ぶりぶりざえもん「μ's?ラブライブ?」 (103)

セクハラ注意




『……ですね…』


『ど………ぬけだし……な?』


『かわっ……ね……』


誰だ、私を起こそうとしている輩は


『ね…っ!ペットに……!』


だがしかし、この寝心地堪能していたい


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妙に後頭部がむにむにするぞ、まるで私のお尻のようではないか…


すこしだけ目を開けて状況を把握することにしよう


スゥ


??「あっ、起きましたよ」


パチ


???「また寝ちゃったよぉ?」


何だこの状況は! もしや私を豚汁にして飲もうとした奴らの仲間か!?


???「困ったね~、もうそろそろ練習なのにぃ」


???「退いてくれないと遅刻して絵里ちゃんに怒られちゃうよ」


退いてくれないとだと!? さては、この寝心地の正体は…


で、で、伝説の太腿か!?


ぶりぶりざえもん「そうとわかれば一生居座るとしよう」


??「!!?」


???「すごいすごい! 喋ったよ!?」


???「かわいいいい~~~」


しまった、私としたことが声に出してしまった


仕方が無い


ぶりぶりざえもん「よくぞ私の完璧な狸寝入りに気づいたな」


???「ええぇー! 寝たふりだったんだ?」


???「私も全然気づかなかったよぉ」


??「なにか嫌な感じですね…」


ぶりぶりざえもん「褒美に私の名前を教えてあげよう、聞いて驚くがいい人間」


ぶりぶりざえもん「我が名はレオナルド・デカぶりオ」


???「私、高坂穂乃果! 音ノ木坂学院の2年生! よろしくね!」


???「南ことりだよぉ、よろしくねぶりちゃん!」


??「私は園田海未です、よろしくお願いします」


ぶりぶりざえもん(馬鹿な! 驚かないだとォオ?!)


海未「デカぶりオはどこから来たのですか?」


ことり「突然現れたよねぇ」


ぶりぶりざえもん「私もよくわからん」


ぶりぶりざえもん「だが、私の灰色の脳細胞によるとこの世界の住人ではないのは確か

だ」


海未「そうですね、こんな豚がいたら世界中大騒ぎです」


ぶりぶりざえもん「私の名はレオナルド・デカぶりオだ」


海未「…めんどくさいですね」


穂乃果「それでそれで! デカぶりオさんはこれからどうするとかあるの?」


ぶりぶりざえもん「ない」


穂乃果「じゃあさ! やること見つかるまで私達のところにおいでよ!」


ぶりぶりざえもん(この女っ…誘ってやがる!)


ぶりぶりざえもん「そうしよう」


ことり「じゃあ練習行こう~」


……。


絵里「2年生組み、来たわね」


穂乃果「ごめんごめ~ん」


真姫「何してたのよ」


ことり「えっとね~、豚さんが現れたの♪」


真姫「イミワカンナイ!」


ぶりぶりざえもん「豚ではない、デカぶりオだ」


凛「わーー!喋ってる!」


花陽「ほんとだぁ!しかも二足歩行だよぉ…」


絵里 「ハラショー…」


にこ「新種の豚…?」


ぶりぶりざえもん「さて、皇帝の私にまずは自己紹介をしたまえ諸君」


希「うちの名前は東條希、希でええよ~」


ぶりぶりざえもん「私の名前はぶりぶりざえもんです、この後イタ飯でもいかがですか?お嬢さん」


海未「いきなり素になりましたね…というかぶりぶりざえもんって…」


穂乃果「ぶりぶりざえもんっていうんだ~良い名前だね!」


ぶりぶりざえもん「……」


パンパン


絵里「びっくりすることがあったけど時間が迫ってるわ」


絵里「そろそろ練習始めるわよ、みんな」


練習? さては私を豚串にする為の練習だな!?


