寿司を食べて
辛さで大暴れして周辺の星々を破壊しまくるは、後自分が気に入らなかったという理由でフリーザという宇宙人に
命じて惑星ベジータという星をその星の住民ごと破壊させたという大層気分屋な神様なんだ。とはいえだからといって
邪悪な神様という訳じゃなくてさっきも言った通り破壊と創造を司る本来は神聖な神格らしいがな。」

イリュア「どうでもいいですけど早く進めてくれませんか?」

フェンリル「そうだな。欲望の迷宮でロキと戦う前の長話もそうだったがそうやって長話する割には実際の戦闘はすぐに終わるのだろう?」

スレイ「ああ、話が長くなってしまったな。まあお前たちの前で破壊神ビルスを瞬殺した後一旦そっちに戻るから
とりあえずは俺の華々しいデビュー戦をしっかりと見ておけ。」

アイス王「フェンリル・・・大丈夫であろうな。」

フェンリル「はい、欲望の迷宮の時もロキとヨルムンガルドを瞬殺し、フェンリルをあっさり捕える神器を作った
彼なら恐らく大丈夫かと。」

(界王星)

北の界王(以下界王)「はぁぁ~~~、な、なんでだろうなんでビルス様がここに?」

ビルス「何ででしょうねえ?」

界王「は?は、はわわわわわ・・・・こ、これはこれはビルス様・・・」

悟空(ん?あいつが破壊神ビルス様って奴かぁ・・・確かに只もんじゃなさそうだなあ・・・)

界王「こ、こんなところに・・・わざわざようこそおいでいただきました~~~(苦笑い)」

ビルス「ふあぁぁ~~、久し振りだね、北の界王。」

界王「と、ところで何故ビルス様がこのような処に?」

ビルス「あぁ、ちょっと、そこにいるサイヤ人に用が」

スレイ「よう、完全に滅ぼしに来てやったぞ、破壊神様」

悟空「っ!?」

界王「っっ!!?」

ビルス「おやおや、誰だい君は?しかも僕に向かって「完全に滅ぼしに来た」とは随分なご挨拶だねえ?」

ウィス「大方ビルス様の実力も分からずに「オレッチちょっくら破壊神倒して名声上げてやるぜ~~!」なんて
言って向かってくるいわゆる『DQN』に分類される輩なのでしょう。」

界王「だ、誰だ君は!?というか相手は破壊神様だぞ!!敬語使わんか敬語を!!」

スレイ「敬語?話にならんな。無限を超える多元宇宙全能どころか単一宇宙全能にすら及ばない貧弱な神格風情に
俺が敬語?ならば、こちらこそ言わせてもらおうか?たかが神風情が分相応を知れ」

ビルス「・・・生意気だね君は。それ以前に君はペットをぞろぞろ連れてきているけど・・・ふざけてんの?」

ディザスター『何だと?』

フルール「心外だね・・・たかがこの程度の神格に馬鹿にされるなんて幾ら温厚な僕でも今のはちょっと苛ついたよ?」

ロード『同感だ。』

悟空(い、一瞬で現れた・・・オラにもさっぱり分かんなかったぞ・・・しかし気はほとんど感じられんかった・・・
あいつらもビルス様と同じ「神の気」の持ち主なんか?)

スレイ「おいおい、たかがペットと侮るなよ?このディザスターは下級とはいえ無限を超える世界を、
呼吸するように自然に創造し、惑いは破壊し、惑いは再生する。そんなレベルでさえもほんの入り口に過ぎない
〝真の神”の領域にいる全知全能の邪神〝欲望の邪神”ディザスター、こいつは神獣でありながら通常個体とは
別格の力を持ち、純粋な力は先ほどのディザスターを初めとした下級邪神にすら匹敵する不死鳥の特殊個体〝ロード”
こいつは先ほどのディザスターやロードに匹敵する力を持ち、
世界を渡る力を持った汎次元存在である時空間の歪曲者 時空竜フルールだぞ?俺たちは元々あんたらとは別の世界の
存在だがこのフルールの世界を渡る力で時空間を飛び越え、こうしてこの世界に来たんだからな。
分かるか?こいつらは貴様のような異界の神々風情が見下していい存在じゃないんだよ」

