那珂「探偵になって事件を解決しちゃうよ!」 (30)

《テレビ》
探偵『このトリックが唯一できる犯人、それは貴方だ!』

メイド『そんな、あなた様が犯人だったなんて』

犯人『仕方ないじゃない、そうするしかなかったのよ……』

警官『続きは署で聞こう。探偵くん、今回も助かったよ』

――完――



那珂「……」

提督「今回のトリックも驚いたね、那珂ちゃん」

那珂「……」

提督「おーい? どうした那珂ちゃん」

那珂「これ! 今の那珂ちゃんに足りなかったもの、それがこれ! 探偵要素だったんだね!」

提督「な、那珂ちゃん? 悪いけど何言ってるかわからない」

那珂「そうと決まれば、ちょっと長めのオフいただきまぁーす。いってきまーす」

提督「あ、ちょっと待って、――行ってしまったか。仕方がない(電話をかける)
   もしもし、今那珂ちゃんが急に飛び出したから着いてって、てことでよろしく(電話を切る)
   とりあえずこれでいいかな。しばらくすれば帰ってくるだろうし、仕事してよ」



導入終わり、艦これに関係するキャラは基本的に那珂ちゃんと提督が送った子と提督ぐらいしか出ないです
取り扱うのは殺人オンリーで、他のキャラはオリジナルのMobになります
続きは夜再開します

