達也（確かに前から結構褒められてはいたが…最近は特に異常だ）ｽﾀｽﾀ

深雪「さすがはお兄様です！」

レオ「廊下を歩くだって！？」

七草「聞いたことがあるわ…毎年廊下を走る小学生が絶えないって…」

渡辺「そんなガキに流されずにちゃんと廊下を歩いて移動するなんて…やはり天才か」

バス女「なかなかできることじゃないよ」

達也（ええい！幼児じゃないんだぞ俺は！）

達也（とにかくここまで褒められるともはや煽りにしか聞こえない…！）

達也（奇行を繰り返して皆に俺を失望させるしかない…！）

ホテル
パーティールーム

ｻﾞﾜｻﾞﾜ ｻｽｵﾆ！ｻｽｵﾆ！ｻｽｵﾆ！

達也（今日は月に一度の「お兄様の偉業を讃える会」だ…ここで皆を失望させる…）

ｶﾞﾗｯ

深雪「あ、お兄様！おそ…」

達也「待たせたな」

全員『…………………』

達也（どうだ…パーティーにタンクトップとモモヒキで来てやったぞ…これで皆ドン引き…）

深雪「流石お兄様です！」

達也「えっ」

レオ「タンクトップだって！？」

七草「聞いたことがあるわ…ワイルドさを強調させる人類の英知の結晶だって…！」

渡辺「それに加えモモヒキで逞しいイチモツを強調するなんて…やはり天才か」

バス女「なかなかできることじゃないよ」

達也「…た、たまたまですよ！」ﾎﾞﾛﾝ

ﾄﾞｯ！
ﾜﾊﾊﾊ

達也（クソ…これで喜ぶなんて…逆にこっちがドン引きしたぞ…）

達也（だがまだ手はあるんだ…ﾌﾌﾌ）

深雪「えーでは恒例のお兄様ビンゴを開催しまーす！」

ｵｵｵｵｵｵｵ

達也（今だ…！）

達也「オイこら！お前たち！」

達也「もう余興はおしまいだ！さー今から楽しいビンゴ大会の始まり始まり〜！」ﾎﾞﾛﾝ、ﾀｯﾀｶｯﾀﾀﾝ、ﾋﾞﾝｺﾞ！

達也「地球はたのしいっ、とっこっろっだっよ！ご、は、ん、も、お、い、し、い楽しいビンゴ！楽しいビンゴ！！ｱｳｯ！！」ﾌﾞﾙﾝﾌﾞﾙﾝ

ｼｰﾝ…

達也（どうだ…鏡の前で3時間練習したんだ！これなら完璧深雪「さすがはお兄様です！」

レオ「ビンゴダンスだって！？」

七草「聞いたことがあるわ…誇り高き惑星ベジータの王子、ベジータが破壊神ビルスの怒りを静め家族を守るためにプライドを捨て去って踊ったダンスだって…！」

渡辺「しかも逞しいイチモツを強調させるなんて…やはり天才か」

バス女「なかなかできることじゃないよ」

達也（………………万策尽きた）

達也（かくなる上は…かくなる上は…！）

達也「いい加減にしろよお前らぁっ！！
」

ｻﾞﾜｧｯ

達也「お前らいちいちいちいち褒めて褒めちぎりやがって！！どんだけ俺がイライラすると思ってんだ！！次褒めたらマテバるからなぁっ！！！ 」

深雪「…………」


達也「雑魚が！」ｶｧｰｯ、ﾍﾟｯ







深雪「さす……おに……」

レオ「さす…おに…」

七草「さす…おに…」

渡辺「さす…おに…」

バス女「なかなかできることじゃないよ」

ｻｽｵﾆ！ｻｽｵﾆ！ｻｽｵﾆ！ｻｽｵﾆ!ｻｽｵﾆ！ｻｽｵﾆ！ｻｽｵﾆ！ｻｽｵﾆ!ｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆｻｽｵﾆ

達也「う、うわぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！」

達也（………ハッ！）ｶﾞﾊﾞｯ

達也（ゆ、夢か…良かった…）

深雪「ん…？お兄様、はやいですね…」

達也「あ、あぁ…」

達也（良かった…別の言葉を喋った…）

深雪「しかしこんなにはやく起きられるなんて…」







深雪「さすがはお兄様ですね」





達也「う、わ、うわぁぁあっぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！」



ﾁｭﾄﾞｰﾝ

End