弟「姉の寝込みを襲う」(79)

セックスしたい

かといって彼女はいない

そんなわけで身近な姉を襲うことにした

バレたらまずいから眠ってるうちに

彼氏持ちだし、処女ということもないだろう

そうして姉を犯すために行動をはじめた

まず、途中で起きたらヤバい

パッと思いつくのが睡眠薬だ

ネットで調べたら、強力なのは医者で出してもらわないといけないようだ

昼の授業をサボって病院へ行く

不眠を訴えたらあっさりと処方してくれた

これと酒を混ぜれば、まず記憶はないらしい

幸い姉は酒好きだ

適当な時にまぜればそれでいいだろう

適当な時、というのは両親がいないときだ

父親が出張、母親が夜勤というのが望ましい

そうして姉は酒を飲んでいる

そんなタイミング

その時に最高のセックスをするためには今からオナ禁をするべきだろう

日課のオナニーをやめ、機会をまつ

日課というのは意外と侮れない

オナ禁の一日目には、さっそく股間に手が伸びた

硬くなったペニスを数度擦ってしまったが、射精までにはいたらない

がまん、がまん

二日目、三日目とふとした勃起が収まらず、すぐにムラムラする

平日だったのが幸いだった

前かがみで隠しながら、誘惑をこらえる

友人との猥談もおあずけだ

射精の欲求に耐えながら過ごす

その機会は思ったより早く来た

最終週の金曜日

父親はいつもの様に出張

母親は急なことで泊まりこみの仕事

姉はサークル、飲み会

これ以上ない機会だ

期待にペニスを勃起させ、姉の帰りをまった

日付が変わろうとする頃、玄関の鍵が乱暴に鳴った

姉だ

酔った姉は、すこし大雑把になる

普段は黒髪の令嬢、お清楚な優等生でござい、といった風情なのに、酒に酔うと本性がでてくる

服の乱れと、やたらベタベタ人に触る癖

なにより、ぽおっと上気した顔に、うるんだ瞳。擦り寄せられるやわらかな身体

今の彼氏を引っ掛けたのもきっとこの酔態あってのことだろう

酔った姉はそれほど男にとって魅力的だ

飲み足りない姉の相手をさせられる俺も当然それは味わっている

いつも勃起してしまうので隠すためにたいへん焦る

勃起を隠そうとすると姉はクスクスと笑うのできっと気づいているのだろう

気づいていてからかっているのだ

前は恥ずかしかったが、犯す決意をしてからはむしろ見せつけるようにした

俺の態度が変わったのに気づいたのか、最近は困惑した様子をみせることが多い

話が長くなった

とにかく今晩はとうとう姉を犯す

それだけだ

ふらふらと入ってきた姉からコートを受け取り、ハンガーにかける

その間に姉はシャワーを浴びて、寝間着に着替えるのがいつものパターンだ

今日もその通りになった

風呂からあがり、今夜も飲み足りなかったのかビールを開ける姉

俺はいつものように愚痴に付き合わされる

今日は彼氏の浮気疑惑についてだ

他の女とイチャつきすぎと姉はいうが

俺には惚気けられているようにしか聞こえない

バカップルめ

姉がトイレに立った時を見はからって、あらかじめ粉末にしておいた睡眠剤をビールにまぜる

苦味があるので、オレンジジュースなどにまぜろとサイトには書いてあった

ビールならば大丈夫だろう

はたして、戻ってきた姉はあっさりとその一缶を飲み干し、つぎの一本にとりかかった

今日は一段と激しく勃起してしまった

先走りで寝間着を湿してしまったかもしれない

それほどに興奮していた

姉もそれに気づいたのか今日は股間にやたら視線をやる

太ももなどに触ってくるのはわざとだろう

クスリが効いてきたのか、いつもより朦朧とした口調でふらふらしている

ほとんど俺に身を預けるようにしていた姉の手はもはや俺のペニスを服の上から撫でている

もはや理性などないのだろう

俺も、もうない

前後の記憶がなくなる、という体験談をアテに、姉の身体を愛撫する

肩に手を回し抱き寄せ、その胸を鷲掴む

痛い、と手をつねられた

焦りすぎていたらしい

こんどは服を撫でるように優しく手を這わせる

と、いっそう俺に身体をもたせ、ペニスをきゅっと握る

