海未「小説を書きましょう」 (33)


穂乃果「海未ちゃんが書くの!?」


海未「みんなで書くのです、面白可笑しく」


ことり「けどまた急だね?」


海未「私の中で閃いたことがあるのです」


穂乃果「ふ~ん? まあいいや、みんな呼ぶね」


……。


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海未「皆さんに集まってもらったのは他でもありません」


穂乃果「みんなで小説書くんだって~」


海未「それは私が言う台詞ですよっ!」


にこ「登場人物とかきまってんの?」


海未「それは皆さんです、もちろん私も含めて」


絵里「私達が登場人物? ちょっと嬉しいわね」


真姫「内容はどうするのよ」


海未「それは皆さん次第です」


花陽「どういうことかな?」


海未「…リレー形式で文章を作成していくんですよ」


海未「どうです?」


凛「おもしろそうだにゃー!」


にこ(主役は貰ったわ!!)


希「おもしろそうやね、リレー小説ってやつ?」


ことり「大まかな流れとかは考えなくて良いのかな?」


海未「ぶっつけやっつけです」


海未「それでは始めましょう、私からです」




(※文章の後の名前はそのメンバーが考えた文です)


それはとても暗い夜の出来事でした。

平凡な日常を送る女子高生…高坂穂乃果

彼女の身にこれからとんでもない事が起ころうとしていた。

穂乃果『なんだかいつもより周りが暗いや』(海未)




海未「次のかたどうぞ、順番はありませんのでどんどん考えて発表してください」


希「連続で言うのは無しなん?」


海未「無しです」


穂乃果「おおっ! 穂乃果が主役だね!」


にこ(そうはさせないわ!)



暗い夜道の先を見ると前方から宇宙No.1アイドル矢澤にこが歩いてきた。

にこ『あら穂乃果じゃない、あんたはいつも地味ね?』

にこ『そんなだから今日は暗いのよ、みてなさい』

にこ『にっこにっこにー!』

いつのまにか月明かりで照らされ、とても綺麗な夜空が見えるようになった

穂乃果『やっぱり穂乃果には主役は向いてないや』(にこ)



にこ(ふ、これで主役はにこのものよ)


花陽「ほ、穂乃果ちゃん主役降板の危機…」

真姫「ちょっと小賢しいわね、にこちゃん」

ことり「穂乃果ちゃんかわいそう…」





にこ『ところで見てくれない? 私のパンツ』

そういってにこはスカートをたくし上げた(希)





にこ「ちょっ! 希!?」

希(この企画のおもしろさわかっちゃった♪)

絵里「大胆ね…にこ」


穂乃果『へ、変態…! 近寄らないで!』

いきなり見たくもないパンツを見せられた穂乃果は

涙目になりながら逃げようとする(凛)




凛「これは必然…必然なことにゃ…」


にこ「りーーんーー!?」


花陽「り、凛ちゃん?」


パンツを見せながら追いかける矢澤にこ

彼女はまだ気づいていなかった…

電柱の影から西木野真姫に監視されているのをっ!!

真姫『にこちゃんのイチゴパンツ…ハァハァ』(ことり)



真姫「ヴェエエ!? ことりぃ!」


ことり「えへへ」


希(ことりちゃんも楽しみ方気づいたみたいやね…)


穂乃果「ちょっと怖い…」


海未(そう…この企画…)


希・海未(いかに他の人を堕落させれるかっ!!!)



にこが穂乃果を捕まえた。

穂乃果「た、たすけて…だれかぁっ!」

声を荒げる穂乃果を無視して遂に、にこは穂乃果のスカートに手を掛けた

その瞬間、にこは腕を掴まれる。

絵里『そこまでよ、にこ』

絵里『穂乃果…、助けに来たわ』(絵里)


穂乃果「絵里ちゃんっ!ありがとう!」


絵里「ふふ、当然よ」


花陽(すごいドヤ顔だぁ…!)


にこ(よしっ、でかしたわ絵里!)



絢瀬絵里

彼女の冷静な判断を前にしてにこは正気を取り戻した

にこ「……っ、今日は帰るわ…ごめんなさい穂乃果」

足早ににこは姿を消した。(にこ)


にこ「これ以上たえられんない…」


真姫「上手く逃げたわね」


凛「ちょっと可哀想な扱いだったね、にこちゃん」



穂乃果『よかった、絵里ちゃんが来てくれて…』

穂乃果『ねえ、よかったら今日穂乃果のお家にきてよ?』

穂乃果は絵里を自分の家へと誘った

絵里『急な話ね…穂乃果がいいならいくけれど』(穂乃果)


穂乃果「お泊りしようよぉ絵里ちゃん!」


絵里「嬉しいわ、穂乃果!」


海未(絵里が穂乃果に気に入られてしまいますっ! どうすればっ)



穂乃果『もちろんだよ! 絵里ちゃんなら大歓迎』

絵里『じゃあさっそく行きましょう、私達のユメノトビラへ』(花陽)


花陽「こうですっ!」キマシタワー

海未(花陽おおおっ!?!??!?)

絵里「ハラショーよ、花陽!」

海未(まさかここで花陽が助太刀するとは…)



ガチャ

海未『お帰りなさい、穂乃果』

穂乃果『えっ!? 海未ちゃん!』

扉を開けた先には穂乃果の幼馴染、園田海未がいました。

海未『待ちくたびれましたよ?』(真姫)


真姫(にこちゃん、復讐の時よ)チラッ


にこ(チャチャチャチャーーンス!)


海未(これはまずいですね…!)


