モバP「ツジツマ」 (57)

ちひろ「プロデューサーさん、プロデューサーさん」

P「はいはい、なんでしょう?」

ちひろ「『ツジツマ』ってご存知ですか?」

P「ツジツマ……見たことはありますね。そんな企画のお話ありましたっけ?」

ちひろ「いいえ」

P「なるほど」

ちひろ「でも楽しそうじゃないですか?」

P「そうですねぇ」

ちひろ「やりませんか?」

P「やりましょうか!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424183893

ちひろ「まず、最初に『はじまり』を決めます」

P「なるほど」

ちひろ「突拍子もないことからでもいいですね。いきなり結婚式! とか、いきなり絶体絶命! とか」

P「普段通りでもいいんじゃないですか? ライブが終わってー、とか、ライブ直前でー、とか」

ちひろ「そのあたりは神のみぞ知る、ですよ♪ それから、同時に『おしまい』も決めます!」

P「そして彼女はトップアイドルになった――とかですね?」

ちひろ「プロデューサーさんがバラバラ死体になって発見される、なんてことも……」

P「勝手に人を殺さないでくださいよ……」

ちひろ「ふふ、すみません。でも幸せそうな『はじまり』からつらい『おしまい』だってあり得ますからね?」

P「それは、まぁ……覚悟してますよ」

ちひろ「じゃあ、行きましょうか!」

P「よしっ、こい!」

ちひろ「『はじまり』は――>>5!」

P「『おしまい』は――>>8!」



※安価での変則お題スレ
「はじまり」は1レス目の最初の1文
「おしまい」は最後のレスの最終行の1文
として、>>1が短編を作ります
目安は10レス前後

修羅場

みく「また釣りのレポかにゃあ……」

加速

ことあとめちゃくちゃシメられた

kskst

>>7

みく「また釣りのレポかにゃあ……」

七海「また一緒れすね~?」

みく「複雑な気分にゃ……みく、お魚食べられないのに」

七海「えへへ~、みくちゃんといっしょだと美味しいお魚がいっぱい釣れて楽しいれすよ~?」

みく「うーん……褒められてる?」

七海「もちろんれす~」

みく「ふー……しょうがないにゃあ……いこっか!」

七海「わぁ~い♪」

国家のツジツマかと思った

みく(これでかれこれ10回目……もはや定番企画というか、準レギュラーにゃ……)

みく(そもそも、最初はたぶんPチャンの嫌がらせだったに違いないにゃ!)

みく(元気いっぱいの鮮やかな色の子たちと触れ合い! ってフツーはネコチャンとか、可愛い動物だって誰でも思うはずだし……)

みく(うきうきしてやってきたら……)


  七海『わぁ~い♪ ななみっくお魚ワールドのお時間れす~♪』


みく(生だったにゃ)

みく(みくがプロ意識持ってなかったら、危うく番組がメチャクチャにゃ! まったく何考えてるの、もうっ!)

みく(七海ちゃんとのファーストコンタクトも衝撃的だったにゃあ……)


  七海『えへへ~、みくさんと仲良くなりたくっって……お近づきのシルシれす~♪』


みく(生だったにゃ)

みく(さしものみくも『磯くさっ!?』って叫んじゃったにゃ)

みく(あの時の七海ちゃんの『そんな~』は未だに心に残ってるにゃ……)


  七海『じゃあこっちはどうれすか~?』


みく(そういって差し出してきたのは色違いのサバオリくん……当時はみくも知らなかったっけ)


  七海『アジマゲちゃんれす~』


みく「わっかりづらいボケにもほどがあるにゃ!!」

七海「どうしたんれすか~?」

みく「あっ……ううん、なんでもないにゃ」

七海「きっと大物を前にして興奮してるんれすね~!七海も負けませんよ~!」

みく(……結局受け取ってなかったけど、あのピンクのサバオリくんはどうしたんだろう)

七海「そんなに見つめられたら七海は~……ぽっ」

みく「見つめてないにゃ」

みく(それからもイロイロあったっけ……)

  七海『サザエさんれすよ~♪』

  みく『髪にひっつけるのはやめるにゃあ!!』


    七海『エビでタイを釣るためにエビを釣りましょ~♪』

    みく『そのエビを釣るためのエサの確保からって、もう海もアイドルも関係ないにゃ……』


  七海『大物れす~!竿がぴくぴくって……あっ♪ おっきぃ……♪』

  みく『ストップ! カメラ止めるにゃ! 14歳!!』

    菜々『ミミミン!ミミミン!』

   七海『みくちゃんは頼りになりますね~♪』

   みく『ふ、ふふん? まぁ、みくも伊達に長く生きてないってことにゃ。アイドルとしても先輩だからね!』

   七海『尊敬の気持ちを込めて贈り物れすよ~♪』

   みく『にゃ?』

   七海『鯛のおかしらネコミミつきれす~♪』

   みく『』


みく(……碌な思い出がないにゃ)