もう二週間は射精していない

それだけで、うっかりすると漏らしてしまいそうだ

動くわけにも行かず、身を固くして堪える

「ね、……くん…」

姉がまわらない呂律で俺を呼ぶ

甘い声

と、姉の頭がおちる

規則正しい寝息

寝てしまったらしい

ようやく、というべきか、せっかくのところで、というべきか

身体を揺すり、本当に寝てしまったのか確認する

うん

うめき声もたてない

このままリビングのソファで襲っては臭いが残る可能性がある

部屋に移動しなければ

そっと、姉の身体をよこにして、お姫様抱っこで運ぶ

……重い

気絶した人間は重いと聞くが、本当だった

半ばひきずるようにして、俺の部屋のベッドにはこぶ

さて、いよいよだ

乾く口をなんとかしぼりだした唾で湿し、姉の寝間着に手をかける

下からずらすと、淡く生えた陰毛が顔を出す

寝るときは下着をつけない主義というのは本当だったらしい

あえて股間をみないように、膝から、脛

片足ずつぬがすと白い脚があらわになった

姉の脚は、たいして運動はしていないはずなのに引き締まっている

中学の、陸上部の遺産がまだのこっているのだろうか

うっすらと脂肪ののった肉は歳相応に熟れていて、それだけで扇情的だ

が、ガニ股に足を投げ出した今では台無しである

まあ、姉に対して幻滅など、もはやするところもないのだが

今度は上着のボタンを下からはずしてゆく

3つ外したところで下乳があらわになる

焦る残りの2つを開けると、そこそこに豊満な胸がまろびでる

……うん

寝ていることをもういちど確認して、両手でわしづかむ

やわやわ、やわやわ

さきほど、緊張しながら、服の上のから触ったのとはまるでちがう

手に吸い付くような肌の触感に、無心で姉のおっぱいをもみしだく

ときおり親指で乳首を刺激すると、やがて固くしこりたった

ただ、刺激に機会的に反応しただけとわかっていても嬉しくなってしまう

もう我慢出来ない

両手で胸を寄せると、その中心に自らの顔をうずめる

……至福だ

…………はっ

無心でぱふぱふしていたら思わぬほど時間がたってしまっていた

おっぱいの魔力というのはおそろしい

姉の身体を自由にできるのは一晩だけだ

時間にそれほど余裕があるわけではない

それに、うまくいけば何度でも機会はある

名残惜しくも胸からはなれ、その下半身を注視する

よし、セックスだ

とりあえず指で弄ってみる

毛の生えた、肉の割れ目

びらびらの飛び出たそこは数年前、一緒に風呂に入っていた時に見たものとはずいぶん違う

やはり、相当に経験しているのだろう

その事実、姉の身体の変化に興奮を増しながら、そこに指を這わす

どこまでもやわらかい感触が、これが自分とは違う生き物だという実感を伝える

……

エロ漫画のようにあっさり濡れるということはなかった

創作は創作か

この機会だ、じっくり観察しておこう

ゆびで広げたそこに、顔を近づける

強い石鹸の匂いがした

風呂で洗ってきたらしい

ひょっとして、帰る前に一度、誰かとシていたとか

だから念入りに……

そんな妄想がはかどる

この上の方の米粒のようなのがクリトリスだろう

その下のわずかに膨れた小さな穴は尿道口

さらにすこしの縦皺の後に小指一本ほどに窪んだ穴がある

ここにペニスを突っ込むのだ

赤い粘膜はすこしうるんだようにみえる

さらに視線をしたにやると、複雑にうねった続きにつつましくすぼまった尻穴がある

そこに興味が無いわけではないが、今日は無理だ

目的の場所に意識をもどす

舌を突き出し、顔を近づけ、ぺろり

すこし塩味を感じる

思ったより抵抗はなかった

正直にいうと、興奮でもう射精しそうだった

自らも下半身を脱いで、ペニスに刺激を与えないようにしないとうっかり出てしまいそうだった

布団に擦れないようにしながら、さらに舌を伸ばす

しばらくそこら辺をなめていると、赤く充血してきた

なるほど、寝ていても身体は反応するらしい

太ももに力がひくりひくりと入るのを見ながら、そろそろしようときめた

もう我慢が出来なかった