ビルス「ふーん、こいつらはこう見えても僕と同じ神、惑いは神に匹敵する存在なんだー。じゃあ君は僕をこいつらと
戦わせて君は高みの見物かい?」

スレイ「違うな。こいつらはあんたとは戦わない。あんたと戦うのはこの俺だ。」

ビルス「・・・へえ、これは驚いた。じゃあ君はその3体に匹敵する力を持っているというのかい?」

スレイ「匹敵?違うな。俺はこいつらの力を当に凌駕し、ありとあらゆる全ての中で最強の存在であるただの〝人間”だよ」

ビルス「・・・こいつ、頭可笑しいんじゃない?」

界王「待てー!!相手は破壊神ビルス様だぞ!お前のような人間風情が勝てる相手ではない!今すぐビルス様に謝って・・・」

スレイ「・・・それじゃあ、その人間風情の力を分かり易く見せてやろうか?」

告げると同時、スレイは抑え込んでいた力を解放した。

膨れ上がる力、空間をも軋ませる圧力。通常の惑星よりも遥かに頑強な界王星ですら、その力の波動に触れただけで大きく軋む。

ビルス「・・・へえ、ただの馬鹿かと思っていたけど僕に挑むだけあってなかなかの力を持っているようだね。」

スレイ「馬鹿はお前だ。所詮、枠に囚われた力しか発揮し得ない神風情が何をほざく。無限を超えた可能性を持つ人間だからこそ、これだけの力を持てるのさ」

ビルス「ところでさ。さっきから君は僕のことを「単一宇宙全能にすら及ばない貧弱な神風情が―」と馬鹿にしていたけどそこまでいうのなら君は当然
全知全能か何かなのかな人間君?」

スレイ「当然だろう。ちなみに全能といってもただの全知全能じゃないぞ。この俺のペットであるディザスター、フルール、ロード以上の全能になりたければ、外宇宙全知全能より二段階は上の全能、そして俺に関しては外宇宙全知全能より三段階は上の全能にならなければ、力は全く通用しないと思った方がいいぞ?俺の相手をするのなら、たとえ神であっても、せめて、単一世界全能くらいの能力は持たねば、遊びの玩具にもならん。」

ビルス「そうか・・・それじゃあ、そんな全知全能な君に尋ねたいことがあるんだけど、え・・・えっ~と・・・スーパー・・」

ウィス「スーパーサイヤ人ゴットです。」

ビルス「ああ、そうそう。そのスーパーサイヤ人ゴットっていう存在を知っているかね?」

スレイ「ああ、〝識”っているぞ。そもそも俺は〝全知”なのだから〝識”ろうと思えば大体のことはいつでも〝識”ることが出来るしな。」

ビルス「おお、それは話が早い。では早速そのスーパーサイヤ人ゴットのことを・・・」

スレイ「だがそのスーパーサイヤ人ゴットの事を俺は教えてやる必要はないし、貴様がそれを〝識”ることは永遠にないな。
何故なら貴様は俺が瞬殺し、完全に消滅させるからだ。」

ビルス「・・・ナニ?」

スレイ「聞こえなかったのか?「何?」じゃないだろう。俺は元々最強であることを証明するためにわざわざこの世界にやってきたんだからな。
そして貴様を瞬殺し、俺が最強であるための第一歩とさせてもらう。まあ、貴様のような〝真の神”の領域どころか真なる全能にも及ばない神を
倒しても俺としてはつまらないがこの『ドラゴンボール』という作品世界は圧倒的に知名度や人気が高いし、ましてやその世界の中でも
高位の実力者である貴様を倒せば、俺の名声は確実に広くなるのでね。という訳で残念ながら貴様には俺の踏み台になってもらう。」

ビルス「・・・不愉快です。・・・こいつとても不愉快・・・(わなわな)」

界王「ア・・・アワワワワワ・・・・」

ウィス「それではこの愚か者を、今すぐ〝破壊”されますか?」

ビルス「こいつの存在そのものを、いっそのこと丸ごとリニューアルしたほうがいいかもしれないねえ。」

スレイ「俺を〝破壊”するだって?たかが神風情が分をわきまえろ。俺が貴様と戦って決着を付けたなら、そこには俺の勝利しかあり得ない。
何故なら俺が最強であるということは、結果なんて待つまでもなく、最初っから決まっている絶対の真実だからだ」