みく「……まぁ、でも。七海ちゃんはかなりのプロだとみくも認めてるにゃ」

七海「急に褒められると驚いちゃいます~えへへ~♪」

みく「お魚も、食べるの以外は割と平気になってきたしね。そこは感謝してるよ?」

七海「そうなんれすか~!」

みく「……ファンの人からのプレゼントにお魚があった時はいろいろフクザツだったにゃあ」

七海「うらやましいれす~!」

みく「食べられないし、生臭いし、ちょっと間があいちゃったから……」

七海「ああ~……もったいない……」



みく「はぁ……で、今日はどこに行くんだっけ?」

七海「無人島れすよ~?」

みく「えっ」

七海「無人島れす~! ふっふっふ、腕がなりますね~♪ お料理グッズはたくさんもってますよ~」

みく「……食べ物は?」

七海「釣りましょ~! ちゃんと保存がきく加工をできるようにいろいろサバオリくんにしまってきましたから~」

みく「……うっせーにゃあ!!」

七海「ああ~サバオリくんが~!」

みく「こんなのこうしてこうしてこうにゃあ!」

七海「てっ、適切な下ごしらえれす~!!」

みく「捌かれたいヤツから釣り上げられるにゃああ!!!!」

七海「ではまず血抜きれすね~♪」


この後めちゃくちゃシメられた

ちひろ「プロデューサーさん……」

P「みくはね、もっと可能性があるんだって……そんな気がして……」

ちひろ「だからって無人島は……」

P「果物とかが豊富になっている無人島ですから。海からの幸だけじゃないんですよ」

ちひろ「なるほど?」

P「そういうことです」

ちひろ「納得しておきましょうか……」

P「では次の『はじまり』は……>>20!」

ちひろ「『おしまい』は……>>23で♪」

クトゥルフの奴らとの遭遇

こういう感じで
今日は寝る

安価ふんだら↓

二人は幸せなキスをして終了

もう終わってるんですがそれは。。。

もし私にあと少しだけ勇気があったら こんなことにはならなかったのかなって

小梅「気をつけてって言ったのに」

こわいよぉ

こんなの絶対バッドエンドじゃないですかやだー!

