バルクホルン「また皿を割ってしまった」エイラ「今日は最悪な1日になりそうだゾ」 (42)


パリン

ルッキーニ「あー!大尉がまた割ったー!」

ハルトマン「もうやめなって。これ以上割ると宮藤が怒るよ?」

バルクホルン「私だって好きで皿を割ってはいない!洗うのに必要な力加減がまだ慣れていないだけだ」

ハルトマン「はいはいそうだね。怪力のトゥルーデだから仕方がないね」

バルクホルン「なんだと?次言ったらデコピンだからな」

ハルトマン「いやそれ私死ぬから。いまの宮藤でも流石に蘇生はできないよ」

バルクホルン「くそっ…今日は厄日だ。なぜこんな状態になったんだ……」

ハルトマン「ほんと不思議だよねー」



「「魔法力が使い放題で固有魔法がダダ漏れだなんて」」


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早朝

海岸沿い

坂本「烈風斬!」ズバババーーーーン!


坂本「む?体に疲れがない。今日は調子がいいのか?なら……」

坂本「烈風斬!烈風斬!れっっっぷぅぅぅざん!」ズババババーーーーーン!



坂本「…ミーナに報告しておこう。私はまだ戦えるとな」

トコトコトコ……

いつもと違って急降下爆撃機じゃなくてゆっくり日日をまたいで完結させる予定。
5日後には完結させてみせるつもり(´・ω・`)