ビルス「・・・長いこと生きてきたけど、そんなユニークな台詞を聞いたのは初めてだよ。ずいぶん自信家だねぇ。
それともただの、お馬鹿さんなのかな?(怒)」

スレイ「さっきも言っただろう。「馬鹿はお前だ」とな。たかだか単一第7宇宙の破壊神風情が俺に勝つなんざ最初から在り得ないんだよ。
さっきも言ったが俺の相手をするのなら、たとえ神であっても、せめて、単一世界全能くらいの能力は持たねば、遊びの玩具にもならん。」

ビルス「・・・さすが全知全能を名乗るだけあって色々知っているみたいだけどそろそろお痛はそれくらいにしたほうがいいと思うよ?
そうだ、こうしよう。これが最後通告だ。今すぐさっきまでの非礼を詫び、スーパーサイヤ人ゴットのことを教え、この場を立ち去るので
あれば僕も君のことを許して見逃してあげないこともないよ?」

スレイ「立ち去る、ね。わざわざ忠告とは、なんともお優しいことで」

ビルス「僕だって邪悪な神という訳じゃないからね。元々この界王星に来たのも僕の予知夢と予言魚の予言である「39年後に僕にスーパーサイヤ人ゴット
という強敵が現れる」という予言に従ってサイヤ人に会いに来たのが目的だし」

スレイ「ぷっ、くくく、ははははは!!」

ビルス「何がおかしい?(イライラ)」

スレイ「いやはや何とも救いがたい神様だよあんたは。いるじゃないかここに。スーパーサイヤ人ゴットではなく『俺』という
あんたにとって最強最悪の『強敵』が今まさに現れているじゃないか。いや、その表現は適切じゃないか。何せあんたは俺に一瞬で
瞬殺されるんだからあんたにとってはもはや戦うということすら成立しないんだからな。それ以前に『予言』だとか『予知夢』に頼って
いる時点であんたは〝真の神”の領域の入り口にすら立てていない脆弱な神であることを自分の口でベラベラと並べ立てているんだからな。
俺だったら恥ずかしくて自[ピーーー]るねホント。」

ビルス「・・・完全に・・・」

ビルスの口から言葉が紡がれた瞬間、ビルスの体から紫色の妖しいオーラが生ずる。

スレイ「・・・おや?」

ビルス「完全にキレたぞぉぉぉーーーーーー!!!」

スレイ「ようやくその気になったか。まあ、俺としてはいきなり瞬[ピーーー]るという手もあったがそれじゃつまらないからな。
あんたが全力で向かってくるのを俺が叩き潰したほうが力の差を理解してもらいやすいからな。だがもうこれで充分だ。
もうあんたとは〝終わり”にしよう。それじゃあサヨナラ、破壊神サマ?」

言うなり、スレイは加速した。アスラとマーナを構え、突撃するスレイの速度は光速を優に超え、世界の防衛本能が働き、
世界から隔離される。だがそれでもスレイの速度は加速を続け、光速の無限倍の速度すら超越し、時間の束縛を振り切り、
時系列も次元も位相も無視しあらゆる法則から自由となり、全時空間座標、全次元座標、全位相座標のあらゆる方向から
破壊神ビルスの構成要素を素粒子の欠片すら切り刻み完全に消滅させるべく双刀を振るおうとする。
だが次の瞬間、スレイの眼には信じられない光景が映し出されていた。光速の無限倍、無限速すら超え、
速度などという概念を超越したスレイに全く動じることなく、ただそのスレイの顔面に向けて
スレイが全く捉えられない速度で破壊神ビルスの腕が突き出され、スレイの顔面にビルスの掌底が打ち込まれる。

スレイ(・・・なっ!?)