最後に小梅持ってくるだけでホラーバッドエンドが濃厚になる魔翌力

うわぁ…洋物ホラー特有のハッピーと見せかけて後味悪い感が

全盛期の世にも奇妙な気配を感じます

二人は幸せなキスをして終了。

そんな夢を最近よく見る。顔も知らない誰かと、お姫様になった私のお話。

きっと素敵なお話だったのだけれど、起きたときに残っているのは少し寂しい気持ちだけ。


「こんな毎日から解放されたい、なんて思っているのかしら?」


お人形さんみたいに可愛らしい服を着て、言われた通りのポーズをとる。

ある日私はスカウトにあった。

気が付けばあれよあれよとうまくいき、それなりにそこそこなモデルとして働いている。

いつまでもこうしていられるものなのかしら。それもわからないから、少し不安だけれど。

そんなことよりも、今晩のおかずをどうしようか、ということの方に悩んでいたりもする。

来たか

まってた

変わりたいと願っているわけでもなく、だからといってこのままでいいと思っているのかと言われればそうでもなく。

私は、何がしたいのだろう? それこそ、物語のお姫様にでもなりたいのかもしれない。

囚われのお姫様を助けに来る王子様と、だなんて。そんな年でもないけれど。


「お、お姉さん……落し物……」

「あら……ありがとうございます」


考え事に気を取られていたのか、後ろから声をかけられた。

そこに立っていた金髪の女の子は、前髪で片目が、袖で両手が隠れていて、足元も、私の背からはロングのスカートで隠れていて。

一瞬、浮いているのかと勘違いしてしまったぐらいだ。


「……な、何か……ついてる……?」

「あぁ、いえ……」


よくよく見れば可愛らしい顔立ちで、どうやら私の落とした手袋を拾ってくれたらしい。

スマホを触れる手袋、買おうかしら。携帯を触ろうと外すと寒いし、しまい損ねると落としてしまうし。

そんなことを考えているうちに、ふと隠れている目が気になって手が伸びてしまう。

女の子は警戒するように距離を取った。

「あ……」

やってしまった。怖がらせるつもりはなかったのだけれど。

女の子も、しまった、という表情をしている……と、思う。髪で隠れてよく見えないけれど。


「ごめんなさい、ありがとう」


お礼を言って、ゆっくり手を伸ばす。

受け取るように手のひらを上に向けて、そこにおけるように。

女の子はおずおずと袖の中に隠れたままの手を伸ばして、こちらへ手袋を渡した。


「あ、あの……」

「……あなたの瞳が気になって。つい」


思っていることをつい口に出してしまう。時には、そのまま行動にまで出てしまう。

それは私の昔からの悪い癖で、気を付けなければと思っている。思っている、のだけど。


「……瞳、私、の?」

「なんだか、綺麗だなぁ……って」

「そ、そう……」


女の子が少し照れくさそうに笑う。

前髪でよく見えないのが惜しいな、と思った。

「……あの、ね」


女の子がまっすぐこちらを見る。

隠れている方の瞳が、ちらと見えたような気がした。

一瞬、吸い込まれるような感覚。汗が噴き出て、心臓が早鐘を打つ。

眼をそらさなきゃ。そう感じたのに、体は動かない。


「…………お姉さん?」

「あ……れ?」


女の子の片目を隠していた前髪が滑って、両目が露わになる。

なんのことはない、普通の目。別に、ぽっかり穴が開いているわけでも、異常な色をしているわけでもない。

さっきまでの感覚はウソみたいに消えて、なんだったのかもわからない。


「また、ぼーっとしていたみたい……ごめんなさい、大丈夫」

「そう……」


少し、体調が悪いのかしら。早めに帰って、あったかいものでも食べよう。

そう決めて、女の子に謝ってその場を後にすることにした。




「……ごめんなさい、お姉さん」

「え?」

「あの、ね……眼、あげるから……気を付けて……?」

「……えーっと……うん、ありがとう……?」


……別れ際。急に謝られて戸惑う。

眼って何かしら? 手袋へ入れた手へ違和感。

そっと出したら、コロリと目玉型のキーホルダーが転がった。

さっきの子のだ、と思って振り返るけれどもう姿はなくって。

別れ際のセリフはこういう意味なのか、と解釈することにした。

目玉をモデルに、という割には可愛らしいデザインだったし、ひょっとしたらまた会うかもしれない。

その時まで大切にとっておこう。そう決めた。

翌日から、なぜか私の仕事が眼に見えて増えた。

あれやこれや、と着せられる服に要求されるポーズ。やりがいというものも感じられるようになった気がする。

あの女の子のおかげかしら。そう思って、キーホルダーを眺めていたら同僚からは不気味がられてしまったけれど。

……眼のキーホルダーを警戒されて、ガーン……なんて。


仕事が増えれば、おのずと鏡を見る機会も増える。

ふと、自分の瞳の色が少し変わっているような気がした。

元々は青だったものが、少し色が濃くなって緑へと。それも、片目だけ。


「疲れているのかしら……?」

まじまじと見てみても、やっぱり色が変わっている。

マネージャーさんに聞いてみたら、「左右のカラコンを別々に入れちゃったんですか?」なんて言われてしまった。

そんなことはないのに。確かに、一度やらかしたことはあるけれど。

病院で診てもらおうか、とも思ったけれど、忙しい盛りに休むのも、と思ってしまうとできなかった。

左右の瞳の色の変化は、日に日にくっきりと表れてきた。

でも、周りはそれほど気にしていなくて、むしろ「おしゃれ」なんて評価されたぐらいだ。

なら、このままでもいいのかしら。カラーコンタクトでのオッドアイが若い子の間で流行っている、というような話も聞く。


「……お姉さん」

呼び止められて、足を止める。

知らない人とのお話はあまり得意ではないのだけれど、その声には聞き覚えがあったから。


