【エロ注意】穂乃果「ふしぎなくすり のんじゃって】 (111)

※R-18注意※

その他注意点

①とあるスレのスピンオフ的なあれ。

②まだ全然できてないから途中で終わらせてしまう可能性あり。更新もすっごいゆっくり。

③地の分あり、しかも相当へたくそ。

④ほのまき

⑤ 生 え る 。(最大の注意点)

以上の点を許せる人であるならそのままどうぞ。

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真姫は今日も何事もなく、一人の命を救う手伝いをした。

医者としてまだまだ半人前だが、小さなころからの夢を叶えたことに違いはない。

高校卒業とともに独り暮らしを始めて、もう数年が経過している。

けれど、今は一人じゃない。ドアを開ければ、「おかえり」と答えてくれる人が、一人いる。

「ただいまー」

玄関のドアを開けると、家に寄生する、…もとい同居している穂乃果が上機嫌にとてとてと軽い足取りで真姫を出迎える。

「おっかえりー!……んー」

「ん……ご飯は?」

2人の間では帰ってきたら玄関先でライトキスをするのが二人の間で約束となっている。

キスの後、夕食を待ち遠しくしていた真姫は穂乃果に軽く問う。

「出来てるよー♪先に食べちゃう?」

「ええ。少し話があるし」

靴を脱ぎながら、話を続ける。

その時、真姫のハンドバッグに赤茶色の瓶があったことを穂乃果にはちらりと見えた。

けれど、含みのある真姫の言葉の方が穂乃果の頭には強く残った。

なぜなら、今の穂乃果は無職。ニート。穀潰し。

話があると前置きされることは大抵大真面目なことだ。

大真面目なことといえば、これからについて。

これからについてと言えば……。

「話?……まさか、私とうとう追い出されちゃうの!?やめてっ!ここで捨てられたら、穂乃果のたれ死んじゃうよお~」

あわてて穂乃果は真姫に取り入ろうとする。

「お願いします、真姫さま!嫌いにならないで!お料理、お掃除、お洗濯、これからも全般やらさせていただきます!もちろんお給料はいりません!なにとぞご容赦を~」

「ちっ、違うわよ。けど」

「よかったぁ~。…けど?」

「…ご飯」

「……はーい」

お預けをくらった犬のように少し不満げに顔を膨らませて居間へと歩く穂乃果。

そんな姿に少しだけ肩をすくめて、真姫もその後ろに続く。

「今日は何作ったの?」

「見てからのお楽しみ~」

「ごちそうさまでーした」

「ごちそうさま。それで、話なんだけど」

穂乃果は再び緊張する。追い出す話じゃないと言われていたけれど、いまだに安心はしていない。

人の話をうのみにするほど、子供ではなかった。

どんなことを言われるのか、それだけを気がかりに自分でたてたお茶を手にじっと真姫の方を凝視していた。

次に彼女が想像したことが、彼氏が出来たとか、浮気をしたとか、とにかくそういったことだった。

「短期だけど出張しなきゃいけないの。ん、おいし♪」

上機嫌にお茶をすする真姫に穂乃果は少し、肩透かしを食らった感じがした。

「出張かー。いつから?」

ひとまず、穂乃果は安堵した。

自分の想像したことをそのまま口に出されていたら、今頃泣き叫んでいたかもしれない。

「来週。2週間ほど家を空けることになるわ……んぐ」

「そっか。場所は?」

どんどん気分が上がっている穂乃果に、真姫は湯呑をテーブルに置いて、頬杖をつきながら安らいだ顔で続ける。

「一応近場ではあるんだけど、どうしても人が足りないし、泊まり込みになるからっていうんだけど……ごめん」

「ううん、気にしないで。忙しいお仕事だっていうのは知っているつもりだし」

「その代わり、帰ってきたら少しはお休み、もらえる……みたいだから」

「うん。じゃあ帰ってきたらいっぱい遊ぼうね!……それよりさ、あの瓶って、なに?出かけるときにはなかったよね?」

「あぁ、見えた?この瓶。栄養剤……らしいわ」

テーブルの横にかけたハンドバッグから赤茶色の小瓶を、テーブルの上にコン、と音が鳴るように乗せる。

「へぇ~、……らしいって?」

含みのある言葉に、穂乃果もきょとんとした顔で問い返す。

「うん、同僚がもらってきたのが私にも回ってきたの。でも中身が何かとかは聞いてないし、そもそも私にはいらないわ」

「どうして?」

穂乃果の疑問は尽きない。一つわかったらその次の、と止まることを知らない。

少しだけ、真姫は思案する

「…こんなものよりもっと効く栄養剤が私にはあるもの」

真姫は自身の思う最良の回答とともに穂乃果にウィンクする。

穂乃果は一瞬何のことなのかわからなかったが、すぐにその意図が分かって、胸がドキリと、一つ大きく鳴る。

嬉しくなって、けど気恥ずかしさで赤面する。

「……あ、あははっ!じゃあこの瓶捨てちゃうね!」

照れ隠しに小瓶を両手に抱える。

そして、今の表情を見られないように、逃げるように自室に逃げようとする。

「ええ、お願い」

「お風呂、先入ってくるね。……そのあと」

後姿のまま、ピタッと止まって真姫に聞こえる声で問う。

「ええ。……ねぇ、私も一緒にお風呂、入っていい?」

真姫はそれ以上言わなくても分かるから、と言葉を遮り、今度は自身の些末な願いを届ける。

穂乃果は後姿のまま、嬉しそうな、けれど恥ずかしさの混じった艶やかな横顔をちらりと真姫に見せて、

「……うん」

と答えた。

今日は短いけどここで終わり。

本番はまだよ

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