ユミル「ゴエンア」ヒストリア「壁の向こうに早く行こう」(48)

ユミル「お前、ダズ助ける気あるのか?」クリスタ「え?」
の続きです

※ネタバレ、キャラ崩壊(特に巨人組)注意
※サシャの戦闘力崩壊注意


前回までのあらすじ

ジャンの出番がなかった。

―――壁外 巨大樹の森

ベルトルト「…僕、ライナー、ユミル、ヒストリア、コニー、サシャの六人はウトガルド城にて獣の巨人をかっこよく倒した。そしてそのまま故郷へ攻め込もうとしたのだが…」

ライナー「獣の巨人に接触しないと帰れない事をうっかり忘れてて、倒してしまった事により故郷へ行く事が出来なくなってしまった」

ベルトルト「いわゆる迷子って奴だね」

ユミル「どうすんだよ…こんな年で迷子だなんて笑えねぇぞ」

ヒストリア「本当に笑えないよ。そんな大真面目な顔でバカみたいな事言わないでよ」

サシャ「あの~……お腹が空きました」

ヒストリア「はい、その辺にあったパン」

サシャ「パアアンッ!!神様アアッ!!」

コニー「おい待て、その辺にあったパンってなんだ」

ヒストリア「まあ、ちょっと真面目な話するけどさ…」

ユミル「私達はさっきから真面目な話をしている」

ヒストリア「ユミル達は真面目なつもりでも聞いてる方からしたらバカみたいだからやめて」

コニー「ヒストリア、ズバズバ言うようになったな」

サシャ「カッコいいです!」

ヒストリア「まぁね。私だって成長するんだから!」

ライナー「で、話ってなんだ?」

ヒストリア「どうせ故郷へ行けないならもう諦めよう」

ベルトルト「なんだってぇ!!」

ヒストリア「私、ロッド・レイスに会いに行こうと思ってるの」

ライナー「ロッド・レイス…確かヒストリアの父親か」

ヒストリア「私の過去は昨日話したでしょ?」

コニー「おう」

ユミル「お前…まさかレイス家に大人しく従う気なのか!!テメェ私との約束は忘れたのかこのやろう!!!」ガシッ

ヒストリア「はい!?いやいや違うから!とりあえず落ち着いて聞いて!ね!?」

ユミル「ヒストリア……雪山での事……もう忘れちまったかも知れないが……」

ヒストリア「いやいや覚えてるから!!それウトガルド城でも聞いたから!!ちょっと私の話も聞いて…」

―――回想 雪山


ヒストリア「え?待って!回想行っちゃうの!?」

コニー「とりあえず二人とも落ち着けよ」

ユミル「なんだよ、私はヒストリアに話が……」

ヒストリア「コニー、止めてくれてありがとう。で、続きだけど……私、自分の事も何も知らないじゃない。自分にどんな謎が隠されてるのか。レイスの目的が何か…」

ヒストリア「だから、ロッド・レイスに会って直接話を聞き出す」

サシャ「でも、それって危険なんじゃないですか?」

ヒストリア「うん、だから…あなた達5人にも、ついてきて欲しいなって思ってるんだけど……」

ヒストリア「ごめんね、ワガママに付き合わせるような事言って、無理ならいいんだ…」

ユミル「もちろんいいぞ、ヒストリア。親友だろ?」

ヒストリア「ユミル…うん!」

コニー「ここまで来たんだ。とことん付き合ってやるぜ」

サシャ「神様、護衛は任せてください!」

ヒストリア「コニー、サシャ…」

ライナー「俺もどこまでもついていこう。そしていつか結こ
ヒストリア「ありがとう、ライナー」

ベルトルト「僕も協力するよ。そしてついでにアニに会いに行くんだ!」

ヒストリア「頑張ってね、ベルトルト」

ユミル「ヒストリア…さっきは悪かった。突っ掛かって」

ヒストリア「いいよ……慣れてるし」

ユミル「ゴエンア」

ヒストリア「え?」

ユミル「あ、すまん、つい巨人語が」

ヒストリア(つい?)