凛「は~い」


特に行くところも、することもないし見てってやるか


……。


ワンツースリーフォー


あれから私の体内時計だと2時間と少し…


ファイブシックスセブンエイトッ


びっちりと踊りの練習とはなかなか忍耐力のある小娘達だ


どこか近くでたこ焼きを焼いているみたいだ


匂いが食欲をそそるな、まったく…どこのどいつだ!


はぁ……たこ焼き食べたい


ソコマデ!


ようやく終わったか


ぶりぶりざえもん「もしもし? お嬢ちゃん?」


にこ「誰がお嬢ちゃんよ! 誰が!?」


ぶりぶりざえもん「すまない、落ち着いてくれマイスウィート」


ぶりぶりざえもん「これはなんの練習だ?」


にこ「はぁ? 見てわかんないの? ライブの練習よラ・イ・ブ!」


ぶりぶりざえもん「はてはて」


にこ「いい? よく聞きなさい! にこ達はこの音ノ木坂学院のスクールアイドル、『μ's』よ!」


にこ「そして、私達の夢はラブライブで優勝すること!」


ぶりぶりざえもん「………」


にこ「ちょっとなんか言いなさいよ」


ぶりぶりざえもん「……しくしくしく」


凛「何泣いてるのかにゃ?」


ぶりぶりざえもん「ようやく私を食料として見ない人間に出会えたのがうれしいのだ…」


ぶりぶりざえもん「思い返せば私の人生…いや、豚生は過酷だった…」


海未「さあ、練習再開しましょうか」


ぶりぶりざえもん「って、聞けぇ!」


穂乃果「ごめんね~、また後で聞くからまっててね!」


ぶりぶりざえもん「……」


……。


~~1時間後~~


花陽「ふぅぅ…つかれたよ……」


ことり「今日はいつもよりハードだったねぇ…」


ぶりぶりざえもん「毎日なのか?」


絵里「ええ」


希「ライブも近いしなぁ」


ぶりぶりざえもん「そんなに大事か」


穂乃果「うん! 私達9人が出会えたのはスクールアイドルのおかげ」


穂乃果「それに、踊ったり歌ったり…それをお客さんに届けるのってすごい気持ち良い

んだよ!」


穂乃果「だからね…そのスクールアイドルの最大のイベント、ラブライブで優勝して全国一のスクールアイドルになるのが私達の夢!」


ぶりぶりざえもん「そうか」


ぶりぶりざえもん「………」


穂乃果「どうかしたの?」


海未「穂乃果、そろそろ帰りますよ」


穂乃果「あっ! うん、ごめん海未ちゃん! 今行くー!」


穂乃果「それじゃあ、ちょっとまっててねぶりぶりざえもん!」


……。


穂乃果「ぶりぶりざえもんはこれからどうするの?」


ぶりぶりざえもん「宿もお金もなにもないが」


真姫「養豚所にでも行ったら?」


ぶりぶりざえもん「女、私を甘く見ると後悔するぞ」


シャキン


花陽「ひっ…刀…?」


穂乃果「うぅん、千歳飴だよね?」


ぶりぶりざえもん「な、なぜ千歳飴だとわかった!!」ペロペロペロ


穂乃果「うちの家、和菓子屋なんだ~、そうだ! 穂乃果の家くる?」


ぶりぶりざえもん「ほう」


絵里「ちょっと穂乃果!」


穂乃果「なに?」


海未「見ず知らずの人…いえ、豚を家に招き入れるのは危険なのでは!?」


ぶりぶりざえもん「誰が豚じゃ!」


海未「あなたですよ!」


ぶりぶりざえもん「そうだブリ」


穂乃果「大丈夫だよ海未ちゃん、ぶりぶりざえもん優しそうだし!」


ぶりぶりざえもん「私は救いのヒーローだぞ」