この時のために買ったコンドームの封を切る

先をつまんでクルクル巻きおろす

っ…

毛を挟んでいたい

上手いこと逃して、装着完了

いくら興奮しても実の姉をはらますわけにはいかない

それに、痕跡をのこしてもまずい

用心、用心

足を押し広げ、股の間へ

念の為にローションを薄く塗って、押し当てる

酒で温まった姉の身体はずいぶん熱い

腰をすすめると、すんなりと入っていった

熱いぬるみに包まれる

射精をこらえながら、奥へ、奥へ

亀頭がほんのすこし広いところに出ると、そこが奥だった

ペニスが肉の壁を押しつぶす、押しつぶされる

一度動きをとめて、射精感が収まるのをまつ

……

もういいか

わずかに引き抜く

あっ…

すこし、でてしまったようだ

一度、してしまうと、もうダメだ

我慢できずに、そのまま奥に押し付けるようにして小刻みに動く

ずっと堪えていた精液が駆け上る

びゅるりびゅるりと、精液が尿道を通って姉の膣内へ吐出される

………っ

こんなに気持ちいいものか

オナ禁のせいもあるだろう

しかし、いつもの日課、オナニーに比べてあまりに違う

初射精にも似た快感に、しばらく動けない

腰を震わせて射精の余韻にひたる

一度出したにもかかわらず、まったく萎えない

心臓がドッドッとなっている

はっはっ、と犬のように息を吐く

いちど引き抜いてゴムを替える

引きぬいた先端には驚くほどの量が出ていた

震える手で付け替えて、もう一度挿入した

姉がわずかに呻く

……

大丈夫、しっかり寝ている

こんどは、膣全体を味わうように、ゆっくりと大きくうごかす

なれない腰の動きがもどかしい

しかしそれが逆にいいのかもしれない

身体をつっぷし、姉の身体を抱きすくめるようにして、セックスをあじわう

姉の体温、体臭……味わいながら、腰をうごかす

ゆっくりと上り詰めて、二度目の射精

一度目と、かわらぬ量が出た

すこし萎えたが、まだいける。

こんどは姉をひっくりかえして、後ろから挿入れることにした

後背位だ

膝立ちになって挿入れると、先ほどより奥に入る

それに、動きやすい

腰をふると、AVのような肉のぶつかる音がする

姉の腰を抱えて、打ち付ける

二回目よりも激しく、大きく

射精直後はむずがゆく、腰が引けそうになるが、こらえて進めると、もっときもちいい

できるだけ、このセックスを味わうために射精を我慢して、我慢して腰をふる

さらに一度そのままつづけて膣内へ

胸でも一度して、唇にも押し付けた

その頃になるともう精液も出ないのでゴム無しで一度

粘膜同士の直接触れ合いは刺激が強い

わからないがうっかり中に残っていた分がでてしまったかもしれない

そんな風にして、姉の身体を何度も満足するまで使った

夜も白み始めて、もうそろそろ勃たせるのも一苦労だ

今回はここでおしまいにすることにして、身体を拭き清める

いつの間にか垂れていた粘液も拭き取り、唇には酒を塗っておく

元通りに寝巻きをきせて、姉の部屋へ担いでいく

布団を書けてしまえば、もう跡形も無い

これで、ばれないはずだ

薬の副作用でのこる頭痛は二日酔い

姉はついうっかり飲み過ぎた

そういうことだ

興奮して眠れないかと思ったが、布団に入ったらすぐに寝てしまった

起きると朝ももう遅い

姉はまだ起きていないようだ

今日は休日だからもう少し寝ていてもいいが、なんとなく後ろめたい

朝飯を作っておくことにした

ベーコンエッグをつくっていると、姉がのそのそと起きてきた

昨日俺が自由にしたあの姿が思い出され、勃起したが顔には出せない

何食わぬ顔で朝食の準備を終えた

エプロンを外し、二人だけで食卓につく

お互い無言でトーストをかじるのはいつものこと

と、姉が口をひらく

「ね、あんた、私とヤッた?」

ゾッと鳥肌がたった

心臓がキュッとして、動悸が激しくなる

顔には出してないつもりだが、自信がない

「はあ? 何言ってんだよ」

なんとか答えるが、姉の顔を見られない

そんな俺に追撃

「ふうん、やっぱりしたんだ」

バレてる

どうする、あやまるか?