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――人気の少ない街道――

那珂「うーん、とりあえず街に出てきたとは言え、そんなに事件があるわけじゃないね
   でも歩いてれば、アイドルだから事件に当たるよねー「――那珂さーん」ん?」

野分「ハァハァ、やっと見つけた……」

那珂「あ、野分ちゃんじゃーん、やっほー」

トリップを間違えたので変更します

野分「ヤッホー、じゃないですよ! 提督に急に理由もなしに言われておってきたんですよ!
   ふざけないでください! なんで街に出てきたんですか!」

那珂「そうなんだ、それならごめんね。じゃあまず息を整えようね、それから訳を話すね」

野分「わかりました。すぅ……はぁ……すぅ……はぁ……。落ち着きました、だから理由をお願いします」

那珂「えーと実は那珂ちゃんは今さっきから探偵もやるアイドル、言わばアイドル探偵を始めましたー
   だから推理する事件がないか街を探索してるんだよ!」

野分「……へ?」

那珂「だーかーらー、那珂ちゃんは事件をスパっと解決する探偵さんを始めようかと「――いやそれはもう分かりました」」

野分「なんで急にそんなこと始めちゃうんですか! 艦娘としての仕事もあるでしょう。早く帰りましょうよ」

那珂「いや最近は次の大規模作戦に備えて攻略の出撃も控えてるから仕事ないんだよねー、哨戒も第二艦隊の皆の仕事だし」

野分「それはそうですが」

那珂「それにー、野脇ちゃん最近のコンデションがよろしくないじゃん。提督もそこのところ考えて
   那珂ちゃんの付き添いをさせたんだろうし」

野分「そ、そうなんですか!? ならこの野分、那珂さんの付き添いとして同伴させていただきます」

那珂「じゃあ早速事件探しを再開しよっかー」

野分「なら何も持ってきてないので一旦鎮守府に戻って財布とかを取って「――野脇ちゃん後ろ!」へ?」

走る通行人「どいてくれ!」

野分「きゃっ!?」

那珂「ストーップ!」通行人の襟掴み

走る通行人「ぐえっ!」

野分「ありがとうございます、那珂さん。ってこのひと気絶してますね。どうしましょう」

那珂「那珂ちゃん難しいことわかんないから、こういう事はお巡りさんにお願いしちゃおっか」

野分「了解しました」

ヒステリックな女性「あいつです! お巡りさん、早く!」

那珂・野分「え?」

ヒステリックな女性「あなたたち誰!? そいつの知り合い!?」

警官「奥さん落ち着いてください。すいませんお二人方、そちらの男を引き渡してください。
   それと少し話を聞いてもよろしいですか?」

野分「はい、大丈夫です」

那珂「とりあえず何があったか教えてもらわないと那珂ちゃん何を答えていいのやら」

警官「そうですね。ですが今から言うことはあまり言いふらさないでくださいね」

警官「実は、先程この近くで強盗事件がありまして、その容疑者がこの男なのです」

野分「そうなんですか。って那珂さん、目を輝かせないでください」

那珂「いや事件だよ、事件! 那珂ちゃん、興奮せずにはいられないよ!」

野分「ですけど。私たち警察じゃないですから事件の調査に関われないですよ」

警官「――あれ? もしかしてアイドルの那珂ちゃんさんですか?」

那珂「そうだよ、きゃは♪」

警官「え、ホントですか!? ……わぁ、本物の那珂ちゃんさんだ。会えて感激です!」

野分「あの失礼ですが私たちに聞きたいことって何なんですか?」

警官「失礼しました。特にないですがこの男の知り合いか聞きたかったのです」

野分「いえ全くの赤の他人です。ここで那珂さんと話しているところにぶつかられたので
   那珂さんが取り押さえてくれました」

警官「そうなんですか、時間取らせてすいません」

那珂「それなんだけどー、お巡りさんちょっといいー?」内緒話

警官「はい! なんですか?」内緒話

那珂「ちょっとお話するから、野分ちゃんちょっと待ってて」

野分「あっ、了解です」

―――――――――――――――――――――――――――――――――
            アイドルお話中
―――――――――――――――――――――――――――――――――

野分「何の話だったんですか?」

那珂「ちょっと事件の詳細を貰えないかお願いしてきたんだ」

野分「私達今一般の人と変わらないから無理ですって「――オッケーもらえたよ」……出来たんですか、
   流石那珂さんというか、もう驚かないです」

那珂「何日かしたら内容まとめてメール送ってくれるって。だから今日の探索は止めて、お買い物行こっか」

野分「あのさっきも言ったとおり私、今お財布持ってなくて」

那珂「いいの、いいの。那珂ちゃんに任せなさい! 全然気にしなくていいからねー」

野分「いえ! そういうわけには。あ、那珂さん、抱き抱えられると恥かしいですって!」

このあと滅茶苦茶お買い物して楽しんだ

ダメだ、自分の想像の詰めが甘くて急展開すぎるし、良くないご都合主義ばかりだ。
所々痛々しい文が混じってる。軽い気持ちでやってしまったのが悪かった。
整理のため今日は寝ます。また明日の夜に再開します

乙乙

数日後

野分「那珂さーん、あの時の警官の人から封筒届きましたよー」

那珂「お? 今のすっごく探偵の助手っぽくていいね、野分ちゃん!」

野分「そ、そうですか? ありがとうございます、ってそんなことより早速中を開けてみます」

那珂「ふふ、那珂ちゃん興奮してきたよー」



うっかりしてました、二人が街を歩いたのは夜でお願いします

警官のレポートその1

『事件発生は数日前の二人が事件を探索していた日』

『近くのアパートの二階に住む男性Aが殺される事件が起きました』

『第一発見者は同じ部屋に住む妻の女性Bさんでした』

『女性Bさんの話によると、部屋のバスルームで入浴中に窓ガラスが割れる音がしてから
 乱暴に物が倒れる音が幾つもしたらしいです。こっそりと覗くと部屋に倒れている
 旦那さんの姿があり、ベランダから逃げていく黒服の男の背中が目に入ったとのこと』

『その姿が消えたのを確認した女性Bはすぐに部屋から出て、近くにいた同じアパートに住む男性Cに助けを求めました。
 慌てる女性Bに代わって男性Cさんが警察に通報、やってきた警察官が女性Bに話を聞いたところ
 落ち着いた女性Bさんはベランダから逃げていった男は近くに住む旦那の弟の男性Dだったと供述』

『言い終わった途端に女性Bは錯乱してアパートを飛び出して、近くを通りかかった男性Dを見つけて追いかけました。
 驚いた男性Dはつい逃げて、そこを那珂ちゃんさんと野分さんの二人とぶつかったらしいです』

