シンジ「壁ドン?」 (79)


ー教室ー

ケンスケ「ああ。最近流行り始めてるらしいんだ」

トウジ「なんやそれ、うまいんか」

シンジ「たぶん食べ物じゃないよトウジ。あれだよね?アパートで隣の住人がうるさい時にするっていう・・・・」

ケンスケ「それは集合住宅地での壁ドンだな。流行ってるのはそっちの意味じゃない」

トウジ「なんや食べ物やあらへんのか。して、どういう意味や」

ケンスケ「男が女を壁際まで追い詰めて、壁を背にした女の横に手をついて『ドン』と音を発生させ、腕で覆うように顔を接近させたり、耳元で愛を囁くことだよ」

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シンジ「何それ?そんなのが流行ろうとしてるの?」

トウジ「はーあほくさ。そんなことして何の得があるんや。仮にワイがそんなことされても全然嬉しゅうないで」

ケンスケ「でも女子はこのシチュエーションに弱いらしいぜ。コレで俺のモテモテ人世が始まるんだ!!」

トウジ「なんか色々と可哀想な奴やな・・・」

ケンスケ「トウジも委員長にやってみなよ。正直前から煮え切らない2人を見るのはイライラしてたんだ」

トウジ「何でそこでいいんちょが出てくるんや!何も関係ないやろ!」

シンジ「ははは」

トウジ「センセも笑っとらんと助けてくれや!だいたい、センセも試せる相手がおるんやないんか?」

ケンスケ「確かにな。俺は碇にもイライラしていた」

シンジ「ええっ!?」

ケンスケ「いっつも俺たちの横で式波とイチャイチャされるのは正直勘弁してほしいんだ・・・そのくせそれを否定するし・・・もう早く決着つけちまえ!」

シンジ「何言ってるんだよ!だいたい、イチャイチャなんてしてな「・・・・・・・と、言いたいところだが」チラリ


アスカ「」キャッキャッ
ヒカリ「」ウフフ

ケンスケ「式波に壁ドンなんてしたらどうなるか分からない」

トウジ「せやな、ヘタしたらこっちがノックアウトされるわ」

シンジ「そうだよ・・・・・。アスカは間違いなく怒ると思うよ」

ケンスケ「普通ならそうだろうな。だけど碇なら万一ってことがあるかもしれない」

トウジ「式波は毎日センセと熱い夫婦漫才見せてくれるしな」ニヤニヤ

シンジ「そ、そんなんじゃないよ!僕はただ、」

ケンスケ「まあそういうわけで、俺が放課後壁ドンの何たるかを叩き込んでやる!」

トウジ「センセ良い機会やで、頑張れ」

ケンスケ「トウジ、お前もだからな」

トウジ「ワイも結局やらなアカンのかい!」

ケンスケ「俺はお前の方がムカついてんだよ!」

トウジ「なんやと!」

ケンスケ「」ワーワー
トウジ「」ギャーギャー

シンジ「壁ドン・・・・か・・・」

シンジ(あの後なぜか2人ともケンスケにみっちり壁ドンの演技をさせられて、結局こんな時間になってしまった・・・)

シンジ「ただいまー」

アスカ「バカシンジおっそいわね!お腹空きすぎて死ぬかと思ったわよ!」

シンジ「ゴメン、今日の晩御飯の食材買ってたら遅くなっちゃって」

アスカ「どんだけ食材選びに時間かかってるのよ!本当にグズね!今度からグズシンジって呼ぼうかしら」

シンジ「そんな言い方しなくてもいいだろ・・・今から作るから」

アスカ「そ、じゃあ私はお風呂に行ってくるから早く作りなさいよねグズシンジ!」

シンジ「はぁ・・・」

シンジ(早速呼んでるじゃないか・・・。やっぱりアスカに壁ドンなんてしたら・・・・・想像しただけで怖いや)




シンジ「よし、ハンバーグ完成」

(ケンスケ『トウジは未だに下手くそだけど、碇はほぼマスターしてきたな、男の俺でもときめいちまったよ』
トウジ『お前そっちのケがあったんかいな』)

シンジ「ケンスケはああ言ってたけど・・・壁ドンなんてほんとに女の人に喜ばれるのかな・・・・・」

シンジ(でも・・・アスカ僕の料理を食べてもいつも美味しいって言わないし、よく考えたら日常生活でアスカの嬉しそうな顔って見たことないな・・・・・・もしアスカが喜ばせられるなら僕は・・・・・)

アスカ「キャアッ!?」

シンジ「どうしたの!? アスカ大丈夫!?」サッ

アスカ「転んだのよ、いったーい・・・・・・・って、え?」スッポンポン

シンジ「」

アスカ「こぉぉぉのぉぉバカシンジ!!///早く出て行きなさいよ!エッチ!変態!!///」

シンジ「ご、ゴメン!!///今すぐ出ます!!!」

シンジ(はぁ・・・嫌われたかもしれないな・・・・こうなったら・・・・壁ドンで挽回するしかない!!!)

アスカ「あーいいお湯だった!・・・・途中で変態が入ってきたことを除けば」

シンジ「・・・・・・・」

アスカ「ちょっと!!聞こえなかったのこの変態!!エロシンジ!!」

シンジ「・・・・・・・」スタスタ

アスカ「め、目の前まで迫って来ないでよ・・・・・・・言いたいことがあるならはっきり言いなさいよね!」アトズサリ

アスカ(ど、どうしよ、壁際まで来てしまった・・・・・逃げ道は・・・・・)

シンジ「・・・・・・・・」ドンッ

アスカ「え・・・・・・?」

アスカ「ちょっ・・・・・エロシンジ、どきなさいよ!距離が近いわよ!///」

シンジ「アスカ・・・」

アスカ「なっ何よ!」

シンジ「目、閉じてくれる?」

アスカ「な・・・・!はぁ!?///どういう意味よそれ!!///」

シンジ「そのままの意味だよ」

アスカ(・・・・この状況で目閉じてっていったらすることは一つじゃないの!///で、でも・・・・・)

アスカ「しょ、しょうがないわね。何をするつもりか知らないけど、閉じてやるわよこのエロシンジ///」

アスカ(バカシンジにだったら、何をされてもいいかな・・・・・///)スッ

シンジ「・・・・・・・・」

アスカ「」プルプル

シンジ「・・・・・・・・」

アスカ「」プルプル

アスカ(バカシンジの息遣いが近くに聞こえる・・・・・・///)

シンジ「・・・・・アスカ」

アスカ「ひゃうっ!?」ビクッ

シンジ「まつ毛にゴミが付いてるよ」

アスカ「・・・・・・・へ?」

シンジ「ほんと、お風呂上がりなのにいつ付いたんだろうね、あはは」

アスカ「・・の・・し・・・」

シンジ「へ?アスカなんて言ったの?」

アスカ「この・・ば・・しん・・・」グッ

シンジ「え?ちょっと待ってアスカ?一旦落ち着こう!話せば分か」

アスカ「こんんんんのぉぉぉぉぉバァァカシンジィィィぃぃぃ!!!」

シンジ「ぷげら!?」ボコッ

ーシンジの部屋ー

シンジ「・・・・知ってる天井だ」

シンジ(確か、アスカに壁ドンして、決めゼリフを言おうとしたんだけど恥ずかしくて、変なごまかし方しちゃったんだ)

シンジ「やっぱり壁ドンなんて僕には無理だよ・・・・。それに似合わないし」

アスカ「なに一人でボソボソ言ってんのよ」

シンジ「あ、アスカ!?いつからいたの!?」

アスカ「あんたバカぁ?あんたが起きた時からずっとベッドの横にいたわよ」

シンジ「そ、そうなの?」

アスカ「それよりもあんた、さっきのはどーいうことなの!何か妙にバカシンジらしくない行動に出たと思ったら、あんなふざけたセリフ吐いて!」

シンジ「ご、ゴメン・・・。でも殴ることないだろ!ゴミがまつ毛に付いてたのは本当なんだから!」

アスカ「そこは悪かったと思ってるわよ・・・気を失うぐらい強く殴ったのは今までで数える程しかないし。だからこうやってベッドまで運んでやって、隣で見てやってたんじゃない」

シンジ「数える程あるのが既に問題だよ・・・・。それよりアスカ、僕が気を失ってからずっと横で見ててくれたの?」

アスカ(し、しまった!つい口に出しちゃった!)

アスカ「ま、まぁ私に殴られて気絶したバカシンジの顔があまりに笑えたから横でずっと見てただけよ!///」

シンジ「そっか、ありがとね」ニコッ

アスカ(っ!///)

アスカ「・・・シンジ・・・ちょっとついてきて」

シンジ「え?どうしたの?」

アスカ「いいから!」

シンジ「リビングまで来て、どうしたの?」

アスカ「あ、アンタさっき自分に壁ドンは似合わないとか言ってたわね」

シンジ「えぇ!?聞こえてたの!?」

アスカ「当たり前でしょ!真横に居たんだから!」

アスカ「だからバカシンジ、このアスカ様が今からお手本を見せてやるんだから、ありがたく思いなさいよね!」

シンジ「ちょっ!なっ、なに言ってるのさアスカ!お手本なんて、」

アスカ「」ドンッ

シンジ「あ・・・アスカ?」

アスカ「・・・・・・・・」

シンジ「さ、さっき僕がしたことの当てつけでやってるんだろ!恥ずかしいからやめてよ!」

アスカ「やめない」

シンジ「え?あ、アスカさん?」

アスカ「アタシだけのものになってよ」

シンジ「あ、あの・・・・」

アスカ「アンタがあたしものにならないなら、あたしなにもいらない」

シンジ(え・・・それってどういう・・・///)

アスカ「」スーッ

シンジ(っ〜!///あ、アスカの顔がどんどん近づいてくる・・・・///)

シンジ「」プルプル

アスカ「」スーッ

プシュー
ミサト「ただいま〜!はぁあ今日も一日疲れたわ〜シンちゃんビールとおつまみ・・・・・・・・」

シンジ「」

アスカ「」

ミサト「お取り込み中失礼したわね!お邪魔虫は退散するわ〜」

シンジ「み、ミサトさん!!違うんです!これはその・・・・・なんていうか・・・・・///」ゴニョゴニョ

アスカ「そ、そうよ!喧嘩!!いつもみたいに喧嘩してただけよ!!///」

ミサト「キスまでならオッケーよん・2人とも」

アスカ、シンジ「人の話を聞け(いてください)!!」

ミサト「あー今ネルフから都合良く緊急連絡入ったわねー行かなくちゃー後はよろしくね2人ともー」スタコラサッサ

アスカ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・///」

シンジ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・///」

シンジ、アスカ(き、気まずい・・・・・!!///)

シンジ、アスカ「あ、あのっ」

シンジ「あ、先に言いなよ///」

アスカ「バカシンジから言いなさいよ!!///」

シンジ「分かったよ・・・・。あの、さ、今日ケンスケに聞いたんだよ。」

シンジ「壁ドンっていうの?女の人はされたら喜ぶんだって。僕はアスカがエヴァに乗ってるとき以外で本気で嬉しそうな顔してるの見たことが無かったから」

シンジ「僕が作った料理をたべても喜んだこと一度もないし、じゃあこの壁ドンっていうやつをしたらアスカでも喜んでくれるのかなと思って・・・・」

アスカ「・・・・・・」

シンジ「あははっ、ゴメン、こんなの気持ち悪いかな?」

アスカ「バカね・・・・・ほんっとにバカシンジだわ・・・・・!気持ち悪くなんか無いわよ!」

シンジ「え・・・?」

アスカ「いつも作ってくれてる料理だって美味しいわよ!!ただ、あたしは、その・・・・恥ずかしいから思ったことを言うことができなくて・・・・・///」

アスカ「ご飯を食べることがこんなに楽しくて嬉しいことだなんて、コッチに来るまでは知らなかったんだから!」

シンジ「アスカ・・・・・」

アスカ「壁ドンだっけ?をバカシンジがしたときに本当に言おうとしたことは何なのか分からないけど、アンタがそのこと伝える勇気が出るまでは、あたしは待ってるから。あたしの言いたかったことはそれだけ」

シンジ「アスカ・・・・ありがとう」

アスカ「この完璧美少女のアスカ様をいつまでも待たせてんじゃないわよ!!!バカシンジ!!」

アスカ編〜完〜

シンジ(僕には壁ドンを難なく遂行できるほどの勇気が必要だと気付かされた・・・・・・。よし、そうと決まれば次は>>30に壁ドンをして練習するぞ!!)

綾波

>>30
綾波ですね!分かりました!

SS初投稿で拙い文章ですが、よろしくお願いします

ちなみに惣流はキャラ的に扱いにくいと思ったので、妥協して式波にしました

今日はもう寝ます
明日書きます

ー学校ー

ケンスケ「へー、そんなことがあったのか」

トウジ「確かにセンセは壁ドンされる方が似合うてるかもな」

シンジ「僕としてはそれが情けなくもあるんだけどね」アハハ

ケンスケ「うーん、でも結局決着はついてないからなぁ、それ。早いとこどうにかする必要があるぞ。式波って学校中の男子に人気があるからな、容姿だけは」

トウジ「見た目だけで告白してくる奴もぎょうさんおるからなぁ・・・危ないで、センセ」

シンジ「わ、分かってるよ。だから他の人に協力してもらおうと思って。その、壁ドンに慣れるために。僕結構女性の知り合い多いし」

ケンスケ「今無性に碇に行方不明になって欲しいと思ったのは俺だけでしょうか」

トウジ「すまんな転校生、ワイはお前を殴らなあかん」

シンジ「ち、違うよ!そんなつもりで言ったんじゃないよ!僕だってなるべく早くケリをつけようと思ってるよ」

シンジ「あ、そういえばトウジの方はどうだったの?」

ケンスケ「俺も気になるな」

トウジ「ワイはもう噛みまくってアカン感じになってきたから、ひたすらモジモジしてきてやったわ」

ケンスケ「ハハハ!それでどうなったんだ?」

トウジ「ただ一言、キモい、て言われたわ」

シンジ「別の意味で決着がつきそうだねそれ・・・」

トウジ「まあもう一回やってみるわ、ワイは諦めんで!」

ケンスケ「屍は拾ってやらねーからな」

シンジ「はは、それじゃあ僕はアスカに弁当を渡してくるから・・・」

トウジ「・・・シンジはもう、なんていうか、嫁やな」

ケンスケ「女子力かなり高いからな」

シンジ「なんだよそれ・・・・・じゃあ行ってくるね」

シンジ「アスカ、これ今日の弁当」

アスカ「もっと早く持って来なさいよ!ノロマね!」

シンジ「ご、ゴメン・・・」

ヒカリ「アスカ、せっかく作ってくれてるんだからもう少し優しくしてあげたらいいじゃない」

アスカ「わ、分かったわよ・・・・・・ありがとう///」ボソッ

シンジ「どういたしまして」ニコッ

アスカ「っ!///早くあっち行きなさいよね!///」

ヒカリ(あ、あのアスカが・・・・素直にお礼を言うなんて・・・・・。照れてるアスカも可愛いけど///)

アスカ(なんでこいつの笑顔はこんな破壊力あるのよ!///冗談抜きでN2兵器に匹敵するレベルね!)

シンジ「分かったよ、あっちに行けばいいんでしょ」

アスカ「あっ・・・」

シンジ「綾波!」

レイ「・・・・・・・・それ、何」

シンジ「綾波、これ。今日は綾波の分も作って来たんだ」

レイ「・・・・ありがとう」


アスカ「!!あの馬鹿!何ファーストにもわたしてんのよ!」ガタッ

ヒカリ「ちょ、ちょっとアスカ!」

アスカ「ちょっとバカシンジ!どういうことよ!なんでファーストにお弁当つくってんのよ!」

シンジ「い、いや、綾波が毎日ネルフ支給の栄養剤しか食べてなかったから・・・・まともなものを食べさせてあげたくて」

アスカ「ふん!どーだか!下心が見えてるわね、バレバレよ!」

シンジ「な!なんでそんなこと言うんだよ!だいたい・・・・・・!」

シンジ「」ワーワー

アスカ「」ギャーギャー

トウジ「なんやなんや!また夫婦喧嘩かいな!」

ケンスケ「うわ!綾波のコレ軍用レーションじゃないか!!スゲェーー!初めて生で見た!!写真撮らせて!」

アスカ「あんたたちはあっち行ってろ!!!」ギロッ

トウジ、ケンスケ「ひぃっ!!す、すいませんでした〜!」

レイ(・・・・・・おいしい)パクパク

トウジ「あんな恐ろしい女に言い返せるシンジもなかなかやで!」ヒソヒソ

ケンスケ「多分使徒よりも怖いんじゃないか?」ヒソヒソ

ヒカリ(・・・・・何この状況)

式波なら劇場版だし綾波の呼び名エコヒイキのほうが

>>45
確かにそうですね
ご指摘ありがとうございます、以後エコヒイキで行きます

ー放課後ー

アスカ「バカシンジ〜!早く帰るわよ!先に行ってるから早く追いついて来なさいよ!」

シンジ「あ、待ってよアスカ!」

レイ「碇くん」

シンジ「ん?どうしたの?」

レイ「今日の弁当。ありがとう」

シンジ「僕が作りたくて作ったんだからいいよ。それより味はどうだった?一応肉は抜いたけど」

レイ「ええ、とても、おいしかったわ」

シンジ「よかった!綾波の好みが分からなかったから不安だったんだ〜!綾波に喜んでもらえて嬉しいな!」

レイ「碇くんは、美味しいと言われたら嬉しいの?」

シンジ「うん。やっぱり、一生懸命作ったものを認められるのは嬉しいよ。普段アスカは全然言ってくれないしさ。最近は少し言ってくれてるけど」

レイ「・・・私も碇くんに美味しいと言ってもらいたい」

シンジ「あ、綾波?」

レイ「でも私は料理ができない。どうしたらいいのか分からないわ」

シンジ「綾波・・・・・!!・・・よ、良かったら今度の休みに綾波の家に料理教えに行くよ?」

レイ「・・・ありがとう、ぜひお願いしてもいいかしら」

シンジ「う、うん!分かった!今度の土曜に行くから!」

レイ「楽しみにしてるわ」

シンジ「じゃあ僕はそろそろ行くね!アスカが怖いから!」タッタッタッ

レイ(碇くんが・・・休日に私の家に料理を教えにくる・・・・・何かしら、この暖かい気持ち・・・)

レイ「・・・ポカポカする///」ポー


アスカ「おっそいわね!何してたのよ!」

シンジ「ごめん。少し綾波と話してて」

アスカ「!エコヒイキと何を話してたのよ」

シンジ「今日の弁当ありがとう、って。それだけだよ」

アスカ(・・・・・・怪しいわね)

アスカ「ふ〜ん。まあいいわ、早く帰るわよ」

アスカ(シンジは私のものなんだから、エコヒイキなんかには絶対渡さないわ!)




ー日曜日ー

シンジ(よし、準備はできた!アスカが寝てる間に出かけよう、見つかったらめんどくさいことになりそうだし)

シンジ「着いた」ピンポーン

レイ「碇くん、今日は来てくれてありがとう。上がって」

シンジ「うん。お邪魔します」

シンジ(ここの部屋に来たら、綾波を押し倒してしまったことを思い出すな・・・あの時の綾波ってはだk・・・・)

シンジ(変な想像しちゃダメだ!///ああ!股間にテントが!///)

レイ「どうしたの、そんなに前かがみになって」

シンジ「あ、綾波は気にしなくていいから!さっそく料理にとりかかろう」

レイ「え、ええ。今日作りたいのはお味噌汁なんだけど・・・・」

シンジ「お味噌汁か〜。簡単な料理だけど、それだけに個性がすごく出やすいからね。ここはオーソドックスに具は豆腐とわかめで行こうか」

レイ「ええ。碇くんの言う通りにやってみるわ」

シンジ(なんやかんやあってできた)

シンジ「完成!いや〜綾波、初めてにしてはすごく上出来だよ」

レイ「途中指を怪我してしまったけど、なんとか出来たわ」

シンジ「まあまあ、今日で危ない包丁の持ち方も学べたし、次からはもっと手際よくなってると思うよ。それじゃあ、」

シンジ、レイ「いただきます」

シンジ「うん。美味しいね。出汁がしっかりきいてて、すごく美味しい。」

レイ「そう・・・・嬉しいわ///」

レイ(これが人に美味しいと言ってもらえる嬉しさなのね・・・すごく暖かい気持ち・・・・・///この感覚・・・)ポカポカ

レイ「好き」

シンジ「ブーッ!!?!」

レイ「い・・・・碇くん?」ビチャビチャ

シンジ「ご、ごめん綾波!!ちょっと驚いたから!」

レイ「?」

シンジ(び・・・びっくりした・・・一瞬僕に告白してきたのかと思った・・・そんなわけないだろ・・・・・)

シンジ「と、とりあえずシャワー浴びて来なよ。汚しちゃったし。僕は床掃除してるから」

レイ「ええ。そうさせてもらうわ」

シンジ(これ、嫌われちゃったかもしれないな・・・・・)シュン

シンジ「・・・・・はぁ」フキフキ

シンジ「綾波はお風呂に行ったみたいだな・・・・」フキフキ

シンジ「・・・・・・それにしても、綾波の部屋って相変わらず殺風景だなぁ・・・」フキフキ

シンジ「もっと女の子っぽい部屋にしてあげたらいいのに、父さんは何してるんだよ・・・」

シンジ「顔だって学校じゃあまり目立ってないけどすごく可愛いし、アスカとは違って、なんていうかスレンダーさがあって、白くてキメ細かい肌で・・・・・」

シンジ「・・・・・い、いけないや!これじゃ僕変態みたいじゃないか・・・最低だ!」

レイ「・・・・い、碇・・・くん・・・?///」

シンジ「!?あ、綾波!?」ビクッ

シンジ「綾波、その、今の言葉は、あ、あの、ってうわ!!」グラッ

バターン!!!


シンジ「い、痛たた・・・・・・・・・・って・・・・え?」

レイ「・・・・・・・・」

シンジ(こ・・・この体勢・・・あの時の・・・・・)

レイ「・・・・・・・・碇くん・・・・胸・・・」

シンジ「えっ?」モミ

レイ「手・・・・・触ってる」

シンジ「わ、わっ!ごめん綾波!今すぐどくから!」バッ

レイ「///」

更新待ってたぜ!

レイ(胸・・・・・体の部位をただ触られただけ・・・・・でも碇くんだとなぜか・・・)

レイ「ぽかぽかする///」

シンジ「あ、綾波?うわっ!?」ドサッ

レイ「碇くんにも私の気持ち・・・ぽかぽかする気持ち・・・味わってほしい・・・///」

シンジ「綾波?な、何してるのさ、ダメだよこんなの」

レイ「碇くんも同じことをさっきしたわ」

シンジ「あ、あれは足が滑って・・・」

レイ「碇くん・・・///」

シンジ(ま、まずいよ・・・・このままじゃ僕の理性が・・・///)プルプル

ピンポーン

>>60
ありがとう!
めちゃくちゃ嬉しいです


遡ること2時間前ーーー

アスカ『あいつ・・・こっそり出て行ったけどどこ行ってるのかしら・・・』

アスカ(ま、大方予想はつくけど)

アスカ『バカシンジのくせに私に黙ってこっそり行くなんて、許さないんだから』

ミサト『zzz....むにゃ......加持ぃ.....うへへ〜』

アスカ(バカな家主にバレないようにこっそりと出て行こう)

そして現在ーーー
レイ宅玄関前

アスカ「ちょっとお邪魔させてもらおうかしら〜」ピンポーン

アスカ「あれ・・・鍵開いてるわね・・・・ま、いっか、お邪魔しまー・・・」ガチャ

シンジ「」

レイ「///」ポカポカ

アスカ「・・・・・・・・・」

シンジ「ち、違うんだよアスカ!誤解だよ!!」

レイ「///」ポカポカ

アスカ「チガウンダヨアスカコレハゴカイダヨ?」ゴゴゴゴゴゴゴ

シンジ「ひぃ!?ほ、本当に違うんだってば!!ただ料理を教えてただけで・・・!」

アスカ「料理?」ゴゴゴゴゴゴゴ

アスカ「僕がアッチの料理も教えてあげますってか!!こぉの・・・」

シンジ「」

レイ「///」ポカポカ

アスカ「・・・・・・・・・」

シンジ「な、なんでアスカが!?ち、違うんだよアスカ!誤解だよ!!」

レイ「///」ポカポカ

アスカ「チガウンダヨアスカコレハゴカイダヨ?」ゴゴゴゴゴゴゴ

シンジ「ひぃ!?ほ、本当に違うんだってば!!ただ料理を教えてただけで・・・!」

アスカ「料理?」ゴゴゴゴゴゴゴ

アスカ「僕がアッチの料理も教えてあげますってか!!こぉの・・・」

アスカ「バァァカシンジィィィ!!!」バチィ!!!!

シンジ「ぐぴゃ!!」

シンジ(あぁ・・・どうしていつも・・・こうなる・・・んだ・・・・)




シンジ「・・うぅ・・・ここは・・・僕の部屋だ・・・うぅ・・・頭がいたい・・・」

アスカ「やっと起きた?」

シンジ「ぶわぁ!アスカ!毎回登場の仕方が驚くんだよ!普通に現れてよ!」

アスカ「それよりもアンタ、えこひいきから詳しく聞いたわよ」

アスカ「その・・・悪かったわね・・・誤解で気絶するほどのビンタしちゃって・・・」

シンジ「ほんとだよ・・・絶対脳細胞が死んでいってるよ・・・ボケたらどうするのさ」

アスカ「そ、そんときはアタシが面倒みたげるわよ///」

シンジ「・・・///あ、当たり前だろ!アスカが原因なんだから!」

シンジ「まぁでも・・・僕の方こそアスカに黙ってこっそり綾波の家に行くような態度は悪かったと思ってるよ、ゴメン」

アスカ「ドア開けたときはビックリしたわよ・・・あれなんて言うんだっけ?床ドン?の態勢になってたじゃない?シンジが下側で」

アスカ「あの状況で誤解しない方が難しいわよ!」

シンジ「ゴメン・・・もう二度とアスカを誤解させるような真似はしないよ・・・」

アスカ「ば、バカ!そういうセリフは恋人どうしでするものじゃない!」

シンジ「ははは、そうかな」

アスカ(ほんとにもう・・・・・・・・バカなんだから///)


綾波床ドン編

これで最後にする
次の対象人物
>>71

マヤ

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