いや、でも……

考えがまとまらない

朝食の味はもうしない

手と口だけが機械的にうごいて、朝食をへらしてゆく

そのまま、食べ終わるまで無言が続いた

動けない俺のぶんの食器まで、姉が片付ける

俺が机に目を落としたまま、じっとしていると、牛乳をコップに入れてきた姉がまた、対面に座る

「あんた、童貞だったよね?」

正解だ、だが答えられない

なんといったらいいのかわからない

どうしようもなく混乱して焦っている

そんな俺を見ながら姉が勝手に話をすすめていく

「じゃあ私がはじめてか。ぷぷっ」

笑った

怒って……ない?

いや、わからない

生理のひどいときなど笑顔で髪をむしってくる姉だ

いま、何をかんがえてるかなんて……

「ね、私きもちよかった?」

……

「どうなのよ?」

と、いわれても……

「答えろクソが」

姉の声が変わる

「き、気持ちよかった…です」

反射的に、悲鳴のような声が出た

「こっち見なさい」

逆らえない

嫌な汗で体中が濡れている

恐る恐る目を上げる

視界にはにんまりとしている姉

あれはわるいことを考えている顔だ

「そっかー、よかったんだー」

気づく

目も声も、まったく笑ってない

「うんうん、よかったねー」

と、一度言葉を切る姉

空気がかわった

やばい、来る

「眠剤盛りやがって」

「実の姉を犯すか? クソが」

「そんで気持ちよかった? 何様だよてめえ」

「クスリ使ってりゃばれないとでも思ってたのか?」

「女もつくれねえキモオタが」

間に罵りと蔑称を幾度もまじえて、絶え間なく低い声で俺を責める

ごめんなさい、ごめんなさいととにかく謝ろうとする

唇はうごくが、声がでない

姉の声だけが静かに響いている

なんとか、身体をうごかして、椅子から落ちる

姉の前まで這って、土下座する

額に衝撃

思い切り頭を踏まれた

「なに下むいてんだ! こっち見ろっつったろ?!」

ついで、蹴り

目の中がチカチカする

なんとか身体を起こして姉を見あげる

涙でかすんだ視界にまた足が広がる

「きめえんだよ!」

血の味がした

顔面が熱い、痛い

涙と鼻水でグチャグチャになっている

口の中がどこか切れたらしい

多分鼻血も出ている

思い切り蹴りやがって

でも、逆らえない

逆らえるわけがない

ひっ、ひっ

我ながら情けない声を漏らして、顔を伏せる

その上から蹴りがまた飛んでくる

罵声が降ってくる

手足を折りたたんで丸くなる

耐える

……

再放送じゃねえか

しばらく踏みつけたり蹴りつけたりすると、満足したのか、俺の襟を掴んで起こした

苦しい

痛い

「クスリ」

睡眠薬のことだろうか

「どこにあんの? 寄越せよ」

もう抵抗する気力もない

俺の部屋を指さす

「とってこい」

蹴り

自分の部屋に戻り、睡眠薬を探す

鏡を見るとひどい顔をしていた

せめてティッシュで拭ってから居間に戻る

姉は携帯を弄っていた

と、俺の戻ってきたのに気づいて手を突き出す

素直に渡すと、ニンマリと笑う

手真似で座るように

まだ許してはもらえないらしい

薬袋をガサガサと鳴らして、パケを取り出している

「ふうん、ロヒか」

2錠取り出して、俺の方に突き出す

「飲め」

有無を言わせない口調

口に含むといつの間にか用意したらしいビールの缶を渡された

こんな物をのませて、寝ている間になにをする気なんだろうか?

苦味と炭酸をがまんして2口で薬を飲む

一息ついていると、姉が缶の尻をとらえて顔に押し付けてくる

「まだ残ってんでしょうが。早く飲めよ」

そのまま無理に飲まされる

「こぼしたら潰すぞ?」

必死で飲む

缶を空けて、深呼吸

頬がのぼせて、頭に雲がかかる

やっぱり酒はきらいだ

と、姉が次のカップを差し出してきた

琥珀色の液体がはいったショットグラス

「これも」

これは……?

「いいから飲め」

また、一気

むせる

>>47
前は途中でおとしちまったから今回はラストまでノンストップやで

カッと胃が灼ける

吐く息が熱い

「おいしいでしょ?」

そういいながら目の前で悠々と同じものを二杯のみほす

「じゃ、お風呂場いくよ。汚れるとめんどうだから」

返事をまたずに背を向ける。居間を出る。

部屋には俺1人になった

絶好のチャンス

逃亡のチャンス

今なら逃げられる

薬も酒も吐いてしまって、ほとぼりがさめるまで外に逃げればいい

でも逃げたらもっとひどい目に?

一瞬で思考がグルグルまわる

身体はうごかない

逃げたほうがいいのがわかっているのに、うごかせない

「おい」

呼ぶ声

無理だ

アレには逆らえない

あきらめて、風呂場に行く

ふらつきながら、椅子を立つ

風呂場では下着姿になった姉が待っていた

見慣れないカバンも置いてある

「脱いで」

素直にぬぐ

ペニスはだらりとたれたままだ

こんな状況で勃つわけがない

姉は浴槽の縁に腰掛けて見下ろし、俺はタイルの上に尻をついてあぐら

下着姿と素っ裸

どちらが上か、誰が見てもハッキリわかる

そんな構図

「それ、勃てて」

姉が言う

どこか面白がっているような声だ

片手には携帯

こんな俺の姿を撮る気なのだろう

「はやく」

動かない俺に焦れたのか、もう一声降ってくる

もうなんとでもなれ

皮ごと握って上下にこする

なかなか固くならない

ちら、と姉を見る

白い内ももの奥に昨夜はなかった薄青の下着

隠されているからこそ、その奥のモノが想起される

昨晩の記憶

下半身は現金なものでむくり、と反応した

目線を上げると、鎖骨のしたのホクロが白い肌に浮いていた

スッと姉の足があがる

っ…

横っ面を蹴られた

「どこ見てんだよ。変態」

下をむいて、一心に股間を弄る

毛脛がきたない

大きくなると、一度止められた

「あんた、これで全力なわけ? ふうん」

二度三度、携帯のシャッター音

「これじゃあ、あたしも起きないわけね」

せせら笑う

惨めな気分

頭がぼうぼうする

「じゃ、オナニーして」

は?

「いっつも部屋でシコシコやってんでしょ? 見せてみてよ」

……

また蹴りが飛んでくる前に、従う

その間、姉は興味なさそうに携帯をいじっていた

せめてもの腹いせに昨晩のことをネタにする

中の体温、姉の身体

自然と目が行きそうになるのを抑えて、集中

っ…

と、いつもよりあっさりでてしまった

ティッシュはないので左手で受ける

「ハァハァすんな。きもい」

視線もくれずに一言

「休んでないでもっかいやれ」

そんな、連続じゃ……

「やれっつってんの」

しかたなしに手を動かす

左手に溜まった精液もぬりつけながら、もう一度

射精直後の少しやわらかいモノを無理やりしごきたてる

姉の唇、肌の柔らかさ

おかずは先ほどと同じ

俺に組み敷かれる姉、許しを請うて絶え絶えに喘ぐ

目を閉じて集中する

酔いのせいで集中できない

身体が傾く

くちもとがニヤける

ときどきシャッター音がするが気づかないふり

二発目

「もっぺん」

いわれて手を動かすが、もう勃たない

昨日も限界まで出したのだ

無理だ、というと蹴り

仰向けに転がされる

「抵抗すんなよ?」

もう身体が自由にうごかない

しびれたように反応が鈍い

ぼやけた視界に姉の顔

目を覗き込まれる

「よし、結構回ってるね」

いい匂いがする

股間に冷たいものが垂らされる

「後はあたしがやってやるよ。よろこべ」

ローションだ

どこから出したのだろうか?