ユミル「ちょっと待て…もう一度言わせてくれ…」

ユミル「ゴエンア」

ユミル「あれ?」

ヒストリア「うん、もういいから壁の向こうに早く行こう」

―――調査兵団本部

アルミン「…ヒストリア達六人はライナー達の故郷へ向かった…」

エレン「………」

ミカサ「大丈夫、エレン。あの六人なら…生きて帰って来る」

エレン「ああ…」

ミカサ「…ライナーやベルトルトにも、後で話を聞けばいい」

エレン「そうだな…」

アルミン(エレン…あの時、ライナーとベルトルトが……人類の仇である巨人だと知ったから…やはり気にしているのか)

アルミン「エレン……今はそれより、僕らは僕らのやるべきことに集中しよう」

エレン「だよな…考え事なんかしてる場合じゃないよな、二人とも」

アルミン「ああ…必ずみんな生きて帰ってく」

ヒストリア「ただいまー」ガチャッ

アルミン「帰って来んのはえぇな、オイ!?」

ライナー「よう、三人とも。元気なようで何よりだ」

ベルトルト「君たちも見てたろ?僕らの獣の巨人を倒す大活躍…」

エレン「………」

ライナー「ああ…、お前には謝らなければいかんな」

ベルトルト「そうだね。今までずっと正体を隠していてすまない…ごめんね」

ライナー「何を言っても許されないが……本当に悪かった」

エレン「…1つだけ聞かせろ。お前らは反省して…人類の為に戦う気はあるのか?」

ライナー「ああ」

ベルトルト「僕らは、人類の為に戦う!」

エレン「そうか……」

エレン「お前らは人類の仇だ…だが、だからこそ俺一人の勝手な感情でお前らに罰を与えるなんて出来ない。人類の為に命をかけて戦ってくれ」

ミカサ「エレンが大人になった」

ライナー「…そういえばアニは捕まってるんだよな」

エレン「ああ…あいつは、俺達調査兵団の前に現れた。まぁ、すぐに滑ってこけてたから全員で捕まえたがな」

ベルトルト「アニは昔からドジッ娘だからなぁ」

エレン「そして捕まった後は結晶に閉じ籠ってしまったんだ」

ライナー「滑ってこけて恥ずかしかったんだな」

ベルトルト「昔から恥ずかしいとよく結晶に閉じ籠ってたよね」

ミカサ「可愛いなオイ」

アルミン「ミカサ、しゃべり方おかしいよ」

エレン「…で、故郷へ向かったんじゃなかったのか?」

ユミル「それは話せばながくなるんだが…」

ヒストリア「いや、一言で済むよ。迷子で行けなくなったって」

エレン「はああ!?」

ライナー「ははは、恥ずかしいな」

ベルトルト「僕らも結晶に閉じ籠りたいね」

アルミン(迷子って…)