凛「救いのヒーロー?」


ぶりぶりざえもん「なんでも依頼してくれ、私がお助けする」


ぶりぶりざえもん「おっともうこんな時間だ、さあいこうかマイハニー穂乃果」


穂乃果「あはは、ハニーじゃないよ?」


穂乃果「じゃあねみんな~、おつかれさま!」


海未「心配です…」


希「大丈夫やろ、家に雪穂ちゃんもおるし」


ことり「さ、海未ちゃん私達も帰ろ~」


海未「はい…」


……。


穂乃果「じゃあぶりぶりざえもんは7つの顔を持ってるんだね?」


ぶりぶりざえもん「今回はその中の一つ、レオナルド・デカぶりオだ」


穂乃果「すごいね~…私も3つくらいほしいなぁ」


ぶりぶりざえもん「考えておいてやろう」


穂乃果「ここがほのかの家だよ!」


穂乃果「ただいま~~」ガラガラ


ぶりぶりざえもん「王の帰還だ」


ほのママ「おかえr……豚…?」


ぶりぶりざえもん「このたびは穂乃果さんと籍を入れさせていただきました」


ほのママ「!?」


雪穂「お姉ちゃんおかえりって、豚っ!?」


ぶりぶりざえもん「おお、おなごがもう一人」


穂乃果「妹の雪穂だよ~」


ぶりぶりざえもん「よろしく頼むぞ義妹よ」


雪穂「!?!?」


ドッ ドッ ドッ


ほのパパ「………ッ!!!!」ギラッ


ぶりぶりざえもん「……!!!」ガクガクガク


ほのパパ「……!!!!」


ぶりぶりざえもん「ジョーク!ジョーク!!アメリカンジョーク!!!!」


穂乃果「あはは…」


……。


ぶりぶりざえもん「危ないところだった」


穂乃果「ぶりぶりざえもんはお腹とかすかないの?」


ぶりぶりざえもん「先ほど赤髪のお金を使ってたこ焼きをたらふく食べたから問題ない」


穂乃果「赤髪? う~ん、真姫ちゃんかな?」


ぶりぶりざえもん「そうだ、真姫ちゃんだ、奴の晩飯はきっと大量のキャビアだろう」


穂乃果「そっかぁ」


ぶりぶりざえもん「ところで穂乃果よ」


穂乃果「なにかな?」


ぶりぶりざえもん「なぜ私を招きいれようと思った?」


穂乃果「う~ん…なんでだろ?」


ぶりぶりざえもん「はっはっは」


穂乃果「あははは」


本当に何も思わずに招いたのか


ぶりぶりざえもん「……すまんな」


穂乃果「え?ほのかなんかしたっけ?」


天然? いやー、困ったもんですね


穂乃果「じゃあそろそろほのか寝るね」


ぶりぶりざえもん「気をつけろ、いつ私のスイッチが入るかわからんからな」


穂乃果「? よくわかんないけどおやすみ~」カチャ




スースー


寝つきが良いものだ


さて、散策にでもいこうか、私の本領は夜


なぜなら夜行性だからだ……


しらんけど


ガラ シュタ


……。


雪穂「おねえちゃーーん、朝だよーー!」


穂乃果「うぅ~あと10分~…」


雪穂「遅刻するよ? 海未さんに怒られるよー!」


穂乃果「何時ぃ~…?」


雪穂「8時10分」


穂乃果「寝坊じゃん!!」ガバッ


穂乃果「! ぶりぶりざえもんは!?」キョロキョロ


雪穂「さぁ~? どこにもいないよ?」


穂乃果「あぁぁ~~まあいいや! すぐ着替えないと!」ドタドタ


雪穂「昨日はあの後なんもされなかった~?」


穂乃果「うん! 大丈夫だって~、雪穂は心配性だなぁ」


雪穂「もうっ! お姉ちゃんったら! いってきまーす!」


穂乃果「いってきまーす!!」