凛「なんか海未ちゃんストーカーっぽ~い」



海未『絵里と二人仲良くお泊りですか』

海未『私を差し置いてなかよしこよし…いい度胸ですね、絵里』

絵里『ハラショー…』

海未『許せません…許せません!』

怒りを露にする海未、手に握られていたのはスタンガン。(にこ)


花陽「ええええっ、スタンガンモッチャウノ!?」


絵里「狂気に満ちてるわね海未…」


海未「っく…!」



バチチチチ

威嚇するようにスタンガンを鳴らす。

恐怖のあまりに涙を浮かべる絵里と穂乃果

海未『覚悟してください!! 絵里ぃ!!!』

絵里へと向かって行く園田海未

今の彼女には穂乃果をたぶらかした相手を駆逐することしか考えていなかった(凛)


絵里「ちょっと、私もう退場!?」


ことり(凛ちゃんは楽しければ良いって感じかなぁ?)


真姫(絵里には悪いけど退場してもらう方向で)



壁を背にしりもちをつく絵里を目前に海未は立ち止まった

海未『…ぱ、ぱ…ぱ…!』

穂乃果『う、、海未ちゃん…?』

安堵する穂乃果。

海未『パンツがみえています!!! ヒャッハーー!』(希)


希「こうすればええんやろ?」ニコッ


海未(希いいいいぃぃぃ!)


穂乃果「こんなときにまで…うわあ…」


真姫「気持ち悪ぅい」クルクル


にこ「とんだ変態ね」


海未「ぐぬぬぬぬ」


穂乃果『海未ちゃん…さいってー!!』

海未『ほ、穂乃果!!』

穂乃果『信じてたのに酷い! すぐ人のパンツ見る!!』

海未『やめてください! そんなつもりはありませんでした!!』

穂乃果『どうせ今も穂乃果のパンツみたいくてうずうずしてるんでしょ…』

海未『穂乃果…?』(ことり)



希(ことりちゃんもやるなあ)


にこ「まるで昼ドラね…」


海未(Sッ気穂乃果ですか…いいですね)


絵里「もしかして、私助かる?」


希「絵里ち、もうその流れおわっとるで」


絵里「え?」


希(今は海未ちゃんがターゲットや)



海未『落ち着いてください! 下心はありません!』

海未『ただ、破廉恥だと注意しようとしただけです!』

少しずつ近づいてくる穂乃果を恐れ、言い訳を放つ園田海未

それも虚しく、彼女には届かない。

先ほどの驚きで落としてしまったスタンガンを何者かが拾った

ことり『2人とも楽しそうなことしてるね♪』(花陽)



ことり「チュン!?!?!」


花陽「えへへ、やっぱり2年生みんなでないとなって思って♪」


凛「さすがかよちんだにゃ~」


絵里「ねえ、私どこいったの?」


希(2年生の空間を作る為に犠牲になったんやで?)


希(2年生の犠牲…その犠牲の犠牲に…)


穂乃果『こ、ことりちゃん…』

ことり『こんな物騒なものは、ポイッ!』

ことり『ところでパンツがどうとかって…?』

穂乃果『そうだよ! 海未ちゃんが……ね?』

穂乃果『こ、ことりちゃん?』

ガサゴソガサゴソ

海未『ことり…何をしているんですか!』

ことり『ことり…ずーっと見てたんだぁ』

海未『それは…小型監視カメラ…?』

彼女は穂乃果の部屋をいたる角度から盗撮していたのであった(真姫)


真姫(お返しよ、ことり!)


穂乃果「ことりちゃん、もしかして実際にも…」


ことり「そ、そそそそんなことしてないよ!!安心して!!」


海未(なんとか私の流れが終わりましたね、でも油断できません…ここは…)




海未『ところで私のパンツを見ませんか?』(希)




海未(希いいいいいいいいいぃぃぃ!!!!)


希(海未ちゃんおもしろっ♪)ニヤニヤ


穂乃果「海未ちゃん本当パンツばっか!!」


海未「違うんです! 誤解です!」




穂乃果『やっぱりっっ! この変態!』(穂乃果)



海未「ちょっ、穂乃果ぁ…」


穂乃果「ふ~んだ!」


にこ「まあ、小説だし?」




海未『どうです? 私の太腿、そしてなによりこのパンツ』

じょじょに自分のパンツを強調しながら穂乃果とことりに近づく海未

そんな彼女の前に立ちはだかったのは、絢瀬絵里

絵里『みとめられないわぁ!』(絵里)



絵里(ふふっ…正義のヒーローってところね)


凛(自分で登場させちゃうんだ…)



ドヤ顔で自分を否定してきた相手に海未は恐れをなすと同時に動揺を隠せなかった

彼女には敵わないそう思った海未は悔し涙を流しながら部屋から出て行く。

絵里『さあ穂乃果、さっきの続きをしましょう』(花陽)



真姫「花陽はさっきから絵里のこと書くわね?」


花陽「気にしないで!」


ことり(むううう)



ことり『穂乃果ちゃんはことりと続きしたいもんね?』

急な話をふっかけた絵里に対抗することり

彼女も、穂乃果を狙っているのだ。(ことり)



穂乃果「ことりちゃんも絵里ちゃんも何を争おうとしてるの?」


希「よくわからんままでええんやで」


穂乃果「そっか~」



ことり『絵里ちゃんなんてついこの前知り合ったばっかでしょう!?』

絵里『ことりでも知らない穂乃果のかわいさしってるチカァ!』

穂乃果を間に挟んで向かい合い、言い合いをしている絵里とことり。

緊迫した空気に、ドアの陰から見守っていた海未は自然とスカートを下ろした。(希)



海未「どんだけパンツに拘るんですかぁ!! 希ぃ!」


希「だって、海未ちゃん退場しそうだったやん」


海未「だからってパンツに絡めなくてもいいじゃないですか!」


凛(やりかたがひどすぎるにゃ)


真姫(海未、涙目になってる…)

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