ヒストリア「で…私達は今度はレイス家に乗り込む事にしたの。その為の装備や道具を調査兵団から借りようと思って」

サシャ「さすが神様です!」

ヒストリア「死んだらダメだからちゃんと準備はしっかりしなきゃね」

コニー「頼りになるぜ!」

ユミル「ふっ…死にたがってた頃とは大違いだな、ヒストリア」

ヒストリア「え?いや…だから、それはね、ただのユミルの勘違いで……」

ユミル「胸はって生きろよ」ポンッ

ヒストリア「………。うん、ありがとう……もうそれでいいよ」

ハンジ「大変だあ!」バタンッ

エレン「ハンジさん、どうしたんですか!?」

ハンジ「ジャンが中央憲兵に捕まった!!」

アルミン「はあああ!?」

ヒストリア「なんでジャンが…何を企んでいるの?」

ハンジ「いや、ただ単にエレンと間違えたらしい」

―――回想
中央憲兵「見つけたぞ、エレンだ!」

ジャン「違う違う!俺はジャンだ…」

中央憲兵「この悪人面はエレンに間違いない!100%エレンだ!」

中央憲兵「大手柄だぜ!」

ジャン「違うっつてんだろうがあああああ!!!」ズルズル


ハンジ「ジャアアアアアアン!!!」
――――――――

ハンジ「って感じに拐われてしまった」

エレン「」

ハンジ「更にニックから聞いた話なんだが…レイスはエレンを食うつもりらしい…」

アルミン「つまり…このままだと…」

ハンジ「ジャンが間違えられて食べられてしまう!!!」

エレン「はああ!?」


ヒストリア「…もう突っ込みたい所が多すぎて何から突っ込めばいいのかわからないよ…」

ライナー「え?ナニから突っ込むって!?お前…//」タラー

ヒストリア「何を想像してるのライナー?いい加減にしなきゃぶっ飛ばすわよ」

コニー「やべえ…ヒストリアが本気でぶちギレそうだ…」

サシャ「あんな怖い神様初めてみました…」

ユミル「ったく…ジャンなんか食ってもどうにもならねぇぞ…」

エレン「どうしてそんな事に…俺とジャン全然似てないのに…馬面なのに」

ミカサ「中央憲兵はアホだと聞いた事はあるけどさすがに度を越している」

アルミン「まずいぞ…このままじゃ間違いでジャンが食べられてしまう。もしかしたら、馬の巨人の力を得る可能性だってあるんだ…どうしよう…いや、待てよ。もしかしたらここにいるジャンがエレンで拐われたジャンがエレンという可能性もある。もしそうなら人類の大ピンチだよ…いやでもこのエレンは馬面じゃないし」