ドゴッ ビューン ドガガガガガガガッ

フルール「ス、スレイッ!?」

ロード『オイッ!?これはどういうことだディザスター!説明しろ!!』

ディザスター『そんなこと我が説明して欲しい位だ!我に聞かれても困る!!』

ビルス「おいおい、僕を瞬[ピーーー]るなんて大口叩いた割には随分弱っちいじゃないか。それとも単にハッタリかましただけなのかね?」

ウィス「ビルス様、予言魚が言っていた「39年後に現れる強敵」というのは本当にあの黒衣の青年なのでしょうか?」

ビルス「ウィス、そんなわけないだろう。あいつ、てんで弱いしこれじゃウォーミングアップにもなりゃしない。予知夢の内容とも全く関係ないしさ」

ディザスター『くっ、おのれぇ!よくも主を!!』

ロード『スレイはやらせん!!』

フルール「あーっ、ちょっと2人とも!!」

ビルス「主の敵討ちかい?結構なことだが少しは僕を楽しませくれよ?」

ディザスター『ぬかせっ!たかが異界の神風情が!!』

その瞬間、ディザスターの〝視線”は破壊神ビルスの方向へ向けられ、ロードの翼が破壊神ビルスの方向へ向けられる。

その時、ディザスターはビルスを〝視”て、ロードが起こした炎の嵐がビルスを中心に巻き起こった。

ディザスターの視線の威力は、無限を遥かに超えた数の宇宙を内包する時空連続体をも軽く消し飛ばし、
ロードが起こした破壊の属性に特化した炎の嵐は、その火の粉のほんの一欠片が触れるだけでも、
無限大熱量すらも容易く焼き尽くし、余波だけでも無限を超える量の虚無と無限を超える数の時空連続体と超時空連続体がただ破壊され、
欠片も残らず焼滅するほどの威力を持つ。
だが次の瞬間、ディザスターとロードの瞳は驚愕で見開かれていた。
ビルスはディザスターの視線の視界に完全に収まっていたのに、ロードの炎は、間違いなくビルスの身体を直接炙っているにもかかわらず、
ビルスには全くダメージを与えられていないどころか、ビルスは表情一つ変えることすらせず、ただ「つまらない」と言いたげな目で
ディザスターとロードを見つめていたのである。

ビルス「まさか今のが君たちの攻撃?僕はてっきり尊敬と敬愛の視線で僕を見たのと僕を暖房で温めたのかと思ったよ。」

ロード『馬鹿な!我が炎は異界の神如きが耐えられるものではないはず!!』

ディザスター『あやつは最上級邪神イグナートか生前の超神ヴェスタに匹敵するほどの力を持つ神格だというのか!?』

ビルス「こんなもんは攻撃とは言わないね。攻撃とは・・・こうするものだ!!」

次の瞬間、一瞬だけビルスの身体から紫色の妖しいオーラが発生したかと思うと、

ビルス「ぬうあああぁぁぁぁーーーーーー!!!」

ビルスの全身から全方位に向けて途方もない無数の数の、そして途方もない威力と破壊力のエネルギー弾が絶え間なく発射され、
ロードが起こした炎の嵐をいとも容易く消し飛ばし消滅させ、更にその勢いは全く衰えることなく、敢えて外したのであろう、
ディザスターとロードの周囲にエネルギー弾が次々と着弾し、もはや視界を確保するのも困難なレベルの大量の土煙を発生させる。
この技は破壊神ビルスの技の一つ「破壊神の逆鱗」である。

ディザスター『くっ・・・奴の居場所が分からん。奴は何処に・・・』

ビルス「ここだよ。」

ディザスター『ッ!?』

ビルスの声が聞こえたと同時に、ビルスの姿はディザスターとロードの間近にあった。

ビルスが自身のすぐ近くにいる、そう認識するよりも先にディザスターとロードには反応不可能な速度でビルスの両腕が伸びたかと思うと
寸分の狂いもなくビルスの両手がディザスターとロード、それぞれの首根っこを確実に捉え、そして、