警官のレポートその2

『現場はそこそこのアパートの二階の一室で起きました』

『部屋はリビングとバスルーム、ベランダで構成されています』

『事件後、警察が調べた時にリビングでは、家具はどれも倒れており、
 その中央で背中にナイフを刺された男性Aが血まみれで亡くなっていました。
 死因は出血によるショック死だったとのこと』

『そしてベランダにつながる窓ガラスの内の二枚は人が通れる程の大きな穴が割って開けられており、
 そのガラス片が部屋側に散っていました。
 ベランダ自体に特に手がかりはなく、手すりに侵入のためなのかロープがかけられた後がありました』

『バスルームは浴槽と洗濯機、トイレが設備された部屋になります。事件の時に女性Bが居て、隠れてた場所でもあります』

短くて申し訳がないですがおやすみなさい

絵付きやるやん
乙乙

意外と絵が上手くて草

>>11 >>17 >>18 乙ありがとうございます。すごく嬉しいです

野分「これが大雑把な事件概要になります」

那珂「うーん。一見すると被害者さんの奥さんの言う、Dの人が犯人なんだろうけど。
   それは置いておいて、キャストさんの整理をしよっか」

野分「そうですね。被害者から容疑者まで、整理してみましょうか

   まずは男性Aさん。事件の被害者ですね

   次に女性Bさん。男性Aさんの奥さんです。あっ、意外とお金使いが荒かったとかメモがありました。

   三人目が男性Cさん。こっちには、正義漢で近所でもいい人と評判があるとメモがあります。

   最後が男性Dさん。男性Aの弟さんです。こちらにもメモがありますね。
   なんでも男性Aとはお金を借りていてトラブルになっていたらしいです」

那珂「これで全員だね」

那珂「次は犯行を順を追って考えていこー」

野分「具体的にはどういきましょうか?」

那珂「わかりやすく。侵入、殺害、逃走に分けて現場と比較しながらおかしい所を探していこっか」

野分「了解しました」

那珂「まずは犯人さんは何処から入ってきたかということだね」

野分「証言や現場から、犯人は窓を割って入ってきたのでしょう。その後のガラス片も部屋に散っています」 >>15 参照

那珂「ちょっと待って。このガラス片、どこかおかしくない?」

今夜も短い……そして眠い……乙してくれる人に申し訳が出来ない

時間が経つと削除されるところに上げてしまったみたいです。すいません。自動削除されないところを探してUPし直しました
ttp://uploda.cc/img/img55193d5524d4f.png

野分「ガラス片ですか?」

那珂「そう。写真を見てもらえば分かるけど割れたガラスは二枚だけど、片方にはガラスの片が全くないよね」

野分「あ、本当ですね。でも、なんで二枚も叩き割ったのでしょうか」

那珂「なんでだと思う?」

野分「うーん……たまたま靴底が薄くてガラス片を踏んでしまったので、仕方なく違う入口を作ったとか?」

那珂「それだとベランでにガラス片が残るよね」

野分「そうなりますね。ではどうしたらこんなことに……」

那珂「困ってるみたいだね。ここで那珂ちゃんのヒントを上げよう。奥さんの話では何時ガラスが割れる音がしたかな?」

野分「割れる音? ……確か犯人が侵入するときの一回だけでした」

那珂「そうだね。野脇ちゃん正解だよ」

野分「待ってください……音は一回なのに、割れたガラスは二枚……それってもしかして」

那珂「それはー?」

野分「ガラスは、重ねられた割られたってことじゃないですか?」

久々の更新なのにこんだけしか書けないとは情けない。それに野分が少し平均より抜けているキャラにしたのは不味かったか……何より書いてて苦しい。
那珂ちゃんに付いていくイメージ強くて、助手ポジションが合ってるから入れてみてしまった。扱いの勉強が足りなすぎる。
悔しいですが勉強は後にしてとりあえず、この事件は解決していきます

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