ミカサ「アルミン、意味不明だし長い」

ヒストリア「はあ…なんかもう何もしてないのに疲れるよ…」

エレン「それはジャンが心配だからだよ」

ヒストリア「ごめん、正直それがよくわからない」

コニー「ヒストリア、頼まれたもんは用意出来たぞ!」

ベルトルト「これでアニに会いに行ける!」

ヒストリア「ん、ありがとう………よいしょ」ザッ


ヒストリア「…ユミル、コニー、サシャ、ライナー、ベルトルト…」


ヒストリア「壁の向こうに…早く行こう」


サシャ「って大丈夫ですか!?なんか疲れきった顔してますよ!?」

ユミル「お前まだ休んでた方が…」

ヒストリア「私はいいから!!早くしないとジャンが理不尽な目に!!」

ヒストリア「私よく理不尽な目に遭うからジャンの気持ちが分かるの!」

ユミル「わかったからとりあえず落ち着け!」

ライナー「ここまでヒストリアを疲れさせるとは…許せん、中央憲兵」

ユミル「ああ…ボコボコにしてやる」

ヒストリア「いや、私の疲れの原因の半分以上はユミルとライナーだけどね」

――――――

ヒストリア「…さて、どこに中央憲兵がいるかわからないから慎重に進もう」

ユミル「で、お前ちゃんとレイス家までの道はわかってるんだろうな」

ヒストリア「まあ自分の家だから大体は…地図でも確認したし」

ユミル「地図に書いてある場所が嘘って可能性もあるぞ」

ヒストリア「わかってるよ…その時は中央憲兵引っ捕らえて聞き出す」

ベルトルト「さすがだね、僕らなんか故郷の帰り方がわからないのに」

コニー「自分の家くらい馬鹿でもわかるだろ」

ベルトルト「…」

サシャ「まあ、仕方ないですよ。原作じゃまだ故郷出てないんですから」

ベルトルト「馬鹿、あっさりとそういう事言うんじゃない!!」

ヒストリア「もう…いつまでお喋りしてるの」

ライナー「昔の女神なクリスタも良かったが、今の勇敢な戦士って感じのヒストリアもいいな…ふっ」

ヒストリア「ところでさ…さっきから気になってるんだけど」

ユミル「なんだ」

ヒストリア「そこにいる何だか可哀想な格好したアルミンは何?」

アルミン「…ヒストリアの変装だよ…」

ユミル「お前の身代わりの為に無理やり女装させて連れてきた」

ヒストリア「いやいやいやいや、無理やりだなんて可哀想だよ。エレンとミカサの元に返してあげてよ」

ユミル「何言ってんだお前、アルミンだけじゃねえぞ」

ヒストリア「え?」

エレン(女装)「俺もいるぞ」

ミカサ(女装)「私も」

ヒストリア「どんだけ私の身代わり連れてきてんのよ!!?」

コニー「おい待て、ミカサ(女装)ってなんだよ」

ヒストリア「だいたいエレンも狙われてるのに何で私の身代わりにしちゃうのよ、危ないでしょ!!」

アルミン(女装)「君の言う通りだよ」

ミカサ(クリスタの格好)「でもエレンは以外とクリスタの格好が似合ってる」

ヒストリア「え?あ…うん」

エレン「ええ?」

ヒストリア「確かに、違和感はない…というかそのまま髪黒くしたお姉さんが昔どこかにいたような」

エレン(女装)「何言ってんだ、俺は早くこんなのやめたいよ」

ライナー「いや、アルミンもエレンもなかなかいいんじゃないか?俺の好みだぞ?なんてな、ははははは!!」

ミカサ(クリスタの格好)「あ゛?エレンとアルミンに変なことしたら削ぐぞオラ」

ライナー「待て待て冗談だ冗談!!本気にするな!!」

ヒストリア「ごめん私も本気かと思った」

ユミル「とにかく、これはお前の為なんだ。さっさと行くぞ」

ヒストリア「私の為とは言ってもさぁ…」

コニー「ユミルの世話焼きっぷりは凄いな」

サシャ「孫大好きなおばあちゃんみたいですね」

ユミル「聞こえたぞ芋女」ギロッ

サシャ「」

ライナー「む、待て…人の気配がするぞ」

ベルトルト「なんだってぇ!?」

ヒストリア「さっそく追っ手!?」

中央憲兵「お前たちは囲まれている、抵抗するな!」

中央憲兵「む、ヒストリアっぽい奴が四人いるぞ!!」

ユミル「ちっ、ヒストリア、エレン、ミカサ、アルミン、四方に逃げて奴等を分散させろ!」

ヒストリア「了解!」
エレン「行くぜ!」
ミカサ「任せて」
アルミン「ヒストリアの為だ…仕方ない!」

ライナー「そして、分散させた奴等を俺たちで叩く!」

ヒストリア(良かった…今回はユミルはちゃんとしてた。これなら行けるかも)

ヒストリア「…ん?」

中央憲兵(複数)「待てえええええ!!!」ズドドドドドドッ

ヒストリア「って、何で全員私んとこに向かってきてんのよおおおぉぉぉ!!?」ダダダダダダダッ


ユミル「ヒストリアアアアアアア!!!」

ベルトルト「大変だ、中央憲兵が全員本物のヒストリアを追ってる!!!」

ライナー「身代わり意味ねぇじゃねぇか!!!」

サシャ「今助けに行きます、神様!!」

コニー「ヒストリア……お前の運のなさは底無しだな」

ヒストリア「はあ……はあ…なんなのもう…いったい私が何したって言うの…」ダダダダダダダッ

中央憲兵「捕まえタッ!!」ガシッ

中央憲兵「うひょっ、めんこいのう」ガシッ

ヒストリア「ひいいいいい!?」バタバタ

サシャ「ふっ!!!」ギュルンッ

ビシュシュシュッ!!!

中央憲兵「ヤラレター!」ドサッ

ヒストリア「サシャ!」

サシャ「神様、このまま逃げてください!」

アルミン「凄い…サシャってあんなに強かったっけ…」

コニー「前に丸腰で巨人の相手してた時に狩猟民族の本能が目覚めたとかなんとか言ってたぞ」

ミカサ「あれは私より強い…」

エレン「もう訳わかんねぇな」

ヒストリア「でも…サシャを置いて逃げるなんて!」

サシャ(何で…こんなときに思い出すのは…取るに足らない、いつもの日常…)

ヒストリア「…サシャ?」

サシャ(そんな…思い出ばっかり)ニッ

ヒストリア「あの…サシャ?」

サシャ「ねえ、聞いて…大丈夫だから、この道を走って」

ヒストリア「え?」

サシャ「弱くてもいいから…あなたを助けてくれる人は必ずいる。すぐには会えないかも知れないけど…」

ヒストリア「はい?」

サシャ「それでも…会えるまで走って!」

ヒストリア「ん!?」

サシャ「さあ…行って!!」ドンッ

ヒストリア「きゃっ!」ドサッ

ザッ!!!

