卯月「戦いたいなー」 (26)

モバマスです。 クレイジーです。

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346プロ ・ダンスレッスン室




卯月「燃えるような戦いがしたいなー」


キュキュと運動靴を踏み鳴らす卯月。


卯月「うーん…………とりゃ!」


可愛らしい気合いと共にスパパパッと鏡に向かって一秒間に3発のジャブを放つ。


???「いいニャー。キレてるニャー」


卯月「あ、みくちゃん」


みく「ねぇ卯月ちゃん私とやるニャ。総選挙第二位のみくと」


卯月「いいんですか!?」

みく「総選挙第二位のみくの相手になるかにゃ!!」


不意討ち。みくの回し蹴りが卯月の顔面を狙う。


卯月「よっと!」


軽くバックステップでかわす卯月。


みく「にゃ!?」


卯月「えーい」


足を掴みそのまま投げ飛ばす卯月。


みく「ニャ~~~~!?」ビタンッ!!


前川みく ・リタイア

李衣菜「みくの仇ッ!!」


李衣菜が突然現れ、殴りかかる。


李衣菜「ロック!!」


卯月がいた床が李衣菜の拳で吹っ飛ぶ。


李衣菜「ロック!! ロック!! ロック!!」


李衣菜が拳を振るうたび部屋の中のあらゆるものが吹っ飛ぶが卯月には当たらない。


李衣菜「ハァ、ハァ、ろ、ロック……」


卯月「準備運動にはなったかなー」


スタミナ切れの李衣菜に卯月が迫る。


李衣菜「ひっ!?」


トンっと李衣菜の眉間を卯月は突くと李衣菜の意識はそこで飛んだ。


卯月「他にいないかなー」

346プロ 廊下



卯月「あ、蘭子ちゃん」


蘭子「戦いの刻、鐘はまだ鳴らん!(ヤバイ、逃げなきゃ!)」


卯月「戦いの……鐘? あ、蘭子ちゃんやる気まんまんですね!」構え&ステップ


蘭子「否、否、否!!」


卯月「いざ、いざ、いざ? 分かりました!」


軽いステップからの跳ぶような突進。


蘭子「因果を断つ!!(いや~来ないで~)」


蘭子腕から黒い炎が溢れ出す。廊下を燃やしながら燃え上がり、炎の壁になる。


卯月「やりますね蘭子ちゃん!でも!」


そのまま突っ込む卯月。頭がアフロになる。


卯月「今度こっちの番ですよぉー!」


卯月のインファイト。一秒間に3発のジャブが蘭子に迫る。


蘭子「クッ!?」


卯月のジャブを両手の掌で全て受け止める蘭子。パチパチパチパチと肉の弾ける音がなる。


卯月「ふふ、ギアを上げますよ~♪」


点のジャブが手数が増し『面』になり『嵐』になる。

蘭子(疾風いっ!?)


『面』の段階まで払うことのできた拳が『嵐』になる頃には裁ききれず蘭子に当たり始める。


音速に近いジャブが蘭子のゴスロリの衣装を切り裂く。袖が破け、肩の部分が破けても卯月はジャブを止めない。


そのうちお腹の部分が破け、可愛いらしい蘭子の『おへそ』が見える。胸の部分まであと少し。頑張れ卯月。

蘭子「きゃっきゃっ、いやぁだもう~」


黒いブラがチラチラが見え出した頃に蘭子が涙目になったので、卯月はそこで拳を止めた。


卯月「ふーなかなかいい戦いでしたね! ありがとうございます」

346プロ噴水前



卯月のアフロがすっかりどうやってセットしてるか分からない髪型に戻ったころ。彼女は現れた。


卯月「あ、未央ちゃん!」


未央「しまむー……」


悲痛な表情の未央は本番のアイドル衣装を着ていた。それだけで彼女なりの覚悟が分かる。


未央「私、しまむーと戦いに来たよ。他の皆は仕事でいない。凛も今日は風邪でお休み。……今しまむーを止められるは私しかいない」

卯月「いいんですか未央ちゃん? 今の私なら楓さんにも勝てそうですよ?」


未央「でも私に勝てるか分からないじゃん!」


未央の体から赤い闘気が溢れる。


未央「いくよ……本田拳!!」


膨れ上がった闘気を弾かせ未央は卯月に迫る。


卯月「よっと」


得意のステップで寸前のとこでかわす。卯月は体のバランスを崩さす避けるのが上手い、今回もカウンターで決めようとするが。

未央「甘いよっ!!」


未央はかわされた瞬間、再び闘気を爆発させ無理矢理勢いを変える。


未央「どおりゃぁぁ!!」


未央の拳が卯月の脇腹に刺さる。吹っ飛ぶ卯月。今日初めてのクリーンヒットである。


未央(どう?!)