同時刻

執務室


ミーナ「ん~…また作業中に寝てしまったのね……」ヒュィーン ピコ


レップウザン!!ズババーーン


ミーナ「また美緒ね。サーニャさんが帰投してまだ時間が経ってないのに…注意しておこうかしら」

ミーナ「あら?いつの間に使い魔を憑依させたのかしら?」ツンツン

ミーナ「少し休めば元に戻るでしょう。タイマーを30分後にセットして…おやすみ美緒……」Zzz


同時刻

シャーリー&ルッキーニ部屋


シャーリー「暑い。暑いぞぉぉ」ゴロゴロ ヒュィーン ピコ

シャーリー「るっきーにぃ。起きてるかー?この部屋暑くないかぁ?窓開けてくれー」

ルッキーニ「暑くないよー。でも窓開けてあげるねー」

バタン

シャーリー「風きたぁ…これで快適空間に早変わりだ」ゴロゴロ

ルッキーニ「別に暑くないけどなぁ…私もそっち行っていい?」

シャーリー「いいけど私…汗かいてるぞ?」

ルッキーニ「んー。シャーリーだから別にいいや!」



テテテ ピト


シャーリー「おぉえぃや熱っちい!ルッキーニの身体すっげぇ熱いぞ!大丈夫なのか?」

ルッキーニ「ンジュ。私はいつもと変わらないよ?シャーリー火傷した?」

シャーリー「すこしヒリヒリするな。早朝で悪いが宮藤に見てもらおう」

ルッキーニ「ウジュワァ。ごめんねシャーリー」

シャーリー「気にすんなって。それよりルッキーニ。いつの間に使い魔を憑依させたんだ…って私もか」

ルッキーニ「私もわかんない。起きたらこうなってた」

シャーリー「ふーん。まぁ寝てりゃあそのうち収まるか」


キィ パタン


同時刻

バルクホルン&ハルトマン部屋


バルクホルン「ふぁぁ…」ヒュィーン ピコ

バルクホルン「んっ!今日もいい朝だ。今日は私とハルトマンが朝食当番だったな…こいつも手伝わせるか。火の当番くらいはできるだろう」

バルクホルン「起きろハルトマン!朝食を作りに行くぞ!」

ハルトマン「ん~。あと20分」ヒュィーン ピコ

バルクホルン「そうか。今起きないのならおまえの朝食は無しだ。それでいいのか?」

ハルトマン「横暴だよとぅるーでぇ。あと5分待ってぇ」ゴロゴロ

バルクホルン「今日はやけに素直だな…それにしてもよくゴロつけるスペースを見つけられるものだ」


ハルトマン「もうちょっとで再起動が終わるから…あ!アップデートがあるみたい!」

バルクホルン「っ!先に行っているぞ!来なかったら飯は無しだ!」


バキッ


バルクホルン「………」

ハルトマン「見事に取っ手が壊れたね。そんなに怒った?」

バルクホルン「いや怒ってない。どういうことだこれは」

ハルトマン「さぁね。自分の頭に聞いてみれば?」

バルクホルン「頭…いつの間に憑依したんだ?ハルトマンはなにか異常はないか?」

ハルトマン「私も憑依されてるよ。頭を掻こうと思ったらダックスの耳が。ほら」ファサッ

バルクホルン「確かにあるな。朝食とミーナへ報告どちらを優先すべきだろうか」

ハルトマン「朝食を優先でいいんじゃないの?報告って言ったってどう説明するのさ」

バルクホルン「破損箇所の報告だけでもしておこう。ハルトマンは鍋に火をかけておいてくれ。すぐ行く」

ハルトマン「了解」



バキ ゴトン


同時刻

宮藤&リーネ&ペリーヌ部屋


レッッップゥゥゥザァァン!


ペリーヌ「はっ!寝坊ですわ!」ガバッ

ペリーヌ「宮藤さんは…寝てますわね」ヒュィーン ピコ

ペリーヌ「リーネさんも……。今日の炊事はバルクホルン大尉とハルトマン中尉ですので起床時刻にはまだ余裕が……」パリパリ

ペリーヌ「今日は髪の調子が悪いのか纏まりませんわ……。いつも通りの少佐ならこの後は汗を流すはずですから私も髪を水に浸して髪を落ち着かせますわ」パリパリ


キィ パタン


コンコン ミヤフジオキテルカ?


宮藤「んぁ~…誰ですかぁ?」ヒュィーン ピコ

ワタシダ。チリョウシテクレナイカ?

宮藤「…シャーリーさん!いま開けますね」

カチャ バチッッ

宮藤「痛ったぁぁい」ヒリヒリ

リーネ「…どうしたの芳佳ちゃん」ヒュィーン ピコ

宮藤「おはようリーネちゃん。取っ手を掴んだら静電気がビリッってきたの」

リーネ「おはよう芳佳ちゃん。取っ手は鉄製だからね。外に誰かいるの?」

宮藤「そうだった!鍵は空いてますからどうぞー」


カチャ


シャーリー「すまない宮藤。おなかに火傷しちまった。治療してくれ」ペラッ

宮藤「腹部ですね。また魔導エンジンのテストですか?」パァァ

シャーリー「不思議なことにルッキーニの魔力が暴走していてな。抱きつかれたら火傷しちまった」ヒリヒリ

宮藤「固有魔法って使い方間違えば危ないですもんね。もう大丈夫です」パァァ

シャーリー「サンキュー宮藤。もういいぞ」

宮藤「…シャーリーさん!私…わたしも……!」パァァ

シャーリー「おいおいまさか……」

宮藤「とまりません!どうすればいいですか!?」パァァ

シャーリー「宮藤は魔法力のストックが多いってわかっているけど…このペースだと危険だ。中佐か少佐に報告しに行くぞ」

宮藤「はい!…私どうなっちゃうんでしょうか」パァァ

シャーリー「うまく静まればそれでいいけど最悪気絶させるな。意識がなければ自然と憑依が解けるからそうするしかない」

宮藤「…行きましょう。覚悟は出来ました!」

シャーリー「途中でルッキーニを拾うぞ。風呂場で冷やしているはずだ」

宮藤「ルッキーニちゃんも大変ですね……」


キィ…パタン


リーネ「…え?」


エイラ&サーニャ部屋


エイラ「すぅ……」Zzz

サーニャ「んむぅ……」Zzz


執務室


ミーナ「つまりこういうことね……」

ミーナ「ここにいる全員と滑走路で待機している3人が朝起きたら使い魔に半強制的に憑依して固有魔法及び魔力が強制的に排出されてる。と」

坂本「そういうことになるな」

ミーナ「現状もっとも危険視されているのがルッキーニさんとペリーヌさんとフラウで…宮藤さんとトゥルーデは暴走しているものの、本人の注意でまだどうにかなる範囲ね」

バルクホルン「私とリベリアンは身体能力の向上で少佐は魔眼。ミーナとサーニャは空間認識。エイラも感知系だから大事にはならないと思う」

シャーリー「まぁ一番怖いのは、無駄に魔力を放出してネウロイが来た時全員空でしたっていうことですけどね」



バルクホルン「あの3人は自分の力を制御できていない。下手に近づいたら無事じゃすまないぞ」

ミーナ「というと?」

坂本「風呂でルッキーニの背中を流そうと思ったら凄い熱気で近寄りづらかったな。ペリーヌに関しては風呂場に電気という最悪の組み合わせで意識が持っていかれそうになった」

