【安価ss】美穂子「バトルレズイアル?」 (73)

塞「これが…レズの聖牌…本当にこれを封印するんですか?」

トシ「伝説のレズの聖牌…これを手に取った者は意中の同性より最上の愛を受けることが出来るという…もし、これが悪しきレズの手に渡れば、この世は悪のレズだけの世界となる。これは人の手に渡るべきじゃないんだよ」

塞(でも、これがあればシロと…)ごくりっ…

トシ「と言う訳で、アンタの力を使ってこれを姉帯村の祠の最奥へと封印するよ」

塞「姉帯村の祠…豊音が監禁されていた場所ですよね。そこに封印しちゃうんですか?」

塞(もったいないな…)

トシ「あそこの村人は、一度戒能プロと私とで〆てあるから丁度良いんだよ」

二人の会話をドアを隔てて盗み聞く影があり––––。

>>3「…」

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霞さん

霞「あらあら…岩手まで湯治に来た帰りに寄り道してみれば、とても良いこと聞いちゃったわ♪」

               "こいびと"
霞「アレがあれば初美ちゃんを私の性奴隷に出来るわね。何としてでも手に入れないと…」

熊倉トシは、ドアの向こうに何かを察知する。

トシ(なにやら邪な気配が…)

塞「監督、どうしたんですか?」

トシ「塞…気を付けな…どうやら敵が来たみたいだよ」

塞「敵って…」

トシ「今こそ、アンタにあげた能力>>6を試す番だよ」

対象を咲ちゃんに惚れさせる

塞「しかし、私の能力って『対象を清澄の大将に惚れさせる』能力ですよ。どうやって戦うんですか?」

トシ「頭を使うんだよ塞」

塞「頭を使うって言ったって…」

ドアが勢いよく開かれ、石戸霞が現れる。

霞「ふんふむ…なるほど、なかなか面白い能力ね」

トシ「アンタは、鹿児島の石戸霞!?」

霞「ふふ…そんな能力じゃ私に敵わないでしょ?大人しくレズの聖牌を渡すなら痛い目を見なくて済むわ」

塞「むむ…誰が渡すものか!喰らえ!」

臼沢塞は、念力のようなものを石戸霞へ浴びせた。

霞「あらあら、痛くもかゆくもないわ…」

塞「…」

霞「喰らいなさい!ふんふむパンチ!」

石戸霞の右の拳が、塞の顔面へと逼る。

場所が悪いのか、塞は避けることさえ出来ない。いや、避けようともしなかった。

塞「ふふ…」

塞は、霞の拳があと数センチと逼った処で、あるものを盾にした。

霞「ぐっ…それは!?」

塞「清澄の大将の等身大抱き枕!私の能力を喰らったお前は、これを攻撃出来ない!!」

霞の拳が、抱き枕の僅か数ミリの処でピタリと止る。

重く素早い攻撃な為か、其処に反動が生まれ反撃の隙が出来た。

塞「喰らえ!おっぱいお化け!!」

塞の全身を使った渾身の蹴りが霞の体へと命中する。

霞「きゃっ!?」

霞はよろめき、体制を崩して倒れた。

塞はそのまま次の攻撃を浴びせようとする。

霞「ぐわぁ!?」

塞は倒れた霞の腹に、強烈な踵落としを加えた。

これには流石の霞も堪らず悲痛な叫びをあげる。

霞「ふふ…うふふふ…」

塞「止めだ!」

塞が再び、渾身の蹴りを浴びせようとするが、霞は残った力を振り絞りするりと避けてしまった。

塞「まだ、そんな力が残っていたの!?」

トシ「油断するんじゃないよ!相手はあの石戸霞だからね!」

立ち上がった霞は不敵に笑う。

霞「そろそろ本気出そうかしら?私の能力>>15をお見せするわ♪」

受けた効果を永続にして返す力

塞「寝言はあなたの処の先鋒さんのだけで充分ですよ、おっぱいお化けさん」

霞「あらあら♪」

すると霞は突如、傍から咲の仮面を用意しそれを被った。

塞「なっ!?」

霞「あらあら、私を攻撃出来るかしら?」

トシ「しまった!?石戸霞の能力は、『受けた効果を永続にして相手に返す』能力だよ!」

塞「うぅ…咲さん…攻撃が出来ない…」

霞「攻撃が出来ない?なら、こちらから行かせてもらおうかしら」

霞「ふんふむキック!」

塞「うぐっ!?」

霞の蹴りがまともに入り、塞は気を失ってしまった。

塞「トシさん…ごめ…」

トシ「塞ー!?」

霞「さて、それじゃあ大人しくレズの聖牌を渡してもらおうかしら?」