ほのママ「いってらっしゃい、気をつけなさいよ」


穂乃果「は~~い!」タッタッタ


タッタッタッタッタ


穂乃果「ぶりぶりざえもん、どこいっちゃったんだろうなあ…」


ことり「あっ! 穂乃果ちゃん!」


海未「また寝坊ですか、穂乃果!」


穂乃果「ごめーん!」


海未「ぶりぶりざえもんはどうしました?」


穂乃果「どっかいっちゃった」


ことり「ええ~ぶりちゃんと登校したかったなぁ」


海未「そのうちひょっこり戻ってきそうですが…」


穂乃果「ねえ! 今日練習休みだからぶりぶりざえもんにこの街を紹介しようよ!」


ことり「! さんせーい!」


穂乃果「海未ちゃんは?」


海未「…丁度部活もありませんし、お付き合いします」


穂乃果「きーまりっ! じゃ、放課後街にいこうね!」


ことり「うん!」


……。


~~放課後~~


ことり「結局、ぶりちゃん来なかったね~…」


穂乃果「うん…どこいっちゃったんだろう」


海未「近くに養豚所ありましたっけ?」


穂乃果「誰かに捕まっちゃったのかなぁ」


ことり「とりあえず、街に行ってみる?」


穂乃果「そうだね、いこっか」


海未「はい」


……。


少し歩き疲れたが、この世界は元の世界と大して変わらないという事を把握した


そして小娘達とそれに関わる人物にしか私は見えない


だからこうして女子高生のスカートの中を覗こうが何しようがお咎め無しという訳だ


おっといかんいかん、目的を忘れていた


「やめてください!」


むっ!何の騒ぎだっ!


「離して! いやっ!!」


CIAかKGB!? いやっ!N○Kかっ!!


「穂乃果ぁっ!!」


穂乃果?


「穂乃果ちゃぁん…!!」


「良いじゃん良いじゃん俺と一緒にカラオケいこうぜ~?」グイッ


ドカッ


ナンパ師「いってぇ!!」


ぶりぶりざえもん「救いのヒーローぶりぶりざえもん参上」


穂乃果「ぶりぶりざえもん!」


ことり「ぶりちゃん!」


海未「ぶりぶりざえもん!」


ぶりぶりざえもん「私が来たからにはもう安心だ」


ナンパ師「おいおいおい、こんな豚に邪魔されちまったのかよ俺」


ナンパ師「つうかなんだこの豚、二足歩行かよ」


ナンパ師「この豚捕まえたら金になりそうだぜ…ククッ」


ぶりぶりざえもん「ブタブタ言うな日本人!」


ぶりぶりざえもん「私がブタならお前はチキンだ!」


ぶりぶりざえもん「なんとか言ったらどうなのだこのふにゃちん!」


ナンパ師「んだとっ!? この野郎ぶっ殺す!」ブン


ぶりぶりざえもん「素手で戦えば世界最強のこの私に挑もうとは」


ぶりぶりざえもん「愚かなやつめ! おもいしらせブベラ!!!」バキッ!


ぶりぶりざえもん「うぐっ……」


穂乃果「ぶりぶりざえもん!!」


ぶりぶりざえもん「くそう! こうなれば…! 海未! ことり!」


海未「はい!」


ことり「どうしたの!?」


ぶりぶりざえもん「私一人だけではだめだ、三人揃って……」








ぶりぶりざえもん「穂乃果を裏切り相手に寝返るぞ!」








海未「最低です!!」バキッ


ことり「ぶりちゃん! 真面目にやってよぉ!」


ナンパ師「……」


ぶりぶりざえもん「ぐぅ…この作戦は失敗か…」


ぶりぶりざえもん「次の作戦に移る!」


海未「次ふざけたりしたらこの後とんかつにしますよ」キッ!