バルクホルン「ハルトマンは最初調理場の火を消す程度の風を吹かしていたがいまではかまいたちのような突風を不定期に発している。私もさっき喰らいかけた」

ミーナ「下手に隔離するより発散させて気絶を待ったほうが良さそうね」

坂本「食事は宮藤とリーネに代わってもらうとして…現状出撃できるのは3人を抜かした8人。夜間を除いて6人か……」

ミーナ「坂本少佐には出撃許可は出せません。基地で待っていてください」

坂本「私も戦うさ。いまならシールドが出せるからな」ペカー

ミーナ「なんですって……」


坂本「となると戦術も大きく変える必要があるな。私は自室に篭る。食事の件は私が伝えておこう。なにかあったら戸を叩いてくれ」


キィ パタン


ミーナ「…対策を考えましょう」

バルクホルン「少佐はいいのか?」

ミーナ「ああいう状態になった美緒はもうダメよ。それよりもあの3人の対策を考えましょう。このままだと基地運営が崩壊するわ」

シャーリー「んー。ペリーヌだけならどうにかなるかもしれません」

ミーナ「続けて」

シャーリー「私の部屋と格納庫と基地にいる作業員に聞いて再利用可能なバッテリーを集めてバッテリーに充電させればどうにかなるかもしれません」

バルクホルン「いい案だがペリーヌがバッテリーに再充填させる技術を持っているかどうかが鍵になるな」

シャーリー「再充填に技術が必要なのかはさておきペリーヌに関してはそれしかないですよ。無駄に放電して電気回路を壊されたらそれこそ基地運営は崩壊しますよ」

ミーナ「そうね…トゥルーデはなにかある?」

バルクホルン「正直なところなにもない。だがハルトマンならもう少しすれば制御できると思うぞ。アレでも空では自由自在に風を操り、時に追い風。時に上昇気流。極めつけに疾風〈シュトゥルム〉を発動させているからな。期待してもいいと思う」


ミーナ「どちらも本人の技術頼りね…ルッキーニさんに関しては…私のほうじゃ思いつかないわ」

シャーリー「電気と風自体本人達はよく使いますけどルッキーニに関しては直接使いませんからね。使うとしても突撃時に多重シールドを熱に換算させて突っ込むだけですからこれといって使うわけでもありませんし」