トシ「ふん!誰があんたなんかに」

霞「ふ~ん…あくまで拒むのね、カスミン困っちゃうわ…それなら仕方ないけど>>19するしか無いわね…」

口移しで薬を飲ませて眠らせる

トシ「一体、何をするんだい…言っとくけどアンタの脅しには一切乗らないよ」

霞「うふふ…脅しだなんてそんな…」

霞はトシの傍ににじり寄ると、唐突に唇を奪った。

トシ「!?」

霞「ん…ふぅ…」

霞の口移しでトシは、そのまま眠ってしまった。

トシ「Zzz…」

霞「あらあら、ご老人は夜がお早いこと…」

塞「ぅぅ…」

霞「それじゃあ、これはありがたく貰って行くわね…待っててね初美ちゃん♪」

霞はレズの聖牌を手に、その場を立ち去ってしまった。

同時刻、某カラオケ店––––。

灼「波の~谷間に命の花が~♪ふたつ~ならんで咲いている~♫」

美穂子「レズの聖牌ですか…」

和「えぇ、何でもどんな同性の愛も思いのままに出来るそうです」

憧「なにそれ!?どこ!どこにあるの!?」

美穂子「そうです!それがあれば久とも…」

和「落ち着いて下さい憧、福路さん…私だって喉から手が出る程欲しいのですよ」

和「それに今日は、赤土さんに振られた灼さんの為の傷心カラオケですよ」

灼「振られてない!!!」キーン!!!

和「ひっ!?あ、灼さん…マイクをONにしたまま大きな声を出さないで下さい…」

灼「ごめ…」マイクスイッチoff

灼「と、とにかく振られてない!ハルちゃんは…ただ、麻雀にストイックなだけ!」

憧「でも灼が告白しても晴絵、健夜さんのことを今でも忘れられないからって健夜さんの処へ行ったんでしょ?」

灼「違…ただ、健夜に麻雀の借りを返しに行っただけで…」

憧「はいはい…そんなことどうでもいいけど、それより…」

美穂子「レズの聖牌とは!どこに!あるんですか!!!」

和「ひぃぃ…し、知りませんよ…知っていたら、私一人で…ごにょごにょ…」

憧「そうだ!>>24に聞いてみれば何か判るかも」

咲さん

和「咲さんに…?」

憧「そうよ!大の読書家だって話じゃない!そういう話も聞いた事あるかもしれないわ!」

灼「まさか…」

和「咲さんはエラリー・クイーンとかジョン・ディクスン・カーとかは読みますが、流石にそんなことは知らないかと…」

憧「判らないわよ!案外、推理小説にそんな感じの蘊蓄が乗ってるかもしれないわ」

美穂子「とにかく、今はそれしか頼りはありませんし、一度聞いてみれば…」

清澄––––。

和「というわけで、レズの聖牌について何か知りませんか?」

咲「うーん…レズの…」

咲「>>27

モモちゃんにプロポーズされた時にいつか二人で見に行こうって話したっけ

咲「ちょっと待ってて…」

憧「!?」

咲は何やら古い本を取り出す。

咲「レズの聖牌…たしかこの『俗習研究』って本に少しだけ載っていたような気がするけど…」

憧「なにこれ…古い本…」

咲「うん…これはある民俗学者さんが各地の同胞から話を集めた、謂わば同人誌なんだけどね…」

咲「ここの…岩手県宮守に関する投稿のほんの一行だけど、その『レズの聖牌』の存在について書いてあるの」

和「流石咲さんです。そんな、民俗知識にさえ精通しているなんて」

咲(本当はモモちゃんからプロポーズされた時にそのモモちゃんから聞いたんだけどね…//)

咲(本当にあるのならいつか二人で見に行こうって//)

咲「それにしても、そんなもの調べてどうするの?」

和「そ、それは…」

憧「夏休みの自由研究よ!」

咲「ふ~ん…」(夏休みって…もうすぐ冬休みも始まろうというのに…)

四人は咲と別れる。

憧「決まったわね…」

美穂子「まさか、在処まで判るなんて」

和「すぐに皆で岩手の宮守まで行きましょう!」

灼「これでハルちゃんが私の物に…ハルちゃん、ハルちゃん、ハルちゃん、ハルちゃん、ハルちゃん…」

四人の様子を見守る怪しい影が…。

>>33「いいこと聞いちゃった♫」

門松葉子

門松(レズの聖牌とか言ったね…原村和…)

門松(それがあれば、アタシも原村に…//)

門松(それなら最速のアタシの能力>>36で横取りしてみせますか)

