ライナー「例えば俺がアルミンのことを好きだとする」(17)

ライナー「どうせお前らは俺のことをホモって言うんだろ?」

ジャン「そりゃそうだろ」

エレン「アルミンは男だぞ?」

ライナー「だが待ってほしい。それは本当にホモだろうか?」

ライナー「例えばベルトルトやマルコが好きだと言えばそれは紛れもないホモだろう」

ライナー「だが相手はアルミンだ。華奢で背も低く、顔立ちも中性的なアルミンだ」

ライナー「それを好きだと言うのは果たしてホモか?」

エレン「何度も言ってんだろ。アルミンは男なんだからそれはホモだ」

ジャン「いや…そうとも言い切れんぞエレン」

エレン「は?」

ジャン「確かにアルミンは男。それを好きならその男はホモだ」

ジャン「だがライナーは中性的…つまり、『男とも女とも取れる』アルミンを好きだと言った」

ジャン「だから、アルミンのナニの有無ではなく、アルミンの持つ女性性に着目して好きだと言うなら、」

ジャン「…それはホモとは言い切れねぇ」

ライナー「わかってくれるかジャン」

エレン「じゃあなんだよ、アルミンを好きな男はホモじゃねえってのか?」

ライナー「そうは言わん。男が男を好きならそれはホモ。だだ対象がアルミンだから断ずることはできないと言っているんだ」

ライナー「つまりこういうことだ。顔が女みたいな男のことが好きな男は、ホモなのか、そうでないのか」

エレン「…なるほどな」

ジャン「ライナー…この議論に関して、お前はどう考えているんだ?」

ライナー「そうだな…俺は、ホモではないと考えている」

ライナー「何故なら好きだと思う部分が女性的な部分だからだ」

ライナー「仮にアルミンのケツやナニ、肉体に興味を持ったのならそれはホモだが」

ライナー「今回の議論はあくまでも『顔が女みたいな男のことが好きな男』だ」

ライナー「この論点なら、それはホモではないと思う」

ジャン「なるほど…」

エレン「一理あるな」

ライナー「お前はどうなんだ、エレン」

エレン「俺か…俺はそうだな、ホモだと思う」

ジャン「なんでだ?」

エレン「いくら顔が女みたいでも、アルミンが男であるという事実を知って好きだってんなら」

エレン「それはホモだろ。男だとわかって好きなんだから」

ジャン「確かに」

ライナー「うむ、一理ある」

エレン「ジャンは?」

ジャン「さっきまではライナーに賛成してたんだが…お前の言うこともわかるからな」

ジャン「少し整理させてくれ」

ライナー「そうだな。論点となるのは、『男とわかってなお好きだということ』、『興味の対象は女っぽい顔ということ』か」

ライナー「読者諸君も考えてみよう。アルミンを好きな男はホモなのか、そうでないのか」

ライナー「白熱する議論を期待する」

~議論は続くがSSは終わる~

自分がホモかどうかで葛藤してる>>1のスレ?

>>8 ちげーよ ただの問いかけさ

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