「あの時の……久しぶりね」

「うん……大丈夫……?」

「ええ、時間もあるから……」


あの時に比べて随分オシャレになっていて、隠れていた足も、手も外に出ていた。

それでも片目だけは少し隠れていて、こちらからは見ることができなかった。

「……これって、落し物?」


あの時の目玉のキーホルダー。

カバンの中から取り出して見せると、女の子は首を横に振った。


「ううん……それは、プレゼントだから……」

「そう……ありがとう。大切にしてるわ」

「……うん。あの、ね、お姉さん……もう、見える……?」


見えるって、何が。そういう前に気が付く。

女の子の肩に、小さな女の子が乗っている。妖精みたいだ、と思った。


「……その子?」

「うん……そっか、見えるんだ……早い、ね……」

「……見えたら、ダメなのかしら?」

「ううん……でも、ひとつだけ」


肩に乗った妖精さんは、こちらを気にする様子もなくふわふわと宙を眺めている。

そういうことのあるのか、と思ったので聞いてみたけれど、ダメではないらしい。


「眼……離さないで、ね。私の、もうあげられないから……」


ちゃり、と私の手を握ってキーホルダーをしっかりとつかませると、女の子はどこかへ行ってしまった。

手を開くと、普段通りこちらを見つめている茶色の目が転がる。

――

それから、少しずつ色が濃くなっていく右目では普段見えないものが見えるようになっていった。

たとえば雨粒に混じるキャンディーだったり、時計の針にかかる虹だったり。

見ていてとても楽しくて、それを共感できる誰かがいればいいのに、なんて思うことが増えた。

私が「それ」について話しても、周りは面白いキャラだなぁなんて笑うばかりで、共有できはしなかった。


あの女の子となら、できるのかしら。

そう思って街を歩いても当然のことながら巡り合えないままで。

仕方がないので、適当なところで切り上げて、見たものについてブログで書いてみたりする。

どうやら、私の見えているものはだいぶ色が変わってきているようで、不思議がられることが増えた。


そんなある日、私は久しぶりに夢を見た。

楓さんが……。

いつかぶりに見た夢だけれど、なんとなく覚えている。

顔も知らない誰かが私を迎えに来る夢。お姫様になった私とキスをする夢。

だけど今日は顔も知らない誰かの顔に靄がかかってよく見えない。

おや、と思って自分の顔を触ったら、右目には眼帯がかかっていた。


「……あなたの顔がよく見えません」


顔も知らない誰かにそういうと、その誰かさんはとても残念そうな顔をした……ような気がする。

申し訳なくなって眼帯を外そうとすると鈍い痛みが走るので、外してはダメなのだ、と理解した。


そういえば、この夢はこの「誰か」との幸せなキスで終わるはずだけれど。

このままでは口がどこにあるのかもわからないし、夢が覚めないのではないだろうか。

目の前の「誰か」はどうやらなにもできないらしくまごまごと困るばかりだ。

そうこうしているうちに「誰か」は靄といっしょに薄れて消えてしまった。


「……どうやって帰るのかしら?」


夢の中でお姫様になったままの私は途方に暮れてしまう。

「誰か」はいなくなってしまったし、ここはキラキラしているけれどとても寂しい場所だ。

何かきっかけがつかめればともう一度眼帯に手を伸ばすと、今度はすんなりと外せた。

右眼を開いて、ゆっくりと瞬きをする。キラキラした色が落ち着いていく。

気が付けば普段買い物をする店の中にいつの間にか私は立っていた。

右眼の色が濃くなる前の、普段通りの普通の世界。


「楓さん」

名前を呼ばれて振り返ると、そこには男の人が立っていた。

「誰か」ではなくって、この人のことを私は知っている。


その手を取って、腰を抱いて。強く抱きしめる。

とても戸惑っているようだ。周りの視線も集まってくる。ここでも私は有名人らしい。


「王子様役、代わりましょうか」

幸せなキスをして終わるのはおとぎ話だけれど、女の子の幸せはそこから始まる。

この夢は、私にそれを気づかせてくれるきっかけなのだろう。

だから彼に、とっておきの唇を。そんな衝動に任せ――




    ――――――ガツン。時が止まる。




楓「……痛いです」


  おもいっきり、歯をぶつけてしまった。

  マウストゥマウスどころか、トゥーストゥトゥースだ。

  キーホルダーがもう一度抗議するように音を立てた。

  ギャラリーの方を見る。あの女の子が立っている。




小梅「気を付けてって言ったのに」

ちひろ「……えーっと?」

P「楓さんがそういう夢を見たって報告してきたんですよ」

ちひろ「ああ……」

P「……どう思います?」

ちひろ「フロイト先生にでもお聞きになったらどうです?」

P「なるほど」

ちひろ「楓さんはお姫様が似合いますよねー」

P「美人ですからねぇ……」

ちひろ「……次の「はじまり」は>>47です」

P「えっ、ああ……じゃあ「おしまい」は>>50ですかね」

スレ立て直後からバタついてて速度落ちてごめんなさいなの
今日もここまでで
安価なら↓

加蓮幽体離脱

菜々「あれから20年」

志希「出来たよ!アイドルがみんな匂いフェチになる薬!」

人類は星へと旅だった

私は元気です!

平和そう粉ミルク

こっちも下手したらホラーになりそうだな

>>52
ハッピーエンドも普通にあり得るだけに、どう捌くか楽しみだな

パワポケ…私は元気です…うっ頭が…

パワポケの縦読みはNG

菜々さんじゅうななさいだし20年ってことは未来の話かな?

20年後もじゅうななさいに決まってるだろ!!

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