和「!」

憧「どうしたの、和?」

和「なにやら邪な気配が…」

咲と咲の意中の相手を結婚させる

和「居るんでしょ?門松さん…」

門松「ばれてたか…」

美穂子「!?」

門松「悪いけど、そのレズの聖牌はアタシが貰うよ」

憧「なんだって!?」

和「ほぅ…県大会の時みたく、また最速()でやられたいみたいですね」

門松「はは…原村和…お前にアタシは倒せないさ…何故なら、アタシの能力は『咲と咲の意中の相手を結婚させる 』だからね」

和「そんな…//私と咲さんを結婚させるだなんて…//」

憧「それがどうしたの?大体、私達には宮永さんが誰と結婚しようと関係ないわ」

門松「ほほう…ならば、試しに咲と>>40を結婚させてみせようか…」

すみません
安価下2でお願いします

咲「!何だか突然、結婚しなきゃって思ってきた…」

モモ「リンシャンさん?」

咲「モモちゃん!私は君が欲しい!!」

モモ「リンシャンさん…はい、こんな私でよければ//」

和「咲さーん!!」

原村和は、突然泡を吹き出してその場に倒れる。

和「咲さん…」ぶくぶく…

【原村和・戦闘不能】

門松「ふふ…私の真の能力は、そいつの思い人が誰かと結婚するビジョンを脳に送り込む能力…レズのお前達にはさぞや辛い攻撃だろう…」

憧「あわわ…なんて恐ろしい能力…」

美穂子「大丈夫です!私の能力で倒します」

安価↓2

門松「うるせぇ!お前確か、清澄の中堅のことが好きだったな…なら、そのピンクの脳味噌に中堅と次鋒が結婚する妄想でも垂れ流してやるよ!」

門松は能力を発動させようとする。

門松「テメェの妄想で死ね!!!」

美穂子「例え妄想の中でも、ワカメと久を結婚なんてさせません!」

美穂子は両目をカッと開く。

その瞳に睨まれた瞬間、門松は蛇に睨まれたカエルの如く、金縛りにあってしまった。

門松(なっ…!?体が…これじゃあ能力が…)

美穂子「さて、例え妄想でも私と久との神聖な間柄を、ワカメなどという薄汚い海藻で汚そうとしたアナタを赦す訳にはいきませんね…」

門松(逃げられない…!?)

門松「じょ、冗談だよ~。ホンのジョーク…赦して…」

美穂子は門松に向かい、拳の雨を浴びせた。

美穂子「ヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサヒサァーッ!!!!」

"ヒサヒサのラッシュ"
  愛の連呼だ。

門松「うげぇぇ!!!?」

一秒間に何十発も繰り出される拳に、堪えきれず門松は吹き飛んだ。

美穂子「長野予選と同じ…あなたでは私の相手にもなりませんね…」

【門松葉子・戦闘不能】

美穂子「ふぅ…それにしても、もしその能力を知らずに喰らっていたら…大変なことになってましたよ」

憧「私達の他にもレズの聖牌を狙っている輩が一杯いるってわけね…」

灼「関係ない…全員ゴッ倒してハルちゃんを手に入れる…」

美穂子「とにかく、宮守へと急ぎましょう。もしかしたら誰かに先を越されているかもしれません」

和「 」ぶくぶく…

灼「で、原村さんはどうする?」

憧(正直、ライバルは少ないほうがいいんだけど…)

安価下2

憧「和起きて…」

和「うーん…咲さん…」

憧「気が付いたみたいね」

和「あれ?ここはどこですか?私は何を…」

憧「何言ってんの?今日は宮永咲さんと東横桃子さんの結婚式の日でしょ?」

和「そうだ!今日は咲さんと…きゅ~…」ばたん!

憧「これで始末出来たわ」

灼「憧…えげつな…」

憧「うるさいわね、ライバルは一人でも少ないほうがいいでしょ?」

そして、一人脱落し三人になった一同は、岩手県宮守へと向かったのだった。

その影を追う、怪しげに蠢く四人…。

霞「ふんふむ…福路さんの両目の能力…なかなか厄介ね…」

>>62「まぁ、一人脱落したら良しとするか…」

>>63「石戸さんの能力で完封できるでしょ?」

>>64「…」

霞「ふふ…この聖牌は絶対渡さないわ…」

すこや

戒能

宥「残り三人か…ちょっとあったかくないけどなんとかなるかな…」

健夜「福路さんは霞ちゃんに任せるとして…私はウザいネクタイレズを葬るか…」

戒能「ノーウェイ…レズの聖牌を手に入れて、はやりさんのおもちを我が物にしますよ」

霞「それじゃあ、皆行くわよ♫」

一方、三人は岩手の宮守女子へ熊倉トシを尋ねにやって来た。

憧「ごめんください…熊倉さんは居ますか?」

美穂子「何やら荒れていますね…」

トシ「…」Zzz…

憧「熊倉さん!?」

塞「 」

灼「これは宮守の副将…」

美穂子「一体、何がおこったんでしょう…」

「その二人は、霞ちゃんが眠らせておいたよ…」

灼「その声は…小鍛冶健夜!!」ぎりっ…

健夜「ふふ…アナタ達もすぐにそうなるからね…」

灼「お前が、レズの聖牌を…」

健夜「ううん…レズの聖牌は霞ちゃんが持ってるよ」

憧「なんであなたが…?」

                                      "バトルレズイアル" 
健夜「私はアナタ達三人を葬れば聖牌の力をわけてあげるって霞ちゃんに言われてこの『聖牌戦争』に参加したんだ…」

灼「ちょうど良いや…お前を倒してはるちゃんの愛を手に入れる!」

健夜「ふーん…そういえば赤土さんにまとわりつく迷惑なコケシがいたんだったね…」

灼「そっちこそ、アラフォーのババァにストーカーされて、はるちゃんも迷惑してる…」

健夜「アラサーだよ!って、まぁいいや…今にそんな生意気な口を叩けなくしてあげるから…」

憧「灼…」

霞「あらあら…アナタ達の相手は私よ♫」

美穂子「石戸さん!?」

ここで一旦中断します。

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