裸女騎士「私の『乳房』を喰らいなさい!」 (84)


「あっ! ああんっ!」

目の前にいる男が、私のむき出しの乳房を容赦なく殴っていく。
その度に、私の体に痛みと快感が襲い掛かる。

「あうんっ!」

固く立った乳首を指で弾かれ、思わず妙な声を上げてしまう。
そんな、私の攻撃がまったく通じないなんて……

「どうした? 変態女騎士さん、あんたはその程度なのか?」

男が挑発としかとれない言葉を発する。

「くっ……舐めるなあ!」

そう言って私は――

「私の『乳房』を喰らいなさい!」

自分の乳房を、男の顔面に目掛けて叩きつけた。



数十分前。

「い、いや……やめて……」
「大人しく、金目の物と着ている物をよこしな」

日が傾き始めた頃、町の中でも人通りの少ない道で、
若い女性がガラの悪そうな男達に絡まれている。
私はそれを物陰に隠れて見ていた。

「だからさあ、お金と着ている物をよこせって言ってるんだよ!
 言葉がわかんねえのか!?」
「ひぃっ!」

私が見ている間にも、女性はどんどん窮地に追い込まれている。
だが、私は助けに行くのを躊躇していた。
恐怖ではない。もっと別の感情が原因である。

なんだこれ


「おい、面倒だし、助けを呼ばれたらまずい。
 もう殺した方が早くないか?」
「そうだな。とっととやっちまおう」
「や、やだ! 助けてください! 誰か!」

いよいよ女性の身が危ない。
そう判断した私は、意を決して飛び出した。

「待ちなさい!」

私の声に、一同が振り返る。

「くそ、人が来やがった……?」

私を見た男達が固まるのがわかる。
それはそうだろう、私の格好は……

「あ、あんた……おっぱい丸出しじゃねえか!」

「親切」を晒した翌日だが、まあ見てくれ。

>>9
何処かで見た酉だと思ったらコレか

女教師「随分と汚い、『親切』ですね」
女教師「随分と汚い、『親切』ですね」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1409396852/)


そう、私は肩と手足に甲冑を着けてはいるが、
体の部分には、鎧や衣服を一切身につけていない。
100cmを優に超える乳房や、薄っすら腹筋が浮かんでいる腹部、
そして――

「おいおい、まさかおっぱいだけじゃなくて、
 おま○こまで丸出しとはな」

股間やお尻も全て、丸出しだった。

「わ、私の格好のことはどうでもいい!
 その人を放しなさい!」
「いや……俺たちとしては、結構な問題なんだけど……」

100cm!?


男達の気持ちもわからなくもない。
突然、屋外で裸になっているような変態女に絡まれたら、
困惑するだろう。
だが、私も好きでこの格好をしているわけではないので、
自らの裸体が、男達の視線に晒されていることを考えると、
顔が真っ赤になり、燃えるように熱い。

「いいから、その人を解放しなさい!
 さもないと、痛い目を見るわよ!」
「あーうん、ちょっとアレな奴か。仕方ない、こいつからやっちまおう」


何だか面倒そうな顔で、男達が私に向かってくる。
真っ先に飛び出してきた男が右手でナイフを突き出してきたが、
私はそれを難なくかわすと――

「なっ!?」

男の顔を両腕でしっかりと抱きしめた。

「むっ!? むぐううううううっ!」

顔を乳房に押さえつけられた男は、脱出しようと必死にもがくが、
私は力をこめてしっかりと抱きしめて、男を逃がさなかった。
息が出来ない男の動きがしだいに弱まっていく。


「ぐ……むがああああぁぁぁ……」

男の全身から力が抜けたことを確認すると、
私は両腕を解き、解放する。
地面に倒れた男は、白目を剥き、口から泡をふいていた。
他の男たちはあまりにも意外な光景に、攻撃をすることなく、
呆然と見ていた。

「な、なんだこの女!?」
「お、おい! 巨乳で裸の女が、おっぱいを使って敵を倒すって、
 まさかこいつ……」
「ああ! こいつ『裸女騎士』か!?」


『裸女騎士』。
そう、私はそう呼ばれている。
自らの裸体を露にし、巨乳や股間で敵を倒す。
だからこそ、私はこの格好をしているのだ。
だが、私は決して変態ではない。
私に合った戦闘スタイルが、占いでこれと出たため、
命令でしかたなくこうしているのだ。
だからこそ、人並みに羞恥心はあるし、
私は決して変態ではない。

「私のことを知っているのね? 今の技は裸女戦法・おっぱいプレス。
 こうなりたくなかったら、降参することね」
「くそがっ! 面倒な奴が来たぜ!」
「構うことねえ! 相手は一人、こっちはまだ三人もいるし、
 いざとなれば、あの人を呼ぶぞ!」
「わかった!」

三人のうち、二人が向かってきた。
私はすばやく、一人のすぐ横に回る。


「うっ!?」

突然の動きに、男が私の方を振り向いた瞬間。

「ていっ!」
「あぎゃっ!?」
「裸女戦法・乳首目潰し!」

男が右目を押さえて苦しむ。
私は固く立った乳首で、男の目を突いたのだ。

「て、てめえ!」

もう一人の男が向かってくる。
すでに、私の体にナイフを突き出そうとしていた。


「はあっ!」
「なにい!?」

私はそのナイフを、胸の谷間でしっかりと挟み込み、
完全に固定した。

「裸女戦法・おっぱい白羽取り!」
「う、動かねえ……」

男がナイフを引き抜こうとしても、ビクともしない。

「くそっ!」

諦めてナイフを離した男は後ろに飛び退く。
だが、私は一気に距離を詰め、男の顔面に横殴りに乳房を叩き付けた。

「ぎゃっ!」

男が吹き飛び、壁にたたきつけられる。
どうやら、気絶したようだ。
私は、未だ目の痛みに悶絶するもう一人の男を見る。


「く、くそがぁ……」

私は壁を蹴り、三角跳びの要領で男の頭上に飛び上がる。

「裸女戦法・おま○こフォール!」
「なっ……ぐあっ!」

重力に身を任せ、おま○こを男の顔面に叩きつける。
上を見てしまった男は、もろに私のおま○こを喰らってしまった。

「くぅ……これをやると、さすがに股間が痛い……」

私は残る一人の男に向き直る。


「なんてやつだ……三人をあっという間に……ん!?」

男は、最初に襲っていた女性がいなくなったことに気づいた。

「くそっ! 女も逃げやがった! 人質にしようと思ったのに……」
「残念だったわね。観念しなさい!」
「こうなりゃあ、先生! お願いします!」

男が叫ぶと、物陰から屈強な男が出てきた。
東洋の拳法着のような服を身に纏っている。

「先生! 金は弾みます! あいつをやっちゃって……ぐあっ!?」

武道家のような男は、呼び出した男を拳の一発で昏倒させる。


「俺に命令するな。さて、あんたが『裸女騎士』か。
 少しは楽しめそうだな」
「あなた……たんなる悪党じゃなさそうね」
「修行を兼ねて、稼ぎになるかと思っただけだ。
 よくよく考えたら、こんなシケた奴らからまとまった金は受け取れなさそうだったからな。
 まあ、強い奴を呼んでくれたのは感謝するが」

武道家の発する気迫に、多少押されながらも身構える。

「はあっ!」

先に動いたのは私だった。
相手の足を狙うと見せかけて、乳房で下から顔面を狙う。
だが――

「ひうんっ!?」

強烈な肘打ちが上から放たれ、私の乳房を弾く。

これはひどい(褒め言葉)


「ああぅっ! 私のおっぱいが……」
「随分と嬉しい戦法だが……俺には通じないな」
「くっ、まだまだぁ!」

私は尚も、武道家に向かっていく。
その際に、私の巨乳がユサユサと揺れ動いてしまう。

「そんなにおっぱいを揺らして……誘っているのか?」
「う、うるさい!」

気にしていることを指摘され、顔が真っ赤になってしまう。
それでも、拳や足、時には乳房を使って武道家に攻撃するが、
ことごとく避けられる。

そうしているうちに、男の拳が私の乳房に次々とめり込む。

祭丘ヒデユキの絵柄でしか再生されない

さすがにwww股間がwww痛いwwwwww





俺は腹が痛い

>>35
わかるwwwwww

R-18指定?


「あっ! ああんっ!」

目の前にいる男が、私のむき出しの乳房を容赦なく殴っていく。
その度に、私の体に痛みと快感が襲い掛かる。

「あうんっ!」

固く立った乳首を指で弾かれ、思わず妙な声を上げてしまう。
そんな、私の攻撃がまったく通じないなんて……

「どうした? 変態女騎士さん、あんたはその程度なのか?」

男が挑発としかとれない言葉を発する。

「くっ……舐めるなあ!」

そう言って私は――

「私の『乳房』を喰らいなさい!」

自分の乳房を、男の顔面に目掛けて叩きつけた。
だが――

> 舐めるなあ!



舐められたいwwwwくせにwwww

わくてか


「なっ!?」
「ふん、やはりこの程度か」

武道家に乳房がクリーンヒットしたにも関わらす、
彼は平然としている。
私が動揺している間に、彼のパンチが私の顔面にめり込んだ。

「げぺぇ!」

私の体がグラリと揺れた直後、武道家が私のお腹に前蹴りを放った。

「ぐぶぅっ!」

衝撃の後、後ろに大きく吹き飛ばされる。
硬い地面にたたきつけられた私の体に、あちこちアザが出来る。

「もう終わりか?」
「くぅ……まだよ!」

私は立ち上がると、腰を突き出しおま○こを相手に見せる形で広げる。


「なんだ? 降参ってことか?」

武道家が私の格好を笑っている。
その笑いも今のうちだ。

私のおま○こがバチバチと光る。
よし、いける。最大の技をお見舞いしてやる。

「裸女戦法・おま○こサンダーボルト!」
「なっ……!?」

初めて武道家が焦りの色を見せるが、もう遅い。
私は鍛錬の末に、おま○こから電流を放つ技を会得した、
その渾身の技が、彼に襲い掛かる。


「ぐがああああああっ!」

電流が武道家の体に容赦なく流れる。
勝った。私は勝利を確信した。
その直後――

「効いたぜ、こいつはお返しだ!」
「えっ!?」

私が油断している隙に、武道家が至近距離まで迫っていた。
そして、私の乳房に連打を叩き込む。

怒涛の展開wwwwww


「あんっ! あんっ! あああんっ!」

武道家が尚も帯電しているためか、殴られる度に乳房に電流が走る。
その電流が、私の快楽を刺激する。股間から液体が滴る。

「いやあっ! やめっ、いっちゃうううううっ!」
「これでトドメだ!」

武道家は私の股間に容赦ない蹴りを放った。

「ひぎいいいいいあああああぁぁぁっ!」

私の全身を電流が駆け巡り、
わけもわからない刺激が私の脳を焼く。
股間から尋常ではない量の液体を噴出すと、私は意識を失った――



気がつくと、武道家や男達の姿は無かった。
かといって、私があれ以上何かされたわけでもないようだ。
未だに股間が痛むが、倒れている位置が変わっていない以上、
武道家はそのまま去ったようだ。

「……完敗ね」

そう、完敗だ。
私はもっと鍛錬を積まなければならない。
だが、私は内心期待しているのかもしれない。


――どんなに鍛錬を積んでも、彼が打ち負かしてくれることを。



終わり!

なんだこれ。

>>50
こっちのセリフだぜwwwwww



乙だった
御馳走様

乙wwwwww
謎の面白さだったwwwwww

これで、
「説教」「責任」「親切」「乳房」
このシリーズも四作目になったか。

>>56
先生、最後のだけ「シリーズ」に加えるのに違和感を禁じえません

ちょっと待て、同じシリーズなのか?

>>56
そのシリーズ最後がおかしい

>>57
>>58
>>60
なんというか、二文字シリーズというか。

じゃあその次は「秘部」にしよう(提案)

最後は「全部」かな

>>64
いやいや前の3つと明らかに関連性なさすぎだろw
なんで4コマみたいに4作目にオチをもってくるんだよw

それとも4作目ごとにこういうアレなシリーズ差し込むつもりか?w

>>70
いや別に……
今回は原点に帰るということで、こうなった。
次は「説教」に似た話を書くと思う。

>>71
また4作目にはまたこんな感じの書いてくださいね!

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