ぶりぶりざえもん「……しまった! 救いのヒーローは一日に3分しか働けん!」


穂乃果「えぇぇっ!?」


海未「……」ギロッ


ぶりぶりざえもん「………わかった、私の最終奥義を見せよう」


ぶりぶりざえもん「ヘイ、そこのガイ! 私を怒らせてしまったが最後だぞ」


ぶりぶりざえもん「私のち○ち○が最強だとわからせてやる!」


ぶりぶりざえもん「くらえっ!! 拭いてないおしり攻撃!!」シュン


プリッ バシィィィン


ナンパ師「それ股間じゃなくて肛門だぁーーーッ!」バタッ


ぶりぶりざえもん「ふん、他愛も無い」


ぶりぶりざえもん「さぁ! 今のうちに逃げるぞ!」


タッタッタッタ


海未「なんとか…撒きましたね…」


ことり「ハァ…ハァ…怖かったぁ…」


穂乃果「ありがとう…ぶりぶりざえもん…」


ぶりぶりざえもん「なんの、朝飯前よ」


穂乃果「あはは…もう夕飯前だよ…」


ぶりぶりざえもん「おい穂乃果、救い料いちおくまんえんだ」


穂乃果「えぇえ!? そんな大金もってないよぉ!」


ことり「どうしよう穂乃果ちゃん!」


ぶりぶりざえもん「ローンも可」


海未「……穂乃果、ことり、すみませんでした」


海未「私が不甲斐ないばかりにあのようなことに…」


ぶりぶりざえもん「本当にすまないと思っているのなら私の尻をなめろ」プリ


穂乃果「しょうがないよ、私も怖かったし頭回らなかったもん」


ことり「うん…ことりもびっくりしちゃった…」


ことり「でも、ぶりちゃんがきてくれて本当に助かったよ、ありがとね?」


穂乃果「かっこよかったよ! ぶりぶりざえもん!」


海未「下品で悪ふざけが過ぎていた気がしますが…、感謝します」


ぶりぶりざえもん「…………褒めても何もでないぞ」


穂乃果「ありがとう!」


ぶりぶりざえもん「…ふん」


……。

今日はこの辺で寝るぽよ
明日で全部終わりそうです

ぼちぼち投下します
飯とかも入るので途中で止まったりします


穂乃果「よいしょっと」


ぶりぶりざえもん「む! これは、スーパーコンピュータ『トンテキMAX2000』ではない

か!」


穂乃果「うぅん、ただのノートパソコン」カタカタ


ぶりぶりざえもん「……」


穂乃果「まだランキング低いなぁ…」


ぶりぶりざえもん「ランキング?」


穂乃果「うん、スクールアイドルの中で人気があればあるほど上がっていくんだ」


穂乃果「それで20位以内に入れたらラブライブの出場権を得ることができるの」


ぶりぶりざえもん「ほう、それで何位なのだ?」


穂乃果「今は60位前後…このままじゃ間に合わないよ…」


穂乃果「なんとしてでも20位以内に入らないとねっ!」


ぶりぶりざえもん「……」


穂乃果「よぉし! 明日から練習頑張るぞー!」パタン


穂乃果「次のライブも、その次のライブもぜーーんぶ! 成功させるからねー!」


穂乃果「ぶりぶりざえもんも応援してね! おやすみ!」


ぶりぶりざえもん「気が向いたらな」


ふん、そういうことか


……。


希「で、なんでうちらに付いて来とるん?」


ぶりぶりざえもん「何を仰いますか陛下、しもべが陛下をお守りするのは当然のこと」


希「うち、陛下ちゃうんやけど…」


希「というか、自分で皇帝とかいっとったのはなんだったん?」


ぶりぶりざえもん「私は常に強い物(胸)の味方なのです陛下」


希「ようわからんね…」


絵里「暇なの? ぶりぶりざえもん」


ぶりぶりざえもん「何を仰いますか女王様! 『貴女方お二人をお守りする』」


ぶりぶりざえもん「これが我が魂的責務でございますゆえ」


にこ「ったく、うるっさいわねー」


ぶりぶりざえもん「文句を言う暇があるならその絶壁でお守りするのだ! 此処は戦場だ!」


ぶりぶりざえもん「むっ! 危ない! 伏せろ!」ッザ


ゴロゴロゴロゴロ

シュッ!