ビルス「ふんっ!」

ディザスター『ぐおっ!?』

ロード『ぐあっ!?』

ビルスはただ力任せにディザスターとロードを叩き付けるようにぶつけた後、

ビルス「ふっ!」

ディザスター『ぐおおっ!?』

ビルスはディザスターの腹部を狙ってキックを見舞い、蹴り飛ばし、

ビルス「ふっ!」

ロード『ぐああっ!?』

すぐに狙いをロードに定め直した後、ロードの腹部に前蹴りを見舞い、同様に吹き飛ばす。

そして蹴り飛ばされたディザスターとロードは地面に叩き付けられ、戦闘不能になる。

ビルス「ふん、〝真の神”の領域とやらも全然大したことなかったね。それともあの少年が単なるホラ吹きだったのかな?」

フルール「あ・・・あわわわわわわ・・・・」

ビルス「さて、残るはおチビさん、君だけだけどどうする?仲間の仇を取らないのかい?」

フルール「ひ・・・ひい・・・」

スレイ「ま・・・待て・・・」ヨロヨロ

ビルス「おや、僕の一撃を喰らってまだ立ち上がれるんだ?僕としてはもうここで終わらせたいんだけど?」

スレイ「・・・嫌だ」

ビルス「ほう?」

スレイ「嫌だと言っている!だいたい、それだけ手を抜いておいて何を言う!!
そんな事も分からない俺とでも思っているのか!?」

ビルス「よく気付いたね、僕がまだ全然本気を出していないということに。
ちなみに今はまだ全力の一割程度の力しか出していないよ。」

その言葉でスレイは気付いた。こいつは自分を見下してさえいない、と。
どうでもいい、と思われているのだ。
ただ遊んでいるだけ。
そう理解し、思考が灼熱する。
勝利とは、常にスレイと共に在るもの。
いや違う。勝利とは、ただスレイの為だけに存在するもの。
いや、スレイ自身が勝利そのもの。
それがそもそも眼中にすらない。
そのようなことが許されるのか。
いや、許される筈がない。
スレイとしては、これは譲れない点だ。
この神には、せめて一矢報いねばならない。

スレイは既にビルスの周囲一帯。その全時空間座標点、全次元座標点、全位相座標点全てに無限を遥かに超えて偏在した。
当然のように無限を超えたそのスレイ〝達”は、その身体が重なり合うが、幾ら重なり合おうと問題なく、同時に存在していた。
そのスレイの偏在〝達”全てが全く同時に双刀を抜き放ち、光速の無限倍の無限速、いや、速度などという概念を超越したスレイの偏在〝達”全てが
破壊神ビルスの構成要素を素粒子の欠片すら切り刻み完全に消滅させるべく、破壊神ビルスに向かって同時に殺到し、
無限を遥かに超えたスレイの偏在〝達”全てが破壊神ビルスに向けて双刀を揮う。
だがしかしそれは全くの無駄だった。
攻撃〝速度”などというものは超越し、時間あたりの攻撃翌量が無限すら遥かに凌駕したスレイの偏在〝達”全ての連続攻撃を
ビルスは表情を一切変えることなく。いやむしろ余裕の表情すら浮かべながらありとあらゆる全ての攻撃を自身に全く掠らせることすら許すことなく、
ある攻撃は滑らかに身を捻りながら。ある攻撃は軽やかなステップで後退しながら。
スレイの偏在〝達”全ての連続攻撃を飄々とかわしつづける。

スレイ「何故だっ!?何故攻撃が当たらない!?」

ビルス「ふーん、スレイ君は幻術使いなのかな?僕の目には数えきれないほどの数の大量のスレイ君が僕に斬りかかろうとしているように見えるんだけど?」

ウィス「ビルス様、このスレイなる者は〝偏在”なる技法を使用しているようでございます」

ビルス「その〝偏在”って何?幻術の類じゃないの?」

ウィス「えー、広辞苑によると〝偏在”のそもそもの意味は「広くあちこちにゆきわたって存在すること。」と書いてあります。
つまり今ビルス様が戦っていらっしゃる大量のスレイ君全てが全員同じスレイ君そのもの、つまり〝偏在”とは
全く同じ自分自身そのものを複数生産し、自身と一緒に戦う技法だと理解されても問題ないかと。」

ビルス「えっー!?まさか幻術による幻や分身の術の分身や残像とも違うし、人形や影武者や劣化コピーとも違う、
全くのコストや消費なしで自分自身そのものを作れちゃうの!?いいなー、例えば僕が偏在を使えば全く同時に僕自身が
気持ち良く眠ったり、美味しいプリンを食べたり出来ちゃうの!?凄いなー、僕もそんな技欲しいなー。」

ウィス「ほほほ、彼は別世界の人間ですよ?それにこのドラゴンボール世界で〝偏在”なる技法を使える者は今のところ存在しません。
いくらビルス様といえど習得するのはあまり現実的ではないと思いますよ?」

ビルス「ちぇー、ウィスの言う通りだよなー。そんなに世の中都合良くないかー。」

スレイ「くっ!この!!戦闘中によそ見なんて!!」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年10月31日 (土) 11:47:03   ID: 3TR1RC0o

シーカーとか懐かしい感じ(笑)
もっとやれ(笑)

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom