花陽「凛ちゃんの幸せは」 (120)

書き溜めを投下していきます。この話の花陽は恋のキューピッドです。

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冬の初め、穂乃果ちゃんとことりちゃんが付き合い始めました。

告白したのはことりちゃんの方。

ユニット別練習が終わった直後、花陽の目の前で。

花陽は素直に祝福しました。

いつかくっつくだろうと思ってたけど、まさか花陽の目の前でとはね…。

でも、練習中にまでイチャイチャしているようなことはないし、花陽は二人が幸せそうなのが嬉しいから、一歩身を引いて見ていました

このカップルの誕生に一番驚きを隠せないでいたのは、もちろん海未ちゃんでした。

しっかり者の海未ちゃんの複雑そうな顔は、どう見ても動揺してたかも。

それでも、海未ちゃんの目は、二人の幸せを、本気で願っていました。

二人が付き合い始めて3日目、花陽は凛ちゃんと一緒に海未ちゃんから相談を受けました。

この相談が、二人の「馴れ初め」だったのかもね。

これは、大好きな凛ちゃんの恋のお話

部室

海未「突然の相談、すみません…」

花陽「大丈夫だよ」

凛「凛たちが聞いてあげるにゃ!」

海未「ありがとうございます。では、その…」

海未「花陽と凛は、女性同士の恋愛について、どのように考えていますか?」

花陽「へ?うーん…」

花陽「幸せの形なんて人それぞれなんだし、花陽は全然ありだと思うよ」

海未「なるほど…。では、凛はどうでしょうか」

凛「えへへ、恋なんて女の子っぽいもの、凛には分からないや…」

海未「そうですか…」

凛「ごめんね」

海未「あ、いえ、謝らなくていいのですよ。それに、凛はもっと自信を持ってください。貴女は十分女の子っぽくて可愛いですよ」

凛「!?ど、どどどどういう風の吹き回しだにゃ!?そ、そんな甘い罠、凛はハマらないもん!///」

凛(う、海未ちゃんいきなり何を言い出すの…?)

花陽「凛ちゃん顔赤い〜!」

海未(ほら、女の子っぽい)

海未「クスッ」

凛(!海未ちゃんも、こんな優しい目をするんだ…)

海未「では、次の質問をしてもよろしいですか?」

花陽「いいよ、なんでも言って」

海未「ありがとうございます。あ、あの…」

海未「は…花陽と凛は…、恋人関係ではないのですよね?」

凛「!」

花陽「え…?…ふふっ!」

海未「真面目な質問ですよ!」

花陽「はうっ!ご、ごめんなさい!ええっとね…」

凛「…」

花陽「花陽はね、確かに凛ちゃんのことが大好き。でもね、この好きは、そういう好きとは違う好きなの。小さい頃から、花陽の凛ちゃん対する気持ちは、決して違った方向になんか行ってないよ。ずっと同じ気持ち」

凛「…かよちん!」ギュッ

花陽「はわわっ!?凛ちゃん!?」

凛「かよちん…。凛もそう。かよちんへの気持ちは、ドキドキとは違う気持ち。でも、それは、かよちんへの気持ちが弱いわけじゃないにゃ。凛にとってのかよちんは、絶対に安心できる、そんな存在。凛は、かよちんのこと、そう思ってるにゃ」


海未「そうですか…。花陽たちも穂乃果たちと同じ、幼馴染ですから、もしかしたら同じようにお互いに恋愛感情を持っているのかと思っていましたが…」

花陽「ううん。花陽と凛ちゃんの関係は、そういうのじゃないよ」

海未「なるほど…。二人の言葉を聞いたら、なんだか肩の荷が下りた気がします」

花陽「それは良かった!」

海未「また、何かあったら相談に乗ってもらうかもしれません」

花陽「花陽たちはいつでも大歓迎だよ!」

凛「凛もにゃ!」

海未「ありがとうございます」

花陽「じゃ、帰ろっか」

海未「ええ。あ、凛」

凛「なんにゃ?」

海未「凛」ナデナデ

凛「!?な、ななななんで頭を撫でるの?///」

海未「いつも厳しくしてしまっているので、たまには可愛がってあげたい、と思いまして」ナデナデ

凛「うにゃぁ…///」

花陽(凛ちゃん照れすぎだよ…)

帰り道

凛「海未ちゃん、練習の時とは全然違う顔してたにゃ」

花陽「そうだね。やっぱり海未ちゃんも年頃の女の子だね」

凛「ラブアローシュート!」

花陽「…」

凛「な、なんにゃ…」

花陽「凛ちゃん、海未ちゃんに可愛いって言われたり、撫でられたりする度に顔真っ赤にしてたけど」

凛「え!?あ、いや、だって恥ずかしかったから…」

花陽「本当にそれだけ?」

凛「それだけ!…でも、海未ちゃんいつも凛に厳しいから、優しくされて、なんか普通よりも照れちゃってた、かも…」

花陽「…そっか」

花陽(意識してる、のかな?)

翌日

練習後、部室

海未「………なんですよ。まったく穂乃果とことりは…」

花陽「見守る方も大変だね…」

凛(今日も海未ちゃんとお話…)

凛「…」

海未「…どうしたのですか?凛。私の顔になにか?」

凛「へっ!?あっいやっなんでもないの!本当に!大丈夫だにゃ!」

海未「…?ならいいのですが」

凛(なんか、穂乃果ちゃん達のこと話してる海未ちゃんの目、)

凛(優しくて、吸い込まれそう)

花陽(凛ちゃん?)

海未「あら、もうこんな時間…。そろそろ帰りましょうか」

花陽「うん」

凛「あ、あのね海未ちゃん!」

海未「なんですか?」

凛「ま、また、頭撫でてほしいな…」

花陽(凛ちゃん!?)

海未「!いいですよ」ナデナデ

凛「えへへ…///」

花陽(これは、もう…)

花陽「あ!」

凛「どうしたにゃ?」

花陽「花陽、今すぐ家帰ってオニギリ握らなきゃ!ごめん凛ちゃん、花陽先帰るね!二人ともまた明日!」

凛「あ、あれ?かよちーん!」

海未「ふふっ、本当に花陽はお米が大好きですね」

凛(あやしすぎるよ…)

凛「なーんか嘘くさいにゃ…」

海未「仕方ないですね…。では、凛、一緒に帰りましょう」

凛「え!?」

海未「その反応…、嫌ですか?」

凛「い、嫌じゃないよ!凛、嬉しい!」

海未「う、嬉しい…?そう言われるとなんだか不思議な気持ちですが…」

凛「じゃ、じゃあ帰ろ?」

海未「そうですね。行きましょう」

凛(う、海未ちゃんと二人きり…)

帰り道

海未「…」

凛「…」

海未(話題が出てきませんね…)

凛(何話せばいいのか分からないにゃ…)

海未(じゃあ、この話題で…)

海未「凛?」

凛「!?はっ、はいっ!?」

海未「私、昨日、凛は十分女の子っぽいと言いましたよね?」

凛「うん」

凛(な、なんだろ)

海未「あれ、決してお世辞なんかじゃないんですよ」

凛「へっ?」

海未「私から見れば、凛はとても可愛いんですから」

凛「…なっ!なななっ…!///なんにゃ…!?そそそそんなに褒めても凛はっ…」

海未「ふふっ、照れる顔も可愛いですね」

凛「ま、まだ言うにゃ…?///」

凛(またその優しい目。凛はその目に弱いんだにゃ…///)

海未「凛?顔が赤いですよ?」

凛「うう…」

凛(ただでさえ美人の海未ちゃんがそんな優しい目で凛のことを見つめたら…)

凛「…好きになっちゃうよ…」ボソッ

海未「?何です?」

凛「なっ、なんでもないよっ!」

海未「はあ…」

海未(しかし…、凛は本当に愛らしいですね)

海未(いつまでも見ていたい、そんな気分にさせてくれます)

海未「あ、凛、凛の家はこちらの方でしたよね」

凛「え?ああ、うん」

海未「じゃあここでお別れですね。ではまた明日」

凛「うん。バイバイ、海未ちゃん!」

翌日

朝、通学路

花陽「凛ちゃん、昨日の帰り、海未ちゃんと二人きりだったけど、どうだった?」

凛「へ!?あ、あの、うーんとね…」

凛「ドキドキ、したかな…」

花陽(…!)

花陽「ねえ凛ちゃん、ひとつ訊いていい?」

凛「なんにゃ?」

花陽「凛ちゃんは今、海未ちゃんのこと、どう思ってるの?」

凛「ええっ!?う、うう…」

花陽(さあ、なんて答えるか)

凛「…まだ、よくわからないな。でも、最近、なぜか海未ちゃんが今までよりも美人に見えるんだ。なんでだろう」

花陽「うーん…」

花陽(まだ自分の気持ちに気づけてないみたいだね。もう少し、海未ちゃんとの時間を増やせば、きっと…)

花陽「今日も、海未ちゃんと話す?」

凛「…!うん!話したいにゃ!」

花陽(分かりやすいなぁ)

花陽「じゃ、そうしよっか」

凛「うん!楽しみだにゃ!」

練習後

花陽「海未ちゃん、今日もお話しない?」

海未「花陽、すみません。今日は穂乃果とことりと帰ろうと思ってましたので…」

凛「え…」

海未「あ、凛…」

海未(気を落としてますね…)

海未「…凛?」

凛「な、なあに?」

海未「明日は、一緒に帰りましょうか」

凛「本当!?約束だよ!」

海未「はい。必ず。では、また明日です」

凛「うん!バイバイ!」

花陽(凄い嬉しそう、凛ちゃん)

花陽「良かったね、凛ちゃん」

凛「海未ちゃんと、約束…」

花陽(この顔、ドキドキしてるのかな)

花陽「…凛ちゃん、明日も二人きりで帰ってみたら?」

凛「か、かよちんはいいの?」

花陽「花陽は大丈夫だよ。凛ちゃんはどうしたい?」

凛「うーん、凛は…」

翌日

練習後

凛「海未ちゃん!帰ろ!」

海未「ええ。あら?花陽はどこに?」

凛「か、かよちんは先に帰っちゃったみたいだにゃ」

海未「では、また二人きりで帰ることになりますね」

凛「そ、そうだね」

海未「では、行きましょうか。」

凛「…うん!」

帰り道

凛(また、海未ちゃんと、二人きり…)

凛(夕陽が綺麗…)

海未「凛、最近勉強の方は大丈夫でしょうか」

凛(なんだろう。ただ一緒に歩いているだけなのに)

海未「…凛?」

凛(この気持ちは、なんなのかな)

海未「凛!」

凛「!はっ!はいっ!?」

海未「最近勉強の方は大丈夫でしょうかと訊いたんですが」

凛「え、あ、うん」

海未「ボーッとしてましたけど。どうしたんですか?」ズイッ

凛(ち、近い!///)

海未「顔も赤いですよ?」

凛「だ、だめ…」

海未「?ダメって…、もしかして、私のこと…嫌い…なのですか?」

凛「い、いや、違うの!嫌いじゃないよ!勉強!相変わらずキツイにゃ!」

海未「…そうですか。くれぐれも赤点は取らないように」

凛(あ、厳しい時の顔!)

凛「…えへへ」

海未「な、なんですか、いきなり笑い出して」

凛「海未ちゃん、表情がコロコロ変わって可愛いなーって」

海未「え、ええっ、か、可愛いだなんて…///」

凛「いつもの仕返しだもん」

海未「まったく…。でも」

凛「でも?」

海未「凛とこういう会話をしてると、心が癒されます」

凛(…嬉しい!)

凛「あ、あのね!」

海未「なんでしょう?」

凛「凛も、海未ちゃんといると、それだけでなんか、いい気分なんだ。かよちんといる時とはまた違う気持ち!」

海未「…私も、以前とは凛を見る目が少し変わった気がします」

凛「!」

凛(海未ちゃんの遠くを見る横顔…)

凛「綺麗…」

海未「ええ。夕陽、綺麗ですね…」

凛「違うよ…」

海未「え…?」

凛(やっぱり、凛は、海未ちゃんのこと…)

翌日

昼休み

凛「かよちん、今度の休みの日、凛の相談に乗ってくれないかにゃ?」

花陽「ん?いいけど…。海未ちゃんじゃなくていいの?」

凛「にゃ!?ううううううう海未ちゃん!?なななななななんで…?」

花陽「分かりやすっ」

凛「もう!」

花陽(これは…)

花陽「あはは、ごめんね…。わかった!いくらでも話聞いてあげる!」

凛「ありがとにゃ…」

休みの日

ファミレス

花陽「さあ、話聞くよ?」

凛「う、うん。あのね、凛ね」

花陽「…うん」

凛「恋がなんなのか、分かったかも」

花陽(…予想通りだね)

花陽「なるほど、凛ちゃんは、海未ちゃんのことが好きなんだ」

凛「!?!!!?!??!?」

花陽(凄い顔。でも可愛い)

凛「はわ、はわわわわわわ…」

花陽「なんで凛ちゃんがそんなに慌ててるの…?」

凛「だ、だって、す、す、好きだなんて…」

花陽「凛ちゃん」

凛「うにゃぁ…」

花陽「海未ちゃんといると、ドキドキするんでしょ?」

凛「…うん」

花陽「海未ちゃんに見とれてる?」

凛「……うん」

花陽「…海未ちゃんに、会いたい?」

凛「………うん!」

花陽「ラブアローシュート直撃してるね…」

凛「にゃ…。やっぱり、こ、これは、恋なのかな」

花陽「少なくとも花陽から見れば」

凛「うう…。こんな気持ち初めてだし、どうしたらいいのか分からないにゃ…」

花陽「今度、思い切ってデートに誘ってみれば?」

凛「ええっ!?凛と海未ちゃんが、デ、デート!?」

花陽「うん!二人きりでお出かけ!」

凛「でも、海未ちゃんの横は、凛なんかじゃ…」

花陽「凛ちゃん!」ドン!

凛「はひっ!?なんにゃ!?」

花陽「海未ちゃんのこと、好きなんでしょ!?」

凛「…!うん!」

花陽「じゃあ、勇気を出してみようよ!」

凛「…、うん、そうだね…。わかったにゃ!次の休みに誘ってみるよ!」

花陽「うん!頑張れ!あ、あとね…」

凛「にゃ?」

花陽「明日からの一週間も、練習の後、海未ちゃんと一緒に帰ってみたら?」

凛「え?か、かよちんは…?」

花陽「花陽はにこちゃんと真姫ちゃんと帰るから、大丈夫。海未ちゃんと二人きりの時間、増やしてみよ!」

凛「…分かったにゃ!」

月曜日

練習後

凛「海未ちゃん!一緒に帰ろ!」

海未「…私は構わないのですが、花陽は大丈夫なのですか?」

凛「かよちんはにこちゃんと真姫ちゃんと一緒に帰ったみたいにゃ」

海未「じゃあ、今日も二人きりですね。」

凛「うん!」

凛(今日は、ドキドキで黙ったりしないもん!)

帰り道

凛「あのね、海未ちゃん!」

海未「なんでしょうか」

凛「海未ちゃんは、今行きたいところとかある?」

海未「?唐突ですね。うーん…」

凛(ドキドキ…)

海未「京都ですかね」

凛「」

凛(う、海未ちゃんらしいけど、ちょっとデートには遠すぎるにゃ…)

凛「で、できれば日帰りできる距離で…」

海未「条件付きですか。ならば…」

海未「鎌倉ですかね」

凛(おっけーかな…!?)

凛「そうなんだー!確かに海未ちゃんは、そういうところ、似合うかも!」

海未「でも、そんなこと聞いて、どうするつもりです?」

凛「え?うーんと…、ひみつ!」

海未「むー…。教えてくれてもいいではないですか」

凛「ひみつと言うよりは、お楽しみ、かも!」

海未「どういうことでしょう…」

凛「えへへ…」

火曜日

昼休み

凛「そんなこんなで行きたい場所は聞き出せたにゃ!」

花陽「凛ちゃん、以外とやるね」

凛「海未ちゃんのことを想えば!」

花陽「その言葉、大事だよ!」

花陽(これは花陽が余計なことしなくても良さそう)

花陽「この調子で頑張れ!」

凛「うん!」

練習後

凛「海ー未ーちゃん!」

海未「さ、一緒に帰りましょう」

凛「あ、あれ、なんで分かったの?」

海未「まあ…、予想はつきますよ」

凛「そっか…」

凛(もしかしてうんざりしてたりして)

海未「でも、私は嬉しいです。毎日凛と二人きりの時間があることが」

凛「…!海未ちゃんっ…!じゃあ、帰ろっ!」

海未「はい」

海未(笑顔が眩しいですね)

凛「海未ちゃん!海未ちゃん!」

海未「もう、ただ帰るだけなのに、こんなに元気だなんて。練習で本気出してます?」

凛「それとこれとは別!海未ちゃんとの時間は毎日の楽しみだもん!」

海未「そう思ってくれているなんて、凛は本当に優しいですね」

凛「て、照れるにゃ…」

凛「そうだ、明日、練習終わったら、一緒にラーメン食べに行こうよ!凛が美味しいところ連れて行ってあげる!」

海未「ラーメン、ですか。凛が教えてくれるお店なら、ハズレは無さそうですね。いいでしょう。明日、行きましょうか」

凛「やったー!」

海未(…可愛い…)

42
水曜日

昼休み

凛「今日はね、海未ちゃんとラーメン食べに行くの!」

花陽「もうプチデートだね」

凛「!気、気がつかなかったにゃ」

花陽「誘う勇気が出てきたってことだよ!凄いよ!」

凛「えへへ…!」

花陽(もう完全に大丈夫みたいだね)

花陽「海未ちゃんとの食事、楽しんでね!」

凛「うん!ありがとにゃ!」

練習後

ラーメン屋

凛「ここにゃ!ここのラーメンは、麺は太いし、スープは良く絡みつくし、絶品なんだにゃ!」

海未「なんだかお話を聞くだけでお腹が減ります」

凛「じゃ、早速入ろ!おじさーん!」ガラッ

海未「いい香りですね…」

大将「おっ、凛ちゃんじゃないか!今日はお友達も一緒かい!」

凛「うん!紹介するね!凛の先輩の海未ちゃん!」

海未「は、はじめまして…」

大将「ほお!先輩かい!しかし、綺麗な人だね〜」

海未「へっ!?き、綺麗だなんて、そんな…///」

凛「凛の自慢の先輩だよ!」

海未(!自慢の、先輩…)

大将「そうかい!今日もいつも通り、味噌ラーメンかい?」

凛「うん!味噌ラーメン二つで!」

大将「あいよっ!」



海未「ここの大将さんとは、そこそこの仲なんですか?」

凛「うん!小学生の時から、よくここでラーメン食べてたんだよ!」

海未「となると、結構長いですね」

凛「そうにゃ!ここの味は、もう体が覚えちゃってるにゃ!」

海未「そうですか。楽しみです」

海未(凛の、幸せそうな表情…)

大将「へい!味噌ラーメン二つ!」ドンドン!

凛「わーい!」

海未「これは…、入った瞬間のいい香りはこれでしたか…」

大将「自慢のスープだ!お姉さん!飲んでみてくださいよ!」

海未「は、はい、では…」ズズッ

海未「…これは!美味しい!」

大将「気に入ってもらえて何よりだ!」

凛「でしょでしょ?凛、このスープ、本当に大好きなんだ」

海未「これを小学生の時から飲んでいたなんて、贅沢ですね…」

凛「へへーん!いいでしょー!」

海未(自慢げな表情も、魅力的です)



海未「あっという間に食べ終わってしまいました」

凛「美味しかったでしょ!」

海未「はい。また来たいですね」

凛「じゃあ、また今度来よっ!」

海未「そうですね!」

凛「よし!おじさん!ごちそうさま!」

海未「ごちそうさまでした」

大将「あいよ!あ、お姉さん!」

海未「はい?」

大将「凛ちゃんを、頼むよ!」

海未「…!はい!任せてください!」

凛「!?おじさん!どういう意味だにゃ!?」

大将「凛ちゃんの相手は疲れると思うけど、頑張れってこったい!」

凛「むうう!凛はもう子供じゃないもん!」

大将「ははは!じゃあ、またな、お二人さん!」

凛「うん!」

海未「ありがとうございました」

海未(頼むよ、という言葉が、なぜか、強く響きましたね…)

木曜日

昼休み

凛「海未ちゃんと一緒だったから、いつもより美味しく感じたにゃ!」

花陽「十分すぎるぐらい楽しんだみたいだね!」

凛「うん!今日は、どうしようかな…」

花陽「…そろそろ誘ってみたら?」

凛「デ、デートに?」

花陽「うん」

凛「…分かったにゃ、今日、誘ってみるにゃ。」

花陽「うん!ファイト!」

花陽(がんばれ!凛ちゃん!)

帰り道

海未「こうやって凛と一緒に帰るのも、当たり前になりましたね」

凛「そうだね」

凛(言わないと)

凛「…う、海未ちゃん!」

海未「はい?」

凛「明後日の土曜日、練習休みだよね?」

海未「?そうですけど…」

凛(勇気を出して…!)

凛「…凛と、鎌倉に行かない?」

海未「…!」

凛「ダ、ダメかな。」

海未(凛の方から…。嬉しいです…)

海未(もちろん…)

海未「行きましょう」

凛「!本当に!?」

海未「はい。行きたい場所を訊いたのは、これだったんですね?」

凛「えへへ。まあね!」

凛(やった…!)

海未「じゃあ、明日、練習の後、私の家に来てください」

凛「」

海未「…!」

凛「ダ、ダメかな。」

海未(凛の方から…。嬉しいです…)

海未(もちろん…)

海未「行きましょう」

凛「!本当に!?」

海未「はい。行きたい場所を訊いたのは、これだったんですね?」

凛「えへへ。まあね!」

凛(やった…!)

海未「じゃあ、明日、練習の後、私の家に来てください」

凛「」

すんませんミスりました

凛(ななななななななな、なんにゃ!?)

海未「どうしました?凛。固まって…」

凛「う、う、海未ちゃんの家…?」

海未「?そうです、けど」

凛「〜っ///」

海未「…来ない、ですか?」

凛「行く!でも、なんで?」

海未「二人で計画を立てましょう。日帰りで鎌倉ですから、計画的に動かないと」

凛「あ、なるほど!」

海未「次の日に備えて、ですね。あ…。」

凛「どうしたにゃ?」

海未「どうせだから泊まっていってもいいのですよ?」

凛「」

もし見ている方々いたらすいません

眠気すごいんで残りは明日投下します

明日っていうか起きたら、です

おつ
待ってるよ


乙、すごくいいよ
待ってる

おつ

金曜日

凛「海未ちゃんも大胆だにゃ〜」

花陽「そうだね、まさか家に呼んで、泊まっていくようにも言うなんて…」

花陽(これは嬉しい誤算?)

花陽「でも、よりお近づきになれるチャンスだよ!」

凛「…そうだね!凛も今日は大胆になってみるよ!」

花陽「大胆?」

凛「うん!」



海未の家

凛「お、おじゃましまーす」

海未「さ、入って」

凛「海未ちゃんのお家…」

海未「私の部屋はこちらですよ」

凛「は、はい…」

海未「ここが、私の部屋です」ガチャ

凛「わぁ…」

凛(よく整理されてる。凛の部屋とは大違いだにゃ…)

海未「では、早速計画を立てましょうか」

凛「う、うん!」



海未「鶴岡八幡宮、高徳院、小町通り、王道ですが、ゆとりを持って過ごしたいのでこのぐらいで十分ですかね」

凛「うん。せっかく二人でお出かけなんだから、ゆっくり過ごしたいにゃ」

海未「そうですね。今からでも楽しみです」

海未「さて、そろそろ夜ご飯としましょうか。こちらの方で用意してあるので。行きましょう」

凛「うん!お腹減ったにゃ!」



凛「わ!豚の生姜焼き!」

海未ママ「凛さん、貴女のことは海未からよく聞いてますよ。お肉がお好きなことも」

海未「あ、あまりそういうことは言わないでください…」

凛「そ、そうなんですか?ありがとうございます…!」

凛(海未ちゃん、お母さんに凛のこと話してるんだ…)

海未「では、食べましょうか、凛」

凛「うん!じゃあ、いただきまーす!」モグッ

凛「…!美味しい!凛の家の生姜焼きと良い勝負にゃ!」

海未ママ「ふふっ、気合入れて作りましたから!」

凛「これはご飯が進むにゃ!」

海未「気に入ってもらえて、何よりです」

海未ママ「いつか、凛さんのお母様のより美味しいと言わせて見せますよ」

凛「むむむっ!望むところですにゃ!」

海未「…クスッ」



海未の部屋

凛「海未ちゃんのお母さんの料理、本当に美味しかったにゃ〜!」

海未「ありがとうございます」

海未(いつか、私の料理で、凛を満足させたいですね…)

凛「そろそろお風呂かにゃ」

海未「そうですね。どちらから先に入りましょうか」

凛「海未ちゃん!一緒に入ろ!」

海未「え、ええっ!い、一緒に…?///」

凛「い、嫌かにゃ…?」

海未「え、あ、いえ…」

海未(まあ穂乃果達とはよく一緒に入っていましたし…)

海未「…嫌ではありませんよ。一緒に入りましょうか」

凛「わーい!じゃ、行こ!」

海未「は、はい!」

海未(で、でもまだ心の準備が…)

お風呂

凛「ほら、海未ちゃん、早く早く!」

海未「うう…、やっぱり恥ずかしいです…」

凛「穂乃果ちゃん達には見せてきたのに、凛には見せられないの?」

海未「…!」

海未(今の私にとって、凛は…)

海未(…よし)

海未「い、行きますよ」

凛「うん!」



凛「さ、シャワー浴びよ!」

シャーッ

海未「気持ちいいです…」

凛「…」

凛(海未ちゃんの体、綺麗…)

海未「あの…、あまりジロジロ見ないでもらえますか?」

凛「あ!ご、ごめんね!」



カポーン

海未「お風呂は癒されますね」

凛「そうだね…」

凛(勇気を出して…)

凛「海未ちゃん!背中洗ってあげる!」

海未「そ、そんな、悪いですよ」

凛「いいから洗わせて!日頃の感謝の気持ちにゃ!」

海未「で、では、お願いします…」

海未(嬉しいです…)

ゴシゴシ

凛「気持ちいいですか〜?」

海未「はい。意外と上手いんですね」

凛「むー?意外とってなんにゃ意外とって!」

海未「ふふっ!冗談ですよ」

海未(しかし…、凛とこうやって過ごしていると、なんだか…)

海未「…幸せです」

凛「なんか言ったかにゃ?」

海未「!な、なんでもないです!」

海未の部屋

海未「いい湯でしたね」

凛「うん!あったまったにゃ!」

海未「さ、明日も早いですし、そろそろ寝ましょう」

凛「はーい!」

海未「では、布団を出して…」

凛「海未ちゃん、一緒の布団で寝よ?」

海未(へっ!?)

海未「え、り、凛はそっちの方が良いんですか?」

凛「うん。寒いでしょ?だから、凛は、海未ちゃんとくっついて寝たいにゃ」

海未(今日の凛は大胆ですね)

海未「わかりました」

凛「やったーっ!」



海未「明かり、消しますよ」

凛「はーい!」

パチッ

凛「じゃあ、布団入るよ〜」モゾモゾッ

海未「は、はい、どうぞ」

凛「えへへ〜、海未ちゃーん!」

海未「ち、近いですね…」

海未(凛が、こんなに近くに)

凛「一緒だと、あったかいね」

海未「そうですね。安心できます」

凛「えへへ…!ふわあ…。もう眠いや。いろいろお話してから寝たいのに」

海未「明日、いくらでも出来ますよ。丸一日、二人だけの時間です」

凛「二人だけの…時間…///」

海未(すぐ顔を赤くする。本当に可愛いです)

凛「じゃ、じゃあ、寝るね。おやすみ…」

海未「はい、おやすみなさい」

凛「海未ちゃん…」ギュッ

海未「…凛」ギュッ



凛「スゥ…スゥ…」

海未「…眠れません…」

海未「凛がこんなに近いからでしょうか」

海未「寝顔も可愛いですね」

海未「なんでしょう。守ってあげたい、とも思いますし、いつまでも眺めていたい、とも思います」

海未「なんなのでしょうか、凛へのこの感情は…」

海未「…それは、明日、分かるかもしれませんね」

月曜日

朝、通学路

凛「…」

花陽「凛ちゃん?元気無いけど…」

凛「うーん」

花陽「土曜、どうだったの?」

凛「…海未ちゃんのことがもっと好きになって…。でも、好きだって言えなかったにゃ」

花陽「…そっか」

凛「うーん…」

花陽(大丈夫かな…)

昼休み、部室

花陽「相談に乗るの、久しぶりだね」

海未「すみません。呼び出してしまって」

花陽「大丈夫だよ。でも、凛ちゃんは連れてこないでって言ってたけど…」

海未「はい…、実は、凛のことなんですけれども」

花陽「!」

花陽「うん、なになに?」

海未「あ、あのですね…。」

海未「知ってると思うんですけど、私、土曜日、凛と二人で出かけたんです」

花陽(やっぱりそれか…!)

花陽「うん、知ってるよ。それで?」

海未「その後、昨日、今日の午前と、常に凛のことしか考えられなくなってしまいました」

花陽「」

花陽(え、ええ〜っ!)

花陽「え、ええと…、土曜日何があったか、話してくれるかな?」

花陽(凛ちゃんいったい海未ちゃんに何をしたの!?)

海未「はい。ええっと…」

土曜日

ピピピーッピピピーッ

海未「…、朝ですか…。凛、起きてください…」

凛「むにゃむにゃ…。海未ちゃん…」

海未「もう…」

凛「…大好き…」

海未「!?なっ、り、凛!?///」

凛「ん…?朝かにゃ。おはよう海未ちゃん」

海未「お、おはようございます///」

凛「どうしたの?顔赤いよ?」

海未「な、なんでもありません!さあ、着替えて!」



海未「さあ、朝ご飯も済ませましたし、出発ですよ」

凛「まだ少し眠いにゃ…」

海未「今日は二人だけで楽しむんですから、早めに目を覚ましてくださいよ?」

凛「はいにゃ」

凛(とうとう、この日が来たにゃ…)

凛(かよちん、凛、がんばる!)

電車

海未「晴れましたね」

凛「うん!良かった!神様も凛たちに味方したのかもしれないにゃ!」

海未「ええ。…そういえば、今日の凛、スカートですね」

凛「あ、うん、えへへ」

凛(海未ちゃんのために、久しぶりに履いたんだ…)

海未「似合ってますよ。可愛いです」

凛「…!ありがとう!海未ちゃん!」

凛(可愛いって言ってもらえた!もうこれだけで今日は幸せかも…)



海未「さあ!鎌倉ですよ!まずは鶴岡八幡宮です!」

凛「はちまんぐう!レッツゴー!」

鶴岡八幡宮

凛「やっぱり人が多いね」

海未「有名な観光名所ですから」

凛「あ!階段!階段を見ると、駆け上りたくなるにゃ…」

海未「いけませんよ凛。ここは人も多いですし、迷惑になることはしないように」

凛「ううーっ、うずうずするにゃーっ!」

海未「まったく…。おや?舞殿の中で…」

凛「何か準備してるみたいだね。お経読むわけではなさそうだけど…」

海未「あっ、もしかして」

凛「なんにゃ?」

海未「結婚式ですよ」

凛「え!?ここで結婚式できるの?」

海未「はい。事前に予約をすれば、できるんですよ」

凛「へぇーっ。ここでやるってことは、ドレスじゃなくて着物だね」

凛「海未ちゃん、絶対着物似合う!」

海未「へ?そ、そう見えますか?」

凛「うん!だって、海未ちゃん、いかにも日本の美人って感じだもん!」

海未「そ、そんな、美人だなんて…///」

海未(面と向かってそんな褒め方されると…)

海未「凛もきっと似合いますよ」

凛「えっ!?い、いや、凛には…」

海未(…結婚、ですか…)チラッ

凛「?」

海未(あれっ、私、なぜ今凛の方を…///)

海未(…自分に嘘はつけませんか)

凛「海未ちゃん、階段登ろ!」

海未「あ、は、はい!行きましょう!」



凛「わあ…!凄くいい眺め!」

海未「ええ…、本当にそうですね」

凛「なんか、絶景って、いかにもデートって感じにゃ!」

海未(!デ、デート…。もしかして凛は最初からそのつもりで…)



海未(色々考えてしまいました…)

凛「次は大仏さんだねっ!早く見に行こうよ!」

海未「はい。そこそこの距離ありますが、歩きますよ」

凛「大丈夫!凛は歩くの好き!」

海未「トレーニングだと思って、歩きましょう」

凛「やっぱり海未ちゃんはマジメだにゃ〜」

高徳院

凛「大仏さんだにゃーっ!」

海未「やはり、本物は貫禄がありますね」

凛「大仏さんって、凛のお願い聞いてくれるのかな?」

海未「そういう存在では無いですけれど…。聞いてくれるのではないでしょうか?」

凛「そっか!よ、よーし!おててを合わせて!」パン

凛(凛の想いが、届きますように…)

海未(凛は、何をお願いしたのでしょうか…)

海未「…」

お昼、小町通り

凛「お腹減ったにゃ〜!」

海未「せっかく小町通りに来たんですから、座って昼食を取らずに、色々なものを食べましょう」

凛「名案だにゃ!何食べようかな〜」

海未「たくさんありますからね」

凛「うーん、迷うにゃ」

凛「あ、チョココロッケだって!」

海未「チョ、チョココロッケ…?普通では無いですね…」

凛「チャレンジ精神!食べてみようよ、海未ちゃん!」

海未「チャレンジ…、分かりました!食べてみましょう!」



凛「なにこれ!美味しいにゃ!」

海未「完全に予想外でした。アリですねこれは」

凛「癖になるにゃ…」



海未「半ぬれ煎餅も美味しそうですね」

凛「海未ちゃんらしい渋いチョイスにゃ」

海未「私、いくらでも食べられます!」

凛「すごいにゃ…。凛は3枚ぐらいで大丈夫にゃ」



海未「美味しかったです…」

凛「本当にバリバリ食べるね…。凛が止めなかったらお金使い切っちゃうところだったにゃ」

海未「危ないところでした。ありがとうございます」

凛「う、うん」

凛(夢中で頬張る海未ちゃん、意外な一面見れちゃったにゃ)

海未「さあ、まだまだ食べ歩きますよ!」

凛「お腹いっぱい食べるにゃ!」



海未「お腹も満たされましたし、μ'sの皆さんへのお土産を買いましょうか」

凛「そうだね!」

海未「鎌倉のお土産と言ったら…」

凛「やっぱり鎌倉と言ったら、鳩サブレだよね!」

海未「ええ。鳩サブレは本当に美味しいですよね」

凛「うん!凛、鎌倉で鳩サブレ買って帰らないとかありえないにゃ!」

海未「本当ですよ。鳩サブレを買って帰らない人は何のために鎌倉に来たのか…」

凛「鳩サブレ最高にゃ!」

海未「鳩サブレは完璧ですね!」

凛「凛、鳩サブレ大好k



海未「鳩サブレも買いましたし、そろそろ、鎌倉を離れますかね」

凛「まだ明るいよ?」

海未「冬は日が落ちるのが早いんですから」

凛「そっかー。じゃ、帰ろ!」

電車

海未「席が空いててよかったですね」

凛「座れてよかったにゃ〜。凛疲れちゃった。少し眠いし」

海未「明日も休みですから、しっかり休んで、また月曜日から頑張りましょう」

凛「はいにゃ。ふああ…」

海未(あくび…。キュンときちゃいます)



凛「むにゃむにゃ…」

海未(凛、寝そうですね…)

凛「うーん」コテッ

海未(…!凛の頭が、私の肩に…!)

凛「…」

海未「寝てしまいましたか…」

凛「zzz…」

海未「…私、今日で、自分の想いが分かった気がします」

海未「…」

海未「…愛しています。凛。他の誰よりも」

凛「zzz…」



海未「凛、起きてください。もう着きますよ!」

凛「ん…。寝ちゃってた…。あれ、もう真っ暗だね」

海未「ですね。さ、早く帰りましょう」

凛「ねむいよ〜」ギュッ

海未「きゃっ!?り、凛…、早く目を覚ましてください…」

凛「ふぁい…」

海未(どうしましょう、凛の動作ひとつひとつにときめいてる私がいます)

帰り道

凛「今日は楽しかったね!」

海未「そうですね…。幸せな時間でした」

海未(もう、今日が終わってしまうのですね…)

凛「あ、お土産は海未ちゃんに任せていいかにゃ?」

海未「ええ。大丈夫ですよ」

凛「ありがとにゃ!」

海未(凛…。私はこの気持ちを、貴女に伝えるべきなのでしょうか…)

凛「…海未ちゃん」

海未「…なんでしょう」

凛「月が、綺麗だね」

海未「っ…!?///」

海未(凛…!?これは凛が思ったことを言っただけなのか…、そ、それとも…)

凛「月の光に照らされる海未ちゃんも、綺麗だにゃ」

海未「〜!///」

海未(私、もう耐え切れません…!)

海未「し、死ん…」

凛「あ、ここでお別れだね」

海未「あ、えっ…?」

凛「じゃあ海未ちゃん、今日は本当に楽しかったにゃ。また明日」

海未「え、あ、え、あ、は、はい!そうですね!で、では、また明日!」

凛(…言えなかったな…)

海未(言えませんでした…)



海未「これが土曜日です…」

花陽「へ、へえ…」

花陽(凛ちゃん、朝の感じだと、多分月が綺麗のネタ知らない)

海未「もう、四六時中凛でいっぱいなんです…」

花陽(これは重症だね…)

花陽「う、海未ちゃんは、凛ちゃんが寝てる時に、そ、その…、あ、愛してるって言っちゃったんだ」

海未「はい…」

花陽「…海未ちゃん」

海未「はい?」

花陽「今日、練習の後、凛ちゃんに告白してあげて」

海未「!きょ、今日ですか…」

花陽「うん。きっと凛ちゃんも喜ぶはずだよ」

海未「本当ですか?」

花陽「うん、大丈夫」

花陽(だって、凛ちゃんも、海未ちゃんのこと好きだもん)

花陽「花陽のこと、信じてみて」

海未「…わかりました、告白してみます」

花陽「がんばって!」

花陽(二人が幸せになること、花陽は願ってるよ)

練習後

屋上

穂乃果「みんなお疲れ!」

凛「お疲れ様にゃ〜!」

絵里「月曜は体が動きにくいわね〜」

にこ「これしきのことで泣き言言ってんじゃないの!」

希「怒ること無いやん、にこっち〜!」

真姫「そうよ、にこちゃん。私も月曜は週明けでなかなか体が動かないし」

にこ「真姫ちゃんが言うなら…。にこは〜、真姫ちゃんに弱いにこ♪」

真姫「ヴェエ!?イ、イミワカンナイ!」

海未「…凛、ちょっといいですか?」

花陽(きた!)

凛「なんにゃ?」

海未「二人だけで話したいことがあるので、部室まで…」

凛「わ、わかったにゃ」

ことり「…」ダッ

花陽(?ことりちゃん?)

部室

凛「な、なに?海未ちゃん」

海未「凛、実は貴女に、言いたいことがありまして…」

凛「言いたいこと?」

凛(海未ちゃん、顔が、真剣。)

海未(勇気を出して…)

海未「…凛」

凛「!はっはいっ!」

凛(何言われるのかな…)ドキドキ

海未(伝えるんです。本当の気持ちを…)

海未「私は…、貴女のことを…」

海未(言うんです!)

海未「…愛しています」

凛「…!」

凛(えっ!?う、海未ちゃんも…?)

海未「凛、もし凛が私のことがスキなら、スキだと、抱きしめてください」

海未「はっきり知りたいんです。あなたの本心」

凛「…分かったにゃ」

凛「…」

凛「海未ちゃん、スキ」ギュッ

海未「…凛!」

凛「凛、昨日伝えようと思ってたのに、伝えられなかった。海未ちゃんも、同じように思っててくれてたんだね。ごめんね、海未ちゃん。気づいてあげられなくて」

海未「…っ!いいんです、もう、そんなこと。今の私はもう、これ以上無いぐらい幸せです…!」

凛「うん。凛も、最高に幸せ。海未ちゃん、凛は、これからもずっと、海未ちゃんと一緒だよ」

海未「…!」ギュッ

凛「海未ちゃん…」

ことり「…」



屋上

ことり「かよちゃん?」

花陽(!一足先に戻って来た…!)

花陽「な、なあに?」

ことり「かよちゃんは、もし、凛ちゃんがかよちゃんじゃない人と付き合うことになったら、どう思うの?」

花陽「!」

花陽(さっき二人を追いかけるように走って行ったのは、やっぱり見るためだったみたいだね…)

ことり「あ…、ごめんね、意地悪な質問だよね」

花陽「うんうん、大丈夫だよ。…んーとね」

花陽「凛ちゃんはね、確かに花陽にとって、とても大事な人。でもね、恋人とは違うんだ。花陽と凛ちゃんを結んでいるのは、恋愛感情じゃないの。でも、親友よりも大事な存在であることは確か。だから、凛ちゃんが凛ちゃんの幸せを叶えることは、花陽にとっても同じくらい幸せなんだ」

ことり「…そっか…」

花陽「うん。花陽と凛ちゃんの友情は、ずぅーっと、変わらないよ!」

ことり「かよちゃんは強いね」

花陽「…?どうして?」

ことり「ことりはね、穂乃果ちゃんが誰かに取られてしまうのが怖かったの。だから、恋人にまでなっちゃったのかも。親友の幸せを願える強さが、ことりにも欲しかったな…」

ことり(あ、でも、海未ちゃんが凛ちゃんと結ばれたのは、素直に喜びたいな…)

花陽「ことりちゃん…」

花陽「でも、ことりちゃんはことりちゃんなりの幸せを手に入れたんでしょ?穂乃果ちゃんと結ばれることができたんでしょ?それは責められることじゃないよ!」

ことり「そっか、そうだよね…。お話に付き合ってくれて、ありがと、かよちゃん」

花陽「大丈夫!相談されるのは、慣れてるから!」

ことり「あ、二人が戻ってきたよ?」

花陽「本当だ!あ…。手、繋いでる。二人とも顔真っ赤」

絵里「!海未が、凛と…!?」

希「あらら…。同じユニットとして、ウチが見守らんとあかんなぁ…」

にこ「まったく、ここは披露宴じゃないのよ?」

真姫「凛もやるわね」

穂乃果「うわぁ。空いた口が塞がらないよ…」

海未「は、恥ずかしいですね…」

凛「そ、そうだね…。でも、色々あったのに、一回も手を繋がなかったのは、ちょっと寂しかったんだ」

海未「!ご、ごめんなさい…」

凛「いいの。謝らないで。今、凛は幸せなんだから」

海未「…はい」

凛「海未ちゃん、一回手を離してもいい?」

海未「あ、は、はい、どうぞ」パッ

凛(よし、かよちんに…!)

凛「かよちーん!」タッタッタッ

花陽「へっ?」

ギュッ

花陽「えっ?凛ちゃん?」

凛「かよちんがいたから。かよちんが応援してくれたから。かよちんのおかげで、凛は幸せになれたにゃ。かよちん、ありがとう」

花陽「凛ちゃん…、おめでとう!」

凛「いいのかな。凛、こんなにも、幸せ感じてるよ…」

花陽「いいんだよ、凛ちゃん。海未ちゃんに、元気をあげ続けた分、幸せになって返ってきたんだよ」

凛「そっか…。そうだよね。ありがとう、かよちん。大好き!」

花陽「うん。花陽も、凛ちゃんのこと、大好きだよ」

花陽(おめでとう、凛ちゃん!)

ことり「…ねえ海未ちゃん」

海未「なんですか?ことり」

ことり「ことりが穂乃果ちゃんと付き合ってること、海未ちゃん、本当はどう思ってる?」

海未「!そうですね…」

海未「…私、花陽達に相談に乗ってもらった時、花陽の言葉で気づいたんです」

ことり「かよちゃんの…?」

海未「ええ。花陽は、花陽の凛への気持ちは、恋愛とは違う気持ちで、幼い頃から、決して違った方向になんか行ってない、と言っていました」

海未「私は、その言葉で、私の貴女達への気持ちも分かった気がしたんです」

海未「だから、私は、貴女達が恋人同士になったこと、本気で祝福していますよ」

ことり「海未ちゃん…、ありがとう…」

海未「はい!今でも応援していますよ!」

海未「それに、今の私には…」

凛「海未ちゃーん!」タッタッタッ

ギュッ

凛「海未ちゃん、愛してる!」

海未「…凛が、いますから」

こうして凛ちゃんと海未ちゃんも付き合い始めました!

ここだけの話、ことりちゃんに質問された時は、少しドキッとしました。

でも、さっきも言ったように、花陽にとって、凛ちゃんは、恋する相手じゃないんです。

心から幸せになってほしい、そんな存在なんです。

恋人より上ではないけれど、恋人と同じくらい大事な存在、それが、花陽にとっての凛ちゃん。

凛ちゃんの幸せは、花陽の幸せでもあるんです。凛ちゃん、おめでとう!

おわり

初投稿だったもんでちょこちょこミスしてしまいました…。
また気が向いたら作ろっかな。
うみりんサイコー。


面白かった 健気なりんちゃん可愛い

うみりんほんと好き乙

とっても面白かったです
お疲れ様です

おつ


百合は結構苦手だけどこれは楽しめた


ここから苦節あって、ことぱなendにならないかなー(ぼそっ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月10日 (水) 06:14:44   ID: NnouCRGW

うみりんだいすきじゃ

2 :  SS好きの774さん   2014年12月15日 (月) 03:16:38   ID: wiPw_dxz

うみりんいいね
あとかよちんもいつか幸せになってほしいと思った

3 :  SS好きの774さん   2015年02月19日 (木) 10:30:22   ID: SyL7JUGe

うみりん最高!!

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