「昔々あるところに、おじいさんと柴田さんが居ました」 (4)


おじいさんは山へ芝刈りに、柴田さんはおじいさんについていきました。


「やっと二人きりになれたね」


柴田さんはおじいさんに迫ります。


「これ柴田なにをする」

「おじいさん、ここは嫌がっていませんよ」

「柴田っ」

「おじいさん」


最初は嫌がっていたおじいさんでしたが、熱い抱擁と蕩けるようなキスに身体が火照ります。

舌を絡ませているうちに身体の力は抜け、柴田さんはおじいさんをそっと、枯葉の上に寝かせました。

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「さあおじいさん」


柴田さんは柴田さんをおじいさんの顔に当てます。


「これが何だか分かりますか」


おじいさんは視線を逸らします。

柴田さんはゆっくりと、おじいさんの唇にそれをあてがいました。


おじいさんは観念して目をつぶりました。


「そう、良い子だ」


おじいさんの唇を割って、熱いカタマリがぬるりと挿入ってきました。

僅かにあたる歯にも、抵抗する力は残っていません。


「ひはは」

「おじいさん」


おじいさんのは涙目になりながらも、懸命に柴田さんを咥えます。

柴田さんはおじいさんに跨って、えも言われぬ征服感に満たされていました。


無慈悲に腰を打ちつけるたびに、喉奥に達した快感が押し寄せてきます。


「おごえあ」

「おじいさん」


そしてとうとう柴田さんは果て、おじいさんの中に欲望をたっぷりと吐き出しました。


「おじいさん」

「柴田……」


二人はまた、お互いをまさぐるようにキスをしました。

舌はもっと深く潜れと喉を突きます。


二人の興奮は最高潮に達しました。

身体の中心は熱く滾って、もう収まりそうもありません。


「おじいさん、柴田は、柴田はもう!」

「よい柴田、このじいに全て捧げよ」

「おじいさん!」

「柴田!!」







夜の月は、全て見ていました。


【完】

おしまいです。見てくれた人ありがとうございました。

これからもノンジャンルで投下していきますので、また見かけたらよろしくお願いします。

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