ギリギリッ…


サシャ「走らんかい!!」ギリッ

ヒストリア「いや、カッコいいけど色々と意味不明だよ!!!」

ユミル「とにかく前に進めって事だ!行け!」

コニー「あいつらの狙いはお前なんだ!」

ヒストリア「…わかった!後でちゃんと来てね!」ダッ


中央憲兵「待て待てヒストリア!おじさんとどこかへ遊びに行こうじゃないか!」

ヒストリア「ひっ、前からも!?」ビクッ

中央憲兵「ヒスちゃん…お金あげるからおじさんと遊ぼうよ……ね?」

ヒストリア「憲兵に突き出すぞコラッ!!!」

ライナー「ヒストリアに危害は加えさせん!俺が食い止めるから前へ進め!!」

ヒストリア「ライナー!!」

ベルトルト「さあ、行け!ヒストリア!そして僕の代わりにアニに会いに行ってくれ!!」

ヒストリア「それは自分で行きなさいね!!」

中央憲兵「ふっ!いいだろう!おじさんは男の子でもいけるんだ!」

ライナー「本当に気持ち悪いよ…」

ベルトルト「気の毒な人だ」

ヒストリア「頑張って二人とも!」ザッザッザッ

「デカくなりやがって…クリスタ」

ヒストリア「!!」ビクッ

ミカサ(女装)「…うっ!」ガクッ

アルミン(女装)「どうしたの、ミカサ!?」

ミカサ(クリスタの格好)「エレン…大変だ」

エレン「おい、大丈夫か!?」

ミカサ(クリスタイル)「私のアッカーマンが……何かに反応している」

エレン(女装)「いや、どういう事だよ」

「何やらアッカーマンをビリビリ感じると思って来てみたが…まさかクリスタに遭遇するとは」

ヒストリア「あなたは…あの時の」

ミカサ(クリスタ)「来た、奴から強烈なアッカーマンを感じる……私のアッカーマンが共鳴している!!」

エレン(女装)「もう何なんだよアッカーマンって」

ケニー「そう…俺はアッカーマン、ケニー・アッカーマン!!」ドオオオンッ

ケニー「憲兵様がヒストリアと愉快な仲間たちを引っ捕らえに来たぜぇ!!バアンッ バアンッ バアンッ!!!」

ヒストリア「ぐっ…腹立つ」

ユミル「なんだテメェは…ふざけやがって」

ユミル「バアンッ バアンッ!!!」

ヒストリア「いや真似しなくていいから!!!」

コニー「お、あのオッサンの構えかっけぇ!サシャもやろうぜ!!バアンッ バアンッ!!」

サシャ「バアンッ バアンッ!!」

ユミル「バアンッ バアンッ!!」

ヒストリア「ちょいコラーーッ!?」

ライナー「俺も負けねぇ…行くぞベルトルト!」
ベルトルト「ああ!」

ライナー「ヒストリアは渡さんぞ!俺の嫁だ!バアンッ!バアンッ!」

ベルトルト「アニに会わせろ!バキュウウウンッ!!」

ケニー「やるじゃねぇか!バアンッ!!バアンッ!!」

ユミル「バアンッ!バアンッ!」

ケニー「バキュウウウンッ!!」

ベルトルト「サッサッ!!」

ヒストリア「なんなのこれ」

コニー「ほら、ヒストリアも一緒に!バアンッ!バアンッ!」

ヒストリア「へ!?」

ユミル「お前も加勢しろ!」

サシャ「神様の力も必要なんです!!バアンッ!バアンッ!」

ケニー「まだまだあ!バアンッバアンッバアンッ!!」

ヒストリア「いや、口でバンバン言い合ってるだけじゃん」

ユミル「お前にはそうにしか見えないかもな…だがこれは真剣勝負なんだバアンッ!!!」

ケニー「おっと、シュバババンッ!!」

ヒストリア「………」

ユミル「ほら、早く!!!」

ヒストリア「ば……バアンッ……」///

ケニー「ぐわああああっ!!!」

ヒストリア「ひょえっ!!?」