バルクホルン「使用頻度の問題ではないと思うが…冷水に浸かるくらいしか思いつかない」

シャーリー「ルッキーニ自体は自分の熱が分かっていないらしく怠いとか熱いとか感じておらずいつも通りらしいです」


ミーナ「とりあえずルッキーニさんのことはあとで考えましょう。ふたりは大丈夫なの?」


バルクホルン「私はドアを片側破壊してしまっただけだ。そのためノックと扉の開閉に抵抗感があるだけだな」

シャーリー「私は特に。いつもより歩くのが早いかなーってことくらいです」

ミーナ「美緒は…直接は聞いていないけど〝いつもより遠くが良く見える〟程度でしょうね」

バルクホルン「ミーナはどうなんだ?」

ミーナ「私はみんなの行動が常に監視できているってくらいかしら。これでも脳処理に負担がかかっているから執務を中断せざるおえない状況ね」

シャーリー「宮藤は相変わらずほんわか光ってますし、リーネは外に向かってした自分のくしゃみが海へまっすぐ進んでいって俯いていましたよ」

バルクホルン「滑走路から全力ダッシュで海へ身体を放り出したらストライカー無しで空を飛べるのか?」

シャーリー「いや自分の放った弾限定だと思うからそれは無理だと思うぞ」

バルクホルン「固有魔法とは言えどいろいろあるからな」


ミーナ「…とりあえずルッキーニさんに関しては1日休暇。明日以降は解決策が見つかり次第決行。いいですね?」

バルクホルン「了解した」

シャーリー「了解っと」

ミーナ「では解散」

バルクホルン「………」

シャーリー「ん?どうしたんだバルクホルン」

バルクホルン「開けてくれ。私ではまた壊しそうだ」

シャーリー「へいへい。緊急事態だから協力しなきゃってね」

バルクホルン「すまない」


キィ パタン


ミーナ「…フラウが動いた?」


(´・ω・`)今日はここまで。アデュー

すまぬいま警察沙汰になってるから更新遅れる
月曜日に投下するお


少し前

滑走路


ハルトマン「ペリーヌー!聞こえるー?」

ペリーヌ「なんですのー?」

ハルトマン「そっちに風行ってるー?」

ペリーヌ「来てましてよー」

ハルトマン「わかったー。ルッキーニー!」

ルッキーニ「はーい!」

ハルトマン「そっちはー?」

ルッキーニ「こなーい」

ハルトマン「んー!てやー!」

ルッキーニ「きたー!」

ハルトマン「おっけーおっけー!」


ペリーヌ「ハルトマンちゅういー!いきましてよー!」

ハルトマン「いつでもいいよー!」

ペリーヌ「トネール!」ビリッ

ハルトマン「んおぉ!」ビリッ

ペリーヌ「どうですのー?」

ハルトマン「これ以上は流石に死ぬー!」

ペリーヌ「わかりましてよー」


ルッキーニ「うじゅー!ペリーヌいくよー!」

ペリーヌ「いいですわよー!」

トコトコ
  トコトコ
    トコトコ

ペリーヌ「熱ッ…限界ですわ!」

ハルトマン「んー。目視10Mってとこかな。これで全員のテリトリーがわかったかな」

ルッキーニ「これからどうするのー?」

ハルトマン「現状待機―!はぁ…大声出すのって疲れるんだよね……」


ハルトマン「ペリーヌは電気だからうまくどこかへ流せるといいんだけど…ルッキーニは熱というより熱風が強いかな。熱風…風?」

ハルトマン「いいこと思いついた」


ハンガー

シャーリー「バッテリー貸してくれてありがとなー。用事が終わったらここに置いておくからなー」

整備員s「おう!ミーナ中佐にバレないようにしろよ!」

整備員s「なにかできたら見せてくれよな」

シャーリー「あはは。それじゃ」



整備員s「さて…次はなにを作るんだか」

整備員s「バッテリーを使うんだからなにか大掛かりなものだろう」

整備員s「「俺達には関係ないけどな!はっはっはっ!」」


滑走路

シャーリー「おーい!ペリーヌ!」

タッタッタッ

ペリーヌ「それ以上近づかないでくださいましっ!」キリッ

シャーリー「おっと…これ以上行くと射程圏内ってわけね…了解」



ペリーヌ「どうかしましたの?」

シャーリー「ペリーヌ対策にバッテリーを用意した!いま台車に乗せてそっちに滑らすから怪我しないように受け取ってくれ」

ペリーヌ「わかりましたわ」


ペリーヌ「受け取りましたわ。それでどうすれば?」

シャーリー「そのふたつの突起に触れていれば電気はバッテリーに流れると思う。どうだ?」



ペリーヌ「指先に魔法力が集まっている感覚はします。ですがよくわかりませんわ」

シャーリー「そうか…バッテリーが溜まったら大声を出してくれ。すぐ駆けつける」

ペリーヌ「わかりましたわ」

シャーリー「ところでハルトマンとルッキーニは?」

ペリーヌ「ハルトマン中尉がなにか秘策を思いついたらしく滑走路の先端でなにかしてましてよ」

シャーリー「了解。ちょっと見てくる」

ペリーヌ「ハルトマン中尉は5M。ルッキーニさんは10M以内に近寄ってはダメですわ」

シャーリー「5Mに10Mね。まぁなんとかなるさ」