真姫「キャーーーーナニッ!??」ヒラヒラ


ぶりぶりざえもん「ふん、薄ピンクか」


ぶりぶりざえもん「任務完了であります陛下」


真姫「このっ!!変態ッ!」バキッ


ぶりぶりざえもん「ぶひぃーー!!」


凛「真姫ちゃんがセクハラされてるにゃー」


花陽「凛ちゃんも気をつけてね…」


海未「またセクハラですか…懲りませんね…」


ぶりぶりざえもん「私なりのコミュニケーションだ」


にこ「復活はやっ!!」


ぶりぶりざえもん「真姫よ、愚か者め修行が足りぬぞ」


真姫「修行なんてしてないわよ! というかなんの修行よ!」


絵里「まったく、廊下は遊び場じゃないのよ?」


ことり「ぶりちゃんのコミュニケーションちょっとお下品かなぁ」


穂乃果「さー! みんな練習はじめよ~!」


にこ「ライブは近いんだから!」


絵里「そうね、みんな屋上に行くわよ」


穂乃果「ぶりぶりざえもんはこの後どうするの? また練習みてく?」


ぶりぶりざえもん「いいや、私はやることができたのでな」


ぶりぶりざえもん「さらば! 皆の衆!」シュ


凛「行っちゃった…」


にこ「まったく、人騒がせな豚ね」


真姫「もうっ…!」


……。


~~とある街中~~


さてと、ここら辺だな


カキカキ カキカキ カキカキ


ペタペタ ペタペタ ペタペタ


カキカキ カキカキ カキカキ


ペタペタ ペタペタ ペタペタ


さあ、人間共、私にひれ伏せ!


……。


穂乃果「今日も一日終わりかぁ、着々とライブに近づいてるね」カタカタ


ぶりぶりざえもん「また『トンテキMAX2000』か、お前も好きだな」


穂乃果「ノートパソコンね~」カタカタ


ぶりぶりざえもん「ぶれないな、貴様」


穂乃果「おっ! ランキングあがってるよ! みてみて!」スッ


ぶりぶりざえもん「やるではないか」


穂乃果「この調子でラブライブに直行だよ!!」


ぶりぶりざえもん「そうだな、プロティンだな」


穂乃果「プロティン?」


ぶりぶりざえもん「もう0時だ、寝るがいい、私の下僕よ」


穂乃果「も~そんなこといったらまたお父さん怒るよ?」


ぶりぶりざえもん「ノーモア、ノーモア暴力!」


穂乃果「あはは、おやすみ~」


ぶりぶりざえもん「あぁ」


さて、いくか


……。


海未「ライブは明後日ですね」


絵里「そろそろスパートかけるわよ! みんな!」


にこ「どんとこいって感じよね? 真姫ちゃん!」


真姫「ええ、どんなに過酷でもへばったりなんてしないんだから!」


花陽「そうだね! 昨日ランキングがあがったって聞いてますますやる気でたよ…!」


凛「凛も、かわいい衣装着て早く踊りたいにゃー」


希「カードがいってる、絶対成功するって」


ことり「ひょっとしたら今回のライブでランキングも大きく上がるかもね!」


穂乃果「よぉし! みんな最後まで、ファイトだよ!」


ぶりぶりざえもん「皆のもの、私のお尻もいっているぞ! もっと私が美形になると」


凛「ぶりぶりざえもんっていつも何してるのかにゃ?」


ぶりぶりざえもん「誰が役立たずだ誰がブタだ!」


穂乃果「そうだよ、ぶりぶりざえもんもきっと何かで忙しいはずだよ」


ぶりぶりざえもん「そういうことだ、おっとそろそろ時間だから私はおうちに帰るぞ」


ぶりぶりざえもん「さあ! いくぞ『ヒレ煮込みぶりトン号』!!」ビシューーーン


絵里「ハラショー…なに今の?」


ことり「…車?」


海未「本当に謎が多いですね…」


穂乃果「よぉ~し、私達も練習しちゃおう!」


一同「おーー」


……。


~~とある街中~~


今日は少し範囲を広げてみるか


ふっふっふ…私の野望がそろそろ叶う時だな


カキカキカキ カキカキカキ カキカキカキ


ガサゴソ ガサゴソ ガサゴソ


カキカキカキ カキカキカキ カキカキカキ


ガサゴソ ガサゴソ ガサゴソ


カキカキカキ カキカキカキ カキカキカキ


まっていろ人間共め


……。


穂乃果「あっ、おかえり~ぶりぶりざえもん」


ぶりぶりざえもん「穂乃果よ、味噌汁は用意したか?」


穂乃果「豚丼だったよ?」


ぶりぶりざえもん「共食いさせる気か!!」


穂乃果「あっ! ごめんごめん!」


ぶりぶりざえもん「まぁいい、ところで今何をしていた?」


穂乃果「えっとね、突然なんだけどちょっと盛り上がるような振り付け思いついちゃったんだぁ」


ぶりぶりざえもん「ほう」


穂乃果「ちょっとみてて!」


穂乃果「うーーーん、えいっ!」タッタッタッタジャンプ


ぶりぶりざえもん「曲も変えたのだったな?」


穂乃果「うん! こっちのほうが良くない?!」


ぶりぶりざえもん「穂乃果よ、お前がどうなろうと知ったことではないがな」


ぶりぶりざえもん「勢いつけすぎると転ぶ可能性もあるということを忘れるでない」


穂乃果「どういう意味?」


ぶりぶりざえもん「さあな、海未やことりにでも訊くがいい」


ぶりぶりざえもん「私は少しはりきりすぎたようだ、睡眠を取らせてもらうぞ」


穂乃果「うん、おやすみ」ニコ


ぶりぶりざえもん「……」


……。

……………………………………………………………………





夢?


…ん、なんだお前か


ふん、私は恐怖の支配者だ


楽しんでたまるか、チクショウめ


お前こそなにをのんびりしている!


そろそろやるべきことがあるだろう!