サシャ「さすが神様です!!」

ケニー(吐血)「ぐふっ…はあ…はあ、やるじゃねぇか、さすがはレイスの娘と言ったところか」

ケニー「ごばああああっ!!?」

ヒストリア「え、ちょ…は!?」

ユミル「ヒストリア、トドメを刺せーー!!」

コニー「いっけえええええ!!」

ヒストリア「え…えと……」オロオロ

ヒストリア「ばっ…ばんっ……」

ケニー「ぐわああああっ!!!!!!」ゴロゴロゴロゴロ

ヒストリア「!!!?」ビクッ

ユミル「やったな、ヒストリア」ポンッ

ヒストリア「へ!?」

ケニー「ふっ……俺の敗けだぜヒス子……我が人生にいっぺんの悔いなし」ガクッ

ヒストリア「ふあっ!!?」

部下「……隊長…いつまで遊んでるのですか?それともやっと死んだんですか?」ザッザッ

ケニー「馬鹿言え、まだピンピンしてるぜ」」

隊長「そのまま吐血して出血多量になれば良かったのに」

ケニー「こいつはケチャップだよ」ゴシゴシ

ユミル「おい待て、お前負けただろ、倒れてろよ」

ケニー「そうだな、すまん倒れとくわ」ドサッ

隊長「そのまま一生眠ってても構いませんよ」

ヒストリア(もうついていけない)

部下「……隊長…いつまで遊んでるのですか?それともやっと死んだんですか?」ザッザッ

ケニー「馬鹿言え、まだピンピンしてるぜ」」

部下「そのまま吐血して出血多量になれば良かったのに」

ケニー「こいつはケチャップだよ」ゴシゴシ

ユミル「おい待て、お前負けただろ、倒れてろよ」

ケニー「そうだな、すまん倒れとくわ」ドサッ

部下「そのまま一生眠ってても構いませんよ」

ヒストリア(もうついていけない)

忙しくて更新出来ませんでした。
また更新していきます

ユミル「ケニー・アッカーマン…強敵だった」

コニー「俺達も危うくやられてしまうところだったな」

サシャ「でも神様…貴女のお陰様で勝てたんです」

ライナー「やはりヒストリアは女神だ」

ベルトルト「一生ついていくよ」

ミカサ(女装)「ヒストリア……貴女がアッカーマンだ」

ヒストリア「うん。なんかもう突っ込むのも疲れたよ」

エレン(女装)「早く行こうぜ」

ケニー「…」

ニヤッ…

ケニー「捕あああーーまえたーっ!!!」ガシッ!!!

アルミン(女装)「うわあああああ!!?」

ミカサ(女装)「アルミン!?」

エレン(女装)「まずい、アルミンが!!」

ユミル「てめえ、倒されたのにまた起き上がるとは卑怯だぞ!!」

ケニー「ふん、30日近くあれば回復するさ!!」

ヒストリア「!?」

ライナー「なるほど…前回の更新から30日近く経ってるからな」

ヒストリア「なんて滅茶苦茶な!!!」

コニー「てか元から元気だろうしな」

サシャ「口でバンバン言い合ってただけでしたからね」

ケニー「捕まえた…大人しく来いヒストリア」

アルミン(女装)「うわあああああ!!!」

ヒストリア「待ちなさい!!」

エレン(女装)「本物は俺…私だ!!」

ミカサ(女装)「いえ、私」

ケニー「ぬ、ヒストリアが四人!?どれが本物だ!?」

コニー「いや、分かれよ」

サシャ「何でしょうねあの人」

ヒストリア「二人とも急に冷静に突っ込み始めた」

ケニー「わかった、お前だな!!」ガシッ

ミカサ(女装)「私が選ばれた」

ヒストリア「ミカサ!!」

ミカサ(女装)「…私は大丈夫。後から来て」

エレン(女装)「!」

ケニー「ははは、ヒストリアはもらって行くぜ」バシュッ

ミカサ(女装)「わー捕まったー」(棒読み)