タッタッタッ



ペリーヌ「速いですわね…忘れていましたけどシャーリー大尉も暴走中でしたわ」

ペリーヌ「バッテリー…!私の電気を基地運営に回せば……。ダメですわ。私の電力じゃ強すぎで壊しかねませんわ…はぁ」


滑走路先端

シャーリー「おーいハルトマン!ルッキーニ!そんなに近づいて大丈夫か?」

ハルトマン「シャーリーじゃん。とりあえずルッキーニの周囲に漂う熱風を私の力で拡散させているからいまのとこセーフ。触ったらアウトだけど」

シャーリー「もう使いこなせているのか…堅物が聞いたら泣いて喜ぶぞ」

ハルトマン「私はほかの人と違って使い慣れているからね。それよりもシャーリー。私気になったんだけど」

シャーリー「気になった?どんなことだ?」

ハルトマン「魔法力が減っている感覚ある?私は結構使っているイメージはあるけど疲労どころかむしろ絶好調なんだよね」

ルッキーニ「私も疲れてないよ!」

シャーリー「…そういえばそうだな。このことは中佐に報告したほうがいいよな」

ハルトマン「ミーナも薄々気づいていると思うけど一応報告しておいて。私はルッキーニの熱風の制御で手がいっぱいだから」

シャーリー「了解。なにかあったらアクションを起こしてくれ。誰かが気づくだろう」

ハルトマン「うん。綺麗なトルネードを作ってみせるよ」

シャーリー「はははっ。できれば小さいのにしてくれ。それじゃ」

タタタッ



ルッキーニ「シャーリーはやーい!」

ハルトマン「身体能力が上がる固有魔法って持続能力が高いんだよね。まぁいま関係ないけど」


執務室


コンコン シャーリーデス

ミーナ「どうぞ」

カチャ


シャーリー「失礼しますっと」

ミーナ「なにか手掛かりはつかめた?」

シャーリー「ハルトマンとルッキーニはほぼ解決。ペリーヌはもう少し様子見って感じです」

ミーナ「フラウがルッキーニさんに近づいていったことは私の固有魔法で確認済みだけど一応聞かせてくれる?」

シャーリー「ルッキーニが発する熱気及び熱風をハルトマンが制御しているってハルトマン自身が言っていました。それとほぼ完全に風は制御したと」

ミーナ「まさに魔女ね。ペリーヌさんは?」

シャーリー「バッテリーに電気を流してもらっているけど他に電気を通しやすい物が近づいたらそっちに行くでしょうね。電気とはそういうものです」

ミーナ「ペリーヌさんにゴムの樹脂を塗りたくるのはどう?確かゴムは電気を通さないはず」

シャーリー「行き場のなくなった電気は体内に蓄積されて…ドカンですよきっと」

ミーナ「はぁ…先が思いやられるわ」

シャーリー「前例がないだけ不安ですよね。お疲れ様です」


シャーリー「ところで堅物はいまどこにいるんですかね?」

ミーナ「いまトゥルーデは整備班と一緒にいるわね。重いなにかを運んでいるんじゃない?さっきから本土と基地を繋ぐ裏側通路で作業しているみたいよ」

シャーリー「中佐の固有魔法って便利ですね」

ミーナ「そうね。でもみんなを監視しているようで基地内では極力使いたくないの」

シャーリー「あ。なんかすみません」

ミーナ「いいのよシャーリーさん。ほかに報告することはある?トゥルーデはイレギュラーに弱いから頼れるのはあなただけなの。美緒は引きこもっちゃうしフラウも大変だし…はぁ……」


シャーリー「ハルトマンが言うに固有魔法を使いまくっても疲れなく、魔法力が減っている感覚がないって言っていました。中佐はどうです?」

ミーナ「私も薄々感づいていたわ。宮藤さんならともかくあの3人が誰も気絶していないことを考えるとそれもありえるとね」

シャーリー「この状況が続くってなるとふとした日常に戻った時に固有魔法依存症になりそうで正直怖いです」

ミーナ「そうね。トゥルーデがこっちに来たわ……。エイラさんとサーニャさんも起きて…このルートは食堂?」

シャーリー「なんだかんだ言って全員朝食食べてないですもんね。昼は宮藤とリーネですから固有魔法的に問題ないでしょう」

ミーナ「食事のことをすっかり忘れていたわ。私達も行きましょう」

シャーリー「了解です」

ミーナ「…美緒も部屋から出てきたわ……。フラウとルッキーニさんも食堂ルート。ペリーヌさんは…ハンガーでなにかを探しているのかしら?」

シャーリー「ほんと便利ですね。中佐の固有魔法」


それじゃ月曜日

(´・ω・`)アデュー

(´・ω・`)
すまない急用が出来て更新出来そうにない
書き溜め完結し次第新スレ建てて投下するお
少なくとも1ヶ月は速報に来れないごめんぬ
アデュー

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月04日 (木) 09:16:36   ID: eKrvonWh

なんか【警察】てあるけど
どうしたんですか?

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