あのカバンからだろうか

つづいて細い指が絡まる

睾丸や会陰まで這いまわるとすぐに勃起した

手慣れたうごきだ

搾り取られるように三発目

「僕ちゃんははやいねー」

猫撫で声

きもちわるい

「ほら、もう一発」

また指がはいまわる

もう付け根の奥がずくんずくんと鈍い痛みを発している

全身の脈もずきずきと脳を揺らす

強制的に搾り取られる

もうなにも出ている気がしない

気持ちの良くない射精

無意識に奥歯をかんでしまう

まだやるよ。とことんね

姉の声が遠い

肛門を指がえぐる

全身が硬直する

ほら、ここがいいんでしょ?

ペニスの裏側がぐにぐにと揉まれる

とんでもないことをされている気がした

わからないけれど、たぶんまた勃っている

射精しているのかもしれない

時折、腰や足に力が入るのだけがわかる

意識と身体が切り離されたみたいに曖昧になってきた

薬がまわってきたのか

携帯の鳴る音

姉のか

あ、あいてるからはいってー

姉が人を呼んだのか

なんのために?

わからない

きゃらきゃらとした女の声がする

あーっ、これがおとうとくんかぁ

おっ、しゃめよりかわいいじゃん

まじですきにしていいの? あたしいろいろもってきちゃったよー

うん。てってーてきにやっちゃって

足音

姉が増えた

姉がたくさんで、身体に手を這わせてくる

身体は既に痙攣している、ような気がした

意識が堕ちる

暗くなる

…………

……

……

……………

ひどい頭痛で目が覚めた

喉がひどく乾く

身体もだるい

枕元には半分飲みかけの水と、睡眠薬のパッケージ

パッケージだけをあわてて隠す

寝汗をびっしょりとかいていた

下着に違和感

なんだか懐かしい感覚

確認してみると、カピカピになって貼り付いていた

夢精?

時計を確認すると日曜の昼だった

あれ? 確か俺は……

記憶が曖昧になっている

金曜日、姉が飲み会で遅くなって……

ん?

混乱していると、扉がガチャリと開いて、姉

「あ、起きてる」

いつも通りの暢気そうな顔でビールをすすっている

「大丈夫? あんた、丸一日ねてたけど調子でも悪いの?」

風邪かー? と近づいてくる

なぜか心臓がキュっとする

とにかく夢精がバレないように部屋の外に追い出す

ベッドからでて、立ち上がるとふらつく

とにかく調子が悪い

考えがまとまらない

ええと、俺はセックスがしたくて、薬をもらって…

そこからの記憶が曖昧だ

うーん……

薬の効果を自分で試した…のだろうか?

そうだとしたならば、この薬はずいぶん効くようだ

ながい夢をみていた感じがする……

その結果が、夢精……か

なんとなく、うっすらと姉の裸をみたような……?

っ……と、ひどい頭痛だ

夢精をしてしまったのは残念だが、まだいけるはずだ

さっそく、今晩でも姉にのませて……

……

不思議なことに、全くそんな気分にならない

オナニーどころか、イチモツに触ろうという気にさえならない

たしか、姉を犯すために色々としていたはずだが、性欲というものがすっかり消えてしまったようだ

一度射精してしまうとこんなにも駄目になるものなのか

オナ禁、おそるべし

居間に降りておそめの昼飯を1人でとる

うん。カップラーメンはうまい

それにしても、なんだか忘れているような……

……

なんだかもやもやした気分のまま、ソファに寝そべりテレビを見ていると

「あんた、ダラダラするのもいいけどたまには勉強とかしなさいよ」

携帯をもって、自室から冷蔵庫にビールを補充にきたらしい姉に声をかけられる

普段なら部屋に戻って無視して漫画でも読むはずだが、何故か従わなければいけない気がして、素直に机に向った

ま、たまには勉強もいいだろう

やれやれ

おしまい
三度目の正直や

夢オチとか嘘だろ!?

は?

夢ではないだろ

去勢されたとかそんなオチじゃ

睡眠薬ですべての記憶飛んでるだけだろアスペ共

胸触るぐらいにしとこうな

なに食わぬ顔で接する姉すげえな
勘当もんなのに

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