ヒストリア「ちょっと、ミカサが拐われるの黙って見てて良かったの!?」

エレン(女装)「ああ、あれでいいんだ」

アルミン(女装)「ミカサは、後から来てと言った。つまりわざと捕まりその後を僕らに追わせる事で奴等の拠点を見つけさせるという作戦なんだろう」

ヒストリア「ああ、なるほど」

エレン(女装)「ミカサの奴も頭が回るからな」

ミカサ(女装)(こうやって拐われればエレン王子様が助けに来てくれる)

―――レイス家

ジャン「…」

中央憲兵「エレン・イェーガー…正直に話せ。お前は本当に何も知らないのか?」」

ジャン「いやだから俺はエレンじゃな
中央憲兵「しらばっくれるな!!!」ドンッ

ジャン「!?」ビクッ

中央憲兵「お前みたいな悪人面がそうそういるか…嘘ついてもバレてるんだよ、エレン」

ジャン(こういう奴って本当に面倒くさい)


ミカサ(女装)「え、エレン!?どこ!?」バッ

ジャン「うわあ!?」ビクッ

ケニー「ヒストリアを捕らえたぞ」

中央憲兵「お疲れ様です。お前がヒストリアか」

ミカサ(女装)「ええ、私がヒストリア。特技は肉を削ぐこと」

ジャン「み、ミカ…」

ジャン(…!いや、ヒストリアの変装をしてるのか。まあ、突っ込みたいとこは色々があるが…)

ジャン「ヒストリア…お前も捕まったのか」

ミカサ(女装)「ええ、捕まってしまった、とてもとても大変」

中央憲兵「エレンとヒストリアが揃った、これでロッド様もお喜びになる!!」

ミカサ(女装)「は?エレンはこんな馬面じゃない」

ジャン「…」

ケニー「ヒストリア、ロッド・レイスが来たぜ」

ミカサ(除草)「!」

ロッド「おお、ヒストリア…久しぶりだ…」ザッザッ

ミカサ(女装)「…」

ジャン「…」

ロッド「ヒストリア…今まで済まなかった」ギュッ

ミカサ(除草)「…」

ミカサ(女装)「会いたかったよパピー」(棒読み)

ロッド「ああ…私も会いたかったよ」

ロッド「…立派な腹筋になったな、ヒストリア」

ミカサ(女装)「訓練の成果」

ロッド「ヒストリアが数年ぶりに帰宅したんだ!ちゃんともてなせ、風呂と料理の準備をしろ!」

中央憲兵「あいあいさー!」

ミカサ(女装)「何だか凄く歓迎されている」

ケニー「エレンは?」

ロッド「どうせ食っちゃうから雑草でも食わしときなよ。馬面だし」

ジャン「てめえ後でぶっ飛ばす!!!」ギシッギシッ

ケニー「ほう、噂通りキレやすいガキなんだな」

ジャン「あんな事言われたら誰でもキレるわ!!!」


黒髪「え、ヒストリアが帰ってきた!?」

中央憲兵「はい、今は入浴中で…」

黒髪「ヒストリアーー!!ずっと会いたかったよー!!!」バタバタ


―――――

チャポーン……

ミカサ(女装)「ふう…いい塩梅の湯加減。これでエレンが助けに来てくれたら文句なし」

黒髪「ヒストリアーー!!お姉ちゃんだよ、お帰りー!!!」ガチャッ

ミカサ(女装)「ええ、ただいま」

黒髪「ってうわ!!腹筋スゴッ!!?」

ポロッ…

ミカサ「あ、カツラが取れてしまった」

黒髪「ギャアアアアアア!?!?」

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