そんな事、お前に言われなくてもわかっている


心配無用だ


私はぶりぶりざえもん……救いのヒーロー





……………………………………………………………………


~~ライブ当日~~


海未「ついにこの日が来ましたね」


希「せやなぁ…長いようで短かったなぁ」


凛「悔いのないようにしたいにゃ!」


花陽「私も、精一杯がんばるよ!」


ことり「いつも通りやれば…うぅん、いつも以上にがんばろうね!」


真姫「真姫ちゃんにかかれば観客なんて一ころよ」


にこ「今日みんなを、一番の笑顔にするわよぉ!」


絵里「そうね、みんなの思い、届けるわよ?」


花陽「そういえば、ぶりちゃんは…?」


真姫「さぁね、そこらへんぶらぶらしてるんじゃない?」


穂乃果「朝起きたらまたいなくなってたんだよなぁ」


海未「私達のライブ、見る気ないのでしょうか…」


ことり「見てほしいなぁ…」


希「みんな、そろそろ時間や」


絵里「少しだけ早く始めて、ぶりぶりざえもんがくる時間を稼ぐのもありね」


穂乃果「それがいい! そうしようよ!」


穂乃果「よぉし! 番号!」


穂乃果「1!」

ことり「2!」

海未「3!」

真姫「4!」

凛「5!」

花陽「6!」

にこ「7!」

希「8!」

絵里「9!」


穂乃果「いこう!!」


タッタッタッタッタッタッタッタ


ザワザワザワザワ


絵里「ハラショー…」


海未「なんですかこの人数…!」


穂乃果「みなさん、こんにちは!」


穂乃果「私達は音ノ木坂学院のスクールアイドル、『μ's』です」


穂乃果「私達はこの音ノ木坂学院も、スクールアイドルも大好きです!」


穂乃果「このメンバーで数々の困難を乗り切って、ついには廃校も阻止できました!」


穂乃果「そして、私達は……ラブライブで優勝して…」


穂乃果「全国一のスクールアイドルになると決めました!!」


オーーーーーー


穂乃果「そのための第一歩目の曲です! 聴いてください!」


「No brand girls」





~~~~♪


ぶりぶりざえもん「ふん、上出来ではないか」


ぶりぶりざえもん「……………」


ぶりぶりざえもん「また、きっとどこかで見られるよな?」


ぶりぶりざえもん「じゃあな、穂乃果」スゥゥ


ぶりぶりざえもん「! …そうか……これが………」スゥゥゥゥゥゥ


……。


凛「すごい人だかりだったにゃー!」


花陽「すごかったね、花陽すごい緊張しちゃった」


真姫「すごいしかいってないわね…まあ確かにすごかったけど…」


海未「私達の歌声、学校中に流れてましたね…校内放送でもしてたのでしょうか…」


絵里「生徒会ではそのようなことやるとは言ってなかったのだけれど…」


希「内緒でやってくれたみたいやね」


にこ「これは全部にこにーのファンね…凄かったけど…」


ことり「ぶりちゃん…みてくれたかなぁ…」


穂乃果「たぶん…ぶりぶりざえもんのおかげだよ…」


穂乃果「ほら、見て」ピラッ


海未「これはっ…ライブの宣伝?」


穂乃果「うん…」


穂乃果「私達が練習しているとき、いつもこれを配ったりしていたんだとおもう…」


絵里「…一人で?」


にこ「一人であの人数を集めたっていうの…?」


海未「ぶりぶりざえもん! どこにいるんですか!? 早く私達の前にでてきてくださいっ!」


真姫「そうよ! ライブは終わったんだしでてきたっていいじゃない?!」


ことり「二人ともっ落ち着いて! きっとその内戻ってくるよ…そうだよね? 穂乃果ちゃん?」


穂乃果「……うん」


……。


あれから数日、ぶりぶりざえもんは私達の前には一向に姿を現しませんでした


そして、生活が落ち着いてきた頃


穂乃果「あれ? 手紙が入ってる、なんだろう?」ペラッ




『トンテキMAX2000をひらけ』




穂乃果(この下手糞な字…、きっとぶりぶりざえもんだ!)


海未「穂乃果? どうしました?」


穂乃果「ごめん! 先帰る!」ダッ


ことり「どうしたんだろう? 穂乃果ちゃん?」


海未「さぁ?」


タッタッタ


穂乃果(ひょっとしたら家にいるかも! また会えるかも!!)


穂乃果「ただいま!!」


穂乃果「ぶりぶりざえもーん!!」


シーーン


穂乃果「ははっ……だよねぇ…」


穂乃果「そうだっ! ノートパソコンノートパソコン」ドタドタ


穂乃果「あったっ!」ブゥン


穂乃果「これは…」






===================

音ノ木坂学院   
        
アイドル部μ's  
===================


『RANK 004』  






穂乃果「………ぁ」


穂乃果「うそ……」



メールが届きました



穂乃果「………」カチ






『救い料:ひゃくおくまんえん』





穂乃果「ばかっ…!」ポロポロ


穂乃果「下にも何か書いてる…」コロコロ スゥーーー





『舞台は用意した、せいぜいがんばれ』





穂乃果「ふふ…素直じゃないんだから」ニコ




おわり

最近ぶたのヒヅメ見て書こうと思いました
お盆近しい皆様にも作者の臼井さん、声優の塩沢さんを思い出してほしいなと書きました
(ほんの少しで、メインはぶりぶりざえもんだけど)
>>81はお二人のウチどちらかと会話してる感じで書きました、そこは皆様で当てはめてください
他の作品に出てたらこんな感じでお助けしてるんじゃないかなって思いました
前回書いたSSで長すぎてグダってたので今回は短めにしました
皆様にとって適度な長さだったら幸いです
キャラ崩壊などしてて皆様が不快に思いましたのなら申し訳ないと思います

最後に一言

臼井さんのネーミングセンスはすばらしい!


以上

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