卯月「ふふ、いいですね未央ちゃん素敵です。でも言っておきます。さっきまでの私の力はだいたいN+くらいです」


未央「!!?」


卯月「では今度はR+くらいでいきますよ」

そう言った瞬間、卯月の姿が消える。


未央「な!? うわぁっーー」


いきなり真横に現れた卯月は間髪入れず回し蹴りを放つ。


蹴りの勢いのまま346の事務所に突っ込む。壁を二枚破壊し、ようやく止まる。


未央「ぐ、ぐっ……はっ!?」


再び正面に卯月。にっこり笑い右手からエネルギー砲を撃つ。

本田「本田拳3倍っ!!」


前以上の闘気を爆発させ、天井を無視して上空に逃げる未央。


卯月「へー」


未央「ハァハァ、やるしかない例え二度と動けなくても……私がやらないと!」


さらに闘気を高ぶらせる未央。闘気を纏い炎の塊になる。


未央「いくよ……本田拳8倍だーー!!」


大爆発ともに唸りを上げて卯月に迫る。

卯月「SRイベントパワー……」


卯月の戦闘力が急激に膨れ上がらせる。


未央と卯月がぶつかった瞬間、雷鳴のような激しい音が辺りに響く。


互いのオーラがぶつかりあい、事務所をぶっ飛ばす。


未央の拳を拳で受け止める卯月。


未央「ググググッ!!」


苦しそうな未央に対し


卯月「うふふ」


笑顔の卯月。


未央「ほ、本田拳……10倍だぁあああああ!!」

未央の赤い闘気が卯月の拳を押しはじめる。


卯月「!!?」


初めて焦りの顔を見せる卯月。


未央「いっけぇええええっ!!!!」


閃光ともに大爆発。瓦礫が吹っ飛ぶ。


煙の中から未央が疲労困憊ながらも立ち上がる。


卯月は見えない。


未央「ハァハァ、……勝った!!」

パォピュー!!


未央「ああっ!?」


ピンクのエネルギー弾が未央に直撃する。倒れこむ未央。上空にたたずむSR+となった卯月。


卯月「うふ、うふふ、あははは! 最高に燃えましたよ。未央ちゃん最高! 限界以上の力が出せた気がします」


未央(そんな10倍でも勝てないなんて……ごめん、凛、プロデューサー、みんな……地球を守れなかった)


???「諦めるの?」


未央(……だ、れ?)


???「アイドルが諦めたら誰が地球を守るの?」


未央(私には無理だよ、勝てないよ。そもそも私は中途半端なアイドルなんだ。歌もダンスも下手くそな駄目なアイドルなんだ)


???「違うよ、未央ちゃんはアイドルだよ。アイドルに大事なのは歌やダンスじゃない。応援してくれるファンの期待に応えることなんだ」

未央(ファンなんてどこにも……)


???「ほら、見て」


未央の周りを小さな光が囲む。一つ一つの光に未央を応援する人が映る。ガンバレガンバレ。小さな光がまた一つ増える、その光からも未央を応援する声がする。


未央の瞳に大粒の涙が溢れる。涙を拭う未央。



「ありがとう皆!私……頑張る!!」


立ち上がる未央の姿を見て一人の少女が優しく頷く。


ドカーン!!

卯月「何ですか?!」


地上から強い光が放たれる。その真ん中にシンデレラのドレスを身に纏う本田未央の姿があった。


未央「しまむー。暴力の時間は終わりだよ。普通のアイドルに戻るんだ」


卯月「うふふ、いいですよ。未央ちゃんが私を満足させてくれれば!!」


空が落ちてきたような特大のエネルギーの塊が卯月から放たれる。

未央「えいっ!」


未央は手をかざすと特大エネルギー弾をみるみる吸収する。


卯月「えっ!?」


未央「いっくよー!!元に戻れぇええええ!!!!」


ドレスが輝き出し周りの景色、事務所が元の形に戻っていく。


卯月「うわぁ~~~~」


輝きは卯月も取り込んでいきそしてーー



凛「おはよ。未央、卯月」


卯月「おはよう凛ちゃん!」


未央「おはようしぶりん!」


凛「聞いたよ、卯月がまた大暴れしたんだって? ……でもその割にはなんか被害が少ないんだけど?」


卯月「それがですねー私にも分かんないですよね~」


凛「あれ未央、手首にリボン巻いてどうしたの? まゆの真似?」


未央「ちょっとね。伝説のアイドルからのプレゼント……かな?」


凛卯月「?」




終わり

ちゃんと読み直したもつもりでも誤字る。
そんな時もある。悔しいけど。

今度は出てきてないキャラこういう話やりたいです。

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